JP2020148998A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】大型化を招くことなく効率よく廃トナーを均すことを可能にする画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は廃トナー容器5とトナー容器6とを有し、トナー容器6は、回転軸64を有するトナー撹拌部材63を備え、廃トナー容器5は、回転軸64が挿入される軸孔53を備える。回転軸64の延出軸部643は、外周面に突部が設けられている。トナー撹拌部材63の稼働に伴って延出軸部643が軸孔53内で回転し、トナー容器6に連結された廃トナー容器5が揺動する。【選択図】図5
Description
本発明は、トナー収容部を備えて前記トナー収容部から供給されるトナーにより可視像を形成する画像形成装置に関する。
画像形成装置では、印刷する画像に応じた静電潜像を形成し、その静電潜像を可視化している。具体的には、感光体および現像装置等を備え、感光体に静電潜像を形成し、その静電潜像を供給されるトナーによって現像する。現像によって感光体表面に形成されたトナー像は、例えば転写ベルトに転写され、さらに転写ベルトから用紙上に転写された後、定着装置において用紙上に定着される。
画像形成装置において、トナーが消費された場合には、トナー収容部から適宜トナーが補給される。また、トナー収容部から補給された後、回収された未転写トナーである廃トナーは、廃トナー容器に収容される。
トナー収容部は、例えばトナーが空になると新しいものと交換され、廃トナー容器も廃トナーが満杯になると空のものと交換される。廃トナーは、一連の画像形成プロセスに使用された後のトナーであることから、使用前のフレッシュなトナーに比べて流動性が低く、廃トナー容器内に均一に堆積しにくいという特性がある。そのため、廃トナーが局所的に高く山状に堆積するなどしてしまうと、廃トナー容器内に廃トナーが満杯になっていないにもかかわらず、廃トナーの満杯状態を検知するセンサが誤検知するおそれがあった。
そこで、従来の廃トナー容器には、撹拌部材が設置されたり、廃トナー容器を揺動させるためのリンク部材が設置されたりして、堆積した廃トナーを均すようにすることが提案されている(例えば特許文献1参照)。
前記従来の画像形成装置は、廃トナー容器内の廃トナーを均すために、別途の撹拌部材やリンク部材などを設置する構成であると、これらを駆動させるモータ等の駆動装置が必要となったり、廃トナー容器の外側に揺動のための複数のリンク部材が必要となったりしていた。そのため、画像形成装置の大型化を招く要因となっていた。
本発明は、前記従来の問題点にかんがみてなされたものであり、その目的とするところは、大型化を招くことなく効率よく廃トナーを均すことを可能にする画像形成装置を提供することにある。
前記の目的を達成するため、本発明の解決手段は、トナー容器と廃トナー容器とを有するトナー収容部が設けられた画像形成装置として、前記トナー容器は、回転軸を有するトナー撹拌部材を備え、前記廃トナー容器は、前記回転軸が挿入される軸孔を備えて前記トナー容器に連結され、前記回転軸は、前記トナー容器から前記廃トナー容器に向けて外方へ延出されて前記軸孔に挿入配置される延出軸部を有し、この延出軸部の外周面には突部が設けられ、前記トナー撹拌部材の稼働に伴って前記延出軸部が前記軸孔内で回転し、前記トナー容器に連結された前記廃トナー容器が揺動するように構成したことである。
この特定事項により、廃トナー容器に別途の撹拌部材やリンク部材等を設けずとも、廃トナー容器を揺動させることができ、装置の大型化を招くことなく廃トナー容器内の廃トナーを均すことが可能となる。
前記画像形成装置における、より具体的な構成として次のものが挙げられる。つまり、前記構成の画像形成装置において、前記軸孔の内径は、少なくとも前記突部の外面を通る前記延出軸部の回転軌跡円の外径よりも大きいことが好ましい。これにより、前記延出軸部の回転によって、前記軸孔を備える廃トナー容器を安定的に揺動させることが可能となる。
また、前記構成の画像形成装置において、前記軸孔の内面には、内方へ突出する従突部が設けられていることが好ましい。これにより、前記廃トナー容器をさらに効率よく揺動させて廃トナーを均すことが可能となる。
また、前記構成の画像形成装置において、前記従突部は、前記軸孔の内面における前記延出軸部の上下方向に設けられていることが好ましい。これにより、前記廃トナー容器を上下方向に揺らすことが可能となる。
また、前記構成の画像形成装置において、前記従突部は、前記軸孔の内面における前記延出軸部の側方に設けられてもよい。この場合、前記廃トナー容器を前記回転軸に交差する方向に揺らすことが可能となる。
また、前記構成の画像形成装置において、前記突部は前記延出軸部の外周面に複数設けられてもよく、また、前記従突部は前記軸孔の内面に複数設けられてもよい。これにより、前記廃トナー容器の揺動回数を増やし、より効果的に揺らすことが可能となる。
また、前記構成の画像形成装置において、前記トナー容器と前記廃トナー容器とは連結部を介して相対移動可能に連結され、前記連結部は、長孔と、該長孔を介して取り付けられる段付きねじとを含み、前記廃トナー容器の揺動方向に対応させて前記長孔が設けられている構成とされることが好ましい。これにより、前記トナー容器と前記廃トナー容器とを、前記廃トナー容器の揺動を許容しつつ安定的に連結することが可能となる。
本発明では、大型化を招くことなく廃トナー容器を揺動させることができ、廃トナー容器内の廃トナーを効率よく均すことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1について、図面を参照しつつ説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る画像形成装置1を正面から見て示す概略断面図である。一例として示す画像形成装置1は、画像データに所定の画像処理を施し、モノクロ画像を用紙Pに出力するモノクロ画像形成装置である。画像形成装置1では、画像読取装置24により読み取られた画像データ、または外部から伝達された画像データに応じて、画像形成処理が行われる。
図1は、本発明の実施形態1に係る画像形成装置1を正面から見て示す概略断面図である。一例として示す画像形成装置1は、画像データに所定の画像処理を施し、モノクロ画像を用紙Pに出力するモノクロ画像形成装置である。画像形成装置1では、画像読取装置24により読み取られた画像データ、または外部から伝達された画像データに応じて、画像形成処理が行われる。
なお、本発明に係る画像形成装置1としては、モノクロ画像形成装置に限定されるものではなく、用紙Pに対して多色および単色の画像を形成するプリンタ、コピー機、ファクシミリ装置、あるいはこれらの機能を備えた複合機等の画像形成装置であってもよい。
図1に示すように、画像形成装置1は、画像形成装置本体10と原稿送り装置11とを備えている。画像形成装置本体10には、画像形成部14が設けられている。画像形成部14は、露光ユニット15、現像ユニット16、静電潜像担持体として作用する感光体ドラム17、クリーニング部18、帯電装置19および定着ユニット20を備えている。
画像形成装置本体10は、また、用紙搬送系30を備えている。この用紙搬送系30には、給紙トレイ31、手差しトレイ32、排出ローラ33および排出トレイ34が備えられている。
画像形成装置本体10の上部には、原稿Gの画像を読み取るための画像読取装置24が設けられている。画像読取装置24は、原稿Gが載置される原稿載置台25を備えている。原稿載置台25の上方には原稿送り装置11が設けられている。画像形成装置1は、画像読取装置24で読み取られた原稿Gの画像を、画像データとして画像形成装置本体10に送り、用紙P上に記録する。
画像形成装置本体10には用紙搬送路W1が設けられており、給紙トレイ31または手差しトレイ32は、用紙Pを用紙搬送路W1に供給する。用紙搬送路W1は、用紙Pを転写ローラ23および定着ユニット20を経て排出トレイ34へと導く。
定着ユニット20は、用紙P上に形成されたトナー像を用紙Pに加熱定着する。用紙搬送路W1の近傍には、ピックアップローラ35、搬送ローラ36、レジストローラ37、転写ローラ23、定着ユニット20(ヒートローラ21、加圧ローラ22)、および排出ローラ33が配設されている。
画像形成装置1では、給紙トレイ31または手差しトレイ32にて供給された用紙Pは、レジストローラ37まで搬送される。用紙Pは、レジストローラ37により、用紙Pと感光体ドラム17上のトナー像とを整合するタイミングで、転写ローラ23に搬送される。感光体ドラム17上のトナー像は、転写ローラ23により用紙P上に転写される。
用紙Pは、その後、定着ユニット20におけるヒートローラ21および加圧ローラ22を通過し、搬送ローラ36および排出ローラ33を経て排出トレイ34に排出される。用紙Pの表面だけでなく、裏面にも画像形成を行う場合には、用紙Pは排出ローラ33から反転用紙搬送路W2へ逆方向に搬送される。用紙Pは、反転搬送ローラ38を経て表裏を反転し、再びレジストローラ37へ導かれ、裏面にトナー像が形成された後、排出トレイ34へ排出される。
(トナー収容部)
図2は、画像形成装置1に備えられるトナー収容部4の一例を示す斜視図である。トナー収容部4は、画像形成装置本体10に装着されて、画像形成部14の現像ユニット16へのトナー補給を行う。
図2は、画像形成装置1に備えられるトナー収容部4の一例を示す斜視図である。トナー収容部4は、画像形成装置本体10に装着されて、画像形成部14の現像ユニット16へのトナー補給を行う。
トナー収容部4は、例えば交換可能なカートリッジとして形成されており、その長手方向Yに沿って細長い箱形状を有している。トナー収容部4の長手方向Yの手前側Y1には、廃トナー容器5が備えられ、奥側Y2にはトナー容器6が備えられている。廃トナー容器5とトナー容器6とは相互に連結されている。
廃トナー容器5は、有底箱状の廃トナー容器本体51と、その上部を覆う上蓋52とを備えている。トナー容器6は、廃トナー容器本体51よりも大きい有底箱状のトナー容器本体61と、トナー容器本体61の上部を覆う蓋体62とを備えている。
トナー収容部4は、奥側Y2の端面を先頭にして、長手方向Yに沿って画像形成装置本体10に挿入されて装着され、手前側Y1に引き出すことで画像形成装置本体10から容易に取り外すことが可能となっている。
図3は、トナー収容部4のトナー容器6と廃トナー容器5とを分離させた状態を示す斜視図であり、図4は、図3に示すトナー収容部4の内部を示す斜視図である。
図示するように、トナー容器6は、トナー容器本体61内にトナー撹拌部材63および搬送スクリュー部材66を備えている。トナー撹拌部材63は、トナー容器6に収容されるトナーを撹拌しつつ搬送スクリュー部材66に送り出す。
図4には、蓋体62が取り外されたトナー容器6の内部が示されている。トナー容器6に備えられたトナー撹拌部材63は、回転軸64と撹拌部65とを有している。回転軸64は、長手方向Yに沿って設けられ、トナー容器本体61に回転自在に支持されている。撹拌部65は、回転軸64とともに、回転軸64の軸まわりに回転することによりトナーを撹拌する。
回転軸64は、長手方向Yにおけるトナー容器本体61の両端部から延出され、トナー容器本体61の外方へ突出して設けられている。回転軸64は、トナー容器本体61から奥側Y2に突出した突出端部641を有している。突出端部641には、係合部642が設けられている。係合部642は、図示しない駆動部からの回転駆動力を回転軸64に伝達する。
また、図3に示すように、回転軸64は、トナー容器本体61から手前側Y1に突出した延出軸部643を有している。延出軸部643は、トナー容器本体61から廃トナー容器5の方向へ外方に突出しており、後述する廃トナー容器5の軸孔53に挿入配置される。
搬送スクリュー部材66は、この搬送スクリュー部材66の軸まわりに回転する。搬送スクリュー部材66の軸まわりには螺旋状に形成された螺旋板661が備えられている。搬送スクリュー部材66は、回転することによって、トナー撹拌部材63から送られたトナーを、トナー補給口67に向けて搬送し、トナー容器6から現像ユニット16へと供給する。
図5は、実施形態1に係る画像形成装置1におけるトナー収容部4を示す外観模式図である。図6は、トナー収容部4の廃トナー容器5に設けられる軸孔53について模式的に示した斜視図である。図7は、トナー容器6の延出軸部643と、廃トナー容器5の軸孔53とを示す説明図である。
図4にて示したように、廃トナー容器5は、廃トナー容器本体51の奥側Y2の端面に、回転軸64の延出軸部643が挿入される円筒状の軸孔53を備えている。図5に示すように、この軸孔53には、トナー容器6から外方へ延びる延出軸部643が挿入配置される。
図3および図7に示すように、延出軸部643は断面円形状の棒状体として形成されている。延出軸部643の外周面には、外方へ突出した突部644が設けられている。この延出軸部643が挿入配置される軸孔53の内径は、少なくとも突部644の外面を通る延出軸部643の回転軌跡円の外径よりも大きい円筒状に形成されている。
一方、軸孔53の内面には、図4および図6に示すように、軸孔53の内方へ突出する従突部531が設けられている。従突部531は、軸孔53の内面に、延出軸部643の軸方向(図4に示す長手方向Y)に沿って畝状に設けられている。また、従突部531は、軸孔53の内面において、延出軸部643の上方に位置するように設けられている。
トナー撹拌部材63の稼働に伴って、回転軸64は回転する。同時に、延出軸部643は軸孔53内で回転する。図7に示すように、延出軸部643が回転することで、軸孔53内の従突部531が延出軸部643の外周面に当接する状態から、延出軸部643の突部644に当接する状態へと変化する。さらに延出軸部643が回転することで、従突部531は再び延出軸部643の外周面に当接する状態となる。
このような一連の動作によって、従突部531を備えた軸孔53は、延出軸部643の突部644によって上下方向Zに繰り返し移動し、上げ下げされる。すなわち、延出軸部643が連続して回転することで、軸孔53を有する廃トナー容器5は、トナー容器6に対して上下方向Zに揺動するものとなる。このとき、図7に示すように、廃トナー容器5は、上下方向Zに幅Z1の振幅で揺動する。
廃トナー容器5が揺動することで、この廃トナー容器5内に堆積した廃トナーは揺らされる。これにより、廃トナー容器5内で山状に堆積しやすい廃トナーを、廃トナー容器5の揺れによって均すことが可能となる。
廃トナー容器5は、トナー容器6に連結された状態で揺動可能であって、トナー容器6に備えられたトナー撹拌部材63の回転軸64の回転を利用して揺れるように構成されている。そのため、廃トナーを均すための別途の撹拌部材等を、廃トナー容器5に設ける必要性がなく、廃トナーを均すための部材に要するスペースも少なくてすむ。したがって、画像形成装置1におけるトナー収容部4では、効率よく廃トナー容器5を揺らすことが可能とされて、装置の大型化を招くことなく廃トナーを均すことができる。
なお、前記した突部644および従突部531は、どのような形状に形成されたものであってもよいが、図7に示すように延出軸部643の軸方向から見て、円弧状の外形状を有するように形成されていることが好ましい。これによって、軸孔53の内部で、突部644と従突部531とを円滑に当接させつつ延出軸部643を回転させることが可能となる。
また、本実施形態において、廃トナー容器5の軸孔53に設けられる従突部531は、軸孔53の内面における延出軸部643の下方に設けられる構成であってもよく、その場合にも廃トナー容器5の揺動方向を上下方向Zに規定することができる。
(実施形態2)
図8は、本発明の実施形態2に係る画像形成装置1における廃トナー容器5に設けられる軸孔53を示す説明図である。実施形態2に係る画像形成装置1は、廃トナー容器5の軸孔53に設けられる従突部531の配置形態に特徴を有し、その他の構成は前記実施形態1と共通することから、前記実施形態1と共通符号により示して各構成部材の説明を省略する。
図8は、本発明の実施形態2に係る画像形成装置1における廃トナー容器5に設けられる軸孔53を示す説明図である。実施形態2に係る画像形成装置1は、廃トナー容器5の軸孔53に設けられる従突部531の配置形態に特徴を有し、その他の構成は前記実施形態1と共通することから、前記実施形態1と共通符号により示して各構成部材の説明を省略する。
画像形成装置1において、廃トナー容器5の揺動方向は、どのような方向であってもよく、軸孔53に設けられる従突部531により規定することができる。例えば、前記実施形態1に示したように、従突部531は、延出軸部643の上下方向の一方に位置するように軸孔53に設けられることで、廃トナー容器5が上下方向Zに揺動するものとなる。また、図8に示すように、軸孔53の従突部531は、軸孔53の内面における延出軸部643の側方に設けられてもよい。
この場合、従突部531は、軸孔53の内面に、延出軸部643の軸方向(図4に示す長手方向Y)に沿って畝状に設けられるとともに、軸孔53の内面における延出軸部643の側方に設けられている。より詳細には、従突部531は、軸孔53の内面において、延出軸部643の軸芯に直交する左右方向Xの一方の内面に設けられている。
トナー撹拌部材63の稼働に伴って、延出軸部643が軸孔53内で回転することで、軸孔53の従突部531は延出軸部643の外周面に当接する状態と、延出軸部643の突部644に当接する状態とに繰り返し変化する。これにより、延出軸部643(トナー容器6)に対して、軸孔53は左右方向Xに繰り返し移動する。軸孔53を有する廃トナー容器5は、トナー容器6に対して左右方向Xに揺動するものとなる。
廃トナー容器5が揺動することで、廃トナー容器5内に堆積した廃トナーが揺らされ、山状に堆積しやすい廃トナーを均すことが可能となる。したがって、本実施形態に係る画像形成装置1においても、廃トナーを均すための別途の撹拌部材等を設けずとも廃トナー容器5を揺らすことが可能となり、装置の大型化を招くことが防がれる。
なお、廃トナー容器5を揺動させるように作用するこれらの突部644および従突部531の構成は、前記実施形態に示す構成のものに限られない。延出軸部643に複数の突部644が設けられた構成であってもよく、あるいは、軸孔53に複数の従突部531が設けられた構成であってもよい。また、延出軸部643に複数の突部644が設けられ、かつ軸孔53に複数の従突部531が設けられた構成であってもよい。突部644および従突部531の数、形状、および延出軸部643に対する位置などは、どのように構成されてもよい。
例えば、図9(a)に示すように、軸孔53の内面には、延出軸部643の上方に位置するように1つの従突部531が設けられ、延出軸部643の外周面には3つの突部644が均等に設けられた構成であってもよい。また、図9(b)に示すように、軸孔53の内面に、延出軸部643の側方に位置するように1つの従突部531が設けられ、延出軸部643の外周面に3つの突部644が均等に設けられた構成であってもよい。また、図10に示すように、軸孔53の内面には、延出軸部643の上下両側に位置するように2つの従突部531がそれぞれ設けられ、延出軸部643の外周面には1つの突部644が設けられた構成であってもよい。図示しないが、複数の従突部531は、軸孔53の内面における、延出軸部643の側方に設けられていてもよい。
これらいずれの形態にあっても、トナー撹拌部材63の稼働に伴って、従突部531を備えた軸孔53が、回転する延出軸部643の突部644によって繰り返し移動し、廃トナー容器5が一定の振幅で揺動するものとなる。このように複数の突部644または従突部531を備えることによって、延出軸部643の1回転あたりの揺動回数が増加するので、より効果的に廃トナーを均すことができる。
(実施形態3)
図11は、本発明の実施形態3に係る画像形成装置1におけるトナー収容部4の連結構造を模式的に示す斜視図であり、図12は、トナー収容部4の連結構造の例を示す説明図である。
図11は、本発明の実施形態3に係る画像形成装置1におけるトナー収容部4の連結構造を模式的に示す斜視図であり、図12は、トナー収容部4の連結構造の例を示す説明図である。
本実施形態では、前記実施形態1および2に示した構成に加えて、トナー収容部4の廃トナー容器5とトナー容器6との連結構造に特徴を有する。そのため、かかる連結構造について詳述し、前記実施形態1または2と共通するその他の構成については、前記実施形態1または2と共通符号により示して各構成部材の説明を省略する。
前記のとおり、画像形成装置1では、廃トナー容器5が、トナー容器6に対して連結された状態で揺動可能とされている。この廃トナー容器5は、連結部7を介してトナー容器6に連結されていることが好ましい。図3および図4に示すように、連結部7は、トナー収容部4における左右方向Xの一方の側部に設けられている。
図11に模式的に示すように、連結部7は、廃トナー容器5とトナー容器6とに設けられている。連結部7としての廃トナー側連結部71は、廃トナー容器5の側方に突出して設けられ、スリット状に貫通する長孔73を備えている。また、連結部7としてのトナー側連結部72は、廃トナー側連結部71に対応させてトナー容器6の側方に突出して設けられ、雌ねじが設けられたねじ孔74を備えている。ねじ孔74には、段付きねじ75が螺合される。
段付きねじ75は、長手方向Yに沿って廃トナー側連結部71の手前側Y1から長孔73に挿通され、トナー側連結部72のねじ孔74に取り付けられる。これにより、廃トナー側連結部71とトナー側連結部72は接合され、廃トナー容器5とトナー容器6とが連結されている。
本実施形態にあっても前記実施形態1または2と同様に、トナー撹拌部材63の稼働に伴って延出軸部643が軸孔53内で回転し、廃トナー容器5は揺動する。このとき、長孔73に挿通された段付きねじ75を支持軸にして、廃トナー容器5はトナー容器6に対して連結状態を保ったまま揺動することができる。
図11に示す形態では、長孔73は上下方向Zに長い貫通孔として設けられている。図12(a)に示すように、廃トナー容器5は、段付きねじ75を支持軸として、長孔73の開口方向に揺動することが許容される。この場合には、廃トナー容器5は上下方向Zに揺動する。
実施形態1に係る画像形成装置1においては、図12(a)に示す連結構造により廃トナー容器5とトナー容器6とが連結されることが好ましい。これにより、廃トナー容器5は、トナー容器6に対して連結状態を保ったまま上下方向Zに揺動することができる。
また、図12(b)に示すように、長孔73は、左右方向Xに長い貫通孔として設けられてもよい。この場合には、廃トナー容器5は、長孔73の開口方向である左右方向Xに揺動する。実施形態2に係る画像形成装置1においては、図12(b)に示す連結構造により廃トナー容器5とトナー容器6とが連結されることが好ましい。これにより、廃トナー容器5は、トナー容器6に対して連結状態を保ったまま左右方向Xに揺動することができる。
画像形成装置1におけるトナー収容部4の連結構造がこのように構成されていることにより、廃トナー容器5とトナー容器6とを、廃トナー容器5の揺動を許容しつつ安定的に連結することができる。なお、連結部7において、廃トナー側連結部71とトナー側連結部72とのどちら側に長孔73が設けられた構成であってもよい。
以上のように、前記いずれの実施形態にあっても、トナー収容部4が揺動することで、トナー収容部4に備えられている廃トナー容器5も同様に揺動し、廃トナー容器5に収容されている廃トナーを均すことが可能となる。そのため、廃トナー容器5の満杯状態を検知するセンサが誤検知したり頻繁なメンテナンスが必要になったりする不都合が解消され、効率よく廃トナーを廃トナー容器5に収容していくことが可能となる。また、そのために装置を大型化する必要性もなく、トナー撹拌部材63の回転軸64の回転を利用して効率よく廃トナー容器5を揺らすことが可能となる。
また、前記のように廃トナー容器5を揺動させる動作は、トナー容器本体61のトナー撹拌動作に連動させて行うほか、トナー像を形成した用紙Pの枚数やトナー補給量等によって適宜のタイミングで行うことができる。例えば、トナー補給量の検知動作または廃トナー量の検知動作に基づいて、自動的に、または選択的に、廃トナー容器5を揺らすように制御することができる。また、前記検知動作に基づいて、ユーザに廃トナー容器5の揺動操作を喚起するように構成されてもよい。
図13は、画像形成装置1に備えられる操作パネル101の一例を示す説明図である。選択的に揺動させる例として、図示するように、廃トナーの満杯状態が検知された場合、操作パネル101に廃トナー容器5の揺動可否について表示されるように構成されてもよい。これにより、廃トナーの満杯状態が検知されたことを伝えて、廃トナー容器5を揺動させる「揺動モード」、廃トナー容器5を交換する「交換」、または「キャンセル」のいずれかを選択可能とされている。「揺動モード」を選択することにより廃トナー容器5を揺動させ、廃トナー容器5内の廃トナーを均すことが可能となり、必要以上に交換することを防ぐことができる。
なお、本発明は前述した各実施形態に示す構成のものに限定されず、延出軸部643の形状およびこの延出軸部643が挿入配置される軸孔53の内面形状は、トナー撹拌部材63の回転軸64の回転を利用して廃トナー容器5を揺動させられるものであれば他の形状を有するものであってもよい。また、トナー収容部4は、モノクロ画像またはカラー画像の各色に対応させて装着されたトナーカートリッジであってもよい。本発明は、請求項に示される範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態に開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 画像形成装置
12 装着部
14 画像形成部
18 クリーニング部
24 画像読取装置
30 用紙搬送系
4 トナー収容部
5 廃トナー容器
53 軸孔
531 従突部
6 トナー容器
63 トナー撹拌部材
64 回転軸
643 延出軸部
644 突部
66 搬送スクリュー部材
7 連結部
71 廃トナー側連結部
72 トナー側連結部
73 長孔
74 ねじ孔
75 段付きねじ
12 装着部
14 画像形成部
18 クリーニング部
24 画像読取装置
30 用紙搬送系
4 トナー収容部
5 廃トナー容器
53 軸孔
531 従突部
6 トナー容器
63 トナー撹拌部材
64 回転軸
643 延出軸部
644 突部
66 搬送スクリュー部材
7 連結部
71 廃トナー側連結部
72 トナー側連結部
73 長孔
74 ねじ孔
75 段付きねじ
Claims (8)
- トナー容器と廃トナー容器とを有するトナー収容部が設けられた画像形成装置であって、
前記トナー容器は、回転軸を有するトナー撹拌部材を備え、
前記廃トナー容器は、前記回転軸が挿入される軸孔を備えて前記トナー容器に連結され、
前記回転軸は、前記トナー容器から前記廃トナー容器に向けて外方へ延出されて前記軸孔に挿入配置される延出軸部を有し、この延出軸部の外周面には突部が設けられ、
前記トナー撹拌部材の稼働に伴って前記延出軸部が前記軸孔内で回転し、前記トナー容器に連結された前記廃トナー容器が揺動することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1に記載の画像形成装置において、
前記軸孔の内径は、少なくとも前記突部の外面を通る前記延出軸部の回転軌跡円の外径よりも大きいことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1または2に記載の画像形成装置において、
前記軸孔の内面には、内方へ突出する従突部が設けられていることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項3に記載の画像形成装置において、
前記従突部は、前記軸孔の内面における前記延出軸部の上下方向に設けられていることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項3に記載の画像形成装置において、
前記従突部は、前記軸孔の内面における前記延出軸部の側方に設けられていることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項3〜5のいずれか1つの請求項に記載の画像形成装置において、
前記突部は、前記延出軸部の外周面に複数設けられていることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項3〜5のいずれか1つの請求項に記載の画像形成装置において、
前記従突部は、前記軸孔の内面に複数設けられていることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1〜7のいずれか1つの請求項に記載の画像形成装置において、
前記トナー容器と前記廃トナー容器とは連結部を介して相対移動可能に連結され、
前記連結部は、長孔と該長孔を介して取り付けられる段付きねじとを含み、前記廃トナー容器の揺動方向に対応させて前記長孔が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019048360A JP2020148998A (ja) | 2019-03-15 | 2019-03-15 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019048360A JP2020148998A (ja) | 2019-03-15 | 2019-03-15 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020148998A true JP2020148998A (ja) | 2020-09-17 |
Family
ID=72429887
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2019048360A Pending JP2020148998A (ja) | 2019-03-15 | 2019-03-15 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2020148998A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP4296781A1 (en) | 2022-06-24 | 2023-12-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Toner cartridge |
-
2019
- 2019-03-15 JP JP2019048360A patent/JP2020148998A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP4296781A1 (en) | 2022-06-24 | 2023-12-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Toner cartridge |
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