JP2020120275A - 盗撮カメラ検出装置、および、プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】盗撮カメラを見逃してしまうことを抑制できる盗撮カメラ検出装置を提供する。【解決手段】盗撮カメラ検出装置A1において、LED明滅周波数f1で明滅する光を照射する発光部12と、発光部12が光を照射する方向を、LED明滅周波数f1とは異なる撮像周波数f2のタイミングで連続的に撮像する撮像部33と、撮像部33が撮像した画像を表示する表示部34とを備えた。【選択図】図1
Description
本発明は、盗撮などのために仕かけられている盗撮カメラを発見するための盗撮カメラ検出装置およびプログラムに関する。
近年、小型化の技術が進歩して、カメラの小型化が可能になっている。小型カメラを悪用し、人に気付かれないように部屋の中などに仕かけて、盗撮を行う犯罪が増えている。このような盗撮カメラを発見するための装置が、例えば特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示されているカメラ検知装置は、周囲に光を照射してカメラで画像を撮像し、撮像された静止画像から強い反射光を検出してその形状を識別することで、盗撮カメラを発見する。
しかしながら、盗撮カメラのレンズは非常に小さいものが開発されているので、撮像された静止画像から当該レンズによる強い反射光を検出したり、その形状を識別したりすることが困難である場合がある。この場合、盗撮カメラを発見することができず、見逃してしまう可能性がある。
本発明は上記した事情のもとで考え出されたものであって、盗撮カメラを見逃してしまうことを抑制できる盗撮カメラ検出装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明の第1の側面によって提供される盗撮カメラ検出装置は、第1周波数で明滅する光を照射する発光部と、前記発光部が光を照射する方向を、前記第1周波数とは異なる第2周波数のタイミングで連続的に撮像する撮像部と、前記撮像部が撮像した画像を表示する表示部とを備えることを特徴とする。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記表示部は、盗撮カメラのレンズに反射した光を、前記第1周波数および前記第2周波数に基づく第3周波数で明滅させた動画を表示する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記第1周波数をf1[Hz]、前記第2周波数をf2[Hz]、自然数をnとすると、下記(1)式が成立する。
0.5≦|f1/n−f2|≦10 ・・・・ (1)
0.5≦|f1/n−f2|≦10 ・・・・ (1)
本発明の好ましい実施の形態においては、前記第1周波数をf1[Hz]、前記第2周波数をf2[Hz]、自然数をnとすると、下記(2)式が成立する。
2≦|f1/n−f2|≦5 ・・・・ (2)
2≦|f1/n−f2|≦5 ・・・・ (2)
本発明の好ましい実施の形態においては、前記撮像部が撮像した第1画像と、前記第1画像の直前に撮像された第2画像とを比較して、明るさが大きく異なる明滅領域を検出する画像比較部と、前記第1画像に前記明滅領域を示す表示を合成する画像合成部とをさらに備え、前記表示部は、前記撮像部が撮像した画像に代えて、前記画像合成部が合成した画像を表示する。
本発明の第1の側面によって提供されるプログラムは、第1周波数で明滅する光を照射する発光部と、前記発光部が光を照射する方向を連続的に撮像可能な撮像部と、画像を表示する表示部と、前記撮像部を制御するコンピュータとを備える装置を盗撮カメラ検出装置として機能させるためのプログラムであって、前記コンピュータに、前記第1周波数とは異なる第2周波数のタイミングで、前記撮像部に撮像指示を出力する処理と、前記撮像部が撮像した画像を前記表示部に表示させる処理とを実行させる。
本発明によると、発光部が第1周波数で明滅する光を照射し、撮像部が第2周波数のタイミングで連続的に撮像し、表示部が撮像された画像を表示する。画像は連続的に撮像されているので、表示部には動画として表示される。第2周波数は第1周波数と異なる周波数なので、表示部に表示される動画において、発光部が照射して盗撮カメラのレンズにより反射された光は、第1周波数および第2周波数に基づく周波数で明滅する。操作者は、盗撮カメラのレンズが小さくて、静止画では反射された光を発見できない場合でも、動画において光が明滅するように表示されるので、容易に発見できる。よって、盗撮カメラを見逃してしまうことを抑制できる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
〔第1実施形態〕
図1および図2は、第1実施形態に係る盗撮カメラ検出装置A1を説明するための図である。図1は、盗撮カメラ検出装置A1の機能構成を示すブロック図である。図2(a)は、盗撮カメラ検出装置A1を示す正面図である。図2(b)は、図2(a)のII−II線に沿う概略断面図である。なお、図2(b)の一部の構成においては、断面を示すためのハッチングを省略している。盗撮カメラ検出装置A1は、盗撮カメラを検出するための装置であり、操作者が携帯可能な小型の装置である。操作者は、例えば自分の部屋や、更衣室などにおいて、盗撮カメラ検出装置A1を使用することで、盗撮目的で仕掛けられているカメラを見つけることができる。また、盗撮カメラ検出装置A1は携帯可能なので、初めて訪れる場所にも持参して使用することができる。
図1および図2は、第1実施形態に係る盗撮カメラ検出装置A1を説明するための図である。図1は、盗撮カメラ検出装置A1の機能構成を示すブロック図である。図2(a)は、盗撮カメラ検出装置A1を示す正面図である。図2(b)は、図2(a)のII−II線に沿う概略断面図である。なお、図2(b)の一部の構成においては、断面を示すためのハッチングを省略している。盗撮カメラ検出装置A1は、盗撮カメラを検出するための装置であり、操作者が携帯可能な小型の装置である。操作者は、例えば自分の部屋や、更衣室などにおいて、盗撮カメラ検出装置A1を使用することで、盗撮目的で仕掛けられているカメラを見つけることができる。また、盗撮カメラ検出装置A1は携帯可能なので、初めて訪れる場所にも持参して使用することができる。
盗撮カメラ検出装置A1は、発光装置1および検出装置3を備えている。本実施形態では、検出装置3は盗撮カメラ検出用のアプリケーションプログラム(以下では、省略して「アプリ」と記載する場合がある)がインストールされたスマートフォンであり、これに発光装置1が取り付けられることで、盗撮カメラ検出装置A1を構成する。
発光装置1は、所定の周波数で明滅する光を照射する装置である。図1に示すように、発光装置1は、機能構成として、操作部11、発光部12、および制御部13を備えている。
操作部11は、発光装置1を操作するための機能ブロックであり、操作者によって操作される操作ボタンを備えている。操作部11は、操作者による操作ボタンの操作に基づく操作信号を制御部13に出力する。本実施形態では、操作部11は、後述するように、操作ボタンとして電源ボタン22aおよび発光ボタン22bを備えている。
発光部12は、制御部13からの指示により光を照射する機能ブロックである。本実施形態では、発光部12は、後述するLED27を備えている。
制御部13は、操作部11から入力される操作信号に応じて、発光装置1の制御を行う。具体的には、制御部13は、電源ボタン22aが操作されると、発光装置1が停止している場合には起動させ、稼動している場合には停止させる。また、制御部13は、発光ボタン22bが操作されると、発光部12が光の照射を行う状態と行わない状態とで切り替える。制御部13は、発光部12が光の照射を行う状態とする場合には、発光部12に流す電流を所定の周波数f1でオンオフする。また、制御部13は、このときのオンの時間とオフの時間を同じ時間としている。つまり、デューティ比を50%としてオンオフする。LED27は電流が流れている間は点灯し、電流が流れていない間は消灯する。したがって、LED27が照射する光は、周波数f1で明滅する。以下では、周波数f1を「LED明滅周波数f1」と記載する。LED明滅周波数f1が本発明の「第1周波数」に相当する。本実施形態では、LED明滅周波数f1を例えば55Hzにしている。なお、LED明滅周波数f1の値は限定されない。また、明滅のデューティ比は50%に限定されない。
また、図2に示すように、発光装置1は、筐体21、電源ボタン22a、発光ボタン22b、回路基板25、および充電池29を備えている。
筐体21は、例えば合成樹脂製であり、一方向が開口された略矩形の箱型形状をなす。筐体21は、開口21aを備え、回路基板25および充電池29を内部に収容し、開口21aに検出装置3が嵌め込まれる。図2(b)に示すように、検出装置3は、表示装置42(後述)の表示画面が配置されている側の面(背面)とは反対側の面(正面)を、筐体21側に向けて嵌め込まれている。開口21aは検出装置3の形状に合わせた形状とされ、図示しない係合部が検出装置3の側面に係合している。筐体21は、開口21aとは反対側の面(検出装置3の正面に対向する面)に、貫通するレンズ用孔21bおよびLED用孔21cを備えている。レンズ用孔21bは、開口21aに検出装置3が嵌め込まれた状態で、検出装置3の撮像装置41(後述)の撮像レンズが対向する位置に配置されている。LED用孔21cは、後述する回路基板25に搭載されたLED27が対向する位置に配置されている。
また、筐体21は、開口21aとは反対側の面に、電源ボタン22aおよび発光ボタン22bを備えている。電源ボタン22aおよび発光ボタン22bは、開口21aとは反対側の面に設けられた、貫通するボタン用孔にそれぞれ配置されており、筐体21の内部方向に押下可能に設けられている。電源ボタン22aは、発光装置1の稼動と停止とを切り替えるための操作ボタンである。発光ボタン22bは、発光部12が光の照射を行う状態と行わない状態とを切り替えるための操作ボタンである。
回路基板25は、基板26の一方の面に、LED27、電源スイッチ28aおよび発光スイッチ28b(図示なし)を搭載したものである。なお、回路基板25には、図示しないが、制御部13に相当する各種電子部品も搭載されている。回路基板25は、LED27が搭載された面を開口21aとは反対側に向けて、筐体21の内部に収容されている。LED27は、光を発する素子であり、いわゆる発光ダイオード(light emitting diode:LED)である。本実施形態では、LED27は、半値角が25度程度の指向性の高いLEDであり、300ルーメン以上の明るい白色光を狭い範囲に限定照射する。なお、LED27の仕様はこれに限定されない。LED27は、LED用孔21cに対向する位置に配置されている。LED27が発した光は、LED用孔21cを通って、筐体21の外部に照射される。
電源スイッチ28aは、電源ボタン22aの押下を検知して、発光装置1の稼動と停止とを切り替えるスイッチであり、電源ボタン22aに対向する位置に配置されている。電源スイッチ28aは、操作者によって電源ボタン22aが押下されると、発光装置1が停止している場合には起動させ、稼動している場合には停止させる。発光スイッチ28bは、発光ボタン22bの押下を検知して、発光部12の光の照射を行う状態と行わない状態とで切り替えるスイッチであり、発光ボタン22bに対向する位置に配置されている。発光スイッチ28bは、操作者によって発光ボタン22bが押下されると、発光部12が光の照射を行っていない場合には照射を開始させ、照射を行っている場合には照射を停止させる。
なお、電源ボタン22aおよび電源スイッチ28aが、発光装置1の稼動と停止とを切り替え、同時に発光部12の光の照射の開始と停止とを切り替えてもよい。すなわち、この場合、電源スイッチ28aは、発光装置1が停止している状態で、操作者によって電源ボタン22aが押下されると、発光装置1を起動させて、発光部12に光の照射を開始させる。また、発光部12が光の照射を行っている状態で、操作者によって電源ボタン22aが押下されると、照射を停止させ、発光装置1を停止させる。この場合、発光装置1は、発光ボタン22bおよび発光スイッチ28b備えなくてもよい。
充電池29は、LED27に電力を供給する電源である。充電池29は、筐体21の内部に収容されている。充電池29は、図示しない充電装置によって充電され、例えば5Vの電圧を出力する。なお、出力電圧は限定されない。
なお、発光装置1の構成は図2に示したものに限定されない。例えば、レンズ用孔21bの配置位置は、発光装置1に取り付ける検出装置3における撮像装置41の撮像レンズの位置に応じて適宜設定される。また、レンズ用孔21b、電源ボタン22aおよび発光ボタン22bの配置位置も限定されない。
次に、検出装置3について説明する。本実施形態において、検出装置3は、スマートフォンであり、撮像機能や通信機能など各種機能を備えた携帯型端末装置である。図1に示すように、検出装置3は、機能構成として、操作部31、記憶部32、撮像部33、表示部34、および制御部35を備えている。なお、検出装置3の内部構成は、一般的なスマートフォンのものと共通している。
操作部31は、複数の操作手段を備えており、操作者による各操作手段の操作を操作信号として制御部35に出力するための機能ブロックである。操作手段としては、電源ボタンなどの操作ボタン、表示画面の表面を被うように配置されたタッチパネル、音声により操作を行うためのマイクなどがある。各操作手段の配置や機能は一般的なスマートフォンのものと同様である。
記憶部32は、各種情報を記憶するための機能ブロックであり、ROM、RAM、および不揮発性メモリなどを備えている。ROMは、制御部35で実行される制御プログラムなどが記憶されるものである。RAMは、情報が仮に格納されるためのエリアと制御部35が演算などを行う際に使用するワークエリアを提供するものである。不揮発性メモリは、画像データや音声データなどの各種データを記憶しておくものである。なお、後述する図4のフローチャートに示す盗撮カメラ検出用のプログラムは、アプリケーションプログラムとして通信回線を介してダウンロードされ、不揮発性メモリに記憶される。なお、あらかじめROMなどに記憶しておいてもよい。
撮像部33は、画像を撮像するための機能ブロックであり、撮像装置41を備えている。撮像装置41は、撮像レンズおよびCCDイメージセンサなどの撮像素子を備えたカメラなどで構成されている。発光装置1の筐体21において、撮像レンズが対向する位置にレンズ用孔21bが配置されているので、撮像装置41は、レンズ用孔21bを通して周囲の画像を撮像することができる。撮像部33は、制御部35からの指示に応じて撮像を行い、撮像した画像のデータを制御部35に出力する。
表示部34は、各種表示を行う機能ブロックであり、例えば液晶ディスプレイである表示装置42を備えている。図2(b)に示すように、表示装置42は、検出装置3の背面側に配置され、表示画面が検出装置3の背面から露出している。したがって、検出装置3の正面側に発光装置1が被せられていても、操作者は表示画面に表示される画像を見ることができる。表示部34は、制御部35によって制御されており、制御部35より入力される画像データに基づいた画像を表示する。表示部34は、アプリを起動させるための画像や、撮像部33によって撮像された画像などの表示を行う。
制御部35は、検出装置3の各種制御や信号処理を行うための機能ブロックであり、例えば、CPUを用いて構成されている。制御部35は、操作部31より入力される操作信号に応じて、所定の処理を行う。また、制御部35は、記憶部32の情報の書き込みおよび読出し、撮像部33での撮像の制御、および、表示部34での表示の制御を行う。
本実施形態では、制御部35は、所定の周波数f2に応じたタイミングで、撮像部33に撮像を行わせる。以下では、周波数f2を「撮像周波数f2」と記載する。撮像周波数f2が本発明の「第2周波数」に相当する。本実施形態では、撮像周波数f2を例えば25Hzにしている。なお、撮像周波数f2の値は限定されない。撮像部33は撮像した画像のデータを制御部35に出力する。制御部35は、撮像部33から入力される画像データを表示部34に出力して、画像を表示させる。撮像部33は、撮像周波数f2に応じたタイミング、すなわち周期T2(=1/f2)ごとに撮像を行うので、表示部34で表示される画像は、周期T2ごとに更新される。撮像周波数f2が25Hzの場合、0.04秒毎に画像が更新される。つまり、表示部34には、動画が表示される。
図2(a)に示すように、LED27と撮像装置41の撮像レンズとは近接して配置されている。したがって、図1に示すように、発光部12(LED27)が照射して、盗撮カメラのレンズ9により反射された光は、撮像部33(撮像装置41)に入射する。したがって、撮像部33によって撮像された画像に強い光として表れる。ただし、レンズ9の大きさはとても小さい(直径が例えば数ミリ程度)ので、撮像部33によって撮像された画像を静止画として見ても、発見することが難しい。本発明では、LED明滅周波数f1および撮像周波数f2を調整して、撮像部33によって撮像された画像を動画として表示部34に表示させることで、レンズ9での反射光を、LED明滅周波数f1と撮像周波数f2との違いにより生じる周波数f3の明滅光として表示させる。以下では、周波数f3を「表示明滅周波数f3」と記載する。表示明滅周波数f3は、LED明滅周波数f1および撮像周波数f2によって決定される。表示明滅周波数f3が本発明の「第3周波数」に相当する。
図3は、LED明滅周波数f1および撮像周波数f2によって定まる表示明滅周波数f3を説明するためのタイムチャートである。同図(a)は、発光部12(LED27)が照射する光のオンオフを示している。LED27は、LED明滅周波数f1に応じた周期T1(=1/f1)でオンとオフとを繰り返して明滅する。同図(b)は、撮像部33による撮像のタイミングを示している。撮像部33は、撮像周波数f2に応じた周期T2(=1/f2)ごとに撮像を行う。同図(c)は、表示部34によって表示される動画における、盗撮カメラのレンズ9により反射された光の明滅を示している。
時刻t0の撮像タイミングは、LED27のオン(発光)期間に位置するので、撮像された画像において反射光が表示される。当該画像は、次の撮像タイミングまで表示される。周期T2後の時刻t1の撮像タイミングも、LED27のオン期間に位置するので、撮像された画像において反射光が表示される。当該画像は、次の撮像タイミングまで表示される。ただし、周期T1と周期T2との違い(T1<T2)により、時刻t1の撮像タイミングは、LED27のオン期間の中央に位置している。さらに周期T2後の時刻t2の撮像タイミングも、LED27のオン期間に位置するので、撮像された画像において反射光が表示される。当該画像は、次の撮像タイミングまで表示される。時刻t2の撮像タイミングは、LED27のオン期間の後半に位置している。時刻t0、t1、t2の撮像タイミングは、LED27のオン期間に位置するので、時刻t0から時刻t3までの期間では、表示される画像において反射光が表示される。
時刻t2から周期T2後の時刻t3の撮像タイミングは、LED27のオフ(消灯)期間に位置するので、撮像された画像において反射光は表示されない。当該画像は、次の撮像タイミングまで表示される。周期T2後の時刻t4の撮像タイミングも、LED27のオフ(消灯)期間に位置するので、撮像された画像において反射光は表示されない。当該画像は、次の撮像タイミングまで表示される。ただし、時刻t4の撮像タイミングは、LED27のオフ期間の中央に位置している。さらに周期T2後の時刻t5の撮像タイミングも、LED27のオフ期間に位置するので、撮像された画像において反射光が表示されない。当該画像は、次の撮像タイミングまで表示される。時刻t5の撮像タイミングは、LED27のオフ期間の後半に位置している。時刻t3、t4、t5の撮像タイミングは、LED27のオフ期間に位置するので、時刻t3から時刻t6までの期間では、撮像された画像において反射光が表示されない。
このように、表示部34によって表示される動画において、時刻t0から時刻t3までの期間では反射光が表示され、時刻t3から時刻t6までの期間では反射光が表示されない。この反射光の表示と非表示は、図3(c)に示すように、周期T3で繰り返される。つまり、レンズ9での反射光は、表示部34によって表示される動画において、LED明滅周波数f1と撮像周波数f2との違いにより生じる表示明滅周波数f3(=1/T3)の明滅光として表示される。
表示明滅周波数f3は、LED明滅周波数f1および撮像周波数f2に基づいて、下記(3)式で算出できる。つまり、表示明滅周波数f3は、LED明滅周波数f1と撮像周波数f2との差の絶対値として算出可能である。図3の例では、LED明滅周波数f1が7Hz(T3=1/7s)、撮像周波数f2が6Hz(T3=1/6s)の場合を示しているので、表示明滅周波数f3は1Hz(T3=1s)になっている。
f3=|f1−f2| ・・・・ (3)
f3=|f1−f2| ・・・・ (3)
LED明滅周波数f1が27.5Hzで、撮像周波数f2が25Hzの場合、表示明滅周波数f3は、2.5(=27.5−25)Hzになる。表示明滅周波数f3は、大きすぎると人の目には明滅として感じられず、点灯したままの光として感じられる。一方、小さすぎると明滅の間隔が長すぎて、明滅光として感じられない。したがって、本実施形態では、表示明滅周波数f3が0.5Hz以上で10Hz以下の周波数になるように、LED明滅周波数f1および撮像周波数f2が設定される。なお、人が明らかに明滅していると感じられるように、表示明滅周波数f3が2Hz以上で5Hz以下の周波数になるように、LED明滅周波数f1および撮像周波数f2が設定されるのが望ましい。
また、LED明滅周波数f1が55(=27.5×2)Hzで、撮像周波数f2が25Hzの場合も、表示明滅周波数f3は、2.5Hzになる。撮像周波数f2が25Hz程度の場合、LED明滅周波数f1が撮像周波数f2の4倍まで、同様になる。すなわち、表示明滅周波数f3は、LED明滅周波数f1が撮像周波数f2の自然数n倍程度の場合、下記(4)式で表される。なお、下記(4)式が成立する自然数nの最大値は、撮像周波数f2によって異なる。
f3=|f1/n−f2| ・・・・ (4)
f3=|f1/n−f2| ・・・・ (4)
LED明滅周波数f1が25Hz程度の場合、敏感な人にはLED27の明滅が気になる場合があるので、本実施形態では、LED明滅周波数f1を55(=27.5×2)Hzに設定している。なお、LED明滅周波数f1および撮像周波数f2は限定されず、表示明滅周波数f3が明滅に感じられる範囲で適宜設定すればよい。
図4は、盗撮カメラ検出装置A1における盗撮カメラ検出処理を説明するためのフローチャートの一例である。
まず、LED27の発光が開始される(S1)。具体的には、操作者が発光装置1の電源ボタン22aを操作して発光装置1を起動させ、発光ボタン22bを操作して発光部12(LED27)に光の照射を開始させる。本実施形態では、ステップS1の処理は操作者の手動により行われる。ステップS1の後または前に、操作者によって、盗撮カメラ検出用のアプリが起動される。以下のステップS2〜S4は、当該アプリに基づいて制御部35が行う処理である。
ステップS2では、撮像部33による撮像が行われる(S2)。具体的には、制御部35は、撮像部33に撮像の指示を出力する。当該指示を入力された撮像部33は、撮像を行い、撮像した画像のデータを制御部35に出力する。次に、撮像された画像が表示部34に表示される(S3)。具体的には、制御部35は、撮像部33から入力される画像データを表示部34に出力して、画像を表示させる。次に、盗撮カメラ検出処理を終了させる操作が行われたか否かが判別される(S4)。具体的には、制御部35は、操作部31から盗撮カメラ検出処理を終了させるための操作入力が入力されたか否かを判別する。例えば、表示画面に「終了」を示すマークを表示しておき、タッチパネルより当該マークの位置へのタッチを検出した場合に、終了の操作入力があったと判別する。なお、終了の操作入力はこれに限定されず、所定の操作ボタンの操作や、音声による操作などであってもよい。終了させる操作が行われなかった場合(S4:NO)、所定時間の経過後にステップS2に戻る。当該所定時間は、撮像周波数f2(周期T2)に応じた時間である。ステップS2〜S4が繰り返されることで、表示部34には動画が表示される。終了させる操作が行われた場合(S4:YES)、盗撮カメラ検出用のアプリが終了される。
次に、LED27の発光が停止される(S5)。具体的には、操作者が発光装置1の発光ボタン22bを操作して発光部12(LED27)に光の照射を停止させる。なお、操作者は、さらに、電源ボタン22aを操作して発光装置1を停止させてもよい。本実施形態では、ステップS5の処理は操作者の手動により行われる。
なお、図4のフローチャートに示す処理は一例であって、盗撮カメラ検出処理は上述したものに限定されない。
本実施形態によると、発光装置1の発光部12がLED明滅周波数f1で明滅する光を照射し、撮像部33が撮像周波数f2のタイミングで連続的に撮像し、表示部34が撮像された画像を表示する。撮像部33が連続的に画像を撮像するので、撮像された画像は表示部34に動画として表示される。表示部34に表示される動画において、発光部12が照射して盗撮カメラのレンズ9により反射された光は、LED明滅周波数f1および撮像周波数f2によって定まる表示明滅周波数f3で明滅する明滅光として表示される。したがって、操作者は、盗撮カメラのレンズ9が小さくて、静止画では反射された光を発見できない場合でも、動画において光が明滅するように表示されるので、容易に発見できる。よって、盗撮カメラを見逃してしまうことを抑制できる。
また、本実施形態によると、LED明滅周波数f1を55Hzに設定し、撮像周波数f2を25Hzに設定している。したがって、表示明滅周波数f3は、2.5(=55/2−25)Hzになる。2.5Hzで明滅する光は、人に目にとって明らかな明滅光として認識されやすい。よって、盗撮カメラを見逃してしまうことをより抑制できる。なお、LED明滅周波数f1および撮像周波数f2は限定されず、表示明滅周波数f3で明滅する光が明滅光として認識されればよい。
また、本実施形態によると、検出装置3は、盗撮カメラ検出用のアプリケーションプログラムがインストールされたスマートフォンである。そして、盗撮カメラ検出装置A1は、検出装置3に発光装置1を取り付けることで構成される。操作者は、自身の所有する汎用的なスマートフォンに盗撮カメラ検出用のアプリをインストールすることで、検出装置3とすることができる。したがって、操作者は、当該アプリと発光装置1とを購入するだけで、盗撮カメラ検出装置A1を入手することができる。よって、操作者の経済的な負担を軽減できる。また、操作者は、スマートフォンを普段から携帯しているのであれば、発光装置1を持参することで、その場で盗撮カメラ検出装置A1とすることができる。したがって、初めて訪れる場所などで盗撮カメラを検出するために持参することに、操作者は大きな負担を感じない。つまり、気軽に盗撮カメラの検出を行うことができる。
また、本実施形態によると、LED27と撮像装置41の撮像レンズとは近接して配置され、両者の光軸がほぼ一致した状態で固定されている。したがって、光源と撮像装置とが別体となっている場合のように、光源と撮像レンズの光軸を合わせる手間を必要としない。
なお、本実施形態においては、LED27が、白色光を照射する場合について説明したが、これに限られない。LED27は、赤色光や青色光などの単色光を照射するLEDであってもよい。盗撮カメラのレンズ9の種類や特性によっては、反射光をより明確にできる光がある。特定のレンズ9を発見するためには、より適した光を照射するLEDを用いればよい。また、LED27は、赤外線などの可視光以外の光を照射するLEDであってもよい。この場合、撮像部33は、当該光を受光できる必要がある。なお、盗撮カメラ検出装置A1をより汎用的に用いるためには、LED27が白色光を照射するのが望ましい。また、LED27のその他の仕様も限定されない。LED27が照射して盗撮カメラのレンズ9で反射された光が、撮像部33により撮像されて表示部34に表示されるのであれば、指向性の程度や明るさの程度は制限されない。また、発光装置1は、LED27に代えて、他の光源を備えていてもよい。当該光源は、設定されたLED明滅周波数f1で明滅可能で、照射して盗撮カメラのレンズ9で反射された光が、撮像部33により撮像されて表示部34に表示される必要がある。
また、本実施形態においては、発光装置1が充電池29を備える場合について説明したが、これに限られない。発光装置1は、充電池29に代えて、乾電池やリチウム電池などの一次電池を電源に用いてもよい。また、発光装置1は、電源を備えず、検出装置3(スマートフォン)が備える電源から電力を供給されてもよい。また、発光装置1は、パソコンなどのUSB端子から電力を供給される仕様であってもよいし、商用電源系統から交流電力を供給され、直流電力に変換して用いる仕様であってもよい。
また、本実施形態においては、LED明滅周波数f1および撮像周波数f2を固定した場合について説明したが、これに限られない。LED明滅周波数f1および撮像周波数f2の少なくとも一方を可変にして、表示明滅周波数f3を変更できるようにしてもよい。この場合、明滅光を、操作者にとってより識別しやすいものに調整できる。
また、本実施形態においては、盗撮カメラ検出装置A1が、スマートフォンである検出装置3に発光装置1を取り付けたものである場合について説明したが、これに限られない。例えば、検出装置3が動画撮影用のビデオカメラであって、盗撮カメラ検出装置A1は、これに発光装置1が取り付けられたものであってもよい。
〔第2実施形態〕
図5および図6は、第2実施形態に係る盗撮カメラ検出装置A2を説明するための図である。図5は、盗撮カメラ検出装置A2の機能構成を示すブロック図である。図6は、盗撮カメラ検出装置A2における盗撮カメラ検出処理を説明するためのフローチャートの一例である。これらの図において、盗撮カメラ検出装置A1(図1および図4参照)と同一または類似の要素には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。なお、図5においては、発光装置1の記載を省略し、検出装置3のみを示している。
図5および図6は、第2実施形態に係る盗撮カメラ検出装置A2を説明するための図である。図5は、盗撮カメラ検出装置A2の機能構成を示すブロック図である。図6は、盗撮カメラ検出装置A2における盗撮カメラ検出処理を説明するためのフローチャートの一例である。これらの図において、盗撮カメラ検出装置A1(図1および図4参照)と同一または類似の要素には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。なお、図5においては、発光装置1の記載を省略し、検出装置3のみを示している。
第2実施形態に係る盗撮カメラ検出装置A2は、表示部34に表示される画像に、明滅する部分を認識しやすくするための表示を合成する点で盗撮カメラ検出装置A1と異なる。
第2実施形態に係る制御部35は、第2実施形態に係る盗撮カメラ検出用のアプリケーションプログラムがインストールされることにより、機能的な構成として、画像取得部351、画像比較部352および画像合成部353を備えている。
画像取得部351は、画像を取得するための機能ブロックである。画像取得部351は、撮像部33から入力される画像を取得して、記憶部32に記憶する。また、画像取得部351は、前回取得して記憶した画像を記憶部32から読み出す。画像取得部351は、今回取得した画像と、読み出した前回の画像とを画像比較部352に出力する。今回取得した画像が本発明の「第1画像」に相当し、読み出した前回の画像が本発明の「第2画像」に相当する。
画像比較部352は、画像の比較を行うための機能ブロックである。画像比較部352は、画像取得部351より入力される2個の画像を比較することで、今回撮像された画像と前回撮像された画像とを比較する。具体的には、画像比較部352は、画像処理により、入力された2個の画像の差分画像を取得する。入力された2個の画像の一方が、明滅光の点灯したときの画像で、他方が消灯したときの画像であった場合、差分画像において明滅光は輝度が大きく変化した領域として表れる。画像比較部352は、輝度の差が閾値以上の領域を検出することで、明滅光の領域(以下では、「明滅領域」と記載する場合がある)を検出する。
画像合成部353は、合成画像を生成するための機能ブロックである。画像合成部353は、画像取得部351が今回取得した画像に、画像比較部352が検出した明滅領域を示す表示を追加した合成画像を生成する。明滅領域を示す表示は、例えば、明滅領域の輝度を大きくした表示や、当該領域の色を例えば赤色などにした表示などが考えられる。また、明滅領域を指し示す矢印の表示などであってもよい。なお、明滅領域を示す表示は、今回取得した画像だけでなく、その後の複数回の取得された画像にも合成されてもよい。この場合、明滅領域を示す表示が表示される時間を長くできる。
第2実施形態に係る表示部34は、撮像部33が撮像した画像に代えて、画像合成部353が生成した合成画像を表示する。
図6は、盗撮カメラ検出装置A2における盗撮カメラ検出処理を説明するためのフローチャートの一例である。当該フローチャートは、図4に示すフローチャートにおけるステップS2とステップS3との間に、ステップS11〜S15を追加したものである。ステップS1〜S5については第1実施形態の場合と同様なので、ステップS11〜S15を中心に説明する。
ステップS2で撮像が行われた後、撮像された画像が記憶される(S11)。具体的には、制御部35(画像取得部351)は、撮像部33から入力される画像データを記憶部32に記憶する。次に、前回の画像が読み出される(S12)。具体的には、制御部35(画像取得部351)は、前回取得して記憶した画像データを記憶部32から読み出す。次に、差分画像が演算される(S13)。具体的には、制御部35(画像比較部352)は、今回取得した画像データと、読み出した前回取得した画像データとから、画像処理により、差分画像データを演算する。次に、明滅領域が検出される(S14)。具体的には、制御部35(画像比較部352)は、差分画像データから輝度の差が閾値以上の領域を検出する。次に、明滅領域を示す表示を追加した合成画像が生成される(S15)。具体的には、制御部35(画像合成部353)は、撮像部33から入力された画像データによる画像に明滅領域を示す表示を追加した画像の画像データを生成する。ステップS3では、画像合成部353によって生成された合成画像が表示部34に表示される。なお、図6のフローチャートに示す処理は一例であって、盗撮カメラ検出処理は上述したものに限定されない。
本実施形態によると、表示部34に表示される動画において、発光部12が照射して盗撮カメラのレンズ9で反射された光による明滅領域を示す表示が合成される。したがって、操作者は、レンズ9で反射された光が弱く、動画に表示される明滅光を発見しづらい場合でも、明滅領域を示す表示が追加されているので、容易に発見できる。よって、盗撮カメラを見逃してしまうことをより抑制できる。
〔第3実施形態〕
図7は、第3実施形態に係る盗撮カメラ検出装置A3の機能構成を示すブロック図である。同図において、盗撮カメラ検出装置A1(図1参照)と同一または類似の要素には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図7は、第3実施形態に係る盗撮カメラ検出装置A3の機能構成を示すブロック図である。同図において、盗撮カメラ検出装置A1(図1参照)と同一または類似の要素には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
第3実施形態に係る盗撮カメラ検出装置A3は、発光装置1と検出装置3とが無線通信を行う点で盗撮カメラ検出装置A1と異なる。
第3実施形態に係る発光装置1は、操作部11を備えておらず、代わりに通信部14を備えている。通信部14は、検出装置3との間で無線通信を行うための機能ブロックであり、無線通信モジュールを備えている。無線の通信方式は限定されない。制御部13は、通信部14を介して検出装置3から発光開始の指示を受信した場合に、発光部12に光の照射を開始させる。また、制御部13は、通信部14を介して検出装置3から発光停止の指示を受信した場合に、発光部12に光の照射を停止させる。
第3実施形態に係る検出装置3は、通信部36をさらに備えている。通信部36は、発光装置1との間で無線通信を行うための機能ブロックであり、無線通信モジュールを備えている。無線の通信方式は限定されない。制御部35は、撮像部33に最初の撮像の指示を出力する前に、通信部36を介して発光装置1に発光開始の指示を送信する。また、制御部35は、盗撮カメラ検出処理を終了させる操作が行われた場合に、通信部36を介して発光装置1に発光停止の指示を送信する。つまり、制御部35は、図4に示すフローチャートにおけるステップS1およびステップS5の処理も行う。本実施形態では、第1実施形態では操作者の手動により行われた処理(ステップS1、S5)も含めて、図4のフローチャートに示す盗撮カメラ検出処理が、盗撮カメラ検出用のアプリに基づいて、自動的に実行される。
本実施形態によると、発光部12による光の照射の開始および停止が自動的に行われる。したがって、操作者は、発光部12による光の照射の開始および停止のための操作を行う必要がない。
なお、本実施形態によると、通信部14と通信部36とが無線通信を行う場合について説明したが、これに限られない。通信部14と通信部36とがケーブルで接続されて、有線通信を行ってもよい。
また、本実施形態によると、発光装置1が操作部11を備えない場合について説明したが、これに限られない。発光装置1は操作部11を備えていてもよい。この場合、操作部11の例えば発光ボタン22bが操作された場合に、制御部13が通信部14を介して検出装置3に盗撮カメラ検出用のアプリの起動(停止)を指示し、通信部36を介して発光装置1から指示を受信した制御部35が、盗撮カメラ検出用のアプリを起動(停止)してもよい。
〔第4実施形態〕
図8は、第4実施形態に係る盗撮カメラ検出装置A4の機能構成を示すブロック図である。同図において、盗撮カメラ検出装置A1(図1参照)と同一または類似の要素には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図8は、第4実施形態に係る盗撮カメラ検出装置A4の機能構成を示すブロック図である。同図において、盗撮カメラ検出装置A1(図1参照)と同一または類似の要素には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
第4実施形態に係る盗撮カメラ検出装置A4は、第1実施形態に係る発光装置1と検出装置3とを一体化した、盗撮カメラを発見するための専用の装置である。
盗撮カメラ検出装置A4は、操作部51、記憶部52、撮像部53、表示部54、制御部55、および発光部56を備えている。操作部51、記憶部52、撮像部53、表示部54、および発光部56は、それぞれ、第1実施形態に係る操作部31、記憶部32、撮像部33、表示部34、発光部12と同様の構成である。制御部55は、第1実施形態に係る制御部35と制御部13とを合わせたものと同様の構成である。
本実施形態によると、盗撮カメラ検出装置A4は一体の装置なので、第1実施形態に係る盗撮カメラ検出装置A1のように、検出装置3に発光装置1を取り付ける煩わしさがない。
なお、本実施形態では、盗撮カメラ検出装置A4が盗撮カメラを発見するための専用の装置である場合について説明したが、これに限られない。盗撮カメラ検出装置A4は、盗撮カメラ検出用のアプリがインストールされたスマートフォンであってもよい。一般的なスマートフォンには、写真撮影のためのフラッシュが備えられている。当該フラッシュを発光部56として利用して、アプリによりLED明滅周波数f1で明滅させることで、スマートフォンを盗撮カメラ検出装置A4として機能させる。ただし、一般的なスマートフォンにフラッシュ用に搭載されているLEDは拡散光を照射するためのLEDなので、光の届く距離が短い。よって、盗撮カメラのレンズ9に反射した光の明るさが十分でない場合がある。したがって、フラッシュ用LEDにレンズを取り付けて照射する光の指向性を高めるなどの工夫をする必要がある。
本発明に係る盗撮カメラ検出装置およびプログラムは、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係る盗撮カメラ検出装置およびプログラムの各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
A1〜A4:盗撮カメラ検出装置
1 :発光装置
11 :操作部
12 :発光部
13 :制御部
14 :通信部
21 :筐体
21a :開口
21b :レンズ用孔
21c :LED用孔
22a :電源ボタン
22b :発光ボタン
25 :回路基板
26 :基板
27 :LED
28a :電源スイッチ
28b :発光スイッチ
29 :充電池
3 :検出装置
31 :操作部
32 :記憶部
33 :撮像部
34 :表示部
35 :制御部
351 :画像取得部
352 :画像比較部
353 :画像合成部
36 :通信部
41 :撮像装置
42 :表示装置
51 :操作部
52 :記憶部
53 :撮像部
54 :表示部
55 :制御部
56 :発光部
9 :レンズ
1 :発光装置
11 :操作部
12 :発光部
13 :制御部
14 :通信部
21 :筐体
21a :開口
21b :レンズ用孔
21c :LED用孔
22a :電源ボタン
22b :発光ボタン
25 :回路基板
26 :基板
27 :LED
28a :電源スイッチ
28b :発光スイッチ
29 :充電池
3 :検出装置
31 :操作部
32 :記憶部
33 :撮像部
34 :表示部
35 :制御部
351 :画像取得部
352 :画像比較部
353 :画像合成部
36 :通信部
41 :撮像装置
42 :表示装置
51 :操作部
52 :記憶部
53 :撮像部
54 :表示部
55 :制御部
56 :発光部
9 :レンズ
Claims (6)
- 第1周波数で明滅する光を照射する発光部と、
前記発光部が光を照射する方向を、前記第1周波数とは異なる第2周波数のタイミングで連続的に撮像する撮像部と、
前記撮像部が撮像した画像を表示する表示部と、
を備えることを特徴とする盗撮カメラ検出装置。 - 前記表示部は、盗撮カメラのレンズに反射した光を、前記第1周波数および前記第2周波数に基づく第3周波数で明滅させた動画を表示する、
請求項1に記載の盗撮カメラ検出装置。 - 前記第1周波数をf1[Hz]、前記第2周波数をf2[Hz]、自然数をnとすると、下記(1)式が成立する、
請求項1または2に記載の盗撮カメラ検出装置。
0.5≦|f1/n−f2|≦10 ・・・・ (1) - 前記第1周波数をf1[Hz]、前記第2周波数をf2[Hz]、自然数をnとすると、下記(2)式が成立する、
請求項1または2に記載の盗撮カメラ検出装置。
2≦|f1/n−f2|≦5 ・・・・ (2) - 前記撮像部が撮像した第1画像と、前記第1画像の直前に撮像された第2画像とを比較して、明るさが大きく異なる明滅領域を検出する画像比較部と、
前記第1画像に前記明滅領域を示す表示を合成する画像合成部と、
をさらに備え、
前記表示部は、前記撮像部が撮像した画像に代えて、前記画像合成部が合成した画像を表示する、
請求項1ないし4のいずれかに記載の盗撮カメラ検出装置。 - 第1周波数で明滅する光を照射する発光部と、前記発光部が光を照射する方向を連続的に撮像可能な撮像部と、画像を表示する表示部と、前記撮像部を制御するコンピュータとを備える装置を盗撮カメラ検出装置として機能させるためのプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記第1周波数とは異なる第2周波数のタイミングで、前記撮像部に撮像指示を出力する処理と、
前記撮像部が撮像した画像を前記表示部に表示させる処理と、
を実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019009926A JP2020120275A (ja) | 2019-01-24 | 2019-01-24 | 盗撮カメラ検出装置、および、プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019009926A JP2020120275A (ja) | 2019-01-24 | 2019-01-24 | 盗撮カメラ検出装置、および、プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020120275A true JP2020120275A (ja) | 2020-08-06 |
Family
ID=71891323
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019009926A Pending JP2020120275A (ja) | 2019-01-24 | 2019-01-24 | 盗撮カメラ検出装置、および、プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020120275A (ja) |
-
2019
- 2019-01-24 JP JP2019009926A patent/JP2020120275A/ja active Pending
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