JP2020169325A - 分岐状アルキルサルフェート界面活性剤及び短鎖非イオン性界面活性剤を含有する洗浄組成物 - Google Patents

分岐状アルキルサルフェート界面活性剤及び短鎖非イオン性界面活性剤を含有する洗浄組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】従来の洗濯用洗剤は、これらのタッチポイントの1つ以上において洗濯体験を提供し得るが、消費者にこれら4つのタッチポイント全てにおいて最適化された泡立ち特性を提供する(その一方で、洗浄効果も提供する)製品はこれまで全くなかった。【解決手段】改善された泡立ち特性を有する洗浄組成物が提供され、洗浄組成物は、1種以上の直鎖状又は分岐状C4〜C11アルキル又はアリールアルコキシル化アルコール非イオン性界面活性剤と組み合わされた、1種以上の分岐状非アルコキシル化C6〜C14アルキルサルフェートアニオン性界面活性剤を含有する。かかる洗浄組成物は、手洗い用の布地の使用に特に適している。【選択図】図1

Description

本発明は、広くは洗浄組成物、特に洗濯用又は食器用洗剤組成物に関し、より詳細には、布地又は食器類の手作業/手での洗浄又は半自動洗浄用に特別に設計された洗剤組成物に関する。
布地を洗浄するためのアニオン性洗浄性界面活性剤を含む洗剤は、長年にわたり知られてきた。歴史的には、洗濯物の洗浄は、主に、染みの除去を伴うプロセスであると定義されていた。この洗浄に対する歴史的なアプローチに従い、洗濯用洗剤の設計者は、より長い炭素鎖の界面活性剤を有する洗剤を配合することに集中して取り組み、界面活性剤の最大界面活性を確保し、最も有効な汚れの除去を達成した。
かかる長鎖界面活性剤は、布地の洗濯プロセスでの洗浄サイクル中に、大量の泡を生じさせ得る。従って、消費者は高い泡体積を第1の最も望ましい洗浄の指標(signal)であるとみなしている。ほとんどの発展途上国で依然として大多数を占めている手洗いする消費者にとって、高い泡体積が特に望ましいのは、消費者は手洗いプロセスの間に生じた泡を直接感じ、触れることができ、高い泡体積と十分な布地の洗浄を直感的に関連付けることができるためである。
逆説的には、洗浄サイクル中の大量の泡は、通常その後のすすぎサイクルにおいてより多くの泡につながる。消費者は、すすぎサイクル中に泡を観察すると、この泡から、布地に界面活性剤残留物がまだ残っているかもしれないとすぐに考える。布地に残留している界面活性剤残留物は、皮膚の炎症を引き起こす可能性があり、また、乾燥後、布地を「べたっとした」状態にさせる可能性があるため、着用する際、より多くのほこりを引きつけやすい。その結果、消費者は、泡が完全に又は実質的にすすぎ液から消失し、布地が今はもう「清潔」で界面活性剤残留物がなくなったことを示すまで、更に2、3回布地をすすぐ必要があると感じるものである。しかしながら、多くの場合、相当量の泡がすすぎ液中に残留しているにも関わらず、布地から界面活性剤残留物の大部分又は全てを除去するのに1、2回のすすぎで十分である。換言すれば、追加のすすぎは不要であり過度のものである。このような過度のすすぎは追加の時間、労力、エネルギー及び水を必要とする。資源が不足している地域、特に水不足に苦しんでいる地域では、過度のすすぎは特に望ましくない。
従って、布地洗濯プロセスの洗浄及びすすぎサイクルの両方の間での洗剤組成物の泡立ち特性は、全体的な消費者の洗濯体験、特に手洗いする消費者にとって重要である。
消費者、特に、洗濯物を完全に手作業で洗浄(すなわち、完全に手作業/手での洗濯)すること、又は洗濯物を機械洗浄と組み合わせて手作業で洗浄(すなわち、半自動洗濯)することのいずれかが習慣となっている消費者に、改善された洗濯洗浄(すなわち、洗濯)体験を提供する必要がある。具体的には、この改善された洗濯体験は、消費者が観察する少なくとも4つの鍵となる点(以下、「タッチポイント(touch points)」と称する)によって規定された望ましい泡立ち特性により可能となり、これらの点は共に、消費者に洗濯物は十分に洗浄され、かつすすがれたことを示唆する。これらのタッチポイントのいずれかが欠けると、消費者は、理想的な洗濯体験を下回る体験を得ることになり得る。
これらの4つのタッチポイントを、本明細書では、「フラッシュ泡(Flash Suds)」「泡効果(Suds Mileage)」「初期すすぎ泡(Initial Rinse Suds)」「最終すすぎ泡(End Rinse Suds)」と称し、これらを、以下、洗浄サイクル、それに続くすすぎサイクルを有する、典型的な洗濯プロセスを示した、図1を参照して説明する。
洗浄サイクルの前、すなわち洗浄前工程の間、消費者は洗濯用洗剤製品を特定量の水に溶解させ、水性洗浄液を形成し、処理すべき洗濯物を洗浄液と接触させようとする。
洗浄サイクルは、洗濯機で又は消費者の手により直接、洗濯物を洗浄液で機械的に攪拌することで開始され、これにより、洗浄サイクルの第1ステージ、すなわち図1に示す「W−1」ステージの間に、比較的速い速度(洗浄サイクルの最初の2〜3分以内)で発生する著しく大量の泡(高さにより測定)を特徴とする、泡の初期の発生をもたらす。この泡の初期の発生、いわゆる「フラッシュ泡」は、第1のタッチポイントを構成し、洗濯用洗剤中の界面活性剤が有効に機能し、洗濯物を洗浄していることを示す。第2のタッチポイントでは、洗浄サイクルの続きである第2ステージ(図1に示す、「W−2」ステージ)にわたって、相対的な水準での洗浄泡の体積又は高さ、すなわち「泡効果」を維持又は持続することを必要とする。
これらの2つの初期のタッチポイントは、消費者に、洗濯用洗剤は洗濯物の洗浄に効果があり、洗浄サイクル全体にわたって維持されることを示す。W−1ステージにおいて、フラッシュ泡がない、又はフラッシュ泡体積が十分に大きくない場合、消費者は洗濯用洗剤製品の効果がないと解釈する可能性がある。洗浄サイクルのW−2ステージの大部分にわたって、泡効果が維持されない場合、消費者は、洗濯用洗剤製品が洗浄効果を失いつつある、又は全ての洗濯物の束を有効に洗浄するために十分な界面活性剤が洗剤中にはないと解釈する可能性がある。
洗浄サイクル後で、すすぎサイクルの前、すなわち中間工程では、十分に洗浄された洗濯物が、洗浄液から分離される。洗浄液は、排出される又は別の方法で廃棄される。洗濯物を、絞り、又は回転させて、過剰な洗浄液を除去し、続いて洗濯物を清浄な水又はすすぎ液と接触させる。この中間工程の間の泡体積(高さにより測定)は、消費者にとっては重要ではないので、測定はしておらず、点線は説明のためにこの工程の間のおよその泡体積(高さにより測定)だけを示している。
すすぎサイクル中に、機械的攪拌(機械又は手による)は、洗濯物から任意の持ち越された成分(carry-over)又は残留界面活性剤、及び汚れをすすごうとする際、すすぎ液中の洗濯物にもまた適用される。すすぎサイクルの第1のステージ、すなわち図1の「R−1」ステージにおいて、いくつかの初期泡がすすぎ液中に観察されることがあり、これを「初期すすぎ泡」と称する。図1に示す、かかる初期すすぎ泡の一部は、洗浄サイクルから洗濯物、すなわち洗濯物に付着した残留泡によって持ち越される。初期すすぎ泡の残りの部分が、すすぎ液の機械的攪拌によって生成されるのは、そこに持ち越された成分又は残留界面活性剤が存在するためである。かかる初期すすぎ泡は、第3のタッチポイントを構成し、第3のタッチポイントは、好ましくは中程度の体積(高さにより測定)である。洗浄された洗濯物からの界面活性剤の持ち越された成分から考えて、消費者はいくらかの初期すすぎ泡を予想する。初期すすぎ泡が全くない場合は、消費者がこれまでの洗浄サイクルの有効性に疑いを持つ可能性がある。
第4のタッチポイントでは、ゼロ又はゼロ付近の「最終すすぎ泡」体積(高さにより測定)に至るすすぎサイクルの第2の続きのステージ(図1の「R−2ステージ」)で、急速に、かつ著しく、泡が消えること(点線の矢印によって示される)を必要とする。攪拌が継続されているにもかかわらず、すすぎ泡体積(高さにより測定)は、このステージの間、ゼロ又はゼロ付近のレベルまで、著しくかつ迅速に減少する。なお、R−2ステージにおいて、かかる泡の減少の規模及び速度の両方は、共に洗濯物のすすぎが有効であることを示すため、重要であることに留意すべきである。R−2ステージの最後では、すすぎ泡は除去される、又はほとんど除去されるが、このことは、洗濯物からほとんどの又は全ての残留界面活性剤がすすがれたことを消費者に示唆しており、消費者はすすぎ後工程(例えば洗濯物の乾燥及び/又はアイロンがけ)へと移ることができる。従って、消費者は、安心してすすぎを止めて、洗濯プロセスを終了することができるが、このことは、節水だけではなく、消費者の時間を節約することにも助けとなるであろう。
R−2ステージの間、すすぎ泡の減少が、ゼロ又はゼロ付近の最終すすぎ泡体積(高さにより測定)に至るのに不十分である又は十分な速さではない場合、洗浄された洗濯物又はすすぎ液中に残留界面活性剤がまだ残っていることを、消費者に示唆する。その結果、消費者はすすぎがまだ完了していないと感じ、全ての泡が除去される、又はほとんど除去されるまで、すすぐこと及び/又は追加のすすぎ水を使用することに不必要に更なる時間を費やすことがある。従って、洗剤製品が洗浄された洗濯物から容易にすすぐことができること、すなわち、洗濯用洗剤製品の重要な差別化を提供することができる容易なすすぎ配合物であることを示唆するために、第4のタッチポイントが存在することが重要である。
上述した4つのタッチポイント全てにおいて最適化された泡立ち特性を提供する洗濯用洗剤製品は、洗濯用洗剤製品の、洗浄効果の高さのみならず、すすぎが容易であるという利点をも示唆する。また、消費者が節水するのを助けることもでき、かつ/又は利用者が洗濯物のすすぎに要する時間を短縮することができる。従来の洗濯用洗剤は、これらのタッチポイントの1つ以上において洗濯体験を提供し得るが、消費者にこれら4つのタッチポイント全てにおいて最適化された泡立ち特性を提供する(その一方で、洗浄効果も提供する)製品はこれまで全くなかった。
従って、このような洗濯用洗剤製品が必要とされている。
本発明は、短鎖非イオン性界面活性剤と組み合わされた分岐状アルキルサルフェート界面活性剤を有する洗浄組成物を提供し、組成物は、食器洗い又は布地の洗濯プロセスの洗浄及びすすぎサイクルの両方にわたり、優れた泡立ち特性を示す。具体的には、洗浄組成物は以下のものを含有する。すなわち、(a)洗浄組成物の総重量の約5%〜約50%の(以下、単に「重量%」と称する)1種以上の分岐状非アルコキシル化C6〜C14アルキルサルフェート(AS)界面活性剤、(b)約0.05重量%〜約10重量%の、1〜10の範囲の重量平均アルコキシル化度を有する1種以上の直鎖状又は分岐状C4〜C11アルキル又はアリールアルコキシル化アルコール(AA)界面活性剤及び(c)1種以上の追加成分である。特に規定がない限り、本明細書及び以下のセクションで使用する場合、1種以上の追加成分は、通常、各々の組成物の総重量が100%を構成する量で提供される。
本発明の洗浄組成物は、洗浄及びすすぎサイクルの間の、上記の4つのタッチポイント全てにおいて、最適化された泡立ち特性を有することを特徴とし、このことは、特に手洗いする消費者にとって快適である。
それに対応して、本発明は、手洗い用の食器類又は布地のための上記洗浄組成物の使用にも関する。更に、本発明は汚れた素材の処理方法に関し、方法は(a)上記した洗浄組成物を準備する工程、(b)洗浄組成物を汚れた素材の少なくとも一部と接触させる工程、及び(c)汚れた素材をすすぐ工程を含む。好ましくは、工程(b)及び(c)は、両方とも手で行われ、更に汚れた素材はより好ましくは汚れた布地である。
特に、本発明は洗濯用洗剤組成物に関し、(a)約1重量%〜約30重量%、好ましくは約2重量%〜約25重量%、より好ましくは約3重量%〜約20重量%及び最も好ましくは約5重量%〜15重量%の分岐状非アルコキシル化C12 AS界面活性剤、(b)約1重量%〜約30重量%、好ましくは約2重量%〜約25重量%、より好ましくは約3重量%〜約20重量%及び最も好ましくは約5重量%〜15重量%の分岐状非アルコキシル化C13 AS界面活性剤、(c)約0.1重量%〜約15重量%、好ましくは約0.5重量%〜約10重量%、より好ましくは約1重量%〜約8重量%及び最も好ましくは約2重量%〜約5重量%の、約4〜約6の範囲の重量平均エトキシル化度を有する、直鎖状C6 AA界面活性剤、及び(d)1種以上の追加成分、を含有する。
更に、本発明は、以下のものを含有する、濃縮型洗濯用洗剤組成物に関する。すなわち、(a)約20重量%〜約50重量%、好ましくは約25重量%〜約45重量%及びより好ましくは約30重量%〜約40重量%の分岐状非アルコキシル化C12 AS界面活性剤、(b)約20重量%〜約50重量%、好ましくは約25重量%〜約45重量%及びより好ましくは約30重量%〜約40重量%の分岐状非アルコキシル化C13 AS界面活性剤、(c)約5重量%〜約30重量%、好ましくは約8重量%〜約20重量%及びより好ましくは約10重量%〜約15重量%の、約4〜約6の範囲の重量平均エトキシル化度を有する、直鎖状C6 AA界面活性剤及び(d)1種以上の追加成分である。
本発明のこれらの特徴及びその他の特徴は、以下の詳細な説明を添付の特許請求の範囲と併せて検討することで当業者には明らかとなろう。
洗濯プロセスの洗浄及びすすぎサイクルの様々なステージにおいて、4つのタッチポイントを有する望ましい泡立ち特性を示すグラフである。 発明の粉末洗濯用洗剤組成物を使用して形成した洗浄液及び第1のすすぎ液を撮影した写真であり、手洗い洗濯プロセスの間の、洗浄泡及びすすぎ泡体積を示す。 発明の液体洗濯用洗剤組成物を使用して形成した洗浄液及び第1のすすぎ液を撮影した写真であり、手洗い洗濯プロセスの間の、洗浄泡及びすすぎ泡体積を示す。
定義
本明細書で使用するところの「泡」とは、比較的小さな体積の液体中の気泡の非平衡分散液を示す。「suds」(泡)、「foam」(泡)及び「lather」(泡)といった用語は、本発明の意味の範囲内で互換可能に使用することができる。
本明細書で使用する「泡立ち特性」なる用語は、洗浄及びすすぎサイクル中の泡立ち性に関する洗剤組成物の性質を指す。泡立ち特性としては、洗浄液中に溶解した際の泡生成の初期速度、洗浄サイクル中における泡の体積及び保持、生成した泡の外観及び感触、すすぎ液に持ち越された残留泡の量及びすすぎサイクル中における泡の減少又は消失の速度、を挙げることができるが限定されるものではなく、これらは全て消費者の布地の洗濯体験と関連がある。好ましくは、泡立ち特性としては、後述する泡立ち特性試験を用いることにより測定した、初期の洗浄泡体積(センチメートル単位の高さにより測定)、泡効果(センチメートル単位の高さにより測定)、洗浄泡の保持率(%)、0分でのすすぎ泡(センチメートル単位の高さにより測定した体積)、1分でのすすぎ泡(センチメートル単位の高さにより測定した体積)及びすすぎ泡の減少速度(%/分)を挙げることができる。より好ましくは、本発明の洗剤組成物の泡立ち特性は、後述する泡立ち特性試験を用いることにより測定した、初期の洗浄泡体積(cm)、泡効果(cm)及びすすぎ泡の減少速度(%/分)によって定義される。これらの3つのパラメータは、洗浄及びすすぎサイクルについて上述した、4つのタッチポイントを評価する。泡立ち特性は、その他の泡に関するパラメータを更に含んでもよい。
本明細書で使用する場合、用語「洗浄組成物」は、布地及びホームケア分野における、布地、硬質表面及び任意のその他の表面を処理するための液体又は固体組成物を意味し、具体例としては、床用及び浴室用クリーナー(例えば、便器クリーナー)をはじめとする硬質表面の洗浄剤及び/又は処理剤(cleaning and/or treatment);手洗い用食器洗浄剤又は軽質食器用洗浄剤、特に高発泡タイプのもの;食器洗い機用洗浄剤;パーソナルケア組成物;ペットケア組成物;自動車ケア組成物;及び家庭用ケア組成物が挙げられる。一実施形態では、本発明の洗浄組成物は洗濯用洗剤組成物であり、液体、粉末、ペースト、ゲル、1回用量、パウチ又は錠剤の形態であり得る。別の実施形態では、洗浄組成物は食器用洗剤組成物であり、液体、粉末、ペースト、ゲル、1回用量、パウチ又は錠剤の形態であり得る。
本明細書で使用するとき、用語「汚れた素材」は、非特定的に使用され、限定ではないが木綿、亜麻布、ウール、ポリエステル、ナイロン、絹、アクリル及びこれらに類するもの等の天然、人工及び合成繊維を包含する天然又は人工繊維の網状構造、並びに様々なブレンド及び組み合わせからなる任意のタイプの可撓性材料を指してもよい。汚れた素材とは、更に、天然、人工又は合成表面(これらに限定されないが、ガラス製、金属製、プラスチック製、磁器製又はセラミック製の調理用物品又は調理用器具の表面、及び、タイル、花崗岩、グラウト、複合材、ビニル、広葉樹材及びこれに類するもの並びにブレンド及び組み合わせで形成されたテーブル、調理台又は床の表面等)をはじめとする任意のタイプの硬質表面を指し得る。
本明細書で使用する場合、用語「洗濯用洗剤組成物」は「洗浄組成物」の一部であり、布地用の多目的又は「強力」洗浄剤(特に液体、粉末、ペースト、ゲル、1回用量、パウチ又は錠剤の形態の洗浄洗剤)、並びに漂白、すすぎ補助剤、添加剤又は前処理型等の洗浄助剤を含む。一実施形態では、洗濯用洗剤組成物は強力な液体洗濯用洗剤であり、別の実施形態では、洗濯用洗剤組成物は、自由流動性の顆粒洗濯用洗剤である。
本明細書で使用する場合、用語「C4〜C11アルキル又はアリールアルコキシル化アルコール」は、広くは、少なくとも1種の直鎖状又は分岐状構造のC4〜C11アルキル基又はC4〜C11アリール基を含む、アルコキシル化アルコールを指す。換言すれば、C4〜C11は、アルコキシル化アルコール化合物の全炭素数ではなく、アルキル又はアリール基の全炭素数を規定する。C4〜C11アリール基は、非置換であるか、又は直鎖状又は分岐状のいずれかのアルキル基で置換されていてもよく、ただし、この基の全炭素数は11を超えない。C4〜C11アリール基がアルキル置換基を含有する場合、C4〜C11アリール基は、環炭素又はアルキル置換のいずれかを介して、アルコキシル化アルコールに結合し得る。
本明細書で使用する場合、請求項において使用される「a」及び「an」等の冠詞は、請求又は記載されているものが1つ以上であることを意味すると理解される。
本明細書で使用するところの「include」(含む)、「includes」(含む)及び「including」(含む)は、非限定的であることを意味する。用語「consisting of(からなる)」は、限定的であること、すなわち、具体的に列挙されていない任意の構成要素又は成分を、それらが不純物として存在する場合を除いて、排除することを意味する。一方、用語「consisting essentially of(から本質的になる)」は、その他の構成要素又は成分が具体的に列挙された構成要素又は成分の機能と干渉しない限り、その他の構成要素又は成分の存在を許容する。
本明細書で使用する場合、用語「substantially free of又はsubstantially free from(を実質的に含まない)」は、組成物中に、かかる組成物の総重量の0.5%以下、好ましくは0.2%以下及びより好ましくは0.1%以下の指示物質が存在することを指す。
本明細書で使用する場合、用語「essentially free of(を本質的に含まない)」は、指示物質が組成物に意図的に添加されたものでなく、又は好ましくは分析によって検出可能な濃度で存在しないことを意味する。それは、指示材料が意図的に添加されたその他の材料の1つの、不純物としてのみ存在する、組成物を包含することを意味する。
本明細書で使用するところの「固体」なる用語は、顆粒、粉末、バー及び錠剤の製品形態を含む。
本明細書で使用するところの「流体」なる用語は、液体、ゲル、ペースト及び気体の製品形態を含む。
本明細書で使用する場合、用語「液体」は、25℃及び20秒-1の剪断速度における粘度が約1〜約2000mPa*sである流体のことを指す。いくつかの実施形態では、液体の粘度は、25℃、20秒-1の剪断速度で、約200〜約1000mPa*sの範囲であってよい。いくつかの実施形態では、液体の粘度は、25℃、20秒-1の剪断速度で、約200〜約500mPa*sの範囲であってよい。粘度は、ブルックフィールド粘度計、2番スピンドルを使用し、60RPM/sで測定することができる。
本明細書における全ての温度は、特に断らない限り、摂氏(℃)を単位とする。特に規定がない限り、本明細書における全ての測定は、20℃及び大気圧下で行う。
本発明の全ての実施形態において、全ての比率(%)は、特に記載のない限り、全組成物の重量に対するものである。特に記載のない限り、全ての比率は重量比である。
本明細書に開示した寸法及び値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、特に断らない限り、そのような寸法の各々は、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味するものとする。
本出願の試験方法の項に開示される試験方法を用いて、本明細書において説明されかつ特許請求される本出願者らの発明のパラメータの各々の値が測定されなければならない点が理解されよう。
泡を最適化した界面活性剤系
本発明の発明者らは、分岐状アニオン性界面活性剤(すなわち、分岐状非アルコキシル化C6〜C14アルキルサルフェート)の、短鎖非イオン性界面活性剤(すなわち、直鎖状又は分岐状C4〜C11アルキル又はアリールアルコキシル化アルコール)との組み合わせを含有する洗浄組成物は、改善された泡立ち特性を示すことを見出した。改善された泡立ち特性は、洗浄サイクルにおける、W−1ステージでの大きな「フラッシュ泡」体積及びW−2ステージでの良好な「泡効果」、すすぎサイクルにおけるR−1ステージでの、中程度の量の「初期すすぎ泡」及びすすぎサイクルにおけるR−2ステージで、すすぎ泡が劇的に迅速に、減少及び消失し、「最終すすぎ泡」がゼロ又はほぼゼロとなることを特徴とする。
このような、独自の泡立ち特性は、手洗いをする消費者に、特にすすぎステージの間に、快適な洗浄及びすすぎ体験を提供する。生成した泡の体積及びその洗浄サイクルの間の持続性/安定性は十分に高く、このことにより、効果的な洗浄が行われていることが消費者に示される。中程度の量の泡がすすぎサイクルの初期において観察される。洗浄の間に大量の生成した泡を効果的な洗浄のしるしとして観察した後なので、消費者はこのことを予想している。しかしながら、ひとたびすすぎサイクルが開始すると、すすぎの最初の1、2分の間に、泡は劇的かつ迅速な減少及び消失を経る。特に手洗いをしている消費者は、劇的かつ迅速に、すすぎ泡が減少し、及び消失すること、最終的には、第1のすすぎサイクルの最後に、泡がわずか又は存在しない、澄んだすすぎ液となることを視覚的に観察する機会を持つであろう。泡が減少及び消失したことを消費者が視覚的に認識することで、洗浄すべき物品は有効な洗浄を経て、十分にすすぎされ、更に今では汚れも残留界面活性剤も残っていない、ということをはっきりと示す。従って、消費者は、第1のすすぎサイクルの後に安心して洗濯プロセスを止めるであろう。従って、更なるすすぎの必要性が排除され、場合によっては1回のすすぎという構想が可能になる。
本発明の洗浄組成物によって達成される驚くべき、及び予想外の泡立ち特性は、具体的には、後述する泡立ち特性試験を用いることにより測定した、初期の大きな洗浄泡体積、大きな泡効果及びすすぎ泡の、速い減少速度を特徴とする。具体的には、独自の泡立ち特性は、以下のことにより規定される。すなわち、後述する泡立ち特性試験を用いることにより測定した、a)約30cm以上の、初期の洗浄泡体積(高さにより測定)、b)約30cm以上の泡効果(高さにより測定)及びc)約40%/分以上の、すすぎ泡の減少速度である。初期の洗浄泡体積は、第1のタッチポイントを評価する。すなわち、洗浄サイクルのW−1ステージの間の、上述した「フラッシュ泡」である。泡効果は、洗浄サイクルのW−2ステージの間の、上述した第2のタッチポイント(このため、そのことにちなんで命名されている)を評価する。すすぎ泡の減少速度は、第3及び第4のタッチポイント、すなわち、すすぎサイクルでのR−1及びR−2ステージの間の、上述した「初期すすぎ泡」及び「最終すすぎ泡」を、共に評価する。
初期の洗浄泡体積は約45cmの高さであり得、約30cm〜約45cmの範囲であってよい。好ましくは、洗浄組成物の初期の洗浄泡体積は、約35cm以上及び好ましくは約40cm以上である。より好ましくは、初期の洗浄石鹸泡体積は、約33cm〜約44cm及び好ましくは約34cm〜約43cmの範囲である。
泡効果も、約45cmの上限を有し、また約30cm〜約42cmの範囲であってよい。好ましくは、洗浄組成物の泡効果は約31cm以上、好ましくは約32cm以上及びより好ましくは約33cm以上である。より好ましくは、泡効果は、約31cm〜約42cm及び好ましくは約32cm〜約41cmの範囲である。
洗浄泡の保持率は、初期の泡体積及び泡効果から計算され、60%〜120%の範囲であってよい。好ましくは、65%以上、又は70%以上又は75%以上である。より好ましくは、洗浄泡保持率は約65%〜約100%の範囲である。
すすぎ泡の減少速度は、好ましくは約40%/分〜100%/分の範囲である。好ましくは、約50%/分〜100%/分の範囲である。より好ましくは、約60%/分〜100%/分の範囲である。更により好ましくは、約70%/分〜100%/分の範囲である。更により好ましくは、約80%/分〜100%/分の範囲である。
この泡立ち特性は1種以上の分岐状非アルコキシル化C6〜C14アルキルサルフェート(AS)界面活性剤の、約1〜約10の範囲の重量平均アルコキシル化度を有する1種以上の直鎖状又は分岐状C4〜C11アルキル又はアリールアルコキシル化アルコール(AA)界面活性剤との組み合わせにより達成することができる。共に組み合わせると、これらの2種の界面活性剤は相互作用し、上述した、改善された、及び望ましい泡立ち特性が達成される。
本発明の界面活性剤系は、分岐状非アルコキシル化C6〜C14 AS界面活性剤及び直鎖状又は分岐状C4〜C11アルキル又はアリールAA界面活性剤以外の、1種以上の追加の界面活性剤を、かかる追加の界面活性剤がAS及びAA界面活性剤により達成された最適化された泡立ち特性に悪影響を与えること又は別の方法でAS及びAA界面活性剤の官能性と相互作用することがない限り、含有してよい。このような追加の界面活性剤はその他のアニオン性界面活性剤、その他の非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、双性イオン性界面活性剤、両性界面活性剤及びこれらの混合物から選択してよい。
アニオン性界面活性剤:分岐状非アルコキシル化アルキルサルフェート
本発明の実施に好適なアニオン性界面活性剤は、分岐状非アルコキシル化C6〜C14アルキルサルフェート(以下「AS」)である。欧州特許第2119764号では、表4の実施例12にて、比較的短鎖の非イオン性界面活性剤(すなわち、C8アルキル基及びPO2.3を有するアルキレングリコールエーテル1)の、アルコキシル化AS界面活性剤(すなわち、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム)との組み合わせを開示している。しかしながら、分岐状AS界面活性剤のアルコキシル化は、比較的低度であっても(例えば、約1の重量平均度)、洗浄組成物の泡立ち特性に悪影響を与え得るということが見出された。具体的には、著しくより高い量の泡がすすぎサイクルの初期に観察される。これは、すすぎを通して、ほとんど又は全く減少せず、第1のすすぎサイクルの最後に相当量の泡を残す。泡は1回以上の更なるすすぎによってのみ除去することができる。従って、非アルコキシル化分岐状AS界面活性剤を代わりに使用することが望ましい。必須ではないが、好ましくは、本発明の洗浄組成物は、直鎖状又は分岐状のいずれかのアルコキシル化アルキルサルフェート界面活性剤を実質的に含まない。より好ましくは、本発明の洗浄組成物は、任意のアルコキシル化アルキルサルフェート界面活性剤を実質的に含まない。
更に、AS界面活性剤中のC6〜C14アルキル鎖の分岐は、洗濯プロセスの洗浄サイクルの間に生成した泡の安定性を確実にするために重要である。米国特許出願公開第2005/0124738号では、実施例18にて、中鎖非イオン性界面活性剤(C10アルコールエトキシレート)の直鎖状C12〜C14アルキル鎖を有するAS界面活性剤との組み合わせが開示されている。しかしながら、分岐鎖ASではなく、直鎖状ASを使用することにより、洗浄サイクルの間の泡安定性が不十分となり、更に得られる洗浄組成物が、あいにく泡効果が少ないという泡立ち特性を示すということが見出された。必須ではないが、好ましくは、本発明の洗浄組成物は、直鎖状アルキルサルフェート界面活性剤を実質的に含まない。
更に、本発明の分岐状AS界面活性剤は、比較的短いアルキル鎖、(すなわち約6〜約14個の炭素原子を有する)を特徴とする。好ましくは、本発明の分岐状AS界面活性剤は、異なる炭素鎖長の分岐状アルキル部分を有し、全分岐状アルキル部分の重量平均炭素数は約9〜約14の範囲、より好ましくは約10〜約13及び最も好ましくは約11〜約13である。国際公開第9739088号は、全炭素数が14〜20の範囲で、それらの平均全炭素数が14.5を上回る分岐状アルキル部分を含有する中鎖分岐状アルキルサルフェートを開示している(国際公開第9739088号、11ページ、8〜12行を参照)。具体的には、国際公開第9739088号の実施例11は、16.5の平均全炭素数を有する中鎖分岐状ASのC9〜C11アルコールエトキシレート非イオン性界面活性剤との組み合わせを開示している。しかしながら、より長いアルキル鎖を有する分岐状AS界面活性剤(例えば14個を上回る全炭素原子を有する、又は平均全炭素数が14以上である)は、洗浄組成物の泡立ち特性に悪影響を有することが見出された。具体的には、洗浄サイクルからすすぎサイクルへと持ち越された泡の量が、より短いアルキル鎖を有する分岐状AS界面活性剤と比較して著しく増加する。更に、持ち越された泡はすすぎの間ほとんど又は全く減少せず、第1のすすぎの最後には、依然としてかなりの量の泡がすすぎ液表面に残る。この泡は更なるすすぎによってのみ除去することができる。従って、比較的短いアルキル鎖(すなわち、C6〜C14)を有する分岐状AS界面活性剤の使用が望ましく、好ましくはそれらの分岐状アルキル部分は、重量平均炭素数が約9〜約14、より好ましくは約10〜約13及び最も好ましくは約11〜約13の範囲であることを特徴とする。必須ではないが、好ましくは、本発明の洗浄組成物は、直鎖状又は分岐状のいずれかの、より長い分子鎖(すなわち、C15以上)のアルキルサルフェート界面活性剤を実質的に含まない。
本発明の分岐状非アルコキシル化AS界面活性剤は、酸形態で存在してよく、酸形態は中和され塩を形成してもよい。典型的な中和剤としては、水酸化物、例えばNaOH又はKOH等の金属対イオン塩基が挙げられる。酸形態のアニオン性界面活性剤の更なる好適な中和剤としては、アンモニア、アミン、又はアルカノールアミンが挙げられる。アルカノールアミンの非限定例としては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、及び当該技術分野において既知の他の線状又は分岐状アルカノールアミンが挙げられる。好適なアルカノールアミンは、2−アミノ−1−プロパノール、1−アミノプロパノール、モノイソプロパノールアミン、又は1−アミノ−3−プロパノールを含む。アミン中和は完全又は部分的に行われてもよく、例えば、アニオン性界面活性剤混合物の一部はナトリウム又はカリウムにより中和されてもよく、及びアニオン性界面活性剤混合物の一部はアミン又はアルカノールアミンにより中和されてもよい。
本発明の、必須ではないが、好ましい実施形態では、分岐状非アルコキシル化C6〜C14 AS界面活性剤は、一般式(I)を有する。
Figure 2020169325
式中、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アミン又はアルカノールアミンのカチオンであり、x及びyは0〜約10の範囲の整数から独立して選択され、zは約1〜約4の範囲の整数であり、x+yの和はz以上であり、及びx+y+zの和は約3〜約11の範囲である。好ましくはzは約1、及びx+yの和は約8〜約9である。
本発明の好適な分岐状非アルコキシル化AS界面活性剤の非限定例としては、以下の化学構造を有するようなものが挙げられる。
Figure 2020169325
本発明の洗浄組成物は、2種以上の分岐状非アルコキシル化C614 AS界面活性剤を含有することが、特に好ましい。より好ましくは、かかる混合物は以下のものを含む。すなわち、(1)混合物の総重量の、約20%〜約80%、好ましくは約30%〜約70%及びより好ましくは約35%〜約50%の範囲の量の、分岐状非アルコキシル化C12 AS界面活性剤及び(2)混合物の総重量の、約20%〜約80%、好ましくは約30%〜約70%及びより好ましくは約35%〜約50%の範囲の量の、分岐状非アルコキシル化C13 AS界面活性剤である。最も好ましくは、混合物は、分岐状非アルコキシル化C12 AS界面活性剤及び分岐状非アルコキシル化C13 AS界面活性剤からなる、又は本質的になる。
分岐状非アルコキシル化AS界面活性剤は、様々な分子鎖長及び分岐度を有する直鎖状異性体及び分岐状異性体の混合物として市販されており、SasolのC12~13の分子鎖長分布及び約95%の分岐を有する硫酸化Isalchem(登録商標)123及びShellのC12~13の分子鎖分布及び20%の分岐を有するNeodol(登録商標)123 Asが挙げられるが、これらに限定されない。
本発明の洗浄組成物は上記した分岐状非アルコキシル化C6〜C14 AS界面活性剤を、洗浄組成物の総重量の、約5%〜約50%、好ましくは約6%〜約40%、より好ましくは約8%〜約30%及び最も好ましくは約10%〜約20%の範囲で含有してもよい。2倍、3倍又は4倍の圧縮比(compaction ratios)を有するより高濃度の配合では、分岐状非アルコキシル化C6〜C14 AS界面活性剤は、高濃度配合物の、30重量%〜50重量%、好ましくは35重量%〜45重量%及びより好ましくは40重量%〜45重量%の範囲の、より多い量で存在し得る。
非イオン性界面活性剤:短鎖アルコキシル化アルコール
本発明の実施に好適な非イオン性界面活性剤は、直鎖状又は分岐状のいずれかのアルキル又はアリールアルコキシル化アルコール(アルコールアルコキシレート又は単にAAと呼ばれることもある)であり、(1)比較的短い炭素鎖又は比較的小型の芳香環、すなわちC4〜C11アルキル又はアリール部分、好ましくはC4〜C10アルキル又はアリール部分、より好ましくはC4〜C8アルキル又はアリール部分及び最も好ましくはC4〜C6アルキル又はアリール部分を含み、更に(2)約1〜約10、好ましくは約2〜約8、より好ましくは約3〜約7及び最も好ましくは約4〜約6の範囲の重量平均アルコキシル化度、すなわち上記AAに含有されるアルコキシル化部分の重量平均数を有する。AA界面活性剤のC4〜C11アリール部分は、非置換であるか、又は直鎖状又は分岐状のいずれかのアルキル基で置換されていてもよく、ただし、この基の全炭素数は11を超えない。C4〜C11アリール部分がアルキル置換基を含有する場合、C4〜C11アリール部分は、環炭素又はアルキル置換のいずれかを介して、アルコキシル化アルコールに結合し得る。好ましくは、本発明の実施において使用されるAA界面活性剤は、C4〜C11アルキル部分を含有する。
より長い炭素鎖(例えば、C12〜C20アルキル部分等)を有する非イオン性AA界面活性剤は、洗濯用洗剤組成物を含む洗浄組成物への使用について、当技術分野において既知である。しかしながら、短鎖AA界面活性剤、例えばC4〜C11アルキル部分を有するものは、その不十分な泡立ち特性のため、この態様において一般に使用されることはずっと少ない。単独で使用する場合、このような短鎖AA界面活性剤は、ほとんど又は全く洗浄泡を生成しない。
従って、かかる短鎖AA界面活性剤が上述した分岐状C6〜C14 ASアニオン性界面活性剤と相互作用して、洗浄サイクルの間より安定(すなわち、泡効果がより良好である)な泡を、より大きな体積で生じさせる一方、単に中程度の量の泡だけをすすぎ液へと持ち越すのみで、その泡も第1のすすぎサイクルの1、2分の間に、ほぼ完全に消失し、第1のすすぎサイクルの最後には泡がわずか又は残存しないすすぎ液をもたらす洗浄組成物を生成可能であることは、本発明において、驚くべき予想外の発見である。
更に、分岐状C6〜C14 ASアニオン性界面活性剤と組み合わせた場合、より長鎖のAA界面活性剤(例えば、C12及び/又はC14アルキル部分を有する)は、本発明の短鎖AA界面活性剤と比較して、不十分なすすぎ泡特性を示すということが見出された。具体的には、ずっと多量の洗浄泡が洗浄サイクルからすすぎサイクルへと持ち越され、すすぎの間泡がほとんど又は全く減少しない。更に、かかるより長鎖のAA界面活性剤は、分岐状C6〜C14 ASアニオン性界面活性剤と組み合わせた場合、洗浄サイクルの間、本発明のより短鎖の非イオン性AA界面活性剤と比較して、より不十分な泡安定性及び著しく少ない泡効果を示す。従って、本発明の実施には、C4〜C11アルキル又はアリール部分を有する短鎖非イオン性AA界面活性剤を使用することが望ましい。必須ではないが、好ましくは、本発明の洗浄組成物は、直鎖状又は分岐状のいずれかの、より長鎖のAA界面活性剤(すなわち、C12以上のアルキル部分を有する)を実質的に含まない。
本発明の短鎖AA界面活性剤は、1個以上のアルコキシル化部分を含んでもよい。かかるアルコキシル化部分は、直鎖状又は分岐状のいずれかであってよい。かかるアルコキシル化部分の各々は1〜10個の炭素原子を含有してよい。好ましくは、アルコキシル化部分は、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペントキシ、ヘキソキシ(hexoxy)及びこれらの混合物からなる群から選択される。
本発明の特に好ましい実施形態では、短鎖AA界面活性剤は以下の一般式を有する。
Figure 2020169325
式中、R1は直鎖状又は分岐状C4〜C11アルキル又はアリール(例えば、フェニル又は置換フェニル)であり、R2は直鎖状又は分岐状C1〜C8アルキルであり、R3は水素、直鎖状又は分岐状C1〜C6アルキル、ベンゾイル、アセチル、アクリロイル又はメタクリロイルであり、nは0〜約5の範囲の重量平均値を有し、mは約1〜約10の範囲の重量平均値を有し、m>nであり、更にn+mは約10以下である。
好ましくは、R1は、C4〜C11アルキル、より好ましくはC4〜C10アルキル及び更により好ましくはC4〜C8で、及び最も好ましくはC4〜C6アルキルである。本発明の特に好ましい実施形態では、R1は、直鎖状C4〜C11アルキル、より好ましくは直鎖状C4〜C10アルキル及び更により好ましくは直鎖状C4〜C8アルキル、及び最も好ましくは直鎖状C4〜C6である。
本発明の代替的実施形態では、R1は、好ましくはフェニル又は置換フェニルである。フェニル基上の置換基は、直鎖状又は分岐状C1〜C5アルキルであり得、任意に、アミド、イミド、カルボキシルエステル、ハライド及びエーテルからなる群から選択される1個以上の官能基で更に置換されていてもよい。好ましくは、フェニル基上の置換基は非置換C1〜C5アルキル基である。
特に好ましいR1基は、以下のアルコール、すなわち、ヘキサノール、フェノール、ブタノール(特にn−ブタノール及びイソブタノール)、ペンタノール、ter−アミルアルコール、ヘプタノール、オクタノール(特にn−オクタノール及び2−エチルヘキサノール)、イソノナノール、デカノール、イソデカノール、2−プロピルヘプタノール及びこれらの混合物から誘導される。更に、C4〜C8アルコールカット(alcohol cut)又はC5〜C9アルコールカットの混合物の使用が可能である。
2は、好ましくはC1〜C4アルキル、より好ましくはメチル又はエチル及び最も好ましくはメチルである。
3は、好ましくは水素又はC1〜C4アルキル及びより好ましくは水素、メチル又はエチル及び最も好ましくは水素である。R3基は、水素以外である場合は、AA界面活性剤を安定化させるために、例えばアルカリ性溶液中にある場合に、通常末端基キャップと称されるものとして機能する。
一般に、アルコールのアルコキシル化では、アルコキシル化度は分布しているため、n及びmの値は、重量平均値を表す。n+mの和は、好ましくは約2〜約8、より好ましくは約3〜約7及び最も好ましくは約4〜約6である。このことは、本発明の短鎖AA界面活性剤のアルコキシル化度の総重量平均は、約2〜約8、好ましくは約3〜約7及びより好ましくは約4〜約6の範囲であってよいことを意味する。
好ましい実施形態では、nは約2以下の重量平均値(以下単にnの値と称する)を有し、及びmは約3〜約10の範囲の重量平均値(以下単にmの値と称する)を有する。本発明の特に好ましい実施形態では、nは0であり、このことは本発明の短鎖AA界面活性剤は、主としてエトキシル化されているということを意味する。この状況では、mは好ましくは2〜約8、より好ましくは約3〜約7及び最も好ましくは約4〜約6の範囲であってよい。
更に好ましい実施形態では、R1がフェニルである場合、nは0であり、mは約3〜約9の範囲である。更に好ましい実施形態では、R1がC4〜C6アルキルである場合、nは約2以下であり、mは約3〜約6の範囲である。
両方のアルコキシル基(alkoxylation groups)、すなわちCH2−CHR2−O−及びCH2−CH2−O−基が、かかる短鎖AA界面活性剤中に存在する場合、これらはランダムに又はブロックにて分布し得る。対応するアルコールR1−OHを、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、ペンチレンオキシド及びこれに類するものからなる群から選択されるアルキレンオキシド化合物を使用して、到達させる(reaching)ことにより、これらのアルコキシル基を本発明の短鎖AA界面活性剤へ導入する。好ましくは、化合物はエチレンオキシド、プロピレンオキシド及びこれらの混合物からなる群から選択される。様々なアルキレンオキシドを使用すると、反応は様々なアルキレンオキシドがブロックで(連続的に、又は交互)に、又は同時に(ランダム又は混合)に配置されて、引き起こされ得る。
以下は、本発明を実施するための例示的短鎖AA界面活性剤である。すなわち、重量平均EO値が約3であるエトキシル化ブタノール、重量平均EO値が約4であるエトキシル化ブタノール、重量平均EO値が約5であるエトキシル化ブタノール、重量平均EO値が約6であるエトキシル化ブタノール、重量平均EO値が約3であるエトキシル化ヘキサノール、重量平均EO値が約4であるエトキシル化ヘキサノール、重量平均EO値が約5であるエトキシル化ヘキサノール、重量平均EO値が約6であるエトキシル化ヘキサノール、重量平均EO値が約3であるエトキシル化フェノール、重量平均EO値が約4であるエトキシル化フェノール、重量平均EO値が約5であるエトキシル化フェノール、重量平均EO値が約6であるエトキシル化フェノール及びこれに類するものである。記載されたEO値は丸めた値である。ヘキサノール及びフェノールに基づくAA界面活性剤が特に好ましい。
本発明の実施に使用可能な市販の短鎖AA界面活性剤としては、以下のものが挙げられるが、これらに限定されない。すなわち、重量平均エトキシル化数が約5のC6アルコールである、BASFのEmulan(登録商標)HE50及び重量平均エトキシル化数が約6のC8アルコールである、ダウケミカル社のEcoSurf(登録商標)6である。
本発明の洗浄組成物は上記した短鎖AA界面活性剤を、洗浄組成物の総重量の、約0.05%〜約10%、好ましくは約0.1%〜約6%、より好ましくは約0.5%〜約5%及び最も好ましくは約1%〜約4%の範囲で含有してもよい。2倍、3倍又は4倍の圧縮比を有するより高濃度の配合では、短鎖AA界面活性剤は、高濃度配合物の15重量%〜30重量%及び好ましくは20重量%〜25重量%の範囲の、より多い量で存在し得る。
分岐状AS界面活性剤と短鎖AA界面活性剤との重量比
上述した分岐状C6〜C14 AS界面活性剤の直鎖状又は分岐状C4〜C11 AA界面活性剤に対する重量比は好ましくは、約20:1〜約1:2、より好ましくは約10:1〜約1:1、更により好ましくは約8:1〜約2:1及び最も好ましくは5:1〜4:1の範囲である。
分岐状AS界面活性剤の短鎖AA界面活性剤に対する異なる重量比は、得られる洗浄組成物の泡立ち特性に対して異なる影響を有することが見出された。かかる重量比が、1:1を上回る(すなわち、短鎖AA界面活性剤よりも多くの分岐状AS界面活性剤が洗浄組成物中に存在する)、好ましくは2:1を上回る、より好ましくは約4:1〜約5:1である場合、洗浄泡安定性が改善され、更に洗浄サイクルの間のより良好な泡効果が達成される。
追加の界面活性剤
本発明の界面活性剤系は、上述した分岐状AS界面活性剤及び短鎖AA界面活性剤に加えて、その他のアニオン性界面活性剤(上述した分岐状AS界面活性剤と異なる)、その他の非イオン性界面活性剤(上述した短鎖AA界面活性剤と異なる)、カチオン性界面活性剤、双性イオン性界面活性剤、両性界面活性剤及びこれらの混合物からなる群から選択される1種以上の追加の界面活性剤を含んでよい。このような追加の界面活性剤は本発明の洗浄組成物中に、組成物の総重量の約1%〜約75%、好ましくは約2%〜約35%、より好ましくは約5%〜約10%の範囲の総量で、存在してよい。
他のアニオン性界面活性剤
いくつかの実施例では、追加の界面活性剤は、1種以上のその他のアニオン性界面活性剤を含んでいてよい。いくつかの実施例では、追加の界面活性剤は、1種以上のその他のアニオン性界面活性剤から本質的になってもよく、あるいは1種以上のその他のアニオン性界面活性剤からなってもよい。
好適なその他のアニオン性界面活性剤の具体的かつ非限定例としては、任意の従来のアニオン性界面活性剤が挙げられる。例えば、脂肪酸の水溶性塩である従来の石鹸を、その他のアニオン性界面活性剤として使用することが可能である。好適な石鹸としては、約8〜約24個の炭素原子及び好ましくは約12〜約18個の炭素原子を含有する高級脂肪酸のアルカリ金属(例えばナトリウム、カリウム等)塩、アンモニウム塩、及びアルキルアンモニウム塩が挙げられる。特に有用なものは、ココヤシ油及び獣脂から誘導される脂肪酸の混合物のナトリウム塩及びカリウム塩、すなわち、ナトリウム又はカリウムタロー及びココヤシ石鹸である。
以下に挙げられるが、これらに限定されない非石鹸合成アニオン性界面活性剤もまた、本明細書に用いるのに好適である。すなわち、アルキルスルホネート、アルキルベンゼンスルホネート、アルコキシル化アルキルサルフェート(アルキルエーテルサルフェート又はアルキルポリエトキシレートサルフェートとしても知られている)、直鎖状アルキルサルフェート、アルキルエステルサルフェート、アルキルエステルスルホネート、アルキルホスフェート又はホスホネート、アルキルカルボキシレート、アルキルエーテルカルボキシレート及びこれに類するものである。好ましいその他の非石鹸アニオン性界面活性剤は、以下のものからなる群から選択される。すなわち、(1)直鎖状C10〜C20アルキルベンゼンスルホネート、(2)0.1〜5.0の平均アルコキシル化度を有する、直鎖状又は分岐状C10〜C20アルキルアルコキシサルフェート、(3)直鎖状又は分岐状C10〜C20アルキルエステルサルフェート又はスルホネート、(4)直鎖状又は分岐状C10〜C20アルキルスルホネート、ホスフェート、ホスホネート又はカルボキシレート及びこれらの組み合わせである。
上述した分岐状AS界面活性剤及び短鎖AA界面活性剤に加えて、1種以上の直鎖状C10〜C20アルキルベンゼンスルホネート(LAS)を含有する界面活性剤系が、本発明の実施に好ましい。LASは、界面活性剤系の総重量の0%〜約50%、好ましくは約1%〜約45%、より好ましくは約5%〜約40%及び最も好ましくは約10%〜約35%の範囲の量で存在することができる。約0.1〜約5及び好ましくは約0.5〜約3の範囲の平均アルコキシル化度を有する、1種以上の、直鎖状又は分岐状C10〜C20アルキルアルコキシサルフェート(AxS)を更に含有する界面活性剤系もまた、好ましい。AxSは、界面活性剤系の総重量の0%〜約30%、好ましくは約1%〜約20%、より好ましくは約2%〜約15%及び最も好ましくは約5%〜約10%の範囲の量で存在することができる。更なる好適なその他のアニオン性界面活性剤としては、メチルエステルスルホネート及びアルキルエーテルカルボキシレートが挙げられる。
その他の非イオン性界面活性剤
いくつかの態様では、追加の界面活性剤は、1種以上のその他の非イオン性界面活性剤を含む。ある態様では、洗浄組成物はかかるその他の非イオン性界面活性剤を、洗浄組成物の総重量の約0.1%〜約40%、好ましくは約0.5%〜約10%、より好ましくは約1%〜約5%の量で含んでよい。
好適なその他の非イオン性界面活性剤は、任意の従来の非イオン性界面活性剤を含んでもよい。これらはとしては、例えばC12〜C20アルキル又はアリール部分を有するより長鎖のアルコキシル化アルコール、中鎖の、分岐状C14〜C22アルコール、アルキル多糖類(具体的には、アルキルポリグリコシド)、アミンオキシド、ポリヒドロキシ脂肪酸アミドを挙げることができる。
カチオン性界面活性剤
いくつかの実施例では、追加の界面活性剤は、1種以上のカチオン性界面活性剤を含む。ある態様では、本発明の洗浄組成物はかかるカチオン性界面活性剤を、組成物の総重量の、約0.1%〜約10%、好ましくは約0.1%〜約5%、より好ましくは約0.1%〜約2%の総量で含む。
カチオン性界面活性剤の非限定例としては以下のものが挙げられる。すなわち、26個以下の炭素原子を有する官能基を含有する四級アンモニウム界面活性剤(アルコキシル化四級アンモニウム(AQA)界面活性剤又はアルキル四級アンモニウム界面活性剤、ジメチルヒドロキシエチル四級アンモニウム若しくはジメチルヒドロキシエチルラウリルアンモニウムクロリド等)、ポリアミンカチオン性界面活性剤、カチオン性エステル界面活性剤及びアミノ界面活性剤、具体的には、アミドプロピルジメチルアミン(APA)である。好適な四級アンモニウム化合物は、一般式(R)(R1)(R2)(R3)N+-を有するようなものである。式中、Rは直鎖状又は分岐状、置換又は非置換C6~18アルキル又はアルケニル部分であり、R1及びR2は、互いに独立して、メチル又はエチル部分から選択され、R3はヒドロキシ、ヒドロキシメチル又はヒドロキシエチル部分であり、Xは電気的中性をもたらすアニオンである。好適なアニオンとしては、例えばクロリド等のハロゲン化物、硫酸塩及びスルホン酸塩が挙げられる。好適なカチオン性洗浄性界面活性剤は、モノ−C6~18アルキルモノ−ヒドロキシエチルジ−メチル四級アンモニウムクロリドである。高度に好適なカチオン性洗浄性界面活性剤は、モノ−C8~10アルキルモノ−ヒドロキシエチルジ−メチル四級アンモニウムクロリド、モノ−C10~12アルキルモノ−ヒドロキシエチルジ−メチル四級アンモニウムクロリド、及びモノ−C10アルキルモノ−ヒドロキシエチルジ−メチル四級アンモニウムクロリドである。
好適なカチオン性界面活性剤としては、また、アルキルピリジニウム化合物、アルキル四級ホスホニウム化合物、アルキル三級(ternary)スルホニウム化合物及びこれらの混合物を挙げてもよい。
双性イオン性界面活性剤
好適な双性イオン性界面活性剤としては、以下のものが挙げられる。すなわち、二級及び三級アミン誘導体、四級アンモニウム、四級ホスホニウム又は三級スルホニウム化合物の誘導体アルキルジメチルベタイン及びココジメチルアミドプロピルベタインを含むベタイン、C8〜C18(例えば、C12〜C18)アミンオキシド並びにN−アルキル−N,N−ジメチルアミノ(dimethylammino)−1−プロパンスルホネート等のスルホ及びヒドロキシベタインである。なお、アルキル基はC8〜C18、ある実施形態ではC10〜C14であり得る。
両性界面活性剤
好適な両性界面活性剤の例としては、二級又は三級アミンの脂肪族誘導体又は複素環式二級及び三級アミンの脂肪族誘導体が挙げられる。なお、上記脂肪族誘導体において、脂肪族基は直鎖又は分岐鎖であってもよく、脂肪族置換基の1つが少なくとも約8個の炭素原子、典型的には、約8〜約18個の炭素原子を含有し、脂肪族置換基の少なくとも1つはアニオン性水溶性基、例えばカルボキシ、スルホネート、サルフェートを含む。この定義に入る化合物の例は、ナトリウム3−(ドデシルアミノ)プロピオネート、ナトリウム3−(ドデシルアミノ)プロパン−1−スルホネート、ナトリウム2−(ドデシルアミノ)エチルサルフェート、ナトリウム2−(ジメチルアミノ)オクタデカノエート、ジナトリウム3−(N−カルボキシメチルドデシルアミノ)プロパン1−スルホネート、ジナトリウムオクタデシル−イミノジアセテート、ナトリウム1−カルボキシメチル−2−ウンデシルイミダゾール、及びナトリウムN,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−2−スルファト−3−ドデコキシプロピルアミンである。好適な両性界面活性剤としては、また、サルコシネート、グリコシネート、タウリネート、及びこれらの混合物も挙げられる。
洗浄組成物
本明細書において使用する場合、語句「洗浄組成物」又は「洗剤組成物」は、汚れた素材を洗浄するよう設計された組成物及び配合物を含む。このような組成物としては、洗濯洗浄組成物及び洗剤(通常の界面活性剤活性を有する、又は高濃度形態で、著しく高い界面活性剤活性を有する)、布地柔軟化組成物、布地強化組成物、布地消臭組成物、洗濯物予洗液、洗濯物前処理剤、洗濯物添加物、スプレー製品、ドライクリーニング剤又は組成物、洗濯物すすぎ添加剤、洗浄添加剤、すすぎ後布地処理剤、アイロン助剤、食器洗い組成物、硬質表面洗浄組成物、1回用量配合物、遅延送達配合物、多孔質基材又は不織布シートの上又は内に含有される洗剤並びに本明細書内の教示の観点から、当業者には明らかであり得る他の好適な形態が挙げられるが、これらに限定されない。そのような組成物は、洗濯前処理、洗濯後処理として使用してもよく、あるいは洗濯作業のすすぎ又は洗浄サイクル中に加えてもよい。洗浄組成物は、液体、粉末、単相若しくは多相の1回用量、パウチ、錠剤、ゲル、ペースト、バー、又はフレークから選択される形態を有することができる。
界面活性剤系それ自体が望ましい泡立ち効果を提供するので、本発明の洗浄組成物は、シリコーン消泡剤又は破泡剤(suds collapsing)ポリマー等のいずれの抑泡剤も必要とせず、このことは、かかる洗浄組成物に関する製造及び処理コストを最小化するよう作用する。本発明の好ましい実施形態では、洗浄組成物は、シリコーン抑泡剤を実質的に含まず、更に好ましくは本質的に含まない。本発明のより好ましい実施形態では、洗浄組成物は、あらゆる抑泡剤を実質的に含まず、又は本質的に含まない。
本発明の洗浄組成物は、自動機械洗浄洗剤製品若しくは半自動洗剤製品(semi-automatic detergent product)又は手洗い洗剤製品のいずれかとして、配合又は設計されていてよい。かかる組成物の改善された泡立ち特性は、手洗いの間に消費者に最も認識されるので、その泡立ち効果を強調し、消費者を喜ばせるために、洗剤製品を特に手洗い用に設計することが好ましい。
洗浄組成物は洗濯用洗剤組成物であり得る。必須ではないが、好ましくはかかる洗濯用洗剤組成物は通常の界面活性剤の活性レベルを有し、以下のものを含有する。すなわち、(1)約1重量%〜約30重量%、好ましくは約2重量%〜約25重量%、より好ましくは約3重量%〜約20重量%及び最も好ましくは約5重量%〜約15重量%の分岐状C12 AS界面活性剤、(2)約1重量%〜約30重量%、好ましくは約2重量%〜約25重量%、より好ましくは約3重量%〜約20重量%及び最も好ましくは約5重量%〜約15重量%の分岐状C13 AS界面活性剤及び(3)約0.1重量%〜約15重量%、好ましくは約0.5重量%〜約10重量%、より好ましくは約1重量%〜約8重量%及び最も好ましくは約2重量%〜約5重量%の、約4〜約6の範囲の重量平均エトキシル化度を有する、直鎖状C6 AA界面活性剤である。
あるいは、かかる洗濯用洗剤組成物は、高濃度形態で、例えば、通常の界面活性剤の2倍、3倍又は4倍の活性を有する。好ましくは濃縮型洗濯用洗剤組成物は、以下のものを含有する。すなわち、(1)約20重量%〜約50重量%、好ましくは約25重量%〜約45重量%及びより好ましくは約30重量%〜約40重量%の分岐状化C12 AS界面活性剤、(2)約20重量%〜約50重量%、好ましくは約25重量%〜約45重量%及びより好ましくは約30重量%〜約40重量%の分岐状化C13 AS界面活性剤及び(3)約5重量%〜約30重量%、好ましくは約8重量%〜約20重量%及びより好ましくは約10重量%〜約15重量%の、約4〜約6の範囲の重量平均エトキシル化度を有する、直鎖状C6 AA界面活性剤である。
界面活性剤系それ自体が望ましい泡立ち効果を提供するので、本発明の洗浄組成物は、シリコーン消泡剤又は破泡剤(suds collapsing)ポリマー等のいずれの抑泡剤も必要とせず、このことは、かかる洗浄組成物に関する製造及び処理コストを最小化するよう作用する。具体的には、本発明の好ましい実施形態では、洗浄組成物は、あらゆる抑泡剤を実質的に含まず、更に好ましくは本質的に含まない。
本発明の好ましいが必須ではない実施形態では、洗浄組成物は顆粒又は粉末洗剤組成物、より好ましくは、250g/l〜約1000g/l、より好ましくは約300g/l〜約900g/l及び最も好ましくは約400g/l〜約850g/lの範囲の密度を有する顆粒又は粉末洗濯用洗剤組成物である。粉末又は顆粒洗剤は以下のものを含んでよいすなわち、(a)かかる顆粒洗剤組成物の総重量の、0.1%〜40%、好ましくは0.5%〜30%及びより好ましくは3%〜25%の水溶性アルカリ金属カーボネート(炭酸ナトリウム等)及び/又は(b)顆粒洗剤組成物の総重量の、10%〜95%、好ましくは20%〜90%及びより好ましくは30%〜80%の水溶性アルカリ金属サルフェート(硫酸ナトリウム等)及び/又は(c)かかる顆粒洗剤組成物の総重量の、約10%〜約95%、好ましくは約20%〜約90%及びより好ましくは約30%〜約80%の水溶性アルカリ金属塩化物(塩化ナトリウム等)である。かかる顆粒洗濯用洗剤組成物は顆粒洗濯用洗剤組成物の配合に一般に使用される1種以上の補助剤成分(例えば、ビルダ、キャリア、構造化剤、凝集助剤、キレート剤、移染防止剤、酵素、酵素安定剤、触媒材料、漂白活性剤、過酸化水素、過酸化水素源、予め形成された過酸、ポリマー性分散剤、粘土汚れ除去/再付着防止剤、増白剤、抑泡剤、染料、香料、構造弾性化剤、布地柔軟剤、ヒドロトロープ、加工助剤、顔料及び/又は審美的粒子等)を更に含んでもよい。
粉末又は顆粒洗剤組成物は、好ましくは、わずかに低濃度のホスフェート又はゼオライトビルダを含むのみであり、又はより好ましくは、ホスフェート又はゼオライトビルダを実質的に含まない、又は最も好ましくは完全にホスフェート又はゼオライトビルダを含まない。
本発明の別の実施形態では、洗浄組成物は液体洗剤組成物であり、好ましくは、25℃、20秒-1の剪断速度で測定すると、約200〜約800mPa・sの範囲の粘度を有する液体洗濯用洗剤組成物である。液体洗剤組成物は、単相又は多相の1回用量形態でパッケージ化されていてよい。すなわち、例えば水溶性ポリマー(ポリビニルアルコール(PVA)及び/又はポリビニルピロリドン(PVP)等)によって形成された、単一区画又は多区画水溶性パウチ内に含有されている。
本発明の液体洗剤組成物は、上記成分に加えて液体洗剤組成物の総重量の約0.1%〜約10%、好ましくは約0.5%〜約8%及びより好ましくは約1%〜約5%の1種以上の酸(クエン酸、ホウ酸及びこれらの混合物等)を更に含んでもよい。好ましくは、液体洗剤組成物は、約1重量%〜約3重量%のクエン酸及び/又は約1重量%〜約3重量%のホウ酸を含有する。更に、脂肪酸、特にC12〜C18脂肪酸又はその塩は、本発明の液体洗濯用洗剤組成物に含まれ得る。かかる脂肪酸又は塩の総量は、約0.1重量%〜約5重量%、好ましくは約0.5重量%〜約4重量%及びより好ましくは約0.7重量%〜約3重量%の範囲であってよい。
本発明の液体洗剤組成物は、典型的には、水等の1種以上のキャリアを含有する。液体洗剤組成物は、水単体を単独のキャリアとして、又は有機溶媒(複数可)の水との混合物をキャリアとして含有することができる。好適な有機溶媒は、直鎖状又は分岐状のより低分子量の(lower)のC1〜C8アルコール、ジオール、グリセロール又はグリコール、C1〜C4アルカノールアミン等のより低分子量のアミン溶媒及びこれらの混合物である。特に好ましい有機溶媒としては、1,2−プロパンジオール、エタノール、グリセロール、モノエタノールアミン及びトリエタノールアミンが挙げられる。キャリアは、典型的には、本発明の液体洗剤組成物中に、液体洗剤組成物の総重量の約10%〜約95%、好ましくは約25%〜約75%の範囲の濃度で存在する。特定の実施形態では、水はキャリアの約85〜約100重量%である。他の実施形態では、水は存在せず、組成物は無水である。本発明により得られる非常に好ましい組成物は、透明な等方性の液体である。
本発明の好ましいが必須ではない更なる実施形態では、洗浄組成物は1回用量の形態にあり、水溶性フィルム内に封入された液体洗濯用洗剤を含む。好ましいフィルム材料は、好ましくは、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアルキレンオキシド、アクリルアミド、アクリル酸、セルロース、セルロースエーテル、セルロースエステル、セルロースアミド、ポリビニルアセテート、ポリカルボン酸及び塩、ポリアミノ酸又はペプチド、ポリアミド、ポリアクリルアミド、マレイン酸/アクリル酸のコポリマー、デンプン及びゼラチンを含む多糖類、キサンタン及びカラガム等の天然ガムから選択されるポリマー材料である。より好ましいポリマーは、選択されたポリビニルアルコール、ポリビニルアルコールコポリマー及びヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)及びこれらの組み合わせである。
本発明の洗浄組成物はまた、1種以上の洗浄補助添加剤を含有してもよい。好適な洗浄補助添加剤としては、ビルダ、フィラー、キャリア、構造化剤又は増粘剤、粘土汚れ除去/再付着防止剤、ポリマー汚れ放出剤、ポリマー分散剤、ポリマーグリース洗浄剤、酵素、酵素安定化系、アミン、漂白化合物、漂白剤、漂白活性化剤、漂白触媒、増白剤、染料、布地色調剤、移染防止剤、キレート剤、柔軟剤又はコンディショナ(例えばカチオン性ポリマー又はシリコーン等)、香料(香料封入体を含む)、衛生及び悪臭処理剤並びにこれに類するものが挙げられる。
より具体的には、洗浄補助添加剤としては、遷移金属触媒、イミン漂白促進剤、アミラーゼ、カルボヒドラーゼ、セルラーゼ、ラッカーゼ、リパーゼ、オキシダーゼ及びペルオキシダーゼ等の漂白酵素、プロテアーゼ、ペクテートリアーゼ、並びにマンナナーゼ等の酵素、過炭酸塩及び/又は過ホウ酸塩等の過酸素源(過炭酸ナトリウムが好ましい。過酸素源は、炭酸塩、硫酸塩、ケイ酸塩、ホウケイ酸塩又はこれらの混合塩を含む混合物等のコーティング成分によって少なくとも部分的にコーティングされることが好ましく、好ましくは完全にコーティングされる。)、テトラアセチルエチレンジアミン等の漂白活性化剤、ノナノイルオキシベンゼンスルホネート等のオキシベンゼンスルホネート漂白活性化剤、カプロラクタム漂白活性化剤、N−ノナノイル−N−メチルアセトアミド等のイミド漂白活性化剤、N,N−フタロイルアミノペルオキシカプロン酸、ノニルアミドペルオキシアジピン酸又は過酸化ジベンゾイル等の予め形成された過酸、増白剤、色相剤、光漂白剤、粘土、シリコーン、及び/又は四級アンモニウム化合物等の布地柔軟剤、ポリエチレンオキシド等の凝集剤、ポリビニルピロリドン、ポリ4−ビニルピリジンN−オキシド、及び/又はビニルピロリドンとビニルイミダゾールとのコポリマー等の移染阻害剤、イミダゾールとエピクロロヒドリンとの縮合によって生成されるオリゴマー等の布地一体性成分、アルコキシル化ポリアミン及びエトキシル化エチレンイミンポリマー等の汚れ分散剤及び汚れ再付着防止助剤、ポリエステル及び/又はテレフタレートポリマー、ビニルアルコール及び/又は酢酸ビニルペンダント基で置換されたポリエチレングリコールを含むポリエチレングリコール等の再付着防止成分、香料マイクロカプセル、シッフ塩基香料/ポリマー複合体、デンプン封入香料アコードを含むポリマー補助香料送達系等の香料、ソープリング、着色ヌードル(coloured noodles)及び/又は針状粒子を含む審美的粒子、染料、硫酸ナトリウム等のフィラー(ただし、組成物はフィラーを実質的に含まないことが好ましい場合がある)、炭酸ナトリウム及び/又は重炭酸ナトリウム等の炭酸塩、1.6R及び2.0Rケイ酸ナトリウムを含むケイ酸ナトリウム、又はメタケイ酸ナトリウム等のケイ酸塩、ジカルボン酸とジオールとのコポリエステル、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエトキシセルロース、又は他のアルキル若しくはアルキルアルコキシセルロース、及び疎水性修飾セルロース等のセルロース性ポリマー、クエン酸及び/又はクエン酸ナトリウムを含むカルボン酸及び/又はそれらの塩、並びにこれらの任意の組み合わせが挙げられる。
以下のものを含む、多種多様のその他の成分が本明細書の洗浄組成物に使用されてよい。すなわち、他の活性成分、キャリア、ヒドロトロープ、加工助剤、染料又は顔料、液剤用溶媒及び固形又はその他の液体フィラー、エリスロシン、コロイドシリカ、ワックス、プロバイオティクス、サーファクチン、アミノセルロースポリマー、リシノール酸亜鉛、香料マイクロカプセル、ラムノリピド、ソホロリピド、グリコペプチド、メチルエステルスルホネート、メチルエステルエトキシレート、スルホン化エストリド、分解性界面活性剤、バイオポリマー、シリコーン、修飾シリコーン、アミノシリコーン、沈着助剤、ローカストビーンガム、カチオン性ヒドロキシエチルセルロースポリマー、カチオン性グアー、ヒドロトロープ(特に、クメンスルホネート塩、トルエンスルホネート塩、キシレンスルホネート塩及びナフタレン塩)、抗酸化剤、BHT、PVA粒子カプセル化染料又は香料、真珠光沢剤、発泡剤、色変化系、シリコーンポリウレタン、乳白剤、錠剤崩壊剤、バイオマスフィラー、速乾性シリコーン、グリコールジステアレート、ヒドロキシエチルセルロースポリマー、疎水性修飾セルロースポリマー又はヒドロキシエチルセルロースポリマー、デンプン香料カプセル化剤、乳化油、ビスフェノール抗酸化剤、マイクロ繊維状セルロース構造化剤、前香料、スチレン/アクリレートポリマー、トリアジン、石鹸、スーパーオキシドディスムターゼ、ベンゾフェノンプロテアーゼ阻害剤、官能化TiO2、ジブチルホスフェート、シリカ香料カプセル及び他の補助剤成分、シリケート塩(例えば、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム)、コリンオキシダーゼ、ペクテートリアーゼ、雲母、二酸化チタンコーティングされた雲母、オキシ塩化ビスマス並びに他の活性剤である。
本明細書に記載の洗浄組成物はまた、ビタミン及びアミノ酸、例えば水溶性ビタミン及びそれらの誘導体、水溶性アミノ酸及びそれらの塩及び/又は誘導体、不溶性アミノ酸粘度調整剤、染料、不揮発性溶媒又は希釈剤(水溶性及び不溶性)、真珠光沢助剤、追加的な界面活性剤又は非イオン性補助界面活性剤、殺シラミ剤、pH調整剤、香料、防腐剤、キレート剤、タンパク質、皮膚活性剤、日焼け止め、UV吸収剤、ビタミン、ナイアシンアミド、カフェイン並びにミノキシジルを含有し得る。
本発明の洗浄組成物は、C.I.名を有するような水溶性成分を含め、ニトロソ、モノアゾ、ジスアゾ、カロテノイド、トリフェニルメタン、トリアリールメタン、キサンテン、キノリン、オキサジン、アジン、アントラキノン、インジゴイド、チオンインジゴイド、キナクリドン、フタロシアニン(phthalocianine)、植物着色料、及び天然着色料等の顔料材も含んでよい。本発明の洗浄組成物は、また、抗菌剤を含有してもよい。
使用方法
本発明は、汚れた素材を本発明の洗浄組成物を使用して洗浄するための方法を含む。当業者に理解されるように、本発明の洗浄組成物は、洗濯前処理用途、洗濯洗浄用途、及びホームケア用途における使用に適している。
好ましくは、かかる方法は本発明の洗剤組成物を使用して汚れた素材を洗浄する方法であり、これらに限定されないが、以下の工程すなわち、上述した洗剤組成物を準備すること(希釈していない形態又は洗浄液中で希釈されている)、かかる洗剤組成物を汚れた素材の少なくとも一部と接触させ、続いて汚れた素材をすすぐことを含む。
洗濯の前処理用途での使用では、方法は、本明細書に記載されている洗浄組成物を汚れた布地と接触させることを含んでもよい。前処理の後、汚れた布地を洗濯機で洗濯してもよいし、ないしは別の方法ですすいでもよい。
本発明の洗浄組成物は、手洗い用途又は手洗いと半自動洗濯機を組み合わせた用途に特に好適である。具体的には、消費者は汚れた素材を洗浄組成物を直接的に接触させ、手作業で又は半手作業で汚れた素材を洗浄し、及び続いて汚れた素材を1回以上のすすぎサイクルにおいてすすぐ。
あるいは本発明の洗浄組成物は、機械洗濯方法に好適であり、機械洗濯法は、本発明による機械洗濯用洗浄組成物が有効量溶解又は投与されている洗濯機の中で、汚れた洗濯物を洗浄水溶液で処理することを含み得る。
別の方法は、本洗浄組成物の一実施形態を含浸させた不織布基材を、汚れた素材と接触させることを含む。本明細書において使用するとき、「不織布基材」は、好適な秤量、キャリパー(厚み)、吸収性、及び強度特性を有する従来式の任意の不織布シート又はウェブを含み得る。好適な市販の不織布基材の非限定例としては、DuPontより商品名SONTARA(登録商標)及びJames River Corp.より商品名POLYWEB(登録商標)として市販されているものが挙げられる。
洗浄組成物の「有効量」とは、約5L〜約65Lの体積の洗浄液中に、約10g〜約300gの製品が溶解又は分散していることを意味する。水温は、約5℃〜約100℃の範囲であり得る。水と汚れた素材(例えば、布地)との比率は、約1:1〜約30:1であり得る。組成物を溶液中、約500ppm〜約15,000ppm、好ましくは約1000ppm〜約10,000ppm及びより好ましくは約3000ppm〜約5000ppmの濃度で使用してもよい。布地洗濯組成物の文脈において、使用濃度は、また、汚れ及び染みのタイプ及び程度だけでなく、洗浄水の温度、洗浄水の体積、及び洗濯機のタイプ(例えば、上側投入式、前側投入式、上側投入式、垂直軸型日本式自動洗濯機)にも応じて様々であり得る。
本明細書における洗浄組成物は、低温洗浄温度での布地の洗濯に使用することができる。布地を洗濯するこれらの方法は、洗濯洗浄組成物を水に送達して、洗浄液を形成し、及び洗濯する布地を洗浄液に加える工程を含む。なお、洗浄液は約0℃〜約20℃又は約0℃〜約15℃又は約0℃〜約9℃の温度を有する。布地は、洗浄組成物を水に接触させる前、又は後、又は同時に水と接触させてよい。
試験方法
本発明の分岐状AS界面活性剤及び短鎖非イオン性AA界面活性剤を含む組成物の特性を決定する各種技術が、当技術分野において既知である。しかしながら、本明細書において説明され、かつ特許請求される発明を完全に理解するには以下のアッセイを用いなければならない。
試験1:泡立ち特性試験(様々な泡立ちパラメータを決定するためのもの)
本明細書では、試験洗剤組成物の泡立ち特性を、泡シリンダテスタ(SCT)を使用して測定する。SCTは、8個1組のシリンダを有する。各シリンダは、約66cm長のプラスチックシリンダであり、その長さにわたって、50mmの均一な内径を有し、回転の間、ゴム栓により、覆う、又は封止することができる。8個のシリンダはそれら全て、各シリンダの中央部を、水平軸に取り付ける。全8個のシリンダは、水平軸に対して垂直であるが、互いに平行に配置する。シリンダはそれらの間が等間隔となるよう隔離されており、水平の軸の周りを、水平軸線に垂直な鉛直面に沿って、20〜22回転/分(rpm)の速度で、共に回転することができる。
以下の因子は、測定結果に影響を与え得るので、慎重に制御すべきである。すなわち(a)洗浄液及びすすぎ液中の、試験洗剤組成物の濃度、(b)洗浄及びすすぎ液を形成するために使用される水の硬度、(c)水温、(d)SCTシリンダの回転速度及び回転数、(e)使用する汚れのタイプ及び洗浄において使用する汚れの量並びに(f)SCTシリンダ内部の清浄度である。
以下の工程を辿り、各試験洗剤組成物に対する泡測定を達成する。
1.1.5gの試験洗剤組成物(顆粒又は液体形態)を計量し、室温で、その硬度が約274mg/L(16gpg)(Ca/Mgが4:1で、21.9mg/LのCaCl2・2H2Oと111.3mg/LのMgCl2・6H2Oを混合して形成する)の、300mLの逆浸透(RO)水に溶解する。
2.少なくとも15分、混合物を攪拌し、試験洗剤組成物を5000ppmで含有する洗浄液サンプルを形成する。
3.試験溶液をSCTシリンダへと注ぎ、ゴム栓を使用してきつく閉め、シリンダを定位置に固定し回転の準備をする。異なる試験洗剤組成物の泡測定を同時に行うため、他のSCTシリンダは、他の試験洗剤組成物を使用することで形成したサンプル溶液で満たされ得る。
4.SCTに電源を入れ、シリンダを22rpmの速度で10回、回転させる。
5.SCTによる回転を停止し、SCTシリンダを直立位置に固定する。
6.各SCT内の泡体積(絶対泡高さで表される)を記録する前に、1分待機する。これを、10回転した試験洗剤組成物によって生成された泡体積とする。全SCTシリンダは、同一の内径を有するので、任意の所与の点における泡体積は、単に各SCTシリンダ内の泡の絶対高さ(センチメートル(cm))で表すことができ、これは洗浄液又はすすぎ液の高さを、泡と洗浄液又はすすぎ液の合計の高さから減じることによって測定される。
7.SCTに電源を入れ、シリンダを22rpmの速度で更に20回、回転を継続し、SCTを停止し、及び泡体積を30回転での泡体積として記録する。
8.工程7を繰り返し、22rpmの速度での、50及び70回転での泡体積を記録する。
9.SCT回転を停止し、ゴム栓をシリンダから取り外し、及び北京の粘度(BJ粘度)が付着した1片の布地及び汚れた調理用油(DCO)が付着した1片の布地を各SCTシリンダ内へと配置する。これら布地の作製については以下に記載する。
BJ粘土が付着した布地の作製
●20gのBJ粘度(中国北京の地表の15cm下から収集し、室温で1〜2週間乾燥させ、その後強力ブレンダ内でブレンドし、及び150〜200#のふるいを通した)を80mLの脱イオン水に攪拌によって分散させ、粘度懸濁液とする。あるいは、Arizona粘土(すなわち、米国のPowder Technology Inc.による、中央粒径約0.889マイクロメートル及び平均粒径約0.942マイクロメートルのArizona Test Dust)をBJ粘度の代わりに使用可能である。
●粘度懸濁液の攪拌を継続しつつ、かかる粘土懸濁液2gを1片の10cm×10cm、CW98白色綿編物(100%)布地(DaXinFangZHi(北京、中国)から供給された)の中央に塗り、約5cm径の円形形状の染みを形成する。
●続いて、綿布地を静置し、使用する前に室温で乾燥させる。
DCOを付着させた布地の作製
●100gのピーナッツオイルを使用し、20gの塩辛い魚を2時間、150〜180℃でフライし、DCOを形成した。
●0.6mLのDCOを、上述の10cm×10cm綿布地の中央へと滴下し、約5cm径の、円形形状の染みを形成する。
●木綿布地を2つの等しい小片に切断し、1片を各性能評価に用いる。
10.ゴム栓をSCTシリンダに戻す。
11.SCTに電源を入れ、シリンダを22rpmの速度で更に40回、回転を継続し、SCTを停止し、及び泡体積を110回転での泡体積として記録する。
12.工程9〜11を繰り返し、及び泡体積を150回転での泡体積として記録する。なお、汚れた布地を更にSCTシリンダ内の洗浄液へと加えることは、実際の洗浄条件を模すこととなり、洗浄サイクルが継続する際、より多くの汚れが布地から徐々に洗浄液に溶解する。従って、本試験は試験洗剤組成物による初期泡生成及びより多くの汚れが徐々に洗浄液へと溶解する一方、洗浄サイクルにわたって維持される泡効果の測定に関する。
13.37.5mLの洗浄液サンプル(処理済布地片のいずれも有さない)を穏やかにSCTシリンダから300mLビーカへと注ぐ。その硬度が274mg/L(16gpg)(Ca/Mgが4:1)である、262.5mLのRO水をビーカへと加え、総体積が300mLの希釈溶液(「すすぎ液」と称する)を形成する。残留する試験溶液及びSCTシリンダからの全ての染みの付いた布地の小ぎれを片付け、SCTシリンダを水道水で洗浄する。300mLのすすぎ液をビーカから洗浄したSCTシリンダへと注ぎ戻す。これらの工程を、残存するSCTシリンダの各々内の試験溶液について繰り返す。
14.SCTに電源を入れ、シリンダを22rpmの速度で更に20回、回転を継続し、SCTを停止する。SCTを停止した直後に写真を撮影し、泡高さを写真から読み取る(本発明のサンプルでは、泡が非常に急激に崩壊するので、データの正確性を確保するためにこのようにする)。これを、170回転後0分の時点での泡体積として記録する。洗浄液の後に測定されたこの泡データは、すすぎ液に取って代わる。そのため、「0分でのすすぎ泡」として記録する。
15.SCTシリンダ内の泡体積の別の読み取りを、SCTを170回転した時点で停止した1分後に行う(これは「1分でのすすぎ泡」と称する)。
16.第1のすすぎの間の、すすぎ液を使用した、0分から1分への泡の減少速度を以下の通り計算する。
Figure 2020169325
17.以下は、本試験方法により記録された泡データである。
Figure 2020169325
実施例1:粉末洗濯用洗剤配合物
発明の分岐状AS界面活性剤及び短鎖AA非イオン性界面活性剤を含有する粉末洗濯用洗剤配合物は、本発明に従って調製される。以下は、本配合物の詳細な組成の内訳である。
Figure 2020169325
1Sasolから市販されているIsalchem(登録商標)123である。40%を上回るC12 AS及び40%を上回るC13 ASを含有する。いずれも分岐状、非アルコキシル化であり、少なくとも90%の分岐を有する。
2BASFから市販されているEmulan(登録商標)HE50である。
本発明の粉末洗濯用洗剤配合物を、15gの洗剤を約20℃の温度で3リットルの水道水に溶解させることによって、洗浄液を形成するために使用する。続いて、洗浄液を使用して手作業で300gの乾燥した布地を処理する。布地は、汚れたシャツの半分と、重量を調整するための綿布地の清浄な片を含む。処理は、汚れたシャツの半分を20回、及び各綿布地片を10回手で擦り洗いすることを含む。その後、処理済布地を2〜3回絞り、湿重量を約900gとする。その後、湿った処理済布地によって4リットルの水道水へ持ち越された洗浄液を希釈することによってすすぎ液を形成する。
図2の左手側に、発明の粉末洗濯用洗剤配合物を使用して形成した洗浄液の写真を、右手側に対応するすすぎ液の写真を示す。本発明の粉末洗濯用洗剤組成物は、十分な量の安定な洗浄泡を、手洗い洗濯プロセスの洗浄サイクルの間に生成することが可能であるが、手洗い洗濯プロセスの第1のすすぎサイクルの最後には、すすぎ泡を、ほとんど、又は全く残さないことは明らかである。
実施例2:手洗いにて、「ゼロすすぎ泡」となる液体洗濯用洗剤配合物
発明の分岐状AS界面活性剤及び短鎖AA非イオン性界面活性剤を含有する液体洗濯用洗剤配合物は、本発明に従って調製される。以下は、本配合物の詳細な組成の内訳である。
Figure 2020169325
*特に記載がない限り、本実施例及び全ての他の実施例の成分濃度は、最終組成物中の純粋な材料の濃度であり、添加した原材料の濃度ではないことに留意。
1Sasolから市販されているIsalchem(登録商標)123である。0.6%のNaOH、0.8%の硫酸ナトリウム、アルキルサルフェートの合成から持ち越された1〜1.3%のC12〜C13残留アルコール及び残部の水を有し、75%が有効な原材料として提供される。
2BASFから市販されているEmulan(登録商標)HE50である。100%が有効な原材料として提供される。
本発明の粉末洗濯用洗剤配合物を、15gの洗剤を約20℃の温度で3リットルの水道水に溶解させることによって、洗浄液を形成するために使用する。続いて、洗浄液を使用して手作業で300gの乾燥した布地を処理する。布地は、汚れたシャツの半分と、重量を調整するための綿布地の清浄な片を含む。処理は、汚れたシャツの半分を20回、及び各綿布地片を10回手で擦り洗いすることを含む。その後、処理済布地を2〜3回絞り、湿重量を約900gとする。その後、湿った処理済布地によって4リットルの水道水へ持ち越された洗浄液を希釈することによってすすぎ液を形成する。
図3の左手側に、発明の液体洗濯用洗剤配合物によって形成した洗浄液の写真を、右手側に対応するすすぎ液の写真を示す。本発明の液体洗濯用洗剤組成物は、十分な量の安定な洗浄泡を、手洗い洗濯プロセスの洗浄サイクルの間に生成することが可能であるが、手洗い洗濯プロセスの第1のすすぎサイクルの最後には、すすぎ泡を、ほとんど、又は全く残さないことは明らかである。
実施例3:発明の粉末洗濯用洗剤組成物の改善された泡立ち特性を示す比較例
以下のものが挙げられる、4種の粉末洗濯用洗剤組成物を調整した。(1)分岐状AS界面活性剤と短鎖AA界面活性剤を含有しない対照組成物(「対照1」)、(2)対照組成物に配合が類似しているが、追加の12重量%の分岐状C12〜C13 AS界面活性剤(Isalchem(登録商標)123としてSasolから市販されている)を有する比較組成物A(「比較例A」)、(3)対照組成物に配合が類似しているが、追加の、約5の重量平均エトキシル化度を有する、3重量%の直鎖状C6アルキルエトキシル化アルコールを有する(Emulan(登録商標)HE50としてBASFから市販されている)比較組成物B(「比較例B」)、及び(4)対照組成物に配合が類似しているが、追加の12重量%の分岐状C12〜C13 AS界面活性剤及び追加の3重量%の直鎖状C6アルキルエトキシル化アルコールを有する発明の組成物(「発明実施例1」)。
上記4つの粉末洗濯用洗剤組成物の詳細な組成の内訳を、以下に示す。
Figure 2020169325
1 Sasolから市販されているIsalchem(登録商標)123である。
2 BASFから市販されているEmulan(登録商標)HE50である。
上述した4種の粉末洗濯用洗剤組成物は、試験1に記載されている泡立ち特性試験を経て、以下の試験結果を有する。
Figure 2020169325
*本試験では、0分での1/8すすぎ液の泡と、すすぎ泡減少速度のデータを記録しない。
発明実施例1は、比較例A及びBの両方(単独で又は両方を合わせて考えた場合)よりも、洗浄サイクルの初期の間に、より多くの初期泡を生成し、及び洗浄を通してまたより良好な泡効果をまた、有する。更に、第1のすすぎサイクルの間の発明実施例1のすすぎ泡は、十分に少ない(比較例Aと同程度)。従って、発明実施例1は、分岐状C12〜C13 AS界面活性剤を直鎖状C6 AAアルコールと組み合わせることにより、粉末洗濯用洗剤用途に望ましい泡立ち特性を提供する。
実施例4:発明の液体洗濯用洗剤組成物の改善された泡立ち特性を示す比較例
以下のものが挙げられる、4種の液体洗濯用洗剤組成物を調整した。(1)分岐状AS界面活性剤と短鎖AA界面活性剤を含有しない対照組成物(「対照2」)、(2)対照組成物に配合が類似しているが、追加の12重量%の、実施例3にて上述されているものと同一の、分岐状C12〜C13 AS界面活性剤を有する比較組成物A(「比較例C」)、(3)対照組成物に配合が類似しているが、追加の3重量%の、実施例3にて上述されているものと同一の、直鎖状C6 AAアルコールを有する比較組成物B(「比較例D」)及び(4)対照組成物に配合が類似しているが、追加の12重量%の分岐状C12〜C13 AS界面活性剤及び追加の3重量%の直鎖状C6 AAアルコールを有する発明の組成物(「発明実施例2」)。
上記4つの液体洗濯用洗剤組成物の詳細な組成の内訳を、以下に示す。
Figure 2020169325
1 Sasolから市販されているIsalchem(登録商標)123である。
2 BASFから市販されているEmulan(登録商標)HE50である。
上述した4種の液体洗濯用洗剤組成物は、試験1に記載されている泡立ち特性試験を経て、以下の試験結果を有する。
Figure 2020169325
*本試験では、0分での1/8すすぎ液の泡と、すすぎ泡減少速度のデータを記録しない。
発明実施例2は、比較例C及びDの両方(単独で又は共に添加される場合のいずれかを検討する)よりも、洗浄サイクルの初期の間に、より多くの初期泡を生成し、及び洗浄を通してまたより良好な泡効果をまた、有する。更に、第1のすすぎサイクルの間の発明実施例1のすすぎ泡は、十分に少ない(比較例Cと同程度)。従って、発明実施例1は、分岐状C12〜C13 AS界面活性剤を直鎖状C6 AAアルコールと組み合わせることにより、液体洗濯用洗剤用途にもまた、望ましい泡立ち特性を提供する。
実施例5.発明の粉末洗濯用洗剤組成物の、直鎖状AS界面活性剤を含有する比較組成物と比較して改善された泡立ち特性を示す比較例
発明の粉末洗濯用洗剤組成物(「発明実施例3」)を、分岐状C12〜C13 AS界面活性剤ではなく、直鎖状C12〜C14 AS界面活性剤を含有していることを除いて、発明実施例3と配合が類似している比較組成物E(「比較例E」)と比較する。発明実施例3及び比較例Eの組成の内訳を、以下に並べて与える。
Figure 2020169325
1 Sasolから市販されているIsalchem(登録商標)123である。
2 BASFから市販されているEmulan(登録商標)HE50である。
上記した2種の粉末洗濯用洗剤配合物は、試験1に記載されている泡立ち特性試験を経る。以下が試験結果である。
Figure 2020169325
本発明の発明実施例3(分岐状C12〜C13 AS界面活性剤を含有する)は、洗浄の間、比較例E(直鎖状C12〜C14 AS界面活性剤を含有する)よりも著しく良好な泡効果及びより高い洗浄泡保持率を示す。一方、2種の配合物のすすぎ泡の結果は比較的同程度である。
実施例6.発明の粉末洗濯用洗剤組成物の、より長鎖の(C12〜C14)AA非イオン性界面活性剤を含有する比較組成物と比較して、改善された泡立ち特性を示す比較例
実施例5にて記載された同一の発明粉末洗濯用洗剤組成物(「発明実施例3」)を、短鎖C6 AA非イオン性界面活性剤ではなく、より長鎖の、C12〜C14 AA非イオン性界面活性剤を含有することを除いて、発明実施例3と配合が類似している比較組成物F(「比較例F」)と更に比較する。比較例Fの組成の内訳を以下に発明実施例3と並べて与える。
Figure 2020169325
1 Sasolから市販されているIsalchem(登録商標)123である。
2 BASFから市販されているEmulan(登録商標)HE50である。
上記した2種の粉末洗濯用洗剤配合物は、試験1に記載されている泡立ち特性試験を経る。以下が試験結果である。
Figure 2020169325
本発明の発明実施例3(短鎖AA非イオン性界面活性剤を含有する)は、比較例F(より長鎖のC12〜C14 AA非イオン性界面活性剤を含有する)より、著しくより良好なすすぎ泡減少速度を示す。これら2種の配合物の洗浄泡の結果は比較的同程度である。一方、発明実施例3は、洗浄の間、比較例Fよりもわずかに良好な泡効果及びより高い洗浄泡保持率を有する。
実施例7.発明の粉末洗濯用洗剤組成物の、アルコキシル化分岐状AS界面活性剤を含有する比較組成物と比較して改善された泡立ち特性を示す比較例
実施例5にて記載された同一の発明粉末洗濯用洗剤組成物(「発明実施例3」)を、分岐状非アルコキシル化C12〜C13 AS界面活性剤ではなく、平均エトキシル化度が約1である、分岐状アルコキシル化C12〜C13 AS界面活性剤を含有することを除いて、発明実施例3と配合が類似している比較組成物G(「比較例G」)と更に比較する。比較例Gの組成の内訳を以下に発明実施例3と並べて与える。
Figure 2020169325
1 Sasolから市販されているIsalchem(登録商標)123である。
2 BASFから市販されているEmulan(登録商標)HE50である。
上記した2種の粉末洗濯用洗剤配合物は、試験1に記載されている泡立ち特性試験を経る。以下が試験結果である。
Figure 2020169325
本発明の発明実施例3(分岐状非アルコキシル化AS界面活性剤を含有する)は、比較例G(分岐状エトキシル化AS界面活性剤を含有する)よりも著しくより良好なすすぎ泡減少速度を示す。
実施例8発明の粉末洗濯用洗剤組成物の、より長鎖の(C14〜C15)分岐状AS界面活性剤を含有する比較組成物と比較して、改善された泡立ち特性を示す比較例
実施例5にて記載された同一の発明粉末洗濯用洗剤組成物(「発明実施例3」)を、C12〜C13分岐状AS界面活性剤ではなく、より長鎖の分岐状C14〜C15 AS界面活性剤を含有することを除いて、発明実施例3と配合が類似している比較組成物H(「比較例H」)と更に比較する。比較例Hの組成の内訳を以下に発明実施例3と並べて与える。
Figure 2020169325
1 Sasolから市販されているIsalchem(登録商標)123である。
2 BASFから市販されているEmulan(登録商標)HE50である。
3 Sasolから市販されているIsalchem(登録商標)145である。
上記した2種の粉末洗濯用洗剤配合物は、試験1に記載されている泡立ち特性試験を経る。以下が試験結果である。
Figure 2020169325
本発明の発明実施例3(分岐状C12〜C13 AS界面活性剤を含有する)は、比較例H(より長鎖の分岐状C14〜C15 AS界面活性剤を含有する)より、著しくより良好なすすぎ泡減少速度を示す。
実施例9.発明の粉末洗濯用洗剤組成物の泡立ち特性を示す、異なるAS:AA重量比を有する比較例
実施例5に記載された同一の、発明の粉末洗濯用洗剤組成物(「発明実施例3」又は「IE3」)を、いくつかの他の、分岐状AS界面活性剤の短鎖AA非イオン性界面活性剤に対する重量比が異なることを除いて、配合が類似している発明の粉末洗剤組成物(「発明実施例4〜7」又は「IE4〜7」)と更に比較した。具体的には、発明実施例3が4:1のAS:AA重量比を有する一方、発明実施例4〜7は、1:2、1:1、2:1及び5:1のAS:AA重量比を有する。発明実施例4〜7の組成の内訳を以下に発明実施例3と並べて与える。
Figure 2020169325
1 Sasolから市販されているIsalchem(登録商標)123である。
2 BASFから市販されているEmulan(登録商標)HE50である。
上記した全5種の発明の粉末洗濯用洗剤配合物は、試験1に記載した泡立ち特性試験を経て、以下の結果を有する。
Figure 2020169325
本発明の発明実施例3〜7の全ては第1のすすぎサイクルの間に著しい泡の減少を示す。例えば、70%以上のすすぎ泡減少速度を有する。しかしながら、より高いAS:AA重量比(例えば、2:1、4:1及び5:1)を有する発明実施例3、6及び7は、洗浄を通して、より良好な泡効果を示す。従って、本発明の洗剤組成物にとって、より高いAS:AA重量比(例えば、2:1〜5:1及びより好ましくは4:1〜5:1)を有することは好ましい(必須ではないが)。
実施例10:例示的粉末洗濯用洗剤配合物
粉末洗濯用洗剤組成物10A〜10Fを本発明に従って、以下に列挙した成分を一体的に混合することにより配合する。
Figure 2020169325
1 Sasolから市販されているIsalchem(登録商標)123である。
2 BASFから市販されているEmulan(登録商標)HE50である。
実施例11:例示的液体洗濯用洗剤配合物
液体洗濯用洗剤組成物11A〜11Fを本発明に従って、以下に列挙した成分を一体的に混合することにより配合する。
Figure 2020169325
1 Sasolから市販されているIsalchem(登録商標)123である。
2 BASFから市販されているEmulan(登録商標)HE50である。
3 プロテアーゼは、Genencor International(Palo Alto,California,USA)から(例えばPurafect Prime(登録商標)、Excellase(登録商標))、又はNovozymes(Bagsvaerd,Denmark)から(例えばLiquanase(登録商標)、Coronase(登録商標))供給され得る。
4 Novozymes(Bagsvaerd,Denmark)から入手可能(例えば、Natalase(登録商標)、Mannaway(登録商標))。
5 Novozymesから入手可能(例えば、Whitezyme(登録商標))。
6 −NHにつき、20個のエトキシレート基を有するポリエチレンイミン(MW=600)。
7 ランダムグラフトコポリマーは、ポリエチレンオキシド骨格と複数のポリ酢酸ビニル側鎖とを有する、ポリ酢酸ビニルグラフト化ポリエチレンオキシドコポリマーである。ポリエチレンオキシド主鎖の分子量は、約6000であり、ポリエチレンオキシドとポリ酢酸ビニルの重量比は、約40対60であり、50エチレンオキシド単位あたり1グラフト点を超えず、BASFからSokalan PG101(登録商標)として入手可能である。
8 次の一般構造、ビス((C25O)(C24O)n)(CH3)−N+−Cx2x−N+−(CH3)−ビス((C25O)(C24O)n)(式中、n=20〜30、x=3〜8)を有する化合物又はその硫酸化若しくはスルホン化したもの(variants)で、BASFからLutenzit Z 96(登録商標)として入手可能。
9 DTPAは、ダウケミカル社(Midland,Michigan,USA)から供給されているジエチレントリアミン五酢酸である。
10 好適な蛍光白色剤は、例えば、Tinopal(登録商標)AMS、Tinopal(登録商標)CBS−X、スルホン化亜鉛フタロシアニン(Ciba Specialty Chemicals(Basel,Switzerland))である。0〜5%の範囲の量で提供され得る。
11 好適な防腐剤としては、0〜1%の範囲の量で提供され得るメチルイソシアゾリノン(MIT)又はベンズイソシアゾリノン(BIT)が挙げられる。
実施例12:例示的1回用量配合物(高濃度液体洗剤を有する)
以下の高濃度液体洗濯用洗剤組成物12A〜12Eを調整し、各々を、ポリビニルアルコールフィルムによって形成された複数区画パウチ内に被包する。
Figure 2020169325
1Sasolから市販されているIsalchem(登録商標)123である。
2BASFから市販されているEmulan(登録商標)HE50である。
*限定されないが、プロパンジオール、グリセロール、エタノール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールを挙げることができる。
実施例13:例示的食器洗い洗剤(高濃度液体洗剤を有する)
食器洗い洗剤組成物13A〜13Fを本発明に従って、以下に列挙した成分を一体的に混合することにより配合する。
Figure 2020169325
1Sasolから市販されているIsalchem(登録商標)123である。
2BASFから市販されているEmulan(登録商標)HE50である。
*微量成分としては、香料、染料、防腐剤が挙げられる。
VP:ビニルピロリドン
DADMAC:N,N−ジメチルジアリルアンモニウム塩化物
全ての百分率及び比率は、特に指示がない限り、重量で計算される。全ての百分率及び比率は、特に指示がない限り、全組成物に基づいて計算される。本明細書の全体を通して記載される全ての最大数値限定は、それよりも小さい全ての数値限定を、かかるより小さい数値限定があたかも本明細書に明確に記載されているかのように包含するものと理解すべきである。本明細書全体を通して記載される全ての最小数値限定は、それよりも高い全ての数値限定を、かかるより高い数値限定があたかも本明細書に明確に記載されているかのように包含する。本明細書全体を通して与えられる全ての数値範囲は、かかるより広い数値範囲内に入るより狭い全ての数値範囲を、かかる狭い数値範囲が全て本明細書に明確に記載されているかのように包含する。
相互参照される又は関連する特許又は出願等の、本願に引用される全ての文書は、明示的に除外される、又は別途限定されない限り、参照によりその全体が本願に援用される。いかなる文献の引用も、本明細書中で開示又は特許請求される任意の発明に対する先行技術であるとはみなされず、あるいはそれを単独で又は他の任意の参考文献(単数又は複数)と組み合わせたときに、そのような任意の発明を教示、示唆、又は開示するとはみなされない。更に、本文書における用語の任意の意味又は定義が、参照することによって組み込まれた文書内の同じ用語の意味又は定義と矛盾する場合、本文書におけるその用語に与えられた意味又は定義が適用されるものとする。
本発明の特定の実施形態を例示及び説明してきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を行うことができる点は当業者には明白であろう。従って、本発明の範囲内に含まれるそのような全ての変更及び修正は、添付の特許請求の範囲にて網羅することを意図したものである。

Claims (15)

  1. (a)5重量%〜50重量%の、1種以上の分岐状非アルコキシル化C6〜C14アルキルサルフェート(AS)界面活性剤であって、前記1種以上の分岐状非アルコキシル化C6〜C14アルキルサルフェート(AS)界面活性剤が9〜14の範囲の重量平均炭素原子数を有する分岐状アルキル部分を含むもの、
    (b)0.05重量%〜10重量%の、1〜10の範囲の重量平均アルコキシル化度を有する1種以上の直鎖状又は分岐状C4〜C11アルキル又はアリールアルコキシル化アルコール(AA)界面活性剤及び
    (c)1種以上の追加成分を含み、
    前記1種以上の分岐状非アルコキシル化C6〜C14アルキルサルフェート(AS)界面活性剤が混合物であり、前記混合物が、
    (1)前記混合物の20重量%〜80重量%の分岐状非アルコキシル化C12 AS界面活性剤、及び
    (2)前記混合物の20重量%〜80重量%の分岐状非アルコキシル化C13 AS界面活性剤を含み、
    前記分岐状非アルコキシル化C12〜C13 AS界面活性剤が、一般式(I)、
    Figure 2020169325
    [式中、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アミン又はアルカノールアミンのカチオンであり、x及びyは0〜10の範囲の整数から独立して選択され、zは1〜4の範囲の整数であり、x+yの和はz以上であり、及びx+y+zの和は3〜11の範囲である。]を有する、洗浄組成物。
  2. 前記1種以上の分岐状非アルコキシル化C6〜C14 AS界面活性剤が、前記洗浄組成物の総重量の、6%〜30%の範囲の量で存在する、請求項1に記載の洗浄組成物。
  3. 直鎖状又は分岐状のいずれかのアルコキシル化AS界面活性剤を0.5%以下含有する、請求項1又は2に記載の洗浄組成物。
  4. 前記1種以上の直鎖状又は分岐状C4〜C11 AA界面活性剤は、4〜10の範囲の重量平均炭素原子数を有する直鎖状又は分岐状アルキル部分を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の洗浄組成物。
  5. 前記1種以上の直鎖状又は分岐状C4〜C11 AA界面活性剤が、2〜8の範囲の重量平均アルコキシル化度を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の洗浄組成物。
  6. 1種以上の直鎖状又は分岐状C4〜C11 AA界面活性剤はエトキシル化されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の洗浄組成物。
  7. 前記1種以上の直鎖状又は分岐状C4〜C11 AA界面活性剤が、前記洗浄組成物の総重量の、0.1%〜6%の範囲の量で存在する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の洗浄組成物。
  8. 前記1種以上の分岐状C6〜C14 AS界面活性剤の、前記1種以上の直鎖状又は分岐状C4〜C11 AA界面活性剤に対する重量比が、20:1〜1:2の範囲である請求項1〜7のいずれか一項に記載の洗浄組成物。
  9. 前記洗浄組成物は、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、双性イオン性界面活性剤及びこれらの組み合わせからなる群から選択される1種以上の追加の界面活性剤を更に含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の洗浄組成物。
  10. 前記洗浄組成物は顆粒洗濯用洗剤組成物である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の洗浄組成物。
  11. 手洗い用の食器類又は布地のための、請求項1〜10のいずれか一項に記載の洗浄組成物の使用。
  12. 汚れた素材の処理方法であって、
    a)請求項1〜11のいずれか一項に記載の洗浄組成物を準備する工程と、
    b)前記洗剤組成物を前記汚れた素材の少なくとも一部と接触させる工程と、
    c)前記汚れた素材をすすぐ工程と、
    を含む、方法。
  13. 工程(b)及び(c)は、両方とも手で行われ、前記汚れた素材は、汚れた布地である、請求項12に記載の方法。
  14. (a)1重量%〜30重量%の分岐状非アルコキシル化C12 AS界面活性剤、
    (b)1重量%〜30重量%の分岐状非アルコキシル化C13 AS界面活性剤、
    (c)0.1重量%〜15重量%の、4〜6の範囲の重量平均エトキシル化度を有する直鎖状C6 AA界面活性剤及び
    (d)1種以上の追加成分を含み、
    前記分岐状非アルコキシル化C12〜C13 AS界面活性剤が一般式(I)、
    Figure 2020169325
    [式中、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アミン又はアルカノールアミンのカチオンであり、x及びyは0〜10の範囲の整数から独立して選択され、zは1〜4の範囲の整数であり、x+yの和はz以上であり、及びx+y+zの和は3〜11の範囲である。]を有する、洗濯用洗剤組成物。
  15. (a)20重量%〜50重量%の分岐状非アルコキシル化C12 AS界面活性剤、
    (b)20重量%〜50重量%の分岐状非アルコキシル化C13 AS界面活性剤、
    (c)5重量%〜30重量%の、4〜6の範囲の重量平均エトキシル化度を有する直鎖状C6 AA界面活性剤及び
    (d)1種以上の追加成分を含み、
    前記分岐状非アルコキシル化C12〜C13 AS界面活性剤が一般式(I)、
    Figure 2020169325
    [式中、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アミン又はアルカノールアミンのカチオンであり、x及びyは0〜10の範囲の整数から独立して選択され、zは1〜4の範囲の整数であり、x+yの和はz以上であり、及びx+y+zの和は3〜11の範囲である。]を有する、濃縮型洗濯用洗剤組成物。
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