JP2020151989A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像全体において注目されやすい階調補正を精度よく行うことで安定して色の再現を行える画像形成装置の提供。【解決手段】本発明の画像形成装置は、画像データ配列に基づいて基本色の混色により記録媒体上に画像を出力する画像出力手段と、階調補正値を用いて画像出力手段が出力する画像を補正する階調補正手段と、画像の反射特性を測定する測定センサと、測定センサによって測定された測定値と画像データ配列と階調特性の変化を近似する基底となる変化モードデータとに基づいて基本色の階調補正値を導出する階調補正値生成手段と、画像において指定された任意の範囲内から少なくとも3つの測色領域を抽出する領域抽出手段と、を有し、階調補正値生成手段は、領域抽出手段によって抽出された少なくとも3つの測色領域のうち1つの基本色の組み合わせを注目色とし、注目色の測定センサによる測定値に基づいて、階調補正値を合成することを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、記録媒体上に画像を形成するための画像形成装置に関する。
記録媒体上にカラー画像を形成する例えば複写機やプリンター等の画像形成装置においては、大量に連続して出力を行うときにも、形成される画像の品質、例えば出力される色を一定の範囲内で再現あるいは管理することが求められる。
こうした画像形成装置において、出力画像の色を測定する測定センサを用いて、測定値と基準値との誤差を小さくするように色の階調を補正する構成が知られている(例えば特許文献1〜6参照)。
このような階調補正を行う構成としては、サンプルデータが少ない場合や色の階調に偏りがある場合であっても、基本色毎に用意された階調特性に対する複数の変化モードデータに基づいて階調特性の変化を推定することで、色再現階調範囲全体に係る色階調補正曲線(TRC)を補正するような方法が挙げられている。
しかしながら、測定センサの測定する微小な測色領域をサンプルとして、画像全体への色階調特性の変化を推定することから、測色領域として測定された部分に近い色構成(混色)の部分については精度よく補正できるものの、抽出された混色とは異なる部分については、補正の精度が低下してしまうこととなってしまう。
そこで、単純にサンプルを多数取得する方法も考えられるが、補正作業に要する時間の低減や、コストの低減の要求により、測定センサの数やサンプルデータ数は出来る限り低減することが望ましい。
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、画像全体において注目されやすい階調補正を精度よく行うことで安定して色の再現を行える画像形成装置の提供を目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明における画像形成装置は、本発明の画像形成装置は、複数の基本色を組み合わせて形成された画像データ配列に基づいて、当該基本色の混色により記録媒体上に画像を出力する画像出力手段と、前記基本色の階調特性を、各前記基本色ごとに補正するための階調補正値を用いて、前記画像出力手段が出力する前記画像を補正する階調補正手段と、前記画像の全体あるいは一部の反射特性を、少なくとも1つの分光特性を有する測定チャンネルで測定する測定センサと、前記測定センサによって測定される前記基本色の組み合わせによって形成された測色領域の測定値を含む複数の測定値と、前記画像データ配列と、前記階調特性の変化を近似する基底となる変化モードデータと、に基づいて前記基本色それぞれの前記階調補正値を導出するための階調補正値生成手段と、前記画像において指定された任意の範囲内から、少なくとも3つの互いに異なる前記画像データ配列で構成される測色領域を抽出する領域抽出手段と、を有し、前記階調補正値生成手段は、前記領域抽出手段によって抽出された少なくとも3つの前記測色領域のうち1つの前記基本色の組み合わせを注目色とし、当該注目色を前記測定センサによって測定された前記測定値の測定結果に基づいて、前記階調補正値を合成することを特徴とする。
本発明の画像形成装置によれば、画像全体において注目されやすい階調補正を精度よく行うことで安定して色の再現を行える。
本発明の実施形態における画像形成装置の構成の一例を示す図である。 図1に示した画像形成装置の制御部の構成の一例を示す模式図である。 図1に示した画像形成装置の画像形成システムの構成の一例を示す模式図である。 図3に示した画像形成システムの動作の一例を示すフロー図である。 図3に示した領域指定手段と領域抽出手段の動作の一例を示す図である。 図3に示した領域指定手段の他の構成の一例を示す図である。 階調補正値を算出する動作の一例を示すフロー図である。
図1に、本実施形態における画像形成システムの一例として、画像形成装置の全体構成の概略を示す。
本実施形態において、画像形成装置100は、記録媒体たる用紙Pを搬送する給紙部2と、入力された原稿データを基に画像情報を形成する制御部3と、画像情報を用いて転写ベルト47にトナー画像を形成する電子写真式のプリンタエンジンである画像出力手段たる画像形成部4と、を有している。
画像形成装置100はまた、給紙部2から供給された用紙Pを所定のタイミングで転写部5に送り出すレジストローラ対22を有している。
画像形成装置100はまた、転写ベルト47に担持されているトナー像を、転写ベルト47とのニップ部である2次転写位置Nで用紙Pに転写する2次転写手段である転写部5と、形成された画像を定着させる定着部6と、用紙Pを外部に排出する排紙部7と、を有している。
画像形成装置100は、画像の反射特性を測定する測定センサ45を有する。例えば、測定センサ45は、2次転写位置Nよりも用紙P搬送方向の下流にあって、用紙Pに形成された画像の全体あるいは一部の反射特性を測定する。
給紙部2は、給紙口20と、給紙口20から給紙された用紙Pを転写部5まで搬送するための複数の給紙ローラ21と、を有している。
画像形成部4は、複数の基本色たるイエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKの各色に対応する4つのプロセスユニット4Y、4M、4C、4Kを有している。
プロセスユニット4Y、4M、4C、4Kは、いずれも同様の構成を有し、説明が重複するため、ここでは特にイエローYに対応するプロセスユニット4Yについてのみ説明する。
プロセスユニット4Yは、図1に示す反時計方向であるA方向に回転する回転体としての像担持体たるドラム状の感光体40Yと、光走査装置たる光書込み装置としてのレーザーユニット53Yと、を有している。感光体40Yには、その表面にレーザーユニット53Yが射出する走査光の被走査面である感光層が形成されている。
プロセスユニット4Yはまた、感光体40Yの周囲にA方向上流に設けられた帯電装置42Yと、現像手段としての現像装置43Yと、転写ベルト47を巻き掛けるよう備えられた1次転写手段としての1次転写ローラ475Yとを有している。
プロセスユニット4Yはまた、1次転写ローラ475Yと感光体40Yとの接する位置よりもA方向下流に設けられたクリーニング装置44Yを有している。
プロセスユニット4Yはまた、感光体40Yの表面電位を検出する表面電位検知手段としての表面電位センサである電位センサを有している。
プロセスユニット4Yは、レーザーユニット53Yによって感光体40Yに潜像を形成することで、イエローの基本色のトナー像を形成する。
画像形成部4は、このようなプロセスユニット4Y、4M、4C、4Kを用いて複数の基本色を組み合わせて形成された画像データ配列たる画像情報に基づいて、基本色の混色により用紙P上に画像たるトナー像を出力する画像出力手段である。つまり、画像出力手段は、複数の色で形成された画像データ配列に基づいて、混色の画像を出力する。
転写部5は、転写ベルト47と、図1のB方向に回転するように駆動源によって駆動される駆動ローラ471と、駆動ローラ471と同様にB方向に回転する従動ローラ472及び2次転写ローラ473と、2次転写ローラ473に対向して設けられた2次転写対向ローラ474と、を有している。
転写部5は、2次転写位置Nにおいて、2次転写対向ローラ474が転写ベルト47に当接して、ニップ部を形成している。転写部5は、2次転写位置Nにおいて、2次転写対向ローラ474と2次転写ローラ473との間に転写ベルト47を用紙Pとともに挟みこみ、2次転写バイアスをかけて転写ベルト47表面のトナー像を用紙Pに転写する。
転写部5の2次転写バイアスとしては、転写ベルト47の表面に帯電されている静電荷とは逆の電荷を付与する。
2次転写対向ローラ474は、2次転写位置Nにおいて2次転写を行った後の用紙Pを定着部6まで搬送する。
転写ベルト47は、伸びの少ないポリイミド樹脂に、電気抵抗を調整するためのカーボン粉末を分散させたものを用いている。転写ベルト47は、駆動ローラ471と、従動ローラ472と、2次転写ローラ473と、1次転写ローラ475Y、475C、475M、475Kと、に巻きかけられている。
測定センサ45は、赤、緑、青の3つの測定対象色に対して感度を持つように前段に各測定対象色に対応するバンドパスフィルタを取り付けた、複数のモノクロラインセンサを組み合わせたインライン式の色度測定器である。すなわち測定センサ45は、ここでは赤、緑、青(R、G、B)の3色に対応する3つの分光特性を備えた測定チャンネルを有している。測定センサ45の有する測定チャンネルの個数を測定チャンネル数という。
測定センサ45は、少なくとも1つの分光特性を有する測定チャンネル、言い換えると1つ以上の基本色に対して感度を持った測定チャンネルを有するセンサであれば良く、所謂カラースキャナを用いても良い。また、後述するように単一の分光特性を有するモノクロラインセンサであっても良い。
制御部3は、通信ネットワークなどを介した上位装置(例えばパソコン)との双方向の通信を制御するための通信制御手段として動作する。
制御部3はまた、上位装置からの原稿データを基に作成した画像データを画像形成部4に送る画像データ処理手段としても動作する。
制御部3は、図2に示すように、原稿データを保管している上位装置たるパソコン200やサーバー201などから送信された原稿データを受け取る画像処理部30と、画像処理部30が展開した画像情報を、画像形成部4が受け取り可能な形式の画像データに変換する階調処理部31と、を有している。
制御部3はまた、画像形成部4によって出力された画像をインラインで検査して画像情報を検出する画像検査部33と、検出された画像情報から画像の色調変動を検知して階調処理部31に対して階調補正値を与える色調制御部32と、を有している。
制御部3はまた、画像形成部4の制御を行うエンジン制御部39を有している。
制御部3のうち、エンジン制御部39と、色調制御部32と、階調処理部31と、画像検査部33と、は画像形成装置100に備えられている。画像処理部30は、画像形成装置100とは別体のパソコン上のソフトウェアと拡張ボードで構成され、画像形成装置100と独立して交換可能なシステムである。
なお、画像処理部30は、当該画像形成を行う画像形成システム上に配置されていれば、画像形成装置100とは別体の端末上に設けても、あるいはネットワークを介してサーバー201やパソコン200上に設けても、画像形成装置100上に設けても良い。
画像処理部30は、図3に示すように、原稿データQをLab形式に変換する原稿色Lab変換手段310と、Lab形式をCMYK形式に変換するLabCMYK変換手段311と、選択されたカラープロファイルに基づいて階調を補正するユーザー階調変換手段312と、を有している。
画像処理部30は、算出した画像データR等の各値を一時的にあるいは画像形成を行う間継続的に保存するための記憶手段たるハードディスクドライブとしての記憶装置302を有している。
階調処理部31は、各基本色の階調特性を各基本色ごとに補正するための階調補正値ΔCT=(Δc(c), Δm(m), Δy(y), Δk(k)) を用いて、画像形成部4が出力するための画像を補正する階調補正手段たる階調補正部316と、画像形成部4で表現可能な形式に変換するための階調変換部317と、を有している。言い換えれば、階調補正部316は、色の階調特性を階調補正値に基づいて補正する。
ここで、Δc(c)等は、シアンCの入力階調値cに対する補正量がΔc(c)であることを示している。以下の説明で、必ずしも入力階調を明示する必要がない場合には単にΔcとも記す。
画像検査部33は、測定センサ45によって測定された画像を元にLab値に変換する、すなわち測定値を求めるためのスキャナ色Lab変換手段318を有している。
色調制御部32は、画像処理部30から入力された画像情報を元に、形成されるべき画像の階調を予測して出力する測色予測部34と、階調補正値ΔCTを生成する階調補正値生成手段たる色調補正量決定部319と、を有している。
測色予測部34は、CMYK形式をLab形式に変換するCMYKLab変換手段313と、予め与えられた測定センサ45の読取誤差に基づいて入力値を補正するスキャナ補正部325と、スキャナ色Lab変換手段315とを有している。ここでスキャナ色Lab変換手段315と、スキャナ色Lab変換手段318とは、同様の機能を有する変換手段であるため、説明を省略する。
色調補正量決定部319は、反射特性と、画像データ配列と、に基づいて補正配列を合成して色ごとの階調補正値を生成する。
このような構成の画像形成装置100を用いて画像の形成を行うときには、まず、図3に示すように、ネットワーク上のパソコン200やサーバー201から印刷要求と共に原稿データQが送付される。
原稿データQは、RGBあるいはCMYKなどによってカラー指定されたビットマップ、テキスト、図形の描画命令を含んだ複雑なデータフォーマットである。
画像処理部30は、受け取った原稿データQを展開し、画像形成部4が有するシアンC、マゼンタM、イエローY、ブラックKの各基本色で構成された画素配列、例えば各画素の色情報を格子状に並べたビットマップデータとして階調処理部31に送信する。
階調処理部31は、画素をさらに画像形成部4で表現可能な階調数に変換し、画像データ配列たる画像データRとして画像形成部4に送信する。
画像形成部4は、階調処理部31から受け取った画像データRに基づいて、イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKの混色により、転写ベルト47上にトナー像を出力し、転写部5の2次転写位置Nにおいて転写ベルト47上のトナー像を用紙Pに転写する。
画像検査部33は、測定センサ45の検知したトナー像の反射特性を用いて、後述するように用紙P上の画像をスキャンする。色調制御部32は、後述する階調補正操作により、目標となる再現色と、出力された画像の発色とのずれが最小となるように、エンジン制御部39や階調処理部31に与える色調補正量を補正することで、用紙Pに出力される画像の発色を安定させる。
表面にトナー像を形成された用紙Pは、すべての色のトナー像を転写され、担持すると、定着部6に進入し、加熱ローラ161と定着ローラ162との間の定着ニップ部N2を通過する際、熱と圧力との作用により、担持したトナー像を定着され、用紙P上に良好なカラー画像が形成される。
定着部6を通過した定着済みの用紙Pは、排紙部7から画像形成装置100の外へ排出される。
あるいは、排紙部7に切替爪と両面ユニットとを設け、切替爪の態様に応じて用紙Pを両面ユニットに進入させて両面画像形成に備えることとしても良い。
階調補正についてのより詳細な処理を説明する。以下の説明において、色調制御部32が扱う形式をLab(CIELab)形式とし、原稿データQのCMYK形式の色データをLab形式に変換しているが、Lab形式に限定されるものではなく、どのような色表現形式を用いても良い。
また、原稿色Lab変換手段310、LabCMYK変換手段311、CMYKLab変換手段313、スキャナ色Lab変換手段315、318、Labスキャナ色変換314は、それぞれの色空間変換のために、カラープロファイルと呼ばれる基礎データを必要とする。これらのカラープロファイルのうち、原稿色からLab値への変換に必要なカラープロファイルは、原稿データQに添付されているか予め用意されているものが使用される。また、スキャナ色Lab変換手段315、318とLabスキャナ色変換314とに必要なカラープロファイルは、色調制御部32と画像検査部33とにそれぞれ予め設定されている。
LabCMYK変換手段311、CMYKLab変換手段313に必要なカラープロファイルは、用紙Pの種類によって色再現特性に影響が出るために、サーバー201に予め保存された複数のカラープロファイルから用紙Pの種類に合った適切なカラープロファイルを選択して設定することが望ましい。
このような用紙Pの種類によるカラープロファイルの変更は、ユーザーが任意で行っても良いし、画像処理部30が入力された原稿データQに合った用紙Pの選択に合わせ自動で行っても良い。
また、このようなカラープロファイルとしては、例えばICC(International Color Consortium)の定めるICCプロファイルを用いても良い。
図4に示すように、画像処理部30に送信された原稿データQは、原稿色Lab変換手段310によって、RGB形式やCMYK形式で表現された色のデータを、デバイスに依存しないLab形式の表色値たるdocLab値に変換される(ステップS100)。
LabCMYK変換手段311は、docLab値を画像形成部4の基本色シアンC、マゼンタM、イエローY、ブラックKの各色をそれぞれ8bitの整数階調値の組である階調値prnCMYKに変換する(ステップS101)。
ユーザー階調変換手段312は、初期状態においては階調値prnCMYKを変更せずにそのまま画像データRとして出力する(ステップS102)。
これらの処理は、ベクトルデータやフォント展開と同時に行われる。結果として得られる画像データRは、原稿データQの色情報を量子化した基本色C、M、Y、Kの4色分のビットマップデータとして出力される。
出力された画像データRは、印刷に用いた原稿毎に画像処理部30の記憶装置302に保持される。
階調補正部316は、色の階調特性を階調補正値に基づいて補正する。たとえば、各基本色C、M、Y、Kごとに階調補正テーブル(TRC:Tone Response Correction)を備え、後述する階調補正値と階調補正テーブルとを用いて、基本色のそれぞれの階調を補正する(ステップS103)。
階調変換部317は、基本色毎に8bitで送られてくるカラー値を、画像形成部4が表現可能な階調数に合うように、面積階調法や誤差拡散法を用いて変換する(ステップS104)。
画像形成部4は、このように階調処理部31によって画像形成部4で表現可能な形式に合わされた画像データRを受け取り、トナー像を形成する(ステップS105)。
画像形成部4によって形成されたトナー像は、転写部5によって用紙P上に転写された後、測定センサ45の測定したトナー像の反射特性を用いてスキャンされる。
画像検査部33は、スキャンされた画像情報を出力計測値mesColとしてスキャナ色Lab変換手段318に入力する。
スキャナ色Lab変換手段318は、入力された出力計測値mesColをLab値に変換することで、Lab値化された測色値mesLabを得る(ステップS106)。
色調補正量決定部319は、記憶装置302に蓄積されたビットマップデータから、予め必要な部分の階調値prnCMYKをページバッファに読み込む(ステップS107)。
一方、色調制御部32は、CMYKLab変換手段313によってCMYK形式からLab形式へと変換し、出力予測値prnLabとして保存する(ステップS108)。
このときの、色調制御部32によって得られた出力予測値prnLabは、出力される画像データRの再現色をLab値としてシミュレートした値である。
出力予測値prnLabは、測定センサ45に固有の読取誤差を含まないため、出力予測値prnLabをそのまま補正に用いると、測定センサ45の読取誤差を含んだ状態で補正される。例えば、測定センサ45が読み取り可能な色域が画像形成部4の出力可能な色域よりも範囲が小さいような場合には、測定センサ45による色域の圧縮が生じるため、出力予測値prnLabが測定センサ45のスキャンした出力計測値mesColと大きく異なるおそれがある。
スキャナ補正部325は、出力予測値prnLabを、予め与えられた測定センサ45の読取誤差に基づいて補正することでスキャナ読取予測値scnColを算出する(ステップS109)。
このようなスキャナ補正部325を有することで、測定センサ45が読み取り可能な色域が画像形成部4の出力可能な色域より範囲が小さい場合にも、精度良く色の読取値の予測が行われる。
スキャナ色Lab変換手段315は、スキャナ補正部325からスキャナ読取予測値scnColが入力されると、Lab値に変換して目標値targetLabを算出する(ステップS110)。
測色予測部34は、このように予め印刷されるべき印刷領域全体について目標値targetLabを算出した結果を記憶装置302に保存しておく。
色調補正量決定部319は、これら印刷領域に対する目標値targetLabと、測色値mesLabと、階調値prnCMYKと、に基づいて、階調補正テーブルの補正を行うための階調補正値ΔCT=(Δc, Δm, Δy, Δk) を決定する。
次に色調補正量決定部319が階調補正値ΔCTを決定する方法について述べる。
まず、処理に先立って各ページの印刷領域から、測色に適した色の変化の少ない複数の数mm四方程度の微小測色領域{(xi,yi)}i=1,...,Nを抽出する。ここでは、測色領域をその中心座標(x,y)で代表している。微小測色領域(xi,yi)の抽出方法は例えば、5mm角程度の任意の領域から、400dpiで41×41画素の領域を選択し、抽出する方法が利用できる。
なお、ここで説明している座標記号のx,yは、画像形成装置で用紙Pが搬送される紙送り方向、所謂副走査方向を座標yとし、副走査方向と直交する主走査方向を座標xとして説明している。
さらに抽出された微小測色領域(以下、測色領域という)は、以下の条件によって選別される。
領域指定手段320がまず、単ページ、もしくは複数ページにおける測色に適した領域に対し、用紙Pの画像が形成される領域すなわち印刷領域内で占有面積が最も広い領域を設定する。
このときの占有面積の大きさは、印刷領域内に占める面積を求めても良いが、不規則な形状の画像領域の面積を求めるのは、処理時間が膨大となってしまう。
そこで、本実施形態では、画像形成装置100は図3に示すように領域指定手段320と、領域抽出手段321と、を有している。
領域指定手段320は、上述の1つの測色領域ごとに、構成される画像データ配列すなわち基本色の色構成である混色の度合いを判定し、かかる色構成が似通った(あるいは同一の)測色領域を数え上げる。このとき、同じ色構成で抽出された測色領域のN数が最も多い領域が「注目測色領域322」である。
領域抽出手段321は、かかる注目測色領域322に加えて、選定された注目測色領域322の色構成を色構成colAとしたとき、色構成colAが構成される各基本色の色階調が、色階調範囲を複数に分割した時に含まれる範囲以外のそれぞれの範囲に該当する色階調で構成される測色領域323、324を追加して選定する。
具体的には、図5に示すような画像データを印刷する場合、領域指定手段320は、同色(同一の色構成)で塗りつぶされる領域のうち、斜線で示した領域Fを「指定された任意の範囲」とする。
また、領域抽出手段321は、かかる任意の範囲内の測色領域を第1の測色領域たる「注目測色領域322」として抽出する。なお、本実施形態では領域Fは既に述べたように、「画像データ配列が同一または類似の領域のうち、最も面積が広い領域」である。
領域F内に含まれる複数の測色領域(x,y)は、何れも同一あるいは似通った色構成を有するから、かかる領域Fから抽出される位置によらず、「注目測色領域322」は同じ色構成となるので、図5に示したような位置にはよらない。
また、かかる注目測色領域322の色構成を「色構成colA」とする。
さて、注目測色領域322の色構成colAをCMYKの4つの基本色の混色で示すとき、仮にcolA=(C:40%、M:75%、Y:45%、K:10%)で構成されるとする。
このように、色構成colAは、「基本色の組み合わせ」を数値化したものである。
さらに、色構成colAの各基本色の色階調範囲(階調網点率0〜100%)を、範囲1(0%〜39%)、範囲2(40%〜69%)、範囲3(70%〜100%)の3分割に区切って階調特性を示すと、色構成colAの階調特性は、(C:範囲2、M:範囲3、Y:範囲2、K:範囲1)と表すことができる。
領域抽出手段321は、色構成colAとは異なる色構成の階調特性を持つような第2の測色領域たる「測色領域323」と、第3の測色領域たる「測色領域324」と、を抽出する。
測色領域323は、例えば色構成colB=(C:25%、M:30%、Y:75%、K:50%)の測色領域であって、色構成colBの階調特性は、先ほどの分割に従えば(C:範囲1、M:範囲1、Y:範囲3、K:範囲2)と表すことができる。
本実施形態においては、色構成colBの階調特性は、色構成colAと異なるように選択されたに過ぎないが、かかる測色領域323は、第2の測色領域として、第1の測色領域の階調特性よりも明るい階調特性を有するように階調特性を選んで選択されるとしても良い。
測色領域324は、例えば色構成colC=(C:72%、M:10%、Y:35%、K:70%)の測色領域であって、色構成colCの階調特性は、先ほどの分割に従えば(C:範囲3、M:範囲1、Y:範囲1、K:範囲3)と表すことができる。
本実施形態においては、色構成colCの階調特性は、色構成colAと異なるように選択されたに過ぎないが、かかる測色領域324は、第3の測色領域として、第1の測色領域の階調特性よりも暗い階調特性を有するように階調特性を選んで選択されるとしても良い。
また、測色領域323、324は、色構成colAとは異なる階調特性を有する測色領域であれば良いが、4つの基本色全てにおいて階調特性が異なっている(即ち、Cでは範囲1、3の何れか、Mでは範囲1、2の何れか、Yでは範囲1、3の何れか、Kでは範囲2,3の何れかを全て満たす)ことが望ましい。
しかしながら、このような特徴的な測色領域が印刷領域内に該当しない場合には、領域抽出手段321は、複数のページに跨って原稿データQの画像データ配列を参照し、測色領域323、324を選定し、色構成を抽出するとしても良い。
あるいは、C、M、Y、Kのそれぞれについて、例えば基本色Cについてみた場合、色構成colAと基本色Cが異なる色構成colC−a(C:20%、M:40%、Y:60%、K:40%)と色構成colC−b(C:70%、M:0%、Y:0%、K:0%)となるように、基本色Cについての第2の測色領域と第3の測色領域とを選定し、色構成を抽出するとしても良い。
さらに、一定のページ数もしくは、一定の処理時間内において、かかる条件に合致する測色領域が揃わない場合には、注目測色領域322を条件を変えて再度選定するとしても良い。
また、本実施形態においては、注目測色領域322は、領域F即ち領域指定手段320が「指定された任意の範囲」として設定する領域内から選定されている。
しかしながら、かかる構成に限定されるものではなく、印刷領域内において、「ユーザーが指定した任意の範囲」として設定する領域Gから測色領域322を抽出するとしても良い。
この場合には、例えば図6のように、画像形成装置100の操作パネル101と表示部102とを用いて原稿データQ上の任意の範囲を指定するとしても良いし、サーバー201やパソコン200上において指定されるとしても良い。
領域指定手段320は、かかるユーザーが指定した任意の範囲を領域Gとして選定し、領域抽出手段321は、かかる領域Gから注目測色領域322を抽出する。
このように、ユーザーが指定した任意の範囲を領域Gとして選定することとすれば、ユーザーが画像上で色を安定的に印刷させたい注目領域(図6においては、人物の肌色領域)を指定することで、色構成colAの注目測色領域322が決定される。
かかる構成により、サンプル内に画像内で「最も注目したい」色構成が注目色として含まれるから、画像全体において注目されやすい階調補正を精度よく行うことで、サンプル数が少ない場合であっても安定して色の再現を行える。
また、このような場合にも、領域抽出手段321は、色構成colAと異なる色構成colB、colCを有する測色領域323、324をそれぞれ抽出する。
このように、抽出する測色領域を少なくとも3つとし、さらにそれぞれ異なる前記画像データ配列で構成される色構成をサンプルとして用いることによれば、サンプルの重複を防いでよりサンプル数を最小限に抑えながらも、安定して色の再現を行える。
微小測色領域(xi,yi)は、単ページもしくは連続する数ページから先のN個の測色領域を抽出し、測色領域に対応する目標値targetLabと、測色値mesLabと、階調値prnCMYKとを階調領域範囲(r)別に取得する。階調領域範囲(r)は、複数の変化モード数dに応じた階調領域範囲に区切られている。例えば、本実施形態においては変化モード数d=3とし、階調領域範囲は3領域に分割されている。
色調補正量決定部319は、階調領域範囲(r)ごとに取得された測色領域に対応する目標値targetLabと、測色値mesLabと、階調値prnCMYKとに基づいて、変化モード数dに応じた各モードパラメータθ(rd)を算出する。
かかる算出された各モードパラメータθ(rd)に基づいて階調補正値ΔCTを算出する方法としては、例えば特許文献2の段落「0059」〜「0074」のような算出方法が挙げられるが、かかる構成に限定されるものではなく、その他のフィードバック方式を用いた階調補正値ΔCTの算出方法であっても良い。このようなモードパラメータθ(rd)は、本実施形態において「階調特性の変化を近似する基底となる変化モードデータ」として機能する。
図7は、測色に適した領域に対し、印刷領域内の占有面積が最も広い領域Fを「指定された任意の範囲内」として当該領域F内から注目測色領域322を抽出し、かかる領域Fを構成する色構成colAとし、領域抽出手段321が色構成colAと異なる色構成の測色領域323、324を抽出したときのモードパラメータθ(rd)を求めるためのフロー図である。
まず、領域指定手段320は、印刷が行われる単ページもしくは複数ページの画像データQより、印刷領域内の占有面積が最も広い領域である領域Fを「指定された任意の範囲内」として選定する(ステップS300)。
かかる領域Fの選定は、ユーザーが画像内において注目する特に発色を安定させたい領域を任意に指定するのであっても良い。
次に、領域抽出手段321は、かかる領域Fの色構成colAの測色領域322を抽出する(ステップS301)。
領域抽出手段321は、かかる色構成colAとは異なる色構成を有する、あるいは色構成colAを色階調範囲を複数に分割したときにかかる階調特性とは異なる階調特性を有する測色領域323、324を抽出する(ステップS302)。
ステップS302において、抽出された測色領域323、324のそれぞれの色構成colB、colCが、「色構成colAに含まれる色階調範囲以外の色階調範囲に該当する色階調で構成される」かどうか、言い換えれば色構成colAとは異なる色構成の階調特性を持つような第2の測色領域たる「測色領域323」と、第3の測色領域たる「測色領域324」と、を抽出しているかどうかを判定する(ステップS303)。
ステップS303において、抽出された測色領域323、324が、色構成colAとは互いに異なる色構成である場合には、抽出処理を終了し、ステップS304へ移行する。また、測色領域323、324の色構成colB、colCの階調が色構成colAと同一の色階調範囲であった場合には、ステップS302に戻って測色領域323、324を条件を変えて再抽出する。
また、一定のページ数もしくは所定の時間以上ステップS303を繰り返しても、3つの互いに異なる色構成colA、colB,colCを持った測色領域322、323、324が見つからないときには、ステップS300に戻って領域Fを条件を変えて再選定することで、色構成colAを再選定するとしても良い。
領域抽出手段321が抽出した全ての測色領域322、323、324について、目標値targetLabと、測色値mesLabと、階調値prnCMYKとを取得する(ステップS304)。
色調補正量決定部319は、取得した目標値targetLabと、測色値mesLabと、階調値prnCMYKとに基づいて、階調領域範囲(r)別に階調補正値ΔCTを算出する(ステップS305)。
算出された階調補正値ΔCTに基づいて、エンジン制御部39や、階調処理部31に与える色階調を補正することで、用紙Pに出力される画像の発色を安定させることができる。
このように、本発明は、測定センサ45によって測定される基本色の組み合わせによって形成された測色領域の測定値を含む複数の測色値mesLabと、目標値targetLabと、階調値prnCMYKと、に基づいて基本色それぞれの階調補正値ΔCTを導出するための階調補正値生成ステップと、画像において指定された任意の範囲内から、少なくとも3つの互いに異なる画像データ配列で構成される測色領域を抽出する領域抽出ステップと、を有するプログラムとして構成されても良い。
また、かかる構成において階調補正値生成ステップは、領域抽出ステップによって抽出された少なくとも3つの測色領域のうち1つの基本色の組み合わせを注目色とし、当該注目色を測定センサ45によって測定された測定値を測色値mesLabとして用いて、階調補正値ΔCTを合成する。
本実施形態では、少なくとも3つの互いに異なる前記画像データ配列で構成される測色領域を抽出する領域抽出手段321を有している。また、階調補正値生成手段たる色調補正量決定部319は、測定センサ45によって測色領域322、323、324から取得した測色値mesLabと、目標値targetLabと、階調値prnCMYKとに基づいて、階調補正値ΔCTを合成する。
かかる構成により、複数の互いに異なる色構成の測色領域から得られた測色値を用いることで階調補正を精度よく行うことができるから、安定して色の再現を行える。
また本実施形態では、原稿データQにおける前記任意の範囲内をユーザーの選択によって指定する領域指定手段320を有し、領域抽出手段321は、少なくとも1つの測色領域を領域指定手段320が指定した前記任意の範囲内から取得する。
かかる構成により、ユーザーが指定した最も注目される部分の色構成が、注目色として含まれるから、画像全体において注目されやすい階調補正を精度よく行うことで、サンプル数が少ない場合であっても安定して色の再現を行える。
また本実施形態では、原稿データQにおいて画像データ配列が同一または類似の領域のうち、最も面積が広い領域を「任意の範囲内」として指定する領域指定手段320を有し、領域抽出手段321は、少なくとも1つの測色領域322を領域指定手段320が指定した任意の範囲内から取得する。
なお、ここでは最も面積が広い領域を「任意の範囲内」としているが、かかる構成に限定されるものではなく、比較的占有面積が広い部分を選択するとしても良いし、その他、注目色として画像の中から重要視されるべき部分を選択的に指定することのできる領域であれば良い。
かかる構成により、最も注目されやすい占有面積が広い部分の色構成が、注目色として含まれるから、画像全体において注目されやすい部分の階調補正を精度よく行うことで、サンプル数が少なくとも画像の色の再現を安定させることができる。
また本実施形態では領域抽出手段321は、領域指定手段320によって指定された領域F内から第1の測色領域322を抽出し、測色領域322の階調特性とは異なる階調特性を有する測色領域323、324を複数抽出する。
かかる構成により、色の偏りがある画像においても、画像の色の再現を安定させることができる。
さらに、かかる第1の測色領域322の階調特性よりも明るい階調特性を有する第2の測色領域323と、第1の測色領域322の階調特性よりも暗い階調特性を有する第3の測色領域324と、を抽出することとすれば、3分割した時に全ての分割階調範囲において階調補正を精度よく行うことができるから、安定して色の再現を行える。
また本実施形態では、領域抽出手段321は、測色領域322の階調特性と異なる階調特性を有する測色領域が見つからない場合には、画像出力手段によって出力される他の画像から測色領域323、324を抽出する。
このように、原稿データQの複数ページに跨って測色領域を選定することによれば、階調補正を精度よく行うことができるから、安定して色の再現を行える。
また本実施形態では、所定の時間内に前記任意の範囲内の測色領域322の階調特性と異なる階調特性を有する測色領域323、324が見つからない場合には、領域指定手段320は、任意の範囲を再設定する。
かかる構成により、条件に合うような測色領域が見つからない場合には、注目測色領域322を再設定することができるので、キャリブレーション作業に要する時間の短縮に寄与する。
以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、色調補正量決定部319は、画像検査部33によって測定された測色値mesLabと、出力予測値prnLabと、階調値prnCMYKと、に基づいて、階調補正テーブルの補正を行うための階調補正値を決定しても良い。
また、画像形成装置の画像形成部は、CMYKの各色を基本色とする電子写真方式であるとしたが、インクジェット方式であっても良いし、基本色の種類を増やしても良い。
また、本実施形態では、測定センサは2次転写位置より下流に設置され、用紙上に形成されたトナー像の全体あるいは一部の反射特性を測定するとしたが、転写ベルト上に形成されたトナー像の全体あるいは一部の反射特性を測定しても良い。
本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
100 画像形成装置
2 給紙部
3 制御部
4 階調補正手段(画像形成部)(画像出力手段)
5 転写部
22 レジストローラ対
6 定着部
7 排紙部
20 給紙口
21 給紙ローラ
30 画像処理部
31 階調処理部
33 画像検査部
32 色調制御部
39 エンジン制御部
45 測定センサ
47 転写ベルト
200 パソコン
201 サーバー
302 記憶装置
316 階調補正手段(階調補正部)
325 スキャナ補正部
34 測色予測部
319 階調補正値生成手段(色調補正量決定部)
320 領域指定手段
321 領域抽出手段
322 注目測色領域(第1の測色領域)
323 測色領域(第2の測色領域)
324 測色領域(第3の測色領域)
C、M、Y、K 基本色
mesLab 測定値(測色値)
F 任意の範囲(領域)
f 色差評価関数
G 任意の範囲(領域)
ΔCT 階調補正値
R 画像データ
特開2016−092653号公報 特開2017−204786号公報

Claims (7)

  1. 複数の基本色を組み合わせて形成された画像データ配列に基づいて、当該基本色の混色により記録媒体上に画像を出力する画像出力手段と、
    前記基本色の階調特性を、各前記基本色ごとに補正するための階調補正値を用いて、前記画像出力手段が出力する前記画像を補正する階調補正手段と、
    前記画像の全体あるいは一部の反射特性を、少なくとも1つの分光特性を有する測定チャンネルで測定する測定センサと、
    前記測定センサによって測定される前記基本色の組み合わせによって形成された測色領域の測定値を含む複数の測定値と、前記画像データ配列と、前記階調特性の変化を近似する基底となる変化モードデータと、に基づいて前記基本色それぞれの前記階調補正値を導出するための階調補正値生成手段と、
    前記画像において指定された任意の範囲内から、少なくとも3つの互いに異なる前記画像データ配列で構成される測色領域を抽出する領域抽出手段と、
    を有し、
    前記階調補正値生成手段は、前記領域抽出手段によって抽出された少なくとも3つの前記測色領域のうち1つの前記基本色の組み合わせを注目色とし、当該注目色を前記測定センサによって測定された前記測定値の測定結果に基づいて、前記階調補正値を合成することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記画像においてユーザーの選択によって前記任意の範囲内を指定する領域指定手段を有し、
    前記領域抽出手段は、少なくとも1つの測色領域を前記領域指定手段が指定した前記任意の範囲内から取得することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記画像において前記画像データ配列が同一または類似の領域のうち、面積が広い前記領域を前記任意の範囲内として指定する領域指定手段を有し、
    前記領域抽出手段は、少なくとも1つの測色領域を前記領域指定手段が指定した前記任意の範囲内から取得することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2または3に記載の画像形成装置において、
    前記領域抽出手段は、前記領域指定手段によって指定された前記任意の範囲内から第1の測色領域を抽出し、当該測色領域の階調特性とは異なる階調特性を有する測色領域を複数抽出することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置において、
    前記領域抽出手段は、前記第1の測色領域の階調特性よりも明るい階調特性を有する第2の測色領域と、前記第1の測色領域の階調特性よりも暗い階調特性を有する第3の測色領域と、を抽出することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項2乃至5の何れか1つに記載の画像形成装置において、
    前記領域抽出手段は、前記領域指定手段によって指定された前記任意の範囲内の前記測色領域の階調特性と異なる階調特性を有する測色領域が見つからない場合には、前記画像出力手段によって出力される他の画像から前記測色領域を抽出することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項2乃至6の何れか1つに記載の画像形成装置において、
    所定の時間内に前記領域指定手段によって指定された前記任意の範囲内の前記測色領域の階調特性と異なる階調特性を有する測色領域が見つからない場合には、前記領域指定手段は、前記任意の範囲を再設定することを特徴とする画像形成装置。
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