JP2020157250A - 中空糸膜モジュールの洗浄方法 - Google Patents

中空糸膜モジュールの洗浄方法 Download PDF

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Abstract

【課題】中空糸膜に付着した濁質を万遍なく十分に除去できる中空糸膜モジュールの洗浄方法を提供する。【解決手段】中空糸膜モジュールは、処理水出口5及び上部排出口8を有する容器1と、原水を固液分離するための中空糸膜2であって、容器1内に上下方向に配置された複数の中空糸膜2と、中空糸膜2の上端部を固定しており、容器1内の上部に配置された上端固定部3と、上端固定部3の上側に形成され、各中空糸膜2の内部が連通した透過水室7と、原水室10と、中心管4とを有する。開口11から空気を供給して第一次空気洗浄した後、逆洗する。次いで、中心管4から空気を供給して第二次空気洗浄した後、排水する。【選択図】図1

Description

本発明は中空糸膜モジュールの洗浄方法に関し、特に、膜に付着した濁質を十分に洗浄除去することができる中空糸膜モジュールの洗浄方法に関する。
中空糸膜モジュールは、濁質成分や有機物を除去する手段として、純水製造や排水回収分野などで広く用いられている。中空糸膜モジュールの膜には、精密濾過膜(MF膜)や限界濾過膜(UF膜)などが分離対象に応じて使い分けられており、前者は0.1μm前後、後者は0.005〜0.5μmの細孔が一般的である。
UF膜やMF膜モジュールの運転に際しては、膜に汚れが付着するため、通常0.5〜60分毎に水及び/又は気体で膜を洗浄(物理洗浄)する。
中空糸膜モジュールに供給する懸濁水中に濁質や有機物が大量に含まれている場合、膜の目詰まりが発生し、逆洗頻度、薬品洗浄頻度が高くなるだけでなく、膜交換頻度も高くなる。膜の目詰まりを防止するために、膜の単位面積当たりの通水量を低下させる方法が一般的であるが、この方法では膜設置本数が多くなるという課題があった。
特許文献1には、膜の濁質除去性を向上させるため、空気と水を使った逆洗方法が提案されている。しかし、この方法は、濁質の種類、量によっては、濁質除去性があまり向上しない場合があり、より高性能な逆洗方法が求められている。
一般的な物理洗浄工程は、透過水側から原水側に透過水を押し出す逆洗浄工程を行い、膜内部の閉塞物を膜外に排出するとともに、膜表面のケーク層を浮かせる。その後に、モジュール容器の下部から上部に空気を流して中空糸膜を揺らす排濁洗浄を行う。しかしながら、特に原水の濁質濃度が高い場合など、膜表面に濁質汚染が強固に付着している箇所においては、逆洗浄においてケーク層を浮かせることができず、比較的ケーク層の薄い部分に逆洗水が流れやすくなる。その結果、逆洗浄の効果にむらが生じる。また、モジュール内の排濁を空気洗浄のみに頼るため十分な排濁洗浄効果が得られない。
空気洗浄における排濁性を向上させる手段として、特許文献2は、原水および気体を導入する手段を備えた中心管をモジュールも中心に設置し、中心管から空気をモジュール内に吹き込む技術を示している。この方法では、一般的な空気洗浄で生じるモジュール上下での洗浄空気の強弱を緩和し、モジュール全体に均等に空気を供給できるためモジュール上下での濁質汚染のムラを緩和することが可能である。しかしながら本技術では、モジュール上下に生じる洗浄空気の強度差を緩和しているが、原水を中心管から送水しているため中心管に近い中央の膜の方が、ハウジングに近い外側の膜よりも、原水が膜束を断面方向に通過する圧力損失分だけ積極的にろ過に使用されることになり、モジュール内の膜の汚染の仕方にムラが生じるという新たな問題が生じる。また、空気洗浄の排濁効果を強化はされたが、逆洗浄の効果を均質化できないという点、空気洗浄のみに排濁洗浄を頼っているという点で、上記の問題の解決には至っていない。
特開2005−88008号公報 特開2017−176966号公報
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであり、中空糸膜に付着した濁質を万遍なく十分に除去できる中空糸膜モジュールの洗浄方法を提供することを目的とする。
本発明の中空糸膜モジュールの洗浄方法は、上部に処理水出口を有する容器と、該容器の下部に原水を供給する原水供給手段と、原水を固液分離するための中空糸膜であって、該容器内に上下方向に配置された複数の中空糸膜と、該中空糸膜の上端部を固定しており、該容器内の上部に配置された上端固定部と、該上端固定部の上側に形成され、各中空糸膜の内部が連通した透過水室と、前記上端固定部の下側に形成された原水室と、該原水室から空気及び/又は水を排出する排出手段とを有する中空糸膜モジュールを洗浄する方法において、該原水室に空気を供給して該原水室の上部から空気及び該原水室内の水の一部を排出する第一次空気洗浄工程と、該第一次空気洗浄工程の後、透過水を原水側に押し出す逆洗浄工程と、該逆洗浄工程の後に該容器の下部から洗浄排水を排出する排水工程とを有する。
本発明の一態様では、前記逆洗浄工程と前記排水工程の間に、前記原水室に空気を供給して前記原水室の上部から空気および該原水室内の水の一部を排出する第二次空気洗浄工程を行う。
本発明の一態様では、前記中空糸膜モジュールは、前記原水室内において上下方向に延在し、側周面に空気を噴出する複数の噴出孔が設けられている中心管を備えており、前記第二次空気洗浄工程においては、該中心管の噴出孔から空気を前記原水室に噴出させる。
本発明の一態様では、第二次空気洗浄工程における前記中心管への空気供給量が50〜300NL/minである。
本発明の一態様では、前記排水工程において、前記原水室に空気を導入しながら排水する。
本発明の一態様では、前記排水工程において、前記原水室に、前記中心管の前記噴出孔より空気を導入しながら排水する。
本発明の一態様では、前記容器の下部に開口が設けられており、前記第一次空気洗浄工程にあっては、該開口から前記原水室内に空気を供給する。
本発明の一態様では、前記容器の下部に開口が設けられており、前記第二次空気洗浄工程にあっては、該開口から前記原水室内に空気を100〜300NL/min供給する。
本発明の一態様では、前記逆洗浄工程において、洗浄排水を前記原水室上部から排水する。
本発明の一態様では、前記逆洗浄水に薬剤を添加する。
本発明の中空糸膜モジュールの洗浄方法では、第一次空気洗浄工程において空気を原水室に供給すると、中空糸膜が揺動し、中空糸膜間などの濁質がほぐされ、中空糸膜表面の濁質が荒取りされる。これによって、例えば原水室内の上部など、特に膜束内に濁質がたまりやすい部分の膜面においても逆洗浄水が出やすくなる。そのため、次の逆洗工程において、中空糸膜の全体から満遍なく濁質が離脱するようになる。
第一次空気洗浄工程において、中心管とは別に設けられた、容器の下部開口から空気を導入すると、中心管から空気を供給するよりも、空気が原水室内を移動する際の流路抵抗が少ないため気泡の勢いが損なわれず、大きな気泡が勢いよく膜を揺らすようになり、濁質の荒取りに効果的である。
逆洗工程における洗浄排水をモジュールの上部から排出する場合には、第一次空気洗浄工程においてモジュールの下部から上部に運ばれた濁質をそのままモジュール上部に運び上部から排出することができるため、中空糸膜表面に残留する濁質が減少する。
本発明では、逆洗浄工程と排水工程の間に第二次空気洗浄工程を行うことが好ましい。第二次空気洗浄を行うと、逆洗によって中空糸膜表面から浮いたケーク層(濁質層)が十分に中空糸膜表面から剥離するようになる。第二次空気洗浄工程では、その前の逆洗工程によってモジュール内に水が満たされているため、第一次空気洗浄工程および逆洗工程でモジュール上部に運ばれた微細な濁質は、流れを変えることなくモジュール上部から排出される。
濁質を荒取りする目的で膜を揺らす第一次空気洗浄工程とは異なり、第二次空気洗浄工程は、第一次空気洗浄工程および逆洗工程で微細化されたフロックをモジュール外に排出することが目的である。従って、第二次空気洗浄工程では、モジュール全体に均一に空気を供給し、空気流や水流によって最も濁質が移動しやすい膜束外側に糸間の濁質を万遍なく運ぶのが好ましい。そのため、第二次空気洗浄工程では、中心管の噴出孔から原水室内に空気を導入することが望ましい。
本発明では、水工程中で原水室内に空気を導入することにより、さらに濁質排除効果を高めることができる。即ち、中空糸膜表面を排水が流れる際の剪断力が、空気導入により強化され、中空糸膜表面のケーク層がそぎ落とされ、排水と共に排出される。また、原水室下部や容器下部に接続された配管内にたまった濁質も十分に排出される。
排水工程の空気供給を前記中心管から行うと、モジュール下部から空気を供給する場合よりも細かな泡が乱流を作りながら中空糸膜に沿って上昇するので、ケーク層の剥離効果が向上する。このような膜表面や空気流による乱流形成効果を活かすため、排水工程中も逆洗浄を行ってモジュール内に水を供給しながら排水し、乱流と膜の接触時間を長くすることが望ましい。
本発明では、濾過工程において、原水をモジュールの下部から導入することにより、濾過工程における偏流を低減し、膜を均一に使用することができるため、局所的な膜汚染の進行や、それによる膜面積の低下が防止(抑制を含む)される。
本発明では、原水室内の下部に、小孔を有する分散板を設置し、原水を分散させることにより、原水の偏流がさらに低減される。
実施の形態に係る中空糸膜モジュールの断面図である。 別の実施の形態に係る中空糸膜モジュールの断面図である。 実施例及び比較例の差圧の経時変化を示すグラフである。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る中空糸膜モジュールの構成を示す断面図である。図1に示すように、中空糸膜モジュールは、円筒の軸心線方向を上下方向(この実施形態では鉛直方向)にして配置された容器1を備えている。この容器1内に、複数の中空糸膜2が配置されている。
中空糸膜2は、容器1の上部側において、固定部としての合成樹脂製ポッティング部3で固定されている。ポッティング部3の合成樹脂としては例えばエポキシ樹脂を用いることができる。
ポッティング部3の上側と下側にはそれぞれ処理水室7と原水室10とが区画形成されている。中空糸膜2の上端側はポッティング部3を貫通しており、その上端の開口は処理水室7に臨み、中空糸膜2の内部は処理水室7に連通している。
ポッティング部3は例えば円盤状であり、その外周面又は外周縁部が容器1の内面に水密的に接している。
この実施の形態では、原水室10内の下部に、多数の小孔12aを有した分散板12を設け、底部の開口11からの原水や空気を容器1内に分散させるようにしている。この実施の形態では、分散板12をポッティング材にて構成し、中空糸膜2の下端を分散板12に埋設している。図1では、小孔12aが部分的にのみ図示されているが、実際には、分散板12の全面にわたって設けられている。
ただし、本発明では、図2のように、分散板12を省略し、一端が開口し、他端が封止された中空糸膜2を用いてもよい。この場合は、開口している中空糸膜2の上端側をポッティング部3で固定し、封止された下端側を容器1の下部に配置する。
また、図示は省略するが、中空糸膜2をU字型に組み込み、中空糸膜の両端をポッティング部3で固定してもよい。この場合、中空糸膜2の中間部が容器1の下部に位置する。
中空糸膜2は、UF膜やMF膜などのいずれでもよい。中空糸膜2は特に制限はないが、通常、内径0.2〜1.0mm、外径0.5〜2.0mm、有効長さ300〜2500mm程度のものが用いられる。このような中空糸膜2が容器1内に500〜70,000本装填され、好ましくは全膜面積5〜100m程度の束状とされている。中空糸膜2の膜素材についても特に制限はないが、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)、ポリエチレン、ポリプロピレン等を用いることができる。
容器1の内部(原水室10)には、中心管4が略鉛直方向(容器1の軸方向)に延びている。中心管4は、例えば容器1の中心軸に沿って配置されている。中心管4は、束状となっている中空糸膜2の間に挿し込まれた状態となっている。中心管4は先端(上端)が閉じた円管であり、側周面には上下にわたって、かつ周方向に、間隔を空けて複数の噴出孔4aが全体的に設けられている。噴出孔4aの数は特に限定されないが、例えば5〜50個程度である。噴出孔4aの大きさや形状は特に限定されないが、例えば口径5〜500mmの円形である。中心管4の内径は例えば10〜20mm程度である。
中心管4の高さ(上下方向の長さ)は特に限定されないが、中心管4の上端がポッティング部3の下面近傍に位置していることが好ましい。なお、中心管4の上端がポッティング部3に埋設されていてもよい。
中心管4は、分散板12を貫通している。中心管4の下端は、容器1の底面の開口11と同レベルとなっている。ただし、開口11を通って、容器1の外部にまで延びてもよい。開口11には原水配管L1が接続され、原水配管L1にはポンプP1及びバルブV1が設けられている。原水配管L1のバルブV1よりも容器1側からは空気導入用配管L2が分岐しており、空気導入用配管L2にはバルブV2が設けられている。
配管L1のバルブV1よりも容器1側に洗浄排水排出用の配管L7が接続されており、該配管L7にバルブV7が設けられている。
バルブV1とバルブV2の開閉を切り替えることで、容器1への原水/空気の供給を切り替えることができる。バルブV1を開、バルブV2、V7を閉とし、ポンプP1により原水配管L1を介して原水を送り出すことで、原水室10の下部から原水を供給することができる。
バルブV1、V7を閉、バルブV2を開とし、空気導入用配管L2から空気を供給することで、開口11から気泡を供給し、中空糸膜2をバブリング洗浄することができる。バルブV1及びV2を開とし、開口11から気液混合流を噴出させることもできる。
中心管4の下部に空気配管L8が接続され、配管L8にバルブV8が設けられている。配管L8から空気を供給することにより、中心管4の噴出孔4aから放射方向に気泡を噴出させ、バブリング洗浄を行うことができる。
容器1の頂部には処理水(膜透過水)の出口5が設けられている。また、容器1の側面の上部には上部排出口8が設けられている。上部排出口8はポッティング部3の下面近傍に設けられている。ポッティング部3から上部排出口8の上縁までの距離は0〜30mm、特に0〜10mm程度が好ましい。上部排出口8には配管L5が接続され、配管L5にはバルブV5が設けられている。
処理水出口5には処理水取出配管L3が接続されており、処理水取出配管L3を介して処理水(膜透過水)が取り出される。処理水は処理水タンク9に貯留される。
処理水取出配管L3には、処理水取出配管L3に設けられたバルブV3と処理水出口5との間の位置に逆洗水配管L4が接続されている。逆洗水配管L4にはバルブV4が設けられ、バルブV3を閉、バルブV4を開とし、ポンプP2により逆洗水配管L4を介して処理水出口5から処理水室7に逆洗水を供給することにより、中空糸膜2の逆洗を行うことができる。図1は、逆洗水配管L4を処理水タンク9に接続し、逆洗水に処理水を用いる構成を示しているが、逆洗水は原水であってもよい。
逆洗水に薬液を添加する薬液添加手段(図示略)が設けられていてもよい。添加する薬液は、次亜塩素酸ナトリウム、強アルカリ性剤、強酸性剤等であり、膜付着物によって選択される。例えば、膜付着物が有機物、有機物を含む濁質等の場合、次亜塩素酸ナトリウムが0.05〜0.3mgCl/L残留するように添加することが好ましい。
[濾過処理工程]
この中空糸膜モジュールによる濾過処理工程では、バルブV1、V3を開、バルブV2、V4、V5、V7、V8を閉とし、ポンプP1を作動させ、開口11から原水室10に原水を供給する。この実施の形態は、デッドエンドフローであり、中空糸膜2を透過した透過水が処理水として処理水出口5から取り出され、処理水取出配管L3を介して処理水タンク9に貯留される。
ただし、中空糸膜2の外側に原水をクロスフロー方式で通水する外圧式で濾過処理してもよい。この場合、中空糸膜2を透過しなかった濃縮水は、上部排出口8から配管L5を介して排出される。排出された濃縮水を原水と混合してもよい。
[洗浄処理]
この濾過処理を継続して行うと、中空糸膜2に濁質が蓄積してくる。そこで、濾過処理を所定時間行った後、又は処理水量が減少してきた場合、中空糸膜2に捕捉された濁質を洗浄する洗浄処理を行う。
この中空糸膜モジュールの洗浄処理では、
(1) 第一次空気洗浄工程
(2) 逆洗工程
(3) 第二次空気洗浄工程(ただし省略されてもよい。)
(4) 排水工程
によって中空糸膜2等の洗浄を行う。なお、空気洗浄を以下、バブリングということがある。
[第一次空気洗浄工程]
第一次空気洗浄(バブリング)では、バルブV1、V3、V4、V7、V8を閉、バルブV2、V5を開とし、開口11から空気を容器1に吹き込みバブリングを行う。この際の空気供給量は50〜300L/min特に50〜150L/min、バブリング時間は10秒〜2分特に20秒〜60秒程度が好ましい。
この第一次空気洗浄により、中空糸膜2を揺らして中空糸膜2間および原水室10上部に付着した濁質(ケーク層)をほぐし、中空糸膜表面等の濁質の荒取りを行う。これによって、例えば中空糸膜2の上部など、特に膜束内に濁質がたまりやすい部分の膜面においても、次工程の逆洗浄時に逆洗浄水が出やすくなるため、中空糸膜2が満遍なく逆洗浄されるようになる。
第一次空気洗浄工程では、バルブV8,V5を開とし、中心管4から空気を供給してもよいが、下部開口11から空気を供給すると、中心管4から空気を供給するよりも、空気がモジュール内を移動する際の流路抵抗が少ないため勢いを損なわず、大きな気泡が勢いよく膜を揺らすことができ、濁質の荒取りに効果的である。
[逆洗工程]
逆洗工程では、バルブV1、V2、V3、V7、V8を閉、V4、V5を開とする(上部排水方式)か、又はV1、V2、V3、V5、V8を閉、V4、V7を開(下部排水方式)とすると共に、ポンプP2を作動させ、処理水室7を介して逆洗水として処理水を中空糸膜2内に送り込み、逆洗浄を行う。
上部排水方式の場合、逆洗排水は上部排出口8から配管L5を介して排出される。下部排水方式の場合、逆洗排水は配管L7から排出される。
なお、逆洗排水を上部排出口8から排出する上部排水方式の場合、第一次空気洗浄工程においてモジュールの下部から上部に運ばれた濁質を上部排出口8から排出することができるため、モジュール内に残留する濁質が減少する。
逆洗水量は、濾過処理水量の0.7〜1.2倍が好ましく、逆洗時間は10秒〜1分程度が好ましい。
前述の通り、逆洗水に薬剤を添加してもよい。
[第二次空気洗浄工程]
本発明では、逆洗工程の後、第二次空気洗浄工程(第二次バブリング工程)を行うことが好ましい。なお、前述の通り、この第二次空気洗浄工程は省略されてもよい。
第二次空気洗浄工程では、バルブV2、V5を開、その他のバルブを閉とし、配管L2及び開口11から空気を原水室10内に吹き込み、配管L5から排出する(底部給気方式)か、又はバルブV8、V5を開、その他のバルブを閉とし、空気を中心管4の噴出孔4aから原水室10内に噴出させ(中心管給気方式)、配管L5から排出する。
底部給気方式の場合、空気供給量は100〜300L/min特に100〜200L/minとし、バブリング時間は10秒〜2分特に10秒〜1分程度とすることが好ましい。中心管給気方式の場合、空気供給量は50〜300L/min特に50〜150L/minとし、バブリング時間は10秒〜2分特に10秒〜1分程度とすることが好ましい。
この第二次空気洗浄工程を行うと、逆洗によって浮いたケーク層を十分に膜表面から剥離させることができる。第二次空気洗浄工程では、その前の逆洗工程によってモジュール内に水が満たされているため、第一次空気洗浄工程および逆洗工程で原水室10の上部に運ばれた微細な濁質は、流れを変えることなく上部排出口8から配管L5へ排出される。
濁質を荒取りする目的で中空糸膜を揺らす第一次空気洗浄工程とは異なり、第二次空気洗浄工程は、第一次空気洗浄工程および逆洗工程で微細化されたフロックをモジュール外に排出することが目的であるため、原水室10の全体に均一に空気を供給し、空気流や水流によって最も濁質が移動しやすい中空糸膜束の外側に中空糸膜間の濁質を移動させるのが好ましい。そのため、バルブV8、V5を開として、中心管4から原水室10内に空気を噴出させることが望ましい。
中心管4には上下方向の全体にわたって多数の噴出孔4aが設けられているため、中空糸膜2の上端固定部近傍(ポッティング部3近傍)も含め中空糸膜2の全体に気泡を噴射し、濁質を万遍なく除去することができる。また、バブリング洗浄の際の空気量を多くしても、モジュール下部のみから上部へ空気を流す方式と比較して、中空糸膜2のヨレや折れを防止できる。
[排水工程]
排水工程では、バルブV7を開とし、配管L7から排水を行う。排水工程では、バルブV5又はV8を開とし、原水室10内に空気を導入することが望ましい。これは、空気導入により膜表面を流れる水による剪断力が大きくなり、膜表面のケーク層をそぎ落とす効果が奏される。また、原水室10内の下部や配管L7内にたまった濁質も十分に排出されるようになる。
排水工程において、バルブV8を開とすることにより、空気を中心管4から供給すると、細かな気泡が膜表面に細かな乱流を作りながら上昇すると共に、排水表面も気泡によって乱れるため、中空糸膜2表面からのケーク層の剥離効果が向上する。
排水工程中においても、バルブV4を開とし、ポンプP2を作動させて中空糸膜2内に逆洗水を供給してもよく、特に中心管4から空気を供給しながら、かつ逆洗水を供給しながら排水を行うのが好ましい。このように、排水工程中も逆洗浄を行ってモジュール内に水を供給しながら排水することにより、乱流と膜の接触時間が長くなり、濁質が十分に排出されるようになる。
上記実施の形態は本発明の一例であり、本発明は図示以外の形態とされてもよい。本発明では、底部の開口11を省略し、容器1の下部側面に開口11を設け、配管L7を該開口11に接続している。また、配管L1は中心管4に接続されている。配管L8は省略されている。
[実施例1(空気洗浄→逆洗→排水)]
井戸水に38%塩化第二鉄を50mg/L添加し、撹拌強度G値120[1/sec]の反応槽で約5分間撹拌し、さらにG値50[1/sec]の凝集槽で約5分間撹拌して凝集させた凝集処理水を原水とした。この原水を、図2に示す中空糸膜モジュールに4m/m/dにてクロスフロー通水した。中空糸膜モジュールの構成は次の通りである。
容器1:内径200mm、高さ1500mm
中空糸:外径1.4mmのポリフッ化ビニルデン製UF膜、膜面積32m
中心管4:容器1内に延在する長さ1300mm、内径13mm、外径18mm
噴出孔4a:口径10mm、48個
分散板12の小孔12a:直径8mm、44個
濾過処理30min毎に、次の(1)〜(3)の工程よりなる洗浄を行った。
(1)第一次空気洗浄:まずバルブV2、V5のみを開とし、開口11から空気を100NL/minで30秒供給して第一次空気洗浄を行った。排空気は配管L5から流出させた。
(2)逆洗:次いで、バルブV4、V5のみ開とし、ポンプP2を作動させ、処理水タンク8内の処理水を薬品添加することなく中空糸膜2に4m/m/d相当の流量で30秒供給して逆洗した。逆洗排水は配管L5から流出させた。
(3)排水:次いで、バルブV7、V8のみ開とし、中心管4から空気を供給しながら配管L7から排水した。空気の供給量は80NL/minとした。
この中空糸膜モジュールの膜差圧の経時変化を図3に示す。
[比較例1]
逆洗工程を第一次空気洗浄工程の前に行ったこと以外は実施例1と同一条件にて濾過及び洗浄を行った。膜差圧の経時変化を図3に示す。
<考察>
空気バブリングによってモジュール内の濁質をほぐして膜表面から荒取りした後に逆洗浄を実施する実施例1によると、逆洗浄を万遍なく行うことができ、モジュール内中空糸膜の局所的な汚染の進行を抑制し、中空糸膜全体を有効にろ過に活用できる。これによって、図3の通り、水逆洗を空気バブリングの前に実施した比較例1に比べて、実施例1は膜間差圧の上昇が長期にわたって抑制された。
[実施例2(第一次空気洗浄→逆洗→排水)]
実施例1で用いたものと同じ中空糸膜モジュールに、次に説明する原水を30分間通水して全量濾過処理を行った。原水は、水道水に濁質(ベントナイトを10mg/L)を添加した水に対して、工業用塩化第二鉄(濃度38%)を100mg/L添加した後に、炭酸水素ナトリウム及び硫酸によりpHを6.0に調整して10分間攪拌した凝集処理水である。
濾過処理後、第一次空気洗浄として、バルブV2、V5のみ開き、モジュール下部から上部に100NL/minの空気を流して膜を揺らす空気バブリングを30秒行った。
次いで、逆洗工程として、バルブV5、V4のみ開いてP2を稼働させてフラックス4m/m/d相当の処理水を供給して30秒間逆洗浄を行った。次いでバルブV5、V7のみ開き、配管L7から排水を行った。
洗浄排水をすべて回収し、排水中のSS量を求めた。SS濃度はφ47mm、孔径1μmのガラスフィルターで排水を濾過した際の濾紙上残渣の乾燥重量によって求めた。供給した全濁質量に対する逆洗で排出された濁質量の割合(濁質排除率)を表1に示した。
[実施例3(第一次空気洗浄→逆洗→第二次空気洗浄(底部給気)→排水)]
実施例2において、第二次空気洗浄を行った。即ち、逆洗浄を行った後に、バルブV2、V5のみを開き、モジュール下部の開口11から上部排出口8に向って、100NL/minの空気を流して膜を揺らす空気バブリングを30秒行う第二次空気洗浄を行い、その後、排水工程を行った。これ以外は、実施例2と同様の処理を行った。濁質排除率の測定結果を表1に示す。
[実施例4(第一次空気洗浄→逆洗→第二次空気洗浄(中心管給気)→排水)]
実施例3において、第二次空気洗浄の空気供給を中心管4から行った。即ち、バルブV8、V5のみを開いて中心管から50NL/minの空気を供給して第二次空気洗浄を行った。これ以外は、実施例3と同様の処理を行った。(排水工程では、実施例2,3の通り、バルブV7,V5のみが開とされる。)濁質排除率の測定結果を表1に示す。
[実施例5(第一次空気洗浄→逆洗→第二次空気洗浄→排水)]
実施例4において、排水工程において、バルブV7、V8のみを開いて中心管4から50NL/minの空気を供給しながら配管L7より排水したこと以外は、実施例4と同様の処理を行った。濁質排除率の測定結果を表1に示す。
[実施例6(第一次空気洗浄→逆洗→第二次空気洗浄→逆洗しながら排水)]
実施例5において、排水工程において、バルブV7、V8を開とすると共に、さらにバルブV4を開としポンプP2を作動させ、処理水を4m/m/d相当の流量で15秒で供給し、水逆洗を行いながら排水した、これ以外は、実施例5と同様の処理を行った。濁質排除率の測定結果を表1に示す。
[実施例7(第一次空気洗浄→逆洗(下部から排出)→排水)]
実施例2において、逆洗浄工程においてV5の代わりにV7を開いて配管L7から排水した。これ以外は実施例2と同様の処理を行った。濁質排除率の測定結果を表1に示す。
[実施例8(第一次空気洗浄→薬液逆洗→第二次空気洗浄→排水)]
逆洗水に次亜塩素酸ナトリウムを300mgCl/Lとなるように添加したこと以外は実施例6と同様の処理を行った。濁質排除率の測定結果を表1に示す。
[比較例2(逆洗→第一次空気洗浄→排水)]
実施例2において、まず逆洗を行い、その後第一次空気洗浄を行った。これ以外は実施例2と同様の処理を行った。濁質排除率の測定結果を表1に示す。
Figure 2020157250
<考察>
表1の通り、実施例2では空気バブリングによってモジュール内の濁質(ケーク層)をほぐして膜表面から荒取りした後に逆洗浄を実施したため、逆洗浄によって膜表面のケーク層を十分に浮かせて除去されるようになった。その結果、膜表面に濁質の塊を残したまま逆洗浄を行った比較例2に比べて、濁質排除率が増加した。
実施例3では、水逆洗を行った後に、開口11から空気を供給して第二次空気洗浄を行い、再度膜を揺らして膜束内の濁質を膜束外に逃がした。このため、濁質排除率が実施例2に比べて増加した。
実施例4では、第二次空気洗浄の空気を中心管4から供給した。この中心管4からの空気洗浄により、膜束内の濁質が膜束外側に運ばれるようになり、排水時にスムーズに排出される。これにより、濁質排除率が増加した。
実施例5では、排水時に中心管4から空気を導入したことにより、排水時に膜面が受ける剪断力が実施例4よりも大きい。その結果、膜表面のケーク層を剥離して巻きこみながら排水が行われるようになり、濁質排除率が実施例4よりもさらに増加した。
実施例6では、排水工程において、逆洗浄水を供給しながら排水を行った。中心管4から供給される空気と原水室10内の水とが混合することによって生じる乱流が長時間膜表面に接触し、膜表面のケーク層を巻き込みながら排水が行われた。この結果、濁質除去率が実施例5よりもさらに向上した。
実施例7では逆洗浄排水をモジュール下部から排出させた。この場合、逆洗浄排水をモジュール上部から抜く実施例2よりも、空気バブリングで持ち上げられた濁質がモジュール内を移動する距離が増加するため、膜束内や膜表面に濁質がとどまりやすくなる。この結果、実施例2よりも濁質排除率が低くなった。実施例2,7の対比から、逆洗浄排水はモジュール上部から排水することが望ましいことが認められる。
実施例8では、逆洗水に酸化剤を添加した結果、実施例6よりも高い濁質排除率となった。
比較例2では、第一次空気洗浄よりも前に逆洗を行ったため、逆洗効果は低く、濁質排除率が低い。
1 容器
2 中空糸膜
3 ポッティング部
4 中心管
5 処理水出口
7 処理水室
8 上部排出口
9 処理水タンク
10 原水室
11 開口

Claims (11)

  1. 上部に処理水出口を有する容器と、
    該容器の下部に原水を供給する原水供給手段と、
    原水を固液分離するための中空糸膜であって、該容器内に上下方向に配置された複数の中空糸膜と、
    該中空糸膜の上端部を固定しており、該容器内の上部に配置された上端固定部と、
    該上端固定部の上側に形成され、各中空糸膜の内部が連通した透過水室と、
    前記上端固定部の下側に形成された原水室と、
    該原水室から空気及び/又は水を排出する排出手段と
    を有する中空糸膜モジュールを洗浄する方法において、
    該原水室に空気を供給して該原水室の上部から空気及び該原水室内の水の一部を排出する第一次空気洗浄工程と、
    該第一次空気洗浄工程の後、透過水を原水側に押し出す逆洗浄工程と、
    該逆洗浄工程の後に該容器の下部から洗浄排水を排出する排水工程と
    を有する中空糸膜モジュールの洗浄方法。
  2. 前記逆洗浄工程と前記排水工程の間に、前記原水室に空気を供給して前記原水室の上部から空気および該原水室内の水の一部を排出する第二次空気洗浄工程を行う請求項1の中空糸膜モジュールの洗浄方法。
  3. 前記中空糸膜モジュールは、前記原水室内において上下方向に延在し、側周面に空気を噴出する複数の噴出孔が設けられている中心管を備えており、
    前記第二次空気洗浄工程においては、該中心管の噴出孔から空気を前記原水室に噴出させる請求項2の中空糸膜モジュールの洗浄方法。
  4. 前記中心管への空気供給量が50〜300NL/minである請求項3の中空糸膜モジュールの洗浄方法。
  5. 前記排水工程において、前記原水室に空気を導入しながら排水する請求項1〜4のいずれかの中空糸膜モジュールの洗浄方法。
  6. 前記排水工程において、前記原水室に、前記中心管の前記噴出孔より空気を導入しながら排水する請求項3の中空糸膜モジュールの洗浄方法。
  7. 前記容器の下部に開口が設けられており、前記第一次空気洗浄工程にあっては、該開口から前記原水室内に空気を供給する請求項1〜6のいずれかの中空糸膜モジュールの洗浄方法。
  8. 前記容器の下部に開口が設けられており、前記第二次空気洗浄工程にあっては、該開口から前記原水室内に空気を100〜300NL/min供給する請求項1又は2の中空糸膜モジュールの洗浄方法。
  9. 前記排水工程において、逆洗浄しながら排水する請求項1〜8のいずれかの中空糸膜モジュールの洗浄方法。
  10. 前記逆洗浄工程において、洗浄排水を前記原水室上部から排水する請求項1〜9のいずれかの中空糸膜モジュールの洗浄方法。
  11. 前記逆洗浄水に薬剤を添加することを特徴とする請求項1〜10のいずれかの中空糸膜モジュールの洗浄方法。
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