JP2020179732A - 自動車用シフトレバーロック装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シフトレバーを特定の変速位置に確実にロックおよびロック解除する作業を短時間で容易に行える自動車用シフトレバーロック装置を提供する。【解決手段】自動車用シフトレバーロック装置10は、複数の変速位置を有し、変速ケーブル4によって連結される変速操作装置2のシフトレバー12をロック及びロック解除可能な装置である。自動車用シフトレバーロック装置10は、カバー部材14と、ロック部材と、位置決め部と、を備える。カバー部材14は、シフトレバー12の基部12cを覆う。カバー部材14は、シフトレバー12の移動範囲を規制するシフトゲート14f、およびシフトゲート14fに隣接し、シフトレバー12の特定の変速位置に関連して設けられた第1開口14gを有する。ロック部材は、弾性を有し、第1開口14gに挿入され、基部12cに着脱可能に装着される。【選択図】図2
Description
本発明は、ロック装置、特に、自動車に設けられるシフトレバーをロックする自動車用シフトレバーロック装置に関する。
自動変速機では、自動車の進行方向と交差する横軸回りに揺動するシフトレバーが用いられる。シフトレバーは、変速ケーブルによって変速装置に連結されることで、複数の変速位置に位置決めされる。このため、変速ケーブルをシフトレバーに取り付けるとき、例えば、変速装置がロックされないニュートラル位置等の特定の変速位置でシフトレバーをロックする必要がある。そこで、従来は、位置決めピンをシフトレバーに取り付けることによって、シフトレバーが特定の変速位置から移動しないようにロックしている。また、位置決めピンは、変速ケーブルを取り付け後に外されて廃棄される。
特許文献1には、変速装置に設けられるコントロールレバーを、位置決め部材によって、変速ケーブルを接続する接続位置でロックするコントロールレバーのロック装置が開示されている。コントロールレバーは、縦軸回りに揺動する。作業員が変速装置のケースに形成された開口部に位置決め部材(ロック部材)を挿入すると、位置決め部材がロック位置に装着される。位置決め部材は、ロック位置で上端部がコントロールレバーに係合する。シフトレバーの操作によって、コントロールレバーが係合解除方向に移動すると、位置決め部材が自重によってロック解除位置に下降し、コントロールレバーのロックが解除される。しかし、特許文献1では、縦軸回りにコントロールレバーが回動し、位置決め部材を自重によって下降させるので、横軸回りに回動するシフトレバーには、特許文献1の構造は適用できない。
従来の位置決め部材によってシフトレバーをロックすると、前述したように特定の変速位置から移動し、特定の変速位置に位置決めできない場合がある。また、変速ケーブルを取り付けた後は、位置決め部材は取り外されて廃棄され、再利用できなくなる。これによって、例えば、車両を整備する際にシフトレバーを交換する場合には、新たな位置決め部材、または、位置決め部材に代わる工具を用意する必要があり、無駄なコストが発生する。
本発明は、ロック部材によってシフトレバーを特定の変速位置に確実にロックしながらも、ロック部材を再利用可能な自動車用シフトレバーロック装置を提供することにある。
本発明に係る自動車用シフトレバーロック装置は、変速装置と変速ケーブルによって連結される変速操作装置の、複数の変速位置のいずれかに操作されるシフトレバーを、特定の変速位置でロック及びロック解除可能な装置である。自動車用シフトレバーロック装置は、カバー部材と、ロック部材と、位置決め部と、を備える。カバー部材は、シフトレバーの基部を覆う。カバー部材は、シフトレバーの移動範囲を規制するシフトゲート、およびシフトゲートに隣接し、シフトレバーの特定の変速位置に関連して設けられた第1開口を有する。ロック部材は、弾性を有し、第1開口に挿入され、基部に着脱可能に装着される。位置決め部は、基部およびロック部材に設けられる。位置決め部は、第1開口に係合させてシフトレバーをロックするロック位置と、ロック位置よりも第1開口から離反し、第1開口との係合を解除するロック解除位置と、にロック部材を位置決めする。
この自動車用シフトレバーロック装置では、特定の変速位置に操作して、第1開口にロック部材を挿入すると、ロック部材が第1開口に係合するロック位置に位置決めされる。このため、変速ケーブルを取り付けなくてもシフトレバーは特定の変速位置から移動しない。この状態で、変速ケーブルを取り付ければ、特定の変速位置にシフトレバーを保持できる。変速ケーブルを取り付けた後に、第1開口から離反する方向にロック部材を押し込むと、ロック部材がロック解除位置に位置決めされる。ロック解除位置では第1開口との係合が解除され、ロックが解除される。これによって、シフトレバーを各変速位置に移動できる。このように、ロック部材が、ロック位置とロック解除位置の間を移動可能となることで、ロック部材によってシフトレバーを特定の変速位置に確実にロックしながらもロック部材を再利用可能な自動車用シフトレバーロック装置を提供できる。
位置決め部は、案内溝と、一対の突起部と、ロック用の一対の第1凹部と、ロック解除用の一対の第2凹部と、を有してもよい。案内溝は、基部に設けられ、第1開口から挿入されたロック部材を移動可能に案内するために対向して配置された一対の案内面を有してもよい。一対の突起部は、案内面に突出して設けられてもよい。ロック用の一対の第1凹部は、ロック部材に設けられ、一対の突起部に係合してもよい。ロック解除用の一対の第2凹部は、一対の第1凹部から挿入方向上流側に離反してロック部材に設けられ、一対の突起部に係合してもよい。
この構成によれば、ロック部材を第1開口に挿入すると、ロック部材は、案内面によってロック位置に案内される。ロック部材がロック位置に移動すると、一対の第1凹部が一対の突起部に係合し、ロック部材がロック位置に保持される。ロック位置では、ロック部材が第1開口に係合しているので、シフトレバーがロックされる。さらにロック部材を押し込むと、ロック部材がロック解除位置に案内される。ロック部材がロック解除位置に移動すると、一対の第2凹部が一対の突起部に係合し、ロック部材がロック解除位置に保持される。ロック解除位置では、ロック部材は第1開口との係合が解除され、シフトレバーが、ロック解除されてすべての変速位置に移動できる。また、ロック解除したときは、ロック部材がカバー部材内に収納される。
ここでは、ロック部材を第1開口に挿入して、ロックおよびロック解除できるので、シフトレバーを特定の変速位置に確実にロックおよびロック解除する作業を短時間で確実に行える自動車用シフトレバーロック装置を提供できる。また、ロック部材がロック解除位置にあるとき、ロック部材がカバー部材の内部に収納されるので、ロック作業が終わってもロック部材を取り外さなくてもよい。このため、ロック部材のシフトレバーを特定の変速位置に確実にロックおよびロック解除する作業を短時間で行える。
一対の突起部は、第1開口側に第1傾斜面を有し、第1凹部は、第2凹部側に第2傾斜面を有してもよい。
この構成によれば、ロック位置からロック解除位置に移動させるとき、第1開口側に第1傾斜面を有する一対の突起部の先端に第1凹部側に傾斜する第2傾斜面が接触する。このため、ロック部材を容易にロック解除位置に移動させることができる。
位置決め部は、案内溝に挿入されたロック部材のシフトレバーの移動方向と交差する方向の移動を規制する一対の規制部を複数有してもよい。
この構成によれば、案内溝に挿入されたロック部材を移動させるときに、複数の規制部によって、ロック部材のシフトレバーの移動方向と交差する方向の移動が規制されるので、ロック部材を案内溝内で円滑に移動させることができる。
ロック部材は、変形促進溝と、挿入部と、を有してもよい。変形促進溝は、第1凹部と第2凹部との間から挿入方向下流側の端部に向かって幅が徐々に大きくなる。挿入部は、ロック解除位置にあるロック部材をロック位置に戻すために、ロック部材の挿入方向下流側の両側面と案内面との間に、工具を挿入可能な隙間を有してもよい。
この構成によれば、ペンチ等の工具の先端を挿入部に挿入しやすくなる。また、挿入した工具でロック部材の先端を締め付けると、先端が弾性的に大きくたわみやすくなる。これにより、ロック部材がロック解除位置にあるとき、突起部と第2凹部との係合を容易に解除でき、ロック部材をロック位置に戻しやすい。
カバー部材は、ロック解除位置にあるロック部材の挿入部を露出させる第2開口を有してもよい。
この構成によれば、第2開口によって、挿入部を外から視認できるので、ロック解除位置からロック位置にロック部材を移動させる作業を短時間で容易に行える。
本発明によれば、シフトレバーを特定の変速位置に確実にロックおよびロック解除する作業を短時間で容易に行える自動車用シフトレバーロック装置を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の明細書において、車両の前後方向をQと図面に記し、前側をFと記す。また車両の左右方向をPと図面に記し、右側をRと記す。
図1に示すように、本発明の一実施形態による自動車用シフトレバーロック装置10は、変速操作装置2に設けられる。変速操作装置2は、自動車のダッシュボードの中央下部または運転席と助手席との間に配置される。変速操作装置2は、変速ケーブル4によって変速装置6と連結される。
図2および図3に示すように、変速操作装置2は、複数の変速位置のいずれかに操作されるシフトレバー12と、シフトレバー12を左右方向Pの軸回りに揺動自在に支持するカバー部材14と、を有する。シフトレバー12は、棒状または板状の金属製のレバー部12aと、レバー部12aの先端に取り付けられるシフトノブ12bと、レバー部12aの基端に固定された基部12cと、を有する。シフトレバー12は、変速ケーブル4によって変速装置6と連結されると、変速位置が位置決めされる。
基部12cは、倒立台形形状に形成された例えば合成樹脂製の板状部材である。基部12cは、下部に左右方向Pの両方に円柱状に突出する一対の揺動軸12dを有する。揺動軸12dは、カバー部材14に回動自在に支持される。基部12cの前部には、変速ケーブル4のインナーケーブル4bを連結する三角形状のケーブルブラケット12eが前方に突出して設けられる。ケーブルブラケット12eの先端には、インナーケーブル4bが連結される連結ピン12fが設けられる。
カバー部材14は、シフトレバー12の基部12cを覆う。カバー部材14は、円弧状に湾曲した天板部14aと、左壁部14bと、右壁部14cと、後壁部14dと、アウター係止部14eと、を有する。天板部14aは、シフトレバー12の移動範囲を規制するシフトゲート14fと、シフトレバー12の特定の変速位置(例えば、ニュートラル(N))に関連して設けられた矩形の第1開口14gと、を有する。ニュートラル位置では、変速装置6は、ロックされないので、自動車を押して移動させることができる。
第1開口14gは、天板部14aのシフトゲート14fの左側に隣接して設けられる。図3において、例えば、実線で記載されたシフトレバー12は、N(ニュートラル)位置にあり、一点鎖線で記載されたシフトレバー12は、P(パーキング)位置にあり、2点鎖線で記載されたシフトレバー12は、L(ローレンジ)位置にある。
左壁部14bは、シフトレバー12の基部12cの左方を覆う。左壁部14bは、矩形の第2開口14hを有する。第2開口14hは、自動車用シフトレバーロック装置10の作業用に設けられる。右壁部14cは、シフトレバー12の基部12cの右方を覆う。左壁部14bおよび右壁部14cは、揺動軸12dを揺動自在に支持する支持孔14iをそれぞれ有する。後壁部14dは、シフトレバー12の基部12cの後方を覆う。アウター係止部14eは、左壁部14bおよび右壁部14cから前方に延びて設けられ、変速ケーブル4のアウターケーシング4aを調整可能に保持する。
自動車用シフトレバーロック装置10は、変速操作装置2の複数の変速位置のいずれかに操作されるシフトレバー12を、特定の変速位置(例えば、ニュートラル(N))でロック及びロック解除可能である。自動車用シフトレバーロック装置10は、カバー部材14と、ロック部材16と、位置決め部18と、を備える。
カバー部材14は、前述したように、シフトレバー12の基部12cを覆う。カバー部材14は、シフトゲート14f、第1開口14g、および第2開口14hを有する。
図4および図5に示すように、ロック部材16は、弾性を有する合成樹脂製の板状部材である。ロック部材16は、第1開口14gから挿入され、基部12cに着脱可能に装着される。ロック部材16は、第1開口14gに係合する矩形の外形を有する。
ロック部材16は、上面16aに矩形に凹んだ工具係止部16bを有する。工具係止部16bは、ロック部材16を第1開口14gから工具によって押し込む際に、工具がロック部材16から外れないようにするために設けられる。
ロック部材16は、挿入方向下流側の両外側面に形成された一対の挿入部16dと、ロック部材16の挿入方向下流側の端部を弾性変形しやすくするための変形促進溝16eと、を有する。一対の挿入部16dは、挿入方向と反対の引き上げ方向の移動用の工具TL(例えば、ラジオペンチ等の工具)の先端部を挿入可能な穴である。変形促進溝16eは、後述する第2凹部18dよりも工具係止部16b側から平行に形成される第1溝部16fと、第2凹部18dと後述する第1凹部18cとの間で、挿入方向下流側の端部に向けて幅が徐々に大きくなる第2溝部16gとを有する。これにより、ロック部材16の挿入方向下流側の端部が弾性変形しやすくなる。
位置決め部18は、基部12cの左壁部14b側の正面と、ロック部材16の両側部と、に設けられる。位置決め部18は、ロック部材16を図5(a)に示すロック位置と、図5(b)に示すロック解除位置と、に位置決めする。ロック位置では、ロック部材16を第1開口14gに係合させてシフトレバー12をロックする。ロック解除位置では、ロック位置よりも第1開口14gから離反し、ロック部材16の第1開口14gとの係合を解除して、シフトレバー12をすべての変速位置に移動可能にする。
図5(b)に示すように、第2開口14hは、ロック解除位置にロック部材16が配置されると、ロック部材16の挿入部16dを露出させる。このため、ロック部材16をロック位置に戻すときの作業を行いやすくなる。具体的には、工具TLで一対の挿入部16dを締め付けて、ロック部材16の先端部を二点鎖線で示すように弾性変形させながら、方に引き上げる。すると、第2凹部18dが突起部18bから外れて、ロック部材16をロック位置に容易に戻すことができる。
位置決め部18は、案内溝18aと、一対の突起部18bと、一対の第1凹部18cと、一対の第2凹部18dと、規制部18eと、を有する。案内溝18aは、基部12cに設けられ、第1開口14gから挿入されたロック部材16を挿入方向に移動可能に案内する。案内溝18aは、基部12cの上端12gから下端12h(図2参照)に向かって、ロック部材16の全長よりも大きい長さで形成される。案内溝18aは、前後方向Qに間隔を隔てて対向して配置された一対の案内面18fを有する。
一対の突起部18bは、基部12cの一対の案内面18fからそれぞれ突出して設けられる。一対の突起部18bは、第1開口14g側に案内面18fから基部12cの先端に向けて傾斜した第1傾斜面18gをそれぞれ有する。
一対の第1凹部18cは、第2凹部18d側に第2傾斜面18hを有する。第2傾斜面18hは、第1傾斜面18gよりも傾斜が緩い。第2傾斜面18hは、ロック部材16をロック位置からロック解除位置に移動させるとき、ロック部材16が突起部18bを乗り越えやすくするために設けられる。一対の第1凹部18cが一対の突起部18bに係合すると、ロック部材16は、第1開口14gに係合するロック位置に配置される。ロック部材16がロック位置に配置されると、シフトレバー12が特定の変速位置(例えば、ニュートラル(N))にロックされる。
一対の第2凹部18dは、ロック部材16の両側面に矩形状に凹んで形成される。一対の第2凹部18dは、案内溝18aに形成された一対の突起部18bに係合する。一対の第2凹部18dが一対の突起部18bに係合すると、ロック部材16は、第1開口14gから離反するロック解除位置に配置される。変速ケーブル4が連結された状態で、ロック部材16がロック解除位置に配置されると、シフトレバー12は、すべての変速位置に移動可能である。
このように構成された自動車用シフトレバーロック装置10では、変速ケーブル4が連結されていない状態で、シフトレバー12を特定の変速位置(例えば、ニュートラル(N))でロックする場合、シフトレバー12をニュートラル位置(N)に操作する。そして、第1開口14gに、基部12cの案内溝18aを合わせる。この状態でロック部材16を第1開口14gに挿入すると、ロック部材16は、案内面18fによってロック位置に案内される。ロック部材16がロック位置に移動すると、一対の第1凹部18cが一対の突起部18bに係合し、ロック部材がロック位置に保持される。ロック位置では、ロック部材16が第1開口14gに係合しているので、シフトレバー12が特定の変速位置にロックされる。さらにロック部材16を押し込むと、ロック部材16がロック解除位置に案内される。ロック部材16がロック解除位置に移動すると、一対の第2凹部18dが一対の突起部18bに係合し、ロック部材16がロック解除位置に保持される。ロック解除位置では、ロック部材16は第1開口14gとの係合が解除され、シフトレバー12がロック解除され、すべての変速位置に移動できる。ロック解除したときは、ロック部材16は、カバー部材14内に収納される。
ここでは、ロック部材16を第1開口14gに挿入して、ロックおよびロック解除できるので、シフトレバー12を特定の変速位置に確実にロックおよびロック解除する作業を短時間で容易に行える自動車用シフトレバーロック装置を提供できる。また、ロック部材16がロック解除位置にあるとき、ロック部材16がカバー部材14の内部に収納されるので、ロック作業が終わってもロック部材16を取り外さなくてもよい。このため、シフトレバー12を特定の変速位置に確実にロックおよびロック解除する作業をさらに短時間で容易に行える。さらに、第2凹部18dは、ロック部材16の両側面に矩形状に凹んで形成されるから、自動車の走行中の振動によって、第2凹部18dが突起部18bから外れシフトレバー12がロックされることを抑制できる。
<他の実施形態>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の変形例は必要に応じて任意に組合せ可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の変形例は必要に応じて任意に組合せ可能である。
(a)上記実施形態では、特定の変速位置の例としてニュートラルにしたが、本発明はこれに限定されない。特定の変速位置は、ニュートラル以外であってもよい。
(b)上記実施形態では、カバー部材14によってシフトレバーを揺動可能に支持したが、本発明はこれに限定されない。
(c)上記実施形態では、第2開口14hを、ロック部材16がロック解除位置にあるときに作業ができる大きさにしたが、本発明はこれに限定されない。第2開口14hを、ロック部材16がロック位置にあるときにも、挿入部16dを露出させて、取り外し作業を行える大きさにしてもよい。これにより。ロック部材16の取り外しもさらに容易になる。
2 : 変速操作装置、4 :変速ケーブル、6 :変速装置、10 :自動車用シフトレバーロック装置、12 :シフトレバー、12c :基部、14 :カバー部材、14f :シフトゲート、14g :第1開口、14h :第2開口、16 :ロック部材、16d :挿入部、16e :変形促進溝、18 :位置決め部、18a :案内溝、18b :突起部、18c :第1凹部、18d :第2凹部、18e :規制部、18f :案内面、18g :第1傾斜面、18h :第2傾斜面、
Claims (6)
- 変速装置と変速ケーブルによって連結される変速操作装置の複数の変速位置のいずれかに操作されるシフトレバーを、特定の前記変速位置でロック及びロック解除可能な自動車用シフトレバーロック装置であって、
前記シフトレバーの基部を覆い、前記シフトレバーの移動範囲を規制するシフトゲート、および前記シフトゲートに隣接し、前記シフトレバーの特定の変速位置に関連して設けられた第1開口を有するカバー部材と、
弾性を有し、前記第1開口に挿入され、前記基部に着脱可能に装着されるロック部材と、
前記基部および前記ロック部材に設けられ、前記第1開口に係合させて前記シフトレバーをロックするロック位置と、前記ロック位置よりも前記第1開口から離反し、前記第1開口との係合を解除するロック解除位置と、に前記ロック部材を位置決めする位置決め部と、
を備える自動車用シフトレバーロック装置。 - 前記位置決め部は、
前記基部に設けられ、前記第1開口から挿入された前記ロック部材を移動可能に案内するために対向して配置された一対の案内面を有する案内溝と、
前記案内面に突出して設けられる一対の突起部と、
前記ロック部材に設けられ、前記一対の突起部に係合するロック用の一対の第1凹部と、
一対の前記第1凹部から挿入方向上流側に離反して前記ロック部材に設けられ、一対の前記突起部に係合するロック解除用の一対の第2凹部と、有する、
請求項1に記載の自動車用シフトレバーロック装置。 - 一対の前記突起部は、前記第1開口側に第1傾斜面を有し、
一対の前記第1凹部は、前記第2凹部側に第2傾斜面を有する、
請求項2に記載の自動車用シフトレバーロック装置。 - 前記位置決め部は、前記案内溝に挿入された前記ロック部材の前記シフトレバーの移動方向と交差する方向の移動を規制する一対の規制部を複数有する、
請求項2または3に記載の自動車用シフトレバーロック装置。 - 前記ロック部材は、
前記第1凹部と前記第2凹部との間から前記挿入方向下流側の端部に向かって幅が徐々に大きくなり、前記端部を弾性変形しやすくする変形促進溝と、
前記ロック解除位置にある前記ロック部材を前記ロック位置に戻すために、前記ロック部材の前記挿入方向下流側の両側面と前記案内面との間に、工具を挿入可能な穴を有する挿入部と、
を有する、請求項2から4のいずれか1項に記載の自動車用シフトレバーロック装置。 - 前記カバー部材は、前記ロック解除位置にある前記ロック部材の前記挿入部を露出させる第2開口を有する、
請求項2から5のいずれか1項に記載の自動車用シフトレバーロック装置。
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