JP2020176612A - 内燃機関 - Google Patents

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伊藤 篤史
Atsushi Ito
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Abstract

【課題】各気筒に供給される燃料の量が不均一になるのを抑制することが可能な内燃機関を提供する。【解決手段】このエンジン100は、サージタンク51と、サージタンク51からの吸気を、複数の気筒1aの各々に導入するための複数の吸気通路52と、複数の吸気通路52の互いに隣接する上流側端部52aの間に設けられ、サージタンク51の内側に向けて延びる仕切壁部53とを含む吸気装置5と、過給機2と、吸気ポート1cの内側に燃料を噴射する第1インジェクタ3、および、気筒1aの内側に燃料を直接噴射する第2インジェクタ4とを備え、吸気流れ方向における吸気通路52の上流側端部52aと気筒1aとの間の通路長さLは、慣性過給効果の発生を抑える所定の長さに設定されている。【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関に関し、特に、サージタンクと複数の吸気通路とを含む吸気装置を備える内燃機関に関する。
従来、サージタンクと複数の吸気通路とを含む吸気装置を備える内燃機関が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、サージタンクと複数の吸気通路とを含む吸気装置を備える多気筒エンジンが開示されている。
特開2018−173014号公報
上記特許文献1に記載の多気筒エンジンでは、所定の吸気通路において、燃料を含むガスが燃焼室側からサージタンクに吹き返すことに起因して、燃料を含むガスが所定の吸気通路から隣接する他の吸気通路に流入することにより、各気筒に供給される燃料の量が不均一になる場合があるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、各気筒に供給される燃料の量が不均一になるのを抑制することが可能な内燃機関を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面における内燃機関は、サージタンクと、サージタンクからの吸気を、複数の気筒の各々に導入するための複数の吸気通路と、複数の吸気通路の互いに隣接する上流側端部の間に設けられ、サージタンクの内側に向けて延びる仕切壁部とを含む吸気装置と、過給機と、吸気ポートの内側に燃料を噴射する第1インジェクタ、および、気筒の内側に燃料を直接噴射する第2インジェクタとを備え、吸気流れ方向における吸気通路の上流側端部と気筒との間の通路長さは、慣性過給効果の発生を抑える所定の長さに設定されている。
この発明の一の局面における内燃機関では、サージタンクの内側に向けて延びる仕切壁部を設けることによって、所定の吸気通路において燃料を含むガスが燃焼室側から吹き返した場合に、燃料を含むガスが、隣接する他の吸気通路に流入するためには、仕切壁部の上流側端部まで遠回りする(迂回する)ことが必要になる。このため、所定の吸気通路から隣接する他の吸気通路に燃料を含むガスが流入するのを抑制することができる。また、所定の吸気通路から隣接する他の吸気通路に燃料を含むガスが流入可能となる位置の直前に、仕切壁部によって燃料を含むガスを溜める(留める)ことが可能な空間(吸気通路の並び方向において仕切壁部に隣接する空間)を確保することができる。この点からも、所定の吸気通路から隣接する他の吸気通路に燃料を含むガスが流入するのを抑制することができる。以上の結果、各気筒に供給される燃料の量が不均一になるのを抑制することができる。
上記一の局面による内燃機関において、好ましくは、仕切壁部は、サージタンクの内壁面のうち、吸気流れ方向および複数の吸気通路の並び方向に直交する一方の内壁面から他方の内壁面にわたって延びるように設けられている。
このように構成すれば、仕切壁部によって、互いに隣接する吸気通路の間をより確実に仕切ることができるので、所定の吸気通路から隣接する他の吸気通路に燃料を含むガスが流入するのをより効果的に抑制することができる。
上記一の局面による内燃機関において、好ましくは、仕切壁部は、サージタンクの内側に配置された板状の仕切板部を有する。
このように構成すれば、板状の仕切板部という簡易な構成により、所定の吸気通路から隣接する他の吸気通路に燃料を含むガスが流入するのを抑制することができる。
上記一の局面による内燃機関において、好ましくは、サージタンクと吸気通路とを接続するように、サージタンクと吸気通路との間の仕切壁部に隣接する位置に設けられ、吸気通路よりも大きな流路断面積を有する拡大通路部をさらに備える。
このように構成すれば、拡大通路部に、より多くの燃料を含むガスを溜める(留める)ことができるので、所定の吸気通路から隣接する他の吸気通路に燃料を含むガスが流入するのをより効果的に抑制することができる。
上記一の局面による内燃機関において、上記所定の長さをL[m]とし、所定の吸気温度における音速をa[m/s]とし、インテークバルブの作動角をθ[CAdeg]とし、内燃機関の最高回転数をN[rpm]とし、吸気通路の断面積をS[m^2]とし、1気筒当たりの内燃機関の燃焼室の容積をV[m^3]とした場合に、所定の長さLは、以下の式を満たす。
L<(S/V)×(aθ/12πN)^2
このように構成すれば、慣性過給効果によって、過給機による過給が妨げられることを効果的に抑制することができる。
上記一の局面による内燃機関において、以下のような構成も考えられる。
(付記項1)
上記拡大通路部を備える内燃機関において、拡大通路部の流路断面積は、吸気通路の流路断面積の1.5倍以上である。
このように構成すれば、拡大通路部の所定以上の体積を確保することができるので、拡大通路部に一層多くの燃料を含むガスを溜める(留める)ことができる。所定の吸気通路から隣接する他の吸気通路に燃料を含むガスが流入するのを一層抑制することができる。
(付記項2)
上記拡大通路部を備える内燃機関において、拡大通路部は、吸気通路に対して、複数の吸気通路の並び方向の両側に拡大するように構成されている。
このように構成すれば、拡大通路部が、吸気通路に対して、複数の吸気通路の並び方向の片側のみに拡大するように構成されている場合と比較して、拡大通路部の流路断面積の拡大度合いをより大きくすることができる。
(付記項3)
上記拡大通路部を備える内燃機関において、仕切壁部は、断面がU字形状となるように形成されている。
このように構成すれば、複数の吸気通路の並び方向において、仕切壁部の肉厚を維持しながら仕切壁部の幅を容易に調整することができる。
第1実施形態によるエンジンの概略的な構成を示した斜視図である。 第1実施形態によるエンジンの吸気装置を示した断面図である。 第1実施形態によるエンジンの吸気装置を示した斜視図である。 第2実施形態によるエンジンの吸気装置を示した断面図である。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1〜図3を参照して、第1実施形態によるエンジン100(特許請求の範囲の「内燃機関」の一例)の構成について説明する。
(エンジンの構成)
図1に示すように、エンジン100は、エンジン本体1と、過給機2と、第1インジェクタ3と、第2インジェクタ4と、吸気装置5(吸気マニホールド)とを備えている。
エンジン本体1は、直列多気筒(3気筒)型の構造を有している。エンジン本体1は、各々が上下方向に延びるとともに、所定方向(後述するB方向)に並ぶ複数の気筒1a(図1ではB方向の一端にある1つの気筒1aのみを図示)を有している。エンジン本体1は、複数の気筒1a内でピストン1bがそれぞれ往復動されることにより、吸入・圧縮・膨張(燃焼)・排気の1サイクルを連続的に繰り返してクランク軸(図示せず)を回転させるように構成されている。
吸気装置5は、サージタンク51と、複数(3つ)の気筒1aの各々に吸気を供給する複数(3つ)の吸気通路52とを含んでいる。複数の吸気通路52は、複数の気筒1aの並び方向と同じ方向に並んで配置されている。ここで、複数の吸気装置5の並び方向を、B方向とする。また、吸気装置5の吸気通路52の吸気流れ方向をA方向とする。詳細には、サージタンク51から吸気通路52に吸気が導入される際の吸気の流れ方向をA方向とする。また、A方向およびB方向に直交する方向をC方向とする。
過給機2は、吸気通路52の上流に配置されるコンプレッサホイール21と、排気マニホールドの下流に配置されるタービンホイール22と、コンプレッサホイール21およびタービンホイール22を接続するシャフト23とを有している。過給機2は、コンプレッサホイール21により吸い込んだ吸気を圧縮空気として気筒1aに供給するように構成されている。したがって、過給機2は、同一排気量の無過給エンジンに比べて気筒1aに多量の空気が供給されて充填効率が高められる分、エンジン出力が増加することが可能である。
過給機2と吸気装置5との間には、インタークーラ6aおよびスロットル6bが上流側から順に設けられており、吸気を送る単一の通路6cが吸気装置5に上流側から接続されている。
第1インジェクタ3は、エンジン本体1に設けられており、吸気ポート1cの内側に燃料を噴射するように構成されている。第2インジェクタ4は、エンジン本体1に設けられており、気筒1aの内側に燃料を直接噴射するように構成されている。
(吸気装置の構成)
図2および図3に示すように、吸気装置5は、上記の通り、サージタンク51と、サージタンク51からの吸気を複数の気筒1aの各々に導入するための複数の吸気通路52とを含んでいる。さらに、吸気装置5は、仕切壁部53と、サージタンク51に吸気を導入する単一の導入通路54とを含んでいる。なお、仕切壁部53は、サージタンク51の内側に配置されている。
複数の吸気通路52および導入通路54は、A方向において、それぞれ、サージタンク51の一方側および他方側に配置されている。すなわち、複数の吸気通路52と導入通路54とは、サージタンク51をA方向の両側から挟み込むように配置されている。
仕切壁部53は、B方向を厚み方向とする板状(薄肉状)の仕切板部により形成されている。仕切壁部53は、サージタンク51の内側に配置されている。仕切壁部53は、複数(3つ)の吸気通路52の互いに隣接する上流側端部52aの間に設けられている。すなわち、仕切壁部53は、吸気通路52よりも1つだけ少ない数(2つ)だけ設けられている。仕切壁部53は、サージタンク51の内側に向けて延びている。すなわち、仕切壁部53は、概して、下流側から上流側に向けて延びている。なお、複数(2つ)の仕切壁部53のA方向の高さは、互いに等しい。
仕切壁部53は、サージタンク51の内壁面のうち、吸気流れ方向(A方向)および複数の吸気通路52の並び方向(B方向)に直交する一方の内壁面55aから他方の内壁面55bにわたって延びるように設けられている。
したがって、吸気通路52に接続されるサージタンク51内の最下流位置(すなわち、仕切壁部53のB方向の両側に隣接する領域)には、仕切壁部53によって、吸気通路52の流路断面積Sよりも拡大された拡大通路部56が形成されている。すなわち、拡大通路部56の流路断面積S1(A方向に直交する断面積)は、Sよりも大きい(S1>S)。また、拡大通路部56は、吸気通路52に対して、複数の吸気通路52の並び方向(B方向)の両側に拡大するように構成されている。
拡大通路部56は、インテークバルブIVが開かれている場合などにおいて、下流側(燃焼室CO側)から燃料および吸気の混合ガスが逆流した(吹き返した)場合に、サージタンク51の手前で逆流してきた混合ガスを一時的に溜めて(留めて)おくことが可能に構成されている。これにより、拡大通路部56は、逆流してきた混合ガスがサージタンク51に到達するのを抑制することができる。したがって、拡大通路部56は、サージタンク51を介して、所定の吸気通路52から他の吸気通路52に逆流してきた混合ガス流れ込むのを抑制することができる。
ここで、吸気流れ方向における吸気通路52の上流側端部52aと気筒1aとの間の通路長さL(吸気流れ方向における吸気ポート1cの長さと吸気通路52の長さとの和)は、過給機2の効果を十分に発揮するために、慣性過給効果の発生を抑える所定の長さに設定されている。
要するに、通路長さLは、慣性過給効果によって、過給機2による過給が妨げられることがないように、比較的短い長さに設定されている。すなわち、通路長さLは、慣性過給適合回転数がエンジン100の最高回転数(カタログ値)以上になるように設定されている。
具体的には、所定の吸気温度における音速をa[m/s]とし、吸気通路52の断面積をS[m^2]とし、シリンダ容積(1気筒当たりの燃焼室COの容積)をV[m^3]とし、エンジン100の最高回転数をN[rpm]とし、インテークバルブIVの作動角をθ[CAdeg]とした場合に、通路長さLは、L<(S/V)×(aθ/12πN)^2という式を満たすように設定されている。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、サージタンク51の内側に向けて延びる仕切壁部53を設けることによって、所定の吸気通路52において燃料を含むガスが燃焼室CO側から吹き返した場合に、燃料を含むガスが、隣接する他の吸気通路52に流入するためには、仕切壁部53の上流側端部まで遠回りする(迂回する)ことが必要になる。このため、所定の吸気通路52から隣接する他の吸気通路52に燃料を含むガスが流入するのを抑制することができる。また、所定の吸気通路52から隣接する他の吸気通路52に燃料を含むガスが流入可能となる位置の直前に、仕切壁部53によって燃料を含むガスを溜める(留める)ことが可能な空間(吸気通路52の並び方向において仕切壁部53に隣接する空間)を確保することができる。この点からも、所定の吸気通路52から隣接する他の吸気通路52に燃料を含むガスが流入するのを抑制することができる。以上の結果、各気筒1aに供給される燃料の量が不均一になるのを抑制することができる。
第1実施形態では、上記のように、仕切壁部53は、サージタンク51の内壁面のうち、吸気流れ方向および複数の吸気通路52の並び方向に直交する一方の内壁面55aから他方の内壁面55bにわたって延びるように設けられている。これにより、仕切壁部53によって、互いに隣接する吸気通路52の間をより確実に仕切ることができるので、所定の吸気通路52から隣接する他の吸気通路52に燃料を含むガスが流入するのをより効果的に抑制することができる。
第1実施形態では、上記のように、仕切壁部53は、サージタンク51の内側に配置された板状の仕切板部を有する。これにより、板状の仕切板部という簡易な構成により、所定の吸気通路52から隣接する他の吸気通路52に燃料を含むガスが流入するのを抑制することができる。
第1実施形態では、上記のように、慣性過給効果の発生を抑える所定の長さをL[m]とし、所定の吸気温度における音速をa[m/s]とし、インテークバルブIVの作動角をθ[CAdeg]とし、エンジン100の最高回転数をN[rpm]とし、吸気通路52の断面積をS[m^2]とし、1気筒当たりのエンジン100の燃焼室COの容積をV[m^3]とした場合に、所定の長さLは、以下の式を満たす。
L<(S/V)×(aθ/12πN)^2
これにより、慣性過給効果によって、過給機2による過給が妨げられることを効果的に抑制することができる。
[第2実施形態]
次に、図4を参照して、第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、サージタンク51の内側に仕切壁部53を配置した上記第1実施形態とは異なり、サージタンク51よりも下流側に仕切壁部253を配置する例について説明する。なお、上記第1実施形態と同様の構成は、第1実施形態と同じ符号を付して図示するとともに説明を省略する。
図4に示すように、第2実施形態のエンジン200(特許請求の範囲の「内燃機関」の一例)は、吸気装置205を備えている。吸気装置205は、仕切壁部253と、拡大通路部256とを含んでいる。
拡大通路部256は、サージタンク51と吸気通路52とを接続するように、サージタンク51と吸気通路52との間の仕切壁部253に隣接する位置に設けられている。拡大通路部256は、吸気通路52よりも大きな流路断面積S2を有している(S2>S)。仕切壁部253は、互いに隣接する拡大通路部256同士の間に配置されている。また、仕切壁部253は、吸気流れ方向(A方向)において、サージタンク51と吸気通路52との間に配置されている。仕切壁部253は、C方向に直交する断面がU字形状となるように形成されている。なお、拡大通路部256は、吸気通路52に対して、複数の吸気通路52の並び方向(B方向)の両側に拡大するように構成されている。
なお、拡大通路部256の流路断面積S2は、吸気通路52の流路断面積Sの1.5倍以上である(S2≧1.5×S)。また、拡大通路部256の流路断面の形状は、円形状および矩形状など、いかなる形状であってもよい。
第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
(第2実施形態の効果)
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記のように、サージタンク51と吸気通路52とを接続するように、サージタンク51と吸気通路52との間の仕切壁部253に隣接する位置に設けられ、吸気通路52よりも大きな流路断面積を有する拡大通路部256をさらに備える。これにより、拡大通路部256に、より多くの燃料を含むガスを溜める(留める)ことができるので、所定の吸気通路52から隣接する他の吸気通路52に燃料を含むガスが流入するのをより効果的に抑制することができる。
第2実施形態では、上記のように、拡大通路部256の流路断面積は、吸気通路52の流路断面積の1.5倍以上である。これにより、拡大通路部256の所定以上の体積を確保することができるので、拡大通路部256に一層多くの燃料を含むガスを溜める(留める)ことができる。所定の吸気通路52から隣接する他の吸気通路52に燃料を含むガスが流入するのを一層抑制することができる。
第2実施形態では、上記のように、拡大通路部256は、吸気通路に対して、複数の吸気通路の並び方向の両側に拡大するように構成されている。これにより、拡大通路部256が、吸気通路に対して、複数の吸気通路の並び方向の片側のみに拡大するように構成されている場合と比較して、拡大通路部256の流路断面積の拡大度合いをより大きくすることができる。
第2実施形態では、上記のように、仕切壁部253は、断面がU字形状となるように形成されている。これにより、複数の吸気通路の並び方向において、仕切壁部253の肉厚を維持しながら仕切壁部253の幅を容易に調整することができる。
第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1および第2実施形態では、複数の吸気通路と導入通路とを、サージタンクを両側から挟み込むように配置した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、たとえば、複数の吸気通路と導入通路とを、互いに直交するように配置してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、複数の仕切壁部の高さを互いに等しくした例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、たとえば、複数の仕切壁部の高さを互いに異ならせてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、吸気装置が3つの吸気通路を備える例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、吸気装置が2つまたは4つ以上の吸気通路を備えていてもよい。
また、上記第1実施形態では、仕切壁部を板状に形成し、第2実施形態では、仕切壁部を断面形状がU字状になるように形成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、たとえば、仕切壁部を断面形状が三角形状になるように形成してもよい。
1c 吸気ポート
3 第1インジェクタ
4 第2インジェクタ
5 吸気装置
6 過給機
51 サージタンク
52 吸気通路
52a 上流側端部
53、253 仕切壁部
55a (一方の)内壁面
55b (他方の)内壁面
100、200 エンジン(内燃機関)
256 拡大通路部
CO 燃焼室
IV インテークバルブ

Claims (5)

  1. サージタンクと、前記サージタンクからの吸気を、複数の気筒の各々に導入するための複数の吸気通路と、前記複数の吸気通路の互いに隣接する上流側端部の間に設けられ、前記サージタンクの内側に向けて延びる仕切壁部とを含む吸気装置と、
    過給機と、
    吸気ポートの内側に燃料を噴射する第1インジェクタ、および、前記気筒の内側に燃料を直接噴射する第2インジェクタとを備え、
    吸気流れ方向における前記吸気通路の上流側端部と前記気筒との間の通路長さは、慣性過給効果の発生を抑える所定の長さに設定されている、内燃機関。
  2. 前記仕切壁部は、前記サージタンクの内壁面のうち、吸気流れ方向および前記複数の吸気通路の並び方向に直交する一方の内壁面から他方の内壁面にわたって延びるように設けられている、請求項1に記載の内燃機関。
  3. 前記仕切壁部は、前記サージタンクの内側に配置された板状の仕切板部を有する、請求項1または2に記載の内燃機関。
  4. 前記サージタンクと前記吸気通路とを接続するように、前記サージタンクと前記吸気通路との間の前記仕切壁部に隣接する位置に設けられ、前記吸気通路よりも大きな流路断面積を有する拡大通路部をさらに備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の内燃機関。
  5. 前記所定の長さをL[m]とし、所定の吸気温度における音速をa[m/s]とし、インテークバルブの作動角をθ[CAdeg]とし、前記内燃機関の最高回転数をN[rpm]とし、前記吸気通路の断面積をS[m^2]とし、1気筒当たりの前記内燃機関の燃焼室の容積をV[m^3]とした場合に、前記所定の長さLは、以下の式を満たす、請求項1〜4のいずれか1項に記載の内燃機関。
    L<(S/V)×(aθ/12πN)^2
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