JP2020188959A - 内視鏡システムおよび内視鏡装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】チャネル毎の発信素子と受信素子との位置合わせ精度の向上をはかり、生産性の向上をはかった、内視鏡システムおよび内視鏡装置を提供する。【解決手段】内視鏡装置とプロセッサとの接続において、相対向する発信素子と受信素子とからなるチャネルを介して、通信を行う構成の内視鏡システムであって、内視鏡装置側コネクタ110は、一のチャネルを構成する一対の相対向する発信素子と受信素子とのうちのいずれか一方の素子が、複数チャネル分、互いの相対位置を規定されて取り付けられるモジュールユニット118と、プロセッサ側コネクタ210との接続状態で、モジュールユニット118に取り付けられた各チャネルの発信素子または受信素子を、プロセッサ側コネクタ210に設けられた各対応チャネルの受信素子または発信素子と相対向させるように、モジュールユニット118の取付位置を位置決めするモジュールユニット固定部と、を備える。【選択図】図4

Description

本開示は、内視鏡システムおよび内視鏡装置に関する。
一般に、内視鏡システムは、内視鏡装置(スコープ)と、内視鏡装置を接続するプロセッサとを備えている。内視鏡システムでは、例えば、特許文献1に開示されているように、内視鏡装置とプロセッサとの間で、制御信号や映像信号の伝送(通信)が行われる。
このような内視鏡システムでは、内視鏡装置の内視鏡装置側コネクタを、プロセッサのプロセッサ側コネクタと接続することによって、内視鏡装置とプロセッサとの間に、相対向する発信素子と受信素子とからなるチャネル(伝送路)が形成される。内視鏡装置とプロセッサとの間では、このチャネルを介して、の制御信号や映像信号が伝送される。
特許第6106142号公報
ところで、内視鏡システムの高性能化及び高機能化は、内視鏡装置とプロセッサとの間で伝送される制御信号や映像信号について、データ量の増大や伝送速度の高速化を招く。これに伴って、内視鏡装置とプロセッサとの間に形成される、相対向する発信素子と受信素子とからなるチャネルの数も増加する傾向にある。
この場合、被検体の内部に挿入される細長い管状の挿入部を有する内視鏡装置では、チャネルが増加すると、一のチャネルを構成する一対の相対向する発信素子と受信素子とのうちのいずれか一方の素子を、このチャネル数分だけ、内視鏡装置側コネクタのコネクタ筐体内で、プロセッサ側コネクタの対応チャネルの受信素子または発信素子と相対向させるように位置決めして、コネクタ筐体に個々に取り付ける必要があった。
さらに、内視鏡装置側コネクタのコネクタ筐体内に取り付けられた各チャネルの光出射素子または前記受光素子は、コネクタ筐体内に同じく取り付けされる送受信基板の対応端子に配線接続する必要もあった。
その結果、例えば、映像信号の伝送用に、相対向する発信素子と受信素子とからなるチャネルを複数使用する場合などでは、1つ1つのチャネルの光出射素子または前記受光素子の位置決め取り付け作業が、その精度合わせも含めて手間がかかるものとなり、生産性悪化の原因になっていた。
本開示は、このような状況に鑑みてなされたものであり、内視鏡装置とプロセッサとの間に設けられる、相対向する発信素子と受信素子とからなるチャネルが複数であっても、チャネル毎の発信素子と受信素子との位置合わせ精度の向上をはかり、生産性の向上をはかった、内視鏡システムおよび内視鏡装置を提供するものである。
上記課題を解決するために、本開示の一の実施形態は、
内視鏡装置と、プロセッサと、を有し、
内視鏡装置に備えられた内視鏡装置側コネクタとプロセッサに備えられたプロセッサ側コネクタとを接続することにより形成される、相対向する発信素子と受信素子とからなるチャネルを介して、内視鏡装置とプロセッサとの間で通信を行う構成の内視鏡システムであって、
内視鏡装置側コネクタは、
一のチャネルを構成する一対の相対向する発信素子と受信素子とのうちのいずれか一方の素子が、複数チャネル分、互いの相対位置を規定されて取り付けられるモジュールユニットと、
プロセッサ側コネクタとの接続状態で、モジュールユニットに取り付けられた各チャネルの発信素子または受信素子を、同じくプロセッサ側コネクタに設けられた各対応チャネルの受信素子または発信素子と相対向させるように、内視鏡装置側コネクタにおける前記モジュールユニットの取付位置を位置決めするモジュールユニット固定部と、
を備える、内視鏡システムを提供する。
また、本開示の別の実施形態は、
内視鏡装置側コネクタを有し、
プロセッサに備えられたプロセッサ側コネクタに前記内視鏡装置側コネクタを接続することにより形成される、相対向する発信素子と受信素子とからなるチャネルを介して、前記プロセッサとの間で通信を行う構成の内視鏡装置であって、
前記内視鏡装置側コネクタは、
一のチャネルを構成する一対の相対向する発信素子と受信素子とのうちのいずれか一方の素子が、複数チャネル分、互いの相対位置を規定されて取り付けられるモジュールユニットと、
前記プロセッサ側コネクタとの接続状態で、前記モジュールユニットに取り付けられた各チャネルの発信素子または受信素子を、同じく前記プロセッサ側コネクタに設けられた各対応チャネルの受信素子または発信素子と相対向させるように、前記内視鏡装置側コネクタにおける前記モジュールユニットの取付位置を位置決めするモジュールユニット固定部と、
を備える、内視鏡装置を提供する。
本開示に関連する更なる特徴は、本明細書の記述、添付図面から明らかになるものである。また、本開示は、要素及び多様な要素の組み合わせ及び以降の詳細な記述と添付される請求の範囲の様態により達成され実現される。
本明細書の記述は典型的な例示に過ぎず、特許請求の範囲又は適用例を如何なる意味に於いても限定するものではないことを理解する必要がある。
本開示によれば、内視鏡システムおよび内視鏡装置にあって、チャネル毎の発信素子と受信素子との位置合わせ精度が向上し、生産性も向上する。
本実施形態の内視鏡システムの全体構成図である。 本実施形態の内視鏡システムの全体システム構成図である。 内視鏡装置,プロセッサそれぞれのコネクタ部分に関係するシステム構成図である。 内視鏡装置,プロセッサそれぞれのコネクタ部分における信号伝送構成部分の断面図である。 内視鏡装置,プロセッサそれぞれのコネクタ部分を接続した状態での信号伝送構成部分の断面図である。 内視鏡装置側コネクタにおけるモジュールユニットの外観図である。 図6中に示すI−I矢視方向に眺めた、内視鏡装置側コネクタのモジュールユニットの断面図である。 図6中に示すII−II矢視方向に眺めた、内視鏡装置側コネクタのモジュールユニットの断面図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下においては、本開示の一実施形態として内視鏡システムを例に取り説明する。
内視鏡システムにおける観察の対象部位は、例えば、呼吸器等、消化器等である。呼吸器等は、例えば、肺、気管支、耳鼻咽喉である。消化器等は、例えば、大腸、小腸、胃、食道、十二指腸、子宮、膀胱等である。上述のような対象部位を観察する場合、特定の生体構造を強調した画像の活用がより効果的である。
<内視鏡システムの構成>
図1は、本実施形態の内視鏡システムの概略構成図である。
図2は、本実施形態の内視鏡システムの全体システム構成図である。
本実施形態の内視鏡システム1は、内視鏡装置(電子スコープ)100と、プロセッサ200と、モニタ300と、を備えている。
内視鏡装置100は、外観的に、図1に示すように、被検体の内部に挿入される細長い管状の挿入部11と、挿入部11の基端側に配置された操作部15と、一側が操作部15に接続された連結可撓管17と、連結可撓管17の他側が接続された内視鏡装置側コネクタ110と、を備えている。
また、内視鏡装置100は、システム的に、図2に示すように、後述する光源装置201からの照射光を導くためのLCB(Light Carrying Bundle)101と、LCB101の出射端に設けられた配光レンズ102と、対物レンズ103と、対物レンズ103を介して被照射部分(観察部位)からの戻り光を受光する撮像素子104と、撮像素子104を駆動するドライバ信号処理回路105と、第1メモリ106と、を備えている。
このような内視鏡装置100において、光源装置201からの照射光は、LCB101の一端側から入射し、LCB101内で全反射を繰り返すことによって、LCB101内を他端側へ伝播する。LCB101は、内視鏡装置側コネクタ110、連結可撓管17、および操作部15の内部を介して、挿入部11の先端部12に延設されている。LCB101内を伝播した照射光は、挿入部11の先端部12内に配置されたLCB101の出射端から出射され、先端部12から配光レンズ102を介して、被検体の観察部位を照射される。被照射部分(被検体の観察部位)からの戻り光は、対物レンズ103を介して、先端部12内の撮像素子104の受光面上の各画素で光学像を結ぶ。
この場合、撮像素子104には、例えば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサが用いられる。撮像素子104は、受光面上の各画素で結像した光学像(生体組織からの戻り光)を光量に応じた電荷として蓄積して、R、G、Bの画像信号を生成して出力する。撮像素子104は、ドライバ信号処理回路105によって駆動され、1フィールドもしくは1フレーム分の画素信号が、撮像素子104から所定の時間間隔(例えば1/60秒あるいは1/30秒間隔)で読み出される。なお、撮像素子104は、CCDイメージセンサに限らず、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサやその他の種類の撮像装置に置き換えられてもよい。
操作部15は、挿入部11をはじめとする内視鏡装置100の装置各部の操作を行うもので、例えば、挿入部11の先端部12の向きを調整する操作ノブなどが設けられている。挿入部11の先端部12の向き、すなわち対物レンズ103を介した被検体の観察方向は、操作部15の操作ノブの操作に応動して先端部12の基端側にある湾曲部を湾曲させることにより、調整できる。
連結可撓管17は、操作部15と内視鏡装置側コネクタ110との間を接続し、可撓性部材で形成された管壁部を備えた管状部材で構成されている。連結可撓管17の管内には、各種信号線、LCB101等が挿通配置されている。各種信号線には、例えば、操作部15を介して挿入部11の先端部12内部に配設された撮像素子104の駆動信号ラインや画素信号ライン、および操作部15に設けられたスイッチからのスイッチ信号ラインなどが含まれる。
内視鏡装置側コネクタ110は、プロセッサ200に設けられているプロセッサ側コネクタ210に対して、着脱自在に構成されている。内視鏡装置100は、内視鏡装置側コネクタ110がプロセッサ200のプロセッサ側コネクタ210に接続された状態で、プロセッサ200との間で信号接続及び電源接続される。
プロセッサ200は、内視鏡装置100からの信号を処理する信号処理装置と、自然光の届かない体腔内を内視鏡装置100を介して照射する光源装置とを一の筐体内に一体的に備えた装置である。なお、別の実施形態では、信号処理装置と光源装置とを別装置(別筐体)で構成してもよい。
図2において、プロセッサ200は、光源装置201と、システムコントローラ202と、光学フィルタ203と、光学フィルタドライバ204と、前段信号処理回路205と、色変換回路206と、後段信号処理回路207と、第2メモリ208とを備えている。
さらに、プロセッサ200は、図示しない操作パネルを備えていてもよい。操作パネルの構成には種々の形態がある。操作パネルの具体的構成としては、例えば、プロセッサ200の筐体フロント面に実装された機能毎のハードウェアキーやタッチパネル式GUI(Graphical User Interface)、ハードウェアキーとGUIとの組合せなどが考えられる。
システムコントローラ202は、図示省略のメモリに格納された各種プログラムを実行し、内視鏡システム1全体を統合的に制御する。システムコントローラ202は、制御信号を用いて、プロセッサ200とコネクタ接続されている内視鏡装置100側で制御信号に基づく処理がなされるように、プロセッサ200内の各種回路の動作やタイミングを制御する。また、システムコントローラ202は、上述の操作パネルに接続されてもよい。この場合、システムコントローラ202は、操作パネルより入力される施術者からの指示に応じて、内視鏡システム1の各動作及び各動作のためのパラメータを変更する。
光源装置201としては、例えば、キセノンランプ、ハロゲンランプ、水銀ランプ、メタルハライドランプ等の高輝度ランプやLED(Light Emitting Diode)を用いることができる。光源装置201からの照射光は、主に可視光領域から不可視である赤外光領域に広がるスペクトルを持つ光(又は少なくとも可視光領域を含む光)である。光源装置201からの照射光は、光学フィルタ203を介して、LCB101内に入射する。
内視鏡装置100とプロセッサ200との間での制御信号や映像信号に係るデータ通信には、光無線通信方式が用いられている。本実施形態に例示する内視鏡装置側コネクタ110とプロセッサ側コネクタ210とによる接続構成では、データ通信は、両コネクタ110,210による光無線通信方式を用いた形態になっている。また、プロセッサ200から内視鏡装置100への駆動電力の供給も、両コネクタ110,210による無線給電方式が用いられている(図3および4参照)。
その上で、本実施形態による内視鏡システム1では、内視鏡装置100とプロセッサ200との間は、括線挿抜が可能に構成されている。つまり、プロセッサ200の主電源をONしたままで、内視鏡装置100の内視鏡装置側コネクタ110をプロセッサ200のプロセッサ側コネクタ210に接続したり、また、内視鏡装置100の内視鏡装置側コネクタ110をプロセッサ200のプロセッサ側コネクタ210から取り外したりすることができる。この括線挿抜を実現するために、本実施形態では、内視鏡装置100の接続、・取り外しを検知し、その検知結果に基づいて、プロセッサ200内に設けられた送電部222やレーザドライバ224などの動作の有効(enable)および無効(disenable)を制御する構成も備えられている。
<内視鏡装置100とプロセッサ200との間のコネクタ部分のシステム構成例>
図3は、内視鏡装置,プロセッサそれぞれのコネクタ部分に関係するシステム構成図である。
図3では、主に内視鏡装置100,プロセッサ200それぞれの光データ伝送および給電に関係する構成部のみが示され、図1に示される他の必要な構成部の図示を省略してある。
内視鏡装置100は、例えば、内視鏡装置100の全体動作を制御するコントローラ1_120と、画像処理に関する動作を制御するコントローラ2_121と、プロセッサ200から供給される電源を無線で受電する受電部122と、プロセッサ200から光通信で送信されてきた制御信号などを受信(受光)する少なくとも1つのフォトダイオード123と、フォトダイオード123それぞれの受信した信号レベルを増幅する少なくとも1つのトランスインピーダンス増幅器124と、トランスインピーダンス増幅器124それぞれの増幅された信号の振幅を一定振幅の電圧信号に変換する少なくとも1つのリミッティングアンプ129と、内視鏡装置100側からプロセッサ200側に撮像素子104で取得した映像信号や制御信号の応答信号などをそれぞれ光通信で送信する少なくとも2つのレーザダイオード125と、レーザダイオード125それぞれを駆動する少なくとも2つのレーザドライバ126とを備えている。この場合、内視鏡側のコントローラ1_120は、例えば、CPU(Central Processor Unit)で構成することができ、内視鏡側のコントローラ2_121は、例えば、FPGA(field-programmable gate array)で構成することができる。
一方、プロセッサ200は、プロセッサ200の全体動作を制御するコントローラ1_220と、電源供給および停止を制御すると共に、画像処理に関する動作を制御するコントローラ2_221と、後段信号処理回路207と、コントローラ2_221からの制御に応答して、内視鏡装置100に対して無線による電源供給の開始および停止をする送電部222と、制御信号などを内視鏡装置100に対して光通信で送信する少なくとも1つのレーザダイオード223と、レーザダイオード223それぞれを駆動する少なくとも1つのレーザドライバ224と、内視鏡装置100から光通信で送信されてきた映像信号や制御信号の応答信号などをそれぞれ受信する少なくとも2つのフォトダイオード225と、フォトダイオード225それぞれの受信した信号レベルを増幅する少なくとも2つのトランスインピーダンス増幅器226と、トランスインピーダンス増幅器226それぞれの増幅された信号の振幅を一定振幅の電圧信号に変換する少なくとも2つのリミッティングアンプ227と、コントローラ2_221の制御に基づいて、それぞれ制御信号送信用の各レーザダイオード222や各レーザドライバ224、制御信号受信用の各フォトダイオード225や各トランスインピーダンス増幅器226や各リミッティングアンプ227に対し、それぞれへの電源供給の開始および停止を行うパワーIC1_228と、それぞれ映像信号受信用の各フォトダイオード225や各トランスインピーダンス増幅器226やリミッティングアンプ227に対し、それぞれへの電源供給の開始および停止を行うパワーIC2_229と、を備えている。
この場合、プロセッサ側のコントローラ1_220は、例えば、CPUで構成することができ、プロセッサ側のコントローラ2_221は、例えば、FPGAで構成することができる。
プロセッサ200において、コントローラ220,221と後段信号処理回路207とによって、電源ON状態保持側回路が構成され、コントローラ220,221および後段信号処理回路207以外の構成要素によって、電源供給ON/OFF切替側回路が構成される。電源ON状態保持側回路の構成要素(コントローラ1_220、後段信号処理回路207、コントローラ2_221)は、内視鏡システム使用時および内視鏡装置100の挿抜に関係なく、電源ON状態にしておくことができる。一方、電源供給ON/OFF切替側回路の構成要素は、内視鏡装置100の取り外し状態では電源供給がOFF状態となるようにコントローラ2_221によって制御される。ただし、送電部222、パワーIC1_228、およびパワーIC2_229には、内視鏡装置の取り外し状態であっても電源には接続されているが、それぞれからの電源供給は無効(disenable)となっている。
図3に示した例では、内視鏡装置100とプロセッサ200との間では、レーザダイオード125-1とフォトダイオード225-1とにより、および、レーザダイオード125-2とフォトダイオード225-2とによって、映像信号伝送用の2つのチャネルが形成されている。同様にして、フォトダイオード123-1とレーザダイオード223-1とにより、および、レーザダイオード125-2とフォトダイオード225-2とにより、制御信号伝送用の送受信が分離された2つのチャネルがそれぞれ形成されている。すなわち、図3に示した例では、内視鏡装置100とプロセッサ200との間には、計4つの光信号伝送用のチャネルが形成されている。
加えて、内視鏡装置100とプロセッサ200との間には、プロセッサ200の送電部222と内視鏡装置100の受電部122とによる無線電力伝送部も形成される。
この光信号伝送用のチャネルおよび無線電力伝送部によって、内視鏡装置100とプロセッサ200との間を、電気的な非接触化することができ、内視鏡装置100とプロセッサ200、との間の絶縁をはかることができる。
このように、内視鏡装置100とプロセッサ200との間を非接触化することにより、内視鏡装置100側の回路を患者側回路に、プロセッサ200側の回路を2次側回路とすることができる。
<コネクタ部分の構成>
図4から図8は、内視鏡装置100の内視鏡装置側コネクタ110と、プロセッサ200のプロセッサ側コネクタ210との接続関係を説明するための図である。
図4は、内視鏡装置,プロセッサそれぞれのコネクタ部分における信号伝送構成部分の断面図である。
図5は、内視鏡装置,プロセッサそれぞれのコネクタ部分を接続した状態での信号伝送構成部分の断面図である。
図6は、内視鏡装置側コネクタにおけるモジュールユニットの外観構成図である。
図7は、図6中に示すI−I矢視方向に眺めた、内視鏡装置側コネクタのモジュールユニットの構成断面図である。
図8は、図6中に示すII−II矢視方向に眺めた、内視鏡装置側コネクタのモジュールユニットの構成断面図である。
なお、図4,5に示した内視鏡装置側コネクタ110では、LCB101の入射端と、プロセッサ200における光源装置201および光学フィルタ203との間の接続構成については、図示を省略してある。
〈内視鏡装置側コネクタ110の構成〉
図4,5に示すように、内視鏡装置側コネクタ110は、コネクタケーシング111が、連結可撓管17が接続される筒状の管接続部ケーシング111aと、内視鏡装置側の各チャネルが設けられる筒状のチャネル形成部ケーシング111bとを、筒状の連結部材111cを介して、互いのケーシングの室内部を一体的に連結させた筐体構成になっている。
管接続部ケーシング111aの、連結部材111c側とは反対側の開口部は、内部に各信号ライン,LCB101などが挿通配置されている連結可撓管17が接続固定される可撓管連結部112になっている。これにより、連結可撓管17の内部の各信号ラインの一方端は、管接続部ケーシング111aの連結部材111c側の開口部を介して、その一方端側を把持できるようになっている。これにより、各信号ラインの一方端側を把持しながら、この管接続部ケーシング111aの連結部材111c側の開口部から、各信号ラインの一方端を引き出せるようになっている。
チャネル形成部ケーシング111bの室内部には、所定位置に、信号処理基板113、非接触送受信基板114、非接触受電基板115が配置固定されるようになっている。
信号処理基板113には、図3に示した、内視鏡装置100の全体動作を制御するコントローラ1_120、および画像処理に関する動作を制御するコントローラ2_121が実装されている。信号処理基板113には、管接続部ケーシング111aの内部に導入された連結可撓管17の、各信号ラインのそれぞれ一方端が配線接続されている。
非接触送受信基板114には、図3に示した、各チャネルのレーザドライバ126、並びにトランスインピーダンス増幅器124およびリミッティングアンプ129が実装され、信号処理基板115と信号接続されている。また、非接触送受信基板114に実装されたチャネルそれぞれのレーザドライバ126およびトランスインピーダンス増幅器124は、対応チャネルのレーザダイオード125またはフォトダイオード123と、後述するモジュールユニット118を用いて、配線接続(基板間配線接続)されている。
非接触受電基板115は、受電コイル等の非接触受電素子が実装され、受電部122として、信号処理基板113、非接触送受信基板114それぞれと配線接続(基板間配線接続)され、信号処理基板113および非接触送受信基板114それぞれに駆動電源を供給する構成になっている。なお、非接触受電基板115から信号処理基板113および非接触送受信基板114それぞれへの駆動電源の供給は、非接触受電基板115を信号処理基板113、非接触送受信基板114のうちの一方の基板とだけ配線接続(基板間配線接続)するようにし、他方の基板には、一方の基板と他方の基板との配線接続(基板間配線接続)により、一方の基板を介して、回路電源を供給するようにしてもよい。
一方、チャネル形成部ケーシング111bの、連結部材111c側とは反対側の開口部は、内視鏡装置側コネクタ110の、後述するモジュールユニット118の取付位置を位置決めするモジュールユニット固定部材119が、当該開口部を閉塞するようにして設けられている。図示の例では、モジュールユニット固定部材119は、後述のモジュールユニット118が未だ固定されていない状態で、チャネル形成部ケーシング111bに予め一体的に固定されて設けられている。
モジュールユニット固定部材119には、チャネル形成部ケーシング111bの室内外を連通するように、モジュールユニット118の取付貫通孔119hが形成されている。
なお、モジュールユニット固定部材119は、チャネル形成部ケーシング111bの、連結部材111c側とは反対側に、チャネル形成部ケーシング111bで直接形成することも可能である。この場合は、チャネル形成部ケーシング111bの、連結部材111c側とは反対側の開口部自体が、モジュールユニット118の取付貫通孔119hになる。
コネクタケーシング111の外周面の所定位置、例えば、図4(A)および図5に示すように、チャネル形成部ケーシング111bの外周面の上面所定位置には、内視鏡装置側コネクタ110をプロセッサ側コネクタ210に接続した状態で、内視鏡装置側コネクタ110の、プロセッサ側コネクタ210からの抜け止めをはかる抜け止め機構116の係合凹部116aが形成されている。
モジュールユニット118は、モジュールユニット固定部材119の取付貫通孔119hに取り付け固定される。モジュールユニット118は、図示の例では、図6〜図8に示すように、一端側が開放され、他端側が閉塞された、断面がU字状の有底部材になっている。その上で、モジュールユニット118は、少なくともその底部118aが透光部になっていて、周壁部118bは、モジュールユニット固定部材119の取付貫通孔119hに嵌合して、モジュールユニット固定部材119、ひいては内視鏡装置側コネクタ110のコネクタケーシング111に固定可能な外周面形状になっている。
モジュールユニット118は、その凹部内に、複数チャネルそれぞれのレーザダイオード125およびフォトダイオード123それぞれを、透光部である底部118aの底面上において、互いの相対位置を予め規定して取り付けるための素子位置決め部118cが一体的に形成されている。
図示の例では、モジュールユニット118の素子位置決め部118cは、第1、第2の映像信号送信チャネルそれぞれのレーザダイオード125-1,125-2、制御信号受信チャネルのフォトダイオード123-1、制御信号送信チャネルのレーザダイオード125-3からなる4チャネル分のチャネル素子を互いの相対位置を規定して位置決め固定する素子固定部118dが、4つ形成された構成になっている。そして、各素子固定部118dは、延設方向が互いに平行な貫通孔によって構成され、一端がモジュールユニット118の開放側に開口し、他端が透光部である底部118aの底面に対して開口するようになっている。
各チャネルのレーザダイオード125またはフォトダイオード123は、例えば、モジュールユニット118の開放側からそれぞれ対応する素子固定部118dに固定配置される。これにより、モジュールユニット118は、チャネルそれぞれのレーザダイオード125の出射方向およびフォトダイオード123の受光方向を互いに平行にして、かつ透光部である底部118aの底面上における、チャネルそれぞれのレーザダイオード125の出射面およびフォトダイオード123の受光面のそれぞれ位置を、予め規定して相対位置に保持することができる。また、モジュールユニット118の開放側からは、各チャネルのレーザダイオード125またはフォトダイオード123の各接続端子を、臨むことができる。
〈プロセッサ側コネクタ210の構成〉
プロセッサ側コネクタ210には、内視鏡装置側コネクタ110のコネクタケーシング111におけるチャネル形成部ケーシング111b部分が嵌合接続される。図示の例では、プロセッサ側コネクタ210のコネクタケーシング211には、一端側が開放され、他端側が閉塞された、断面U字状の有底の嵌合凹部211aが設けられている。プロセッサ側コネクタ210のコネクタケーシング211における嵌合凹部211aには、内視鏡装置側コネクタ110のコネクタケーシング111におけるチャネル形成部ケーシング111b部分が嵌合される。
プロセッサ側コネクタ210の、嵌合凹部211aを形成するコネクタケーシング211の周壁部211bには、内視鏡装置側コネクタ110がプロセッサ側コネクタ210に嵌合接続された状態で、係合凹部116aが形成されたチャネル形成部ケーシング111bの外周面、および非接触受電基板115に実装された受電コイル等の非接触受電素子の配置位置それぞれと対向するように、抜け止め機構116の係止作動部116b、および非接触給電基板215に実装された給電コイル等の非接触給電素子が対向配置されるようになっている。
係止作動部116bは、その係止片が、周壁部211bの内壁面から嵌合凹部211a内方に突出するように常時付勢された構成になっている。抜け止め機構116は、内視鏡装置側コネクタ110がプロセッサ側コネクタ210に嵌合接続された状態で、係止作動部116bの係止片が管接続部ケーシング111aの外周面に形成されている係合凹部116aと係合し、内視鏡装置側コネクタ110とプロセッサ側コネクタ210との接続状態を、抜け止め保持する。
また、内視鏡装置側コネクタ110がプロセッサ側コネクタ210に嵌合接続された状態で、互いに対向状態になったプロセッサ200側の給電コイル等の非接触給電素子と内視鏡装置100側の受電コイル等の非接触受電素子との間では、プロセッサ200側から内視鏡装置100側へ駆動用電力の非接触供給が行えるように、プロセッサ200側の非接触給電素子が内視鏡装置100側の非接触受電素子と重なり合うようになっている。そして、内視鏡装置100側へ供給された駆動用電力は、非接触受電基板115から信号処理基板113や非接触送受信基板114上の搭載電子素子に対して供給される。
このようにして内視鏡装置側コネクタ110がプロセッサ側コネクタ210に抜け止め保持されて嵌合接続された状態で、プロセッサ側コネクタ210のコネクタケーシング111に形成された嵌合凹部211aの底部211cには、内視鏡装置側コネクタ110の開口部にモジュールユニット固定部材119を介して配置されたモジュールユニット118に互いの相対位置を予め規定して取り付けられた複数チャネルそれぞれのレーザダイオード125およびフォトダイオード123それぞれと対向させて、プロセッサ200側の対応チャネルのフォトダイオード225およびレーザダイオード223が、位置決め配置されている。
図示の例では、プロセッサ側コネクタ210のコネクタケーシング211に形成された嵌合凹部211aの底部211cには、モジュールユニット118の第1、第2の映像信号送信チャネルそれぞれのレーザダイオード125-1,125-2に対応させてフォトダイオード225-1,225-2が、モジュールユニット118の制御信号受信チャネルのフォトダイオード123-1に対応させてレーザダイオード223-1が、モジュールユニット118の制御信号送信チャネルのレーザダイオード125-3に対応させてフォトダイオード225-3が、対向するように位置決めされて設けられている。
さらに、図示の例では、プロセッサ200側のフォトダイオード225-1,225-2、レーザダイオード223-1、フォトダイオード225-3の位置決めは、フォトダイオード225-1,225-2、レーザダイオード223-1、フォトダイオード225-3を、予めこれらフォトダイオード225-1〜3、レーザダイオード223-1の互いの相対位置を予め規定して取り付けることができるモジュールユニット218に予め取り付けておき、このモジュールユニット218を内視鏡装置100側のモジュールユニット118に対応させて、プロセッサ200側のコネクタケーシング211に形成された嵌合凹部211aの底部211cにおいて位置決め配置することによって行われている。
この場合、モジュールユニット218の底部218aには、モジュールユニット118の底部118aに対して、素子固定部218dが鏡面配置された状態で形成されている。そして、フォトダイオード225-1,225-2、レーザダイオード223-1、フォトダイオード225-3は、プロセッサ200側の非接触送受信基板214の対応端子に配線接続されている。
〈内視鏡装置側コネクタ110の組み立て〉
モジュールユニット118をコネクタケーシング111に取り付け固定する前に、コネクタケーシング111の外部で、フォトダイオード125-1,125-2、レーザダイオード123-1、フォトダイオード125-3それぞれを、モジュールユニット118の素子位置決め部118cにおける、対応する素子固定部118d,…に予め取り付け固定しておく。
また、モジュールユニット118に対する、フォトダイオード125-1,125-2、レーザダイオード123-1、フォトダイオード125-3の取り付け固定前に、同様にコネクタケーシング111の外部で、フォトダイオード125-1,125-2、レーザダイオード123-1、フォトダイオード125-3それぞれと、非接触送受信基板114の対応端子との間の配線接続を予め行っておく。
それから、フォトダイオード125-1,125-2、レーザダイオード123-1、フォトダイオード125-3の取り付け固定されているモジュールユニット118、およびモジュールユニット118のフォトダイオード125-1,125-2、レーザダイオード123-1、フォトダイオード125-3と配線接続された非接触送受信基板114を、コネクタケーシング111のチャネル形成部ケーシング111bの開口側から、チャネル形成部ケーシング111b内に取り付ける。
その際、モジュールユニット118を、予めチャネル形成部ケーシング111bの所定位置に設けられているモジュールユニット固定部材119に対して取り付け固定するだけで、チャネル形成部ケーシング111bに対する、フォトダイオード125-1,125-2、レーザダイオード123-1、フォトダイオード125-3それぞれの取り付け位置の位置決めが一度でなされる。また、チャネル形成部ケーシング111bのケーシングの室内奥部で、フォトダイオード125-1,125-2、レーザダイオード123-1、フォトダイオード125-3それぞれと、非接触送受信基板114の対応端子との間の配線接続作業を行わなくても済むようになり、接続作業の容易化、迅速化もはかれる。
これにより、フォトダイオード125-1,125-2、レーザダイオード123-1、フォトダイオード125-3それぞれを、個別にコネクタケーシング111に対して位置決め固定する必要が無くなり、フォトダイオード125-1,125-2、レーザダイオード123-1、フォトダイオード125-3の相互間における位置合わせ精度の向上をはかることができ、ひいては、プロセッサ200側の対応するフォトダイオード225-1,225-2、レーザダイオード223-1、フォトダイオード225-3との間の位置合わせ精度の向上もはかることができる。また、フォトダイオード125-1,125-2、レーザダイオード123-1、フォトダイオード125-3それぞれの位置合わせならびにチャネル形成部ケーシング111bに対する取り付け固定、およびフォトダイオード125-1,125-2、レーザダイオード123-1、フォトダイオード125-3それぞれと、非接触送受信基板114の対応端子との間の配線接続も、チャネル形成部ケーシング111bのケーシングの室内奥部で、素子毎に順番で行わなくても済むようになり、コネクタケーシング111に対する取り付け固定作業も容易かつ迅速になる。
また、非接触受電基板115および信号処理基板113についても、コネクタケーシング111のチャネル形成部ケーシング111bの開口側から、チャネル形成部ケーシング111bの室内部に取り付ける。この場合も、非接触受電基板115および信号処理基板113の取り付けに際しても、例えば、コネクタケーシング111の外部で、信号処理基板113と非接触受電基板115との間の配線接続を予め行っておくようにしてもよい。また、これら基板113,115と非接触送受信基板114との間の配線接続についても、例えば、非接触送受信基板114と信号処理基板113との間の配線接続について、各基板114,113に予め基板対基板接続用コネクタを実装しておき、この基板対基板接続用コネクタを用いて、信号処理基板113のチャネル形成部ケーシング111b内への取り付けを行うことに付随して行えるようにしてもよい。
一方、コネクタケーシング111の管接続部ケーシング111aにおける可撓管連結部112には、管接続部ケーシング111aとチャネル形成部ケーシング111bとを連結部材111cを介して一体化する前に、予め可撓管連結部112に、各信号ライン、LCB101などが挿通配置されている連結可撓管17を接続しておく。
そして、管接続部ケーシング111aとチャネル形成部ケーシング111bとを連結部材111cを介して一体化する前に、コネクタケーシング111の外部で、各信号ラインを引き出して、コネクタケーシング111のチャネル形成部ケーシング111bに取り付けてある信号処理基板113の対応端子に配線接続しておく。それから、管接続部ケーシング111aとチャネル形成部ケーシング111bとを連結部材111cを介して一体化して、コネクタケーシング111の室内部を外部に対して画成して、内視鏡装置側コネクタ110の組み立てを完了する。このようにして、各信号ラインと信号処理基板113の対応端子との配線接続も、それぞれを管接続部ケーシング111aおよびチャネル形成部ケーシング111bからケーシングの室外部に露出させて行うことができるので、その作業も容易になる。
<変形例>
(i)特に、一のチャネルを構成する一対の相対向する発信素子125(223)と受信素子123(225)とのうちのいずれか一方の素子が、複数チャネル分、互いの相対位置を規定されて取り付けられるモジュールユニット118と、プロセッサ側コネクタ210との接続状態で、モジュールユニット118に取り付けられた各チャネルの発信素子125または受信素子123を、同じくプロセッサ側コネクタ210に設けられた各対応チャネルの受信素子225または発信素子223と相対向させるように、内視鏡装置側コネクタ110におけるモジュールユニット118の取付位置を位置決めするモジュールユニット固定部119と、を備えた構成の内視鏡装置100であれば、内視鏡装置側コネクタ110のコネクタケーシング111内における、信号処理基板113、非接触送受信基板114、非接触受電基板115それぞれの配置位置間関係や配線接続構成などの具体的構成については、上記した開示の具体的構成に限られない。
(ii)また、上記した開示の具体的構成に開示において、モジュールユニット118およびモジュールユニット固定部119は、例えば、素子固定部118数に応じて底部118aにおける取付貫通孔119hの数が異なるモジュールユニット118および取付貫通孔118dの大きさが異なるモジュールユニット固定部119を、チャネル数に応じて選択して使用するようにすれば、チャネル数に関係なく、コネクタケーシング111などの共通化をはかることもできる。
<本実施形態の効果>
本実施形態によれば、内視鏡装置100とプロセッサ200との間に設けられる、相対向する発信素子125(223)と受信素子123(225)とからなるチャネルが複数であっても、チャネル毎の発信素子125(223)と受信素子123(225)との位置合わせ精度の向上をはかり、生産性の向上をはかることができる。
<本開示の特定事項>
(1)特定事項1
内視鏡装置と、プロセッサと、を有し、
前記内視鏡装置に備えられた内視鏡装置側コネクタと前記プロセッサに備えられたプロセッサ側コネクタとを接続することにより形成される、相対向する発信素子と受信素子とからなるチャネルを介して、前記内視鏡装置と前記プロセッサとの間で通信を行う構成の内視鏡システムであって、
前記内視鏡装置側コネクタは、
一のチャネルを構成する一対の相対向する発信素子と受信素子とのうちのいずれか一方の素子が、複数チャネル分、互いの相対位置を規定されて取り付けられるモジュールユニットと、
前記プロセッサ側コネクタとの接続状態で、前記モジュールユニットに取り付けられた各チャネルの発信素子または受信素子を、同じく前記プロセッサ側コネクタに設けられた各対応チャネルの受信素子または発信素子と相対向させるように、前記内視鏡装置側コネクタにおける前記モジュールユニットの取付位置を位置決めするモジュールユニット固定部と、
を備える、内視鏡システム。
(2)特定事項2
特定事項1において、
前記発信素子が光出射素子であり、
前記受信素子が受光素子であり、
前記チャネルが、光出射面と受光面とを相対向させた前記光出射素子と前記受光素子から構成される、
内視鏡システム。
(3)特定事項3
特定事項2において、
前記モジュールユニットのモジュールユニット筐体には、
各チャネルの前記光出射素子の光出射面または前記受光素子の受光面が表れる対向筐体面が形成され、
前記内視鏡装置側コネクタのコネクタ筐体には、
前記モジュールユニット筐体の対向筐体面を、前記プロセッサ側コネクタに対して臨ませる開口部が形成され、
前記モジュールユニット固定部は、
前記コネクタ筐体内における前記モジュールユニットの取付位置を、前記モジュールユニットの前記対向筐体面を前記コネクタ筐体の前記開口部から臨ませて位置決めすることにより、前記モジュールユニットに取り付けられた各チャネルの光出射素子または受光素子を、同じく前記プロセッサ側コネクタに設けられた各対応チャネルの受光素子または光出射素子と相対向させる、
内視鏡システム。
(4)特定事項4
特定事項3において、
前記モジュールユニット固定部によって前記対向筐体面を前記開口部から臨ませて、前記コネクタ筐体内に前記モジュールユニットを取り付けるのに際して、
前記モジュールユニットに取り付けられた各チャネルの前記光出射素子または前記受光素子は、前記コネクタ筐体内に同じく取り付けされる送受信基板の対応端子と予め配線接続されている、
内視鏡システム。
(5)特定事項5
特定事項1において、
一のチャネルを構成する一対の発信素子と受信素子とのうちのいずれか一方の素子が、複数チャネル分、互いの相対位置を規定されて取り付けられるモジュールユニットと、
前記内視鏡装置側コネクタとの接続状態で、前記モジュールユニットに取り付けられた各チャネルの発信素子または受信素子を、同じく前記内視鏡装置側コネクタのモジュールユニットに設けられた各対応チャネルの受信素子または発信素子と相対向させるように、前記プロセッサ側コネクタにおける前記モジュールユニットの取付位置を位置決めするモジュールユニット固定部と、
を備える、内視鏡システム。
(6)特定事項6
内視鏡装置側コネクタを有し、
プロセッサに備えられたプロセッサ側コネクタに前記内視鏡装置側コネクタを接続することにより形成される、相対向する発信素子と受信素子とからなるチャネルを介して、前記プロセッサとの間で通信を行う構成の内視鏡装置であって、
前記内視鏡装置側コネクタは、
一のチャネルを構成する一対の相対向する発信素子と受信素子とのうちのいずれか一方の素子が、複数チャネル分、互いの相対位置を規定されて取り付けられるモジュールユニットと、
前記プロセッサ側コネクタとの接続状態で、前記モジュールユニットに取り付けられた各チャネルの発信素子または受信素子を、同じく前記プロセッサ側コネクタに設けられた各対応チャネルの受信素子または発信素子と相対向させるように、前記内視鏡装置側コネクタにおける前記モジュールユニットの取付位置を位置決めするモジュールユニット固定部と、
を備える、内視鏡装置。
1 内視鏡システム
100 内視鏡装置
110 内視鏡装置側コネクタ
118 モジュールユニット
119 モジュールユニット固定部材
200 プロセッサ
210 プロセッサ側コネクタ
300 モニタ

Claims (6)

  1. 内視鏡装置と、プロセッサと、を有し、
    前記内視鏡装置に備えられた内視鏡装置側コネクタと前記プロセッサに備えられたプロセッサ側コネクタとを接続することにより形成される、相対向する発信素子と受信素子とからなるチャネルを介して、前記内視鏡装置と前記プロセッサとの間で通信を行う構成の内視鏡システムであって、
    前記内視鏡装置側コネクタは、
    一のチャネルを構成する一対の相対向する発信素子と受信素子とのうちのいずれか一方の素子が、複数チャネル分、互いの相対位置を規定されて取り付けられるモジュールユニットと、
    前記プロセッサ側コネクタとの接続状態で、前記モジュールユニットに取り付けられた各チャネルの発信素子または受信素子を、同じく前記プロセッサ側コネクタに設けられた各対応チャネルの受信素子または発信素子と相対向させるように、前記内視鏡装置側コネクタにおける前記モジュールユニットの取付位置を位置決めするモジュールユニット固定部と、
    を備える、内視鏡システム。
  2. 前記発信素子が光出射素子であり、
    前記受信素子が受光素子であり、
    前記チャネルが、光出射面と受光面とを相対向させた前記光出射素子と前記受光素子から構成される、
    請求項1に記載の内視鏡システム。
  3. 前記モジュールユニットのモジュールユニット筐体には、
    各チャネルの前記光出射素子の光出射面または前記受光素子の受光面が表れる対向筐体面が形成され、
    前記内視鏡装置側コネクタのコネクタ筐体には、
    前記モジュールユニット筐体の対向筐体面を、前記プロセッサ側コネクタに対して臨ませる開口部が形成され、
    前記モジュールユニット固定部は、
    前記コネクタ筐体内における前記モジュールユニットの取付位置を、前記モジュールユニットの前記対向筐体面を前記コネクタ筐体の前記開口部から臨ませて位置決めすることにより、前記モジュールユニットに取り付けられた各チャネルの光出射素子または受光素子を、同じく前記プロセッサ側コネクタに設けられた各対応チャネルの受光素子または光出射素子と相対向させる、
    請求項2に記載の内視鏡システム。
  4. 前記モジュールユニット固定部によって前記対向筐体面を前記開口部から臨ませて、前記コネクタ筐体内に前記モジュールユニットを取り付けるのに際して、
    前記モジュールユニットに取り付けられた各チャネルの前記光出射素子または前記受光素子は、前記コネクタ筐体内に同じく取り付けされる送受信基板の対応端子と予め配線接続されている、
    請求項3に記載の内視鏡システム。
  5. 前記プロセッサ側コネクタも、
    一のチャネルを構成する一対の発信素子と受信素子とのうちのいずれか一方の素子が、複数チャネル分、互いの相対位置を規定されて取り付けられるモジュールユニットと、
    前記内視鏡装置側コネクタとの接続状態で、前記モジュールユニットに取り付けられた各チャネルの発信素子または受信素子を、同じく前記内視鏡装置側コネクタのモジュールユニットに設けられた各対応チャネルの受信素子または発信素子と相対向させるように、前記プロセッサ側コネクタにおける前記モジュールユニットの取付位置を位置決めするモジュールユニット固定部と、
    を備える、請求項1に記載の内視鏡システム。
  6. 内視鏡装置側コネクタを有し、
    プロセッサに備えられたプロセッサ側コネクタに前記内視鏡装置側コネクタを接続することにより形成される、相対向する発信素子と受信素子とからなるチャネルを介して、前記プロセッサとの間で通信を行う構成の内視鏡装置であって、
    前記内視鏡装置側コネクタは、
    一のチャネルを構成する一対の相対向する発信素子と受信素子とのうちのいずれか一方の素子が、複数チャネル分、互いの相対位置を規定されて取り付けられるモジュールユニットと、
    前記プロセッサ側コネクタとの接続状態で、前記モジュールユニットに取り付けられた各チャネルの発信素子または受信素子を、同じく前記プロセッサ側コネクタに設けられた各対応チャネルの受信素子または発信素子と相対向させるように、前記内視鏡装置側コネクタにおける前記モジュールユニットの取付位置を位置決めするモジュールユニット固定部と、
    を備える、内視鏡装置。
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