JP2020123188A - 通信装置、通信プログラム、および通信方法 - Google Patents

通信装置、通信プログラム、および通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の通信装置を備えるデータ流通システムにおいてアクセスの集中に起因する取引効率の低下を緩和する。【解決手段】通信プログラムは、複数の通信装置が証跡を共有する分散ネットワークにおいて、複数の通信装置の中の1つの通信装置により実行される。この通信プログラムにより提供される方法は、複数の通信装置の中の第1の通信装置からデータを要求されたときに、そのデータを第1の通信装置に送信すると共に、そのデータを他の通信装置に送信する権限を第1の通信装置に与え、第1通信装置がそのデータを他の通信装置に送信する権限を有することを証跡に記録する。【選択図】図8

Description

本発明は、通信装置、通信プログラム、および通信方法に係わる。
近年、仮想通貨を実現するための基盤としてブロックチェーン技術が注目されている。また、ブロックチェーン技術は、仮想通貨以外の分野への適用が検討されている。たとえば、企業間または組織間で情報を共有するためにブロックチェーンを利用するケースが注目されている。
ブロックチェーン技術を利用するサービスの1つとして、複数のユーザが参加するデータ流通市場が知られている。データ流通市場の参加者は、自分が保有するデータを市場に提供することができる。また、参加者は、市場に提供されているデータを利用することができる。
データ流通市場は、例えば、分散型ネットワークにより実現される。分散型ネットワークにおいては、複数の拠点にそれぞれサーバが実装される。各サーバは、自分が保持するデータのリスト(あるいは、メタデータ)を他のサーバに報知する。そして、サーバは、ユーザから要求されたデータを保持しているときは、そのデータをユーザに提供する。また、サーバは、ユーザから要求されたデータを保持していないときは、そのデータを他のサーバから取得してユーザに提供する。
なお、分散型データ流通技術は、例えば、特許文献1に記載されている。また、特許文献2〜4に関連技術が記載されている。
特開2018−081464号公報 特開2003−067279号公報 特開2006−155486号公報 特開2006−171822号公報
上述した分散型ネットワークにおいては、人気のあるデータを保持するサーバにアクセスが集中することがある。そして、アクセスが集中したサーバは、要求されたデータを提供できないことがある。この場合、データを要求したサーバとその要求を受信したサーバとの間でリダイレクト処理が実行されるので、ユーザがデータを取得するまでに要する時間が長くなってしまう。すなわち、データ取引の効率が低下する。
本発明の1つの側面に係わる目的は、複数の通信装置を備えるデータ流通システムにおいてアクセスの集中に起因する取引効率の低下を緩和することである。
本発明の1つの態様の通信プログラムは、複数の通信装置が証跡を共有する分散ネットワークにおいて、前記複数の通信装置の中の1つの通信装置により実行される。この通信プログラムにより提供される方法は、前記複数の通信装置の中の第1の通信装置からデータを要求されたときに、前記データを前記第1の通信装置に送信すると共に、前記データを他の通信装置に送信する権限を前記第1の通信装置に与え、前記第1通信装置が前記データを他の通信装置に送信する権限を有することを前記証跡に記録する。
上述の態様によれば、複数の通信装置を備えるデータ流通システムにおいてアクセスの集中に起因する取引効率の低下が緩和される。
本発明の実施形態に係わるデータ流通システムの一例を示す図である。 データ取得シーケンスの一例を示す図である。 代行送信権限を付与する方法の一例を示す図(その1)である。 代行送信権限を付与する方法の一例を示す図(その2)である。 証跡の一例を示す図である。 アクセスサーバを選択する方法の一例を示す図(その1)である。 アクセスサーバを選択する方法の一例を示す図(その2)である。 代行送信権限を利用したデータ取得シーケンスの一例を示す図である。 データを提供するサーバコンピュータの処理の一例を示すフローチャートである。 データを取得するサーバコンピュータの処理の一例を示すフローチャートである。 代行送信権限に基づいてデータを提供するサーバコンピュータの処理の一例を示すフローチャートである。 サーバコンピュータの機能の一例を示す図である。 サーバコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
図1は、本発明の実施形態に係わるデータ流通システムの一例を示す。本発明の実施形態に係わるデータ流通システム100は、複数の拠点A〜Dを接続するネットワーク200を使用する。ネットワーク200は、光ファイバ網であってもよいし、電気回線網であってもよいし、無線網であってもよいし、それらが混在していてもよい。
各拠点A〜Dには、サーバコンピュータ1(1A〜1D)が設けられている。サーバコンピュータ1A〜1Dは、ネットワーク200を介して互いに通信することができる。なお、各サーバコンピュータ1は、本発明の実施形態に係わる通信装置の一例である。
各拠点A〜Dにおいて、サーバコンピュータ1には、1または複数のユーザ端末が接続され得る。ユーザ端末は、光ファイバ、電気回線、または無線リンクを介してサーバコンピュータ1に接続され得る。
各サーバコンピュータ1A〜1Dは、ネットワーク200を介して行う通信の内容を証跡に記録する。例えば、サーバコンピュータ間でデータ送信が行われたときは、送信元ノード、宛先ノード、送信されたデータのID、送信時刻などが証跡に記録される。また、証跡は、サーバコンピュータ1A〜1Dにより共有される。すなわち、あるサーバコンピュータにより行われた処理の内容は、ネットワーク200に接続する全サーバコンピュータに報知される。したがって、サーバコンピュータ1A〜1Dは、同じ証跡を参照することができる。なお、証跡の共有は、例えば、ブロックチェーン技術を利用して実現してもよい。また、証跡は、ネットワーク内の全サーバコンピュータ1が閲覧可能な領域に保存されるようにしてもよい。
サーバコンピュータ1Aは、図1に示すように、データAを保持する。そして、サーバコンピュータ1Aは、データAをデータ流通システムに提供する。すなわち、データ流通システムに参加するユーザは、データAを利用または取得することができる。ただし、この例では、サーバコンピュータ1Aは、データAをサーバコンピュータ1B〜1Dに配布するのではなく、データAのメタデータをサーバコンピュータ1B〜1Dに配布する。メタデータは、例えば、データAの属性および概要を記述する。
各サーバコンピュータ1は、ユーザから受信するデータ取得要求を処理する。即ち、サーバコンピュータ1は、ユーザから要求されたデータを自ノード内に保持するときは、そのデータをユーザに提供する。また、ユーザから要求されたデータを保持していないときは、サーバコンピュータ1は、メタデータを参照し、そのデータを保持しているサーバコンピュータにデータ取得要求を送信する。そして、サーバコンピュータ1は、他のサーバコンピュータから取得したデータをユーザに提供する。なお、サーバコンピュータ間でデータ送信が行われたときは、その通信の内容が各サーバコンピュータ1A〜1Dの証跡に記録される。このように、データ流通システム100は、複数のサーバコンピュータ(すなわち、通信装置)が証跡を共有する分散ネットワークにより実現される。
図2は、データ取得シーケンスの一例を示す。この例では、まず、サーバコンピュータ1CがデータAの取得を要求する。この場合、サーバコンピュータ1Cは、サーバコンピュータ1Aにデータ取得要求を送信する。そうすると、サーバコンピュータ1Aは、データ取得要求に応じて、データAをサーバコンピュータ1Cに送信する。
この後、サーバコンピュータ1B、1DがデータAの取得を要求するものとする。この場合、サーバコンピュータ1B、1Dが、それぞれデータAについてのデータ取得要求をサーバコンピュータ1Aに送信する。そうすると、サーバコンピュータ1Aは、各データ取得要求に応じて、データAをそれぞれサーバコンピュータ1B、1Dに送信する。ただし、サーバコンピュータ1B、1Dがほぼ同時にデータ取得要求を送信したときは、サーバコンピュータ1Aへのアクセスが集中し、応答が遅くなることがある。例えば、サーバコンピュータ1B、1Dの一方あるいは双方がデータAを受信できるまでに要する時間が長くなることがある。図2に示す例では、サーバコンピュータ1Dへのデータ送信が遅延している。
なお、データ提供サーバ(図2では、サーバコンピュータ1A)にアクセスが集中しているときは、リダイレクト処理が行われることがある。すなわち、データ提供サーバへのアクセスが実行された後、そのアクセスが他のサーバに振り分けられる。
本発明の実施形態に係わるデータ流通システムは、この問題を緩和するための機能を備える。具体的には、データを提供するサーバコンピュータ1は、そのデータを代行送信する権限を他のサーバコンピュータに与えることができる。
図3〜図4は、代行送信権限を付与する方法の一例を示す。この例では、図3(a)に示すように、ユーザ2cがデータAの取得を要求するものとする。この場合、サーバコンピュータ1Cは、データAを指定するデータ取得要求をユーザ2cから受信する。
ここで、サーバコンピュータ1Cは、データAを保持していない。また、サーバコンピュータ1Cは、サーバコンピュータ1AがデータAを保持していることを認識しているものとする。そうすると、サーバコンピュータ1Cは、データAを指定するデータ取得要求をサーバコンピュータ1Aに送信する。
サーバコンピュータ1Aは、上述のデータ取得要求を受信すると、図3(b)に示すように、サーバコンピュータ1CにデータAを送信する。このとき、サーバコンピュータ1Aは、サーバコンピュータ1Cに対して、データAを他のサーバコンピュータに代行送信する権限を付与する。すなわち、サーバコンピュータ1Aは、データAを代行送信することについての依頼をサーバコンピュータ1Cに送信する。ここで、サーバコンピュータ1Aは、データAおよび代行送信の依頼を同時に送信してもよいし、それらを別々に送信してもよい。なお、以下の記載では、データAを代行送信する権限を「代行送信権限」と呼ぶことがある。
サーバコンピュータ1Aは、代行送信権限について所望の条件を設定できる。例えば、サーバコンピュータ1Aは、代行送信権限に対して有効期限を設定できる。或いは、サーバコンピュータ1Aは、代行送信権限に対して、データAの転送先ノードあるいはデータAを利用できるユーザを設定できる。
なお、この実施例では、データ毎に代行送信権限が設定されるが、本発明の実施形態はこの方式に限定されるものではない。すなわち、複数のデータに対して一括して代行送信権限を設定してもよい。或いは、サーバ単位で代行送信権限を設定してもよい。例えば、サーバコンピュータ1Aがサーバコンピュータ1Cに対してサーバ単位で代行送信権限を与える場合、サーバコンピュータ1Aからサーバコンピュータ1Cに提供された全データに対して代行送信権限が与えられる。
サーバコンピュータ1Cは、サーバコンピュータ1Aから受信したデータAを自ノード内の記憶装置に保存すると共に、データAをユーザ2cに提供する。また、サーバコンピュータ1Cは、代行送信権限を承諾するか否かを決定する。例えば、サーバコンピュータ1Cは、空リソースの容量に応じて、代行送信権限を承諾するか否かを決定する。あるいは、サーバコンピュータ1Cは、サーバコンピュータ1Aから与えられる報酬に応じて代行送信権限を承諾するか否かを決定してもよい。
代行送信権限を承諾するときは、サーバコンピュータ1Cは、代行送信権限を承諾することを表す応答メッセージをサーバコンピュータ1Aに送信する。これにより、サーバコンピュータ1Cは、データAについての代行送信権限を取得する。以降、サーバコンピュータ1Cは、他のサーバコンピュータからデータAを要求されたときは、サーバコンピュータ1Aの代わりにそのサーバコンピュータにデータAを提供できる。
サーバコンピュータ1Aは、応答メッセージを受信すると、サーバコンピュータ1CがデータAの代行送信権限を有することを証跡に記録する。ここで、証跡は、上述したように、全サーバコンピュータ1A〜1Dにより共有される必要がある。よって、サーバコンピュータ1Aは、例えば、図4に示すように、サーバコンピュータ1CがデータAの代行送信権限を有することを表す証跡情報をサーバコンピュータ1B〜1Dに送信する。そうすると、サーバコンピュータ1B〜1Dは、受信した証跡情報を自ノードの証跡に記録する。この結果、サーバコンピュータ1A〜1Dの証跡の同期が確立される。
図5は、証跡の一例を示す。証跡情報としては、この実施例では、サーバコンピュータ1A〜1Dにより実行された処理毎に、ファンクション、証跡登録サーバ、取引データ、時刻、パラメータ、処理結果が記録される。ファンクションは、処理の種別または内容を表す。証跡登録サーバは、処理を実行したサーバコンピュータを表す。取引データは、処理対象のデータを表す。時刻は、処理が実行された時刻を表す。パラメータは、処理に係わる付加情報を表す。一例としては、実行される処理の相手側のサーバコンピュータを表す。ただし、パラメータは、必要に応じて設定されるものであり、必須の情報ではない。処理結果は、処理が成功したか否かを表す。ただし、処理結果は、処理内容についてネットワーク200内で合意が形成されたか否かを表してもよい。
例えば、図3(a)においてサーバコンピュータ1Cがサーバコンピュータ1Aにデータ取得要求を送信したときは、図5に示す「処理1」に係わる証跡情報が記録される。なお、「ファンクション=データ取得(要求)」は、データ取得処理においてデータ取得要求が送信されたことを表す。認証登録サーバはデータ取得要求の送信元を表し、パラメータはデータ取得要求の宛先を表す。
図3(b)においてサーバコンピュータ1AがデータAをサーバコンピュータ1Cに送信したときは、「処理2」に係わる証跡情報が記録される。「ファンクション=データ取得(提供)」は、データ取得処理においてデータAが提供(即ち、送信)されたことを表す。認証登録サーバはデータAの送信元を表し、パラメータはデータAの宛先を表す。
図3(b)においてサーバコンピュータ1Cがサーバコンピュータ1AからデータAを受信したときは、「処理3」に係わる証跡情報が記録される。「ファンクション=データ取得(取得)」は、データ取得処理においてデータAが取得(即ち、受信)されたことを表す。認証登録サーバはデータAを取得したサーバを表し、パラメータはデータAの送信元を表す。
サーバコンピュータ1Aがサーバコンピュータ1CにデータAについての代行送信権限を付与したときは、「処理4」に係わる証跡情報が記録される。「ファンクション=データ代行権」は、代行送信権限の付与が行われたことを表す。認証登録サーバは代行送信権限を与えたサーバを表し、パラメータは代行送信権限を取得したサーバを表す。
上述のようにして更新される証跡は、ネットワーク200に接続する全サーバコンピュータ1A〜1Dにより共有される。すなわち、証跡が更新される毎に、その内容が各サーバコンピュータ1A〜1Dに報知される。したがって、この時点で各サーバコンピュータ1A〜1Dは、処理1〜処理4が実行されたことを認識できる。すなわち、各サーバコンピュータ1A〜1Dは、証跡を参照することにより、サーバコンピュータ1Aからサーバコンピュータ1CにデータAが送信されたこと、及び、サーバコンピュータ1CがデータAについての代行送信権限を有することを認識できる。
図6〜図7は、アクセスサーバを選択する方法の一例を示す。この例では、図3〜図4に示すデータ取得処理により、サーバコンピュータ1Cは、サーバコンピュータ1AからデータAを取得して自ノード内に保持している。また、サーバコンピュータ1Cは、データAを代行送信する権限を有している。さらに、証跡には、図5に示す処理1〜処理4が記録されている。
この後、図6(a)に示すように、ユーザ2bがデータAの取得を要求する。即ち、サーバコンピュータ1Bは、データAを指定するデータ取得要求を受信する。ここで、サーバコンピュータ1Bは、データAを保持していない。また、サーバコンピュータ1Bは、サーバコンピュータ1AがデータAを保持していることを認識しているものとする。
そうすると、サーバコンピュータ1Bは、証跡を参照し、サーバコンピュータ1Aのアクセス状況を確認する。この例では、現在、サーバコンピュータ1Aはアクセスされていないものとする。例えば、図5に示す「処理1」または「処理2」が記録された時刻から所定時間以上が経過しているものとする。この場合、サーバコンピュータ1Bは、データAを指定するデータ取得要求をサーバコンピュータ1Aに送信する。
このとき、サーバコンピュータ1Bは、データAを指定するデータ取得要求をサーバコンピュータ1Aに送信したことを証跡に記録する。すなわち、図5に示す「処理5」に係わる証跡情報が記録される。そして、「処理5」を表す証跡情報が全サーバコンピュータ1A〜1Dに報知される。
また、ユーザ2bがデータAの取得を要求した直後に、ユーザ2dもデータAの取得を要求したものとする。ここで、サーバコンピュータ1Dは、データAを保持していない。また、サーバコンピュータ1Dは、サーバコンピュータ1AがデータAを保持していることを認識しているものとする。
サーバコンピュータ1Dは、証跡を参照し、サーバコンピュータ1Aのアクセス状況を確認する。このとき、証跡に図5に示す「処理1」〜「処理5」が記録されている。そして、「処理5」が記録された時刻から未だ所定時間が経過していないものとする。この場合、サーバコンピュータ1Dは、サーバコンピュータ1Aが、現在、アクセスされていると判定する。すなわち、サーバコンピュータ1Dは、サーバコンピュータ1A(または、サーバコンピュータ1Aが保持するデータA)にアクセスが集中していると判定する。
そうすると、サーバコンピュータ1Dは、証跡を参照し、データAの代行送信権限を有するサーバコンピュータが存在するか否か確認する。この例では、図5に示す「処理4」として、サーバコンピュータ1Aからサーバコンピュータ1CにデータAの代行送信権限が付与されていることが記録されている。すなわち、サーバコンピュータ1Dは、サーバコンピュータ1CがデータAの代行送信権限を有していることを認識する。したがって、サーバコンピュータ1Dは、図6(b)に示すように、データAを指定するデータ取得要求をサーバコンピュータ1Cに送信する。
サーバコンピュータ1Aは、図7に示すように、サーバコンピュータ1Bから受信するデータ取得要求に応じて、サーバコンピュータ1BにデータAを送信する。そうすると、サーバコンピュータ1Bは、受信したデータAを自ノード内の記憶装置に保存するとともに、データAをユーザ2bに提供する。また、この実施例では、サーバコンピュータ1Aは、データAの代行送信権限をサーバコンピュータ1Bにも付与する。
サーバコンピュータ1Cは、自ノード内の記憶装置にデータAを保持しており、且つ、データAの代行送信権限を有している。よって、サーバコンピュータ1Cは、サーバコンピュータ1Dから受信するデータ取得要求に応じて、サーバコンピュータ1DにデータAを送信する。そうすると、サーバコンピュータ1Dは、受信したデータAを自ノード内の記憶装置に保存するとともに、データAをユーザ2dに提供する。
なお、図5に示す証跡は、サーバコンピュータ1A〜1Dにより通信処理が実行される毎に更新される。即ち、サーバコンピュータ1Dがサーバコンピュータ1Cにデータ取得要求を送信すると、「処理6」に係わる証跡情報が記録される。サーバコンピュータ1Aがサーバコンピュータ1BにデータAを送信すると、「処理7」に係わる証跡情報が記録される。サーバコンピュータ1Bがサーバコンピュータ1AからデータAを受信すると、「処理8」に係わる証跡情報が記録される。サーバコンピュータ1Aがサーバコンピュータ1Bに代行送信権限を付与すると、「処理9」に係わる証跡情報が記録される。サーバコンピュータ1Cがサーバコンピュータ1DにデータAを代行送信すると、「処理10」に係わる証跡情報が記録される。サーバコンピュータ1Dがサーバコンピュータ1CからデータAを受信すると、「処理11」に係わる証跡情報が記録される。そして、更新された証跡は、サーバコンピュータ1A〜1Dにより共有される。
図8は、代行送信権限を利用したデータ取得シーケンスの一例を示す。なお、図8に示すシーケンスは、図6〜図7に示す実施例に対応する。
サーバコンピュータ1Cは、ユーザ2cからデータAを指定するデータ取得要求を受信すると、証跡を参照してサーバコンピュータ1Aのアクセス状況を確認する。このとき、サーバコンピュータ1Aは、他のサーバコンピュータからアクセスされていないものとする。そうすると、サーバコンピュータ1Cは、サーバコンピュータ1Aにデータ取得要求を送信し、サーバコンピュータ1Aは、その要求に応じてサーバコンピュータ1CにデータAを送信する。また、サーバコンピュータ1Aは、データAの代行送信をサーバコンピュータ1Cに依頼する。サーバコンピュータ1Cは、この依頼を承諾するときには、サーバコンピュータ1Aに応答メッセージを送信する。これにより、サーバコンピュータ1Cは、データAを代行送信する権限を取得する。
なお、上述の各処理は、証跡に記録される。例えば、図5に示す「処理1」〜「処理4」が証跡に記録される。そして、更新された証跡は、各サーバコンピュータ1A〜1Dに報知される。
続いて、サーバコンピュータ1Bは、ユーザ2bからデータAを指定するデータ取得要求を受信すると、サーバコンピュータ1AからデータAを取得する。ここで、サーバコンピュータ1BがデータAを取得する手順は、サーバコンピュータ1CがデータAを取得する手順と実質的に同じなので、説明を省略する。なお、サーバコンピュータ1A、1Bにより実行される各処理も、証跡に記録される。例えば、図5に示す「処理5」「処理7」〜「処理9」が証跡に記録される。そして、更新された証跡は、各サーバコンピュータ1A〜1Dに報知される。
サーバコンピュータ1Dは、ユーザ2dからデータAを指定するデータ取得要求を受信すると、証跡を参照してサーバコンピュータ1Aのアクセス状況を確認する。このとき、図5に示すように、証跡に「処理5」が記録されており、サーバコンピュータ1Aがサーバコンピュータ1Bからアクセスされていることが確認される。すなわち、サーバコンピュータ1Dがサーバコンピュータ1Aにデータ取得要求を送信した場合、サーバコンピュータ1Aからの応答が遅くなるおそれがある。
この場合、サーバコンピュータ1Dは、証跡を参照し、データAの代行送信権限を有するサーバコンピュータが存在するか否かを確認する。この例では、サーバコンピュータ1CがデータAの代行送信権限を有している。よって、サーバコンピュータ1Dは、データAを指定するデータ取得要求をサーバコンピュータ1Cに送信する。この結果、サーバコンピュータ1Dは、サーバコンピュータ1CからデータAを取得する。
なお、サーバコンピュータ1C、1Dにより実行される各処理も、証跡に記録される。例えば、図5に示す「処理6」「処理10」「処理11」が証跡に記録される。そして、更新された証跡は、各サーバコンピュータ1A〜1Dに報知される。
このように、各サーバコンピュータ1は、証跡を参照することにより、データ取得要求の送信先ノードのアクセス状況を確認でき、また、目的データの代行送信権限を有しているノードを認識できる。したがって、各サーバコンピュータ1は、データ提供サーバにアクセスが集中しているときは、代行送信権限を有する他のサーバにデータ取得要求を送信することができる。すなわち、データ提供サーバにアクセスが集中しているときは、そのデータ提供サーバへのアクセスが行われることなく(即ち、リダイレクト処理なしで)、データ取引に係わる負荷の分散が実現される。この結果、データ取得処理の遅延が回避または緩和される。或いは、分散型ネットワークにおいてアクセスの集中に起因する応答の劣化が緩和される。
図9は、データを提供するサーバコンピュータの処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、例えば、図3〜図8に示すサーバコンピュータ1Aの動作に相当する。
S1において、サーバコンピュータ1は、他のサーバコンピュータから送信されるデータ取得要求を待ち受ける。そして、他のサーバコンピュータから送信されるデータ取得要求を受信すると、サーバコンピュータ1の処理はS2に進む。なお、データ取得要求は、ユーザが要求する目的データを指定する。また、以下の記載では、データ取得要求の送信元のサーバコンピュータを「データ取得サーバ」と呼ぶことがある。
S2において、サーバコンピュータ1は、データ取得要求により要求された目的データを自ノード内の記憶装置から取得する。そして、サーバコンピュータ1は、取得した目的データをデータ取得サーバに送信する。
S3において、サーバコンピュータ1は、データ取得サーバに目的データを送信したことを証跡に記録する。なお、S3の処理は、例えば、図5に示す「処理2」に相当する。そして、サーバコンピュータ1は、更新後の証跡を、ネットワーク200に接続される全サーバコンピュータに報知する。
S4において、サーバコンピュータ1は、データ取得サーバに代行送信権限を付与するか否かを決定する。例えば、代行送信権限を付与してもよいサーバコンピュータは、予め決められている。また、代行送信権限を付与するか否かは、データ毎に決められていてもよい。さらに、代行送信権限には、所望の条件(例えば、有効期限)を設定してもよい。
代行送信権限を付与するときは、サーバコンピュータ1は、S5において、データ取得サーバに、S2で送信した目的データについての代行送信を依頼する。なお、この依頼を受信したデータ取得サーバは、代行送信についての依頼を承諾するときは、応答メッセージを返送する。
S6において、サーバコンピュータ1は、データ取得サーバから応答メッセージを待ち受ける。そして、所定時間内に応答メッセージを受信すると、サーバコンピュータ1は、S7において、データ取得サーバに代行送信権限を付与したことを証跡に記録する。尚、S7の処理は、例えば、図5に示す「処理4」に相当する。そして、サーバコンピュータ1は、更新後の証跡を、ネットワーク200に接続される全サーバコンピュータに報知する。
このように、サーバコンピュータ1は、データ取得サーバに目的データを送信したときは、そのデータ取得サーバに代行送信権限を付与することができる。また、データ取得サーバに代行送信権限を付与したことは、証跡に記録され、全サーバコンピュータに報知される。したがって、各サーバコンピュータ1は、各データについて代行送信権限を有するサーバコンピュータが存在するか否か、及び、代行送信権限を有するサーバコンピュータが存在する場合には、どのサーバコンピュータが代行送信権限を有するのかを知ることができる。
図10は、データを取得するサーバコンピュータの処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、例えば、図3〜図8に示すサーバコンピュータ1B〜1Dの動作に相当する。なお、このフローチャートの処理は、ユーザからデータを要求されたときに実行される。
S11において、サーバコンピュータ1は、ユーザから要求された目的データが自ノード内に保存されているか否かを判定する。そして、目的データが自ノード内に保存されているときは、サーバコンピュータ1は、S12において、その目的データをユーザに提供する。そうでないときは、サーバコンピュータ1の処理はS13に進む。
S13〜S14において、サーバコンピュータ1は、ユーザから要求された目的データを保持するサーバコンピュータを特定する。なお、以下の記載では、目的データを保持するサーバを「データ提供サーバ」と呼ぶことがある。そして、サーバコンピュータ1は、証跡を参照し、データ提供サーバのアクセス状況を確認する。このとき、サーバコンピュータ1は、例えば、データ提供サーバへのアクセス頻度が所定の閾値を越えているか否かを判定する。なお、アクセス頻度は、例えば、単位時間当たりのデータ提供サーバへのデータ取得要求の数を表す。
データ提供サーバへのアクセス頻度が所定の閾値以下であれば、データ提供サーバにアクセスが集中していないと判定され(S14:No)、サーバコンピュータ1は、S15において、データ提供サーバにデータ取得要求を送信する。このデータ取得要求は、ユーザから要求された目的データを指定する。なお、データ提供サーバは、データ取得要求に応じて目的データを提供するものとする。
S16において、サーバコンピュータ1は、データ提供サーバから目的データを受信する。S17において、サーバコンピュータ1は、データ提供サーバから目的データを受信したことを証跡に記録する。なお、S17の処理は、例えば、図5に示す「処理3」に相当する。そして、サーバコンピュータ1は、更新後の証跡を、ネットワーク200に接続される全サーバコンピュータに報知する。さらに、S18において、サーバコンピュータ1は、データ提供サーバから受信した目的データをユーザに提供する。
S19において、サーバコンピュータ1は、S16で受信した目的データについての代行送信の依頼を待ち受ける。代行送信の依頼を受信したときは、サーバコンピュータ1は、S20において、その依頼を承諾するか否かを判定する。そして、代行送信の依頼を承諾するときは、サーバコンピュータ1は、S21において、データ提供サーバに応答メッセージを送信する。なお、サーバコンピュータ1は、S15でデータ取得要求を送信したときから所定時間内に代行送信の依頼を受信しないとき、又は、代行送信の依頼を承諾しないときは、S21の処理をスキップする。
データ提供サーバへのアクセス頻度が所定の閾値を越えているときは、データ提供サーバにアクセスが集中していると判定され(S14:Yes)、サーバコンピュータ1の処理はS31に進む。S31〜S32において、サーバコンピュータ1は、証跡を参照し、代行送信権限を有するサーバを探す。例えば、図5に示す証跡に「処理4」が記録されているときは、サーバコンピュータ1Aからサーバコンピュータ1Cに対してデータAについての代行送信権限が付与されていることが認識される。なお、以下の記載では、目的データについて代行送信権限を有するサーバを「代行送信サーバ」と呼ぶことがある。
代行送信サーバが存在するときは、サーバコンピュータ1は、S33において、代行送信サーバにデータ取得要求を送信する。このデータ取得要求は、ユーザから要求された目的データを指定する。なお、代行送信サーバは、データ取得要求に応じて目的データを提供するものとする。
S34において、サーバコンピュータ1は、代行送信サーバから目的データを受信する。S35において、サーバコンピュータ1は、代行送信サーバから目的データを受信したことを証跡に記録する。なお、S35の処理は、例えば、図5に示す「処理11」に相当する。そして、サーバコンピュータ1は、更新後の証跡を、ネットワーク200に接続される全サーバコンピュータに報知する。さらに、S36において、サーバコンピュータ1は、代行送信サーバから受信した目的データをユーザに提供する。
このように、サーバコンピュータ1は、証跡を参照することにより、データ提供サーバにアクセスが集中しているか否かを検出できる。また、データ提供サーバにアクセスが集中しているときは、サーバコンピュータ1は、証跡を参照することにより、目的データを提供する権限を有する代行送信サーバを特定できる。そして、サーバコンピュータ1は、データ提供サーバにアクセスが集中しているときは、データ提供サーバにアクセスすることなく、代行送信サーバから目的データを取得する。したがって、データ提供サーバへのアクセスの集中に起因する応答遅延が緩和される。
図11は、代行送信権限に基づいてデータを提供するサーバコンピュータの処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、例えば、図6〜図8に示すサーバコンピュータ1Cの動作に相当する。
S1の処理は、図9および図11において実質的に同じである。すなわち、サーバコンピュータ1は、他のサーバコンピュータから送信されるデータ取得要求を待ち受ける。ただし、他のサーバコンピュータから送信されるデータ取得要求を受信すると、サーバコンピュータ1の処理はS41に進む。
S41において、サーバコンピュータ1は、要求された目的データについて代行送信権限を有するか否かを確認する。そして、サーバコンピュータ1は、目的データについて代行送信権限を有するときには、S2〜S3を実行する。すなわち、サーバコンピュータ1は、データ取得サーバに目的データを送信する。また、サーバコンピュータ1は、データ取得サーバに目的データを送信したことを証跡に記録する。このように、サーバコンピュータ1は、目的データについて代行送信権限を有するときは、データ取得サーバにその目的データを送信する。
図12は、サーバコンピュータ1の機能の一例を示す。サーバコンピュータ1は、図12に示すように、送受信部11、データ流通処理部12、代行送信権限処理部13、証跡処理部14、証跡分析部15、アクセス先判定部16、データ保存部21を備える。尚、サーバコンピュータ1は、図12に示していない他の機能を備えてもよい。また、サーバコンピュータ1は、本発明の実施形態に係わる通信装置の一例である。
送受信部11は、ネットワーク200に接続するためのインタフェースを提供する。また、送受信部11は、ユーザ端末と接続するためのインタフェースも提供する。
データ流通処理部12は、ユーザまたは他のサーバコンピュータから受信するアクセスを処理する。例えば、データ流通処理部12は、ユーザから要求されたデータをデータ保存部21から取得し、そのデータをユーザに提供する。また、ユーザから要求されたデータがデータ保存部21に保存されていないときは、データ流通処理部12は、そのデータを指定したデータ取得要求を他のサーバコンピュータに送信する。さらに、他のサーバコンピュータからデータ取得要求を受信したときは、データ流通処理部12は、要求されたデータをデータ保存部21から取得して提供する。
代行送信権限処理部13は、他のサーバコンピュータに代行送信権限を付与することができる。また、代行送信権限処理部13は、他のサーバコンピュータから与えられた代行送信権限を管理する。なお、データ流通処理部12は、代行送信権限処理部13と連携して、要求されたデータの代行送信を行うことができる。
証跡処理部14は、サーバコンピュータ1が処理を実行したときに、その処理を表す情報を証跡に記録する。なお、証跡情報は、証跡処理部14がアクセス可能な記憶領域に保存されている。また、証跡処理部14は、更新した証跡を他のサーバコンピュータに報知する。すなわち、更新された証跡は、ネットワーク200に接続する全サーバコンピュータにより共有される。
証跡分析部15は、証跡を参照することにより、ネットワーク200に接続する各サーバコンピュータにより行われた処理を把握することができる。たとえば、証跡分析部15は、他のサーバコンピュータのアクセス状況を検出することができる。また、証跡分析部15は、データごとに、代行送信権限を有するサーバコンピュータを検索することもできる。
アクセス先判定部16は、目的データを要求すべきサーバコンピュータ(すなわち、アクセス先)を判定する機能を備える。例えば、目的データを提供するデータ提供サーバにアクセスが集中していないときは、アクセス先判定部16は、アクセス先としてデータ提供サーバを選択する。また、データ提供サーバにアクセスが集中しており、且つ、その目的データの代行送信サーバが存在するときは、アクセス先判定部16は、アクセス先として代行送信サーバを選択する。
図9〜図11の処理は、データ流通処理部12、代行送信権限処理部13、証跡処理部14、証跡分析部15、アクセス先判定部16により実現される。すなわち、サーバコンピュータ1が図9または図11に示すフローチャートに従って動作するときは、S1〜S2はデータ流通処理部12により実行され、S4〜S6またはS41は代行送信権限処理部13により実行され、S3およびS7は証跡処理部14により実行される。また、サーバコンピュータ1が図10に示すフローチャートに従って動作するときには、S11、S12、S15、S16、S18、S33、S34、S36は、データ流通処理部12により実行される。S13およびS14は、証跡分析部15により実行される。S31およびS32は、証跡分析部15およびアクセス先判定部16により実行される。S19〜S21は、代行送信権限処理部14により実行される。S17およびS35は、証跡処理部14により実行される。
図13は、サーバコンピュータ1のハードウェア構成の一例を示す。サーバコンピュータ1は、プロセッサ31、メモリ32、記憶装置33、I/Oデバイス34、記録媒体デバイス35、通信インタフェース36を備える。なお、サーバコンピュータ1は、本発明の実施形態に係わる通信装置の一例である。
プロセッサ31は、記憶装置32に格納されている通信プログラムを実行することにより、サーバコンピュータ1の機能を提供することができる。即ち、プロセッサ31は、図9〜図11に示すフローチャートの処理、または、図8に示すシーケンス中のサーバコンピュータ1の処理を記述した通信プログラムを実行することにより、データ流通処理部12、代行送信権限処理部13、証跡処理部14、証跡分析部15、アクセス先判定部16の機能を提供する。
メモリ32は、例えば半導体メモリであり、プロセッサ31の作業領域として使用される。記憶装置33は、サーバコンピュータ1内に実装されていてもよいし、サーバコンピュータ1に接続されてもよい。なお、証跡情報は、メモリ32または記憶装置33に保存される。I/Oデバイス34は、ユーザまたはネットワーク管理者の指示を受け付ける。また、I/Oデバイス34は、プロセッサ31による処理結果を出力する。記録媒体デバイス35は、可搬型記録媒体37に記録されている信号を読み取る。尚、上述した通信プログラムは、可搬型記録媒体37に記録されていてもよい。通信インタフェース36は、データ通信のためのインタフェースおよび制御情報を通信するためのインタフェースを含む。
1(1A〜1D) サーバコンピュータ
11 送受信部
12 データ流通処理部
13 代行送信権限処理部
14 証跡処理部
15 証跡分析部
16 アクセス先判定部
21 データ保存部
31 プロセッサ
100 データ流通システム
200 ネットワーク

Claims (7)

  1. 複数の通信装置が証跡を共有する分散ネットワークにおいて前記複数の通信装置の中の1つの通信装置により実行される通信プログラムであって、
    前記複数の通信装置の中の第1の通信装置からデータを要求されたときに、前記データを前記第1の通信装置に送信すると共に、前記データを他の通信装置に送信する権限を前記第1の通信装置に与え、
    前記第1通信装置が前記データを他の通信装置に送信する権限を有することを前記証跡に記録する
    処理を前記第1の通信装置に実装されるプロセッサに実行させる通信プログラム。
  2. 前記第1通信装置が前記権限を有することを前記証跡に記録する処理は、前記第1の通信装置が前記権限を承諾することを表すメッセージを、前記通信装置が前記第1の通信装置から受信した後に実行される
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信プログラム。
  3. 前記データを前記第1の通信装置に送信したことを前記証跡に記録する処理を前記プロセッサにさらに実行させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信プログラム。
  4. 証跡を共有する複数の通信装置の中の1つの通信装置であって、
    前記複数の通信装置の中の第1の通信装置からデータを要求されたときに、前記データを前記第1の通信装置に送信する第1の処理部と、
    前記データを他の通信装置に送信する権限を前記第1の通信装置に与える第2の処理部と、
    前記第1通信装置が前記データを他の通信装置に送信する権限を有することを前記証跡に記録する第3の処理部と、
    を備える通信装置。
  5. 複数の通信装置が証跡を共有する分散ネットワークにおいて使用される通信方法であって、
    前記複数の通信装置の中の第1の通信装置は、前記複数の通信装置の中の第2の通信装置に目的データを要求し、
    前記第2の通信装置は、前記目的データを前記第1の通信装置に送信すると共に、前記目的データを他の通信装置に送信する権限を前記第1の通信装置に与え、
    前記第2の通信装置は、前記第1通信装置が前記目的データを他の通信装置に送信する権限を有することを前記証跡に記録する
    ことを特徴とする通信方法。
  6. 前記第1の通信装置は、前記第2の通信装置から与えられた権限を承諾するときは、前記第2の通信装置に応答メッセージを送信し、
    前記第2の通信装置は、前記第1の通信装置から前記応答メッセージを受信した後に、前記第1通信装置が前記権限を有することを前記証跡に記録する
    ことを特徴とする請求項5に記載の通信方法。
  7. 前記複数の通信装置の中の第3の通信装置は、
    前記第2の通信装置のアクセス状況を確認し、
    前記第2の通信装置のアクセス頻度が所定の閾値以下であるときは、前記第2の通信装置に前記目的データを要求し、
    前記第2の通信装置のアクセス頻度が前記閾値を超えているときは、前記証跡に基づいて、前記第1の通信装置が前記権限を有することを検出し、前記第1の通信装置に前記目的データを要求する
    ことを特徴とする請求項5に記載の通信方法。
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