JP2020184141A - 端末装置、会計処理方法および会計処理プログラム、並びに、会計処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】店舗に設置されている既存のPOSシステムを利用しつつ、店舗におけるレジ待ち時間を短縮することができる端末装置、会計処理方法および会計処理プログラム、並びに、会計処理システムの提供を図る。【解決手段】商品P0を選択するとき、第1スキャナ100,200により読み取った前記商品に付された第1商品情報コードC0に対応した情報を記憶するメモリ(12)と、前記商品を会計するとき、前記メモリに記憶した前記情報に対応した第2商品情報コードCZ(C0)を表示するディスプレイ(10)と、を備える、ように構成する。【選択図】図6

Description

本発明は、端末装置、会計処理方法および会計処理プログラム、並びに、会計処理システムに関する。
従来、例えば、スーパーマーケット等の店舗において、顧客(買い物客)が買い上げる商品の登録および会計(精算)は、POS(Point Of Sales:販売時点情報管理)システムを使用して行われている。すなわち、顧客は、購入する複数の商品を、ショッピングカートや買い物かご等に入れ、購入する全ての商品が揃ったら、例えば、POSレジ(レジ)で購入する商品の会計を行う。
ここで、それぞれの商品には、商品情報コード(バーコード:例えば、JAN(Japanese Article Number)コード)が印刷され、或いは、バーコードが印刷されたステッカー等が貼着されている。そして、顧客が購入するために買い物かご等に入れた各商品のバーコードは、レジのオペレータ(従業員)によりハンディスキャナ等で順次読み取られ、購入する商品の合計金額が算出されて会計が行われる。さらに、顧客は、会計が済んだ商品が入れられた買い物かご等から、例えば、レジの従業員から受け取ったビニール袋等に移し替えて(袋詰めして)店舗を後にすることになる。
ところで、顧客(利用者)が普段スーパーマーケット等を利用する中で感じている不満は非常に多く、例えば、レジ待ちの長さや袋詰め作業の手間などが挙げられる。特に、レジ待ちの長さは、利用者のストレス増加の大きな原因の一つであり、これは、例えば、利用者が買い物かご等に入れた商品を従業員が1点ずつ取り出してバーコードを読み取るため、或いは、缶やビン等の湾曲面に付されたバーコードを読み取るため、従業員がバーコードの読み取り作業に手間取るといったことに起因している。
このような、スーパーマーケット等の店舗におけるレジ待ちの長さを低減するものとしては、従来、様々な手法が提案されている。
特開2009−265746号公報 特開2015−022358号公報 特開2011−158993号公報 特開平07−152962号公報
前述したように、スーパーマーケット等の店舗におけるレジ待ちの長さを低減するものとしては、様々な手法が提案されている。具体的に、従来、利用者に商品のバーコードを読み取るハンディターミナルを貸与し、レジ(POSレジ)で購入商品の会計を行うときに、ハンディターミナルをレジに設けられた専用のクレードルにセットして行うものが提案されている。
しかしながら、顧客は、買い物中、常に、専用のハンディターミナルを持っていることが求められるため、買い物の快適性を妨げる要因になる。さらに、専用のクレードルが必要なだけでなく、クレードルを介してハンディターミナルの情報を取得することになるため、それまで使用していた既存のPOSレジ(POSシステム)をそのまま利用することが困難になる。
また、例えば、それぞれの商品にICタグ(RFID:Radio Frequency IDentifier)を貼付し、ICタグの情報をショッピングカートに設けたタブレット端末の無線タグリーダーで読み取ることにより、顧客がショッピングカートの買い物かごに商品を入れると、自動的にタブレット端末に商品情報が登録されるものも提案されている。
しかしながら、ICタグは、バーコード(商品情報コード)を利用するよりもコストが増加することになり、さらに、ICタグの情報を読み取るための無線タグリーダーやPOSレジ(POSシステム)の入れ替え等も必要になる。このように、従来、提案されている様々な手法は、店舗に設置されている既存のPOSシステムをそのまま利用するものではない。
本発明は、店舗に設置されている既存のPOSシステムを利用しつつ、店舗におけるレジ待ち時間を短縮することができる端末装置、会計処理方法および会計処理プログラム、並びに、会計処理システムの提供を目的とする。
本発明に係る第1実施形態によれば、商品を選択するとき、第1スキャナにより読み取った前記商品に付された第1商品情報コードに対応した情報を記憶するメモリと、前記商品を会計するとき、前記メモリに記憶した前記情報に対応した第2商品情報コードを表示するディスプレイと、を備える端末装置が提供される。
本発明に係る第2実施形態によれば、上記第1実施形態の端末装置を複数備え、さらに、複数の前記端末装置を管理する端末管理サーバを備える会計処理システムであって、前記端末管理サーバは、それぞれの前記端末装置と無線接続されると共に、ネットワーク上のデータベースにアクセス可能とされている会計処理システムが提供される。
本発明に係る第3実施形態によれば、商品を選択するとき、前記商品に付された第1商品情報コードを端末装置の第1スキャナにより読み取り、前記第1スキャナにより読み取った前記第1商品情報コードに対応した情報をメモリに記憶し、前記商品を会計するとき、前記メモリに記憶した前記情報に対応した第2商品情報コードを前記端末装置のディスプレイに表示する会計処理方法が提供される。
本発明に係る第4実施形態によれば、商品に付された第1商品情報コードを読み取る第1スキャナと、前記第1スキャナにより読み取った前記第1商品情報コードに対応した情報を記憶するメモリと、前記メモリに記憶した前記情報に対応した第2商品情報コードを表示するディスプレイと、を備える端末装置の演算処理装置に、商品を選択するとき、前記商品に付された第1商品情報コードを前記端末装置の第1スキャナにより読み取り、前記第1スキャナにより読み取った前記第1商品情報コードに対応した情報をメモリに記憶し、前記商品を会計するとき、前記メモリに記憶した前記情報に対応した第2商品情報コードを前記端末装置のディスプレイに表示する、処理を実行させる会計処理プログラムが提供される。
本実施形態に係る端末装置、会計処理方法および会計処理プログラム、並びに、会計処理システムによれば、店舗に設置されている既存のPOSシステムを利用しつつ、店舗におけるレジ待ち時間を短縮することができるという効果を奏する。
図1は、本発明に係る会計処理システムの第1実施例の全体構成を模式的に示すブロック図である。 図2は、本発明に係る会計処理システムの第2実施例の全体構成を模式的に示すブロック図である。 図3は、本発明に係る端末装置の一実施例の構成を示すブロック図である。 図4は、本発明に係る端末装置の一実施例を適用した会計処理の全体的な流れを説明するための図である。 図5は、本発明に係る端末装置の他の実施例を適用したショッピングカートを説明するための図である。 図6は、本発明に係る端末装置の他の実施例を使用して買い物および会計処理を行う様子を説明するための図である。 図7は、POSレジで会計処理を行うときにおける端末装置の表示画面の変形例を説明するための図(その1)である。 図8は、POSレジで会計処理を行うときにおける端末装置の表示画面の変形例を説明するための図(その2)である。 図9は、本発明に係る会計処理プログラムの一実施例における処理を説明するためのフローチャートである。 図10は、本実施例の会計処理システムにおける端末管理サーバに格納されるデータの例を説明するための図である。
以下、本発明に係る端末装置、会計処理方法および会計処理プログラム、並びに、会計処理システムの実施例を、添付図面を参照して詳述する。図1は、本発明に係る会計処理システムの第1実施例の全体構成を模式的に示すブロック図である。図1において、参照符号1は端末装置、2は端末管理サーバ、3はインターネット(ネットワーク)、4は既存のPOSシステム(POSレジ)、そして、300はPOSレジのスキャナを示す。
図1に示されるように、第1実施例の会計処理システムは、既存のPOSシステム(POSレジ)4をそのまま利用するもので、例えば、POSレジ(レジ)4のオペレータ(従業員,スタッフ)がスキャナ(ハンディスキャナ,バーコードリーダ:第2スキャナ)300を使用して行う会計処理は、実質的に同様のものである。ここで、後に詳述するように、POSレジ4のオペレータ(POP)は、ショッピングカート(SC)や買い物かごから商品(P0)を取り出し、その商品に付されている商品情報コード(C0)を探してスキャナ300で読み取るといった手間のかかる作業をしなくてもよいことになる。
すなわち、第1実施例の会計処理システムは、既存のPOSシステム4をそのまま利用するもので、新たに、複数の端末装置1を追加することにより構成される。ここで、端末装置1は、後述するように、例えば、ショッピングカート(SC)に対して、着脱自在に、或いは、回転可能として設けられ、スーパーマーケット等の店舗に来る顧客(買い物客)が使用するショッピングカートと共に買い物に供される。
それぞれの端末装置1は、例えば、SIMカード(Subscriber Identity Module Card)が挿入可能とされLTE−Advanced等の移動通信システム、或いは、無線LAN(例えば、WiFi(登録商標))や近距離無線通信(例えば、ブルートゥース(登録商標))等の無線通信手段を介してインターネット3に接続されるようになっている。なお、インターネット3には端末管理サーバ2が接続され、この端末管理サーバ2により、インターネット3および無線通信手段を介してそれぞれの端末装置1を管理するようになっている。
図2は、本発明に係る会計処理システムの第2実施例の全体構成を模式的に示すブロック図である。図2と、上述した図1の比較から明らかなように、第2実施例の会計処理システムは、既存のPOSシステム4をそのまま利用するのは第1実施例と同様であるが、例えば、端末管理サーバ2は、スーパーマーケット等の各店舗に対して、複数の端末装置1と共に設けるようになっている。
ここで、それぞれの端末装置1は、例えば、無線LAN等の無線通信手段を介して端末管理サーバ2に接続され、さらに、端末管理サーバ2は、有線または無線LAN等を介してインターネット3に接続される。
図3は、本発明に係る端末装置の一実施例の構成を示すブロック図である。図3に示されるように、端末装置1は、例えば、タブレット端末を適用することができ、プロセッサ(演算処理装置)11、RAM(Random Access Memory)12、ROM(Read Only Memory)13、グラフィック処理部14、入力インタフェース15、ネットワークインタフェース16、商品情報コード読み取りインタフェース17およびバス18を含む。ここで、商品情報コードとしては、例えば、どの事業者のどの商品かを表すJAN(Japanese Article Number)コードを始めとする一次元コード(バーコード)、カラー印刷を用いた自動認識コード、或いは、二次元コードといった様々なコードを適用することができる。
プロセッサ11は、バス18を介して各構成部分を制御すると共に、データの処理を行う。RAM12は、例えば、スキャナ(第1スキャナ100,200)により読み取った商品情報コード(第1商品情報コード)を、顧客ID,個数,スキャン時刻,スキャン順番等と共に記憶する。なお、RAM12に記憶するデータ(情報)は、端末装置1のスキャナで読み取った商品情報コードそのものに限定されず、例えば、その商品情報コード(第1商品情報コード)に対応した情報(例えば、数値や他のコード)であればよい。ROM13は、例えば、プロセッサ11が実行する会計処理プログラムを記憶し、或いは、販売促進用のデータ等を記憶する。なお、ROM13は、例えば、フラッシュEEPROM等の書き換え可能な不揮発性メモリを適用することができるのはいうまでもない。
グラフィック処理部14は、ディスプレイ(10)を制御するもので、顧客が購入する商品を選択するとき、スキャナ(第1スキャナ100,200)により読み取った、商品に付された第1商品情報コードに対応した情報に関連付けされている関連情報、例えば、商品に関する画像、商品に関する動画、商品に関するコメントおよび商品に関する広告等の表示を制御する。なお、これら商品に付された第1商品情報コードに対応した情報に関連付けされている関連情報は、例えば、ネットワーク(インターネット)上のデータベースから入手してもよい。なお、図2を参照して説明した第2実施例の会計処理システムでは、例えば、各店舗に設けた端末管理サーバ2に対して、それぞれの商品に付された第1商品情報コードに対応した情報に関連付けされている関連情報を蓄積した関連情報蓄積データベースを設ける、すなわち、予めデータを格納することも可能である。
また、グラフィック処理部14は、例えば、既存のPOSレジ4により購入する商品を会計するとき、例えば、RAM(メモリ)12に記憶した商品情報コードに対応した情報(数値等)を、その既存のPOSレジ4のスキャナ(第2スキャナ300,400)により読み取り可能な商品情報コード(第2商品情報コード)として端末装置1のディスプレイ(10)に表示する。
ここで、POSレジのスキャナ(第2スキャナ)により読み取られる第2商品情報コードは、端末装置1のスキャナ(第1スキャナ)により読み取られる商品に付された第1商品情報コードと同一の規格であってもよいが、異なる規格であってもよい。例えば、第1商品情報コードはJANコードで、第2商品情報コードはJANコードや、二次元コードであってもよい。なお、購入する商品を会計するときに端末装置1のディスプレイ10に表示される内容は、後に、図面を参照して例示するが、例えば、整然と規則的に表示し、或いは、商品の数や種類の表示位置や背景色等を工夫して様々な表示が可能である。
一般的な会計処理において、POSレジ4のオペレータPOPは、例えば、買い物かごやショッピングカートから商品を1点ずつ取り出して商品情報コードをスキャナで読みとるために時間を要し、その結果、顧客(SP)は、長時間のレジ待ちを強いられることになっていた。これに対して、本実施例の端末装置1によれば、顧客SPによって、予め商品に印刷された商品情報コード(第1商品情報コード)が読み取られており、POSレジ4のオペレータPOPは、端末装置(例えば、タブレット端末)1のディスプレイ(平面の表示画面)10に表示された商品情報コード(第2商品情報コード)を、POSレジ4のハンディスキャナ(第2スキャナ)で読み取るだけの作業を行えばよいため、極めて短時間で会計処理を行うことが可能になる。
さらに、本実施例の端末装置1によれば、スキャナで読み取った第1商品情報コードに対応した情報に関連付けされている関連情報を端末装置1のディスプレイ10に表示することにより、顧客SPの買い物への利便性の向上も可能になる。しかも、顧客SPが、多少、商品情報コードの読み取りに時間を要したとしても、買い物を楽しんでいる状況下であるため、一般的な会計処理で会計処理のためだけに待たされるときの待ち時間に比べて心理的不満が低減される。
すなわち、本実施例の端末装置を適用することにより、店舗に設置されている既存のPOSシステム(POSレジ)を利用しつつ、店舗におけるレジ待ち時間を大幅に短縮することが可能になる。さらに、顧客が購入する商品を選択するときには、スキャナで読み取った第1商品情報コードに対応した情報に関連付けされている関連情報を端末装置のディスプレイに表示することにより、顧客の利便性を向上させると共に、商品の売り上げ増にも貢献することができる。
図4は、本発明に係る端末装置の一実施例を適用した会計処理の全体的な流れを説明するための図である。ここで、図4(a)は、顧客(買い物客)SPが店舗(スーパーマーケット等)に行って買い物を始めるときの様子を示し、図4(b)は、顧客SPが購入する商品P0を選択しているときの様子を示す。さらに、図4(c)は、顧客SPが既存のPOSレジ(POSシステム)4により会計を行うときの様子を示し、図4(d)は、図4(c)の会計処理の様子を、既存のPOSレジ4による現状の会計処理の様子と比較して示す。
まず、図4(a)に示されるように、顧客SPは、買い物をするために店舗に行くと、例えば、端末装置(タブレット端末)1が着脱可能として取り付けられたショッピングカートSCの所定位置に、顧客SPが自身のショッピングバッグUBを装着する。ここで、参照符号100は、端末装置1に設けられた内蔵スキャナ(第1スキャナ)を示す。
次に、図4(b)に示されるように、購入する商品を選択するとき、すなわち、顧客SPが商品P0の購入を決めたとき、顧客SPは、例えば、売り場に置かれている商品P0をショッピングバッグUBに入れる前に、商品P0に付された商品情報コード(第1商品情報コード)C0を、端末装置1に内蔵されたスキャナ100により読み取る。なお、図3を参照して説明したように、スキャナ100で読み取った商品P0の商品情報コードC0に対応した情報(数値等)は、例えば、RAM12に記憶される。また、商品情報コードC0のスキャンを行った商品P0は、顧客SPがショッピングバッグUBに入れ、同様の処理を繰り返すことで、購入する商品の選択(買い物)を続けることになる。
図4(c)に示されるように、購入する商品を会計するとき、顧客SPは、例えば、端末装置1をショッピングカートSCから取り外して、POSレジ4のオペレータPOPに渡す。ここで、端末装置1のディスプレイ10には、例えば、メモリ(RAM)12に記憶した複数の各商品情報コード(第1商品情報コード)に対応した情報に対応した複数の各商品情報コード(第2商品情報コード)が表示される。なお、端末装置1のスキャナ100(200:第1スキャナにより第1商品情報コードを読み取る商品選択モードと、メモリ12に記憶した商品情報コードに対応した情報に対応した第2商品情報コードをディスプレイ10に表示する会計モードを、例えば、ディスプレイ10に表示するタッチスイッチ(スイッチ手段)により切り替えるようにしてもよい。
POSレジ4のオペレータPOPは、POSレジ4に設けられた内蔵スキャナ(第2スキャナ)400またはUSB(Universal Serial Bus)端子等を介して外部に設けられたハンディスキャナ(第2スキャナ)300により、端末装置1のディスプレイ10に表示された複数の商品情報コードを順に読み取って会計処理を行う。ここで、端末装置1のディスプレイ10に表示されるそれぞれの商品情報コード(第2商品情報コード)は、例えば、商品(P0)に印刷またはステッカーにより貼着されている商品情報コード(第1商品情報コード)C0と同じの規格の商品情報コード(例えば、JANコード)であり、店舗に設けられている既存のPOSレジ(POSシステム)4をそのまま使用して、会計処理を行うことができる。
なお、端末装置1のディスプレイ10に表示される第2商品情報コードは、第1商品情報コードと同一の規格でも異なる規格でもよい。また、端末装置1のディスプレイ10に表示される商品情報コードの数が多い場合には、例えば、1つの頁に所定の数(種類)だけ表示し、オペレータPOPの操作により頁を順番にめくることで、全ての商品の商品情報コード(第2商品情報コード)等を表示するようにしてもよい。或いは、例えば、商品情報コードを所定時間ごとに移動または切り替え、もしくは、スクロールすることにより、端末装置1のディスプレイ10に全ての商品の商品情報コードを表示することもできる。
すなわち、図4(d)の参照符号AAAで示されるように、購入する商品の一般的な(従前の)会計処理において、POSレジ4のオペレータPOPは、例えば、買い物かごやショッピングカートから商品を1点ずつ取り出して商品情報コードをスキャナ(300,400)で読み取るために時間を要し、さらに、汚れや破損が有る商品情報コード、或いは、読み取り難い形状の商品に付された商品情報コードをスキャナで読み取るには、より一層の時間および手間を要することになり、顧客SPに長時間のレジ待ちを強いるだけでなく、POSレジ4のオペレータPOPの負担を増加させることにもなっていた。
これに対して、図4(d)の参照符号BBBで示されるように、本発明に係る端末装置の一実施例を適用した会計処理において、POSレジ4のオペレータPOPは、新たな機器を追加することなく、それまでと同様の手順で会計処理を行うことができる。さらに、オペレータPOPがスキャナで読み取るのに時間や手間を要した商品情報コード(例えば、汚れや破損が有る商品情報コード、或いは、読み取り難い形状の商品に付された商品情報コード等)であっても、簡単な読み取り作業でよいことになる。すなわち、スキャナで読み取るのに時間や手間を要する商品情報コードであっても、端末装置1のディスプレイ10には、POSレジ4のスキャナ(300,400)で読み取り易いように商品情報コードが表示されるため、オペレータPOPが行う会計処理に要する時間を大幅に短縮することが可能になる。これは、POSレジ4のオペレータPOPの負担を低減させることにもつながる。そして、顧客SPは、例えば、購入した商品が入った自身のショッピングバッグUBを、ショッピングカートSCから外して店舗を後にすることになる。
図5は、本発明に係る端末装置の他の実施例を適用したショッピングカートを説明するための図である。図5と、前述した図4(a)および図4(b)の比較から明らかなように、本実施例の端末装置1は、スキャナを内蔵するのではなく、例えば、端末装置1のUSB端子等を介して外部に設けられたハンディスキャナ200を適用するようにしたものである。ここで、端末装置1は、回転可能としてショッピングカートSCの上方部に設けられ、端末装置1のディスプレイを、購入する商品を選択するときは、顧客SPが見やすいショッピングカートSCの後方を向くようにし、購入する商品を会計するときは、POSレジ4のオペレータPOPが見やすい横方向(オペレータPOPの方向)を向くようにする。
このように、端末装置1により商品に付された商品情報コードを読み取るスキャナ(第1スキャナ)は、前述したように、端末装置1に設けた内蔵スキャナ100でもよいが、本実施例のように、外部に設けたハンディスキャナ200であってもよい。
さらに、図5に示すショッピングカートSCでは、図4を参照して説明したように、顧客SPが自身のショッピングバッグUBをショッピングカートSCの所定位置に装着するのではなく、ショッピングカートSCの上部および下部にそれぞれ買い物かごSGを設けるようになっている。この場合、会計処理が済んだ買い物かごSGの中の商品は、例えば、顧客SPが自身のショッピングバッグUBやビニール袋等に移し替えることになる。なお、本発明に係る端末装置1の適用は、スーパーマーケットで使用されるショッピングカートSCに限定されるものではなく、コンビニエンスストアを始めPOSレジ(POSシステム)4を使用する様々な店舗に幅広く適用することができる。また、端末装置1は、タブレット端末に限定されるものではなく、ノートパソコンやスマートフォン等であってもよい。
図6は、本発明に係る端末装置の他の実施例を使用して買い物および会計処理を行う様子を説明するための図であり、端末装置のディスプレイに表示される表示画面の例を示す。ここで、図6(a)は、購入する商品を選択するときの表示画面の一例を示し、図6(b)は、購入する商品の選択が終了したときの表示画面の一例を示し、そして、図6(c)は、購入する商品を会計するときの表示画面の一例を示す。
まず、顧客SPが購入する商品P0を選択するとき、すなわち、商品選択モードにおいて、顧客SPは、売り場に置かれている商品P0をショッピングバッグUBや買い物かごSGに入れる前に、商品P0の商品情報コードC0を、端末装置1に内蔵されたスキャナ100またはハンディスキャナ200により読み取る。このとき、端末装置1のディスプレイ10には、図6(a)のような画面が表示される。
すなわち、図6(a)に示されるように、顧客(SP)が購入を決めた商品P0に付された商品情報コードC0をスキャナ100で読み取ると、ディスプレイ10には、商品P0の画像101、商品P0の商品情報102、商品P0に対する一般消費者の口コミ103、並びに、商品P0を購入する個数指定部分104、並びに、確認ボタン105等が表示される。なお、商品P0の画像101または口コミ103を表示する領域に、購入する商品P0に関連する商品の情報や広告といった他の様々な情報を表示することも可能である。
ここで、スキャナ100で読み取った商品P0の購入を止める場合、例えば、個数指定部分104における個数削減ボタン104cをタッチして個数表示104aを『0』にして、商品P0を売り場の所定位置に戻すことになる。また、専用の購入キャンセルボタンを設けてもよいのはいうまでもない。また、個数指定部分104における個数増加ボタン104bは、タッチするごとに購入する個数を増加させるもので、例えば、商品P0を5個まとめて購入する場合、1つの商品P0の商品情報コードを1度スキャンした後、個数増加ボタン104bを4回タッチすればよい。
なお、端末装置1のディスプレイ10に表示する表示画面は、様々な変更および変形が可能であり、さらに、端末装置1に内蔵されたスキャナ100は、例えば、端末装置1のUSB端子を介して外部に設けられたハンディスキャナ200としてもよいのは、前述した通りである。
次に、図6(b)に示されるように、上述した購入する商品の選択を続け、購入する商品の選択が終了したとき(必要な商品が揃って買い物を終えるとき)、顧客SPは、後述する端末装置1のディスプレイ10に表示された会計ボタン108をタッチし、ショッピングカートSCと共にPOSレジ4の場所へ移動して会計処理を行う。
すなわち、購入する商品の選択を続けているとき(商品選択モード)、端末装置1のディスプレイ10には、カート内(例えば、顧客SPのショッピングバッグUBや買い物かごSG内)に入れられた商品の一覧106、販売促進用の表示(販促コンテンツ)107、並びに、購入する商品の選択が終了して会計処理を行うための会計ボタン108が表示されており、顧客SPが会計ボタン108をタッチすると、例えば、ディスプレイ10には、スタッフ(POSレジ4のオペレータPOP)に端末(端末装置1)を渡すように促す表示109が現出し、顧客SPは、端末装置1をショッピングカートSCから取り外してPOSレジ4のオペレータ(POP)に渡す。
POSレジ4のオペレータPOPは、顧客SPから端末装置1を受け取り、例えば、ディスプレイ10の表示109におけるOKスイッチ(スイッチ手段)109aをタッチして、端末装置1のディスプレイ10における表示を、商品選択モードから会計モードに切り替える。これにより、端末装置1のディスプレイ10は、例えば、図6(c)のような表示に切り替わる。そして、POSレジ4のオペレータPOPは、例えば、POSレジ4のハンディスキャナ300により、顧客SPから受け取った端末装置1に表示される商品情報111〜114における商品情報コード(第2商品情報コード)CZを読み取ると共に、商品情報111〜114における商品の個数をPOSレジ4に入力して会計処理を行う。
なお、繰り返しになるが、端末装置1のディスプレイ10に表示される第2商品情報コードCZは、第1商品情報コードCOと同一の規格でもよいが異なる規格でもよい。また、端末装置1は、ショッピングカートSCに着脱自在に設けられていて、会計処理を行うときに、ショッピングカートSCから取り外してPOSレジ4のオペレータPOPに渡すように構成しなくてもよい。すなわち、図5を参照して説明したように、端末装置1をショッピングカートSCの上方部に回転可能として設け、会計処理を行うときには、端末装置1のディスプレイ10をPOSレジ4のオペレータPOPが見やすい方向に回転させるように構成してもよい。
図7および図8は、POSレジで会計処理を行うときにおける端末装置の表示画面の変形例を説明するための図である。図7(a)は、上述した図6(c)に対応するものであるが、所定時間ごとに移動または切り替えてディスプレイ10に表示するものである。具体的に、図7(a)では、端末装置1のディスプレイ10に、商品の名称,個数および商品情報コードを含む4つの商品情報が表示されているが、例えば、0.5秒ごとに1行分(1つの商品情報)だけ上方へ移動させて表示し、或いは、2秒ごとに4つの商品情報(ディスプレイ10の1画面分の商品情報)を切り替えて表示し、POSレジ4のオペレータPOPは、ハンディスキャナ300により商品情報コードを読み取って個数の入力を行うだけでよいようになっている。なお、ディスプレイ10に表示する商品情報コードを1つとし、所定時間ごとに切り替えて表示してもよい。或いは、図7(a)に示す端末装置1のディスプレイ10の表示画像を連続に、例えば、下方から上方に向けてスクロールさせて表示することも可能である。また、同じ商品を複数選択(個購入)する場合、その複数の個数分同じ商品情報コードを表示するようにしてもよい。すなわち、端末装置1のディスプレイ10に表示する画面は、様々な変更および変形が可能である。
図7(b)は、図7(a)の表示画面に対して、より多くの商品の商品情報(第2商品情報コード)を表示するものである。なお、図7(a)(図6(c))では、ディスプレイ10に対して1列で4個の商品の商品情報を同時に表示し、また、図7(b)では、2列で10個の商品の商品情報を同時に表示しているが、これは、端末装置1のディスプレイ10のサイズ等に応じて適宜変更することができる。
図8(a)〜図8(c)は、1つの実施例により表示される異なる頁の表示画像の例を示すもので、例えば、ある顧客SPの会計が、端末装置1のディスプレイ10における7頁分の表示画面で処理されるときの例を示すものである。図8(a)に示されるように、第1頁(1/7)では、5種類の商品の商品名,個数および商品情報コードが表示され、次の第2頁(2/7)でも、5種類の商品の商品名,個数および商品情報コードが表示されるようになっている。
ここで、各頁のそれぞれの商品情報(各頁のそれぞれの行)において、商品名は中央に表示され、商品情報コードは、ディスプレイ10の隣接する行でずらした位置に、具体的に、ディスプレイ10の複数の行で千鳥状に表示され、そして、商品の個数は商品情報コードの左側に表示されている。また、図8(a)および図8(b)に示されるように、例えば、各頁の表示画面の下方左側に、それまでの頁に表示された商品の種類を表示してもよい。さらに、表示するそれぞれの頁の表示色を異なるように変化させ(例えば、第1頁の表示色121は薄茶色,第2頁の表示色122は薄い黄土色,…,最終頁の表示色127はピンク色とし)てもよい。
これは、ハンディスキャナ300を使用したPOSレジ4のオペレータPOPによる商品情報コードの読み取り作業を考慮して、すなわち、オペレータPOPによる商品情報コードの誤った読み取りや負担を低減すると共に、作業効率を向上させるためのものである。なお、図8(c)に示されるように、最終頁(7/7)には、顧客SPが購入する全ての商品の種類(25種類)および商品点数(59点)が表示されるようになっている。
上述した実施例では、例えば、顧客SPによる不正(例えば、端末装置1のスキャナ100,200による商品情報コードC0の読み取りを行うことなく商品P0をショッピングバッグUBに入れる)はないものとしている。しかしながら、このような不正の発生を低減するために、例えば、購入する商品を会計するとき、端末装置1のディスプレイ10に表示する商品情報コード(商品情報)を価格順に表示し、POSレジ4のオペレータPOPに確認させる処理を追加し、或いは、顧客SPが購入する商品を選択するとき、または、端末装置1のディスプレイ10の初期画面に、店内には複数の監視カメラが設置されている等の不正防止の表示を行うことも可能である。
このように、本実施例によれば、店舗に設置されている既存のPOSシステムを利用しつつ、店舗におけるレジ待ち時間を短縮することができる。なお、本実施例の会計処理プログラムは、例えば、タブレット端末等の端末装置1により実行される。そして、端末装置1のディスプレイ10に表示された購入する商品の商品情報コードCZ(C0)は、例えば、既存のPOSシステム(POSレジ)4のハンディスキャナ300により読み取って購入する商品の会計が行われることになる。
図9は、本発明に係る会計処理プログラムの一実施例における処理を説明するためのフローチャートである。図9に示されるように、本実施例の会計処理プログラムが開始すると、ステップST1において、商品P0に付された商品情報コードC0を、端末装置1のスキャナ(第1スキャナ)100,200で読み取り、ステップST2に進む。ステップST2では、端末装置1のスキャナ100,200で読み取られた商品情報コードC0に対応する商品P0の情報(商品情報)をRAM12に登録(記憶)し、ステップST3に進む。
ここで、商品情報コードC0に対応する商品P0の商品情報は、端末装置1のネットワークインタフェース16による無線通信手段を介してインターネット3上のサーバ、或いは、店舗に設置された端末管理サーバ2から取得する。ここで、商品情報としては、どの事業者のどの商品かを表す商品情報コードC0だけでなく、例えば、商品P0の価格情報を含んでもよい。また、前述したように、会計処理を行う場合、端末装置1のディスプレイ10に表示する商品情報コードを価格順に表示してもよい。さらに、端末装置1のディスプレイ10に表示される第2商品情報コードは、第1商品情報コードと同一の規格でも異なる規格でもよい。
なお、商品P0の価格情報は、例えば、顧客の不正を防止するためだけであれば、店舗で販売される実際の価格である必要はなく、例えば、商品P0の標準小売価格等でもよい。さらに、前述したように、ステップST1で商品P0に付された商品情報コードC0を読み取った後、商品P0の画像101や口コミ103、或いは、商品P0に関連する商品の広告等を、端末装置1のディスプレイ10に表示することも可能である。
次に、ステップST3では、購入する全ての商品が揃ったかどうか(購入する商品の選択が終了して買い物を終えるかどうか)を判定し、購入する全ての商品が揃ったと判定すると、ステップST4に進む。このステップST3における購入する全ての商品が揃った(YES)の判定に基いて、端末装置1のディスプレイ10における表示が、商品選択モードから会計モードに切り替わる。なお、ステップST3において、購入する全ての商品が揃っていない(NO)と判定すると、商品選択モードが継続し、ステップST1に戻って、購入する全ての商品が揃った(YES)と判定するまで、同様の処理を繰り返す。
例えば、顧客SPが前述した図6(b)の表示画面における会計ボタン108をタッチして端末装置1をPOSレジ4のオペレータPOPに渡し、POSレジ4のオペレータPOPが端末装置1のディスプレイ10における表示109のOKスイッチ109aをタッチすることにより、商品選択モードから会計モードに切り替わる。
そして、ステップST4では、端末装置1のディスプレイ10に商品情報コードが表示される。すなわち、前述した図6(c),図7(a),図7(b),図8(a)〜図8(c)に示されるような画面が、端末装置1のディスプレイ10に表示される。このとき、端末装置1(ショッピングカートSC)は、顧客SPによりPOSレジ4の位置まで搬送されていて、そのPOSレジ4の位置でオペレータPOPに端末装置1を渡すか、或いは、端末装置1をオペレータPOPの方に向ける等により、POSレジ4のオペレータPOPによる会計処理が行われる。なお、端末装置1(端末装置1のプロセッサ11)で実行される本実施例の会計処理プログラムは、例えば、販売促進用や不正防止の表示等を行うために、或いは、図6,図7および図8に示されるような様々な画面を表示するために、様々な変更および変形を行うことができるのはいうまでもない。
図10は、本実施例の会計処理システムにおける端末管理サーバに格納されるデータの例を説明するための図であり、図10(a)は、商品情報マスタテーブルの一例を示し、図10(b)は、顧客選択商品情報テーブルの一例を示し、そして、図10(c)は、買い物の開始時刻および終了時刻のテーブルの一例を示す。本実施例の会計処理システムは、複数の端末装置1を備え、例えば、インターネット3上の端末管理サーバまたは店舗に設置された端末管理サーバとの間で様々なデータを交換する。すなわち、端末管理サーバ2は、例えば、図10(a),図10(b)および図10(c)に示されるようなデータを保持している。
すなわち、図10(a)に示されるように、商品情報マスタテーブルは、例えば、スーパーマーケット等の店舗で扱われる複数の商品に関する商品名「商品A」〜「商品H」、商品情報コード「111111」〜「111118」、商品単価「1000」…、商品情報[AAAA」…を含む。
ここで、顧客SPが操作する端末装置1のスキャナ200により、購入する商品の商品情報コード(例えば、「111111」)が読み取られると、その商品情報コードは無線通信手段を介して端末管理サーバ2に伝えられ、商品情報コードに対応した商品名(例えば、「商品A」)、商品単価(例えば、「1000」)および商品情報(例えば、「AAAA」)が無線通信手段を介して端末装置1に戻される。なお、端末管理サーバ2は、店舗で取り扱う全ての商品の商品情報コードを保持しなくてもよく、例えば、端末管理サーバ2に格納されていない商品情報コードが送られてきたら、インターネット3上の他のサーバに保持されたデータを利用するように構成することもでき、様々な変形および変更が可能である。
このようにして、顧客SPの買い物が進むと、例えば、図10(b)に示されるように、複数の顧客(例えば、顧客IDが「ABC」,「EFG」および「HIN」の3名)に関して、買い物(購入する商品の選択)を行うためにスキャンした商品情報コード(商品),スキャンした時刻およびスキャン順番といった購入する商品に関する情報を収集して蓄積すると共に、一度選択(スキャン)して商品情報コードを登録したが、その後、削除して購入しなかったかご落ち商品に関する情報も収集して蓄積する。ここで、かご落ち商品は、例えば、削除フラグを「1」として、そのかご落ち商品の種類だけでなく、かご落ちとした(顧客SPが購入を止めた)時刻等の情報も収集して端末管理サーバ2に蓄積するようになっている。
ここで、かご落ち商品とは、一度購入しようと選択(スキャン)した商品を、購入を止めて元の位置に戻した商品であり、このような選択した商品を削除して購入しないかご落ち商品の情報は、様々な意味で重要である。すなわち、本実施例によれば、かご落ち商品に関する様々な情報を収集することができる。なお、顧客IDは、例えば、図4(a)を参照して説明した買い物を始めるときに、例えば、顧客に対する店舗のサービスカードのID等を顧客自身で端末装置1に入力(例えば、サービスカードのコードをスキャナで読み取る)等の作業を行ってもらえばよい。
さらに、図10(c)に示されるような、複数の顧客による買い物の開始時刻および終了時刻といったデータも収集することができる。これら端末管理サーバ2に格納(収集)されるデータは、単なる例であり、前述した選択した(スキャンした)商品に関する動画やコメント、並びに、広告や販促用の表示を行うための様々なデータが含まれてもよい。
以上、実施形態を説明したが、ここに記載した全ての例や条件は、発明および技術に適用する発明の概念の理解を助ける目的で記載されたものであり、特に記載された例や条件は発明の範囲を制限することを意図するものではない。また、明細書のそのような記載は、発明の利点および欠点を示すものでもない。発明の実施形態を詳細に記載したが、各種の変更、置き換え、変形が発明の精神および範囲を逸脱することなく行えることが理解されるべきである。
1 端末装置(タブレット端末)
2 端末管理サーバ
3 インターネット(ネットワーク)
4 既存のPOSシステム(POSレジ)
10 ディスプレイ
11 プロセッサ(演算処理装置)
12 RAM
13 ROM
14 グラフィック処理部
15 入力インタフェース
16 ネットワークインタフェース
17 商品情報コード読み取りインタフェース
18 バス
100 端末装置の内蔵スキャナ(第1スキャナ)
200 端末装置のハンディスキャナ(第1スキャナ)
300 POSレジのハンディスキャナ(第2スキャナ)
400 POSレジの内蔵スキャナ(第2スキャナ)
C0 商品情報コード
P0 商品
POP POSレジのオペレータ(従業員,スタッフ)
SC ショッピングカート
SG 買い物かご
SP 顧客(買い物客)
UB 顧客自身のショッピングバッグ

Claims (24)

  1. 商品を選択するとき、第1スキャナにより読み取った前記商品に付された第1商品情報コードに対応した情報を記憶するメモリと、
    前記商品を会計するとき、前記メモリに記憶した前記情報に対応した第2商品情報コードを表示するディスプレイと、を備える、
    ことを特徴とする端末装置。
  2. 前記第1スキャナによる前記商品に付された前記第1商品情報コードの読み取りは、前記商品を購入する顧客により行われ、
    前記ディスプレイに表示された前記情報に対応した第2商品情報コードは、POSレジのオペレータにより、当該POSレジの第2スキャナで読み取られ、前記商品の会計が行われる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. さらに、
    前記第1スキャナにより前記第1商品情報コードを読み取る商品選択モードと、前記メモリに記憶した前記情報に対応した第2商品情報コードを前記ディスプレイに表示する会計モードを切り替えるスイッチ手段を備える、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の端末装置。
  4. 前記第1スキャナは、前記端末装置の外部に設けられたハンディスキャナである、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の端末装置。
  5. 前記第1スキャナは、前記端末装置に設けられた内蔵スキャナである、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の端末装置。
  6. 前記第1スキャナによる前記第1商品情報コードの読み取りは、複数の商品に対して行われる、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の端末装置。
  7. 前記商品を会計するとき、前記メモリに記憶した前記情報に対応した第2商品情報コードは、所定時間ごとに移動または切り替え、もしくは、スクロールして前記ディスプレイに表示される、
    ことを特徴とする請求項6に記載の端末装置。
  8. 前記商品を会計するとき、前記メモリに記憶した前記情報に対応した第2商品情報コードは、前記ディスプレイに複数個同時に表示される、
    ことを特徴とする請求項6に記載の端末装置。
  9. 前記商品を会計するとき、複数の前記情報に対応した第2商品情報コードは、前記ディスプレイの複数の行に表示される、
    ことを特徴とする請求項8に記載の端末装置。
  10. 前記商品を会計するとき、複数の前記情報に対応した第2商品情報コードは、前記ディスプレイの隣接する行でずらした位置に表示される、
    ことを特徴とする請求項9に記載の端末装置。
  11. 前記商品を会計するとき、複数の前記情報に対応した第2商品情報コードは、前記ディスプレイの複数の行で千鳥状に表示される、
    ことを特徴とする請求項10に記載の端末装置。
  12. 前記商品を会計するとき、複数の前記情報に対応した第2商品情報コードに対応する商品名は、前記ディスプレイのそれぞれの行の中央に表示される、
    ことを特徴とする請求項11に記載の端末装置。
  13. 前記メモリには、複数の前記商品に付された第1商品情報コードに対応した情報と共に、それぞれの商品の価格情報が記憶され、
    前記商品を会計するとき、前記ディスプレイには、前記メモリに記憶され前記情報に対応した複数の前記情報に対応した第2商品情報コードが、それぞれの商品の価格順に表示される、
    ことを特徴とする請求項7乃至請求項12のいずれか1項に記載の端末装置。
  14. 前記商品を会計するとき、前記ディスプレイに、前記情報に対応した第2商品情報コードを複数頁にわたって表示する場合、それぞれの頁は、表示色を変化させて前記ディスプレイに表示される、
    ことを特徴とする請求項7乃至請求項13のいずれか1項に記載の端末装置。
  15. 前記端末装置は、通信可能として接続されたデータベースにおいて、前記第1スキャナにより読み取った前記商品に付された前記第1商品情報コードに対応した情報に関連付けされている関連情報にアクセス可能とされ、
    前記商品を選択したとき、前記関連情報が前記ディスプレイに表示される、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれか1項に記載の端末装置。
  16. 前記商品を選択するとき、前記ディスプレイに表示される前記関連情報は、前記商品に関する画像、前記商品に関する動画、前記商品に関するコメントおよび前記商品に関する広告の少なくとも1つを含む、
    ことを特徴とする請求項15に記載の端末装置。
  17. 前記端末装置は、既存のPOSシステムに適用され、
    前記ディスプレイに表示される前記情報に対応した第2商品情報コードは、前記既存のPOSシステムにおける前記POSレジの前記第2スキャナにより読み取られ、前記商品の会計が行われる、
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項16のいずれか1項に記載の端末装置。
  18. 前記情報に対応した第2商品情報コードは、前記第1商品情報コードと同じ規格の商品情報コードである、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項17のいずれか1項に記載の端末装置。
  19. 請求項1乃至請求項18のいずれか1項に記載の端末装置を複数備え、さらに、
    複数の前記端末装置を管理する端末管理サーバを備える会計処理システムであって、
    前記端末管理サーバは、それぞれの前記端末装置と無線接続されると共に、ネットワーク上のデータベースにアクセス可能とされている、
    ことを特徴とする会計処理システム。
  20. 前記端末管理サーバは、それぞれの前記商品に付された前記第1商品情報コードに対応した情報に関連付けされている関連情報を蓄積した関連情報蓄積データベースを含む、
    ことを特徴とする請求項19に記載の会計処理システム。
  21. 前記端末管理サーバは、前記商品に関する情報と共に、一度購入するために選択したが購入を止めたかご落ち商品に関する情報を収集して蓄積する、
    ことを特徴とする請求項19または請求項20に記載の会計処理システム。
  22. 商品を選択するとき、前記商品に付された第1商品情報コードを端末装置の第1スキャナにより読み取り、前記第1スキャナにより読み取った前記第1商品情報コードに対応した情報をメモリに記憶し、
    前記商品を会計するとき、前記メモリに記憶した前記情報に対応した第2商品情報コードを前記端末装置のディスプレイに表示する、
    ことを特徴とする会計処理方法。
  23. 前記第1スキャナによる前記商品に付された前記第1商品情報コードの読み取りは、前記商品を購入する顧客により行われ、
    前記ディスプレイに表示された前記情報に対応した第2商品情報コードは、POSレジのオペレータにより、POSレジの第2スキャナで読み取られ、前記商品の会計が行われる、
    ことを特徴とする請求項22に記載の会計処理方法。
  24. 商品に付された第1商品情報コードを読み取る第1スキャナと、前記第1スキャナにより読み取った前記第1商品情報コードに対応した情報を記憶するメモリと、前記メモリに記憶した前記情報に対応した第2商品情報コードを表示するディスプレイと、を備える端末装置の演算処理装置に、
    商品を選択するとき、前記商品に付された第1商品情報コードを前記端末装置の第1スキャナにより読み取り、前記第1スキャナにより読み取った前記第1商品情報コードに対応した情報をメモリに記憶し、
    前記商品を会計するとき、前記メモリに記憶した前記情報に対応した第2商品情報コードを前記端末装置のディスプレイに表示する、処理を実行させる、
    ことを特徴とする会計処理プログラム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022158494A1 (ja) * 2021-01-20 2022-07-28 京セラ株式会社 表示装置及び表示方法

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