JP2020179013A - 温水洗浄便座トイレ用トイレットロール - Google Patents

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Abstract

【課題】水に濡れても破れにくく、かつ、水中でほぐれやすいものであり、節水型トイレにおいても、ほぐれやすさと温水洗浄便座適性を両立した温水洗浄便座用トイレットロールを提供する。【解決手段】2プライに積層されてグルーで接着処理され、エンボスパターンが付与されたトイレットペーパーをロール状に巻取ったトイレットロール1であって、エンボスパターンは、2プライの各々に設けられた、ダブルエンボスパターンであり、1プライの坪量と、ロールの重量と、巻長と、巻直径と、トイレットペーパーの2プライのJIS P8113に基づく乾燥時の縦方向の引張強さと、乾燥時の横方向の引張強さと、及びそれぞれと2プライの坪量との比、を調整した温水洗浄便座トイレ用トイレットロール。【選択図】図1

Description

本発明は、2プライに積層されたトイレットペーパーをロール状に巻取った温水洗浄便座トイレ用トイレットロールに関する。
近年、日本では、温水洗浄便座トイレが普及しており、2プライに積層されたトイレットペーパーをロール状に巻取った、温水洗浄便座トイレ用のトイレットロールも上市されている。通常、温水洗浄便座トイレ用のトイレットロールを構成するトイレットペーパーには紙が濡れても破れにくいように、強度が高いことが求められる。そのため、トイレットペーパーが固く感じ、触感に劣る。
また、例えば特許文献1には、スルーエアー乾燥を行わずに抄紙されたものであり、JIS P 8111に規定される条件下におけるJIS P 8124の規定に従って測定される坪量が25〜35g/mであり、かつJIS P 8111に規定される条件下における紙厚が170〜350μmである、一時性湿潤紙力剤が添加されたシングルプライトイレットペーパーが開示されている。また、特許文献2には、シングルエンボス加工が施された2プライのトイレットペーパーであって、パルプに対して0.01重量%以上0.10重量%以下の一時的湿潤紙力増強剤を含有するトイレットペーパーが開示されている。
特開2004−209150号公報 特開2015−126771号公報
しかしながら、一時性湿潤紙力剤を添加すると、温水洗浄便座トイレで使用しても、紙が濡れても破れにくくなるが、ほぐれにくくなるという問題があった。また、ほぐれやすさをJIS規格の範囲内になるように一時性湿潤紙力剤の添加量を少なくした場合であっても、今日の節水型トイレで上記のトイレットペーパーを使用するとトイレに詰まる場合がある。
もちろん、一時性湿潤紙力剤を添加しなければ、トイレットペーパーは節水型トイレには詰まりにくくなるが、水に濡れた時に破れやすくなってしまう。特に、2プライ以上のトイレットペーパーでは、水に濡れた時にプライが剥がれやすく、剥がれるとさらに破れやすくなるという問題もあった。
したがって、本発明は、以上の課題に鑑みてなされたものであり、水に濡れても破れにくく、かつ、水中でほぐれやすいものであり、節水型トイレにおいても、ほぐれやすさと温水洗浄便座適性を両立した温水洗浄便座用トイレットロールを提供することを目的とする。
本発明の発明者らは、上記課題を解決するため、鋭意研究を行った。その結果、トイレットペーパーの坪量、重量、巻長、巻直径及び特有のパラメーターを調整することにより、上記の課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。具体的には、本発明は以下のものを提供する。
(1)本発明の第1の態様は、2プライに積層されてグルーで接着処理され、エンボスパターンが付与されたトイレットペーパーをロール状に巻取ったトイレットロールであって、前記エンボスパターンは、2プライの各々に設けられた、ダブルエンボスパターンであり、トイレットペーパーの1プライあたりの坪量が16g/m以上26g/m以下であり、トイレットロールのロール重量が120g以上280g以下、巻長が32m以上56m以下、巻直径が110mm以上150mm以下、ロール密度が0.09g/cm以上0.20g/cm以下であり、トイレットペーパーの2プライのJIS P 4501に基づくほぐれやすさが、20秒以上60秒以下であり、トイレットペーパーの2プライのJIS P 8113に基づく乾燥時の縦方向引張強さDMDTが2.8N/25mm以上6.4N/25mm以下、2プライのJIS P 8113に基づく乾燥時の横方向引張強さDCDTが0.8N/25mm以上2.3N/25mm以下であり、前記DMDT/トイレットペーパーの2プライの坪量が0.06以上0.17以下であり、前記DCDT/トイレットペーパーの2プライの坪量が0.020以上0.060以下であることを特徴とする、温水洗浄便座トイレ用トイレットロールである。
(2)本発明の第2の態様は、(1)に記載の温水洗浄便座トイレ用トイレットロールであって、トイレットペーパーの表面側のプライが、単位表面積あたりの個数が35個/cm以上90個/cm以下の第一エンボスと、前記第一エンボスよりエンボス1個あたりの面積が大きい第二エンボスを有しており、前記第二エンボスの深さが0.07mm以上0.45mm以下であり、前記第二エンボスと前記第一エンボスとの深さの差分が、0.03mm以上0.28mm以下であることを特徴とするものである。
(3)本発明の第3の態様は、(1)又は(2)に記載の温水洗浄便座トイレ用トイレットロールであって、トイレットペーパーの裏面側のプライは、単位表面積あたりの個数が35個/cm以上90個/cm以下のエンボスを有する部分があり、該エンボスの深さが0.05mm以上0.35mm以下であることを特徴とするものである。
(4)本発明の第4の態様は、(1)から(3)のいずれかに記載の温水洗浄便座トイレ用トイレットロールであって、ティッシュソフトネス測定装置TSAによる、トイレットペーパーの表面側の滑らかさTS750が15dBVrms以上45dBVrms以下であり、トイレットペーパーの裏面側の滑らかさTS750が20dBVrms以上70dBVrms以下であり、かつ、前記裏面側の滑らかさTS750/前記表面側の滑らかさTS750が0.9以上2.2以下であることを特徴とするものである。
(5)本発明の第5の態様は、(1)から(4)のいずれかに記載の温水洗浄便座トイレ用トイレットロールであって、トイレットペーパーのプライ剥離強度が0.8cN/100mm以上20.0cN/100mm以下であることを特徴とするものである。
(6)本発明の第6の態様は、(1)から(5)のいずれかに記載の温水洗浄便座トイレ用トイレットロールであって、一時性湿潤紙力剤を含有していないことを特徴とするものである。
(7)本発明の第7の態様は、(1)から(6)のいずれかに記載の温水洗浄便座トイレ用トイレットロールであって、2プライのトイレットペーパー1mあたりの吸水量が180g以上270g以下であることを特徴とするものである。
(8)本発明の第8の態様は、(1)から(7)のいずれかに記載の温水洗浄便座トイレ用トイレットロールであって、トイレットロールの巻密度が0.4m/cm以上1.0m/cm以下であることを特徴とするものである。
よって、本発明によれば、水に濡れても破れにくく、かつ、水中でほぐれやすいものであり、節水型トイレにおいても、ほぐれやすさと温水洗浄便座適性を両立した温水洗浄便座用トイレットロールを提供することができる。
本発明の温水洗浄便座トイレ用トイレットロールの外観を示す斜視図である。 各々にエンボスパターンが設けられたプライが2プライに積層された状態を示す図である。 エンボス処理の工程を示す図である。 エンボスが線状である場合の、エンボスの長さの測定方法を示す図である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明するが、以下の実施形態は例示の目的で提示するものであり、本発明は、以下に示す実施形態に、何ら限定されるものではない。
<温水洗浄便座トイレ用トイレットロール>
図1は、本発明の温水洗浄便座トイレ用トイレットロール1の外観を示す斜視図であり、図2は、各々にエンボスパターンが設けられたプライが2プライに積層された状態を示す図である。本発明の温水洗浄便座トイレ用トイレットロール1は、図1に示すように、2プライに積層され、エンボスパターンが付与されたトイレットペーパー1xをロール状に巻取ったトイレットロールであって、エンボスパターンは、2プライの各々に設けられた、ダブルエンボスパターンである。
また、トイレットペーパー1xの表面のうち、ロール外側に指向した表面を表面1a(トイレットペーパー1xの表面)と称し、ロール中心部に指向した表面を裏面1b(トイレットペーパー1xの裏面)と称する。
(ロール重量、巻長及び巻直径)
温水洗浄便座トイレ用トイレットロール1のロール重量は120g以上280g以下である。また、温水洗浄便座トイレ用トイレットロール1の巻長は32m以上56m以下である。また、温水洗浄便座トイレ用トイレットロール1の巻直径DRは110mm以上150mm以下である。ロール重量が120g未満であると、ロール1個あたりの重量が小さくなって、ロールのボリューム感に劣り、ロール重量が280gを超えると、ロール密度が高くなりロールの触感が劣ったり、ロールが大きすぎてボリューム感が劣ったりする。巻長が32m未満であると、ロール1個あたりの重量が小さくなって、ロールのボリューム感に劣り、巻長が56mを超えると、ロール密度が高くなりロールの触感が劣ったり、ロールが大きすぎてロールのボリューム感にも劣ったりする。巻直径DRが110mm未満であると、ロール密度が高くなりロールの触感が劣ったり、ロールのボリューム感にも劣ったりすることがあり、巻直径DRが150mmを超えると、ロール密度が低くなりロールの触感が劣ったり、ロールが大きすぎてロールのボリューム感にも劣ったりする。
なお、ロール重量は150g以上245g以下であることが好ましく、180g以上220g以下であることがより好ましい。巻長は、37m以上51m以下であることが好ましく、42m以上46m以下であることがより好ましい。巻直径DRは、118mm以上142mm以下あることが好ましく、125mm以上135mm以下であることがより好ましい。なお、ロール重量は、コア(紙管)を含まないロール幅114mmあたりの重量とする。ロール幅が114mmでない場合は、比例計算により114mmあたりの重量に換算する。
(ロール密度及び巻密度)
温水洗浄便座トイレ用トイレットロール1のロール密度は0.09g/cm以上0.20g/cm以下であり、巻密度は0.4m/cm以上1.0m/cm以下である。温水洗浄便座トイレ用トイレットロール1のロール密度又は巻密度の値が上記の範囲外であると、いずれもロールの触感が劣る。
なお、温水洗浄便座トイレ用トイレットロール1のロール密度は0.11g/cm以上0.18g/cm以下であることが好ましく、0.13g/cm以上0.16g/cm以下であることがより好ましい。温水洗浄便座トイレ用トイレットロール1の巻密度は0.5m/cm以上0.9m/cm以下であることがより好ましく、0.6m/cm以上0.8m/cm以下であることがさらに好ましい。
(坪量)
トイレットペーパー1xの1プライあたりの坪量は、16g/m以上26g/m以下である。1プライあたりの坪量が16g/m未満であると、トイレットペーパー1xの吸水量が低くなり、紙1gあたりのグルーの量が多くなり、結果としてトイレットペーパー1xがゴワゴワに感じる。坪量が25g/mを超えると、紙1gあたりにグルーの量が少なくなって、紙が濡れた時に破れやすくなったり、ロールのボリューム感が劣ったりする。坪量を上記範囲にすることで、本願のようなグルーで2プライに積層されたトイレットペーパー1xのほぐれやすさと温水洗浄便座適性を良好にすることができる。なお、トイレットペーパー1xの1プライあたりの坪量は、17g/m以上24g/m以下であることが好ましく、18g/m以上22g/m以下であることがより好ましい。
(紙厚)
また、トイレットペーパー1xの紙厚は1.1mm/10枚以上1.8mm/10枚以下であることが好ましい。紙厚が上記の範囲のものであることにより、トイレットペーパー1xの強度や使用感、吸水性が好適に維持されるとともに、巻長、巻直径DRを上述の範囲に調整しやすくなり、温水洗浄便座トイレ用トイレットロール1のボリューム感を良好にできる。また、ボリューム感があり、ごわごわ感のあまりないトイレットペーパー1x及び温水洗浄便座トイレ用トイレットロール1を得ることができる。トイレットペーパー1xの1枚当たりの紙厚を上記範囲に調整する方法としては、坪量やエンボス条件を挙げることができる。なお、トイレットペーパー1xの紙厚は、1.2mm/10枚以上1.6mm/10枚以下であることがより好ましく、1.3mm/10枚以上1.5mm/10枚以下であることがよりさらに好ましい。
(エンボスパターン)
本発明の温水洗浄便座トイレ用トイレットロール1(トイレットペーパー1x)は、エンボス加工が施されてなるものであり、エンボスパターンを有している。また、本発明におけるエンボスパターンは、トイレットペーパー1xの各プライをそれぞれエンボス処理した後、図2に示すように、積層して2プライにする。2プライ積層する際には、プライボンドグルー(糊)を用い、好ましくはプライの凸部にグルーを塗布して接着処理する。このように接着して2プライにすることにより、プライの接着が強くなり、ほぐれやすさを好適に維持したまま、トイレットペーパー1xが水に濡れても破れにくくなる。また、美粧性の観点から、顔料インキでプライボンドグルーを着色することができる。なお、グルーは、公知のものを使用することができ、セルロース系を含有していることが好ましい。グルー中に含まれるセルロール系の含有率は、1〜10%が好ましく、1〜5%がより好ましく、1〜3%がさらに好ましい。また、グルー中には、ポリビニルアルコール、カルボキシポリメチルアルコールが含有されていないことが、ほぐれやすさに悪影響を及ぼす場合があるため好ましい。このようなグルーを用いることで、本願のような坪量、強度を有するトイレットペーパー1xにおいて、プライ剥離強度を適正にすることができ、ほぐれやすさと温水洗浄便座適性を良好にすることができる。
トイレットペーパー1xの表面1aのプライには、二種類のエンボス加工が施されている。第一エンボス2aは、単位表面積あたりの個数が35個/cm以上90個/cm以下であり、第二エンボス2bは、エンボス1個あたりの面積が第一エンボス2aより大きい。具体的には、第一エンボス2aのエンボス1個あたりの面積は、0.04mm以上2.8mm以下であることが好ましく、0.2mm以上2.2mm以下であることがより好ましく、0.5mm以上1.5mm以下であることがさらに好ましい。第二エンボス2bがドット状である場合のエンボス1個あたりの面積は、0.4mm以上12.0mm以下であることが好ましく、1.0mm以上9.0mm以下であることがより好ましく、2.0mm以上6.5mm以下であることが更に好ましい。また、第二エンボス2bが線状である場合は、線の長さが5mm以上のエンボスについて、その合計長さを算出する。トイレットペーパー100cm当たりの合計長さは、100mm以上1400mm以下であることが好ましく、250mm以上1100mm以下であることがより好ましく、400mm以上800mm以下であることが更に好ましい。エンボスの長さは、次のように測定する。図4(a)に示すような直線部分について、A1=10mmである場合、図柄にある直線を、そのまま測定し、10mmとする。図4(b)に示すような曲線を有する図柄の場合、曲線部分について、B1=5mm、B2=5mm、B3=2mmであるときは、B1=5mmの直線を基準にして、曲線に沿うようにして測定する。図4(b)の場合の合計は、5mm+5mm+2mm=12mmとなる。
なお、第二エンボス2bがドット状と線状の両方を有する場合であっても、上記の規定値は変わらないこととする。
第一エンボス2a及び第二エンボス2bの大きさを上記範囲にすることで、本願のような坪量、強度を有するトイレットペーパー1xにおいて、プライ剥離強度を適正にすることができ、ほぐれやすさと温水洗浄便座適性を良好にすることができる。
また、トイレットペーパー1xの裏面1bのプライは、単位表面積あたりの個数が35個/cm以上90個/cm以下のエンボス2cを有する部分があることが好ましいが、それ以外のエンボスを有していてもよい。なお、エンボス2cが裏面1bに占める割合は、30%以上100%以下であることが好ましく、50%以上100%以下であることがより好ましく、70%以上100%以下であることが更に好ましく、90%以上100%以下であることが最も好ましい。
表面1aのプライ及び裏面1bのプライを問わず、各エンボス単体の形状は、円形、楕円形、長方形、正方形、花柄等、特に制限なく用いることができるが、特に第二エンボス2bは、花柄等の装飾系のエンボスであることが好ましい。
なお、トイレットペーパー1xの表面1aの総面積に対する第二エンボス2bの面積率は、2%以上30%以下であることが好ましく、4%以上20%以下であることがより好ましく、6%以上10%以下であることが更に好ましいが、トイレットペーパー1xから、第二エンボス2bの面積率を求めることは難しい。そこで、エンボスロールの第二エンボス部分の面積率を、トイレットペーパー1xの第二エンボス2bの面積率とすることができる。
(エンボスパターンの深さ)
温水洗浄便座トイレ用トイレットロール1(トイレットペーパー1x)において、表面1aのプライの第一エンボス2a及び第二エンボス2bのそれぞれのエンボスパターンの深さを測定し、表面1aのプライの第一エンボス2aの深さを深さA、第二エンボス2bの深さを深さBとした場合において、深さAは0.05mm以上0.30mm以下であることが好ましく、深さBは0.07mm以上0.45mm以下であることが好ましく、深さBと深さAの差分である(B−A)は0.03mm以上0.28mm以下であることが好ましい。深さBが0.07mm未満であると、第一エンボス2aにグルーが付きやすくなり、触感がゴワゴワし、深さBが0.45mmを超えると、表面1aの滑らかさが劣る。深さBと深さAの差分である(B−A)が0.03mm未満であると、第一エンボス2aにグルーが付きやすくなり、触感がゴワゴワし、深さBと深さAの差分である(B−A)が0.28mmを超えると、表面1aの滑らかさが劣る。
なお、深さAは0.09mm以上0.26mm以下であることがより好ましく、0.13mm以上0.21mm以下であることがさらに好ましい。深さBは0.16mm以上0.41mm以下であることがより好ましく、0.22mm以上0.37mm以下であることがさらに好ましい。深さBと深さAの差分である(B−A)は0.07mm以上0.24mm以下であることがより好ましく、0.10mm以上0.20mm以下であることがさらに好ましい。
また、温水洗浄便座トイレ用トイレットロール1(トイレットペーパー1x)の裏面1bのプライのエンボス2cにおける、エンボスパターンの深さは、0.05mm以上0.35mm以下であることが好ましい。裏面1bのプライのエンボス2cの深さが0.05mm未満であると、裏面1bの滑らかさに劣り、裏面1bのプライのエンボス2cの深さが0.35mmを超えると、プライの接着が弱く、トイレットペーパー1xが水に濡れた時に破れやすくなる。
なお、裏面1bのプライのエンボス2cの深さは、0.10mm以上0.30mm以下であることがより好ましく、0.15mm以上0.25mm以下であることがさらに好ましい。
エンボスパターンの深さは、図3に示すようにエンボス加工を施す工程において、エンボスロール3と対向するゴムロール4のニップ幅を適宜調整して制御することができる。ニップ幅は、ロールの特性によっても異なるが、15mm以上50mm以下であることが好ましく、20mm以上40mm以下であることがより好ましく、25mm以上35mm以下であることが更に好ましい。ニップ幅を上記範囲に調整することにより、エンボスパターンの表裏差が適切に維持されるとともにグルーの付着量が適正になり、紙厚とプライの柔らかさが好適に維持される。ニップ幅は、カーボン紙を用いて測定することができる。測定方法としては、まず、エンボスロール3のニップを逃がし、カーボン紙と一般的なコピー用紙を重ねてセットする。次に、エンボスロール3にニップをかける。その後、ニップを逃がし、カーボン紙とコピー用紙を取り外す。エンボスロール3でニップがかかっていた部分のカーボン紙の色がコピー用紙に転写されるので、ニップ幅を測定することができる。なお、エンボスロール3の材質は、金属であることが好ましい。エンボスロール3の凹凸が深ければニップ幅を狭くし、エンボスロール3の凹凸が浅ければニップ幅を広くすることで、エンボスパターンの深さを調整できる。
エンボスパターンの深さは、マイクロスコープを用いてエンボスパターンの高低差を測定して求める。なお、上述したとおり、トイレットペーパー1xの表面1aのプライの第一エンボス2a及び第二エンボス2bのそれぞれのエンボスパターンの深さを測定し、表面1aのプライの第一エンボス2aの深さを深さA、第二エンボス2bの深さを深さBとする。
マイクロスコープとしては、株式会社KEYENCE社製の製品名「ワンショット3D測定マクロスコープ VR−3100」を使用することができる。マイクロスコープの画像の観察・測定・画像解析ソフトウェアとしては、製品名「VR−H1A」を使用することができる。また、測定条件は、倍率12倍、視野面積24mm×18mmの条件で測定する。なお、測定倍率と視野面積は、求めるエンボスパターンの大きさによって、適宜変更してもよい。エンボスの高さと大きさは、特開2018−047133号公報に記されているエンボスパターンの深さと大きさの測定方法と同様に行う。
また、トイレットペーパー1xの表面1aのプライにおいて、単位表面積あたりにおける第二エンボス2bの個数に対する第一エンボス2aの個数の比率である、第一エンボス2aの個数/第二エンボス2bの個数は、2以上60以下が好ましく、4以上45以下がより好ましく、6以上30以下が更に好ましく、8以上20以下が最も好ましい。上記の規定値にすることで、本願のような坪量、強度を有するトイレットペーパー1xにおいて、プライ剥離強度を適正にすることができ、ほぐれやすさと温水洗浄便座適性を良好にすることができる。
(吸水量)
本発明において、2プライのトイレットペーパー1xの1mあたりの吸水量が180g以上270以下であることが好ましい。1mあたりの吸水量を上記範囲に調整することにより、吸水性に優れる温水洗浄便座トイレ用トイレットロール1を得ることができる。なお、上記の吸水量は、190g以上260g以下であることがより好ましく、200g以上250g以下であることがさらに好ましい。
また、トイレットペーパー1xの2プライの坪量に対する吸水量の比率である、トイレットペーパー1xの1mあたりの吸水量/トイレットペーパー1xの2プライの坪量は、4.2以上6.8以下であることが好ましく、4.6以上6.4以下であることがより好ましく、5.0以上6.0以下であることがさらに好ましい。
吸水量については、以下の方法により測定できる。まず、温水洗浄便座トイレ用トイレットロール1を、温度23℃、湿度50%の環境下で24時間以上保管する。次に、温水洗浄便座トイレ用トイレットロール1から、1組(2プライ)のサンプルサイズが幅方向80mm×流れ方向100mmの試験片を採取し、重量を測定する。その後、この試験片をステンレス製の網(東急ハンズネットストア Eggs ステン金網10メッシュ 100mm×200mm、線径0.5mm、以降は網とする)に載せる。この時、サンプルの幅方向(80mm)が網のサイズ100mmに平行になるようにし、また、サンプルの流れ方向(100mm)が網のサイズ200mmに平行になるようにし、サンプルが網からはみ出ないように置く。次に、蒸留水の深さが1cm以上になるように、バットに蒸留水を溜める。その後、試験片と網を静かにバットに沈め含浸させる。この時、試験片は水面に浮いても問題ない。含浸させてから10秒後、サンプルが網からはみ出ないように網を試験片と共に空気中に静かに引き上げ、10秒間静置させる。その後、網を90度傾け、余剰の水分を落とす(除去する)。この時、サンプルは金網に貼りついた状態となるので、90度傾けても、サンプルが落ちることはない。なお、90度傾ける際に、サンプルの上下方向がサンプルの流れ方向になるようにする。90度傾けた状態で120秒間静置させる。120秒後、サンプルを網から剥がし、重量を測定する。2プライのサンプルについて、含浸前のサンプル重量、含浸後のサンプル重量から吸水量を算出する(下記例)。測定を5回繰り返し、値を平均する。なお、以上の作業はすべて、温度23℃、湿度50%の環境下で行うものとする。また、サンプルを採取する際は、ミシン目を含まない部分から採取する。ミシン目の間隔が100mm以下の場合は、ミシン目を含んでも良い。
(計算例)
含浸前のサンプル重量(サンプルサイズ 80mm×100mm)0.32g
含浸後のサンプル重量 2.08g
吸水量=(含浸後のサンプル重量)−(含浸前のサンプル重量)=1.76(水g/紙0.008m)=220(1mあたりの吸水量)
吸水量=(含浸後のサンプル重量)−(含浸前のサンプル重量)=1.76(水g/紙0.32g)=5.5(1mあたりの吸水量/2プライの坪量)
(コア外径)
また、本発明の温水洗浄便座トイレ用トイレットロール1の芯の外径である、コア外径DIは、25mm以上48mm以下であることが好ましく、35mm以上46mm以下であることがより好ましく、37mm以上43mm以下であることが更に好ましい。コア外径DIが上記の範囲のものであることにより、温水洗浄便座トイレ用トイレットロール1の巻密度を好適に維持しつつ、温水洗浄便座トイレ用トイレットロール1を、トイレットペーパーホルダーに収まりやすくすることができ、加えて、製造時の温水洗浄便座トイレ用トイレットロール1の取扱性も良好となる。
(比容積)
トイレットペーパー1xの比容積は5.0cm/g以上9.5cm/g以下であることが好ましい。トイレットペーパー1xの比容積が上記の範囲のものであることにより、トイレットペーパー1xの柔らかさが良好なものとなり、バルク(嵩高さ)が好適に維持され、吸水性が良好に維持されるとともに、巻直径DRが大きくなり過ぎることがない。上記比容積は、5.5cm/g以上8.5cm/g以下であることがより好ましく、6.0cm/g以上7.5cm/g以下であることがさらに好ましい。
(DMDT及びDCDT)
トイレットペーパー1xの2プライの、JIS P 8113に基づく乾燥時の縦方向の引張強さDMDT(Dry Machine Direction Tensile Strength)が2.8N/25mm以上6.4N/25mm以下であり、乾燥時の横方向の引張強さDCDT(Dry Cross Direction Tensile Strength)が0.8N/25mm以上2.3N/25mm以下である。DMDTが2.8N/25mm未満であるか、又はDCDTが0.8N/25mm未満であると、いずれもトイレットペーパー1xが水に濡れた時に破れやすくなり、DMDTが6.4N/25mmを超えるか、又はDCDTが2.3N/25mmを超えると、いずれもトイレットペーパー1xの触感(柔らかさ)に劣る。
また、トイレットペーパー1xの2プライのDMDTは、3.5N/25mm以上5.7N/25mm以下であることが好ましく、4.0N/25mm以上5.0N/25mm以下であることがより好ましい。さらに、DCDTは1.1N/25mm以上2.0N/25mm以下であることが好ましく、1.3N/25mm以上1.7N/25mm以下であることがより好ましい。なお、引張強さは、公知の方法で調整することができ、引張強さの測定は、引張速度300mm/minの条件で行う。つかみ具のピッチ(間隔)は、DMDT測定時は100mm、DCDT測定時は80mmとする。この時、サンプルにミシン目を含まないように採取するが、ミシン目の間隔が狭い場合は、ミシン目が含まれないよう、つかみ具のピッチ(間隔)を小さくしても良い。
なお、上記においては、トイレットペーパー1xの抄紙の流れ方向を「縦方向」とし、流れ方向に直角な方向を「横方向」とする。
さらに、トイレットペーパー1xの2プライの坪量に対するDMDT及びDCDTのそれぞれの比率である、トイレットペーパー1xの2プライのDMDT/トイレットペーパー1xの2プライの坪量が0.06以上0.17以下であり、トイレットペーパー1xの2プライのDCDT/トイレットペーパー1xの2プライの坪量が0.020以上0.060以下である。トイレットペーパー1xの2プライのDMDT/トイレットペーパー1xの2プライの坪量が0.06未満であるか、又はトイレットペーパー1xの2プライのDCDT/トイレットペーパー1xの2プライの坪量が0.020未満であると、いずれもトイレットペーパー1xが水に濡れた時に破れやすくなり、トイレットペーパー1xの2プライのDMDT/トイレットペーパー1xの2プライの坪量が0.17を超えるか、又はトイレットペーパー1xの2プライのDCDT/トイレットペーパー1xの2プライの坪量が0.060を超えると、いずれもトイレットペーパー1xの触感(柔らかさ)に劣る。
なお、トイレットペーパー1xの2プライのDMDT/トイレットペーパー1xの2プライの坪量は、0.08以上0.15以下であることが好ましく、0.10以上0.13以下であることがより好ましい。トイレットペーパー1xの2プライのDCDT/トイレットペーパー1xの2プライの坪量は、0.025以上0.053以下であることが好ましく、0.030以上0.045以下であることがより好ましい。
(WMDT及びWCDT)
また、トイレットペーパー1xの4プライ(2プライ×2組)における、旧JIS S3104に基づく湿潤時の縦方向の引張強さWMDT(Wet Machine Direction Tensile Strength)が0.60N/25mm以上1.40N/25mm以下であることが好ましく、0.70N/25mm以上1.30N/25mm以下であることがより好ましく、0.80N/25mm以上1.20N/25mm以下であることがさらに好ましい。湿潤時の横方向の引張強さWCDT(Wet Cross Direction Tensile Strength)が0.25N/25mm以上0.55N/25mm以下であることが好ましく、0.30N/25mm以上0.50N/25mm以下であることが好ましく、0.35N/25mm以上0.45N/25mm以下であることが好ましい。
なお、引張強さは、公知の方法で調整することができ、引張強さの測定は、引張速度300mm/minの条件で行う。つかみ具のピッチ(間隔)は、WMDT測定時は100mm、WCDT測定時は80mmとする。この時、サンプルにミシン目を含まないように採取するが、サンプルのミシン目の間隔が狭い場合は、ミシン目が含まれないよう、つかみ具のピッチ(間隔)を小さくしても良い。
(プライ剥離強度)
トイレットペーパー1xのプライ剥離強度は、0.8cN/100mm以上20.0cN/100mm以下であることが好ましい。本願のような坪量、強度を有するトイレットペーパー1xにおいて、ほぐれやすさと温水洗浄便座適性を良好にすることができる。プライ剥離強度が0.8cN/100mm未満であると、プライの接着が弱く、トイレットペーパー1xが水に濡れた時に破れやすくなり、プライ剥離強度が20.0cN/100mmを超えると、裏面1bの滑らかさに劣り、表面1aと裏面1bとの差が大きく、触感に劣りゴワゴワに感じたり、ほぐれにくくなったりする。
プライ剥離強度の測定方法は、JIS P 8113の引張試験方法に準じて、引張試験機(STB−1225S、株式会社エー・アンド・デイ社製)を使用することができ、JIS P 8111に規定された標準条件下で行う。まず、温水洗浄便座トイレ用トイレットロールのサンプルから幅方向100mm、流れ方向200mmの試験片を採取する。次に、流れ方向にプライを30mm剥離する。剥離したプライの片側を上側のつかみ具(幅100mm)に流れ方向で15mm挟んで固定する。また、もう一方のプライも下側のつかみ具(幅100mm)に流れ方向で15mm挟んで固定する。なお、つかみ具のピッチ(間隔)は20mmとする。次に、引張速度を100mm/minの条件で引張り(剥離し)、強度データを採取する。データは20μmおきに取得し、測定開始後の距離40mmから150mmまで(測定長110mm)のデータを平均して、これを剥離強度(cN/100mm)とする。ただし、測定開始後の距離40mmから150mmまでにミシン目を含んでしまう場合は、測定開始後の距離を40mmから例えば90mm(測定長50mm)のように、ミシン目を含まない範囲で短くすることができる。
なお、トイレットペーパー1xのプライ剥離強度は、2.3cN/100mm以上16.0cN/100mm以下であることよりが好ましく、3.8cN/100mm以上12.0cN/100mm以下であることがさらに好ましい。
(滑らかさTS750)
トイレットペーパー1xの表面1aにおいて、ティッシュソフトネス測定装置TSA(emtec社製;Tissue Softness Analyzer)上のソフトウェアにて自動的に取得した、低周波数側からの最初のスペクトルの極大ピークの強度(TS750)が15dBVrms以上45dBVrms以下であることが好ましく、トイレットペーパー1xの裏面1bのTS750が20dBVrms以上70dBVrms以下であることが好ましく、かつ、表面1aのTS750に対する裏面1bのTS750の比率である、裏面1bのTS750/表面1aのTS750が、0.9以上2.2以下であることが好ましい。このTS750は、トイレットペーパー1xの滑らかさの指標であり、表面1aのTS750が15dBVrms未満であると、トイレットペーパー1xが滑らかすぎて触感に劣り、45dBVrmsを超えると滑らかさに劣る。また、裏面1bのTS750が20dBVrms未満であると、プライの接着が弱く、水に濡れた時に破れやすくなり、70dBVrmsを超えると滑らかさに劣る。さらに、裏面1bのTS750/表面1aのTS750が0.9未満であると、プライの接着が弱く、水に濡れた時に破れやすくなり、2.2を超えると表面側と裏面側の差が大きく、触感に劣ったり、ほぐれにくくなったりする。
なお、トイレットペーパー1xの表面1aの滑らかさTS750は、20dBVrms以上40dBVrms以下であることがより好ましく、25dBVrms以上35dBVrms以下であることがさらに好ましい。トイレットペーパー1xの裏面1bの滑らかさTS750は、25dBVrms以上55dBVrms以下であることがより好ましく、30dBVrms以上45dBVrms以下であることがさらに好ましい。表面1aの滑らかさTS750に対する裏面1bの滑らかさTS750の比率である、裏面1bの滑らかさTS750/表面1aの滑らかさTS750は、1.0以上1.8以下であることがより好ましく、1.1以上1.5以下であることがさらに好ましい。
トイレットペーパー1xの表面1aの6500Hzを含むスペクトルの極大ピークの強度(TS7 柔らかさ)が6dBVrms以上29dBVrmsであることが好ましく、8dBVrms以上24dBVrmsであることがより好ましく、10dBVrms以上19dBVrmsであることがさらに好ましい。また、上述のTSAにより、試料台に表面1aを上にして設置したトイレットペーパー1xのサンプルに対し、ブレード付きロータを回転させずに100mNと600mNの押し込み圧力でそれぞれ上から押し込んだとき、それぞれ押し込み圧力100mNと600mNの間でのサンプルの上下方向の変形変位量で表される、剛性(D)が1.8mm/N以上3.8mm/N以下であることが好ましく、2.1mm/N以上3.5mm/N以下であることがより好ましく、2.4mm/N以上3.2mm/N以下であることが更に好ましい。
また、トイレットペーパー1xの裏面1bの6500Hzを含むスペクトルの極大ピークの強度(TS7 柔らかさ)が6dBVrms以上29dBVrmsであることが好ましく、8dBVrms以上24dBVrmsであることがより好ましく、10dBVrms以上19dBVrmsであることが更に好ましい。また、上述のTSAにより、試料台に裏面1bを上にして設置したトイレットペーパー1xのサンプルに対し、ブレード付きロータを回転させずに100mNと600mNの押し込み圧力でそれぞれ上から押し込んだとき、それぞれ押し込み圧力100mNと600mNの間でのサンプルの上下方向の変形変位量で表される、剛性(D)が1.8mm/N以上3.8mm/N以下であることが好ましく、2.1mm/N以上3.5mm/N以下であることがより好ましく、2.4mm/N以上3.2mm/N以下であることが更に好ましい。
以上のティッシュソフトネス測定装置TSAを使用したTS750、TS7、Dの測定は、直径が約113mmの円形に加工したサンプルを用いて2プライのまま行う。この測定方法や、これに用いられる測定装置については、例えば、特開2013−236904号公報に詳細に記載されている。ティッシュソフトネス測定装置TSAを使用した各種測定方法については、上記の特許文献を参照されたい。なお、TS750についても、温水洗浄便座トイレ用トイレットロール1の最外巻のトイレットペーパー1xの端縁1eから、温水洗浄便座トイレ用トイレットロール1の巻長の20%に相当する位置のトイレットペーパー1xのサンプルを用いる。
(ほぐれやすさ)
トイレットペーパー1xの2プライの、JIS P 4501に基づくほぐれやすさは、20秒以上60秒以下であり、26秒以上53秒以下であることが好ましく、30秒以上48秒以下であることがより好ましい。上記の規定値にすることで、本願のような坪量、強度、プライ剥離強度を有するトイレットペーパー1xにおいて、ほぐれやすさと温水洗浄便座適性を良好にすることができる。ほぐれやすさが20秒未満であると、トイレットペーパー1xが水に濡れた時に破れやすくなり、ほぐれやすさが60秒を超えると、トイレットペーパー1xがほぐれにくくなり、すなわち水に溶けにくくなる。特に節水型トイレで顕著にほぐれにくくなる。
なお、トイレットペーパー1xの1プライのJIS P 4501に基づくほぐれやすさは、10秒以上30秒以下であることが好ましく、13秒以上27秒以下であることがより好ましく、16秒以上24秒以下であることがさらに好ましい。
サンプルのサイズは幅方向114mm×流れ方向114mmとするが、ロール幅が114mm未満の場合は、サンプルの面積が同一になるよう、流れ方向を大きく(長く)することができる。また、試験片はミシン目を含まないように採取するが、ミシン目の間隔が狭く(小さく)、ミシン目を含まないと採取できない場合は、ミシン目を含んでも良い。
<トイレットペーパー>
トイレットペーパー1xは木材パルプ100質量%からなるものであってもよく、古紙パルプ、非木材パルプ、脱墨パルプを含んでもよい。目標とする品質を得るためには、NBKP(針葉樹晒クラフトパルプ)の含有率が0質量%以上50質量%以下であることが好ましく、10質量%以上40質量%以下であることがより好ましく、20質量%以上30質量%以下であることがさらに好ましい。また、LBKP(広葉樹晒クラフトパルプ)の含有率が50質量%以上100質量%以下であることが好ましく、60質量%以上90質量%以下であることがより好ましく、70質量%以上80質量%以下であることがさらに好ましい。
また、ミルクカートン等の液体飲料用カートン由来の古紙パルプの含有率が0質量%以上50質量%以下であることが好ましく、0質量%以上30質量%以下であることがより好ましく、0質量%以上10質量%以下であることがさらに好ましく、0質量%であることが最も好ましい。
ミルクカートン等の液体飲料用カートン由来の古紙パルプは、針葉樹パルプが主体であり、トイレットペーパー1xの強度を向上させやすいというメリットがある一方で、品質的にバラツキが大きく、含有割合が高過ぎると製品の品質に影響することがある。ミルクカートン等の液体飲料用カートン由来の古紙パルプの含有量を上記の範囲内のものとすることにより、品質のバラツキを抑えることができる。
なお、上記のLBKPとしては、ユーカリ属グランディス及びユーカリグロビュラスに代表される、フトモモ科ユーカリ属の材種から形成されるパルプが好ましい。
本発明においては、上記のNBKP、LBKP、ミルクカートン由来の古紙のパルプ100質量部に対して、新聞や雑誌古紙等由来の脱墨パルプを25質量部以下の範囲内で配合することができる。なお、脱墨パルプを25質量部配合したときの、トイレットペーパー1中の脱墨パルプの含有率は、25質量部/(100質量部+25質量部)×100=20質量%となる。脱墨パルプの含有率は0質量%以上20質量%以下であることが好ましく、0質量%以上10質量%以下であることがより好ましく、0質量%以上5質量%以下であることが更に好ましく、0質量%であることが最も好ましい。
なお、トイレットペーパー1xに適正な強度を確保するために、通常の手段で原料配合し、パルプ繊維の叩解処理を行うことにより強度調整を行うことができる。目標の品質を得るための叩解としては、市販のバージンパルプに対して、JIS P 8121で測定されるカナダ標準ろ水度で、叩解前後におけるろ水度の差を0ml以上150ml以下、より好ましくは10ml以上100ml以下、更に好ましくは20ml以上70ml以下に低減させる叩解処理を挙げることができる。
トイレットペーパー1xは、紙料にバージン系原料を使用する場合は、一定範囲の繊維長及び繊維粗度を有する針葉樹晒クラフトパルプと広葉樹晒クラフトパルプを特定の範囲で配合して抄紙することができる。紙料への添加剤としては最終製品の要求品質に応じ、デボンダー柔軟剤を含めた柔軟剤、嵩高剤、染料、分散剤、乾燥紙力増強剤、濾水向上剤、ピッチコントロール剤、吸水性向上剤等を用いることができる。一時性湿潤紙力剤に関しては、トイレットペーパー1xをほぐれやすくするために、一時性湿潤紙力剤を含有していないことが好ましい。トイレットペーパー1xの紙料に古紙原料を使用する場合も、上記バージン系の場合と同様の処理を行う。
(トイレットペーパーの製造方法)
トイレットペーパー1xは、例えば(1)抄紙及びクレーピング、(2)エンボス処理(図3参照)、(3)ロール巻取り加工の順で製造することができる。なお、プライアップの際には、トイレットペーパー1xの表面1a、裏面1bの各プライをそれぞれエンボス処理した後、図2に示すように、積層して2プライにする。また、2プライ積層する際には、上述したように、プライボンドグルー(糊)を用いる。グルーによる積層処理は、図3に示すように、エンボス処理後にグルー5を表面1aのプライの凸部に塗布し、裏面1bのプライと接着処理する。
本発明は上記した実施形態に限定されず、本発明の思想と範囲に含まれる様々な変形及び均等物に及ぶことはいうまでもない。
NBKP及びLBKPの含有率が、それぞれ25%及び75%となるように配合し、(1)抄紙及びクレーピング、(2)エンボス処理(図3参照)、(3)ロール巻取り加工の工程を経て、実施例1から実施例29、比較例1から比較例15のトイレットペーパー、温水洗浄便座トイレ用トイレットロールを製造した。なお、トイレットロールを製造する際、第二エンボスの面積率の異なるエンボスロールを用いた。
以下の評価を行った。
比容積:トイレットペーパー1枚あたりの紙厚を1枚あたりの坪量で割り、単位gあたりの容積cmで表した。
巻密度:(巻長×プライ数)÷(ロールの断面積)で表される。ロールの断面積は、{ロールの外径(巻直径DR)部分の断面積−(コア(紙管)外径部分の断面積)}で表される。コア外径DIは、ロールの中心孔の直径である。
例えば、巻長44m、2プライ、巻直径DR130mm、コア外径DI39mmの場合、巻密度=(44m×2)÷{3.14×(130mm÷2÷10)−3.14×(39mm÷2÷10)}=0.73m/cmとなる。トイレットロールにコアが無い場合は、中心孔の直径をコア外径DIとする。
ロール密度:(ロール重量)÷(ロールの体積)で表される。ロール重量は、ロール幅114mmあたりのトイレットロールの重量である。ロール体積は[{ロールの外径(巻直径DR)部分の断面積}−(コア外径部分の断面積)]×ロール幅(114mmあたりに換算する)で表される。例えば、ロール幅114mmあたりのロール重量(コアを除く)が201g、巻直径130mm、コアの外径が39mmの場合、ロール密度=201g÷[{3.14×(130mm÷2÷10)−3.14×(39mm÷2÷10)}×(114mm÷10)]=0.146g/cmとなる。なお、トイレットロールにコアが無い場合は、中心孔の直径をコア外径DIとする。
第二エンボスの面積率:エンボスロールを作製する際に図面から算出した。
坪量:JIS P 8124に基づいて測定し、1プライあたりに換算した。
紙厚:シックネスゲージ(株式会社尾崎製作所製のダイヤルシックネスゲージ「PEACOCK」)を用いて測定した。測定条件は、測定荷重3.7kPa、測定子直径30mmで、測定子と測定台の間に試料を置き、測定子を1秒間に1mm以下の速度で下ろしたときのゲージを読み取った。2プライに積層したトイレットペーパーを5組重ねて、10枚分として測定を行った。また、測定を10回繰り返して測定結果を平均した。
乾燥時の縦方向引張強さDMDTと乾燥時の横方向引張強さDCDT:JIS P 8113に基づいて、2プライに積層したトイレットペーパーにつき、破断までの最大荷重をN/25mmの単位で測定した。引張強さの測定は、引張速度300mm/minの条件で行った。DMDT及びDCDTの数値からそれぞれの数値と2プライの坪量との比率を求めた。
ほぐれやすさ:JIS P 4501に基づき、1プライ及び2プライに積層したトイレットペーパーについて測定した。
ロールの巻直径DR、コア外径DI:ムラテックKDS株式会社製ダイヤメータールールを用いて測定した。測定は、10個のロールを測定し、測定結果を平均した。
表面側の第一及び第二エンボス、並びに裏面側のエンボスのそれぞれの深さ、表面側及び裏面側の滑らかさTS750、トイレットペーパー1m当たりの吸水量、トイレットペーパー1m当たりの吸水量/2プライの坪量、プライ剥離強度は上述の方法で測定した。
巻長:トイレットロールのミシン目とミシン目の間のシートについて、10シート分の長さを実測した。その後、ロールのシート数を実測し、巻長は10シート分の長さとシート数から比例計算で求めた。例えば、10シート分の長さが1.14m、シート数が316シートの場合、1.14m×(316/10)=36mとなる。
官能評価は、モニター20人によって行った。評価基準は5点満点で行った。評価基準が3点以上であれば良好である。
なお、上記の測定は、JIS P 8111に規定する温湿度条件下(23±1℃、50±2%RH)で平衡状態に保持後に行った。
得られた結果を表1〜3に示す。
Figure 2020179013
Figure 2020179013
Figure 2020179013
以上より、本発明の温水洗浄便座トイレ用トイレットロールは、水に濡れても破れにくく、かつ、水中でほぐれやすいものであり、節水型トイレにおいても、ほぐれやすさと温水洗浄便座適性を両立したものであることが分かる。
1 温水洗浄便座トイレ用トイレットロール
1a 表面
1b 裏面
1e トイレットペーパーの最外巻の端縁
1x トイレットペーパー
2a、2b、2c エンボス
3 エンボスロール
4 ゴムロール
5 グルー

Claims (8)

  1. 2プライに積層されてグルーで接着処理され、エンボスパターンが付与されたトイレットペーパーをロール状に巻取ったトイレットロールであって、
    前記エンボスパターンは、2プライの各々に設けられた、ダブルエンボスパターンであり、
    トイレットペーパーの1プライあたりの坪量が16g/m以上26g/m以下であり、
    トイレットロールのロール重量が120g以上280g以下、巻長が32m以上56m以下、巻直径が110mm以上150mm以下、ロール密度が0.09g/cm以上0.20g/cm以下であり、
    トイレットペーパーの2プライのJIS P 4501に基づくほぐれやすさが、20秒以上60秒以下であり、
    トイレットペーパーの2プライのJIS P 8113に基づく乾燥時の縦方向引張強さDMDTが2.8N/25mm以上6.4N/25mm以下、2プライのJIS P 8113に基づく乾燥時の横方向引張強さDCDTが0.8N/25mm以上2.3N/25mm以下であり、
    前記DMDT/トイレットペーパーの2プライの坪量が0.06以上0.17以下であり、前記DCDT/トイレットペーパーの2プライの坪量が0.020以上0.060以下であることを特徴とする、温水洗浄便座トイレ用トイレットロール。
  2. トイレットペーパーの表面側のプライが、単位表面積あたりの35個/cm以上90個/cm以下の第一エンボスと、前記第一エンボスよりエンボス1個あたりの面積が大きい第二エンボスを有しており、前記第二エンボスの深さが0.07mm以上0.45mm以下であり、前記第二エンボスと前記第一エンボスとの深さの差分が、0.03mm以上0.28mm以下であることを特徴とする、請求項1に記載の温水洗浄便座トイレ用トイレットロール。
  3. トイレットペーパーの裏面側のプライは、単位表面積あたりの個数が35個/cm以上90個/cm以下のエンボスを有する部分があり、該エンボスの深さが0.05mm以上0.35mm以下であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の温水洗浄便座トイレ用トイレットロール。
  4. ティッシュソフトネス測定装置TSAによる、トイレットペーパーの表面側の滑らかさTS750が15dBVrms以上45dBVrms以下であり、トイレットペーパーの裏面側の滑らかさTS750が20dBVrms以上70dBVrms以下であり、かつ、前記裏面側の滑らかさTS750/前記表面側の滑らかさTS750が0.9以上2.2以下であることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の温水洗浄便座トイレ用トイレットロール。
  5. トイレットペーパーのプライ剥離強度が0.8cN/100mm以上20.0cN/100mm以下であることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の温水洗浄便座トイレ用トイレットロール。
  6. 一時性湿潤紙力剤を含有していないことを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の温水洗浄便座トイレ用トイレットロール。
  7. 2プライのトイレットペーパー1mあたりの吸水量が180g以上270g以下であることを特徴とする、請求項1から6のいずれか1項に記載の温水洗浄便座トイレ用トイレットロール。
  8. トイレットロールの巻密度が0.4m/cm以上1.0m/cm以下であることを特徴とする、請求項1から7のいずれか1項に記載の温水洗浄便座トイレ用トイレットロール。
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