JP2020183338A - モルタル・コンクリート用混和材、これを含むセメント組成物、モルタル組成物及びコンクリート組成物、並びに、モルタル硬化物及びコンクリート硬化物の製造方法 - Google Patents

モルタル・コンクリート用混和材、これを含むセメント組成物、モルタル組成物及びコンクリート組成物、並びに、モルタル硬化物及びコンクリート硬化物の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】特殊なセメントを適用しなくても、蒸気養生において一般に適用される温度の養生条件で早期に十分な脱型強度を得ることができるとともに、モルタル組成物及びコンクリート組成物の流動性に及ぼす影響が十分に小さく、さらに、アルカリシリカ反応のリスクを低減可能な混和材を提供する。【解決手段】本発明に係るモルタル・コンクリート用混和材は、当該混和材の全質量を基準として、高炉スラグ微粉末の含有率が0質量%以上70質量%以下であり、フライアッシュの含有率が0質量%以上70質量%以下であり、高炉スラグ微粉末及びフライアッシュの合計含有率が15質量%以上70質量%以下であり、石膏の含有率が30質量%以上80質量%未満であり、珪酸ナトリウムの含有率が0質量%超10質量%未満であり、硫酸アルミニウムの含有率が0質量%超10質量%未満である。【選択図】なし

Description

本発明は、モルタル・コンクリート用混和材、これを含むセメント組成物、モルタル組成物及びコンクリート組成物、並びに、モルタル硬化物及びコンクリート硬化物の製造方法に関する。
近年、建設業界における就業者不足又は高齢化等の問題から、コンクリート製品の活用の検討が進みつつあり、将来的な需要の増加が予想される。需要の増加に伴い、製品製造時の効率化への要求は高まると予想され、特に型枠回転率の向上により、生産性を向上させることは重要な課題と考えられる。型枠回転率向上のため、早期脱型を可能とする技術としては、混和材の利用に加え、高温条件での養生によって短時間で脱型強度を実現する技術(特許文献1)や、早期強度発現に優れるセメントを活用する技術(特許文献2)、石膏を添加・混合する技術(特許文献3)がある。
特開平10−101455号公報 特開2000−301531号公報 特開2012−184148号公報
短時間で脱型強度を実現するため、高い養生温度(例えば、80℃程度)を設定した場合、特に冬期ではこの温度を維持し続けることが技術的に困難であり、意図した脱型強度が得られないケースがある。混和材の添加によって早期に強度を得ようとする場合、流動性の経時的な変化が大きいため、流動性を制御するために多量の減水剤を使用する必要があることや、練混ぜ直後において過度に流動する状態とすることが必要となることがある。あるいは、早期強度発現に優れるセメントを活用することによって、早期に強度を得ることも考えられるが、設備上の問題からこのようなセメントを保管できない工場も多いため、その適用が制限される場合がある。
本発明は、モルタル・コンクリート用混和材であって、特殊なセメントを適用しなくても、蒸気養生において一般に適用される温度(例えば、50〜70℃程度)の養生条件で早期に十分な脱型強度を得ることができるとともに、モルタル組成物及びコンクリート組成物の流動性に及ぼす影響が十分に小さく、さらに、アルカリシリカ反応のリスクを低減可能な混和材を提供することを目的とする。また、本発明は、この混和材を含むセメント組成物、モルタル組成物及びコンクリート組成物、並びに、モルタル硬化物及びコンクリート硬化物の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討したところ、特定の材料を所定の組合せで混合して得た混和材が上記課題を解決できることを見出し、以下の本発明を完成させた。
すなわち、本発明に係るモルタル・コンクリート用混和材は、高炉スラグ微粉末及びフライアッシュの少なくとも一方と、半水石膏及び無水石膏の少なくとも一方の石膏と、珪酸ナトリウムと、硫酸アルミニウムと、を含み、当該混和材の全質量を基準として、高炉スラグ微粉末の含有率が0質量%以上70質量%以下であり、フライアッシュの含有率が0質量%以上70質量%以下であり、高炉スラグ微粉末及びフライアッシュの合計含有率が15質量%以上70質量%以下であり、石膏の含有率が30質量%以上80質量%未満であり、珪酸ナトリウムの含有率が0質量%超10質量%未満であり、硫酸アルミニウムの含有率が0質量%超10質量%未満である。
早期強度発現性を向上すべきセメント(例えば、普通ポルトランドセメント)に対して適量の上記混和材を配合してモルタル組成物又はコンクリート組成物を調製することにより、蒸気養生において一般に適用される温度の養生条件で早期に十分な強度を有する硬化物を得ることができ、型枠回転率を向上することができる。
本発明に係るセメント組成物は、普通ポルトランドセメントと、上記混和材と、を含み、普通ポルトランドセメント100質量部に対して上記混和材の含有量が2〜10質量部である。
本発明に係るモルタル組成物は、普通ポルトランドセメントと、上記混和材と、細骨材と、水と、を含み、普通ポルトランドセメント100質量部に対し、上記混和材の含有量が2〜10質量部であり、細骨材の含有量が150〜300質量部であり、水セメント比が40〜65質量%である。
本発明に係るコンクリート組成物は、普通ポルトランドセメントと、上記混和材と、細骨材と、粗骨材と、水と、を含み、普通ポルトランドセメント100質量部に対し、上記混和材の含有量が2〜10質量部であり、細骨材の含有量が150〜300質量部であり且つ粗骨材の含有量が200〜400質量部であり、水セメント比が40〜65質量%である。
本発明に係るセメント組成物等によれば、普通ポルトランドセメント100質量部に対して2〜10質量部の上記混和材を添加することで、蒸気養生において一般に適用される温度の養生条件で早期に十分な強度を有する硬化物を得ることができ、型枠回転率を向上することができる。この混和材の添加量は、従来の混和材の添加量と同等レベルであり、実機プラントでの作業に適した量である。本発明に係るモルタル組成物及びコンクリート組成物は、混和材が添加されない組成物と比較して流動性が同等又は差があったとしても有意な差ではないため、この点でも実機プラントでの作業性に優れるという利点がある。
本発明に係るモルタル硬化物又はコンクリート硬化物の製造方法は、温度50〜70℃、養生時間3〜4時間の条件で上記モルタル組成物又は上記コンクリート組成物を蒸気養生する工程を含む。この製造方法によれば、3〜4時間の養生で十分な強度を有する硬化物を得ることができ、型枠回転率を向上することができる。
本発明によれば、モルタル・コンクリート用混和材であって、特殊なセメントを適用しなくても、蒸気養生において一般に適用される温度の養生条件で早期に離型強度を得ることができるとともに、モルタル組成物及びコンクリート組成物の流動性に及ぼす影響が十分に小さく、さらに、アルカリシリカ反応のリスクを低減可能な混和材が提供される。また、本発明によれば、この混和材を含むセメント組成物、モルタル組成物及びコンクリート組成物、並びに、モルタル硬化物及びコンクリート硬化物の製造方法が提供される。
以下、本発明の実施形態について説明する。本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
<モルタル・コンクリート用混和材>
本実施形態に係るモルタル・コンクリート用混和材は、実施例の欄において詳細に説明する評価試験に基づくものである。本実施形態に係るモルタル・コンクリート用混和材は、以下の(A)〜(E)の材料を含む。
(A)高炉スラグ微粉末及び(B)フライアッシュの少なくとも一方、
(C)半水石膏及び無水石膏の少なくとも一方の石膏
(D)珪酸ナトリウム
(E)硫酸アルミニウム
混和材の全質量を基準として、
高炉スラグ微粉末の含有率が0質量%以上70質量%以下であり、
フライアッシュの含有率が0質量%以上70質量%以下であり、
高炉スラグ微粉末及びフライアッシュの合計含有率が15質量%以上70質量%以下であり、
石膏の含有率が30質量%以上80質量%未満であり、
珪酸ナトリウムの含有率が0質量%超10質量%未満であり、
硫酸アルミニウムの含有率が0質量%超10質量%未満である。
上記混和材は、上記5つの材料の合計質量20kgを基準として、
高炉スラグ微粉末の含有量をAkg/20kg、
フライアッシュの含有量をBkg/20kg、
石膏の含有量をCkg/20kg、
珪酸ナトリウムの含有量をDkg/20kg、
硫酸アルミニウムの含有量をEkg/20kg、としたとき、以下の(1)〜(7)の不等式で表される全ての条件を満たすことが好ましい。
0.0025×A+0.4424×C−0.0758×D+4.612×E+0.0098×A×C−0.2000×C×E+5.2≧10…(1)
0≦A≦14…(2)
0≦B≦14…(3)
3≦A+B≦14…(4)
6≦C<16…(5)
0<D<2…(6)
0<E<2…(7)
上記式(1)の左辺にA〜Eの値を代入して算出される値は、所定の条件(温度及び時間)で蒸気養生した後のコンクリート組成物の硬化物の圧縮強度(脱型強度、単位:N/mm)の推定値である。つまり、式(1)は脱型強度10N/mm以上を達成できる混和材の組成に関する不等式である。なお、式(1)は、後述の実施例及び比較例に係る混和材を使用して調製したモルタル組成物(セメント:普通ポルトランドセメント、水セメント比:45質量%、高性能減水剤添加率:0.3質量%)を内容積196.25mLの型枠内に流し込み、これを20℃に設定された恒温室内で30分にわたって前置き養生を行った後、昇温過程を設けず、65℃の槽内で3時間にわたって蒸気養生した後に測定した圧縮強度(脱型強度)の結果に基づいて導出されたものである。
本実施形態に係る混和材は、上記脱型強度が好ましくは10〜15N/mm、より好ましくは10〜14.5N/mm、更に好ましくは11.5〜14N/mmである。換言すれば、混和材の組成は、上記式(1)の左辺の値が好ましくは10〜15、より好ましくは10〜14.5、更に好ましくは11.5〜14の範囲である。脱型時の硬化物の強度が10N/mm未満であると強度不足であり、他方、15N/mmを超えると初期強度が出すぎであり、長期強度の伸びが不十分となる傾向にある。
所定量の上記混和材を、例えば、普通ポルトランドセメントに配合することで早期強度発現性が著しく向上する。すなわち、上記混和材を使用して調製したモルタル組成物又はコンクリート組成物は、温度50〜70℃程度の温度条件で、3〜4時間程度の短時間の蒸気養生を行うことで、脱型に十分な強度(10N/mm以上)を得ることができる。以下、混和材を構成する各成分について説明する。
(高炉スラグ微粉末)
高炉スラグ微粉末は、溶鉱炉で銑鉄を製造する際に副生される高炉スラグを、水で急冷した高炉水砕スラグを乾燥・粉砕したものである。高炉スラグ微粉末は、モルタル組成物及びコンクリート組成物に添加することで、アルカリシリカ反応を抑制する効果がある。
高炉スラグ微粉末の含有率は、混和材の全質量を基準で、0質量%以上70質量%以下(0≦A≦14)であり、好ましくは5質量%以上50質量%以下(1≦A≦10)であり、より好ましくは7.5質量%以上30質量%以下(1.5≦A≦6)である。高炉スラグ微粉末の含有率がこの範囲であることで、アルカリシリカ反応の抑制を図れる。
高炉スラグ微粉末のブレーン比表面積は、好ましくは3500cm/g以上であり、より好ましくは3500〜10000cm/gであり、更に好ましくは3500〜5000cm/gである。なお、高炉スラグ微粉末のブレーン比表面積はJIS R5201に記載の方法に準拠して測定することができる。
(フライアッシュ)
フライアッシュは、石炭火力発電所等で石炭を微粉砕した微粉炭を燃焼した際に発生する石炭灰のうち、集塵装置で集められたものである。フライアッシュは、モルタル組成物及びコンクリート組成物の流動性を向上させるとともに、ポゾラン反応の発生により、OHの減少やアルカリイオンの移動速度の低下による、アルカリシリカ反応の抑制効果がある。
フライアッシュの含有率は、混和材の全質量を基準で、0質量%以上70質量%以下(0≦B≦14)であり、好ましくは5質量%以上50質量%以下(1≦B≦10)であり、より好ましくは7.5質量%以上30質量%以下(1.5≦B≦6)である。フライアッシュの含有率がこの範囲であることで、添加したモルタル・コンクリートの流動性を低下させることなく、また、アルカリシリカ反応の抑制を図れる。
フライアッシュのブレーン比表面積は、好ましくは2500cm/g以上であり、より好ましくは2500〜5000cm/gであり、更に好ましくは4000〜5000cm/gである。なお、フライアッシュのブレーン比表面積はJIS R5201に記載の方法に準拠して測定することができる。
高炉スラグ微粉末及びフライアッシュの合計含有率は、混和材の全質量を基準で、15質量%以上70質量%以下(3≦A+B≦14)であり、好ましくは17質量%以上50質量%以下(3.4≦A+B≦10)であり、より好ましくは20質量%以上40質量%以下(4≦A+B≦8)である。高炉スラグ微粉末及びフライアッシュの含有率がこの範囲であることで、添加したモルタル・コンクリートの流動性を低下させることなく、また、アルカリシリカ反応の抑制を図れる。
(石膏)
石膏は、半水石膏及び無水石膏のいずれであってもよく、これらを併用してもよい。これらの石膏を混和材の成分とすることで、脱型強度を向上することができる。石膏(半水石膏及び無水石膏の合計量)の含有率は、混和材の全質量を基準で、30質量%以上80質量%未満(6≦C<16)であり、好ましくは35質量%以上75質量%以下(7≦C≦15)であり、より好ましくは50質量%以上70質量%以下(10≦C≦14)である。石膏の含有率がこの範囲であることで、遅れ膨脹破壊のリスクを回避して脱型強度の向上を図ることができる。
半水石膏及び無水石膏のブレーン比表面積は、早期強度発現性の観点から、好ましくは3000cm/g以上であり、より好ましくは3500〜10000cm/gであり、更に好ましくは4000〜8000cm/gである。なお、石膏のブレーン比表面積はJIS R5201に記載の方法に準拠して測定することができる。
(珪酸ナトリウム)
珪酸ナトリウム(「ケイ酸ソーダ」とも称される。)は、モルタル組成物等に急結作用を付与するため、その水溶液(水ガラス)が使用されることはあるが、モルタル又はコンクリート用の混和材としては通常使用されない。すなわち、モルタル又はコンクリートに珪酸ナトリウムを多量に配合すると、モルタル又はコンクリート中のアルカリ総量が著しく増加することから、アルカリシリカ反応発生の懸念が高まる。このため、モルタル・コンクリート用混和材の一成分として使用することは通常想定されていない。しかし、本発明者らの後述の評価試験によれば、添加量が少量であれば、脱型強度の改善に非常に効果的である。
珪酸ナトリウムの含有率は、混和材の全質量を基準で、0質量%超10質量%未満(0<D<2)であり、好ましくは1質量%以上7.5質量%以下(0.2≦D≦1.5)であり、より好ましくは2.5質量%以上6質量%以下(0.5≦D≦1.2)である。珪酸ナトリウムの含有率がこの範囲であることで、アルカリ量を過度に増やすことなく、脱型強度の向上を図ることができる。
珪酸ナトリウムは、混和材の商品形態及び作業性の観点から、粉末(粉末状)であることが好ましく、その平均粒径は1〜300μm程度であればよく、1〜200μm又は1〜100μmであってよい。珪酸ナトリウムの平均粒径は、レーザー回折/散乱式粒子径分布測定装置によって測定することができる。珪酸ナトリウムを構成するSiOとNaOの比(SiO/NaO)は、早期強度発現性の観点から、1〜3であることが好ましく、1.5〜2.5又は2.0〜2.5であってもよい。
(硫酸アルミニウム)
硫酸アルミニウムは、凝結促進効果があり、多量の使用によって練混ぜ後の流動性の保持が困難となる場合がある。流動性が著しく低下した状態で型枠への打込みを行った場合には、未充填部が生じる等によって、強度の低下や製品の美観性が損なわれる等の問題につながる場合がある。よって、硫酸アルミニウムは早期強度の付与に効果が得られる範囲内で添加量はなるべく少量とすることが好ましい。
硫酸アルミニウムの含有率は、混和材の全質量を基準で、0質量%超10質量%未満(0<E<2)であり、好ましくは1質量%以上7.5質量%以下(0.2≦E≦1.5)であり、より好ましくは2.5質量%以上5質量%以下(0.5≦E≦1)である。硫酸アルミニウムの含有率がこの範囲であることで、添加したモルタル・コンクリートの流動性を極端に低下させることなく、脱型強度の向上を図ることができる。
硫酸アルミニウムは、混和材の商品形態及び作業性の観点から、粉末(粉末状)であることが好ましく、その平均粒径は30μm以下であることが好ましく、8〜24μm又は12〜16μmであってよい。硫酸アルミニウムの平均粒径は、レーザー回折/散乱式粒子径分布測定装置によって測定することができる。硫酸アルミニウムの比表面積は、早期強度発現性の観点から、好ましくは10m/g以下であり、より好ましくは1〜8m/gであり、更に好ましくは3〜6m/gである。なお、硫酸アルミニウムの表面積はJIS R5201に記載の方法に準拠して測定することができる。
<セメント組成物>
本実施形態に係るセメント組成物は、普通ポルトランドセメントと、上記混和材とを含み、普通ポルトランドセメント100質量部に対して上記混和材の含有量が2〜10質量部である。このセメント組成物によれば、普通ポルトランドセメント100質量部に対して2〜10質量部の上記混和材を添加することで、蒸気養生において一般に適用される温度の養生条件で早期に離型強度を得ることができる。この混和材の添加量は、従来の混和材の添加量と同等レベルであり、実機プラントでの作業に適した量である。
普通ポルトランドセメントのボーグ式で算出される鉱物組成は、例えば、以下の範囲であればよい。すなわち、CS量は、42〜62質量%であり、50〜61質量%又は55〜60質量%であってもよい。CS量は、14〜37質量%であり、13〜25質量%又は12〜18質量%であってもよい。CA量は、7〜11質量%であり、8〜10.5質量%又は9〜10質量%であってもよい。CAF量は、7〜13質量%であり、8〜11質量%又は8.5〜10質量%であってもよい。普通ポルトランドセメントのブレーン比表面積は、例えば、3000cm/g以上であり、好ましくは3100〜3500cm/gであり、より好ましくは3200〜3350cm/gである。
なお、本実施形態に係る混和材の適用対象は、普通ポルトランドセメントに限られず、例えば、高炉セメント、フライアッシュセメント、耐硫酸塩ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランドセメント、低熱ポルトランドセメントに対して適用してもよい。
<モルタル組成物及びコンクリート組成物>
本実施形態に係るモルタル組成物は、上記セメント組成物に細骨材及び水を混合したものである。すなわち、本実施形態に係るモルタル組成物は、普通ポルトランドセメントと、上記混和材と、細骨材と、水とを含み、普通ポルトランドセメント100質量部に対して混和材の含有量が2〜10質量部であり且つ細骨材の含有量が150〜300質量部(より好ましくは、150〜250質量部、更に好ましくは180〜250質量部)であり、水セメント比が40〜65質量%(より好ましくは45〜55質量%)である。
本実施形態に係るコンクリート組成物は、上記セメント組成物に細骨材、粗骨材及び水を混合したものである。すなわち、本実施形態に係るコンクリート組成物は、普通ポルトランドセメントと、上記混和材と、細骨材と、粗骨材と、水とを含み、普通ポルトランドセメント100質量部に対して混和材の含有量が2〜10質量部であり、細骨材の含有量が150〜300質量部(より好ましくは180〜250質量部)であり且つ粗骨材の含有量が200〜400質量部(より好ましくは250〜350質量部)であり、水セメント比が40〜65質量%(より好ましくは45〜55質量%)である。
本実施形態に係るモルタル硬化物又はコンクリート硬化物の製造方法は、温度50〜70℃、養生時間3〜4時間の条件で上記モルタル組成物又は上記コンクリート組成物を蒸気養生する工程を含む。この製造方法によれば、3〜4時間の養生で十分な強度を有する硬化物を得ることができ、型枠回転率を向上することができる。
実施例及び比較例を挙げて本発明の内容をより具体的に説明する。なお、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
[使用材料の準備]
評価試験に供するモルタル又はコンクリートを作製するため、表1及び表2に示す材料を準備した。
Figure 2020183338
Figure 2020183338
1.混和材配合材料候補を単独添加した場合の効果確認
表3に示したモルタル配合によって、表2に示した候補材料を配合したモルタルの流動性及び養生後の圧縮強度について評価を行った。20℃の恒温室内で30分前置き養生を行った後、昇温過程を設けず、65℃に温度設定された槽内で3時間にわたって蒸気養生を行った。なお、表3に示すモルタル配合は、表4に示すコンクリート配合のスクリーニング配合に相当する。
Figure 2020183338
Figure 2020183338
表5に、各候補材料を表3のモルタル組成物に配合した場合の試験結果を示す。候補材料の使用量を4〜11kg/m、減水剤の添加率をセメントと混和材の合計質量100%に対して0.3質量%として試験を行い、無添加の場合との比較によって評価結果を判定した。評価の基準は以下のとおりとした。
A:流動性を満足し、脱型強度が無添加の1.3倍以上
B:流動性が小さいが、脱型強度が無添加の1.3倍以上
C:脱型強度が無添加の1.3倍未満
その結果、無水石膏(No.8、9)、半水石膏(No.10)、珪酸ナトリウム(No.16〜20)及び硫酸アルミニウム(No.23)の5種類については脱型強度改善効果が得られる可能性があると判断した。なお、生石灰(No.7)は目標値を満足したが、保管時の吸湿によって発熱が認められたため、安全上の課題があると判断して評価対象外とした。
Figure 2020183338
2.選定した混和材配合材料を混合添加した場合の効果確認
混和材配合材料候補を単独使用した場合の効果確認試験の結果を参考として、無水石膏、珪酸ナトリウム及び硫酸アルミニウムを選定し、さらに、これらに高炉スラグ微粉末及び/又はフライアッシュを加えた計5種類を組み合わせた水準について検討を行った。なお、複数の混和材配合材料の総量は、モルタル・コンクリートに添加する際、実機プラント等での作業性を考慮し、紙袋1袋に収まるように20〜25kgが好ましい。本検討では総量が20kgとなるように調整して検討した。
珪酸ナトリウムは、その添加量が少量であれば、脱型強度の改善に非常に効果的である。具体的には、単位セメント量380kg程度を想定した場合には、珪酸ナトリウムの単位量は2.0kg/m未満(混和材における珪酸ナトリウムの含有量:2.0kg/20kg未満)であることが好ましい。なお、混和材は、粉体製品として紙袋で供給されることから、珪酸ナトリウムを混和材の一成分として使用する場合には、粉体の珪酸ナトリウムを使用することが好ましい。
硫酸アルミニウムは、早期強度の付与に効果が得られる範囲内で添加量はなるべく少量とすることが好ましい。具体的には、単位セメント量380kg程度を想定した場合には、硫酸アルミニウムの単位量は2.0kg/m未満(混和材における硫酸アルミニウムの含有量:2.0kg/20kg未満)であることが好ましい。また、硫酸アルミニウムは、無水物と水和物があるが、他の材料と混合してモルタル・コンクリートに添加する場合、粉体製品として紙袋で供給されるため、無水物の硫酸アルミニウムを使用することが好ましい。
無水石膏は、多量に添加すると遅れ膨脹破壊が生じる懸念があるため、早期強度の付与に効果が得られる範囲内で添加量はなるべく少量とすることが好ましい。例えば、「日本コンクリート工学会:マスコンクリートのひび割れ制御指針2016」によると、コンクリート中の全SO量を17kg/m未満とするのがよい。具体的には、単位セメント量380kg程度を想定した場合には、無水石膏の単位量は16kg/m未満(混和材における無水石膏の含有量:16kg/20kg未満)であることが好ましい。
珪酸ナトリウム、硫酸アルミニウム及び無水石膏の使用量に上限を設けた上で、検討材料(高炉スラグ微粉末、フライアッシュ、無水石膏、珪酸ナトリウム及び硫酸アルミニウム)の最適な組合せを検討することが望ましいと判断した。そこで、表3に示すモルタル配合に対して、総量20kg/mとなる各種組合せの混和材をこれに添加し、15打フローと脱型強度を確認した。なお、脱型強度は、各例に係る混和材を使用して調製したモルタル組成物(セメント:普通ポルトランドセメント、水セメント比:45質量%、高性能減水剤添加率:0.3質量%)を内容積196.25mLの型枠内に流し込み、これを20℃に設定された恒温室内で30分にわたって前置き養生を行った後、昇温過程を設けず、65℃の槽内で3時間にわたって蒸気養生した後に測定した。また、高性能減水剤は、無添加の場合と15打フローが同等となるように添加量を調整した。試験結果を表6に示す。
表6に示したとおり、減水剤添加量を極端に増やさなくとも(減水剤添加量1.2倍以下)、15打フローが176mm以上(無添加の場合の95%以上)であり且つ脱型強度が10N/mm以上となる水準はNo.25〜41であった。ただし、No.25〜30は無水石膏が16kg以上であることから、遅れ膨脹破壊を生じる懸念があるため、好ましくない。よって、高炉スラグ微粉末、無水石膏、珪酸ナトリウム及び硫酸アルミニウムの4種からなるNo.32、35、37と、フライアッシュ、無水石膏、珪酸ナトリウム及び硫酸アルミニウムの4種からなるNo.34、36、41と、高炉スラグ微粉末、フライアッシュ、無水石膏、珪酸ナトリウム及び硫酸アルミニウムの5種からなるNo.31、33、38〜40の混和材が好ましい。
また、モルタルやコンクリート添加時には使用材料が少ない方が生産効率が高いことから、高炉スラグ微粉末、無水石膏、珪酸ナトリウム及び硫酸アルミニウムの4種からなるNo.32、35、37と、フライアッシュ、無水石膏、珪酸ナトリウム及び硫酸アルミニウムの4種からなるNo.34、36、41の混和材がより好ましい。
上記モルタルでの評価試験結果を活用し、統計解析ソフトJMP(登録商標、SAS Institute Japan製)を用いて回帰分析を行った。すなわち、表6に示す混和材を構成する5つの材料(高炉スラグ微粉末、フライアッシュ、無水石膏、珪酸ナトリウム及び硫酸アルミニウム)の合計質量20kgを基準とした場合、高炉スラグ微粉末の含有量をAkg/20kg、フライアッシュの含有量をBkg/20kg、無水石膏の含有量をCkg/20kg、珪酸ナトリウムの含有量をDkg/20kg、硫酸アルミニウムの含有量をEkg/20kgとし、目標とする脱型強度(10N/mm以上)が得られる材料の組合せを、おおよそ予測するための以下の式(1)を得た。なお、A+B+C+D+Eの値は上述のとおり20(kg)である。
0.0025×A+0.4424×C−0.0758×D+4.612×E+0.0098×A×C−0.2000×C×E+5.2≧10…(1)
上記5つの材料(高炉スラグ微粉末、フライアッシュ、無水石膏、珪酸ナトリウム及び硫酸アルミニウム)は、実機プラント等での投入作業や物性への影響から、式(2)〜(7)の不等式でそれぞれ表される条件を満たすべきである。
0≦A≦14…(2)
0≦B≦14…(3)
3≦A+B≦14…(4)
6≦C<16…(5)
0<D<2…(6)
0<E<2…(7)
表6に式(1)の左辺の値、並びに、実施例及び比較例の区別を記載した。
Figure 2020183338

※混和材が無添加の試験(No.0)において、セメントと混和材の合計質量100%に対する減水剤の添加量0.3%を基準とした比率。
[高炉スラグ微粉末によるOH溶出量低減効果について]
No.0、35の混和材について、OH溶出量を測定した。OH溶出量は各試験例の混和材を添加して練混ぜたペースト試料15gを30℃の温水300mLに加え、3時間攪拌した後、吸引ろ過して得たろ過溶液のOH量をイオンクロマトグラフィーを使用して測定した。表7に示す結果から、高炉スラグ微粉末を使用することで、OH溶出量を抑制できることがわかった。すなわち、アルカリシリカ反応のリスクが低減できる可能性があることがわかった。
Figure 2020183338
3.高炉スラグ微粉末のブレーン比表面積の影響確認
高炉スラグ微粉末のブレーン比表面積を4000、6000、8000cm/gとした場合の比較を行った結果を表8に示す。減水剤添加量を等しくし、15打フローと脱型強度の比較を行った。流動性については、ブレーン比表面積の影響が認められず、混和材無添加の水準(No.0)とほぼ同等となった。脱型強度は、ブレーン比表面積が小さいほど大きくなり、また、いずれの水準も、目標強度(10N/mm)以上となった。よって、高炉スラグ微粉末のブレーン比表面積は、3500cm/g以上が好ましいと判断される。
Figure 2020183338

※混和材が無添加の試験(No.0)において、セメントと混和材の合計質量100%に対する減水剤の添加量0.3%を基準とした比率。
以上より、混和材の総量を20kgとすると、高炉スラグ微粉末が0kg以上14kg以下(0質量%以上70質量%以下)、フライアッシュが0kg以上14kg以下(0質量%以上70質量%以下)、高炉スラグ微粉末及びフライアッシュの合計量が3kg以上14kg以下(15質量%以上70質量%以下)、石膏(半水石膏及び/又は無水石膏の合計量)が6kg以上16kg未満(30質量%以上80質量%未満)、珪酸ナトリウムが0kg超2kg未満(0質量%超10質量%未満)、硫酸アルミニウムが0kg超2kg未満(0質量%超10質量%未満)、の範囲で含まれていることが好ましい。
また、汎用的な二次製品に適用されるモルタルやコンクリートの配合としては、水セメント比が40〜65質量%程度が多く、単位セメント量としては300〜450kg程度が多いため、セメント100質量部に対しての添加量は2〜10質量部程度となる。

Claims (12)

  1. モルタル・コンクリート用混和材であって、
    高炉スラグ微粉末及びフライアッシュの少なくとも一方と、
    半水石膏及び無水石膏の少なくとも一方の石膏と、
    珪酸ナトリウムと、
    硫酸アルミニウムと、
    を含み、
    当該混和材の全質量を基準として、
    高炉スラグ微粉末の含有率が0質量%以上70質量%以下であり、
    フライアッシュの含有率が0質量%以上70質量%以下であり、
    高炉スラグ微粉末及びフライアッシュの合計含有率が15質量%以上70質量%以下であり、
    石膏の含有率が30質量%以上80質量%未満であり、
    珪酸ナトリウムの含有率が0質量%超10質量%未満であり、
    硫酸アルミニウムの含有率が0質量%超10質量%未満である、
    モルタル・コンクリート用混和材。
  2. 高炉スラグ微粉末のブレーン比表面積が3500cm/g以上である、請求項1に記載の混和材。
  3. フライアッシュのブレーン比表面積が2500cm/g以上である、請求項1又は2に記載の混和材。
  4. 石膏のブレーン比表面積が3000cm/g以上である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の混和材。
  5. 珪酸ナトリウムが粉末状であるとともに、SiO/NaOが1〜3である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の混和材。
  6. 硫酸アルミニウムが粉末状であるとともに、平均粒径が30μm以下であり且つ比表面積が10m/g以下である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の混和材。
  7. 高炉スラグ微粉末、フライアッシュ、石膏、珪酸ナトリウム及び硫酸アルミニウムの合計質量20kgを基準として、
    高炉スラグ微粉末の含有量をAkg/20kg、
    フライアッシュの含有量をBkg/20kg、
    石膏の含有量をCkg/20kg、
    珪酸ナトリウムの含有量をDkg/20kg、
    硫酸アルミニウムの含有量をEkg/20kg、としたとき、
    以下の(1)〜(7)の不等式で表される全ての条件を満たす、請求項1〜6のいずれか一項に記載の混和材。
    0.0025×A+0.4424×C−0.0758×D+4.612×E+0.0098×A×C−0.2000×C×E+5.2≧10…(1)
    0≦A≦14…(2)
    0≦B≦14…(3)
    3≦A+B≦14…(4)
    6≦C<16…(5)
    0<D<2…(6)
    0<E<2…(7)
  8. 普通ポルトランドセメントと、
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の混和材と、
    を含み、
    普通ポルトランドセメント100質量部に対し、前記混和材の含有量が2〜10質量部であるセメント組成物。
  9. 普通ポルトランドセメントと、
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の混和材と、
    細骨材と、
    水と、
    を含み、
    普通ポルトランドセメント100質量部に対し、前記混和材の含有量が2〜10質量部であり、細骨材の含有量が150〜300質量部であり、
    水セメント比が40〜65質量%である、モルタル組成物。
  10. 普通ポルトランドセメントと、
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の混和材と、
    細骨材と、
    粗骨材と、
    水と、
    を含み、
    普通ポルトランドセメント100質量部に対し、前記混和材の含有量が2〜10質量部であり、細骨材の含有量が150〜300質量部であり、粗骨材の含有量が200〜400質量部であり、
    水セメント比が40〜65質量%である、コンクリート組成物。
  11. 温度50〜70℃、養生時間3〜4時間の条件で請求項9に記載のモルタル組成物を蒸気養生する工程を含む、モルタル硬化物の製造方法。
  12. 温度50〜70℃、養生時間3〜4時間の条件で請求項10に記載のコンクリート組成物を蒸気養生する工程を含む、コンクリート硬化物の製造方法。
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