JP2020147931A - 車両スライド扉の動力スライド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】動力ユニット20の厚さを薄くする。【解決手段】動力スライド装置は、スライド扉11と、ワイヤーケーブルと、前記ワイヤーケーブルを移動させることによりスライド扉11をスライドさせる動力ユニット20とを有する。動力ユニット20はスライド扉11の内部空間に配置する。動力ユニット20はモータ29と、開扉ドラム21A及び閉扉ドラム21Bとを備える。開扉ドラム21Aの開扉ドラム軸28Aと、閉扉ドラム21Bの閉扉ドラム軸28Bとモータ29のモータ軸29Aとは、互いに軸芯の異なる平行軸とする。開扉ケーブル22Aと閉扉ケーブル22Bは、開扉ドラム軸28Aと閉扉ドラム軸28Bとで挟まれた内側位置から外方に伸長させる。【選択図】図6

Description

本発明は、車両スライド扉の動力スライド装置に関するものである。本願発明は、同一出願人が提出した特願2017−171271号の改良に関するものである。
従来、車体に設けたガイドレールにスライド自在に取付けたスライド扉と、スライド扉若しくは車体に連結させた一対のワイヤーケーブルと、モータ動力によりワイヤーケーブルを開扉方向または閉扉方向に牽引しうるワイヤードラムとを備えた動力スライド装置は、公知である。
動力スライド装置は、車体のクオータパネルの裏側(室内側)の車内空間に設置する場合と(特許文献1)、スライド扉の内部空間に設置する場合(特許文献2)とに大別される。動力スライド装置をどちらに設置するにしても、大きな課題となるのが動力スライド装置の嵩であり、特に、車体を基準とた場合の幅方向の厚さが課題となる。例えば、車体側に設置する場合では、車内空間が狭くなる。スライド扉に設置する場合は、車内空間への影響は回避できるが、昇降式ドアガラスとの干渉問題等によりスライド扉への取付作業性に難が生じ、小型で幅の薄いスライド扉の場合は、より顕著な取付作業性の問題が生じると共に、取付場所の確保もより困難となる。
特許文献3には、ワイヤードラムを一対に分割形成し、一対のワイヤードラムに一対のワイヤーケーブルの各端部をそれぞれ連結した動力スライド装置が記載されている。
特開2015−142410号公報 特開2018−103887号公報 特開2007−113205号公報
動力スライド装置の幅方向の厚さ問題は、モータの回転軸方向の厚さと、ワイヤーケーブルの端部が連結されるワイヤードラムの回転軸方向の厚さが主因となる。例えば、特許文献2に記載された構成では、動力スライド装置の幅方向の厚さは、その図3の内容から、モータの回転軸方向の厚さにワイヤードラムの回転軸方向の厚さを加算した厚さに等しく、このような特許文献2の装置を、設置できるスライド扉は限られることになる。
また、特許文献3の構成では、ワイヤードラムを一対に分割形成しているが、これらのワイヤードラムは同一軸に軸止されており、互いに重合する構成である。従って、回転軸方向の厚さは、従前の単体式のワイヤードラムの厚さより厚くなっている(特許文献3の図5〜図7は展開図で、2つのワイヤードラムは図4のように同一軸に支持されている)。
よって、本発明は、車体10に対して閉扉方向と開扉方向にスライド自在に取付けられたスライド扉11と、前記スライド扉11と前記車体10との間に設けられるワイヤーケーブルと、前記ワイヤーケーブルをモータ動力で移動させることにより前記スライド扉11を前記閉扉方向及びの前記開扉方向にスライドさせる動力ユニット20とを有する動力スライド装置において、前記動力ユニット20は前記スライド扉11の内部空間に配置し;前記動力ユニット20はモータ29と、一対の開扉ドラム21A及び閉扉ドラム21Bとを備え;前記ワイヤーケーブルは、前記開扉ドラム21Aに一端が連結される開扉ケーブル22Aと前記閉扉ドラム21Bに一端が連結される閉扉ケーブル22Bとを備え;前記開扉ドラム21Aの開扉ドラム軸28Aと、前記閉扉ドラム21Bの閉扉ドラム軸28Bと前記モータ29のモータ軸29Aとは、互いに軸芯の異なる平行軸とし;前記開扉ドラム21Aから伸びる前記開扉ケーブル22Aと、前記閉扉ドラム21Bから伸びる前記閉扉ケーブル22Bとは、前記開扉ドラム軸28Aと前記閉扉ドラム軸28Bとで挟まれた内側位置から外方に伸長させた車両スライド扉の動力スライド装置の構成としたものである。
請求項1に係る発明では、動力ユニット20の幅方向の厚さを抑制でき、スライド扉11への取付が容易となると共に、小型で幅の薄いスライド扉11への適応力が格段に上昇する。
請求項2に係る発明では、動力ユニット20はインナーパネル23に対して室内側から固定可能とし、動力ユニット20からガイド体32に至る開扉ケーブル22Aおよび閉扉ケーブル22Bはインナーパネル23の室外側に配置できるので、動力ユニット20の取付作業性と開扉ケーブル22Aおよび閉扉ケーブル22Bの配策作業性の向上させることが出来る。
本発明による動力スライド装置を備えたスライド扉及び車体の側面図である。 スライド扉の金属製インナーパネルの室内側の斜視図である。 動力ユニットの室内側の斜視図である。 動力ユニットの室外側の斜視図である。 動力ユニットの内部構造の室内側の斜視図である。 動力ユニットの内部構造の室外側の斜視図である。 ガイド体の全体斜視図である。
本発明を実施するための形態を図面を参照して説明する。図1は、車体10と、車体10にスライド自在に取付けられたスライド扉11と、スライド扉11により閉塞されうる出入口12とを示している。車体10の上部側にはアッパーレール13が固定され、下部側にはロワーレール14が固定され、車体10の上下の略中央にはセンターレール16が固定される。センターレール16は車体10のクオータパネル15の外面側に配置される。アッパーレール13、ロワーレール14及びセンターレール16は車両前後方向に伸びている。
スライド扉11には、アッパーレール13、ロワーレール14及びセンターレール16にそれぞれスライド自在に係合するアッパーローラーブラケット17と、ロワーローラーブラケット18と、センターローラーブラケット19とが設けられる。3つのブラケット17、18、19は三角形の各頂点となるように配置され、これにより、スライド扉11は車体10にバランス良く支持されてスライド移動の安定性が確保され、また、スライド扉の支持強度も十分に確保される。
スライド扉11の内部空間にはモータ動力を備えた動力ユニット20が設けられる。動力ユニット20には、モータ動力で回転するワイヤードラム21が設けられる。ワイヤードラム21には2本のワイヤーケーブル(図2以下参照)、即ち、スライド扉11を開扉移動させるときに巻き取られる開扉ケーブル22Aと、スライド扉11を閉扉移動させるときに巻き取られる閉扉ケーブル22Bの一端側がそれぞれ連結される。ワイヤードラム21が開扉回転すると、開扉ケーブル22Aの巻き取りと閉扉ケーブル22Bの繰り出しが行われて、スライド扉11は開扉スライドする。ワイヤードラム21が閉扉方向に回転すると、スライド扉11は閉扉スライドする。
図2はスライド扉11の金属製のインナーパネル23の室内側を示している。インナーパネル23の上部半分には昇降式ドアガラス24(図1)用の窓開口部25が設けられ、下部半分には、複数のサービスホール26が設けられている。サービスホール26は窓開口部25に比して格段に小型である。サービスホール26は、車両ごとに若干の違いはあるが、略類似した場所に設けられている。
複数のサービスホール26のうち、車両後方側の下方に位置するサービスホール26Aには、動力ユニット20を取り付ける。サービスホール26Aは動力ユニット20の取付に適した形状であるのが望ましいが、専用のサービスホール26Aを必要とするものではなく、動力ユニット20を室内側からボルトナットなどの連結具で固定でき、かつ、上部に伸びる開扉ケーブル22Aおよび閉扉ケーブル22Bをインナーパネル23の室外側に引き出せればよい。
図3、4には、動力ユニット20の外観が示されている。本願における動力ユニット20の第1の特徴は、一対のケーブル22A、22Bが、略平行状態で上方に伸びていることである。従来、クオータパネルの裏側に配置される動力ユニットでは、一対のワイヤーケーブルは動力ユニットから左右両側に伸びる構造であり、スライド扉の内部に配置する動力ユニットは、クオータパネル配置型の動力ユニットの転用であったため、同様に、一対のワイヤーケーブルは左右両側に伸びる構造であった。このため、従来の動力ユニットはスライド扉11の内部に配置するには適していなかった。
動力ユニット20は、全体を分割可能なハウジング27で囲われている。動力ユニット20の上下の中間にはワイヤードラムと、減速機構が配置され、動力ユニット20の下部には、モータと制御用のECUとが配置される。
図5、6には、動力ユニット20の内部構造が示されている。内部構造における第1の特徴はワイヤードラム21の構成である。本願のワイヤードラム21は、図6のように、別軸で軸止された一対の開扉ドラム21Aと閉扉ドラム21Bとに分割構成している。
開扉ドラム21Aと閉扉ドラム21Bとは、互いに平行で横並びに配置された開扉ドラム軸28Aと閉扉ドラム軸28Bとにそれぞれ軸止されている。開扉ドラム21Aと閉扉ドラム21Bとは、同じ回転平面上に配置するが、互いに重合しない距離だけ離間させる。
開扉ドラム21Aには開扉ケーブル22Aの端部が連結され、閉扉ドラム21Bには閉扉ケーブル22Bの端部が連結される。開扉ドラム21Aと閉扉ドラム21Bとは、同一方向に回転する構成とする。これにより、開扉ドラム21Aと閉扉ドラム21Bにそれぞれ連結された開扉ケーブル22Aおよび閉扉ケーブル22Bは、開扉ドラム21Aと閉扉ドラム21Bとの互いに近接する側から上方に延伸させることができる。換言すれば、開扉ケーブル22Aおよび閉扉ケーブル22Bは、開扉ドラム軸28Aと閉扉ドラム軸28Bとで挟まれた内側位置から上方に伸びることになる。
開扉ドラム21Aおよび閉扉ドラム21Bの下方にはモータ29を設ける。モータ29は、極力、開扉ドラム21Aおよび閉扉ドラム21Bと同じ回転平面に配置する。モータ29のモータ軸29Aには、モータ歯車29Bを固定する。モータ歯車29Bは好適にはヘリカルギヤである。
モータ歯車29Bには、2段ギヤ30の大径ギヤ30Aを噛合させる。2段ギヤ30のギア軸30Bは、モータ軸29A並びに開扉ドラム軸28Aおよび閉扉ドラム軸28Bと平行とする。2段ギヤ30の小径ギヤ30Cは、開扉ドラムギヤ31Aおよび閉扉ドラムギヤ31Bに噛合させる。
開扉ドラムギヤ31Aは開扉ドラム21Aと一体的に回転させ、閉扉ドラムギヤ31Bは閉扉ドラム21Bと一体的に回転させる。これにより、モータ29の回転により、開扉ドラム21Aと閉扉ドラム21Bとは等速で同一方向に回転する。
上記のように、本願では、ワイヤードラム21を別軸で軸止された一対の開扉ドラム21Aと閉扉ドラム21Bとに分割している。分割することで、従来の単体形式のワイヤードラムに比べて、ワイヤードラムの軸方向の厚さを有意に短縮することに成功した。
開扉ドラム軸28A、閉扉ドラム軸28B、およびモータ軸29Aは軸芯の異なる互いに平行な軸としてある。このため、開扉ドラム21Aと、閉扉ドラム21Bと、モータ29とのそれぞれの厚さの合算による厚みの増加を抑制している。
本願のモータ29はインナーロータ型でネオジム磁石を用いた12極8相、扁平薄型のブラシレスモータを採用している。モータ29には図示省略のU相線とV相線とW相線とが120度間隔で設けられている。
ブラシレスであるモータ29は、ブラシ省略により高寿命となり、さらに機械的効率も高くなる。ブラシレスであるモータ29は通電時の摺接がないことから摺動音が生じずに静音性に優れ、ブラシによるスパークの発生がないためEMCノイズ問題も回避できる。
ブラシレスモータ29は、ブラシを用いないため薄型となる。インナーロータ型のモータ29はコイルを外周側に配置できるので放熱性に優れ、回転イナーシャを低減できる。ブラシレスモータは多極化が容易であり、多極化することによりコギングの低減を図れる。
モータ29はブラシレスの特性として停止状態においても保持トルクを発生させる停止保持制御を行うことができる。停止保持制御とは、別途のクラッチなしでモータ29をブレーキとして使用するもので、このため、スライド扉11を停止状態で保持することができ、また、所定角度の傾斜地においててもスライド扉11を停止状態で保持することができる。クラッチのないモータ29は動力ユニット20の小型化、薄型化に貢献する。
モータ29は、ステッピングモータのようなステップ制御を行うことができて制御性や回転精度に優れる。また、モータ29は正弦波駆動することも可能であり、トルク変動を低減させることができる。
モータ29の停止保持制御は、スライド扉11のスライド移動を急制動させることもできる。モータ29ではベクトル制御により永久磁石の磁力を変化させることができ、スライド扉11の種類やその他の仕様により、高トルク低回転運転や低トルク高回転運転を行うことができる。さらに、高電圧低回転制御によりステッピングモータのような動作が得られる。低電圧高回転制御では、スライド扉11の手動開閉モードにおいて人手による開閉操作のアシストをすることができる。
モータ29にブラシレスモータを採用することにより、上記の特徴を生かしてスライド扉11の挙動を安定化できる。制御性の向上により低電流動作が可能となりハーネス径およびヒューズ容量を低減化し、コストダウンを図ることができる。
図7は、動力ユニット20から伸びる開扉ケーブル22Aおよび閉扉ケーブル22Bをセンターレール16に沿わせて伸ばすガイド体32を示している。ケーブル22A、22Bは、前述したように、スライド扉11のインナーパネル23の室外側を上方に伸びている。ガイド体32はスライド扉11に固定した第1ケース33を備え、第1ケース33には、水平方向に並列した開扉プーリー34Aと、閉扉プーリー34Bを軸止させる。
開扉ケーブル22Aおよび閉扉ケーブル22Bは、開扉プーリー34Aおよび閉扉プーリー34Bに案内されて略水平状態で側方に導かれ、スライド扉11の後端部から、外部に引き出される。
ガイド体32の第2ケース35は、好適には、センターローラーブラケット19に軸止される。第2ケース35には、一対のガイドプーリー36A、36Bが軸止される。ガイドプーリー36A、36Bは、それぞれ独立回転可能な二重プーリーであり、例えば、開扉ケーブル22Aはガイドプーリー36Aの上段プーリーおよびガイドプーリー36Bの上段プーリーをそれぞれ経由して、センターレール16の後端部に固定され、閉扉ケーブル22Bはガイドプーリー36Aの下段プーリーおよびガイドプーリー36Bの下段プーリーをそれぞれ経由して、センターレール16の前端部に固定される。
図1のスライド扉11は説明のために例示したものに過ぎず、動力ユニット20は小型車のスライド扉11への取付も容易なものである。
以上のように、本発明による動力ユニット20は、スライド扉11の幅方向の厚みを極力抑えることに成功しているため、スライド扉11の狭い内部空間内に従来に比べて容易に取り付けることができ、また、ドアガラス24の昇降の妨げとなることも良好に回避できる。また、従来困難であった、小型車のスライド扉に対しても対応可能性が高くなる。加えて、スライド扉11内での取付場所の自由度が高くなるため、各種多数のスライド扉への取付可能性が期待できる。また、開扉ケーブル22Aおよび閉扉ケーブル22Bは、左右に並んだ状態で上方のガイド体32に導くことが出来るので、スライド扉11の狭い内部空間おいても配策を良好に行える。
10…車体、11…スライド扉、12…出入口、13…アッパーレール、14…ロワーレール、15…クオータパネル、16…センターレール、17…アッパーローラーブラケット、18…ロワーローラーブラケット、19…センターローラーブラケット、20…動力ユニット、21…ワイヤードラム、21A…開扉ドラム、21B…閉扉ドラム、22A…開扉ケーブル、22B…閉扉ケーブル、23…インナーパネル、24…ドアガラス、25…窓開口部、26…サービスホール、26A…サービスホール、27…ハウジング、28A…開扉ドラム軸、28B…閉扉ドラム軸、29…モータ、29A…モータ軸、29B…モータ歯車、30…2段ギヤ、30A…大径ギヤ、30B…ギア軸、30C…小径ギヤ、31A…開扉ドラムギヤ、31B…閉扉ドラムギヤ、32…ガイド体、33…第1ケース、34A…開扉プーリー、34B…閉扉プーリー、35…第2ケース、36A…ガイドプーリー、36B…ガイドプーリー。

Claims (2)

  1. 車体(10)に対して閉扉方向と開扉方向にスライド自在に取付けられたスライド扉(11)と、前記スライド扉(11)と前記車体(10)との間に設けられるワイヤーケーブルと、前記ワイヤーケーブルをモータ動力で移動させることにより前記スライド扉(11)を前記閉扉方向及びの前記開扉方向にスライドさせる動力ユニット(20)とを有する動力スライド装置において:
    前記動力ユニット(20)は前記スライド扉(11)の内部空間に配置し;
    前記動力ユニット(20)はモータ(29)と、一対の開扉ドラム(21A)及び閉扉ドラム(21B)とを備え;
    前記ワイヤーケーブルは、前記開扉ドラム(21A)に一端が連結される開扉ケーブル(22A)と前記閉扉ドラム(21B)に一端が連結される閉扉ケーブル(22B)とを備え;
    前記開扉ドラム(21A)の開扉ドラム軸(28A)と、前記閉扉ドラム(21B)の閉扉ドラム軸(28B)と前記モータ(29)のモータ軸(29A)とは、互いに軸芯の異なる平行軸とし;
    前記開扉ドラム(21A)から伸びる前記開扉ケーブル(22A)と、前記閉扉ドラム(21B)から伸びる前記閉扉ケーブル(22B)とは、前記開扉ドラム軸(28A)と前記閉扉ドラム軸(28B)とで挟まれた内側位置から外方に伸長させた車両スライド扉の動力スライド装置。
  2. 請求項1において、前記動力ユニット(20)は前記スライド扉(11)の金属製のインナーパネル(23)に固定し、前記スライド扉(11)には前記動力ユニット(20)から上方に伸長する前記開扉ケーブル(22A)および前記閉扉ケーブル(22B)を水平状態に導いて前記スライド扉(11)の外部に案内するガイド体(32)を設け、前記動力ユニット(20)から前記ガイド体(32)に至る前記開扉ケーブル(22A)および前記閉扉ケーブル(22B)は前記インナーパネル(23)の室外側に配策した車両スライド扉の動力スライド装置。
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