JP2020153240A - 開放型圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】メイン軸受7を軸線X上に保持するための凹所3aが圧縮機構側の端部に形成されたフロントハウジング3と、凹所3aにメイン軸受7が保持された状態でフロントハウジング3の圧縮機構側の端部に取り付けられた抜け防止部材31と、を備え、凹所3aは、軸線Xを中心とした第1直径D1を有する円筒状の第1内周面3cを備え、抜け防止部材31は、軸線Xを中心とした第1直径D1よりも小さい第2直径D2を有する円筒状の第2内周面31eを備え、メイン軸受7は、第2直径D2よりも大きい第3直径D3を有する円筒状の外周面7dを備える開放型圧縮機1を提供する。
【選択図】図3
Description
本発明の一態様に係る開放型圧縮機は、軸線回りに回転する駆動軸により駆動されるとともに吸入口から流入する流体を圧縮して吐出口から吐出する圧縮機構と、前記駆動軸を支持する軸受部と、前記圧縮機構を収容するとともに筒状に形成された第1ハウジングと、前記第1ハウジングの開口部を閉塞するように取り付けられるとともに前記軸受部を前記軸線上に保持するための凹所が前記圧縮機構側の端部に形成された第2ハウジングと、前記凹所に前記軸受部が保持された状態で前記第2ハウジングの前記圧縮機構側の端部に取り付けられた抜け防止部材と、を備え、前記凹所は、前記軸線を中心とした第1直径を有する円筒状の第1内周面を備え、前記抜け防止部材は、前記軸線を中心とした前記第1直径よりも小さい第2直径を有する円筒状の第2内周面を備え、前記軸受部は、前記第2直径よりも大きい第3直径を有する円筒状の外周面を備える。
旋回スクロールに取り付けられる複数の自転防止ピンを抜け防止部材に形成される複数の自転防止穴に挿入することで、旋回スクロールがクランクピンに対して回転することを阻止し、圧縮室により適切に流体を圧縮することができる。
抜け防止部材に取り付けられる複数の自転防止ピンを旋回スクロールに形成される複数の自転防止穴に挿入することで、旋回スクロールがクランクピンに対して回転することを阻止し、圧縮室により適切に流体を圧縮することができる。
抜け防止部材は、抜け止め面を軸受部の圧縮機構側の接触面と接触させることにより、軸受部が第2ハウジングから抜けることを防止することができる。また、抜け防止部材は、摺動面を旋回スクロールの第2ハウジング側の端面と接触させることにより、別途のスラストプレートを設けることなく、旋回スクロールを駆動軸の軸線に沿った方向(スラスト方向)に支持することができる。
このような開放型圧縮機によれば、摺動面が締結ボルトの頭部よりも圧縮機側に配置されるため、締結ボルトを用いて抜け防止部材を第2ハウジングに締結し、かつ抜け防止部材の摺動面を用いて旋回スクロールを駆動軸の軸線に沿った方向(スラスト方向)に支持することができる。
抜け防止部材が鋳鉄または鉄鋼材により形成されているため、アルミニウムまたはアルミニウム合金に比べ、抜け防止部材と旋回スクロールとが直接的に接触する場合に抜け防止部材が摩耗することを抑制することができる。
以下、本発明の第1実施形態の開放型圧縮機1について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態の開放型圧縮機1を示す縦断面図である。図2は、図1に示す開放型圧縮機1のフロントハウジング3および抜け防止部材31を駆動軸6の軸線Xに沿ってみた図である。図2は、図1の矢印Hの方向から開放型圧縮機1を視認した図であり、スクロール圧縮機構5およびリアハウジング2を取り外した状態を示している。図1に示す縦断面図は、図2のA−X−A矢視断面図である。図3は、図1に示す開放型圧縮機1のフロントハウジング3にメイン軸受7が圧入された状態を示す縦断面図である。図3は、スクロール圧縮機構5、リアハウジング2、および抜け防止部材31を取り外した状態を示している。
本実施形態の開放型圧縮機1によれば、メイン軸受7が保持されるフロントハウジング3の凹所3aの内周面3cの第1直径D1よりも、抜け防止部材31の内周面31eの第2直径D2が小さい。第1直径D1よりも第2直径D2を小さくすることで、それに伴って抜け防止部材31の外周面およびフロントハウジング3の外周面の直径を小さくすることができる。そのため、メイン軸受7が大型化した場合に、それに伴ってフロントハウジング3が大型化することを避けることができる。また、第2直径D2を第1直径D1よりも小さくすることで、抜け防止部材31にて兼用している旋回スクロール16を支持するスラスト部分の面積を広くとることができ、耐摩耗性を向上することができる。
次に、本発明の第2実施形態の開放型圧縮機1Aについて、図面を参照して説明する。本実施形態は、第1実施形態の変形例であり、以下で特に説明する場合を除き、第1実施形態と同様であるものとし、以下での説明を省略する。
次に、本発明の第3実施形態の開放型圧縮機1Bについて、図面を参照して説明する。本実施形態は、第1実施形態の変形例であり、以下で特に説明する場合を除き、第1実施形態と同様であるものとし、以下での説明を省略する。
2 リアハウジング(第1ハウジング)
3 フロントハウジング(第2ハウジング)
3a 凹所
3b 凹所
3c 内周面(第1内周面)
3d 取付面(第1取付面)
3e 第1位置決め穴
5 スクロール圧縮機構
6 駆動軸
7 メイン軸受(軸受部)
7a 内輪
7b 外輪
7d 外周面
13 クランクピン
15 固定スクロール
16 旋回スクロール
16a 端面
16b 溝部
16c 自転防止穴
16d 保護リング(円環状部材)
31 抜け防止部材
31a 抜け止め面
31b 摺動面
31c 挿入穴
31d 溝部
31e 内周面(第2内周面)
31f 自転防止穴
31g 取付面(第2取付面)
31h 第2位置決め穴
32 オルダムリンク(自転防止機構)
40 締結ボルト
50 自転防止ピン
60 自転防止ピン
70 位置決めピン
D1 第1直径
D2 第2直径
D3 第3直径
IN 吸入口
X,Y,Z 軸線
Claims (9)
- 軸線回りに回転する駆動軸により駆動されるとともに吸入口から流入する流体を圧縮して吐出口から吐出する圧縮機構と、
前記駆動軸を支持する軸受部と、
前記圧縮機構を収容するとともに筒状に形成された第1ハウジングと、
前記第1ハウジングの開口部を閉塞するように取り付けられるとともに前記軸受部を前記軸線上に保持するための凹所が前記圧縮機構側の端部に形成された第2ハウジングと、
前記凹所に前記軸受部が保持された状態で前記第2ハウジングの前記圧縮機構側の端部に取り付けられた抜け防止部材と、を備え、
前記凹所は、前記軸線を中心とした第1直径を有する円筒状の第1内周面を備え、
前記抜け防止部材は、前記軸線を中心とした前記第1直径よりも小さい第2直径を有する円筒状の第2内周面を備え、
前記軸受部は、前記第2直径よりも大きい第3直径を有する円筒状の外周面を備える開放型圧縮機。 - 前記圧縮機構は、前記第1ハウジングに固定された固定スクロールと、前記駆動軸に対して偏心したクランクピンに連結される旋回スクロールと、を有し、前記固定スクロールに噛み合わされた前記旋回スクロールを公転旋回駆動させることにより流体を圧縮する機構であり、
前記旋回スクロールが前記クランクピンに対して回転することを阻止する自転防止機構を備える請求項1に記載の開放型圧縮機。 - 前記自転防止機構は、
前記旋回スクロールの前記第2ハウジング側の端部に取り付けられるとともに前記軸線に沿って突出する複数の自転防止ピンと、
前記抜け防止部材に形成されるとともに前記自転防止ピンの先端部を収容するための円筒状の内周面を有する複数の自転防止穴と、を有する請求項2に記載の開放型圧縮機。 - 前記自転防止機構は、
前記抜け防止部材の前記旋回スクロール側の端部に取り付けられるとともに前記軸線に沿って突出する複数の自転防止ピンと、
前記旋回スクロールに形成されるとともに前記自転防止ピンの先端部を収容するための円筒状の内周面を有する複数の自転防止穴と、を有する請求項2に記載の開放型圧縮機。 - 前記旋回スクロールは、アルミニウム合金により形成されており、
前記自転防止ピンは、鋳鉄または鉄鋼材により形成されており、
前記自転防止機構は、前記自転防止穴の内周面に保持されるとともに鋳鉄または鉄鋼材により形成された円環状部材を有する請求項4に記載の開放型圧縮機。 - 前記抜け防止部材が取り付けられる前記第2ハウジングの第1取付面には、前記軸線に沿って延びるとともに断面視が円形の棒状部材を挿入可能な第1位置決め穴が形成されており、
前記第2ハウジングに取り付けられる前記抜け防止部材の第2取付面には、前記棒状部材を挿入可能な第2位置決め穴が形成されている請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の開放型圧縮機。 - 前記抜け防止部材は、
前記軸線に直交するとともに前記軸受部の前記圧縮機構側の接触面と接触または近接する抜け止め面と、
前記軸線に直交するとともに前記旋回スクロールの前記第2ハウジング側の端面と接触または近接する摺動面と、を有する請求項2から請求項5のいずれか一項の記載の開放型圧縮機。 - 前記抜け防止部材には、前記圧縮機構側へ開口するとともに前記抜け防止部材を前記第2ハウジングに締結する締結ボルトが挿入される挿入穴が形成されており、
前記摺動面は、前記締結ボルトの頭部よりも前記軸線に沿って前記圧縮機構側に配置されている請求項7に記載の開放型圧縮機。 - 前記抜け防止部材は、鋳鉄または鉄鋼材により形成されており、
前記旋回スクロールは、アルミニウム合金により形成されている請求項2から請求項5のいずれか一項に記載の開放型圧縮機。
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Cited By (2)
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