JP2020115086A - 試験装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】試験体が使用される環境にて実際に試験体に入力される負荷を模擬して与えることができる試験装置の提供を目的とする。【解決手段】上記した目的を達成するため、本発明の試験装置W1は、複数の可動部2,3,4を有する試験体DFに各可動部2,3,4に対応して可動部2,3,4の可動方向に入力を与える複数のアクチュエータA1,A2,A3と、各アクチュエータA1,A2,A3をサーボ制御するコントローラC1とを備え、コントローラC1は、設置数より少ない数のアクチュエータA1を駆動側アクチュエータとし、残りのアクチュエータA2,A3を反力側アクチュエータとして、駆動側アクチュエータA1については対応する可動部2を駆動する制御を行うとともに、駆動側アクチュエータA1によって駆動される可動部2が他の可動部3,4から受ける反力を模擬して反力側アクチュエータA2,A3に反力を出力させる制御を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、試験装置に関する。
複数の可動部を有するトランスミッションやディファレンシャルギヤ等といった試験体とする試験装置は、ドライブシャフトに連結される入力軸をモータで回転駆動しつつ、車輪側に連結される出力軸もモータに連結して、これらモータの回転数を調整して性能試験や耐久試験を行うものがある(たとえば、特許文献1参照)。
特開2000−105171号公報
しかしながら、従来の試験装置では、試験体の入力軸と出力軸とを各モータによって駆動できるが、試験体が実際に使用される環境において入力される負荷を模擬して与えることができなかった。
そこで、本発明は、試験体が使用される環境にて実際に試験体に入力される負荷を模擬して与えることができる試験装置の提供を目的としている。
上記した目的を達成するため、本発明の試験装置は、複数の可動部を有する試験体に各可動部に対応して可動部の可動方向に入力を与える複数のアクチュエータと、各アクチュエータをサーボ制御するコントローラとを備え、コントローラは、設置数より少ない数のアクチュエータを駆動側アクチュエータとし、残りのアクチュエータを反力側アクチュエータとして、駆動側アクチュエータについては対応する可動部を駆動する制御を行うとともに、駆動側アクチュエータによって駆動される可動部が他の可動部から受ける反力を模擬して反力側アクチュエータに反力を出力させる制御を行う。このように構成された試験装置では、試験に必要な試験トルクや試験荷重に加えて、実際に試験体が使用される環境において受ける反力を与えることができる。
さらに、試験装置は、コントローラが駆動側アクチュエータの速度をフィードバックして駆動側アクチュエータをフィードバック制御し、駆動側アクチュエータの出力に基づいて反力を求めて反力側アクチュエータを反力に基づいて制御してもよい。このように構成された試験装置によれば、実際に試験体が使用される環境において受ける反力を精度良く模擬して与えることができる。
また、試験装置は、アクチュエータがモータであって、駆動側アクチュエータに対応する可動部の駆動によって他の駆動部が駆動されて反力側アクチュエータがエネルギ回生すると、コントローラがエネルギ回生によって得られる回生電流を駆動側アクチュエータの駆動に利用してもよい。このように構成された試験装置によれば、反力側アクチュエータの発電によって得られた電流を駆動側アクチュエータの駆動電流の一部として利用するので、その分、電源からの電流量を少なくできるので消費エネルギ量を低減できる。
そして、試験装置は、コントローラが回生電流を監視し、駆動側アクチュエータに供給する電流をブレーカ容量以下となるように制御してもよい。このように構成された試験装置によれば、試験中にブレーカが作動するのを防止できるので試験が中断されずに済み、駆動側アクチュエータを電源の電流の制限を超えて高速駆動させ得る。
さらに、試験装置は、各可動部と各可動部に対応する各アクチュエータとの間に設けられる複数のギヤボックスを備え、ギヤボックスが並行配置されてギヤを有する複数の軸を有して、隣り合う軸のギヤ同士を歯合させて任意の軸の回転が他の軸に変速されて伝達されるとともに、複数の軸のうち任意の軸を選択して各可動部と各アクチュエータに接続可能としてもよい。このように構成された試験装置によれば、アクチュエータを連結する軸を選択することによって、アクチュエータの回転動力を試験体の可動部に伝達する際の減速比を簡単に変更できる。
また、試験装置におけるアクチュエータが直動型アクチュエータとされる場合、試験装置は、ダンパやシリンダといった直動型の試験体の試験に使用可能となる。
本発明の試験装置によれば、試験体が使用される環境にて実際に試験体に入力される負荷を模擬して与えることができる。
第一の実施の形態の試験装置のシステム構成図である。 ギヤボックスの断面図である。 第一の実施の形態の試験装置のコントローラの概略図である。 第一の実施の形態の試験装置におけるコントローラの制御ブロック図である。 第一の実施の形態の駆動側制御部の制御ブロック図である。 第一の実施の形態の反力側制御部の制御ブロック図である。 第二の実施の形態の試験装置のシステム構成図である。 第二の実施の形態の試験装置のコントローラの概略図である。 第二実施の形態の試験装置におけるコントローラの制御ブロック図である。 第二の実施の形態の駆動側制御部の制御ブロック図である。 第二の実施の形態の反力側制御部の制御ブロック図である。
以下、図に示した実施の形態に基づき、本発明を説明する。
<第一の実施の形態>
図1に示すように、第一の実施の形態における試験装置W1は、試験体をディファレンシャルギヤDFとして、ディファレンシャルギヤDFの三つの入出力軸に対応して、三つのアクチュエータA1,A2,A3と、各アクチュエータA1,A2,A3をサーボ制御するコントローラC1とを備えて構成されている。
本実施の形態において試験体であるディファレンシャルギヤDFは、リングギヤ、サイドギヤ等のギヤ群を収容するケース1と、ケース1内に収容されるギヤに連結されてドライブシャフトを通じて車両のエンジン側の動力の入力を受ける入力軸2と、入力軸2に入力される動力を受けて車両の左右輪へ動力を出力する一対の出力軸3,4とを備えている。そして、入力軸2と二つの出力軸3,4は、ディファレンシャルギヤDFにおいて可動する部位であって、本実施の形態では、可動部を構成している。よって、本実施の形態では、試験体は、三つの可動部(入力軸2、出力軸3,4)を備えている。
アクチュエータA1,A2,A3は、試験体おける可動部である入力軸2および出力軸3,4がそれぞれ回転方向に動くため、これら入力軸2および出力軸3,4を回転方向に駆動できるようにモータとされている。また、アクチュエータA1,A2,A3は、電流供給を受けるとそれぞれ対応する入力軸2、出力軸3,4を駆動できるほか、入力軸2、出力軸3,4側から力を受けて駆動されると発電して運動エネルギを電気エネルギに変換するエネルギ回生を行える。
また、本実施の形態では、アクチュエータA1,A2,A3と対応する入力軸2、出力軸3,4との間には、それぞれギヤボックスG1,G2,G3が介装されている。ギヤボックスG1,G2,G3は、図2に示すように、それぞれ、箱形のケース5と、ケース5内に収容されるギヤ6a,7a,8aを有して上下沿って並行配置されてケース5に軸支される三つの軸6,7,8とを備えている。そして、隣り合う軸6,7のギヤ6a,7a同士が互いに歯合し、隣り合う軸7,8のギヤ7a,8a同士が互いに歯合している。よって、軸6,7,8のうちいずれかの軸、たとえば、軸6を駆動すると、ギヤ6a,7a,8aによって動力が伝達されて他の軸7,8も駆動され、軸6の回転がギヤ6a,7a,8aによって変速されて軸7,8に伝達される。ギヤ6a,7a,8aの歯数は、軸6,7,8が等速で回転しないように設定されている。
このように構成されたギヤボックスG1,G2,G3に対し、対応するアクチュエータA1,A2,A3を軸6,7,8のうち任意の軸の一端を選択して連結し、入力軸2を軸6,7,8のうち任意の軸の他端を選択して連結すると、ギヤボックスG1,G2,G3を介してアクチュエータA1,A2,A3の動力を入力軸2に伝達できる。そして、アクチュエータA1,A2,A3を連結する軸6,7,8を選択することによって、アクチュエータA1,A2,A3の回転動力をディファレンシャルギヤDFにおける入力軸2、出力軸3,4に伝達する際の減速比を簡単に変更できる。
コントローラC1は、図3に示すように、アクチュエータA1,A2,A3の図示しない巻線に流れる電流を検知する電流センサS1,S2,S3と、アクチュエータA1,A2,A3における図示しないロータの回転位置を検知するレゾルバR1,R2,R3と、各アクチュエータA1,A2,A3の出力する出力トルクを検知するトルクセンサTr1,Tr2,Tr3と、各アクチュエータA1,A2,A3へ供給する電流を指示する電流指令を生成する制御演算装置U1と、前記電流指令の入力を受けて前記電流指令が指示する電流を各アクチュエータA1,A2,A3へ供給するモータドライバMD1とを備え、各アクチュエータA1,A2,A3をサーボ制御する。
電流センサS1,S2,S3は、それぞれ対応するアクチュエータA1,A2,A3の図示しない巻線に流れる電流I1,I2,I3を検知して、制御演算装置U1へ入力する。また、レゾルバR1,R2,R3は、それぞれ対応するアクチュエータA1,A2,A3の図示しないロータの回転位置θ1,θ2,θ3を検知して、制御演算装置U1へ入力する。トルクセンサTr1,Tr2,Tr3は、各アクチュエータA1,A2,A3が出力する出力トルクT1,T2,T3を検知して、制御演算装置U1へ入力する。
制御演算装置U1は、ディファレンシャルギヤDFの試験のため、入力軸2の回転速度を指示する速度指令V、出力軸3,4へ与える負荷を指示する目標力F、電流センサS1,S2,S3が検知した電流I1,I2,I3、レゾルバR1,R2,R3が検知したロータの回転位置θ1,θ2,θ3およびトルクセンサTr1,Tr2,Tr3が検知した出力トルクT1,T2,T3から制御に必要な情報を得て、各アクチュエータA1,A2,A3へ与える電流を指示する指令を生成する。なお、ロータの回転位置θ1,θ2,θ3の検出に際してレゾルバR1,R2,R3以外のセンサ、たとえば、ホール素子などを利用してもよい。
より具体的には、制御演算装置U1は、入力軸2に連結されて入力軸2を回転駆動するアクチュエータA1を駆動側アクチュエータとし、出力軸3,4に連結されて出力軸3,4側から入力軸2に対して反力を与えるアクチュエータA2,A3を反力側アクチュエータとして、アクチュエータA1,A2,A3をそれぞれ制御する。
制御演算装置U1は、図4に示すように、駆動側アクチュエータとしてのアクチュエータA1を制御するための駆動側制御部UC1と、反力側アクチュエータA2,A3を制御するための反力側制御部UC2,UC3と、駆動側アクチュエータとしてのアクチュエータA1に供給する電流を制限する電流制限部Lとを備えている。
駆動側制御部UC1は、ディファレンシャルギヤDFの耐久試験や振動試験において、ディファレンシャルギヤDFが実際に車両に搭載された場合にエンジンから入力軸2に入力される駆動動力を与えるように駆動側アクチュエータとしてのアクチュエータA1をフィードバック制御する。
詳細には、駆動側制御部UC1は、図5に示すように、レゾルバR1が検知したロータの回転位置θ1を微分してアクチュエータA1の回転速度V1を求める微分器11と、回転速度V1と速度指令Vとの偏差を求めてアクチュエータA1に供給する目標電流I1refを求める指令演算部12と、目標電流I1refと電流センサS1が検知した電流I1との偏差からアクチュエータA1へ供給する電流を指示する電流指令I1を求める電流指令演算部13と、速度指令Vの入力を受けてアクチュエータA1の規範出力V1refを出力する規範モデル14と、規範出力V1refとアクチュエータA1の実際の回転速度V1との誤差である追従誤差ΔV1を求める加算器15と、追従誤差ΔV1の入力を受けて指令演算部12の制御パラメータを補正する制御パラメータ設定部16とを備えて構成されている。
指令演算部12は、回転速度V1と速度指令Vとの偏差を求めて、当該偏差を小さくするような目標電流I1refを求める。たとえば、指令演算部12は、回転速度V1と速度指令Vとの偏差をPID補償或いはPI補償して目標電流を求めればよいが、制御則はこれに限定されるものではない。
電流指令演算部13は、目標電流I1refと電流センサS1が検知した電流I1との偏差をPID補償或いはPI補償してアクチュエータA1へ供給する電流を指示する電流指令I1を求める。電流指令演算部13は、アクチュエータA1の電流を目標電流I1ref通りとなるように制御する電流ループを構成している。
規範モデル14は、速度指令VからアクチュエータA1の回転速度V1までの伝達関数を持ち、速度指令Vの入力に対するアクチュエータA1の理想的な回転速度である規範出力V1refを出力する。規範モデル14が出力する規範出力V1refとアクチュエータA1の実際の回転速度V1との追従誤差ΔV1が0でない場合、指令演算部12が求めた目標電流I1refがアクチュエータA1の制御に最適化されていないことになる。
よって、加算器15が求めた規範出力V1refとアクチュエータA1の実際の回転速度V1との追従誤差ΔV1が0でない場合、制御パラメータ設定部16は、追従誤差ΔV1の値に応じて指令演算部12における制御ゲイン等の制御パラメータを追従誤差ΔV1が0に近づくように修正する。指令演算部12がPID補償する補償器である場合、制御パラメータ設定部16は、比例ゲイン、微分ゲインおよび積分ゲインをそれぞれ調整する。
このように駆動側制御部UC1は、アクチュエータA1の回転速度V1をフィードバックしてアクチュエータA1の回転速度V1が速度指令Vに追従するように制御する。また、駆動側制御部UC1は、規範モデル14が出力する規範出力V1refとアクチュエータA1の実際の回転速度V1との追従誤差ΔV1が0でない場合、制御パラメータ設定部16によって指令演算部12の制御パラメータを最適化する適応制御を合わせて実行する。このように、学習によって制御則が更新されるので、コントローラC1は、アクチュエータA1を精度よく制御できる。
他方、反力側制御部UC2は、図6に示すように、アクチュエータA1の回転速度V1を微分して回転角速度ω1を求める微分器21と、回転位置θ1、回転速度V1および回転角速度ω1とギヤボックスG1の減速比とから出力軸3側から入力軸2へ入力される反力を目標反力RF2として求める模擬反力モデル22と、目標反力RF2とディファレンシャルギヤDFにおける出力軸3へ入力する試験トルクTF2とを加算して目標力F2を求める加算器23と、出力トルクT2と目標力F2との偏差を求めてアクチュエータA2に供給する目標電流I2refを求める指令演算部24と、目標電流I2refと電流センサS2が検知した電流I2との偏差からアクチュエータA2へ供給する電流を指示する電流指令I2を求める電流指令演算部25と、目標力F2の入力を受けてアクチュエータA2の規範出力T2refを出力する規範モデル26と、規範出力T2refとアクチュエータA2の実際の出力トルクT2との誤差である追従誤差ΔT2を求める加算器27と、追従誤差ΔT2の入力を受けて指令演算部24の制御パラメータを補正する制御パラメータ設定部28とを備えて構成されている。
ディファレンシャルギヤDFが実際に車両に搭載されて使用される状況では、出力軸3は、ドライブシャフトを通じて車両における車輪に接続されて使用されるため、入力軸2を駆動すると、入力軸2には車輪が路面上を転がる際の転がり抵抗、タイヤの変形による抵抗、車両の空気抵抗、その他慣性力等の反力を出力軸3側から受けことになる。そこで、模擬反力モデル22は、ディファレンシャルギヤDFが実際に車両に搭載されて使用される状況にて、入力軸2の駆動によって生じる出力軸3側から入力軸2に入力される反力を求める。
模擬反力モデル22は、アクチュエータA1の出力としてアクチュエータA1の回転位置θ1、回転速度V1および回転角速度ω1の入力を受け、これら回転位置θ1、回転速度V1および回転角速度ω1とアクチュエータA1と入力軸2とギヤボックスG1との連結状態によって決定される減速比とから入力軸2の回転位置、回転速度および回転角速度を求める。そして、模擬反力モデル22は、入力軸2の回転位置、回転速度および回転角速度から出力軸3から受ける前記反力を求め、これを目標反力RF2とする。なお、アクチュエータA1の回転位置θ1、回転速度V1、回転角速度ω1のパラメータのうち、反力の算出に不要なパラメータがある場合、不要なパラメータの入力および算出を省略してよい。
加算器23は、模擬反力モデル22が求めた目標反力RF2とディファレンシャルギヤDFにおける出力軸3へ入力する試験トルクTF2とを加算して目標力F2を求める。試験トルクTF2は、ディファレンシャルギヤDFの耐久試験や性能試験時に制動時の荷重を与えたり、出力軸3,4に旋回時の回転差を与えたりするために出力軸3,4へ与えるトルクを指示する指令値である。試験トルクTFが0である場合、加算器23の出力は目標反力RF2となり、アクチュエータA2に目標反力RF2を出力させる制御が行われる。
指令演算部24は、出力トルクT2と目標力F2との偏差を求めて、当該偏差を小さくするような目標電流I2refを求める。たとえば、指令演算部24は、出力トルクT2と目標力Fとの偏差をPID補償或いはPI補償して目標電流を求めればよいが、制御則はこれに限定されるものではない。なお、アクチュエータA2の出力トルクT2については、電流センサS2が検知したアクチュエータA2の電流I2から演算によって求めてもよい。
電流指令演算部25は、目標電流I2refと電流センサS2が検知した電流I2との偏差をPID補償或いはPI補償してアクチュエータA2へ供給する電流を指示する電流指令I2を求める。電流指令演算部25は、アクチュエータA2の電流を目標電流I2ref通りとなるように制御する電流ループを構成している。
規範モデル26は、目標力F2からアクチュエータA2の出力トルクT2までの伝達関数を持ち、目標力F2の入力に対するアクチュエータA2の理想的なトルクである規範出力T2refを出力する。規範モデル26が出力する規範出力T2refとアクチュエータA2の実際の出力トルクT2との追従誤差ΔT2が0でない場合、指令演算部24が求めた目標電流I2refがアクチュエータA2の制御に最適化されていないことになる。
よって、加算器27が求めた規範出力T2refとアクチュエータA2の実際の出力トルクT2との追従誤差ΔT2が0でない場合、制御パラメータ設定部28は、追従誤差ΔT2の値に応じて指令演算部24における制御ゲイン等の制御パラメータを追従誤差ΔT2が0に近づくように修正する。指令演算部24がPID補償する補償器である場合、制御パラメータ設定部28は、比例ゲイン、微分ゲインおよび積分ゲインをそれぞれ調整する。
このように反力側制御部UC2は、試験トルクTFに加えて、アクチュエータA1によるディファレンシャルギヤDFの入力軸2の駆動によって生じる出力軸3側の反力を模擬して出力軸3に与えるようアクチュエータA2を制御する。また、反力側制御部UC2は、規範モデル26が出力する規範出力T2refとアクチュエータA2の実際の出力トルクT2との追従誤差ΔT2が0でない場合、制御パラメータ設定部28によって指令演算部24の制御パラメータを最適化する適応制御を合わせて実行する。このように、学習によって制御則が更新されるので、コントローラC1は、アクチュエータA2を精度よく制御できる。
なお、反力側制御部UC3は、図6に示すように、反力側制御部UC2と同様の構成となっており、試験入力である試験トルクTF3に加えて、アクチュエータA1によるディファレンシャルギヤDFの入力軸2の駆動によって生じる出力軸4側の反力を模擬して出力軸4に与えるようアクチュエータA3を制御する。また、反力側制御部UC3にあっても、規範出力T3refとアクチュエータA3の実際の出力トルクT3との追従誤差ΔT3が0でない場合、制御パラメータ設定部28によって指令演算部24の制御パラメータを最適化する適応制御を合わせて実行する。このように、学習によって制御則が更新されるので、コントローラC1は、アクチュエータA3を精度よく制御できる。
そして、モータドライバMD1は、アクチュエータA1を駆動する駆動回路MC1と、アクチュエータA2を駆動する駆動回路MC2と、アクチュエータA3を駆動する駆動回路MC3とを備えている。駆動回路MC1,MC2,MC3は、共に電源Bに対して並列に接続されている。そして、駆動側制御部UC1、反力側制御部UC2,UC3がそれぞれ求めた電流指令I1,I2,I3の入力を受けたモータドライバMD1は、電流指令I1,I2,I3通りに対応する各アクチュエータA1,A2,A3へ電流を供給する。なお、アクチュエータA1,A2,A3がブラシレスモータである場合、駆動回路MC1,MC2,MC3は、インバータを備えてレゾルバR1,R2,R3で検知したロータの回転位置から電気角を把握してアクチュエータA1,A2,A3の巻線へ通電すればよい。
以上より、コントローラC1は、駆動用アクチュエータとしてのアクチュエータA1の回転速度が速度指令Vが指示する回転速度となるようにアクチュエータA1を制御し、アクチュエータA1の駆動によって生じる反力を求めて反力用アクチュエータとしてのアクチュエータA2,A3を制御してアクチュエータA2,A3に反力と試験トルクを出力させる。なお、制御演算装置U1は、駆動側アクチュエータとしてのアクチュエータA1の変位をフィードバックして制御してもよい。その場合、駆動側制御部UC1における指令演算部12は、レゾルバR1が検知したロータの回転位置θ1をアクチュエータA1の変位として、この回転位置θ1と変位指令Xとの偏差を求めてアクチュエータA1に供給する目標電流I1refを求めればよく、微分器11を省略して、反力側制御部UC2,UC3において回転位置θ1から回転速度V1を求める微分器を設けておけばよい。
つづいて、電流制限部Lは、電流指令演算部13と駆動回路MC1との間に設けたリミッタ31と、リミッタ31の制限値を変更するリミッタ制御部32とを備えている。そして、電流制限部Lは、本実施の形態では、反力側アクチュエータとされるアクチュエータA2,A3が出力軸3,4の動力で駆動された際にエネルギ回生によって生じる回生電流を電流センサS2,S3でモニタして、電源Bから駆動側アクチュエータとされるアクチュエータA1へ流れる電流がブレーカ40のブレーカ容量を超えないように制限する。
リミッタ31は、電流指令演算部13が求めた電流指令I1が制限値Ilimを超えないように制限する。つまり、リミッタ31は、電流指令Iが制限値Ilimを超える場合には電流指令Iをクランプして制限値IlimとしてモータドライバMD1へ出力する。リミッタ制御部32は、リミッタ31の制限値Ilimを変更する。具体的には、リミッタ制御部32は、ブレーカ40のブレーカ容量をIbとし、電流センサS2,S3で検知した回生電流の合計値をIrとし、安全率をSi(1を超える値)とすると、Ilim=Ib/Si+Irを演算して制限値Ilimを求める。このように制限値Ilimを変更すると、駆動側アクチュエータとしてのアクチュエータA1へ電源Bから供給される電流をIbatとすると、電流Ibatは、電流制限部Lを設けない場合、電流指令Iが指示する電流のうち回生電流で賄えなくなった差分に等しくなる。よって、電流制限部Lを設けない場合、電流Ibat=電流指令I−回生電流の合計値Irとなる。しかしながら、電流指令Iは、電流制限部Lによって制限値Ilimに制限されるので、前述のIlimを求める式から、電流Ibat=Ilim−Ir=Ib/Siとなり、安全率Siが1を超える値であるから、常にIbat<Ibが成立する。
詳細には、アクチュエータA1を駆動してディファレンシャルギヤDFの入力軸2を駆動して所望する回転速度まで入力軸2の回転速度を上昇させる際には、反力側アクチュエータとしてのアクチュエータA2,A3が出力軸3,4側からの動力で駆動されて発電する。こうしてアクチュエータA2,A3の発電によって得られた回生電流を駆動側アクチュエータとしてのアクチュエータA1の駆動に使用する。そして、電流制限部Lは、電流センサS2,S3で回生電流をモニタして、回生電流の他に電源BからアクチュエータA1へ供給される電流がブレーカ容量を超えないように電流指令Iの上限値である制限値Ilimを変更する。このようにして電流制限部Lが駆動側アクチュエータとしてのアクチュエータA1の駆動電流を制限すると、アクチュエータA1を駆動してディファレンシャルギヤDFの入力軸2を駆動して回転速度を高くしていく際に、駆動しているアクチュエータA1へ流れる電流がブレーカ容量を超えることがなくなる。以上より、電流制限部Lによって駆動側アクチュエータとしてのアクチュエータA1の駆動電流を指示する電流指令Iが制限値Ilimを超えないように制限すると、電源Bから試験装置W1へ供給される電流Ibatがブレーカ容量Ib未満になってブレーカ40が作動するのを防止でき、試験が中断されずに済むとともに、アクチュエータA1を電源Bの電流の制限を超えて高速回転させ得る。
駆動側制御部UC1、反力側制御部UC2,UC3および電流制限部Lの各部は、具体的にはたとえば、図示はしないが、電流センサS1,S2,S3、レゾルバR1,R2,R3およびトルクセンサTr1,Tr2,Tr3からの信号を受け取るインターフェースと、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)等の記憶装置、RAM(Random Access Memory)およびこれらを連絡するバスラインからなるコンピュータシステムとして構成されればよい。なお、前記した演算処理については、プログラムとしてROMや他の記憶装置に予め格納しておけばよい。
本実施の形態では、ディファレンシャルギヤDFを試験体として駆動側制御部UC1と二つの反力側制御部UC2,UC3とを備えているが、たとえば、ディファレンシャルギヤDFの出力軸3を駆動して試験を行いたい場合、アクチュエータA2を駆動側アクチュエータとして利用し、アクチュエータA1,A3を反力側アクチュエータとして利用すればよい。コントローラC1は、電流センサS1,S2,S3、レゾルバR1,R2,R3およびトルクセンサTr1,Tr2,Tr3を備えているので、プログラムの変更や置換によってアクチュエータA1,A2,A3のうち任意のアクチュエータを駆動側アクチュエータとして動作させるとともに残りのアクチュエータを反力側アクチュエータとして動作させるように制御演算装置U1を構築できる。実際には、各アクチュエータA1,A2,A3をオペレータによる選択によって駆動側アクチュエータと反力側アクチュエータのいずれにも動作し得るようなプログラムを予めコントローラC1に格納しており、オペレータの選択によって、アクチュエータA1,A2,A3を駆動側アクチュエータと反力側アクチュエータとのいずれにも動作させ得るようにしてある。したがって、ディファレンシャルギヤDFの出力軸3,4側を駆動して入力軸2側から反力を与えるような試験も可能であり、駆動側アクチュエータを変更する度に試験体であるディファレンシャルギヤDFを試験装置W1に付け替える煩わしさもなくなる。
以上のように、本実施の形態の試験装置W1は、複数の可動部として入力軸2、出力軸3,4に対応して入力軸2、出力軸3,4の可動方向に入力を与える複数のアクチュエータA1,A2,A3と、各アクチュエータA1,A2,A3をサーボ制御するコントローラC1とを備えている。
このように構成された試験装置W1では、各アクチュエータA1,A2,A3がサーボ制御されるので、各アクチュエータA1,A2,A3から任意に選んだアクチュエータを用いてディファレンシャルギヤ(試験体)DFの入力軸2、出力軸3,4から選択した可動部に対して動力を与えるとともに、残りのアクチュエータを駆動して他の可動部に対して実際にディファレンシャルギヤ(試験体)DFに作用する負荷を与えることができる。
よって、本実施の形態の試験装置W1によれば、ディファレンシャルギヤ(試験体)DFが使用される環境にて入力される負荷を模擬して与えることができる。
また、試験装置W1は、アクチュエータA1,A2,A3をディファレンシャルギヤ(試験体)DFの入力軸2、出力軸3,4の駆動入力にも反力の負荷にも利用できるので、駆動入力を与えるアクチュエータを変更する際にもディファレンシャルギヤ(試験体)DFを試験装置W1に付け替える必要がないので、煩雑な作業が不要となるとともに試験時間の短縮が可能となる。
さらに、本実施の形態の試験装置W1では、コントローラC1が設置数より少ない数のアクチュエータA1を駆動側アクチュエータとし、残りのアクチュエータA2,A3を反力側アクチュエータとして、駆動側アクチュエータについては対応する入力軸(可動部)2を駆動する制御を行うとともに、駆動側アクチュエータによって駆動される入力軸(可動部)2が出力軸(他の可動部)3,4から受ける反力を模擬して反力側アクチュエータに反力を出力させる制御を行う。このように構成された試験装置W1では、駆動側アクチュエータでディファレンシャルギヤ(試験体)DFの入力軸2に対して動力を与えるとともに、残りの反力側アクチュエータで入力軸2に駆動によって出力軸3,4から受ける反力を与えることができる。よって、本実施の形態の試験装置W1によれば、試験に必要な試験トルクに加えて、実際にディファレンシャルギヤ(試験体)DFが車両に搭載された状態、つまり、実際に使用される環境において受ける反力を与えることができ、実際に入力され得る負荷をディファレンシャルギヤ(試験体)DFに与えられる。
また、本実施の形態の試験装置W1では、コントローラC1がアクチュエータ(駆動側アクチュエータ)A1の速度をフィードバックしてアクチュエータ(駆動側アクチュエータ)A1をフィードバック制御し、アクチュエータ(駆動側アクチュエータ)A1の出力に基づいて反力を求めてアクチュエータ(反力側アクチュエータ)A2,A3を反力に基づいて制御する。このように構成された試験装置W1は、駆動側アクチュエータの出力に基づいてディファレンシャルギヤ(試験体)DFの入力軸2が出力軸3,4から受ける反力を求めるので、アクチュエータA1の出力の変化に対して反力も変化させてディファレンシャルギヤ(試験体)DFに負荷として与える。よって、本実施の形態の試験装置W1によれば、実際にディファレンシャルギヤ(試験体)DFが車両に搭載された状態、つまり、実際に使用される環境において受ける反力を精度良く模擬して与えることができる。なお、コントローラC1は、駆動側アクチュエータについて変位をフィードバックして制御してもよい。
さらに、本実施の形態の試験装置W1は、アクチュエータA1,A2,A3がモータであって、アクチュエータ(駆動側アクチュエータ)A1に対応する入力軸(可動部)2の駆動によって出力軸(他の駆動部)3,4が駆動されてアクチュエータ(反力側アクチュエータ)A2,A3がエネルギ回生すると、コントローラC1がエネルギ回生によって得られる回生電流をアクチュエータ(駆動側アクチュエータ)A1の駆動に利用する。このように構成された試験装置W1によれば、反力側アクチュエータの発電によって得られた電流を駆動側アクチュエータの駆動電流の一部として利用するので、その分、電源Bからの電流量を少なくできるので消費エネルギ量を低減できる。
また、本実施の形態の試験装置W1は、コントローラC1が回生電流を監視し、アクチュエータ(駆動側アクチュエータ)A1に供給する電流をブレーカ容量Ib以下となるように制御する。このように構成された試験装置W1によれば、試験中にブレーカ40が作動するのを防止できるので試験が中断されずに済み、アクチュエータ(駆動側アクチュエータ)A1を電源Bの電流の制限を超えて高速回転させ得る。なお、本実施の形態では、アクチュエータ(駆動側アクチュエータ)A1に供給する電流がブレーカ容量Ib以下となるように制御するについて、電流指令Iを制限値Ilimに制限しており、1を超える値の安全率Siでブレーカ容量Ibを除した値から回生電流の合計値Irを差し引いた値を制限値Ilimとしている。このように制限値Ilimを求めると、電源Bからアクチュエータ(駆動側アクチュエータ)A1に供給される電流は、必ずブレーカ容量Ibより低くなり、ブレーカ40の作動を確実に阻止できる。
さらに、本実施の形態の試験装置W1は、入力軸2および出力軸3,4に対応する各アクチュエータA1,A2、A3との間に設けられる複数のギヤボックスG1,G2,G3を備え、ギヤボックスG1,G2,G3が並行配置されてギヤ6a,7a,8aを有する複数の軸6,7,8を有して、隣り合う軸6,7,8のギヤ6a,7a,8a同士を歯合させて任意の軸の回転が他の軸に変速されて伝達されるとともに、複数の軸6,7,8のうち任意の軸6,7,8を選択して入力軸2および出力軸3,4とアクチュエータA1,A2,A3に接続可能である。
このように構成された試験装置W1では、ギヤボックスG1,G2,G3に対し、対応するアクチュエータA1,A2,A3を軸6,7,8のうち任意の軸の一端を選択して連結し、入力軸2を軸6,7,8のうち任意の軸の他端を選択して連結すると、ギヤボックスG1,G2,G3を介してアクチュエータA1,A2,A3の動力を入力軸2に伝達できる。よって、本実施の形態の試験装置W1によれば、アクチュエータA1,A2,A3を連結する軸6,7,8を選択することによって、アクチュエータA1,A2,A3の回転動力をディファレンシャルギヤDFにおける入力軸2、出力軸3,4に伝達する際の減速比を簡単に変更できる。
<第二の実施の形態>
図7に示すように、第二の実施の形態における試験装置W2は、試験体をテレスコピック型のダンパDとして、ダンパDの互いに軸方向に相対移動するシリンダCyとロッドRとの三つの可動部に対応して、二つの直動型のアクチュエータA4,A5と、各アクチュエータA4,A5をサーボ制御するコントローラC2とを備えて構成されている。
本実施の形態において試験体であるダンパDは、シリンダCyと、シリンダCy内に軸方向移動自在に挿入されるロッドRとを備えるほか、ロッドRに連結されてシリンダCy内に摺動自在に挿入されるピストンを備え、シリンダCyとロッドRとが互いに軸方向に相対移動して伸縮する際に減衰力を発揮する。
アクチュエータA4は、リニアモータであって試験体おける可動部であるシリンダCyに連結されてシリンダCyをシリンダCyの移動方向へ駆動でき、アクチュエータA5は、リニアモータであって試験体おける可動部であるロッドRに連結されてロッドRをロッドRの移動方向へ駆動できる。
コントローラC2は、図8に示すように、アクチュエータA4,A5の図示しない巻線に流れる電流を検知する電流センサS4,S5と、アクチュエータA4,A5における図示しない可動子の位置を検知するストロークセンサR4,R5と、各アクチュエータA4,A5の出力する推力を検知する荷重センサTr4,Tr5と、各アクチュエータA4,A5へ供給する電流を指示する電流指令を生成する制御演算装置U2と、前記指令の入力を受けて前記電流指令が指示する電流を各アクチュエータA4,A5へ供給するモータドライバMD2とを備え、各アクチュエータA4,A5をサーボ制御する。
電流センサS4,S5は、それぞれ対応するアクチュエータA4,A5の図示しない巻線に流れる電流I4,I5を検知して、制御演算装置U2へ入力する。また、ストロークセンサR4,R5は、それぞれ対応するアクチュエータA4,A5の変位X4,X5を検知して、制御演算装置U2へ入力する。荷重センサTr4,Tr5は、各アクチュエータA4,A5が出力する荷重T4,T5を検知して、制御演算装置U2へ入力する。
制御演算装置U2は、ダンパDの試験のため、シリンダCyの変位を指示する変位指令X、ロッドRへ与える負荷を指示する目標力F4、電流センサS4,S5が検知した電流I4,I5、ストロークセンサR4,R5が検知した変位X4,X5および荷重センサTr4,Tr5が検知した荷重T4,T5から制御に必要な情報を得て、各アクチュエータA4,A5へ与える電流を指示する指令を生成する。
より具体的には、制御演算装置U2は、シリンダCyに連結されてシリンダCyを回転駆動するアクチュエータA4を駆動側アクチュエータとし、ロッドRに連結されてロッドR側からシリンダCyに対して反力を与えるアクチュエータA5を反力側アクチュエータとして、アクチュエータA4,A5をそれぞれ制御する。
制御演算装置U2は、図9に示すように、駆動側アクチュエータとしてのアクチュエータA4を制御するための駆動側制御部UC4と、反力側アクチュエータとしてのアクチュエータA5を制御するための反力側制御部UC5とを備えている。
駆動側制御部UC4は、ダンパDの耐久試験や振動試験において、シリンダCyに変位を与えるに駆動側アクチュエータとしてのアクチュエータA4をフィードバック制御する。
詳細には、駆動側制御部UC4は、図10に示すように、ストロークセンサR4が検知したアクチュエータA4の変位X4と変位指令Xとの偏差を求めてアクチュエータA4に供給する目標電流I4refを求める指令演算部42と、目標電流I1refと電流センサS4が検知した電流I4との偏差からアクチュエータA4へ供給する電流を指示する電流指令I4を求める電流指令演算部43と、変位指令Xの入力を受けてアクチュエータA4の規範出力V4refを出力する規範モデル44と、規範出力X4refとアクチュエータA4の実際の変位X4との誤差である追従誤差ΔX4を求める加算器45と、追従誤差ΔX4の入力を受けて指令演算部42の制御パラメータを補正する制御パラメータ設定部46とを備えて構成されている。
指令演算部42は、変位X4と変位指令Xとの偏差を求めて、当該偏差を小さくするような目標電流I1refを求める。たとえば、指令演算部42は、変位X4と変位指令Xとの偏差をPID補償或いはPI補償して目標電流を求めればよいが、制御則はこれに限定されるものではない。
電流指令演算部43は、目標電流I4refと電流センサS4が検知した電流I4との偏差をPID補償或いはPI補償してアクチュエータA4へ供給する電流を指示する電流指令I4を求める。電流指令演算部43は、アクチュエータA4の電流を目標電流I4ref通りとなるように制御する電流ループを構成している。
規範モデル44は、変位指令XからアクチュエータA4の変位X4までの伝達関数を持ち、変位指令Xの入力に対するアクチュエータA4の理想的な変位である規範出力X4refを出力する。規範モデル44が出力する規範出力X4refとアクチュエータA4の実際の変位X4との追従誤差ΔX4が0でない場合、指令演算部42が求めた目標電流I4refがアクチュエータA4の制御に最適化されていないことになる。
よって、加算器45が求めた規範出力X4refとアクチュエータA4の実際の変位X4との追従誤差ΔX4が0でない場合、制御パラメータ設定部46は、追従誤差ΔX4の値に応じて指令演算部42における制御ゲイン等の制御パラメータを追従誤差ΔX4が0に近づくように修正する。指令演算部42がPID補償する補償器である場合、制御パラメータ設定部46は、比例ゲイン、微分ゲインおよび積分ゲインをそれぞれ調整する。
このように駆動側制御部UC4は、アクチュエータA4の変位X4をフィードバックしてアクチュエータA4の変位X4が変位指令Xに追従するように制御する。また、駆動側制御部UC1は、規範モデル44が出力する規範出力X4refとアクチュエータA4の実際の変位X4との追従誤差ΔX4が0でない場合、制御パラメータ設定部46によって指令演算部42の制御パラメータを最適化する適応制御を合わせて実行する。このように、学習によって制御則が更新されるので、コントローラC2は、アクチュエータA4を精度よく制御できる。
他方、反力側制御部UC5は、図11に示すように、アクチュエータA4の変位X4を微分して速度V4を求める微分器51と、速度V4を微分して加速度α4を求める微分器52と、変位X4、速度V4および加速度α4とからロッドR側からシリンダCyへ入力される反力を目標反力RF5として求める模擬反力モデル53と、目標反力RF5とダンパDのロッドRへ入力する試験荷重TF4とを加算して目標力F5を求める加算器54と、アクチュエータA5の出力荷重T5と目標力F5との偏差を求めてアクチュエータA5に供給する目標電流I5refを求める指令演算部55と、目標電流I5refと電流センサS5が検知した電流I5との偏差からアクチュエータA5へ供給する電流を指示する電流指令I5を求める電流指令演算部56と、目標力F5の入力を受けてアクチュエータA5の規範出力T5refを出力する規範モデル57と、規範出力T5refとアクチュエータA5の実際の出力荷重T5との誤差である追従誤差ΔT5を求める加算器58と、追従誤差ΔT5の入力を受けて指令演算部55の制御パラメータを補正する制御パラメータ設定部59とを備えて構成されている。
ダンパDが実際に車両に搭載されて使用される状況では、ダンパDは車体と車輪との間に懸架ばねと並列して介装されて減衰力を発揮するとともに、ロッドRが車体に連結されるため、シリンダCyを駆動すると、ロッドR側から車体の慣性力、ダンパDが発揮する減衰力および懸架ばねのばね力を受けことになる。そこで、模擬反力モデル53は、ダンパDが実際に車両に搭載されて使用される状況にて、シリンダCyの駆動によって生じるロッドR側からシリンダCyに入力される反力を求める。
模擬反力モデル53は、アクチュエータA4の変位X4、速度V4および加速度α4の入力を受け、これら変位X4、速度V4および加速度α4からシリンダCyがロッドR側から受ける前記反力を求め、これを目標反力RF5とする。なお、アクチュエータA4の変位X4、速度V4、加速度α4のパラメータのうち、反力の算出に不要なパラメータがある場合、不要なパラメータの入力および算出を省略してよい。
加算器54は、模擬反力モデル53が求めた目標反力RF5とダンパDにおけるロッドRへ入力する試験荷重TF5とを加算して目標力F5を求める。試験荷重TF5は、ダンパDの耐久試験や性能試験のためにロッドRに与える荷重を指示する指令値である。試験荷重TF5が0である場合、加算器54の出力は目標反力RF5となり、アクチュエータA5に目標反力RF5を出力させる制御が行われる。
指令演算部55は、出力荷重T5と目標力F5との偏差を求めて、当該偏差を小さくするような目標電流I5refを求める。たとえば、指令演算部55は、出力荷重T5と目標力F5との偏差をPID補償或いはPI補償して目標電流を求めればよいが、制御則はこれに限定されるものではない。なお、アクチュエータA5の出力荷重T5については、電流センサS5が検知したアクチュエータA5の電流I5から演算によって求めてもよい。
電流指令演算部56は、目標電流I5refと電流センサS5が検知した電流I5との偏差をPID補償或いはPI補償してアクチュエータA5へ供給する電流を指示する電流指令I5を求める。電流指令演算部56は、アクチュエータA5の電流を目標電流I5ref通りとなるように制御する電流ループを構成している。
規範モデル57は、目標力F5からアクチュエータA5の出力荷重T5までの伝達関数を持ち、目標力F5の入力に対するアクチュエータA5の理想的出力である規範出力V5refを出力する。規範モデル57が出力する規範出力T5refとアクチュエータA5の実際の出力である出力荷重T5との追従誤差ΔT5が0でない場合、指令演算部55が求めた目標電流I5refがアクチュエータA5の制御に最適化されていないことになる。
よって、加算器58が求めた規範出力T5refとアクチュエータA5の実際の出力荷重T5との追従誤差ΔT5が0でない場合、制御パラメータ設定部59は、追従誤差ΔT5の値に応じて指令演算部55における制御ゲイン等の制御パラメータを追従誤差ΔT5が0に近づくように修正する。指令演算部55がPID補償する補償器である場合、制御パラメータ設定部59は、比例ゲイン、微分ゲインおよび積分ゲインをそれぞれ調整する。
このように反力側制御部UC5は、試験荷重TF5に加えて、アクチュエータA5によるシリンダCyの駆動によって生じるロッドR側から受ける反力を模擬してシリンダCyに与えるようアクチュエータA5を制御する。また、反力側制御部UC5は、規範モデル57が出力する規範出力T5refとアクチュエータA5の実際の出力である出力荷重T5との追従誤差ΔT5が0でない場合、制御パラメータ設定部59によって指令演算部55の制御パラメータを最適化する適応制御を合わせて実行する。このように、学習によって制御則が更新されるので、コントローラC2は、アクチュエータA5を精度よく制御できる。
そして、モータドライバMD2は、アクチュエータA4を駆動する駆動回路MC4と、アクチュエータA5を駆動する駆動回路MC5と、アクチュエータA3を駆動する駆動回路MC3とを備えている。駆動回路MC4,MC5は、共に電源Bに対して並列に接続されている。そして、駆動側制御部UC4、反力側制御部UC5がそれぞれ求めた電流指令I4,I5の入力を受けたモータドライバMD1は、電流指令I4,I5通りに対応する各アクチュエータA4,A5へ電流を供給する。なお、アクチュエータA4,A5がブラシレスモータである場合、駆動回路MC4,MC5は、インバータを備えてストロークセンサR4,R5で検知した変位から可動子の電気角を把握してアクチュエータA4,A5の巻線へ通電すればよい。
以上より、コントローラC2は、駆動用アクチュエータとしてのアクチュエータA4の変位が変位指令Xが指示する変位となるようにアクチュエータA4を制御し、アクチュエータA4の駆動によって生じる反力を求めて反力用アクチュエータとしてのアクチュエータA5を制御してアクチュエータA4,A5に反力と試験荷重を出力させる。なお、制御演算装置U2は、駆動側アクチュエータとしてのアクチュエータA4の速度をフィードバックして制御してもよい。その場合、駆動側制御部UC4における指令演算部42は、ストロークセンサR4が検知した変位X4から速度V4を求めて、この速度V4と速度指令Vとの偏差を求めてアクチュエータA4に供給する目標電流I4refを求めればよい。
駆動側制御部UC4および反力側制御部UC5の各部は、具体的にはたとえば、図示はしないが、電流センサS4,S5、ストロークセンサR4,R5および荷重センサTr4,Tr5からの信号を受け取るインターフェースと、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)等の記憶装置、RAM(Random Access Memory)およびこれらを連絡するバスラインからなるコンピュータシステムとして構成されればよい。なお、前記した演算処理については、プログラムとしてROMや他の記憶装置に予め格納しておけばよい。
なお、本実施の形態では、駆動側アクチュエータをアクチュエータA4とし、反力側アクチュエータをアクチュエータA5としているが、駆動側アクチュエータをアクチュエータA5とし、反力側アクチュエータをアクチュエータA4としてもよい。コントローラC2は、電流センサS4,S5、ストロークセンサR4,R5および荷重センサTr4,Tr5を備えているので、プログラムの変更や置換によってアクチュエータA4,A5を駆動側アクチュエータとしても反力側アクチュエータとしても動作させるように制御演算装置U2を構築できる。したがって、ダンパDのロッドR側を駆動してシリンダCy側から反力を与えるような試験も可能であり、駆動側アクチュエータを変更する度に試験体であるダンパDを試験装置W2に付け替える煩わしさもなくなる。
以上のように、本実施の形態の試験装置W2は、複数の可動部としてのシリンダCyとロッドRに対応してシリンダCyとロッドRの可動方向に入力を与える複数のアクチュエータA4,A5と、各アクチュエータA4,A5をサーボ制御するコントローラC2とを備えている。
このように構成された試験装置W2では、各アクチュエータA4,A5がサーボ制御されるので、各アクチュエータA4,A5から任意に選んだアクチュエータを用いてダンパ(試験体)DのシリンダCyあるいはロッドRの一方に対して動力を与えるとともに、残りのアクチュエータを駆動してシリンダCyあるいはロッドRの他方に対して実際にダンパ(試験体)Dに作用する負荷を与えることができる。
よって、本実施の形態の試験装置W2によれば、ダンパ(試験体)Dが使用される環境にて入力される負荷を模擬して与えることができる。試験装置W2のように、アクチュエータA4,A5を直動型アクチュエータとすれば、試験装置W2をダンパDやシリンダといった直動型の試験体の試験にも使用できるのである。なお、試験体が回転方向へ動く可動部と直線方向へ動く可動部とを備えている場合、試験装置は、回転型のモータと直動型のリニアモータとを備えていてもよい。
また、試験装置W2は、アクチュエータA4,A5をダンパ(試験体)DのシリンダCyおよびロッドRの駆動入力にも反力の負荷にも利用できるので、駆動入力を与えるアクチュエータを変更する際にもダンパ(試験体)Dを試験装置W2に付け替える必要がないので、煩雑な作業が不要となるとともに試験時間の短縮が可能となる。
さらに、本実施の形態の試験装置W2では、コントローラC2が設置数より少ない数のアクチュエータA4を駆動側アクチュエータとし、残りのアクチュエータA5を反力側アクチュエータとして、駆動側アクチュエータについては対応するシリンダ(可動部)Cyを駆動する制御を行うとともに、駆動側アクチュエータによって駆動されるシリンダ(可動部)Cyがロッド(他の可動部)Rから受ける反力を模擬して反力側アクチュエータに反力を出力させる制御を行う。このように構成された試験装置W2では、駆動側アクチュエータでダンパ(試験体)DのシリンダCyに対して動力を与えるとともに、シリンダCyの駆動によってロッドRから受ける反力を残りの反力側アクチュエータにより与えることができる。よって、本実施の形態の試験装置W2によれば、試験に必要な試験荷重に加えて、実際にダンパ(試験体)Dが車両に搭載された状態、つまり、実際に使用される環境において受ける反力を与えることができ、実際に入力され得る負荷をダンパ(試験体)Dに与えられる。
また、本実施の形態の試験装置W2では、コントローラC2がアクチュエータ(駆動側アクチュエータ)A4の変位をフィードバックしてアクチュエータ(駆動側アクチュエータ)A4をフィードバック制御し、アクチュエータ(駆動側アクチュエータ)A4の出力に基づいて反力を求めてアクチュエータ(反力側アクチュエータ)A5を反力に基づいて制御する。このように構成された試験装置W2は、駆動側アクチュエータの出力に基づいてダンパDのシリンダCyがロッドRから受ける反力を求めるので、アクチュエータA4の出力の変化に対して反力も変化させてダンパDに負荷として与える。よって、本実施の形態の試験装置W2によれば、実際にダンパDが車両に搭載された状態、つまり、実際に使用される環境において受ける反力を精度良く模擬して与えることができる。なお、コントローラC2は、駆動側アクチュエータについて速度をフィードバックして制御してもよい。
なお、本実施の形態の試験装置W2においても反力側アクチュエータとしてのアクチュエータA5が駆動側アクチュエータとしてのアクチュエータA4に駆動によってエネルギ回生して発電する場合、アクチュエータA5で発生する回生電流をアクチュエータA4の駆動電流に利用してもよい。このようにすれば試験装置W2にあっても、電源Bからの電流量を少なくできるので消費エネルギ量を低減できる。
以上、本発明の好ましい実施の形態を詳細に説明したが、特許請求の範囲から逸脱しない限り、改造、変形、および変更が可能である。
2・・・出力軸(可動部)、3,4・・・出力軸(可動部)、6,7,8・・・軸、6a,7a,8a・・・ギヤ、A1,A4・・・アクチュエータ(駆動側アクチュエータ)、A2,A3,A5・・・アクチュエータ(反力側アクチュエータ)、C1,C2・・・コントローラ、Cy・・・シリンダ(可動部)、D・・・ダンパ(試験体)、DF・・・ディファレンシャルギヤ(試験体)、G1,G2,G3・・・ギヤボックス、R・・・ロッド(可動部)、T1,T2・・・試験装置

Claims (6)

  1. 複数の可動部を有する試験体に各可動部に対応して前記可動部の可動方向に入力を与える複数のアクチュエータと、
    各アクチュエータをサーボ制御するコントローラとを備え、
    前記コントローラは、設置数より少ない数のアクチュエータを駆動側アクチュエータとし、残りのアクチュエータを反力側アクチュエータとして、前記駆動側アクチュエータについては対応する可動部を駆動する制御を行うとともに、前記駆動側アクチュエータによって駆動される可動部が他の可動部から受ける反力を模擬して前記反力側アクチュエータに前記反力を出力させる制御を行う
    ことを特徴とする試験装置。
  2. 前記コントローラは、前記駆動側アクチュエータの変位或いは速度をフィードバックして前記駆動側アクチュエータをフィードバック制御し、前記駆動側アクチュエータの出力に基づいて前記反力を求めて前記反力側アクチュエータを前記反力に基づいて制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の試験装置。
  3. 前記駆動側アクチュエータに対応する可動部の駆動によって他の駆動部が駆動されて前記反力側アクチュエータがエネルギ回生すると、前記コントローラは、前記エネルギ回生によって得られる回生電流を前記駆動側アクチュエータの駆動に利用する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の試験装置。
  4. 前記コントローラは、前記回生電流を監視し、前記駆動側アクチュエータに供給する電流をブレーカ容量以下となるように制御する
    ことを特徴とする請求項3に記載の試験装置。
  5. 各可動部と対応する各アクチュエータとの間に設けられる複数のギヤボックスを備え、
    前記ギヤボックスは、並行配置されてギヤを有する複数の軸を有して、隣り合う軸のギヤ同士を歯合させて任意の軸の回転が他の軸に変速されて伝達されるとともに、前記複数の軸のうち任意の軸を選択して前記可動部と前記アクチュエータに接続可能である
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の試験装置。
  6. 前記アクチュエータは、直動型アクチュエータである
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の試験装置。
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