JP2020122893A - レンズユニット及び撮像装置 - Google Patents

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Yuta Nakamura
優太 中村
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Abstract

【課題】レンズユニットにおいて、簡易かつ安価な構成で、レンズ鏡筒とレンズホルダーとの間のがたつきを抑制した構成とする。【解決手段】レンズユニットにおいて、レンズを保持するレンズ鏡筒と、前記レンズ鏡筒と螺合することで前記レンズ鏡筒を保持するレンズホルダーと、を備え、前記レンズ鏡筒またはレンズホルダーの少なくとも一方には、前記レンズ鏡筒と前記レンズホルダーとが互いに離れる方向に付勢する板ばねが一体形成された構成とする。【選択図】図1

Description

本発明の一態様は、レンズユニット、及びレンズユニットを備える撮像装置等に関する。
従来から、レンズを保持するレンズ鏡筒と、レンズ鏡筒を保持するレンズホルダーを有するレンズユニットがある。このようなレンズユニットでは、レンズホルダーとレンズ鏡筒とを螺合させて連結させる構成とすることがある。このとき、レンズホルダーとレンズ鏡筒とのがたつきを防止するために、レンズホルダーとレンズ鏡筒との間にスプリングを配置する構成を採用することがある。このような構成は、特許文献1などに開示されている。
特開2006−91340号公報
上記従来の構成のように、レンズホルダーとレンズ鏡筒との間にスプリングを配置する構成では、スプリングを独立した部材として準備する必要があるため、構成が複雑になり、高コストな構成となることがあった。
本発明は、上記の課題などを解決するために次のような手段を採る。なお、以下の説明において、発明の理解を容易にするために図面中の符号等を括弧書きで付記するが、本発明の各構成要素はこれらの付記したものに限定されるものではなく、当業者が技術的に理解しうる範囲にまで広く解釈されるべきものである。
本発明の一の手段は、
レンズを保持するレンズ鏡筒(2)と、
前記レンズ鏡筒と螺合することで前記レンズ鏡筒を保持するレンズホルダー(1)と、を備え、
前記レンズ鏡筒またはレンズホルダーの少なくとも一方には、前記レンズ鏡筒と前記レンズホルダーとが互いに離れる方向に付勢する板ばね(22a、22b、22c)が一体形成されている、
レンズユニットである。
上記構成のレンズユニットによれば、レンズ鏡筒またはレンズホルダーに板ばねが一体形成されているため、別部材としてスプリング等を準備する構成と比較して、簡易かつ低コストにしつつ、レンズ鏡筒とレンズホルダーとの間のがたつきを抑制した構成にすることができる。
上記レンズユニットにおいて、好ましくは、
前記板ばね(22a、22b、22c)は、前記レンズ鏡筒(2)に形成される。
上記レンズユニットにおいて、好ましくは、
前記レンズ鏡筒(2)は、軸方向に延びた円筒状部分(23)を有し、
前記板ばねは、
前記円筒状部分から径方向外側に突出する突出部(221a、221b、221c)と、
前記突出部の端部から前記円筒状部分の周方向に円弧状に延びる円弧部(222a、222b、222c)と、を有する。
上記構成のレンズユニットによれば、省スペースな形状で板ばねを形成しながら、円弧部によってレンズ鏡筒に対してレンズホルダーを付勢する構成とすることができる。
上記レンズユニットにおいて、好ましくは、
前記突出部(221a、221b、221c)は、周方向に均等間隔に複数形成されており、
前記円弧部(222a、222b、222c)は、複数の前記突出部のそれぞれの端部から、隣接した前記突出部の近傍まで延びるよう複数形成されている。
上記構成のレンズユニットによれば、十分長い円弧部を有する構成とすることができるため、板ばねとして機能する円弧部に与えられる応力を分散させることが可能となり、高い強度を有する構成にすることができる。
上記レンズユニットにおいて、好ましくは、
前記突出部(221a、221b、221c)は、周方向に均等間隔に3つ形成されている。
上記構成のレンズユニットによれば、レンズ鏡筒に対してレンズホルダーをバランス良く付勢可能な構成にすることができる。
上記レンズユニットにおいて、好ましくは、
複数の前記円弧部(222a、222b、222c)は、周方向において90度以上120度未満の範囲で延びるよう形成されている。
上記構成のレンズユニットによれば、十分長い円弧部を有する構成とすることができるため、板ばねとして機能する円弧部に与えられる応力を分散させることが可能となり、高い強度を有する構成にすることができる。
上記レンズユニットにおいて、好ましくは、
前記レンズホルダーまたは前記レンズ鏡筒は、前記板ばねと当接しうる円環状部分に、周方向に連続的に形成された複数の溝部(14)を有しており、
前記板ばねは、前記溝部に対向する位置に、前記溝部に係合する突起部(224a、224b、224c)を有する。
上記構成のレンズユニットによれば、レンズホルダーの溝部と、レンズ鏡筒側の突起部とが係合することで、レンズホルダーとレンズ鏡筒との位置を安定可能な構成にすることができる。
上記レンズユニットにおいて、好ましくは、
前記レンズホルダーは、前記板ばねと当接しうる円環状部分に、周方向に連続的に形成された複数の溝部(14)を有しており、
複数の前記円弧部は、それぞれ、前記円弧部の端部近傍の前記溝部に対向する位置に、前記溝部に係合する突起部を有する。
上記構成のレンズユニットによれば、レンズホルダーの溝部と、レンズ鏡筒側の突起部とが係合することで、レンズホルダーとレンズ鏡筒との位置を安定可能な構成にすることができる。
上記レンズユニットにおいて、好ましくは、
前記溝部は、滑らかな湾曲形状の凹凸で形成され、
前記突起部は、滑らかな湾曲形状である。
上記構成のレンズユニットによれば、溝部と突起部との係合位置を変化させる際に、スムースに変化させることが可能となる。
本発明の一手段は、上記いずれかに記載のレンズユニットと、撮像素子とを備える撮像装置である。
上記構成の撮像装置によれば、簡易かつ低コストにしつつ、レンズ鏡筒とレンズホルダーとの間のがたつきを抑制した構成にすることなどが可能となる。
図1は、実施形態1のレンズユニットを被写体側から見た外観斜視図である。 図2は、実施形態1のレンズホルダーを被写体側から見た外観斜視図である。 図3は、実施形態1のレンズホルダーを撮像素子側から見た外観斜視図である。 図4は、実施形態1のレンズ鏡筒を被写体側から見た外観斜視図である。 図5は、実施形態1のレンズ鏡筒を撮像素子側から見た外観斜視図である。 図6は、実施形態1のレンズ鏡筒を撮像素子側から見た平面図である。 図7は、実施形態1のレンズ鏡筒を側面から見た平面図である。 図8は、実施形態1のレンズ鏡筒の側面からの断面図である。 図9は、実施形態2のレンズユニットを被写体側から見た外観斜視図である。 図10は、実施形態2のレンズホルダーを被写体側から見た外観斜視図である。 図11は、実施形態2のレンズホルダーを撮像素子側から見た外観斜視図である。 図12は、実施形態2のレンズ鏡筒を被写体側から見た外観斜視図である。 図13は、実施形態2のレンズ鏡筒を撮像素子側から見た外観斜視図である。 図14は、実施形態2のレンズ鏡筒を撮像素子側から見た平面図である。 図15は、実施形態2のレンズ鏡筒を側面から見た平面図である。 図16は、実施形態2のレンズ鏡筒の側面からの断面図である。 図17は、実施形態2のレンズユニットを側面から見た平面図である。 図18は、実施形態2のレンズユニットの溝部と突起部との係合箇所の拡大図である。
本発明のレンズユニットは、レンズ鏡筒に、周方向に円弧状に延びる円弧部を含む板ばねが一体形成され、この板ばねによってレンズホルダーを付勢する構成となっている点を特徴のひとつとする。
本明細書では、レンズユニットに含まれるレンズの中心位置であって、撮像装置を構成したときに撮像素子に入射する光の中心位置を「光軸」と称する。レンズに対して撮像素子とは反対側に位置する撮像対象を「被写体」と称する。撮像素子に対して被写体が位置する方向を「光軸方向前方」、「フロント側」または「被写体側」と称し、被写体に対して撮像素子が位置する方向を「光軸方向後方」、「リア側」または「撮像素子側」と称する。
本発明の具体的な構成例としての実施形態について、以下の構成にしたがって説明する。ただし、以下で説明する実施形態はあくまで本発明の一例にすぎず、本発明の技術的範囲を限定的に解釈させるものではない。なお、各図面において、同一の構成要素には同一の符号を付しており、その説明を省略する場合がある。
1.実施形態1
2.実施形態2
3.本発明の特徴
4.補足事項
<1.実施形態1>
本発明の実施形態1について、図1〜図8を参照しながら説明する。図1は、本実施形態のレンズユニットを被写体側から見た外観斜視図である。図2及び図3は、本実施形態のレンズホルダーの外観斜視図であって、図2は被写体側から見た図、図3は撮像素子側から見た図である。図4及び図5は、本実施形態のレンズ鏡筒の外観斜視図であって、図4は被写体側から見た図、図5は撮像素子側から見た図である。図6は、本実施形態のレンズ鏡筒を撮像素子側からみた平面図である。図7は、本実施形態のレンズ鏡筒を側面から見た平面図である。図8は、本実施形態のレンズ鏡筒の断面図であって、図6のA−Aの箇所における断面図である。
図示されるように、本実施形態のレンズユニットは、レンズホルダー1及びレンズ鏡筒2を含んで構成される。
<レンズホルダー1>
レンズホルダー1は、レンズ鏡筒2を保持する。外形が円筒状になった被写体側の部分と、外形が矩形状になった撮像素子側の部分とを含む。レンズホルダー1は、光軸を中心に円筒状に延びる開口部11を有する。開口部11の径方向内側には、螺旋状の溝部からなるねじ山12が形成される。レンズホルダー1は、金属、または樹脂で形成される。
レンズホルダー1の開口部11には、被写体側から撮像素子側に向かってレンズ鏡筒2が挿入される。レンズホルダー1のねじ山12には、レンズ鏡筒2のねじ山24がねじ嵌合する。つまり、レンズホルダー1に対してレンズ鏡筒2を回転させることで、レンズ鏡筒2がレンズホルダーにねじ込まれる。
レンズホルダー1及びレンズ鏡筒2を含む撮像装置においては、レンズホルダー1の撮像素子側に基板(図示省略)が配置される。基板の、光軸を中心とする位置には、撮像素子(図示省略)が配置される。撮像素子は、例えばC−MOSセンサやCCDなどであるが、これらに限定されるものではない。撮像素子は、レンズ鏡筒2に保持されたレンズ21を透過した光を受光し、電気信号に変換して出力する、光電変換素子である。なお、撮像装置においては、撮像機能を要する撮像素子以外の撮像部を採用してもよい。
<レンズ鏡筒2>
レンズ鏡筒2は、1以上のレンズ21を保持する。レンズ鏡筒2は、光軸方向に円筒状に延びる円筒状部分23と、円筒状部分から径方向外側に広がるよう形成された板ばね22a、22b、及び22cを有する。
板ばね22a、22b、及び22cは、光軸方向に弾性を有する。板ばね22aは、突出部221a、円弧部222a、及び突起部223aを含んで構成される。突出部221aは、円筒状部分23から径方向外側に、径方向に延びるよう形成される。突出部221aの径方向外側の端部からは、円筒状部分23の周に沿って円弧状に円弧部222aが延びている。円弧部222aの周方向の端部近傍には、軸方向の撮像素子側に、突起部223aが形成される。
上記と同様に、板ばね22b及び22cは、突出部221b及び221c、円弧部222b及び222c、並びに突起部223b及び223cをそれぞれ含んで構成される。
突出部221a、221b、及び222c、並びに円弧部222a、222b、及び222cは、板状に形成されている。レンズ鏡筒2がレンズホルダー1とねじ嵌合により連結された状態では、突起部223a、223b、及び223cは、いずれもレンズホルダー1の円環状部分13に当接する。このとき、板ばね22a、22b、及び22cは軸方向に撓んで、レンズ鏡筒2に対してレンズホルダー1を撮像素子側に付勢する。板ばね22a、22b、及び22cは、特に円弧部222a、222b、及び222cが撓むことで付勢力を発生させる。
レンズ鏡筒2は、3つの板ばね22a、22b、及び22cを有しており、これらは周方向に均等に形成される。つまり、突出部221a、221b、及び221cは、光軸に垂直な平面視において、120度の位置関係で配置される。円弧部222a、222b、及び222cは、それぞれ隣接した突出部221b、221c、及び221aの近傍まで延びるよう形成されている。つまり、円弧部222a、222b、及び222cは、周方向に、120度よりもやや小さい角度をなすよう、円弧状に延びる。より具体的には、円弧部222a、222b、及び222cは、周方向において90度以上120度未満の範囲で延びるよう形成されている。
板ばね22a、22b、及び22cは、レンズ鏡筒2と一体的に形成される。板ばね22a、22b、及び22cを含むレンズ鏡筒2は、例えば、射出形成により樹脂で形成される。なお、レンズ鏡筒2は、射出形成により金属で形成されてもよいし、射出形成によらず樹脂または金属で形成されてもよい。
<2.実施形態2>
次に、本発明の実施形態2について説明する。本実施形態のレンズユニットは、実施形態1と類似の構成であるが、レンズホルダー100及びレンズ鏡筒200を含んで構成される。実施形態1のレンズユニットと比較すると、レンズホルダー100が溝部14を有する構成となっており、レンズ鏡筒2が溝部14に係合する突起部224a、224b、及び224cを有する構成となっている点で相違し、それ以外の構成については共通である。以下の説明では、本実施形態のレンズユニットが実施形態1の構成と相違する点を中心に説明し、実施形態1と共通の構成及び機能についてはその説明を省略する。
図9〜図18は、本実施形態のレンズユニットを示す図である。図9は、本実施形態のレンズユニットを被写体側から見た外観斜視図である。図10及び図11は、本実施形態のレンズホルダーの外観斜視図であって、図10は被写体側から見た図、図11は撮像素子側から見た図である。図12及び図13は、本実施形態のレンズ鏡筒の外観斜視図であって、図12は被写体側から見た図、図13は撮像素子側から見た図である。図14は、本実施形態のレンズ鏡筒を撮像素子側からみた平面図である。図15は、本実施形態のレンズ鏡筒を側面から見た平面図である。図16は、本実施形態のレンズ鏡筒の断面図であって、図14のA−Aの箇所における断面図である。図17は、本実施形態のレンズユニットを側方から見た平面図である。図18は、図17における「G」の箇所の拡大図である。
<レンズホルダー100>
レンズホルダー100は、円環状部分13に形成された溝部14を有する。溝部14は、円環状部分13に形成された滑らかな湾曲形状の凹凸により構成される。溝部14は、周方向に連続的に形成された凹凸形状になっている。より具体的には、溝部14は、先端部分が円状に湾曲した山なり形状になっている。レンズホルダー100とレンズ鏡筒200とが組み立てられた状態において、溝部14は、後述のレンズ鏡筒200の突起部224a、224b、及び224cと係合する。つまり、溝部14は、突起部224a、224b、及び224cと係合可能なように、隣接する溝部14の間隔が、突起部224a、224b、及び224cの周方向の大きさよりも小さくなるよう、形成されている。
<レンズ鏡筒200>
レンズ鏡筒200は、円弧部222a、222b、及び222cの周方向の端部近傍には、軸方向の撮像素子側に、突起部224a、224b、及び224cが形成される。これらの突起部224a、224b、及び224cは、実施形態1の突起部223a、223b、及び223cに置き換えられるよう配置されている。
突起部224a、224b、及び224cの先端部であって、溝部14と対向する部分は滑らかな湾曲形状で形成される。突起部224a、224b、及び224cの先端部は、半円状に湾曲している。
<溝部14と突起部224a、224b、及び224cとの係合>
レンズホルダー100にレンズ鏡筒200をねじ込みながらねじ嵌合させると、ある程度ねじ込んだ状態で溝部14と突起部224a、224b、及び224cとが当接する。溝部14と突起部224a、224b、及び224cとが当接すると、溝部14と突起部224a、224b、及び224cとの周方向の当接により、レンズホルダー100に対してレンズ鏡筒200を回転させる際の抵抗が発生する。また、レンズホルダー100とレンズ鏡筒200との間には、互いに軸方向に離れる方向に、板ばね22a、22b、及び22cによる付勢力が発生する。この状態から、レンズホルダー100に対してレンズ鏡筒200をねじ込もうとすると、溝部14及び突起部224a、224b、及び224cにより発生する抵抗に抗しながら、かつレンズホルダー100とレンズ鏡筒200との間の付勢力に抗しながら、ねじ込むこととなる。レンズホルダー100に対してレンズ鏡筒200が一定以上ねじ込まれると、板ばね22a、22b、及び22cによる付勢力、並びに、溝部14と突起部224a、224b、及び224cとの係合で発生する抵抗力により、レンズホルダー100とレンズ鏡筒200との位置が安定する。
<3.本発明の特徴>
上記実施形態及び変形例で示した具体的構成を含む本発明は、以下のような特徴を有する。
本発明のレンズユニットでは、レンズ鏡筒2と一体形成された板ばね22a、22b、及び22cによりレンズホルダー1が付勢される構成としている。この構成により、別部材のスプリング等によりレンズホルダー1及びレンズ鏡筒2を付勢する構成と比較して、簡易かつ低コストにしつつ、レンズ鏡筒2とレンズホルダー1との間のがたつきを抑制した構成となっている。
なお、実施形態では、レンズ鏡筒2に板ばね22a、22b、及び22cが一体形成された構成を例示して説明したが、これらの板ばねは、レンズホルダー1と一体形成されてもよい。このとき、レンズホルダー1に形成された板ばねが、レンズ鏡筒2を付勢する構成となる。
また、本発明のレンズユニットでは、板ばね22a、22b、及び22cが突出部221a、221b、及び221cと円弧部222a、222b、及び222cを含む構成としている。この構成により、省スペースな形状で板ばね22a、22b、及び22cを形成しながら、円弧部222a、222b、及び222cによってレンズ鏡筒2に対してレンズホルダー1を付勢する構成となっている。
また、本発明のレンズユニットでは、突出部221a、221b、及び221cが周方向に均等間隔に形成されており、突出部221a、221b、及び221cの端部から隣接した突出部221b、221c、及び221aの端部近傍まで円弧部222a、222b、及び222cが延びるよう形成された構成としている。この構成により、十分長い円弧部222a、222b、及び222cを有する構成とすることができるため、板ばねとして機能する円弧部222a、222b、及び222cに与えられる応力を分散させることが可能となり、高い強度を有する構成となっている。
なお、実施形態では3つの板ばね22a、22b、及び22cが形成された構成を例示して説明したが、板ばねの数は3つ以外であってもよい。つまり、レンズ鏡筒2が、1つ、2つ、または4以上の板ばねを有する構成としてもよい。また、レンズホルダー1が1以上の板ばねを有する構成としてもよい。ただし、3つの板ばね22a、22b、及び22cを有する構成とすると、レンズ鏡筒2に対してレンズホルダー1をバランス良く付勢可能な構成にすることができるため好ましい。
また、本発明のレンズユニットでは、円弧部222a、222b、及び222cが、それぞれ周方向において90度以上120度未満の範囲で延びるよう形成された構成となっている。この構成により、十分長い円弧部222a、222b、及び222cを有する構成とすることができるため、板ばねとして機能する円弧部222a、222b、及び222cに与えられる応力を分散させることが可能となり、高い強度を有する構成にすることができる。
また、本発明のレンズユニットでは、レンズ鏡筒2の円環状部分13に溝部14が形成され、板ばね22a、22b、及び22cが、溝部14に係合する突起部224a、224b、及び224cを有する構成としている。この構成により、レンズホルダー1の溝部14と、レンズ鏡筒2側の突起部224a、224b、及び224cとが係合することで、レンズホルダー1とレンズ鏡筒2との位置を安定可能な構成となっている。
また、本発明のレンズユニットでは、溝部14が滑らかな湾曲形状の凹凸で形成され、突起部224a、224b、及び224cが滑らかな湾曲形状で形成された構成としている。この構成により、溝部14と突起部224a、224b、及び224cとの係合位置を変化させる際に、スムースに変化させることが可能となる。
また、本発明のレンズユニットは、撮像素子を含む撮像装置として好適に適用される。このようなレンズユニットを含む撮像装置では、例えば、簡易かつ低コストにしつつ、レンズ鏡筒2とレンズホルダー1との間のがたつきを抑制した構成にすることなどが可能となる。
<4.補足事項>
以上、本発明の実施形態、及び本発明の構成における特徴についての説明を行った。上記説明では、あくまで本発明の一例の説明であって、本発明の範囲は上記内容に留まらず、各実施形態の記載の内容に基づいて当業者が把握可能な範囲にまで広く解釈されるものである。
本発明は、撮像装置に用いられるレンズユニット、及び撮像装置などとして好適に利用される。
1、100…レンズホルダー
11…開口部
12…ねじ山
13…円環状部分
14…溝部
2、200…レンズ鏡筒
21…レンズ
22a、22b、22c…板ばね
221a、221b、221c…突出部
222a、222b、222c…円弧部
223a、223b、223c、224a、224b、224c…突起部
23…円筒状部分
24…ねじ山

Claims (10)

  1. レンズを保持するレンズ鏡筒と、
    前記レンズ鏡筒と螺合することで前記レンズ鏡筒を保持するレンズホルダーと、を備え、
    前記レンズ鏡筒またはレンズホルダーの少なくとも一方には、前記レンズ鏡筒と前記レンズホルダーとが互いに離れる方向に付勢する板ばねが一体形成されている、
    レンズユニット。
  2. 前記板ばねは、前記レンズ鏡筒に形成される、
    請求項1に記載のレンズユニット。
  3. 前記レンズ鏡筒は、軸方向に延びた円筒状部分を有し、
    前記板ばねは、
    前記円筒状部分から径方向外側に突出する突出部と、
    前記突出部の端部から前記円筒状部分の周方向に円弧状に延びる円弧部と、を有する、
    請求項2に記載のレンズユニット。
  4. 前記突出部は、周方向に均等間隔に複数形成されており、
    前記円弧部は、複数の前記突出部のそれぞれの端部から、隣接した前記突出部の近傍まで延びるよう複数形成されている、
    請求項3に記載のレンズユニット。
  5. 前記突出部は、周方向に均等間隔に3つ形成されている、
    請求項4に記載のレンズユニット。
  6. 複数の前記円弧部は、周方向において90度以上120度未満の範囲で延びるよう形成されている、
    請求項5に記載のレンズユニット。
  7. 前記レンズホルダーまたは前記レンズ鏡筒は、前記板ばねと当接しうる円環状部分に、周方向に連続的に形成された複数の溝部を有しており、
    前記板ばねは、前記溝部に対向する位置に、前記溝部に係合する突起部を有する、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のレンズユニット。
  8. 前記レンズホルダーは、前記板ばねと当接しうる円環状部分に、周方向に連続的に形成された複数の溝部を有しており、
    複数の前記円弧部は、それぞれ、前記円弧部の端部近傍の前記溝部に対向する位置に、前記溝部に係合する突起部を有する、
    請求項4から請求項6のいずれか1項に記載のレンズユニット。
  9. 前記溝部は、滑らかな湾曲形状の凹凸で形成され、
    前記突起部は、滑らかな湾曲形状である、
    請求項7または請求項8に記載のレンズユニット。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のレンズユニットと、
    撮像素子と、を備える、
    撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2024058217A1 (ja) * 2022-09-16 2024-03-21 ヤマシンフィルタ株式会社 測定装置

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WO2024058217A1 (ja) * 2022-09-16 2024-03-21 ヤマシンフィルタ株式会社 測定装置

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