JP2020110808A - 薄肉部形成方法 - Google Patents

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健明 阿部
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Abstract

【課題】薄肉部形成時及び部分形成時に金属材料に加わる荷重を抑制可能であると共に、部分形成時における薄肉部の変形を抑制可能な薄肉部形成方法を提供する。【解決手段】熱間鍛造によって鍛造品1に薄肉部3を形成する、薄肉部形成方法であって、筒状のボス部2と、ボス部2を囲うように配置される環状のフランジ部4と、の間にボス部2とフランジ部4とを連結する薄肉部3を形成する工程(ステップS4)と、ボス部2の端面及びフランジ部4の端面を部分形成する工程(ステップS5)と、を備え、薄肉部3を形成する工程(ステップS4)では、ボス部2の端面及びフランジ部4の端面のうち少なくとも1つの面に金型が当たらないようにし、部分形成する工程(ステップS5)では、剛性の低い金型6eを前記薄肉部に当てた状態で、ボス部2の前記端面及びフランジ部4の前記端面に金型6a〜6c、6f〜6hを当てる、薄肉部形成方法。【選択図】図8

Description

本発明は、薄肉部形成方法に関する。
薄肉部が形成された鍛造品を製造する方法として、熱間鍛造が知られている。
例えば特許文献1には、120mm/sec以上のスライド平均加工速度で熱間鍛造を行うことによって薄肉部を形成する技術が開示されている。
特開平07−100700号公報
発明者らは、薄肉部形成方法に関し、以下の課題を見出した。
熱間鍛造では、対向配置された一対の金型を用いて金属材料をプレスすることによって、薄肉部を形成する。熱間鍛造に用いられる一対の金型は、閉じた際に金属材料を隙間無く囲うことができる形状であることがある。隙間無く閉じることができる一対の金型を用いて金属材料をプレスすると、金属材料に大きな荷重が加わる。
そこで、閉じた際に隙間が生じる一対の金型を用いて薄肉部を形成することによって、薄肉部形成時に金属材料に加わる荷重を抑えることがある。閉じた際に隙間が生じる一対の金型を用いて薄肉部を形成すると、一対の金型の隙間に相当する部分に未形成部が生じる。そのため、薄肉部を形成した後に、部分形成を行う。部分形成では、未形成部を金型でプレスして形成する。
部分形成を行う際に、隙間無く閉じることができる一対の金型を用いて金属材料をプレスすると、金属材料に大きな荷重が加わる。しかしながら、部分形成を行う際に、薄肉部に当たらない金型を用いると、未形成部の変形に伴って、薄肉部が変形する虞がある。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、薄肉部形成時及び部分形成時に金属材料に加わる荷重を抑制可能であると共に、部分形成時における薄肉部の変形を抑制可能な薄肉部形成方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための一態様は、熱間鍛造によって鍛造品に薄肉部を形成する、薄肉部形成方法であって、筒状のボス部と、前記ボス部を囲うように配置される環状のフランジ部と、の間に前記ボス部と前記フランジ部とを連結する薄肉部を形成する工程と、前記ボス部の端面及び前記フランジ部の端面を部分形成する工程と、を備え、前記薄肉部を形成する工程では、前記ボス部の端面及び前記フランジ部の端面のうち少なくとも1つの面に金型が当たらないようにし、前記部分形成する工程では、剛性の低い金型を前記薄肉部に当てた状態で、前記ボス部の前記端面及び前記フランジ部の前記端面に金型を当てる。
本発明に係る薄肉部形成方法は、薄肉部を形成する工程において、ボス部の端面及びフランジ部の端面のうち少なくとも1つの面に金型が当たらないようにする。したがって、薄肉部を形成する工程において金属材料に加わる荷重を抑制することができる。さらに、本発明に係る薄肉部形成方法は、部分形成する工程において、剛性の低い金型を薄肉部に当てた状態で、ボス部の端面及びフランジ部の端面に金型を当てる。したがって、部分形成する工程において、金属材料に加わる荷重を抑制すると共に、薄肉部の変形を抑制することができる。
本発明によれば、薄肉部形成時及び部分形成時に金属材料に加わる荷重を抑制可能であると共に、部分形成時における薄肉部の変形を抑制可能な薄肉部形成方法を提供することができる。
本実施の形態に係る鍛造品の断面図である。 本実施の形態に係る薄肉部形成方法を示すフローチャートである。 スケールオフされた金属材料の断面図である。 つぶされた金属材料の断面図である。 芯抜きされた金属材料の断面図である。 薄肉部が形成された金属材料の断面図である。 薄肉部を形成する金型の断面図である。 部分形成する金型の断面図である。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、本発明が以下の実施の形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
まず、図1を参照して、本実施の形態に係る薄肉部形成方法によって形成された薄肉部を有する鍛造品(本実施の形態に係る鍛造品)の構成について説明する。図1に示すように、鍛造品1は、ボス部2、薄肉部3、及びフランジ部4を有する。
鍛造品1は、円柱状の金属部材である。鍛造品1の中心部には、ボス部2が形成されている。ボス部2は、中心部に貫通孔を有する筒状の構造体である。フランジ部4は、環状の構造体である。フランジ部4は、ボス部2を囲うように配置されている。薄肉部3は、ボス部2とフランジ部4との間に形成される。薄肉部3は、ボス部2とフランジ部4とを連結するように形成される。薄肉部3は、中心部に貫通孔を有する円盤状の構造体である。
次に、図2〜8を参照して、本実施の形態に係る薄肉部形成方法について説明する。図2は、本実施の形態に係る薄肉部形成方法を示すフローチャートである。図3は、スケールオフされた金属材料の断面図である。図4は、つぶされた金属材料の断面図である。図5は、芯抜きされた金属材料の断面図である。図6は、薄肉部が形成された金属材料の断面図である。図7は、薄肉部を形成する金型の断面図である。図8は、部分形成する金型の断面図である。
図2に示すように、本実施の形態に係る薄肉部形成方法は、少なくとも、薄肉部を形成する工程(ステップS4)と、部分形成する工程(ステップS5)と、を備え、さらに、スケールオフする工程(ステップS1)、つぶす工程(ステップS2)、及び芯抜きする工程(ステップS3)等の他の工程を備えていてもよいものとする。
まず、スケールオフする工程(ステップS1)を行う。スケールオフする工程(ステップS1)では、金属材料5の表面を削る。鍛造品1は、金属材料5から形成される。金属材料5の表面には、通常、酸化皮膜(スケール)が生成している。スケールオフする工程(ステップS1)を行うことによって、金属材料5のスケールを除去することができる。
次に、つぶす工程(ステップS2)を行う。つぶす工程(ステップS2)では、スケールオフする工程(ステップS1)においてスケールオフされた金属材料5をつぶして円板状にする。つぶされた金属材料5の断面図を図4に示す。図4に示すように、つぶす工程(ステップS2)では、縁部の厚みが中心部の厚みよりも大きくなるように、金属材料5をつぶす。すなわち、フランジ部4に相当する部分が厚くなるように、金属材料5をつぶす。
次に、芯抜きする工程(ステップS3)において、つぶす工程(ステップS2)においてつぶされた金属材料5の中心部を打抜く。芯抜きする工程(ステップS3)では、ボス部2に形成される貫通孔に相当する部分を、打抜く。
次に、薄肉部3を形成する工程(ステップS4)を行う。薄肉部3を形成する工程(ステップS4)では、図7に示すように、金型6a〜6dを用いて、芯抜きする工程(ステップS3)において芯抜きされた金属材料5をプレスし、薄肉部3を形成する。薄肉部3を形成する工程(ステップS4)では、金属材料5を加熱した状態でプレスする熱間鍛造によって、薄肉部3を形成する。金型6aは、円柱状の金型である。金型6aは、芯抜きされた部分に配置される。金型6bは、フランジ部4の縁に相当する面に配置され、金属材料5を金型6aに向かってプレスする。
金型6c及び金型6dは、一対の金型である。金型6c及び金型6dは、薄肉部3に相当する部分を挟むように配置される。金型6c及び金型6dを、互いに近づくように動かして金属材料5をプレスし、薄肉部3を形成する。金型6cは、図7に示すように、薄肉部3を形成する際に、ボス部2の端面を形成可能な形状であってもよい。金型6cは、フランジ部4の端面を形成可能な形状であってもよい。また、金型6dは、ボス部2の端面やフランジ部4の端面を形成可能な形状であってもよい。ただし、金型6c、6dは、ボス部2及びフランジ部4の少なくとも1つの端面に相当する部分が、金型6c及び金型6dに接触しないように設計される。
金型6c及び金型6dを用いて金属材料5をプレスすると、金属材料5の組織が移動する。金属材料5の一部は、組織の移動に伴って、金型6a〜6dのいずれにも接触していない部分から押し出される。そのため、金属材料5が金型6a〜6dによって密閉された状態でプレスされる場合に比較して、金属材料5に加わる荷重が少ない。金型6a〜6dを用いてプレスされた金属材料5は、図6に示すように、薄肉部3が形成されると共に、金型6a〜6dのいずれにも接触していなかった部分が未形成部となる。
次に、部分形成する工程(ステップS5)を行う。部分形成する工程(ステップS5)では、薄肉部3を形成する工程(ステップS4)において金型6a〜6dに接触していなかった部分、すなわち未形成部を形成する。部分形成する工程(ステップS5)では、図8に示すように、金型6a〜6c、6e〜6hを用いて、薄肉部3を形成する工程(ステップS4)において薄肉部3が形成された金属材料5をプレスする。金型6a〜6c、6e〜6hを用いて金属材料5をプレスすると、金属材料5の未形成部が形成される。
図8に示すように、金型6eは、薄肉部3を挟むように金型6cと対向して配置される金型である。金型6eは、薄肉部3をプレスすることができる。金型6eの薄肉部3に接触していない部分は、図8に示すように、金型6dに比較して厚みが薄くなっている。したがって、金型6eは、金型6dに比較して、剛性が低い。
金型6fは、ボス部2に相当する部分の金型6cに接触していない側の端面に配置される。部分形成する工程(ステップS5)では、金型6fを金型6cに向かってプレスすることによって、ボス部2の金型6f側の端面を形成する。金型6g及び金型6hは、一対の金型である。金型6g及び金型6hは、フランジ部4に相当する部分を挟むように配置される。部分形成する工程(ステップS5)では、金型6g及び金型6hを、互いに近づくように動かして金属材料5をプレスし、フランジ部4の両端面を形成する。
部分形成する工程(ステップS5)では、金型6c、6f、6g、及び6hを用いて金属材料5をプレスしている。部分形成する工程(ステップS5)において薄肉部3に加わる荷重は、金型6eに代えて高い剛性を有する金型を用いて部分形成する場合に比較して、小さい。
部分形成する工程(ステップS5)では、金型6c及び金型6eによって薄肉部3を挟んでいるため、薄肉部3に荷重が加わっても変形しにくい。上記のステップS4及びステップS5を行うことによって、薄肉部形成時及び部分形成時に金属材料5に加わる荷重を抑制すると共に、部分形成時における薄肉部3の変形を抑制することができる。また、上記のステップS1〜S5を行うことによって、薄肉部3が形成された鍛造品1を製造することができる。
本実施の形態に係る薄肉部形成方法では、薄肉部形成時及び部分形成時に金属材料5に加わる荷重を抑制することができるため、金型の摩耗を抑制することができる。金型の摩耗を抑制すると、金型の寿命を延ばすことができる。
以下、本発明について実施例を示して具体的に説明する。これらの記載により本発明を制限するものではない。
[実施例1]
実施例1では、金属材料に未形成部が生じるように薄肉部を形成した後に、薄肉部に剛性の低い金型を当てた状態で未形成部の部分形成を行い、鍛造品を製造した。
[比較例1]
比較例1では、実施例1において使用した剛性の低い金型に代えて、剛性の高い金型を当てた状態で未形成部の部分形成を行った点以外は、実施例1と同様にして鍛造品を製造した。
実施例1及び比較例1において、部分形成時に金属材料に加わった荷重を計測した。計測結果を表1に示す。表1に示すように、実施例1は、比較例1に比較して、部分形成時に金属材料に加わる荷重が約150トン小さかった。このことから、本実施の形態に係る薄肉部形成方法は、部分形成時に金属材料に加わる荷重を抑制可能であることが確認された。
Figure 2020110808
以上で説明した本実施の形態に係る発明により、薄肉部形成時及び部分形成時に金属材料に加わる荷重を抑制可能であると共に、部分形成時における薄肉部の変形を抑制可能な薄肉部形成方法を提供することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1 鍛造品
2 ボス部
3 薄肉部
4 フランジ部
5 金属材料
6a〜6h 金型

Claims (1)

  1. 熱間鍛造によって鍛造品に薄肉部を形成する、薄肉部形成方法であって、
    筒状のボス部と、前記ボス部を囲うように配置される環状のフランジ部と、の間に前記ボス部と前記フランジ部とを連結する薄肉部を形成する工程と、
    前記ボス部の端面及び前記フランジ部の端面を部分形成する工程と、を備え、
    前記薄肉部を形成する工程では、前記ボス部の端面及び前記フランジ部の端面のうち少なくとも1つの面に金型が当たらないようにし、
    前記部分形成する工程では、剛性の低い金型を前記薄肉部に当てた状態で、前記ボス部の前記端面及び前記フランジ部の前記端面に金型を当てる、
    薄肉部形成方法。
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