JP2020120311A - 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】露出を変更する操作をするときに生じるユーザの負担を軽減することを目的とする。【解決手段】画像を表示装置に出力する出力手段と、第1の画像を、前記第1の画像のダイナミックレンジよりも狭いダイナミックレンジである第2の画像に変換する第1の変換手段と、前記第1の画像を、前記第1の画像の輝度表示が前記第1の画像のダイナミックレンジに対応していない表示装置に表示した場合に前記第1の画像のダイナミックレンジに対応した表示装置に表示した場合と近似した輝度表示となる第3の画像に変換する第2の変換手段と、前記第2の画像および前記第3の画像の何れかの画像に切替えて前記出力手段に出力させる切替手段と、を有する画像処理装置であって、前記切替手段は、前記第2の画像の出力中にユーザによる画像の明るさの調整操作に応じて、前記第2の画像から前記第3の画像に切替えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体に関する。
デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮影装置は、被写体像をCMOSセンサやCCDセンサ等の撮像素子により画素単位で光電変換して、光の強度に応じた画像信号を生成し、生成した画像信号を変換した画像データに対して画像処理を行う。近年、撮像素子の性能が向上しており、高ダイナミックレンジの画像データを生成できるようになっている。以下、高ダイナミックレンジを「HDR」、HDR映像の撮影が可能な撮影装置を「HDR対応カメラ」、HDR映像を表示可能な表示装置を「HDR対応モニタ」と表記する。これに対して、従来の標準的な輝度範囲(標準ダイナミックレンジ)の画像の表示にのみ対応している表示装置を「HDR非対応モニタ」、標準ダイナミックレンジを「SDR」と表記する。
現行の放送・配信環境ではSDR映像コンテンツが主流であるものの、家庭用テレビではHDR対応が進んでいることによりHDR映像コンテンツの需要も高まっている。そのため、特許文献1に開示されているようなSDR映像コンテンツとHDR映像コンテンツを同時に撮影できるカメラシステムが提案されている。
このようなシステムでは、HDR映像出力と同時に、HDR映像に対してゲイン差と呼ばれる一定の明るさの差分を付けたSDR映像を同時に出力することができる。ビデオエンジニア等のユーザが映像調整をする場合、まずHDR対応モニタでHDR映像を確認しながら露出を調整する。次に、SDR映像を確認しながら上述したゲイン差を調整する。このとき、ゲイン差の調整でHDR側の露出が変化することはない。その後、ユーザは、SDR映像で露出以外の調整を行う。このとき、設定されたゲイン差のまま、HDR映像も連動して画質調整される。したがって、ユーザはSDR映像における知識や経験を活かした調整をすることができると共に、HDR対応機器の投資を抑制することができる。
特開2017−60113号公報
しかしながら、特許文献1のようなシステムで、ユーザが露出を変更しようとした場合にはSDR映像が表示されているためにHDR映像を確認できず、HDRとして適正な露出を設定できないという問題がある。例えば、ユーザは露出を変更する場合には、HDR映像が表示されているHDR対応モニタ側に移動しなければならず、仮にHDR対応モニタが別の撮影トラックにある場合にはユーザに負担が生じてしまう。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、露出を変更する操作をするときに生じるユーザの負担を軽減することを目的とする。
本発明は、画像を表示装置に出力する出力手段と、第1の画像を、前記第1の画像のダイナミックレンジよりも狭いダイナミックレンジである第2の画像に変換する第1の変換手段と、前記第1の画像を、前記第1の画像の輝度表示が前記第1の画像のダイナミックレンジに対応していない表示装置に表示した場合に前記第1の画像のダイナミックレンジに対応した表示装置に表示した場合と近似した輝度表示となる第3の画像に変換する第2の変換手段と、前記第2の画像および前記第3の画像の何れかの画像に切替えて前記出力手段に出力させる切替手段と、を有する画像処理装置であって、前記切替手段は、前記第2の画像の出力中にユーザによる画像の明るさの調整操作に応じて、前記第2の画像から前記第3の画像に切替えることを特徴とする。
露出を変更する操作をするときに生じるユーザの負担を軽減することができる。
画像処理装置の構成の一例を示す図である。 画像処理装置の処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明に係る実施形態について詳細に説明する。本実施形態では、画像処理装置としてカメラ(撮影装置)を例にして説明する。
図1は、カメラ100の構成の一例を示す図である。
カメラ100は、CPU101、ROM102、RAM103、操作部104、リモートコントローラ105、撮像部106、画像処理回路107、SDR画像変換回路108、HDRアシスト画像変換回路109、波形モニタ画像変換回路110を有する。また、カメラ100は、画像出力回路111、SDI端子112、HDMI(登録商標)端子113、HDMIデータ通信回路114等を有する。
CPU101は、不揮発性メモリであるROM102に記憶されているプログラムや固定値データ(所定の期間の値等)を読み込み、プログラムに従ってカメラ各部の制御を行う。CPU101は、切替手段、判定手段の一例に対応する。また、RAM103は揮発性メモリであり、CPU101が利用する可変値データや各回路から出力される画像データ等が記憶される。
操作部104は、ユーザによる操作を受け付ける。操作部104は例えば、電源スイッチ、画像調整用のダイヤルやスイッチ、メニュー操作用のスイッチ等の操作部材で構成される。また、操作部104は、設定値やメニュー等を表示する液晶パネル等を含めてもよい。更に、操作部104は、タッチパネルやポインティングデバイス等においてGUIで実現されたものも含めてもよい。CPU101は、操作部104の状態を定期的に監視し、操作部104で操作を受け付けることで、操作に応じた処理を実行する。
リモートコントローラ105は、ユーザによる操作を受け付ける。リモートコントローラ105は、上述した操作部104とは別体である。リモートコントローラ105は、有線または無線でCPU101に通信可能に接続される。リモートコントローラ105は例えば、操作部104と同様に画像調整用のダイヤルやスイッチ、メニュー操作用のスイッチ等の操作部材で構成される。また、リモートコントローラ105は、カメラ100とは別体で構成されるPC、タブレット端末、スマートフォン等の情報処理装置であって、カメラ100を遠隔で操作できるアプリケーションを実装したものであってもよい。
撮像部106は、レンズ、イメージセンサおよびAD変換器から構成される。レンズを通してイメージセンサ上に結像された被写体像は、アナログ画像信号として所定のフレームレートで取り出され、AD変換器によりデジタル画像データに変換される。イメージセンサは、R(赤),G(緑),B(青)に対応したカラーフィルタが配置され、各色の画像信号を取得する。なお、撮像部106は、分光されたR,G,Bを3つのイメージセンサで受光して各色の画像信号を取得する方式であってもよい。
本実施形態の撮像部106は、HDRに対応したものであり、従来よりも広い輝度範囲の画像信号を出力することができる。また、AD変換器は、14ビットのビット深度で量子化を行い、輝度範囲の広さに対して階調性を損なわないようにする。更に、画像処理回路107でも14ビットで画像データを処理することができる。
画像処理回路107は、撮像部106から出力されたR,G,Bの画像データに対してHDRとしてのゲイン調整を行う。また、画像処理回路107は、必要に応じてその他の画像処理を行う。その後、画像処理回路107は、ゲイン調整した画像データに対してHDR用ガンマ補正を行うと共に、Y(輝度),CbCr(色差)の画像データに変換する。YCbCrデータは、HDR画像としてRAM103に記憶される。ここで、ガンマ補正とは、モニタ側の入力信号に対する表示(輝度)が線形関係となるように、カメラ側の出力信号を補正する処理である。また、画像処理回路107は、出力先に応じてビット深度を丸める処理をしてもよい。例えば、画像処理回路107は、SDI端子112から画像を出力するためにビット深度を12ビットないし10ビットに丸める処理をする。
SDR画像変換回路108は、HDR画像を変換してSDR画像を生成する回路である。すなわち、SDR画像変換回路108は、第1の画像を、第1の画像のダイナミックレンジよりも狭いダイナミックレンジである第2の画像に変換する。この変換は種々の方法が考えられるが、例えば高輝度域よりも低輝度域に多くの階調を割り当てるよう変換特性を設定したり、逆に低輝度域よりも高輝度域に多くの階調を割り当てるよう変換特性を設定することが考えられる。したがって、HDR画像の信号値に対してSDR画像に割り当てる信号値の階調特性は、非線形な特性になることが多い。第1の画像はHDR画像の一例であり、第2の画像はSDR画像の一例である。また、SDR画像変換回路108は第1の変換手段の一例である。
ここで上記のようなHDR画像からSDR画像への変換が行われた結果、HDR画像で適正に露出が調整されていても、SDR画像ではオーバー露出またはアンダー露出の画像として出力されてしまう場合がある。しかし、SDR画像が適正露出になるよう調整すると、今度はHDR画像の露出が適正でなくなってしまう。そこでSDR画像変換回路108は、画像処理回路107から出力されたHDR画像に対して、着目する被写体がSDRのビデオ信号レンジで適切に表現されるようにゲイン制御を行う。すなわち、HDR画像に対して正または負のゲインをかけることにより、HDR画像には影響を与えずに露出を調整した場合と同様の効果を得ることができる。このゲインは、カメラマンまたはビデオエンジニア等のユーザによりマニュアルで調整することができる。以下では、このゲインをSDRゲインと呼び、画像処理回路107でのHDR画像のゲインと区別する。また、SDR画像変換回路108は、ゲイン調整後の画像に対して、SDR用ガンマ補正を行う。変換された画像は、SDR画像としてRAM103に記憶される。
HDRアシスト画像変換回路109は、HDR画像からHDR非対応モニタでも近似した輝度表示を行えるようにガンマ補正を行い、HDRアシスト画像に変換する回路である。すなわち、HDRアシスト画像変換回路109は、第1の画像を、第1の画像の輝度表示が第1の画像のダイナミックレンジに非対応のモニタに表示した場合に第1の画像のダイナミックレンジに対応するモニタに表示した場合と近似した輝度表示となる第3の画像に変換する。例えばHDR画像の信号値に対してSDR画像に割り当てる信号値の階調特性を線形な特性とすることで、HDR画像に近似した画像を表現することが可能となる。第3の画像はHDRアシスト画像の一例である。また、HDRアシスト画像変換回路109は第2の変換手段の一例である。変換されたHDRアシスト画像は、RAM103に記憶される。
波形モニタ画像変換回路110は、HDR画像またはSDR画像から波形モニタ表示用の画像を生成する。波形モニタ画像変換回路110は生成手段の一例である。生成された画像は、波形モニタ画像としてRAM103に記憶される。
画像出力回路111は、RAM103に記憶されている非圧縮のYCbCr画像データを読み込み、1本の同軸ケーブルで送信できるように、高速シリアル・インターフェース規格のデータに変換して映像信号を出力する。画像出力回路111は出力手段の一例である。CPU101がHDR画像、SDR画像およびHDRアシスト画像のうち読み込む画像を選択したりユーザがメニュー等から直接、画像を指定したりすることで、画像出力回路111がRAM103から読み込む画像を決定する。画像出力回路111は、HDR画像を読み込んだ場合にはHDR映像信号を出力する。また、画像出力回路111は、SDR画像またはHDRアシスト画像を読み込んだ場合にはSDR映像信号を出力する。また、画像出力回路111は、波形モニタ画像を読み込み、HDR画像、SDR画像またはHDRアシスト画像の所定の領域に重畳して映像信号を出力する。
画像出力回路111は、SDI端子112とHDMI端子113に対して、RAM103から読み込む画像を別々にして出力することが可能である。また、図1に示すカメラ100は、SDI端子112を2つ有する構成であるが、HDMI端子113を含めて複数の端子を有する構成であってもよい。画像出力回路111は、各端子ごとに画像を別々にして出力することも可能である。例えば、画像出力回路111は、1つのSDI端子112にはSDR画像を、他の1つのSDI端子112にはHDR画像を出力することができる。
SDI端子112は、画像データをSDIケーブルで伝送可能な所定の形式に変換して信号レベルを調整した上で出力する。
HDMI端子113は、モニタが接続されると信号が変化する信号線を有する。CPU101は信号線の状態を読み取ることにより、モニタが接続されているか否かを判定する。HDMI端子113は、モニタが接続されると、画像データをHDMIケーブルで伝送可能な所定の形式に変換して信号レベルを調整した上で出力する。
HDMIデータ通信回路114は、CPU101からの指示により、接続されたモニタからEDID(Extended Display Identification Data)を取得することができる。CPU101は、EDIDからモニタが表示可能な信号形式(解像度、フレームレート、HDR/SDR)の一覧を抽出し、RAM103に記憶する。表示可能な信号形式の一覧をHDMI能力情報という。
CPU101は、HDMI能力情報に基づいて、接続されたモニタがHDRに対応しているか否かを判定することができる。例えば、CPU101はHDMI端子113にHDR対応モニタが接続されていると判定した場合には、HDR画像を選択して出力させる制御が可能となる。
また、カメラ100は、RAM103に記憶されたHDR画像またはSDR画像を所定の形式で圧縮・符号化して、メモリカード等の記録媒体に記録する回路を有していてもよい。この場合、カメラ100は、メモリカードにHDR画像を記録しながら、SDI端子112からはSDR画像を出力し、SDRでのライブ配信を行うことができる。
ここで、ユーザは、少なくともSDI端子112またはHDMI端子113の一つからHDR画像を出力するようにメニューで設定を行い、HDR対応モニタでHDR画像を確認しながらHDRに最適な露出を調整する。その後、出力をSDR画像に切替える、または、他の端子からSDR画像を出力するようにメニューで設定を行い、SDR画像を確認しながら、上述したSDRゲイン調整を行う。なお、CPU101は、HDR画像の露出調整時、SDRゲイン調整時において、上述したHDR画像の波形モニタ画像、SDR画像の波形モニタ画像をそれぞれ重畳して表示させることにより、ユーザは客観的に最適な露出を調整することができる。
次に、カメラ100のCPU101による画像の切替処理について、図2のフローチャートを参照して説明する。図2のフローチャートは、CPU101がROM102に記憶されたプログラムをRAM103に展開して実行することにより実現される。
S201では、CPU101は、SDR画像を読み込んでSDI端子112およびHDMI端子113にそれぞれ接続されたモニタに出力するように画像出力回路111に指示する。したがって、SDI端子112およびHDMI端子113に接続されたモニタにはSDR画像が表示される。
S202では、CPU101は、SDR画像から波形モニタ画像を生成するよう波形モニタ画像変換回路110に指示する。したがって、SDR画像の所定の領域にSDR画像から生成された波形モニタ画像が重畳して表示される。
S203では、CPU101は、操作がされていない期間をカウントするための無操作期間カウンタを0にする。
S204では、CPU101は、操作部104で露出の調整操作が行われた否かを判定する。露出の調整操作は、画像の明るさの調整操作に対応する。操作部104で露出の調整操作が行われた場合にはS209に進み、そうではない場合にはS205に進む。
S205では、CPU101は、リモートコントローラ105で露出の調整操作が行われたか否かを判定する。リモートコントローラ105で露出の調整操作が行われた場合にはS210に進み、そうではない場合にはS206に進む。
S206では、CPU101は、操作部104またはリモートコントローラ105で露出の調整操作以外の画像の調整操作が行われたか否かを判定する。ここで、露出の調整操作以外の画像の調整操作には、上述したSDRゲイン調整が含まれる。露出以外の調整操作が行われた場合にはS201に戻る。露出以外の調整操作時にSDR画像が出力されている場合には、S201においてCPU101はSDR画像を継続して出力させる。また、露出以外の調整操作時にHDR画像あるいはHDRアシスト画像が出力されている場合には、S201においてCPU101はSDR画像に切替える。したがって、本来ユーザがSDR画像を見ながら操作をするのを、HDR画像やHDRアシスト画像を見ながら調整してしまうといった誤操作を防止することができる。なお、露出以外の調整操作が行われていない場合にはS207に進む。
S207では、CPU101は、無操作期間カウンタが0であるか否かを判定する。無操作期間カウンタが0である場合にはS201に戻り、そうではない場合にはS208に進む。
S208では、CPU101は、無操作期間カウンタをデクリメントする。すなわち、後述するS211、S213、S214においてSDR画像から、HDR画像またはHDRアシスト画像に切替えられてから無操作状態で所定の期間を経過することでS207からS201に進み、CPU101はSDR画像に切替える。
S209では、CPU101は、操作部104で露出の調整操作が行われたときに画像の切替えが許可されているか否かを判定する。切替えが許可されている場合にはS211に進み、そうではない場合にはS207に進む。
同様に、S210では、CPU101は、リモートコントローラ105で露出の調整操作が行われたときに画像の切替えが許可されているか否かを判定する。切替えが許可されている場合にはS211に進み、そうではない場合にはS207に進む。
ここで、画像の切替えを許可するか否かは、予めユーザがメニュー等から設定可能である。CPU101は、ユーザによる設定に応じて切替え許可のフラグをRAM103に記憶する。ここでは、切替え許可のフラグは、操作部104およびリモートコントローラ105ごとに別々に保持される。したがって、例えば、操作部104で露出の調整操作が行われた場合に画像の切替えを許可し、リモートコントローラ105で露出の調整操作が行われた場合に画像の切替えを許可しないような設定が可能である。
なお、リモートコントローラ105が複数ある場合でも、切替え許可のフラグはリモートコントローラ105ごとに別々に保持される。したがって、特定のリモートコントローラ105で露出の調整操作が行われた場合のみ画像の切替えを許可するような設定が可能である。
また、画像の切替え許可だけではなく、操作部104あるいはリモートコントローラ105ごとに露出の調整操作そのものを許可するか否かを設定できるようにしてもよい。
S211では、CPU101は、HDRアシスト画像を読み込んでSDI端子112に接続されたモニタに出力するように画像出力回路111に指示する。したがって、SDI端子112に接続されたモニタには、SDR画像からHDRアシスト画像に切替えて表示される。
S212では、CPU101は、HDMI端子113にHDR対応モニタが接続されているか否かを判定する。CPU101は、上述したHDMI能力情報に基づいて、HDR対応モニタが接続されているか否かを判定することができる。HDR対応モニタが接続されていない場合にはS213に進み、HDR対応モニタが接続されている場合にはS214に進む。
S213では、CPU101は、HDRアシスト画像を読み込んでHDMI端子113に接続されたHDR非対応モニタに出力するように画像出力回路111に指示する。したがって、HDMI端子113に接続されたHDR非対応モニタには、SDR画像からHDRアシスト画像に切替えて表示される。
S214では、CPU101は、HDR画像を読み込んでHDMI端子113に接続されたHDR対応モニタに出力するように画像出力回路111に指示する。したがって、HDMI端子113に接続されたHDR対応モニタには、SDR画像からHDR画像に切替えて表示される。
S215では、CPU101は、SDRゲインが調整済みであるか否かを判定する。SDRゲインが調整されていない場合にはS216に進み、調整済である場合にはS216をスキップしてS217に進む。
S216では、CPU101は、HDR画像から波形モニタ画像を生成するように波形モニタ画像変換回路110に指示する。一方、HDR画像またはHDRアシスト画像に切替えたときにSDRゲインが調整済みである場合にはS216がスキップされることから、SDR画像から生成された波形モニタ画像が継続して重畳して表示される。このように、SDR画像から生成された波形モニタ画像が表示されることにより、ユーザはSDR画像の輝度レベルを同時に確認することができる。なお、CPU101は、ユーザからの指示に応じて、HDR画像の波形モニタ画像に表示を戻すようにしてもよい。
S217では、CPU101は、無操作期間カウンタを所定の期間の値に設定する。この所定の期間の値は、上述したS208でデクリメントされ、S207において0であると判定されることで、S201においてHDR画像またはHDRアシスト画像からSDR画像に切替えられる。
このように、本実施形態によれば、カメラ100のCPU101は、SDR画像の出力中にユーザによる画像の明るさの調整操作に応じて、SDR画像からHDR画像に切替える。したがって、ユーザが画像の明るさを調整操作する場合にHDR画像に自動的に切替えられることからHDR画像を見ながら画像の明るさを調整操作でき、画像の明るさを調整操作するときに生じるユーザの負担を軽減することができる。
また、本実施形態によれば、カメラ100のCPU101は、SDR画像の出力中にユーザによる画像の明るさの調整操作以外の画像の調整操作があった場合には、HDR画像に切替えることなくSDR画像を継続して出力させる。したがって、本来ユーザがSDR画像を見ながら調整操作をするのを、HDR画像を見ながら調整操作してしまうといった誤操作を防止することができる。
(他の実施形態)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。すなわち、上述した実施形態の機能を実現するプログラムをネットワークまたは各種記録媒体を介してシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、該プログラムおよび該プログラムを記録した記録媒体は本発明を構成する。
以上、本発明を上述した実施形態により説明したが、本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。
また、CPU101が行うものとして説明した上述の処理は1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェア(例えば、複数のプロセッサーや回路)が処理を分担することで行ってもよい。
また、上述した実施形態においては、本発明をカメラ100に適用する場合を例にして説明したが、この場合に限定されない。本発明は、第1の画像と、第1の画像のダイナミックレンジよりも狭いダイナミックレンジである第2の画像とを切替えることができる装置であれば適用可能である。
101:CPU 102:ROM 103:RAM 104:操作部 105:リモートコントローラ 106:撮像部 107:画像処理回路 108:SDR画像変換回路 109:HDRアシスト画像変換回路 110:波形モニタ画像変換回路 111:画像出力回路 112:SDI端子 113:HDMI端子 114:HDMIデータ通信回路

Claims (15)

  1. 画像を表示装置に出力する出力手段と、
    第1の画像を、前記第1の画像のダイナミックレンジよりも狭いダイナミックレンジである第2の画像に変換する第1の変換手段と、
    前記第1の画像を、前記第1の画像の輝度表示が前記第1の画像のダイナミックレンジに対応していない表示装置に表示した場合に前記第1の画像のダイナミックレンジに対応した表示装置に表示した場合と近似した輝度表示となる第3の画像に変換する第2の変換手段と、
    前記第2の画像および前記第3の画像の何れかの画像に切替えて前記出力手段に出力させる切替手段と、を有する画像処理装置であって、
    前記切替手段は、
    前記第2の画像の出力中にユーザによる画像の明るさの調整操作に応じて、前記第2の画像から前記第3の画像に切替えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記切替手段は、
    前記第2の画像の出力中にユーザによる画像の明るさの調整操作以外の画像の調整操作があった場合には、前記第3の画像に切替えることなく前記第2の画像を前記出力手段に継続して出力させることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 画像を表示装置に出力する出力手段と、
    第1の画像を、前記第1の画像のダイナミックレンジよりも狭いダイナミックレンジである第2の画像に変換する第1の変換手段と、
    前記第1の画像および前記第2の画像の何れかの画像に切替えて前記出力手段に出力させる切替手段と、を有する画像処理装置であって、
    前記切替手段は、
    前記第2の画像の出力中にユーザによる画像の明るさの調整操作に応じて、前記第2の画像から前記第1の画像に切替えることを特徴とする画像処理装置。
  4. 前記切替手段は、
    前記第2の画像の出力中にユーザによる画像の明るさの調整操作以外の画像の調整操作があった場合には、前記第1の画像に切替えることなく前記第2の画像を前記出力手段に継続して出力させることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記第1の画像を、前記第1の画像の輝度表示が前記第1の画像のダイナミックレンジに対応していない表示装置に表示した場合に前記第1の画像のダイナミックレンジに対応した表示装置に表示した場合と近似した輝度表示となる第3の画像に変換する第2の変換手段を有し、
    前記切替手段は、
    前記第1の画像、前記第2の画像および前記第3の画像の何れかの画像に切替えて前記出力手段に出力させ、
    前記第2の画像の出力中にユーザによる画像の明るさの調整操作に応じて、前記出力手段が出力する表示装置に基づき前記第2の画像から、前記第1の画像または前記第3の画像の何れかに切替えることを特徴とする請求項3または4に記載の画像処理装置。
  6. 前記切替手段は、
    前記出力手段が画像を出力する表示装置が、前記第1の画像のダイナミックレンジに対応している場合、前記第2の画像の出力中にユーザによる画像の明るさの調整操作に応じて、前記第2の画像から前記第1の画像に切替え、
    前記出力手段が画像を出力する表示装置が、前記第1の画像のダイナミックレンジに対応していない場合、前記第2の画像の出力中にユーザによる画像の明るさの調整操作に応じて、前記第2の画像から前記第3の画像に切替えることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記出力手段が画像を出力する表示装置から得られる情報に基づいて、前記表示装置が前記第1の画像のダイナミックレンジに対応しているか否かを判定する判定手段を有し、
    前記切替手段は、
    前記判定手段による判定に基づいて、前記第2の画像から、前記第1の画像または前記第3の画像の何れかに切替えることを特徴とする請求項5または6に記載の画像処理装置。
  8. 前記切替手段は、
    前記第2の画像の出力中にユーザによる画像の明るさの調整操作に応じて、前記第1の画像または前記第3の画像に切替えた後に、画像の明るさの調整操作以外の画像の調整操作があった場合または所定の期間を経過して操作がなされていない場合には、前記第2の画像に切替えることを特徴とする請求項1、2、5ないし7の何れか1項に記載の画像処理装置。
  9. 複数の操作部ごとに、ユーザによる画像の明るさの調整操作が可能であって、
    前記切替手段は、
    前記操作部ごとに設定された切替え許可の情報に基づいて、前記第1の画像または前記第3の画像に切替えることを特徴とする請求項1、2、5ないし8の何れか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記操作部には、有線または無線で接続されるリモートコントローラを含むことを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記第1の画像または前記第2の画像から波形モニタ画像を生成する生成手段を有し、
    前記出力手段は、
    前記波形モニタ画像を前記第1の画像、前記第2の画像または前記第3の画像の所定の領域に重畳して出力し、
    前記生成手段は、
    前記切替手段により前記第1の画像または前記第3の画像に切替わった場合でも前記第2の画像から波形モニタ画像を生成することを特徴とする請求項1、2、5ないし10の何れか1項に記載の画像処理装置。
  12. 画像を表示装置に出力する出力ステップと、
    第1の画像を、前記第1の画像のダイナミックレンジよりも狭いダイナミックレンジである第2の画像に変換する第1の変換ステップと、
    前記第1の画像を、前記第1の画像の輝度表示が前記第1の画像のダイナミックレンジに対応していない表示装置に表示した場合に前記第1の画像のダイナミックレンジに対応した表示装置に表示した場合と近似した輝度表示となる第3の画像に変換する第2の変換ステップと、
    前記第2の画像および前記第3の画像の何れかの画像に切替えて前記出力ステップにおいて出力させる切替ステップと、を有する画像処理方法であって、
    前記切替ステップでは、
    前記第2の画像の出力中にユーザによる画像の明るさの調整操作に応じて、前記第2の画像から前記第3の画像に切替えることを特徴とする画像処理方法。
  13. 画像を表示装置に出力する出力ステップと、
    第1の画像を、前記第1の画像のダイナミックレンジよりも狭いダイナミックレンジである第2の画像に変換する第1の変換ステップと、
    前記第1の画像および前記第2の画像の何れかの画像に切替えて前記出力ステップにおいて出力させる切替ステップと、を有する画像処理方法であって、
    前記切替ステップでは、
    前記第2の画像の出力中にユーザによる画像の明るさの調整操作に応じて、前記第2の画像から前記第1の画像に切替えることを特徴とする画像処理方法。
  14. コンピュータを、請求項1ないし11の何れか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  15. コンピュータを、請求項1ないし11の何れか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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