JP2020160350A - 光コネクタフェルール及び光コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】光ファイバとレンズ部との間の偏心を抑えて接続損失を抑制することができる光コネクタフェルール及び光コネクタを提供する。【解決手段】光コネクタフェル−ル10は、MTフェルール11と、MTフェルールの光学端面12に取り付けられると共に、ガイドピンが挿入されるガイド孔28を有するスペーサ20と、を備え、スペーサは、相手側コネクタCに当接する当接面23aと、当接面に囲まれた凹部23bとを有し、スペーサは、凹部の底面23cに露出すると共にMTフェルールの光学端面に光結合するレンズ部21と、レンズ部を囲んで保持するベース部22とを含んでおり、レンズ部の材料とベース部の材料とは互いに異なっており、ベース部の線膨張係数とMTフェルールの線膨張係数との差が0.5×10-5/℃以下である。【選択図】図2
Description
本開示は、光コネクタフェルール及び光コネクタに関するものである。
特許文献1には、フェルール本体と、マルチファイバケーブルと、レンズプレートとを備えたレンズフェルールアセンブリが記載されている。マルチファイバケーブルはフェルール本体の一方側からフェルール本体の光ファイバ保持孔に挿入されており、フェルール本体の当該一方側との反対側にレンズプレートが取り付けられる。レンズプレートには、相手側コネクタに当接する当接面と、当接面に囲まれた凹部とが形成されており、凹部の底面には相手側コネクタと光結合する複数のレンズ部が露出している。このレンズフェルールアセンブリは、凹部の底面にレンズ部が露出することにより、当接面が相手側コネクタに当接したときに複数のレンズ部が相手側コネクタに接触しない非接触型の空間結合を実現する。
特許文献2には、相手側コネクタに接続する前部と、相手側コネクタの反対側に位置する後部と、前部及び後部を互いに接続する中間部とを備えたフェルールが記載されている。前部は長方形状とされており、前部には、位置決め用のガイドピンが挿入される一対のガイド孔が開口している。フェルールの内部には、複数の光ファイバのそれぞれが挿入及び保持される複数の光ファイバ保持孔が形成されている。一対のガイド孔は長方形状とされた前部の長手方向に沿って並ぶように配置されており、一対のガイド孔の間には前部から窪む凹部が形成されている。凹部の底面には複数の光ファイバのそれぞれが光結合する複数のレンズが露出している。このフェルールは、前部が相手側コネクタに当接したときに複数のレンズが相手側コネクタに接触しない非接触型の空間結合を実現する。
前述したレンズフェルールアセンブリでは、フェルール本体とレンズプレートが別体とされている。一般的に、フェルール本体はガラスフィラーが充填された樹脂によって構成されており、レンズプレートは光学樹脂によって構成されている。光学樹脂にはガラスフィラー等は充填されないため、レンズプレートを成す光学樹脂の線膨張係数は、フェルール本体の線膨張係数よりも高い。よって、温度変化に伴うレンズプレートの熱膨張量はフェルール本体の熱膨張量よりも大きい。従って、温度変化が大きいときにフェル−ル本体の光ファイバ保持孔に対するレンズプレートの位置ずれが大きくなる。その結果、光ファイバとレンズプレートの間の偏心が大きくなることにより、光の接続損失が増大する懸念がある。
一方、前述したフェルールは一体とされている。このフェルールでは、複数の光ファイバのそれぞれが光ファイバ保持孔に挿入及び保持されており、凹部の底面に露出するレンズ部は光ファイバから離間している。ところで、光ファイバ保持孔は金型の光ファイバ孔形成ピンによって成形され、レンズ部は金型のレンズ駒によって成形される。この光ファイバ孔形成ピンとレンズ駒とは互いに離間した位置に配置されており、光ファイバ孔形成ピンとレンズ駒との位置決めを例えばサブミクロン単位で実現することは困難である。従って、光ファイバとレンズ部の間の偏心が大きくなることがあり、この場合、光ファイバとレンズ部の間の接続損失が大きくなることが懸念される。
本開示は、光ファイバとレンズ部との間の偏心を抑えて接続損失を抑制することができる光コネクタフェルール及び光コネクタを提供することを目的とする。
一形態に係る光コネクタフェルールは、相手側コネクタと空間結合する空間結合型の光コネクタフェルールであって、光ファイバが挿入及び保持される光ファイバ保持孔、位置決めを行うガイドピンが挿入される第1ガイド孔、及び光ファイバに光結合する光が通る光学端面を有するMTフェルールと、MTフェルールの光学端面に取り付けられると共に、ガイドピンが挿入される第2ガイド孔を有するスペーサと、を備え、スペーサは、相手側コネクタに当接する当接面と、当接面に囲まれた凹部とを有し、スペーサは、凹部の底面に露出すると共にMTフェルールの光学端面に光結合するレンズ部と、レンズ部を囲んで保持するベース部とを含んでおり、レンズ部の材料とベース部の材料とは互いに異なっており、ベース部の材料とMTフェルールの材料とは互いに同一である。
別の形態に係る光コネクタフェルールは、相手側コネクタと空間結合する空間結合型の光コネクタフェルールであって、光ファイバが挿入及び保持される光ファイバ保持孔、位置決めを行うガイドピンが挿入される第1ガイド孔、及び光ファイバに光結合する光が通る光学端面を有するMTフェルールと、MTフェルールの光学端面に取り付けられると共に、ガイドピンが挿入される第2ガイド孔を有するスペーサと、を備え、スペーサは、相手側コネクタに当接する当接面と、当接面に囲まれた凹部とを有し、スペーサは、凹部の底面に露出すると共にMTフェルールの光学端面に光結合するレンズ部と、レンズ部を囲んで保持するベース部とを含んでおり、レンズ部の材料とベース部の材料とは互いに異なっており、ベース部の線膨張係数とMTフェルールの線膨張係数との差が0.5×10-5/℃以下である。
一形態に係る光コネクタは、前述した光コネクタフェルールと、光コネクタフェルールの光ファイバ保持孔に挿入及び保持された光ファイバと、を備える。
本発明によれば、光ファイバとレンズ部との間の偏心を抑えて接続損失を抑制することができる。
[本願発明の実施形態の説明]
最初に、本願発明の実施形態の内容を列記して説明する。一実施形態に係る光コネクタフェル−ルは、相手側コネクタと空間結合する空間結合型の光コネクタフェルールであって、光ファイバが挿入及び保持される光ファイバ保持孔、位置決めを行うガイドピンが挿入される第1ガイド孔、及び光ファイバに光結合する光が通る光学端面を有するMTフェルールと、MTフェルールの光学端面に取り付けられると共に、ガイドピンが挿入される第2ガイド孔を有するスペーサと、を備え、スペーサは、相手側コネクタに当接する当接面と、当接面に囲まれた凹部とを有し、スペーサは、凹部の底面に露出すると共にMTフェルールの光学端面に光結合するレンズ部と、レンズ部を囲んで保持するベース部とを含んでおり、レンズ部の材料とベース部の材料とは互いに異なっており、ベース部の材料とMTフェルールの材料とは互いに同一である。
最初に、本願発明の実施形態の内容を列記して説明する。一実施形態に係る光コネクタフェル−ルは、相手側コネクタと空間結合する空間結合型の光コネクタフェルールであって、光ファイバが挿入及び保持される光ファイバ保持孔、位置決めを行うガイドピンが挿入される第1ガイド孔、及び光ファイバに光結合する光が通る光学端面を有するMTフェルールと、MTフェルールの光学端面に取り付けられると共に、ガイドピンが挿入される第2ガイド孔を有するスペーサと、を備え、スペーサは、相手側コネクタに当接する当接面と、当接面に囲まれた凹部とを有し、スペーサは、凹部の底面に露出すると共にMTフェルールの光学端面に光結合するレンズ部と、レンズ部を囲んで保持するベース部とを含んでおり、レンズ部の材料とベース部の材料とは互いに異なっており、ベース部の材料とMTフェルールの材料とは互いに同一である。
一実施形態に係る光コネクタフェルールは、MTフェルールの光学端面に取り付けられるスペーサを備えており、スペーサは、相手側コネクタに当接する当接面と、当接面に囲まれた凹部とを有する。凹部の底面には、MTフェルールの光ファイバ保持孔に挿入及び保持された光ファイバに光結合するレンズ部が露出している。よって、スペーサの当接面が相手側コネクタに当接したときに凹部の底面に露出するレンズ部は相手側コネクタに接触しないので、相手側コネクタとの空間結合が実現される。凹部は当接面に囲まれているので、凹部の内部へのダストの侵入を抑制することができる。スペーサはレンズ部とベース部とを備えており、レンズ部はベース部に保持されている。レンズ部の材料とベース部の材料とは互いに異なっており、ベース部の材料はMTフェルールの材料と同一である。従って、レンズ部を囲んで保持するスペーサのベース部とMTフェルールとが互いに同一の材料とされている。よって、温度変化が生じても、レンズ部の熱膨張をMTフェルールと同一の材料によって構成されたベース部が囲んで抑えることとなる。従って、レンズ部の偏心をベース部が抑えることにより、MTフェルールの光ファイバ保持孔に挿入された光ファイバに対するレンズ部の偏心を抑えることができる。その結果、光ファイバとレンズ部との接続損失を抑制することができる。更に、この光コネクタフェルールでは、スペーサのベース部の材料がMTフェルールの材料と同一であるため、光コネクタフェルールの製造を容易に行うことができる。
別の実施形態に係る光コネクタフェルールは、相手側コネクタと空間結合する空間結合型の光コネクタフェルールであって、光ファイバが挿入及び保持される光ファイバ保持孔、位置決めを行うガイドピンが挿入される第1ガイド孔、及び光ファイバに光結合する光が通る光学端面を有するMTフェルールと、MTフェルールの光学端面に取り付けられると共に、ガイドピンが挿入される第2ガイド孔を有するスペーサと、を備え、スペーサは、相手側コネクタに当接する当接面と、当接面に囲まれた凹部とを有し、スペーサは、凹部の底面に露出すると共にMTフェルールの光学端面に光結合するレンズ部と、レンズ部を囲んで保持するベース部とを含んでおり、レンズ部の材料とベース部の材料とは互いに異なっており、ベース部の線膨張係数とMTフェルールの線膨張係数との差が0.5×10-5/℃以下である。
別の実施形態に係る光コネクタフェルールは、前述した光コネクタフェルールと同様、スペーサを備えており、スペーサの凹部の底面には、MTフェルールの光ファイバ保持孔に挿入及び保持された光ファイバに光結合するレンズ部が露出している。よって、相手側コネクタとの空間結合が実現されると共に、凹部が当接面に囲まれていることにより凹部の内部へのダストの侵入を抑制することができる。また、スペーサにおいてレンズ部の材料とベース部の材料とは互いに異なっており、ベース部の線膨張係数とMTフェルールの線膨張係数との差が0.5×10−5/℃以下である。従って、ベース部の線膨張係数とMTフェルールの線膨張係数との差が0.5×10−5/℃以下であることにより、温度変化が生じてもMTフェルールに対するベース部の膨張を抑えることができる。また、ベース部はレンズ部を囲んで保持するため、温度変化が生じてもレンズ部の熱膨張をベース部が囲んで抑えることができる。従って、前述した光コネクタフェルールと同様、ベース部に囲まれて保持されたレンズ部と、MTフェルールの光ファイバ保持孔に挿入及び保持された光ファイバとの間の偏心を抑制することができる。その結果、光ファイバとレンズ部との接続損失を抑制することができる。
一実施形態に係る光コネクタは、前述した光コネクタフェルールと、光コネクタフェルールの光ファイバ保持孔に挿入及び保持された光ファイバと、を備える。従って、前述した光コネクタフェルールと同様の効果が得られる。
また、レンズ部及びベース部は、2色成形により一体成形されていてもよい。この場合、レンズ部及びベース部を備えたスペーサを2色成形によって効率よく製造することができる。
また、レンズ部は、ポリイミド又はポリカーボネートによって構成されていてもよい。この場合、レンズ部の材料として汎用性が高い材料を用いることができる。
また、レンズ部は、レンズ部を通る光の光軸に対して交差する方向に突出する凸状、又は交差する方向に窪む凹状とされたアンカー部を備えてもよい。この場合、凸状又は凹状とされたレンズ部のアンカー部はベース部に嵌合する。従って、温度変化が生じてもベース部に対するレンズ部の位置ずれをアンカー部によって抑えることができるので、レンズ部と光ファイバとの間の偏心をより確実に抑制することができる。
[本願発明の実施形態の詳細]
以下では、実施形態に係る光コネクタフェル−ル及び光コネクタの具体例を図面を参照しながら説明する。本発明は、以下の具体例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示され、特許請求の範囲と均等の範囲における全ての変更が含まれることが意図される。図面の説明において、同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。
以下では、実施形態に係る光コネクタフェル−ル及び光コネクタの具体例を図面を参照しながら説明する。本発明は、以下の具体例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示され、特許請求の範囲と均等の範囲における全ての変更が含まれることが意図される。図面の説明において、同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る光コネクタ1を示す斜視図である。図2は、光コネクタ1の側断面図である。図1及び図2に示されるように、光コネクタ1は、例えば、相手側コネクタCと接続方向D1に沿って接続する。相手側コネクタCは、光コネクタ1と同一であってもよいし、光コネクタ1とは異なる光コネクタであってもよい。光コネクタ1は光コネクタフェル−ル10と光ファイバ30とを備え、光コネクタフェル−ル10はMTフェルール11及びスペーサ20を備える。例えば、光コネクタ1の当接面(例えば後述する当接面23a)と相手側コネクタCの当接面とが互いに当接する。また、光コネクタ1のガイド孔(例えば後述するガイド孔19,28)と相手側コネクタCのガイド孔にガイドピンが挿入されることによって、光コネクタ1及び相手側コネクタCの相対位置の位置決めがなされる。
図1は、第1実施形態に係る光コネクタ1を示す斜視図である。図2は、光コネクタ1の側断面図である。図1及び図2に示されるように、光コネクタ1は、例えば、相手側コネクタCと接続方向D1に沿って接続する。相手側コネクタCは、光コネクタ1と同一であってもよいし、光コネクタ1とは異なる光コネクタであってもよい。光コネクタ1は光コネクタフェル−ル10と光ファイバ30とを備え、光コネクタフェル−ル10はMTフェルール11及びスペーサ20を備える。例えば、光コネクタ1の当接面(例えば後述する当接面23a)と相手側コネクタCの当接面とが互いに当接する。また、光コネクタ1のガイド孔(例えば後述するガイド孔19,28)と相手側コネクタCのガイド孔にガイドピンが挿入されることによって、光コネクタ1及び相手側コネクタCの相対位置の位置決めがなされる。
MTフェルール11は、例えば、ポリフェニレンサルファイド(PPS)にガラスフィラーが含まれて構成されており、MTフェルール11の材料の主成分はPPSである。例えば、MTフェルール11の線膨張係数は2.0×10−5/℃程度である。MTフェルール11は、接続方向D1の一端に設けられてスペーサ20に対向する光学端面12と、接続方向D1の他端に設けられた後端面13と、接続方向D1に沿って延びる側面14、上面15及び下面16とを備える。
一対の側面14が接続方向D1に交差する方向D2に沿って並んで配置されており、上面15及び下面16は接続方向D1及び方向D2の双方に交差する方向D3に沿って並んで配置されている。方向D2は、例えば、長方形状とされる当接面23aの長手方向であり、方向D3は当接面23aの幅方向である。接続方向D1、方向D2及び方向D3は、例えば、互いに直交している。
上面15には、MTフェルール11の内部の光ファイバ30を視認可能とする窓穴17が形成されている。窓穴17は、MTフェルール11の内部に光ファイバ30を接着固定する接着剤の導入孔である。よって、MTフェルール11の内部に光ファイバ30を配置した状態で窓穴17からMTフェルール11の内部に接着剤が導入されることにより、MTフェルール11の内部において光ファイバ30が接着固定される。
MTフェルール11は、光ファイバ30が保持される複数の光ファイバ保持孔18と、前述したガイドピンが挿入されるガイド孔19(第1ガイド孔)とを有する。光ファイバ保持孔18及びガイド孔19は、共に、MTフェルール11の光学端面12及び後端面13の双方に開放されており、光コネクタフェル−ル10の内部において接続方向D1に沿って延びている。複数の光ファイバ保持孔18、及び複数のガイド孔19は、方向D2に沿って並ぶように配置されている。MTフェルール11は一対のガイド孔19を有し、一対のガイド孔19は光ファイバ保持孔18の方向D2の両端側のそれぞれに配置されている。
MTフェルール11の光学端面12には、光ファイバ30の先端面31が露出する。MTフェルール11は方向D2に沿って配列される複数の光ファイバ保持孔18を有し、複数の光ファイバ保持孔18のそれぞれには複数の光ファイバ30のそれぞれが挿入されて保持される。光ファイバ30は、例えば、コア及びクラッドを有するシングルモードファイバである。各光ファイバ保持孔18の中心軸方向と光ファイバ30の光軸方向は、例えば、接続方向D1に一致する。
スペーサ20は、MTフェルール11と相手側コネクタCとの間に介在する樹脂製のスペーサである。スペーサ20は、相手側コネクタCに当接する第1端部23と、第1端部23の接続方向D1の反対側を向く第2端部24と、第1端部23及び第2端部24を互いに接続する側部25、上部26及び下部27とを有する。光コネクタ1と相手側コネクタCとが互いに接続されたときには、例えば、光コネクタ1の側部25と相手側コネクタCの側部25とが面一となり、光コネクタ1の上部26と相手側コネクタCの下部27とが面一となり、光コネクタ1の下部27と相手側コネクタCの上部26とが面一となる。これにより、光コネクタ1のスペーサ20と相手側コネクタCのスペーサ20との間が全て平面状とされるので、光コネクタ1のスペーサ20と相手側コネクタCのスペーサ20との間へのダストの侵入を抑制することが可能となる。
スペーサ20は、光ファイバ30と光結合するレンズ部21と、レンズ部21を囲んで保持するベース部22とを備える。レンズ部21の材料とベース部22の材料とは互いに異なっている。レンズ部21及びベース部22は、例えば、2色成形により一体成形されている。レンズ部21は、光コネクタ1が扱う光Lの通信波長において透明であって、光ファイバ30に光結合する信号光である光Lが透過する光学樹脂によって構成されている。
例えば、波長が1210nm以上且つ1650nm以下である光Lに対し、レンズ部21の光学樹脂の透過率は80%以上且つ100%以下である。レンズ部21の材料は、ポリイミド(PEI)又はポリカーボネート(PC)であってもよい。レンズ部21がPEI又はPCによって構成される場合、例えば、レンズ部21の線膨張係数は5.0×10−5/℃以上且つ6.0×10−5/℃以下である。
ベース部22の材料は、例えば、MTフェルール11の材料と同一であり、PPSにガラスフィラーが含まれて構成されていてもよい。また、ベース部22の材料は、MTフェルール11の材料とは異なっていてもよく、ベース部22の線膨張係数とMTフェルール11の線膨張係数との差が0.5×10−5/℃以下であってもよい。このように、ベース部22の線膨張係数とMTフェルール11の線膨張係数との差が小さいことにより、温度変化が生じたときにベース部22及びMTフェルール11は互いに同様に熱膨張する。
スペーサ20の第1端部23は、相手側コネクタCに当接する当接面23aと、当接面23aに囲まれた凹部23bとを有する。スペーサ20は、前述した一対のガイド孔19に連通する一対のガイド孔28(第2ガイド孔)を有し、当接面23aに各ガイド孔28の開口が形成されている。当接面23aは、例えば、矩形状とされている。第2端部24とMTフェルール11の光学端面12との間には光Lが透過する接着剤が導入される。
接着剤は、例えば、窓穴17からMTフェルール11の内部に塗布されて光学端面12と第2端部24の間に入り込んで硬化する。接着剤は、MTフェルール11、スペーサ20及び光ファイバ30を互いに固定する。この接着剤は、例えば、方向D2及び方向D3に延びる平面におけるガイド孔19の位置とガイド孔28の位置とが互いに一致した状態でMTフェルール11、スペーサ20及び光ファイバ30を互いに接着固定する。
図3は、スペーサ20を第1端部23側から見た斜視図である。図4は、スペーサ20を第2端部24側から見た斜視図である。第1端部23の凹部23bは、光ファイバ30に光結合するレンズ部21の凸レンズ部21aが突出する底面23cと、当接面23aから底面23cに向かって延びる内側面23dとによって画成される。底面23cは当接面23aによって四方から囲まれている。底面23cから突出するレンズ部21の凸レンズ部21aは、光ファイバ30からの光Lを平行光(コリメート光)に変換する。また、レンズ部21の凸レンズ部21aは、相手側コネクタCから入射した平行光を収束光である光Lに変換し、光Lを光ファイバ30の先端面31に入射してもよい。
ベース部22は、接続方向D1に貫通する貫通孔22aを有し、貫通孔22aにレンズ部21が接続方向D1に挿通されている。貫通孔22aは、方向D2に延びる長円状とされており、方向D3に一定の高さを有する。レンズ部21の方向D3の長さ(高さ)は、貫通孔22aの方向D3の高さと一致しており、例えば、0.25mm以上且つ1.00mm以下である。レンズ部21は貫通孔22aに挿通されるレンズベース部21bを備えており、レンズベース部21bには方向D2に沿って並ぶ複数の凸レンズ部21aが形成されている。複数の凸レンズ部21aのそれぞれがベース部22の凹部23bの底面23cに露出している。
例えば、凸レンズ部21aの数は12である。12個の凸レンズ部21aの方向D2の一端に位置する凸レンズ部21aの中心から方向D2の他端に位置する凸レンズ部21aの中心までの長さは、一例として、2.75mmである。例えば、12個の凸レンズ部21aが方向D2に沿って等間隔に配置されている場合、方向D2に沿って配置される凸レンズ部21aの間隔(ピッチ)は0.25mmである。
また、MTフェルール11の光ファイバ保持孔18の配列は、凸レンズ部21aの上記配列と同様である。すなわち、12個の光ファイバ保持孔18が方向D2に沿って等間隔に配置されている場合、方向D2に沿って配置される光ファイバ保持孔18の間隔(ピッチ)は0.25mmである。また、12個の光ファイバ保持孔18の方向D2の一端に位置する光ファイバ保持孔18の中心軸から方向D2の他端に位置する光ファイバ保持孔18の中心軸までの長さは、一例として、2.75mmである。
次に、前述した実施形態に係る光コネクタ1及び光コネクタフェル−ル10の作用効果について詳細に説明する。光コネクタ1及び光コネクタフェル−ル10は、MTフェルール11の光学端面12に取り付けられるスペーサ20を備えており、スペーサ20は、相手側コネクタCに当接する当接面23aと、当接面23aに囲まれた凹部23bとを有する。
凹部23bの底面23cにはMTフェルール11の光ファイバ保持孔18に挿入及び保持された光ファイバ30に光結合するレンズ部21が露出している。よって、スペーサ20の当接面23aが相手側コネクタCに当接したときに凹部23bの底面23cに露出するレンズ部21は相手側コネクタCに接触しないので、相手側コネクタCとの空間結合が実現される。凹部23bは当接面23aに囲まれているので、凹部23bの内部へのダストの侵入を抑制することができる。
スペーサ20はレンズ部21とベース部22とを備えており、レンズ部21はベース部22に保持されている。レンズ部21の材料とベース部22の材料とは互いに異なっており、ベース部22の材料はMTフェルール11の材料と同一である。従って、レンズ部21を囲んで保持するベース部22とMTフェルール11とが互いに同一の材料であることにより、温度変化が生じてもレンズ部21の熱膨張をベース部22が囲んで抑えることとなる。
前述したように、12個の凸レンズ部21aが等間隔に配置されており凸レンズ部21aの間隔(ピッチ)が0.25mmであって、MTフェルール11の光ファイバ保持孔18も同様に配置されている場合を想定する。このとき、温度変化が20℃から70℃(温度差が50℃)であってMTフェルール11の熱膨張係数が2.0×10−5/℃、レンズ部21の熱膨張係数が5.0×10−5/℃であるとすると、MTフェルール11の熱膨張量が2.75μmであり、レンズ部21の熱膨張量が6.88μmである。
ここで、仮にベース部の材料がレンズ部21の材料と同一である場合、方向D2の端部の凸レンズ部21aと光ファイバ保持孔18との間に約2μm(=(6.88−2.75)/2)の偏心が生じるため、光ファイバ保持孔18に挿入された光ファイバ30と凸レンズ部21aとの間で接続損失の増加を引き起こす。例えば、2μmの偏心が生じた場合、約0.8dBの接続損失が生じうる。
これに対し、本実施形態に係るスペーサ20では、ベース部22とMTフェルール11とが互いに同一の材料によって構成されており、レンズ部21の熱膨張をベース部22が囲んで抑えることとなる。よって、レンズ部21の偏心をベース部22が抑えることにより、MTフェルール11の光ファイバ保持孔18に挿入された光ファイバ30に対するレンズ部21の偏心を抑えることができる。従って、光ファイバ30とレンズ部21との接続損失を抑制することができる。更に、光コネクタフェル−ル10では、スペーサ20のベース部22の材料がMTフェルール11の材料と同一であるため、光コネクタフェル−ル10の製造を容易に行うことができる。
なお、ベース部22の材料はMTフェルール11の材料と同一でなくてもよく、例えば、ベース部22の線膨張係数とMTフェルール11の線膨張係数との差が0.5×10−5/℃以下であってもよい。この場合、温度変化が生じてもレンズ部21の熱膨張をベース部22が囲んで抑えるので、前述と同様、レンズ部21と、光ファイバ保持孔18に挿入された光ファイバ30との間の偏心を抑制することができる。
また、レンズ部21及びベース部22は、2色成形により一体成形されている。従って、レンズ部21及びベース部22を備えたスペーサ20を2色成形によって効率よく製造することができる。2色成形では、例えば、ベース部22を成形し、成形したベース部22を金型内に設置した後に、レンズ部21を形成する樹脂材料を金型に流し込んでレンズ部21を成形することにより、ベース部22及びレンズ部21が一体成形される。
また、レンズ部21は、ポリイミド(PEI)又はポリカーボネート(PC)によって構成されていてもよい。この場合、レンズ部21の材料として汎用性が高い材料を用いることができる。なお、レンズ部21の材料は、例えば、シクロオレフィンポリマー(COP)等、PEI又はPC以外の材料であってもよい。
また、レンズ部21の方向D3の長さ(高さ)は、例えば、0.25mm以上且つ1.00mm以下である。この場合、レンズ部21の高さが0.25mm以上であることにより、光ファイバ30のピッチに凸レンズ部21aのピッチを合わせやすくすることができる。また、レンズ部21の高さが1.00mm以下であることにより、凸レンズ部21aの高さ方向(方向D3)への偏心をより確実に抑制することができる。更に、本実施形態に係る光コネクタ1及び光コネクタフェル−ル10は、前述のスペーサ20を備えることにより、MTフェルール11としては通常のMTフェルールを用いることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る光コネクタフェル−ル50について図5(a)、図5(b)、図6及び図7を参照しながら説明する。図5(a)、図5(b)及び図6に示されるように、第2実施形態に係る光コネクタフェル−ル50は、前述したスペーサ20とは異なる形状を有するスペーサ60を備える。以降の説明では、重複を回避するため、前述した実施形態と同一の内容の説明を適宜省略する。
次に、第2実施形態に係る光コネクタフェル−ル50について図5(a)、図5(b)、図6及び図7を参照しながら説明する。図5(a)、図5(b)及び図6に示されるように、第2実施形態に係る光コネクタフェル−ル50は、前述したスペーサ20とは異なる形状を有するスペーサ60を備える。以降の説明では、重複を回避するため、前述した実施形態と同一の内容の説明を適宜省略する。
図5(a)、図5(b)、図6及び図7に示されるように、光コネクタフェル−ル50はMTフェルール11及びスペーサ60を備えており、スペーサ60は、光ファイバ30と光結合するレンズ部61と、レンズ部61を囲んで保持するベース部62とを備える。ベース部62の貫通孔22aの内面22bには、方向D3に窪む凹部62aが形成されている。凹部62aは、例えば、矩形状に窪んでおり、内面22bから方向D3に延びる複数の内側面62bと、内側面62bの内面22bとの反対側に位置する底面62cとによって画成されている。底面62cの形状は、例えば、方向D2に長く延びる長方形状とされている。
レンズ部61は、ベース部62の貫通孔22aに挿通されるレンズベース部21bと、レンズベース部21bから突出する凸部61aとを備える。凸部61aは、ベース部62の凹部62aに嵌合する凸状のアンカー部であって、レンズ部61を通る光Lの光軸(接続方向D1)に対して交差する方向D3に突出する。凸部61aは、例えば、矩形状に突出している。凸部61aは、レンズベース部21bから方向D3に延びる複数の側面61bと、側面61bのレンズベース部21bとの反対側に位置する頂面61cとを有する。
頂面61cの形状は、例えば前述した底面62cと同様、方向D2に長く延びる長方形状とされている。例えば、レンズ部61は方向D3に沿って並ぶ一対の凸部61aを備えていてもよい。一対の凸部61aのそれぞれはレンズベース部21bから互いに離間する方向に突出していてもよい。このように、レンズ部61が方向D3に沿って並ぶ一対の凸部61aを備える場合、ベース部62に対するレンズ部61の嵌合をバランス良く行うことができる。
以上、第2実施形態に係る光コネクタフェル−ル50のスペーサ60において、レンズ部61は、レンズ部61を通る光Lの光軸に対して交差する方向に突出する凸状のアンカー部(凸部61a)を備える。凸状とされたレンズ部61のアンカー部はベース部62に嵌合する。従って、温度変化が生じてもベース部62に対するレンズ部61の位置ずれをアンカー部で抑えることができるので、レンズ部61と光ファイバ30との間の偏心をより確実に抑制することができる。より具体的には、レンズ部61が上記のアンカー部を備えることにより、温度変化発生時における偏心の抑制効果を一層向上させることができ、更に、接続方向D1へのレンズ部61の抜けをより確実に抑制することができる。
なお、前述した凸状のアンカー部に代えて、レンズ部61は、レンズ部61を通る光Lの光軸に対して交差する方向(例えば方向D3)に窪む凹状とされたアンカー部を備えていてもよい。すなわち、レンズ部61は、凸部61aに代えて、レンズベース部21bにおいて窪む凹部を備えていてもよい。この場合、凹状とされたレンズ部61のアンカー部にベース部62が嵌合することにより、温度変化が生じてもベース部62に対するレンズ部61の位置ずれをアンカー部で抑えることができるので、前述と同様の作用効果が得られる。
以上、本発明に係る光コネクタフェル−ル及び光コネクタの実施形態について説明した。しかしながら、本発明は、前述した各実施形態の内容に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した要旨を変更しない範囲において種々の変形が可能である。すなわち、光コネクタ及び光コネクタフェル−ルの各部の形状、大きさ、数、材料及び配置態様は、上記の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、前述の第2実施形態では、一対の矩形状の凸部61aをアンカー部として備えるレンズ部61について説明した。しかしながら、レンズ部のアンカー部の形状、大きさ、数及び配置態様は凸部61aの態様に限られず適宜変更可能である。例えば、レンズ部は方向D2に沿って並ぶ複数のアンカー部を備えていてもよいし、凸レンズ部と同数のアンカー部を備えていてもよい。
また、前述の実施形態では、レンズ部21及びベース部22が2色成形により一体成形されている例について説明した。しかしながら、レンズ部及びベース部は2色成形によって一体成形されたものでなくてもよく、例えば、レンズ部とベース部とが機械的に固定されて一体となっていてもよい。
また、前述の実施形態では、方向D2に沿って並ぶ12個の凸レンズ部21aを備えるレンズ部21,61について説明した。しかしながら、レンズ部が備える凸レンズ部の数及び配置態様は適宜変更可能である。例えば、方向D2に沿って並ぶ16個の凸レンズ部を備えたレンズ部であってもよい。また、方向D2に沿って並ぶ複数の凸レンズ部の複数の組が方向D3に沿って並ぶレンズ部であってもよい。すなわち、方向D2に沿って並ぶ12個(又は16個)の凸レンズ部の2つの組が方向D3に沿って並ぶレンズ部であってもよく、この場合、24個(又は32個)の凸レンズ部が配列される。
1…光コネクタ、10,50…光コネクタフェル−ル、11…MTフェルール、12…光学端面、13…後端面、14…側面、15…上面、16…下面、17…窓穴、18…光ファイバ保持孔、19…ガイド孔(第1ガイド孔)、20,60…スペーサ、21,61…レンズ部、21a…凸レンズ部、21b…レンズベース部、22,62…ベース部、22a…貫通孔、22b…内面、23…第1端部、23a…当接面、23b…凹部、23c…底面、23d…内側面、24…第2端部、25…側部、28…ガイド孔(第2ガイド孔)、30…光ファイバ、31…先端面、61a…凸部、61b…側面、61c…頂面、62a…凹部、62b…内側面、62c…底面、C…相手側コネクタ、D1…接続方向、D2…方向、D3…方向、L…光。
Claims (6)
- 相手側コネクタと空間結合する空間結合型の光コネクタフェルールであって、
光ファイバが挿入及び保持される光ファイバ保持孔、位置決めを行うガイドピンが挿入される第1ガイド孔、及び前記光ファイバに光結合する光が通る光学端面を有するMTフェルールと、
前記MTフェルールの前記光学端面に取り付けられると共に、前記ガイドピンが挿入される第2ガイド孔を有するスペーサと、
を備え、
前記スペーサは、前記相手側コネクタに当接する当接面と、前記当接面に囲まれた凹部とを有し、
前記スペーサは、前記凹部の底面に露出すると共に前記MTフェルールの前記光学端面に光結合するレンズ部と、前記レンズ部を囲んで保持するベース部とを含んでおり、
前記レンズ部の材料と前記ベース部の材料とは互いに異なっており、
前記ベース部の材料と前記MTフェルールの材料とは互いに同一である、
光コネクタフェルール。 - 相手側コネクタと空間結合する空間結合型の光コネクタフェルールであって、
光ファイバが挿入及び保持される光ファイバ保持孔、位置決めを行うガイドピンが挿入される第1ガイド孔、及び前記光ファイバに光結合する光が通る光学端面を有するMTフェルールと、
前記MTフェルールの前記光学端面に取り付けられると共に、前記ガイドピンが挿入される第2ガイド孔を有するスペーサと、
を備え、
前記スペーサは、前記相手側コネクタに当接する当接面と、前記当接面に囲まれた凹部とを有し、
前記スペーサは、前記凹部の底面に露出すると共に前記MTフェルールの前記光学端面に光結合するレンズ部と、前記レンズ部を囲んで保持するベース部とを含んでおり、
前記レンズ部の材料と前記ベース部の材料とは互いに異なっており、
前記ベース部の線膨張係数と前記MTフェルールの線膨張係数との差が0.5×10-5/℃以下である、
光コネクタフェルール。 - 前記レンズ部及び前記ベース部は、2色成形により一体成形されている、
請求項1又は2に記載の光コネクタフェルール。 - 前記レンズ部は、ポリイミド又はポリカーボネートによって構成されている、
請求項1〜3のいずれか一項に記載の光コネクタフェルール。 - 前記レンズ部は、前記レンズ部を通る光の光軸に対して交差する方向に突出する凸状、又は前記交差する方向に窪む凹状とされたアンカー部を備える、
請求項1〜4のいずれか一項に記載の光コネクタフェルール。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の光コネクタフェルールと、
前記光コネクタフェルールの前記光ファイバ保持孔に挿入及び保持された光ファイバと、
を備える光コネクタ。
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