JP2020133310A - Construction method of post-construction anchor - Google Patents
Construction method of post-construction anchor Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020133310A JP2020133310A JP2019030297A JP2019030297A JP2020133310A JP 2020133310 A JP2020133310 A JP 2020133310A JP 2019030297 A JP2019030297 A JP 2019030297A JP 2019030297 A JP2019030297 A JP 2019030297A JP 2020133310 A JP2020133310 A JP 2020133310A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- anchor
- holding device
- construction
- hole
- grout
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
- Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Abstract
Description
本発明は、コンクリート構造体にアンカー筋を設置するあと施工アンカー施工方法に関する。 The present invention relates to a post-construction anchor construction method for installing anchor bars in a concrete structure.
従来よりコンクリート構造体に孔が空けられ、孔内にアンカー筋がグラウトにより固定される施工が行われている。例えば、特許文献１には、躯体側面に穿孔して、当該孔にグラウト材を充填し、排出口が形成された円環状の底部と、当該底部の周縁に沿って立設された壁部と、を備える型枠を、躯体側面上に穿孔を覆うように取り付け、アンカー筋を、型枠の底部を貫通して穿孔に所定の深さまで押し込んで、余分なグラウト材を排出口から排出させ、グラウト材が硬化した後に、型枠を撤去するあと施工アンカー施工方法が開示されている。
Conventionally, holes have been made in the concrete structure, and anchor bars have been fixed in the holes by grout. For example,
しかしながら、上記技術では、穿孔の奥までグラウトが充填されたか否か等の充填具合の管理が難しく、さらに、先に充填したグラウトの反発等によって、アンカー筋がうまく挿入できない等の問題があった。 However, with the above technique, it is difficult to control the filling condition such as whether or not the grout is filled to the depth of the perforation, and further, there is a problem that the anchor muscle cannot be inserted well due to the repulsion of the previously filled grout. ..
そこで、本発明は上記の問題点等に鑑みて為されたもので、その課題の一例は、孔の奥までグラウトを充填でき、かつ、アンカー筋を、孔内の所定位置に設置できるようにするあと施工アンカー施工方法を提供することを目的とする。 Therefore, the present invention has been made in view of the above problems and the like, and one example of the problem is that the grout can be filled deep into the hole and the anchor bar can be installed at a predetermined position in the hole. Post-construction The purpose is to provide an anchor construction method.
上記の課題を解決するために、請求項１に記載の発明は、棒状のアンカー筋に沿ってスライド可能に当該アンカー筋の先端部に取り付けられた、前記アンカー筋を保持する保持装置を、施工面に予め形成されたアンカー孔の孔底まで前記アンカー筋と共に押し込む押込ステップと、前記保持装置に設けられた注入孔から、前記孔底と前記保持装置との間にグラウトを注入する注入ステップと、前記グラウトの注入により前記保持装置が前記アンカー孔をスライドして前記施工面まで達したところで、前記グラウトの注入を止める注入中止ステップと、前記グラウトが硬化した後、前記施工面から前記保持装置を取り外す取外ステップと、を含むことを特徴とする。 In order to solve the above problems, the invention according to claim 1 constructs a holding device for holding the anchor bar, which is slidably attached to the tip of the anchor bar so as to be slidable along the rod-shaped anchor bar. A pushing step of pushing together with the anchor muscle to the bottom of an anchor hole formed in advance on the surface, and an injection step of injecting grout between the bottom of the hole and the holding device from an injection hole provided in the holding device. When the holding device slides the anchor hole to reach the construction surface by the injection of the grout, the injection stop step of stopping the injection of the grout and the holding device from the construction surface after the grout is cured. It is characterized by including a removal step for removing.
また、請求項２に記載の発明は、請求項１に記載のあと施工アンカー施工方法において、前記保持装置が、空気抜きの空気孔を更に有し、前記押込ステップにおいて、前記空気孔から空気を抜きながら、前記保持装置を押し込み、前記注入ステップにおいて、前記空気孔から前記グラウトが漏れ出た後に、前記空気孔を塞ぐことを特徴とする。
Further, in the invention according to
また、請求項３に記載の発明は、請求項２に記載のあと施工アンカー施工方法において、前記空気孔に空気管が取り付けられたことを特徴とする。
Further, the invention according to
また、請求項４に記載の発明は、請求項１から３のいずれか１項に記載のあと施工アンカー施工方法において、硬化後の前記グラウトから前記保持装置を取り外すための剥離手段を前記保持装置の面に施したことを特徴とする。
Further, in the invention according to
また、請求項５に記載の発明は、請求項１から４のいずれか１項に記載のあと施工アンカー施工方法において、前記保持装置の前記アンカー筋とのスライド面、および、前記保持装置の前記アンカー孔とのスライド面に、前記保持装置が、前記グラウトの漏れを止める止水手段を有することを特徴とする。
Further, the invention according to claim 5 is the slide surface of the holding device with the anchor bar and the holding device according to the post-construction anchor construction method according to any one of
また、請求項６に記載の発明は、請求項１から５のいずれか１項に記載のあと施工アンカー施工方法において、前記保持装置が、前記アンカー孔とのスライド性能が変化するスライド可変手段を有することを特徴とする。
Further, the invention according to claim 6 is a slide variable means in which the holding device changes the sliding performance with the anchor hole in the post-construction anchor construction method according to any one of
また、請求項７に記載の発明は、請求項１から５のいずれか１項に記載のあと施工アンカー施工方法において、前記アンカー筋を前記施工面側で保持する施工面用保持装置を取り付けることを特徴とする。
Further, the invention according to
本発明によれば、棒状のアンカー筋に沿ってスライド可能に当該アンカー筋の先端部に取り付けられた、アンカー筋を保持する保持装置を、施工面に予め形成されたアンカー孔の孔底までアンカー筋と共に押し込み、保持装置に設けられた注入孔から、孔底と保持装置との間にグラウトを注入し、グラウトの注入により保持装置がアンカー孔をスライドして施工面まで達したところで、グラウトの注入を止め、グラウトが硬化した後、施工面から保持装置を取り外すことにより、孔の奥までグラウトを充填でき、かつ、アンカー筋を、孔内の所定位置に設置できる。 According to the present invention, a holding device for holding an anchor muscle, which is slidably attached to the tip of the anchor muscle along a rod-shaped anchor muscle, is anchored to the bottom of an anchor hole formed in advance on the construction surface. Push in together with the streaks, inject grout between the bottom of the hole and the holding device from the injection hole provided in the holding device, and when the holding device slides the anchor hole to reach the construction surface by injecting the grout, the grout After the injection is stopped and the grout is hardened, the grout can be filled deep into the hole by removing the holding device from the construction surface, and the anchor bar can be installed at a predetermined position in the hole.
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、保持装置に対して本発明を適用した場合の実施形態である。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. The embodiment described below is an embodiment when the present invention is applied to the holding device.
［１．保持装置の構成および機能概要］
まず、本発明の一実施形態に係る保持装置の構成および概要機能について、図１から図４を用いて説明する。
[1. Outline of holding device configuration and functions]
First, the configuration and outline function of the holding device according to the embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 to 4.
図１は、本実施形態に係る保持装置を模式的に示す斜視図である。図２は、図１における保持装置を模式的に示す平面図である。図３Ａは、保持装置のアンカー筋への取り付けを示す説明図である。図３Ｂは、保持装置のアンカー筋への取り付けを示す説明図である。図４は、既存コンクリート構造体に形成されたアンカー孔を模式的に示す縦断側面図である。 FIG. 1 is a perspective view schematically showing a holding device according to the present embodiment. FIG. 2 is a plan view schematically showing the holding device in FIG. FIG. 3A is an explanatory view showing attachment of the holding device to the anchor bar. FIG. 3B is an explanatory view showing attachment of the holding device to the anchor bar. FIG. 4 is a longitudinal side view schematically showing an anchor hole formed in an existing concrete structure.
図１および図２に示すように、本実施形態に係る保持装置１０は、アンカー筋２０を保持するための保持孔１１と、空気を抜くための空気孔１２と、グラウトを注入するための注入孔１３とを有する。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
図３Ａおよび図３Ｂに示すように、保持装置１０の保持孔１１は、アンカー筋２０の先端部を保持する。空気孔１２には、空気を抜くためのエア抜き管ｐ１（空気管の一例）が取り付けられる。注入孔１３には、グラウトを注入する注入ガンを接続するための注入管ｐ２が取り付けられる。エア抜き管ｐ１および注入管ｐ２は、例えば、可撓性のチューブやホース、または、硬質なパイプである。
As shown in FIGS. 3A and 3B, the holding hole 11 of the
保持装置１０は、アンカー孔に挿入可能な形状を有する。例えば、図４に示すように、既存コンクリート構造体１の施工面２に、コアドリル等により、円形に空けられたアンカー孔３の場合、保持装置１０は、円柱形を有し、アンカー孔３の大きさ程度の外径である。保持装置１０の外側である円柱面は、アンカー孔３と接するスライド面になる。
The
また、保持装置１０は、中心部分にアンカー筋２０の横断面形状の保持孔１１を有するリング形状になる。例えば、アンカー筋２０の横断面形状が円形の場合、保持孔１１は、アンカー筋２０の横断面形状の大きさ程度の円形の孔である。保持孔１１は、アンカー筋２０と接するスライド面になる。
Further, the holding
保持装置１０は、アンカー孔３と接する保持装置１０の外側のスライド面、および、アンカー筋２０と接する保持装置１０の内側のスライド面からグラウトが漏れなく、アンカー孔３内をスライドでき、棒状のアンカー筋２０に沿ってスライドできる材質が好ましい。この材質は、グラウトの漏れを止める止水手段の一例で、例えば、ゴム、スポンジ等の軟質の材質が好ましい。また、アンカー筋２０が、リブや節等の凹凸を備えた異形鉄筋の場合、アンカー筋２０の表面の形状に合わせて、保持装置１０の内側が変形して、アンカー筋２０に沿ってスライドできる材質が好ましい。また、保持装置１０の外側は、アンカー孔の内壁面の凹凸があっても、グラウトの漏れを防止し、アンカー孔の内壁をスライドできる材質が好ましい。
The holding
また、空気孔１２に取り付けられたエア抜き管ｐ１が抜かれると、空気孔１２が塞がれて、グラウトが漏れ出なくなるような機能を、保持装置１０は有してもよい。例えば、保持装置１０に弾力性があり、エア抜き管ｐ１が抜かれると空気孔１２が塞がる構造である。
Further, the holding
グラウトは、例えば無収縮モルタル、合成樹脂等である。グラウトは、注入ガンにセットされ、注入管ｐ２および注入孔１３を介して注入される。
The grout is, for example, non-shrink mortar, synthetic resin, or the like. The grout is set in the injection gun and injected through the injection tube p2 and the
［２．あと施工アンカーの施工手順］
次に、既存コンクリート構造体に、アンカー筋を施工する作業手順ついて、図を用いて説明する。
[2. Post-construction anchor construction procedure]
Next, the work procedure for constructing the anchor reinforcement on the existing concrete structure will be described with reference to the drawings.
図５は、実施形態に係るあと施工アンカーの施工手順のフローチャートである。図６Ａから図６Ｇは、実施形態に係るあと施工アンカーの施工手順の説明図である。 FIG. 5 is a flowchart of a post-construction anchor construction procedure according to the embodiment. 6A to 6G are explanatory views of the construction procedure of the post-construction anchor according to the embodiment.
先ず、図４に示すように、既存コンクリート構造体１に、施工面２に対して、コアドリル、ハンマードリル等のドリルで、孔底４まで、所定の深さのアンカー孔３を空ける。施工面２に対してアンカー孔３が形成される。保持装置１０が、スライドしやすいようにアンカー孔３内を清掃してもよい。
First, as shown in FIG. 4, an
図５に示すように、保持装置１０がアンカー筋２０に取り付けられる（ステップＳ１）。例えば、図３Ａおよび図３Ｂに示すように、アンカー筋２０の先端部が、保持装置１０の保持孔１１に挿入される。
As shown in FIG. 5, the holding
なお、グラウトｇが触れる保持装置１０の面に、グラウトｇから剥がれやすいように、グリス等の剥離剤が塗られたり、剥離材が貼られたりしてもよい。
The surface of the holding
このように、硬化後のグラウトｇから保持装置１０を取り外すための剥離手段を保持装置１０の面に施す作業が行われてもよい。
In this way, the work of applying the peeling means for removing the holding
次に、アンカー孔３の孔底４に保持装置１０が当たるまで、アンカー筋２０が取り付けられた保持装置１０が押し込まれる（ステップＳ２）。例えば、図６Ａに示すように、アンカー筋２０の先端部と反対の端が作業者の手に持たれ、作業者が保持装置１０とアンカー筋２０とを、アンカー孔３に押し込む。図６Ｂに示すように、アンカー孔３の孔底４まで、保持装置１０が押し込まれる。このとき、孔底４と保持装置１０との間の空気が、空気孔１２からエア抜き管ｐ１を介して、排出される。空気が排出されることにより、保持装置１０が孔底４まで押し込みやすくなり、孔底４と保持装置１０とが密接しやすくなる。
Next, the holding
このように、棒状のアンカー筋２０に沿ってスライド可能に当該アンカー筋２０の先端部に取り付けられた、アンカー筋２０を保持する保持装置１０を、施工面２に予め形成されたアンカー孔３の孔底４までアンカー筋２０と共に押し込む作業が行われる。また、空気孔１２から空気を抜きながら、保持装置１０を押し込む作業が行われてもよい。
In this way, the holding
次に、グラウトｇが注入される（ステップＳ３）。例えば、図６Ｂに示すように、注入ガンにより、グラウトｇが、注入管ｐ２を介して、注入孔１３から、孔底４と保持装置１０との間に注入される。図６Ｃに示すように、グラウトｇの注入圧力により、保持装置１０が、アンカー筋２０に沿って、アンカー孔３をスライドし始める。なお、グラウトｇが、グラウトポンプで注入されてもよい。
Next, grout g is injected (step S3). For example, as shown in FIG. 6B, the grout g is injected from the
このように、保持装置１０に設けられた注入孔１３から、孔底４と保持装置１０との間にグラウトｇを注入する作業が行われる。
In this way, the work of injecting grout g between the
次に、エア抜き管ｐ１からのグラウトｇの漏出確認後、空気孔１２を塞ぐ（ステップＳ４）。図６Ｃに示すように、グラウトｇの注入圧力により、孔底４と保持装置１０との間を充満したグラウトｇが、保持装置１０の空気孔１２からエア抜き管ｐ１を介して、漏れ出てくる。エア抜き管ｐ１からのグラウトｇが漏れ出るのを確認したら、空気孔１２を塞ぐ。例えば、エア抜き管ｐ１を塞いだり、エア抜き管ｐ１を抜くことで保持装置１０の弾力で空気孔１２を塞いだりする。
Next, after confirming the leakage of grout g from the air bleeding pipe p1, the air hole 12 is closed (step S4). As shown in FIG. 6C, the grout g that fills the space between the
このように、空気孔１２からグラウトｇが漏れ出た後に、空気孔１２を塞ぐ作業が行われてもよい。 In this way, after the grout g leaks from the air hole 12, the work of closing the air hole 12 may be performed.
図６Ｄおよび図６Ｅに示すように、アンカー筋２０がアンカー孔３に残ったまま、グラウトｇの注入圧力により、保持装置１０が、アンカー筋２０に沿ってアンカー孔３内を施工面２の方に、グラウトｇの注入に合わせてスライドしていく。
As shown in FIGS. 6D and 6E, the holding
次に、施工面２に保持装置１０が達したところで注入を止める（ステップＳ５）。図６Ｆに示すように、保持装置１０が施工面２に達したところで、グラウトｇの注入を止める。注入管ｐ２が外され、保持装置１０が施工面２に残されたまま、グラウトｇに対する型枠の機能を有する。
Next, the injection is stopped when the holding
このように、グラウトｇの注入により保持装置１０がアンカー孔３をスライドして施工面２まで達したところで、グラウトｇの注入を止める作業が行われる。
In this way, when the holding
次に、グラウトｇの硬化後、保持装置１０を外す（ステップＳ６）。図６Ｇに示すように、キャップの役割をしていた保持装置１０が、施工面２から外される。
Next, after the grout g is cured, the holding
次に、施工面２に処理を行う（ステップＳ７）。保持装置１０があったところには、金具を嵌めたり、シーリング処理をしたりする。
Next, the
上記一連の作業を、機械が行ってもよい。また、注入作業において、使用するグラウトｇの重量、粘性等のグラウトｇの性質に応じて、グラウトポンプの圧力を調節してもよい。また、保持装置１０とアンカー孔３面の摩擦、スライド具合に応じて、グラウトポンプの圧力を調節してもよい。
The machine may perform the above series of operations. Further, in the injection operation, the pressure of the grout pump may be adjusted according to the properties of the grout g such as the weight and viscosity of the grout g used. Further, the pressure of the grout pump may be adjusted according to the friction between the holding
以上説明したように、実施形態に係るあと施工アンカー施工方法によれば、棒状のアンカー筋２０に沿ってスライド可能にアンカー筋２０の先端部に取り付けられた、アンカー筋２０を保持する保持装置１０を、施工面２に予め形成されたアンカー孔３の孔底４までアンカー筋２０と共に押し込み、保持装置１０に設けられた注入孔１３から、孔底４と保持装置１０との間にグラウトｇを注入し、グラウトｇの注入により保持装置１０がアンカー孔３をスライドして施工面２まで達したところで、グラウトｇの注入を止め、グラウトｇが硬化した後、施工面２から保持装置１０を取り外すことにより、アンカー孔３の奥までグラウトｇを充填でき、かつ、アンカー筋２０を、アンカー孔３内の所定位置に設置できる。特に、アンカー孔３の中心部分にアンカー筋を設置できる。
As described above, according to the post-construction anchor construction method according to the embodiment, the holding
保持装置１０が、施工面２付近に残り蓋として機能するので、アンカー孔が横向きでも、上向きでも施工可能である。
Since the holding
保持装置１０が、空気抜きの空気孔１２を更に有し、空気孔１２から空気を抜きながら保持装置１０を押し込み、空気孔１２からグラウトｇが漏れ出た後に、空気孔１２を塞ぐ場合、アンカー孔３の奥までグラウトｇを、より充填できる。
When the holding
空気孔１２にエア抜き管ｐ１が取り付けられた場合、アンカー孔３の外からグラウトｇの充填が確認しやすくなる。なお、エア抜き管ｐ１の長さは、少なくともアンカー孔３の深さより長いことが好ましい。
When the air bleeding pipe p1 is attached to the air hole 12, it becomes easy to confirm the filling of the grout g from the outside of the
硬化後のグラウトｇから保持装置１０を取り外すための剥離手段を保持装置１０の面に施した場合、硬化したグラウトｇから保持装置１０を容易に取り外すことができる。
When the surface of the holding
［３．保持装置１０の変形例］
次に、保持装置１０の変形例について図を用いて説明する。
図７Ａおよび図７Ｂは、保持装置１０の第１変形例を示す模式図である。
[3. Modification example of holding device 10]
Next, a modified example of the holding
7A and 7B are schematic views showing a first modification of the holding
図７Ａおよび図７Ｂに示すように、アンカー筋２０を施工面２付近で保持する保持装置３０を更に備えてもよい。保持装置３０は、保持装置１０とほぼ同じ構成を有するが、アンカー孔３内をスライドしなくてもよいので、アンカー孔３と接する保持装置３０の外側は異なる構成でもよい。なお、図においてエア抜き管ｐ１は、省略してある。
As shown in FIGS. 7A and 7B, a holding
保持装置１０がアンカー孔３の孔底４まで押し込まれ、グラウトｇが注入管ｐ２から注入されると、図７Ａおよび図７Ｂに示すように、保持装置１０は、アンカー筋２０に沿ってアンカー孔３内をスライドするが、保持装置３０は、グラウトｇの圧力を受けないので施工面２付近で動かない。保持装置１０がスライドしているとき、保持装置３０の空気孔からは、保持装置１０および保持装置３０間の空気が排出される。
When the holding
保持装置１０が施工面２に達するまでグラウトｇが注入される。このとき、保持装置３０が、保持装置１０により押されてアンカー筋２０をスライドして施工面２の外へ押し出されてもよい。
Grout g is injected until the holding
アンカー筋２０を施工面２側で保持する施工面２用の保持装置３０を取り付ける場合、保持装置１０および保持装置３０により、アンカー筋２０を保持するので、アンカー筋２０がよりアンカー孔３の中心軸付近に設置されやすくなる。
When the holding
次に、保持装置１０の第２変形例について図を用いて説明する。
図８は、保持装置１０の第２変形例を示す模式図である。
Next, a second modification of the holding
FIG. 8 is a schematic view showing a second modification of the holding
図８に示すように、保持装置１０よりも、アンカー筋２０の長軸方向に長い本体を備える保持装置１０Ａでもよい。施工面用保持装置の一例である保持装置１０Ａは、保持装置３０のような機能も有する。保持装置１０Ａが、アンカー筋２０が長いので、アンカー筋２がよりアンカー孔３の中心軸付近に設置されやすくなる。
As shown in FIG. 8, a holding device 10A having a main body longer than the holding
次に、保持装置の第３変形例について図を用いて説明する。
図９は、保持装置の第３変形例を模式的に示す平面図である。
Next, a third modification of the holding device will be described with reference to the drawings.
FIG. 9 is a plan view schematically showing a third modification of the holding device.
図９に示すように、保持装置１０Ｂの外側のスライド面または内側のスライド面に、保持装置１０は、グラウトｇを止水できる止水部ｂ１、ｂ２を備えてもよい。止水手段の一例である止水部ｂ１、ｂ２は、例えば、ブラシやスポンジ等である。止水性を高めるためブラシが複数段、アンカー筋２０の長軸方向に並んでいてもよい。硬い保持装置１０Ｂ本体に、可撓性の止水部ｂ１、ｂ２が設置されていてもよい。
As shown in FIG. 9, the holding
保持装置１０Ｂのアンカー筋２０とのスライド面、および、保持装置１０Ｂのアンカー孔３とのスライド面に、保持装置１０Ｂが、グラウトｇの漏れを止める止水部ｂ１、ｂ２を有する場合、グラウトｇの漏れを、より防止することができる。特に、ブラシやスポンジのように止水部ｂ１、ｂ２が可撓性の場合、アンカー筋２０の面に凹凸があったり、アンカー孔３の面に凹凸があっても、グラウトｇの漏れを止めながら、保持装置１０Ｂがスライドしやすくなる。
When the holding device 10B has water stopping portions b1 and b2 for stopping the leakage of the grout g on the sliding surface of the holding device 10B with the
なお、保持装置１０の変形例として、空気等でより膨らむ材質でもよい。この場合、例えば、アンカー筋２０の先端部に、リング形状の保持装置の中心部に挿入して、空気等により膨らませて取り付ける。十分膨らませていない保持装置１０が孔底４まで押し込まれた後、グラウトｇを止水でき、かつ、スライドできる程度まで保持装置１０を膨らませる。膨らませることにより、保持装置のスライド性能が変化する。
As a modification of the holding
保持装置が、アンカー孔３とのスライド性能が変化するスライド可変手段を有する場合、例えば、押し込む際に保持装置をアンカー孔に挿入され易くするために、スライド性能を高め、注入する際にはグラウトを止水できる程度にスライド性能を落とすことで、押し込みやすくなる。また、アンカー孔の内壁の状態によって、保持装置の大きさを調整できるので、施工しやすくなる。
When the holding device has a slide variable means for changing the sliding performance with the
さらに、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではない。上記各実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。 Furthermore, the present invention is not limited to each of the above embodiments. Each of the above embodiments is an example, and any one having substantially the same configuration as the technical idea described in the claims of the present invention and exhibiting the same action and effect may be used. It is included in the technical scope of the present invention.
２：施工面、３：アンカー孔、４：孔底、１０：保持装置、２０：アンカー筋、ｇ：グラウト
2: Construction surface, 3: Anchor hole, 4: Hole bottom, 10: Holding device, 20: Anchor muscle, g: Grout
Claims (7)
前記保持装置に設けられた注入孔から、前記孔底と前記保持装置との間にグラウトを注入する注入ステップと、
前記グラウトの注入により前記保持装置が前記アンカー孔をスライドして前記施工面まで達したところで、前記グラウトの注入を止める注入中止ステップと、
前記グラウトが硬化した後、前記施工面から前記保持装置を取り外す取外ステップと、
を含むことを特徴とするあと施工アンカー施工方法。 Pushing the holding device for holding the anchor bar, which is slidably attached to the tip of the anchor bar along the rod-shaped anchor bar, together with the anchor bar to the bottom of the anchor hole formed in advance on the construction surface. Steps and
An injection step of injecting grout between the bottom of the hole and the holding device from an injection hole provided in the holding device.
When the holding device slides the anchor hole by the injection of the grout and reaches the construction surface, the injection stop step of stopping the injection of the grout and the injection stop step.
After the grout has hardened, the removal step of removing the holding device from the construction surface and
Post-construction anchor construction method characterized by including.
前記保持装置が、空気抜きの空気孔を更に有し、
前記押込ステップにおいて、前記空気孔から空気を抜きながら、前記保持装置を押し込み、
前記注入ステップにおいて、前記空気孔から前記グラウトが漏れ出た後に、前記空気孔を塞ぐことを特徴とするあと施工アンカー施工方法。 In the post-construction anchor construction method according to claim 1,
The holding device further has an air vent for air vents.
In the pushing step, the holding device is pushed in while removing air from the air holes.
A post-construction anchor construction method characterized in that, in the injection step, after the grout leaks from the air holes, the air holes are closed.
前記空気孔に空気管が取り付けられたことを特徴とするあと施工アンカー施工方法。 In the post-construction anchor construction method according to claim 2,
A post-construction anchor construction method characterized in that an air pipe is attached to the air hole.
硬化後の前記グラウトから前記保持装置を取り外すための剥離手段を前記保持装置の面に施したことを特徴とするあと施工アンカー施工方法。 In the post-construction anchor construction method according to any one of claims 1 to 3,
A post-construction anchor construction method, characterized in that the surface of the holding device is provided with a peeling means for removing the holding device from the cured grout.
前記保持装置の前記アンカー筋とのスライド面、および、前記保持装置の前記アンカー孔とのスライド面に、前記保持装置が、前記グラウトの漏れを止める止水手段を有することを特徴とするあと施工アンカー施工方法。 In the post-construction anchor construction method according to any one of claims 1 to 4,
Post-construction, characterized in that the holding device has a water stopping means for stopping the leakage of the grout on the sliding surface of the holding device with the anchor bar and the sliding surface of the holding device with the anchor hole. Anchor construction method.
前記保持装置が、前記アンカー孔とのスライド性能が変化するスライド可変手段を有することを特徴とするあと施工アンカー施工方法。 In the post-construction anchor construction method according to any one of claims 1 to 5,
A post-construction anchor construction method, wherein the holding device has a slide variable means for changing the slide performance with the anchor hole.
前記アンカー筋を前記施工面側で保持する施工面用保持装置を取り付けることを特徴とするあと施工アンカー施工方法。 In the post-construction anchor construction method according to any one of claims 1 to 5,
A post-construction anchor construction method, characterized in that a construction surface holding device for holding the anchor bar on the construction surface side is attached.
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2019030297A JP2020133310A (en) | 2019-02-22 | 2019-02-22 | Construction method of post-construction anchor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2019030297A JP2020133310A (en) | 2019-02-22 | 2019-02-22 | Construction method of post-construction anchor |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2020133310A true JP2020133310A (en) | 2020-08-31 |
Family
ID=72262530
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2019030297A Pending JP2020133310A (en) | 2019-02-22 | 2019-02-22 | Construction method of post-construction anchor |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2020133310A (en) |
-
2019
- 2019-02-22 JP JP2019030297A patent/JP2020133310A/en active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP3128105B1 (en) | Method for injecting injection filler into concrete structure and syringe therefor | |
| JP2016089404A (en) | Grout method for cast-in-place concrete pile | |
| US10352016B2 (en) | Method and apparatus for sealing and structurally renewing a wall of a manhole | |
| JP2016145466A (en) | Exhaust drainage/injection hose and tunnel crown construction method using the same | |
| JP2020133310A (en) | Construction method of post-construction anchor | |
| JP2017082478A (en) | Anchor pin, installation method thereof and anchor pin installation structure | |
| JP6110156B2 (en) | Construction method of high bearing capacity pile | |
| JP4530378B2 (en) | Seismic reinforcement method for masonry wall and masonry wall reinforcement used therefor | |
| JP7081940B2 (en) | Micro pile method using a gap blocker | |
| JP5485810B2 (en) | Injection method and equipment | |
| KR101771670B1 (en) | Grouting apparatus and method of the same | |
| JP4336169B2 (en) | How to install rock bolts | |
| JP5973931B2 (en) | Construction method of high bearing capacity pile | |
| KR101122139B1 (en) | A cylindrical removable packer with opened entrance and soil nailing method with the same | |
| JP6068285B2 (en) | Post-installation anchor fixing method | |
| JP3032773U (en) | Pipe for injection of ground improvement material | |
| JP5026829B2 (en) | Seismic reinforcement facilities and methods for seismic reinforcement of masonry walls | |
| JP6634251B2 (en) | Pile foundation structure, ready-made pile burying device, method of constructing pile foundation structure using said ready-made pile burying device | |
| JP7216230B2 (en) | Gap blocker used in the micropile construction method | |
| JP3016452U (en) | Waterstop injection tool | |
| JP2017048645A (en) | Pipe for injecting filler into reinforcement joint sleeve | |
| JP2017048586A (en) | Method for injecting chemical fluid in artesian groundwater | |
| JP2004339883A (en) | Injecting hose apparatus for concrete construction | |
| JP5752822B2 (en) | Filler leakage prevention device | |
| JP2015021369A (en) | Pile |