JP2020185210A - 車椅子 - Google Patents

車椅子 Download PDF

Info

Publication number
JP2020185210A
JP2020185210A JP2019092095A JP2019092095A JP2020185210A JP 2020185210 A JP2020185210 A JP 2020185210A JP 2019092095 A JP2019092095 A JP 2019092095A JP 2019092095 A JP2019092095 A JP 2019092095A JP 2020185210 A JP2020185210 A JP 2020185210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
footrest
angle position
wheelchair
support shaft
support arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019092095A
Other languages
English (en)
Inventor
卓生 吉田
Takuo Yoshida
卓生 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yabuta Shoko
Original Assignee
Yabuta Shoko
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yabuta Shoko filed Critical Yabuta Shoko
Priority to JP2019092095A priority Critical patent/JP2020185210A/ja
Publication of JP2020185210A publication Critical patent/JP2020185210A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Passenger Equipment (AREA)

Abstract

【課題】足置き部材の収納角度位置への位置付け、また載置角度位置への位置付けを容易に行うことができる車椅子を提供すること。【解決手段】座席部2が設けられた車椅子本体4と、車椅子本体4の後部に回転自在に支持された駆動車輪6と、その前部に回転自在に支持された補助車輪8と、足を載せるフットレスト構造20とを備えた車椅子。フットレスト構造は、左右支持アーム26,30と、左右支持アームに設けられた左右支持軸32,36と、左右支持軸に収納角度位置と載置角度位置との間を揺動自在支持された左右足置き部材34,38と、左右足置き部材を対応する左右支持軸を中心として収納角度位置に向けて弾性的に偏倚する左右弾性偏倚部材50,52とを備え、左右足置き部材は、左右弾性偏倚部材により収納角度位置に弾性的に保持される。【選択図】図1

Description

本発明は、足、腰などが弱くなった患者、老人、身体障害者などが利用する車椅子に関する。
患者、老人、身体障害者などが利用する車椅子として、患者(老人、身体障害者など)を座らせた状態で手で押して移動させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この車椅子は、座席部を備えた車椅子本体と、車椅子本体の後部に支持された一対の駆動車輪と、この車椅子本体の前部に支持された一対の補助車輪と、この車椅子本体の前部に設けられたフットレスト構造とを備え、この車椅子を移動させる際には、例えば車椅子本体に設けられた一対のハンドルを手で押して移動させる。また、フットレスト構造は、車椅子本体に設けられた右支持アーム及び左支持アームと、右支持アーム及び左支持アームに設けられた右支持軸及び左支持軸と、この右支持軸及び左支持軸に揺動自在に支持された右足置き部材及び左足置き部材とを有している。
このような車椅子では、患者(老人、身体障害者など)は車椅子本体の座席部に座って乗り、乗った後に右足置き部材及び左足置き部材を載置角度位置に位置付け、乗った状態の患者の右足及び左足を右足置き部材及び左足置き部材に載置するようになる。尚、患者が車椅子から降りるときには、右足置き部材及び左足置き部材は、載置角度位置から収納角度位置に位置付けられ、このように収納角度位置に位置付けることにより、車椅子からの乗り降りが容易となる。
特開平10−127687号公報
しかしながら、従来の車椅子では、右足置き部材及び左足置き部材の収納角度位置から載置角度位置への揺動、また載置角度位置から収納角度位置への揺動は、看護師、介助者などが屈まって手で行っており、それ故に、これらの位置付け作業が煩雑であるとともに、右足置き部材及び左足置き部材を触る手が汚れ、衛生上好ましくないという問題がある。
本発明の目的は、足置き部材の収納角度位置への位置付け、また載置角度位置への位置付けを容易に行うことができる車椅子を提供することである。
本発明の請求項1に記載の車椅子は、座席部が設けられた車椅子本体と、前記車椅子本体の後部に回転自在に支持された駆動車輪と、前記車椅子本体の前部に回転自在に支持された補助車輪と、前記車椅子本体の前部に設けられたフットレスト構造と、を備えた車椅子において、
前記フットレスト構造は、前記車椅子本体から下方に延びる支持アームと、前記支持アームに設けられた支持軸と、前記支持軸に収納角度位置と載置角度位置との間を揺動自在支持された足置き部材と、前記足置き部材を前記支持軸を中心として前記収納角度位置に向けて弾性的に偏倚する弾性偏倚部材とを備え、前記足置き部材は、前記弾性偏倚部材の作用によって前記収納角度位置に弾性的に保持されることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載の車椅子では、前記フットレスト構造は、前記車椅子本体の右側部及び左側部から下方に延びる右支持アーム及び左支持アームと、前記右支持アーム及び前記左支持アームに設けられた右支持軸及び左支持軸と、前記右支持軸及び前記右支持軸に前記収納角度位置と前記載置角度位置との間を揺動自在に支持された右足置き部材及び左足置き部材と、前記右足置き部材及び前記左足置き部材を前記収納角度位置に向けて弾性的に偏倚する右弾性偏倚部材及び左弾性偏倚部材と、を備えていることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載の車椅子では、前記右弾性偏倚部材は右ねじりコイルばねから構成され、前記右ねじりコイルばねの一端側は、前記右支持軸に取り付けられた右スリーブ部材に装着され、その他端側は、前記右足置き部材に作用して前記収納角度位置に向けて弾性的に偏倚するように構成されており、また前記左弾性偏倚部材は左ねじりコイルばねから構成され、前記左ねじりコイルばねの一端側は、前記左支持軸に取り付けられた左スリーブ部材に装着され、その他端側は、前記左足置き部材に作用して前記収納角度位置に向けて弾性的に偏倚するように構成されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載の車椅子では、前記右足置き部材の両側部に一対の右ねじりコイルばねが設けられ、前記一対の右ねじりコイルばねの外側に一対の右スリーブ部材が設けられ、前記一対の右ねじりコイルばねの一端側は、対応する右スリーブ部材に装着され、それらの他端側は、前記右足置き部材に作用して前記収納角度位置に向けて弾性的に偏倚するように構成されており、また前記左足置き部材の両側部に一対の左ねじりコイルばねが設けられ、前記一対の左ねじりコイルばねの外側に一対の左スリーブ部材が設けられ、前記一対の左ねじりコイルばねの一端側は、対応する左スリーブ部材に装着され、それらの他端側は、前記左足置き部材に作用して前記収納角度位置に向けて弾性的に偏倚するように構成されていることを特徴とする。
更に、本発明の請求項5に記載の車椅子では、前記右足置き部材の基部には後側に突出する右後突出部が設けられ、前記右後突出部が前記右支持軸に揺動自在に支持され、前記載置角度位置まで揺動すると、前記右足置き部材の後端面が前記右支持アームに当接し、前記収納角度位置まで揺動すると、前記右足置き部材の載置面が前記右支持アームに当接し、また前記左足置き部材の基部には後側に突出する左後突出部が設けられ、前記左後突出部が前記左支持軸に揺動自在に支持され、前記載置角度位置まで揺動すると、前記左足置き部材の後端面が前記左支持アームに当接し、前記収納角度位置まで揺動すると、前記左足置き部材の載置面が前記左支持アームに当接することを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の車椅子によれば、車椅子本体のフットレスト構造は、車椅子本体から下方に延びる支持アームと、支持アームに設けられた支持軸と、支持軸に揺動自在支持された足置き部材と、この足置き部材を弾性的に偏倚する弾性偏倚部材とを備え、この弾性偏倚部材は、足置き部材を収納角度位置に向けて弾性的に偏倚するので、車椅子本体に乗っていないときには、この足置き部材が弾性偏倚部材の作用によって収納角度位置に保持され、これによって、車椅子本体への乗り降りが容易となる。また、足置き部材に足を載せるときには、車椅子本体の座席部に座った状態において足で足置き部材を押して載置角度位置まで揺動すればよく、足の力を利用して簡単に載置角度位置に移動させることができる。更に、収納角度位置への位置付け、また載置角度位置への位置付けは、介護者、看護師などが手でもって行う必要がなく、これにより、手の汚れを気にせず衛生的に行うことができる。
また、本発明の請求項2に記載の車椅子によれば、フットレスト構造は、車椅子本体から下方に延びる右支持アーム及び左支持アームと、右支持アーム及び左支持アームに設けられた右支持軸及び左支持軸に揺動自在に支持された右足置き部材及び左足置き部材と、右足置き部材及び左足置き部材を収納角度位置に向けて弾性的に偏倚する右弾性偏倚部材及び左弾性偏倚部材とを備えているので、右足置き部材及び左足置き部材から右足及び左足を下ろしたときには、右足置き部材及び左置き部材が右弾性偏倚部材及び左弾性偏倚部材により載置角度位置から収納角度位置に位置付けられ、これにより、車椅子本体への乗り降りが容易となる。
また、本発明の請求項3に記載の車椅子によれば、右弾性偏倚部材は右ねじりコイルばねから構成され、右ねじりコイルばねの一端側は、右支持軸に取り付けられた右スリーブ部材に装着され、その他端側が右足置き部材に作用するので、この右ねじりコイルばねの弾性作用によって、右足置き部材を収納角度位置に向けて偏倚させることができる。また、左弾性偏倚部材は左ねじりコイルばねから構成され、左ねじりコイルばねの一端側は、左支持軸に取り付けられた左スリーブ部材に装着され、その他端側が左足置き部材に作用するので、この左ねじりコイルばねの弾性作用によって、左足置き部材を収納角度位置に向けて偏倚させることができる。
また、本発明の請求項4に記載の車椅子によれば、右足置き部材の両側部に一対の右ねじりコイルばねが設けられ、一対の右ねじりコイルばねの一端側は、対応する右スリーブ部材に装着され、それらの他端側が右足置き部材に作用するので、一対の右ねじりコイルばねの弾性作用によって、右足置き部材を収納角度位置に向けて確実に偏倚させることができる。また、左足置き部材の両側部に一対の左ねじりコイルばねが設けられ、一対の左ねじりコイルばねの一端側は、対応する左スリーブ部材に装着され、それらの他端側が左足置き部材に作用するので、一対の左ねじりコイルばねの弾性作用によって、左足置き部材を収納角度位置に向けて確実に偏倚させることができる。
更に、本発明の請求項5に記載の車椅子によれば、右足置き部材を載置角度位置まで揺動すると、この右足置き部材の後端面が右支持アームに当接するので、この載置角度位置を越える揺動が阻止され、また収納角度位置まで揺動すると、右足置き部材の載置面が右支持アームに当接するので、この収納角度位置を越える揺動が阻止される。また、左足置き部材を載置角度位置まで揺動すると、この左足置き部材の後端面が左支持アームに当接するので、この載置角度位置を越える揺動が阻止され、また収納角度位置まで揺動すると、左足置き部材の載置面が左支持アームに当接するので、この収納角度位置を越える揺動が阻止される。
本発明に従う車椅子の一実施形態を示す斜視図。 図1の車椅子におけるフットレスト機構の一部を示す部分断面図。 図1の車椅子における右足置き部材の揺動を説明するための部分側面図。 変形形態のフットレスト機構の一部を示す部分断面図。 他の変形形態のフットレスト機構を備えた車椅子を示す斜視図。
以下、添付図面を参照して、本発明に従う車椅子の一実施形態について説明する。図1において、図示の車椅子1は、患者(老人、身体障害者など)が座って乗るための座席部2が設けられた車椅子本体4を備え、この車椅子本体4の後部に一対の駆動車輪6が回転自在に支持され、その前部に一対の補助車輪8が回転自在に支持されている。
この実施形態では、車椅子1は手動で走行する形態のものであり、このことに関連して、各駆動車輪6に対応してその外側に駆動リング10(図1において、左側の駆動車輪10に設けられたもののみを示す)が設けられ、この駆動リング10が対応する駆動車輪6と一体的に回動するように連結されている。従って、座席部2に座って一対の駆動リング10を前進方向(又は後進方向)に手で回動させると、かかる一対の駆動リング10と一体的に一対の駆動車輪6が前進方向(又は後進方向)に回動し、これにより、車椅子1が前進(又は後進)する。
この車椅子本体4の後端部の両側部には一対のハンドル12が設けられ、一対のハンドル12は、上方に延びた後に後方に延びており、これら一対のハンドル12を握って車椅子1を押して前進移動させる(又は引いて後進移動させる)。これらハンドル12には、車椅子1を制動させるためのブレーキレバー14が設けられている。
この車椅子本体4には、一対の駆動車輪6に対応してブレーキ機構14が設けられている。ブレーキ機構14は、ブレーキ操作するための制動レバー16と、駆動車輪6を制動するための制動部材18(左側の駆動車輪6に対応するもののみ示す)とを備え、制動レバー16をブレーキ操作すると、制動部材18が駆動車輪6の外周面に圧接されてブレーキ力が作用する。
この車椅子本体4の前部には、座席部2に座って乗った患者(老人、身体障害者など)が足を置くためのフットレスト構造20が設けられている。図1とともに図2及び図3を参照して、図示のフットレスト構造20は、車椅子本体4の本体フレーム構造22の右横中間部材24に設けられた右支持アーム26と、この本体フレーム構造22の左横中間部材28に設けられた左支持アーム30とを備え、この右支持アーム26及び左支持アーム30は右横中間部材24及び左横中間部材28の前端部から斜め下方に延びている。右支持アーム26及び左支持アーム30は、図示の実施形態のように右中間横部材24及び左横中間部材28と一体的に設けることができるが、例えば溶接などにより満ち横中間部材24及び左横中間部材28に固定するようにしてもよい。
この実施形態では、右支持アーム26の下端部には内側に延びる右支持軸32が設けられ、この右支持軸32に右足置き部材34が揺動自在に支持されている。また、左支持アーム30の下端部には内側に(即ち、右支持軸32に向けて)延びる左支持軸36が設けられ、この左支持軸36に左足置き部材38が揺動自在に支持されている。このように構成されているので、右足置き部材34及び左足置き部材38は、横方向に延びる右支持軸32及び左支持軸36(これらが横方向に延びる揺動軸線を構成する)を中心として前後方向に揺動自在に支持されている。尚、右支持軸32及び左支持軸36は、右支持アーム26及び左支持アーム30に例えば溶接により固定される。
右支持軸32への右足置き部材34の支持構造40と左支持軸36への左足置き部材38の支持構造42とは、左右対称に構成されており、以下、片方の右足置き部材34(左足置き部材38)の支持構造40(42)について説明する。
主として図2及び図3を参照して、この実施形態では、右足置き部材34(左足置き部材38)は、足を置きための右足置き本体部44(左足置き本体部)を備えている。このように右足置き本体部44(左足置き本体部)の基部側には、後端側に突出する一対の右後突出部46(左後突出部)が設けられ、かかる一対の右後突出部46(左後突出部)の上突部が右支持軸32(左支持軸36)に揺動自在に支持されている。このように右足置き本体部44(左足置き本体部)が右後突出部46(左後突出部)を介して支持されているので、右足置き本体部44(左足置き本体部)の両側後端部には、略矩形状の空間48,49が存在し、一方の空間48内に右ねじりコイルばね54(左ねじりコイルばね)が配設され、他方の空間49内に右支持アーム26は(左支持アーム30)が位置するように構成されている。
このように構成されているので、右足置き本体部44(左足置き本体部)を矢印51(図3)で示す収納方向に揺動すると、図2及び図3に示すように、右足置き本体部44(左足置き本体部)の載置面(足を載置する面)側の先端部が右支持アーム26(左支持アーム30)に当接する収納角度位置(図2に示すとともに、図3に実線で示す角度位置)に位置付けられる。この収納角度位置においては、右足置き本体部44(左足置き本体部)は右支持アーム26(左支持アーム30)に沿って上方に傾斜して延び、右支持アーム26(左支持アーム30)によりこの収納角度位置を越える回動が阻止される。
また、この右足置き部材34(左足置き部材38)を矢印54(図3)で示す載置方向に揺動すると、図3に一点鎖線で示すように、右足置き本体部44(左足置き本体部)の右足置き本体部44の後面が右支持アーム26(左支持アーム30)に当接して載置角度位置(図3に一点鎖線で示す角度位置)に位置付けられる。この載置角度位置においては、右足置き本体部44(左足置き本体部)は略水平に延び、右支持アーム26(左支持アーム30)によりこの載置角度位置を越える回動が阻止される。
この実施形態では、更に、右足置き部材34(左足置き部材38)に関連して、右弾性偏倚部材50(左弾性偏倚部材52)が設けられている。右弾性偏倚部材50(左弾性偏倚部材52)は、例えば、右ねじりコイルばね54(左ねじりコイルばね)から構成される。右支持軸32(左支持軸36)の先端部には、例えば固定用ねじ(図示せず)により右スリーブ部材56(左スリーブ部材)が取り付けられ、右ねじりコイルばね54(左ねじりコイルばね)の一端部58が右スリーブ部材56(左スリーブ部材)の取付孔60に挿入固定され、その他端部62が右足置き部材34(左足置き部材38)の裏面(載置面と反対側の面)に当接している。この他端部62については、右足置き部材34(左足置き部材38)から外れないようにこれに取り付けるようにしてもよい。
この右弾性偏倚部材50(左弾性偏倚部材52)は、右足置き部材34(左足置き部材38)に作用してこれを矢印51(図3)で示す収納方向(即ち、収納角度位置に向けて)に弾性的に偏倚し、従って、この右足置き部材34(左足置き部材38)は右弾性偏倚部材50(左弾性偏倚部材52)により上記収納角度位置に弾性的に保持される。
次に、上述した車椅子1の使用方法について説明する。この車椅子1を用いるには、患者(老人、身体障害者など)を車椅子本体4の座席部2に座らせ、座った状態の患者が右足でもって右足置き部材34を矢印54で示す方向に揺動させて載置角度位置に位置付けるとともに、左足でもって左足置き部材38を揺動させて載置角度位置に位置付け、かく載置角度位置に位置付けた右足置き部材34及び左足置き部材38に右足及び左足を載せればよい。
この車椅子1を使用するときには、右弾性偏倚部材50及び左弾性偏倚部材52により右足置き部材34及び左足置き部材38が収納角度位置に保持されているので、この車椅子本体4に乗る際に、右足置き部材34及び左足置き部材38が邪魔にならず、車椅子本体4の座席部2に容易に座ることができる。そして、車椅子本体4の座席部2に座った後は、左右の足でもって右足置き部材34及び左足置き部材38を矢印54で示す方向に揺動させて載置角度位置に位置付ければよく、看護師(介護者など)が右足置き部材34及び左足置き部材38を手でもって収納角度位置から載置角度位置に位置付けることなく、座った患者の足を利用して容易に載置角度位置に位置付けることができる。
尚、この車椅子本体4の座席部2から降りたときには、右足置き部材34及び左足置き部材38は、右弾性偏倚部材50及び左弾性偏倚部材52により収納角度位置に保持されるので、看護師(介護者など)が手でもって載置角度位置から収納角度位置に位置付けることなく、右弾性偏倚部材50及び左弾性偏倚部材52の弾性作用を利用して収納角度位置に位置付けることができる。
このような車椅子1では、上述したように、右足置き部材34及び左足置き部材38の載置角度位置への位置付け、またそれらの収納角度位置への位置付けを、看護師、介護者などの手を煩わすことなく行うことができるので、看護師、介護者などにとって優しく、使い勝手のよいものとして提供することができる。
このフットレスト機構については、図4に示すように構成するようにしてもよく、図4においては、右足置き部材及びそれに関連する構成について示しているが、左足置き部材及びそれに関連する構成については、上述したと同様に、右足置き部材及びそれに関連する構成と左右対称に構成される。尚、図4において、図1〜図3の実施形態と実質上同一の部材には同一の参照番号を付し、その説明を省略する。
図4において、この変形形態のフットレスト構造20Aにおいては、右足置き部材34A(左足置き部材)の右足置き本体部44A(左足置き本体部)の両側部、具体的には一対の右後突出部46A(左後突出部)の外側に、右弾性偏倚部材52A(左弾性偏倚部材)を構成する一対の右ねじりコイルばね54A,55A(左ねじりコイルばね)が配設され、これら一対の右ねじりコイルばね54A,55A(左ねじりコイルばね)の外側に一対の右スリーブ部材56A,57A(左スリーブ部材)が配設されている。一対の右スリーブ部材56A,57A(左スリーブ部材)は、例えば固定用ねじなどにより右支持軸32(左支持軸)に固定され、一対の右ねじりコイルばね54A,55A(左ねじりコイルばね)の一端側58A,59Aは、対応する右スリーブ部材56A,57A(左スリーブ部材)の取付孔60A,61Aに挿入することにより取り付けられ、それらの他端側62A,63Aは、右足置き本体部44A(左足置き本体部)の裏面に当接して作用している。
これら一対の右ねじりコイルばね54A,55A(左ねじりコイルばね)は、右足置き本体部44A(左足置き本体部)に作用して収納角度位置に向けて弾性的に偏倚し、上述した実施形態と同様に、この右足置き本体部44A(左足置き本体部)は、その載置面が右支持アーム26(左支持アーム)に当接することにより、この収納角度位置に弾性的に保持される。尚、この右足置き本体部44A(左足置き本体部)は、上述した実施形態と同様に、その後端面が右支持アーム26(左支持アーム)に当接することにより、載置角度位置に保持される。
この変形形態のフットレスト機構20Aでは、右足置き本体部44A(左足置き本体部)の両側部に右ねじりコイルばね54A,55A(左ねじりコイルばね)が配設されているので、これら右ねじりコイルばね54A,55A(左ねじりコイルばね)からの弾性偏倚力が右足置き本体部44A(左足置き本体部)の両側部に作用し、これにより右足置き本体部44A(左足置き本体部)が収納角度位置に向けてして安定的に揺動される。
フットレスト機構については、図5に示すように構成するようにしてもよい。図5において、図示の車椅子1Bに装備されたフットレスト構造20Bにおいては、右支持軸32Bが右支持アーム26Bの下端部から前方に延び、この右支持軸32Bに右足置き部材34Bが横方向に揺動自在に支持されており、また左支持軸36Bが左支持アーム30Bの下端部から前方に延び、この左支持軸36Bに左足置き部材38Bが横方向に揺動自在に支持されている。
右足置き部材34B及び左足置き部材38Bの右支持軸32B及び左支持軸36Bへの支持構造40B,42Bは、図1〜図3に示す実施形態と同様であり、以下右足置き部材34B(左足置き部材38B)の支持構造40B(42B)について概説する。右足置き部材34B(左足置き部材38B)の右足置き本体部44B(左足置き本体部)には一対の右後突出部46B(左後突出部)が設けられ、かかる右後突出部46Bが右支持軸32B(左支持軸36B)に揺動自在に支持されている。この右支持軸32B(左支持軸36B)の先端部には右スリーブ部材56B(左スリーブ部材)が装着され、この右スリーブ部材56B(左スリーブ部材)と前側の右後突出部46B(左後突出部)との間に、右弾性偏倚部材50B(左弾性偏倚部材)を構成する右ねじりコイルばね54B(左ねじりコイルばね)が右支持軸32B(左支持軸36B)を被嵌して配設されている。
右ねじりコイルばね54B(左ねじりコイルばね)の一端側は、右スリーブ部材56B(左スリーブ部材)の取付孔(図示せず)に挿入することにより取り付けられ、それらの他端側は、右足置き本体部44B(左足置き本体部)の裏面に当接して作用し、右ねじりコイルばね54B(左ねじりコイルばね)は、右足置き本体部44B(左足置き本体部)に作用して収納角度位置に向けて弾性的に偏倚する。
この変形形態においても、上述した実施形態と同様に、この右足置き本体部44B(左足置き本体部)は、右弾性偏倚部材50B(左弾性偏倚部材52B)の作用によって、その載置面が右支持アーム26B(左支持アーム30B)に当接することにより、右足置き本体部44B(左足置き本体部)が上方に延びる収納角度位置に弾性的に保持され、また右足置き本体部44B(左足置き本体部)の後端面が右支持アーム26B(左支持アーム30B)の下端部、具体的には右支持軸32B(左支持軸36B)より下方に突出する端部に当接することにより、右足置き本体部44B(左足置き本体部)が水平方向に延びる載置角度位置、即ち図5に示す角度位置に保持される。従って、このようなフットレスト構造20Bを採用しても、上述した実施形態と同様効果を達成することができる。
以上、本発明に従う車椅子の一実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変更乃至修正が可能である。
例えば、上述した実施形態では、右足については右足置き部材34に載置し且つ左足については左足置き部材38に載置する形態のものに適用して説明したが、このような構成に限定されず、右足及び左足を共通の一つの足置き部材に載置する形態のものにも同様に適用することができる。
また、例えば、上述した実施形態では、手で押して移動させる形態の手動式の車椅子に適用して説明したが、例えば電動モータなどを利用した電動式の車椅子にも同様に適用することができる。
1,1B 車椅子
2 座席部
4 車椅子本体
20,20A,20B フットレスト機構
26,26A,26B,30,30B 支持アーム
32,36 支持軸
34,34A,34B,38,38B 足置き部材
40,40B,42,42B 支持構造
44,44A,44B 足置き本体部
50,50B,52,52B 弾性偏倚部材
54,54A,54B,55A ねじりコイルばね

Claims (5)

  1. 座席部が設けられた車椅子本体と、前記車椅子本体の後部に回転自在に支持された駆動車輪と、前記車椅子本体の前部に回転自在に支持された補助車輪と、前記車椅子本体の前部に設けられたフットレスト構造と、を備えた車椅子において、
    前記フットレスト構造は、前記車椅子本体から下方に延びる支持アームと、前記支持アームに設けられた支持軸と、前記支持軸に収納角度位置と載置角度位置との間を揺動自在支持された足置き部材と、前記足置き部材を前記支持軸を中心として前記収納角度位置に向けて弾性的に偏倚する弾性偏倚部材とを備え、前記足置き部材は、前記弾性偏倚部材の作用によって前記収納角度位置に弾性的に保持されることを特徴とする車椅子。
  2. 前記フットレスト構造は、前記車椅子本体の右側部及び左側部から下方に延びる右支持アーム及び左支持アームと、前記右支持アーム及び前記左支持アームに設けられた右支持軸及び左支持軸と、前記右支持軸及び前記右支持軸に前記収納角度位置と前記載置角度位置との間を揺動自在に支持された右足置き部材及び左足置き部材と、前記右足置き部材及び前記左足置き部材を前記収納角度位置に向けて弾性的に偏倚する右弾性偏倚部材及び左弾性偏倚部材と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の車椅子。
  3. 前記右弾性偏倚部材は右ねじりコイルばねから構成され、前記右ねじりコイルばねの一端側は、前記右支持軸に取り付けられた右スリーブ部材に装着され、その他端側は、前記右足置き部材に作用して前記収納角度位置に向けて弾性的に偏倚するように構成されており、また前記左弾性偏倚部材は左ねじりコイルばねから構成され、前記左ねじりコイルばねの一端側は、前記左支持軸に取り付けられた左スリーブ部材に装着され、その他端側は、前記左足置き部材に作用して前記収納角度位置に向けて弾性的に偏倚するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の車椅子。
  4. 前記右足置き部材の両側部に一対の右ねじりコイルばねが設けられ、前記一対の右ねじりコイルばねの外側に一対の右スリーブ部材が設けられ、前記一対の右ねじりコイルばねの一端側は、対応する右スリーブ部材に装着され、それらの他端側は、前記右足置き部材に作用して前記収納角度位置に向けて弾性的に偏倚するように構成されており、また前記左足置き部材の両側部に一対の左ねじりコイルばねが設けられ、前記一対の左ねじりコイルばねの外側に一対の左スリーブ部材が設けられ、前記一対の左ねじりコイルばねの一端側は、対応する左スリーブ部材に装着され、それらの他端側は、前記左足置き部材に作用して前記収納角度位置に向けて弾性的に偏倚するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の車椅子。
  5. 前記右足置き部材の基部には後側に突出する右後突出部が設けられ、前記右後突出部が前記右支持軸に揺動自在に支持され、前記載置角度位置まで揺動すると、前記右足置き部材の後端面が前記右支持アームに当接し、前記収納角度位置まで揺動すると、前記右足置き部材の載置面が前記右支持アームに当接し、また前記左足置き部材の基部には後側に突出する左後突出部が設けられ、前記左後突出部が前記左支持軸に揺動自在に支持され、前記載置角度位置まで揺動すると、前記左足置き部材の後端面が前記左支持アームに当接し、前記収納角度位置まで揺動すると、前記左足置き部材の載置面が前記左支持アームに当接することを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の車椅子。





JP2019092095A 2019-05-15 2019-05-15 車椅子 Pending JP2020185210A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019092095A JP2020185210A (ja) 2019-05-15 2019-05-15 車椅子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019092095A JP2020185210A (ja) 2019-05-15 2019-05-15 車椅子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020185210A true JP2020185210A (ja) 2020-11-19

Family

ID=73223398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019092095A Pending JP2020185210A (ja) 2019-05-15 2019-05-15 車椅子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020185210A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3111688U (ja) * 2005-04-19 2005-07-28 康揚股▲分▼有限公司 車椅子の足置板自動収納構造
JP2007152043A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Kuruma-Za:Kk 車椅子足台の開閉装置
JP3190253U (ja) * 2014-02-10 2014-04-24 株式会社 ドリーム・ダブル 車椅子

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3111688U (ja) * 2005-04-19 2005-07-28 康揚股▲分▼有限公司 車椅子の足置板自動収納構造
JP2007152043A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Kuruma-Za:Kk 車椅子足台の開閉装置
JP3190253U (ja) * 2014-02-10 2014-04-24 株式会社 ドリーム・ダブル 車椅子

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2017199348A1 (ja) 介助装置
RU2413490C2 (ru) Устройство, облегчающее ходьбу
US7722119B1 (en) Chair with a tiltable seat
KR102080917B1 (ko) 전동 휠체어
JP2008011989A (ja) 車椅子
JP2020185210A (ja) 車椅子
KR102182201B1 (ko) 목발 거치수단이 구비된 휠체어
JP2018023492A (ja) 車椅子
CN110785105B (zh) 机动化的零重力椅子
KR101492587B1 (ko) 슬라이딩 팔걸이로 구동되는 전동 휠체어
JP4912664B2 (ja) 回動アーム付き車椅子
TWI731621B (zh) 助行器
JP4617718B2 (ja) 電動車椅子
JP3709522B2 (ja) 介助機能付車椅子
JP3124825U (ja) 車椅子
JP2008237583A (ja) 介助用車椅子並びにそれに用いるフットレストアッセンブリ
JP3809584B2 (ja) 歩行補助車
JP6235826B2 (ja) 車椅子
KR102624268B1 (ko) 하반신 근육운동 기능을 갖는 전동 휠체어용 장치
JP3235802U (ja) 車椅子
JP2009039529A (ja) 楽々移乗車椅子
JP7355435B2 (ja) フットレスト
JPH09586A (ja) 車椅子利用患者用の医療介助器具
JP2005058672A (ja) 歩行補助器具及び自転車
JP6664794B2 (ja) 介助用車いす

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20201215

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201216

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20201216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20201215

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20210222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210302

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20210426

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210930