JP2020121790A - 注出容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 容器本体と、容器本体の口筒部に装着され、口筒部を閉塞するヒンジ付きキャップとからなる注出容器において、ヒンジ付きキャップの樹脂量を削減できる注出容器を提供すること。【解決手段】 容器本体Aと、容器本体Aの口筒部1に装着され、口筒部1を閉塞するヒンジ付きキャップBとからなる注出容器であって、ヒンジ付きキャップBは、口筒部1に装着されるキャップ本体B1と、キャップ本体B1にヒンジB2を介して連設された上蓋B3とを備え、キャップ本体B1は、ヒンジB2側のみに形成された装着基部15と、装着基部15に設けられた係合片16とを備え、容器本体Aは、口筒部1の上端部から立設されたノズル部3と、口筒部1の外周に係合片16が挿入される挿入口部6とを備えることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、合成樹脂製の注出容器に関し、とくに、容器本体と、容器本体に装着されるヒンジ付きキャップとからなる注出容器に関するものである。
従来、容器本体の口筒部に、キャップ本体と、キャップ本体にヒンジを介して開閉可能に取り付けられた上蓋とを備えたヒンジキャップを装着した合成樹脂製注出容器は、調味料等の各種注出容器として広く利用されている。
ヒンジキャップを容器本体の口筒部に打栓装着したポリエチレンテレフタレート(PET)製注出容器の従来技術として、外周に環状に突出した係合突条を有する口筒部をヒンジキャップの嵌合溝に嵌入し、嵌合溝が口筒部を挟持することにより、ヒンジキャップを口筒部に装着固定した口筒部構造を有する注出容器がよく知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−225836号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の注出容器では、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)製のヒンジキャップをPET製の容器本体と分別廃棄できるものの、ヒンジキャップの成形に使用する樹脂量が多くなり、廃棄するヒンジキャップの樹脂量と比べて、リサイクルが必要なPETの割合が低くなるという問題があった。
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、容器本体と、容器本体に装着され、容器本体の口筒部を閉塞するヒンジ付きキャップとからなる注出容器において、ヒンジ付きキャップの樹脂量を削減できる注出容器を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、注出容器として、容器本体と、容器本体の口筒部に装着され、口筒部を閉塞するヒンジ付きキャップとからなる注出容器であって、ヒンジ付きキャップは、口筒部に装着されるキャップ本体と、キャップ本体にヒンジを介して連設された上蓋とを備え、キャップ本体は、ヒンジ側のみに形成された装着基部と、装着基部に設けられた係合片とを備え、容器本体は、口筒部の上端部から立設されたノズル部と、口筒部の外周に係合片が挿入される挿入口部とを備えることを特徴とする構成を採用する。
注出容器の実施形態として、係合片は、装着基部から垂下される縦係合片と、縦係合片から横方向に突出した係止突部とを有し、挿入口部は、縦係合片が挿入される上面開口部と、係止突部が嵌入する側面開口部とを有することを特徴とする構成を採用し、また、係合片は、装着基部から水平に延びる横係合片と、横係合片から縦方向に突出した係止突部とを有し、挿入口部は、横係合片が挿入される側面開口部と、係止突部が嵌入する上面開口部とを有することを特徴とする構成を採用する。
注出容器の具体的実施形態として、上蓋は、頂壁と、頂壁の下面から垂下され、ノズル部を密封するシール筒とを有することを特徴とする構成を採用し、また、シール筒は、閉蓋時にノズル部の拡径内周面に挿入されて密封状態とするシール部が形成されるとともに、シール筒の下部外周側に段部を設けて縮径された下部シール筒が設けられ、下部シール筒は、閉蓋時にノズル部の内周下部に段部を設けて縮径された内周面に近接あるいは当接し、下部シール筒と内周面とで仮シール部が形成されることを特徴とする構成を採用する。
本発明の注出容器は、容器本体の口筒部に装着されるヒンジ付きキャップのキャップ本体がヒンジ側のみで容器本体の口筒部に装着されるため、従来のものに比べ、ヒンジ付きキャップを少ない樹脂量で成形することができる。
このため、注出容器の使用後に、分別廃棄する樹脂量を削減するともに、リサイクル可能なPETのリサイクル量を増加することができる。
本発明の第1実施例である注出容器を開蓋した状態を示す図であり、(a)は上面図、(b)は側面断面図である。 本発明の第1実施例である注出容器を閉蓋した状態を示す図であり、(a)は側面断面図、(b)は(a)の要部拡大図である。 本発明の第1実施例の容器本体を示す図であり、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)背面図である。 本発明の第1実施例のヒンジ付きキャップを示す図であり、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)正面図である。 本発明の第2実施例である注出容器を開蓋した状態を示す図であり、(a)は上面図、(b)は側面断面図である。 本発明の第2実施例である注出容器を閉蓋した状態を示す図であり、(a)は側面断面図、(b)は(a)の要部拡大図である。 本発明の第2実施例の容器本体を示す図であり、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)背面図である。 本発明の第2実施例のヒンジ付きキャップを示す図であり、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)正面図である。 本発明の第3実施例である注出容器を閉蓋した状態を示す図であり、(a)は側面断面図、(b)は(a)の要部拡大図である。
本発明の実施形態について、実施例として示した図面を参照して説明する。
なお、以下の説明において、図2(a)でみて、左方向を「前(正面)」とし、右方向を「後(背面)」とし、上方向を「上」とし、下方向を「下」とする。
図1、図2において、Aは容器本体、Bは容器本体Aの口筒部1に装着され、口筒部1を閉塞するヒンジ付きキャップである。
図1〜図3に示すように、容器本体Aは、上部に円筒状の口筒部1を備え、口筒部1の内周は、下方から連続する内周面2aと、内周面2a上端から段部2bを介して拡径された拡径内周面2cとからなる注出口部2が形成され、口筒部1の上端部には、内周面が拡径内周面2cから連通するノズル部3が立設されている。
口筒部1の外周には、背面側下部にヒンジ付きキャップBが装着される外周壁部4と、外周壁部4の正面側上部(図面上では、ヒンジB2と反対側の180°範囲)にヒンジ付きキャップBと係合して閉蓋状態を維持する蓋係合部5とが形成されている。
図3に示すように、口筒部1の背面側の所定の角度範囲θには、ノズル部3の背面側の所定の距離からそれに連なる外周壁部4の外周までの幅d1、且つ蓋係合部5の上端から外周壁部4の所定の高さ範囲h1で切り込まれ、後述するヒンジ付きキャップBのキャップ本体B1を挿入する挿入口部6が形成されている。
蓋係合部5の外周上部の正面側の所定の範囲には、蓋係止突部7が突設されている。
挿入口部6は、背面側を中心にほぼ90°の角度範囲θで蓋係合部5および外周壁部4に切り込まれ、両側の側端面6aと後側面6bと外周壁部4に形成される底面6cとからなり、上面から見てC字状に形成されており、外周壁部4の両側の側端面6aの間には外周側にC字状に形成され連結する係合壁部8が形成されている。
係合壁部8は、上面から見て内周面が後側面6bから所定の幅d2離れ、間にC字状の上面開口部9が形成され、外周面が外周壁部4の外周面と面一に周するように形成され、また、背面から見て外周壁部4の上端から所定の高さ範囲h2下がり、且つ、底面6cから間に側面開口部10を形成する所定の高さ範囲h3上がった位置で、高さ範囲h4で形成されている(h4>h2およびh3)。
ノズル部3は、本実施例では、筒状に形成され、内容液を注ぎ易くするために、注出方向となる正面側は、背面側に比べ高く形成されるとともに、先端部がラッパ状に広がるリップ部3aとなっている。
図1、図2および図4に示すように、ヒンジ付きキャップBは、容器本体Aの挿入口部6に装着されるキャップ本体B1と、キャップ本体B1にヒンジB2を介して連設されるとともに、注出口部2を開閉する上蓋B3とを備えている。
キャップ本体B1は、上面から見て容器本体Aの挿入口部6に嵌入する形状(背面側を中心にほぼ90°の角度範囲θのC字状)に形成され、外周上端部にヒンジB2が連設される装着基部15と、装着基部15の内周側から垂下され、上面開口部9に嵌入される縦係合片16と、縦係合片16の外周面下部に突設され、上端縁が係合壁部8の下端内周縁に係合する係止突部17とを備えている。
装着基部15は、上端から高さ範囲h2の高さで形成され、装着時に、上面および外周面が外周壁部4上面および外周面と面一となり、下面が係合壁部8上面に当接するようになっている。
縦係合片16は、高さ範囲h3+h4の範囲内で収まる長さで形成されている(別に図に示すように縦係合片16の下端面と底面6cとの間に隙間があっても、または、当接するようにしてもよい)。
係止突部17の高さは、高さ範囲h3内で形成されている。
上蓋B3は、頂壁20と、頂壁20の周縁部から垂設され、外周下端の背面側にヒンジB2を連設する側周壁21と、頂壁20の下面から垂下されたシール筒22とを備えている。
側周壁21の正面側には、内周下端部に、閉蓋時に容器本体Aの蓋係合部5の蓋係止突部7と係合して閉蓋状態を維持する形状に凹設された係止凹部23が設けられ、外周下端部には、円弧状の指掛け部24が設けられている。
図2(b)に示すように、シール筒22は、外周下部が閉蓋時に容器本体Aの注出口部2の拡径内周面2c上部に挿入されて密封状態とする通常のシール部Saが形成されるとともに、シール筒22の下部外周側に段部22aを設けて縮径された下部シール筒22bが設けられ、下部シール筒22bは、外周下端が閉蓋時に注出口部2の内周面2aの上端部に近接あるいは当接するように形成されており、下部シール筒22bの外周下端と内周面2a上端部とで、シール部Saの下方に、もう一つの仮シール部Sbが形成される。
シール部Saと仮シール部Sbとの二段のシールで注出容器が密封されるので、衝撃により、片方のシールが外れる場合にも、他方のシールによりシールされ、内容液が漏れることがない。
また、シール筒22の段部22aと注出口部2の段部2bとの間に空間が形成され、容器の落下等による衝撃を受けて、仮シール部Sbに少量の内容液が侵入したときの液だめ部Scとなって内容液をとどめることができる。
つぎに、本実施例の使用態様と作用効果について説明する。
本実施例のヒンジ付きキャップBは、ある程度の柔軟性のある合成樹脂(例えば、PE、PPなど)で、図4に示すように、開蓋状態のままで一体成形により製造される。
また、容器本体Aは、PET樹脂でブロー成形され、少なくとも口筒部1が硬質なPETボトルである。
開蓋したヒンジ付きキャップBのキャップ本体B1を容器本体Aの挿入口部6の上方から当てがい、キャップ本体B1の縦係合片16を挿入口部6の上面開口部9に挿入させ、また、係止突部17を挿入口部6の係合壁部8内面を乗り越えさせ、キャップ本体B1を容器本体Aの挿入口部6に嵌入させ装着する。
その際、縦係合片16と上面開口部9の上面とが一致するとともに、係止突部17と係合壁部8内面下端縁とが係合し、キャップ本体B1が容器本体Aに対して外れたり、挿入口部6内で動いたりすることを防止することができる。
また、装着した後は、容器本体Aの外周壁部4の上面および外周面と、キャップ本体B1の装着基部15の上面および外周面が面一となり外観も向上する。
本実施例のヒンジ付きキャップBは、容器本体Aの口筒部1に装着されるキャップ本体B1が、容器本体Aの口筒部1の一部の範囲のみ(上面から見てほぼ90°の角度範囲θ)で装着されるため、従来の容器本体の口筒部に全周で係合する筒状のキャップ本体と比べ、少ない樹脂量で成形することができる。
本実施例では、キャップ本体B1および容器本体Aの挿入口部6を上面から見ると、ほぼ90°の角度範囲θで形成されているが、ヒンジB2の幅が小さいものであればキャップ本体B1および容器本体Aの挿入口部6は、その角度範囲θをそれに合わせて90°以下で形成されていても構わないし、また、角度範囲θは、最大でヒンジB2側180°の範囲に形成しても構わない。
キャップ本体B1を挿入口部6に装着することができれば、互いの角度範囲θは近似していれば、どのような角度範囲θでもよく、角度範囲θは、上記実施例の角度範囲に限定されず、また、角度範囲θが少ない方がより少ない樹脂量で成形することができる。
キャップ本体B1を容器本体Aの挿入口部6に嵌合させた後、上蓋B3をヒンジB2を支点に廻動し、上蓋B3のシール筒22外周と容器本体Aの注出口部2内周とを密着させるともに、上蓋B3の側周壁21の係止凹部23と容器本体Aの蓋係合部5の蓋係止突部7とを係合させると、上蓋B3を閉蓋した注出容器とすることができる。
閉蓋の際には、上蓋B3のシール筒22の外周下部は、容器本体Aの注出口部2の拡径内周面2cの上部に密着して、シール部Saが形成されるとともに、シール筒22の下端部の下部シール筒22bの下端部は、注出口部2の内周面2aの上端に近接あるいは当接して仮シール部Sbが形成される。
本実施例の注出容器は、閉蓋状態で、上蓋B3のシール筒22の外周下部と容器本体Aの注出口部2の拡径内周面2c内周とのシール部Saと、下部シール筒22bと注出口部2の内周面2aとの仮シール部Sbとの二段でシールされ、一方のシールが衝撃で外れた場合にも、他方でシールされ、容器本体Aの気密性が保たれるとともに、落下等で受ける衝撃により、仮シール部Sbに内容液が侵入しても、液だめ部Scがあるので、内容液がとどめられてシール部Saから内容液が漏れることがない。
容器本体A内の内容液を使用するためには、上蓋B3の指掛け部24に手指を掛け、持ち上げると、上蓋B3がヒンジB2を支点に廻動し、まず上蓋B3のシール筒22の下部シール筒22bが注出口部2の内周面2aとの仮シール部Sbが外れ、つづいてシール筒22は、容器本体Aの注出口部2とのシール部Saが外れ、上蓋B3が開蓋されることにより、容器本体Aを傾けるだけで、容易に注出口部2から容器本体A内の内容液を案内し、ノズル部3の正面側から注出することができる。
上蓋B3を容器本体Aに再び閉蓋することで、上蓋B3のシール筒22の下部シール筒22bが注出口部2の内周面2aに近接して仮シール部Sbを形成するとともに、シール筒22の外周が容器本体Aの注出口部2の内周に密着してシール部Saが形成され、容器本体A内を密封することができ、注出容器は、繰り返し上蓋B3を開閉して使用することができる。
本実施例の注出容器は、縦係合片16と上面開口部9が上面から見てC字状に形成され、互いに嵌合するとともに、係止突部17と係合壁部8内面下端縁とが係合しているので、上蓋B3の容器本体Aに対する開閉による廻動方向または横方向の力で、キャップ本体B1が容器本体Aから外れることがない。
つぎに、容器本体A内に充填された内容液を使い終わって注出容器を廃棄する際には、上蓋B3を開蓋した状態で、上方に引っ張り、キャップ本体B1を容器本体Aに対して、できるだけ垂直方向に持ち上げると、縦係合片16と上面開口部9とは縦方向に挿入されているだけであり、抵抗が少なく抜くことができ、あとは係止突部17を係合壁部8を乗り越えさせればよく、簡単に容器本体Aからヒンジ付きキャップBを取り外し、分別することができる。
つぎに、第1実施例の容器本体Aの挿入口部6と、ヒンジ付きキャップBのキャップ本体B1との構成を変更した第2実施例について、図5〜図8を参照して説明する。
以下、第1実施例と同一の構成部分には同一の符号を付し、変更部分に新たな符号を付し、相違点を中心に説明する。
図5、図6において、Aaは容器本体、Baはヒンジ付きキャップである。
図5〜図7に示すように、容器本体Aaの口筒部1の外周には、背面側下部にヒンジ付きキャップBaが装着される外周壁部30と、外周壁部30の正面側上部にヒンジ付きキャップBaと係合して閉蓋を維持する蓋係合部31が形成されている。
図7に示すように、外周壁部30の背面側には、所定(背面側を中心にほぼ90°)の角度範囲θで外周壁部30の外周から幅da1、且つ外周壁部30の所定の高さ範囲ha1で上面から見てC字状に切り込まれ、後述するヒンジ付きキャップBaのキャップ本体Ba1を装着する挿入口部32が形成されている。
蓋係合部31の背面側には、挿入口部32と同じ角度範囲θで内周側への深さが挿入口部32の深さに比べ浅い位置から蓋係合部31の外周までの幅da2、且つ蓋係合部31の上端から外周壁部30の上端までの間で上面から見てC字状に切り込まれた上部凹部33が形成されている。
上部凹部33は、両側の側端面33aと後側面33bを形成し、蓋係合部31の両側の側端面33aの間には外周側に下端から高さ範囲ha2の高さで、上面から見てC字状に形成されて連結する係合壁部34が設けられている。
係合壁部34は、上面から見て内周面が後側面33bから所定の幅da3離れ、間にC字状の上面開口部35が形成され、外周面が蓋係合部31の外周面と面一に周するように形成され、また下面は外周壁部30の上面と同じ高さとなっている。
挿入口部32は、内周側に上部凹部33の後側面33bより所定の幅da4だけ深く形成され、両側の側端面32aと底面32bと、蓋係合部31の背面側の一部の下面となる天面32cとが形成されている。
また、係合壁部34の下面と両側の側端面32aと底面32bとの間で側面開口部36が形成されている。
図5、図6および図8に示すように、ヒンジ付きキャップBaは、容器本体Aaの挿入口部32に装着されるキャップ本体Ba1と、キャップ本体Ba1にヒンジB2を介して連設されるとともに注出口部2を開閉する上蓋B3とを備えている。
キャップ本体Ba1は、上面から見て容器本体Aaの挿入口部32に横方向から嵌入する形状(背面側を中心にほぼ90°の角度範囲θのC字状)に形成され、外周上端部にヒンジB2が連設される装着基部40と、装着基部40の内周側から内方に延設され、側面開口部36に嵌入される横係合片41と、横係合片41の上面の内周側からほぼ幅da4離れた位置から突設され、上面開口部35の下端縁と係合する係止突部42とからなっている。
装着基部40および横係合片41は、上端から高さ範囲ha1の高さで形成され、装着時に、下面および側面が挿入口部32の底面32bおよび両側の側端面32aと嵌合するとともに、横係合片41の係止突部42より正面側が天面32cと嵌合し、また、横係合片41の係止突部42より背面側付近が上部凹部33の係合壁部34の下面と係合するようになっている。
つぎに、本実施例の使用態様と作用効果について説明する。
開蓋したヒンジ付きキャップBaのキャップ本体Ba1の正面側を容器本体Aaの挿入口部32の背面側から当てがい、キャップ本体Ba1の横係合片41を挿入口部32の側面開口部36に横方向から挿入させ、また、キャップ本体Ba1の係止突部42を係合壁部34の下端を乗り越えさせ、キャップ本体Ba1を容器本体Aaの挿入口部32に嵌合させ装着する。
その際、係止突部42と上部凹部33の上面開口部35の下端縁が係合し、キャップ本体Ba1が容器本体Aaに対して外れたり、挿入口部32内で動いたりすることを防止することができる。
また、装着した後は、容器本体Aaの外周壁部30の上面および外周面と、キャップ本体Ba1の装着基部40の上面および外周面が面一となり外観も向上する。
本実施例のヒンジ付きキャップBaは、容器本体Aaの口筒部1に装着されるキャップ本体Ba1が、角度範囲θで装着されるため、従来の筒状のキャップ本体と比べ、少ない樹脂量で成形することができる。
本実施例の注出容器は、キャップ本体Ba1の装着基部40および横係合片41と容器本体Aaの挿入口部32および上部凹部33の係合壁部34が上面から見てC字状に形成され、互いの面で嵌合するとともに、係止突部42と上面開口部35下端内縁とが係合しているので、上蓋B3の容器本体Aaに対する開閉による廻動方向または縦方向の力で、キャップ本体Ba1が容器本体Aaから外れることがない。
注出容器を廃棄する際には、上蓋B3を開蓋した状態で、横方向に引っ張り、キャップ本体Ba1を容器本体Aaに対して横方向に引くと、横係合片41と側面開口部36とは横方向に挿入されているだけであり、抵抗が少なく抜くことができ、あとは係止突部42を係合壁部34の下端を乗り越えさせればよく、簡単に容器本体Aaからヒンジ付きキャップBaを取り外し、分別することができる。
その他の作用効果は、実施例1と同じである。
つぎに、第1実施例の容器本体Aの注出口部2とヒンジ付きキャップBとの構成を変更した第3実施例について、図9を参照して説明する。
以下、第1実施例と同一の構成部分には同一の符号を付し、変更部分に新たな符号を付し、相違点を中心に説明する。
図9において、Abは容器本体、Bbは容器本体Abの口筒部1に装着され、口筒部1を閉塞するヒンジ付きキャップである。
容器本体Abは、上端部が水平に形成された円筒状の口筒部1を備え、口筒部1の内周は注出口部50となっている。
注出口部50は、下方から連続する内周面50aと、上部の内周面50aから段部50bを介して拡径された拡径内周面50cと、上端部の拡径内周面50cの上端から外方に広がる注ぎ面50dとが形成されている。
口筒部1の上端部は、それ自体が注ぎ面50dから連なる水平形成されたノズル部51となり、注出方向となる正面側には、注ぎ面50dから連なり、先端部がラッパ状に広がるリップ部51aが形成されている。
ヒンジ付きキャップBbは、容器本体Abの挿入口部6に装着されるキャップ本体B1と、キャップ本体B1にヒンジB2を介して連設されるとともに注出口部2を開閉蓋する上蓋Bb3とを備えている。
上蓋Bb3は、頂壁20と、頂壁20の周縁部から垂設され、外周下端の背面側にヒンジB2を連設する側周壁21と、頂壁20の下面から垂下されたシール筒55とを備えている。
シール筒55は、外周下端部が閉蓋時に容器本体Abの注出口部50の拡径内周面50c上部に挿入されて密封状態とする通常のシール部Saが形成されるとともに、シール筒55の下部外周側に段部55aを設けて縮径された下部シール筒55bが設けられ、下部シール筒55bは、外周下端が閉蓋時に注出口部50の内周面50aの上端部に近接あるいは当接するように形成されており、下部シール筒55bの外周下端と内周面50a上端部とで、シール部Saの下にもう一つの仮シール部Sbが形成される。
シール部Saと仮シール部Sbとの二段のシールでキャップが密封されるので、衝撃により、片方のシールが外れた場合にも、他方のシールによりシールされ、液が漏れることがない。
また、シール筒55の段部55aと注出口部50の段部50bとの間に空間が設けられ、容器の落下等による衝撃を受けて、仮シール部Sbに少量の内容液が侵入したときの液だめ部Scとなって内容液をとどめることができる。
つぎに、本実施例の作用効果について説明する。
閉蓋の際には、上蓋Bb3のシール筒55の外周下端部は、容器本体Abの注出口部50の拡径内周面50cの上端に密着して、シール部Saが形成されるとともに、シール筒55の下端部の下部シール筒55bの外周下端部は、注出口部50の内周面50aの上端部に近接あるいは当接して仮シール部Sbが形成される。
本実施例の注出容器は、閉蓋状態で、上蓋Bb3のシール筒55の外周下端部と容器本体Abの注出口部50の拡径内周面50c上端とのシール部Saと、下部シール筒55bの下端部と注出口部50の内周面50aの上端との仮シール部Sbとの二段でシールされ、一方のシールが衝撃で外れた場合にも、他方でシールされ、容器本体Abの気密性が保たれるとともに、落下等で受ける衝撃により、仮シール部Sbに内容液が侵入しても、液だめ部Scがあるので、内容液がとどめられてシール部Saから内容液が漏れることがない。
容器本体Ab内の内容液を使用するためには、上蓋Bb3の指掛け部24に手指を掛け、持ち上げると、上蓋Bb3がヒンジB2を支点に廻動し、まず上蓋Bb3のシール筒55の下部シール筒55bが注出口部50の内周面50aとの仮シール部Sbが外れ、続いてシール筒55は、容器本体Abの注出口部50とのシール部Saが外れ、上蓋Bb3が開蓋されることにより、容器本体Abを正面側に傾けるだけで、容器本体Ab内の内容液を注出口部50の内周面50aおよび段部50bおよび拡径内周面50cおよび注ぎ面50dを介して案内し、正面側のリップ部51aから注出することができる。
その他の作用効果は、実施例1と同じである。
本発明の注出容器は、容器本体の口筒部に装着されるヒンジ付きキャップのキャップ本体がヒンジ側のみで容器本体の口筒部に装着されるため、従来のものに比べ、ヒンジ付きキャップを少ない樹脂量で成形することができ、各種注出容器として広く利用することができる。
A、Aa、Ab 容器本体
B、Ba、Bb ヒンジ付きキャップ
B1、Ba1 キャップ本体
B2 ヒンジ
B3、Bb3 上蓋
d1、d2、da1、da2、da3、da4 幅
h1、h2、h3、h4、ha1、ha2 高さ範囲
θ 角度範囲
Sa シール部
Sb 仮シール部
Sc 液だめ部
1 口筒部
2、50 注出口部
2a、50a 内周面
2b、50b 段部
2c、50c 拡径内周面
3、51 ノズル部
3a、51a リップ部
4、30 外周壁部
5、31 蓋係合部
6、32 挿入口部
6a、32a、33a 側端面
6b、33b 後側面
6c、32b 底面
7 蓋係止突部
8、34 係合壁部
9、35 上面開口部
10、36 側面開口部
15、40 装着基部
16 縦係合片(係合片)
17、42 係止突部
20 頂壁
21 側周壁
22、55 シール筒
22a、55a 段部
22b、55b 下部シール筒
23 係止凹部
24 指掛け部
32c 天面
33 上部凹部
41 横係合片(係合片)
50d 注ぎ面

Claims (5)

  1. 容器本体と、容器本体の口筒部に装着され、口筒部を閉塞するヒンジ付きキャップとからなる注出容器であって、
    ヒンジ付きキャップは、口筒部に装着されるキャップ本体と、キャップ本体にヒンジを介して連設された上蓋とを備え、
    キャップ本体は、ヒンジ側のみに形成された装着基部と、装着基部に設けられた係合片とを備え、
    容器本体は、口筒部の上端部から立設されたノズル部と、口筒部の外周に係合片が挿入される挿入口部とを備えることを特徴とする注出容器。
  2. 係合片は、装着基部から垂下される縦係合片と、縦係合片から横方向に突出した係止突部とを有し、
    挿入口部は、縦係合片が挿入される上面開口部と、係止突部が嵌入する側面開口部とを有することを特徴とする請求項1に記載の注出容器。
  3. 係合片は、装着基部から水平に延びる横係合片と、横係合片から縦方向に突出した係止突部とを有し、
    挿入口部は、横係合片が挿入される側面開口部と、係止突部が嵌入する上面開口部とを有することを特徴とする請求項1に記載の注出容器。
  4. 上蓋は、頂壁と、頂壁の下面から垂下され、ノズル部を密封するシール筒とを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の注出容器。
  5. シール筒は、閉蓋時にノズル部の拡径内周面に挿入されて密封状態とするシール部が形成されるとともに、シール筒の下部外周側に段部を設けて縮径された下部シール筒が設けられ、
    下部シール筒は、閉蓋時にノズル部の内周下部に段部を設けて縮径された内周面に近接あるいは当接し、下部シール筒と内周面とで仮シール部が形成されることを特徴とする請求項4に記載の注出容器。
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