JP2020165599A - 空気調和システム - Google Patents

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【課題】 省エネルギーで機械室が不要な空気調和システムを得る。【解決手段】 被空調空間(S)の天井に設置される2組以上の空調機器(A)を備える。空調機器(A)は、空調用空気を熱交換用水にて冷却又は加熱して被空調空間(S)に空調用空気を出しつつ空調用空気の熱を放射する放射空調機(3)と、熱交換用冷媒にて外気を冷却又は加熱するヒートポンプ(8)を有すると共に外気を放射空調機(3)を経由して被空調空間(S)に供給する外調機(4)と、を備える。空調機器(A)の運転と停止を組単位で行う第1の運転パターンと外調機(4)の単体運転と外調機(4)及び放射空調機(3)の同時運転とを切換える第2の運転パターンとを用いて被空調空間(S)を空調する制御装置(2)を、備える。【選択図】図3

Description

本発明は空気調和システムに関するものである。
従来、ビルの空気調和システムは、屋外の冷温水熱源機と屋内の冷温水式空調機とを水配管で接続し、冷温水式空調機から空調用空気をダクトを使って室内に供給し、室内の二酸化炭素が基準値を超えないように外気を導入する構成となっている。あるいは、冷温水を使わずに、ヒートポンプ式の室外機と室内機を冷媒配管で接続した構成となっている。
特開2016−217561号公報
冷温水式の場合、前記空調機は床面設置のため、空調機専用の機械室がビルに必要でレンタブル比が低下する問題がある。さらに、冷温水式空調機で冷房運転と暖房運転を同時にするには、4管式と呼ばれる冷水と温水を同時に冷温水式空調機へ送る熱源設備が必要で、設備コスト及び運転コストが高くなる。また、2管式と呼ばれる冷水と温水を切換えて冷温水式空調機へ送る熱源設備では、冷房運転と暖房運転を同時にすることができず快適性が損なわれる問題がある。
本発明は上記課題を解決するため、被空調空間の天井に設置される2組以上の空調機器を備え、前記空調機器は、空調用空気を熱交換用水にて冷却又は加熱して前記被空調空間に前記空調用空気を出しつつ前記空調用空気の熱を放射する放射空調機と、熱交換用冷媒にて外気を冷却又は加熱するヒートポンプを有すると共に前記外気を前記放射空調機を経由して前記被空調空間に供給する外調機と、を備え、前記空調機器の運転と停止を組単位で行う第1の運転パターンと前記外調機の単体運転と前記外調機及び前記放射空調機の同時運転とを切換える第2の運転パターンとを用いて前記被空調空間を空調する制御装置を、備えたことを最も主要な特徴とする。
請求項1の発明によれば、
(1)空調機器を全て天井に設置するので、機械室が不要で施工の省力化が図れて、レンタブル比を高めることができる。
(2)第1の運転パターンを用いることで、中間期などの低空調負荷時にも空調能力の過不足が発生せず、無駄なエネルギー消費がなくなって快適性と省エネ性が向上する。
(3)冷房と暖房の両方が要求される中間期などに、第2の運転パターンを用いてヒートポンプ式の外調機単体で冷房運転と暖房運転を自由に切換えできるので快適性が向上する。しかも、外気冷房ができかつ放射空調機の熱源機を停止できるので省エネ性が向上する。
(4)外調機から放射空調機を経由して2段階で空気を調整するので外調機単体よりも除湿効果や加湿効果が優れる。
(5)2管式の熱源設備と、ヒートポンプ式の外調機を設けるだけでよいので、4管式の熱源設備に比べて、設備及び運転コストを低減できる。
(6)熱放射の作用によりドラフト感や温度ムラがなく被空調空間の快適性が向上する。
請求項2の発明によれば、第3の運転パターンが加わることで被空調空間の温度及び湿度の制御範囲が拡がり、きめ細かな空調が行える。
請求項3の発明によれば、第4の運転パターンにより空調機器の運転時間を平均化して長寿命化を図れる。
請求項4の発明によれば、
(1)冷媒配管が不要な一体形ヒートポンプを備えた外調機なので、セパレートタイプのヒートポンプ式空調機と比べて設備コスト及び運転コストを低減できる。
(2)外気と比べてエクセルギーの高い還気を熱源として利用するので、省エネ性の向上とデフロスト運転の軽減を図れる。
(3)外調機で換気することができるので、別個に換気装置を設置せずに済み設備コストを低減できる。
(4)外調機全体を天井から降ろすことなく、スライド機構にて外調機の底面からヒートポンプを出し入れできるのでメンテナンスが容易である。
請求項5の発明によれば、
(1)2つのチャンバ部及び気流調節部を備えた簡単な構造なのでコストダウンでき、軽量化を図れて施工やメンテナンスが容易となる。
(2)気流調節部によって空調用空気の風速及び分布を調節して、第2チャンバ部の空調用空気の風量分布、ひいては被空調空間への空調用空気の放出と放射を均等化できる。
請求項6の発明によれば、
(1)第2貫孔群の開口面積を第1貫孔群の開口面積よりも大きくすることで、2段階で静圧を高めながら徐々に風速を落として、第1チャンバ部と第2チャンバ部の空間全体に空調用空気を行き渡らせることができる。そのため、被空調空間への空調用空気の放出と放射を均等化でき、ドラフト感や温度ムラのない快適空調を行える。
(2)2つのチャンバ部に貫孔群を形成する簡単な構造なのでコストダウンでき、軽量化を図れて施工やメンテナンスが容易となる。
請求項7の発明によれば、第1チャンバ部が風上側から風下側に向かって狭めてあるので、空調用空気の風速が風上側から風下側に向かって高まって、第1チャンバ部と第2チャンバ部の空間全体に空調用空気を行き渡らせることができる。そのため、被空調空間への空調用空気の放出と放射を均等化でき、ドラフト感や温度ムラのない快適空調を行える。
本発明の空気調和システムの簡略平面図である。 図1に示す空気調和システムの簡略側面図である。 外調機と放射空調機と制御装置の簡略説明図である。 外調機の側面断面図である。 熱交換器の簡略説明図である。 放射空調機の底面側斜視図である。 図6に示す放射空調機の底面図である。 図7に示す放射空調機のX−X断面図である。 図8に示す放射空調機のY−Y断面図である。 図8に示す放射空調機のZ−Z断面図である。
図1から図5は、本発明の空気調和システムの一実施例を示している。この空気調和システムは、ビルの室内などの被空調空間Sの天井に設置される2組以上の空調機器Aと、空調機器Aと屋外を連通連結するダクト1と、制御装置2と、を備えている。空調機器Aは、外気や還気などの空調用空気を熱交換用水にて冷却又は加熱して被空調空間Sに空調用空気を出しつつ空調用空気の熱を放射する放射空調機3と、熱交換用冷媒にて外気を冷却又は加熱するヒートポンプ8を有すると共に外気を放射空調機3を経由して外気のみ又は外気と還気の混合空気を被空調空間Sに供給する外調機4と、を備え、複数の放射空調機3で空調機グループBを構成している。
図2に示すように、被空調空間Sを天井板5で仕切って天井懐を設け、天井チャンバ―として利用する。この天井懐に空調機器Aを設置する。天井板5には、還気取入口6と、放射空調機3及び外調機4を保守するための点検口(図示省略)と、を設置する。図1に示すように、被空調空間Sの外側の廊下には、屋外と通じるダクト1と、放射空調機3と図示省略の熱源設備とに熱交換用水を循環させる水配管7と、を設置する。図1と図2においてダクト1は太い実線で簡略化して示す。また、各図の太い点線の矢印は空気の流れを示す。
図3と図4に示すように、外調機4は、熱交換用冷媒にて外気(OA)を冷却又は加熱するヒートポンプ8と、外気を加湿する外調用加湿器9と、外気を外調機4から放射空調機3に供給する外気用給気ファン10と、還気(RA)を屋外に排気(EA)する熱源空気用排気ファン11と、これらを内装するケーシング12と、ケーシング12の底部からヒートポンプ8を出し入れするためのスライド機構13と、を備えており、被空調空間Sの還気を熱源空気として使用する。
スライド機構13は、ヒートポンプ8を取り付けたフレーム14と、フレーム14を上下移動させるダンパー15と、を備える。ダンパー15は、ケーシング12とフレーム14に跨って設ける。外調機4の保守点検は、ケーシング12の底面の開口部を閉じている外装板16を外し、スライド機構13を用いてフレーム14と共にヒートポンプ8を降ろして行う。ダンパー15は、ガスやオイルの圧力で伸縮して作業者の身体的負担を軽減する。
図1と図3に示すように、ヒートポンプ8は、外気用熱交換器17と熱源空気用熱交換器18と圧縮機19とを有する冷媒配管工事が不要な一体形とする。外気用給気ファン10は、屋外からダクト1を介して外気を取込んで外気用熱交換器17を通過させ、外調機4からダクト1を介して放射空調機3に送風する。熱源空気用排気ファン11は、被空調空間Sから還気取入口6及び天井チャンバ―を介して還気を取込んで熱源空気用熱交換器18を通過させ、外調機4からダクト1を介して屋外に排気する。
ヒートポンプ8は、冷媒に対して圧縮・凝縮・膨張・蒸発の工程順を繰返し、この冷媒と熱交換する空気に対して冷媒蒸発工程で吸熱を冷媒凝縮工程で放熱を各々行うものである。ヒートポンプ8は、冷媒の蒸発工程と凝縮工程であって互いに異なる工程を担う外気用熱交換器17及び熱源空気用熱交換器18と、冷媒を圧縮して搬送する圧縮機19と、冷媒を膨張させる膨張弁等の減圧機構20と、外気用熱交換器17及び熱源空気用熱交換器18の蒸発工程と凝縮工程を切換えるバルブ等の切換機構21と、を少なくとも備え、これらを冷媒が循環するように配管接続して成る。
図3と図5に示すように、外気用熱交換器17は、公知のプレートフィンコイルと同様に、空気が通過する多数のプレート状の伝熱板22の群と、伝熱板22に接続された多数の伝熱管23の群と、を備える。この伝熱管23内を流れる冷媒と、外気用熱交換器17の通過空気とが、伝熱管23及び伝熱板22を介して熱交換する。伝熱管23は、外周を楕円形にするのが好ましいが円形でもよい。外気用熱交換器17で空気を冷却又は加熱する能力の増減は、図示省略のインバータを用いて圧縮機19の回転数を変えることで調整する。熱源空気用熱交換器18も外気用熱交換器17と同様に構成する。
図2から図10に示すように、放射空調機3は、外調機4から供給された外気(OA)と被空調空間Sの還気(RA)とを熱交換用水にて冷却又は加熱する空調用熱交換器24と、放射ユニット25と、外気と還気を放射ユニット25を介して給気(SA)する空調用給気ファン26と、ドレンパン27と、これらを内装するケーシング28と、を備えている。
空調用給気ファン26は、外調機4から供給された外気と、被空調空間Sから還気取入口6及び天井チャンバ―を介して取込んだ還気と、を空調用熱交換器24に通過させ、放射ユニット25に送風する。空調用熱交換器24は、外気用熱交換器17と同じ構造で、伝熱管30内を流れる熱交換用水と空調用熱交換器24の通過空気とが、伝熱管30及び伝熱板29を介して熱交換する。空調用熱交換器24で空気を冷却又は加熱する能力の増減は、水配管7に設けた電動弁31を稼働させて伝熱管30内を流れる熱交換用水の流量を変えることで調整する。電動弁31は各々の放射空調機3に設ける。
放射ユニット25は、空調用空気が流れる第1チャンバ部32と、第1チャンバ部32から入った空調用空気を被空調空間Sに出しつつ空調用空気の熱を放射する第2チャンバ部33と、第1チャンバ部32から第2チャンバ部33に出る空調用空気の風速及び分布を調節する気流調節部34と、を備えている。放射空調機3は、天井板5の開口部から第2チャンバ部33の底面を被空調空間Sに向けた状態で設置する。
気流調節部34は、空調用空気を第2チャンバ部33に出す第1貫孔35の群を備え、第2チャンバ部33は、空調用空気を被空調空間Sに出す第2貫孔36の群を備えている。第1チャンバ部32は、第2チャンバ部33に接して第2チャンバ部33に空調用空気を出す平板形状の第1通気部37を、備えている。この第1通気部37に第1貫孔35の群を形成する。第1チャンバ部32の空調用空気が通過する断面積(図8の切断面と平行な方向の面積)は、風上側から風下側に向かって狭める。
第2チャンバ部33は、被空調空間Sに接して被空調空間Sに空調用空気を出す平板形状の第2通気部38と、蓄熱部39と、第2通気部38及び蓄熱部39を取付ける鍔付の枠体40と、を備えている。この第2通気部38に第2貫孔36の群を形成する。第2貫孔36の群の開口面積は第1貫孔35の群の開口面積よりも大きく設定する。第1貫孔35と第2貫孔36の形状は、真円、楕円、長穴、細溝など各種の形状に変更するも自由である。
蓄熱部39は、空調用空気が通る隙間をあけて配置されると共に空調用空気の熱を蓄めて放射するプレート41の群にて構成する。プレート41と第2通気部38は、熱伝達及び熱放射率が高いアルミ等を用いる。このプレート41の群を空調用空気が分流拡散しながら整流状に通過して第2通気部38の第2貫孔36から被空調空間Sへ出る。空調用空気の熱はプレート41の群と第2通気部38に熱伝達し、第2貫孔36の群を通してプレート41の群から、及び、第2通気部38から、被空調空間Sへ放射される。
第1チャンバ部32及び第2チャンバ部33は、厚みが薄い箱形に形成し、厚みの方向へ第1チャンバ部32と第2チャンバ部33を隣り合わせて設ける。図例では、第1チャンバ部32と第2チャンバ部33は長方形の扁平形状としたが細長、真四角、丸など各種の扁平形状に変更するも自由である。
制御装置2は、被空調空間Sの空気(還気)や空調機器Aから吹出す空気の温度及び湿度を検出する検出部50と、被空調空間Sの温度及び湿度を設定する設定部51と、空調機器Aのファン10、11、26の風量を制御する風量制御部52と、空調機器Aの加湿器9の加湿量を制御する加湿制御部53と、空調機器Aで外気や還気を冷却又は加熱する能力を制御する能力制御部54と、検出部50で検出した被空調空間Sの空気の温度及び湿度が設定部51で設定した被空調空間Sの温度及び湿度に達するように風量制御部52と加湿制御部53と能力制御部54に指令を送る空調制御部55と、を備えている。制御装置2は、マイクロプロセッサ、各種センサー、その他の制御機器にて構成する。
空調制御部55は、空調機器Aの運転と停止を組単位で行う第1の運転パターンと、外調機4の単体運転と外調機4及び放射空調機3の同時運転とを切換える第2の運転パターンと、放射空調機3の運転と停止を空調機グループ単位で行う第3の運転パターンと、運転中の空調機器Aと停止中の空調機器Aを交替させる第4の運転パターンと、外調機4と放射空調機3の一方又は両方の空調能力を増減させる第5の運転パターンと、を有しており、第1から第5の運転パターンを切換え又は組合せて被空調空間Sを空調する。
たとえば、被空調空間Sの空気の温度及び湿度と、予め設定した温度及び湿度と、の差(空調負荷)が減少するにしたがって、空調機器Aの運転パターンを第1、第2、第4、第5の順番に切換えて空調能力を減少させる。第1と第2と第4と第5の運転パターンを組合せた場合は、被空調空間Sの温度及び湿度の制御範囲が拡がり、きめ細かな空調が行える。これらの運転パターンに、第4の運転パターンを追加で組合せた場合は、特定の空調機器Aだけに運転が偏らなくなる。第3の運転パターンは、空調機グループBに熱交換用水を循環させる水配管7の枝管毎に電動二方弁42を設け、これを稼働させて行う。
なお、本発明は上述の実施例に限定されない。設計空調能力に応じて空調機器Aの組数を増減してもよく、必要な空調能力を超える場合は空調機器Aの適宜の組の外調機4を省略するも自由である。また、天井板5を省略した状態の天井に空調機器Aを設置してもよい。
2 制御装置
3 放射空調機
4 外調機
8 ヒートポンプ
12 ケーシング
13 スライド機構
17 外気用熱交換器
18 熱源空気用熱交換器
19 圧縮機
24 空調用熱交換器
25 放射ユニット
26 空調用給気ファン
32 第1チャンバ部
33 第2チャンバ部
34 気流調節部
35 第1貫孔
36 第2貫孔
A 空調機器
B 空調機グループ
S 被空調空間
請求項1の発明によれば、
(1)空調機器を全て天井に設置するので、機械室が不要で施工の省力化が図れて、レンタブル比を高めることができる。
(2)第1から第5の運転パターンを切換え又は組合せることで被空調空間の温度及び湿度の制御範囲が拡がり、きめ細かな空調が行える。中間期などの低空調負荷時にも空調能力の過不足が発生せず、無駄なエネルギー消費がなくなって快適性と省エネ性が向上する。
(3)冷房と暖房の両方が要求される中間期などに、第2の運転パターンを用いてヒートポンプ式の外調機単体で冷房運転と暖房運転を自由に切換えできるので快適性が向上する。しかも、外気冷房ができかつ放射空調機の熱源機を停止できるので省エネ性が向上する。また、第4の運転パターンにより空調機器の運転時間を平均化して長寿命化を図れる。
(4)外調機から放射空調機を経由して2段階で空気を調整するので外調機単体よりも除湿効果や加湿効果が優れる。
(5)2管式の熱源設備と、ヒートポンプ式の外調機を設けるだけでよいので、4管式の熱源設備に比べて、設備及び運転コストを低減できる。
(6)熱放射の作用によりドラフト感や温度ムラがなく被空調空間の快適性が向上する。
請求項2の発明によれば、放射空調機が2つのチャンバ部を備えた簡単な構造なのでコストダウンでき、軽量化を図れて施工やメンテナンスが容易となる。
たとえば、被空調空間Sの空気の温度及び湿度と、予め設定した温度及び湿度と、の差(空調負荷)が減少するにしたがって、空調機器Aの運転パターンを第1、第2、第3、第5の順番に切換えて空調能力を減少させる。第1と第2と第3と第5の運転パターンを組合せた場合は、被空調空間Sの温度及び湿度の制御範囲が拡がり、きめ細かな空調が行える。これらの運転パターンに、第4の運転パターンを追加で組合せた場合は、特定の空調機器Aだけに運転が偏らなくなる。第3の運転パターンは、空調機グループBに熱交換用水を循環させる水配管7の枝管毎に電動二方弁42を設け、これを稼働させて行う。

Claims (7)

  1. 被空調空間(S)の天井に設置される2組以上の空調機器(A)を備え、
    前記空調機器(A)は、空調用空気を熱交換用水にて冷却又は加熱して前記被空調空間(S)に前記空調用空気を出しつつ前記空調用空気の熱を放射する放射空調機(3)と、熱交換用冷媒にて外気を冷却又は加熱するヒートポンプ(8)を有すると共に前記外気を前記放射空調機(3)を経由して前記被空調空間(S)に供給する外調機(4)と、を備え、
    前記空調機器(A)の運転と停止を組単位で行う第1の運転パターンと
    前記外調機(4)の単体運転と前記外調機(4)及び前記放射空調機(3)の同時運転とを切換える第2の運転パターンと
    を用いて前記被空調空間(S)を空調する制御装置(2)を、備えたことを特徴とする空気調和システム。
  2. 前記空調機器(A)が、複数の前記放射空調機(3)で構成された空調機グループ(B)を、備え、
    前記制御装置(2)が、前記放射空調機(3)の運転と停止を前記空調機グループ(B)単位で行う第3の運転パターンを、有する請求項1に記載の空気調和システム。
  3. 前記制御装置(2)が、運転中の前記空調機器(A)と停止中の前記空調機器(A)を交替させる第4の運転パターンを、有する請求項1又は2に記載の空気調和システム。
  4. 前記外調機(4)が、前記被空調空間(S)の還気を熱源空気として使用するものであって外気用熱交換器(17)と熱源空気用熱交換器(18)と圧縮機(19)とを有する一体形のヒートポンプ(8)と、前記ヒートポンプ(8)を内装するケーシング(12)と、前記ケーシング(12)の底部から前記ヒートポンプ(8)を出し入れするためのスライド機構(13)と、を備えた請求項1から3のいずれかに記載の空気調和システム。
  5. 前記放射空調機(3)が、前記空調用空気を熱交換する空調用熱交換器(24)と、放射ユニット(25)と、前記空調用空気を前記放射ユニット(25)に送るファン空調用給気ファン(26)と、を備え、
    前記放射ユニット(25)が、前記空調用空気が流れる第1チャンバ部(32)と、前記第1チャンバ部(32)から入った前記空調用空気を前記被空調空間(S)に出しつつ前記空調用空気の熱を放射する第2チャンバ部(33)と、前記第1チャンバ部(32)から前記第2チャンバ部(33)に出る前記空調用空気の風速及び分布を調節する気流調節部(34)と、を備えた請求項1から4のいずれかに記載の空気調和システム。
  6. 前記気流調節部(34)が、前記空調用空気を前記第2チャンバ部(33)に出す第1貫孔(35)の群を備え、前記第2チャンバ部(33)が、前記空調用空気を前記被空調空間(S)に出す第2貫孔(36)の群を備え、前記第2貫孔(36)の群の開口面積を前記第1貫孔(35)の群の開口面積よりも大きく設定した請求項5に記載の空気調和システム。
  7. 前記第1チャンバ部(32)の前記空調用空気が通過する断面積を、風上側から風下側に向かって狭めた請求項5又は6に記載の空気調和システム。
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