JP2020188995A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】脱水時の振動が低減されやすいドラム式洗濯機を提供する。【解決手段】ドラム式洗濯機1は、筐体10内に配置された外槽20と、外槽20内に配置され、水平な回転軸Pの周りに回転可能なドラム23と、ドラム23を駆動するための駆動モータ30と、回転軸Pを周回するようにドラム23に設けられた円環状の収容部材100と、収容部材100内に周方向に並ぶように満杯な状態で収容された複数のボール200と、収容部材100よりも外周側に位置するようにドラム23に設けられ、ドラム23の回転により生じる遠心力によって収容部材100から排出されたボール200が溜められる貯留部材300と、収容部材100から貯留部材300へのボール200の移動が可能な第1状態と、不可能な第2状態との間で切り替えを行う切替ユニット400と、駆動モータ30および切替ユニット400の動作を制御する制御部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ドラム式洗濯機に関する。かかるドラム式洗濯機は、洗濯から乾燥まで連続的に行うものであっても良いし、洗濯は行うが乾燥は行わないものであっても良い。
従来、ドラム式洗濯機では、ドラム内に偏心荷重によるアンバランスが生じている状態で脱水が行われ、ドラムが高速に立ち上げられると、機器本体に振動が生じやすい。特に、ドラムが共振回転速度を通過する際には、共振により機器本体が大きく振動しやすい。
このような脱水時の振動を低減させるため、ドラム内にボールバランサシステムが設けられたドラム式洗濯機が、たとえば、特許文献1に記載されている。ボールバランサシステムは、いわゆるパッシブバランサであり、ドラムの側周部に取り付けられた管状の案内部材と、案内部材の内部に嵌り込んで周方向に転動する複数の金属製ボールとを含む。ドラムが共振回転速度を通過する際、案内部材の内部では、自動的に、複数の金属製ボールが偏心荷重と対向する位置に移動する。これにより、ドラム内でのアンバランスが低減され、その後の脱水時において機器本体の振動が低減する。
特開2010−125083号公報
しかしながら、パッシブバランサである上記バランサシステムでは、ドラムが共振回転速度に近づく前の段階において、複数の金属製ボールが偏心荷重の対向位置に移動する現象が生じにくく、アンバランスが低減されにくい。よって、上記バランサシステムを有するドラム式洗濯機では、ドラムが共振回転速度を通過する際、アンバランスの低減が遅れがちになるために、共振回転速度での機器本体の共振による振動を十分に低減することが難しい。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、脱水時の振動が低減されやすいドラム式洗濯機の提供を目的とする。
本発明の主たる態様に係るドラム式洗濯機は、筐体内に配置された外槽と、前記外槽内に配置され、水平な回転軸または水平方向に対して傾斜する回転軸の周りに回転可能なドラムと、前記ドラムを駆動するための駆動部と、前記回転軸を周回するように前記ドラムに設けられた円環状の収容部と、前記収容部内に周方向に並ぶように満杯な状態で収容された複数のボールと、前記収容部よりも外周側に位置するように前記ドラムに設けられ、前記ドラムの回転により生じる遠心力によって前記収容部から排出された前記ボールが溜められる貯留部と、前記収容部から前記貯留部への前記ボールの移動が可能な第1状態と、不可能な第2状態との間で切り替えを行う切替部と、前記駆動部および前記切替部の動作を制御する制御部と、を備える。
なお、請求項1において、「満杯な状態」とは、ほぼ満杯な状態を含む概念である。
上記の構成によれば、ドラムの回転数が共振回転数よりも十分に低い状態において、収容部に収容されたボールを、ドラムの回転による遠心力を利用して偏心荷重とはドラムの反対側にある貯留部に貯留させ、ドラム内の偏心荷重を低減させることができる。これにより、ドラムの回転数が共振回転数を通過する際の外槽等の振動を良好に抑制することができる。
本態様に係るドラム式洗濯機において、前記貯留部には、その内部に、一端部に前記ボールが出入りする出入口を有して当該一端部から他端部へと前記ドラムの軸線方向へ延びる少なくとの一つの貯留室が設けられ得る。この場合、前記貯留室には、前記回転軸側を向く第1内面と当該第1内面と対向する第2内面とが前記ドラムの径方向に並ぶように形成され、前記第1内面は、前記一端部から前記他端部に向かうに従って前記回転軸から遠くなるように傾斜する。
上記の構成によれば、貯留室内で遠心力により第1内面に接したボールが、遠心力の分力を受けて貯留室の出入口側から奥側へと移動しやすくなる。これにより、収容部からのボールを円滑に貯留部に貯留させることが可能となる。
上記の構成とされた場合、さらに、前記第2内面は、前記貯留部が前記ドラムの上部に位置する状態において前記他端部から前記一端部に向かうに従って低くなるように傾斜するような構成とされ得る。
このような構成とされれば、貯留部をドラムの上部に位置させるようにしてボールを収容部に戻す際に、第2内面上を出入口に向けてボールが転がりやすくなる。これにより、貯留部からボールを円滑に排出させて収容部に戻すことが可能となる。
本態様に係るドラム式洗濯機において、前記貯留部に貯留された前記ボールが前記収納部に戻される際、前記制御部は、前記貯留部が前記ドラムの上部に位置する状態で前記第1状態となるよう前記切替部を切り替えた後、前記駆動部により前記ドラムを揺動させるような構成とされ得る。
このような構成とされれば、ドラムが揺動することにより、収容部内に戻ってきたボールが、その出入口の近傍部分で引っ掛かって詰まるようなことが生じにくくなる。よって、貯留部からのボールを円滑に収容部に戻すことが可能となる。
本発明によれば、脱水時の振動が低減されやすいドラム式洗濯機を提供できる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施形態の説明によりさらに明らかとなろう。ただし、以下の実施形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
図1は、実施の形態に係る、ドラム式洗濯機の構成を示す側面断面図である。 図2は、実施の形態に係る、バランシング機構の正面図である。 図3は、実施の形態に係る、バランシング機構の要部の斜視図である。 図4(a)は、実施の形態に係る、図2のA−A´線で切断した、バランシング機構の要部の側面断面図であり、図4(b)は、実施の形態に係る、図2のB−B´線で切断した、貯留部材の側面断面図であり、図4(c)は、実施の形態に係る、図2のC−C´線で切断した、貯留部材の側面断面図である。 図5(a)は、実施の形態に係る、図4(a)のD−D´線で切断した、貯留部材の正面断面図であり、図5(b)は、実施の形態に係る、図4(b)のE−E´線で切断した、貯留部材の正面断面図である。図5(c)は、実施の形態に係る、図5(a)のF−F´線で切断した、貯留部材の要部の平面断面図であり、図5(d)は、実施の形態に係る、図5(b)のG−G´線で切断した、貯留部材の要部の平面断面図である。 図6は、実施の形態に係る、切替ユニットを構成する切替レバーの斜視図である。 図7は、実施の形態に係る、切替ユニットを構成する3つの開放切替装置と閉塞切替装置とが装着された外槽の正面断面図である。 図8(a)および(b)は、実施の形態に係る、外槽に装着された状態の開放切替装置の平面図であり、図8(c)および(d)は、実施の形態に係る、外槽に装着された状態の閉塞切替装置の平面図である。 図9(a)ないし(c)は、実施の形態に係る、開放切替装置による切替レバーの開操作について説明するための図であり、図9(d)ないし(f)は、実施の形態に係る、閉塞切替装置による切替レバーの閉操作について説明するための図である。 図10は、実施の形態に係る、ドラム式洗濯機の構成を示すブロック図である。 図11は、実施の形態に係る、中間および最終の脱水工程での制御部による制御動作を示すフローチャートである。 図12(a)は、実施の形態に係る、ドラムが偏心検出回転数で回転しているときのバランシング機構の様子を模式的に示す図であり、図12(b)は、実施の形態に係る、ドラムが調整可能回転数で回転する状態でシャッターが開かれたときのバランシング機構の様子を模式的に示す図である。 図13(a)は、実施の形態に係る、貯留部材にボールが貯留された後のバランシング機構の様子を模式的に示す図であり、図13(b)は、実施の形態に係る、バランシング機構の収容部材とボールがバッシブバランサとして機能する様子を模式的に示す図である。 図14は、実施の形態に係る、戻し工程での制御部による制御動作を示すフローチャートである。 図15は、実施の形態に係る、戻し工程におけるバランシング機構の様子を模式的に示す図である。
以下、本発明のドラム式洗濯機の一実施形態である乾燥機能を有さないドラム式洗濯機について、図面を参照して説明する。
図1は、ドラム式洗濯機1の構成を示す側面断面図である。
ドラム式洗濯機1は、方形状の筐体10を備える。筐体10の前面には、中央部に、洗濯物が投入される円形の投入口11が形成される。投入口11は、開閉自在なドア12により覆われる。
筐体10内には、外槽20が、複数のダンパー21とスプリング22とにより弾性的に支持される。外槽20内には、ドラム23が回転自在に配される。ドラム23は、水平な回転軸Pの周りに回転する。ドラム23は、前面に円形の開口部23aを有し、外槽20は、ドラム23の開口部23aの前方に円形の開口部20aを有する。外槽20の開口部20aは、投入口11に対向し、投入口11ともにドア12により閉鎖される。外槽20の開口部20aの周縁部20bと筐体10の投入口11の周縁部11aは、弾性材料からなる環状のパッキン24により連結される。
ドラム23の内周面には、多数の脱水孔23bが形成される。また、ドラム23の内周面には、周方向に等しい間隔で、3つのバッフル25が設けられる。各バッフル25は、ほぼ三角柱形状を有し、ドラム23の軸線方向に延び、内部が中空となっている。
外槽20の後方には、ドラム23を駆動するトルクを発生させる駆動モータ30が配される。駆動モータ30は、たとえば、アウターロータ型のDCブラシレスモータであり、ロータ(図示せず)がドラム23のシャフト26に直結される。駆動モータ30が一回転すると、ドラム23が一回転する。駆動モータ30は、洗い工程およびすすぎ工程時には、ドラム23を、ドラム23内の洗濯物に加わる遠心力が重力より小さくなる回転数で回転させる。一方、駆動モータ30は、脱水工程時には、ドラム23を、ドラム23内の洗濯物に加わる遠心力が重力よりはるかに大きくなる回転数で回転させる。駆動モータ30は、本発明の駆動部に相当する。
外槽20の底部には、排水口部20cが形成される。排水口部20cには、排水バルブ40が設けられる。排水バルブ40は、排水ホース41に接続される。排水バルブ40が開放されると、外槽20内に溜められた水が排水ホース41を通じて機外に排出される。
筐体10内の前方上部には、洗剤ボックス50が配される。洗剤ボックス50には、洗剤が収容される洗剤容器50aが前方から引き出し自在に収容される。洗剤ボックス50は、筐体10内の後方上部に配された給水バルブ51に、給水ホース52によって接続される。また、洗剤ボックス50は、外槽20の上部に、注水管53により接続される。給水バルブ51が開放されると、水道栓から水道水が、給水ホース52、洗剤ボックス50および注水管53を介して注水口54から外槽20内に供給される。この際、洗剤容器50aに収容された洗剤が、水に押し流れて外槽20内に供給される。
外槽20内には、バランシング機構60が設けられる。バランシング機構60は、脱水工程においてドラム23内に偏心荷重によるアンバランスが生じた場合に、アンバランスを低減させて外槽20や筐体10の振動を防止するためのものである。バランシング機構60は、収容部材100と、複数のボール200と、3つの貯留部材300と、切替ユニット400とを含む。収容部材100は、本発明の収容部に相当し、貯留部材300は、本発明の貯留部に相当し、切替ユニット400は、本発明の切替部に相当する。
以下、バランシング機構60について、詳細に説明する。
図2は、バランシング機構60の正面図である。図3は、バランシング機構60の要部の斜視図である。図4(a)は、図2のA−A´線で切断した、バランシング機構60の要部の側面断面図であり、図4(b)は、図2のB−B´線で切断した、貯留部材300の側面断面図であり、図4(c)は、図2のC−C´線で切断した、貯留部材300の側面断面図である。図5(a)は、図4(a)のD−D´線で切断した、貯留部材300の正面断面図であり、図5(b)は、図4(b)のE−E´線で切断した、貯留部材300の正面断面図である。図5(c)は、図5(a)のF−F´線で切断した、貯留部材300の要部の平面断面図であり、図5(d)は、図5(b)のG−G´線で切断した、貯留部材300の要部の平面断面図である。なお、図2には、便宜上、ドラム23と3つのバッフル25とが破線にて示されている。また、図2では、ボール収容部110の一部が切り欠かれ、内部のボール200が見える状態となっている。
収容部材100は、ほぼ円環状を有し、ドラム23の回転軸Pを周回するようにドラム23の後壁部23cの外面に設けられる。収容部材100は、たとえば樹脂材料により形成され、ボール収容部110と、3つのボール出入口部120と、3つのレバー保持部130と、3つの取付部140とを含む。
ボール収容部110は、ほぼ円環状を有する。ボール収容部110の内部には、複数のボール200が周方向に並ぶように満杯な状態、即ち、内部全体が複数のボール200で埋め尽くされて新たなボール200が追加できない状態で収容される。複数のボール200は、たとえば金属製であり、ボール収容部110内を移動することができる。ボール収容部110内には、ボール200同士の衝突により生じる音の低減などを目的として、シリコンオイルOLが充填される。
3つのボール出入口部120は、ボール収容部110の外周面に、ほぼ等間隔、即ち、ほぼ180度の間隔で設けられる。各ボール出入口部120は、ボール収容部110から放射方向に延びた後に前方に屈曲する形状を有する。
各ボール出入口部120の内部には、ボール収容部110に対して出入りするボール200が通る出入通路121が設けられる。出入通路121は、ボール収容部110に形成された出入口111に繋がる。出入通路121は、ボール出入口部120と同様、出入口111から放射方向に延びた後に前方に屈曲する形状を有する。出入通路121における出入口111の近傍は側方に膨出し、この膨出部が退避部122となる。
各ボール出入口部120の先端部には、円筒状の接続口123が設けられる。接続口123は、ドラム23の後壁部23cに形成された、図示しない挿入口に挿入されてドラム23の内部に露出する。
3つのレバー保持部130は、3つのボール出入口部120に隣接して設けられる。各レバー保持部130には、切替ユニット400の一部である切替レバー410が保持される。
3つの取付部140は、ボール収容部110の内周面であって、ボール収容部110の周方向において3つのボール出入口部120と同じ位置に設けられる。収容部材100は、3つの取付部140がドラム23の後壁部23cにネジ等で止められることにより、ドラム23の後壁部23cに固定される。
3つの貯留部材300は、たとえば、樹脂材料により形成され、3つのバッフル25の内部に配置される。3つの貯留部材300は、収容部材100よりも外周側に位置する。貯留部材300には、ドラム23の回転により生じる遠心力によって収容部材100から排出されたボール200が溜められる。このように、貯留部材300がバッフル25の内部に配置されることにより、貯留部材300が設けられることでドラム23の内部の容積が小さくなってしまうことが防止される。
各貯留部材300の内部には、ドラム23の軸線方向に延びる第1貯留室310と第2貯留室320と第3貯留室330とが、ドラム23の周方向に並ぶように設けられる。これら貯留室310、320、330は、細長い斜角柱状に形成され、前端面311、321、331、後端面312、322、332、第1側面313、323、333、第2側面314、324、334、第3側面315、325、335および第4側面316、326、336を有する。第1側面313、323、333と第2側面314、324、334はドラム23の径方向に並び、互いに対向する。第3側面315、325、335と第4側面316、326、336はドラム23の周方向に並び、互いに対向する。第1側面313、323、333は回転軸P側を向き、第2側面314、324、334は回転軸Pと反対側を向く。第1貯留室310の第4側面316と第2貯留室320の第3側面325が隣り合い、第2貯留室320の第4側面326と第3貯留室330の第3側面335とが隣り合う。
なお、第1貯留室310、第2貯留室320および第3貯留室330は、本発明の貯留室に相当する。また、第1側面313、323、333は、本発明の第1内面に相当し、第2側面314、324、334は、本発明の第2内面に相当する。
第1貯留室310の後端部には、後端面312が開口することにより、第1貯留室310へボール200が出入りする出入口317が形成される。また、第1貯留室310と第2貯留室320の前端部には、第1貯留室310の第4側面316と第2貯留室320の第3側面325を貫通し、第1貯留室310と第2貯留室320とを連通する連通口327が形成される。連通口327は、第2貯留室320へボール200が出入りする出入口327となる。さらに、第2貯留室320と第3貯留室330の後端部には、第2貯留室320の第4側面326と第3貯留室330の第3側面335を貫通し、第2貯留室320と第3貯留室330とを連通する連通口337が形成される。連通口337は、第3貯留室330へボール200が出入りする出入口337となる。
図4(a)に示すように、第1貯留室310において、第1側面313および第2側面314は、後端部から前端部に向かうに従って回転軸Pから遠くなるように傾斜する。また、図4(b)に示すように、第2貯留室320において、第1側面323および第2側面324は、前端部から後端部に向かうに従って回転軸Pから遠くなるように傾斜する。さらに、図4(c)に示すように、第3貯留室330において、第1側面333および第2側面334は、後端部から前端部に向かうに従って回転軸Pから遠くなるように傾斜する。
図5(a)に示すように、第1貯留室310および第2貯留室320の前端部において、それらの第1側面313、323の一部とそれらの第2側面314、324の一部は、第1貯留室310側から第2貯留室320側に向かうに従って回転軸Pから遠くなるように傾斜する。また、図5(b)に示すように、第2貯留室320および第3貯留室330の後端部において、それらの第1側面323、333の一部とそれらの第2側面324、334の一部は、第2貯留室320側から第3貯留室330側に向かうに従って回転軸Pから遠くなるように傾斜する。
第1貯留室310の第3側面315と前端面311には、第1貯留室310の後端部側から前端部側へと延びた後に屈曲し出入口327側へと延びるリブ318が形成される。また、第2貯留室320の前端面321には、リブ318に続き第4側面326側へと延びるリブ328が形成される。図5(c)に示すように、リブ318は、第3側面315および前端面311に対して斜めとなる端面318aを第3側面315と前端面311との角部に有する。また、リブ328は、前端面321および第4側面326に対して斜めとなる端面328aを前端面321と第4側面326との角部に有する。なお、2つの端面318a、328aは、円弧状に形成されてもよい。
第2貯留室320の第3側面325と後端面322には、第2貯留室320の前端部側から後端部側へと延びた後に屈曲し出入口337側へと延びるリブ329が形成される。また、第3貯留室330の後端面332には、リブ329に続き第4側面336側へと延びるリブ338が形成される。図5(d)に示すように、リブ329は、第3側面325および後端面322に対して斜めとなる端面329aを第3側面325と後端面322との角部に有する。また、リブ338は、後端面322および第4側面336に対して斜めとなる端面338aを後端面322と第4側面326との角部に有する。なお、2つの端面329a、338aは、円弧状に形成されてもよい。
第3貯留室330の第3側面335には、第3貯留室330の後端部側から前端部側へと延びるリブ339が形成される。
このようにして、貯留部材300の内部に形成された、第1貯留室310の後端部の出入口317から第3貯留室330の前端部にかけてのボール200が移動しつつ溜められる貯留空間は、つづら折りの形状となり、第3貯留室330の前端部側、即ち貯留空間の奥側へと向かうに従って回転軸Pから遠くなっていくことになる。
各貯留部材300の後部には、外周面が円形である接続口340が設けられる。接続口340の外周面には、Oリング341が装着される。接続口340は、収容部材100のボール出入口部120の接続口123に接続される。これにより、第1貯留室310の出入口317がボール出入口部120の出入通路121に繋がる。
第1貯留室310、第2貯留室320、第3貯留室330および出入通路121にも、ボール収容部110と同様に、シリコンオイルOLが充填される。貯留部材300の接続口340とボール出入口部120の接続口123との間は、Oリング341によりシールされているので、これらの間からのシリコンオイルOLの漏れが防止される。
各貯留部材300には、2つの円筒状の取付ボス350が設けられる。貯留部材300は、これら取付ボス350を用いたネジ止めにより、ドラム23の周壁部23dに固定される。
図6は、切替ユニット400を構成する切替レバー410の斜視図である。図7は、切替ユニット400を構成する3つの開放切替装置420と閉塞切替装置430とが装着された外槽20の正面断面図である。図8(a)および(b)は、外槽20に装着された状態の開放切替装置420の平面図であり、図8(c)および(d)は、外槽20に装着された状態の閉塞切替装置430の平面図である。なお、図8(a)ないし(d)では、外槽20が断面図で描かれている。
切替ユニット400は、収容部材100から貯留部材300へのボール200の移動が可能な第1状態と、不可能な第2状態との間で切り替えを行う。第1状態は、収容部材100の出入口111が開放される開放状態であり、第2状態は、出入口111が切替レバー410のシャッター412により閉塞される閉塞状態である。
切替ユニット400は、3つの切替レバー410と、3つの開放切替装置420と、閉塞切替装置430とを含む。
図6に示すように、各切替レバー410は、円筒状のレバー軸411を備える。レバー軸411の下端には、外方へ延び出すシャッター412が設けられる。また、レバー軸411の上面には、先端部側が外方へ突出する閉塞レバー413が設けられる。さらに、レバー軸411の外周面には、外方へ突出する開放レバー414が設けられる。開放レバー414の高さ位置は、切替レバー410ごとに異なる。即ち、開放レバー414は、切替レバー410ごとに、図6に実線と2つの破線で示される3つの位置うちの何れかの位置に形成されることになる。レバー軸411の下部には、外周面にOリング415が装着される。
図2および図3に示すように、各切替レバー410は、収容部材100のそれぞれ対応するレバー保持部130に、レバー軸411を中心に回動可能となるよう保持される。レバー軸411の下部とシャッター412とがレバー保持部130の内部に収容される。シャッター412は、図4(a)の実線に示すような、出入通路121内に存在し出入口111を閉塞する開放位置と、図4(a)の破線に示すような、退避部122に存在し出入口111を開放する閉塞位置との間を、レバー軸411の回動に応じて移動する状態となる。レバー軸411とレバー保持部130との間がOリング415によりシールされているので、出入通路121に充填されたシリコンオイルOLが外部に漏れ出すことが防止される。
図7に示すように、3つの開放切替装置420と閉塞切替装置430は、外槽20の後壁部20dに、外槽20の周方向に並ぶように装着される。切替レバー410ごとに開放レバー414の位置が異なるため、各開放切替装置420の外槽20の径方向における位置は、それぞれに対応する切替レバー410の開放レバー414を開操作できる位置とされる。このため、各開放切替装置420は、自身に対応しない切替レバー410の開放レバー414を開操作できない。一方、閉塞切替装置430の外槽20の径方向における位置は、3つ全ての切替レバー410の閉塞レバー413を閉操作できる位置とされる。
なお、開操作は、切替レバー410を回動させて閉塞位置にあるシャッター412を開放位置に移動させる操作である。また、閉操作は、切替レバー410を回動させて開放位置にあるシャッター412を閉塞位置に移動させる操作である。
図8(a)および(b)に示すように、各開放切替装置420は、操作体421と、Oリング422と、ナット423と、ボルト424と、軸継手425と、モータ426とを含む。
操作体421は、先端部421aがほぼ三角の板状を有し、中間部421bがほぼ円柱状を有し、基端部421cがほぼ四角柱状を有する。中間部421bの外周面に、Oリング422が装着される。操作体421の内部には、ボルト424が挿入される挿入孔427が形成され、この挿入孔427の途中にナット423が配置される。ナット423にはボルト424がねじ込まれ、操作体421から後方に突出したボルト424の端部が軸継手425によりモータ426のモータ軸426aと連結される。
外槽20の後壁部20dには、円筒状の貫通孔27が設けられ、この貫通孔27に操作体421の先端部421aおよび中間部421bが挿入される。Oリング422は、貫通孔27の内周面に接触する。貫通孔27から後方に一対のガイドリブ28が延び出し、これらガイドリブ28に、操作体421の基端部421cの両側面が挟み込まれる。外槽20には、貫通孔27の左右両側に取付ボス29が設けられる。モータ426の左右のフランジ部426bが、ネジ440によって左右の取付ボス29に取り付けられる。
図8(c)および(d)に示すように、閉塞切替装置430は、操作体431と、Oリング432と、ナット433と、ボルト434と、軸継手435と、モータ436とを含む。操作体431は、先端部431aと中間部431bと基端部431cとで構成され、内部に挿入孔437を有する。モータ436は、モータ軸436aと、左右のフランジ部436bとを含む。
閉塞切替装置430の構成は、操作体431の先端部431aの左右の向きが、開放切替装置420の操作体421の先端部421aの左右の向きと反対である点を除き、開放切替装置420の構成と同様である。
開放切替装置420および閉塞切替装置430において、図8(a)および(c)に示すような、操作体421、431の先端部421a、431aが貫通孔27に挿入された状態から、モータ426、436が正転し、ボルト424、434が、ナット423、433にねじ込まれる方向と逆方向に回転すると、操作体421、431が前方に移動し、図8(b)および(d)に示すように、操作体421、431の先端部421a、431aが貫通孔27から外槽20の内部に突出する。反対に、操作体421、431の先端部421a、431aが貫通孔27から外槽20の内部に突出した状態から、モータ426、436が逆転し、ボルト424、434が、ナット423、433にねじ込まれる方向に回転すると、操作体421、431が後方に移動し、先端部421a、431aが貫通孔27に挿入される。
操作体421、431と貫通孔27との間がOリング422、432によってシールされているため、外槽20内の水が貫通孔27を通って外部に漏れ出すことが防止される。
図9(a)ないし(c)は、開放切替装置420による切替レバー410の開操作について説明するための図であり、図9(d)ないし(f)は、閉塞切替装置430による切替レバー410の閉操作について説明するための図である。なお、図9(a)ないし(f)には、便宜上、外槽20の後壁部20dの内面が一点鎖線により示されている。
まず、開放切替装置420による切替レバー410の開操作について説明する。
閉塞状態では、切替レバー410のシャッター412が、図4(a)の実線で示す閉塞位置にある。このとき、図9(a)に示すように、切替レバー410は、開放レバー414が閉塞レバー413よりも外槽20の後壁部20d側に張り出す状態となっており、開放切替装置420の操作体421の先端部421aは、外槽20の内部に突出していない。脱水工程の際、収容部材100は、実線矢印に示すように、ドラム23とともに、ドラム23を正面から見て右回りに回転する。
閉塞状態から開放状態に切り替えられる際には、操作体421の先端部421aが外槽20の内部に突出する。この状態で、切替レバー410が操作体421の位置を通過すると、図9(b)に示すように、開放レバー414が、先端部421aにおける収容部材100の回転方向に垂直な端面に当接して回転方向と反対方向に押され、切替レバー410が図9(b)の破線矢印の方向に回転して図9(c)に示す位置に至る。これにより、切替レバー410のシャッター412が、図4(a)の破線で示す開放位置へ移動する。その後、開放切替装置420では、操作体421が元の位置に戻される。
次に、閉塞切替装置430による切替レバー410の閉操作について説明する。
開放状態では、切替レバー410のシャッター412が開放位置にある。このとき、図9(d)に示すように、切替レバー410は、閉塞レバー413が開放レバー414よりも外槽20の後壁部20d側に張り出す状態となっており、閉塞切替装置430の操作体431の先端部431aは、外槽20の内部に突出していない。
開放状態から閉塞状態に切り替えられる際には、収容部材100がドラム23とともに回転している状態において、操作体431の先端部431aが外槽20の内部に突出する。このような状態で、切替レバー410が操作体431の位置を通過すると、図9(f)に示すように、閉塞レバー413が、先端部431aにおける収容部材100の回転方向に対して傾斜する端面に当接する。閉塞レバー413の先端部は、切替レバー410の回転中心よりも回転方向側に位置しており、閉塞レバー413が先端部431aの傾斜する端面に案内されることによって、切替レバー410が、図9(e)の破線矢印の方向に回転して図9(f)に示す位置に至る。これにより、切替レバー410のシャッター412が閉塞位置へ移動する。その後、閉塞切替装置430では、操作体431が元の位置に戻される。
図10は、ドラム式洗濯機1の構成を示すブロック図である。
ドラム式洗濯機1は、上述した構成に加え、制御部501、記憶部502、操作部503、水位センサ504、基準位置検出部505、モータ駆動部506、給水駆動部507、排水駆動部508および切替駆動部509を備える。
操作部503は、電源ボタン503a、スタートボタン503b、コース選択ボタン503cを含む。電源ボタン503aは、ドラム式洗濯機1の電源を投入および遮断するためのボタンである。スタートボタン503bは、運転をスタートさせるためのボタンである。コース選択ボタン503cは、洗濯運転に係る複数の洗濯コースの中から任意の洗濯コースを選択するためのボタンである。操作部503は、ユーザに操作されたボタンに応じた入力信号を制御部501に出力する。
水位センサ504は、外槽20内の水位を検出し、検出した水位に応じた水位検出信号を制御部501に出力する。
基準位置検出部505は、ドラム23が回転するときの回転基準位置を検出するものであり、たとえば、駆動モータ30のロータに設けられた磁石と、駆動モータ30のステータに設けられたホールICとで構成される。ドラム23、即ち駆動モータ30のロータが1回転する度に、ホールICから回転基準位置となる検出信号が制御部501に出力される。
モータ駆動部506は、制御部501からの制御信号に従って、駆動モータ30を駆動する。モータ駆動部506は、駆動モータ30の回転数を検出する回転センサ、インバータ回路等を含み、制御部501により設定された回転数で駆動モータ30が回転するよう、駆動電力を調整する。
給水駆動部507は、制御部501からの制御信号に従って、給水バルブ51を駆動する。排水駆動部508は、制御部501からの制御信号に従って、排水バルブ40を駆動する。
切替駆動部509は、制御部501からの制御信号に従って、切替ユニット400の3つの開放切替装置420および閉塞切替装置430、即ちこれらのモータ426、436を駆動する。
記憶部502は、EEPROM、RAM等を含む。記憶部502には、各種洗濯運転コースの洗濯運転を実行するためのプログラムが記憶される。また、記憶部502には、これらプログラムの実行に用いられる各種パラメータや各種制御フラグが記憶される。
制御部501は、操作部503、水位センサ504、基準位置検出部505等からの各信号に基づいて、記憶部502に記憶されたプログラムに従い、モータ駆動部506、給水駆動部507、排水駆動部508、切替駆動部509等を制御する。
さて、ドラム式洗濯機1は、ユーザによる操作部503の操作に基づき、各種運転コースの洗濯運転を行う。洗濯運転では、洗い工程、中間脱水工程、すすぎ工程および最終脱水工程が順番に実行される。なお、運転コースによっては、中間脱水工程とすすぎ工程とが2回以上行われる場合がある。
洗い工程およびすすぎ工程では、所定の水位まで外槽20内に水が溜められる。洗い工程では、洗剤容器50aに洗剤が投入されるので、外槽20内に溜められた水に洗剤が含まれる。駆動モータ30が、交互に正転または反転し、ドラム23が交互に正転または反転する。このとき、ドラム23は、ドラム23内の洗濯物に作用する遠心力が重力より小さくなる回転数で回転する。ドラム23内の洗濯物が、バッフル25で掻き上げられては落とされることにより、ドラム23の内周面に叩き付けられる。これにより、洗濯物が洗われる、あるいは、すすがれる。
中間脱水工程および最終脱水工程では、駆動モータ30が一方向に高速回転し、ドラム23が、ドラム23内の洗濯物に作用する遠心力が重力よりはるかに大きくなる回転数で回転する。遠心力の作用により、洗濯物が、ドラム23の内周面に押し付けられ、脱水される。
中間脱水工程および最終脱水工程では、ドラム23の回転を立ち上げる際に、バランシング機構60を用いた、振動を抑制するための制御が行われる。
図11は、中間および最終の脱水工程での制御部501による制御動作を示すフローチャートである。図12(a)は、ドラム23が偏心検出回転数で回転しているときのバランシング機構60の様子を模式的に示す図であり、図12(b)は、ドラム23が調整可能回転数で回転する状態でシャッター412が開かれたときのバランシング機構60の様子を模式的に示す図である。図13(a)は、貯留部材300にボール200が貯留された後のバランシング機構60の様子を模式的に示す図であり、図13(b)は、バランシング機構60の収容部材100とボール200がバッシブバランサとして機能する様子を模式的に示す図である。
脱水工程が開始されると、制御部501は、駆動モータ30を起動することにより、ドラム23を起動する(S101)。ドラム23は、正面から見て右回りに回転し、バランシング機構60の収容部材100も右回りに回転する。
制御部501は、ドラム23が予め定められた偏心検出回転数に到達すると(S102:YES)、この回転数を維持する(S103)。偏心検出回転数は、ドラム23の内周面に洗濯物が張り付く回転数であって共振回転数よりも十分に小さな回転数、たとえば、80rpm程度の回転数に設定される。
制御部501は、ドラム23の回転数を偏心検出回転数に維持した状態で、ドラム23内での洗濯物の偏在に起因して生じ得る偏心荷重の大きさ(以下、偏心量という)と位置(以下、偏心位置という)とを検出する(S104)。
ドラム23内に偏心荷重が発生すると、その大きさに比例して1回転中に生じるドラム23の回転数の変動が大きくなる。また、1回転の間において、偏心荷重がドラム23の最下点付近に来たときにドラム23の回転数が最も高くなる。よって、制御部501は、回転数の変動の大きさに基づいて偏心量を検出する。また、制御部501は、ドラム23の回転基準位置と回転数が最も高くなる位置との位置関係から偏心位置を検出する。
図12(a)に示すように、偏心量と偏心位置とが検出されているとき、バランシング機構60の収容部材100は、複数のボール200がほぼ満杯に詰められた状態にあり、収容部材100でのボール200の片寄りは生じない。よって、バランシング機構60が、偏心量と偏心位置の検出精度に実質的な影響を与えるようなことがない。
次に、制御部501は、検出した偏心量が第1閾値よりも大きいか否かを判定する(S105)。第1閾値は、たとえば、ドラム23が共振回転数を通過するときに外槽20等に許容できない異常振動が発生し得る偏心量であり、予め実験等に基づいて決定され得る。
偏心量が第1閾値よりも大きい場合(S105:YES)、制御部501は、偏心量が第2閾値よりも大きいか否かを判定する(S106)。第2閾値は、たとえば、バランシング機構60を用いても共振回転数の通過時に異常振動が発生しない偏心量まで低減できないような偏心量であり、予め実験等に基づいて決定され得る。
偏心量が第2閾値よりも大きい場合(S106:YES)、制御部501は、駆動モータ30を停止させることにより、ドラム23を停止させる(S107)。その後、制御部501は、ドラム23内の洗濯物を分散させるためのほぐし処理を行う(S108)。たとえば、制御部501は、ほぐし処理として、所定時間、ドラム23を交互に正転および反転させる。この際、外槽20内に給水が行われてもよい。
一方、偏心量が第2閾値以下である場合(S106:NO)、制御部501は、ドラム23の回転数を上昇させる(S109)。そして、制御部501は、ドラム23が予め定められた調整可能回転数に到達すると(S110:YES)、この回転数を維持する(S111)。調整可能回転数は、ドラム23の回転により生じる遠心力によって収容部材100のボール200を貯留部材300へ移動させることが可能となるような回転数であって共振回転数よりも十分に小さな回転数、たとえば、100rpm程度の回転数に設定される。
制御部501は、調整可能回転数において、バランシング機構60によるバランス調整を行う。即ち、制御部501は、S104で検出した偏心位置と対向する位置の最も近くに配置された貯留部材300を貯留対象に設定し、この貯留部材300に対応する開放切替装置420による開操作を行い、この貯留部材300に接続されたボール出入口部120にあるシャッター412を開放位置に移動させる(S112)。
図12(b)に示すように、シャッター412が開放位置に移動すると、収容部材100の出入口111に位置するボール200が、ドラム23に働く遠心力によって貯留部材300へと移動する。収容部材100の内部のボール200は、収容部材100の回転よりも遅れて回転するため、収容部材100に対して相対的に左回りに移動する。よって、ボール200は、順次、左回りで出入口111の位置へと移動することになる。
図4(a)に示すように、ボール200は、出入口317から貯留部材300の第1貯留室310内に取り込まれる。一点鎖線に示すように、ボール200は遠心力により第1側面313に押し付けられる。このとき、ボール200には、第1側面313の傾斜により、第1貯留室310の前端部側、即ち奥側への遠心力の分力が働くため、この分力により、ボール200は、第1貯留室310の奥側へと移動する。ボール200が第1貯留室310の前端部に至ると、今度は、図5(a)に示された前端部での第1側面313の傾斜により、ボール200に第2貯留室320側への遠心力の分力が働く。これにより、ボール200は、出入口327を通って第2貯留室320へ移動する。
図4(b)の一点鎖線に示すように、第2貯留室320内に入ったボール200は、第1貯留室310の場合と同様、第1側面323の傾斜により、第2貯留室320の後端部側、即ち奥側へと移動した後、図5(b)に示された後端部での第1側面323の傾斜により、出入口337を通って第3貯留室330へ移動する。
図4(c)の一点鎖線に示すように、第3貯留室330内に入ったボール200は、第2貯留室320の場合と同様、第1側面333の傾斜により、第3貯留室330の前端部側、即ち奥側へと移動する。
なお、第1貯留室310および第2貯留室320の前端部では、2つのリブ318、328の端面318a、328aに案内されることにより、ボール200の方向が変わりやすくなるので、ボール200が前方から後方へと円滑に折り返される。同様に、第2貯留室320および第3貯留室330の後端部でも、2つのリブ329、338の端面329a、338aに案内されることにより、ボール200の方向が変わりやすくなるので、ボール200が後方から前方へと円滑に折り返される。
このようにして、貯留部材300の内部では、収容部材100から送り込まれたボール200が、第3貯留室330から第2貯留室320、第1貯留室310へと、順次、詰め込まれていく。
制御部501は、偏心量が第1閾値以下になったか否かを判定する(S113)。図13(a)に示すように、貯留部材300にボール200が貯留されていくと、貯留されたボール200の重量により打ち消されることで、ドラム23内の偏心荷重が低減されていく。
偏心量が第1閾値以下に低下すると(S113:YES)、制御部501は、閉塞切替装置430による閉操作を行い、開放位置にあるシャッター412を閉塞位置に移動させる(S114)。これにより、収容部材100から貯留部材300へのボール200の移動が停止する。なお、S113での判定の閾値が、上記第1閾値よりも小さな閾値とされてもよい。
次に、制御部501は、ドラム23の回転数を予め定められた脱水回転数まで上昇させる(S115)。脱水回転数は、たとえば、800〜1000rpm程度の回転数に設定できる。
ドラム23の回転数は、脱水回転数に上昇するまでの間に共振回転数を通過する。このとき、バランシング機構60により偏心荷重が低減されているので、共振回転数を通過する際、ドラム23、外槽20および筐体10が振動しにくくなる。
制御部501は、ドラム23の回転数が脱水回転数に達すると(S116:YES)、この回転数を維持する(S117)。
図13(b)に示すように、ドラム23が共振回転数を通過してから脱水回転数で回転している間、バランシング機構60の収容部材100は、内部に残ったボール200により、いわゆるパッシブバランサとして機能する。即ち、収容部材100の内部のボール200が偏心荷重の対向位置へ移動し、これによって、偏心荷重がさらに低減される。また、ドラム23内の洗濯物の脱水が進むと、偏心荷重を形成していた洗濯物から水が抜けることで、今度は、ボール200が貯留された貯留部材300により偏心荷重が形成されてしまう場合が生じ得る。この場合は、図13(b)に示す状態とは反対に、収容部材100の内部のボール200が、貯留部材300による偏心荷重の対向位置へ移動する。よって、貯留部材300による偏心荷重の発生が抑制される。
なお、S105において、偏心量が第1閾値以下であると判定された場合(S105:NO)は、偏心荷重が小さいため、バランシング機構60によるバランス調整が行われず、制御部501は、ドラム23の回転数を偏心検出回転数から脱水回転数まで上昇させる(S115)。
ドラム23の回転数が脱水回転数に到達した後、所定の脱水時間が経過すると(S118:YES)、制御部501は、駆動モータ30を停止させて、ドラム23を停止させる(S119)。こうして、脱水工程が終了する。
なお、S112において、偏心荷重に対向する位置が2つの貯留部材300のほぼ中間位置である場合には、制御部501が2つの貯留部材300に対応するシャッター412を開くことにより、2つの貯留部材300にボール200が貯留されるようにしてもよい。
また、偏心検出回転数が調整可能回転数と同じ回転数とされてもよい。この場合、ドラム23の回転数が、一気に調整可能回転数まで立ち上げられて、この回転数で偏心量と偏心位置の検出が行われることになる。
脱水工程が終了すると、貯留部材300に貯留されたボール200を収容部材100に戻すための戻し工程が行われる。中間脱水工程の終了後の戻し工程は、次のすすぎ工程において、外槽20内への給水が行われている間に実行される。これにより、戻し工程の実行により洗濯運転時間が長くなることを極力防止できる。
図14は、戻し工程での制御部501による制御動作を示すフローチャートである。図15は、戻し工程におけるバランシング機構60の様子を模式的に示す図である。
戻し工程が開始されると、制御部501は、駆動モータ30を制御して、ボール200が貯留された貯留部材300がドラム23の上部、望ましくは最上部へ移動するようにドラム23を回転させる(S201)。さらに、制御部501は、貯留部材300をドラム23の上部に移動させる回転の際に、この貯留部材300に対応する開放切替装置420の開操作によりシャッター412を開く(S202)。そして、制御部501は、駆動モータ30を制御して、左右に所定の角度の幅で、たとえば、左右に90度の幅で、ドラム23を揺動させる(S203)。
図15に示すように、貯留部材300に貯留されたボール200が収容部材100、即ちボール収容部110の内部に戻される。このとき、ドラム23が揺動するので、出入口111からボール収容部110内に入ってきたボール200が、出入口111の近傍部分で引っ掛かって詰まるようなことが生じにくく、左右に分かれるようにしてボール収容部110内を移動する。
また、図4(a)ないし(c)に示すように、貯留部材300がドラム23の上部にある状態では、第1貯留室310の第2側面314が出入口317側に向かって低くなるように傾斜し、第2貯留室320の第2側面324が出入口327側に向かって低くなるように傾斜し、第3貯留室330の第2側面334が出入口337側に向かって低くなるように傾斜する。よって、図4(a)ないし(c)に一点鎖線で示すように、それぞれの貯留室310、320、330において、ボール200が第2側面314、324、334を出入口317、327、337へ向かって転がりやすくなるので、貯留部材300からボール200が排出されやすくなる。
制御部501は、シャッター412が開かれてから予め定められた戻り時間が経過したか否かを判定する(S204)。戻り時間は、たとえば、ボール200がほぼ満杯に貯留されている貯留部材300から収容部材100へ全てのボール200が戻るために要する時間よりも長い時間であって、外槽20内への給水に要する時間よりも短い時間に設定され得る。
戻り時間が経過する間に、全てのボール200が収容部材100に戻される。制御部501は、戻り時間が経過すると(S204:YES)、ドラム23の揺動を停止させた後(S205)、ドラム23を回転させつつ閉塞切替装置430による閉操作を行い、シャッター412を閉じる(S206)。こうして、戻り工程が終了する。
<実施の形態の効果>
本実施の形態によれば、ドラム23の回転数が共振回転数よりも十分に低い状態において、収容部材100に収容されたボール200を、ドラム23の回転による遠心力を利用して偏心荷重とはドラム23の反対側にある貯留部材300に貯留させ、ドラム23内の偏心荷重を低減させることができる。これにより、ドラム23の回転数が共振回転数を通過する際のドラム23、外槽20および筐体10、即ち機器本体の振動を良好に抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、第1貯留室310、第2貯留室320および第3貯留室330のそれぞれの第1側面313、323、333が、それら貯留室310、320、330の出入口317、327、337側から奥側に向かうに従って回転軸Pから遠くなるように傾斜しているので、それら貯留室310、320、330内で遠心力により第1側面313、323、333に接したボール200が、遠心力の分力を受けて貯留室310、320、330の奥側へ移動しやすくなる。これにより、収容部材100からのボール200を円滑に素早く貯留部材300に貯留させることが可能となる。
さらに、本実施の形態によれば、第1貯留室310、第2貯留室320および第3貯留室330のそれぞれの第2側面314、324、334が、貯留部材300がドラム23の上部に位置する状態において、それら貯留室310、320、330の奥側から出入口317、327、337側に向かうに従って低くなるように傾斜している。このため、貯留部材300をドラム23の上部に位置させるようにしてボール200を収容部材100に戻す際に、第2側面314、324、334上を出入口317、327、337に向けてボール200が転がりやすくなる。これにより、貯留部材300からボール200を円滑に素早く排出させて収容部材100に戻すことが可能となる。
さらに、本実施の形態によれば、貯留部材300をドラム23の上部に位置させるようにしてボール200を収容部材100に戻す際にドラム23を揺動させるようにしたので、ボール収容部110内に戻ってきたボール200が、出入口111の近傍部分で引っ掛かって詰まるようなことが生じにくくなる。よって、貯留部材300からのボール200を円滑に収容部材100に戻すことが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態等によって何ら制限されるものではなく、また、本発明の実施の形態も、上記以外に種々の変更が可能である。
たとえば、上記実施の形態では、バランシング機構60に3つの貯留部材300が設けられた。しかしながら、貯留部材300の個数は、上記のものに限られず、2つあるいは4つ以上でもよい。また、バランシング機構60に1つの貯留部材300が設けられてもよい。この場合、偏心荷重に対するドラム23の反対側に貯留部材300が位置していなければ、回転するドラム23に急激なブレーキを掛けて固まった洗濯物を動かすなど、偏心荷重の位置をずらすようなドラム23の回転制御を行うようにしてもよく、バランシング機構60によるバランス調整を行わないようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、バランシング機構60の貯留部材300がドラム23の周壁部23dの内周面に配置されたが、周壁部23dの外周面に配置されてもよい。
さらに、上記実施の形態では、バランシング機構60の収容部材100がドラム23の後壁部23cの外面に設けられたが、後壁部23cの内面に設けられてもよい。また、収容部材100がドラム23の後壁部23cではなく前壁部の内面または外面の開口部23aの外周側に設けられてもよい。
さらに、上記実施の形態では、貯留部材300の内部に、ドラム23の軸線方向に延びる3つの貯留室310、320、330が設けられた。しかしながら、貯留部材300には、少なくもの1つの貯留室が設けられればよい。
さらに、上記実施の形態では、切替ユニット400が、3つの切替レバー410と、3つの開放切替装置420と、閉塞切替装置430とを含むような構成とされた。しかしながら、切替ユニット400は、収容部材100から貯留部材300へのボール200の移動が可能な第1状態と、不可能な第2状態との間で切り替えを行うものであれば、如何なる構成とされてもよい。
さらに、上記実施の形態では、開放切替装置420および閉塞切替装置430が、ナット423、433、ボルト424、434およびモータ426、436による、いわゆるボールネジ方式により操作体421、431を移動させる構成であった。しかしながら、操作体421、431を移動させるための駆動部の構成は、如何なるものでもよく、たとえば、ソレノイドを用いて操作体421、431を移動させるものであってもよい。
さらに、上記実施の形態では、ドラム23の回転数の変動に基づいて偏心量が検出された。しかしながら、偏心量の検出方法は、如何なるものでもよく、たとえば、駆動モータ30に流れる駆動電流の変動に基づいて偏心量が検出されてもよい。
さらに、上記実施の形態では、ドラム23が、水平な回転軸Pの周りに回転する。しかしながら、ドラム式洗濯機1は、ドラム23が、水平方向に対して傾斜する回転軸の周りに回転するような構成とされても良い。
さらに、上記実施の形態のドラム式洗濯機1は、乾燥機能を備えていないが、本発明は、乾燥機能を備えたドラム式洗濯機、即ち、ドラム式洗濯乾燥機に適用することもできる。
この他、本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
10 筐体
20 外槽
23 ドラム
30 駆動モータ(駆動部)
100 収容部材(収容部)
200 ボール
300 貯留部材(貯留部)
310 第1貯留室(貯留室)
313 第1側面(第1内面)
314 第2側面(第2内面)
317 出入口
320 第2貯留室(貯留室)
323 第1側面(第1内面)
324 第2側面(第2内面)
327 出入口
330 第3貯留室(貯留室)
333 第1側面(第1内面)
334 第2側面(第2内面)
337 出入口
400 切替ユニット(切替部)
501 制御部
P 回転軸

Claims (4)

  1. 筐体内に配置された外槽と、
    前記外槽内に配置され、水平な回転軸または水平方向に対して傾斜する回転軸の周りに回転可能なドラムと、
    前記ドラムを駆動するための駆動部と、
    前記回転軸を周回するように前記ドラムに設けられた円環状の収容部と、
    前記収容部内に周方向に並ぶように満杯な状態で収容された複数のボールと、
    前記収容部よりも外周側に位置するように前記ドラムに設けられ、前記ドラムの回転により生じる遠心力によって前記収容部から排出された前記ボールが溜められる貯留部と、
    前記収容部から前記貯留部への前記ボールの移動が可能な第1状態と、不可能な第2状態との間で切り替えを行う切替部と、
    前記駆動部および前記切替部の動作を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 請求項1に記載のドラム式洗濯機において、
    前記貯留部には、その内部に、一端部に前記ボールが出入りする出入口を有して当該一端部から他端部へと前記ドラムの軸線方向へ延びる少なくとの一つの貯留室が設けられ、
    前記貯留室には、前記回転軸側を向く第1内面と当該第1内面と対向する第2内面とが前記ドラムの径方向に並ぶように形成され、
    前記第1内面は、前記一端部から前記他端部に向かうに従って前記回転軸から遠くなるように傾斜する、
    ことを特徴とするドラム式洗濯機。
  3. 請求項2に記載のドラム式洗濯機において、
    前記第2内面は、前記貯留部が前記ドラムの上部に位置する状態において前記他端部から前記一端部に向かうに従って低くなるように傾斜する、
    ことを特徴とするドラム式洗濯機。
  4. 請求項1ないし3の何れか一項に記載のドラム式洗濯機において、
    前記貯留部に貯留された前記ボールが前記収納部に戻される際、前記制御部は、前記貯留部が前記ドラムの上部に位置する状態で前記第1状態となるよう前記切替部を切り替えた後、前記駆動部により前記ドラムを揺動させる、
    ことを特徴とするドラム式洗濯機。
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