JP2010236243A - パワースライド装置の駆動ユニット - Google Patents

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拓志 江口
Yasushi Yoshida
靖 吉田
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Abstract

【課題】駆動ユニットのレイアウト性を向上させることにある。
【解決手段】モータ本体41によりドラム59を回転駆動することで、ドラム59に巻き掛けられた一対のケーブル31,32を駆動して、スライドドアを自動開閉するパワースライド装置の駆動ユニット33において、ドラム59からの一対のケーブル31,32の引き出し位置に一対のテンショナ機構64a,64bを組み付ける。開側テンショナ機構64bは、モータ本体41のヨーク44に対してドラム59の回転軸方向に重なるように配置されている。また、一対のテンショナ機構64a,64bは、一対のケーブル31,32の互いの間隔がドラム59から離間するにつれて狭くなるように、相互に傾斜して配置されている。
【選択図】図8

Description

本発明は、車両に設けられるスライドドアを自動的に開閉するパワースライド装置の駆動ユニットに関する。
従来から、ワゴンタイプやワンボックスタイプの車両では、車両前後方向に開閉移動するスライドドアを車体側部に設けることにより、車両側方からの乗降や荷物の積み下ろしを容易に行えるようにしている。車体側部における乗降口後方の上下中央部には、車両前後方向に延びる直線部と、直線部の車両前方側の端部から車室内側へ向けて湾曲する引き込み部とを備えるセンタレール(ガイドレール)が固定されている。一方、スライドドアにおける車両後方側の上下中央部には、センタレールに移動自在に装着されるローラユニットが取り付けられている。スライドドアは、このローラユニットがセンタレールに沿って車両前後方向に移動することによりスライド式に開閉される。つまり、ローラユニットがセンタレールの直線部に案内されるとスライドドアは開状態となり、ローラユニットがセンタレールの引き込み部に案内されると、スライドドアは車室内側に引き込まれて閉状態となる。
このスライドドアの開閉操作を容易にするために、車両には駆動ユニットによりスライドドアを自動的に開閉するようにしたパワースライド装置(自動開閉装置)が搭載されている。パワースライド装置としては、駆動ユニットによりケーブルを牽引することでスライドドアを自動的に開閉するケーブル式のものが多く用いられている。また、このケーブル式のパワースライド装置には、駆動ユニットを車体側部に搭載した車体内蔵型と、駆動ユニットをスライドドアに搭載したドア内蔵型とがある。
このようなパワースライド装置の駆動ユニットは、電動モータと電動モータの出力により回転駆動されるドラムとを備えている。例えば、特許文献1に記載されるようにドア内蔵型のパワースライド装置の駆動ユニットでは、ドラムに巻き掛けられた一対のケーブルがスライドドア内に配されるプーリおよびローラユニットを介して車体側に引き込まれ、センタレールに沿ってセンタレールの両端側へ配索されている。そして、ドラムにより一方のケーブルを巻き取るとともに他方のケーブルを送り出すことで、スライドドアがケーブルに牽引されて自動開閉動作するようになっている。
また、駆動ユニットには、ケーブルに所定の張力を付与するためのテンショナ機構を備えたものがある。テンショナ機構は、ドラムから配索されるケーブルの引き出し位置に組み付けられる。このテンショナ機構により、ケーブルに所定の張力が付与されることで、ケーブルの緩みが抑制されてパワースライド装置が円滑に作動されるようになっている。
特開2003−82927号公報
ところで、特許文献1に記載されるパワースライド装置の駆動ユニットでは、一対のケーブルが電動モータのヨークを挟むように、ヨークの両側から引き出されている。この駆動ユニットにテンショナ機構を組み付ける場合には、ヨークの両側にテンショナ機構が配置されることとなるため駆動ユニットの投影面積が大きくなる。
また、特許文献1に記載されるパワースライド装置の駆動ユニットでは、一対のケーブルが駆動ユニットから相互にほぼ平行に配索されている。そのため、駆動ユニットから配索されたケーブルが挿通されるアウタケーシングの配索面積が大きくなる。つまり、一対のアウタケーシングの互いの間隔が広いため、アウタケーシングがスライドドア内で大きなスペースを占める。したがって、駆動ユニットを車体やスライドドアへ搭載するにあたり大きなスペースが必要となるので、駆動ユニットのレイアウト性が悪化することとなる。
本発明の目的は、駆動ユニットのレイアウト性を向上させることにある。
本発明のパワースライド装置の駆動ユニットは、モータ軸と、前記モータ軸を回転可能に支持するヨークとを備えるモータ本体と、前記モータ軸の回転により回転駆動され、前記モータ軸と直交する出力軸に軸支されるドラムを備える駆動部と、前記ドラムに巻き掛けられる一対のケーブルに張力を付与し、前記駆動部に組み付けられる一対のテンショナ機構とを有し、前記ドラムが回転して前記一対のケーブルを駆動することでスライドドアを自動的に開閉するパワースライド装置の駆動ユニットであって、前記一対のテンショナ機構のうち一方のテンショナ機構は、前記ヨークに対して前記ドラムを支持する出力軸方向に重なるように配置されていることを特徴とする。
本発明のパワースライド装置の駆動ユニットは、前記一対のテンショナ機構は、相互に前記ドラムを支持する出力軸方向にずれて配置されていることを特徴とする。
本発明のパワースライド装置の駆動ユニットは、前記一方のテンショナ機構は、他方のテンショナ機構よりも前記ヨークに対して前記ドラムを支持する出力軸方向に離間して配置されていることを特徴とする。
本発明のパワースライド装置の駆動ユニットは、前記ヨークは、一対の平面部と当該一対の平面部の両端をそれぞれ連結する一対の円弧部とを備える断面小判形状であり、前記一方のテンショナ機構は、前記ヨークの平面部に対して前記ドラムを支持する出力軸方向に対向して配置されていることを特徴とする。
本発明のパワースライド装置の駆動ユニットは、前記テンショナ機構を収容するテンショナケースは、前記駆動部を収容するモータフレームと別体に形成されていることを特徴とする。
本発明のパワースライド装置の駆動ユニットは、前記一対のテンショナ機構は、前記一対のケーブルの互いの間隔が前記ドラムから離間するにつれて狭くなるように、相互に傾斜して配置されていることを特徴とする。
本発明のパワースライド装置の駆動ユニットは、モータ軸と、前記モータ軸を回転可能に支持するヨークとを備えるモータ本体と、前記モータ軸の回転により回転駆動され、前記モータ軸と直交する出力軸に軸支されるドラムを備える駆動部と、前記ドラムに巻き掛けられる一対のケーブルに張力を付与し、前記駆動部に組み付けられる一対のテンショナ機構とを有し、前記ドラムが回転して前記一対のケーブルを駆動することでスライドドアを自動的に開閉するパワースライド装置の駆動ユニットであって、前記一対のテンショナ機構は、前記一対のケーブルの互いの間隔が前記ドラムから離間するにつれて狭くなるように、相互に傾斜して配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、一方のテンショナ機構をヨークに対してドラムを支持する出力軸方向に重なるように配置したので、駆動ユニットの投影面積を小さくすることができる。これにより、駆動ユニットをスライドドア内に搭載する際のスペースを小さくすることができるので、駆動ユニットのレイアウト性を向上させることが可能となる。
本発明によれば、一方のテンショナ機構が他方のテンショナ機構よりもヨークに対してドラムの回転軸方向に離間して配置されているので、テンショナケースを一方のテンショナ機構側においてヨークから離間する方向へ屈曲する段付き形状とすることで、一方のテンショナ機構とヨークとを近接して配置することができる。これにより、駆動ユニットを薄型化することができる。
本発明によれば、一方のテンショナ機構をヨークの平面部に対してドラムの回転軸方向に対向するように配置したので、ヨークはその短手方向がドラムを支持する出力軸方向つまり駆動ユニットの厚み方向となるように配置される。これにより、駆動ユニットを薄型化することができる。
本発明によれば、テンショナケースをモータフレームと別体に形成したので、一方のテンショナ機構をヨークに対してドラムを支持する出力軸方向に重なるように配置した場合においても、モータフレームにモータ本体が組み付けられた状態でヨーク内を容易に着磁することが可能である。
本発明によれば、一対のケーブルの互いの間隔がドラムから離間するにつれて狭くなるように、一対のテンショナ機構を相互に傾斜して配置したので、一対のアウタケーシングの配索スペースを小さくすることができる。これにより、駆動ユニットのレイアウト性を向上させることができる。
本発明の一実施の形態であるパワースライド装置を搭載した車両の一部を示す側面図である。 パワースライド装置の詳細を示す斜視図である。 車室内側から見た駆動ユニットを示す背面図である。 図3における矢印A方向から見た駆動ユニットを示す矢視図である。 図4におけるB−B線に沿う断面図である。 図3におけるC−C線に沿う断面図である。 駆動ユニットの分解斜視図である。 自動開動作時における駆動ユニットを示す説明図である。 自動閉動作時における駆動ユニットを示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示す車両11はワンボックスタイプの乗用車であり、その車体12の側部には乗降用の開口部13を開閉するための開閉体としてのスライドドア14が設けられている。このスライドドア14は、車体12の側部に固定されたガイドレールとしてのセンタレール15に沿って車両前後方向に移動されることで開口部13を開閉するようになっている。
図2に示すように、車体12の側部における開口部後方の上下方向略中央部には、車両前後方向に延びるとともに車室内側に向けて窪む凹部12aが形成されている。センタレール15は、この凹部12a内に配置されている。センタレール15の断面は、車室外側に開口が形成された略方形形状に形成されている。また、センタレール15は、車体12の側部に沿って車両前後方向に延びる直線部15aと、直線部15aの車両前方側の端部から車室内側へ向けて湾曲する引き込み部15bとを備えている。
一方、スライドドア14の車両後方側の上下方向略中央部にはローラユニット16が設けられている。ローラユニット16は、スライドドア14のドアパネル(図示省略)に固定されたブラケット17に回動軸18を介して取り付けられるセンタアーム19を備えている。センタアーム19は、軸方向を車両上下方向に向けて配置された回動軸18により、スライドドア14に対して水平方向に回動自在に支持されている。このセンタアーム19には、センタレール15側へ向けて屈曲するローラ装着部19aが設けられており、ローラ装着部19aに走行ローラ20と一対の案内ローラ21とが回転自在に取り付けられている。これら走行ローラ20および案内ローラ21がセンタレール15内に配置されて、走行ローラ20がセンタレール15の車両下方向の面を走行するとともに案内ローラ21がセンタレール15の車幅方向の両面に支持されて案内されることで、センタアーム19はセンタレール15に移動自在に装着されている。
このセンタアーム19がセンタレール15に沿って車両前後方向に移動することにより、スライドドア14は車体12の側部に沿ってスライド式に開閉される。つまり、センタアーム19がセンタレール15の直線部15aに案内されるとスライドドア14は開状態となり、センタアーム19がセンタレール15の引き込み部15bに案内されると、スライドドア14は車体12の側面と面一となるように車室内側へ引き込まれて閉状態となる。センタアーム19がセンタレール15の引き込み部15bを移動する際には、センタアーム19が回動軸18を軸心としてスライドドア14に対して回動されることにより、スライドドア14が車体12の側部とほぼ平行を保った状態で車両前後方向に移動されるようになっている。
なお、図1に示すように、スライドドア14の車両前方側の上下端部に設けられたローラユニット22,23は、車体12における開口部13の上下縁部に固定されたアッパレール24、ロワーレール25にそれぞれ移動自在に装着されている。これにより、スライドドア14は計3カ所において車体12に支持されている。また、図2に示すように、車両11の美観性の向上のために、車体12の側部にはセンタレール15を覆うカバー部材26が装着されている。
この車両11には、スライドドア14を自動的に開閉するために、車両用自動開閉装置としてのパワースライド装置30が設けられている。パワースライド装置30は、閉側ケーブル31と開側ケーブル32とを備える所謂ケーブル式の開閉装置となっている。また、パワースライド装置30は、一対のケーブル31,32を駆動するための駆動源としての駆動ユニット(PSDモータ)33をスライドドア14内に搭載したドア内蔵型の開閉装置である。この駆動ユニット33は、スライドドア14内においてローラユニット16よりも車両下方側に配置されている。閉側ケーブル31は、その一端が固定された駆動ユニット33からローラユニット16に設けられたプーリを介して車体12側へ配索されてセンタレール15に沿って配置され、その他端部31aがセンタレール15の閉側(センタレール15における車両前方側)端部付近において車体12の側部に図示しない係止ユニットにより係止されている。また、開側ケーブル32は、その一端が固定された駆動ユニット33からローラユニット16に設けられたプーリを介して車体12側へ配索されてセンタレール15に沿って配置され、その他端部32aがセンタレール15の開側(センタレール15における車両後方側)端部付近において車体12の側部に係止ユニット34により係止されている。
図3は車室内側から見た駆動ユニットを示す背面図である。図3に示すように、スライドドア14内において駆動ユニット33とローラユニット16との間には、ケーブル31,32を案内するための閉側アウタケーシング35および開側アウタケーシング36が設けられている。アウタケーシング35,36は可撓性を有する樹脂材料によりチューブ状に形成されている。ケーブル31,32は、このアウタケーシング35,36内に挿通されてアウタケーシング35,36に沿って案内されるようになっている。
アウタケーシング35,36の駆動ユニット33側の一端にはエンドキャップ37a,37bが装着されている。このエンドキャップ37a,37bにより、アウタケーシング35,36の一端は、その配索方向をローラユニット16側つまり車両上下側に向けて、駆動ユニット33に組み付けられている。つまり、ケーブル31,32は、エンドキャップ37a,37bおよびアウタケーシング35,36の一端により、駆動ユニット33から車両上方側に向けて配索されている。一方、アウタケーシング35,36のローラユニット16側の他端には単一のケーシングキャップ38が装着されている。ケーシングキャップ38は、アウタケーシング35,36の他端が車両上下方向に並べて配置された状態で、アウタケーシング35,36の他端を纏めて装着している。このケーシングキャップ38により、アウタケーシング35,36の他端は、その配索方向を車両前後側に向けて、ローラユニット16に設けられたプーリケース39に組み付けられている。つまり、ケーブル31,32は、ケーシングキャップ38により、ローラユニット16から車両前後側に向けて配索されている。
このアウタケーシング35,36は、一端が駆動ユニット33に対して車両上下側に向けて組み付けられるとともに、他端がローラユニット16に対して車両前後側に向けて組み付けられ、駆動ユニット33とローラユニット16との間を直結することで、スライドドア14の内部で湾曲した状態、つまり、たるみを持たせた状態で配置されている。ケーブル31,32は、このアウタケーシング35,36に沿って、駆動ユニット33とローラユニット16との間を滑らかに案内されるようになっている。
このように、スライドドア14内においてアウタケーシング35,36により駆動ユニット33とローラユニット16とを直結して、アウタケーシング35,36を湾曲した状態、つまり、たるみを持たせた状態で配置したので、駆動ユニット33とローラユニット16との間でケーブル31,32をアウタケーシング35,36に沿って滑らかに案内することができる。したがって、駆動ユニット33とローラユニット16との間にケーブル31,32を案内するためのプーリを設ける必要がなく、部品点数を少なくしてパワースライド装置30の構造を簡略化することができる。これにより、パワースライド装置30を組み付ける際の作業性を向上させることが可能となる。
なお、アウタケーシング35,36の曲率半径Rを小さくすることでアウタケーシング35,36の配索面積を小さくしてパワースライド装置30を小型化することが可能であるが、アウタケーシング35,36の曲率半径Rを過度に小さくするとケーブル31,32の摺動摩擦が増加してモータ効率が低下するとともにアウタケーシング35,36の破損等のおそれがあるため、これらの兼ね合いから、アウタケーシング35,36の曲率半径Rは60cmより大きくすることが好ましい。また、プーリケース39はスライドドア14のドアパネルに固定されるため、スライドドア14の開閉動作の際にケーシングキャップ38がスライドドア14に対して移動することはない。
図4は図3における矢印A方向から見た駆動ユニットを示す矢視図である。図5は図4におけるB−B線に沿う断面図であり、図6は図3におけるC−C線に沿う断面図である。
この駆動ユニット33は、モータ本体(電動モータ)41とモータ本体41の出力によりケーブル31,32を駆動する駆動部42とを有している。
図5に示すように、モータ本体41にはブラシ付き直流モータが用いられており、モータ本体41に設けられるモータ軸としてのモータシャフト43が正方向または逆方向に回転可能となっている。モータ本体41は、薄板鋼板等を有底の段付筒状にプレス成形することにより形成されるヨーク44を有している。ヨーク44の断面は、図4に示すように、相互に対向する一対の平面部44aと、一対の平面部44aの両端をそれぞれ連結する一対の円弧部44bとを備えるとともに、平面部44aと直交する方向を短手方向とする略小判形状に形成されている。ヨーク44の内面には、一対の円弧部44側に位置して、径方向内側に向けてN極、S極に着磁された一対の円弧状の永久磁石45が相互に対向した状態で固着されている。
ヨーク44の内部には、微小隙間(エアギャップ)を介して各永久磁石45に対向するアーマチュア46が回転自在に収容されている。アーマチュア46の軸心には、モータシャフト43の軸方向基端側が貫通して固定されている。このアーマチュア46のアーマチュアコイル46aに一対のブラシ47およびコンミテータ48を介して駆動電流が供給されると、アーマチュア46に電磁力が発生してモータシャフト43が回転駆動されるようになっている。このモータ本体41は、ヨーク44の開口側において、駆動部42のモータフレーム50に取り付けられている。
図6に示すように、モータフレーム50は、モータシャフト43の軸方向と直交する方向(図6において上下方向)に開口する略円筒形状に形成されている。モータフレーム50には、モータフレーム50の軸方向一端側(図6において上側)の開口部を覆うクラッチカバー51と、モータフレーム50の軸方向他端側(図6において下側)の開口部を覆うドラムカバー52とが取り付けられている。これらクラッチカバー51、ドラムカバー52によりモータフレーム50の開口部が閉塞されている。また、モータフレーム50の軸方向略中央部には、モータ本体41が取り付けられるモータ接続部53が一体に形成されている。モータ接続部53は、図5に示すように、モータ本体41側つまりモータフレーム50の開口側と直交する方向に開口している。モータ本体41は、ヨーク44の一対の平面部44aをモータフレーム50の軸方向に向けた状態で、モータ接続部53の開口側の端面に固定されて、モータシャフト43の軸方向先端側をモータフレーム50内に突出させている。
モータフレーム50内に突出されたモータシャフト43の軸方向先端側の外周面には、ウォーム43aが一体に形成されている。モータフレーム50内には、モータフレーム50の軸方向略中央部に位置して、ウォーム43aと噛み合うウォームホイール54が収容されている。このウォームホイール54の軸心には、モータフレーム50内に軸受55,56によってモータフレーム50に対して回転自在に支持された出力軸57が挿通されている。そして、出力軸57は、ウォームホイール54に対しても相対回転自在に支持されている。
モータ本体41の出力は、これらウォーム43aおよびウォームホイール54からなるウォームギヤ機構(減速機構)により減速されて、クラッチ機構58を介して出力軸57に伝達される。クラッチ機構58は、モータフレーム50の軸方向一端側に形成されたクラッチ収容部50aに収容されている。スライドドア14が手動により開閉操作されるときには、このクラッチ機構58によりウォームホイール54と出力軸57との間の動力伝達経路が遮断されるようになっている。
出力軸57の軸方向他端側には、一対のケーブル31,32が巻き掛けられる螺旋状のケーブル溝59aを備えたドラム59が固定されている。ドラム59は、モータフレーム50の軸方向他端側に形成されたドラム収容部50bに収容されている。閉側ケーブル31は、その一端がドラム59の回転軸方向一端に固定されるとともに、ドラム59の回転軸方向一端側のケーブル溝59aに巻き掛けられて、モータ本体41側に向けて引き出されている。一方、開側ケーブル32は、その一端がドラム59の回転軸方向他端に固定されるとともに、ドラム59の回転軸方向他端側のケーブル溝59aに巻き掛けられて、モータ本体41のヨーク44に対してドラム59の回転軸方向に重なるように引き出されている。つまり、一対のケーブル31,32は、ドラム59の回転軸方向つまりドラム59を支持する出力軸57の軸方向にずれた状態でドラム59から引き出されている。
また、一対のケーブル31,32は、その一端から他端に向けて相互に反対方向にドラム59に巻き掛けられることにより、モータ本体41が作動すると相互に逆向きに駆動されるようになっている。すなわち、ドラム59が図3において時計回り方向に回転される場合には、開側ケーブル32がドラム59により巻き取られるとともに閉側ケーブル31がドラム59により送り出されることで、スライドドア14が開側へ牽引されて自動開動作する。逆に、ドラム59が図3において反時計回り方向に回転される場合には、閉側ケーブル31がドラム59により巻き取られるとともに開側ケーブル32がドラム59により送り出されることで、スライドドア14が閉側へ牽引されて自動閉動作することとなる。
図7は駆動ユニットの分解斜視図である。図8は自動開動作時における駆動ユニットを示す説明図であり、図9は自動閉動作時における駆動ユニットを示す説明図である。なお、図7において、駆動ユニット33の構成部材を組み付けるネジやナット等の締結部材についての図示は省略してある。
図7に示すように、駆動部42を収容するモータフレーム50には、金属フレーム形状のモータブラケット61が取り付けられる。モータブラケット61は、モータフレーム50の軸方向略中央部の径方向外側に固定される円環部61aと、円環部61aからケーブル31,32の配索方向に延びてモータ本体41のヨーク44をモータフレーム50の軸方向他端側(ドラム49の回転軸方向他端側)から覆うカバー部61bと、モータフレーム50の径方向に突出する複数の脚部61cとを備えている。駆動ユニット33は、このモータブラケット61の脚部61cにおいて、駆動ユニット33からのケーブル31,32の引き出し方向がローラユニット16側を向くように、スライドドア14のドアパネルに固定されている。
図8に示すように、駆動ユニット33には、ケーブル31,32に所定の張力を付与するためのアウタプッシュ式の閉側テンショナ機構64aおよび開側テンショナ機構64bが組み付けられている。テンショナ機構64a,64bは、ドラム59からのケーブル31,32の引き出し位置において、モータブラケット61のカバー部61bに組み付けられるテンショナケース65内に収容されている。このテンショナケース65は、モータフレーム50とは別体に形成されており、モータフレーム50の軸方向他端側からモータブラケット61のカバー部61bに組み付けられている。また、テンショナケース65は、モータフレーム50の軸方向他端側に開口しており、ドラムカバー52と一体に形成されたテンショナカバー66が取り付けられて、テンショナケース65の開口部がテンショナカバー66により閉塞されている。
テンショナケース65内には、アウタケーシング35,36の一端に装着されたエンドキャップ37a,37bがケーブル31,32の配索方向に沿って進退移動自在に収容されている。テンショナ機構64a,64bは、このエンドキャップ37a,37bをテンショナケース65から突出する方向つまりドラム59から離間する方向へ付勢するコイルばね67a,67bを備えている。また、テンショナケース65内に収容される開側テンショナ機構64bは、モータブラケット61のカバー部61bを介して、モータ本体41のヨーク44とドラム59の回転軸方向つまりドラム59を支持する出力軸57の軸方向に重なるように配置されている。すなわち、開側テンショナ機構64bは、ヨーク44の平面部44aに対してドラム59の回転軸方向つまりドラム59を支持する出力軸57の軸方向に対向するように配置されている。
上述したように、アウタケーシング35,36は駆動ユニット33とローラユニット16との間で湾曲した状態で配置されているため、このテンショナ機構64a,64bによりエンドキャップ37a,37bをテンショナケース65内で進退移動させることで、アウタケーシング35,36を車両上下方向に首振りさせて、駆動ユニット33とローラユニット16との間のアウタケーシング長を変化させることが可能となっている。すなわち、エンドキャップ37a,37bがコイルばね67a,67bにより付勢されてテンショナケース65から突出されると、アウタケーシング35,36が大きく湾曲されて、駆動ユニット33とローラユニット16との間のアウタケーシング長が長くなる。逆に、エンドキャップ37a,37bがコイルばね67a,67bの付勢力に抗してテンショナケース65内に収容されると、アウタケーシング65の湾曲が小さくなって、駆動ユニット33とローラユニット16と間のアウタケーシング長が短くなる。したがって、テンショナ機構64a,64bにより、エンドキャップ37a,37bがテンショナケース65から突出されると、駆動ユニット33とローラユニット16との間のアウタケーシング長が長くなるため、つまり、ケーブル31,32の全長に対するアウタケーシング長の比率が大きくなるため、アウタケーシング35,36の内部に挿通されるケーブル31,32に張力が付与されることとなる。
例えば、図8に示すようにスライドドア14の自動開動作時においては、ドラム59に巻き取られる開側ケーブル32により、アウタケーシング長が短くなるように開側アウタケーシング36が付勢されるため、エンドキャップ37bがコイルばね67bの付勢力に抗してテンショナケース65内に収容される。また、ドラム59から送り出される閉側ケーブル31は、エンドキャップ37aがコイルばね67aの付勢力によってテンショナケース65から突出されて閉側アウタケーシング35のアウタケーシング長が長くなるため、閉側テンショナ機構64aにより所定の張力が付与されることとなる。同様に、図9に示すようにスライドドア14の自動閉動作時においては、ドラム59に巻き取られる閉側ケーブル31により、アウタケーシング長が短くなるように閉側アウタケーシング35が付勢されるため、エンドキャップ37aがコイルばね67aの付勢力に抗してテンショナケース65内に収容される。また、ドラム59から送り出される開側ケーブル32は、エンドキャップ37bがコイルばね67bの付勢力によってテンショナケース65から突出されて開側アウタケーシング36のアウタケーシング長が長くなるため、開側テンショナ機構64bにより所定の張力が付与されることとなる。
したがって、センタアーム19がガイドレール15の引き込み部15bに案内される等して、駆動ユニット33とセンタレール15の両端側との間で配索されるケーブル31,32のケーブル長が変化しても、テンショナ機構64a,64bによりケーブル31,32の張力が保たれるので、ケーブル31,32に緩みが生じることはない。これにより、パワースライド装置30を円滑に作動させることが可能となっている。
このように、アウタケーシング35,36を駆動ユニット33とローラユニット16との間で湾曲した状態、つまり、たるみを持たせた状態で配置したので、湾曲によるアウタケーシング35,36のたるみによりアウタケーシング長を容易に変化させることができ、駆動ユニット33にアウタプッシュ式のテンショナ機構64a,64bを組み付けることが可能となる。よって、ケーブル31,32の他端部31a,32aを係止するための係止ユニット34にテンショナ機構を組み付ける必要がないので、係止ユニット34の構造を簡略化して係止ユニット34を小型化することができる。
また、開側テンショナ機構64bをモータ本体41のヨーク44に対してドラム59の回転軸方向つまりドラム59を支持する出力軸57の軸方向に重なるように配置したので、駆動ユニット33の投影面積を小さくすることができる。これにより、駆動ユニット33をスライドドア14内に搭載する際のスペースを小さくすることができるので、駆動ユニット33のレイアウト性を向上させることが可能となる。
さらに、開側テンショナ機構64bをヨーク44の平面部44aに対してドラム59の回転軸方向に対向するように配置したので、ヨーク44はその短手方向がドラム59の回転軸方向つまり駆動ユニット33の厚み方向となるように配置される。これにより、駆動ユニット33を薄型化することができる。
さらに、テンショナケース65をモータフレーム50と別体に形成したので、開側テンショナ機構64bをヨーク44に対してドラム59の回転軸方向に重なるように配置した場合においても、図7に示すように、モータフレーム50にモータ本体41が組み付けられた状態でヨーク44内を容易に着磁することが可能である。つまり、モータフレーム50にモータ本体41が組み付けられた状態でヨーク44内を着磁した後、モータブラケット61やテンショナケース65が取り付けられるので、モータブラケット61やテンショナケース65に干渉することなく、ヨーク44内の着磁を行うことができる。
図4に示すように、一対のケーブル31,32のドラム59からの引き出し位置が相互にドラム59の回転軸方向つまりドラム59を支持する出力軸57の軸方向にずれているため、この一対のテンショナ機構64a,64bは相互にドラム59の回転軸方向にずれて配置されている。すなわち、ドラム59の回転軸方向における閉側テンショナ機構64aとモータ本体41の軸心との距離Laよりも、ドラム59の回転軸方向における開側テンショナ機構64bとモータ本体41の軸心との距離Lbの方が大きくなるように、開側テンショナ機構64bが閉側テンショナ機構64aよりもヨーク44に対してドラム59の回転軸方向他端側へ離間して配置されている。よって、一対のアウタケーシング35,36の一端は、相互にドラム59の回転軸方向つまり駆動ユニット33の厚み方向にずれた状態で、駆動ユニット33に組み付けられることとなる。
また、開側テンショナ機構64bは閉側テンショナ機構64aよりもドラム59の回転軸方向他端側へずれて段違いに配置されているので、テンショナ機構64a,64bを収容するテンショナケース65やモータブラケット61のカバー部61bを、開側テンショナ機構64b側においてドラム59の回転軸方向他端側へ屈曲する段付き形状とすることができる。これにより、ヨーク44がカバー部61bの閉側テンショナ機構64a側よりもドラム59の回転軸方向他端側へ突出した状態で、モータ本体41を配置することが可能となっている。
このように、開側テンショナ機構64bが閉側テンショナ機構64aよりもヨーク44に対してドラム59の回転軸方向に離間して配置されているので、テンショナケース65やモータブラケット61のカバー部61bを開側テンショナ機構64b側においてドラム59の回転軸方向他端側へ屈曲する段付き形状とすることで、ヨーク44をカバー部61bの閉側テンショナ機構64a側よりもドラム59の回転軸方向他端側へ突出した状態で配置することができる。つまり、開側テンショナ機構64bとヨーク44とを近接して配置して、ドラム59の回転軸方向における開側テンショナ機構64bとモータ本体41の軸心との距離Lbを小さくすることができるので、駆動ユニット33を薄型化することが可能となる。
また、一対のアウタケーシング35,36の一端が相互に駆動ユニット33の厚み方向にずれた状態で駆動ユニット33に組み付けられているため、テンショナ機構64a,64bにより駆動ユニット33とローラユニット16との間で一対のアウタケーシング35,36の全長が変化する際に相互に干渉することを抑制することができる。つまり、アウタケーシング35,36は車両上下方向に首振りするため、一対のアウタケーシング35,36の一端を相互に車両左右方向にずれた状態で駆動ユニット33に組み付けることで、一対のアウタケーシング35,36が相互に干渉することが抑制される。
図8に示すように、この一対のテンショナ機構64a,64bは、ケーブル31,32がドラム59から離間するにつれてケーブル31,32の互いの間隔が狭くなるように、相互に傾斜して配置されている。つまり、ドラム59近傍におけるケーブル31,32の互いの間隔D1よりも、エンドキャップ37a,37b近傍におけるケーブル31,32の互いの間隔D2の方が小さくなるように、一対のテンショナ機構64a,64bはエンドキャップ37a,37b側を相互に近接させて配置されている。これにより、一対のアウタケーシング35,36は、駆動ユニット33側から離間するにつれて互いの間隔が狭くなるように配置されることとなる。
このように、一対のケーブル31,32の互いの間隔がドラム59から離間するにつれて狭くなるように、つまり一対のアウタケーシング35,36の互いの間隔が駆動ユニット33から離間するにつれて狭くなるように、一対のテンショナ機構64a,64bを相互に傾斜して配置したので、アウタケーシング35,36の配索スペースを小さくすることができる。これにより、駆動ユニット33のレイアウト性を向上させることができる。
また、一対のアウタケーシング35,36は、互いの間隔が駆動ユニット33から離間するにつれて狭くなるように配置されているので、一対のアウタケーシング35,36の他端を単一のケーシングキャップ38により纏めて装着することが可能となる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、前記実施の形態においては、開側テンショナ機構64bとモータ本体41のヨーク44とをドラム59の回転軸方向に重複するように配置したが、閉側テンショナ機構64aとモータ本体41のヨーク44とをドラム59の回転軸方向に重複するように配置してもよい。
また、前記実施の形態においては、開側テンショナ機構64aとモータ本体41のヨーク44とをドラム59の回転軸方向に重複するように配置した駆動ユニット33をドア内蔵型のパワースライド装置30に適用したが、この駆動ユニット33を車体内蔵型のパワースライド装置に適用するようにしてもよい。
11 車両
12 車体
12a 凹部
13 開口部
14 スライドドア
15 センタレール(ガイドレール)
15a 直線部
15b 引き込み部
16 ローラユニット
17 ブラケット
18 回動軸
19 センタアーム
19a ローラ装着部
20 走行ローラ
21 案内ローラ
22,23 ローラユニット
24 アッパレール
25 ロワーレール
26 カバー部材
30 パワースライド装置
31 閉側ケーブル
31a 他端部
32 開側ケーブル
32a 他端部
33 駆動ユニット
34 係止ユニット
35 閉側アウタケーシング
36 開側アウタケーシング
37a,37b エンドキャップ
38 ケーシングキャップ
39 プーリケース
41 モータ本体
42 駆動部
43 モータシャフト(モータ軸)
43a ウォーム
44 ヨーク
44a 平面部
44b 円弧部
45 永久磁石
46 アーマチュア
46a アーマチュアコイル
47 ブラシ
48 コンミテータ
50 モータフレーム
50a クラッチ収容部
50b ドラム収容部
51 クラッチカバー
52 ドラムカバー
53 モータ接続部
54 ウォームホイール
55,56 軸受
57 出力軸
58 クラッチ機構
59 ドラム
59a ケーブル溝
61 モータブラケット
61a 円環部
61b カバー部
61c 脚部
64a 閉側テンショナ機構
64b 開側テンショナ機構
65 テンショナケース
66 テンショナカバー
67a,67b コイルばね

Claims (7)

  1. モータ軸と、前記モータ軸を回転可能に支持するヨークとを備えるモータ本体と、
    前記モータ軸の回転により回転駆動され、前記モータ軸と直交する出力軸に軸支されるドラムを備える駆動部と、
    前記ドラムに巻き掛けられる一対のケーブルに張力を付与し、前記駆動部に組み付けられる一対のテンショナ機構とを有し、
    前記ドラムが回転して前記一対のケーブルを駆動することでスライドドアを自動的に開閉するパワースライド装置の駆動ユニットであって、
    前記一対のテンショナ機構のうち一方のテンショナ機構は、前記ヨークに対して前記ドラムを支持する出力軸方向に重なるように配置されていることを特徴とするパワースライド装置の駆動ユニット。
  2. 請求項1記載のパワースライド装置の駆動ユニットにおいて、前記一対のテンショナ機構は、相互に前記ドラムを支持する出力軸方向にずれて配置されていることを特徴とするパワースライド装置の駆動ユニット。
  3. 請求項2記載のパワースライド装置の駆動ユニットにおいて、前記一方のテンショナ機構は、他方のテンショナ機構よりも前記ヨークに対して前記ドラムを支持する出力軸方向に離間して配置されていることを特徴とするパワースライド装置の駆動ユニット。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のパワースライド装置の駆動ユニットにおいて、前記ヨークは、一対の平面部と当該一対の平面部の両端をそれぞれ連結する一対の円弧部とを備える断面小判形状であり、前記一方のテンショナ機構は、前記ヨークの平面部に対して前記ドラムを支持する出力軸方向に対向して配置されていることを特徴とするパワースライド装置の駆動ユニット。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のパワースライド装置の駆動ユニットにおいて、前記テンショナ機構を収容するテンショナケースは、前記駆動部を収容するモータフレームと別体に形成されていることを特徴とするパワースライド装置の駆動ユニット。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のパワースライド装置の駆動ユニットにおいて、前記一対のテンショナ機構は、前記一対のケーブルの互いの間隔が前記ドラムから離間するにつれて狭くなるように、相互に傾斜して配置されていることを特徴とするパワースライド装置の駆動ユニット。
  7. モータ軸と、前記モータ軸を回転可能に支持するヨークとを備えるモータ本体と、
    前記モータ軸の回転により回転駆動され、前記モータ軸と直交する出力軸に軸支されるドラムを備える駆動部と、
    前記ドラムに巻き掛けられる一対のケーブルに張力を付与し、前記駆動部に組み付けられる一対のテンショナ機構とを有し、
    前記ドラムが回転して前記一対のケーブルを駆動することでスライドドアを自動的に開閉するパワースライド装置の駆動ユニットであって、
    前記一対のテンショナ機構は、前記一対のケーブルの互いの間隔が前記ドラムから離間するにつれて狭くなるように、相互に傾斜して配置されていることを特徴とするパワースライド装置の駆動ユニット。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020183754A1 (ja) * 2019-03-11 2020-09-17 三井金属アクト株式会社 車両スライド扉の動力スライド装置
WO2020183753A1 (ja) * 2019-03-11 2020-09-17 三井金属アクト株式会社 車両スライド扉の動力スライド装置
CN112292277A (zh) * 2018-04-18 2021-01-29 罗洛麦驰汽车工业和贸易公司 导轨盖板打开-闭合机构

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