JP2020145117A - 燃料電池車両用熱管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料タンクに水素ガスを充填する際の燃料タンクの温度上昇による熱を燃料電池車両でより有効に利用することを可能にする。【解決手段】水素タンクに充填される水素ガスを燃料として用いる車両で用いられ、水素タンクへの水素ガスの充填を開始するトリガを検出するトリガ検出部201と、トリガ検出部201でトリガを検出した場合、且つ、水温取得部202で取得する冷却水の温度がタンク温度取得部203で取得するタンク温度よりも低い場合に、FCスタックの温度調整のために冷却水を循環させる第1流体回路に流れる冷却水を、水素タンクの熱を熱交換可能な位置に設けられるタンク側熱交換器に循環させる循環制御部210とを備える。【選択図】図3

Description

本開示は、燃料電池車両用熱管理装置に関するものである。
従来、水素ガスを燃料とする燃料電池車両が知られている。燃料電池車両では、燃料タンクに水素ガスを高圧に圧縮充填するため、水素ガスの温度が上昇する。充填時に水素ガスの温度が上昇し過ぎると、燃料タンクの耐熱温度を超える問題であったり、充填後の冷却に伴う圧力降下の問題であったりが生じる。この問題に対して、特許文献1には、水素自動車に水素ガスを充填する燃料充てん装置において水素ガスを冷却した上で、水素自動車の燃料タンクに水素ガスを充てんする技術が開示されている。
特開2004−116619号公報
しかしながら、特許文献1に開示の技術では、燃料タンクに水素ガスを充填する際の燃料タンクの温度上昇は抑えるものの、燃料タンクの温度上昇による熱を水素自動車で有効に利用することはできない。
この開示のひとつの目的は、燃料タンクに水素ガスを充填する際の燃料タンクの温度上昇による熱を燃料電池車両でより有効に利用することを可能にする燃料電池車両用熱管理装置を提供することにある。
上記目的は独立請求項に記載の特徴の組み合わせにより達成され、また、下位請求項は、開示の更なる有利な具体例を規定する。特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本開示の燃料電池車両用熱管理装置は、燃料タンク(16)に充填される水素ガスを燃料として用いる燃料電池車両で用いられ、燃料タンクへの水素ガスの充填を開始するトリガを検出するトリガ検出部(201)と、トリガ検出部でトリガを検出したことをもとに、所定のタイミングにおいて一定以上の温度が必要となる車載装置(33,33a)の温度調整のために流体を循環させる流体回路(30,30a)に流れる流体を、燃料タンクの熱を熱交換可能な位置に設けられる熱交換器であるタンク側熱交換器(41)に循環させる循環制御部(210)とを備える。
これによれば、トリガ検出部で燃料タンクへの水素ガスの充填を開始するトリガを検出したことをもとに、循環制御部が、流体回路に流れる流体を、燃料タンクの熱を熱交換可能な位置に設けられるタンク側熱交換器に循環させることになる。よって、燃料タンクに水素ガスを充填する際の燃料タンクの温度上昇による熱を、この流体で回収することが可能になる。この流体は、所定のタイミングにおいて一定以上の温度が必要となる車載装置の温度調整のために流体を循環させる流体回路に流れるので、車載装置で所定のタイミングにおいて一定以上の温度が必要となる場合に、この流体で回収した熱を利用して車載装置の温度を上昇させることが可能になる。その結果、燃料タンクに水素ガスを充填する際の燃料タンクの温度上昇による熱を燃料電池車両でより有効に利用することが可能になる。
水素充填システム1の概略的な構成の一例を示す図である。 熱管理システム2の概略的な構成の一例を示す図である。 熱管理ECU20の概略的な構成の一例を示す図である。 充填熱をFCスタック33のウォームアップに利用する効果の一例について説明するための図である。 熱管理ECU20での充填時熱利用関連処理の流れの一例を示すフローチャートである。 熱管理システム2aの概略的な構成の一例を示す図である。 熱管理ECU20aの概略的な構成の一例を示す図である。 充填熱をエアコン側ヒータコア33aの温度上昇に利用する効果の一例について説明するための図である。
図面を参照しながら、開示のための複数の実施形態を説明する。なお、説明の便宜上、複数の実施形態の間において、それまでの説明に用いた図に示した部分と同一の機能を有する部分については、同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。同一の符号を付した部分については、他の実施形態における説明を参照することができる。
(実施形態1)
<水素充填システム1の概略構成>
以下、本実施形態について図面を用いて説明する。まず、図1を用いて、水素充填システム1の説明を行う。図1に示すように、水素充填システム1は、水素充填装置10、水素供給チューブ11、水素充填ガン12、水素充填口13、差込検出センサ14、水素供給パイプ15、及び水素タンク16を含む。
水素充填装置10は、燃料電池車両FCV(以下、単に車両FCV)に水素ガスを充填するための装置である。車両FCVは、水素ガスを燃料として用いて、走行用のモータを駆動させる車両である。水素供給チューブ11は、水素充填装置10から水素充填ガン12まで水素ガスを供給するチューブである。水素充填ガン12は、水素供給チューブ11の先端に設けられる。水素充填ガン12は、車両FCVの水素充填口13に差し込むことが可能となっている。水素充填ガン12は、水素供給チューブ11から供給される水素ガスを水素充填口13から車両FCVへ充填する。
水素充填口13は、車両FCVに設けられる。水素充填口13には、水素充填ガン12が差し込まれたことを検出するための差込検出センサ14が設けられている。一例として、差込検出センサ14としては、水素充填ガン12が差し込まれた場合に水素充填ガン12によって押し込まれるスイッチを用いればよい。水素供給パイプ15は、車両FCVに設けられる。水素供給パイプ15は、水素充填口13から水素タンク16へ延びる水素導入管である。つまり、水素充填ガン12によって水素充填口13から流入してくる水素ガスは、水素供給パイプ15を通って水素タンク16に充填される。水素タンク16は、車両に搭載される高圧燃料ガスタンクである。この水素タンク16が燃料タンクに相当する。
<熱管理システム2の概略構成>
続いて、図2を用いて熱管理システム2の説明を行う。熱管理システム2は、車両FCVで用いられる。図2に示すように、熱管理システム2は、前述の差込検出センサ14、熱管理ECU20、ウォーターポンプ(以下、WP)31、ラジエータ32、FCスタック33、タンク側ヒータコア41、第1電磁弁50、第2電磁弁60、水温センサ70、及びタンク温度センサ80を含む。
WP31は、冷却液を循環させるポンプである。ラジエータ32は、冷却液の熱を放熱させることで冷却液を冷やす熱交換器である。FCスタック33は、水素タンク16に充填された水素ガスと空気中の酸素との化学反応を利用して電気を発生させる燃料電池である。このFCスタック33が車載装置に相当する。車両FCVは、このFCスタック33で発生する電気を用いて走行用のモータを駆動させ、走行する。
FCスタック33は、効率の良い発電を行うためには一定以上の温度が必要となる。FCスタック33の起動後にこの一定以上の温度までFCスタック33の温度を上昇させることをウォームアップと呼ぶ。一方、FCスタック33は、発電によって温度が上昇する。よって、ウォームアップ後は、FCスタック33の温度が上昇し過ぎないように、ラジエータ32で冷却した冷却液によってFCスタック33の冷却が行われる。なお、冷却液は流体であればよく、水であっても冷媒であってもよい。以下では、冷却液はLLC(以下、冷却水)である場合を例に挙げて説明を行う。
第1流体回路30は、WP31,ラジエータ32,FCスタック33に冷却水が順次流れる閉回路である。詳しくは、第1流体回路30では、WP31が作動することで、冷却水がWP31からラジエータ32に流れる。ラジエータ32では、WP31から流れてきた冷却水を熱交換によって冷やす。ラジエータ32で冷やされた冷却水は、FCスタック33に流れる。FCスタック33では、ラジエータ32で冷やされた冷却水との熱交換によってFCスタック33が冷却される。FCスタック33を冷却した冷却水は、熱交換によって温められて、WP31に流れる。第1流体回路30では、冷却水を循環させることで、この一連のサイクルが繰り返される。第1流体回路30は、FCスタック33の温度調整のために冷却水を循環させる水回路である。この第1流体回路30が流体回路に相当する。
タンク側ヒータコア41は、水素タンク16を冷却するための放熱機器(つまり、ヒータコア)である。タンク側ヒータコア41は、熱交換器の一種である。タンク側ヒータコア41は、水素タンク16の熱を熱交換可能な位置に設けられる。このタンク側ヒータコア41がタンク側熱交換器に相当する。
第2流体回路40は、WP31,タンク側ヒータコア41に冷却水が順次流れる閉回路である。詳しくは、第2流体回路40では、WP31が作動することで、冷却水がWP31からタンク側ヒータコア41に流れる。タンク側ヒータコア41では、WP31から流れてきた冷却水と水素タンク16周辺の空気との間で熱交換が行われる。この熱交換によって、水素タンク16周辺の空気が冷やされて水素タンク16が冷却される。一方、この熱交換によって、タンク側ヒータコア41を通過する冷却水は温められる。タンク側ヒータコア41で温められた冷却水は、WP31に流れる。第2流体回路40では、冷却水を循環させることで、この一連のサイクルが繰り返される。
第1流体回路30と第2流体回路40とは、一部の経路が重複しているものとする。これは、第1流体回路30と第2流体回路40とで、冷却水を循環させる回路を切り替え可能とするためである。第1流体回路30と第2流体回路40とは、図2に示すように、WP31とラジエータ32との間の接続点Aと、FCスタック33とWP31との間の接続点Bとで接続されている。つまり、WP31を挟む接続点Aと接続点Bとの間の経路が、第1流体回路30と第2流体回路40との重複する経路にあたる。
第1電磁弁50は、開閉動作を電気的に制御可能な電磁弁である。第1電磁弁50は、熱管理ECU20によってその作動が制御される。第1電磁弁50は、開状態で冷却水の第1流体回路30における流通を許可し、閉状態で冷却水の第1流体回路30における流通を禁止する。
第2電磁弁60は、開閉動作を電気的に制御可能な電磁弁である。第2電磁弁60は、熱管理ECU20によってその作動が制御される。第2電磁弁60は、開状態で冷却水の第2流体回路40における流通を許可し、閉状態で冷却水の第2流体回路40における流通を禁止する。
第1電磁弁50は、第1流体回路30のうちの接続点Aとラジエータ32との間に設けられる。第2電磁弁60は、第2流体回路40のうちの接続点Bとタンク側ヒータコア41との間に設けられる。よって、第1電磁弁50を開状態とし、第2電磁弁60を閉状態とすると、冷却水が循環する回路が第1流体回路30に切り替えられる。一方、第1電磁弁50を閉状態とし、第2電磁弁60を開状態とすると、冷却水が循環する回路が第2流体回路40に切り替えられる。
水温センサ70は、冷却水の温度を検出する温度センサである。この水温センサ70が第1温度センサに相当する。水温センサ70は、システムの簡略化のためには、第1流体回路30と第2流体回路40との重複する経路に一つ設けることが好ましい。よって、本実施形態では、WP31を挟む接続点Aと接続点Bとの間の経路に設けることが好ましい。これによって、第1流体回路30を循環する場合の冷却水の温度も、第2流体回路40を循環する場合の冷却水の温度も検出することが可能になる。なお、水温センサ70は、第1流体回路30と第2流体回路40とのそれぞれに設けて、それぞれを循環する場合の冷却水の温度を検出する構成としてもよい。タンク温度センサ80は、水素タンク16の温度を検出する温度センサである。このタンク温度センサ80が第2温度センサに相当する。
熱管理ECU20は、例えばプロセッサ、メモリ、I/O、これらを接続するバスを備える。熱管理ECU20は、メモリに記憶された制御プログラムを実行することで熱管理システム2での熱管理に関する各種の処理を実行する電子制御装置である。この熱管理ECU20が燃料電池車両用熱管理装置に相当する。プロセッサがこの制御プログラムを実行することは、制御プログラムに対応する方法が実行されることに相当する。ここで言うところのメモリは、コンピュータによって読み取り可能なプログラム及びデータを非一時的に格納する非遷移的実体的記憶媒体(non-transitory tangible storage medium)である。また、非遷移的実体的記憶媒体は、半導体メモリ又は磁気ディスクなどによって実現される。なお、熱管理ECU20の詳細については以下で述べる。
<熱管理ECU20の概略構成>
続いて、図3を用いて、熱管理ECU20の概略構成について説明を行う。熱管理ECU20は、制御部200、トリガ検出部201、水温取得部202、及びタンク温度取得部203を機能ブロックとして備えている。なお、熱管理ECU20が実行する機能の一部又は全部を、一つ或いは複数のIC等によりハードウェア的に構成してもよい。また、熱管理ECU20が備える機能ブロックの一部又は全部は、プロセッサによるソフトウェアの実行とハードウェア部材の組み合わせによって実現されてもよい。
トリガ検出部201は、水素タンク16への水素ガスの充填を開始するトリガを検出する。一例として、トリガ検出部201は、水素充填口13に水素充填ガン12が差し込まれたことを検出した信号を差込検出センサ14から取得した場合にトリガを検出する構成とすればよい。
水温取得部202は、水温センサ70で検出する冷却水の温度(以下、水温)を取得する。この水温取得部202が流体温度取得部に相当する。タンク温度取得部203は、タンク温度センサ80で検出する水素タンク16の温度(以下、タンク温度)を取得する。
制御部200は、循環制御部210及び冷却制御部211をサブ機能ブロックとして備えている。循環制御部210は、第1電磁弁50及び第2電磁弁60の開閉状態を切り替えることで、冷却水を第1流体回路30に循環させるか第2流体回路40に循環させるかを切り替える。冷却制御部211は、ラジエータ32の作動を制御する。
一例として、循環制御部210は、デフォルトでは、第1電磁弁50を開状態とし、第2電磁弁60を閉状態とする。つまり、冷却水が循環する回路を第1流体回路30とする。よって、車両FCVの走行用のモータを始動させるためのスイッチ(以下、パワースイッチ)がオフの場合であって、且つ、水素タンク16への水素ガスの充填開始前は、冷却水が循環する回路は第1流体回路30である。パワースイッチがオフの場合には、FCスタック33は起動されておらず、発電も行われていない。
一方、循環制御部210は、トリガ検出部201でトリガを検出した場合であって、且つ、水温取得部202で取得する水温がタンク温度取得部203で取得するタンク温度よりも低くなる場合に、第1電磁弁50を閉状態とし、第2電磁弁60を開状態とすることが好ましい。つまり、冷却水が循環する回路を第2流体回路40に切り替えることが好ましい。これによれば、水素タンク16への水素ガスの充填が開始され、水素タンク16の温度が冷却水の温度以上となった場合に、冷却水が循環する回路を第2流体回路40に切り替えることができる。冷却水が循環する回路を第2流体回路40に切り替えることで、タンク側ヒータコア41において冷却水と水素タンク16周辺の空気との間での熱交換が行われる。これにより、水素ガスの充填によって温度上昇する水素タンク16が冷却される一方、冷却水が温められる。
続いて、循環制御部210は、水温取得部202で取得する水温がタンク温度取得部203で取得するタンク温度以上となる場合に、第1電磁弁50を開状態とし、第2電磁弁60を閉状態とすることが好ましい。つまり、冷却水が循環する回路を第2流体回路40から第1流体回路30に切り替えることが好ましい。これは、水温がタンク温度以上となると水素タンク16の冷却の効果がなくなるためである。
上述したように、冷却水が循環する回路が第2流体回路40から第1流体回路30に切り替えられると、第2流体回路40での循環時に温められた冷却水が、第1流体回路30を循環してFCスタック33を温めることになる。この場合、冷却制御部211は、FCスタック33の起動後に一定時間が経過するまでは、ラジエータ32を作動させないことが好ましい。ここで言うところの一定時間は、ウォームアップが終了するまでの時間とすればよい。
ウォームアップの終了は、時間によって判断される構成であってもFCスタック33の温度によって判断される構成であってもよい。ウォームアップの終了がFCスタック33の温度によって判断される構成の場合、冷却制御部211は、温度センサで検出するFCスタック33の温度が、ウォームアップを終了する温度に達するまでラジエータ32を作動させない構成とすればよい。
以上の構成によれば、水素ガスの充填完了後に車両FCVのパワースイッチがオンになってFCスタック33が起動される場合に、FCスタック33の温度を予め上昇させておくことが可能になる。よって、FCスタック33の起動後のウォームアップ時間を短縮することが可能になる。
ここで、図4を用いて、水素タンク16への水素ガスの充填によって発生する熱(以下、充填熱)をFCスタック33のウォームアップに利用する効果の例を示す。図4は、FCスタック33の時間経過に伴う温度変化を示すグラフである。図4の縦軸がFCスタック33の温度を示しており、横軸が時間を示している。図4の実線が充填熱をFCスタック33のウォームアップに利用する場合の温度変化を示している。図4の破線が充填熱をFCスタック33のウォームアップに利用しない場合の温度変化を示している。
充填熱をFCスタック33のウォームアップに利用する場合、前述したように、FCスタック33の温度を予め上昇させておくことが可能になる。よって、図4に示すように、FCスタック33の温度をウォームアップの目標温度に上昇させるまでの時間が、充填熱をFCスタック33のウォームアップに利用しない場合よりも短縮できる。
また、FCスタック33の温度を予め上昇させておかない構成の場合は、FCスタック33で非効率発電を行うことでFCスタック33の温度上昇を促進させる必要がある。これに対して、FCスタック33の温度を予め上昇させておくことで、非効率発電によって温度上昇を促進させる時間を短縮し、FCスタック33での無駄な水素消費を低減することも可能になる。その結果、車両FCVの走行距離を延長することが可能になる。
冷却制御部211は、FCスタック33のウォームアップ後は、ラジエータ32を作動させる。これにより、第1流体回路30を循環する冷却水がラジエータ32で冷却される。この冷却された冷却水によって、ウォームアップ後のFCスタック33が冷却され、FCスタック33の発電による過剰な温度上昇が抑えられる。
<熱管理ECU20での充填時熱利用関連処理>
続いて、図5のフローチャートを用いて、熱管理ECU20での水素タンク16への水素ガスの充填時の熱利用に関連する処理(以下、充填時熱利用関連処理)の流れの一例について説明を行う。図5のフローチャートは、トリガ検出部201でトリガを検出した場合に開始する構成とすればよい。
まず、ステップS1では、水温取得部202で取得する水温がタンク温度取得部203で取得するタンク温度よりも低くなる場合(S1でYES)には、ステップS2に移る。一方、水温がタンク温度以上の場合(S1でNO)には、S1の処理を繰り返す。ステップS2では、循環制御部210が、第1電磁弁50を閉状態とし、第2電磁弁60を開状態とし、冷却水が循環する回路を第2流体回路40に切り替える。例えばこの場合に、循環制御部210は、WP31を作動させ、充填時熱利用関連処理の終了時に作動を終了すればよい。また、循環制御部210は、パワースイッチのオンからオフまでの間、WP31を作動させればよい。
ステップS3では、水温取得部202で取得する水温がタンク温度取得部203で取得するタンク温度以上になる場合(S3でYES)には、ステップS4に移る。一方、水温がタンク温度未満の場合(S3でNO)には、S3の処理を繰り返す。ステップS4では、循環制御部210が、第1電磁弁50を開状態とし、第2電磁弁60を閉状態とし、冷却水が循環する回路を第1流体回路30に切り替える。
なお、循環制御部210は、FCスタック33の温度を上昇させることで冷却水が冷却され、水温がタンク温度よりも低くなった場合に、冷却水が循環する回路を再度第2流体回路40に切り替える構成としてもよい。そして、水温がタンク温度以上となった場合に、冷却水が循環する回路を再度第1流体回路30に切り替える構成とすればよい。つまり、S4の処理後にS1に戻って処理を繰り返す構成としてもよい。この場合には、水素タンク16への水素ガスの充填が完了する場合に充填時熱利用関連処理を終了する構成とすればよい。水素タンク16への水素ガスの充填が完了したことは、差込検出センサ14で差込を検出しなくなったことをもとに判断すればよい。
また、水温取得部202で取得する水温が閾値を超えた場合に充填時熱利用関連処理を終了する構成としてもよい。ここで言うところの閾値とは、ウォームアップで上昇させるFCスタック33の目標温度よりも高い温度であればよい。
<実施形態1のまとめ>
実施形態1の構成によれば、トリガ検出部201で水素タンク16への水素ガスの充填を開始するトリガを検出したことをもとに、循環制御部210が、第1流体回路30に流れる冷却水を、水素タンク16の熱を熱交換可能な位置に設けられるタンク側ヒータコア41に循環させることになる。よって、水素タンク16に水素ガスを充填する際の水素タンク16の温度上昇による熱を、この冷却水で回収することが可能になる。この冷却水は、ウォームアップにおいて目標温度以上の温度が必要となるFCスタック33の温度調整のために冷却水を循環させる第1流体回路30に流れるので、FCスタック33のウォームアップにおいて目標温度以上の温度が必要となる場合に、この冷却水で回収した熱を利用してFCスタック33の温度を上昇させることが可能になる。その結果、水素タンク16に水素ガスを充填する際の水素タンク16の温度上昇による熱を車両FCVでより有効に利用することが可能になる。
また、実施形態1の構成によれば、冷却水を循環させる回路を、一部の経路が重複した第1流体回路30と第2流体回路40とで切り替える。よって、水素タンク16から回収した熱を回収可能としつつ、FCスタック33のウォームアップ後の冷却時には水素タンク16側に冷却水を循環させずに熱の無駄を減らすことが可能になる。
(実施形態2)
実施形態1では、水素タンク16への水素ガスの充填時に発生する熱をFCスタック33のウォームアップに利用する構成を示したが、必ずしもこれに限らない。流体を循環させる流体回路に流れる流体を用いて、所定のタイミングにおいて一定以上の温度が必要となる車載装置であれば、FCスタック33以外の温度上昇に利用する構成としてもよい。例えば、エアコンのヒータコアの温度上昇に利用する構成(以下、実施形態2)としてもよい。以下、実施形態2の構成について説明する。
<熱管理システム2aの概略構成>
続いて、図6を用いて熱管理システム2aの説明を行う。熱管理システム2aは、車両FCVで用いられる。図6に示すように、熱管理システム2aは、差込検出センサ14、熱管理ECU20a、WP31、エアコン側ヒータコア33a、タンク側ヒータコア41、第1電磁弁50、第2電磁弁60、水温センサ70、タンク温度センサ80、電熱器90を含む。熱管理システム2aは、ラジエータ32を含まない点と、電熱器90を含む点と、熱管理ECU20の代わりに熱管理ECU20aを含む点と、FCスタック33の代わりにエアコン側ヒータコア33aを含む点とを除けば、実施形態1の熱管理システム2と同様である。
エアコン側ヒータコア33aは、車両FCVの室内空調用エアコンのヒータコアである。エアコン側ヒータコア33aは、温められた冷却水を暖房用熱源として空調空気を加熱する熱交換器である。エアコン側ヒータコア33aは、暖房時において空調空気を加熱するために、一定以上の温度が必要となる。具体的には、暖房のためには、エアコン側ヒータコア33aのチューブを流れる冷却水の水温が目標水温以上となることが必要となる。このエアコン側ヒータコア33aが車載装置に相当する。電熱器90は、車両FCVからの供給電力を熱に変換する。電熱器90は、エアコン側ヒータコア33aの冷却水を加熱するのに用いられる。
第1流体回路30aは、WP31,エアコン側ヒータコア33aに冷却水が順次流れる閉回路である。詳しくは、第1流体回路30aでは、WP31が作動することで、冷却水がWP31からエアコン側ヒータコア33aに流れる。エアコン側ヒータコア33aでは、冷却水との熱交換によって空調空気が加熱される。エアコン側ヒータコア33aを通過した冷却水は、WP31に流れる。第1流体回路30aでは、冷却水を循環させることで、この一連のサイクルが繰り返される。第1流体回路30aは、エアコン側ヒータコア33aに冷却水を循環させる水回路である。この第1流体回路30aが流体回路に相当する。
第1流体回路30aと第2流体回路40とは、一部の経路が重複しているものとする。これは、第1流体回路30aと第2流体回路40とで、冷却水を循環させる回路を切り替え可能とするためである。第1流体回路30aと第2流体回路40とは、図6に示すように、WP31とエアコン側ヒータコア33aとの間の接続点Cと、エアコン側ヒータコア33aとWP31との間の接続点Dとで接続されている。つまり、WP31を挟む接続点Cと接続点Dとの間の経路が、第1流体回路30aと第2流体回路40との重複する経路にあたる。
第1電磁弁50は、第1流体回路30aのうちの接続点Cとエアコン側ヒータコア33aとの間に設けられる。第2電磁弁60は、第2流体回路40のうちの接続点Cとタンク側ヒータコア41との間に設けられる。よって、第1電磁弁50を開状態とし、第2電磁弁60を閉状態とすると、冷却水が循環する回路が第1流体回路30aに切り替えられる。一方、第1電磁弁50を閉状態とし、第2電磁弁60を開状態とすると、冷却水が循環する回路が第2流体回路40に切り替えられる。また、実施形態2では、水温センサ70を、WP31を挟む接続点Cと接続点Dとの間の経路に設けることが好ましい。
熱管理ECU20aは、一部の処理が異なる点を除けば、実施形態1の熱管理ECU20と同様である。熱管理ECU20aの詳細については、以下で述べる。
<熱管理ECU20aの概略構成>
続いて、図7を用いて、熱管理ECU20aの概略構成について説明を行う。熱管理ECU20aは、制御部200a、トリガ検出部201、水温取得部202、及びタンク温度取得部203を機能ブロックとして備えている。熱管理ECU20aは、制御部200の代わりに制御部200aを備える点を除けば、実施形態1の熱管理ECU20と同様である。熱管理ECU20aでも熱管理ECU20と同様にして充填時熱利用関連処理を行う構成とすればよい。
制御部200aは、循環制御部210及び加熱制御部212をサブ機能ブロックとして備えている。制御部200aは、冷却制御部211を備えない点と、加熱制御部212を備える点とを除けば、実施形態1の制御部200と同様である。循環制御部210の処理は、冷却水を循環させる流体回路が第1流体回路30の代わりに第1流体回路30aとなる点を除けば、実施形態1と同様である。
加熱制御部212は、電熱器90の作動を制御する。加熱制御部212は、エアコン側ヒータコア33aの駆動開始時に、電熱器90の作動も開始する構成とすればよい。
冷却水が循環する回路が第2流体回路40から第1流体回路30aに切り替えられると、第2流体回路40での循環時に温められた冷却水が、第1流体回路30aを循環してエアコン側ヒータコア33aを温めることになる。加熱制御部212は、水温取得部202で取得する水温が、暖房に必要な目標水温に達するまで電熱器90を作動させる構成とすればよい。また、加熱制御部212は、水温取得部202で取得する水温が目標水温に達した後も、水温取得部202で取得する水温を逐次モニタして、目標水温を維持するように電熱器90の作動を制御する構成とすればよい。
以上の構成によれば、水素ガスの充填完了後に車両FCVの室内空調用エアコンが起動される場合に、エアコン側ヒータコア33aの水温を予め上昇させておくことが可能になる。よって、暖房時にエアコン側ヒータコア33aの水温を暖房に必要な温度まで上昇させる時間を短縮することが可能になる。
ここで、図8を用いて、水素タンク16への水素ガスの充填によって発生する熱(以下、充填熱)をエアコン側ヒータコア33aの温度上昇に利用する効果の例を示す。図8は、エアコン側ヒータコア33aの時間経過に伴う温度変化を示すグラフである。図8の縦軸がエアコン側ヒータコア33aの水温を示しており、横軸が時間を示している。図8の実線が充填熱をエアコン側ヒータコア33aの温度上昇に利用する場合の温度変化を示している。図8の破線が充填熱をエアコン側ヒータコア33aの温度上昇に利用しない場合の温度変化を示している。
充填熱をエアコン側ヒータコア33aの温度上昇に利用する場合、前述したように、エアコン側ヒータコア33aの駆動開始前にエアコン側ヒータコア33aの温度を予め上昇させておくことが可能になる。よって、図8に示すように、エアコン側ヒータコア33aの温度を暖房時の目標水温に上昇させるまでの時間が、充填熱をエアコン側ヒータコア33aの温度上昇に利用しない場合よりも短縮できる。
また、エアコン側ヒータコア33aの温度を予め上昇させておかない構成の場合は、電熱器90でエアコン側ヒータコア33aの水温を上げる必要がある。これに対して、エアコン側ヒータコア33aの温度を予め上昇させておくことで、電熱器90でエアコン側ヒータコア33aの水温を上げる時間を短縮し、FCスタック33での無駄な電力消費を低減することも可能になる。その結果、より迅速に暖房を可能にするとともに、車両FCVの走行距離を延長することも可能になる。
実施形態2の構成は、充填熱をFCスタック33のウォームアップに利用する代わりにエアコン側ヒータコア33aの温度上昇に利用する点を除けば、実施形態1の構成と同様であるので、実施形態2の構成によっても、水素タンク16に水素ガスを充填する際の水素タンク16の温度上昇による熱を車両FCVでより有効に利用することが可能になる。
(実施形態3)
なお、第1流体回路30との間で切り替えを行う第2流体回路40が、第1流体回路30aとの間で切り替えを行う第2流体回路40と共通である構成としてもよい。つまり、タンク側ヒータコア41を含む流体回路と、所定のタイミングにおいて一定以上の温度が必要となる車載装置を含む複数種類の流体回路との間で、流体を循環させる回路を切り替え可能な構成(以下、実施形態3)としてもよい。
実施形態3の構成を採用する場合には、所定のタイミングにおいて一定以上の温度が必要となる車載装置を含む流体回路(以下、熱利用対象流体回路)の水温が流体回路別の目標温度となるごとに、熱利用対象流体回路を切り替える構成とすればよい。そして、全ての熱利用対象流体回路の水温が目標温度となった場合に、第2流体回路40に切り替える構成とすればよい。この場合には、熱利用対象流体回路別に冷却水の温度を検出するセンサを設ける構成とすればよい。
(実施形態4)
実施形態1の第1流体回路30に実施形態2のエアコン側ヒータコア33aを追加する構成としてもよい。これによれば、FCスタック33とエアコン側ヒータコア33aとのそれぞれに異なる流体回路を設けなくても、充填熱をFCスタック33のウォームアップに利用しつつ、エアコン側ヒータコア33aの温度上昇にも利用することが可能になる。また、FCスタック33のウォームアップ後は、FCスタック33の発電によって生じる熱をエアコン側ヒータコア33aの加温に用いることが可能になる。なお、実施形態1の第1流体回路30にエアコン側ヒータコア33aを追加する構成とする場合に、ラジエータ32の代わりにエアコン側ヒータコア33aを用いる構成としてもよい。
(実施形態5)
前述の実施形態では、冷却水を循環させる回路を第1流体回路30,30aと第2流体回路40とで切り替える構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、第1流体回路30,30aにタンク側ヒータコア41も含む構成とすることで流体回路の切り替えを行わない構成としてもよい。
なお、本開示は、上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本開示の技術的範囲に含まれる。また、本開示に記載の制御部及びその手法は、コンピュータプログラムにより具体化された一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサを構成する専用コンピュータにより、実現されてもよい。あるいは、本開示に記載の装置及びその手法は、専用ハードウェア論理回路により、実現されてもよい。もしくは、本開示に記載の装置及びその手法は、コンピュータプログラムを実行するプロセッサと一つ以上のハードウェア論理回路との組み合わせにより構成された一つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていてもよい。
1 水素充填システム、2,2a 熱管理システム、14 差込検出センサ、16 水素タンク(燃料タンク)、20,20a 熱管理ECU(燃料電池車両用熱管理装置)、30,30a 第1流体回路(流体回路)、33 FCスタック(車載装置)、33a エアコン側ヒータコア(車載装置)、40 第2流体回路、41 タンク側ヒータコア(タンク側熱交換器)、50 第1電磁弁、60 第2電磁弁、70 水温センサ(第1温度センサ)、80 タンク温度センサ(第2温度センサ)、200,200a 制御部、201 トリガ検出部、202 水温取得部(流体温度取得部)、203 タンク温度取得部、210 循環制御部、211 冷却制御部

Claims (7)

  1. 燃料タンク(16)に充填される水素ガスを燃料として用いる燃料電池車両で用いられ、
    前記燃料タンクへの水素ガスの充填を開始するトリガを検出するトリガ検出部(201)と、
    前記トリガ検出部で前記トリガを検出したことをもとに、所定のタイミングにおいて一定以上の温度が必要となる車載装置(33,33a)の温度調整のために流体を循環させる流体回路(30,30a)に流れる前記流体を、前記燃料タンクの熱を熱交換可能な位置に設けられる熱交換器であるタンク側熱交換器(41)に循環させる循環制御部(210)とを備える燃料電池車両用熱管理装置。
  2. 前記循環制御部は、一部の経路が重複した前記流体回路と前記タンク側熱交換器に前記流体を循環させる回路(40)とのうちから、前記流体を循環させる回路を切り替えて前記流体を循環させる請求項1に記載の燃料電池車両用熱管理装置。
  3. 前記流体の温度を検出する温度センサである第1温度センサ(70)で検出する前記流体の温度を取得する流体温度取得部(202)と、
    前記燃料タンクの温度を検出する温度センサである第2温度センサ(80)で検出する前記燃料タンクの温度を取得するタンク温度取得部(203)とを備え、
    前記循環制御部は、前記トリガ検出部で前記トリガを検出した場合であって、且つ、前記流体温度取得部で取得する前記流体の温度が前記タンク温度取得部で取得する前記燃料タンクの温度よりも低い場合に、前記流体を前記タンク側熱交換器に循環させる請求項1又は2に記載の燃料電池車両用熱管理装置。
  4. 前記循環制御部は、前記流体温度取得部で取得する前記流体の温度が前記タンク温度取得部で取得する前記燃料タンクの温度以上となる場合に、前記流体を前記タンク側熱交換器に循環させないようにする請求項3に記載の燃料電池車両用熱管理装置。
  5. 前記車載装置は、前記燃料電池車両の始動時において一定以上の温度が必要となる燃料電池であって、
    前記循環制御部で前記流体を前記タンク側熱交換器に循環させることで前記燃料タンクから熱を回収させて前記流体の温度を上昇させ、この温度を上昇させた流体を前記燃料電池のウォームアップに利用させる請求項1〜4のいずれか1項に記載の燃料電池車両用熱管理装置。
  6. 前記車載装置は、前記燃料電池車両の室内空調用エアコンの暖房時において一定以上の温度が必要となる前記室内空調用エアコンのヒータコアであって、
    前記循環制御部で前記流体を前記タンク側熱交換器に循環させることで前記燃料タンクから熱を回収させて前記流体の温度を上昇させ、この温度を上昇させた流体を前記ヒータコアの温度上昇に利用させる請求項1〜5のいずれか1項に記載の燃料電池車両用熱管理装置。
  7. 前記流体回路は、前記流体として水を循環させる水回路である請求項1〜6のいずれか1項に記載の燃料電池車両用熱管理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102202439B1 (ko) * 2020-10-28 2021-01-13 김승섭 수소가스 충전건 결빙 방지장치
CN113074315A (zh) * 2021-03-01 2021-07-06 国网浙江省电力有限公司电力科学研究院 一种加氢站的热管理***以及热管理控制方法

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