JP2020149116A - 入出場管理システム、通行管理システム、入出場管理方法、及び入出場管理プログラム - Google Patents

入出場管理システム、通行管理システム、入出場管理方法、及び入出場管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】情報コードを用いた決済に利用する口座の残高不足が生じた場合に、利用者の利便性を損なうことなくスムーズな入出場の処理を行うことが可能な入出場管理システム、通行管理システム、入出場管理方法、及び入出場管理プログラムを提供する。【解決手段】センタ装置3は、利用者端末4に表示されたQR乗車券55が読み取られた入場駅を含む入場情報を取得する入場情報取得部313と、利用者の口座残高が最遠区間運賃以上であるか否かを判定する口座処理部302と、前記口座残高が前記最遠区間運賃未満である場合に、QR乗車券55が出場駅で読み取られる前に、前記口座残高が前記最遠区間運賃未満であることを示す情報を利用者端末4に通知する通知処理部303と、を備える。【選択図】図16

Description

本発明は、携帯端末の表示画面に表示される情報コードを利用して入場及び出場を管理することが可能な入出場管理システム、入出場管理方法、及び入出場管理プログラムに関する。
近年、QRコード(登録商標)などの情報コードを用いて自動改札機の改札処理を行うシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。例えば、利用者が自身の携帯端末(端末装置)の表示画面に表示されたQRコードを自動改札機に翳すと、前記自動改札機は、QRコードを読み取り、QRコードに記録された情報を取得する。そして、自動改札機は、QRコードから取得した情報に基づいて改札処理、決済処理などを実行する。
また、前記特許文献1には、出場時にQRコードを自動改札機に翳して改札処理を行う場合において、利用金額(運賃)の決済に利用する口座の残高(チャージ残高)が利用金額より少ない場合に、利用者の改札通路の通行を禁止し、利用者に口座へのチャージ(入金)を促すことが記載されている。
特開2018−32169号公報
しかし、前記従来の技術は、出場時の改札処理において口座残高が不足していることを判断して通行を禁止したり利用者に通知したりする構成であるため、出場時の改札処理がスムーズに行われず、渋滞が生じてしまう。また利用者は、出場時にQRコードを自動改札機に翳す操作を行うことにより口座残高の不足を認識してから入金などの操作を行わなければならないため、利用者にとって利便性が悪い。
本発明の目的は、情報コードを用いた決済に利用する口座の残高不足が生じた場合に、利用者の利便性を損なうことなくスムーズな入出場の処理を行うことが可能な入出場管理システム、通行管理システム、入出場管理方法、及び入出場管理プログラムを提供することにある。
本発明の一の局面に係る入出場管理システムは、利用者の携帯端末に表示された情報コードが読み取られた入場位置を含む入場情報を取得する入場情報取得部と、前記入場位置から出場位置までの利用区間に応じた利用金額に対する決済処理に利用される前記利用者の口座の残高を示す口座残高が、前記入場情報取得部により取得される前記入場情報に基づいて算出される所定金額以上であるか否かを判定する残高判定部と、前記口座残高が前記所定金額未満である場合に、前記情報コードが前記出場位置で読み取られる前に、前記口座残高が前記所定金額未満であることを示す情報を前記携帯端末に通知する通知処理部と、を備える。
上記の構成によれば、口座残高が所定金額未満である場合には、利用者が出場位置で出場処理を行う前に、残高不足であることを携帯端末に通知する。このため、利用者は、出場位置で出場処理を行う前に残高不足を認識することができる。よって、利用者は、出場する際に出場位置に向かう前に、口座へ入金したり、決済装置で利用金額の精算を行ったりすることができる。よって、情報コードを用いた決済に利用する口座の残高不足が生じた場合に、利用者の利便性を損なうことなくスムーズな入出場の処理を行うことが可能となる。
前記入出場管理システムでは、前記通知処理部は、前記口座残高が前記所定金額未満である場合に前記利用金額の前記決済処理を行うことが可能な決済装置において前記決済処理を行うことを促す通知情報を前記携帯端末に通知してもよい。これにより、携帯端末の表示画面には通知情報が表示されるため、利用者は、出場のために出場位置に行く前に、決済装置で決済処理を行う必要があることを認識することができる。
前記入出場管理システムでは、前記通知処理部は、前記口座残高が前記所定金額未満である場合に、前記口座の入金を促す通知情報を前記携帯端末に通知してもよい。これにより、利用者は、出場のために出場位置に行く前に、口座に入金して口座残高を増額させることができる。
前記入出場管理システムでは、前記口座残高が前記所定金額未満である場合に、前記口座の入金操作を受け付ける受付処理部をさらに備え、前記残高判定部は、前記受付処理部により前記入金操作が受け付けられた場合に、入金後の前記口座残高が前記所定金額以上であるか否かを判定し、前記通知処理部は、入金後の前記口座残高が前記所定金額未満である場合に、前記通知情報を前記携帯端末に通知する。
上記の構成によれば、出場処理の前に事前に口座残高を増額することができるため、出場処理をスムーズに行うことが可能となる。また、決済装置における決済処理を行う必要もないため、利用者の利便性を向上させることができる。
前記入出場管理システムでは、前記口座残高が前記所定金額以上であり、かつ前記情報コードが前記出場位置で読み取られた場合に、前記利用金額に対する前記決済処理を実行する決済処理部をさらに備える。これにより、前記情報コードによる決済処理が可能となる。
前記入出場管理システムでは、前記入場位置で利用可能な第1情報コードを前記携帯端末に発行する第1情報コード発行部と、前記出場位置で利用可能な第2情報コードを前記携帯端末に発行する第2情報コード発行部と、前記口座残高が前記所定金額未満である場合に、前記決済装置で利用可能な第3情報コードを前記携帯端末に発行する第3情報コード発行部と、をさらに備える。
また前記入出場管理システムでは、前記第1情報コード発行部は、前記第1情報コードの発行要求を前記携帯端末から取得した場合に、前記第1情報コードを前記携帯端末に発行し、前記第2情報コード発行部は、前記口座残高が前記所定金額以上である場合に、前記第2情報コードを前記携帯端末に発行し、前記第3情報コード発行部は、前記口座残高が前記所定金額未満である場合に、前記第3情報コードを前記携帯端末に発行する。
上記の構成によれば、入場時、出場時、及び決済時のそれぞれに必要な個別の情報コードを発行することができるため、情報コードの複製など不正利用を防止することが可能となる。
前記入出場管理システムでは、前記第1情報コードは、前記利用者を識別する利用者情報を含み、前記第2情報コード及び前記第3情報コードのそれぞれは、前記利用者情報と、前記入場情報とを含む。
これにより、前記第2情報コードを利用する出場処理、及び、前記第3情報コードを利用する決済処理において前記第1情報コードの入場位置を取得することができる。
前記入出場管理システムでは、前記利用者の認証情報を要求する認証情報要求部と、前記携帯端末から前記認証情報を取得する認証情報取得部と、前記認証情報取得部により取得される前記認証情報に基づいて前記利用者の認証処理を実行する認証処理部と、をさらに備え、前記第2情報コード発行部は、前記入場情報取得部により前記入場情報が取得され、かつ前記認証処理部により前記利用者が認証された場合に、前記第2情報コードを前記携帯端末に発行する。
また前記入出場管理システムでは、前記認証情報要求部は、前記入場情報取得部により前記入場情報が取得された場合に前記認証情報を要求する。
上記の構成によれば、第1情報コードにより入場処理が終了して利用者が入場した後に、利用者に認証情報を入力させ、利用者が認証された場合に第2情報コードを携帯端末に発行する。利用者は、出場時に第2情報コードを翳すことにより出場処理が行われて出場することが可能となる。また、利用者が認証されない場合には第2情報コードを発行しない。このように、利用者が入場後に第2情報コードを発行することにより、入場前に第2情報コードが複製されることを防ぐことができる。
前記入出場管理システムでは、前記所定金額を算出する算出処理部をさらに備え、前記算出処理部は、前記入場情報取得部により取得される前記入場情報に含まれる前記入場位置から、アクセス可能な最遠位置までの区間に応じた金額を前記所定金額として算出してもよい。
また前記入出場管理システムでは、前記所定金額を算出する算出処理部をさらに備え、前記算出処理部は、前記入場情報取得部により取得される前記入場情報に含まれる前記入場位置から、前記利用者により選択された前記出場位置までの区間に応じた金額を前記所定金額として算出してもよい。
これにより、現在の口座残高により利用金額の決済処理が可能であるか否かを判定することが可能となる。
本発明の他の局面に係る通行管理システムは、利用者の携帯端末に表示された情報コードが読み取られた入場ゲート装置の入場位置を含む入場情報を取得する入場情報取得部と、前記入場位置から出場位置までの利用区間に応じた利用金額に対する決済処理に利用される前記利用者の口座の残高を示す口座残高が、前記入場情報取得部により取得される前記入場情報に基づいて算出される所定金額以上であるか否かを判定する残高判定部と、前記口座残高が前記所定金額未満である場合に、前記情報コードが前記出場位置の出場ゲート装置で読み取られる前に、前記口座残高が前記所定金額未満であることを示す情報を前記携帯端末に通知する通知処理部と、前記口座残高が前記所定金額以上であり、かつ前記情報コードが前記出場ゲート装置において読み取られた場合に、前記出場ゲート装置に対応する通路の通行を許可する一方、前記口座残高が前記所定金額未満であり、かつ前記情報コードが前記出場ゲート装置において読み取られた場合に、前記出場ゲート装置に対応する通路の通行を禁止する通行制御部と、前記口座残高が前記所定金額未満である場合に、前記利用金額の前記決済処理を行うことが可能な決済装置に前記決済処理を実行させる決済処理部と、を備える。
これにより、入場ゲート装置及び出場ゲート装置を通行するシステムにおいて、情報コードを用いた決済に利用する口座の残高不足が生じた場合に、利用者の利便性を損なうことなくスムーズな入出場の処理を行うことが可能となる。
本発明の他の局面に係る入出場管理方法は、利用者の携帯端末に表示された情報コードが読み取られた入場位置を含む入場情報を取得する入場情報取得ステップと、前記入場位置から出場位置までの利用区間に応じた利用金額に対する決済処理に利用される前記利用者の口座の残高を示す口座残高が、前記入場情報取得ステップにより取得される前記入場情報に基づいて算出される所定金額以上であるか否かを判定する残高判定ステップと、前記口座残高が前記所定金額未満である場合に、前記情報コードが前記出場位置で読み取られる前に、前記口座残高が前記所定金額未満であることを示す情報を前記携帯端末に通知する通知ステップと、を一又は複数のプロセッサにより実行する入出場管理方法である。
本発明の他の局面に係る入出場管理プログラムは、利用者の携帯端末に表示された情報コードが読み取られた入場位置を含む入場情報を取得する入場情報取得ステップと、前記入場位置から出場位置までの利用区間に応じた利用金額に対する決済処理に利用される前記利用者の口座の残高を示す口座残高が、前記入場情報取得ステップにより取得される前記入場情報に基づいて算出される所定金額以上であるか否かを判定する残高判定ステップと、前記口座残高が前記所定金額未満である場合に、前記情報コードが前記出場位置で読み取られる前に、前記口座残高が前記所定金額未満であることを示す情報を前記携帯端末に通知する通知ステップと、を一又は複数のプロセッサにより実行させるための入出場管理プログラムである。
本発明によれば、情報コードを用いた決済に利用する口座の残高不足が生じた場合に、利用者の利便性を損なうことなくスムーズな入出場の処理を行うことが可能である。
図1は、本発明の実施形態に係る自動改札機を含む駅務システムのネットワーク構成を示す図である。 図2は、本発明の実施形態に係る自動改札機の一例を示す斜視図である。 図3は、本発明の実施形態に係るセンタ装置の構成を示すブロック図である。 図4は、本発明の実施形態に係る駅務システムに利用される利用者情報の一例を示す図である。 図5は、本発明の実施形態に係る駅務システムに利用される乗車券情報の一例を示す図である。 図6は、本発明の実施形態に係る駅務システムに利用される入場情報の一例を示す図である。 図7は、本発明の実施形態に係る利用者端末の構成を示すブロック図である。 図8は、本発明の実施形態に係る利用者端末の表示画面の一例を示す図である。 図9は、本発明の実施形態に係る利用者端末の表示画面の他の例を示す図である。 図10は、本発明の実施形態に係る利用者端末の表示画面の他の例を示す図である。 図11は、本発明の実施形態に係る利用者端末の表示画面の他の例を示す図である。 図12は、本発明の実施形態に係る自動改札機の構成を示すブロック図である。 図13は、本発明の実施形態に係る精算機の一例を示す斜視図である。 図14は、本発明の実施形態に係る精算機の構成を示すブロック図である。 図15は、本発明の実施形態に係る駅務システムにおいて実行される入出場管理処理の一例を示すフローチャートである。 図16は、本発明の実施形態に係る駅務システムにおいて実行される入出場管理処理の一例を示すフローチャートである。 図17は、本発明の実施形態に係る駅務システムにおいて実行される入出場管理処理の他の例を示すフローチャートである。 図18は、本発明の実施形態に係る駅務システムにおいて実行される入出場管理処理の他の例を示すフローチャートである。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明を具体化した一例にすぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[駅務システム100]
図1は、本発明の実施形態に係る自動改札機1を含む駅務システム100を示すネットワーク図である。図1に示すように、駅務システム100は、自動改札機1、駅サーバ2、センタ装置3、利用者端末4(本発明の携帯装置の一例)、及び精算機6(本発明の決済装置の一例)によって構成される。図1では、二つの駅8(8A,8B)を示しており、その他の駅についての図示を省略している。各駅8には、複数の自動改札機1、駅サーバ2、精算機6、券売機(不図示)、及び、駅員が使用する駅員端末(不図示)等の駅務機器が設置されている。これら駅務機器は、LAN等のネットワークN1を介して駅サーバ2に通信可能に接続されている。また、各駅8の駅サーバ2は、専用回線、公衆回線等のネットワークN2を介して、鉄道事業者(鉄道会社)が管理するサーバ装置であるセンタ装置3に通信可能に接続されている。さらに、利用者端末4は、インターネット、LAN、WAN、又は公衆電話回線などのネットワークN3を介してセンタ装置3に通信可能に接続されている。駅務システム100は、本発明の通行管理システムの一例である。
自動改札機1は、駅8の改札口に設置されている。図2に示すように、自動改札機1は、間に改札通路7を形成するように入場用の自動改札機1A及び出場用の自動改札機1Bを対面させてセットで用いられる場合がある。一方の自動改札機1Aは、入場時の進行方向(矢印D10の方向)に沿って前記改札口から改札内に入場する利用者に対して改札処理(入場改札処理)を行う入場用自動改札機としての役割を担う。他方の自動改札機1Bは、出場時の進行方向(矢印D11の方向)に沿って前記改札口から前記改札口の外側の改札外へ出場する利用者に対して改札処理(出場改札処理)を行う出場用自動改札機としての役割を担う。
なお、自動改札機1は、自動改札機1A又は自動改札機1Bが単体として用いられて、一方向に通行する利用者に対して改札処理を行うものであってもよい。この場合、自動改札機1は、後述するQRコード読取部17(図2参照)が改札外側に配置されるように設置された場合に、入場用自動改札機として用いられる。また、自動改札機1は、QRコード読取部17が改札内側に配置されるように設置された場合に、出場用自動改札機として用いられる。
本実施形態では、自動改札機1は、改札通路7(図2参照)を通行しようとする利用者が所有する利用者端末4から二次元コードであるQRコード55(図8参照)を乗車券として取得する。以下、乗車券としてのQRコードをQR乗車券55と称する。QR乗車券55は、本発明の情報コードの一例である。自動改札機1は、取得したQR乗車券55が有効であると判定した場合に、QR乗車券55に含まれる乗車券情報に基づく改札処理を行い、取得したQR乗車券55が無効であると判定した場合は、ゲート15を閉鎖して、改札通路7における利用者の通行を禁止する。
ここで、QR乗車券55は、乗車券情報が記録された二値のドットパターンからなる二次元コードであるQRコードであり、乗車券として鉄道事業者から発行されたものである。具体的には、鉄道を利用する利用者の利用者端末4にインストールされた従来周知の乗車券発行アプリケーションにより、利用者端末4が、利用者の識別情報(利用者ID)とともに乗車券の発行要求を鉄道事業者が管理するセンタ装置3に送信する。センタ装置3は、発行要求を取得するとセンタ装置3が要求内容に応じたQR乗車券55を発行する。なお、本実施形態では、本発明の情報コードの一例としてQRコードを例示するが、自動改札機1において利用可能な乗車券が、バーコードなどの一次元コード、QRコード以外の二次元コード、又はその他の情報コードによって実現されていてもよい。
本実施形態では、センタ装置3単体が本発明に係る入出場管理システムに相当するが、本発明に係る入出場管理システムは、自動改札機1、駅サーバ2、センタ装置3、利用者端末4、及び精算機6のうち一又は複数の構成要素を含むものであってもよい。例えば、センタ装置3及び利用者端末4の構成要素が協働して後述する各種の入出場管理処理(図15参照)を分担して実行する場合には、その処理を実行する複数の構成要素を含むシステムを本発明に係る入出場管理システムとして捉えることが可能である。例えば、センタ装置3及び利用者端末4が本発明に係る入出場管理システムを構成してもよい。
以下、駅務システム100を構成する自動改札機1、駅サーバ2、センタ装置3、利用者端末4、及び精算機6の具体的な構成について説明する。
[センタ装置3]
センタ装置3は、駅8を含む鉄道事業を運営する鉄道事業者が管理する中央監視装置であり、鉄道事業者が運営する全ての駅8の駅サーバ2、自動改札機1、精算機6、券売機(不図示)などの駅務機器を管理する。
図3に示すように、センタ装置3は、制御部31と、記憶部32と、通信部33とを備えている。
記憶部32は、各種の情報を記憶するHDD又はSSDなどを含む不揮発性の記憶媒体である。記憶部32には、センタ装置3で実行される後述の入出場管理処理などの各種処理を制御部31に実行させるための入出場管理プログラムなどの制御プログラム、前記各種処理に用いられる各種のデータが記憶されている。また、記憶部32には、利用者に関する情報を示す利用者情報が格納される利用者情報格納部321と、乗車券に関する情報を示す乗車券情報を格納する乗車券情報格納部322と、入場改札処理が行われた際の入場記録(入場履歴)に関する入場情報を格納する入場情報格納部323とが含まれる。
図4には、利用者情報格納部321に格納される利用者情報の一例を示している。利用者情報格納部321には、利用者ごとに、「利用者ID」、「利用者名」、「認証情報」、「口座残高」などの利用者情報が格納(登録)される。前記利用者情報は、利用者端末4において利用者により事前登録される。利用者は、利用者端末4にインストールした乗車券発行アプリケーションを起動させて前記利用者情報を登録してもよいし、鉄道事業者のWEBサイトにアクセスして前記利用者情報を登録してもよい。「利用者ID」は、利用者の識別情報であり、「利用者名」は、利用者の名前である。「認証情報」は、利用者を認証する認証処理(本人確認)に用いられる情報であり、例えば文字列からなるパスワード、生体情報(指紋情報、顔情報など)などである。利用者は任意の認証情報を設定することが可能である。「口座残高」は、入場駅から出場駅までの利用区間の利用金額(運賃)に対する決済処理に用いられる口座の残高の情報である。口座残高は、電子マネーを利用する場合のチャージ額の残高であってもよいし、クレジットカードを利用する場合の引き落とし口座の残高であってもよい。例えば利用者は、利用者端末4において乗車券発行アプリケーションを起動させて任意の金額を入金してチャージ残高を増額することができる。
図5には、乗車券情報格納部322に格納される乗車券情報の一例を示している。乗車券情報格納部322には、QR乗車券(QRコード)55ごとに、「乗車券ID」、「利用者ID」、「入場駅ID」、「発行日時」、「コード種別」などの乗車券情報が格納(登録)される。前記乗車券情報は、利用者の発行要求に基づいてQR乗車券55が発行される度に登録される。「乗車券ID」は、乗車券の識別情報(QRコードID)である。「利用者ID」は、QR乗車券55の発行要求を行った利用者の識別情報である。「入場駅ID」は、利用者が利用する入場駅(乗車駅)の識別情報(駅名コード)であり、前記発行要求に含まれる。「発行日時」は、QR乗車券55を発行した日付及び時刻を示す情報である。
「コード種別」は、QRコード(QR乗車券55)の種別(入場用、出場用、精算用)を示す識別情報である。利用者からの発行要求に基づいて発行されるQR乗車券55は、入場用QR乗車券55(本発明の第1情報コードの一例)であり、この場合、「コード種別」に「入場」が登録される。また利用者の認証情報(図4参照)に基づいて利用者が認証された場合に発行されるQR乗車券55は、出場用QR乗車券55(本発明の第2情報コードの一例)であり、この場合、「コード種別」に「出場」が登録される。また前記口座残高(図4参照)が所定金額未満である場合に発行されるQR乗車券55は、精算用QR乗車券55(本発明の第3情報コードの一例)であり、この場合、「コード種別」に「精算」が登録される。
なお、前記乗車券情報は、利用者が利用する出場駅(降車駅)の識別情報(出場駅ID)、入場駅から出場駅までの運賃の情報などを含んでもよい。
図6には、入場情報格納部323に格納される入場情報の一例を示している。入場情報格納部323には、QR乗車券55ごとに、「乗車券ID」、「利用者ID」、「入場駅ID」、「入場日時」などの入場情報(入場履歴)が格納(登録)される。前記入場情報は、自動改札機1において利用者が提示したQR乗車券55に基づいて適切に入場改札処理が行われる度に登録される。「乗車券ID」は、入場改札処理が行われた入場用QR乗車券55の識別情報(QRコードID)である。「利用者ID」は、入場用QR乗車券55を利用した利用者の識別情報であり、QR乗車券55から読み取られる。「入場駅ID」は、入場改札処理が行われた駅の識別情報(駅名コード)である。「入場日時」は、入場改札処理が行われた日付及び時刻を示す情報である。
通信部33は、センタ装置3を有線又は無線でネットワークに接続し、ネットワークを介して外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。例えば、通信部33は、自動改札機1、精算機6、及び駅サーバ2を有線又は無線でネットワークN2に接続し、ネットワークN2を介して自動改札機1、精算機6、及び駅サーバ2との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行する。また通信部33は、利用者端末4を無線でネットワークN3に接続し、ネットワークN3を介して利用者端末4との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
制御部31は、センタ装置3の各部の動作を制御する。制御部31は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶された不揮発性の記憶媒体である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶媒体であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリ(作業領域)として使用される。そして、制御部31は、前記ROM又は記憶部32に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することによりセンタ装置3を制御する。
図3に示すように、制御部31は、発行要求取得部311、入場用コード発行部312、入場情報取得部313、認証情報要求部314、認証情報取得部315、認証処理部316、運賃算出部301、口座処理部302、通知処理部303、精算用コード発行部304、出場用コード発行部317、決済処理部318などの各処理部を含む。入場用コード発行部312は本発明の第1情報コード発行部の一例である。入場情報取得部313は本発明の入場情報取得部の一例である。認証情報要求部314は本発明の認証情報要求部の一例である。認証情報取得部315は本発明の認証情報取得部の一例である。認証処理部316は認証処理部の一例である。運賃算出部301は本発明の算出処理部の一例である。口座処理部302は本発明の残高判定部の一例である。通知処理部303は本発明の通知処理部の一例である。精算用コード発行部304は本発明の第3情報コード発行部の一例である。出場用コード発行部317は第2情報コード発行部の一例である。決済処理部318は本発明の決済処理部の一例である。
制御部31は、前記CPUで前記制御プログラムに従った各種の処理を実行することによって前記各種の処理部として機能する。言い換えると、前記CPUは、本実施形態に係る後述の入出場管理処理に応じたプログラム(入出場管理プログラム)を実行することにより、発行要求取得部311、入場用コード発行部312、入場情報取得部313、認証情報要求部314、認証情報取得部315、認証処理部316、運賃算出部301、口座処理部302、通知処理部303、精算用コード発行部304、出場用コード発行部317、決済処理部318などの処理部として機能する。また、制御部31に含まれる一部又は全部の処理部が電子回路で構成されていてもよい。なお、前記制御プログラムは、複数のプロセッサを前記各種の処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。制御部31又は前記CPUが、入出場管理処理に対応するプログラムを実行するコンピュータの一例である。
発行要求取得部311は、利用者端末4からQR乗車券55の発行要求を取得する。例えば、利用者が利用者端末4において、乗車券発行アプリケーションの乗車発行受付画面(不図示)において、入場駅(乗車駅)など鉄道に乗車するための所定の情報を入力して入場用QR乗車券55の発行要求を送信すると、発行要求取得部311は、利用者端末4から当該発行要求を取得する。前記発行要求に、出場駅、運賃、乗車日などの情報が含まれてもよい。
入場用コード発行部312は、発行要求取得部311により取得された前記発行要求に基づいて入場用QR乗車券55を生成し、利用者端末4に発行(送信)する。例えば、入場用コード発行部312は、乗車券ID、利用者ID、入場駅ID、発行日時、コード種別などの乗車券情報を記録したQRコードを生成する。なお、入場用コード発行部312は、コード種別として「入場」の情報をQRコードに記録する。入場用コード発行部312は、生成したQRコードを入場用QR乗車券55として利用者端末4に発行する。また入場用コード発行部312は、入場用QR乗車券55に記録した前記各乗車券情報を、乗車券情報格納部322(図5参照)に格納する。
入場情報取得部313は、入場用コード発行部312により発行された入場用QR乗車券55が利用されたことを示す入場情報(本発明の入場情報の一例)を取得する。例えば、利用者が改札内に入場する際に自動改札機1に翳したQR乗車券55(図8参照)に基づいて適切に入場改札処理が行われた場合に、入場用QR乗車券55が利用されたことを示す前記入場情報を駅サーバ2から取得する。前記入場情報には、入場用QR乗車券55(QRコード)から読み取られた乗車券ID及び利用者IDと、前記入場改札処理が行われた駅の識別情報(入場駅ID)と、前記入場改札処理が行われた日時を示す入場日時などの情報が含まれる。入場情報取得部313は、前記入場情報を取得すると、前記入場情報を入場情報格納部323(図6参照)に格納する。前記入場改札処理が行われた駅の入場駅は、本発明の入場位置の一例である。
認証情報要求部314は、利用者の認証情報を要求する。例えば、認証情報要求部314は、利用者端末4の表示部43の表示画面50に図9に示す認証画面を表示させて、利用者から認証情報の入力を受け付ける。また、本実施形態では、認証情報要求部314は、入場情報取得部313により前記入場情報が取得された場合に、利用者端末4に対して利用者の認証情報を要求する。すなわち、認証情報要求部314は、利用者に対する入場改札処理が行われて利用者が改札内に入場した後に、利用者に認証情報を要求する。
認証情報取得部315は、利用者端末4から前記認証情報を取得する。例えば、認証情報取得部315は、利用者が図9に示す認証画面の入力欄K1にパスワードを入力して、認証を依頼する操作キーK2を選択すると、認証情報取得部315は、利用者端末4から前記パスワードを取得する。認証情報取得部315が取得した前記認証情報は、利用者の認証処理に利用される。
ここで、認証情報取得部315は、前記認証情報を取得できない場合には利用者の認証処理を行うことができない。そこで、認証情報取得部315は、例えば、認証情報要求部314が前記認証情報を要求してから所定時間内に利用者端末4から前記認証情報を取得しない場合には、認証情報取得部315は、エラーメッセージなどのエラー情報を利用者端末4に通知してもよい。前記所定時間は、予め設定された固定の時間(例えば、3分)に設定されてもよいし、事前に登録された入場駅から出場駅までの所要時間に設定されてもよい。
認証処理部316は、認証情報取得部315により取得された前記認証情報に基づいて利用者の認証処理を実行する。例えば、認証処理部316は、認証情報取得部315により取得された前記パスワードが、利用者情報格納部321(図4参照)に予め登録された利用者情報に含まれる認証情報(パスワード)と一致する場合に、前記利用者を認証する。認証情報取得部315により取得された前記パスワードが、前記利用者情報に含まれるパスワードと一致しない場合には、認証処理部316は、前記利用者を認証せず、エラーメッセージなどのエラー情報(認証エラー)を利用者端末4に通知してもよい。
本実施形態では、認証処理部316は、利用者に対する入場改札処理が行われて利用者が改札内に入場した後に、認証情報取得部315により取得された前記認証情報に基づいて利用者の認証処理を実行する。
運賃算出部301は、利用者の鉄道利用に対する決済処理を行うための金額を算出する。具体的には、運賃算出部301は、入場情報取得部313により取得された前記入場情報に含まれる入場駅IDに対応する入場駅から、アクセス可能な最遠駅(本発明の最遠位置の一例)までの区間(最遠区間)に応じた金額(最遠区間運賃)を算出する。例えば、運賃算出部301は、前記入場駅を含む鉄道路線において前記入場駅から最も遠い(最も運賃が高い)終点駅を抽出し、前記入場駅から前記終点駅までの最遠区間の運賃(最遠区間運賃)を算出する。最遠区間運賃は、本発明の所定金額の一例である。
また、利用者により出場駅が選択された場合には、運賃算出部301は、前記入場駅から、選択された前記出場駅までの区間(利用区間)の運賃(利用区間運賃)を算出してもよい。例えば、利用者端末4の表示画面50に表示される出場駅選択画面(図10)において、利用者により出場駅が入力された場合に、運賃算出部301は、利用者端末4から出場駅IDを取得して、前記利用区間運賃を算出する。なお、前記乗車券情報に出場駅IDが含まれる場合には、運賃算出部301は、前記乗車券情報から出場駅IDを取得して、前記利用区間運賃を算出してもよい。利用区間運賃は、本発明の所定金額の一例である。
口座処理部302は、利用者の口座残高(図4参照)を管理する。例えば、口座処理部302は、利用者が口座に入金(チャージ)した場合、及び、利用金額の決済が行われた場合などに口座残高を書き替える。また、口座処理部302は、前記口座残高が、運賃算出部301により算出される金額(最遠区間運賃又は利用区間運賃)以上であるか否かを判定する。具体的には、口座処理部302は、前記口座残高が前記最遠区間運賃以上であるか否かを判定する。また、口座処理部302は、前記口座残高が前記利用区間運賃以上であるか否かを判定する。前記口座残高が前記最遠区間運賃未満又は前記利用区間運賃未満となる場合、前記口座は残高不足となる。
ここで、口座処理部302は、入場改札処理が実行された後、かつ出場改札処理が実行される前に、前記口座残高に対する前記判定処理を実行する。例えば、口座処理部302は、入場情報取得部313により前記入場情報が取得された直後に前記判定処理を行う。また、口座処理部302は、入場情報取得部313により前記入場情報が取得され、その後に利用者により選択された出場駅IDを取得した直後に前記判定処理を実行する。
また、本実施形態では、口座処理部302は、前記口座残高が前記最遠区間運賃未満である場合に、利用者端末4に出場駅の選択要求を送信する。
通知処理部303は、各種メッセージなどの情報(本発明の通知情報)を利用者端末4に通知する。例えば、通知処理部303は、前記口座残高が前記所定金額(最遠区間運賃又は利用区間運賃)未満である場合に、QR乗車券55が出場駅で読み取られる前(出場改札処理の前)に、前記口座残高が前記所定金額未満であることを示す情報(残高不足情報)を前記携帯端末に通知する。前記出場駅は、本発明の出場位置の一例である。
また、通知処理部303は、前記口座残高が前記所定金額未満である場合に、前記残高不足情報に加えて、精算機6において運賃の精算(本発明の決済処理の一例)を行うことを促す通知情報(精算指示)を利用者端末4に通知する。これにより、利用者端末4の表示画面50には残高不足情報及び精算指示などが表示されるため(図11参照)、利用者は、出場のために自動改札機1に行く前に、精算機6で精算する必要があることを認識することができる。
また、通知処理部303は、前記口座残高が前記所定金額未満である場合に、前記口座の入金を促す通知情報(入金指示)を利用者端末4に通知してもよい。これにより、利用者は、出場のために自動改札機1に行く前に、口座に入金して口座残高を増額させることができる。
なお、通知処理部303は、前記口座残高が前記所定金額以上である場合に、自動改札機1において出場改札処理を行うことが可能であることを示す情報(改札指示)を利用者端末4に通知してもよい。
精算用コード発行部304は、前記口座残高が前記所定金額未満である場合に、精算機6で利用可能な精算用QR乗車券55を生成して、利用者端末4に発行(送信)する。例えば、精算用コード発行部304は、乗車券ID、利用者ID、入場駅ID、発行日時、コード種別などの乗車券情報を記録したQRコードを生成する。なお、精算用コード発行部304は、入場駅IDとして、利用者が入場した駅、すなわち前記入場改札処理が行われた駅の識別情報(駅コード)をQRコードに記録する。また、精算用コード発行部304は、コード種別として「精算」の情報をQRコードに記録する。精算用コード発行部304は、生成したQRコードを精算用QR乗車券55として利用者端末4に発行する。また精算用コード発行部304は、精算用QR乗車券55に記録した前記各乗車券情報を、乗車券情報格納部322(図5参照)に格納する。
本実施形態では、精算用コード発行部304は、利用者に対する入場改札処理が行われて利用者が改札内に入場した後に、精算用QR乗車券55を利用者端末4に発行する。
また、精算用コード発行部304は、認証処理部316により前記利用者が認証されない場合、又は、前記口座残高が前記所定金額以上である場合には、精算用QR乗車券55を発行しない。
出場用コード発行部317は、認証処理部316により前記利用者が認証され、かつ、前記口座残高が前記所定金額(最遠区間運賃又は利用区間運賃)以上である場合に、出場用QR乗車券55を生成して、利用者端末4に発行(送信)する。例えば、出場用コード発行部317は、乗車券ID、利用者ID、入場駅ID、発行日時、コード種別などの乗車券情報を記録したQRコードを生成する。なお、出場用コード発行部317は、入場駅IDとして、利用者が入場した駅、すなわち前記入場改札処理が行われた駅の識別情報(駅コード)をQRコードに記録する。また、出場用コード発行部317は、コード種別として「出場」の情報をQRコードに記録する。出場用コード発行部317は、生成したQRコードを出場用QR乗車券55として利用者端末4に発行する。また出場用コード発行部317は、出場用QR乗車券55に記録した前記各乗車券情報を、乗車券情報格納部322(図5参照)に格納する。
本実施形態では、出場用コード発行部317は、利用者に対する入場改札処理が行われて利用者が改札内に入場した後に、出場用QR乗車券55を利用者端末4に発行する。
また、出場用コード発行部317は、認証処理部316により前記利用者が認証されない場合、又は、前記口座残高が前記所定金額未満である場合には、出場用QR乗車券55を発行しない。
このように、本実施形態では、入場時、出場時、及び精算時のそれぞれにおいて必要な個別のQRコードを発行するため、QRコードの複製など不正利用を防止することが可能となる。
決済処理部318は、利用者が入場した入場駅から利用者が出場した出場駅までの利用区間に応じた利用金額(運賃)に対する決済処理を実行する。具体的には、決済処理部318は、出場用コード発行部317により発行された出場用QR乗車券55が利用されたことを示す出場情報を駅サーバ2から取得した場合に、入場用QR乗車券55が利用された入場駅から出場用QR乗車券55が利用された出場駅までの前記利用区間に応じた前記利用金額に対する前記決済処理を実行する。
前記出場情報には、出場用QR乗車券55(QRコード)から読み取られた乗車券ID及び利用者IDと、前記出場改札処理が行われた駅の識別情報(出場駅ID)と、前記出場改札処理が行われた日時を示す出場日時などの情報が含まれる。すなわち、前記出場情報は、前記出場改札処理が適切に実行された場合に自動改札機1から駅サーバ2を介してセンタ装置3に送信される。
決済処理部318は、利用者の利用区間に応じた利用金額の決済処理を実行する。例えば、前記口座残高が前記所定金額(最遠区間運賃又は利用区間運賃)以上である場合、決済処理部318は、前記入場情報(図6参照)から前記出場情報の乗車券IDに関連付けられた入場駅IDを取得し、前記出場情報から当該乗車券IDに関連付けられた出場駅IDを取得し、これら入場駅ID及び出場駅IDに基づいて前記利用区間に応じた前記利用金額に対する前記決済処理を実行する。また決済処理部318は、利用者情報格納部321(図4参照)の利用者情報に含まれる口座残高から前記利用金額を引き落とし、当該口座残高を書き替える。
また、前記口座残高が前記所定金額(最遠区間運賃又は利用区間運賃)未満であり、精算機6において前記利用金額の精算が行われた場合には、決済処理部318は、精算機6から精算完了通知を取得し、自動改札機1から出場改札処理の完了通知を取得すると、出場処理を行う。前記出場処理では、決済処理部318は、例えば対応する乗車券IDに決済完了情報を付与、又は、対応する乗車券IDに関する乗車券情報及び入場情報などを記憶部32から削除する。
ここで、本実施形態では、センタ装置3は、口座残高が所定金額(最遠区間運賃又は利用区間運賃)以上であること条件に出場用QR乗車券55を発行する。このため、利用者端末4が出場用QR乗車券55を取得した場合には、自動改札機1において運賃不足になり得ないとも考えられる。しかし、口座に蓄積された電子マネーが、利用者端末4を利用してインターネットショッピングなどにおいて決済に利用されることが可能である場合には、出場用QR乗車券55が発行された後に口座残高が減少して前記利用金額を下回る事態が起こり得る。
そこで、決済処理部318は、前記出場用改札処理において、前記口座残高が前記利用金額未満である場合には、決済エラー(運賃不足)を自動改札機1に送信する。またこの場合、通知処理部303は、精算機6において運賃の精算を行うことを促す通知情報(精算指示)を利用者端末4に通知する。
なお、自動改札機1に精算用QR乗車券55が翳された場合には、決済処理部318は、決済エラーを利用者端末4及び駅サーバ2に送信し、通知処理部303は、精算機6において運賃の精算を行うことを促す通知情報(精算指示)を利用者端末4に通知する。また、精算機6に出場用QR乗車券55が翳された場合には、通知処理部303は、精算機6での精算が不要であり、自動改札機1において出場改札が可能であることを示す情報(改札指示)を利用者端末4に通知する。
決済処理部318は、自動改札機1に含まれてもよい。この場合、自動改札機1は、出場改札処理において前記決済処理を実行する。自動改札機1において前記決済処理を行うことにより、自動改札機1及びセンタ装置3のデータ通信頻度を抑えることができるため改札処理の負荷を低減することができる。
また、センタ装置3は、入場改札処理時及び出場改札処理時に利用者が提示する入場用QR乗車券55及び出場用QR乗車券55との照合に必要な券発行情報を生成して、センタ装置3が管轄する全ての駅8(8A,8B)の駅サーバ2に送信する。前記券発行情報は、前記乗車券情報に対応する。
[利用者端末4]
図7は、利用者端末4の構成を示すブロック図である。図8から図11は、利用者端末4の表示部43の表示画面50に表示される情報の一実施例を示す図である。
図7に示すように、利用者端末4は、制御部41、記憶部42、表示部43、通信部44、操作入力部45などを備える。利用者端末4は、鉄道を利用する利用者が所持する携帯端末であり、例えばスマートフォン、携帯電話、又はタブレット端末である。
通信部44は、利用者端末4を無線でネットワークN3に接続し、ネットワークN3を介してセンタ装置3、精算機6などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
操作入力部45は、利用者の操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルなどのユーザーインターフェースである。利用者は、利用者端末4にインストールされている前記乗車券発行アプリケーションを操作したり、発行済みのQR乗車券(QRコード)55を表示したりする際に、操作入力部45を操作して、所定の指示や情報を入力する。
表示部43は、各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイなどディスプレイ装置である。図8に示すように、鉄道を利用する際に必要なQR乗車券55(入場用QR乗車券55、出場用QR乗車券55)が表示部43の表示画面50に表示される。また図9に示すように、利用者の認証情報(パスワードなど)を入力するための認証画面が表示部43の表示画面50に表示される。また図10に示すように、出場駅を入力するための出場駅選択画面が表示部43の表示画面50に表示される。また図11に示すように、精算機6で精算する際に必要な精算用QR乗車券55が表示部43の表示画面50に表示される。図11に示す表示画面50には、前記入場情報に含まれる入場駅と、利用者により選択された出場駅と、入場駅から出場駅までの区間の運賃とを含む情報が表示される。
記憶部42は、各種の情報を記憶するフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶媒体である。記憶部42には、制御部41に各種処理を実行させるための制御プログラムや、前記乗車券発行アプリケーションのプログラム、発行済みのQR乗車券55などの各種情報が記憶されている。
制御部41は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶された不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリ(作業領域)として使用される。そして、制御部41は、前記ROM又は記憶部42に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより利用者端末4を制御する。
図7に示すように、制御部41は、受付処理部411、表示処理部412、認証情報処理部413などの各種処理部を含む。
なお、制御部41は、前記CPUで前記制御プログラムに従った各種の処理を実行することによって前記各種の処理部として機能する。また、制御部41に含まれる一部又は全部の処理部が電子回路で構成されていてもよい。なお、前記制御プログラムは、複数のプロセッサを前記各種の処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。
受付処理部411は、操作入力部45を通じて利用者から各種操作を受け付ける。受付処理部411は、前記CPUが前記乗車券発行アプリケーションのプログラムを実行することにより実現される。受付処理部411は、利用者端末4に前記乗車券発行アプリケーションがインストールされることによって、利用者端末4上で機能する処理部である。前記乗車券発行アプリケーションが利用者端末4上で起動され、ログイン画面において登録済みの利用者ID及びパスワードが入力されると、乗車券発行画面(不図示)が表示される。利用者は、乗車券発行画面において、入場駅(乗車駅)などを含む乗車券情報を入力し、その後、発行要求を選択すると、受付処理部411は、発行要求をセンタ装置3に送信する。その後、センタ装置3から、前記乗車券情報が記録された入場用QR乗車券(QRコード)55が利用者端末4に送信(発行)される。入場用QR乗車券55は、表示処理部412による表示処理が可能なように、記憶部42に記憶される。
表示処理部412は、記憶部42に記憶されているQR乗車券55(図8参照)を表示画面50に表示する処理を行う。具体的には、表示処理部412は、利用者端末4の表示部43の表示画面50にQR乗車券55を表示する。なお、表示処理部412は、入場用QR乗車券55及び出場用QR乗車券55を識別可能な情報を表示画面50に表示させてもよい。また、表示処理部412は、センタ装置3から前記認証情報の要求を取得すると、認証画面(図9参照)を表示画面50に表示する処理を行う。
また、表示処理部412は、センタ装置3から出場駅の前記選択要求を取得すると、出場駅選択画面(図10参照)を表示画面50に表示する処理を行う。また表示処理部412は、利用者端末4の表示部43の表示画面50に精算用QR乗車券55(図11参照)を表示する。
また、表示処理部412は、センタ装置3から各種メッセージ情報(エラー情報など)を取得すると、メッセージ情報を表示画面50に表示する処理を行う。
認証情報処理部413は、図9に示す認証画面において利用者が入力欄K1に認証情報(例えば、パスワード)を入力して、認証を依頼する操作キーK2を選択すると、前記認証情報をセンタ装置3に送信する。その後、センタ装置3において利用者の認証が行われると、センタ装置3から、前記乗車券情報が記録された出場用QR乗車券(QRコード)55が利用者端末4に送信(発行)される。出場用QR乗車券55は、表示処理部412による表示処理が可能なように、記憶部42に記憶される。
また制御部11は、図10に示す出場駅選択画面において利用者が入力欄K4に出場駅を入力して、確定キーK5を選択すると、前記出場駅の情報をセンタ装置3に送信する。
利用者は、改札内に入場する際に、利用者端末4に表示される入場用QR乗車券55を入場用の自動改札機1A(図2参照)に翳して入場改札処理を行う。また利用者は、改札外へ出場する際に、利用者端末4に表示される出場用QR乗車券55を出場用の自動改札機1B(図2参照)に翳して出場改札処理を行う。
さらに、口座残高が利用金額未満(残高不足)である場合、利用者は、利用者端末4に表示される精算用QR乗車券55を精算機6に翳して精算処理を行うか、又は、利用者端末4により口座に入金する入金処理を行う。なお、前記精算処理は、利用者が現金を精算機6に投入することにより利用金額を精算する。また前記精算処理は、駅窓口において駅係員を介して行われてもよい。この場合、駅務室に設置される機器又は駅員端末が精算機6として機能する。また、前記入金処理により口座残高が利用金額以上になると、利用者は、利用者端末4に表示される出場用QR乗車券55を出場用の自動改札機1Bに翳して出場改札処理を行う。
入場用の自動改札機1Aは、本発明の入場ゲート装置の一例であり、出場用の自動改札機1Bは、本発明の出場ゲート装置の一例である。
[自動改札機1]
図12は、自動改札機1の構成を示すブロック図である。自動改札機1は、駅8の改札口に設置されるものであり、前記改札口を通る利用者に対して改札処理を行う。自動改札機1は、図2に示すように、互いに対向するように設置された自動改札機1A及び自動改札機1Bを備える。本実施形態では、自動改札機1は、改札通路7(図2参照)を通行しようとする利用者が所有する利用者端末4から二次元コードであるQRコード(入場用QR乗車券55、出場用QR乗車券55)(図8参照)を乗車券として取得する。
図2及び図10に示すように、自動改札機1は、制御部11と、記憶部12と、表示部13と、通信部14と、ゲート15と、ICカード読取部16(図2参照)と、QRコード読取部17とを備えており、これらが自動改札機1の筐体10(図2参照)に設けられている。
記憶部12は、各種の情報を記憶するHDD又はSSDなどを含む不揮発性の記憶媒体である。記憶部12には、自動改札機1で実行される各種処理を制御部11に実行させるための制御プログラム、前記各種処理に用いられる各種のデータが記憶されている。また、記憶部12には、駅サーバ2から自動改札機1に送信される券発行情報が記憶されている。この券発行情報は、入場改札処理時及び出場改札処理時に利用者が提示したQR乗車券55の乗車券情報を照合するために用いられる情報であり、センタ装置3から駅サーバ2を介して送信される。
表示部13は、制御部11からの指示に従って、改札通路7を通行する利用者に対してメッセージを表示する。表示部13は、例えば、液晶パネルを有している。図2に示すように、表示部13は、自動改札機1の筐体10の上面に配置されている。詳細には、表示部13は、筐体10の上面において、改札通路7(図2参照)における利用者の進行方向(矢印D10又は矢印D11の方向)の前方側に配置されている。本実施形態では、表示部13は、入場又は出場に用いられるゲート15と概ね同じ位置か、又は、ゲート15よりも前記進行方向の前方側に配置されている。利用者の通行が許可される場合、表示部13には、利用者に通行可能であることを示すメッセージが表示される。また、利用者の通行が許可されない場合、表示部13には、利用者に通行不可(禁止)であることを示すメッセージが表示される。また、QR乗車券55の読取処理が適切に行われなかった場合、表示部13に、読取エラーを示すメッセージ、又は、再度の読取操作を促すメッセージが表示されてもよい。
また、自動改札機1が出場用として用いられる場合には、表示部13に、運賃が不足していることを示すメッセージ、又は、精算機6において運賃の精算を行うことを促すメッセージが表示されてもよい。また、出場用QR乗車券55に入場駅の情報が含まれる場合には、表示部13に、利用金額(運賃)が表示されてもよい。
通信部14は、自動改札機1を有線又は無線でネットワークに接続し、ネットワークを介して外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。例えば、通信部14は、自動改札機1を有線又は無線でネットワークN1に接続し、ネットワークN1を介して駅サーバ2及び精算機6との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行する。また通信部14は、自動改札機1を有線又は無線でネットワークN2に接続し、ネットワークN2を介してセンタ装置3との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
ゲート15は、自動改札機1の改札通路7において前記進行方向の前方側の出口の付近に設置される。ゲート15は、例えば開閉可能な扉である。ゲート15が開放されると、利用者は自動改札機1の改札通路7を通過することが可能となり、ゲート15が閉鎖されると、利用者は自動改札機1の改札通路7を通過することが不可能となる。なお、ゲート15は、物理的な扉に限られず、例えば、ホログラムを用いた立体画像で現された扉であってもよい。また、ゲート15は、音声により利用者の通過を許可又は禁止する音声ゲートであってもよい。
QRコード読取部17は、筐体10の上面において、前記出口付近に設けられたゲート15よりも前記進行方向の手前側(自動改札機1の入口側)に設けられている。筐体10の前記進行方向の手前側の端部にはICカード読取部16が設けられており、QRコード読取部17は、ICカード読取部16における読取面上において前記進行方向の前方側(自動改札機1の出口側)に設けられている。
QRコード読取部17は、表示画面50に表示されたQR乗車券55を含む画面画像51(図8参照)を撮像してデジタルの画像データ(読取データ)として出力するデジタルカメラなどの撮像部171を含む。撮像部171は、QRコード読取部17の読取面に翳された表示画面50を連続して撮像し(読み取り)、各撮像によって得られた複数の画面画像51(撮像画像)の画像データ(以下、単に「画面画像51」と称する場合がある。)を制御部11に送信する。また撮像部171は、QRコード(QR乗車券55)が印刷された紙媒体がQRコード読取部17の読取面に翳された場合に、紙媒体を撮像した撮像画像の画像データを制御部11に送信する。制御部11の読取処理部114は、QRコード読取部17から送られてきた撮像画像からQR乗車券(QRコード)55を読み取り、QR乗車券55に記録された乗車券情報を取得する。なお、撮像部171は、表示画面50の全領域の画像を画面画像51として撮像してもよい。
本実施形態では、前記読取面に表示画面50が翳されてから表示画面50が前記読取面から離れるまでの間(所定時間)において、撮像部171が複数枚の画面画像51を撮像する構成を例示するが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、撮像部171は、前記所定時間の動画を撮像するものであってもよい。
QRコード読取部17により撮像された複数の画面画像51(図8参照)は、制御部11の判定処理部115(図12参照)による判定処理に用いられる。
なお、自動改札機1には、ICカード読取部16(図2参照)が設けられており、利用者は、ICカード形式の乗車券をICカード読取部16に読み取らせる方法などを用いて、自動改札機1を通行することもできる。本実施形態では、ICカード読取部16の構成、及びICカードの読取処理の説明を省略する。
制御部11は、自動改札機1の各部の動作を制御する。制御部11は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶された不揮発性の記憶媒体である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶媒体であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリ(作業領域)として使用される。そして、制御部11は、前記ROM又は記憶部12に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより自動改札機1を制御する。
図12に示すように、制御部11は、検出処理部111、撮像処理部113、読取処理部114、判定処理部115、通行制御部116、及びゲート処理部117などの各処理部を含む。通行制御部116は、本発明の通行制御部の一例である。
制御部11は、前記CPUで前記制御プログラムに従った各種の処理を実行することによって前記各種の処理部として機能する。また、制御部11に含まれる一部又は全部の処理部が電子回路で構成されていてもよい。なお、前記制御プログラムは、複数のプロセッサを前記各種の処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。
検出処理部111は、利用者端末4を検出する。具体的には、利用者端末4が検知センサ(不図示)により検知されると、検出処理部111は、前記検知センサから取得する検知信号に基づいて利用者端末4を検出する。すなわち、検出処理部111は、前記検知信号に基づいて利用者端末4を検出したか否かを判定する。ここで、検知センサは、例えばQRコード読取部17に近接して設けられている。このため、検出処理部111が利用者端末4を検出した時点では、利用者端末4がQRコード読取部17の読取面上に位置していることになる。
撮像処理部113は、検出処理部111により検出される利用者端末4の表示画面50を撮像部171に撮像させる。なお、QRコードの読取精度を向上させるために、撮像処理部113は、表示画面50に光を照射して撮像処理を実行してもよい。撮像部171により撮像された表示画面50の画面画像51(撮像画像)の画像データは、制御部11に送信される。
読取処理部114は、QRコード読取部17から送信されてきた画面画像51からQR乗車券55(QRコード)を読み取り、QR乗車券55に記録されている前記乗車券情報を取得する。例えば、読取処理部114は、画面画像51から、QRコード55に含まれる3つの切り出しシンボル(ファインダパターン)を抽出し、各シンボルによって特定される矩形領域をQRコードの画像と特定する。そして、読取処理部114は、特定したQRコードを文字列に復号して前記乗車券情報を取得する。
判定処理部115は、読取処理部114により読み取られたQR乗車券55の有効性を判定する。具体的には、判定処理部115は、入場改札処理において、QR乗車券55の前記乗車券情報に登録されている各種の情報に基づいてQR乗車券55の有効性を判定する。例えば、利用者が利用者端末4により入場駅Aの自動改札機1にQR乗車券55を翳した場合に、入場駅Aの駅サーバ2は、QR乗車券55から読み取られた乗車券IDと前記券発行情報に含まれる乗車券IDとが一致するか否かを判定し、判定結果を自動改札機1に送信する。判定処理部115は、駅サーバ2から両者が一致する判定結果を取得した場合に、QR乗車券55を有効と判定し、駅サーバ2から両者が一致しない判定結果を取得した場合に、QR乗車券55を無効と判定する。また、判定処理部115は、利用者ID、入場駅ID、発行日時、コード種別などの情報を用いて前記判定処理を実行してもよい。例えば、入場駅Aの駅サーバ2は、QR乗車券55から読み取られたコード種別が「入場」であるか否かを判定し、判定結果を自動改札機1に送信する。判定処理部115は、駅サーバ2からコード種別が「入場」であることを示す判定結果を取得した場合に、QR乗車券55を有効と判定し、コード種別が「入場」でない(「出場」である)ことを示す判定結果を取得した場合に、QR乗車券55を無効と判定する。これにより、例えば、使用済みの出場用QR乗車券55を複製して入場しようとする不正利用を防ぐことができる。
また、判定処理部115は、出場改札処理において、QR乗車券55の前記乗車券情報に登録されている各種の情報に基づいてQR乗車券55の有効性を判定する。例えば、利用者が利用者端末4により出場駅Bの自動改札機1にQR乗車券55を翳した場合に、出場駅Bの駅サーバ2は、QR乗車券55から読み取られたコード種別が「出場」であるか否かを判定し、判定結果を自動改札機1に送信する。判定処理部115は、駅サーバ2からコード種別が「出場」であることを示す判定結果を取得した場合に、QR乗車券55を有効と判定し、コード種別が「出場」でない(「入場」である)ことを示す判定結果を取得した場合に、QR乗車券55を無効と判定する。また、判定処理部115は、乗車券ID、利用者ID、入場駅ID、発行日時などの情報を用いて前記判定処理を実行してもよい。これにより、例えば、入場用QR乗車券55を複製して出場しようとする不正利用を防ぐことができる。
また判定処理部115は、運賃不足などによりセンタ装置3から決済エラーを取得した場合に、出場用QR乗車券55を無効と判定する。
また、判定処理部115は、QR乗車券55が不正に複製されたQRコード又は使用後のQRコードである場合、QR乗車券55を無効であると判定してもよい。
判定処理部115によってQR乗車券55が有効であると判定された場合、制御部11は、QR乗車券55に含まれる前記乗車券情報に基づいて改札処理を実行する。
通行制御部116は、判定処理部115による判定結果に基づいて、自動改札機1を利用する利用者の通過を制御する。具体的には、通行制御部116は、QR乗車券55が有効と判定された場合に、利用者が改札通路7を通行することを許可する。また、通行制御部116は、QR乗車券55が無効と判定された場合に、利用者が改札通路7を通行することを禁止する。
ゲート処理部117は、ゲート15の動作(開閉動作)を制御する。例えば、改札通路7における利用者の通行が許可された場合、ゲート処理部117は、ゲート15を開放する。一方、改札通路7における利用者の通行が禁止された場合、ゲート処理部117は、ゲート15を閉鎖する。
[精算機6]
図13は、精算機6の一例を示す斜視図であり、図14は、精算機6の構成を示すブロック図である。精算機6は、駅8の改札口に設置されるものであり、前記改札口を出場する利用者に対して精算処理を行う。精算処理には、利用金額が不足した場合の運賃精算処理、口座に入金するチャージ処理などが含まれる。本実施形態では、精算機6は、利用者が所有する利用者端末4からQRコード(精算用QR乗車券55)(図11参照)を取得する。
図13及び図14に示すように、精算機6は、制御部61と、記憶部62と、表示部63と、通信部64と、QRコード読取部65と、カード処理部66と、貨幣処理部67とを備えており、これらが精算機6の筐体60(図13参照)に設けられている。
記憶部12は、各種の情報を記憶するHDD又はSSDなどを含む不揮発性の記憶媒体である。記憶部12には、精算機6で実行される各種処理を制御部61に実行させるための制御プログラム、前記各種処理に用いられる各種のデータが記憶されている。
表示部63は、制御部61からの指示に従って、利用者に対してメッセージを表示する。表示部63は、例えば、液晶パネルを有している。表示部13には、利用金額を精算する精算操作画面、口座に金額をチャージする入金操作画面などが表示される。
通信部64は、精算機6を有線又は無線でネットワークに接続し、ネットワークを介して外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。例えば、通信部64は、精算機6を有線又は無線でネットワークN1に接続し、ネットワークN1を介して駅サーバ2及び自動改札機1との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行する。また通信部64は、精算機6を有線又は無線でネットワークN2に接続し、ネットワークN2を介してセンタ装置3との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
QRコード読取部65は、精算機6の正面において、表示部13の下側に設けられている。QRコード読取部65は、利用者端末4の表示画面50に表示されたQR乗車券55(精算用QR乗車券55)を含む画面画像51(図11参照)を撮像してデジタルの画像データ(読取データ)として出力するデジタルカメラなどの撮像部651を含む。撮像部651は、QRコード読取部65の読取面に翳された表示画面50を連続して撮像し(読み取り)、各撮像によって得られた複数の画面画像51を制御部61に送信する。また撮像部651は、QRコード(QR乗車券55)が印刷された紙媒体がQRコード読取部65の読取面に翳された場合に、紙媒体を撮像した撮像画像の画像データを制御部11に送信する。制御部61の読取処理部614は、QRコード読取部65から送られてきた撮像画像からQR乗車券(QRコード)55を読み取り、QR乗車券55に含まれる乗車券情報を取得する。なお、撮像部651は、表示画面50の全領域の画像を画面画像51として撮像してもよい。
QRコード読取部65により撮像された複数の画面画像51(図11参照)は、制御部61の精算処理部615(図14参照)による精算処理に用いられる。
なお、精算機6には、ICカード、クレジットカードなどのカード類に関する各種処理を実行するカード処理部66と、精算処理において利用者から投入される紙幣、硬貨を処理する貨幣処理部67とが設けられている。
制御部61は、精算機6の各部の動作を制御する。制御部61は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶された不揮発性の記憶媒体である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶媒体であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリ(作業領域)として使用される。そして、制御部61は、前記ROM又は記憶部62に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより精算機6を制御する。
図14に示すように、制御部61は、検出処理部611、撮像処理部613、読取処理部614、精算処理部615、通知処理部616などの各処理部を含む。
制御部61は、前記CPUで前記制御プログラムに従った各種の処理を実行することによって前記各種の処理部として機能する。また、制御部61に含まれる一部又は全部の処理部が電子回路で構成されていてもよい。なお、前記制御プログラムは、複数のプロセッサを前記各種の処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。
検出処理部611は、利用者端末4を検出する。具体的には、利用者端末4が検知センサ(不図示)により検知されると、検出処理部611は、前記検知センサから取得する検知信号に基づいて利用者端末4を検出する。すなわち、検出処理部611は、前記検知信号に基づいて利用者端末4を検出したか否かを判定する。ここで、検知センサは、例えばQRコード読取部65に近接して設けられている。このため、検出処理部611が利用者端末4を検出した時点では、利用者端末4は確実にQRコード読取部65の読取面上に位置していることになる。
撮像処理部613は、検出処理部611により検出される利用者端末4の表示画面50を撮像部651に撮像させる。なお、QRコードの読取精度を向上させるために、撮像処理部613は、表示画面50に光を照射して撮像処理を実行してもよい。撮像部651により撮像された表示画面50の画面画像51(撮像画像)の画像データは、制御部61に送信される。
読取処理部614は、QRコード読取部65から送信されてきた画面画像51からQR乗車券55(QRコード)を読み取り、QR乗車券55に記録されている前記乗車券情報を取得する。ここでは、読取処理部614は、精算用QR乗車券55(図11参照)を読み取る。
精算処理部615は、読取処理部614により読み取られた精算用QR乗車券55の前記乗車券情報に登録されている各種の情報に基づいて利用金額を算出する。具体的には、精算処理部615は、前記乗車情報に含まれる入場駅IDに対応する入場駅と、精算用QR乗車券55を読み取る自機(精算機6)が設置されている駅(出場駅)とを特定し、入場駅から出場駅までの利用区間の利用金額を算出する。精算処理部615は、算出した利用金額を表示部63に表示させて利用者に請求する。利用者が現金又はクレジットカードを投入すると、精算処理部615は、前記利用金額の精算処理を行う。
精算処理部615は、前記利用金額の精算処理が完了すると、自動改札機1において出場改札処理に利用される精算済券(切符など)を精算機6から発券する。利用者は、例えば精算済券を自動改札機1に投入して改札外へ出場する。
通知処理部616は、前記利用金額の精算処理が完了すると、精算完了通知をセンタ装置3に送信する。センタ装置3は、精算機6から精算完了通知を取得すると上述の出場処理を行う。なお、センタ装置3は、精算機6から精算完了通知を取得した場合に、利用者端末4に出場用QR乗車券55を発行してもよい。自動改札機1は、この出場用QR乗車券55が翳された場合には、出場改札処理において精算に関する処理を省略してもよい。
[駅サーバ2]
駅サーバ2は、駅務室などに設置されるサーバ装置であり、駅8内に属する自動改札機1、精算機6などの駅務機器を管理する。駅サーバ2は、有線又は無線によりネットワークN1,N2に接続し、所定の通信プロトコルに従って、ネットワークN1を介して自動改札機1、精算機6などの駅務機器との間でデータ通信を実行し、ネットワークN2を介してセンタ装置3との間でデータ通信を実行する。センタ装置3から送信された前記券発行情報は、駅8内に属する全ての自動改札機1に送信されて、自動改札機1の記憶部12内に格納される。
[入出場管理処理]
以下、図15のフローチャートを用いて、センタ装置3の制御部31によって実行される入出場管理処理の手順の一例とともに、本発明の入出場管理方法について説明する。図15において、S11,S12,・・・は処理手順の番号(ステップ番号)を示す。なお、以下の入出場管理処理は、利用者が乗車券(入場用QR乗車券55)の発行要求を行った場合に行われる。
なお、本発明は、前記入出場管理処理に含まれる一又は複数のステップを実行する入出場管理方法の発明として捉えることができる。また、ここで説明する前記入出場管理処理に含まれる一又は複数のステップが適宜省略されてもよい。また、前記入出場管理処理における各ステップは、同様の作用効果を生じる範囲で実行順序が異なってもよい。さらに、ここでは制御部31によって前記入出場管理処理における各ステップが実行される場合を例に挙げて説明するが、他の実施形態では、複数のプロセッサによって前記入出場管理処理における各ステップが分散して実行されてもよい。
ステップS11において、制御部31は、利用者端末4から入場用QR乗車券55の発行要求を取得したか否かを判定する。制御部31が利用者端末4から入場用QR乗車券55の発行要求を取得した場合(S11:YES)、処理はステップS12に移行する。
ステップS12において、制御部31は、利用者端末4から取得した前記発行要求に基づいて入場用QR乗車券55を生成し、利用者端末4に発行(送信)する。例えば、制御部31は、乗車券ID、利用者ID、入場駅ID、発行日時、コード種別(「入場」)などの乗車券情報を記録したQRコードを生成し、生成したQRコードを入場用QR乗車券55として利用者端末4に発行する。また制御部31は、入場用QR乗車券55に記録した前記各乗車券情報を、乗車券情報格納部322(図5参照)に格納する。
次にステップS13において、制御部31は、入場用QR乗車券55が利用されたことを示す入場情報を取得したか否かを判定する。すなわち、制御部31は、利用者が改札内に入場する際に自動改札機1に翳した入場用QR乗車券55(図8参照)に基づいて適切に入場改札処理が行われたか否かを判定する。制御部31が前記入場情報を駅サーバ2から取得した場合(ステップS13:YES)、処理はステップS15に移行する。
一方、制御部31が前記入場情報を駅サーバ2から取得しない場合(ステップS13:NO)、処理はステップS14に移行する。ステップS14では、利用者により入場用QR乗車券55が利用されていないため、制御部31は入場用QR乗車券55を無効化(リセット)するなどのエラー処理を実行し、処理をステップS11に戻す。ステップS13は、本発明の入場情報取得ステップの一例である。
ステップS15において、制御部31は、利用者の認証情報を要求する。制御部31は、利用者端末4の表示部43の表示画面50に認証画面(図9参照)を表示させて、利用者から認証情報の入力を受け付ける。
次にステップS16において、制御部31は、利用者端末4から前記認証情報を取得したか否かを判定する。例えば、利用者が前記認証画面において認証情報(パスワード)を入力した場合、制御部31は、利用者端末4から前記パスワードを取得する。制御部31が所定時間以内に前記認証情報を取得した場合は(S16:YES)、処理はステップS18に移行する。
一方、制御部31が所定時間以内に前記認証情報を取得しなかった場合(S16:NO、S17:YES)、言い換えると、制御部31が前記認証情報を取得しない状態で所定時間が経過した場合、処理はステップS19に移行する。ステップS19では、制御部31はタイムアウトなどのエラーメッセージを利用者端末4に通知して、処理を終了する。
ステップS18において、制御部31は、利用者の認証処理を行う。例えば、制御部31は、利用者端末4から取得した前記パスワードと、利用者情報格納部321(図4参照)に予め登録された利用者情報に含まれる認証情報(パスワード)とを比較し、両者が一致する場合に、前記利用者を認証する(S18:YES)。この場合、処理はステップS20(図16参照)に移行する。
一方、前記両者が一致しない場合、制御部31は、前記利用者を認証せず(認証エラー)(S18:NO)、処理をステップS19に移行する。ステップS19では、制御部31は、認証エラーを利用者端末4に通知する。
ステップS20において、制御部31は、最遠区間運賃を算出する。例えば、制御部31は、入場駅を含む鉄道路線において前記入場駅から最も遠い(最も運賃が高い)終点駅を抽出し、前記入場駅から前記終点駅までの最遠区間の運賃(最遠区間運賃)を算出する。
次にステップS21において、制御部31は、利用者の口座残高(図4参照)が、前記最遠区間運賃以上であるか否かを判定する。前記口座残高が前記最遠区間運賃以上である場合(S21:YES)、処理はステップS22に移行する。一方、前記口座残高が前記最遠区間運賃未満である場合(S21:NO)、処理はステップS25に移行する。ステップS21は、本発明の残高判定ステップの一例である。
ステップS22において、制御部31は、出場用QR乗車券55を生成して、利用者端末4に発行(送信)する。例えば、制御部31は、乗車券ID、利用者ID、入場駅ID、発行日時、コード種別(「出場」)などの乗車券情報を記録したQRコードを生成し、生成したQRコードを出場用QR乗車券55として利用者端末4に発行する。また制御部31は、出場用QR乗車券55に記録した前記各乗車券情報を、乗車券情報格納部322(図5参照)に格納する。
次にステップS23において、制御部31は、出場用QR乗車券55が利用されたことを示す出場情報を取得したか否かを判定する。例えば、制御部31は、利用者が改札外へ出場する際に自動改札機1に翳した出場用QR乗車券55(図8参照)から読み取られた乗車券IDなどの乗車券情報を駅サーバ2から取得した否かを判定する。制御部31は前記出場情報を駅サーバ2から取得すると(ステップS23:YES)、処理をステップS24に移行する。
ステップS24において、制御部31は、入場用QR乗車券55が利用された入場駅から出場用QR乗車券55が利用された出場駅までの前記利用区間に応じた前記利用金額に対する前記決済処理を実行する。例えば、制御部31は、前記入場情報(図6参照)から前記出場情報の乗車券IDに関連付けられた入場駅IDを取得し、前記出場情報から当該乗車券IDに関連付けられた出場駅IDを取得し、これら入場駅ID及び出場駅IDに基づいて前記利用区間に応じた前記利用金額に対する前記決済処理を実行する。また制御部31は、利用者情報格納部321(図4参照)の利用者情報に含まれる口座残高から前記利用金額を引き落とし、当該口座残高を書き替える。ここでは、前記口座残高が前記最遠区間運賃以上であるため、前記口座残高の範囲内で適切に前記決済処理が実行される。
前記ステップS21において前記口座残高が前記最遠区間運賃未満である場合(S21:NO)、ステップS25において、制御部31は、出場駅IDを取得する。例えば、制御部31は、出場駅の選択要求を利用者端末4に送信する。これにより、利用者端末4の表示画面50に出場駅選択画面(図10)が表示される。出場駅選択画面において出場駅が入力されると、制御部31は、利用者端末4から当該出場駅に対応する出場駅IDを取得する。
次にステップS26において、制御部31は、前記入場情報に含まれる入場駅から、利用者に選択された前記出場駅までの区間(利用区間)の運賃(利用区間運賃)を算出する。
次にステップS27において、制御部31は、利用者の口座残高(図4参照)が、前記利用区間運賃以上であるか否かを判定する。前記口座残高が前記利用区間運賃以上である場合(S27:YES)、処理はステップS22に移行する。一方、前記口座残高が前記最遠区間運賃未満である場合(S27:NO)、処理はステップS28に移行する。ステップS27は、本発明の残高判定ステップの一例である。
ステップS22以降では、上述のように制御部31は、出場用QR乗車券55を利用者端末4に発行し、出場用QR乗車券55が自動改札機1において読み取られた場合に決済処理を実行する。ここでは、前記口座残高が前記利用区間運賃以上であるため、前記口座残高の範囲内で適切に前記決済処理が実行される。
ステップS28では、制御部31は、前記口座残高が前記利用区間運賃未満であることを示す情報(残高不足情報)を前記携帯端末に通知する。また制御部31は、前記残高不足情報に加えて、精算機6において運賃の精算を行うことを促す通知情報(精算指示)を利用者端末4に通知する。ステップS28は、本発明の通知ステップの一例である。
次にステップS29において、制御部31は、精算用QR乗車券55を生成して、利用者端末4に発行(送信)する。例えば、制御部31は、乗車券ID、利用者ID、入場駅ID、発行日時、コード種別(「精算」)などの乗車券情報を記録したQRコードを生成し、生成したQRコードを精算用QR乗車券55として利用者端末4に発行する。また制御部31は、精算用QR乗車券55に記録した前記各乗車券情報を、乗車券情報格納部322(図5参照)に格納する。
次にステップS30において、制御部31は、精算機6から精算完了通知を取得したか否かを判定する。精算機6は、利用者端末4に表示された精算用QR乗車券55を読み取って利用金額の精算処理を実行すると、精算完了通知をセンタ装置3に送信し、精算済券(切符)を発券する。制御部31が精算機6から前記精算完了通知を取得すると(S30:YES)、処理はステップS31に移行する。
ステップS31において、制御部31は、出場処理を実行する。具体的には、制御部31は、精算機6から精算完了通知を取得し、自動改札機1から出場改札処理の完了通知を取得すると、利用者が改札外に出場したことに伴う前記出場処理を行う。
以上説明したように、本実施形態に係るセンタ装置3は、口座残高が利用金額未満である場合には、利用者が出場駅の自動改札機1で改札処理を行う前に、残高不足であることを利用者端末4に通知する。このため、利用者は、自動改札機1で出場改札処理を行う前に残高不足を認識することができる。よって、利用者は、出場する際に、自動改札機1に向かう前に口座へ入金したり精算機6で利用金額の精算を行ったりすることができる。また、センタ装置3は、口座残高が利用金額未満である場合に、精算機6で利用可能な精算用QR乗車券55を発行する。このため、利用者は、精算機6に精算用QR乗車券55を翳すことにより前記利用金額の精算を行うことができる。すなわち、精算機6においてQRコードを利用した精算処理を実現することができる。よって、QRコードを用いた決済に利用する口座の残高不足が生じた場合に、利用者の利便性を損なうことなくスムーズな入出場の改札処理を行うことが可能となる。
さらに、センタ装置3は、前記利用者の認証情報を要求する認証処理を行ってもよい。この場合、センタ装置3は、利用者端末4から前記認証情報を取得して利用者を認証すると、出場用QR乗車券55を利用者端末4に発行する。このように、センタ装置3は、入場用QR乗車券55により入場改札処理が終了して利用者が改札内に入場した後に、利用者に認証情報を入力させ、利用者が認証された場合に出場用QR乗車券55を利用者端末4に発行する。利用者は、出場時に出場用QR乗車券55を自動改札機1に翳すことにより出場改札処理が行われて改札外へ出場することが可能となる。また、センタ装置3は、利用者が認証されない場合には出場用QR乗車券55を発行しない。このように、利用者が改札内に入場後に出場用QR乗車券55を発行することにより、入場前に出場用QR乗車券55が複製されることを防ぐことができる。
また、不正利用者が入場用QR乗車券55を複製して入場した場合であっても、当該不正利用者の利用者端末4に出場用QR乗車券55が発行されないため、不正利用者は出場時に自動改札機1において通行が禁止される。
本発明は上述の実施形態に限定されない。以下、本発明の他の実施形態について説明する。
他の実施形態として、センタ装置3は、図16に示す出場用QR乗車券55の発行処理を省略してもよい。この場合、制御部31(図3参照)から、出場用コード発行部317が省略される。またこの場合、制御部31は、入場用QR乗車券55を入場用及び出場用で共通のQR乗車券55として発行する。
他の実施形態として、センタ装置3は、図15に示す前記認証処理(S15〜S19)を省略してもよい。この場合、制御部31(図3参照)から、認証情報要求部314、認証情報取得部315、及び認証処理部316が省略される。
また他の実施形態として、センタ装置3は、図16に示すステップS25〜S27の処理を省略してもよい。この場合、制御部31は、前記口座残高が前記最遠区間運賃未満である場合に(S21:NO)、ステップS28に移行して、前記残高不足情報及び前記精算指示を利用者端末4に通知し、精算用QR乗車券55を発行する。さらにこの場合には、精算機6において精算用QR乗車券55に基づいて算出された、入場駅から出場駅までの利用区間運賃が前記口座残高以下である場合に、制御部31が、出場用QR乗車券55を利用者端末4に発行してもよい。これにより、利用者は、精算機6で精算処理を行わずに、出場用QR乗車券55を利用して自動改札機1において決済処理を含む出場改札処理を行うことができる。
また、他の実施形態として、センタ装置3は、前記入出場管理処理(図15参照)において、前記口座残高が前記最遠区間運賃未満である場合(S27:NO)に、口座の入金を受け付ける処理を行ってもよい。図17は、前記入出場管理処理の変形例を示すフローチャートである。図17の入出場管理処理は、ステップS281が追加されており、その他の処理は図16に示す前記入出場管理処理と同一である。図17に示すように、制御部31は、前記口座残高が前記最遠区間運賃未満である場合(S27:NO)に、ステップS281において、利用者又は利用者端末4から口座の入金(チャージ)操作を受け付けたか否かを判定する。
制御部31は、前記入金操作を受け付けた場合(S281:YES)、ステップS21に戻り、入金後の口座残高が前記最遠区間運賃以上であるか否かを判定する。入金後の口座残高が前記最遠区間運賃以上の場合は(S21:YES)、ステップS22に移行して、制御部31は、出場用QR乗車券55を発行する。また、入金後の口座残高が前記最遠区間運賃未満である場合であっても(S21:NO)、入金後の口座残高が前記利用区間運賃以上である場合には(S27:YES)、ステップS22に移行して、制御部31は、出場用QR乗車券55を発行する。
入金後の口座残高が依然として前記利用区間運賃未満であり、かつ前記入金操作が受け付けられない場合には(S281:NO)、ステップS29に移行して、制御部31は、精算用QR乗車券55を発行する。この場合は、精算機6において精算処理が行われる。
上記の構成によれば、出場改札処理の前に事前に口座残高を増額することができるため、出場改札処理をスムーズに行うことが可能となる。また、口座残高が増額されると精算機6における精算処理を行う必要もないため、利用者の利便性を向上させることができる。
本発明に係る入出場管理システムの他の実施形態として、利用者端末4が、利用者の認証処理と、精算用QR乗車券55の発行処理と、出場用QR乗車券55の発行処理とを実行してもよい。この実施形態に係る入出場管理処理の手順の一例を、図18のフローチャートを用いて説明する。なお、図15に示す入出場管理処理と同一の処理については説明を簡略化又は省略する。この実施形態では、センタ装置3の制御部31及び利用者端末4の制御部41が協働して入出場管理処理を実行する。
先ず、利用者端末4の制御部41が入場用QR乗車券55の発行要求を送信すると(S41)、センタ装置3の制御部31は、発行要求を取得し(S42)、入場用QR乗車券55を生成して利用者端末4に発行する(S43)。
利用者端末4の制御部41は、入場用QR乗車券55を取得すると(S44)、入場用QR乗車券55を表示画面50(図8参照)に表示させる(S45)。入場用の自動改札機1において入場改札処理が行われると、制御部31は入場情報を取得する(S46)。制御部31は、入場情報を取得すると、利用者が改札内に入場したことを示す確認信号を利用者端末4に送信する(S47)。なお、前記入場情報は利用者端末4の記憶部42にも格納される。
利用者端末4の制御部41は、センタ装置3から前記確認信号を受信すると(S48)、利用者に認証情報を要求する(S15)。すなわち、制御部41は、図9に示す認証画面を表示部43に表示させる。ステップS15〜S31は、図15に示す前記入出場管理処理と同一である。なお、本実施形態では、利用者端末4がステップS15〜S31の処理を実行する。
上記の構成によれば、例えば利用者が改札内に入場した後にセンタ装置3において通信障害が生じて利用者端末4がセンタ装置3から精算用QR乗車券55及び出場用QR乗車券55を取得できない場合であっても、利用者端末4において精算用QR乗車券55及び出場用QR乗車券55を発行させることができるため、適切に精算処理及び出場改札処理を実行することができる。また、利用者端末4において決済処理を行うこともできる。なお、利用者端末4において決済処理を行う場合には、センタ装置3の通信が復帰した後に、利用者端末4が決済情報(決済結果)をセンタ装置3に通知してもよい。
ここで、本発明の入出場管理システムは、図15に示す実施形態と図18に示す実施形態とを組み合わせた形態としてもよい。例えば、入出場管理システムは、センタ装置3の通信状態を監視する通信監視部を備え、センタ装置3の通信状態が正常である場合には、センタ装置3が、前記認証処理と、精算用QR乗車券55の発行処理と、出場用QR乗車券55の発行処理とを実行し、センタ装置3に通信障害が生じるなどセンタ装置3の通信状態が異常である場合には、利用者端末4が、前記認証処理と、精算用QR乗車券55の発行処理と、出場用QR乗車券55の発行処理とを実行する。なお、前記通信監理部は、センタ装置3が備えてもよいし、駅サーバ2が備えてもよい。利用者端末4は、センタ装置3の異常の通知を取得すると、センタ装置3から前記認証処理及び前記各発行処理の権限を取得して、これらの処理を実行する。
1 :自動改札機
2 :駅サーバ
3 :センタ装置
4 :利用者端末
6 :精算機
15 :ゲート
17 :QRコード読取部
50 :表示画面
55 :出場用QR乗車券、入場用QR乗車券、精算用QR乗車券
65 :QRコード読取部
66 :カード処理部
67 :貨幣処理部
100 :駅務システム
111 :検出処理部
113 :撮像処理部
114 :読取処理部
115 :判定処理部
116 :通行制御部
117 :ゲート処理部
171 :撮像部
301 :運賃算出部
302 :口座処理部
303 :通知処理部
304 :精算用コード発行部
311 :発行要求取得部
312 :入場用コード発行部
313 :入場情報取得部
314 :認証情報要求部
315 :認証情報取得部
316 :認証処理部
317 :出場用コード発行部
318 :決済処理部
321 :利用者情報格納部
322 :乗車券情報格納部
323 :入場情報格納部
411 :受付処理部
412 :表示処理部
413 :認証情報処理部
611 :検出処理部
613 :撮像処理部
614 :読取処理部
615 :精算処理部
616 :通知処理部
651 :撮像部

Claims (15)

  1. 利用者の携帯端末に表示された情報コードが読み取られた入場位置を含む入場情報を取得する入場情報取得部と、
    前記入場位置から出場位置までの利用区間に応じた利用金額に対する決済処理に利用される前記利用者の口座の残高を示す口座残高が、前記入場情報取得部により取得される前記入場情報に基づいて算出される所定金額以上であるか否かを判定する残高判定部と、
    前記口座残高が前記所定金額未満である場合に、前記情報コードが前記出場位置で読み取られる前に、前記口座残高が前記所定金額未満であることを示す情報を前記携帯端末に通知する通知処理部と、
    を備える入出場管理システム。
  2. 前記通知処理部は、前記口座残高が前記所定金額未満である場合に前記利用金額の前記決済処理を行うことが可能な決済装置において前記決済処理を行うことを促す通知情報を前記携帯端末に通知する、
    請求項1に記載の入出場管理システム。
  3. 前記通知処理部は、前記口座残高が前記所定金額未満である場合に、前記口座の入金を促す通知情報を前記携帯端末に通知する、
    請求項1に記載の入出場管理システム。
  4. 前記口座残高が前記所定金額未満である場合に、前記口座の入金操作を受け付ける受付処理部をさらに備え、
    前記残高判定部は、前記受付処理部により前記入金操作が受け付けられた場合に、入金後の前記口座残高が前記所定金額以上であるか否かを判定し、
    前記通知処理部は、入金後の前記口座残高が前記所定金額未満である場合に、前記通知情報を前記携帯端末に通知する、
    請求項2又は3に記載の入出場管理システム。
  5. 前記口座残高が前記所定金額以上であり、かつ前記情報コードが前記出場位置で読み取られた場合に、前記利用金額に対する前記決済処理を実行する決済処理部をさらに備える、
    請求項1から4のいずれかに記載の入出場管理システム。
  6. 前記入場位置で利用可能な第1情報コードを前記携帯端末に発行する第1情報コード発行部と、
    前記出場位置で利用可能な第2情報コードを前記携帯端末に発行する第2情報コード発行部と、
    前記口座残高が前記所定金額未満である場合に、前記決済装置で利用可能な第3情報コードを前記携帯端末に発行する第3情報コード発行部と、
    をさらに備える請求項2に記載の入出場管理システム。
  7. 前記第1情報コード発行部は、前記第1情報コードの発行要求を前記携帯端末から取得した場合に、前記第1情報コードを前記携帯端末に発行し、
    前記第2情報コード発行部は、前記口座残高が前記所定金額以上である場合に、前記第2情報コードを前記携帯端末に発行し、
    前記第3情報コード発行部は、前記口座残高が前記所定金額未満である場合に、前記第3情報コードを前記携帯端末に発行する、
    請求項6に記載の入出場管理システム。
  8. 前記第1情報コードは、前記利用者を識別する利用者情報を含み、
    前記第2情報コード及び前記第3情報コードのそれぞれは、前記利用者情報と、前記入場情報とを含む、
    請求項6又は7に記載の入出場管理システム。
  9. 前記利用者の認証情報を要求する認証情報要求部と、
    前記携帯端末から前記認証情報を取得する認証情報取得部と、
    前記認証情報取得部により取得される前記認証情報に基づいて前記利用者の認証処理を実行する認証処理部と、
    をさらに備え、
    前記第2情報コード発行部は、前記入場情報取得部により前記入場情報が取得され、かつ前記認証処理部により前記利用者が認証された場合に、前記第2情報コードを前記携帯端末に発行する、
    請求項6から8のいずれかに記載の入出場管理システム。
  10. 前記認証情報要求部は、前記入場情報取得部により前記入場情報が取得された場合に前記認証情報を要求する、
    請求項9に記載の入出場管理システム。
  11. 前記所定金額を算出する算出処理部をさらに備え、
    前記算出処理部は、前記入場情報取得部により取得される前記入場情報に含まれる前記入場位置から、アクセス可能な最遠位置までの区間に応じた金額を前記所定金額として算出する、
    請求項1から10のいずれかに記載の入出場管理システム。
  12. 前記所定金額を算出する算出処理部をさらに備え、
    前記算出処理部は、前記入場情報取得部により取得される前記入場情報に含まれる前記入場位置から、前記利用者により選択された前記出場位置までの区間に応じた金額を前記所定金額として算出する、
    請求項1から10のいずれかに記載の入出場管理システム。
  13. 利用者の携帯端末に表示された情報コードが読み取られた入場ゲート装置の入場位置を含む入場情報を取得する入場情報取得部と、
    前記入場位置から出場位置までの利用区間に応じた利用金額に対する決済処理に利用される前記利用者の口座の残高を示す口座残高が、前記入場情報取得部により取得される前記入場情報に基づいて算出される所定金額以上であるか否かを判定する残高判定部と、
    前記口座残高が前記所定金額未満である場合に、前記情報コードが前記出場位置の出場ゲート装置で読み取られる前に、前記口座残高が前記所定金額未満であることを示す情報を前記携帯端末に通知する通知処理部と、
    前記口座残高が前記所定金額以上であり、かつ前記情報コードが前記出場ゲート装置において読み取られた場合に、前記出場ゲート装置に対応する通路の通行を許可する一方、前記口座残高が前記所定金額未満であり、かつ前記情報コードが前記出場ゲート装置において読み取られた場合に、前記出場ゲート装置に対応する通路の通行を禁止する通行制御部と、
    前記口座残高が前記所定金額未満である場合に、前記利用金額の前記決済処理を行うことが可能な決済装置に前記決済処理を実行させる決済処理部と、
    を備える通行管理システム。
  14. 利用者の携帯端末に表示された情報コードが読み取られた入場位置を含む入場情報を取得する入場情報取得ステップと、
    前記入場位置から出場位置までの利用区間に応じた利用金額に対する決済処理に利用される前記利用者の口座の残高を示す口座残高が、前記入場情報取得ステップにより取得される前記入場情報に基づいて算出される所定金額以上であるか否かを判定する残高判定ステップと、
    前記口座残高が前記所定金額未満である場合に、前記情報コードが前記出場位置で読み取られる前に、前記口座残高が前記所定金額未満であることを示す情報を前記携帯端末に通知する通知ステップと、
    を一又は複数のプロセッサにより実行する入出場管理方法。
  15. 利用者の携帯端末に表示された情報コードが読み取られた入場位置を含む入場情報を取得する入場情報取得ステップと、
    前記入場位置から出場位置までの利用区間に応じた利用金額に対する決済処理に利用される前記利用者の口座の残高を示す口座残高が、前記入場情報取得ステップにより取得される前記入場情報に基づいて算出される所定金額以上であるか否かを判定する残高判定ステップと、
    前記口座残高が前記所定金額未満である場合に、前記情報コードが前記出場位置で読み取られる前に、前記口座残高が前記所定金額未満であることを示す情報を前記携帯端末に通知する通知ステップと、
    を一又は複数のプロセッサにより実行させるための入出場管理プログラム。
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