JP2020185514A - 振動装置 - Google Patents

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【課題】出力が向上した振動装置を提供する。【解決手段】平板状の振動部と、前記振動部を取り囲む枠状部材と、前記振動部と前記枠状部材とを接続する支持部と、張力をかけた状態で前記振動部と、前記枠状部材を架け渡し、面方向に振動する振動フィルムと、を備える振動装置であって、前記振動部と前記枠状部材との間の間隔は、前記振動フィルムが架け渡された状態と、前記振動フィルムが架け渡されていない状態とで、前記振動フィルムが振動する方向である第1方向に対して変化する。【選択図】 図3

Description

本発明は、振動を生じさせる振動装置に関する。
近年、タッチパネル等の入力機器において、利用者が押し込み操作を行った際に振動を伝えることで、利用者に押したことを実感させる触覚提示装置が提案されている。
例えば、特許文献1には、フィルムを用いて触覚フィードバックを利用者に与える触覚提示装置が提案されている。フィルムは、電圧を加えることにより面方向に変形する。フィルムの伸縮により、フィルムに接続された振動部が面方向に振動する。
国際公開2019/013164号
触覚提示装置において、さらに大きな出力が得られることが望まれている。
そこで、本発明の目的は、出力が向上した振動装置を提供することにある。
この発明の振動装置は、平板状の振動部と、前記振動部を取り囲む枠状部材と、前記振動部と前記枠状部材とを接続する支持部と、張力をかけた状態で前記振動部と、前記枠状部材を架け渡し、面方向に振動する振動フィルムと、を備える振動装置であって、前記振動部と前記枠状部材との間の間隔は、前記振動フィルムが架け渡された状態と、前記振動フィルムが架け渡されていない状態とで、前記振動フィルムが振動する方向である第1方向に対して変化することを特徴とする。
この構成では、振動フィルムが架け渡された状態において、振動フィルムが架け渡されていない状態から振動部と枠状部材との間の間隔が変化するような大きさの張力が振動フィルムにかけられている。振動部と枠状部材との間とを接続する支持部は、張力により弾性変形する。支持部には、元の形状に戻ろうとする復元力が加わる。従って、振動フィルムが所定以上の張力で架け渡されている場合、振動部は、振動フィルムの伸縮に加えて復元力分さらに振動する。このため、振動装置は、大きな出力を得ることができる。
この発明によれば、出力が向上される。
図1(A)は、振動装置100の斜視図であり、図1(B)は図1(A)に示すI−I線で切断した断面図である。 図2は、振動装置100の分解斜視図である。 図3(A)は振動フィルム12を張り付けていない状態の振動装置100の平面図であり、図3(B)は振動装置100の平面図である。 図4は、フィルムを張るときの張力と発生加速度との関係を表すグラフである。 図5(A)は支持部15及び枠状部材16の接続部分の一部拡大斜視図であり、図5(B)は図5(A)の平面図であり、図5(C)は図5(B)のさらに一部拡大平面図である。 図6(A)は、支持部15の直線部151の厚みTに対する幅Wの割合と、支持部15の塑性変形量との関係を表すグラフである。図6(B)は、接続部153のY方向に沿った長さL3対する支持部15の幅Wの割合と、支持部15の塑性変形量との関係を表すグラフである。
図1(A)は、第1実施形態に係る振動装置100の斜視図であり、図1(B)は図1(A)に示すI−I線で切断した断面図である。図2は、振動装置100の分解斜視図である。図3(A)は振動フィルム12を張り付けていない状態の振動装置100の平面図であり、図3(B)は振動フィルム12を張り付けた状態の振動装置100の平面図である。なお、図1(B)は、振動装置100を筐体2に設置した状態を示し、他の図は、筐体2を省略して示す。また、図1(B)以外の各図は、回路及び配線を省略して示している。
図1(B)に示すように、本実施形態の振動装置100は、振動ユニット10、及び駆動回路17を備えている。振動ユニット10ついては後から詳細に説明するが、振動ユニット10は駆動回路17に接続されている。
振動装置100は、電子機器等の筐体2に設置される。振動装置100は、筐体2にクッション材42を介して接続されている。クッション材42は、筐体2及び振動ユニット10と比べて外力を受けた時に変形しやすい素材で形成されている。クッション材42は、筐体2側の変形を吸収する。このため、筐体2側の変形が振動ユニット10側に伝わり難くなる。従って、クッション材42は、振動ユニット10に対する不要な変形を抑制することができる。
図1(A)、図2、図3(A)、及び図3(B)に示すように、振動ユニット10は、接続部材11、振動フィルム12、振動部14、支持部15、及び枠状部材16を有する。振動ユニット10は、第1主面18及び第2主面19を有している。
枠状部材16は、平面視した形状が長方形状である。枠状部材16は、長方形状の開口20を有する。枠状部材16は、2つの第1開口21と、2つの第2開口22を有する。第1開口21は、枠状部材16の長手方向であるY方向の両端側に配置されている。第2開口22は、枠状部材16の短手方向であるX方向の両端側に配置されている。この例では、開口20は、2つの第2開口22を含む。第1開口21は、略長方形状であり、X方向に沿って長い形状となっている。第2開口22は、Y方向に沿って長い略長方形状の開口である。また、第2開口22のY方向の両端は、枠状部材16の中心軸(図中のI−I線)に向かってさらに長方形状に延長されている。
振動部14は、平面視して長方形状であり、開口20の内側に配置されている。振動部14の面積は、開口20すなわち第2開口22によって囲まれる面積より大きくなることはない。
支持部15は、振動部14と枠状部材16とを接続する。支持部15は、振動部14を枠状部材16に支持する。この例では、支持部15は、概ねX方向に沿って長い長方形状であり、振動部14のY方向の両端部で、該振動部14を保持する。支持部15は、振動フィルム12が伸縮するY方向に直交するX方向の長さが、Y方向に沿った長さよりも長い。支持部15及び支持部15と枠状部材16との接続部分については、後で詳細に説明する。
枠状部材16、振動部14、及び支持部15は、同一部材(例えば、アクリル樹脂、PET、ポリカーボネイト、ガラスエポキシ、FRP、金属、又はガラス等)で形成されている。金属としては、例えばSUS(ステインレス鋼材)が挙げられ、必要に応じてポリイミド等の樹脂でコーティングすることにより、絶縁を施したものであってもよい。
枠状部材16、振動部14、及び支持部15は、1枚の長方形状の板部材を、第1開口21及び第2開口22の形状に沿って打抜き加工することで形成される。枠状部材16、振動部14、及び支持部15は、それぞれ別の部材であってもよいが、同一部材で形成されることで、容易に製造することができる。又は、同一部材で形成されることで、振動部14の支持にゴム等の別の部材(クリープ劣化のある部材)を用いる必要がなく、長期間安定して振動部14を保持することができる。
図3(B)に示すように、振動フィルム12は、振動ユニット10の第1主面18側に接続される。振動フィルム12は、接続部材11を介して、枠状部材16及び振動部14に接続される。振動フィルム12の長手方向の一端は、枠状部材16のY方向の一端に接続される。振動フィルム12の他端は、振動部14のY方向の一端に接続される。振動部14のY方向の一端は、枠状部材16のY方向の一端とは逆の枠状部材16の他端側の端である。接続部材11は、絶縁性で接着性のある素材が使用される。振動フィルム12は、例えば熱溶着により、接続部材11を介して枠状部材16に接続される。
接続部材11は、平面視して枠状部材16の短手方向に沿って長い長方形状である。接続部材11は、ある程度の厚みがあり、振動フィルム12を振動部14に接触させないように、ある程度離れた位置で、振動フィルム12と振動部14とを接続させる。これにより、振動フィルム12の両主面に設けられた不図示の電極が振動部14に接触しないため、振動フィルム12が伸縮して振動部14が振動したとしても、電極が削られることがない。
振動フィルム12は、電圧を加えると面方向に変形することにより振動するフィルムの一例である。振動フィルム12は、平面視して枠状部材16の長手方向に沿って長い長方形状である。振動フィルム12は、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)からなる。他にも、振動フィルム12は、キラル高分子からなる態様であってもよい。キラル高分子は、例えば、L型ポリ乳酸(PLLA)又はD型ポリ乳酸(PDLA)等を用いる。
振動フィルム12は、張力をかけられた状態で振動部14と枠状部材16とに架け渡されている。張力は、以下に説明するように支持部15が変形する程度の強さである。振動フィルム12の張力により、振動部14はY方向へ引っ張られる。振動部14がY方向へ引っ張られると、振動部14に接続している支持部15もY方向へ引っ張られる。支持部15は、Y方向へ短くX方向へ長い形状である。このため支持部15は、Y方向へ引っ張られると図3(B)に示すように変形する。
振動部14と枠状部材16との間の所定の箇所の変形について図3(A)及び図3(B)を比較しながら説明する。振動部14と枠状部材16との間が引っ張られていない時、図3(A)に示すように、所定の箇所の長さはB1である。これに対して、振動フィルム12は、張力をかけられた状態で振動部14と枠状部材16とに架け渡されると、支持部15及び振動部14がY方向へ引っ張られる。従って、支持部15及び振動部14の位置がY方向へ移動する。このとき、枠状部材16は引っ張られないため、Y方向へ移動しない。従って、図3(B)に示すように、所定の箇所の長さはB2となる。B2は、B1に比べて長い。このように、支持部15は、Y方向へ引っ張られると、振動部14と枠状部材16との間の長さが、引っ張られていない時と比べて変化する。すなわち、振動部14と枠状部材16との間の間隔は、図3(B)に示す振動フィルム12が架け渡された状態と、図3(A)に示す振動フィルム12が架け渡されていない状態とで、Y方向に対して変化する。
駆動回路17は、振動フィルム12に電圧を印加する。振動フィルム12は、電圧を印加すると面方向に変形する。具体的には、振動フィルム12は、電圧を印加するとY方向に伸縮する。振動フィルム12がY方向に伸縮することにより、振動部14は、Y方向に振動する。これにより、振動部14で生じた振動がユーザに伝達される。
図4は、振動フィルム12を張るときの張力と発生加速度との関係を表すグラフである。グラフについて以下に詳細に説明する。
図4は、支持部15のバネ定数13N/mm、振動部14の重さ10gの振動ユニット10を用いた場合に得られるグラフである。振動フィルム12は、30μmの厚さのPVDFを用いる。振動ユニット10は、振動フィルム12に200Vの電圧を負荷した際に、振動部14の共振周波数が330Hzとなるように設計する。
図4に示すように、振動フィルム12にかけられている張力が大きいほど、振動部14から得られる出力加速度が増加する。本実施形態においては、振動フィルム12は、支持部15が変形する程度の強い張力がかけられている。振動部14と枠状部材16との間とを接続する支持部15は、弾性変形する。支持部15は弾性変形しているため、元の形状に戻ろうとする復元力が加わる。このため、支持部15は、ばねのように機能する。従って、振動部14は、ばね状の支持部15に接続されている状態である。このため、振動部14は、支持部15が変形する程度の強い張力がかけられていない場合に比べて、大きく振動する。従って、振動装置100の出力が向上する。
図5(A)は支持部15及び枠状部材16の接続部分の一部拡大斜視図であり、図5(B)は図5(A)の平面図であり、図5(C)は図5(B)のさらに一部拡大平面図である。図5(A)は、図3(A)に示す部分IIの拡大斜視図である。図6(A)は、支持部15の直線部151の厚みTに対する幅Wの割合と、支持部15の塑性変形量との関係を表すグラフである。図6(B)は、接続部153のY方向に沿った長さL3対する支持部15の幅Wの割合と、支持部15の塑性変形量との関係を表すグラフである。
図5(A)〜図5(C)に示すように、支持部15は、直線部151、変化部分152、及び接続部153を備える。変化部分152は、直線部151のX方向の両端に位置する。支持部15は、変化部分152におけるX方向の一端で枠状部材16に接続している。接続部153は、支持部15と枠状部材16とが接続する境界の部分である。
直線部151は、X方向に沿って断面が均一な平面視してY方向に長い直方体形状である。言い換えると、直線部151のY方向に沿った長さである幅Wは一定である。また、Z方向の長さである厚みTも一定である。変化部分152において、Y方向に沿った長さである幅Wは変化する。変化部分152の辺は曲線状であり、変化部分152の幅Wは、枠状部材16へ向かうにつれY方向に広がる。なお、変化部分152の辺は、曲線状に限られず、他に直線状、段階的に折れ曲がる形状であってもよい。
振動ユニット10の出力を向上させるために、振動フィルム12は大きな張力がかけられた状態で振動ユニット10に架け渡されている。この時、振動フィルム12の張力により、支持部15は、図5(A)に示す矢印55のようにY方向へ引っ張られている。
直線部151の幅W及び厚みTは、W/T>1(式1)の関係を満たす。この場合、支持部15に対して矢印55のような力が負荷されても支持部15はY方向へ沿って曲がり易く弾性的な変形をする。図6(A)に示すように、W/Tの値が大きくなるにつれて、塑性変形量は小さくなる。W/T>1の時、塑性変形量は40μm以下である。このように、幅W及び厚みTが式1を満たす場合、塑性変形量が小さく抑制される。
これに対して、幅Wが厚みT以下であり、式1を満たさない場合、直線部151は以下のように変形する。振動フィルム12は、振動ユニット10の第1主面18すなわち振動部14の第1主面18に接続されている。このため、振動フィルム12の張力は、振動部14の第2主面19側より第1主面18側を強く引っ張る。振動部14が引っ張られることにより、直線部151も第2主面19側より第1主面18側が強く引っ張られる。これにより、支持部15に働くZ方向の上下の力の対称性がくずれ易くなる。このため、支持部15は、ねじれ易く、Y方向へ沿って変形しにくい。また、支持部15は、ねじれた状態で大きな力が部分的に付加されることにより塑性変形する。従って、直線部151の幅W及び厚みTが式1を満たす場合、支持部15のねじれ又は塑性変形が抑止される。
変化部分152の辺50は、第1端d1と第2端d2とを有する。第1端d1は直線部151との接点であり、第2端d2は枠状部材16との接点である。図5(C)に示す長さL1は、変化部分152の辺50における第1端d1から第2端d2までの長さである。第1端d1から直線部151の辺を枠状部材16の辺まで延長した線分が第1線分51である。言い換えると、第1線分51は、直線部151の辺の延長と枠状部材16の辺の延長との交点d3から第1端d1までの線分である。第1線分51の長さは、L01である。
第2端d2から枠状部材16の辺に沿って第1線分51まで延長した線分が第2線分52である。言い換えると、第2線分52は、交点d3から第2端d2までの線分である。第2線分52の長さは、L02である。第1線分51の長さL01と第2線分52の長さL02との和をL0とする。
変化部分152の辺50の長さL1及びL0は、L1/L0<0.9(式2)の関係を満たす。L1/L0が0.9以上の時、例えば変化部分152の辺50が第1線分51及び第2線分52に近づく形状であると、L1/L0は1に近くなる。この場合、支持部15に対して矢印55のような力が負荷されると、変化部分152には力が集中する部分が生じやすくなる。変化部分152の辺は交点d3において、Y方向へ沿った直線からX方向へ沿った直線へと変化する。このため、交点d3からX方向へ沿った直線側には急激な力が加わる。従って、支持部15のねじれ又は塑性変形が生じやすくなる。
これに対して、L1/L0<0.9の時、例えば辺50が直線のときであって、第1線分51の長さL01と第2線分52の長さL02が同一の長さである場合、L1/L0は概ね0.7である。この場合、支持部15に対して矢印55のような力が負荷されても、変化部分152には力が集中する部分が生じにくい。辺50は、Y方向へ沿った直線からY方向及びX方向へ対して45°の角度をなす方向に沿っている。すなわち、辺50は、第2端d2において急激に向きが変化していない。また、図5(C)に示すような場合も、辺50は、第2端d2において急激に向きが変化していない。このため、支持部15に対して矢印55のような力が負荷されても、第2端d2において支持部15に急激な力が加わることはない。従って、L1/L0が0.9より小さい場合、支持部15はねじれ又は塑性変形が抑止される。
直線部151の幅W及び接続部153のY方向に沿った長さL3は、W/L3<0.9(式3)の関係を満たす。図6(B)に示すように、W/L3の値が小さくなるにつれて、塑性変形量は小さくなる。W/L3<0.9の時、塑性変形量は110μm以下である。このように、幅W及び厚みTが式3を満たす場合、塑性変形量が小さく抑制される。従って、支持部15は、ねじれ又は塑性変形が抑止される。これに対して、W/L3が0.9以上の場合、すなわち辺50が曲線であっても、直線部151の幅Wと接続部153の長さL3の差が小さい場合、支持部15の塑性変形量は増大する。このため、W/L3が0.9以上の場合、支持部15のねじれ又は塑性変形が生じやすくなる。従って、直線部151の幅W及び接続部153のY方向に沿った長さL3が式3を満たす場合、支持部15のねじれ又は塑性変形が抑止される。
次に、実施例について説明する。振動ユニット10において直線部151、変化部分152、及び接続部153は、以下の条件で形成した。
・直線部151の幅W:0.8mm
・直線部151の厚みT:0.5mm
・変化部分152の辺50の長さL1:0.78(π/4)mm
・変化部分152の第1線分51の長さL01:0.5mm
・変化部分152の第2線分52の長さL02:0.5mm
上記条件から、以下の長さが求められる。
・変化部分152の長さL0(L01+L02):1mm
・接続部153の長さL3(W+L02×2)
振動ユニット10において、上記条件を式1〜式3に当てはめる。
・W/T=0.8/0.5=1.6>1であるため、式1を満たす。
・L1/L0=0.78/1=0.78<0.9であるため、式2を満たす。
・W/L3=0.8/1.8=0.44<0.9であるため、式3を満たす。
実施例に係る振動ユニット10において、支持部15のねじれ又は塑性変形が発生しないことが確認された。従って、振動ユニット10の直線部151、変化部分152、及び接続部153を式1〜式3に該当する条件で設計することにより、支持部15のねじれ又は塑性変形が抑止されることが確認された。
最後に、本実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10…振動ユニット
12…振動フィルム
14…振動部
15…支持部
16…枠状部材
17…駆動回路
18…第1主面
19…第2主面
50…辺
51…第1線分
52…第2線分
100…振動装置
151…直線部
152…変化部分
153…接続部
d1…第1端
d2…第2端
d3…交点
L0…長さ(第1線分と第2線分との和)
L01…長さ(第1線分の長さ)
L02…長さ(第2線分の長さ)
L1…長さ(変化部分における辺の長さ)
L3…長さ(接続部の第1方向に沿った長さ)
T…直線部の厚み
W…直線部の幅

Claims (4)

  1. 平板状の振動部と、
    前記振動部を取り囲む枠状部材と、
    前記振動部と前記枠状部材とを接続する支持部と、
    張力をかけた状態で前記振動部と、前記枠状部材を架け渡し、面方向に振動する振動フィルムと、を備える振動装置であって、
    前記振動部と前記枠状部材との間の間隔は、前記振動フィルムが架け渡された状態と、前記振動フィルムが架け渡されていない状態とで、前記振動フィルムが振動する方向である第1方向に対して変化する、
    振動装置。
  2. 前記支持部は、前記第1方向に沿った長さである幅Wが一定であり、かつ前記面方向に直交する第2方向の長さである厚みTが一定である直線部を有し、
    前記W及び前記Tが以下の関係を満たす、
    W/T>1
    請求項1に記載の振動装置。
  3. 前記支持部は、前記第1方向に沿った長さである幅Wが一定の直線部と、前記幅Wが変化する変化部分と、を有し、
    平面視して前記変化部分の辺の第1端から前記直線部の辺を前記枠状部材の辺まで延長した第1線分と、前記変化部分の第2端から前記枠状部材の辺に沿って前記第1線分まで延長した第2線分と、の長さの和であるL0、及び前記変化部分の辺の長さL1が、以下の関係を満たす、
    L1/L0<0.9
    請求項1に記載の振動装置。
  4. 前記支持部は、前記第1方向に沿った長さである幅Wが一定の直線部と、前記幅Wが変化する変化部分と、前記枠状部材に接続される接続部と、を有し、
    前記幅W、及び前記接続部の前記第1方向に沿った長さL3が、以下の関係を満たす、
    W/L3<0.9
    請求項1に記載の振動装置。
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