JP2020136810A - 撮像装置、撮像システムおよび撮像装置の制御方法 - Google Patents

撮像装置、撮像システムおよび撮像装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】オートフォーカスタイムラグを短くすることができる技術を提供することである。【解決手段】各々が光電変換を行う第1および第2の光電変換部を有する複数の画素を有し、複数の画素は、第1の蓄積期間では、第1および第2の光電変換部が光電変換された電荷を蓄積し、第1の蓄積期間の後の第1の出力期間では、第1の蓄積期間の電荷に基づく画像信号を第1の信号線に順に出力し、複数の画素のうちの少なくとも一部の画素は、第1の蓄積期間の後の第2の蓄積期間では、第1の出力期間の出力と並列に、第1および第2の光電変換部が光電変換された電荷を蓄積し、第2の蓄積期間の後の第2の出力期間では、第1の出力期間の出力と並列に、第2の蓄積期間の電荷に基づく画像信号を第2の信号線に順に出力する撮像装置が提供される。【選択図】図5

Description

本発明は、撮像装置、撮像システムおよび撮像装置の制御方法に関する。
撮像システムは、CMOS(相補型金属酸化膜半導体)センサなどの撮像素子を有し、多機能化が進んでいる。撮像システムは、静止画像信号や動画像信号の生成だけでなく、撮像素子から得られた画像情報に基づいて焦点調節を行うことができる。
特許文献1には、撮像素子から得られた撮像信号を用いて瞳分割方式の焦点検出を行う撮像システムが開示されている。撮像素子は、画素毎に、1つのマイクロレンズと2つのフォトダイオードを有する。各フォトダイオードは、撮影レンズの異なる瞳領域を通過した光を受光する。撮像システムは、2つのフォトダイオードの出力信号を比較することにより、焦点検出を行い、2つのフォトダイオードの出力信号を加算することにより、撮像用画像の画像信号を生成する。
特開2001−124984号公報
しかしながら、撮像システムは、1フレーム前の画像情報を用いて焦点を合わせるためのレンズ駆動を行う。そのため、撮像システムは、1フレーム分、遅れた画像情報を用いることになり、その間に本来焦点を合わせたい被写体が動いてしまう場合がある。この場合、撮像システムは、オートフォーカスタイムラグが長くなり、焦点の合わない画像を生成してしまう課題がある。
本発明の目的は、オートフォーカスタイムラグを短くすることができる技術を提供することである。
本発明の一観点によれば、各々が光電変換を行う第1および第2の光電変換部を有する複数の画素と、前記複数の画素に接続可能な第1の信号線と、前記複数の画素に接続可能な第2の信号線とを有し、前記複数の画素は、第1の蓄積期間では、前記第1および第2の光電変換部が光電変換された電荷を蓄積し、前記第1の蓄積期間の後の第1の出力期間では、前記第1の蓄積期間の電荷に基づく画像信号を前記第1の信号線に順に出力し、前記複数の画素のうちの少なくとも一部の画素は、前記第1の蓄積期間の後の第2の蓄積期間では、前記第1の出力期間の出力と並列に、前記第1および第2の光電変換部が光電変換された電荷を蓄積し、前記第2の蓄積期間の後の第2の出力期間では、前記第1の出力期間の出力と並列に、前記第2の蓄積期間の電荷に基づく画像信号を前記第2の信号線に順に出力する撮像装置が提供される。
本発明によれば、オートフォーカスタイムラグを短くすることができる。
撮像システムの構成例を示す図である。 撮像素子の構成例を示す図である。 瞳分割方式の撮像素子を説明するための図である。 撮像素子の1画素の構成例を示す図である。 撮像システムの動作を示すタイミングチャートである。 撮像素子の制御信号を示すタイミングチャートである。 撮像システムの動作を示すフローチャートである。
図1は、本発明の実施形態による撮像システム120の構成例を示すブロック図である。撮像システム120は、撮像素子100と、処理回路101と、制御演算部102と、制御回路104と、メモリ部105と、記録媒体制御部106と、表示部107と、記録媒体108と、外部インターフェース部109と、操作部110とを有する。さらに、撮像システム120は、シャッタ111と、レンズ駆動回路112と、絞り駆動回路113と、レンズアクチュエータ114と、絞りアクチュエータ115と、撮影レンズ116と、絞り117と、フォーカスレンズ118とを有する。
撮影レンズ116は、撮影光学系(共通光学系)の先端に配置された第1のレンズ群であり、光軸方向に進退し、変倍作用(ズーム機能)を実現する。絞り117は、絞り117の開口径を調節することにより、撮影時の光量を調節する。フォーカスレンズ118は、第2のレンズ群であり、光軸方向の進退により、撮影光学系の焦点を調節する。
シャッタ111は、静止画像の撮影時に露光秒時を調節するためのフォーカルプレーンシャッタである。撮像システム120は、シャッタ111により、撮像素子100の露光秒時を調節することができるが、これに限定されない。撮像素子100は、電子シャッタ機能を有し、制御パルスにより、撮像素子100の露光秒時を調節してもよい。
レンズアクチュエータ114は、フォーカスレンズ118を光軸方向に進退駆動し、フォーカスレンズ118の焦点位置を調節する。レンズ駆動回路112は、制御演算部102の制御の下、レンズアクチュエータ114の駆動を制御する。
絞りアクチュエータ115は、駆動により、絞り117の開口径を調節する。絞り駆動回路113は、制御演算部102の制御の下、絞りアクチュエータ115の駆動を制御する。
撮像素子100は、撮像装置であり、撮影レンズ116およびフォーカスレンズ118により形成された被写体の光学像を電気信号に変換することにより、アナログの画像信号を生成する。撮像素子100は、制御回路104の制御により、静止画像信号または動画像信号を生成する。
処理回路101は、撮像素子100により生成された画像信号に対して画像処理を行う。例えば、画像処理は、画像信号をアナログからデジタルに変換する処理、ノイズを軽減するローパスフィルタ処理、シェーディング処理、ホワイトバランス処理、キズ補正、ダークシェーディング補正、黒引き処理、および圧縮等である。
制御演算部102は、撮像システム120の全体の制御と各種演算を行う。制御回路104は、制御演算部102からの制御信号に基づき、撮像素子100を駆動させるための駆動パルスを生成する。メモリ部105は、画像信号を一時的に記憶する。記録媒体制御部106は、記録媒体108に対して、画像信号の記録または読み出しを行う。表示部107は、画像信号の表示を行う。記録媒体108は、半導体メモリ等の着脱可能な記録媒体であり、画像信号を記憶する。
外部インターフェース部109は、外部コンピュータ等と通信を行うためのインターフェースである。操作部110は、ユーザの操作に応じて、撮像システム120の駆動条件に関する情報を制御演算部102に出力する。撮像システム120は、操作部110から入力した情報に基づいて、撮像システム120の全体の制御を行う。
図2は、図1の撮像素子100の構成例を示す図である。撮像素子100は、画素領域201と、垂直走査回路202と、列増幅回路203と、水平走査回路204と、出力回路205と、制御回路206とを有する。
画素領域201は、行列状に配置された複数の画素207を有する。垂直走査回路202は、行単位で、画素207に含まれる複数のトランジスタをオン(導通状態)又はオフ(非導通状態)に制御するための制御信号を供給する。複数の画素207の各々は、光を電荷に変換し、画素信号を生成する。各列の画素207は、それぞれ、各列の列信号線208aおよび208bに接続可能である。複数の画素207は、行単位で、画素信号を列信号線208aまたは208bに出力する。
列増幅回路203は、列信号線208aまたは208bの画素信号を増幅し、画素207のリセット時の信号と画素207の光電変換時の信号に基づく相関二重サンプリング処理などの処理を行う。水平走査回路204は、列増幅回路203の各列の画素信号を順に出力回路205に転送する。出力回路205は、バッファアンプおよび差動増幅器などを有し、列増幅回路203からの画素信号を図1の処理回路101に出力する。
なお、垂直走査回路202は、偽信号成分の補正などの信号処理を行う信号処理回路の機能を含んでもよい。また、列増幅回路203は、画像信号をアナログからデジタルに変換してもよい。
図3(a)は、画素領域201のレイアウト例を示す図である。画素領域201は、行列状に配置された複数の画素207を有する。複数の画素207は、水平方向にh個、垂直方向にv個配置されている。複数の画素207の各々は、マイクロレンズ301と、フォトダイオード302Aと、フォトダイオード302Bとを有する。フォトダイオード302Aおよび302Bの各々は、光電変換を行う光電変換部である。フォトダイオード302Aおよび302Bは、それぞれ、隔壁素子分離領域によって分離されており、光を電荷に変換する。各画素207では、2つのフォトダイオード302Aおよび302Bに対して1つのマイクロレンズ301が上部に配置される。すなわち、複数の画素207の各々は、複数のフォトダイオード302Aおよび302Bに対応する1つのマイクロレンズ301を有する。フォトダイオード302Aおよび302Bは、マイクロレンズ301を共有している。
フォトダイオード302Aおよび302Bは、撮影レンズ116の異なる瞳領域を通過した光を受光することにより、互いに位相差を持ったA像およびB像の光像を受光する。複数の画素207のフォトダイオード302Aは、A像の画像信号を生成することができる。複数の画素207のフォトダイオード302Bは、B像の画像信号を生成することができる。AB像は、フォトダイオード302Aおよび302Bの電荷が混合された電荷に基づく画像である。撮像素子100は、図3(b)に示すように、フォトダイオード302Aの電荷のみに基づくA像の画像信号と、フォトダイオード302Aおよび302Bの電荷が混合された電荷に基づくAB像の画像信号を出力する。
処理回路101は、A像の画像信号とAB像の画像信号を入力し、AB像の画像信号からA像の画像信号を減算することにより、B像の画像信号を得ることができる。制御演算部102は、A像の画像信号とB像の画像信号を比較することにより、A像とB像の位相差を検出し、位相差に応じて、レンズ駆動回路112およびレンズアクチュエータ114を介して、フォーカスレンズ118の焦点を調節する。これにより、オートフォーカス(AF)が実現される。また、AB像の画像信号は、撮像用画像の画像信号として使用される。
図4は、1つの画素207の構成例を示す図である。画素207は、フォトダイオード302A、保持部401Aと、保持部402Aと、フローティングデフュージョン(以下、FDと表す)403とを有する。また、画素207は、転送トランジスタ405Aと、転送トランジスタ406Aと、転送トランジスタ407Aと、転送トランジスタ408Aと、オーバーフロートランジスタ415Aとを有する。
また、画素207は、フォトダイオード302Bと、保持部401Bと、保持部402Bと、FD404とを有する。また、画素207は、転送トランジスタ405Bと、転送トランジスタ406Bと、転送トランジスタ407Bと、転送トランジスタ408Bと、オーバーフロートランジスタ415Bとを有する。
また、画素207は、増幅トランジスタ409と、増幅トランジスタ410と、選択トランジスタ411と、選択トランジスタ412と、リセットトランジスタ413と、リセットトランジスタ414とを有する。
フォトダイオード302Aおよびフォトダイオード302Bは、それぞれ、光電変換部であり、入射光を光に変換し、変換した電荷を蓄積する。転送トランジスタ(転送スイッチ)405Aは、転送スイッチであり、オン状態では、フォトダイオード302Aにより変換された電荷を保持部401Aに転送する。転送トランジスタ406Aは、転送スイッチであり、オン状態では、フォトダイオード302Aにより変換された電荷を保持部402Aに転送する。保持部401Aおよび保持部402Aは、それぞれ、電荷を保持する。
転送トランジスタ405Bは、転送スイッチであり、オン状態では、フォトダイオード302Bにより変換された電荷を保持部401Bに転送する。転送トランジスタ406Bは、転送スイッチであり、オン状態では、フォトダイオード302Bにより変換された電荷を保持部402Bに転送する。保持部401Bおよび保持部402Bは、それぞれ、電荷を保持する。
転送トランジスタ407Aは、転送スイッチであり、オン状態では、保持部401Aの電荷をFD403に転送する。転送トランジスタ407Bは、転送スイッチであり、オン状態では、保持部401Bの電荷をFD403に転送する。FD403は、保持部であり、電荷を保持する。
転送トランジスタ408Aは、転送スイッチであり、オン状態では、保持部402Aの電荷をFD404に転送する。転送トランジスタ408Bは、転送スイッチであり、オン状態では、保持部402Bの電荷をFD404に転送する。FD404は、保持部であり、電荷を保持する。
増幅トランジスタ409は、ドレインが電源電圧ノード416に接続され、ソースが選択トランジスタ411を介して列信号線208aに接続されている。増幅トランジスタ410は、ドレインが電源電圧ノード416に接続され、ソースが選択トランジスタ412を介して列信号線208bに接続されている。各列の列信号線208aおよび列信号線208bは、図2の列増幅回路203に接続されている。
リセットトランジスタ413は、リセットスイッチであり、オン状態では、FD403の電荷(電圧)をリセットする。リセットトランジスタ414は、リセットスイッチであり、オン状態では、FD404の電荷(電圧)をリセットする。
オーバーフロートランジスタ415Aは、排出スイッチであり、ソースがフォトダイオード302Aに接続され、ドレインが電源電圧ノードに接続されている。オーバーフロートランジスタ415Aは、オン状態では、フォトダイオード302Aの電荷を電源電圧ノードなどのオーバーフロードレインに排出する。
オーバーフロートランジスタ415Bは、排出スイッチであり、ソースがフォトダイオード302Bに接続され、ドレインが電源電圧ノードに接続されている。オーバーフロートランジスタ415Bは、オン状態では、フォトダイオード302Bの電荷を電源電圧ノードなどのオーバーフロードレインに排出する。
オーバーフロートランジスタ415Aがオンからオフに変化すると、フォトダイオード302Aは、光電変換された電荷の蓄積を開始する。また、オーバーフロートランジスタ415Bがオンからオフに変化すると、フォトダイオード302Bは、光電変換された電荷の蓄積を開始する。これにより、フォトダイオード302Aおよび302Bの電荷蓄積期間の長さが設定される。
なお、オーバーフロートランジスタ415Aおよび415Bを設けることは必須ではなく、オーバーフロートランジスタ415Aおよび415Bを削除してもよい。オーバーフロートランジスタ415Aを削除する場合、例えば、転送トランジスタ405Aがオンからオフに変化すると、フォトダイオード302Aは、光電変換された電荷の蓄積を開始し、電荷蓄積期間の長さが設定される。また、転送トランジスタ405Bがオンからオフに変化すると、フォトダイオード302Bは、光電変換された電荷の蓄積を開始し、電荷蓄積期間の長さが設定される。この構成では、電荷蓄積期間の長さを設定するための各トランジスタの動作方法に制約が生じるが、素子数が削減されるため、レイアウトの自由度が向上する。
上記のすべてのトランジスタは、制御信号がハイレベルの場合にオン状態となり、制御信号がローレベルの場合にオフ状態となる。図2の垂直走査回路202は、各行の制御信号を同時にハイレベルまたはローレベルに制御することにより、複数の画素207における電荷蓄積期間が実質的に同一となるように制御することができる。このような構成により、撮像素子100は、複数の画素207における光電変換の期間を実質的に一致させるグローバル電子シャッタ動作を行うことができる。
なお、複数の画素207は、大部分の有効画素と、一部の遮光画素またはダミー画素を有してもよい。有効画素は、図4の画素207の構成を有し、フォトダイオード302Aおよび302Bが遮光されていない。遮光画素は、図4の画素207の構成を有し、フォトダイオード302Aおよび302Bが遮光されている。ダミー画素は、図4の画素207と同様の構成を有するが、フォトダイオード302Aおよび302Bを有さない。
図5は、撮像システム120の制御方法を示すタイミングチャートであり、撮像動作を示している。図5は、フレーム期間と、フォトダイオード302Aおよび302の電荷蓄積期間を示す。また、図5は、保持部401A保持期間と、保持部401Bの保持期間と、保持部402Aの保持期間と、保持部402Bの保持期間を示す。また、図5は、FD403の保持期間と、FD404の保持期間と、増幅トランジスタ409の出力期間TR1と、増幅トランジスタ410の出力期間TR2を示している。ここで、出力期間TR1およびTR2は、それぞれ、各行の画素207において、増幅トランジスタ409および410の出力動作が順次行われる期間である。出力期間TR1およびTR2は、増幅トランジスタ409および410と、選択トランジスタ411および412の信号の出力期間を含む。垂直走査回路202は、制御信号により、上記のトランジスタの動作を制御する。
時刻TA0〜TB0は、第1のフレームの期間である。時刻TA0では、オーバーフロートランジスタ415Aおよび415Bがオンからオフに変化する。すると、フォトダイオード302Aおよびフォトダイオード302Bは、第1回の電荷蓄積期間を開始し、光電変換された電荷の蓄積を開始する。時刻TA0〜TA1は、第1回の電荷蓄積期間である。時刻TA0〜TA1では、すべての画素207のフォトダイオード302Aおよびフォトダイオード302Bは、光電変換された電荷を蓄積する。
時刻TA1では、転送トランジスタ405Aおよび405Bは、それぞれ、フォトダイオード302Aおよびフォトダイオード302Bに蓄積されている電荷を保持部401Aおよび401Bに転送する。保持部401Aは、フォトダイオード302Aの電荷を蓄積する。保持部401Bは、フォトダイオード302Bの電荷を蓄積する。
その後、時刻TA2〜TA7では、複数の画素207の転送トランジスタ407Aおよび407Bは、それぞれ、行単位で、順に、保持部401Aおよび401Bに蓄積されている電荷をFD403に転送する。FD403は、フォトダイオード302Aおよび302Bの電荷を混合し、その混合した電荷を保持する。時刻TA2〜TA7の出力期間では、複数の画素207の増幅トランジスタ409は、行単位で、順に、FD403に保持されている電荷量に基づくAB像の画像信号(電圧)を、選択トランジスタ411を介して、列信号線208aに出力する。撮像素子100は、上記の動作を、1行目からN1行目まで順に繰り返す。このAB像の画像信号は、撮像用画像の画像信号として使用される。
また、時刻TA2では、オーバーフロートランジスタ415Aおよび415Bがオンからオフに変化する。すると、フォトダイオード302Aおよびフォトダイオード302Bは、第2回の電荷蓄積期間を開始し、光電変換された電荷の蓄積を開始する。時刻TA2〜TA3は、第2回の電荷蓄積期間である。時刻TA2〜TA3では、すべての画素207のフォトダイオード302Aおよびフォトダイオード302Bは、時刻TA2〜TA7の出力と並列に、光電変換された電荷を蓄積する。
時刻TA3では、転送トランジスタ406Aおよび406Bは、それぞれ、フォトダイオード302Aおよびフォトダイオード302Bに蓄積されている電荷を保持部402Aおよび402Bに転送する。保持部402Aは、フォトダイオード302Aの電荷を蓄積する。保持部402Bは、フォトダイオード302Bの電荷を蓄積する。
時刻TA4では、オートフォーカス枠の中の1行目の画素207において、転送トランジスタ408Aは、保持部402Aに蓄積されている電荷をFD404に転送する。オートフォーカス枠は、合焦位置検出枠であり、オートフォーカスの対象である一部の画素207を含む枠である。FD404は、フォトダイオード302Aの電荷を保持する。増幅トランジスタ410は、FD404に保持されている電荷量に基づくA像の1行目の画像信号(電圧)を、選択トランジスタ412を介して、列信号線208bに出力する。
次に、オートフォーカス枠の中の1行目の画素207において、転送トランジスタ408Bは、保持部402Bに蓄積されている電荷をFD404に転送する。FD404は、フォトダイオード302Aおよび302Bの電荷を混合し、その混合した電荷を保持する。増幅トランジスタ410は、FD404に保持されている電荷量に基づくAB像の1行目の画像信号(電圧)を、選択トランジスタ412を介して、列信号線208bに出力する。
次に、オートフォーカス枠の中の2行目の画素207において、転送トランジスタ408Aは、保持部402Aに蓄積されている電荷をFD404に転送する。FD404は、フォトダイオード302Aの電荷を保持する。増幅トランジスタ410は、FD404に保持されている電荷量に基づくA像の2行目の画像信号を、選択トランジスタ412を介して、列信号線208bに出力する。
次に、オートフォーカス枠の中の2行目の画素207において、転送トランジスタ408Bは、保持部402Bに蓄積されている電荷をFD404に転送する。FD404は、フォトダイオード302Aおよび302Bの電荷を混合し、その混合した電荷を保持する。増幅トランジスタ410は、FD404に保持されている電荷量に基づくAB像の2行目の画像信号を、選択トランジスタ412を介して、列信号線208bに出力する。
時刻TA4〜TA5では、撮像素子100は、上記のA像の画像信号とAB像の画像信号の出力動作を、オートフォーカス枠の中の1行目からN2行目まで順に繰り返す。時刻TA4〜TA5の出力期間では、オートフォーカス枠の中のオートフォーカス枠の中の1行目からN2行目までの画素207は、時刻TA2〜TA7の出力期間の出力と並列に、A像の画像信号とAB像の画像信号を列信号線208bに順に出力する。このA像の画像信号とAB像の画像信号は、オートフォーカス用画像の画像信号として使用される。時刻TA4〜TA5の出力期間は、時刻TA2〜TA7の出力期間より短い。
時刻TA4〜TA5の1行目からN2行目までの行数は、時刻TA2〜TA7の1行目からN1行目までの行数より少ない。そのため、時刻TA4〜TA5の期間は、時刻TA2〜TA7の期間より短い。
時刻TA4〜TA5では、処理回路101は、撮像素子100から、オートフォーカス枠の中のA像の画像信号とAB像の画像信号を入力し、AB像の画像信号からA像の画像信号を減算することにより、B像の画像信号を得ることができる。制御演算部102は、A像の画像信号とB像の画像信号を比較することにより、A像とB像の位相差を検出し、位相差に応じて、オートフォーカス情報を演算し、オートフォーカス情報をレンズ駆動回路112に出力する。レンズ駆動回路112は、制御部であり、オートフォーカス情報を基に、レンズアクチュエータ114を介して、フォーカスレンズ118の位置を制御することにより、フォーカスレンズ118の焦点を調節する。これにより、オートフォーカスが実現される。
時刻TB0は、第2のフレームの開始時刻である。時刻TB0では、オーバーフロートランジスタ415Aおよび415Bがオンからオフに変化する。すると、フォトダイオード302Aおよびフォトダイオード302Bは、第1回の電荷蓄積期間を開始し、光電変換された電荷の蓄積を開始する。第2のフレームの時刻TB0〜TB7は、第1のフレームの時刻TA0〜TA7と同様である。
以上のように、時刻TA4〜TA5の増幅トランジスタ410の出力は、時刻TA2〜TA7の増幅トランジスタ409の出力に対して、並列して行うことができる。これにより、制御演算部102は、撮像用画像の画像信号の出力終了時刻TA7より前の時刻TA5において、オートフォーカスのための処理を開始することができ、高速にオートフォーカス制御を行うことができる。第1のフレームの時刻TA2〜TA3のAF用画像の電荷蓄積期間と、第2のフレームの時刻TB0〜TB1の撮像用画像の電荷蓄積期間との間隔を短くすることにより、オートフォーカスタイムラグを短くすることができる。
また、制御演算部102は、時刻TA0〜TA1の電荷蓄積期間ではなく、時刻TA2〜TA3の電荷蓄積期間の電荷に基づくA像の画像信号とAB像の画像信号を基に、オートフォーカス制御を行う。これにより、撮像システム120は、被写体が動いた場合の焦点調節の精度を向上させることができる。
図6は、撮像システム120の制御方法を示すタイミングチャートであり、垂直走査回路202が出力する制御信号を示す。図6は、画素207を制御する制御信号OFD、TXA11、TXA12、TXA21、TXA22、TXB11、TXB12、TXB21、TXB22、SEL1、およびSEL2を示している。
制御信号OFDは、オーバーフロートランジスタ415AおよびB像オーバーフロートランジスタ415Bのゲートに印加される。制御信号TXA11は、転送トランジスタ405Aのゲートに印加される。制御信号TXA12は、転送トランジスタ407Aのゲートに印加される。制御信号TXA21は、転送トランジスタ406Aのゲートに印加される。制御信号TXA22は、転送トランジスタ408Aのゲートに印加される。
制御信号TXB11は、転送トランジスタ405Bのゲートに印加される。制御信号TXB12は、転送トランジスタ407Bのゲートに印加される。制御信号TXB21は、転送トランジスタ406Bのゲートに印加される。制御信号TXB22は、転送トランジスタ408Bのゲートに印加される。
制御信号SEL1は、選択トランジスタ411のゲートに印加される。制御信号SEL2は、選択トランジスタ412のゲートに印加される。垂直走査回路202が制御信号をハイレベルにすると、制御信号に対応するトランジスタがオンになる。垂直走査回路202が制御信号をローレベルにすると、制御信号に対応するトランジスタがオフになる。
時刻TA0の前では、制御信号OFDがハイレベルになり、オーバーフロートランジスタ415Aおよび415Bがオンになる。すると、オーバーフロートランジスタ415Aおよび415Bは、フォトダイオード302Aおよび302Bに蓄積されている電荷を電源電圧ノードに排出する。
時刻TA0では、制御信号OFDがローレベルになり、オーバーフロートランジスタ415Aおよび415Bがオフになる。すると、フォトダイオード302Aおよびフォトダイオード302Bは、第1回の電荷蓄積期間を開始し、光電変換された電荷の蓄積を開始する。時刻TA0〜TA1では、すべての画素207のフォトダイオード302Aおよびフォトダイオード302Bは、光電変換された電荷を蓄積する。
時刻TA1では、制御信号TXA11およびTXB11がハイレベルパルスになり、転送トランジスタ405Aおよび405Bは、ハイレベル期間では、オンになる。すると、転送トランジスタ405Aおよび405Bは、それぞれ、フォトダイオード302Aおよびフォトダイオード302Bに蓄積されている電荷を保持部401Aおよび401Bに転送する。制御信号TXA11およびTXB11がローレベルになると、転送トランジスタ405Aおよび405Bがオフになり、第1回の電荷蓄積期間が終了する。時刻TA0〜TA1は、第1回の電荷蓄積期間である。
時刻TA2〜TA7では、各行の制御信号TXA12およびTXB12が順にハイレベルパルスになり、各行の転送トランジスタ407Aおよび407Bは、ハイレベル期間では、オンになる。すると、転送トランジスタ407Aおよび407Bは、それぞれ、行単位で、順に、保持部401Aおよび401Bに蓄積されている電荷をFD403に転送する。FD403は、フォトダイオード302Aおよび302Bの電荷を混合し、その混合した電荷を保持する。
また、時刻TA2〜TA7では、各行の制御信号SEL1が順にハイレベルパルスになり、各行の選択トランジスタ411は、ハイレベル期間では、オンになる。すると、増幅トランジスタ409は、行単位で、順に、FD403に保持されている電荷量に基づくAB像の画像信号を、選択トランジスタ411を介して、列信号線208aに出力する。撮像素子100は、上記の動作を、1行目からN1行目まで順に繰り返す。このAB像の画像信号は、撮像用画像の画像信号として使用される。
また、時刻TA2の前では、制御信号OFDがハイレベルになり、オーバーフロートランジスタ415Aおよび415Bがオンになる。すると、オーバーフロートランジスタ415Aおよび415Bは、フォトダイオード302Aおよび302Bに蓄積されている電荷を電源電圧ノードに排出する。
時刻TA2では、制御信号OFDがローレベルになり、オーバーフロートランジスタ415Aおよび415Bがオフになる。すると、フォトダイオード302Aおよびフォトダイオード302Bは、第2回の電荷蓄積期間を開始し、光電変換された電荷の蓄積を開始する。時刻TA2〜TA3では、すべての画素207のフォトダイオード302Aおよびフォトダイオード302Bは、光電変換された電荷を蓄積する。
時刻TA3では、制御信号TXA21およびTXB21がハイレベルパルスになり、転送トランジスタ406Aおよび406Bは、ハイレベル期間では、オンになる。すると、転送トランジスタ406Aおよび406Bは、それぞれ、フォトダイオード302Aおよびフォトダイオード302Bに蓄積されている電荷を保持部402Aおよび402Bに転送する。制御信号TXA21およびTXB21がローレベルになると、転送トランジスタ406Aおよび406Bがオフになり、第2回の電荷蓄積期間が終了する。時刻TA2〜TA3は、第2回の電荷蓄積期間である。
時刻TA4では、オートフォーカス枠の中の1行目の画素207において、制御信号TXA22がハイレベルパルスになり、転送トランジスタ408Aは、ハイレベル期間では、オンになる。すると、転送トランジスタ408Aは、保持部402Aに蓄積されている電荷をFD404に転送する。FD404は、フォトダイオード302Aの電荷を保持する。また、制御信号SEL2がハイレベルパルスになり、選択トランジスタ412は、ハイレベル期間では、オンになる。すると、増幅トランジスタ410は、FD404に保持されている電荷量に基づくA像の1行目の信号を、選択トランジスタ412を介して、列信号線208bに出力する。
次に、オートフォーカス枠の中の1行目の画素207において、制御信号TXB22がハイレベルパルスになり、転送トランジスタ408Bは、ハイレベル期間では、オンになる。すると、転送トランジスタ408Bは、保持部402Bに蓄積されている電荷をFD404に転送する。FD404は、フォトダイオード302Aおよび302Bの電荷を混合し、その混合した電荷を保持する。また、制御信号SEL2がハイレベルパルスになり、選択トランジスタ412は、ハイレベル期間では、オンになる。すると、増幅トランジスタ410は、FD404に保持されている電荷量に基づくAB像の1行目の信号を、選択トランジスタ412を介して、列信号線208bに出力する。
次に、オートフォーカス枠の中の2行目の画素207において、制御信号TXA22がハイレベルパルスになり、転送トランジスタ408Aは、ハイレベル期間では、オンになる。すると、転送トランジスタ408Aは、保持部402Aに蓄積されている電荷をFD404に転送する。FD404は、フォトダイオード302Aの電荷を保持する。また、制御信号SEL2がハイレベルパルスになり、選択トランジスタ412は、ハイレベル期間では、オンになる。すると、増幅トランジスタ410は、FD404に保持されている電荷量に基づくA像の2行目の信号を、選択トランジスタ412を介して、列信号線208bに出力する。
次に、オートフォーカス枠の中の2行目の画素207において、制御信号TXB22がハイレベルパルスになり、転送トランジスタ408Bは、ハイレベル期間では、オンになる。すると、転送トランジスタ408Bは、保持部402Bに蓄積されている電荷をFD404に転送する。FD404は、フォトダイオード302Aおよび302Bの電荷を混合し、その混合した電荷を保持する。また、制御信号SEL2がハイレベルパルスになり、選択トランジスタ412は、ハイレベル期間では、オンになる。すると、増幅トランジスタ410は、FD404に保持されている電荷量に基づくAB像の2行目の信号を、選択トランジスタ412を介して、列信号線208bに出力する。
時刻TA4〜TA5では、撮像素子100は、上記のA像の画像信号とAB像の画像信号の出力動作を、オートフォーカス枠の中の1行目からN2行目まで順に繰り返す。このA像の画像信号とAB像の画像信号は、オートフォーカス用画像の画像信号として使用される。
図7は、撮像システム120の制御方法を示すフローチャートである。ステップS701では、制御演算部102は、ユーザにより操作部110に含まれる電源釦がオンにされた後、ユーザにより操作部110に含まれる静止画記録釦がオンにされたことを検出すると、ステップS703に進む。なお、制御演算部102は、静止画記録釦がオンにされている間は静止画記録を続ける(連写撮影を行う)。
ステップS703では、制御演算部102は、撮像用画像の条件設定を行う。例えば、条件設定は、撮像素子100に対するISOの設定、絞り駆動回路113に対する絞り値の設定、記録画像領域の設定、および位相差情報を取得するか否かの設定等である。制御演算部102は、設定された記録画像領域および位相差情報取得の有無に応じて、上記の増幅トランジスタ409の出力期間TR1を決定する。
次に、ステップS704では、制御演算部102は、オートフォーカス用画像の条件設定を行う。例えば、条件設定は、撮像素子100に対するISOの設定、および絞り駆動回路113に対する絞り値の設定等に加え、オートフォーカス枠の設定、および加算や間引き等の読み出しの方法の設定である。オートフォーカス枠は、オートフォーカス用画像信号を読み出すための領域である。制御演算部102は、設定されたオートフォーカス枠および読み出し方法に応じて、上記の増幅トランジスタ410の出力期間TR2を決定する。
ここで、静止画連写時のコマ速が決まっており、1枚の画像取得にかけられる時間をTRとする。撮影用画像の電荷蓄積期間EX1は、図5の時刻TA0〜TA1の期間である。オートフォーカス用画像の電荷蓄積期間EX2は、図5の時刻TA2〜TA3の期間である。駆動時間TFは、レンズ駆動回路112の駆動時間である。撮影用画像の電荷蓄積期間EX1と、オートフォーカス用画像の電荷蓄積期間EX2と、増幅トランジスタ409の出力期間TR1と、増幅トランジスタ410の出力期間TR2は、式(1)および(2)の関係を有するように、設定される。
TR≧EX1+TR1 ・・・(1)
TR−EX1≧EX2+TR2+TF ・・・(2)
次に、ステップS705では、制御演算部102は、オートフォーカス用画像の電荷蓄積期間EX2の開始タイミングの設定を行う。撮像システム120は、式(2)を満たす条件で、次に撮影する静止画(撮像用画像)の直前にAF用画像を撮影することにより、オートフォーカスタイムラグを短くすることができる。そこで、制御演算部102は、TR−TR2−TFの値を基に、オートフォーカス用画像の電荷蓄積期間EX2の開始タイミングを設定する。
次に、ステップS706では、制御演算部102は、フォトダイオード302Aおよび302Bが撮像用画像の電荷蓄積を開始するように制御する。制御演算部102は、制御信号OFDにより、フォトダイオード302Aおよび302Bの電荷を排出させ、絞り値とISOに応じて、電荷蓄積期間EX1、フォトダイオード302Aおよび302Bが電荷蓄積を行うように制御する。この処理は、図5の時刻TA0〜TA1の処理に対応する。
次に、ステップS707では、画素207は、撮像用画像信号を列信号線208aに出力する。この処理は、図5の時刻TA2〜TA7の処理に対応する。
次に、ステップS708では、制御演算部102は、現タイミングがステップS705で決定したAF用画像の電荷蓄積期間EX2の開始タイミングになったか否かを判定する。制御演算部102は、現タイミングがAF用画像の電荷蓄積期間EX2の開始タイミングになっていない場合には待機し、現タイミングがAF用画像の電荷蓄積期間EX2の開始タイミングになった場合には、ステップS709に進む。
ステップS709では、制御演算部102は、フォトダイオード302Aおよび302Bがオートフォーカス用画像の電荷蓄積を開始するように制御する。制御演算部102は、制御信号OFDにより、フォトダイオード302Aおよび302Bの電荷を排出させ、電荷蓄積期間EX2、フォトダイオード302Aおよび302Bが電荷蓄積を行うように制御する。この処理は、図5の時刻TA2〜TA3の処理に対応する。
次に、ステップS710では、画素207は、AF用画像信号を列信号線208bに出力する。この処理は、図5の時刻TA4〜TA5の処理に対応する。
次に、ステップS711では、処理回路101は、AF用画像のAB像の画像信号からAF用画像のA像の画像信号を減算することにより、AF用画像のB像の画像信号を得る。制御演算部102は、A像の画像信号とB像の画像信号を比較することにより、A像とB像の位相差を検出し、位相差に応じて、オートフォーカス情報を演算し、オートフォーカス情報をレンズ駆動回路112に出力する。
次に、ステップS712では、レンズ駆動回路112は、オートフォーカス情報を基に、レンズアクチュエータ114を介して、フォーカスレンズ118の焦点を調節する。これにより、オートフォーカスが実現される。
次に、ステップS713では、制御演算部102は、画素207が撮像用画像信号を列信号線208aに出力する処理を終了したか否かを判定する。この処理は、図5の時刻TA7の処理に対応する。制御演算部102は、画素207が撮像用画像信号を列信号線208aに出力する処理を終了していない場合には待機し、画素207が撮像用画像信号を列信号線208aに出力する処理を終了した場合には、ステップS714に進む。
ステップS714では、処理回路101は、撮像用画像信号に対して、静止画の現像処理として、ノイズを軽減するローパスフィルタ処理、シェーディング処理、ホワイトバランス処理、および補正処理等を行い、静止画信号を出力する。
次に、ステップS715では、制御演算部102は、静止画信号を記録媒体108に記録し、静止画信号を表示部107にライブビュー表示する。
次に、ステップS716では、制御演算部102は、静止画記録釦がオフになったか否かを判定する。制御演算部102は、静止画記録釦がオフになっていない場合には、ステップS706へ戻り、静止画撮影処理を繰り返す。また、制御演算部102は、静止画記録釦がオフになった場合には、ステップS717に進み、図7の処理を終了する。
以上のように、撮像素子100は、撮像用画像として、FD403を用いて、AB像の画像信号を出力する。なお、撮像素子100は、撮像用画像として、A像の画像信号とB像の画像信号を出力してもよい。
また、撮像素子100は、オートフォーカス用画像として、FD404を用いて、A像の画像信号とAB像の画像信号を出力する。なお、撮像素子100は、オートフォーカス用画像として、A像の画像信号とB像の画像信号を出力してもよい。B像の画像信号は、フォトダイオード302Bの電荷に基づく画像信号である。
また、オートフォーカス用画像の電荷蓄積期間の開始時刻は、転送トランジスタ405Aおよび405Bの転送直後の時刻TA2に限定されず、時刻TA2より後であってもよい。
また、オートフォーカス枠は、画素領域201内の全画素207の領域、または、画素領域201内の全画素207のうちの一部の画素207の領域である。すなわち、オートフォーカス枠は、画素領域201内の全画素207のうちの少なくとも一部の画素207の領域である。
また、撮像素子100は、オートフォーカス用画像として、複数行の画素207の画像信号を間引いて読み出してもよい。すなわち、時刻TA4〜TA5の出力期間では、複数の画素207のうちの所定間隔おきの画素は、A像の画像信号とAB像の画像信号を列信号線208bに順に出力する。
また、撮像素子100は、オートフォーカス用画像として、複数行の画素207の電荷を混合した信号を読み出してもよい。すなわち、時刻TA4〜TA5の出力期間では、複数の画素207のうちの一部の画素は、自己の画素の電荷と他の画素の電荷とを混合した後に、A像の画像信号とAB像の画像信号を列信号線208bに順に出力する。
また、オートフォーカス枠は、主被写体の枠でもよい。撮像素子100は、オートフォーカス用画像として読み出す行数を減らすことにより、オートフォーカス用画像信号の読み出し時間を短くすることができる。これにより、撮像素子100は、時刻TA2〜TA3のオートフォーカス用画像の電荷蓄積期間の開始を遅らせ、時刻TB0からの撮像用画像の電荷蓄積期間に対し、オートフォーカスタイムラグを短くすることができる。
なお、撮像素子100は、デジタルカメラ、ビデオカメラの他、スマートフォン、タブレット、工業用カメラ、医療用カメラ、車載カメラ等に適用可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100 撮像素子、208a,208b 列信号線、302A,302B フォトダイオード

Claims (11)

  1. 各々が光電変換を行う第1および第2の光電変換部を有する複数の画素と、
    前記複数の画素に接続可能な第1の信号線と、
    前記複数の画素に接続可能な第2の信号線とを有し、
    前記複数の画素は、
    第1の蓄積期間では、前記第1および第2の光電変換部が光電変換された電荷を蓄積し、
    前記第1の蓄積期間の後の第1の出力期間では、前記第1の蓄積期間の電荷に基づく画像信号を前記第1の信号線に順に出力し、
    前記複数の画素のうちの少なくとも一部の画素は、
    前記第1の蓄積期間の後の第2の蓄積期間では、前記第1の出力期間の出力と並列に、前記第1および第2の光電変換部が光電変換された電荷を蓄積し、
    前記第2の蓄積期間の後の第2の出力期間では、前記第1の出力期間の出力と並列に、前記第2の蓄積期間の電荷に基づく画像信号を前記第2の信号線に順に出力することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記複数の画素は、前記第1の出力期間では、前記第1の蓄積期間における前記第1および第2の光電変換部の電荷に基づく第1の画像信号を前記第1の信号線に順に出力し、
    前記複数の画素のうちの少なくとも一部の画素は、前記第2の出力期間では、前記第2の蓄積期間における前記第1の光電変換部の電荷に基づく第2の画像信号と、前記第2の蓄積期間における第1および第2の光電変換部の電荷または第2の光電変換部の電荷に基づく第3の画像信号を前記第2の信号線に順に出力することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第2の出力期間は、前記第1の出力期間より短いことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記複数の画素のうちの一部の画素は、前記第2の出力期間では、前記第2の蓄積期間の電荷に基づく画像信号を前記第2の信号線に順に出力することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記複数の画素のうちのオートフォーカス枠の中の画素は、前記第2の出力期間では、前記第2の蓄積期間の電荷に基づく画像信号を前記第2の信号線に順に出力することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記複数の画素のうちの所定間隔おきの画素は、前記第2の出力期間では、前記第2の蓄積期間の電荷に基づく画像信号を前記第2の信号線に順に出力することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記複数の画素のうちの一部の画素は、前記第2の出力期間では、自己の画素の電荷と他の画素の電荷とを混合した後に、前記第2の蓄積期間の電荷に基づく画像信号を前記第2の信号線に順に出力することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記複数の画素の各々は、前記第1の光電変換部および前記第2の光電変換部に対応する1つのマイクロレンズを有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記複数の画素の各々は、
    前記第1の光電変換部の電荷を第1の保持部に転送する第1の転送スイッチと、
    前記第1の保持部の電荷を第2の保持部に転送する第2の転送スイッチと、
    前記第2の光電変換部の電荷を第3の保持部に転送する第3の転送スイッチと、
    前記第3の保持部の電荷を前記第2の保持部に転送する第4の転送スイッチと、
    前記第1の光電変換部の電荷を第4の保持部に転送する第5の転送スイッチと、
    前記第4の保持部の電荷を第5の保持部に転送する第6の転送スイッチと、
    前記第2の光電変換部の電荷を第6の保持部に転送する第7の転送スイッチと、
    前記第6の保持部の電荷を前記第5の保持部に転送する第8の転送スイッチとを有し、
    前記複数の画素は、前記第1の出力期間では、前記第2の保持部の電荷に基づく画像信号を前記第1の信号線に順に出力し、前記第2の出力期間では、前記第5の保持部の電荷に基づく画像信号を前記第2の信号線に順に出力することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 請求項2に記載の撮像装置と、
    前記第2の画像信号と前記第3の画像信号とを基に、フォーカスレンズの位置を制御する制御部と
    を有することを特徴とする撮像システム。
  11. 各々が光電変換を行う第1および第2の光電変換部を有する複数の画素と、
    前記複数の画素に接続可能な第1の信号線と、
    前記複数の画素に接続可能な第2の信号線とを有する撮像装置の制御方法であって、
    前記複数の画素が、第1の蓄積期間では、前記第1および第2の光電変換部が光電変換された電荷を蓄積するステップと、
    前記複数の画素が、前記第1の蓄積期間の後の第1の出力期間では、前記第1の蓄積期間の電荷に基づく画像信号を前記第1の信号線に順に出力するステップと、
    前記複数の画素のうちの少なくとも一部の画素が、前記第1の蓄積期間の後の第2の蓄積期間では、前記第1の出力期間の出力と並列に、前記第1および第2の光電変換部が光電変換された電荷を蓄積するステップと、
    前記複数の画素のうちの少なくとも一部の画素が、前記第2の蓄積期間の後の第2の出力期間では、前記第1の出力期間の出力と並列に、前記第2の蓄積期間の電荷に基づく画像信号を前記第2の信号線に順に出力するステップと
    を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
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