JP2020106694A - レンズ装置、撮像装置、移動体 - Google Patents

レンズ装置、撮像装置、移動体 Download PDF

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Abstract

【課題】水または塵などの異物がレンズ鏡筒内に侵入する可能性がある。【解決手段】レンズ装置は、第1レンズを備えてよい。レンズ装置は、第1レンズの像側の面上に配置される環状の弾性部材を備えてよい。レンズ装置は、弾性部材の像側の面上に配置され、第1レンズを透過する光の一部を遮る環状の遮光部材を備えてよい。レンズ装置は、第1レンズを支持し、遮光部材の像側の面に接する環状の第1面を有する支持枠を備えてよい。【選択図】図5

Description

本発明は、レンズ装置、撮像装置、移動体に関する。
特許文献1には、第1レンズと第1レンズ枠とで第1の遮光部材を挟み込む構成が開示されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特開2009−42531号公報
特許文献1のような構成では、第1レンズと第1の遮光部材との間、または第1レンズ枠と第1の遮光部材との間に隙間ができ、その隙間から水または塵などの異物がレンズ鏡筒内に侵入する可能性がある。
本発明の一態様に係るレンズ装置は、第1レンズを備えてよい。レンズ装置は、第1レンズの像側の面上に配置される環状の弾性部材を備えてよい。レンズ装置は、弾性部材の像側の面上に配置され、第1レンズを透過する光の一部を遮る環状の遮光部材を備えてよい。レンズ装置は、第1レンズを支持し、遮光部材の像側の面に接する環状の第1面を有する支持枠を備えてよい。
支持枠は、第1レンズが接する第2面を有してよい。
第1面は、第2面より像側に位置してよい。
第1レンズの像側の面は、凹面領域と、凹面領域を取り囲む環状の平面領域とを含んでよい。第2面及び弾性部材の物体側の面は、平面領域に接してよい。
レンズ装置は、第1レンズより像側に配置され、第1レンズの径より小さい径を有する第2レンズをさらに備えてよい。レンズ装置は、遮光部材の物体側の面は、弾性部材の像側の面に接する第1環状領域と、第1環状領域の内側で、第2レンズの像側の面に接する第2環状領域とを有してよい。
弾性部材は、遮光部材の物体側の面の第1環状領域と接着する第1接着層を含んでよい。
遮光部材は、第1面と接着する第2接着層を含んでよい。
第2レンズは、弾性部材の開口内に配置されてよい。
第2レンズは、弾性部材と接触していなくてよい。
第1レンズ及び第2レンズは、接合レンズを構成してよい。
第1レンズは、両凹レンズでよい。第2レンズは、平凸レンズでよい。
遮光部材は、樹脂フィルムを含んでよい。
弾性部材は、発泡性材料を含んでよい。
第1レンズは、最も物体側に配置されてよい。
本発明の一態様に係る撮像装置は、上記レンズ装置と、イメージセンサとを備えてよい。
本発明の一態様に係る移動体は、撮像装置を備えて移動する移動体でよい。
本発明の一態様によれば、水または塵などの異物が支持枠の内側の空間に侵入しにくくできる。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
撮像装置の外観斜視図の一例を示す図である。 撮像装置の機能ブロックを示す図である。 レンズ部の断面斜視図の一例である。 図3の符号48で示す枠で囲まれた部分の拡大図である。 本実施形態に係るレンズ部の断面斜視図の一例である 図5の符号500で示す枠で囲まれた部分の拡大図である。 遮光部材を物体側から見た図の一例である。 第1レンズ枠と、第1レンズ枠に保持される第1レンズ群の分解斜視図の一例である。 第1レンズ枠と、第1レンズ枠に保持される第1レンズ群の断面図の一例である。 図8に示すA−A断面図である。 無人航空機及び遠隔操作装置の外観の一例を示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。以下の実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、図面、及び要約書には、著作権による保護の対象となる事項が含まれる。著作権者は、これらの書類の何人による複製に対しても、特許庁のファイルまたはレコードに表示される通りであれば異議を唱えない。ただし、それ以外の場合、一切の著作権を留保する。
本発明の様々な実施形態は、フローチャート及びブロック図を参照して記載されてよく、ここにおいてブロックは、(1)操作が実行されるプロセスの段階または(2)操作を実行する役割を持つ装置の「部」を表わしてよい。特定の段階及び「部」が、プログラマブル回路、及び/またはプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタル及び/またはアナログハードウェア回路を含んでよい。集積回路(IC)及び/またはディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。再構成可能なハードウェア回路は、論理AND、論理OR、論理XOR、論理NAND、論理NOR、及び他の論理操作、フリップフロップ、レジスタ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックアレイ(PLA)等のようなメモリ要素等を含んでよい。
コンピュータ可読媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよい。その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読媒体は、フローチャートまたはブロック図で指定された操作を実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(登録商標)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
コンピュータ可読命令は、1または複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコードまたはオブジェクトコードの何れかを含んでよい。ソースコードまたはオブジェクトコードは、従来の手続型プログラミング言語を含む。従来の手続型プログラミング言語は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、またはSmalltalk、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語または同様のプログラミング言語でよい。コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサまたはプログラマブル回路に対し、ローカルにまたはローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して提供されてよい。プロセッサまたはプログラマブル回路は、フローチャートまたはブロック図で指定された操作を実行するための手段を作成すべく、コンピュータ可読命令を実行してよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
図1は、本実施形態に係る撮像装置100の外観斜視図の一例を示す図である。図2は、本実施形態に係る撮像装置100の機能ブロックを示す図である。
撮像装置100は、撮像部102及びレンズ部200を備える。撮像部102は、イメージセンサ120、撮像制御部110、及びメモリ130を有する。イメージセンサ120は、CCDまたはCMOSにより構成されてよい。イメージセンサ120は、レンズ210を介して結像された光学像の画像データを撮像制御部110に出力する。撮像制御部110は、CPUまたはMPUなどのマイクロプロセッサ、MCUなどのマイクロコントローラなどにより構成されてよい。メモリ130は、コンピュータ可読可能な記録媒体でよく、SRAM、DRAM、EPROM、EEPROM、及びUSBメモリなどのフラッシュメモリの少なくとも1つを含んでよい。メモリ130は、撮像制御部110がイメージセンサ120などを制御するのに必要なプログラム等を格納する。メモリ130は、撮像装置100の筐体の内部に設けられてよい。メモリ130は、撮像装置100の筐体から取り外し可能に設けられてよい。
撮像部102は、指示部162及び表示部160をさらに有してよい。指示部162は、撮像装置100に対する指示をユーザから受け付けるユーザインタフェースである。表示部160は、イメージセンサ120により撮像された画像、撮像装置100の各種設定情報などを表示する。表示部160は、タッチパネルで構成されてよい。
レンズ部200は、複数のレンズ210、光量制御機構350、レンズ移動機構212、及びレンズ制御部220を有する。複数のレンズ210は、単焦点レンズとして機能してよい。複数のレンズ210は、光軸に沿って移動可能に配置される。レンズ部200は、撮像部102に対して着脱可能に設けられる交換レンズでよい。レンズ移動機構212は、複数のレンズ210を光軸に沿って移動させる。レンズ制御部220は、撮像部102からのレンズ制御命令に従って、レンズ移動機構212を駆動して、1または複数のレンズ210を光軸方向に沿って移動させる。レンズ制御命令は、例えば、フォーカス制御命令である。レンズ移動機構212は、電動機、電動機により駆動されるカム環、及びカム環の回転に伴いレンズとともに光軸方向に移動する移動枠を有してよい。電動機は、ステッピングモータ、DCモータ、コアレスモータ、または超音波モータでよい。
レンズ部200は、メモリ222をさらに有する。メモリ222は、レンズ移動機構212、及びレンズ移動機構212を介して移動するレンズ210の制御値を記憶する。メモリ222は、SRAM、DRAM、EPROM、EEPROM、及びUSBメモリなどのフラッシュメモリの少なくとも1つを含んでよい。
光量制御機構350は、イメージセンサ120に入射する光の光量を制御する。光量制御機構350は、絞り機構及びシャッター機構の少なくとも一方を有する。光量制御機構350は、光量制御機構350は、複数の絞り羽根を含んでよい。光量制御機構350は、アクチュエータを含んでよい。アクチュエータは、電磁アクチュエータでよい。電磁アクチュエータは、電磁石、ソレノイド、またはステッピングモータでよい。光量制御機構350は、レンズ制御部220からの指令を受けて、アクチュエータを駆動して、複数の絞り羽根の重なり度合いを調整して、開口径の大きさを調整してよい。
図3は、レンズ部200の断面斜視図の一例である。レンズ部200は、物体側のレンズ群1を保持する第1レンズ枠41を備える。レンズ部200は、像側のレンズ群2を保持する第2レンズ枠42を備える。レンズ部200は、第1レンズ枠41と第2レンズ枠42との間に配置される光量制御機構35を備える。さらに、レンズ部200は、第1レンズ枠41、第2レンズ枠42、及び光量制御機構35を保持する移動枠40を備える。カムピン43が移動枠40の外周に固定されている。レンズ部200は、移動枠40の外側に、光軸方向に沿ったカム溝を有する固定筒44、及び固定筒44の外側に、第1レンズ群1及び第2レンズ群2の移動量に対応するカム溝を有するカム環45を備える。カム環45が固定筒44に対して回転することで、カムピン43がカム溝に沿って移動する。カムピン43がカム溝にガイドされることで、移動枠40は、第1レンズ群1及び第2レンズ群2とともに光軸方向に移動する。
図4は、図3の符号48で示す枠で囲まれた部分の拡大図である。第1レンズ枠41は、第1レンズ群1のうち最も物体側のレンズ1aを、内壁41aで挟んで保持している。しかしながら、内壁41aとレンズ1aとの間には隙間が生じ、その隙間から毛細管現象などで第1レンズ枠41の内部に水または粉塵などの異物が侵入する可能性がある。
そこで、本実施形態では、レンズを支持するレンズ枠の内部への異物の侵入をより確実に防止する。
図5は、本実施形態に係るレンズ部200の断面斜視図の一例を示す。レンズ部200は、移動枠400、第1レンズ枠410、第2レンズ枠420、及び光量制御機構350を備える。第1レンズ枠410は、物体側の第1レンズ群415を保持する。第2レンズ枠420は、像側の第2レンズ群425を保持する。第1レンズ群415は、物体側から順に、レンズL1、レンズL2、レンズL3、及びレンズL4を含む。第2レンズ群425は、レンズL5、レンズL6、レンズL7、レンズL8、及びレンズL9を含む。第1レンズ群415及び第2レンズ群425は、レンズ210の一例である。移動枠400、第1レンズ枠410、及び第2レンズ枠420の材料には、例えばポリカーボネートのPC−GF30%を用いることができる。
レンズL1は、両凹面レンズでよく、最も物体側の第1レンズの一例である。レンズL2は、平凸面レンズでよく、第1レンズと接合される第2レンズの一例である。レンズL2は、レンズL1の径より小さい径を有する。なお、レンズ部200が備えるレンズ構成は、上記には限定されない。第1レンズ枠410は、第1レンズを支持する支持枠の一例である。
光量制御機構350は、移動枠400と第2レンズ枠420との間に挟まれて、移動枠400に固定されている。カムピンが、移動枠400の外周側に固定されている。レンズ部200は、移動枠400の外側に、カムピンを光軸方向にガイドするカム溝を有する固定筒440を備える。レンズ部200は、固定筒440の外側に、第1レンズ群415及び第2レンズ群425の移動量に対応するカム溝を有し、固定筒440により回転可能に支持されるカム環450をさらに備える。
レンズ部200は、レンズL1の像側の面上に配置される環状の弾性部材411を備える。レンズ部200は、弾性部材411の像側の面上に配置され、レンズL1を透過する光の一部を遮る環状の遮光部材412をさらに備える。遮光部材412は、レンズL2を透過する光の一部も遮る。
図6は、図5の符号500で示す枠で囲まれた部分の拡大図である。第1レンズ枠410は、レンズL1を支持し、遮光部材412の像側の面に接する環状の第1面4101を有する。第1レンズ枠410は、レンズL1が接する第2面4102を有する。第2面4102は、第1面4101の外側に配置された環状の面でよい。第1面4101は、第2面4102より像側に位置する。第1面4101及び第2面4102は、平行で、光軸に垂直でよい。第1レンズ枠410は、内壁に、第1面4101と第2面4102とにより形成される段差面を有する。第1面4101が、レンズL1の像側の面に接する第2面4102より像側に形成されているので、第1面4101と、レンズL1の像側の面との間に空間4103が生じる。この空間4103に弾性部材411が配置される。
遮光部材412は、レンズL1及びレンズL2に対して正確な位置に配置される必要がある。すなわち、遮光部材412は、位置精度の高い場所に配置される必要がある。ここで、第1レンズ枠410の第1面4101及び第2面4102は、位置精度の高い場所である。第2面4102にレンズL1を直接支持させることで、レンズL1及びレンズL1と接合しているレンズL2を位置精度の高い位置に配置できる。そして、第1面4101に遮光部材412を直接支持させることで、遮光部材412を位置精度の高い場所に配置できる。これにより、遮光部材412をレンズL1及びレンズL2に対して正確な位置に配置させることができる。さらに、第1面4101と第2面4102との間の段差により生じた空間4103に弾性部材411を配置することで、レンズL1と第1面401との間に適度な力で遮光部材412を挟み込むことができる。レンズL1は、第2面4102より像側には押し込まれない。よって、レンズL1が弾性部材411を介して遮光部材412を第1面4101に強く押し付けることがない。したがって、レンズL1が遮光部材412を第1面4101に強く押し付けることで、遮光部材412に歪みが発生したり、遮光部材412の位置ずれが発生したりすることを防止できる。
レンズL1の像側の面は、凹面領域L1aと、凹面領域L1aを取り囲む環状の平面領域L1bとを含む。レンズL1の平面領域L1bに、レンズ枠410の第2面4102及び弾性部材411の物体側の面が接する。
弾性部材411は、スポンジなどの発泡性材料、ラバーパッキン、ポロン(登録商標)、各種エラストマーを含んでよい。ラバーパッキンは、例えば、シリコンラバー、ネオプレンゴム、ニトリルゴムである。弾性部材411は、レンズL1及び第1レンズ枠410に比べると、弾性及び柔軟性を有する。遮光部材412は、PETフィルムなどの樹脂フィルム、金属薄膜、ラバーシートを含んでよい。金属薄膜は、例えば、リン青銅薄板、ステンレス薄板である。遮光部材412は、レンズL1及び第1レンズ枠410に比べると、柔軟性を有する。遮光部材412をレンズL1と第1レンズ枠410との間に直接挟み込むと、レンズL1及び第1レンズ枠410が比較的剛性が高いので、遮光部材412とレンズL1との間、または遮光部材412と第1レンズ枠410との間に隙間が生じる可能性がある。この隙間から、水及び粉塵などの異物が侵入する可能性がある。
一方、比較的柔軟性のある弾性部材411を介して遮光部材412をレンズL1と第1レンズ枠410との間に間接的に挟み込むと、遮光部材412と弾性部材411とはより密着しやすくなる。レンズL1と弾性部材411とも密着しやすくなる。さらに、弾性部材411で遮光部材412が第1レンズ枠410の第1面4101に押し付けられることで、遮光部材412と第1レンズ枠410とも密着しやすくなる。つまり、遮光部材412をレンズL1と第1レンズ枠410との間に直接挟み込むことに比べて、隙間が生じにくくなる。よって、矢印490で示すように、レンズL1と第1レンズ枠410との間の隙間から例えば水などの異物が侵入してきても、弾性部材411の手前でせき止めることができる。よって、異物がレンズL1より内側の第1レンズ枠410の内部に侵入することを防止できる。遮光部材412と第1レンズ枠410の第1面4101との間に、接着層を設けてもよい。接着層を設けることで、遮光部材412がより安定して固定される。接着層には例えば、紫外線硬化樹脂、エポキシ系接着剤、両面粘着テープを用いることができる。
図7は、遮光部材412を物体側から見た図の一例を示す。遮光部材412の物体側の面は、弾性部材411の像側の面に接する第1環状領域412aと、第1環状領域412aの内側で、レンズL2の像側の面に接する第2環状領域412bとを有する。遮光部材412の物体側の面は、第1環状領域412aと、第2環状領域412bとの間に中間環状領域412cをさらに有する。
図8は、第1レンズ枠410と、第1レンズ枠410に保持される第1レンズ群415の分解斜視図の一例を示す。図9は、第1レンズ枠410と、第1レンズ枠410に保持される第1レンズ群415の断面図の一例を示す。レンズL1の像側の凹面には、レンズL2が接合されている。レンズL1及びレンズL2の物体側には、環状の弾性部材411が配置される。弾性部材411の開口内に、レンズL2が配置される。レンズL2は、弾性部材411とは接触していない。すなわち、弾性部材411の内側の側面とレンズL2の縁部との間には空間が存在する。第1レンズ枠410の第1面4101と、レンズL2の像側の面は、それぞれ光軸に垂直で、平行な面でよい。これにより、遮光部材412は、歪むことなく、第1面4101及びレンズL2の像側の面に密着できる。
ここで、レンズ部200に生じた衝撃がレンズL1及びレンズL2を通じて、遮光部材412に伝わり、遮光部材412が撓む可能性がある。このとき、遮光部材412が、剛性のあるレンズL1と第1レンズ枠410との間に直接挟まれていると、この撓みを吸収できず、遮光部材412にしわが生じる可能性がある。一方、遮光部材412が弾性部材411を介してレンズL1と第1レンズ枠410との間に間接的に挟まれていると、撓みを弾性部材411が吸収して、遮光部材412にしわが生じにくくなる。すなわち、レンズ部200に生じた衝撃で、遮光部材412にしわが生じ、遮光部材412と第1レンズ枠410との間などの隙間がより生じにくくなり得る。
弾性部材411の像側には、環状の遮光部材412が配置される。図8において、弾性部材411と遮光部材412とは接着された状態を示す。遮光部材412の像側には、レンズL3が配置される。レンズL3の像側には、レンズL3を透過する光の一部を遮る環状の遮光部材413が配置される。遮光部材413の像側には、レンズL4が配置される。レンズL4の像側には、レンズL4を透過する光の一部を遮る環状の遮光部材414が配置される。
図10は、図8に示すA−A断面図である。弾性部材411は、発泡性材料から成る本体部4111と、本体部4111の像側に遮光部材412の物体側の面の第1環状領域412aと接着する第1接着層4112を含む。本体部4111は、断面矩形状でよい。遮光部材412は、PETフィルムなどの樹脂フィルム4121と、樹脂フィルム4121の像側に第1レンズ枠410の第1面4101と接着する第2接着層4122を含む。
以上の通り、本実施形態によれば、遮光部材412を位置精度の高い場所に配置できる。しかも、弾性部材411を介在させることで、遮光部材412と遮光部材412に対向する面との間の隙間を抑制して、異物が第1レンズ枠410の内側の空間に侵入することを抑制できる。また、レンズ部200の衝撃が遮光部材412に伝わった結果、遮光部材412にしわが生じ、遮光部材412と遮光部材412に対向する面との間に隙間が生じることを抑制できる。
上記のような撮像装置100は、移動体に搭載されてもよい。撮像装置100は、図11に示すような、無人航空機(UAV)に搭載されてもよい。UAV10は、UAV本体20、ジンバル50、複数の撮像装置60、及び撮像装置100を備えてよい。ジンバル50、及び撮像装置100は、撮像システムの一例である。UAV10は、推進部により推進される移動体の一例である。移動体とは、UAVの他、空中を移動する他の航空機などの飛行体、地上を移動する車両、水上を移動する船舶等を含む概念である。
UAV本体20は、複数の回転翼を備える。複数の回転翼は、推進部の一例である。UAV本体20は、複数の回転翼の回転を制御することでUAV10を飛行させる。UAV本体20は、例えば、4つの回転翼を用いてUAV10を飛行させる。回転翼の数は、4つには限定されない。また、UAV10は、回転翼を有さない固定翼機でもよい。
撮像装置100は、所望の撮像範囲に含まれる被写体を撮像する撮像用のカメラである。ジンバル50は、撮像装置100を回転可能に支持する。ジンバル50は、支持機構の一例である。例えば、ジンバル50は、撮像装置100を、アクチュエータを用いてピッチ軸で回転可能に支持する。ジンバル50は、撮像装置100を、アクチュエータを用いて更にロール軸及びヨー軸のそれぞれを中心に回転可能に支持する。ジンバル50は、ヨー軸、ピッチ軸、及びロール軸の少なくとも1つを中心に撮像装置100を回転させることで、撮像装置100の姿勢を変更してよい。
複数の撮像装置60は、UAV10の飛行を制御するためにUAV10の周囲を撮像するセンシング用のカメラである。2つの撮像装置60が、UAV10の機首である正面に設けられてよい。更に他の2つの撮像装置60が、UAV10の底面に設けられてよい。正面側の2つの撮像装置60はペアとなり、いわゆるステレオカメラとして機能してよい。底面側の2つの撮像装置60もペアとなり、ステレオカメラとして機能してよい。複数の撮像装置60により撮像された画像に基づいて、UAV10の周囲の3次元空間データが生成されてよい。UAV10が備える撮像装置60の数は4つには限定されない。UAV10は、少なくとも1つの撮像装置60を備えていればよい。UAV10は、UAV10の機首、機尾、側面、底面、及び天井面のそれぞれに少なくとも1つの撮像装置60を備えてもよい。撮像装置60で設定できる画角は、撮像装置100で設定できる画角より広くてよい。撮像装置60は、単焦点レンズまたは魚眼レンズを有してもよい。
遠隔操作装置300は、UAV10と通信して、UAV10を遠隔操作する。遠隔操作装置300は、UAV10と無線で通信してよい。遠隔操作装置300は、UAV10に上昇、下降、加速、減速、前進、後進、回転などのUAV10の移動に関する各種命令を示す指示情報を送信する。指示情報は、例えば、UAV10の高度を上昇させる指示情報を含む。指示情報は、UAV10が位置すべき高度を示してよい。UAV10は、遠隔操作装置300から受信した指示情報により示される高度に位置するように移動する。指示情報は、UAV10を上昇させる上昇命令を含んでよい。UAV10は、上昇命令を受け付けている間、上昇する。UAV10は、上昇命令を受け付けても、UAV10の高度が上限高度に達している場合には、上昇を制限してよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 UAV
20 UAV本体
40 移動枠
41,410 第1レンズ枠
41a 内壁
42,420 第2レンズ枠
43 カムピン
44 固定筒
45 カム環
50 ジンバル
60 撮像装置
100 撮像装置
102 撮像部
110 撮像制御部
120 イメージセンサ
130 メモリ
160 表示部
162 指示部
200 レンズ部
210 レンズ
212 レンズ移動機構
220 レンズ制御部
222 メモリ
300 遠隔操作装置
35,350 光量制御機構
400 移動枠
411 弾性部材
412 遮光部材
412a 第1環状領域
412b 第2環状領域
412c 中間環状領域
413 遮光部材
414 遮光部材
415 第1レンズ群
425 第2レンズ群
440 固定筒
450 カム環
4101 第1面
4102 第2面
4111 本体部
4112 第1接着層
4121 樹脂フィルム
4122 第2接着層
L1 レンズ
L1a 凹面領域
L1b 平面領域
L2 レンズ
L3 レンズ
L4 レンズ
L5 レンズ
L6 レンズ
L7 レンズ
L8 レンズ
L9 レンズ

Claims (16)

  1. 第1レンズと、
    前記第1レンズの像側の面上に配置される環状の弾性部材と、
    前記弾性部材の像側の面上に配置され、前記第1レンズを透過する光の一部を遮る環状の遮光部材と、
    前記第1レンズを支持し、前記遮光部材の像側の面に接する環状の第1面を有する支持枠と
    を備えるレンズ装置。
  2. 前記支持枠は、前記第1レンズが接する第2面を有する、請求項1に記載のレンズ装置。
  3. 前記第1面は、前記第2面より像側に位置する、請求項2に記載のレンズ装置。
  4. 前記第1レンズの像側の面は、凹面領域と、前記凹面領域を取り囲む環状の平面領域とを含み、
    前記第2面及び前記弾性部材の物体側の面は、前記平面領域に接する、請求項3に記載のレンズ装置。
  5. 前記第1レンズより像側に配置され、前記第1レンズの径より小さい径を有する第2レンズをさらに備え、
    前記遮光部材の物体側の面は、前記弾性部材の像側の面に接する第1環状領域と、前記第1環状領域の内側で、前記第2レンズの像側の面に接する第2環状領域とを有する、請求項1に記載のレンズ装置。
  6. 前記弾性部材は、前記遮光部材の物体側の面の前記第1環状領域と接着する第1接着層を含む、請求項5に記載のレンズ装置。
  7. 前記遮光部材は、前記第1面と接着する第2接着層を含む、請求項1に記載のレンズ装置。
  8. 前記第2レンズは、前記弾性部材の開口内に配置される、請求項5に記載のレンズ装置。
  9. 前記第2レンズは、前記弾性部材と接触していない、請求項8に記載のレンズ装置。
  10. 前記第1レンズ及び前記第2レンズは、接合レンズを構成する、請求項5に記載のレンズ装置。
  11. 前記第1レンズは、両凹レンズであり、前記第2レンズは、平凸レンズである、請求項10に記載のレンズ装置。
  12. 前記遮光部材は、樹脂フィルムを含む、請求項1に記載のレンズ装置。
  13. 前記弾性部材は、発泡性材料を含む、請求項1に記載のレンズ装置。
  14. 前記第1レンズは、最も物体側に配置される、請求項1に記載のレンズ装置。
  15. 請求項1から14の何れか1つに記載のレンズ装置と、
    イメージセンサと
    を備える撮像装置。
  16. 請求項15に記載の撮像装置を備えて移動する移動体。
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