JP2020174034A - コネクタ、接続装置及び接続方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンタクトの弾性を確保しつつ、コンタクト及びコネクタの小型化を図る。【解決手段】コネクタは、第1方向において相手側コネクタに嵌め合わされる。コネクタは、固定ハウジングと、可動ハウジングと、コンタクト8とを備える。可動ハウジングは、固定ハウジングに対して移動可能である。コンタクト8は、導電性を有する。コンタクト8は、第1被保持部81と、第2被保持部82と、弾性部83とを有する。第1被保持部81は、固定ハウジングに保持されている。第2被保持部82は、可動ハウジングに保持されている。弾性部83は、弾性を有し、第1被保持部81と第2被保持部82とを連結する。弾性部83は、延設部(第1延設部84、第2延設部85)を有する。延設部は、第1被保持部81及び第2被保持部82の少なくとも1つから、第1方向D1と交差する第2方向D2に延びている。【選択図】図4

Description

本開示は、一般にコネクタ、接続装置及び接続方法に関し、より詳細には、導電性を有するコンタクトを有し相手側コネクタに嵌め合わされるコネクタ、コネクタを備える接続装置、及び、コネクタと相手側コネクタとを嵌め合わされるコネクタ装置の接続方法に関する。
特許文献1には、相手側接続部材(相手側コネクタ)と接続するコネクタが開示されている。特許文献1に記載されたコネクタは、いわゆるフローティングコネクタであり、固定ハウジングと、可動ハウジングと、複数の端子(コンタクト)とを備える。複数の端子の各々は、N字状の弾性部を有する。弾性部がN字状であることにより、弾性部の長さを確保し、弾性部は弾性を有する。
特開2017−188246号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたコネクタでは、コンタクトが弾性を更に確保するには、コンタクトにおけるN字状の弾性部を大きくする必要があるため、コンタクトが大きくなり、これに伴い、コネクタも大きくなるという問題がある。
本開示は上記の点に鑑みてなされており、本開示の目的は、コンタクトの弾性を確保しつつ、コンタクト及びコネクタの小型化を図ることができるコネクタ、接続装置及び接続方法を提供することにある。
本開示の一態様に係るコネクタは、第1方向において相手側コネクタに嵌め合わされるコネクタである。前記コネクタは、固定ハウジングと、可動ハウジングと、コンタクトとを備える。前記可動ハウジングは、前記固定ハウジングに対して移動可能である。前記コンタクトは、導電性を有する。前記コンタクトは、第1被保持部と、第2被保持部と、弾性部とを有する。前記第1被保持部は、前記固定ハウジングに保持されている。前記第2被保持部は、前記可動ハウジングに保持されている。前記弾性部は、弾性を有し、前記第1被保持部と前記第2被保持部とを連結する。前記弾性部は、延設部を有する。前記延設部は、前記第1被保持部及び前記第2被保持部の少なくとも1つから、前記第1方向と交差する第2方向に延びている。
本開示の一態様に係る接続装置は、前記コネクタと、前記相手側コネクタとを備える。
本開示の一態様に係る接続方法は、第1方向においてコネクタと相手側コネクタとを嵌め合わされるコネクタ装置の接続方法である。前記コネクタは、固定ハウジングと、可動ハウジングと、コンタクトとを備える。前記可動ハウジングは、前記固定ハウジングに対して移動可能である。前記コンタクトは、導電性を有する。前記コンタクトは、第1被保持部と、第2被保持部と、弾性部とを有する。前記第1被保持部は、前記固定ハウジングに保持されている。前記第2被保持部は、前記可動ハウジングに保持されている。前記弾性部は、弾性を有し、前記第1被保持部と前記第2被保持部とを連結する。前記接続方法は、第1ステップと、第2ステップと、第3ステップと、第4ステップと、第5ステップとを有する。前記第1ステップでは、第1基板に取り付けられた前記コネクタ、及び、第2基板に取り付けられた前記相手側コネクタを準備する。前記第2ステップでは、前記コネクタと前記相手側コネクタとが接触していない状態から、前記コネクタに前記相手側コネクタを接触させる。前記第3ステップでは、前記第2ステップにおいて前記コネクタに前記相手側コネクタを接触させた後、前記コネクタと前記相手側コネクタとの接触する位置を維持させている状態を保ちながら前記コネクタ及び前記相手側コネクタの少なくとも一方に荷重を加えて、前記可動ハウジングが前記第1基板に接触するまで前記コネクタに対する前記相手側コネクタの相対位置を変化させる。前記第4ステップでは、前記コネクタ及び前記相手側コネクタの少なくとも一方に荷重を加えて、前記コネクタと前記相手側コネクタとを嵌め合わせる。前記第5ステップでは、前記コネクタ及び前記相手側コネクタから荷重を取り除く。
本開示の上記態様に係るコネクタ、接続装置及び接続方法によれば、コンタクトの弾性を確保しつつ、コンタクト及びコネクタの小型化を図ることができる。
図1は、実施形態に係る接続装置の斜視図である。 図2は、実施形態に係るコネクタの斜視図である。 図3は、実施形態に係るコネクタの分解斜視図である。 図4Aは、実施形態に係るコンタクトの外側からの斜視図である。図4Bは、同上のコンタクトの内側からの斜視図である。図4Cは、同上のコンタクトの側面図である。 図5は、実施形態に係る可動ブロックの斜視図である。 図6は、実施形態に係る固定ハウジングの斜視図である。 図7は、同上のコネクタの断面図である。 図8は、同上のコネクタの要部の断面図である。 図9は、同上のコネクタにおいて可動ハウジングが通常位置にあるときの断面図である。 図10は、同上のコネクタにおいて可動ハウジングが下側方に移動したときの断面図である。 図11は、同上のコネクタにおいて可動ハウジングが上側方に移動したときの断面図である。 図12は、同上の接続装置において基板に取り付けられている状態の斜視図である。 図13は、同上の接続装置においてコネクタと相手側コネクタとが対向状態であるときの断面図である。 図14は、同上の接続装置においてコネクタと相手側コネクタとが第1接触状態であるときの断面図である。 図15は、同上の接続装置においてコネクタと相手側コネクタとが第2接触状態であるときの断面図である。 図16は、同上の接続装置においてコネクタと相手側コネクタとが嵌合状態であるときの断面図である。 図17は、同上の接続装置においてコネクタと相手側コネクタとが最終嵌合状態であるときの断面図である。 図18Aは、実施形態の変形例1に係るコンタクトの外側からの斜視図である。図18Bは、同上のコンタクトの内側からの斜視図である。図18Cは、同上のコンタクトの側面図である。 図19Aは、実施形態の変形例2に係るコンタクトの外側からの斜視図である。図19Bは、同上のコンタクトの内側からの斜視図である。図19Cは、同上のコンタクトの側面図である。 図20Aは、実施形態の変形例3に係るコンタクトの外側からの斜視図である。図20Bは、同上のコンタクトの内側からの斜視図である。図20Cは、同上のコンタクトの側面図である。 図21Aは、実施形態の変形例4に係るコンタクトの外側からの斜視図である。図21Bは、同上のコンタクトの内側からの斜視図である。図21Cは、同上のコンタクトの側面図である。 図22Aは、実施形態の変形例5に係るコンタクトの外側からの斜視図である。図22Bは、同上のコンタクトの内側からの斜視図である。図22Cは、同上のコンタクトの側面図である。
以下、実施形態に係るコネクタ及び接続装置(コネクタ装置)について、図面を参照して説明する。下記の実施形態等において参照する各図は、模式的な図であり、図中の各構成要素の大きさや厚さそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
(実施形態)
(1)接続装置(コネクタ装置)
実施形態に係る接続装置1の構成について、図面を参照して説明する。
実施形態に係る接続装置1は、図1に示すように、コネクタ2と、相手側コネクタ3とを備える。
コネクタ2は、図2及び図3に示すように、固定ハウジング4と、可動ブロック5と、複数(図示例では4つ)の保持金具6とを備える。コネクタ2は、第1方向D1において相手側コネクタ3(図1参照)に嵌め合わされる。
実施形態に係る接続装置1は、例えば、2つの基板間(第1基板91と第2基板92との間)を接続する場合に用いられる。実施形態に係るコネクタ2は、相手側コネクタ3と嵌め合わされたときの位置ずれを吸収する機構を有するコネクタであり、いわゆるフローティングコネクタである。
(2)コネクタの各構成要素
以下、実施形態に係るコネクタ2の各構成要素について、図面を参照して説明する。
(2.1)固定ハウジング
固定ハウジング4は、図6に示すように、例えば枠状の樹脂成型品であり、内部に空間41を有する。空間41には、可動ブロック5(図5参照)の一部が位置する。固定ハウジング4は、2つの第1側面部42と、2つの第2側面部43と、2つの上面部44とを有する。2つの第1側面部42は、第2方向D2において空間41を介して対向する。2つの第2側面部43は、第3方向D3において空間41を介して対向する。各上面部44は、第3方向D3における2つの第1側面部42の端部において2つの第1側面部42の上端をつなぐように設けられている。なお、第2方向D2は、第1方向D1と直交する方向である。なお、第3方向D3は、第1方向D1及び第2方向D2の両方と直交する方向である。
固定ハウジング4は、2つの第1側面部42の各々に固定ハウジング4の長手方向(第3方向D3)に沿って設けられている複数の突出部45を有する。各突出部45には、複数の突出部45が並んでいる方向(第3方向D3)の両端に2つの溝46が形成されている。つまり、各突出部45は、第1方向D1から見たときにT字状である。
(2.2)可動ブロック
可動ブロック5は、図3に示すように、可動ハウジング7と、複数のコンタクト8とを備える。
(2.3)可動ハウジング
可動ハウジング7は、図3及び図5に示すように、例えば樹脂成型品であり、固定ハウジング4とは別体であり、固定ハウジング4に対して移動可能な部材である。可動ハウジング7は、板状の基部71と、2つの突出部72と、2つの側壁部73と、接続部74とを有する。基部71と2つの突出部72と2つの側壁部73と接続部74とは、例えば樹脂成型により、一体に形成されている。
基部71は、第1方向D1及び第3方向D3に沿って設けられている。2つの突出部72は、第3方向D3における基部71の両端に設けられている。各突出部72は、2つの第1側面部721と、第2側面部722と、上面部723とを有する。2つの第1側面部721は、第2方向D2において対向するように設けられている。第2側面部722は、2つの第1側面部721の側端部をつなぐように設けられている。上面部723は、2つの第1側面部721の上端部をつなぐように設けられている。2つの側壁部73は、第3方向D3における基部71の両端であって突出部72の上方に設けられている。
接続部74は、第1方向D1において基部71の上端に設けられている。接続部74は、コネクタ2(図1参照)と相手側コネクタ3(図1参照)とが嵌め合わされたときに、相手側コネクタ3と接続する部分である。接続部74は、平面部741(図7参照)と、2つの突出部742と、2つの突出部743とを有する。
平面部741は、第1方向D1が法線方向となるように、第1方向D1における基部71の上端に設けられている。2つの突出部742は、第2方向D2に対向するように設けられている。2つの突出部742は、第2方向D2における平面部741の両端から第1方向D1に突出する。各突出部742には、複数の溝75が形成されている。複数の溝75は、複数のコンタクト8にと対応し、第3方向D3に沿って並んでいる。2つの突出部743は、第3方向D3に対向するように設けられている。2つの突出部743は、第3方向D3における平面部741の両端から第1方向D1に突出する。各突出部743は、上端部付近に傾斜面744を有する。これにより、コネクタ2(図1参照)と相手側コネクタ3(図1参照)とを嵌め合わされるときに、相手側コネクタ3を案内しやすくなる。
(2.4)コンタクト
複数のコンタクト8は、導電性を有し、図3及び図5に示すように、可動ハウジング7の長手方向(第3方向D3)に並んで設けられている。より詳細には、複数のコンタクト8は、可動ハウジング7の長手方向に沿って、2列に並んで設けられている。コンタクト8の材料としては、銅、銅合金が挙げられる。
各コンタクト8は、図4A〜図4Cに示すように、第1被保持部81と、第2被保持部82と、弾性部83とを有する。第1被保持部81と第2被保持部82と弾性部83とは一体に形成されている。
(2.4.1)第1被保持部、第2被保持部
第1被保持部81は、図4A〜図4Cに示すように、板状の第1片811と、第1片811から第1方向D1に突出する板状の第2片812とを有する。第1片811と第2片812とは一体に形成されている。第2片812は、第2片812の他の部分よりも幅が広い幅太部813を有する。第1被保持部81は、固定ハウジング4(図7参照)に保持されている。
第1片811の第1基板91(図12参照)へのはんだ付けは、第1片811の幅が広い方がしやすい。また、第2片812の固定ハウジング4への圧入は、第2片812の幅が広い方がしやすい。したがって、第1被保持部81は、弾性部83よりも幅が広い。
なお、第1方向D1におけるコンタクト8の長さを長くすることなく、第1方向D1における弾性部83の長さを長くするために、第1被保持部81の長さすなわち第2片812の長さを可能な限り短くすることが好ましい。
第2被保持部82は、図4A〜図4Cに示すように、第3方向D3から見たときにU字状の基片821と、基片821から突出する突部822と、基片821に形成されている凹部823とを有する。突部822は、基片821の一部が押し出されることによって形成されている。凹部823は、基片821の一部が凹まされることによって形成されている。凹部823は、一例として、基片821の一部が削られたり、基片821の一部が潰されたりすることによって、形成される。第2被保持部82は、可動ハウジング7(図5及び図7参照)に保持されている。
また、第2被保持部82は、複数(図示例では2つ)の接触部825を有する。各接触部825は、コネクタ2が相手側コネクタ3に嵌め合わされたときに相手側コネクタ3に接触する。なお、第2被保持部82において相手側コネクタ3に接触する接触部825の数は2つに限定されず、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
ところで、第2被保持部82は、折り返し部824を有する。折り返し部824は、第2被保持部82のうち後述の第2延設部85に接続されている部分に設けられている。折り返し部824は、第3方向D3から見たときに湾曲状である。折り返し部824は、第2方向D2に突出するように設けられている。より詳細には、図8に示すように、コンタクト8が可動ハウジング7に取り付けられたときに、折り返し部824は、第2方向D2におけるコネクタ2の中心方向に突出している。
上記のように第2被保持部82に折り返し部824が設けられていることにより、第2被保持部82の長さを確保しやすくなるので、第1方向D1における第2被保持部82の弾性を高めることができる。
なお、第2被保持部82のみが折り返し部824を有することに限定されない。第1被保持部81のみが折り返し部を有してもよいし、第1被保持部81と第2被保持部82の両方が折り返し部を有してもよい。要するに、第1被保持部81及び第2被保持部82の少なくとも1つが折り返し部を有することが好ましい。これにより、被保持部(第1被保持部81、第2被保持部82)の長さを確保しやすくなるので、第1方向D1における被保持部の弾性を高めることができる。
(2.4.2)弾性部
弾性部83は、弾性を有し、図4A〜図4Cに示すように、第1被保持部81と第2被保持部82とを連結する。弾性部83は、第1延設部84(延設部)と、第2延設部85(延設部)と、中間部86とを有する。
(2.4.3)第1延設部、第2延設部
第1延設部84は、図4A〜図4Cに示すように、第1被保持部81から第2方向D2に延びている。より詳細には、第1延設部84は、第1被保持部81から第2方向D2に延びて中間部86と第1被保持部81との間に設けられている。なお、第2方向D2は、第1方向D1と交差(本実施形態では直交)する方向である。
上記のように、コネクタ2と相手側コネクタ3とが嵌め合わされる第1方向D1と直交する第2方向D2に延びて第1延設部84が設けられていることにより、第1方向D1におけるコンタクト8の弾性を高めることができる。つまり、第1方向D1におけるコンタクト8の可動性を高めることができる。
第2延設部85は、図4A〜図4Cに示すように、第2被保持部82から第2方向D2に延びている。より詳細には、第2延設部85は、第2被保持部82から第2方向D2に延びて中間部86と第2被保持部82との間に設けられている。
上記のように、コネクタ2と相手側コネクタ3とが嵌め合わされる第1方向D1と直交する第2方向D2に延びて第2延設部85が設けられていることにより、第1方向D1におけるコンタクト8の弾性を高めることができる。つまり、第1方向D1におけるコンタクト8の可動性を高めることができる。
ここで、第2方向D2において、第1延設部84が第1被保持部81から突出する向きと第2延設部85が第2被保持部82から突出する向きとは逆である。図4Cに示すように、第1延設部84は第1被保持部81から右向きに突出するのに対し、第2延設部85は第2被保持部82から左向きに突出する。
(2.4.4)中間部
中間部86は、図4A〜図4Cに示すように、第1延設部84及び第2延設部85の先端同士を折り返すようにつなぐ。より詳細には、中間部86は、内側部分861と、中間部分862と、外側部分863とを有する。また、中間部86は、一対の曲げ部864,865を有する。中間部86は、第1方向D1と交差する第2方向D2に撓み可能なN字状である。本開示でいう「N字状」は、一方向(例えば第1方向D1)に沿って延びる2本の片(内側部分861及び外側部分863)における長手方向の互いに反対側の端部同士を、これら2本の片の間の1本の片(中間部分862)にて連結してなる形状をいう。中間部86は、第1方向D1において、第1延設部84と第2延設部85との間に位置する。中間部86は、第1延設部84及び第2延設部85の先端同士を折り返すようにつなぐ。
内側部分861は、第1延設部84から第1方向D1に沿って延びている。より詳細には、内側部分861は、第1延設部84と略直交するように、第1延設部84の内側の端部から第1方向D1において第2被保持部82の方に向かって延びている。
中間部分862は、第1方向D1と交差する方向に延びている。つまり、中間部分862は、傾斜して設けられている。より詳細には、中間部分862は、曲げ部864を介して内側部分861に接続されており、かつ、曲げ部865を介して外側部分863に接続されている。中間部分862は、第1方向D1において、第2被保持部82から第1被保持部81に近づくにつれて、外側(外側部分863側)に位置するように設けられている。
外側部分863は、第2延設部85から第1方向D1に近い方向に沿って延びている。より詳細には、外側部分863は、第2延設部85と直交に近い角度を有するように、第2延設部85の外側の端部から第1被保持部81の方に向かって延びている。外側部分863は、第2延設部85から離れるにつれて外側に位置するように設けられている。言い換えると、図8に示すように、中間部86のうちの固定ハウジング4に対面する部分と固定ハウジング4との間の距離は、第1方向D1において相手側コネクタ3から離れるにつれて短くなる。
曲げ部864は、図4A〜図4Cに示すように、内側部分861と中間部分862との間に設けられている。曲げ部865は、中間部分862と外側部分863との間に設けられている。一対の曲げ部864,865は、互いに反対向きに凸となる。より詳細には、一対の曲げ部864,865は、第1方向D1において互いに反対向きに凸である。図4Cの上下方向が第1方向D1である場合、曲げ部864は上向きに凸であるのに対し、曲げ部865は下向きに凸である。
上記のように中間部86がN字状であることにより、第2方向D2におけるコンタクト8の弾性を高めることができる。
また、上述したように、外側部分863が第2延設部85から離れるにつれて外側に位置するように設けられている。つまり、外側部分863が傾斜している。これにより、コンタクト8が変形したときに、固定ハウジング4(図8参照)に接触しにくくすることができる。
ところで、第1延設部84及び第2延設部85は、第1方向D1に並んでいる。より詳細には、第1延設部84及び第2延設部85は、第2方向D2に沿って互いに平行に位置するように設けられている。これにより、第1方向D1におけるコンタクト8の弾性を高めることができる。例えば、第1方向D1に沿った力がコンタクト8に加わっても、コンタクト8で上記力を吸収することができる。
ところで、中間部86は、第1方向D1から見て、第1延設部84と重なる。また、中間部86の少なくとも一部は、第1方向D1から見て、第2延設部85と重なる。要するに、中間部86の少なくとも一部は、第1方向D1から見て、延設部(第1延設部84、第2延設部85)と重なる。具体的には、中間部86のうち内側部分861及び中間部分862は、第1方向D1から見たときに、第1延設部84と第2延設部85との両方と重なる。一方、外側部分863は、第1方向D1から見たときに、第1延設部84と重なるが、第2延設部85とは重ならない。
ところで、図8に示すように、中間部86の頂点部分866は、第1方向D1から見て、可動ハウジング7と重なる。頂点部分866は、内側部分861と中間部分862との間に設けられている曲げ部864の一部である。つまり、頂点部分866は、曲げ部864の頂点である。コンタクト8が可動ハウジング7に取り付けられたときに、頂点部分866は、可動ハウジング7に隠れるように位置する。本開示でいう「頂点部分」とは、一方向(例えば第1方向D1)に沿って延びる2本の片(内側部分861及び外側部分863)のうちの内側の片と、これら2本の片を連結する1本の片(中間部分862)との接続部分をいう。
上記のように中間部86の頂点部分866が可動ハウジング7と重なることにより、中間部の頂点部分が可動ハウジングと重なっていない場合に比べて、第2方向D2におけるコネクタ2の幅を狭くすることができる。その結果、コネクタ2の省スペース化を図ることができる。
ところで、図4Aに示すように、弾性部83における第1被保持部81に近接する部分(第1延設部84)の板幅L1は、弾性部83における残りの部分の板幅(例えば、第2延設部85の板幅L2、中間部86の板幅L3)よりも広い。これにより、第1被保持部81が圧入により保持される場合に、圧入部分付近(第1延設部84)の強度を高めることができる。一方、圧入部分とは異なる部分においては、板幅が狭いので、弾性を確保することができる。つまり、弾性をある程度確保しつつ、圧入部分付近の強度を高めることができる。
なお、弾性部83における第2被保持部82に近接する部分(例えば第2延設部85)の板幅は、弾性部83における残りの部分の板幅(例えば、第1延設部84の板幅、中間部86の板幅)よりも広くてもよい。要するに、弾性部83における第1被保持部81に近接する部分及び第2被保持部82に近接する部分の少なくとも1つの板幅が、弾性部83における残りの部分の板幅よりも広いことが好ましい。これにより、被保持部(第1被保持部81、第2被保持部82)が圧入により保持される場合に、圧入部分付近(第1延設部84、第2延設部85)の強度を高めることができる。
弾性部83の板幅は、図4A〜図4Cに示すように、第1被保持部81の板幅及び第2被保持部82の板幅よりも狭い。これにより、第1被保持部81及び第2被保持部82に比べて、弾性部83を弾性変形しやすくすることができる。つまり、弾性部83の板幅を狭くすることによって、小さな荷重で弾性部83を弾性変形させることができる。なお、弾性部83の板幅を調整することによって、弾性部83を弾性変形させるための荷重を調整することが可能である。
(2.4.5)コンタクトの配置
複数のコンタクト8は、図7に示すように、固定ハウジング4及び可動ハウジング7の長手方向(第3方向D3)に沿って設けられている。
複数のコンタクト8のうち隣り合う2つのコンタクト8の間において、第1被保持部81では、固定ハウジング4が介在し、かつ、第2被保持部82では、可動ハウジング7が介在する。つまり、隣り合う2つの第1被保持部81の間に固定ハウジング4が介在し、隣り合う2つの第2被保持部82の間に可動ハウジング7が介在する。
一方、複数のコンタクト8のうち隣り合う2つのコンタクト8の間において、弾性部83では、固定ハウジング4及び可動ハウジング7が介在しない。つまり、隣り合う2つの中間部86の間には、樹脂成型品が介在せず、空間が形成されている。これにより、隣り合う2つのコンタクト8の間を低誘電化しやすくできるので、伝送特性を向上させることができる。
なお、隣り合う2つのコンタクト8の間において、第1被保持部81で固定ハウジング4が介在することと、第2被保持部82で可動ハウジング7が介在することとの両方が満たされていなくてもよい。第1被保持部81で固定ハウジング4が介在し、第2被保持部82では可動ハウジング7が介在しなくてもよい。あるいは、第1被保持部81では固定ハウジング4が介在せず、第2被保持部82で可動ハウジング7が介在してもよい。要するに、複数のコンタクト8のうち隣り合う2つのコンタクト8の間において、第1被保持部81又は第2被保持部82の少なくとも1つでは、固定ハウジング4又は可動ハウジング7の少なくとも1つが介在することが好ましい。
上述したように、中間部86のうちの固定ハウジング4に対面する部分(外側部分863)と固定ハウジング4との間の距離は、第1方向D1において相手側コネクタ3から離れるにつれて短くなる(図8参照)。
(2.5)保持金具
複数の保持金具6は、図1〜図3に示すように、固定ハウジング4に取り付けられている。各保持金具6は、基部61と、第1延設部62と、第2延設部63とを有する。基部61と第1延設部62と第2延設部63は、例えば金属板により一体に形成されている。基部61は、略長方形の板状である。第1延設部62は、基部61の一端(図3の下端)から第1方向D1に延びて設けられている。第3方向D3において、第1延設部62の幅は、基部61の幅よりも狭い。第2延設部63は、第1延設部62から第2方向D2に延びて設けられている。
複数の保持金具6は、固定ハウジング4の複数の角部に取り付けられている。より詳細には、各保持金具6は、固定ハウジング4の溝47に基部61が入り込むことによって、固定ハウジング4に取り付けられる。
複数のコンタクト8と共に複数の保持金具6が第1基板91(図12参照)に固定されることによって、コネクタ2が第1基板91に保持される。
(3)コネクタの動作
以下、実施形態に係るコネクタ2の動作について、図9〜図11を参照して説明する。
図9に示すように、通常状態では、可動ハウジング7は、下面から浮いている状態である。言い換えると、可動ハウジング7は、固定ハウジング4が取り付けられている第1基板91(図12参照)から離隔している状態である。さらに、可動ハウジング7は、固定ハウジング4とは接していない。
これに対して、図10は、可動ハウジング7に下向きの力と横向き(図10において右向き)の力が働いているときのコネクタ2を示す。可動ハウジング7に下向きの力が働いているとき、可動ハウジング7は、通常状態よりも下側に位置する。また、横向きの力が働いているとき、可動ハウジング7は、右側に移動し、固定ハウジング4の右側の内側面(第2側面部43の内側面)に接触する。各コンタクト8では、第1被保持部81が固定ハウジング4及び第1基板91(図12参照)に固定されており、第2被保持部82が可動ハウジング7に固定されている状態で、弾性部83が変形する。
一方、図11は、可動ハウジング7に上向きの力と横向き(図11において右向き)の力が働いているときのコネクタ2を示す。可動ハウジング7に上向きの力が働いているとき、可動ハウジング7は、通常状態よりも上側に位置する。可動ハウジング7は、固定ハウジング4の上側の内側面(上面部44の内側面)に接触する。また、横向きの力が働いているとき、可動ハウジング7は、右側に移動し、固定ハウジング4の右側の内側面(第2側面部43の内側面)に接触する。各コンタクト8では、第1被保持部81が固定ハウジング4及び第1基板91(図12参照)に固定されており、第2被保持部82が可動ハウジング7に固定されている状態で、弾性部83が変形する。
(4)相手側コネクタ
以下、実施形態に係る相手側コネクタ3の構成について、図面を参照して説明する。
相手側コネクタ3は、図1に示すように、相手側ハウジング31と、複数の相手側コンタクト32と、複数の相手側保持金具33とを備える。
(4.1)相手側ハウジング
相手側ハウジング31は、例えば直方体状の樹脂成型品である。相手側ハウジング31には、複数の相手側コンタクト32及び複数の相手側保持金具33が取り付けられている。
(4.2)相手側コンタクト
複数の相手側コンタクト32は、導電性を有し、複数のコンタクト8と一対一に対応する。複数の相手側コンタクト32は、相手側ハウジング31の長手方向(第3方向D3)に並んで設けられている。より詳細には、複数の相手側コンタクト32は、相手側ハウジング31の長手方向に沿って、2列に並んで設けられている。相手側コンタクト32の材料としては、銅、銅合金等が挙げられる。
各相手側コンタクト32は、図13に示すように、接続部34と、第1弾性部35と、第2弾性部36とを有する。接続部34と第1弾性部35と第2弾性部36とは一体に形成されている。
接続部34は、図12及び図13に示すように、第2方向D2に沿って延びている細長い板状の片である。接続部34は、相手側ハウジング31の外側に位置するように設けられており、第2基板92の主面921の導電部分にはんだ付けされる。
第1弾性部35は、図12及び図13に示すように、第1片351と、第2片352と、第1接点部353とを有する。第1片351は、細長い板状であり、接続部34の端部から第1方向D1に沿って延びている。第2片352は、細長い板状であり、第1方向D1に沿って延びている。第2片352は、第2方向D2において第1片351と対向する。第1接点部353は、第3方向D3から見たときに円弧状であり、第1片351と第2片352とをつなぐ。
第2弾性部36は、図12及び図13に示すように、第3片361と、第4片362と、第2接点部363とを有する。第3片361は、細長い板状であり、第1弾性部35の第2片352の端部から第2方向D2に沿って延びている。第4片362は、細長い板状であり、第3片361の端部から第1方向D1に沿って延びている。第2接点部363は、第3方向D3から見たときにU字状であり、第4片362の端部に接続されている。第2接点部363に第1方向D1と第2方向D2との両方に力が加わると、第2弾性部36が撓むことが可能である。第2弾性部36の第2接点部363は、第2方向D2において、第1弾性部35の第1接点部353と対向するように設けられている。
(4.3)相手側保持金具
複数の相手側保持金具33は、相手側ハウジング31に取り付けられている。より詳細には、複数の相手側保持金具33は、相手側ハウジング31の複数の角部に取り付けられている。
複数の相手側コンタクト32と共に複数の相手側保持金具33が第2基板92(図12参照)に固定されることにより、相手側コネクタ3が第2基板92に保持される。
相手側コネクタ3は、図1に示すように、複数の相手側コンタクト32が対応するコンタクト8に接触するように、コネクタ2に嵌め合わされる。
(5)接続方法
以下、コネクタ2と相手側コネクタ3との接続方法について、図面を参照して説明する。コネクタ2と相手側コネクタ3との接続方法は、第1ステップ〜第5ステップを有する。
第1ステップでは、図13に示すように、第1基板91に取り付けられているコネクタ2、及び、第2基板92に取り付けられている相手側コネクタ3を準備する。
コネクタ2は、上述したように、第1基板91に取り付けられている。より詳細には、コネクタ2は、第1基板91の主面911に表面実装されている。コンタクト8の第1被保持部81の第1片811が第1基板91の導電部分にはんだ付けされ、保持金具6の第2延設部63が第1基板91の導電部分にはんだ付けされることによって、コンタクト8が第1基板91の導電部分に接続されている状態で、コネクタ2が第1基板91に固定される。
相手側コネクタ3は、上述したように、第2基板92に取り付けられている。より詳細には、相手側コネクタ3は、第2基板92の主面921に表面実装されている。相手側コンタクト32が第2基板92の導電部分にはんだ付けされ、相手側保持金具33が第2基板92の導電部分にはんだ付けされることによって、相手側コンタクト32が第2基板92の導電部分に接続されている状態で、相手側コネクタ3が第2基板92に固定される。コネクタ2が第1基板91に取り付けられており、かつ、相手側コネクタ3が第2基板92に取り付けられている状態で、第1方向D1においてコネクタ2と相手側コネクタ3とを対向させる。図13の例では、第1方向D1が上下方向に平行であり、コネクタ2が下方に位置し、相手側コネクタ3が上方に位置するように、コネクタ2及び相手側コネクタ3が対向する。
上記のように第1方向D1においてコネクタ2と相手側コネクタ3とが離間して対向する状態を「対向状態」という。「対向状態」では、第1方向D1において、コネクタ2の可動ハウジング7と第1基板91との間には、隙間S1が生じている。より詳細には、コネクタ2の可動ハウジング7の基部71の底面部711及び突出部72の底面部724と第1基板91の主面911との間には、隙間S1が生じている。つまり、「対向状態」では、可動ハウジング7は、第1基板91に接触せずに、第1基板91から離れている。
第2ステップでは、図14に示すように、コネクタ2と相手側コネクタ3が接触していない状態から、コネクタ2に相手側コネクタ3を接触させる。このとき、コネクタ2のコンタクト8が弾性変形していない。また、コネクタ2のコンタクト8には、コンタクト8を弾性変形させる最低荷重Fmが印加されていない。
図14の例では、コネクタ2が下方に位置し、相手側コネクタ3が上方に位置するように、コネクタ2及び相手側コネクタ3が対向する状態から相手側コネクタ3がコネクタ2に相対的に近づくことにより、コネクタ2のコンタクト8において、第2被保持部82の2か所に相手側コネクタ3の一部が接触する。より詳細には、コンタクト8の第2被保持部82の基片821に相手側コンタクト32の第1弾性部35の第1接点部353と第2弾性部36の第2接点部363とが接触する。
上記のようにコネクタ2に相手側コネクタ3が接触している状態を「第1接触状態」という。「第1接触状態」では、コネクタ2のコンタクト8と相手側コネクタ3の相手側コンタクト32とが接触しており、コンタクト8と相手側コンタクト32とが導通している。ただし、「第1接触状態」では、コネクタ2と相手側コネクタ3は、コネクタ2のコンタクト8を弾性変形させる最低荷重Fmより小さい荷重によって一部にて接触しているだけであって、嵌め合わされていない。このため、「第1接触状態」では、コネクタ2と相手側コネクタ3との嵌め合わせ(接続)が不十分であり、相手側コネクタへの荷重が取り除かれると、コネクタ2のコンタクト8と相手側コネクタ3の相手側コンタクト32との間の導通は保証されない。荷重が取り除かれると、コンタクト8と相手側コンタクト32とが接触を維持する場合もあれば、コンタクト8と相手側コンタクト32とが離れる場合もある。
第3ステップでは、図15に示すように、可動ハウジング7が第1基板91に接触するまでコネクタ2に対する相手側コネクタ3の相対位置を変化させる。より詳細には、第2ステップにおいてコネクタ2に相手側コネクタ3を接触させた後、コネクタ2に相手側コネクタ3を接触させている状態を保ちながらコネクタ2及び相手側コネクタ3の少なくとも一方に荷重(図15の矢印)を加えて、可動ハウジング7が第1基板91に接触するまで、コネクタ2に対する相手側コネクタ3の相対位置を変化させる。このとき、第1接触状態におけるコネクタ2のコンタクト8に相手側コネクタ3の相手側コンタクト32が接触する位置を維持する。ここで、「コネクタ2のコンタクト8に相手側コネクタ3の相手側コンタクト32が接触する位置を維持する」とは、コネクタ2のコンタクト8において、相手側コネクタ3の相手側コンタクト32が接触する位置が変わらないことをいう。
また、相手側コネクタ3に荷重を加えると、相手側コネクタ3への荷重により、相手側コネクタ3からコネクタ2へ力が加わり、コネクタ2のコンタクト8が弾性変形する。コンタクト8の弾性部83は、全体的に第1基板91側に移動するように弾性変形する。すなわち、第1接触状態からコネクタ2と相手側コネクタ3との接触位置を、第1接触状態での位置から第1基板91側(相手側コネクタ3とは反対側)に摺動可能な荷重Fcは、コネクタ2のコンタクト8を弾性変形させる最低荷重Fmより小さい。
図15の例では、図14に示す「第1接触状態」において、コネクタ2に近づく向き(下向き)の荷重(図15の矢印)を相手側コネクタ3に加える。上記荷重を加えると、可動ハウジング7における基部71の底面部711及び突出部72の底面部724が第1基板91の主面911に接触するまで、相手側コネクタ3を下方に押し込む。
上記のように相手側コネクタ3に荷重を加えると、相手側コネクタ3への荷重により、相手側コネクタ3からコネクタ2へ力が加わり、コネクタ2のコンタクト8が弾性変形する。コンタクト8の弾性部83は、全体的に第1基板91側に移動するように弾性変形する。上記のようにコンタクト8が弾性変形することによって、可動ハウジング7を下方に移動させることができる。つまり、固定ハウジング4に対する可動ハウジング7の相対位置を変化させることができる。
上記のように可動ハウジング7が第1基板91に接触するまで相手側コネクタ3が押し込まれている状態を「第2接触状態」という。「第2接触状態」では、コネクタ2のコンタクト8と相手側コネクタ3の相手側コンタクト32とが接触しており、コンタクト8と相手側コンタクト32とが導通している。ただし、「第2接触状態」では、荷重によって、コネクタ2と相手側コネクタ3は、荷重によって一部にて接触しているだけであって、嵌め合わされていない。このため、「第2接触状態」では、コネクタ2と相手側コネクタ3との嵌め合わせ(接続)が不十分であり、相手側コネクタへの荷重が取り除かれると、コネクタ2のコンタクト8と相手側コネクタ3の相手側コンタクト32との間の導通は保証されない。荷重が取り除かれると、コネクタ2に対する相手側コネクタ3の相対位置が変わり、コンタクト8と相手側コンタクト32とが接触を維持する場合もあれば、コンタクト8と相手側コンタクト32とが離れる場合もある。
第4ステップでは、図16に示すように、コネクタ2と相手側コネクタ3とを嵌め合わせる。より詳細には、可動ハウジング7が第1基板91に接触した状態で、コネクタ2及び相手側コネクタ3の少なくとも一方に荷重(図16の矢印)を加える。図16の例では、コネクタ2に近づく向きの荷重を相手側コネクタ3に加える。このとき、相手側コネクタ3への荷重によって可動ハウジング7に力が働くが、可動ハウジング7は、既に第1基板91に接触しているため、これ以上、第1基板91側へ移動することができない。したがって、可動ハウジング7が第1基板91に接触している状態で、相手側コネクタ3に荷重が加わるから、コネクタ2と相手側コネクタ3とが嵌め合わされる。
図16の例では、図15に示す「第2接触状態」において、コネクタ2に近づく向き(下向き)の荷重(図16の矢印)を相手側コネクタ3に加える。上記荷重を加えると、可動ハウジング7が第1基板91に接触しており、第1基板91側への移動が規制されるため、可動ハウジング7の位置が固定されたまま、相手側コネクタ3が下方に押し込まれる。これにより、コネクタ2と相手側コネクタ3とが嵌め合わされる。
上記荷重によって相手側コネクタ3が下方に移動すると、相手側コネクタ3の相手側コンタクト32における第2弾性部36にコネクタ2のコンタクト8における第2被保持部82が当たることによって、第2弾性部36の第2接点部363が撓む。更に荷重が加わると、相手側コネクタ3が更に下方に移動し、第2被保持部82の凹部823に、第2弾性部36の第2接点部363の一部が嵌まる。
上記のようにコネクタ2と相手側コネクタ3とが嵌め合わされている状態を「嵌合状態」という。「嵌合状態」では、コネクタ2と相手側コネクタ3との接続状態が固定されている。コネクタ2のコンタクト8と相手側コネクタ3の相手側コンタクト32とが嵌め合わされているため、コンタクト8と相手側コンタクト32との接触も安定となり、接続装置1の使用時において、コンタクト8と相手側コンタクト32との導通状態が安定する。
第5ステップでは、図17に示すように、コネクタ2及び相手側コネクタ3から荷重を取り除く。コネクタ2及び相手側コネクタ3から荷重が取り除かれると、相手側コネクタ3は、コネクタ2に押し込まれている位置からコネクタ2から離れる方向に移動し、初期嵌合位置に移動する。より詳細には、上記荷重が取り除かれると、コネクタ2のコンタクト8のばね力によって、可動ハウジング7が、第1基板91に接触する状態から第1基板91から離れる初期状態に戻る。ただし、コネクタ2及び相手側コネクタ3から荷重を取り除かれた後であっても、コネクタ2及び相手側コネクタ3は嵌合状態を維持するから、コネクタ2から相手側コネクタ3が外れることなく、コネクタ2と相手側コネクタ3との接触状態を維持する。また、接続装置1の使用時においても、コンタクト8と相手側コンタクト32との導通状態が安定する。
第5ステップを行った後の「最終嵌合状態」では、コネクタ2と相手側コネクタ3とが嵌め合わされて固定されている。これにより、接続装置1に振動又は荷重が加えられたとしても、コネクタ2のコンタクト8と相手側コネクタ3の相手側コンタクト32との導通を維持することができ、かつ、コネクタ2のコンタクト8と相手側コネクタ3の相手側コンタクト32との摺動を小さくすることができる。
上記の第1ステップ〜第5ステップにより、図12に示すように、コネクタ2と相手側コネクタ3との間の導通状態を維持しながら、コネクタ2と相手側コネクタ3とを接続することができる。これにより、接続装置1は、第1基板91と第2基板92とを電気的に接続させることができる。
(6)効果
実施形態に係るコネクタ2では、第1被保持部81と第2被保持部82とを連結する弾性部83に、第1被保持部81及び第2被保持部82の少なくとも1つから延びている第1延設部84及び第2延設部85(延設部)が設けられている。これにより、コンタクト8の弾性を確保しつつ、コンタクト8及びコネクタ2の小型化を図ることができる。
実施形態に係るコネクタ2では、第1延設部84と第2延設部85とN字状の中間部86とが設けられている。これにより、コンタクト8の弾性を高め、かつ、コンタクト8及びコネクタ2の小型化を更に図ることができる。
実施形態に係るコネクタ2では、第1延設部84及び第2延設部85が第1方向D1に並んでいる。これにより、第1方向D1におけるコンタクト8の弾性を高めることができる。
実施形態に係るコネクタ2では、第1延設部84が突出する向きと第2延設部85が突出する向きとが逆であり、中間部86が第1延設部84の先端と第2延設部85の先端とを折り返すようにつなぐ。これにより、弾性部83の弾性すなわちコンタクト8の弾性を更に高めることができる。
実施形態に係るコネクタ2では、中間部86が少なくとも1つの曲げ部864,865を有する。これにより、弾性部83の弾性すなわちコンタクト8の弾性を容易に高めることができる。
実施形態に係るコネクタ2では、曲げ部864,865が複数設けられている。これにより、弾性部83の弾性すなわちコンタクト8の弾性をより高めることができる。
実施形態に係るコネクタ2では、互いに反対向きに凸となる一対の曲げ部864,865が設けられている。これにより、少ない曲げ部で効率よく弾性を高めることができる。
実施形態に係るコネクタ2では、一対の曲げ部864,865が第1方向D1において互いに反対向きに凸である。これにより、第1方向D1と交差する方向の弾性をより高めることができる。
実施形態に係るコネクタ2では、中間部86の少なくとも一部が第1延設部84及び第2延設部85(延設部)と重なる。これにより、弾性を確保しつつ、コンタクト8をコンパクトにすることができる。
実施形態に係るコネクタ2では、第1方向D1から見て中間部86の頂点部分866が可動ハウジング7と重なる。これにより、中間部の頂点部分が可動ハウジングと重なっていない場合に比べて、第1方向D1と交差する方向におけるコネクタ2の幅を狭くすることができる。その結果、コネクタ2の省スペース化を図ることができる。
実施形態に係るコネクタ2では、第2被保持部82において、第2延設部85(延設部)に接続されている部分に折り返し部824が設けられている。これにより、第2被保持部82(被保持部)の長さを確保しやすくなるので、第1方向D1におけるコンタクト8の弾性を高めることができる。
実施形態に係るコネクタ2では、弾性部83において、第1被保持部81に近接する部分(第1延設部84)の板幅L1が残りの部分の板幅L2,L3よりも広い。これにより、第1被保持部81が圧入により保持される場合に、圧入部分付近(第1延設部84)の強度を高めることができる。
実施形態に係るコネクタ2では、隣り合う2つのコンタクト8の間において、第1被保持部81又は第2被保持部82の少なくとも1つでは、固定ハウジング4又は可動ハウジング7の少なくとも1つが介在する。一方、弾性部83では、固定ハウジング4及び可動ハウジング7が介在しない。これにより、隣り合う2つのコンタクト8の間を低誘電化しやすくできるので、伝送特性を向上させることができる。
実施形態に係るコネクタ2では、中間部86の中間部分862が第1方向D1と交差する方向に延びている。これにより、シンプルな構成でありながら、弾性を確保することができる。
実施形態に係るコネクタ2では、中間部86のうちの固定ハウジング4に対面する部分と固定ハウジング4との間の距離が、第1方向D1において相手側コネクタ3から離れるにつれて短くなる。これにより、コンタクト8が変形したときに、固定ハウジング4に接触しにくくすることができる。その結果、コンタクト8が動くことができるスペースを大きく取ることができる。
(7)変形例
以下、実施形態の変形例について説明する。
実施形態の変形例1として、コネクタ2は、図18A〜図18Cに示すようなコンタクト8aを備えてもよい。コンタクト8aは、実施形態のコンタクト8(図2参照)と同様、可動ハウジング7(図2参照)の長手方向に並んで複数設けられている。
各コンタクト8aは、第1被保持部81と、第2被保持部82と、弾性部83aとを有する。第1被保持部81及び第2被保持部82は、実施形態の第1被保持部81及び第2被保持部82(図4A〜図4C参照)と同様である。
弾性部83aは、第1延設部84a(延設部)と、第2延設部85a(延設部)と、中間部86とを有する。中間部86は、実施形態の中間部86(図4A〜図4C参照)と同様である。
第1延設部84aは、第1被保持部81から第1方向D1と交差する方向に沿って延びている。より詳細には、第1延設部84aは、第1被保持部81から離れるにつれて第2被保持部82に近づくように延びている。図18Cにおいて、第1延設部84aは、左端よりも右端の方が上側に位置するように傾斜している。
第2延設部85aは、第2被保持部82から第1方向D1と交差する方向に沿って延びている。より詳細には、第2延設部85aは、第2被保持部82から離れるにつれて第1被保持部81に近づくように延びている。図18Cにおいて、第2延設部85aは、右端よりも左端の方が下側に位置するように傾斜している。
実施形態の変形例2として、コネクタ2は、図19A〜図19Cに示すようなコンタクト8bを備えてもよい。コンタクト8bは、実施形態のコンタクト8(図2参照)と同様、可動ハウジング7(図2参照)の長手方向に並んで複数設けられている。
各コンタクト8bは、第1被保持部81と、第2被保持部82と、弾性部83bとを有する。第1被保持部81及び第2被保持部82は、実施形態の第1被保持部81及び第2被保持部82(図4A〜図4C参照)と同様である。
弾性部83bは、第1延設部84と、第2延設部85と、中間部86bとを有する。第1延設部84及び第2延設部85は、実施形態の第1延設部84及び第2延設部85(図4A〜図4C参照)と同様である。
中間部86bは、第1方向D1及び第2方向D2の両方に撓み可能なS字状である。中間部86bは、内側部分861bと、中間部分862bと、外側部分863bとを有する。また、中間部86bは、一対の曲げ部864b,865bを有する。
内側部分861bは、第1延設部84から第1方向D1に沿って延びている。より詳細には、内側部分861bは、第1延設部84と直交するように設けられている。ただし、内側部分861bは、実施形態の内側部分861(図4A〜図4C参照)よりも短い。
中間部分862bは、第1方向D1と交差する方向に沿って延びている。より詳細には、中間部分862bは、第2方向D2に沿って延びている。つまり、中間部分862bは、第1延設部84及び第2延設部85と平行になるように設けられている。
外側部分863bは、第2延設部85から第1方向D1に近い方向に沿って延びている。より詳細には、外側部分863bは、第2延設部85と直交に近い角度を有するように、第2延設部85の外側の端部から第1被保持部81の方に向かって延びている。外側部分863bは、第2延設部85から離れるにつれて、外側に位置するように設けられている。
曲げ部864bは、内側部分861bと中間部分862bとの間に設けられている。曲げ部864bは、内側部分861bと中間部分862bとが略直交するように設けられている。曲げ部865bは、中間部分862bと外側部分863bとの間に設けられている。曲げ部865bは、中間部分862bと外側部分863bとが略直交するように設けられている。
実施形態の変形例3として、コネクタ2は、図20A〜図20Cに示すようなコンタクト8cを備えてもよい。コンタクト8cは、実施形態のコンタクト8(図2参照)と同様、可動ハウジング7(図2参照)の長手方向に並んで複数設けられている。
各コンタクト8cは、第1被保持部81と、第2被保持部82と、弾性部83cとを有する。第1被保持部81及び第2被保持部82は、実施形態の第1被保持部81及び第2被保持部82(図4A〜図4C参照)と同様である。
弾性部83cは、第1延設部84と、第2延設部85と、中間部86cとを有する。第1延設部84及び第2延設部85は、実施形態の第1延設部84及び第2延設部85(図4A〜図4C参照)と同様である。
中間部86cは、第1方向D1及び第2方向D2の両方に撓み可能なN字に近い形状である。中間部86cは、内側部分861と、中間部分862cと、外側部分863とを有する。内側部分861及び外側部分863は、実施形態の内側部分861及び外側部分863(図4A〜図4C参照)と同様である。
中間部分862cは、複数(図示例では3つ)の中間片871〜873を有する。中間片871は、第2方向D2に沿って延びている。つまり、中間片871は、第1延設部84及び第2延設部85と平行になるように設けられている。中間片872は、中間片871と中間片873との間に設けられており、第1方向D1に沿って延びている。つまり、中間片872は、第1延設部84及び第2延設部85と直交するように設けられている。中間片873は、第2方向D2に沿って延びている。つまり、中間片873は、第1延設部84及び第2延設部85と平行になるように設けられている。
また、中間部86cは、複数(図示例では4つ)の曲げ部864c,865c,867,868を有する。変形例4の曲げ部の数は、実施形態の曲げ部の数よりも多い。なお、中間部に設けられる曲げ部の数は、実施形態のような2つ、変形例4のような4つに限定されず、3つであってもよいし、5つ以上であってもよい。要するに、中間部86cは、複数の曲げ部を含むことが好ましい。また、曲げ部の数は、1つであってもよい。要するに、中間部86cは、少なくとも1つの曲げ部を含んでいることが好ましい。
曲げ部864cは、内側部分861と中間片871との間に設けられている。曲げ部864cは、内側部分861と中間片871とが略直交するように設けられている。曲げ部865cは、外側部分863と中間片873との間に設けられている。曲げ部865cは、外側部分863と中間片873とが略直交するように設けられている。曲げ部867は、中間片871と中間片872との間に設けられている。曲げ部867は、中間片871と中間片872とが略直交するように設けられている。曲げ部868は、中間片872と中間片873との間に設けられている。曲げ部868は、中間片872と中間片873とが略直交するように設けられている。
実施形態の変形例4として、コネクタ2は、図21A〜図21Cに示すようなコンタクト8dを備えてもよい。コンタクト8dは、弾性部83d内で幅及び厚さが変化するように形成されている。コンタクト8dは、実施形態のコンタクト8(図2参照)と同様、可動ハウジング7(図2参照)の長手方向に並んで複数設けられている。
各コンタクト8dは、第1被保持部81と、第2被保持部82と、弾性部83dとを有する。第1被保持部81及び第2被保持部82は、実施形態の第1被保持部81及び第2被保持部82(図4A〜図4C参照)と同様である。
第2被保持部82は、図21A〜図21Cに示すように、実施形態の第2被保持部82と同様、基片821と、突部822と、凹部823とを有する。また、第2被保持部82は、折り返し部824dを備える。折り返し部824dの板幅は、実施形態の折り返し部824(図4A〜図4C参照)の板幅よりも広い。第2被保持部82の基片821、突部822及び凹部823は、実施形態の第2被保持部82の基片821、突部822及び凹部823(図4A〜図4C参照)と同様である。
弾性部83dは、第1延設部84d(延設部)と、第2延設部85d(延設部)と、中間部86dとを有する。
第1延設部84dは、第1被保持部81から第1方向D1と交差する方向に沿って延びている。より詳細には、第1延設部84dは、第2方向D2に沿って延びている。さらに、第1延設部84dは、両端部分よりも中央部分の方が細い。具体的には、第1延設部84dの幅方向(第3方向D3)において、両端部分よりも中央部分の方が細い。また、第1延設部84dの厚さ方向(第1方向D1)においても、両端部分よりも中央部分の方が薄い。
第2延設部85dは、第2被保持部82から第1方向D1と交差する方向に沿って延びている。より詳細には、第2延設部85dは、第2方向D2に沿って延びている。さらに、第2延設部85dは、両端部分よりも中央部分の方が細い。具体的には、第2延設部85dの幅方向(第3方向D3)において、両端部分よりも中央部分の方が細い。また、第2延設部85dの厚さ方向(第1方向D1)においても、両端部分よりも中央部分の方が薄い。
中間部86dは、第1方向D1及び第2方向D2の両方に撓み可能なN字状である。中間部86dは、内側部分861dと、中間部分862dと、外側部分863dとを有する。また、中間部86dは、一対の曲げ部864d,865dを有する。
内側部分861dは、両端部分よりも中央部分の方が細い。具体的には、内側部分861dの幅方向(第3方向D3)において、両端部分よりも中央部分の方が細い。また、内側部分861dの厚さ方向(第2方向D2)においても、両端部分よりも中央部分の方が薄い。
中間部分862dは、両端部分よりも中央部分の方が細い。具体的には、中間部分862dの幅方向(第3方向D3)において、両端部分よりも中央部分の方が細い。また、中間部分862dの厚さ方向においても、両端部分よりも中央部分の方が薄い。
外側部分863dは、両端部分よりも中央部分の方が細い。具体的には、外側部分863dの幅方向(第3方向D3)において、両端部分よりも中央部分の方が細い。また、外側部分863dの厚さ方向においても、両端部分よりも中央部分の方が薄い。
実施形態の変形例5として、コネクタ2は、図22A〜図22Cに示すようなコンタクト8eを備えてもよい。コンタクト8eは、実施形態のコンタクト8(図2参照)と同様、可動ハウジング7(図2参照)の長手方向に並んで複数設けられている。
各コンタクト8eは、第1被保持部81と、第2被保持部82と、弾性部83eとを有する。
弾性部83eは、第1延設部84と、第2延設部85と、中間部86eとを有する。中間部86eは、N字状ではなく、直線状である。つまり、中間部86eは、曲げ部を有しない。弾性部83eの第1端は、第1被保持部81とつながっており、弾性部83eの第2端は、第2被保持部82とつながっている。
中間部86eは、第1方向D1と交差する方向に延びている。より詳細には、中間部86eは、第1方向D1において第2延設部85に近づくにつれて左側に位置し、第1方向D1において第1延設部84に近づくにつれて右側に位置するように設けられている。ここで、左側とは、コンタクト8eが可動ハウジング7(図8参照)に固定されたときに外側である。右側とは、コンタクト8eが可動ハウジング7に固定されたときに内側である。
変形例5に係るコネクタ2では、中間部86eが第1方向D1と交差する方向に延びている。これにより、コンタクト8eは、シンプルな構成でありながら、弾性を確保することができる。
また、他の変形例として、被保持部(第1被保持部81、第2被保持部82)を保持する態様は、圧入に限らない。例えば、インサート成形、かしめ結合、又は接着等の態様により、被保持部(第1被保持部81、第2被保持部82)が保持されていてもよい。
上記の各変形例に係るコネクタ2においても、実施形態に係るコネクタ2と同様の効果を奏する。
以上説明した実施形態及び変形例は、本発明の様々な実施形態及び変形例の一部に過ぎない。また、実施形態及び変形例は、本発明の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(態様)
本明細書には、以下の態様が開示されている。
第1の態様に係るコネクタ(2)は、第1方向(D1)において相手側コネクタ(3)に嵌め合わされるコネクタである。コネクタ(2)は、固定ハウジング(4)と、可動ハウジング(7)と、コンタクト(8;8a〜8e)とを備える。可動ハウジング(7)は、固定ハウジング(4)に対して移動可能である。コンタクト(8)は、導電性を有する。コンタクト(8)は、第1被保持部(81)と、第2被保持部(82)と、弾性部(83;83a〜83e)とを有する。第1被保持部(81)は、固定ハウジング(4)に保持されている。第2被保持部(82)は、可動ハウジング(7)に保持されている。弾性部(83;83a〜83e)は、弾性を有し、第1被保持部(81)と第2被保持部(82)とを連結する。弾性部(83;83a〜83e)は、延設部(第1延設部84;84a;84d、第2延設部85;85a;85d)を有する。延設部は、第1被保持部(81)及び第2被保持部(82)の少なくとも1つから、第1方向(D1)と交差する第2方向(D2)に延びている。
第1の態様に係るコネクタ(2)によれば、コンタクト(8;8a〜8e)の弾性を確保しつつ、コンタクト(8;8a〜8e)及びコネクタ(2)の小型化を図ることができる。
第2の態様に係るコネクタ(2)では、第1の態様において、弾性部(83;83a〜83e)は、中間部(86;86b〜86e)を更に有する。中間部(86;86b〜86e)は、第1方向(D1)と交差する方向に撓み可能なN字状である。弾性部(83;83a〜83e)は、延設部として、第1延設部(84;84a;84d)と第2延設部(85;85a;85d)とを有する。第1延設部(84;84a;84d)は、第1被保持部(81)から延びて中間部(86;86b〜86e)と第1被保持部(81)との間に設けられている。第2延設部(85;85a;85d)は、第2被保持部(82)から延びて中間部(86;86b〜86e)と第2被保持部(82)との間に設けられている。
第2の態様に係るコネクタ(2)によれば、コンタクト(8;8a〜8e)の弾性を高め、かつ、コンタクト(8;8a〜8e)及びコネクタ(2)の小型化を更に図ることができる。
第3の態様に係るコネクタ(2)では、第2の態様において、第1延設部(84;84a;84d)及び第2延設部(85;85a;85d)は、第1方向(D1)に並んでいる。
第3の態様に係るコネクタ(2)によれば、第1方向(D1)におけるコンタクト(8;8a〜8e)の弾性を高めることができる。
第4の態様に係るコネクタ(2)では、第3の態様において、第1延設部(84;84a;84d)が第1被保持部(81)から突出する向きと第2延設部(85;85a;85d)が第2被保持部(82)から突出する向きとは逆である。中間部(86;86b〜86d)は、第1延設部(84;84a;84d)の先端と第2延設部(85;85a;85d)の先端とを折り返すようにつなぐ。
第4の態様に係るコネクタ(2)によれば、弾性部(83;83a〜83d)の弾性すなわちコンタクト(8;8a〜8d)の弾性を更に高めることができる。
第5の態様に係るコネクタ(2)では、第4の態様において、中間部(86;86b〜86d)は、少なくとも1つの曲げ部(864,865;864b〜864d,865b〜865d)を有する。
第5の態様に係るコネクタ(2)によれば、弾性部(83;83a〜83d)の弾性すなわちコンタクト(8;8a〜8d)の弾性を容易に高めることができる。
第6の態様に係るコネクタ(2)では、第5の態様において、曲げ部(864,865;864b〜864d,865b〜865d)は、複数設けられている。
第6の態様に係るコネクタ(2)によれば、弾性部(83;83a〜83d)の弾性すなわちコンタクト(8;8a〜8d)の弾性をより高めることができる。
第7の態様に係るコネクタ(2)では、第6の態様において、複数の曲げ部は、互いに反対向きに凸となる一対の曲げ部(864,865;864b〜864d,865b〜865d)を含む。
第7の態様に係るコネクタ(2)によれば、少ない曲げ部で効率よく弾性を高めることができる。
第8の態様に係るコネクタ(2)では、第7の態様において、一対の曲げ部(864,865;864b〜864d,865b〜865d)は、第1方向(D1)において互いに反対向きに凸である。
第8の態様に係るコネクタ(2)によれば、第1方向(D1)と交差する方向の弾性をより高めることができる。
第9の態様に係るコネクタ(2)では、第2〜8の態様のいずれか1つにおいて、中間部(86;86b〜86e)の少なくとも一部は、第1方向(D1)から見て、延設部(第1延設部84;84a;84d、第2延設部85;85a;85d)と重なる。
第9の態様に係るコネクタ(2)によれば、弾性を確保しつつ、コンタクト(8;8a〜8e)をコンパクトにすることができる。
第10の態様に係るコネクタ(2)では、第2〜9の態様のいずれか1つにおいて、中間部(86;86b〜86d)の頂点部分(866)は、第1方向(D1)から見て、可動ハウジング(7)と重なる。
第10の態様に係るコネクタ(2)によれば、中間部の頂点部分が可動ハウジングと重なっていない場合に比べて、第1方向(D1)と交差する方向におけるコネクタ(2)の幅を狭くすることができる。その結果、コネクタ(2)の省スペース化を図ることができる。
第11の態様に係るコネクタ(2)では、第1〜10の態様のいずれか1つにおいて、第1被保持部(81)及び第2被保持部(82)の少なくとも1つは、折り返し部(824)を有する。折り返し部(824)は、延設部(第1延設部84;84a;84d、第2延設部85;85a;85d)に接続されている部分に設けられている。
第11の態様に係るコネクタ(2)によれば、被保持部(第1被保持部81、第2被保持部82)の長さを確保しやすくなるので、第1方向(D1)におけるコンタクト(8;8a〜8e)の弾性を高めることができる。
第12の態様に係るコネクタ(2)では、第1〜11の態様のいずれか1つにおいて、弾性部(83;83a〜83e)における第1被保持部(81)に近接する部分及び第2被保持部(82)に近接する部分の少なくとも1つの板幅は、弾性部(83;83a〜83e)における残りの部分の板幅よりも広い。
第12の態様に係るコネクタ(2)によれば、被保持部(第1被保持部81、第2被保持部82)が圧入により保持される場合に、圧入部分付近(第1延設部84;84a;84d、第2延設部85;85a;85d)の強度を高めることができる。
第13の態様に係るコネクタ(2)では、第1〜12の態様のいずれか1つにおいて、コンタクト(8;8a〜8e)は、可動ハウジング(7)の長手方向に並んで複数設けられている。複数のコンタクト(8;8a〜8e)のうち隣り合う2つのコンタクト(8;8a〜8e)の間において、第1被保持部(81)又は第2被保持部(82)の少なくとも1つでは、固定ハウジング(4)又は可動ハウジング(7)の少なくとも1つが介在する。弾性部(83;83a〜83e)では、固定ハウジング(4)及び可動ハウジング(7)が介在しない。
第13の態様に係るコネクタ(2)によれば、隣り合う2つのコンタクト(8;8a〜8e)の間を低誘電化しやすくできるので、伝送特性を向上させることができる。
第14の態様に係るコネクタ(2)では、第2〜10の態様のいずれか1つにおいて、第2被保持部(82)は、接触部(825)を有する。接触部(825)は、コネクタ(2)が相手側コネクタ(3)に嵌め合わされたときに相手側コネクタ(3)に接触する。中間部(86;86b〜86e)は、第1方向(D1)と交差する方向に延びている。
第14の態様に係るコネクタ(2)によれば、コンタクト(8;8a〜8e)は、シンプルな構成でありながら、弾性を確保することができる。
第15の態様に係るコネクタ(2)では、第2〜10の態様のいずれか1つにおいて、中間部(86;86b〜86e)の中間部分(862;862b〜862d)は、第1方向(D1)と交差する方向に延びている。
第15の態様に係るコネクタ(2)では、中間部(86;86b〜86d)の中間部分(862;862b〜862d)が第1方向(D1)と交差する方向に延びている。これにより、シンプルな構成でありながら、弾性を確保することができる。
第16の態様に係るコネクタ(2)では、第2〜10の態様のいずれか1つにおいて、中間部(86;86b〜86e)のうちの固定ハウジング(4)に対面する部分と固定ハウジング(4)との間の距離は、第1方向(D1)において相手側コネクタ(3)から離れるにつれて短くなる。
第16の態様に係るコネクタ(2)によれば、コンタクト(8;8a〜8e)が変形したときに、固定ハウジング(4)に接触しにくくすることができる。その結果、コンタクト(8;8a〜8e)が動くことができるスペースを大きく取ることができる。
第17の態様に係る接続装置(1)は、第1〜16の態様のいずれか1つのコネクタ(2)と、相手側コネクタ(3)とを備える。
第17の態様に係る接続装置(1)によれば、コネクタ(2)において、コンタクト(8;8a〜8e)の弾性を確保しつつ、コンタクト(8;8a〜8e)及びコネクタ(2)の小型化を図ることができる。
第18の態様に係る接続方法は、第1方向(D1)においてコネクタ(2)と相手側コネクタ(3)とを嵌め合わされるコネクタ装置の接続方法である。コネクタ(2)は、固定ハウジング(4)と、可動ハウジング(7)と、コンタクト(8;8a〜8e)とを備える。可動ハウジング(7)は、固定ハウジング(4)に対して移動可能である。コンタクト(8;8a〜8e)は、導電性を有する。コンタクト(8;8a〜8e)は、第1被保持部(81)と、第2被保持部(82)と、弾性部(83;83a〜83e)とを有する。第1被保持部(81)は、固定ハウジング(4)に保持されている。第2被保持部(82)は、可動ハウジング(7)に保持されている。弾性部(83;83a〜83e)は、弾性を有し、第1被保持部(81)と第2被保持部(82)とを連結する。接続方法は、第1ステップと、第2ステップと、第3ステップと、第4ステップと、第5ステップとを有する。第1ステップでは、第1基板(91)に取り付けられたコネクタ(2)、及び、第2基板(92)に取り付けられた相手側コネクタ(3)を準備する。第2ステップでは、コネクタ(2)と相手側コネクタ(3)とが接触していない状態から、コネクタ(2)に相手側コネクタ(3)を接触させる。第3ステップでは、第2ステップにおいてコネクタ(2)に相手側コネクタ(3)を接触させた後、コネクタ(2)と相手側コネクタ(3)との接触する位置を維持させている状態を保ちながらコネクタ(2)及び相手側コネクタ(3)の少なくとも一方に荷重を加えて、可動ハウジング(7)が第1基板(91)に接触するまでコネクタ(2)に対する相手側コネクタ(3)の相対位置を変化させる。第4ステップでは、コネクタ(2)及び相手側コネクタ(3)の少なくとも一方に荷重を加えて、コネクタ(2)と相手側コネクタ(3)とを嵌め合わせる。第5ステップでは、コネクタ(2)及び相手側コネクタ(3)から荷重を取り除く。
第18の態様に係る接続方法によれば、コネクタ(2)と相手側コネクタ(3)との間の導通状態を維持しながら、コネクタ(2)と相手側コネクタ(3)とを接続することができる。その結果、接続装置(1)によって、第1基板(91)と第2基板(92)とを電気的に接続させることができる。
第19の態様に係る接続方法では、第18の態様の第4ステップにおいて、可動ハウジング(7)が第1基板(91)に接触した状態で、コネクタ(2)及び相手側コネクタ(3)の少なくとも一方に荷重を加えて、コネクタ(2)と相手側コネクタ(3)とを嵌め合わせる。
第19の態様に係る接続方法によれば、可動ハウジング(7)が第1基板(91)に押さえつけられた状態で、コネクタ(2)と相手側コネクタ(3)とをより確実に接続することができる。
1 接続装置
2 コネクタ
3 相手側コネクタ
4 固定ハウジング
7 可動ハウジング
8,8a〜8e コンタクト
81 第1被保持部
82 第2被保持部
824 折り返し部
825 接触部
83,83a〜83e 弾性部
84,84a,84d 第1延設部(延設部)
85,85a,85d 第2延設部(延設部)
86,86b〜86e 中間部
864,864b〜864d,865,865b〜865d,867,868 曲げ部
866 頂点部分
91 第1基板
92 第2基板
L1〜L3 板幅
D1 第1方向
D2 第2方向
D3 第3方向

Claims (19)

  1. 第1方向において相手側コネクタに嵌め合わされるコネクタであって、
    固定ハウジングと、
    前記固定ハウジングに対して移動可能である可動ハウジングと、
    導電性を有するコンタクトと、を備え、
    前記コンタクトは、
    前記固定ハウジングに保持された第1被保持部と、
    前記可動ハウジングに保持された第2被保持部と、
    弾性を有し、前記第1被保持部と前記第2被保持部とを連結する弾性部と、を有し、
    前記弾性部は、
    前記第1被保持部及び前記第2被保持部の少なくとも1つから、前記第1方向と交差する第2方向に延びている延設部を有する、
    コネクタ。
  2. 前記弾性部は、
    前記第1方向と交差する方向に撓み可能なN字状の中間部を更に有し、
    前記延設部として、
    前記第1被保持部から延びて前記中間部と前記第1被保持部との間に設けられた第1延設部と、
    前記第2被保持部から延びて前記中間部と前記第2被保持部との間に設けられた第2延設部と、を有する、
    請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記第1延設部及び前記第2延設部は、前記第1方向に並んでいる、
    請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記第1延設部が前記第1被保持部から突出する向きと前記第2延設部が前記第2被保持部から突出する向きとは逆であり、
    前記中間部は、前記第1延設部の先端と前記第2延設部の先端とを折り返すようにつなぐ、
    請求項3に記載のコネクタ。
  5. 前記中間部は、少なくとも1つの曲げ部を有する、
    請求項4に記載のコネクタ。
  6. 前記曲げ部は、複数設けられている、
    請求項5に記載のコネクタ。
  7. 前記複数の曲げ部は、互いに反対向きに凸となる一対の曲げ部を含む、
    請求項6に記載のコネクタ。
  8. 前記一対の曲げ部は、前記第1方向において互いに反対向きに凸である、
    請求項7に記載のコネクタ。
  9. 前記中間部の少なくとも一部は、前記第1方向から見て、前記延設部と重なる、
    請求項2〜8のいずれか1項に記載のコネクタ。
  10. 前記中間部の頂点部分は、前記第1方向から見て、前記可動ハウジングと重なる、
    請求項2〜9のいずれか1項に記載のコネクタ。
  11. 前記第1被保持部及び前記第2被保持部の少なくとも1つは、
    前記延設部に接続されている部分に設けられた折り返し部を有する、
    請求項1〜10のいずれか1項に記載のコネクタ。
  12. 前記弾性部における前記第1被保持部に近接する部分及び前記第2被保持部に近接する部分の少なくとも1つの板幅は、前記弾性部における残りの部分の板幅よりも広い、
    請求項1〜11のいずれか1項に記載のコネクタ。
  13. 前記コンタクトは、前記可動ハウジングの長手方向に並んで複数設けられており、
    前記複数のコンタクトのうち隣り合う2つのコンタクトの間において、
    前記第1被保持部又は前記第2被保持部の少なくとも1つでは、前記固定ハウジング又は前記可動ハウジングの少なくとも1つが介在し、
    前記弾性部では、前記固定ハウジング及び前記可動ハウジングが介在しない、
    請求項1〜12のいずれか1項に記載のコネクタ。
  14. 前記第2被保持部は、
    前記コネクタが前記相手側コネクタに嵌め合わされたときに前記相手側コネクタに接触する接触部を有し、
    前記中間部は、前記第1方向と交差する方向に延びている、
    請求項2〜10のいずれか1項に記載のコネクタ。
  15. 前記中間部の中間部分は、前記第1方向と交差する方向に延びている、
    請求項2〜10のいずれか1項に記載のコネクタ。
  16. 前記中間部のうちの前記固定ハウジングに対面する部分と前記固定ハウジングとの間の距離は、前記第1方向において前記相手側コネクタから離れるにつれて短くなる、
    請求項2〜10のいずれか1項に記載のコネクタ。
  17. 請求項1〜16のいずれか1項に記載のコネクタと、
    前記相手側コネクタと、を備える、
    接続装置。
  18. 第1方向においてコネクタと相手側コネクタとを嵌め合わされるコネクタ装置の接続方法であって、
    前記コネクタは、
    固定ハウジングと、
    前記固定ハウジングに対して移動可能である可動ハウジングと、
    導電性を有するコンタクトと、を備え、
    前記コンタクトは、
    前記固定ハウジングに保持された第1被保持部と、
    前記可動ハウジングに保持された第2被保持部と、
    弾性を有し、前記第1被保持部と前記第2被保持部とを連結する弾性部と、を有し、
    第1基板に取り付けられた前記コネクタ、及び、第2基板に取り付けられた前記相手側コネクタを準備する第1ステップと、
    前記コネクタと前記相手側コネクタとが接触していない状態から、前記コネクタに前記相手側コネクタを接触させる第2ステップと、
    前記第2ステップにおいて前記コネクタに前記相手側コネクタを接触させた後、前記コネクタと前記相手側コネクタとの接触する位置を維持させている状態を保ちながら前記コネクタ及び前記相手側コネクタの少なくとも一方に荷重を加えて、前記可動ハウジングが前記第1基板に接触するまで前記コネクタに対する前記相手側コネクタの相対位置を変化させる第3ステップと、
    前記コネクタ及び前記相手側コネクタの少なくとも一方に荷重を加えて、前記コネクタと前記相手側コネクタとを嵌め合わせる第4ステップと、
    前記コネクタ及び前記相手側コネクタから荷重を取り除く第5ステップと、を有する、
    接続方法。
  19. 前記第4ステップにおいて、前記可動ハウジングが前記第1基板に接触した状態で、前記コネクタ及び前記相手側コネクタの少なくとも一方に荷重を加えて、前記コネクタと前記相手側コネクタとを嵌め合わせる、
    請求項18に記載の接続方法。
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