JP2020139913A - 二次電池の異常判定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】異常検出精度の向上【解決手段】ここで提案される二次電池の異常判定方法は、対象二次電池に関して、容量値Cxと抵抗値Rxとの相関関係を用意する工程Aと、対象二次電池について抵抗値R1を測定する工程Bと、対象二次電池について温度頻度分布に基づいて推定される容量値C1を得る工程Cと、工程Aで取得された容量値Cxと抵抗値Rxとの相関関係と、工程Cで得られた容量値C1に基づいて、対象二次電池の推定される抵抗値Rxを特定し、抵抗値Rxと、工程Bで得られた抵抗値R1とが、予め定められた閾値t1よりも乖離している場合に当該対象二次電池が「異常」であると判定する工程Dとを含んでいる。【選択図】図1

Description

ここでの開示は、二次電池の異常判定方法に関する。
特開2012−037337号公報では、蓄電池に入出力する電流値と、蓄電池にかかる電圧値とを取得し、電流値が一定値以上変動した場合の当該電流値の変動動幅と、そのときの電圧値の変動幅とを用いて蓄電池の現在の内部抵抗値が算出されている。さらに、現在の内部抵抗値を、蓄電池の現在の温度に対応する内部抵抗初期値により除して、蓄電池の現在の温度における当該蓄電池の劣化率が算出されている。
特開2017−9540号公報や特開2018−120785号公報には、温度頻度分布に基づいて抵抗変化量ΔRを算出し、内部抵抗Rを推定する方法が開示されている。
特開2012−037337号公報 特開2017−9540号公報 特開2018−120785号公報
ところで、特許文献1に記載された方法では、電流値が一定値以上変動した場合の当該電流値の変動動幅と、そのときの電圧値の変動幅とを用いて蓄電池の現在の内部抵抗値が算出される。しかし、車両に搭載される二次電池には、走行状況において、入出力が頻繁に切り替えられ、かつ、電流値も大きく変動する。このため、常に一定の電流値が流れない。電流値がばらつくような場合には、内部抵抗値の算出精度が悪くなる。電流値と電圧値とから抵抗値を推定する方法は、推定精度が悪く、異常状態を早期に検知できない場合がある。
ここで提案される二次電池の異常判定方法には、対象二次電池に関して、容量値Cxと抵抗値Rxとの相関関係を用意する工程Aと、対象二次電池について抵抗値R1を測定する工程Bと、対象二次電池について温度頻度分布に基づいて推定される容量値C1を得る工程Cと、工程Aで取得された容量値Cxと抵抗値Rxとの相関関係と、工程Cで得られた容量値C1に基づいて、対象二次電池の推定される抵抗値Rxを特定し、抵抗値Rxと、工程Bで得られた抵抗値R1とが、予め定められた閾値t1よりも乖離している場合に当該対象二次電池が異常であると判定する工程Dとが含まれている。
かかる二次電池の異常判定方法によれば、対象二次電池の抵抗値の異常をより精度良くかつ、早期に検知できる。
図1は、容量値Cxと抵抗値Rxとの相関関係を示す想定相関カーブS1を示すグラフである。 図2は、ここで提案される二次電池の異常判定方法の手順の一例を示すフローチャートである。
以下、ここで開示される二次電池の異常判定方法の一実施形態を説明する。ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。本発明は、特に言及されない限りにおいて、ここで説明される実施形態に限定されない。
ここで提案される二次電池は、特に直流抵抗が増加するような異常を判定するのに適している。直流抵抗が増加するような異常は、例えば、電池内部の集電経路の異常や、内部端子と外部端子との接続異常など、電流経路の異常に起因しうる。
〈二次電池の異常判定方法〉
ここで提案される二次電池の異常判定方法には、以下の工程A〜D含まれている。
工程Aは、対象二次電池に関して、容量値Cxと抵抗値Rxとの相関関係を用意する工程である。
工程Bは、対象二次電池について抵抗値R1を測定する工程である。
工程Cは、対象二次電池について温度頻度分布に基づいて推定される容量値C1を得る工程である。
工程Dは、工程Aで取得された容量値Cxと抵抗値Rxとの相関関係と、工程Cで得られた容量値C1に基づいて、対象二次電池の推定される抵抗値Rxを特定し、当該抵抗値Rxと、工程Bで得られた抵抗値R1とが、予め定められた閾値t1よりも乖離している場合に、当該対象二次電池が異常であると判定する工程である。
〈工程A〉
工程Aは、対象二次電池に関して、容量値Cxと抵抗値Rxとの相関関係を用意する工程である。容量値Cxと抵抗値Rxとの相関関係は、例えば、対象二次電池の温度頻度分布に基づいて、推定される容量値Cxと抵抗値Rxとの相関関係でありうる。
〈温度頻度分布〉
ここで、「温度頻度分布」は、例えば、対象二次電池の温度情報を予め定められた時間毎に取得し、予め定められた温度域毎に対象二次電池が滞在した時間を積算したものである。温度頻度分布に基づいて推定される容量値Cxと抵抗値Rxとの相関関係を取得する方法は、種々提案がある。
〈温度頻度分布に基づいて推定される容量値Cx〉
温度頻度分布に基づいて推定される容量値Cxを得る方法には、例えば、以下の方法がある。例えば、対象二次電池の初期容量C0を得る。また、予め定められた温度域T(m)毎に、対象二次電池が当該温度域T(m)に滞在したときに単位時間当たり容量が劣化する量に応じた容量劣化係数Ac(m)を設定しておく。容量劣化係数Ac(m)は、例えば、予め行なった試験などを基に設定されてもよい。かかる容量劣化係数Ac(m)は、例えば、アレニウス則により設定されうる。また、容量劣化係数Ac(m)は、温度域T(m)に加えて対象二次電池のSOC(State of Charge)との関係で対象二次電池のSOC毎に設定されていてもよい。そして、温度域T(m)(さらにはSOC)毎の積算滞在時間、容量劣化係数Ac(m)に基づいて、温度域T(m)毎に容量劣化量Cd(m)を算出する。さらに、温度域T(m)毎に容量劣化量Cd(m)を積算して、容量劣化量Cdxを得る。そして、初期容量C0から容量劣化量Cdxを引いて、対象二次電池の推定される抵抗値Cxを得る(Cx=C0−Cdx)。
〈温度頻度分布に基づいて推定される抵抗値Rx〉
温度頻度分布に基づいて推定される抵抗値Rxは、例えば、対象二次電池について、温度頻度分布に基づいて容量値Cxを推定される種々の方法が採用されうる。
例えば、対象二次電池の初期抵抗R0を得る。また、予め定められた温度域T(m)毎に、対象二次電池が当該温度域T(m)に滞在したときに単位時間当たり抵抗が増加する量に応じた抵抗増加係数Ar(m)を設定しておく。抵抗増加係数Ar(m)は、例えば、予め行なった試験などを基に設定されてもよい。かかる抵抗増加係数Ac(m)は、例えば、アレニウス則により設定されうる。また、抵抗増加係数Ar(m)は、温度域T(m)に加えて対象二次電池のSOCとの関係で対象二次電池のSOC毎に設定されていてもよい。そして、温度域T(m)(さらにはSOC)毎の積算滞在時間、抵抗増加係数Ar(m)に基づいて、温度域T(m)毎に抵抗増加量Rd(m)を算出する。さらに、温度域T(m)毎に抵抗増加量Rd(m)を積算して、抵抗増加量Rdxを得る。そして、初期抵抗R0から抵抗増加量Rdxを足して、対象二次電池の推定される抵抗値Rxを得る(Rx=R0+Rdx)。
温度頻度分布に基づいて推定される容量値Cxおよび抵抗値Rxは、温度履歴が更新される毎に得られる。図1は、容量値Cxと抵抗値Rxとの相関関係を示す想定相関カーブS1を示すグラフである。当該対象二次電池について得られた容量値Cxおよび抵抗値Rxをプロットすることによって、例えば、図1に示されているように、想定相関カーブS1が得られる。このような想定相関カーブは、対象二次電池と同型の二次電池について予め取得されているとよい。ここで、工程Aで取得される容量値Cxと抵抗値Rxとの相関関係は、このような想定相関カーブS1として得られうる。ここで、想定相関カーブS1は、工程Aで取得される容量値Cxと抵抗値Rxとのプロット(Cx,Rx)の回帰曲線でありうる。
なお、上述した実施形態では、工程Aで用意される容量値Cxと抵抗値Rxとの相関関係として、対象二次電池の温度頻度分布に基づいて推定される容量値Cxと抵抗値Rxとの相関関係が例示されている。工程Aで用意される容量値Cxと抵抗値Rxとの相関関係は、これに限定されない。かかる相関関係は、例えば、対象二次電池と同型の二次電池について、適当に条件が設定されたシミュレーションで得られるものでもよい。また、対象二次電池と同型の二次電池について、実際に使用されたデータを収集して、抵抗値の異常がない正常品の平均値で取得される、容量値Cxと抵抗値Rxとの相関関係でもよい。
〈工程B〉
工程Bは、対象二次電池について抵抗値R1を測定する工程である。
ここで、対象二次電池についての抵抗値R1は、例えば、対象二次電池の放電時に得られるIV抵抗でありうる。例えば、対象二次電池を予め定められた電流値A1で放電させて、この放電開始からTa秒後の電池電圧VaとTb秒後の電池電圧Vbとをそれぞれ測定し、R1=(Va−Vb)/A1により、抵抗値R1を算出する方法が挙げられる。図1に示された例では、例えば、放電開始から0.1s後の抵抗値を対象二次電池についての抵抗値R1としている。放電開始から0.1s後の抵抗値は、例えば、対象二次電池を予め定められた電流値A1で放電させて、この放電開始から0.1秒後までの電圧降下量dVcを測定し、R1=dVc/A1として得られる。なお、抵抗値R1を測定する工程では、予め定められた常温以上(例えば、25℃以上)で測定されるとよい。また、対象二次電池の予め定められたSOCの使用域において、その中心SOCにおいて測定される抵抗値R1が採用されるとよい。
この実施形態では、工程Bで測定される抵抗値R1は、放電開始から0.1s後の抵抗値に基づいて得られている。放電開始直後に得られるIV抵抗は、放電開始から0.1s後の抵抗値に基づいて得られるものに限定されない。工程Bで測定される抵抗値R1は、例えば、放電開始から0.5秒以内の予め定められた時間経過後に得られるIV抵抗としてもよい。これにより、放電開始直後に得られるIV抵抗が得られる。放電開始直後に得られるIV抵抗は、対象二次電池の電流の導通経路における構造に起因する抵抗に相関しているとされる。このため、放電開始直後に得られるIV抵抗に基づいて、二次電池の異常判定方法を適用することによって、構造に起因する抵抗上昇などの異常が検知されるようになる。
〈工程C〉
工程Cは、対象二次電池について温度頻度分布に基づいて推定される容量値C1を得る工程である。温度頻度分布に基づいて推定される容量値を得る方法には、例えば、上述のように種々の方法がある。その一例が既に説明されているので、重複する説明を省略する。この実施形態では、対象二次電池について温度を実測し、温度頻度分布を得て、温度頻度分布に基づいて推定される容量値を得る方法に当てはめることによって、対象二次電池について温度頻度分布に基づいて推定される容量値C1が得られている。
〈工程D〉
工程Dは、工程Aで取得された容量値Cxと抵抗値Rxとの相関関係と、工程Cで得られた容量値C1に基づいて、対象二次電池の推定される抵抗値Rxを特定し、当該抵抗値Rxと、工程Bで得られた抵抗値R1とが、予め定められた閾値t1よりも乖離している場合に、当該対象二次電池が異常であると判定する工程である。かかる工程Dでは、工程Cで得られた容量値C1が工程Aで得られた相関関係に当てはめられる。そして、工程Cで得られた容量値C1に応じた容量値Cxから、対象二次電池の推定される抵抗値Rxが導出される。導出された抵抗値Rxと、工程Bで得られた抵抗値R1とが対比される。そして、抵抗値Rxと抵抗値R1とが、予め定められた閾値t1よりも乖離している場合に、当該対象二次電池が「異常」であると判定される。なお、連続して測定された抵抗値R1が、推定される抵抗値Rxと対比した場合に、予め定められた複数回(例えば、3回)続けて予め定められた閾値t1よりも乖離している場合に、当該対象二次電池が「異常」であると判定されるように構成されていてもよい。このように、連続して測定された抵抗値R1が、推定される抵抗値Rxと対比し、複数回続けて予め定められた閾値t1よりも乖離している場合に、当該対象二次電池が「異常」であると判定されるように構成されていることによって、誤判定が防止される。
図1では、横軸に容量値、縦軸に抵抗値が取られて、工程Aで用意された容量値Cxと抵抗値Rxとの相関関係に応じて、想定相関カーブS1が描かれている。また、想定相関カーブS1に対して、想定相関カーブS1よりも閾値t1だけ高い抵抗値に沿ったラインL1と、想定相関カーブS1よりも閾値t1だけ低い抵抗値に沿ったラインL2とが設定されている。
工程Bで得られた抵抗値R1は、工程Cで得られた推定される容量値C1に横軸の位置が取られて想定相関カーブS1のグラフにプロットされる。このとき、工程Bで得られた抵抗値R1が、想定相関カーブS1よりも閾値t1だけ高い抵抗値のラインL1を超えた場合に、工程Bで得られた抵抗値R1が「異常」とされる。また、工程Bで得られた抵抗値R1が、想定相関カーブS1よりも閾値t1だけ低い抵抗値のラインL2より低い場合にも、抵抗値R1が「異常」とされる。例えば、図1にP1〜P5のプロットで示されているように、想定相関カーブS1に対して設定された抵抗値の上限のラインL1と、下限のラインL2との間に、工程Bで得られた抵抗値R1のプロットがある場合には、対象二次電池は「正常」とされる。これに対して、P6のプロットで示されているように、抵抗値の上限のラインL1と下限のラインL2とから外側に、工程Bで得られた抵抗値R1のプロットがある場合には、対象二次電池は「異常」とされる。
ここで、閾値t1の設定は、例えば、対象二次電池の温度を測定するサーミスタの誤差や、対象二次電池の温度を測定するタイマーの誤差およびそれが推定される容量値Cxや抵抗値Rxに与える影響などを考慮して定めるとよい。この場合、例えば、各誤差の二乗和に基づいて閾値t1が設定されているとよい。また、誤差は、使用されるサーミスタやECU(electronic control unit)によって異なる。
なお、図1で示された例では、想定相関カーブS1に対して抵抗値の上限のラインL1を設定するための閾値と、下限のラインL2を設定するための閾値とが同じである。抵抗値の上限のラインL1を設定するための閾値と、下限のラインL2を設定するための閾値とは、それぞれ異なる閾値を設定してもよい。また、抵抗値は高いほど、対象二次電池の性能が劣化したと判断される。抵抗値が低く維持されていることは、特段、対象二次電池の性能が劣化したと判断される必要がない場合もある。このため、工程Dにおいては、抵抗値の上限のラインL1のみが設定されており、工程Bで得られた抵抗値R1のプロットが抵抗値の上限のラインL1を超えた場合に、対象二次電池が「異常」とされるように構成されていてもよい。
この実施形態では、図1に示されているように、抵抗値に対して、予め定められた閾値t2が設定されている。そして、プロットP7で示されているように、工程Bで得られた抵抗値R1が、予め定められた閾値t2を超えた場合も、対象二次電池は「異常」とされる。例えば、推定される容量値Cxが低くなると、想定相関カーブS1の抵抗値も高くなる。このような場合には、上述した抵抗値の上限のラインL1も高くなる。抵抗値に対して、予め定められた閾値t2が設定されていることによって、工程Bで得られた抵抗値R1が、予め定められた閾値t2を超えた時に、対象二次電池を「異常」と判定できる。つまり、このような場合には、対象二次電池の抵抗値は、要求される所要の抵抗よりも高くなり、交換などが必要になるためである。対象二次電池の抵抗値が要求される所要の抵抗よりも高くなったことを判定できるように、予め定められた閾値t2は、抵抗値に対して設定されているとよい。
図2は、ここで提案される二次電池の異常判定方法の手順の一例を示すフローチャートである。
二次電池の異常判定方法は、例えば、図2に示されているように、対象二次電池について温度情報を取得する(S12)。温度頻度分布を得る(S14)。温度頻度分布に基づいて対象二次電池について推定される容量値C1を取得する(S16)。対象二次電池を放電して抵抗値R1を取得する(S18)。
対象二次電池に関して、容量値Cxと抵抗値Rxとの相関関係を示す想定相関カーブS1と、推定される容量値C1とに基づいて、抵抗値R1と推定されるRxとを対比し、予め定められた閾値t1よりも乖離しているか否かを判定する(S20)。かかる判定(S20)では、例えば、(Rx−R1)の絶対値|Rx−R1|が、閾値t1よりも大きいか否か{|Rx−R1|>t1}を判定するとよい。かかる判定(S20)において、乖離していない場合(No)には、当該対象二次電池は、「正常」と判定される(S22)。この場合は、温度情報を取得する処理(S12)に戻されるとよい(S24)。かかる判定(S20)において、乖離していない場合(Yes)には、当該対象二次電池は、「異常」と判定される(S26)。この場合、インジケータなどに警告が発せられ、対象二次電池の交換が図られるように構成されているとよい(S28)。
ここで提案される二次電池の異常判定方法によれば、例えば、温度頻度分布に基づいて対象二次電池について推定される容量値C1と、放電時に取得される抵抗値R1とによって、対象二次電池の抵抗値の異常が判定できる。この場合、例えば、放電時において、対象二次電池の抵抗値R1が取得される度に、対象二次電池の抵抗値の異常を判定できる。このため、対象二次電池の抵抗値の異常を判定する頻度が高められ、早期に異常を検知できる。また、温度と、放電時に得られる抵抗値R1に基づいているので、対象二次電池の抵抗値の異常をより精度良く検知できる。
以上、ここで開示される二次電池の異常判定方法について、種々説明した。特に言及されない限りにおいて、ここで挙げられた二次電池の異常判定方法の実施形態などは、本発明を限定しない。また、ここで開示される二次電池の異常判定方法は、種々変更でき、特段の問題が生じない限りにおいて、各構成要素やここで言及された各処理は適宜に省略され、または、適宜に組み合わされうる。
L1 抵抗値の上限のライン
L2 抵抗値の下限のライン
S1 想定相関カーブ

Claims (1)

  1. 対象二次電池に関して、容量値Cxと抵抗値Rxとの相関関係を用意する工程Aと、
    前記対象二次電池について抵抗値R1を測定する工程Bと、
    前記対象二次電池について温度頻度分布に基づいて推定される容量値C1を得る工程Cと、
    前記工程Aで取得された容量値Cxと抵抗値Rxとの相関関係と、前記工程Cで得られた容量値C1に基づいて、前記対象二次電池の推定される抵抗値Rxを特定し、当該抵抗値Rxと、前記工程Bで得られた抵抗値R1とが、予め定められた閾値t1よりも乖離している場合に当該対象二次電池が異常であると判定する工程Dと
    を含む、二次電池の異常判定方法。
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