JP2020181481A - セキュリティシステム - Google Patents

セキュリティシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2020181481A
JP2020181481A JP2019085552A JP2019085552A JP2020181481A JP 2020181481 A JP2020181481 A JP 2020181481A JP 2019085552 A JP2019085552 A JP 2019085552A JP 2019085552 A JP2019085552 A JP 2019085552A JP 2020181481 A JP2020181481 A JP 2020181481A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suspicious
suspicious person
security system
monitoring device
broadcasting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019085552A
Other languages
English (en)
Inventor
田中 敏也
Toshiya Tanaka
敏也 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Reliance Security Corp
Original Assignee
Reliance Security Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Reliance Security Corp filed Critical Reliance Security Corp
Priority to JP2019085552A priority Critical patent/JP2020181481A/ja
Publication of JP2020181481A publication Critical patent/JP2020181481A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)

Abstract

【課題】店舗・商業施設などにおいて不審行為の発生を抑止することが可能なセキュリティシステムを提供する。【解決手段】店内を監視する監視カメラFCAM1〜4と、前記監視カメラFCAM1〜4とデータを送受信可能に接続し、前記監視カメラFCAM1〜4の撮像データから不審者を検出し、店内放送設備51を制御する監視装置21と、前記監視装置21からの指令に基づき不審行為の発生を抑止するための放送を行う店内放送設備51と、を含み、前記監視装置21は、不審者を発見したときの状況に対応し前記店内放送設備51に予め定められた案内放送をなさしめ、また前記店内放送設備51が規定の放送を実行したと判断すると、予め定められた後処理を実行する。【選択図】図1

Description

本発明は、商業施設、店舗等で使用されるセキュリティシステムに関する。
不審又は不正な行為(以下、不審行為)をなす者(以下、不審者)を検出する装置・システムとしては、カメラを介して人物の画像データを取得し、当該画像データとデータベースに記録された過去に不審行為を行った者の画像データとを照合し、不審者を検出する装置・システムがある。また人物の位置情報から当該人物が不審者であるか否かを検知するシステムも開発されている(例えば特許文献1参照)。
不審者を検出する装置・システムは、過去に不審行為を行った者のデータ等を記録したデータベースを使用するものが多いが、最近では照合用のデータベースを使用することなく不審者を検出するシステムも商品化されている(例えば非特許文献1参照)。非特許文献1に記載のシステムでは、人の精神状態(感情)を自動解析することで不審者を検出している。
さらに不審者の検出のみならず、不審者が不審行為をなすことを防ぐシステムも開発されている(例えば特許文献2参照)。特許文献2に記載の店内監視システムでは、カメラを介して得られる人物の画像データから不審者が検出されると、店内放送を通じて不正行為を躊躇させる案内放送を行うことで不正行為の発生を未然に防止するとしている。
特開2011−18094号公報 特開2007−306485号公報
https://www.elsysj.net/defender−x/
店舗に導入されたセキュリティシステムを介して、不審行為の発生を抑止できることは非常に好ましい。この点において特許文献2に記載の店内監視システムは、有用なシステムといえるが、特許文献2には不審行為を躊躇させる案内放送をした後の処理については何ら示されていない。このため案内放送した後も不審者がその場から立ち去らない場合には、何度も同じ放送が繰り返されることとなる。同じ内容の案内放送を立て続けに繰り返すと、来店している一般のお客様が不審感を抱くため好ましくない。一方で、案内放送を一度に限定してしまうと必ずしも十分な効果が得られない。
セキュリティシステムを実店舗で使用するには、来店している一般のお客様を考慮した上で、不審者を店舗から退去するように促し、あるいは不審行為をなすことを躊躇させ、不審行為の発生を抑止することが好ましいが、これまでの監視システムあるいはセキュリティシステムは十分とは言い難く改善の余地がある。
本発明の目的は、店舗・商業施設などにおいて不審行為の発生を抑止することが可能なセキュリティシステムを提供することである。
本発明は、特定施設又は特定場所を監視する監視カメラと、前記監視カメラとデータを送受信可能に接続し、前記監視カメラの撮像データから不審者を検出し、不審行為抑止手段を制御する監視装置と、前記監視装置からの指令に基づき不審行為の発生を抑止するための動作をなす不審行為抑止手段と、を含み、前記監視装置は、不審者を発見したときの状況に対応し前記不審行為抑止手段に予め定められた動作をなさしめ、また前記不審行為抑止手段が規定の動作を実行したと判断すると、予め定められた後処理を実行することを特徴とするセキュリティシステムである。
本発明のセキュリティシステムにおいて、前記監視装置は、不審者を検出すると前記不審行為抑止手段に第1回目の動作をなさしめ、その後、予め設定した時間を経過したとき改めて不審者の検出を行い、不審者を検出すると前記不審行為抑止手段に第2回目の動作をなさしめ、発見された不審者が規定された要件を満たすとき、第2回目の動作を第1回目の動作と異なる動作とすることを特徴とする。
本発明のセキュリティシステムにおいて、前記不審行為抑止手段が、不審者を特定施設又は特定場所から退去するように促す、又は不審行為をなすことを躊躇させる案内放送を行う放送設備及び/又は照明設備であることを特徴とする。
本発明のセキュリティシステムにおいて、前記不審行為抑止手段が、前記特定施設又は特定場所に設置されたスピーカーと前記スピーカーと接続する放送装置とを含む放送設備であり、前記監視装置は、不審者を特定施設又は特定場所から退去するように促す、又は不審行為をなすことを躊躇させる案内放送を格納した放送データベースを備え、不審者を検出すると前記放送データベースから検出した不審者に合致した案内放送を選定し、前記放送装置に送信し、前記放送設備は、前記監視装置から送信される案内放送を放送することを特徴とする。
本発明のセキュリティシステムにおいて、前記監視装置は、不審者を検出した前記監視カメラからの位置情報から不審者のいる場所を特定し、検出した不審者の場所に向け放送するスピーカーから前記案内放送を放送することを特徴とする。
本発明のセキュリティシステムにおいて、前記監視装置は、さらに、蓄積したデータに基づき不審者がよく現れる時刻・曜日・場所を算出する機能及び/又は前記不審行為抑止手段が動作をなした後の不審者の行動を記録・解析する機能を有するデータ解析手段を備えることを特徴とする。
本発明のセキュリティシステムにおいて、前記特定施設又は特定場所は、店舗、商業施設、公営、民営の駐車場・駐輪場、無人駅、コインランドリー、自動販売コーナー、パーキングエリア、山林等の不法投棄対策現場、神社仏閣、別荘地などの空き巣対策現場のうち少なくとも1つを含み、前記監視カメラが、固定式カメラ、ウエアラブルカメラ、移動式カメラのうち一種以上であることを特徴とする。
本発明によれば、店舗・商業施設などにおいて不審行為の発生を抑止することが可能なセキュリティシステムを提供することができる。
本発明の第1実施形態のセキュリティシステム1の構成図である。 本発明の第1実施形態のセキュリティシステム1の監視カメラCAM、スピーカーSPnの配置を示す模式図である。 本発明の第1実施形態のセキュリティシステム1の監視装置21の機能構成図である。 本発明の第1実施形態のセキュリティシステム1で使用するデータベースDBの構成を示す図である。 本発明の第1実施形態のセキュリティシステム1の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態のセキュリティシステム2の構成図である。 本発明の第2実施形態のセキュリティシステム2の監視カメラCAM、スピーカーSP及び照明器具CLの配置を示す模式図である。 本発明の第3実施形態のセキュリティシステム3の構成図である。 本発明の第3実施形態のセキュリティシステム3の監視カメラCAM、スピーカーSPの配置を示す模式図である。 本発明の第4実施形態のセキュリティシステム4の構成図である。 本発明の第4実施形態のセキュリティシステム4を使用した監視の様子を示す模式図である。 本発明の第1実施形態のセキュリティシステム1の変形例であって、そこで使用する監視装置22の機能構成図である。
図1は、本発明の第1実施形態のセキュリティシステム1の構成図である。図2は、本発明の第1実施形態のセキュリティシステム1の監視カメラCAM、スピーカーSPの配置を示す模式図である。図3は、本発明の第1実施形態のセキュリティシステム1の監視装置21の機能構成図、図4は、本発明の第1実施形態のセキュリティシステム1で使用するデータベースDBの構成を示す図である。以下、セキュリティシステム1を店内で使用する場合を例として説明する。図2は、店内の平面図であり、着色された部分は棚である。
セキュリティシステム1は、店内において不審者Xを検出し、検出した不審者Xを店から退去するように促す、あるいは不審行為をなすことを躊躇させることで不審行為の発生を抑止させるシステムであり、店内に設置され来店者201を撮影する監視カメラCAMと、監視カメラCAMの撮像データに基づき不審者Xを検出するとともに店内放送設備51を制御する監視装置21と、不審行為抑止手段である店内放送設備51とを備える。
監視カメラCAMは、店内の各売り場に設置された複数台の固定式の監視カメラFCAM〜FCAMで構成され(図2参照)、監視装置21と接続し、各々の監視カメラFCAMの撮像データを監視装置21に送信する。ここでは監視カメラFCAMとして、IPカメラ、ネットワークカメラを使用するが、監視カメラFCAMはこれに限定されるものではない。本実施形態では、監視カメラFCAMが4台の監視カメラで構成されるが、監視カメラFCAMの台数は特に限定されるものではない。監視カメラFCAMの台数は2台、3台あるいは5台以上であってもよい。小さい店舗であれば監視カメラFCAMは1台であってもよい。
監視装置21は、店内に設置され来店者201を撮影する監視カメラFCAMと接続し、監視カメラFCAMから撮像データを受信し、当該撮像データを解析し、その中に不審者Xがいるか否かを判別し、不審者Xを検出したとき不審行為抑止のための店内放送を店内放送設備51に実行せしめる。監視装置21は、データ入出力手段23、データ送受信手段25、記憶手段27、解析手段29、制御手段31を備える(図3参照)。
データ入出力手段23は、データを入力するためのキーボード、各種データを読み込むためのデータ読み取り装置、データを表示するディスプレイ、データを出力するプリンタ等で構成される。
データ送受信手段25は、監視カメラFCAMと接続し、監視カメラFCAMの撮像データを受信すると共に、不審行為抑止手段である店内放送設備51(放送装置53)と接続し、店内放送を行うためのデータを放送装置53に送信する。
記憶手段27は、ROM、RAM等のメモリで構成され、本システムを動作させるためのプログラム、不審者Xを検出するためのプログラム等の各種プログラム、各種データベースDBを格納する。
データデースDBには、店内に設置された監視カメラFCAMの識別番号IDとその監視カメラFCAMが撮影する場所A−nとが紐付けされたカメラデータベースDB1(図4(A)参照)、監視カメラFCAMの識別番号IDと放送内容とが紐付けされた放送データベースDB2(図4(B)参照)を備える。また検出した不審者Xに関する情報を格納する不審者データベースDB3(図示省略)を備える。なお、不審者Xの検出に照合データを使用する場合には、データベースDBに照合用データベース(図示省略)が含まれる。
図4(A)、(B)を参照しつつ、放送データベースDB2の監視カメラFCAMの識別番号IDと放送内容との関係を説明する。例えば、識別番号FCAM−3の監視カメラFCAMは、薬売り場A−3を撮影するように設置されており(図2、図4(A))、図4(B)において紐付けされた放送内容は、「薬売り場でお客様がお待ちです。スタッフは急行して下さい」である。これは不審者Xに対して、不審者Xのいる場所にスタッフを向かわせることを知らしめるためのものである。
また図4(B)に示す放送データベースDB2には、監視カメラFCAMが撮影する場所A−nにスタッフを向かわせる案内放送の他に、全館に向けて放送するための案内放送No11〜13が格納されている。この案内放送に対応する監視カメラFCAMの識別番号はFCAM−0であるがこれに対応する監視カメラFCAMは存在しない。これらの使用方法については、後述する。
解析手段29は、データ送受信手段25を介して受信する監視カメラFCAMの撮像データと、不審者Xを検出するためのプログラムとから監視カメラFCAMの撮像データの中に不審者Xがいるか否かを判別し、不審者Xがいると判断した場合には、不審者Xを特定し、出力する。
不審者Xを検出する方法は特に限定されるものではない。監視カメラFCAMから得られる動画により人の振動成分を抽出して精神状態を解析し、不審者Xを特定する公知の方法を使用することができる。このような方法はプログラム化されソフトとして販売されている(例えば、商品名:DEFENDER−X(登録商標)、不審者事前検知ソフト、エルシス九州株式会社)。
不審者Xを検出する他の方法としては、監視カメラFCAMを介して人物の画像データを取得し、当該画像データとデータベースに記録された過去に不審行為を働いた者の画像データとを照合し、不審者Xを検出する方法(例えば2007−306485号公報)、人物の位置情報から当該人物が不審者Xであるか否かを検知する方法もある(例えば特開2011−18094号公報)。
制御手段31は、各種制御を行う。この中には、不審者Xを発見したときの状況に対応して、案内放送を選定し、店内放送設備51(放送装置53)にその案内放送を行うように指令を発すること、店内放送設備51が規定の動作を実行したと判断すると、予め定められた後処理を実行するように制御することが含まれる。これらの詳細については、後述のセキュリティシステム1の使用方法、動作のところで説明する。
上記構成からなる監視装置21は、各種データベース、不審者Xの検出に必要な手順、案内放送の手順等をプログラム化し、これを搭載したコンピュータを用いて実現できる。
店内放送設備51は、監視装置21が不審者Xを検出したとき、監視装置21の指令に基づき不審者Xを店から退去するように促す、あるいは不審行為をなすことを躊躇させる放送を行う。このような店内放送設備51は、不審者Xを店から退去するように促す、あるいは不審行為をなすことを躊躇させることで不審者Xの不審行為を抑止させる点から不審行為抑止手段といえる。
店内放送設備51は、放送装置53と店内に設置された複数台のスピーカーSPとで構成される。放送装置53は、監視装置21と接続し、監視装置21からの指令により放送を行う。スピーカーSPは、監視カメラFCAMが撮影するそれぞれの場所A−nに放送することができるように監視カメラFCAMと同数のスピーカーSPが設置されている。例えばスピーカーSPは、場所A−2全体に声、音が行き渡るように放送することができる(図2参照)。
店内放送設備51は、監視装置21からの指令により放送を行うことが可能に構成されていればよく、他の放送機能があってもよい。よって既設の店内放送設備を利用し、監視装置21からの指令により放送を行うことができるようにしてもよい。
セキュリティシステム1の使用方法、動作について説明する。図5は、本発明の第1実施形態のセキュリティシステム1の動作を示すフローチャートである。ここでは不審者Xの検出に、監視カメラFCAMから得られる動画により人の振動成分を抽出して精神状態を解析し、不審者Xを特定する方法を用いるものとする。
図5に示すフローチャートは、1台の監視カメラFCAMに対するものであり、実際には4台の監視カメラFCAMに対して同時並列的に処理がなされている。また不審者検出回数nは初期値として0が入力されているものとする。またステップS7で使用するAは、所定時間内の同一放送の繰り返しを制限するためのものであり、本実施形態では3が入力されているものとする。
セキュリティシステム1を起動すると(ステップS0)、監視装置21は、各監視カメラFCAMに対して撮像データを送信するように指令を発する(ステップS1)。各監視カメラFCAMは、監視装置21の指令に基づき撮像データを連続的に取得し、監視装置21に対してデータを送信する(ステップS2)。各監視カメラFCAMは、監視装置21からの停止指令があるまで連続して撮像データを監視装置21に送信する。監視装置21は、撮像データを受信すると解析手段29を通じて不審者Xがいるか否か判断する(ステップS3)。
不審者Xを検出すると、1回目の不審者Xの検出ゆえ、不審者検出回数nを1とする(ステップS4)。さらに不審者Xを撮影した監視カメラFCAMから不審者Xの現在位置を特定する(ステップS5)。不審者Xの現在位置の特定は、監視カメラFCAMの識別番号IDとその監視カメラFCAMが撮影する場所A−nとが紐付けされた監視カメラデータベースDB1(図4(A))を用いて行われる。
監視装置21は、不審者Xの現在位置を特定すると、不審者Xがいる場所に対応した案内放送を放送データベースDB2(図4(B))から選出する(ステップS6)。例えば薬売り場A−3を撮影する監視カメラFCAMの撮像データから不審者Xが検出されたと判断すると、監視装置21は、「薬売り場でお客様がお待ちです。スタッフは急行して下さい」との案内放送を選出する。
監視装置21は、放送内容を選出すると、不審者検出回数nを判定する(ステップS7,ステップS8)。1回目の不審者Xの検出の場合n=1であるから、店内放送設備51に対して全てのスピーカーSP〜SPから通常音量で、選出した案内放送を放送可能に、放送内容を添えた指令を発する(ステップS9)。店内放送設備51(放送装置53)は、監視装置21から指令を受けると直ちに監視装置21から送られた内容を全てのスピーカーSP〜SPから通常音量で自動放送する(ステップS10)。
店内放送設備51による案内放送の内容は、不審者Xの不審行為を抑止させるものであるから、この放送を聞いた不審者Xは、以下のように行動することが想定される。
ケース1:店から退去するために移動する。
ケース2:店から退去しないものの不審行為を実行することを躊躇・断念する。
ケース3:店内放送に気付かず、あるいは店内放送に気付いたものの依然としてその場で不審行為を実行することを考えている。
ケース4:店内放送に気付き、場所を変えて不審行為を実行することを考えている。
監視装置21は、ステップS9の第1回目の店内放送の指令を発した後、不審者Xに関する情報を不審者データベースDB3に記録する(ステップS11)。不審者データベースDB3には、少なくとも検出した不審者Xの画像データ,検出場所A,検出日時及び曜日が記録される。
監視装置21は、所定時間ΔTが経過したか否か判断し(ステップS12)、所定時間ΔTが経過したとき再度、各監視カメラFCAMの撮像データにより監視を継続する(ステップS1〜ステップS3)。ここで所定時間ΔTは、先に検出した不審者Xが案内放送を聞き、その後の行動を起こす、あるいは感情変化を起すに必要な時間に設定される。
第1回目の店内放送後、所定時間ΔTが経過したとき、不審者Xが店から退去するために移動していれば(ケース1)、不審者Xは不審行為を実行することを断念する気持ちになっていると想定される。この場合、監視装置21は、その者を不審者Xとは判断しないため第2回目の店内放送は実施されない。
第1回目の店内放送後、所定時間ΔTが経過したとき、不審者Xが依然としてその場で不審行為を実行しようと考えている場合(ケース3)、監視装置21は、その者を先の監視カメラFCAMと同じ監視カメラFCAMの撮像データから不審者Xと判断する。監視装置21は、所定時間ΔTが経過した時点で同じ監視カメラFCAMの撮像データから不審者Xを検出したと判断すると、ステップS4において不審者検出回数nを2とする。
ここでステップS4における不審者検出回数nのカウント増加は、第1回目の不審者Xを検出した監視カメラFCAMと同じ監視カメラFCAMの撮像データに基づき不審者Xが検出されたときに行われる。
再び不審者Xが検出され、そのとき不審者検出回数nが2であれば、監視装置21は、ステップS5〜S8を経由しステップS13において、先と同じ内容の案内放送を先の案内放送よりも音量を上げて行うように店内放送設備51に指令を発する。放送装置53は、監視装置21から指令を受けると直ちに監視装置21から送られた内容を全てのスピーカーSP〜SPから音量を上げて自動放送する(ステップS14)。
一方、店内放送後、所定時間ΔTが経過したとき、不審者Xが場所を変えて不審行為を実行することを考えているとき(ケース4)、監視装置21は、その者を先の監視カメラFCAMとは異なる監視カメラFCAMの撮像データから不審者Xとして検出する。この場合、監視装置21は、不審者検出回数nを1のままとし、ステップS5及びステップS6から不審者Xがいる場所に対応した放送内容を放送データベースDB2から選出する(ステップS6)。
ここでは先の監視カメラFCAMとは異なる監視カメラFCAMの撮像データから検出された不審者Xが、第1回目に検出された不審者Xと同一人であるか否かは問わない。このため同一人が場所を変えて不審者Xとして検出された場合も、第1回目に検出された不審者Xとは別人が不審者として検出された場合も、不審者検出回数nは1のままである。
その後、監視装置21は、放送装置53に対して全てのスピーカーSP〜SPから通常音量で選出した放送内容を放送可能に、放送内容を添えた指令を発する(ステップS9)。例えば、飲み物売り場を撮影する監視カメラFCAMの撮像データから不審者Xが検出されたと判断すると、監視装置21は、「飲み物売り場でお客様がお待ちです。スタッフは急行して下さい」との案内放送を行うように指令を発する。
放送装置53は、監視装置21から指令を受けると直ちに監視装置21から送られた内容を全てのスピーカーSP〜SPから通常音量で自動放送する(ステップS10)。
図5に示すフローチャートにおいて、不審者検出回数nの上限値は3又は4に設定しておくのがよい。本実施形態では、Aが3に設定されているので短時間内には同一内容の放送は2回しか実施されない。不審者Xの不審行動を抑止させるには案内放送を繰り返した方が効果は上がると考えられるが、必要以上に同じ内容の放送を繰り返すと一般の来店者201が不審に思うので好ましくない。
図5に示すフローチャートでは、不審者検出回数nが3になると(ステップS7)、監視装置21は、後処理を行う(ステップS15)。ここで後処理とは、検出された不審者Xの情報を不審者データベースDB3に記憶することをいう。またスタッフが携帯端末を所持する場合、携帯端末を所持する警備員が配置されている場合には、不審者Xの画像データ等を携帯端末に送信することをいう。
監視装置21は、後処理を行った後、不審者検出回数nを0、つまり初期状態に戻し(ステップS16)、不審者Xの監視を継続する。
図5に示すフローチャートにおいて、監視装置21が異なる監視カメラFCAMの撮像データから同時に2人以上の不審者Xを検出したときの取扱いが問題となる。本実施形態では、監視装置21は、異なる監視カメラFCAMの撮像データから同時に2人以上の不審者Xを検出したときは、放送データベースDB2から全館に向けた案内放送No11〜No13のうち最も優先順位の高いものを読み出し、これを放送するように指令する。なお案内放送No11〜No13の優先順位は、予め定められている。
特開2007−306485号公報には、店内監視システムとして、不審者を検出した場合に放送設備を使用し、不審者が不審行動を躊躇せしめる放送を行うことが記載されているが、放送を行った後の処理については何ら記載されていない。このようなシステムでは、不審者がその場から立ち去らないような場合には、何度も同じ放送を繰り返すこととなる。同じ内容の案内放送を立て続けに繰り返すと、来店者201に不審感を抱かせるため好ましくない。一方で、案内放送を一度に限定すると必ずしも十分な効果が得られない。
これに対して本発明の第1実施形態のセキュリティシステム1は、不審者Xを検出すると、不審者Xの場所を特定し、その場所Aにスタッフ(店員)を向かわせる内容の放送を行うため、不審者Xの不審行為を抑止する効果が高い。さらに本セキュリティシステム1は、一度、案内放送を行った後も不審者Xの監視を継続し、不審者Xが不審行為を断念しなかった場合には、さらに音量を上げて案内放送するので不審者Xの不審行為を抑止する効果が高い。
一方で、本発明の第1実施形態のセキュリティシステム1は、同じ内容の案内放送が必要以上に繰り返すことがないように手当されているため、来店者201に不審感を抱かせることはない。また不審者Xが同じ場所Aから移動することなく不審行為を実行しようとするケース、不審者Xが場所を移動させて不審行為を実行しようとするケースに対しても対応可能でありセキュリティシステムとして好ましい。
上記実施形態では、全てのスピーカーSP〜SPを通じて一斉放送を実施するが、不審者Xを検出したフロアーに設置されたスピーカーSPのみから一斉放送するようにしてもよい。また不審者Xがいる場所のスピーカーSPのみから放送を行ってもよい。この場合には、予めスピーカーSPの識別番号とスピーカーSPの放送範囲とを紐付けしたスピーカーデータベースDB4を用意し、これを記憶手段27に格納しておく。
セキュリティシステム1を設置する店舗が小型であれば店内一斉放送でもよいが、店舗が大型で複数階のフロアーがある場合、セキュリティシステム1を屋外の店舗で使用するような場合には、フロアー別、売り場毎の個別放送とすれば効率がよい。
店舗に設置された既存の放送設備には、手動放送が可能なもの、予め設定された内容、例えば時刻等を自動放送するもの、手動放送と自動放送とが可能なものがある。このような既存の店内放送設備を備える店舗であっても本セキュリティシステム1を導入することができる。このような店内放送設備を用いて本セキュリティシステム1を使用する場合、不審者検出に伴う不審行為抑止放送(案内放送)を優先して放送できるように店内放送設備の制御手段を変更するのが好ましい。
図6は、本発明の第2実施形態のセキュリティシステム2の構成図である。図7は、本発明の第2実施形態のセキュリティシステム2の監視カメラCAM、スピーカーSP及び照明器具CLの配置を示す模式図である。ここではセキュリティシステム2を店内で使用する場合を例として説明する。図1から図5に示す第1実施形態のセキュリティシステム1と同一の構成図には同一の符号を付して説明を省略する。図7は、店内の平面図であり、着色された部分は棚である。
本発明の第2実施形態のセキュリティシステム2もセキュリティシステム1と同様に、店内において不審者Xを検出すると共に、検出した不審者Xを店から退去するように促す、あるいは不審行為をなすことを躊躇させることで不審者Xの不審行為を抑止させるシステムであり、基本構成はセキュリティシステム1と同じである。
セキュリティシステム2とセキュリティシステム1との違いは、不審行為抑止手段にある。セキュリティシステム1では店内放送設備51が不審行為抑止手段に該当するが、セキュリティシステム2では、不審行為抑止手段として店内放送設備51の他に店内照明設備61を備える。
店内照明設備61は、照明制御装置63と店内に設置された複数の照明器具CLとを含む。照明制御装置63は、監視装置21と接続し、監視装置21からの指令により照明器具CLの照度を上げるように制御する。
セキュリティシステム2の使用方法、動作は、セキュリティシステム1の使用方法、動作と基本的に同じであるが、セキュリティシステム2は、監視装置21が不審者Xを検出すると(図5ステップS3)、監視装置21は、放送装置53に不審行為を抑止するための案内放送を行うための指令を発すると共に、照明制御装置63に対して店内の全ての照明器具CLに対して照明を明るくするための指令を発する。
照明制御装置63は、監視装置21から指令を受信すると所定時間ΔTだけ全ての照明器具CLの照度を上げるように制御する。これにより案内放送と相まって不審者Xに監視されているのではとの疑念を抱かせ、結果として不審行為を止めさせることが期待できる。照明器具CLの照度を上げる所定時間ΔTは、特に限定されるものではないが、不審者Xが照度が変わったことに気付き易いのは、変わり始めであるから時間ΔTは短くかくてよい。
監視装置21は、以降も不審行為回避させるための案内放送と連動して照明制御装置63に対して店内の照明を明るくするための指令を発する。
上記構成からなるセキュリティシステム2は、セキュリティシステム1に比較して店内照明設備61が付加されている分だけ、不審行為の抑止効果が大きい。第2実施形態のセキュリティシステム2は、不審者Xの検出時に店内のすべての照明器具CLを一斉に明るくするが、スピーカーデータベースDB4と同じ要領で照明器具データベースDB5(図示省略)を準備し、店内放送設備51と同じ要領で不審者Xを検出したフロアーのみ、あるいは不審者Xがいる場所の照明器具CLのみ照度を上げてもよい。フロアー別、売り場毎の照明器具CLの制御とすれば効率的である。
図8は、本発明の第3実施形態のセキュリティシステム3の構成図である。図9は、本発明の第3実施形態のセキュリティシステム3の監視カメラCAM、スピーカーSPの配置を示す模式図である。ここではセキュリティシステム3を店内で使用する場合を例として説明する。図1から図5に示す第1実施形態のセキュリティシステム1と同一の構成図には同一の符号を付して説明を省略する。図9は、店内の平面図であり、着色された部分は棚である。
第3実施形態のセキュリティシステム3は、第1実施形態のセキュリティシステム1と基本構成を同じくするが、監視カメラCAMの構成が異なる。第1実施形態のセキュリティシステム1では、監視カメラCAMとして固定式の監視カメラFCAMを使用するが、第3実施形態のセキュリティシステム3では、監視カメラCAMに第1実施形態と同様の固定式の監視カメラFCAMと移動式の監視カメラとを併用する。
移動式の監視カメラは、店内を巡回する警備員202が装着するウエアラブルカメラWCAMであり、固定式の監視カメラFCAMと同様に、監視装置21とデータを送受信可能に接続する。ウエアラブルカメラWCAMはGPS機能を備えており、監視装置21の指令に基づき撮像データと位置情報とを紐付けして監視装置21に送信する。
第3実施形態のセキュリティシステム3は、監視カメラCAMにウエアラブルカメラWCAMが付加されるが、不審者Xの検出要領、不審者Xを検出した後に行う不審行為抑止のための店内放送等は、第1実施形態のセキュリティシステム1と同じである。監視カメラCAMにウエアラブルカメラWCAMを付加するやり方は、本発明の第2実施形態のセキュリティシステム2でも適用可能である。
第3実施形態のセキュリティシステム3は、第1実施形態のセキュリティシステム1の作用効果に加えて、ウエアラブルカメラWCAMを装着した警備員202が店内を巡回する作用効果が付加されるため第1実施形態のセキュリティシステム1以上に不審行為抑止効果が大きい。第3実施形態のセキュリティシステム3は、特に、固定式の監視カメラFCAMでは店内を十分に撮影できないような店の監視に適している。
図10は、本発明の第4実施形態のセキュリティシステム4の構成図である。図11は、本発明の第4実施形態のセキュリティシステム4を使用した監視の様子を示す模式図である。図1から図5に示す第1実施形態のセキュリティシステム1と同一の構成図には同一の符号を付して説明を省略する。図11は、店舗の平面図であり、着色された部分は棚である。
第4実施形態のセキュリティシステム4は、第1実施形態のセキュリティシステム1と基本構成を同じくするが、監視カメラCAMの構成が異なる。第1実施形態のセキュリティシステム1では、監視カメラCAMに複数台の固定式の監視カメラFCAMを使用するが、第4実施形態のセキュリティシステム4では、監視カメラCAMに移動式の監視カメラMCAMのみ使用する。
ここで使用される移動式の監視カメラMCAMは、ドローン101(無人飛行体)に搭載された監視カメラである。この監視カメラMCAMは、固定式の監視カメラFCAMと同様に、監視装置21とデータを送受信可能に接続する。監視カメラMCAMは、GPS機能を備えており、監視装置21の指令に基づき撮像データと位置情報とを紐付けして監視装置21に送信する。
ドローン101は、GPS(図示を省略)を搭載し、予め定められた飛行ルートである通路上を無人飛行する自律飛行可能なドローンである。監視カメラMCAMは、図示を省略したジンバル及び/又はカメラ振動吸収装置を介してドローン101に取付けられている。
第4実施形態のセキュリティシステム4は、監視カメラにドローン101(無人飛行体)に搭載された監視カメラMCAMを使用するが、不審者Xの検出要領、不審者Xを検出した後に行う不審行為抑止のための案内放送等は、基本的に第1実施形態のセキュリティシステム1と同じであり、作用効果も第1実施形態のセキュリティシステム1と基本的に同じである。
予め定められた飛行ルートに対してドローン101をより正確に飛行させる方法として、飛行ルート上の各所に基準点を設け、基準点を通過するように飛行させる方法が知られているが、このような方法を第4実施形態のセキュリティシステム4のドローン101に採用してもよい。
第4実施形態のセキュリティシステム4は、ドローン101に監視カメラMCAMを搭載するが、ドローンに代えて他の無人飛行体、例えば無人飛行船など使用してもよい。無人飛行船は、ドローンに比較して音が静かであるから屋内型の店舗で使用してもよい。また屋内に固定式の監視カメラFCAMを使用し、屋外にドローン101に搭載した移動式の監視カメラMCAMを使用し、屋内と屋外とを一緒に監視するようにしてもよい。
第4実施形態のセキュリティシステム4は、監視カメラMCAMを搭載した無人飛行体を飛行させ監視を行うので、敷地面積の広い屋外店舗、屋内店舗の監視に好適に使用することができる。第4実施形態のセキュリティシステム4は、本発明の第2実施形態のセキュリティシステム2でも応用可能である。
図12は、本発明の第1実施形態のセキュリティシステム1の変形例であって、そこで使用する監視装置22の機能構成図である。本発明の第1実施形態のセキュリティシステム1との違いは、監視装置のみである。図1から図5に示す第1実施形態のセキュリティシステム1と同一の構成図には同一の符号を付して説明を省略する。
監視装置22は、データ解析手段33を備える点において第1実施形態のセキュリティシステム1の監視装置21と異なる。データ解析手段33は、所定の期間経過した時点で、不審者データベースDB3を読み出しデータを解析し、必要に応じてデータ出力装置に出力する。データの解析項目としては、不審者Xがよく現れる時刻、曜日、場所Aが挙げられる。
このセキュリティシステムは、第1実施形態のセキュリティシステム1の作用効果の他に、不審者Xが現れる頻度の高い時刻、曜日、場所Aを知ることができるので店側では、その時刻、曜日、場所に人員を配置、増員する等の対応を取ることができる。これにより不審者Xの不審行動を効果的に防ぐことができる。
第1〜第4実施形態のセキュリティシステム1〜4は、基本的に不審者Xを検出したとき不審行為を抑止させるための案内放送をすることで不審行為を防ごうとするものであるから、放送内容は非常に重要である。理想的には不審者X以外の来店者には特に意識させることなく、一方、不審者Xには監視されていることを知らしめるものがよく、一度の案内放送で不審者Xが不審行為を抑止するものがより好ましい。
第1実施形態のセキュリティシステム1で示すような、不審者Xの元にスタッフを行かせるとの放送は、不審行為の抑止に効果的と思われるが、他の内容の案内放送の方が効果的な場合もあり得る。不審行為を抑止させるための案内放送は、その内容が重要である一方でその効果を事前に予測することは難しい。
第1実施形態のセキュリティシステム1の変形例である監視装置22は、データ解析手段33を備えるので、放送の内容とその後の不審者Xの行動を記録、解析することで好ましい放送内容を選出することができる。これに不審者Xの不審行為を効果的に防ぐことができる。
好ましい放送内容の選出要領を説明する。監視装置22の不審者データベースDB3に不審者Xが検出されたときの日時、曜日、その場所Aの他、案内放送の内容、第1回目の不審行為抑止のための案内放送後の不審者Xの行動、第2回目の不審行為抑止のための案内放送後の不審者Xの行動を記録する。ここで不審行為抑止のための案内放送後の不審者Xの行動とは、例えば先に示したケース1〜ケース4が該当する。
監視装置22は、所定の期間が経過すると、案内放送の内容を順次変更し、都度、不審者データベースDB3に該当するデータを記録する。データが蓄積された時点で監視装置22は、不審者データベースDB3を分析し、案内放送に優先順位を付ける。この優先順位は、不審者Xが不審行為を抑止する行動を取った回数の多いもの、あるいは案内放送後から不審行為を抑止する行動を取るまでの時間の短いものを高くする。
以上、第1〜第4実施形態及び第1実施形態を変形させたセキュリティシステムを用いて説明したように本発明のセキュリティシステムは、不審者の監視、検出、不審行為を抑止させる放送を自動で行うことができるので、ドラッグストア,ホームセンター,釣具点,リサイクルショップなどスタッフの少ない商業施設で好適に使用することができる。この他、不特定の人が出入りし、あるいは集まる施設(以下、特定施設)、不特定の人が出入りし、あるいは集まる場所(以下、特定場所)で好適に使用することができる。
特定施設又は特定場所としては、店舗,商業施設,公営,民営の駐車場・駐輪場,無人駅,コインランドリー,自動販売コーナー,パーキングエリア,山林等の不法投棄対策現場,神社仏閣,別荘地などの空き巣対策現場が挙げられる。
以上、第1〜第4実施形態及び第1実施形態を変形させたセキュリティシステムを用いて本発明のセキュリティシステムを説明したが、本発明のセキュリティシステムは上記実施形態に限定されるものではない。要旨を変形しない範囲で変更して使用することができる。例えば、不審行為を抑止させるための案内放送を日本語で行い、続けて同じ内容の案内放送を外国語で行うようにしてもよい。
以上のとおり、図面を参照しながら好適な実施形態を説明したが、当業者であれば、本明細書を見て、自明な範囲内で種々の変更及び修正を容易に想定するであろう。従って、そのような変更及び修正は、請求の範囲から定まる発明の範囲内のものと解釈される。
1、2、3、4 セキュリティシステム
21、22 監視装置
23 データ入出力手段
25 データ送受信手段
27 記憶手段
29 解析手段
31 制御手段
33 データ解析手段
51 店内放送設備
53 放送装置
61 店内照明設備
63 照明制御装置
101 無人飛行体
201 来店者
202 警備員
CAM 監視カメラ
FCAM,FCAM〜CAM 固定式監視カメラ
MCAM 移動式監視カメラ
WCAM ウエアラブルカメラ
CL:照明器具
DB1:監視カメラデータベース
DB2:放送データベース
SP,SP〜SP スピーカ
X 不審者

Claims (7)

  1. 特定施設又は特定場所を監視する監視カメラと、
    前記監視カメラとデータを送受信可能に接続し、前記監視カメラの撮像データから不審者を検出し、不審行為抑止手段を制御する監視装置と、
    前記監視装置からの指令に基づき不審行為の発生を抑止するための動作をなす不審行為抑止手段と、
    を含み、
    前記監視装置は、不審者を発見したときの状況に対応し前記不審行為抑止手段に予め定められた動作をなさしめ、また前記不審行為抑止手段が規定の動作を実行したと判断すると、予め定められた後処理を実行することを特徴とするセキュリティシステム。
  2. 前記監視装置は、不審者を検出すると前記不審行為抑止手段に第1回目の動作をなさしめ、その後、予め設定した時間を経過したとき改めて不審者の検出を行い、不審者を検出すると前記不審行為抑止手段に第2回目の動作をなさしめ、発見された不審者が規定された要件を満たすとき、第2回目の動作を第1回目の動作と異なる動作とすることを特徴とする請求項1に記載のセキュリティシステム。
  3. 前記不審行為抑止手段が、不審者を特定施設又は特定場所から退去するように促す、又は不審行為をなすことを躊躇させる案内放送を行う放送設備及び/又は照明設備であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のセキュリティシステム。
  4. 前記不審行為抑止手段が、前記特定施設又は特定場所に設置されたスピーカーと前記スピーカーと接続する放送装置とを含む放送設備であり、
    前記監視装置は、不審者を特定施設又は特定場所から退去するように促す、又は不審行為をなすことを躊躇させる案内放送を格納した放送データベースを備え、不審者を検出すると前記放送データベースから検出した不審者に合致した案内放送を選定し、前記放送装置に送信し、
    前記放送設備は、前記監視装置から送信される案内放送を放送することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のセキュリティシステム。
  5. 前記監視装置は、不審者を検出した前記監視カメラからの位置情報から不審者のいる場所を特定し、検出した不審者の場所に向け放送するスピーカーから前記案内放送を放送することを特徴とする請求項4に記載のセキュリティシステム。
  6. 前記監視装置は、さらに、蓄積したデータに基づき不審者がよく現れる時刻・曜日・場所を算出する機能及び/又は前記不審行為抑止手段が動作をなした後の不審者の行動を記録・解析する機能を有するデータ解析手段を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のセキュリティシステム。
  7. 前記特定施設又は特定場所は、店舗、商業施設、公営、民営の駐車場・駐輪場、無人駅、コインランドリー、自動販売コーナー、パーキングエリア、山林等の不法投棄対策現場、神社仏閣、別荘地などの空き巣対策現場のうち少なくとも1つを含み、
    前記監視カメラが、固定式カメラ、ウエアラブルカメラ、移動式カメラのうち一種以上であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のセキュリティシステム。
JP2019085552A 2019-04-26 2019-04-26 セキュリティシステム Pending JP2020181481A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019085552A JP2020181481A (ja) 2019-04-26 2019-04-26 セキュリティシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019085552A JP2020181481A (ja) 2019-04-26 2019-04-26 セキュリティシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020181481A true JP2020181481A (ja) 2020-11-05

Family

ID=73024680

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019085552A Pending JP2020181481A (ja) 2019-04-26 2019-04-26 セキュリティシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020181481A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004007089A (ja) * 2002-05-30 2004-01-08 Nippon Advantage Corp 状態変化判定装置
JP2017068394A (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 日本電気株式会社 犯罪抑止システム、情報処理装置、犯罪抑止方法及びプログラム
JP3212615U (ja) * 2017-07-10 2017-09-21 守男 望月 特定者表示システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004007089A (ja) * 2002-05-30 2004-01-08 Nippon Advantage Corp 状態変化判定装置
JP2017068394A (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 日本電気株式会社 犯罪抑止システム、情報処理装置、犯罪抑止方法及びプログラム
JP3212615U (ja) * 2017-07-10 2017-09-21 守男 望月 特定者表示システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20210153089A (ko) 모니터링 시스템
US11394933B2 (en) System and method for gate monitoring during departure or arrival of an autonomous vehicle
CA3091552A1 (en) Gunshot detection system with building management system integration
US20160027290A1 (en) Systems and methods for providing emergency resources
CN106375712A (zh) 使用微移动无人机及ip摄像机的家庭、办公室安全监视***
EP3188146B1 (en) Video surveillance system with selectable operating scenarios
US9582975B2 (en) Alarm routing in integrated security system based on security guards real-time location information in the premises for faster alarm response
JP2019001614A5 (ja)
JP2007122528A (ja) ノード管理システム及びノード管理プログラム
JP2010272958A (ja) 監視装置、監視システム、および監視プログラム
US20240071191A1 (en) Monitoring systems
WO2014118872A1 (ja) 監視システム
JP2019079369A (ja) 避難誘導システム
CN111083449A (zh) 一种校园安防***
JP6941457B2 (ja) 監視システム
JP2020181481A (ja) セキュリティシステム
KR102059669B1 (ko) 키오스크를 이용한 재난 관리 시스템
JP6796000B2 (ja) 監視支援装置及び監視システム
WO2021186610A1 (ja) デジタル・オートファイル・セキュリティシステム、方法及びプログラム
WO2021038814A1 (ja) コンピュータシステム、特定状況改善方法及びプログラム
KR20230005507A (ko) 인공지능 기반의 카메라 장치 및 카메라 시스템
US11087615B2 (en) Video/sensor based system for protecting artwork against touch incidents
JP6707774B2 (ja) 情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
US10878676B1 (en) Methods and systems for customization of video monitoring systems
US11995968B2 (en) Systems, devices, and methods to electronically lure people at a building

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220329

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230517

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20231108