JP2020167483A - 画像処理装置、プログラム、画像形成装置、および制御方法 - Google Patents

画像処理装置、プログラム、画像形成装置、および制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】一度の白紙判定等によって、正確な白紙判定等を可能にする。【解決手段】多階調画像を取得する取得部と、制御部と、を備える画像処理装置であって、制御部は、多階調画像に含まれる判定対象頁について、第1閾値以上である輝度値の頻度の総和である第1頻度および第1閾値未満である輝度値の頻度の総和である第2頻度を取得する頻度取得処理と、第1頻度または第2頻度が第2閾値以上であれば判定対象頁は単色であり、それ以外の場合は多色であると判定する単色/多色判定処理と、多色であると判定された判定対象頁については二値画像を出力し、単色であると判定された判定対象頁については画像を出力しない画像出力判断処理と、を実行する。【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理装置を制御するためのプログラム、画像形成装置、および画像処理装置の制御方法に関する。
従来、原稿の画像を読み取って、その画像を用紙またはディスプレイ等に出力する処理を実行する画像処理装置が知られている。また、このような画像処理装置は、読み取った画像を出力する際に白黒画像による出力を選択可能であり、白黒の二値化処理によって変換した白黒画像を出力する機能を有する場合がある。
この種の画像処理装置の中には、原稿が白紙原稿であるか否かを判定する白紙判定機能を搭載したものがある。しかし、白紙判定で白紙ではないと判定された画像に対して上述した二値化処理を実行すると、二値化処理によって画像が白紙化されてしまい、そのまま白紙が出力されてしまう場合があった。
この問題を解決するために、例えば特許文献1には、二値化処理によって白黒に変換する前後の画像に対してそれぞれ白紙判定を行うことで、白紙原稿であるか否かを正確に判定する機能を搭載した画像処理装置が開示されている。
特開2015−65638号公報
上記特許文献1に記載された技術については、二値化処理後に白紙判定を行うために複数回の白紙判定を行う必要があった。一度の白紙判定によって二値化処理の有無を問わず正確な白紙判定が可能であれば、白紙判定にかかる時間の短縮が期待できる。
そこで本発明の一態様は、一度の白紙判定によって二値化処理が施される画像の白紙判定を正確に実施できる画像処理装置等を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る画像処理装置は、原稿を読み取って多階調画像を取得する取得部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記多階調画像に含まれる1頁を判定対象頁とし、当該判定対象頁について、第1閾値以上である輝度値を有する画素の頻度の総和である第1頻度と、前記第1閾値未満である前記輝度値を有する画素の頻度の総和である第2頻度と、を取得する頻度取得処理と、前記第1頻度および前記第2頻度の少なくとも一方が第2閾値以上であれば、前記判定対象頁は単色であり、前記第1頻度および前記第2頻度がともに第2閾値未満であれば、前記判定対象頁は多色であると判定する、単色/多色判定処理と、前記単色/多色判定処理にて多色であると判定された前記判定対象頁については、当該頁に係る前記多階調画像を前記第1閾値と前記輝度値との比較に基づく二値画像への画像変換を行って当該二値画像を出力し、前記単色/多色判定処理にて単色であると判定された前記判定対象頁については、当該頁に係る前記多階調画像に対応する画像を出力しない画像出力判断処理と、を実行する。
前記構成によれば、二値画像への画像変換に用いる第1閾値を単色/多色判定処理でも用いる。そのため、単色/多色判定処理は画像変換後の二値画像における各画素の輝度値の頻度を算出し、当該算出結果を用いて画像変換後の二値画像が単色となるか否かを判定できる。したがって、多階調画像における判断対象頁は単色ではないと判定されたが、画像変換後の二値画像は単色となってしまう現象を、一度の単色/多色判定処理のみによって抑制できる。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る制御方法は、原稿を読み取って多階調画像を取得する取得部を備える画像処理装置の制御方法であって、前記多階調画像に含まれる1頁を判定対象頁とし、当該判定対象頁について、第1閾値以上である輝度値を有する画素の頻度の総和である第1頻度と、前記第1閾値未満である前記輝度値を有する画素の頻度の総和である第2頻度と、を取得する頻度取得ステップと、前記第1頻度および前記第2頻度の少なくとも一方が第2閾値以上であれば、前記判定対象頁は単色であり、前記第1頻度および前記第2頻度がともに第2閾値未満であれば、前記判定対象頁は多色であると判定する、単色/多色判定ステップと、前記単色/多色判定ステップにて多色であると判定された前記判定対象頁については、当該頁に係る前記多階調画像を前記第1閾値と前記輝度値との比較に基づく二値画像への画像変換を行って当該二値画像を出力し、前記単色/多色判定ステップにて単色であると判定された前記判定対象頁については、当該頁に係る前記多階調画像に対応する画像を出力しない画像出力判断ステップと、を含む。
本発明の一態様によれば、一度の白紙判定によって二値化処理が施される画像の白紙判定を正確に実施できる画像処理装置等を提供できる。
本発明の一実施形態に係るMFP(Multi-Function Peripheral)の構成の一例を示すブロック図である。 単色頁除去処理の一例を示すフローチャートである。 原稿を複数のブロックに分割する一例を示す図である。 頻度取得処理の一例を示すフローチャートである。 輝度値のヒストグラムの一例を示す図である。 二値画像要否判定処理の一例を示すフローチャートである。 白紙頁除去処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について、図1〜5を参照して詳細に説明する。
<ハードウエア構成>
画像処理装置の一例としてのMFP(Multi-Function Peripheral)1は、図1に示されるように、画像形成部10と、画像読取部20と、操作パネル30と、ネットワークインターフェース(I/F)40と、制御部50とを備えている。
プロセス部の一例としての画像形成部10は、画像データに基づく印刷(カラー印刷またはモノクロ印刷)を実行し、当該画像データに基づく現像剤像をプリント用紙等の被記録媒体上に形成する。画像形成の方式は、電子写真方式であってもよいし、インクジェット方式であってもよい。また画像形成部10は、ネットワークインターフェース40を介して接続された外部のPCなどに出力するための、デジタル画像データを生成してもよい。
取得部の一例としての画像読取部20は、原稿の画像を読み取り、画像データを生成する。読み取りの方式は、原稿を搬送しつつ、原稿の画像を読み取るADF(Auto Document Feeder)方式であってもよいし、コンタクトガラス上に原稿を載置して、原稿の画像を読み取るFB(Flat Bed)方式であってもよい。
操作パネル30は、タッチパネルを備えている。タッチパネルには、MFP1の状態等、各種の情報が表示される。また、タッチパネルに対するタッチ操作により、ユーザによる各種の入力が可能である。操作パネル30には、テンキーなどの入力キーが備えられていてもよい。
MFP1は、ネットワークインターフェース40を備えていることにより、LAN(Local Area Network)に接続されているPC(パーソナルコンピュータ)などの外部装置との間で、LANを経由した通信が可能である。
制御部50は、CPU51と、ROM52と、RAM53と、NVRAM(Non Volatile RAM)54と、ASIC55とを備えている。CPU51は、各種の処理のためのプログラムを実行することにより、画像形成部10と、画像読取部20と、操作パネル30とを制御し、ネットワークインターフェース40を介したデータ通信を制御する。ROM52には、CPU51によって実行されるプログラムおよび各種のデータなどが格納されている。RAM53は、CPU51がプログラムを実行する際のワークエリアとして使用される。NVRAM54には、操作パネル30から入力される各種の設定値等が記憶される。
<機能および設定>
MFP1は、画像読取部20により原稿の画像を読み取り、読み取った画像に基づく画像データを画像形成部10によりプリント用紙などに出力したり、ネットワークインターフェース40を介して外部のPCなどに出力したりする読取機能を有している。
この読取機能の使用に際して、ユーザは、操作パネル30を操作して、出力設定を変更することができる。出力設定としては、例えばBW(白黒)と、グレーと、カラーとの3タイプが用意されている。画像読取部20は、いずれの出力設定が設定されていても、原稿の画像について、多諧調のデジタル画像データである多階調画像として読み取る。多階調画像には、少なくとも多階調の輝度値データが含まれる。また、原稿には複数の頁が含まれていてもよい。この場合、多階調画像には複数の頁のデジタル画像データが含まれる。
そしてMFP1は、「出力設定:BW」が設定されると、読み取った多階調画像を白黒の二値画像に変換する画像変換を行い、当該二値画像を出力する。「出力設定:グレー」または「出力設定:カラー」が設定されると、例えば256階調のグレーJpeg画像またはカラーJpeg画像を出力する。
また、MFP1は単色画像除去機能を有している。単色画像除去機能は、画像読取部20により読み取った原稿の画像が白単色または黒単色等である単色の画像であるか否かを判定し、単色の画像であった場合に、当該画像を出力しない機能である。なおMFP1は、単色画像除去機能のうち、原稿が白紙であった場合のみ画像を出力しない、白紙除去機能を有効にすることができる。ユーザは、操作パネル30を操作して、単色画像除去機能または白紙除去機能を有効にするか無効にするかを設定することができる。
なお、従来のMFPでは、「出力設定:BW」が設定された場合、さらに単色画像除去機能が有効に設定されていても、出力する画像は白単色または黒単色となる場合があるという問題点があった。これは例えば、当該MFPが読み取った多階調画像が単色の画像であるか否かを判定した際には単色の画像でないと判定したが、その後の二値画像への画像変換によっておよそ全ての画素が白または黒となった画像が生成され、当該画像が出力される場合である。
一方、本実施形態に係るMFP1によれば、「出力設定:BW」が設定された場合の単色の画像であるか否かの判定には、後述するように二値画像への画像変換に用いられる輝度値の閾値を参照する。これによりMFP1は、画像変換後の二値画像が単色となるか否かを判定できるため、単色画像除去機能が有効に設定されている場合に、単色の画像を出力してしまうことがない。
また、MFP1によれば、前記のような問題点を解決するために、二値画像への画像変換前に多階調画像が単色の画像であるか否かを判定し、さらに二値画像への画像変換後に二値画像が単色の画像であるか否かを判定する必要がない。そのため、例えば二値画像が単色の画像であるか否かを判定するために、専用の回路等を設ける必要がなく、MFP1の構成を簡略化できる。また、単色の画像であるか否かの判定に要する時間の短縮も期待できる。
<単色画像除去機能における処理>
単色画像除去機能を実現するために、制御部50のCPU51は、プログラムを実行することにより、頻度取得処理と、単色/多色判定処理と、画像出力判断処理とが含まれる単色頁除去処理を実行する。以下に、MFP1の制御方法の一例として、これらの処理についてそれぞれ説明する。
(単色頁除去処理)
単色頁除去処理について、図2を参照して以下に説明する。CPU51は、画像読取部20により読み取られた多階調画像に含まれる1頁を判定対象頁とする。図3に示すように、CPU51は、判定対象頁を格子状に複数のブロックに分割する(S1)。このとき、各ブロックの大きさはblk_sizex×blk_sizeyとして表される。CPU51は、blk_sizexおよびblk_sizeyの値について、分割により得られるブロックの数に応じて適宜設定する。
次にCPU51は、ブロックごとに頻度取得処理を実行し、最頻度値の値を取得する(S2)。頻度取得処理については後述する。CPU51は、最頻度値が単色判定閾値hindo_th以上であるか否かを判定する、単色/多色判定処理を実行する(S3、単色/多色判定ステップ)。なお、単色判定閾値hindo_thは第2閾値の一例である。CPU51は、最頻度値が単色判定閾値hindo_th以上であった場合(S3でYES)、判定を実行したブロックの属性を単色ブロックとして設定し(S4)、最頻度値が単色判定閾値hindo_th未満であった場合(S3でNO)、判定を実行したブロックの属性を多色ブロックとして設定する(S5)。CPU51は、設定したブロックの属性をRAM53に保存する。
なお、後述する頻度取得処理において第1頻度および第2頻度のみ取得し、最頻度値は取得していなかった場合には、CPU51は、第1頻度および第2頻度のそれぞれについて単色判定閾値hindo_th以上であるか否かを判定してもよい。この場合、CPU51は、第1頻度および第2頻度の少なくとも一方が単色判定閾値hindo_th以上であれば、判定を実行したブロックの属性を単色ブロックとして設定する。
次にCPU51は、判定対象頁に含まれる全てのブロックについてS3の判定、すなわち単色ブロックであるか多色ブロックであるかの判定を実行したか否かを判定する(S6)。全てのブロックについてS3の判定が終了していなかった場合(S6でNO)、CPU51は全てのブロックの判定が終了するまでS2〜S5までの処理を実行する。一方、全てのブロックについてS3の判定が終了していた場合(S6でYES)、CPU51は、属性が単色ブロックに設定されているブロックの数をカウントする(S7)。
そしてCPU51は、判定対象頁に含まれる全ブロックのうちの、単色ブロックの割合が単色ブロック閾値plane_blk_weight以上であるか否かを判定する(S8)。CPU51は、判定対象頁に含まれる単色ブロックの割合が単色ブロック閾値plane_blk_weight以上であった場合(S8でYES)、判定対象頁の属性を単色頁として設定し(S9)、判定対象頁に含まれる単色ブロックの割合が単色ブロック閾値plane_blk_weight未満であった場合(S8でNO)、判定対象頁の属性を多色頁として設定する(S10)。
次に、CPU51は画像出力判断処理を実行し(S11)、単色頁除去処理を終了する。
以上のように、CPU51は、判定対象頁全体について、第1頻度および第2頻度の何れか一方が単色判定閾値hindo_th以上であれば、判定対象頁は単色であり、第1頻度および第2頻度がともに単色判定閾値hindo_th未満であれば、判定対象頁は多色であると判定する処理を実行する。
なお、単色ブロック閾値plane_blk_weightの値は、判定対象頁に誤差程度の多色ブロックが含まれることを許容し、かつ判定対象頁に含まれる多色ブロックの割合が誤差範囲内に収まるような値であることが好ましい。このような値として、例えば99%および98%等が挙げられるが、これに限られるものではない。
なおCPU51は、多階調画像に複数の頁が含まれていた場合には、全ての頁に対して上述の単色頁除去処理を実行する。
(頻度取得処理)
図2に示される単色頁除去処理のS1で実行される頻度取得処理について、図4および図5を参照して以下に説明する。
CPU51は、ブロック中の各画素が有する輝度値のヒストグラムを生成する(S21)。ここでは、多階調画像に含まれる輝度値の階調が6ビット(0〜63)である場合を例として説明する。なお、多階調画像に含まれる輝度値の階調が6ビットよりも大きい場合、CPU51は、輝度値の階調を6ビットに変換してもよい。輝度値のヒストグラムは、図5に示すように、横軸を輝度値kとし、縦軸は、輝度値kを有する画素の頻度を表す頻度値h(k)として表される。CPU51は、生成した輝度値のヒストグラムをRAM53に保存する。
次に、CPU51は、ブロック中の全画素を走査したか否かを判定する(S22)。CPU51がS21においてブロック中の全画素を走査しておらず、輝度値がヒストグラムに反映されていない画素があると判定した場合(S22でNO)、CPU51は、ブロック中の全画素の走査が完了するまで、S21の処理を繰り返す。一方、全画素が走査され、全画素の輝度値がヒストグラムに反映されたと判定した場合(S22でYES)、CPU51は、MFP1が「出力設定:BW」に設定されているか否か、すなわち最終出力がBW(白黒)であるか否かを判定する(S23)。
MFP1が「出力設定:BW」に設定されていなかった場合(S23でNO)、すなわち、出力設定がグレーまたはカラーに設定されていた場合には、CPU51は、ヒストグラムにおいて最も頻度値h(k)が高い輝度値kの値である最頻値k_maxを、「最頻度値」として取得する。一方、MFP1が「出力設定:BW」に設定されていた場合(S23でYES)、CPU51は、ヒストグラムにおいて二値化閾値bw_th以上である輝度値kに対応する頻度値h(k)の総和を算出し、得られた値を「第1頻度」として取得する(S25、頻度取得ステップ)。またCPU51は、ヒストグラムにおいて二値化閾値bw_th未満である輝度値kに対応する頻度値h(k)の総和を算出し、得られた値を「第2頻度」として取得する(S26、頻度取得ステップ)。
なお、二値化閾値bw_thは第1閾値の一例であり、二値画像への画像変換において用いられる輝度値の閾値である。当該画像変換において、CPU51は、輝度値が二値化閾値bw_th以上である画素を白に変換し、二値化閾値bw_th未満である画素を黒に変換する。これにより、黒または白の画素のみを有する二値画像が得られる。図5では二値化閾値bw_thを64階調の輝度値kのうちの下から51番目の輝度値k(k=50)としているが、二値化閾値bw_thはこれに限られるものではない。
CPU51は、得られた第1頻度および第2頻度のうち、値の大きい方を「最頻度値」として取得し(S27)、当該最頻度値をRAM53に保存して頻度取得処理を終了する。このように最頻度値を取得する構成によれば、CPU51は、単色頁除去処理において第1頻度および第2頻度の両方を後述の単色判定閾値hindo_thと比較する必要がない。そのため、CPU51は、最頻度値と単色判定閾値hindo_thとを一度比較するだけで、原稿が単色か多色かを判定できる。したがって、CPU51の処理について、負荷の低減および高速化が期待できる。なおCPU51は、最頻度値を取得せずに、第1頻度および第2頻度のそれぞれをRAM53に保存してもよい。
以上の通り、頻度取得処理においてCPU51は、多階調画像に含まれる1頁を判定対象頁とし、当該判定対象頁全体について、二値化閾値bw_th以上である輝度値を有する画素の頻度の総和である第1頻度と、二値化閾値bw_th未満である輝度値を有する画素の頻度の総和である第2頻度と、を取得する。
なお、二値化閾値bw_th、単色判定閾値hindo_thおよび単色ブロック閾値plane_blk_weightの値は、MFP1の工場出荷時に所定の値が設定されていてもよく、ユーザが操作パネル30によって任意の値として設定してもよい。二値化閾値bw_thと、単色判定閾値hindo_thと、単色ブロック閾値plane_blk_weightとは、初期設定値としてROM52に保存されていてもよく、ユーザ設定値としてNVRAM54に保存されていてもよい。
(画像出力判断処理)
次に、図2に示される単色頁除去処理のS11で実行される画像出力判断処理について、図6を参照して以下に説明する。まずCPU51は、RAM53に保存されている判定対象頁の属性を参照する(S31)。
次に、CPU51は、判定対象頁の属性が単色頁に設定されているか否かを判定する(S32、画像出力判断ステップ)。判定対象頁の属性が単色頁に設定されていなかった場合(S32でNO)、CPU51は、当該頁に係る多階調画像を二値化閾値と輝度値との比較に基づく二値画像への画像変換を行い(S33)、生成した二値画像を画像形成部10に出力し(S34)、画像出力判断処理を終了する。画像形成部10は、入力された二値画像をプリント用紙などに出力したり、ネットワークインターフェース40を介して外部のPCなどに出力したりする。
一方、判定対象頁の属性が単色頁に設定されていた場合(S32でYES)、CPU51は、当該頁に係る前記多階調画像に対応する画像を出力せずに、画像出力判断処理を終了する。この場合、CPU51は、単色頁に設定されていた判定対象頁について、二値画像への画像変換を行ってもよいし、行わなくてもよい。
ここで、二値画像への画像変換を行う場合、CPU51は、単色/多色判定処理の結果によらず多階調画像に含まれる全ての頁を二値画像に画像変換する。これによれば、CPU51は、多階調画像をRAM53に一時保存する場合に、低容量の二値画像をRAM53に保存できるため、必要なRAM53の容量を節約できる。また、二値画像への画像変換を行わない場合、CPU51は必要な場合のみ二値画像への画像変換を実行できる。したがって、CPU51の処理について、負荷の低減および処理の高速化が期待できる。
<白紙除去機能における処理>
上述したように、MFP1が備える単色画像除去機能には、白紙除去機能が含まれる。以下、白紙除去機能を実現するために、制御部50のCPU51が実行する白紙頁除去処理について説明する。なお、白紙頁除去処理は単色頁除去処理の一例である。また、白紙頁除去処理に含まれる頻度取得処理については単色頁除去処理の場合と同様のため、ここでは説明を省略する。
(白紙頁除去処理)
白紙頁除去処理について、図7を参照して以下に説明する。CPU51は、画像読取部20により読み取られた多階調画像に含まれる1頁を判定対象頁とする。図3に示すように、CPU51は、判定対象頁を格子状に複数のブロックに分割する(S41)。各ブロックの大きさは上述の通りである。
次に、CPU51は、ブロックごとに上述の頻度取得処理を実行し、最頻度値の値を取得する(S42)。CPU51は、最頻度値が単色判定閾値hindo_th以上であるか否かを判定する、単色/多色判定処理を実行する(S43、単色/多色判定ステップ)。最頻度値が単色判定閾値hindo_th以上であった場合(S43でYES)、CPU51は、最頻度値に対応する輝度値が白紙輝度閾値white_th以上であるか否かを判定する(S44)。
ここで、MFP1が「出力設定:BW」に設定されていた場合の「最頻度値に対応する輝度値」とは、最頻度値に含まれる輝度値kの中で、頻度値h(k)が最も大きかった輝度値kを示す。例えば、図4に示す頻度取得処理のS27において、CPU51が第1頻度を最頻度値として取得した場合、CPU51は、二値化閾値bw_th以上であった輝度値kの中で、頻度値h(k)が最も大きかった輝度値kを、S44において「最頻度値に対応する輝度値」として用いる。
CPU51は、最頻度値に対応する輝度値が白紙判定閾値white_th以上であった場合(S44でYES)、判定を実行したブロックの属性を白紙ブロックとして設定し(S45)、最頻度値が単色判定閾値hindo_th未満であった場合(S44でNO)、または最頻度値に対応する輝度値が白紙判定閾値white_th未満であった場合(S45でNO)、判定を実行したブロックの属性をカラーブロックとして設定する(S46)。CPU51は、設定したブロックの属性をRAM53に保存する。
次に、CPU51は、判定対象頁に含まれる全てのブロックについてS43および/またはS44の判定、すなわち白紙ブロックであるかカラーブロックであるかの判定を実行したか否かを判定する(S47)。全てのブロックについてS43および/またはS44の判定が終了していなかった場合(S47でNO)、CPU51は全てのブロックの判定が終了するまでS42〜S46までの処理を実行する。一方、全てのブロックについてS43および/またはS44の判定が終了していた場合(S47でYES)、CPU51は、属性が白紙ブロックに設定されているブロックの数をカウントする(S48)。
そしてCPU51は、判定対象頁に含まれる全ブロックのうちの、白紙ブロックの割合が単色ブロック閾値plane_blk_weight以上であるか否かを判定する(S49)。CPU51は、判定対象頁に含まれる白紙ブロックの割合が単色ブロック閾値plane_blk_weight以上であった場合(S49でYES)、判定対象頁の属性を白紙頁として設定し(S50)、判定対象頁に含まれる白紙ブロックの割合が単色ブロック閾値plane_blk_weight未満であった場合(S49でNO)、判定対象頁の属性をカラー頁として設定する(S51)。
次に、CPU51は後述する画像出力判断処理を実行し(S52)、白紙頁除去処理を終了する。
(画像出力判断処理)
白紙頁除去処理における画像出力判断処理については、単色頁除去処理における画像出力判断処理と同様であるが、図6のS32では判断対象頁の属性が単色頁に設定されているか否かを判定するのではなく、白紙頁に設定されているか否かを判定する点においてのみ異なる。その他の処理は単色頁除去処理における画像出力判断処理と同様であるため、ここでは説明を省略する。
以上のように、白紙頁除去処理においては、判断対象頁が二値画像への画像変換により単色の二値画像となり、かつ該画像変換前の判断対象頁は白紙であると判定された場合のみ、CPU51は二値画像への画像変換要と判断する。すなわち、判断対象頁が白紙以外であった場合、CPU51は該判断対象頁を二値画像に変換し、該二値画像が単色となる場合でも画像形成部10により単色の二値画像を出力する。したがってユーザは、MFP1から単色の二値画像が出力された場合には、原稿は白紙以外の頁であったことを認識できる。この場合、ユーザは例えば、二値画像への画像変換に問題があったと判断し、適切な画像がMFP1から出力されるようにMFP1の出力設定を変更することができる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、さらに他の形態で実施することもできる。
前述の実施形態では、CPU51が各処理を実行する場合について説明した。しかしながら、ASIC55が各処理を実行してもよいし、CPU51とASIC55とが協働して各処理を実行してもよい。また、制御部50が複数のCPUを備え、複数のCPUが協働して各処理を実行してもよい。
また、インターネットに接続されたPC(コンピュータ)に、MFP1のCPU51が実行する各処理のプログラムがインストールされて、PCにおいて、CPU51が実行する各処理と同様の処理が実行されてもよい。
さらには、インターネットに接続されたPCに限らず、LAN(Local Area Network)を介してMFP1と接続されたPC(図示せず)に、MFP1のCPU51が実行する各処理のプログラムがインストールされて、そのPCにおいて、CPU51が実行する各処理と同様の処理が実行されてもよい。
また、前述の一実施形態では、画像処理装置の一例として、画像形成部10による印刷機能および画像読取部20による読取機能を有する画像形成装置としてのMFP1を取り上げたが、画像処理装置は、読取機能を有する読取装置など、単機能の装置であってもよい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 MFP(画像処理装置、画像形成装置)
10 画像形成部(プロセス部)
20 画像読取部(取得部)
50 制御部

Claims (5)

  1. 原稿を読み取って多階調画像を取得する取得部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記多階調画像に含まれる1頁を判定対象頁とし、当該判定対象頁について、第1閾値以上である輝度値を有する画素の頻度の総和である第1頻度と、前記第1閾値未満である前記輝度値を有する画素の頻度の総和である第2頻度と、を取得する頻度取得処理と、
    前記第1頻度および前記第2頻度の少なくとも一方が第2閾値以上であれば、前記判定対象頁は単色であり、前記第1頻度および前記第2頻度がともに第2閾値未満であれば、前記判定対象頁は多色であると判定する、単色/多色判定処理と、
    前記単色/多色判定処理にて多色であると判定された前記判定対象頁については、当該頁に係る前記多階調画像を前記第1閾値と前記輝度値との比較に基づく二値画像への画像変換を行って当該二値画像を出力し、
    前記単色/多色判定処理にて単色であると判定された前記判定対象頁については、当該頁に係る前記多階調画像に対応する画像を出力しない画像出力判断処理と、を実行することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記頻度取得処理にて、前記第1頻度および前記第2頻度のうち、値が大きい一方を最頻度値として取得し、
    前記単色/多色判定処理にて、前記最頻度値が前記第2閾値以上であれば、前記判定対象頁は単色であると判定し、前記最頻度値が前記第2閾値未満であれば、前記判定対象頁は多色であると判定することを特徴とする、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像処理装置における制御部における各処理をコンピュータに実行させ、当該コンピュータを前記制御部として機能させることを特徴とするプログラム。
  4. 請求項1または2に記載の画像処理装置と、
    前記画像出力判断処理にて、前記二値画像への画像変換が必要と判断された多色頁について前記画像変換が行われた後の二値画像に基づいて現像剤像を被記録媒体上に形成するプロセス部と、を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 原稿を読み取って多階調画像を取得する取得部を備える画像処理装置の制御方法であって、
    前記多階調画像に含まれる1頁を判定対象頁とし、当該判定対象頁について、第1閾値以上である輝度値を有する画素の頻度の総和である第1頻度と、前記第1閾値未満である前記輝度値を有する画素の頻度の総和である第2頻度と、を取得する頻度取得ステップと、
    前記第1頻度および前記第2頻度の少なくとも一方が第2閾値以上であれば、前記判定対象頁は単色であり、前記第1頻度および前記第2頻度がともに第2閾値未満であれば、前記判定対象頁は多色であると判定する、単色/多色判定ステップと、
    前記単色/多色判定ステップにて多色であると判定された前記判定対象頁については、当該頁に係る前記多階調画像を前記第1閾値と前記輝度値との比較に基づく二値画像への画像変換を行って当該二値画像を出力し、
    前記単色/多色判定ステップにて単色であると判定された前記判定対象頁については、当該頁に係る前記多階調画像に対応する画像を出力しない画像出力判断ステップと、を含むことを特徴とする制御方法。
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