JP2020160156A - 振動検出装置および撮像装置 - Google Patents

振動検出装置および撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020160156A
JP2020160156A JP2019057074A JP2019057074A JP2020160156A JP 2020160156 A JP2020160156 A JP 2020160156A JP 2019057074 A JP2019057074 A JP 2019057074A JP 2019057074 A JP2019057074 A JP 2019057074A JP 2020160156 A JP2020160156 A JP 2020160156A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cushioning member
sensor holder
contact
region
cushioning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019057074A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7378945B2 (ja
JP2020160156A5 (ja
Inventor
慎平 板垣
Shimpei Itagaki
慎平 板垣
真衣 中林
Mai NAKABAYASHI
真衣 中林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2019057074A priority Critical patent/JP7378945B2/ja
Priority to CN202010200855.4A priority patent/CN111741212B/zh
Priority to US16/828,301 priority patent/US11159723B2/en
Publication of JP2020160156A publication Critical patent/JP2020160156A/ja
Publication of JP2020160156A5 publication Critical patent/JP2020160156A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7378945B2 publication Critical patent/JP7378945B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/68Control of cameras or camera modules for stable pick-up of the scene, e.g. compensating for camera body vibrations
    • H04N23/681Motion detection
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C19/00Gyroscopes; Turn-sensitive devices using vibrating masses; Turn-sensitive devices without moving masses; Measuring angular rate using gyroscopic effects
    • G01C19/56Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01HMEASUREMENT OF MECHANICAL VIBRATIONS OR ULTRASONIC, SONIC OR INFRASONIC WAVES
    • G01H1/00Measuring characteristics of vibrations in solids by using direct conduction to the detector
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01HMEASUREMENT OF MECHANICAL VIBRATIONS OR ULTRASONIC, SONIC OR INFRASONIC WAVES
    • G01H1/00Measuring characteristics of vibrations in solids by using direct conduction to the detector
    • G01H1/12Measuring characteristics of vibrations in solids by using direct conduction to the detector of longitudinal or not specified vibrations
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/68Control of cameras or camera modules for stable pick-up of the scene, e.g. compensating for camera body vibrations
    • H04N23/681Motion detection
    • H04N23/6812Motion detection based on additional sensors, e.g. acceleration sensors
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/68Control of cameras or camera modules for stable pick-up of the scene, e.g. compensating for camera body vibrations
    • H04N23/682Vibration or motion blur correction
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/68Control of cameras or camera modules for stable pick-up of the scene, e.g. compensating for camera body vibrations
    • H04N23/682Vibration or motion blur correction
    • H04N23/685Vibration or motion blur correction performed by mechanical compensation
    • H04N23/687Vibration or motion blur correction performed by mechanical compensation by shifting the lens or sensor position

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】複数の振れ検出センサにおいて検出軸方向における緩衝部材の共振周波数を一致させて、精度よく手振れを検出する。【解決手段】振れ検出センサはセンサホルダー21に保持され、第1の緩衝部材23aがセンサホルダーの第1の面と当接し、第2の緩衝部材23bがセンサホルダーの第2の面と当接する。そして、センサホルダーの重心を第1の緩衝部材および第2の緩衝部材と当接する面に平行な面に投影した点が内包される三角形が第1の緩衝部材および第2の緩衝部材の内部に位置する三点で形成されるように、センサホルダーと第1の緩衝部材および第2の緩衝部材とが配置されている。そして、第1の緩衝部材23aの第1の面と当接する領域の面積は第1の面の面積より小さく、第2の緩衝部材23bの第2の面と当接する領域の面積は第2の面の面積より小さい。【選択図】図3

Description

本発明は、振動検出装置および撮像装置に関し、特に、手振れ補正機構を備えた撮像装置における振動検出ユニットの保持に関する。
一般に、撮像装置の振れを検出する振れ検出部(例えば、ジャイロセンサ)を備える撮像装置が知られている。例えば、撮影レンズユニット(交換レンズ)の交換が可能な撮像装置においては、振れ検出部が交換レンズおよび撮像装置本体の少なくとも一方に設けられている。
ところで、レリーズの際にメカニカルシャッタの動きに伴って生じるシャッターショックなどの高周波数の外部振動がジャイロセンサに入力されると、ジャイロセンサの出力において誤差が大きくなる。このため、高周波振動の入力を防ぐために、ジャイロセンサを緩衝部材を介して撮像装置に固定する手法が知られている(特許文献1)。
特開2018―60160号公報
ジャイロセンサに離調周波数と呼ばれる特定の高周波が入力されると、正確な角速度を出力することができず、この結果、手振れ補正に悪影響を及ぼす。ジャイロセンサを、緩衝部材を介して撮像装置に固定した場合、緩衝部材の共振周波数以上の高周波振動をジャイロセンサに伝わらないようすることができる。
ところが、手振れ補正が行われる周波数域(例えば、1〜10Hz)まで緩衝部材の共振周波数を下げると、位相遅れに起因してジャイロセンサの応答性が低下して手振れ補正が悪化してしまう。つまり、精度よく手振れを検出するためには、緩衝部材の共振周波数を、手振れ周波数域以上離調周波数未満にする必要がある。
前述の特許文献1においては、ジャイロセンサを緩衝部材によって挟むことによって手振れ周波数域以上の高周波振動を抑制することができる。但し、ジャイロセンサを保持する保持部材の形状が対称形状ではないなどの影響によって緩衝部材における検出軸方向の共振周波数にばらつきが生じる。
このような共振周波数のばらつきによって、緩衝部材における全ての検出軸方向の共振周波数を、手振れ周波数域以上離調周波数未満とすることが困難となる。このため、複数のジャイロセンサにおいて検出軸方向における緩衝部材の共振周波数を一致させることが望ましいものの、特許文献1に記載の手法では共振周波数を一致させることは困難である。
そこで、本発明の目的は、複数の振れ検出部において検出軸方向における緩衝部材の共振周波数を略一致させて、精度よく手振れを検出することができる振動検出装置および撮像装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による振動検出装置は、振れ検出センサと、前記振れ検出センサを保持するセンサホルダーと、前記センサホルダーの第1の面と当接する第1の緩衝部材と、所定の方向において、前記センサホルダーの前記第1の面の反対側の面である第2の面と当接する第2の緩衝部材と、を有し、前記センサホルダーの重心を前記第1の緩衝部材および前記第2の緩衝部材と当接する面に平行な面に投影した点が内包される三角形が前記第1の緩衝部材および前記第2の緩衝部材の内部に位置する三点で形成されるように、前記センサホルダーと前記第1の緩衝部材および前記第2の緩衝部材とが配置されており、前記第1の緩衝部材は、前記第1の面の外周部の少なくとも一部に当接し、前記第1の緩衝部材の前記第1の面と当接する領域の面積は前記第1の面の面積より小さく、前記第2の緩衝部材は、前記第2の面の外周部の少なくとも一部に当接し、前記第2の緩衝部材の前記第2の面と当接する領域の面積は前記第2の面の面積より小さいことを特徴とする。
本発明によれば、複数の振れ検出部(振れ検出センサ)において検出軸方向における緩衝部材の共振周波数を一致させて、精度よく手振れを検出することができる。
本発明の第1の実施形態による振動検出装置を備える撮像装置の一例を示すブロック図である。 図1に示す振動検出装置を分解して示す斜視図である。 図2に示すジャイロセンサホルダーと第1および第2の緩衝部材のみを示す図である。 図2に示す振動検出装置の構造を示す図である。 シャッターショックによって発生する振動を説明するための図である。 図2に示す振動検出装置における振動検出を説明するための図である。 ジャイロセンサホルダーを緩衝部材で挟んだ際の共振周波数を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態によるカメラで用いられる振動検出装置の構造を説明するための図である。 本発明の第3の実施形態によるカメラで用いられる振動検出装置の構造を説明するための図である。 本発明の第4の実施形態によるカメラで用いられる振動検出装置の構造を説明するための図である。 本発明の第5の実施形態によるカメラで用いられる振動検出装置の構造を説明するための図である。 本発明の第6の実施形態によるカメラで用いられる振動検出装置の構造を説明するための図である。 本発明の第7の実施形態によるカメラで用いられる振動検出装置の構造の一例を説明するための図である。 本発明の第7の実施形態によるカメラで用いられる振動検出装置の構造の他の例を説明するための図である。
以下に、本発明の実施の形態による振動検出装置を備える撮像装置の一例について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態による振動検出装置を備える撮像装置の一例を示すブロック図である。
図示の撮像装置は、例えば、デジタルカメラ(以下単にカメラと呼ぶ)11であり、カメラボディ(撮像装置本体)11aと、当該カメラボディ11aに対して着脱可能な交換レンズユニット(以下単に交換レンズと呼ぶ)11bとを有している。
なお、図1に示すように座標系が規定され、Z軸は撮影光軸10と平行であり、ここでは、ピッチ軸をX軸、ヨー軸をY軸、ロール軸をZ軸とする。また、交換レンズ11bはカメラボディ11aと一体化されていてもよい。
カメラボディ11aには、振れ補正部14aおよびCPU12が備えられており、CPU12は撮影指示操作などに応答してカメラ11を制御する。図示のカメラ11では、交換レンズ11bに備えられた撮影光学系13を介して撮影光軸(以下単に光軸と呼ぶ)10に沿って被写体像(光学像)が撮像素子14に結像する。
カメラボディ11aにおいて、シャッター20が撮像素子14と撮影光学系13との間に配置されており、シャッター20によって撮影光学系13を介して撮像素子14に向かう光を遮蔽する状態と透過する状態とを切り替えることができる。
撮像素子14は結像した光学像に応じた画像信号を出力する。なお、図示はしないが、当該画像信号は画像処理部によって画像処理されて、画像データとして記憶部に記憶される。
振動検出装置15はジャイロセンサ22(図1には示さず)を備えており、カメラ11に加わる振れ角速度を検出する。撮像素子14は振れ補正部の構成要素であり、駆動部18によって、図中実線矢印14bで示すように、光軸10と直交するXY平面で駆動される。これによって、カメラ11の振れに起因する撮像素子14の撮像面で生じる像振れが補正される。
演算部16は振動検出装置15の出力である角速度信号に対して目標値演算(1階積分など)を行って角度信号に変換する。そして、当該角度信号は駆動部18に振れ角度信号として出力される。駆動部18は振れ角度信号に基づいて振れ補正部14a(つまり、撮像素子14)を駆動して振れ補正を行う。なお、振れ補正のための振れ補正部14aの駆動量(X軸方向及びY軸方向の移動量、Z軸まわりの回転量に相当)は、ジャイロセンサ22の出力を用いた方法であれば特に限定されず、公知の方法を用いればよいため詳細な説明は省略する。
本体構造体19はカメラボディ11aに備えられた複数のユニットを保持するための部品である。トップカバー17はカメラボディ11aの上部を覆う外装である。図示の例では、フォーカルプレンシャッター(以下単にシャッターと呼ぶ)20、振れ補正部14a、およびトップカバー17は本体構造体19に固定されている。また、振動検出装置15はトップカバー17に固定されている。
図2は、図1に示す振動検出装置を分解して示す斜視図である。
振動検出装置15は、ジャイロセンサ(振れ検出センサ)22を複数備えており(例えば、3つ)、これらジャイロセンサ22の各々は1つの検出軸を有している。そして、ジャイロセンサ22はジャイロセンサホルダー21に保持されている。さらに、振動検出装置15は、第1の保持部材24a、第2の保持部材24b、第1の緩衝部材23a、および第2の緩衝部材23bを備えている。
図示の振動検出装置15は、3つのジャイロセンサ22によって合計3つの振動検出軸を有している。ジャイロセンサホルダー21は、3つのジャイロセンサ22の検出軸を互いに略直交する状態に保持する。なお、ジャイロセンサホルダー21を複数部品で構成するようにしてもよい。例えば、板金部品によってホルダーを補強するようにしてもよい。
図示の例では、3つのジャイロセンサをそれぞれ参照番号22a、22b、および22cで示す。そして、ジャイロセンサ22aの検出軸は三次元座標において、ピッチ軸(座標軸X)に対応し、ジャイロセンサ22bの検出軸はヨー軸(座標軸Y)に対応する。また、ジャイロセンサ22cの検出軸はロール軸(座標軸Z)に対応する。
第1の保持部材24aはY軸方向にて第1の緩衝部材23aと当接する。ジャイロセンサホルダー21は、Y軸方向の一方の面(第1の面)で、第1の緩衝部材23aにおける第1の保持部材24aと当接する面の反対側の面と当接する。第2の緩衝部材23bは、Y軸方向にて、ジャイロセンサホルダー21における第1の緩衝部材23aと当接する面と反対側の面(第2の面)に当接する。すなわち、ジャイロセンサホルダー21は、Y軸方向の他方の面(第2の面)で第2の緩衝部材23bと当接する。第2の保持部材24bは、Y軸方向にて、第2の緩衝部材23bにおけるジャイロセンサホルダー21と当接する面の反対側の面と当接する。
第1の緩衝部材23aおよび第2の緩衝部材23bは、それぞれが対向するジャイロセンサホルダー21の面の外周部の全周を覆う。さらに、第1の緩衝部材23aおよび第2の緩衝部材23bのジャイロセンサホルダー21と対向する面の表面積は、それぞれが対向するジャイロセンサホルダー21の面の表面積以下である。また、第1の緩衝部材23aおよび第2の緩衝部材23bはそれぞれ一つの部材で構成され、図示の例では、「ロの字」形状に成形される。
図3は、図2に示すジャイロセンサホルダーと第1および第2の緩衝部材のみを示す図である。そして、図3(a)はY軸方向からみた図であり、図3(b)はZ軸方向から見た図である。また、図3(c)はX軸方向から見た図である。
図3において、点oはジャイロセンサホルダー21の重心点を示し、点o’は点oを第1の緩衝部材23aと当接する面と平行な面に投影した点を示す。また点o’’は点oを第2の緩衝部材23bと当接する面と平行な面に投影した点を示す。
図3(a)に示すように、点o’および点o’’を内包する三角形Tを第1の緩衝部材23aの内部に位置する3点で形成することができる。図3(a)では、第1の緩衝部材23aについて説明しているが、第2の緩衝部材23bも同様である。
図4は、図2に示す振動検出装置の構造を示す図である。そして、図4(a)は振動検出装置をZ軸方向から見た図であり、図4(b)は図4(a)に示すA−A線に沿った断面図である。
図4において、ジャイロセンサホルダー21と第1の緩衝部材23aとの当接面をP1で示し、ジャイロセンサホルダー21と第2の緩衝部材23bとの当接面をP2で示す。実線矢印42はジャイロセンサ22bの検出軸の方向を示し、一点鎖線41は光軸10と平行な直線を示す。
当接面P1およびP2(XZ平面に平行な面)は直線41(Z軸と平行)に対して略平行な方向であり、さらに、ジャイロセンサ22bの検出軸の方向42(Y軸と平行)と略垂直方向である。
ここで、図1に示すカメラ11の動作について説明する。
シャッター20は、遮光のための先幕および後幕を備えており、撮影指示操作などに応答して、先幕および後幕が動作して遮光状態および透光状態を順次切り替える。この際、先幕および後幕はシャッター20内に備えられた緩衝材などに衝突することによって動作を停止するので動作停止時に衝撃が生じる。先幕が動作を停止した後、後幕が動作を停止するまでの期間では露光が継続されているので、先幕が緩衝材に衝突した際の衝撃は露光が行われている最中に生じる。これが所謂シャッターショックである。
ジャイロセンサには離調周波数と呼ばれる特定の周波数が存在し、所定の閾値以上の離調周波数の振動が入力されると、正確な角速度を出力しない現象(以下出力エラーと呼ぶ)が生じる。ここでは、離調周波数は、例えば、およそ700Hzであり、シャッターショックには当該周波数成分が含まれる。
図5は、シャッターショックによって発生する振動を説明するための図である。そして、図5(a)はシャッターショックによって発生する振動を示す図であり、図5(b)は、図5(a)に示す振動が入力された際のジャイロセンサの角速度信号に応じた角度信号を示す図である。
図5(a)において、縦軸は角速度を示し、横軸は周波数を示す。そして、二点鎖線は離調周波数を示す。図示のように、シャッターショックには離調周波数の振動が含まれていることが分かる。図5(a)に示す振動が入力された際には、ジャイロセンサの出力である角速度信号を一回積分した角度信号が急峻に変化して出力エラーが発生する。
シャッターショックによる振動は、シャッター20から本体構造体19およびトップカバー17を介して振動検出装置15に入力する。ジャイロセンサホルダー21が第1の保持部材24aおよび第2の保持部材24bに直接保持されていると、シャッターショックに含まれる離調周波数の振動がジャイロセンサ22に所定の閾値以上で入力する。これによって、ジャイロセンサ22の出力エラーが発生する恐れがある。その結果、手振れ補正が不正確となって、振れた画像が出力される。
次に、本発明の第1の実施形態によるカメラ11における手振れ補正について説明する。
上述のような出力エラーを回避するため、ジャイロセンサホルダー21と保持部材24aおよび24bとの間にゴムなどの緩衝部材23aおよび23bを介在させることが行われている。緩衝部材23aおよび23bを介在させることによって、緩衝部材23aおよび23bの共振周波数以上の高周波振動がジャイロセンサに伝わらないようすることができる。つまり、緩衝部材23aおよび23bにおける共振周波数の設計次第で閾値以上の離調周波数の振動がジャイロセンサ22に入力されることを回避することができる。
ところが、緩衝部材23aおよび23bを介在させて、手振れの周波数域(例えば、1〜10Hz)まで共振周波数を下げてしまうと、位相遅れによってジャイロセンサの応答性が低下して、手振れ補正が悪化してしまうことになる。
図6は、図2に示す振動検出装置における振動検出を説明するための図である。そして、図6(a)はシャッターショックによって生じる振動を示す図であり、図6(b)は緩衝部材の周波数特性を示す図である。さらに、図6(c)〜図6(e)はジャイロセンサの出力である角速度信号に応じた角度信号を示す図である。
図6(a)において、縦軸は角速度を示し、横軸は周波数を示す。周波数領域Fは手振れ周波数領域を示し、縦方向の二点鎖線は離調周波数を示す。また、横方向の二点鎖線は出力エラーが生じる閾値(出力エラー閾値)を示す。
図6(b)において、実線は100Hz付近に共振周波数を有する緩衝部材(以下緩衝部材1と呼ぶ)の周波数特性を示す。また、点線は共振周波数が手振れ周波数域まで低い緩衝部材(以下緩衝部材2と呼ぶ)の周波数特性を示す。さらに、一点鎖線は共振周波数が離調周波数域まで高い緩衝部材(以下緩衝部材3と呼ぶ)の周波数特性を示す。
図6(a)に示すシャッターショックが緩衝部材1〜3を介して入力された際の角度信号の変化が図6(c)〜図6(e)に示されている。図6(c)〜図6(e)において、破線はシャッターショックに応じた振動を示し、実線はそれぞれ緩衝部材1〜3を介してジャイロセンサに入力する振動の周波数領域を示す。
図6(c)においては、手振れ周波数域において振動周波数は変化せず、離調周波数における振動が低減する。その結果、振動周波数は出力エラー閾値を下回る。
図6(d)においては、離調周波数における振動は出力エラー閾値を下回るものの、共振周波数が10Hz前後まで下がっているので位相遅れによる応答性の低下によって手振れ補正精度が低下する。図6(e)においては、離調周波数における振動が増幅されて、出力エラー閾値を上回り、出力エラーによって手振れ補正精度が悪化する懸念がある。
従って、全てのジャイロセンサ22の検出軸方向における共振周波数を、手振れ周波数域以上離調周波数未満とすることが望ましい。
しかしながら、ジャイロセンサホルダー21の形状に起因するジャイロセンサ22の検出軸方向における慣性モーメント、そして、緩衝部材の特性などの差異によって緩衝部材における検出軸方向の共振周波数にばらつきが生じる。そして、一般に、振動を抑制するために緩衝部材を用いる際には、平板形状の緩衝部材を用いることが多い。
図7は、ジャイロセンサホルダーを緩衝部材で挟んだ際の共振周波数を説明するための図である。そして、図7(a)は比較例としてジャイロセンサホルダーを平板形状の第1の緩衝部材および第2の緩衝部材で挟んだ状態を示す図であり、図7(b)は図7(a)に示す状態における共振周波数を示す図である。さらに、図7(c)はロ字形状の緩衝部材でジャイロセンサホルダーを保持した際の共振周波数を示す図である。
図7(a)に示す構造においては、緩衝部材73(73aおよび73b)のロール、ピッチ、およびヨー方向における共振周波数は図7(b)に示す状態となって、ピッチおよびロールと比較してヨー方向の共振周波数が低くなる。但し、振動検出装置15における組み付け方向次第ではピッチ方向における共振周波数が低くなることもある。
このように、緩衝部材73のロール、ピッチ、およびヨー方向の検出軸における共振周波数を、手振れ周波数域以上離調周波数未満とすることができないことがある。
そこで、各検出軸における共振周波数を揃えるために、次の手順で共振周波数を調整する。
共振周波数fnは、次の式(1)で示されるように、縦弾性率E又は横弾性率Gの平方根に比例する。
さらに、縦弾性率Eおよび横弾性率Gは、ポアソン比νを用いて次の式(2)によって求められる。
緩衝部材の場合、ポアソン比νは正の値であるので、縦弾性率Eは横弾性率Gよりも大きな値となり、共振周波数fnは縦弾性率Eを用いた方が大きくなる。また、圧縮方向の共振周波数は縦弾性率Eを用いて、せん断方向の共振周波数は横弾性率Gを用いて求められる。このため、圧縮方向の共振周波数の方がせん断方向の共振周波数より大きくなる。
振動検出装置15にピッチ、ヨー、およびロール方向の振動が入力した際、ヨー方向では緩衝部材73にせん断方向のみの力が加わる。一方、ピッチおよびロール方向ではせん断および圧縮両方向の力が加わる。このため、圧縮方向の共振周波数のみを下げることができれば、ヨー方向の共振周波数を下げることなく、ピッチおよびロール方向の共振周波数を下げることができる。
共振周波数は当接する領域の面積の平方根に比例するので、緩衝部材73の当接する領域の面積を小さくすれば、圧縮方向の共振周波数を下げることができる。また、共振周波数は緩衝部材73の剛性の平方根に比例し、回転方向の剛性はジャイロセンサホルダー21の回転中心から緩衝部材外周部までの最大距離が長くなると上がり、短くなると下がる。
よって、緩衝部材73の当接する領域の面積を小さくするため単純に平板の相似形状に応じて縮小すると、ジャイロセンサホルダー21の回転中心から緩衝部材73の外周部までの最大距離が変化するので回転方向の剛性が下がり、ヨー方向の共振周波数も下がってしまう。従って、圧縮方向の剛性のみを下げるためには、回転中心からの最大距離を変えずに面積を小さくする必要がある。
そこで、本実施形態では、緩衝部材の形状をカタカナの「ロ字」形状とする。ロ字形状とすることによって、回転中心からの最大距離を変えることなく当接する領域の面積を小さくすることができる。その結果、ヨー方向の共振周波数を変えることなく、ピッチおよびロール方向の共振周波数を下げることができる。
「ロ字」形状の緩衝部材を組み込んだ状態における共振周波数を図7(c)に示す。図7(c)においては、図7(b)と比較して、ヨー方向における共振周波数は変化せず、ピッチおよびロール方向の共振周波数が低下していることが分かる。さらには、「ロ字」形状とすることによって、実質的に1つの緩衝部材でジャイロセンサホルダーを挟むことができるので、組立の際の作業性を向上させることができる。
加えて、ロール方向における角速度信号は、カメラの防振性能に対する影響が他の方向の角速度に比べて低い。このため、全ての検出軸において共振周波数を揃えることが難しい場合には、カメラの防振性能に対する影響が高いピッチおよびヨー方向の共振周波数を揃えるようにする。
一方、ロール方向の共振周波数が低すぎると、位相遅れによる応答性の低下によって手振れ補正制度が低下する。共振周波数が高く離調周波数付近を増幅する場合には、フィルタ処理を行うなどの信号処理をすることによって、出力エラーを回避することができる。よって、全ての検出軸方向における共振周波数を揃えられない場合には、ロール方向の共振周波数を高くすることが望ましい。
例えば、ジャイロセンサホルダー21と緩衝部材23との当接面を光軸(図中Z軸)に対して直交方向(図中XY平面)とした場合、「緩衝部材にせん断方向のみの力が加わる回転方向」がロール方向となって、前述のように共振周波数が低くなってしまう。よって、ジャイロセンサホルダー21と緩衝部材21との当接面を光軸に対して平行方向(Z軸方向)にすれば、ロール方向の共振周波数を高くすることができる。
なお、第1の実施形態においては、第1の緩衝部材23aおよび第2の緩衝部材23bは同一形状とし、ジャイロセンサホルダー21の中心を通るXZ平面を中心として対称位置に配置している。但し、このように同一形状および対称位置でなくても、共振周波数を調整することはできる。
このように、本発明の第1の実施形態では、複数のジャイロセンサにおいて検出軸方向における緩衝部材の共振周波数を略一致させて、精度よく手振れを検出することができる。
[第2の実施形態]
続いて、本発明の第2の実施形態によるカメラの一例について説明する。なお、第2の実施形態によるカメラの構成は図1に示すカメラと同様である。
図8は、本発明の第2の実施形態によるカメラで用いられる振動検出装置の構造を説明するための図である。
前述の第1の実施形態では、緩衝部材23はそれぞれが対向するジャイロセンサホルダー21の面の外周部を全周で覆う形状とした。一方、第2の実施形態では緩衝部材83はそれぞれが対向するジャイロセンサホルダー21の面の外周部の一部を覆う形状とする。そして、第2の実施形態における緩衝材83の形状であっても、ジャイロセンサホルダー81の重心点を第1の緩衝部材83aと当接する面に平行な面に投影した点o’を内包する三角形を緩衝部材83の内部の三点で形成することができる。第2の緩衝部材83bも同様である。
図8に示すように、ジャイロセンサホルダー81は直方体形状ではなく、その一部に切り欠きが形成された形状である。この場合、緩衝材83(83aおよび83b)を対向するジャイロセンサホルダー81の面の外周部の全周を覆う形状とすると、緩衝部材83の形状が複雑になる。そして、緩衝部材83の形状が複雑になると、加工費が高くなるとともに、作業性が悪化する恐れがある。
そこで、緩衝部材83をそれぞれが対向するジャイロセンサホルダー21の面の外周部の一部を覆う形状(例えば、コ字形状)とする。これによって、緩衝部材83が複雑形状になることを防止しつつ、第1の緩衝部材83aおよび第2の緩衝部材83bの各々を一つの部材で構成することができる。その結果、組立際の作業性を向上させることができる。
第2の実施形態においては、第1の緩衝部材83aおよび第2の緩衝部材83bは同一形状で、ジャイロセンサホルダー81の中心を通るXZ平面を中心とする対称位置に配置される。一方、同一形状でなく、対称位置に配置しなくても、共振周波数を調整することは可能である。
このように、本発明の第2の実施形態においても、複数のジャイロセンサにおいて検出軸方向における緩衝部材の共振周波数を略一致させて、精度よく手振れを検出することができる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態によるカメラの一例について説明する。なお、第3の実施形態によるカメラの構成は図1に示すカメラと同様である。
図9は、本発明の第3の実施形態によるカメラで用いられる振動検出装置の構造を説明するための図である。そして、図9(a)はジャイロセンサホルダーおよび緩衝部材の一例を示す斜視図であり、図9(b)はジャイロセンサホルダーおよび緩衝部材の他の例を示す斜視図である。
第3の実施形態では緩衝部材93(93aおよび93b)はそれぞれが対向するジャイロセンサホルダー21の面の外周部の一部を覆う形状とされる。そして、緩衝部材93の各々は複数の緩衝部材で構成される。
緩衝材93が図9に示す形状であっても、ジャイロセンサホルダー91の重心点を第1の緩衝部材93aと当接する面に平行な面に投影した点o’を内包する三角形を緩衝部材93の内部の三点で形成することができる。第2の緩衝部材93bも同様である。
図9(a)においては、第1の緩衝部材93aおよび第2の緩衝部材93bをそれぞれ「L字×2個」として、これらL字形状の部材を組み合わせてロ字形状の緩衝部材を形成する。
図9(b)においては、第1の緩衝部材93cおよび第2の緩衝部材93dをそれぞれ「I字×4個」として、これらI字形状の部材を組み合わせてロ字形状の緩衝部材を形成する。
このように、緩衝部材93をそれぞれ複数の部材で構成することによって、加工の際の歩留りが向上して、コストダウンを図ることができる。
第3の実施形態において、第1の緩衝部材93aと第2の緩衝部材93b、そして、第1の緩衝部材93cと第2の緩衝部材93dは同一形状であり、ジャイロセンサホルダー91の中心を通るXZ平面を中心として対称位置に配置される。一方、同一形状でなく、対称位置に配置しなくても、共振周波数を調整することは可能である。
このように、本発明の第3の実施形態においても、複数のジャイロセンサにおいて検出軸方向における緩衝部材の共振周波数を略一致させて、精度よく手振れを検出することができる。
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態によるカメラの一例について説明する。なお、第4の実施形態によるカメラの構成は図1に示すカメラと同様である。
図10は、本発明の第4の実施形態によるカメラで用いられる振動検出装置の構造を説明するための図である。
第4の実施形態では緩衝部材103(103aおよび103b)はそれぞれが対向するジャイロセンサホルダー101の面の外周部の一部を覆う形状とされる。そして、第1の緩衝部材103aおよび第2の緩衝部材103bはそれぞれ対向するジャイロセンサホルダー101の面の四隅に位置づけられる。つまり、第1の緩衝部材103aは部材103a1〜103a4を有し、第2の緩衝部材103bは部材103b1〜103b4を有している。
緩衝材103が図10に示す形状であっても、ジャイロセンサホルダー101の重心点を第1の緩衝部材103aと当接する面に平行な面に投影した点o’を内包する三角形を緩衝部材103の内部の三点で形成することができる。第2の緩衝部材103bも同様である。
図10においては、第1の緩衝部材103aおよび第2の緩衝部材103bはそれぞれ対向するジャイロセンサホルダー101の面の四隅に配置される。これによって、ジャイロセンサホルダー101の回転中心から緩衝部材103の外周部までの最大距離を変えることなく、面積を最大限小さくすることが可能となる。その結果、ヨー方向の共振周波数を変えることなく、ピッチおよびロール方向の共振周波数を大きく下げることができる。なお、第1の緩衝部材103aおよび第2の緩衝部材103bは四隅だけでなく、四隅の間の位置にも配置するようにしてもよい。
第4の実施形態において、第1の緩衝部材103aおよび第2の緩衝部材103bは同一形状であり、ジャイロセンサホルダー101の中心を通るXZ平面を中心として対称位置に配置される。一方、同一形状でなく、対称位置に配置しなくても、共振周波数を調整することは可能である。
このように、本発明の第4の実施形態においても、複数のジャイロセンサにおいて検出軸方向における緩衝部材の共振周波数を略一致させて、精度よく手振れを検出することができる。
[第5の実施形態]
続いて、本発明の第5の実施形態によるカメラの一例について説明する。なお、第5の実施形態によるカメラの構成は図1に示すカメラと同様である。
図11は、本発明の第5の実施形態によるカメラで用いられる振動検出装置の構造を説明するための図である。
第5の実施形態では緩衝部材113(113aおよび113b)はそれぞれが対向するジャイロセンサホルダー111の面の外周部の一部を覆う形状とされる。緩衝材113が図11に示す形状であっても、ジャイロセンサホルダー111の重心点を第1の緩衝部材113aと当接する面に平行な面に投影した点o’を内包する三角形を緩衝部材113の内部の三点で形成することができる。第2の緩衝部材113bも同様である。
第4の実施形態で説明したように、ジャイロセンサホルダー111の回転中心から緩衝部材113の外周部までの最大距離を変えることなく、面積を最大限小さくするには緩衝部材113をジャイロセンサホルダー111の四隅に配置することが望ましい。一方、緩衝部材113を複数個で構成すると、組立の際の作業性が低下し、コストアップとなる。
そこで、ここでは、緩衝部材113を、ジャイロセンサホルダー111の4隅に位置するように1つの部材で構成する。例えば、図示のように、Z形状とする。
これによって、緩衝部材を1つの部材で構成してヨー方向の共振周波数を変えることなく、ピッチおよびロール方向の共振周波数を下げることができ、組立の際の作業性を向上させることができる。
第5の実施形態において、第1の緩衝部材113aおよび第2の緩衝部材113bは同一形状であり、ジャイロセンサホルダー111の中心を通るXZ平面を中心として対称位置に配置される。一方、同一形状でなく、対称位置に配置しなくても、共振周波数を調整することは可能である。
このように、本発明の第5の実施形態においても、複数のジャイロセンサにおいて検出軸方向における緩衝部材の共振周波数を略一致させて、精度よく手振れを検出することができる。
[第6の実施形態]
続いて、本発明の第6の実施形態によるカメラの一例について説明する。なお、第6の実施形態によるカメラの構成は図1に示すカメラと同様である。
図12は、本発明の第6の実施形態によるカメラで用いられる振動検出装置の構造を説明するための図である。
第6の実施形態では、緩衝部材123(123aおよび123b)を平板形状とし、それぞれ外周部分を占める第1の領域123a1および123b1と、中央部分を占める第2の領域123a2および123b2とに分ける。そして、第1の領域123a1および123b1は第2の領域123a2および123b2よりも高い剛性を有する。
緩衝材123が図12に示す形状であっても、ジャイロセンサホルダー121の重心点を第1の緩衝部材113aと当接する面に平行な面に投影した点o’を内包する三角形を第一の領域123a1の内部の三点で形成することができる。
前述の第1の実施形態では、圧縮方向の共振周波数を下げるために緩衝部材23をロ字形状とした。一方、中央部を中空状態とすることなく、中央部を外周部に比べて十分低い剛性の部材とした場合においても、第1の実施形態と同様の効果が得られる。そして、この場合には、平板形状であるため、ロ字形状の場合によりも作業性が高い。
第6の実施形態において、第1の緩衝部材123aおよび第2の緩衝部材123bは同一形状であり、ジャイロセンサホルダー121の中心を通るXZ平面を中心として対称位置に配置される。一方、同一形状でなく、対称位置に配置しなくても、共振周波数を調整することは可能である。なお、本実施形態のように中央部を外周部に比べて十分低い剛性の部材とする構成は、前述の第2〜5の実施形態の構成において緩衝部材が設けられていない位置に低い剛性の部材を配置するようにしてもよい。
このように、本発明の第6の実施形態においても、複数のジャイロセンサにおいて検出軸方向における緩衝部材の共振周波数を略一致させて、精度よく手振れを検出することができる。
[第7の実施形態]
続いて、本発明の第7の実施形態によるカメラの一例について説明する。なお、第7の実施形態によるカメラの構成は図1に示すカメラと同様である。
図13は、本発明の第7の実施形態によるカメラで用いられる振動検出装置の構造の一例を説明するための図である。
前述の第1〜6の実施形態では、緩衝部材はそれぞれが対向するジャイロセンサホルダーの面の外周部を全周で覆う形状とした。一方、第7の実施形態では、緩衝部材133(133aおよび133b)は平板形状とし、かつその平板部分の面積は、ジャイロセンサホルダー131の、緩衝部材133と当接する面の面積以上としている。本実施形態では、ジャイロセンサホルダー131の、緩衝部材133と当接する領域は、緩衝部材133の四隅に配置されていて、緩衝部材133と当接しない領域よりも突出している。なお、ジャイロセンサホルダー131の、緩衝部材133と当接する面形状は、カタカナのロ字形状やコ字形状であっても問題ない。
ジャイロセンサホルダー131が図13に示す形状であっても、ジャイロセンサホルダー131の重心点を第1の緩衝部材133aと当接する面に平行な面に投影した点o’を内包する三角形をジャイロセンサホルダー131の緩衝部材133aと当接する面の内部の三点で形成することができる。第2の緩衝部材133bも同様である。
前述の第1〜6の実施形態では、圧縮方向の共振周波数を下げるために緩衝部材23の面積を小さくした。一方、緩衝部材の形状を変えずに、それを受けるジャイロセンサホルダーの当接面面積を小さくしても、第1〜6の実施形態と同様の効果が得られる。そして、この場合には、緩衝部材は平板形状であるため、ロ字形状の場合によりも作業性が高い。
第7の実施形態において、第1の緩衝部材133aおよび第2の緩衝部材133bは同一形状であり、ジャイロセンサホルダー131の中心を通るXZ平面を中心として対称位置に配置される。一方、同一形状でなく、対称位置に配置しなくても、共振周波数を調整することは可能である。
さらに第7の実施形態では、緩衝部材133(133aおよび133b)は平板形状とし、かつその面積はジャイロセンサホルダー131の、緩衝部材133と当接する面の面積以上とした。
図14は、本発明の第7の実施形態によるカメラで用いられる振動検出装置の構造の他の例を説明するための図である。
一方、図14に示すように、保持部材144(144aおよび144b)と緩衝材143と当接面積を、緩衝材143の平板部分の面積より小さくしてもよい。さらに、ジャイロホルダー141および保持部材144と緩衝部材143との当接面について、どちらの当接面も緩衝部材143の平板部分の面積より小さくても、共振周波数を調整することは可能である。
このように、本発明の第7の実施形態においても、複数のジャイロセンサにおいて検出軸方向における緩衝部材の共振周波数を略一致させて、精度よく手振れを検出することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
14 撮像素子
15 振動検出装置
16 演算部
18 駆動部
19 本体構造体
20 シャッター
21 ジャイロセンサホルダー
22a,22b,22c ジャイロセンサ
23a,23b 緩衝部材
24a,24b 保持部材

Claims (15)

  1. 振れ検出センサと、
    前記振れ検出センサを保持するセンサホルダーと、
    前記センサホルダーの第1の面と当接する第1の緩衝部材と、
    所定の方向において、前記センサホルダーの前記第1の面の反対側の面である第2の面と当接する第2の緩衝部材と、を有し、
    前記センサホルダーの重心を前記第1の緩衝部材および前記第2の緩衝部材と当接する面に平行な面に投影した点が内包される三角形が前記第1の緩衝部材および前記第2の緩衝部材の内部に位置する三点で形成されるように、前記センサホルダーと前記第1の緩衝部材および前記第2の緩衝部材とが配置されており、
    前記第1の緩衝部材は、前記第1の面の外周部の少なくとも一部に当接し、前記第1の緩衝部材の前記第1の面と当接する領域の面積は前記第1の面の面積より小さく、
    前記第2の緩衝部材は、前記第2の面の外周部の少なくとも一部に当接し、前記第2の緩衝部材の前記第2の面と当接する領域の面積は前記第2の面の面積より小さいことを特徴とする振動検出装置。
  2. 前記振れ検出センサは三次元座標の座標軸に対応して複数備えられており、
    前記センサホルダーと前記第1の緩衝部材および前記第2の緩衝部材との当接面は、複数の振れ検出センサのうちの一つの検出軸と直交することを特徴とする請求項1に記載の振動検出装置。
  3. 前記センサホルダーと前記第1の緩衝部材および前記第2の緩衝部材との当接面はレンズの光軸に対して略平行であることを特徴とする請求項2に記載の振動検出装置。
  4. 前記第1の緩衝部材および前記第2の緩衝部材の各々は一つの部材で成形されていることを特徴とする請求項2に記載の振動検出装置。
  5. 前記第1の緩衝部材および前記第2の緩衝部材の各々は、前記センサホルダーの当接面に直交する方向から見てカタカナのコ字形状に成形されていることを特徴とする請求項2に記載の振動検出装置。
  6. 前記第1の緩衝部材および前記第2の緩衝部材の各々は前記センサホルダーの面の外周部の全周に亘って前記センサホルダーに当接する形状であることを特徴とする請求項2に記載の振動検出装置。
  7. 前記第1の緩衝部材および前記第2の緩衝部材の各々は、前記センサホルダーの当接面に直交する方向から見てカタカナのロ字形状に成形されていることを特徴とする請求項6に記載の振動検出装置。
  8. 前記第1の緩衝部材および前記第2の緩衝部材の各々は複数の部材を有することを特徴とする請求項2に記載の振動検出装置。
  9. 前記第1の緩衝部材および第2の緩衝部材の各々において前記複数の部材はそれぞれ前記センサホルダーの当接面の4隅に配置されていることを特徴とする請求項8に記載の振動検出装置。
  10. 振れ検出センサと、
    前記振れ検出センサを保持するセンサホルダーと、
    前記センサホルダーの第1の面と当接する第1の緩衝部材と、
    所定の方向において、前記センサホルダーの前記第1の面の反対側の面である第2の面と当接する第2の緩衝部材と、を有し、
    前記第1の緩衝部材および前記第2の緩衝部材の各々は第1領域および第2領域を備えており、
    前記第1領域の剛性は前記第2領域の剛性よりも高く、
    前記所定の方向と直交する方向において、前記第1領域によって前記第2領域が囲まれていることを特徴とする振動検出装置。
  11. 振れ検出センサと、
    前記振れ検出センサを保持するセンサホルダーと、
    前記センサホルダーの第1の面と当接する第1の緩衝部材と、
    所定の方向において、前記センサホルダーの前記第1の面の反対側の面である第2の面と当接する第2の緩衝部材と、を有し、
    前記センサホルダーの重心を前記第1の緩衝部材および前記第2の緩衝部材と当接する面に平行な面に投影した点が内包される三角形が前記センサホルダーの前記第1の緩衝部材および前記第2の緩衝部材との当接面の内部に位置する三点で形成されるように、前記センサホルダーと前記第1の緩衝部材および前記第2の緩衝部材とが配置されており、
    前記第1の緩衝部材は、前記第1の面の外周部の少なくとも一部に当接し、
    前記第2の緩衝部材は、前記第2の面の外周部の少なくとも一部に当接し、
    前記第1の面は、前記第1の緩衝部材と当接する領域が前記第1の緩衝部材と当接しない領域よりも突出しており、
    前記第2の面は、前記第2の緩衝部材と当接する領域が前記第2の緩衝部材と当接しない領域よりも突出していることを特徴とする振動検出装置。
  12. 前記振れ検出センサは三次元座標の座標軸に対応して複数備えられており、
    前記センサホルダーと前記第1の緩衝部材および前記第2の緩衝部材との当接面は、複数の振れ検出センサのうちの一つの検出軸と直交することを特徴とする請求項11に記載の振動検出装置。
  13. 前記センサホルダーと前記第1の緩衝部材および前記第2の緩衝部材との当接面はレンズの光軸に対して略平行であることを特徴とする請求項12に記載の振動検出装置。
  14. 前記ジャイロセンサホルダーの、前記第1の緩衝部材および第2の緩衝部材の各々との当接する領域は、前記第1の緩衝部材および第2の緩衝部材の各々の4隅に配置されていることを特徴とする請求項12に記載の振動検出装置。
  15. 請求項1乃至14のいずれか1項に記載の振れ検出装置と、
    被写体を撮像して画像を得る撮像手段と、
    前記振れ検出装置で検出された振れに応じて前記撮像手段で生じる像振れを補正する制御手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
JP2019057074A 2019-03-25 2019-03-25 振動検出装置および撮像装置 Active JP7378945B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019057074A JP7378945B2 (ja) 2019-03-25 2019-03-25 振動検出装置および撮像装置
CN202010200855.4A CN111741212B (zh) 2019-03-25 2020-03-20 配备图像稳定机构的摄像设备的振动检测设备和摄像设备
US16/828,301 US11159723B2 (en) 2019-03-25 2020-03-24 Vibration detecting apparatus in image pickup apparatus equipped with image stabilization mechanism, and image pickup apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019057074A JP7378945B2 (ja) 2019-03-25 2019-03-25 振動検出装置および撮像装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2020160156A true JP2020160156A (ja) 2020-10-01
JP2020160156A5 JP2020160156A5 (ja) 2022-04-01
JP7378945B2 JP7378945B2 (ja) 2023-11-14

Family

ID=72605257

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019057074A Active JP7378945B2 (ja) 2019-03-25 2019-03-25 振動検出装置および撮像装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11159723B2 (ja)
JP (1) JP7378945B2 (ja)
CN (1) CN111741212B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115435705A (zh) * 2022-10-31 2022-12-06 深圳市海塞姆科技有限公司 一种视觉传感器的减振装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05107623A (ja) * 1991-10-18 1993-04-30 Canon Inc 振れ検知装置用取付装置
JP2005181463A (ja) * 2003-12-17 2005-07-07 Sigma Corp 画像振れセンサーの取付装置
JP2008026530A (ja) * 2006-07-20 2008-02-07 Canon Inc 撮像装置
CN105739216A (zh) * 2014-12-24 2016-07-06 佳能株式会社 图像模糊校正设备、摄像设备及光学设备
JP2016151624A (ja) * 2015-02-16 2016-08-22 厦▲門▼新▲鴻▼洲精密科技有限公司Xinhongzhou Precision Technology Co,.Ltd 手振れ補正機能付レンズ駆動装置

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3956991B2 (ja) * 2006-01-20 2007-08-08 ソニー株式会社 撮像装置
CN102016709B (zh) * 2008-04-30 2014-04-09 日本电产三协株式会社 带抖动修正功能的光学单元及摄影用光学装置
JP5517431B2 (ja) * 2008-09-29 2014-06-11 キヤノン株式会社 光学装置および撮像装置
JP5265336B2 (ja) * 2008-12-25 2013-08-14 富士フイルム株式会社 手振れ補正装置及び光学機器
JP5780818B2 (ja) * 2011-04-21 2015-09-16 オリンパス株式会社 駆動装置およびそれを用いた画像装置
US9151963B2 (en) * 2011-08-24 2015-10-06 Mitsumi Electric Co., Ltd. Lens holder driving device including damper compound suppressing undesired resonance
US9891445B1 (en) * 2014-09-05 2018-02-13 Apple Inc. Passive damping solution to optical image stabilization for voice coil motors
JP6652734B2 (ja) * 2015-11-20 2020-02-26 ミツミ電機株式会社 レンズ駆動装置、カメラモジュール、及びカメラ搭載装置
US10303042B2 (en) * 2016-07-12 2019-05-28 Tdk Taiwan Corp. Lens driving module
CN109565540B (zh) * 2016-07-21 2021-02-05 Lg伊诺特有限公司 透镜驱动设备及包括透镜驱动设备的相机模块和光学设备
CN107743190A (zh) * 2016-08-10 2018-02-27 成都鼎桥通信技术有限公司 视频防抖方法
DE112017004624B4 (de) * 2016-09-14 2020-11-12 Fujifilm Corporation Bildaufnahmevorrichtung und Bildaufnahmesteuerverfahren
JP6735449B2 (ja) 2016-10-06 2020-08-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 撮像装置
US10171737B2 (en) * 2016-10-06 2019-01-01 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Imaging device
TWI632410B (zh) * 2017-01-25 2018-08-11 台灣東電化股份有限公司 鏡頭驅動模組及其組裝方法
CN114167567B (zh) * 2017-04-06 2024-05-03 Lg伊诺特有限公司 透镜驱动单元以及包括其的摄像装置模块和光学装置
CN109040573B (zh) * 2017-06-08 2021-06-01 株式会社理光 抖动校正方法和抖动校正设备
JP6947969B2 (ja) * 2017-06-19 2021-10-13 ミツミ電機株式会社 レンズ駆動装置、カメラモジュール、及びカメラ搭載装置
TWI789489B (zh) * 2018-02-06 2023-01-11 日商三美電機股份有限公司 相機用致動器、相機模組以及相機搭載裝置
CN108924914B (zh) * 2018-04-27 2020-12-08 Oppo广东移动通信有限公司 跌落检测方法及相关产品
JP7411903B2 (ja) * 2018-06-28 2024-01-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 撮像装置
CN208461923U (zh) * 2018-07-13 2019-02-01 深圳市比威特视频科技有限公司 一种射击用的运动相机

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05107623A (ja) * 1991-10-18 1993-04-30 Canon Inc 振れ検知装置用取付装置
JP2005181463A (ja) * 2003-12-17 2005-07-07 Sigma Corp 画像振れセンサーの取付装置
JP2008026530A (ja) * 2006-07-20 2008-02-07 Canon Inc 撮像装置
CN105739216A (zh) * 2014-12-24 2016-07-06 佳能株式会社 图像模糊校正设备、摄像设备及光学设备
JP2016151624A (ja) * 2015-02-16 2016-08-22 厦▲門▼新▲鴻▼洲精密科技有限公司Xinhongzhou Precision Technology Co,.Ltd 手振れ補正機能付レンズ駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20200314341A1 (en) 2020-10-01
JP7378945B2 (ja) 2023-11-14
CN111741212B (zh) 2022-05-10
CN111741212A (zh) 2020-10-02
US11159723B2 (en) 2021-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11184541B2 (en) Imaging device
TWI409577B (zh) 光學影像系統
JP6682336B2 (ja) カメラシステム、及びカメラ本体
JP6735449B2 (ja) 撮像装置
US20130201392A1 (en) Camera modules with inertial sensors
JP2008020716A (ja) 像ぶれ補正装置
JP2006154345A (ja) 手振れ補正ユニットおよび撮像装置
JP2012128356A (ja) ブレ補正装置及び光学機器
JP2020160156A (ja) 振動検出装置および撮像装置
KR101329741B1 (ko) 손떨림 보정 제어 방법 및 손떨림 보정 제어 장치
JP7254637B2 (ja) 角速度検出装置並びにこれを備える撮像装置及びレンズ鏡筒
JP2011128415A (ja) ブレ補正装置
JP7254632B2 (ja) 振れ補正装置および撮像装置
US11290647B2 (en) Lens apparatus, image pickup apparatus, and camera system
JP2008058061A (ja) 角速度センサおよび電子機器
JP2014228623A (ja) ブレ補正装置、レンズ鏡筒および撮影装置
JP2021067841A (ja) 振動検知装置、像振れ補正装置および撮像装置
JP2012237884A (ja) ブレ補正装置及び光学機器
JP2021092471A (ja) 角速度検出装置および撮像装置
JP2888550B2 (ja) 光束偏向装置
JP2014228621A (ja) ブレ補正装置および撮影装置
JP2017156379A (ja) 撮像装置
JP6595828B2 (ja) 撮像装置、及び撮像装置の制御方法
JP7281957B2 (ja) 防振制御装置及び方法、及び撮像システム
JP2007156333A (ja) 振れ検出機能を有する光学装置、振れ検出機能を有するレンズ鏡筒、振れ検出機能を有する交換レンズおよび振れ検出機能を有するカメラシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220324

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220324

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230131

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230331

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230606

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230802

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231003

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231101

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7378945

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151