JP2020079135A - 製本装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シート束の搬送不良を防ぐことができる製本装置を提供する。【解決手段】排出部Dは、製本手段から搬送されるシート束Saが載置され、シート束Saを搬送経路に沿って移動させる昇降トレイ92を有する。排出部Dは、昇降トレイ92より搬送経路の下流側に位置し、搬送経路に沿った摺動面93aを有し、昇降トレイ92が当接位置D2よりも移動した場合に、昇降トレイ92に載置されたシート束Saが摺動面93aを摺動するスロープ93を有する。製本装置は、排出部Dと、昇降トレイ92がシート束Saを移動させる移動速度を可変するCPUと、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、シートを束にして製本化する製本装置に関する。
近年、製本装置においては、複数のシートを束状に集積した後に表紙を接着し、端縁を裁断して所定のサイズに切り揃えることで製本化されている。このような製本装置においては、製本化したシート束を収納部に収納する際に、シート束の姿勢を略一定の姿勢で搬送し収納する構成(特許文献1参照)が提案されている。
特開2005−305822号公報
特許文献1に記載の製本装置においては、製本化されたシート束が略鉛直方向に立てられた姿勢のまま装置内を摺動しながら収納部まで搬送されていくように構成されている。製本装置においては、シート束を製本する際に、表紙となるシートの種類によって摺動時の摩擦抵抗が異なるとともに、シート束を表紙でくるまない場合においても、接着剤の影響により摺動時の抵抗が大きくなる。このため、特許文献1に記載の構成のように、製本化されたシート束の状態によらず一定の速度で搬送する構成においては、製本化されたシート束の搬送不良が生じる虞がある。
そこで、本発明は、シート束の搬送不良を防ぐことができる製本装置を提供することを目的とするものである。
本発明に係る製本装置は、複数のシートを束状に集積してシート束を形成し、前記シート束を製本化する製本手段と、製本化された前記シート束が載置される載置部と、前記製本手段から搬送される前記シート束が載置され、前記シート束を前記製本手段から前記載置部までの搬送経路に沿って移動させる移動部と、前記移動部より前記搬送経路の下流側に位置し、前記搬送経路に沿った摺動面を有し、前記移動部が所定の位置よりも移動した場合に、前記移動部に載置された前記シート束が前記摺動面を摺動する摺動部と、を有し、前記搬送経路に沿って前記シート束を搬送する搬送手段と、前記移動部が前記シート束を移動させる移動速度を可変する制御手段と、を備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、シート束の搬送不良を防ぐことができる。
本発明の実施形態の画像形成装置を示す概略図。 本発明の実施形態の製本装置を示す概略図。 (a)は、本発明の実施形態の裁断部がシート束のうち天部を裁断する場合を示す図、(b)は、裁断部がシート束のうち地部を裁断する場合を示す図、(c)は、裁断部がシート束のうち小口部を裁断する場合を示す図。 (a)〜(e)は、本発明の実施形態の排出部がシート束を排出する場合を示す図。 本発明の実施形態の製本装置の制御ブロック図。 本発明の実施形態の排出部がシート束を排出する場合に実行する処理を示すフローチャート。 本発明の実施形態の排出部におけるシート束の移動速度とシート束が摺動する距離の関係を示す図。
以下、本発明の実施形態に係る製本装置を含む画像形成装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は、画像形成装置Aと、製本装置Bと、後処理装置Cと、を備える本発明の実施形態に係る製本システム1を示す断面図である。また、図2は、製本装置Bを示す断面図である。図1に示すように、画像形成装置Aは、静電印刷、インクジェット印刷、オフセット印刷などの画像形成方式でシートS上に画像形成してこれを排紙口14から搬出する。製本装置Bは、画像形成装置Aの排紙口14に連設され、画像形成されたシートSを束状に集積してシート束を形成し、該シート束を製本化する。後処理装置Cは、排出トレイ35bを有し、画像が転写された複数のシートSを画像形成装置Aから製本装置Bを介して受けるとともに、シート束を形成してステープル処理(綴じ処理)等の後処理を行う。なお、画像形成装置Aや製本装置Bをそれぞれ単独で使用することもできる。
画像形成装置Aは、装置本体1内に給紙部2と、画像形成部3と、排紙部4と、制御部と、が内蔵されている。また、装置本体1の上部には、スキャナユニット20が設けられている。
スキャナユニット20は、原稿の画像を光学的に読み取るために原稿を載置するプラテン19と、プラテン19に沿って原稿の画像をスキャンするキャリッジ21と、キャリッジ21からの光学像を光電変換する光学読取手段22と、から構成されている。光学読取手段22は、例えばCCDディバイスから構成され、光学像を光学変換した情報をデジタル信号として画像形成部3に送信する。なお、図示の例では、原稿を自動的にプラテン19に給送する原稿送り装置(ADF)23が、プラテン19上に配置されている。
給紙部2には、シートサイズに応じた複数のカセット5が設けられ、制御部から指示されたサイズのシートSが給紙経路6に繰り出される。給紙経路6には、レジストローラ7が設けられ、シートSを先端揃えした後所定のタイミングで下流側の画像形成部3に給送する。
画像形成部3には、光照射手段9、感光体ドラム10、現像装置11、転写部12が設けられている。画像形成部3では、スキャナユニット20から送信されるデジタル信号に基づいて光照射手段9から感光体ドラム10の表面にレーザ光が照射され、感光体ドラム10の表面に原稿に対応する静電潜像が形成される。続いて、画像形成部3では、感光体ドラム10が回転することにより、現像装置11から感光体ドラム10の静電潜像にトナーが供給され、静電潜像がトナー像として可視化される。そして、画像形成部3では、転写部12に所定のタイミングで送られてきたシートSに感光体ドラム10に供給されたトナー像が転写される。
なお、画像が転写されるシートSは、給紙部2から1枚ずつ転写部12に給送される。また、画像形成装置Aは、画像を転写するシートSの種類として、普通紙やOHPシートS等、任意の紙種に画像を転写可能に構成されている。また、画像形成装置Aは、装置本体1に設けられたマルチトレイ2aからシートSを給送可能に構成されている。
転写部12でトナー像が転写されたシートSは、定着装置13に搬送され、熱及び圧力印加によってトナー像が定着される。定着装置13によってトナー像が定着されたシートSは、排紙部4に搬送される。排紙部4には、装置本体1からシートSを排出する排紙口14と、定着装置13から排紙経路17を通って排紙口14へシートSを搬送する排紙ローラ15と、が設けられている。
画像形成装置Aでは、制御部からシートSの片面に印刷する片面モードの指示がなされている場合には、定着装置13を通過したシートSが排紙経路17から排紙口14を通過して製本装置Bへと搬送される。また、画像形成装置Aでは、制御部からシートSの両面に印刷する両面モードの指示がなされている場合には、定着装置13を通過したシートSがスイッチバックによって表裏反転し、排紙経路17から再搬送路16に搬送され、再び画像形成部3に搬送される。そして、画像形成装置Aでは、シートSの裏面にも画像が形成された後に、排紙経路17から排紙口14を通過して製本装置Bへと搬送される。
なお、画像形成装置Aは、製本装置BにシートSを送り込む前に、製本装置B内におけるシートSの搬送経路の切り換え等を事前に実行するために、制御部から製本装置Bに対してシートサイズ/紙種等の信号を送信可能に構成されている。また、画像形成装置Aは、シートSを製本装置Bの外に排出する通常の排出モードの他、後述する接着剤塗布部52によりシート束Saの一端面を接着する接着製本モードや、シート束Saの接着面以外の三方向を裁断可能な裁断モードを選択可能となっている。
製本装置Bは、シートSを搬送して整合する搬送整合部37と、整合し束状に構成されたシート束Saに接着剤を塗布する接着剤塗布部52と、シート束Saを裁断する裁断部80と、製本化したシート束Saを排出する排出部Dと、を備えている。
製本装置Bの装置本体29には、画像形成装置Aの排紙口14に連なる搬入口30が設けられている。画像形成装置Aにおいて画像が形成されたシートSは、搬入口30から製本装置B内の第1搬送路31に搬送される。製本装置Bは、搬入口30から第1搬送路31にシートSが搬送されたことをシートセンサSe1によって検知する。第1搬送路31は、束状に整合されるシートS(中紙)が搬送される第2搬送路32と、シート束Saの表紙となるシートSが搬送される第3搬送路34と、の二股に分岐しており、搬送ローラ対31aによってシートSが搬送される。シートSは、第1搬送路31が第2搬送路32と第3搬送路34とに分岐する箇所に設けられ、搬送路を切り換えるための経路切換フラッパ36によって、第1搬送路31から第2搬送路32又は第3搬送路34に搬送される。
画像形成装置Aにおいて通常の排出モードが選択された場合、シートSは、第1搬送路31から経路切換フラッパ36によって第3搬送路34に案内され、複数の搬送ローラ対34aによって後処理装置Cに搬送される。後処理装置Cに搬送された場合、シートSは、後処理経路35に搬送され、画像形成装置Aからの指示に応じて、ステープル等の後処理が施された後に搬送ローラ対35aによって排出トレイ35bに排出される。
一方、画像形成装置Aにおいて製本モードが選択された場合、シートSは、第1搬送路31から経路切換フラッパ36によって第2搬送路32に案内され、複数の搬送ローラ対32aによって排紙口33から搬送整合部37に搬送される。製本装置Bは、シートセンサSe2によって第2搬送路32へシートSが搬送されたことを検知する。
搬送整合部37では、排紙口33から排出されるシートSが搬入ガイド40によって集積トレイ38に向けて案内され、正逆転ローラ39によって集積トレイ38に収納されることで、集積トレイ38によってシートSを束状に積載収納する。集積トレイ38は、シートSを傾斜させた状態で積載可能に構成されている。
正逆転ローラ39は、正回転することでシートSを集積トレイ38の先端側(図中左端側)に移送し、逆回転することで集積トレイ38の後端側(図中右端側)に移送する。シートSは、集積トレイ38の後端側に移送されることで、集積トレイ38の後端側に設けられた規制部材41に当接し、移送方向側の位置が整合される。また、集積トレイ38に集積されたシートSは、不図示のシートサイド整合手段によって移送方向と直行する両端部が所定の基準位置に幅寄せ整合される。これにより、シートSは、集積トレイ38上において順次積み上げられ束状に部揃えされる。
集積トレイ38には、不図示のシート束厚さ識別手段が配置され、集積トレイ38に集積されたシート束Saの厚さを検出可能となっている。シート束厚さ識別手段としては、例えば、集積トレイ38上の最上のシートSと接する部材及び該部材の位置を検出するセンサから構成されていてもよい。また、シート束厚さ識別手段は、排紙口33から排出されるシートSを検出する排紙センサSe3及び排紙センサSe3からの信号を計数するカウンタを有し、計数したシートSの総枚数に平均的な紙厚さを乗ずることで算出する構成であってもよい。
集積トレイ38は、不図示の移動機構によって傾斜した姿勢を維持したまま初期位置から下方に位置する第1位置P1へ移動された後に、第2位置P2まで移動される。第2位置P2には、集積トレイ38上に積載されたシート束Saの端部を保持し、シート束Saを製本経路42に搬送するシート束搬送手段43が設けられている。シート束搬送手段43は、保持したシート束Saを図中矢印rの方向に回動させることで、略鉛直方向に向ける(立たせる)とともに、姿勢を維持したまま製本経路42の下流に位置する接着剤塗布部52に搬送する。このとき、シート束Saは、接着剤塗布部52において接着剤が塗布される端縁が下端となる向きに搬送される。
シート束搬送手段43は、第2位置P2からシート束Saを裁断部80に受け渡す位置までの間で移動可能に構成されている。また、シート束搬送手段43は、シート束Saの厚さ方向の両側から挟持する閉位置と、シート束Saの挟持を解除する開位置と、の間でシート束Saを保持するグリップ部を移動可能に構成されている。
製本経路42は、略鉛直方向に製本装置Bを縦断する方向に配置されている。また、第3搬送路34は、略水平方向に製本装置Bを横断する方向に配置されている。そして、製本装置Bでは、製本経路42と第3搬送路34とが互いに交差(直交)する交差部に、後述する表紙綴じ部58が配置されている。
このように構成された製本装置Bには、画像形成装置Aから第1搬送路31にシートSが給送される。ここで、画像形成装置Aから搬送されるシートSは、コンテンツ情報(文書データ)が印刷され中紙となるシートと、表紙カバーとして使用されタイトル等が印刷され表紙となるシートと、がある。製本装置Bは、シートの種類によって搬送路を振り分け、中紙となるシートSを第2搬送路32に搬送し、表紙となるシートSを第3搬送路34に搬送する。
なお、第1搬送路31には、画像形成装置Aを経ることなくシートSを1枚ずつ給送するインサータ装置25が連結されている。インサータ装置25は、インサータ装置25の給紙トレイ26に積載され画像形成装置Aで印刷処理をしない表紙となるシートSを、1枚ずつ分離して、給紙経路27、経路切換片28を介して第1搬送路31に供給する。なお、給紙トレイ26は、1段ではなく複数段から構成されていてもよい。
製本装置Bは、部揃え集積したシート束Saに接着剤(例えば糊)を塗布して綴じ合わせる天糊製本と、シート束Saを表紙となるシートSに綴じ合わせるくるみ製本と、のいずれかで製本化する製本処理を実行する。
以下に、くるみ製本を実行する場合を例に説明する。製本装置Bの製本経路42には、シート束Saに接着剤を塗布する塗布位置Pxに、接着剤塗布部52が配置されている。また、製本経路42のうち塗布位置Pxよりも搬送経路下流側の表紙綴じ位置Pyには、表紙綴じ部58が配置されている。そして、製本経路42のうち表紙綴じ位置Pyよりも搬送経路下流側の裁断位置Pzには、裁断部80が配置されている。
接着剤塗布部52は、シート束搬送手段43に支持されたシート束Saの背部に接着剤を塗布する塗布ローラ53と、塗布ローラ53を回転可能に支持し、接着剤を収容し、製本装置Bの前後方向に往復移動可能な容器54と、を含む塗布ユニット55を有する。
塗布ローラ53は、例えば耐熱ゴムから構成され、接着剤を収容する容器54に回転可能に支持され、塗布モータMrに連結されている。塗布ローラ53は、塗布モータMrによって回転駆動され、表面に保持された接着剤をシート束Saの端縁に塗布する。
容器54は、例えばアルミによって構成され、接着剤を収容しかつ上方に向けて開口している。容器54は、製本装置Bの前後方向に延びるガイドレール56に支持されており、前後方向に往復移動可能に構成されている。容器54には、不図示のタイミングベルトが架け渡されており、駆動モータMdによってタイミングベルトが駆動されることで所定のストロークで往復移動する。
容器54が往復移動する範囲内には、シート束Saに接着剤を塗布する塗布処理を実行する塗布領域と、製本経路42から退避して塗布処理を待機する待機位置と、接着剤の補充を受ける補充位置と、が含まれる。容器54が移動することで、塗布ユニット55は、塗布ローラ53を伴って製本装置B内を前後方向に往復移動することができる。
接着剤塗布部52は、シート束Saに接着剤を塗布する場合、まず、シート束Saの厚さに応じて、シート束Saの端縁と塗布ローラ53との間隔を調整する。次に、接着剤塗布部52は、シート束Saが塗布位置Pxに位置決めされた後に、待機位置に位置する塗布ユニット55を移動開始し、塗布領域のうち所定の起点位置まで移動させる。次に、接着剤塗布部52は、塗布ローラ53を正回転させ、シート束Saの端縁に接触させた状態で、所定の起点位置から所定の折り返し位置に向けて塗布ユニット55を移動させる。塗布ユニット55が所定の起点位置から所定の折り返し位置まで移動することで、シート束Saの端縁には、容器54内の接着剤を表面に担持した塗布ローラ53によって、接着剤が万遍なく塗布される。
接着剤塗布部52は、塗布ユニット55が所定の折り返し位置まで到達した後に、塗布ローラ53の正回転を停止し、塗布ユニット55の移動を停止する。次に、接着剤塗布部52は、塗布ローラ53の逆回転を開始し、塗布ユニット55を所定の折り返し位置から所定の起点位置に向けて移動開始する。そして、接着剤塗布部52は、塗布ユニット55が所定の起点位置まで到達した後に、塗布ローラ53の逆回転を停止し、塗布ユニット55の移動を停止する。
接着剤塗布部52は、シート束Saの端縁に接着剤を塗布する塗布処理として、例えば、塗布ユニット55の一連の往復移動を2回実行するように塗布ユニット55を動かす処理を実行する。なお、接着剤塗布部52は、塗布処理として、塗布ユニット55の一連の往復移動を1回実行するように構成されていてもよく、また、3回以上実行するように構成されていてもよい。
接着剤塗布部52は、塗布処理を終了すると、塗布ユニット55を塗布領域から待機位置又は補充位置へ移動させる。製本経路42上から塗布ユニット55が退避されることで、シート束Saは、製本経路42を通り表紙綴じ位置Pyへ搬送され、表紙綴じ部58によって表紙となるシートSが接着される。
表紙綴じ部58は、スライドすることで製本経路42上から退避可能な背当プレート59と、表紙となるシートSを押圧することで表紙となるシートSを背折りする背折プレート60と、シート束Saを狭圧して折り仕上げする折ロール61と、を有する。
表紙綴じ部58には、端縁に接着剤が塗布されたシート束Saが表紙綴じ位置Pyに搬送されるまでに、表紙となるシートSが搬送される。表紙綴じ部58は、第3搬送路34から搬送されてきた表紙となるシートSを、所定位置に位置決めする。表紙となるシートSが所定位置に位置決めされた後に、表紙綴じ部58では、製本経路42からシート束Saが搬送され、シート束Saの端縁が表紙となるシートSに押し付けられる。次に、表紙綴じ部58では、シート束Saが製本経路42を鉛直方向下方に搬送され、表紙となるシートSを介して背当プレート59に押し付けられる。この状態で、表紙綴じ部58では、背折プレート60によってシート束Saが図中右方及び左方からプレスされ、表紙となるシートSにシート束Saの厚さに応じた折り目が形成される。そして、表紙綴じ部58では、折ロール61によってシート束Saを図中右方及び左方から狭圧し、シート束Saに表紙となるシートSを綴じる処理が完了する。
表紙綴じ部58は、表紙となるシートSをシート束Saに綴じた後に、背当プレート59をスライドし製本経路42上から退避させる。製本経路42上から背当プレート59が退避されることで、シート束Saは、製本経路42を通り裁断位置Pzへ搬送され、裁断部80に搬送される。製本装置Bは、シート束Saが製本経路を通り表紙綴じ位置Pyから裁断位置Pzへ向けて搬送開始されたことを、シートセンサSe4によって検知する。
裁断部80は、束姿勢変更ユニット62と、裁断ユニット70と、を有している。束姿勢変更ユニット62は、それぞれ表紙となるシートSが接着されたシート束Saを把持して回転する第1グリップ回転部材62a及び第2グリップ回転部材62bと、製本装置Bの鉛直方向に昇降自在に設けられたユニットフレーム62xと、を有している。第1、第2グリップ回転部材62a,62bは、ユニットフレーム62xに回転自在に軸支されている。また、第2グリップ回転部材62bは、シート束Saの厚さ方向となる図中右方及び左方に移動自在に支持されている。
第1、第2グリップ回転部材62a,62bには、それぞれシート束Saの姿勢を変更する動力が旋回モータMt1,Mt2から供給される。また、第2グリップ回転部材62bには、図中右方及び左方に移動する動力がグリップモータMgから供給される。
束姿勢変更ユニット62は、第1、第2グリップ回転部材62a,62b間にシート束Saが確実に把持されているかを検知する不図示のグリップセンサを有している。グリップセンサによってシート束Saが把持されていると検知された後に、第1、第2グリップ回転部材62a,62bは、旋回駆動しシート束Saの姿勢を変更する。第1、第2グリップ回転部材62a,62bが旋回駆動することで、裁断部80は、シート束Saの姿勢を変更し、シート束Saの天部Sab、地部Sac、小口部Sad(いずれも図3参照)のそれぞれを鉛直方向下側に向けることができる。
ここで、シート束Saの天部Sabは、表紙となるシートSが端縁のうち背部Saaに接着される際に、製本装置Bの手前側となる面である。また、シート束Saの地部Sacは、天部Sabに対向する面である。そして、シート束Saの小口部Sadは、背部Saaと対向する面である。
ユニットフレーム62xには、鉛直方向に移動する動力が昇降モータMaから供給される。裁断部80は、裁断位置Pzにセットされたシート束Saについて、裁断幅(カット量)をユニットフレーム62xの移動量で設定する。
裁断ユニット70は、シート束Saの鉛直方向下方側の縁であり裁断される縁(裁断縁)を抑える裁断縁プレス部67と、裁断刃ユニット68と、を有する。裁断縁プレス部67は、裁断部80に固定された刃受部材64と、刃受部材64にシート束Saを押圧する押圧部材65と、押圧部材65を付勢する不図示の付勢手段と、を有している。刃受部材64は、軟質のゴム質材、樹脂材(図示のものはポリプロピレン樹脂)から構成されている。押圧部材65は、シート束Saの裁断縁を刃受部材64に押圧して保持するプレス機構から構成される。付勢手段は、例えばスプリングから構成される。
裁断刃ユニット68は、平刃状の裁断刃68aと、裁断刃68aを駆動するカッタモータMcと、を有している。裁断刃68aは、平刃形状の刃先でシートSの幅よりも長い刃幅から構成されている。裁断刃68aは、製本経路42よりも図中右方の刃受部材64から隔てた待機位置と、刃受部材64に当接する切断位置との間で往復自在に支持されている。
裁断部80がシート束Saの天部Sab、地部Sac、小口部Sadのそれぞれを裁断する場合について、図3(a)〜(c)を用いて説明する。図3(a)は、シート束Saの天部Sabを裁断する場合を示す図である。シート束Saの天部Sabを裁断部80が裁断する場合、束姿勢変更ユニット62は、シート束Saの天部Sabが鉛直方向下方側となる姿勢に変更し、所定のカット量に対応する位置にシート束Saをセットする。そして、裁断部80は、シート束Saの天部Sabを刃受部材に押圧し、裁断刃68aを刃受部材64に当接する位置まで移動させることで、シート束Saの天部Sabを所定のカット量で裁断する。
図3(b)は、シート束Saの地部Sacを裁断する場合を示す図である。シート束Saの地部Sacを裁断部80が裁断する場合、束姿勢変更ユニット62は、シート束Saの地部Sacが鉛直方向下方側となる姿勢に変更し、所定のカット量に対応する位置にシート束Saをセットする。そして、裁断部80は、シート束Saの地部Sacを刃受部材に押圧し、裁断刃68aを刃受部材64に当接する位置まで移動させることで、シート束Saの地部Sacを所定のカット量で裁断する。
図3(c)は、シート束Saの小口部Sadを裁断する場合を示す図である。シート束Saの小口部Sadを裁断部80が裁断する場合、束姿勢変更ユニット62は、シート束Saの小口部Sadが鉛直方向下方側となる姿勢に変更し、所定のカット量に対応する位置にシート束Saをセットする。そして、裁断部80は、シート束Saの小口部Sadを刃受部材に押圧し、裁断刃68aを刃受部材64に当接する位置まで移動させることで、シート束Saの小口部Sadを所定のカット量で裁断する。
裁断部80は、天部Sab、地部Sac、小口部Sadのうちいずれか1ヶ所を裁断した場合、シート束Saの厚さに基づき裁断刃68aを刃受部材64から離れる方向に移動させ、シート束Saの回転及び移動に必要な隙間を形成する。そして、裁断部80は、シート束Saへのすべての裁断を終了した後に、束姿勢変更ユニット62によって背部Saaが鉛直方向下方を向く姿勢に変更し、排出ローラ72によって排出部Dに向けて搬送する。
排出部Dは、製本経路42から搬送されたシート束Saを、裁断部80から積載トレイ96(図1参照)までの搬送経路91に沿って搬送する搬送手段を構成する。排出部Dは、搬送経路91に沿って鉛直方向上下に移動可能な移動部としての昇降トレイ92と、昇降トレイ92よりも搬送経路91の下流側に位置し、搬送経路91に沿った摺動面93aを有する摺動部としてのスロープ93と、を有する。また、排出部Dは、摺動面93aを摺動したシート束Saと当接し、搬送経路91に沿って回動しシート束Saを搬送する回動部94と、回動部94から搬送されたシート束Saを製本装置Bの外へ搬送するベルトコンベアである搬送コンベア95と、を有する。そして、排出部Dは、搬送コンベア95から搬送され製本装置Bの外に搬送されたシート束Saが載置される載置部としての積載トレイ96を有する。つまり、搬送経路91は、搬送整合部37、接着剤塗布部52及び裁断部80からなる製本手段から載置部までのシート束Saが搬送される経路となっている。
図4は、排出部Dに搬送されたシート束Saの動きを説明する図である。図4(a)に示すように、昇降トレイ92は、搬送経路91の上流の位置である載置位置D1で裁断部80から搬送されるシート束Saが載置される。図4(b)に示すように、シート束Saが載置された場合、昇降トレイ92は、搬送経路91に沿って鉛直方向下方に移動する。このとき、昇降トレイ92は、シート束Saに応じて、鉛直方向下方に移動する速度を変更することで、シート束Saを移動させる移動速度を可変する。
図4(c)に示すように、昇降トレイ92が搬送経路91のうちスロープ93の摺動面93aよりも鉛直方向下方の所定の位置としての当接位置D2まで移動することで、排出部Dでは、シート束Saがスロープ93に載置される。そして、昇降トレイ92は、当接位置D2よりも鉛直方向下方の待機位置D3まで移動した後に停止する。
図4(d)に示すように、スロープ93は、搬送経路91に沿って傾斜する摺動面93aを有しており、昇降トレイ92から受け取り載置されたシート束Saの表紙となるシートSが、摺動面93aを摺動する。シート束Saは、摺動面93a上を摺動して回動部94まで搬送される。
図4(e)に示すように、回動部94は、スロープ93から搬送されたシート束Saの背部Saaと当接可能な第1位置D4と、当接したシート束Saを搬送コンベア95に載置する第2位置D5と、の間で回動可能に構成されている。搬送コンベア95は、回動部94から載置されたシート束Saを、積載トレイ96(図1参照)に向けて搬送する。
図5は、本実施形態の製本装置Bにおける制御ブロック図である。製本装置Bは、制御手段としてのCPU(Central Processing Unit)101を含む製本装置制御部100Bにより制御される。製本装置制御部100Bは、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103を有している。CPU101は、ROM102に格納された制御手順に対応するプログラムを読み出しながら各部の制御を行う。また、RAM103には、作業用データや入力データが格納されており、CPU101は、前述のプログラム等に基づいてRAMに収納されたデータを参照して制御を行う。
製本装置制御部100Bでは、画像形成装置Aを制御するエンジン制御部100Aからの指令や、製本装置B内に設けられた各種センサによる検知に係る信号を出力するセンサ出力部111からの信号に基づき、CPU101が製本化に係る制御を実行する。CPU101は、接着剤塗布部52を制御する接着剤塗布駆動部112と、表紙綴じ部58を制御する製本駆動部113と、裁断部80を制御する裁断駆動部114と、排出部Dを制御する排出駆動部115と、に制御指令を送信する。
図6は、本実施形態のCPU101が実行するシート束Saが排出部Dに搬送された際における排出部Dの動作に関するフローチャートである。
まず、CPU101は、排出部Dに搬送されたシート束Saが天糊製本か否かを判定する(S1)。一般に、天糊製本されたシート束Saは、図2に示すスロープ93の摺動面93aとの摩擦抵抗が大きくなる傾向にある。このため、CPU101は、ステップS1の処理でシート束Saに表紙となるシートSが接着されているか否かを判定している。
ステップS1の処理において、シート束Saが天糊製本ではなくくるみ製本であると判定した場合(No)、CPU101は、表紙となるシートSが摺動面93aとの摩擦抵抗が低い紙種であるか否かを判定する(S2)。この処理において、CPU101は、表紙となるシートSが接着されたシート束Saが摺動面93aを摺動した際における表紙の紙種ごとの摩擦抵抗に関するデータをROM102から読み出す。そして、CPU101は、排出部Dに搬送されたシート束Saの表紙となるシートSについて、摩擦抵抗が所定の閾値よりも低いか否かを判定する。
ステップS2の処理において、表紙となるシートSが摩擦抵抗の低い紙種であると判定した場合(Yes)、CPU101は、昇降トレイ92によってシート束Saを搬送する際のシート束Saの移動速度について、低速モードで速度を設定する(S3)。一方、ステップS2の処理において、表紙となるシートSが摩擦抵抗の高い紙種であると判定した場合(No)又はステップS1の処理において、天糊製本であると判定した場合(Yes)、CPU101は、高速モードで速度を設定する(S4)。
低速モード及び高速モードの詳細について、図7を用いて説明する。図7は、各モードにおけるシート束Saの移動速度とスロープ93の摺動面93aを摺動した距離との関係を示す図である。図7に示すように、低速モードM1である場合、シート束Saの移動速度は、摺動面93aを摺動する距離が距離L1の時点で移動速度が速度V1aとなるように、昇降トレイ92が制御される。また、低速モードM1である場合、シート束Saの移動速度は、摺動面93aを摺動する距離が距離L2の時点で移動速度が速度V1b、摺動面93aを摺動する距離が距離L3の時点で移動速度が速度V1cとなるように、昇降トレイ92が制御される。そして、低速モードM1である場合、シート束Saの移動速度は、距離L4に至った時点においても速度V1dとなるように、昇降トレイ92が制御される。
一方、高速モードM2である場合、シート束Saの移動速度は、摺動面93aを摺動する距離が距離L1の時点で移動速度が速度V1cよりも高速な速度V2aとなるように、昇降トレイ92が制御される。また、高速モードM2である場合、シート束Saの移動速度は、摺動面93aを摺動する距離が距離L2の時点で移動速度が速度V2b、摺動面93aを摺動する距離が距離L3の時点で移動速度が速度V2cとなるように、昇降トレイ92が制御される。そして、高速モードM2である場合、シート束Saの移動速度は、距離L4に至った時点において速度V2dとなるように、昇降トレイ92が制御される。
ここで、シート束Saの表紙となるシートSの摩擦抵抗が低いにもかかわらず、図7に示す低速モードM1である場合の距離と移動速度の関係よりも移動速度が高速に設定された場合、表紙となるシートSには、摺動面93aを摺動する際の摩擦抵抗が強く働く。このような場合、シート束Saの表紙となるシートSは、摩耗してしまう虞がある。
また、シート束Saの表紙となるシートSの摩擦抵抗が高いにもかかわらず、図7に示す高速モードM2である場合の距離と移動速度の関係よりも移動速度が低速に設定された場合、シート束Saは、摺動面93aを摺動せず搬送不良となる虞がある。
これらより、昇降トレイ92は、CPU101による制御により、シート束Saの表面のシートSと摺動面93aとの間の摩擦抵抗が第1の抵抗である閾値未満の摩擦抵抗である場合に、シート束Saの移動速度を低速モードM1となる第1の速度に決定する。また、昇降トレイ92は、CPU101による制御により、シート束Saの表面のシートSと摺動面93aとの間の摩擦抵抗が第2の抵抗である閾値以上の摩擦抵抗である場合に、シート束Saの移動速度を高速モードM2となる第2の速度に決定する。
このように昇降トレイ92を制御しシート束Saの移動速度を設定することで、本実施形態の製本装置Bは、摺動面93aと当接するシート束SaのシートSに過度な摩耗が生じることを防ぐことができる。また、製本装置Bは、シート束Saを回動部94まで確実に搬送することができ、搬送不良が発生することを防ぐことができる。
ステップS3又はステップS4の処理を実行した後、CPU101は、シート束Saが回動部94に当接した後に回動部94を第1位置D4から第2位置D5に向けて回動する(S5)。そして、CPU101は、回動部94が回動することで搬送コンベア95に載置されたシート束Saを、搬送コンベア95によって搬送する(S6)。
以上のように、本実施形態の製本装置Bは、昇降トレイ92がシート束Saを移動させる速度を可変することで、摺動面93aと当接するシート束SaのシートSに過度な摩耗が生じることを防ぐことができる。また、製本装置Bは、シート束Saを回動部94まで確実に搬送することができ、搬送不良が発生することを防ぐことができる。
また、本実施形態の製本装置Bは、シート束Saに塗布された接着剤により表紙となるシートSを接着する第1モードとしてのくるみ製本と、シート束Saに表紙となるシートSを接着しない第2モードとしての天糊製本と、を有している。このような構成において、昇降トレイ92は、CPU101による制御により、くるみ製本である場合に、シート束Saの表紙となるシートSの紙種に応じてシート束Saの移動速度を決定するように構成されている。そして、昇降トレイ92は、CPU101による制御により、天糊製本である場合に、シート束Saの移動速度を所定の速度としての高速モードM2に決定するように構成されている。
このため、本実施形態の製本装置Bは、天糊製本である場合に、シート束Saを構成するシートSの紙種によらずシート束Saの速度を高速モードM2に決定することで、天糊製本である場合における制御処理を簡易な処理にすることができる。
なお、本実施形態において、昇降トレイ92は、CPU101による制御により、低速モードM1と高速モードM2とに設定可能に構成されているが、これに限定されない。昇降トレイ92は、例えば、スロープ93の摺動面93aと当接するシート束Saの表面のシートSの摩擦抵抗に応じて、CPU101によって速度を算出し設定するように構成されていてもよい。また、昇降トレイ92は、摺動面93aと当接するシート束Saの表面のシートの摩擦抵抗に応じて、シート束Saの移動速度が複数種類の移動速度からいずれかの移動速度になるようにCPU101に制御されるように構成されていてもよい。
また、本実施形態において、排出部Dは、載置位置D1で昇降トレイ92にシート束Saが載置され、当接位置D2までの昇降トレイ92の速度を制御することでシート束Saの移動速度を可変するように構成されているが、これに限定されない。排出部Dは、例えば、昇降トレイ92の加速度については一定に制御し、スロープ93の摺動面93aと当接するシート束Saの表面のシートの摩擦抵抗に応じて鉛直方向における載置位置D1の位置を設定することで、シート束Saの移動速度を設定してもよい。
また、本実施形態において、製本装置Bは、接着剤塗布部52を備え、接着剤を塗布することでシートSを綴じ合わせシート束Saを製本化するように構成されているが、これに限定されない。製本装置Bは、例えば、ステープルによってシート束Saを綴じ合わせ製本化するように構成されていてもよい。
また、本実施形態において、製本装置Bは、スロープ93の摺動面93aと当接するシート束Saの表面のシートSの摩擦抵抗に応じて昇降トレイ92がシート束Saの移動速度を可変するように構成されているが、これに限定されない。製本装置Bは、例えば、シート束Saの大きさや重量によって昇降トレイ92がシート束Saの移動速度を可変するように構成されていてもよい。
37…搬送整合部(製本手段):52…接着剤塗布部(製本手段):80…裁断部(製本手段):91…搬送経路:92…昇降トレイ(移動部):93…スロープ(摺動部):93a…摺動面:96…積載トレイ(載置部):101…CPU(制御手段):B…製本装置:D…排出部(搬送手段):S…シート:Sa…シート束

Claims (5)

  1. 複数のシートを束状に集積してシート束を形成し、前記シート束を製本化する製本手段と、
    製本化された前記シート束が載置される載置部と、
    前記製本手段から搬送される前記シート束が載置され、前記シート束を前記製本手段から前記載置部までの搬送経路に沿って移動させる移動部と、前記移動部より前記搬送経路の下流側に位置し、前記搬送経路に沿った摺動面を有し、前記移動部が所定の位置よりも移動した場合に、前記移動部に載置された前記シート束が前記摺動面を摺動する摺動部と、を有し、前記搬送経路に沿って前記シート束を搬送する搬送手段と、
    前記移動部が前記シート束を移動させる移動速度を可変する制御手段と、を備える、
    ことを特徴とする製本装置。
  2. 前記制御手段は、前記シート束のうち前記摺動面を摺動する表面のシートの種類に応じて前記移動速度を決定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  3. 前記制御手段は、前記シート束のうち前記摺動面を摺動する表面のシートの種類に応じて前記移動速度を複数種類の移動速度のいずれかに決定する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の製本装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記シート束のうち前記摺動部と当接する表面のシートと、前記摺動部の前記摺動面と、の間の摩擦抵抗が第1の抵抗である場合に、前記移動速度を第1の速度に決定し、
    前記摩擦抵抗が前記第1の抵抗よりも大きい第2の抵抗である場合に、前記移動速度を前記第1の速度よりも速い第2の速度に決定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の製本装置。
  5. 前記製本手段は、
    前記シート束の端縁に接着剤を塗布する接着剤塗布部と、
    前記シート束に塗布された接着剤により表紙を前記シート束に接着する第1モードと、
    前記シート束に前記表紙を接着しない第2モードと、を有し、
    前記制御手段は、
    前記第1モードである場合に、前記表紙の種類に応じて前記移動速度を決定し、
    前記第2モードである場合に、前記移動速度を所定の速度に決定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の製本装置。


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