JP2020122414A - 直噴式内燃機関 - Google Patents

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悟 嶋崎
Satoru Shimazaki
悟 嶋崎
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Abstract

【課題】センター直噴方式の内燃機関において、高速回転時に燃料が吸気で押し流されてライナウェットが生じることを防止する。【解決手段】 燃焼室5のうち排気ポート7の側に、加圧空気(カウンタエア)を燃料の噴出エリアに向けて噴出させる噴気手段18が配置されている。機関が高速回転域に至って吸気の流速が速くなっても、燃料がエア噴射インジェクタ18のカウンタエアによって押されることにより、燃料が吸気に押されてシリンダボアの内周面に付着するライナウェット現象を防止できる。【選択図】図3

Description

本願発明は、燃料を燃焼室の中央部から燃料噴射インジェクタによって噴出させるセンター噴出方式の直噴式内燃機関に関するものである。
火花点火式内燃機関において、燃料噴射インジェクタの先端を燃焼室に望ませて、燃料を燃焼室に直接噴出させる方式(DI方式)があり、この直噴方式には、燃料噴射インジェクタを燃焼室の中央部に配置したセンター直噴方式(例えば特許文献1)と、燃料噴射インジェクタを燃焼室の内周側に寄せて配置したサイド直噴方式とがある。
センター直噴方式は、燃料を燃焼室に均等に分散させることができるため、吸気と燃料との混合性を高めることができる利点や、燃料は基本的には下方に向けて噴出するため、シリンダボアの内面への燃料の付着(ライナウェット)を抑制できる利点がある。
特開2016−128668号公報
センター直噴方式は上記の利点を有するが、センター直噴方式においても、機関が高速回転して吸気の流速が速くなると、燃料噴射インジェクタから噴出した霧化燃料が吸気に強く押される現象が発生して、シリンダボアのうち排気ポートの側に燃料が付着しやすくなっている。すなわち、センター直噴方式でも、高速回転域においてはライナウェット現象が発生しやすくなっている。
本願発明は、このような現状を改善すべく成されたものである。
本願発明は、
「シリンダボアに向けて開口した燃焼室に、クランク軸線方向から見て左右に分かれた状態で吸気ポートと排気ポートとが開口しており、かつ、前記燃焼室の中央部に燃料噴射インジェクタのノズルを向けている」
という基本構成において、
「前記燃焼室のうち前記排気ポートが配置されている側に、前記燃料噴射インジェクタから噴出した燃料に向けて空気を噴出させ得る補助噴気手段を設けている」
という特徴を有している。
本願発明において、補助噴気手段から加圧空気を高速で噴出させることができるが、加圧空気の発生源としては、例えば、スーパーチャージャーや専用のコンプレッサを使用できる。また、補助噴気手段からは、燃料の噴射に合わせて加圧空気が噴出するが、燃料の噴射に合わせて加圧空気を噴出させる制御装置(切り替え装置)としては、エア噴射インジェクタやシャッタ装置(弁装置)を使用できる。
本願発明において、ライナウェットが生じるような高速回転域に至ったら、燃料の噴射タイミングに合わせて補助噴気手段から加圧空気(カウンタエア)を噴出させることにより、霧化燃料が吸気ポートに押されてシリンダボアの内周面に付着することを防止できる。従って、高速回転域においてもライナウェット現象の発生を防止して、全回転域においてPMの発生を抑制できる。
また、燃料に、吸気を横切るような方向性を付与できるため、吸気に対する燃料の貫徹力を高めて、燃料と吸気との混合性も向上できる。これに加えて、吸気ポートからシリンダボアに噴出した吸気をカウンタエアによって下向きに案内できるため、タンブル流の生成促進にも貢献でき、これによっても、燃料と吸気との混合性も向上できる。従って、本願発明は、燃料と吸気との混合性も向上して、完全燃焼化を促進できる利点も有する。
第1実施形態の縦断正面図であり、図2(A)のI-I 視断面図である。 (A)は燃焼室の底面図、(B)は(A)のB−B視断面図である。 (A)は作用を示す図、(B)は別例図である。
(1).基本構造
次に、本願発明の実施形態を車両用内燃機関に適用した実施形態を、図面に基づいて説明する。以下では、方向を特定するため前後・左右の文言を使用するが、前後方向はクランク軸線方向であり、左右方向は、クランク軸線及びシリンダボア軸線と直交した方向である。
内燃機関は、機関本体として、シリンダブロック1とその上面に固定されたシリンダヘッド2とを有している。シリンダブロック1には、複数のシリンダボア3が前後方向に並んで形成されており、各シリンダボア3にピストン4が摺動自在に嵌まっている。
シリンダヘッド2には、シリンダボア3に向けて開口した山形(断面台形のテーパ状)の燃焼室(凹所)5が形成されており、燃焼室5に、クランク軸線方向から見て左右に分かれた状態で、前後一対ずつの吸気ポート6と排気ポート7とが開口している。すなわち、燃焼室5には、前後一対の吸気ポート6の出口が開口していると共に、前後一対の排気ポート7の入口が開口しており、シリンダヘッド2には、吸気ポート6の出口を開閉する前後一対の吸気バルブ8と、排気ポート7の入口を開閉する前後一対の排気バルブ9とが装着されている。
前後一対の吸気ポート6は、シリンダヘッド2の吸気側面10に開口した1つの集合部11から分岐しており、各集合部11には、吸気マニホールド12を構成する枝管12aが接続されている。前後一対の吸気ポート6は、集合部11から分岐せずに、全長に亙って独立した状態に形成することもできる。
前後一対の排気ポート7は、1つに集合してその集合部14がシリンダヘッド2の排気側面15(図2(B)参照)に開口した構造と、各吸気ポート7が1つの内蔵式集合通路に連通した構造とのいずれも採用できる。前者の構造では、シリンダヘッド2の排気側面にはシリンダボア3の数に対応した排気口が開口し、後者の構造では、シリンダヘッド2の排気側面15には1つの排気口が開口することになる。
図2に示すように、シリンダヘッド2のうち各燃焼室5の中央部に位置した部位(すなわち、各シリンダボア3の軸心位置)に燃料噴射インジェクタ13が配置されており、燃料噴射インジェクタ13の先端部に設けたノズルが燃焼室5の中央部に向いている。また、各燃焼室5には、燃料噴射インジェクタ13を挟んだ前後両側の位置に点火プラグ16を設けている。なお、例えば図1において符号17で示すのは、冷却用のウォータジャケットである。
(2).補助噴気手段
図2及び図3(A)に示すように、燃焼室5のうち前後の排気ポート7の入口で挟まれた部位には、補助噴気手段の一連としてのエア噴射インジェクタ18の先端が露出している。エア噴射インジェクタ18は、クランク軸線方向から見てシリンダボア軸心に対して傾斜した姿勢で配置されており、前後排気ポート7の間の隔壁部を通って、燃焼室5に向かっている。
エア噴射インジェクタ18の先端部は小径のノズル部18aで構成されており、ノズル部18aの先端の僅かな面積が燃焼室5に開口している。また、エア噴射インジェクタ18の基端はシリンダヘッド2の外側に露出しており、この露出部に、加圧空気源19が管路によって接続されている。
加圧空気源19としては、スーパーチャージャ(機械的過給機)や専用のコンプレッサを使用できる。ターボチャージャで加圧された空気(吸気)を蓄圧容器に溜めて加圧空気源19とすることも可能である。エア噴射インジェクタ18には、加圧空気の噴出を制御するソレノイド式等の制御バルブが内蔵されており、ECU(エンジン・コントロール・ユニット)からの信号に基づいて、エアの噴射が制御される。
図3に示すように、燃料噴射インジェクタ13から噴出する燃料の噴出エリア20は、基本的には円錐形になっているが、機関の回転数が高くなると、吸気ポート6から噴出する吸気の流速(動圧)が高くなるため、一点鎖線のエリア21で示すように、燃料がシリンダボア3のうち排気側の面に向けて押し流されて、霧化した燃料がシリンダボアの内面に付着するライナウェット現象が生じやすくなる。
そこで、予め動作開始回転数を設定しておいて、機関の回転数が動作開始回転数に至ると、燃料噴射インジェクタ13の開き動に連動してエア噴射インジェクタ18を開いて加圧空気を噴出させる。すると、燃料は、排気側に押し流されることなく、二点鎖線のエリア22で示すように、概ねシリンダボア3の軸心の回りに広がっていく。従って、ライナウェットを防止してPMの発生を著しく抑制できる。また、吸気に対する燃料の貫徹力が高くなることと、吸気が下向きに押されてタンブル流が強化されやすくなることが相まって、吸気と燃料との混合性を高めて完全燃焼化を促進できる。
エア噴射インジェクタ18から噴出する空気は、塵埃が混入しないようにエアクリーナを通過させているのが好ましい。また、エア噴射インジェクタ18から噴出する空気も燃焼に寄与するため、吸気ポート6から噴出した吸気とエア噴射インジェクタ18から噴出した空気の総和が最適の空燃比を構成するように、スロットルバルブの開度とエア噴射インジェクタ18からの噴出量とが制御されている。
エア噴射インジェクタ18からの空気の噴射量は、エアフロメータ等の流量計を使用して制御してもよいし、機関回転数とスロットル開度とに応じて、予め設定したマップに基づいて制御してもよい。スロットルバルブの下流側に、エア噴射インジェクタ18に吸気を送るバイパス通路を設けて、バイパス通路にコンプレッサ等の加圧装置を配置すると、常に適正な量の吸気を供給できる。
(3).別例
図3(B)に示す例では、補助噴気手段としてシャッターバルブ23を使用した例を示している。すなわち、この例では、シリンダヘッド2に、燃料の噴出エリア20に向けて開口した小径の噴気穴24を形成すると共に、噴気穴24と横切って排気側面15に開口した制御穴25を形成して、制御穴25に、噴気穴24を開閉する弁体26をスライド自在に配置している。
弁体26は、これより小径のロッド27に一体に形成されており、ロッド27は、電磁式等の駆動装置28によって往復動奏される。従って、シャッターバルブ23は、一種のソレノイドバルブになっている。制御穴25は駆動装置28の内部と連通しており、駆動装置28の内部は、管路によって加圧空気源19に接続されている。なお、制御穴25は、ウォータジャケット17に露出した筒状部にも形成されている。従って、熱の影響を抑制できる。
この例では、機関の回転数が予め設定した値に至ると、燃料噴射インジェクタ13からの燃料噴射に連動して噴気穴24から加圧空気が噴出して、燃料が吸気によって押し流されることを阻止できる。従って、従前の実施形態と同じ効果が発揮される。この例では、1つの燃焼室5に複数の噴気穴24を形成することも可能である。
以上、本願発明の実施形態を説明したが、本願発明は、他にも様々に具体化できる。例えば、補助噴気手段としては、ニードル式の切り替えバルブ(シャッター装置)も使用できる。
本願発明は、センター直噴方式の内燃機関に具体化できる。従って、産業上利用できる。
1 シリンダブロック
2 シリンダヘッド
3 シリンダボア
4 ピストン
5 燃焼室
6 吸気ポート
7 排気ポート
8 吸気バルブ
9 排気バルブ
13 燃料噴射インジェクタ
15 排気側面
16 点火プラグ
18 エア噴射インジェクタ
20 燃料の基本的な噴射エリア
21 吸気によって押し流された状態での燃料の噴射エリア
22 カウンタエアによって押し流し阻止された状態の燃料の噴射エリア

Claims (1)

  1. シリンダボアに向けて開口した燃焼室に、クランク軸線方向から見て左右に分かれた状態で吸気ポートと排気ポートとが開口しており、かつ、前記燃焼室の中央部に燃料噴射インジェクタのノズルを向けている構成であって、
    前記燃焼室のうち前記排気ポートが配置されている側に、前記燃料噴射インジェクタから噴出した燃料に向けて空気を噴出させ得る補助噴気手段を設けている、
    直噴式内燃機関。
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