JP2020102088A - 荷物運搬管理システム、および、その荷物運搬管理システムを機能させるプログラム - Google Patents

荷物運搬管理システム、および、その荷物運搬管理システムを機能させるプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】運搬者が、依頼者の注文に基づいて指定される荷物を、指定される場所から指定される場所まで運搬する際に、荷物の画像とともに、運搬開始位置、または、運搬完了位置を確認できる荷物運搬管理システムを提供する。【解決手段】この荷物運搬管理システム100では、荷物として車両が運搬される。この荷物運搬管理システム100は、車両の運搬を管理する管理システムサーバ1、依頼者によって依頼者注文が入力されるとともに車両の撮影画像などを表示する依頼者用スマートフォン3、運搬者によって車両の画像が撮影されるとともに、衛星測位システムからの信号を受信して撮影位置を算出する運搬者用スマートフォン5を含む構成になっている。車両の運搬をする際に、運搬者は、車両の受取地と、目的地において、その車両の画像を撮影して、その画像や撮影位置などが管理システムサーバ1に記憶される。【選択図】図9

Description

この発明は、依頼者の注文に基づいて運ばれる荷物の運搬を管理する荷物運搬管理システムに関するものである。
従来、輸送される荷物の管理システムとしては、例えば、下記特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1の荷物管理システムは、引越荷物に関するものであり、引越元から荷物が搬出される際に、各荷物がカメラで撮影される。各荷物には識別情報が記録されているラベルが貼られており、カメラで撮影された画像から、各荷物の識別情報が読み取られ、荷物の画像と識別情報とが対応付けられてサーバに記憶される。引越先への搬入時にも、同様に、各荷物がカメラで撮影される。この画像から識別情報が読み取られ、画像と識別情報が対応付けられてサーバに記憶される。そして、搬出時と、搬入時の、各荷物の識別情報を照合することにより、輸送中に荷物の紛失などが生じた場合には、確実に特定できるようになっている。
特開2013−257681号公報
しかしながら、特許文献1の発明は、搬出時と搬入時に撮影される画像により、輸送中に紛失などした荷物を確実に特定できるものの、荷物が、依頼された正しい場所から搬出され、正しい場所に搬入されたことを、確認できるようになっていない。このため、引越依頼者が、搬出時には引越元に、搬入時には引越先に、立ち会って、荷物を確認して、搬出と搬入の承認をするようになっている。
このように、特許文献1の発明では、引越依頼者が、引越元と引越先に立ち会うことが前提になっている。
荷物が、正しい場所から正しい場所に輸送されたことが、荷物管理システムによって、確認できるようになっていれば、依頼者がその場所に立ち会って確認する必要がなくなる。また、荷物の画像が確認できるようになっていれば、依頼者は、間違った荷物が運ばれていないことをその場所にいなくても確認でき、安心して、運搬者に荷物の運搬を任せることができる。この結果、依頼者の負担が大幅に軽減されることになる。
また、荷物の画像と、荷物の位置について、運搬開始時、または、運搬完了時のどちらか一方を確認できるようになっているだけでも、依頼者は、荷物の内容を確認できるとともに、荷物の運搬元、または、運搬先を確認できるため、依頼者にとって有益である。
そこで、本発明の課題は、運搬者が、依頼者の注文に基づいて指定される荷物を、指定される場所から指定される場所まで運搬する際に、荷物の画像とともに、運搬開始位置、または、運搬完了位置を確認できる荷物運搬管理システムを提供することである。
かかる課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、依頼者の注文に基づいて、運搬者が前記依頼者に指定される荷物を前記依頼者に指定される受取地で受け取り、受け取った前記荷物を前記依頼者に指定される目的地に移動させる、前記荷物の運搬を管理する荷物運搬管理システムであって、前記依頼者に指定される前記荷物と、前記受取地と、前記目的地とを含む依頼者注文を受け付ける依頼者注文受付部と、前記依頼者注文受付部で受け付けた前記依頼者注文を、前記運搬者に発注する運搬注文発注部と、前記依頼者注文を受注した前記運搬者の運搬者用携帯情報端末を用いて、前記受取地または前記目的地において取得される、前記荷物の撮影画像である荷物画像と、衛星測位システムからの信号を受信して算出される前記荷物画像の撮影位置である荷物撮影位置とを含む荷物情報を、受け付ける荷物情報受付部と、を備える荷物運搬管理システムとしたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の構成に加えて、前記運搬者用携帯情報端末を用いて、前記受取地及び前記目的地において取得されて、前記荷物情報受付部で受け付けられる、各々の前記荷物情報を記憶する荷物情報記憶部を備える荷物運搬管理システムとしたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の構成に加えて、前記荷物情報受付部は、情報通信ネットワークを介して、前記運搬者用携帯情報端末と接続されており、前記運搬者用携帯情報端末から送信されてくる前記荷物情報を受け付ける荷物運搬管理システムとしたことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の構成に加えて、前記依頼者注文が前記依頼者によって入力されるとともに前記荷物情報に含まれる前記荷物画像を画面に表示する依頼者用情報端末に向けて、前記情報通信ネットワークを介して、前記荷物情報受付部で受け付けられた前記荷物情報を送信する荷物情報送信部を備える荷物運搬管理システムとしたことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4の何れか1項に記載の構成に加えて、前記荷物画像は、前記荷物が異なる撮影方向から撮影されている複数の画像である荷物運搬管理システムとしたことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1乃至5の何れか1項に記載の構成に加えて、前記依頼者注文に基づいて前記受取地から前記目的地まで移動される前記荷物は、車両である荷物運搬管理システムとしたことを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1乃至6の何れか1項に記載の構成に加えて、前記運搬者用携帯情報端末から送信されてくる、前記運搬者用携帯情報端末の現在位置を含む運搬者位置情報を受け付ける運搬者位置情報受付部と、前記運搬者用携帯情報端末に向けて、前記荷物の運搬の監視状況を通知する監視情報通知部と、を備えて、前記監視情報通知部は、前記受取地での前記荷物の受取日、または、前記目的地での前記荷物の引渡日に、前記依頼者注文に基づいて算出される前記受取地または前記目的地の算出指定位置と、前記運搬者位置情報受付部に受け付けられる前記運搬者位置情報から取得される前記運搬者用携帯情報端末の前記現在位置との差異が、あらかじめ定められる荷物情報取得通知閾値以下に近づいたときに、前記荷物情報を取得すべきことを前記運搬者用携帯情報端末に向けて通知する荷物運搬管理システムとしたことを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項4に記載の構成に加えて、前記運搬者用携帯情報端末または前記依頼者用情報端末の画面に、前記荷物の運搬状況を表示させる運搬状況通知部を備えて、前記運搬状況通知部は、前記受取地または前記目的地における前記荷物情報が前記荷物情報受付部に受け付けられることを条件として、前記運搬者用携帯情報端末または前記依頼者用情報端末の画面に表示させる前記荷物の前記運搬状況を切り替える通知をする荷物運搬管理システムとしたことを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項1乃至6の何れか1項に記載の構成に加えて、前記受取地での前記荷物の受取日後に、前記受取地における前記荷物情報が前記荷物情報受付部に受け付けられていなければ、前記荷物情報を取得すべきことを、前記運搬者用携帯情報端末に向けて通知する監視情報通知部を備える荷物運搬管理システムとしたことを特徴とする。
請求項10に係る発明は、請求項1乃至6の何れか1項に記載の構成に加えて、前記運搬者用携帯情報端末から送信されてくる、前記運搬者用携帯情報端末の現在位置を含む運搬者位置情報を受け付ける運搬者位置情報受付部と、前記運搬者用携帯情報端末に向けて、前記荷物の運搬の監視状況を通知する監視情報通知部と、を備えて、前記監視情報通知部は、前記受取地での前記荷物の受取日、または、前記目的地での前記荷物の引渡日に、前記依頼者注文に基づいて算出される前記受取地または前記目的地の算出指定位置と、前記運搬者位置情報受付部に受け付けられる前記運搬者位置情報から取得される前記運搬者用携帯情報端末の前記現在位置との差異が、あらかじめ定められる荷物近傍閾値以下に近づいた後、前記受取地または前記目的地における前記荷物情報が前記荷物情報受付部に受け付けられることなく、前記運搬者用携帯情報端末の前記現在位置が、前記荷物近傍閾値を超えて遠ざかるときに、前記荷物情報を取得すべきことを、前記運搬者用携帯情報端末に向けて通知する荷物運搬管理システムとしたことを特徴とする。
請求項11に係る発明は、請求項1乃至10の何れか1項に記載の構成の荷物運搬管理システムを機能させることを特徴とするプログラムである。
請求項1の発明によれば、荷物の運搬元である受取地、または、荷物の運搬先である目的地において、撮影される荷物画像と、その画像の荷物撮影位置が、荷物運搬管理システムに受け付けられるようになっている。このため、受け付けられる荷物画像を参照することで、運搬されている荷物が間違っていないことを確認できる。
また、受取地における荷物画像の荷物撮影位置は、荷物の運搬開始位置に対応し、目的地における荷物画像の荷物撮影位置は、運搬完了位置に対応する。このため、荷物が、依頼者の依頼に基づいて、正しく運搬開始位置で受け取られて、または、正しく運搬完了位置まで運搬されたことを確認できる。
この結果、依頼者は、その場に立ち会うことなく、安心して、運搬者に荷物の運搬を任せることができる。
また、運搬された荷物に破損などの問題が生じた場合に限り、依頼者が、荷物運搬管理システムに問い合わせをして、運搬開始時または運搬完了時の荷物画像と荷物撮影位置を確認するようにしてもよい。このようにすれば、依頼者が荷物の運搬の過程を、通常、監視する必要もなくなり、依頼者の負担が大幅に軽減される。
また、この荷物運搬管理システムでは、荷物画像と、その画像の荷物撮影位置とを含む荷物情報を、取り扱うようになっている。荷物画像がどの場所で撮影されたものかが明確になっているため、運搬中に荷物の破損などが生じた場合に、運搬開始位置と運搬完了位置における荷物の状態を客観的に示す証拠として荷物画像を使用することができる。また、荷物撮影位置が記録されるため、荷物の破損後などに、不正に荷物画像を撮影することを防止することができる。
請求項2の発明によれば、荷物の受取地、及び、荷物の目的地において、撮影される荷物画像と、その画像の荷物撮影位置が、荷物運搬管理システムに受け付けられて、記憶されるようになっている。このため、受取地及び目的地における荷物画像の荷物撮影位置を確認することにより、荷物が、依頼者の依頼に基づいて、荷物の受取地から目的地まで正しく運搬されたことを確認できる。
また、運搬された荷物に破損が生じている場合に、受取地と目的地におけるそれぞれの荷物画像を対比することにより、運搬中に発生した破損であるか、運搬前からの破損であるかを客観的に判定することができる。破損の責任の所在が明らかになるため、補償請求先を明確に特定することができる。
請求項3の発明によれば、情報通信ネットワークを介して、運搬者用携帯情報端末と接続されている。このため、多数の運搬者の運搬者用携帯情報端末と接続することができる。また、運搬者が長距離の荷物の運搬をする場合にも、この荷物運搬管理システムによって、運搬管理を行うことができる。
請求項4の発明によれば、荷物画像や荷物撮影位置が含まれる荷物情報が、依頼者用情報端末に向けて、送信されるようになっている。依頼者用情報端末には、受信される荷物画像などが画面に表示されるため、依頼者は、その場にいることなく、荷物が間違っていないことを画面に表示された荷物画像により、確認することができる。
また、情報通信ネットワークを介して、依頼者用情報端末と接続されている。このため、多数の依頼者の依頼者用情報端末に接続することができる。また、依頼者が遠距離に離れていても、この荷物運搬管理システムにより、荷物の運搬の依頼をすることができる。
請求項5の発明によれば、荷物画像が、荷物を異なる撮影方向から撮影する複数の画像からなっている。このため、荷物に生じている傷などの破損を詳細に確認できる。
請求項6の発明によれば、運搬される荷物が、車両である。車両は一般に高価であり、傷などの破損が生ずると価値が低下するおそれがある。この荷物運搬管理システムでは、荷物画像によって、運搬中に生じる破損などを客観的に確認できるため、依頼者は、安心して、車両の運搬を依頼することができる。
請求項7の発明によれば、受取地での荷物の受取日、または、目的地での荷物の引渡日に、運搬者用携帯情報端末が、荷物に対して、あらかじめ定められる荷物情報取得通知閾値以下に近づくと、運搬者用携帯情報端末に、荷物情報を取得すべきことが通知されるようになっている。このため、運搬者は、忘れることなく、確実に荷物情報を取得できる。
請求項8の発明によれば、受取地または目的地における荷物情報が受け付けられることを条件として、運搬者用携帯情報端末または依頼者用情報端末の画面に表示させる荷物の運搬状況が切り替わるようになっている。このため、運搬者が、荷物情報の取得をしない場合には、画面の表示が切り替わらないため、運搬者は、荷物情報を取得していないことにすぐに気づくことができる。この結果、運搬者は、確実に荷物情報を取得できる。
請求項9の発明によれば、受取地での荷物の受取日後に、荷物情報が受け付けられていなければ、運搬者用携帯情報端末に、荷物情報を取得すべきことが通知されるようになっている。このため、運搬者は、荷物情報を取得していないことに、早期に気づくことができる。この結果、運搬者は、確実に荷物情報を取得できる。
請求項10の発明によれば、受取地での荷物の受取日、または、目的地での荷物の引渡日に、運搬者用携帯情報端末が、荷物に対して、あらかじめ定められる荷物近傍閾値以下に近づいた後、受取地または目的地における荷物情報が受け付けられることなく、運搬者用携帯情報端末が、その荷物近傍閾値を超えて遠ざかるときに、運搬者用携帯情報端末に、荷物情報を取得すべきことが通知されるようになっている。このため、運搬者は、荷物情報を取得していないことに、すぐに気づくことができる。この結果、運搬者は、確実に荷物情報を取得できる。
請求項11の発明によれば、プログラムによりこの荷物運搬管理システムが機能するため、荷物運搬管理システムの保守管理を柔軟に行うことができる。
この発明の実施の形態に係る荷物運搬管理システムの全体構成を概略的に示すブロック図である。 同実施の形態に係る依頼者用スマートフォンを概略的に示すブロック図である。 同実施の形態に係る運搬会社用スマートフォンを概略的に示すブロック図である。 同実施の形態に係る運搬者用スマートフォンを概略的に示すブロック図である。 同実施の形態に係る管理システムサーバを概略的に示すブロック図である。 同実施の形態に係る依頼者用スマートフォンの画面の一例を示す図であり、(a)がログイン画面、(b)がホーム画面、(c)がナビゲーションメニューが表示されている画面を示す図である。 同実施の形態に係る依頼者用スマートフォンの画面の一例を示す図であり、(a)が陸送依頼画面、(b)が車の情報画面、(c)がポップアップ確認表示がされた画面を示す図である。 同実施の形態に係る依頼者用スマートフォンの画面の一例を示す図であり、(a)がマイ陸送画面の手配中タブ画面、(b)がマイ陸送画面の走行中タブ画面を示す図である。 同実施の形態に係る依頼者用スマートフォンの画面の一例を示す図であり、(a)と(b)がマイ陸送画面の配達済みタブ画面、(c)が車両画像を拡大表示させた画面、(d)が運搬者を評価する画面を示す図である。 同実施の形態に係る依頼者用スマートフォンの画面の一例を示す図であり、(a)が支払い画面、(b)が支払いの種類画面、(c)がポップアップ確認表示がされた画面、(d)がクレジットカード画面を示す図である。 同実施の形態に係る運搬会社用スマートフォンの画面の一例を示す図であり、(a)がマイ陸送画面の陸送依頼タブ画面、(b)がマイ陸送画面の提出された見積もりタブ画面、(c)がマイ陸送画面の割り当てられたRiksoタブ画面、(d)がマイ陸送画面のRiksoを完了しましたタブ画面を示す図である。 同実施の形態に係る運搬会社用スマートフォンの画面の一例を示す図であり、ナビゲーションメニューが表示されている画面を示す図である。 同実施の形態に係る運搬者用スマートフォンの画面の一例を示す図であり、(a)がマイオーダー画面の依頼されたタブ画面、(b)がマイオーダー画面の走行中タブ画面、(c)がピックアップ写真画面、(d)がマイオーダー画面のポップアップ確認表示がされた画面を示す図である。 同実施の形態に係る運搬者用スマートフォンの画面の一例を示す図であり、(a)がマイオーダー画面の保留タブ画面、(b)がマイオーダー画面の配達済みタブ画面、(c)が配達済みの注文について詳細が表示されている画面を示す図である。 同実施の形態に係る運搬者用スマートフォンの画面の一例を示す図であり、(a)がナビゲーションメニューが表示されている画面、(b)がポップアップ確認表示がされている画面を示す図である。 同実施の形態に係る荷物運搬管理システムの使用方法を概略的に説明するフローチャートを示す図である。
この発明の実施の形態について、図1から図16を用いて説明する。
図1には、本発明に係る荷物運搬管理システム100の全体構成を示す概略ブロック図が示されている。
この荷物運搬管理システム100では、「荷物」として車両が運搬される。
<荷物運搬管理システム100の概要>
この荷物運搬管理システム100に、依頼者からの依頼者注文が受け付けられると、その依頼者注文が運搬会社に開示される。運搬会社では、開示されている依頼者注文を閲覧して、その中から受注を希望する依頼者注文について申込を行う。一つの依頼者注文に対して複数の申込がある場合には、その申込の中から受注する運搬会社が選択されて、依頼者に料金が通知される。依頼者が依頼者注文を確定すると、選択された運搬会社に発注がされる。受注した運搬会社では、その依頼者注文に基づいて車両の運搬を担当する運搬者が割り当てられる。そして、運搬を割り当てられた運搬者は、指定された期日までに、指定された受取地で、指定された車両を受け取り、受け取った車両を運搬者の輸送車両に荷積みする。その後、指定された期日までに、指定された目的地に、その車両を運搬する。
車両の運搬をする際に、その運搬者は、車両の受取地と、目的地において、その車両の画像を撮影して、その撮影された画像や、その画像の撮影位置などがこの荷物運搬管理システム100の管理システムサーバ1に記憶されるようになっている。また、このようにして、記憶された受取地や目的地における車両の画像などを、依頼者が確認できるようになっている。
<荷物運搬管理システム100の全体構成>
このような機能を実現するため、図1に示されているように、この荷物運搬管理システム100は、車両の運搬を管理する管理システムサーバ1、依頼者によって依頼者注文が入力されるとともに車両の撮影画像である荷物画像などを表示する「依頼者用情報端末」としての依頼者用スマートフォン3、依頼者注文を閲覧して依頼者注文について受注の申込を行う運搬会社用スマートフォン4、車両の運搬の際に、運搬者によって荷物画像が撮影されるとともに、衛星測位システムからの信号を受信して荷物画像の撮影位置である荷物撮影位置を算出する「運搬者用携帯情報端末」である運搬者用スマートフォン5、依頼者や運搬者の端末に地図を表示するために、地図情報を提供する地図情報提供サーバ6、この荷物運搬管理システム100を構成する各要素間を接続する「情報通信ネットワーク」であるインターネット7、位置情報を算出するための信号を送信する「衛星測位システム」であるGPS(Global Positioning System)システム8を含む構成になっている。
<依頼者用情報端末である依頼者用スマートフォン3の構成>
図2には、依頼者用スマートフォン3の概略ブロック図が示されている。
依頼者用スマートフォン3は、依頼者注文の入力や、依頼した車両の運搬状況の確認などのために使用される。
依頼者用スマートフォン3は、依頼者注文を管理システムサーバ1に向けて送信する依頼者注文送信部31、管理システムサーバ1から送信されてくる、車両の撮影画像である荷物画像、荷物撮影位置、荷物画像の撮影時刻である荷物撮影時刻などを含む荷物情報を受信する荷物情報受信部32、管理システムサーバ1から送信されてくる、車両の運搬状況を受信する依頼者端末運搬状況受信部33、荷物画像などの車両の運搬の様子を確認できるように画面に表示する依頼者端末表示部34、依頼者注文などの入力を行う依頼者端末入力部35、依頼者用スマートフォン3を構成する各要素の動作の制御を行う依頼者端末制御部30などを含む構成になっている。
依頼者注文送信部31、荷物情報受信部32、依頼者端末運搬状況受信部33による送受信や、管理システムサーバ1などとの間の通信は、依頼者用スマートフォン3に内蔵されているモバイルデータ通信部を介して行われる。
モバイルデータ通信部は、依頼者用スマートフォン3がインターネット7に接続されて、データの送受信ができるように機能する。インターネット7への接続は、デジタル携帯電話回線を介して行ってもよいし、Wi−Fi(登録商標)を介して行ってもよい。
依頼者端末表示部34による表示と依頼者端末入力部35による入力は、依頼者用スマートフォン3に組み込まれているタッチパネル付きLCD(Liquid Crystal Display)によって行われる。
タッチパネル付きLCDは、画面の表示をするとともに、画面にタッチすることにより入力を行えるように機能する。依頼者端末表示部34と依頼者端末入力部35は、タッチパネル付きLCDに限らず、例えば、液晶以外にも、有機EL(Electro-Luminescence)などのその他の表示デバイスを使用してもよいし、画面とは別の位置に設けられているキーボードから入力できるようにしてもよい。
依頼者注文送信部31は、依頼者が依頼者端末入力部35に入力する、運搬の依頼をする車両や、その車両の受取地、受取の日付、その車両の運搬先である目的地、その車両の引渡の日付などを含む依頼者注文を、管理システムサーバ1に向けて送信する。
荷物情報受信部32は、管理システムサーバ1から送信されてくる荷物情報を受信する。受信される荷物情報に含まれる荷物画像、荷物撮影位置、荷物撮影時刻などが、依頼者端末表示部34に画面表示される。
依頼者端末運搬状況受信部33は、管理システムサーバ1から送信されてくる車両の運搬状況を受信する。車両の運搬状況は、依頼者が確認できるように依頼者端末表示部34に表示される。また、車両の運搬状況に応じて、依頼者端末表示部34に表示される運搬状況を示す画面が切り替わるようにしてもよい。
依頼者端末表示部34には、依頼者注文や、車両の運搬状況、荷物情報に含まれる荷物画像、荷物撮影位置、荷物撮影時刻などが表示される。
依頼者端末入力部35には、依頼者注文を入力したり、車両の運搬状況を表示させる入力をしたりする。
依頼者端末制御部30は、CPU(Central Processing Unit)、主記憶部(RAM(Random Access Memory))、補助記憶部(フラッシュメモリ)などを含む構成になっている。
補助記憶部(フラッシュメモリ)には、プログラムやデータが保存されている。補助記憶部(フラッシュメモリ)は、電源を切っても、記憶されているプログラムやデータが消滅しない不揮発性メモリである。使用されるメモリの種類は、フラッシュメモリに限らず、マスクROM(Read Only Memory)、ハードディスク、光ディスクなどのその他の種類の不揮発性メモリを使用できる。また、SD(Secure Digital)メモリカードやUSB(Universal Serial Bus)メモリなどの外部メモリを使用することもできる。
主記憶部(RAM)には、データを一時的に記憶できるSRAM(Static Random Access Memory)やDRAM(Dynamic Random Access Memory)が使用される。主記憶部(RAM)は、電源を切ると、データが消滅する揮発性メモリである。もちろん、SRAMやDRAM以外の種類のメモリを使用できる。
CPUは、主記憶部(RAM)を用いて、補助記憶部(フラッシュメモリ)に記憶されているプログラムを実行したり、データ処理を行ったりする。
依頼者端末制御部30は、CPU、補助記憶部(フラッシュメモリ)、主記憶部(RAM)が、一体として動作することにより、依頼者用スマートフォン3の内部に組み込まれているモバイルデータ通信部や、タッチパネル付きLCDなどの各要素が所望の動作を行うように制御する。
なお、依頼者用情報端末として、スマートフォン以外にも、PC(Personal Computer)、タブレット、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話などのその他の情報端末を使用することができる。
<依頼者用スマートフォン3の画面>
図6から図10には、依頼者用スマートフォン3の依頼者端末表示部34に表示される画面の一例が示されている。
図6(a)には、ログイン画面300が示されている。ユーザーまたは電子メールを入力欄301には、依頼者のユーザID(Identification)か、依頼者の電子メールアドレスを入力する。また、パスワード欄302には、依頼者のパスワードを入力する。入力は、依頼者端末入力部35によって行われる。その後、サインインボタン303をタップする。
こうすることにより、図6(b)に示されているホーム画面305が表示される。ホーム画面305の左上部には、メニューアイコン306が表示されており、下部には陸送依頼ボタン307が表示される。
なお、陸送依頼ボタン307の表示に使用されている「陸送」という用語は、この荷物運搬管理システム100において、車両の運搬を表現する用語である。
ホーム画面305の左上部に表示されているメニューアイコン306をタップすると、図6(c)に示されているナビゲーションメニュー310が左からスライドして表示される。ナビゲーションメニュー310は、10個のナビゲーションバーから構成されている。
ホームバー311をタップすると、図6(b)に示されているホーム画面305が表示される。お知らせバー312をタップすると、管理システムサーバ1から送信されてくる通知が表示される。プロフィールバー313をタップすると、管理システムサーバ1に登録されている依頼者の情報が表示される。マイ陸送バー314をタップすると、依頼者注文により運ばれる車両の運搬状況や、車両の画像である荷物画像などを表示する画面が示される。支払いバー315をタップすると、料金の支払いを行う画面が表示される。コンタクトバー316をタップすると、問い合わせフォームが表示され、フォームに記入して、管理システムサーバ1に送信することができる。会社バー317をタップすると、管理システムサーバ1に登録されている依頼者の所属する会社の情報が表示される。日本語−Englishバー318をタップすると、日本語表示と、英語表示を切り替えることができる。設定バー319をタップすると、パスワードの変更などの設定項目について変更することができる。ログアウトバー320をタップすると、ログアウトして、管理システムサーバ1との接続が切断される。
(依頼者注文の入力画面)
ホーム画面305の下部に表示されている陸送依頼ボタン307をタップすると、図7(a)に示されている陸送依頼画面325が表示される。依頼者は、この陸送依頼画面325から、車両の運搬に関する依頼者注文を入力して、管理システムサーバ1に依頼者注文を送信する。
この荷物運搬管理システム100は、中古車オークション会場で購入される車両を、中古車オークション会場であるオークションハウスから、輸出のための車両置き場であるヤードまで運搬する際の、車両の運搬管理向けに適したものになっている。このため、依頼者注文の入力項目も、この用途に適した項目になっている。ただし、この荷物運搬管理システム100は、この用途に限定して使用されるだけでなく、一般的に、車両を指定される場所から、指定される場所に運搬する際の車両の運搬管理に使用できる。
陸送依頼画面325のピックアップ先欄326には、車両の受取地となる、オークションハウスが選択される。あらかじめ登録されているオークションハウスを、プルダウンメニューの中から選択できるようになっている。選択されるオークションハウスは、いつでも新たに登録できるようになっている。
届け先欄327には、車両の運搬先である目的地が入力される。輸出のための車両置き場であるヤードがあらかじめ登録されているプルダウンメニューの中から選択できるようになっている。選択できるヤードは、いつでも新たに登録できるようになっている。
会社を選択欄330には、オークションハウスで買い付けを行う会社を指定する。依頼者が自身で、オークションハウスで買い付けを行ってもよいし、依頼者が保有している会社を指定して、買い付けを行うようにしてもよい。あらかじめ登録されている会社の中からプルダウンメニューで、買い付けを行う会社を選択できるようになっている。
POS ID欄329には、会社を選択欄330に入力される買い付け会社が、そのオークションハウスから割り当てられているIDが入力される。
番号プレートを送付するアドレス欄331には、中古車オークション会場で購入される中古車にナンバープレートが取り付けられている場合に、そのナンバープレートを取り外して、取り外されたナンバープレートを送付する住所が入力される。
ピックアップ日付を選択欄332には、受取地であるオークションハウスでの車両の受取日が入力される。また、目的地における車両の引渡日も入力するようになっている。
車両情報追加欄328の右側に表示されている「+」をタップすると、図7(b)に示されている、車の情報画面335が表示される。車の情報画面335には、運搬される車両を特定する情報が入力される。
車の情報画面335のロット番号欄336には、オークションハウスで受け取られる車両のロット番号が入力される。メーカー欄337には、その車両の製造元が入力される。製造元は、プルダウンメニューによって選択できるようになっている。モデル欄338には、その車両の型式が、入力される。年式欄339には、その車両が日本で登録を初めて受けた年が入力される。色欄340には、その車両の色が入力される。運転可能ですかチェックボックス341には、その車両が運転可能であれば、チェックを入力する。車体番号欄342には、その車両の車体番号が入力される。ナンバープレート欄343には、運搬される車両に取り付けられているナンバープレートの有無を入力する。写真数欄344には、その車両の受取地と目的地における、その車両の撮影枚数が入力される。ゲートペーパーチェックボックス345は、ゲートペーパーがあれば、チェックを入力する。ゲートペーパーは、搬出券とも呼ばれており、その車両に対する決済が完了していることを証明する書面である。運搬者が、依頼者の要求に応じて、その車両をオークションハウスから受け取るために使用される。Browseボタン346は、このボタンをタップして、依頼者が撮影したゲートペーパーの画像を管理システムサーバ1に送信して、保存するために使用される。
車の情報画面335の各項目に入力した後、完了ボタン347をタップすると、車の情報画面335が閉じて、図7(a)に示されている陸送依頼画面325に戻る。
陸送依頼画面325の下部に表示されている陸送要求を提出するボタン333をタップすることにより、図7(c)に示されているポップアップ確認表示がされる。そして、このポップアップ確認表示の「はい」を選択してタップすると、図7(a)及び図7(b)のように入力された依頼者注文が、依頼者注文送信部31から、管理システムサーバ1に向けて送信される。
(車両の運搬の確認画面)
図6(c)に示されているナビゲーションメニュー310のマイ陸送バー314をタップすると、依頼者自身の注文により運ばれる車両の運搬状況や、その車両の画像である荷物画像などが図8(a)、図8(b)、図9(a)、図9(b)のようにマイ陸送画面350に表示される。
図8(a)に示されているように、マイ陸送画面350の上部には、手配中タブ351、走行中タブ352、保留タブ353、配達済みタブ354の4個のタブからなるタブメニューが表示されている。このタブメニューは、それぞれのタブをタップすることにより、表示される画面が選択されるようになっている。
手配中タブ351画面には、運搬者が、車両を受け取る前の依頼者注文の状況が表示される。
走行中タブ352画面には、運搬者が、受取地で車両を受け取り、目的地まで運ぶまでの運搬中の依頼者注文の状況が表示される。
保留タブ353画面には、運搬者が、受取地で車両を受け取ったものの、運搬を開始せずに待機している間の依頼者注文の状況が表示される。この運搬者の状態のことを、この荷物運搬管理システム100では、保留と呼んでいる。保留とは、運搬者が受取地で車両を受け取り、受け取った車両を運搬者の輸送車両に荷積みした状態であるが、まだ、運搬者の輸送車両に荷積みできる容量が残っているため、運搬者が、他の積み荷が用意されるまで、その場所で待機している状態のことをいう。
配達済みタブ354画面には、運搬者が、車両を目的地まで運び、運搬が完了した依頼者注文が表示される。
マイ陸送画面350の各タブメニューでは、画面をスクロールすることにより、順次、依頼者自身の注文の状況が表示されるようになっている。
マイ陸送画面350には、依頼者注文に基づいて、地図に運搬経路が示される経路地図355が表示される。この経路地図355には、車両の受取地と目的地が示されており、運搬中の運搬者の位置が表示されるようになっている。
なお、表示に使用される地図情報は、依頼者用スマートフォン3にインターネット7を介して接続されている地図情報提供サーバ6から取得されるようになっている。
この経路地図355の表示の下部には、依頼者注文を特定できる内容が示される。ピックアップ先欄358には、車両の受取地の住所が表示され、届け先欄359には、車両の運搬の目的地の住所が表示される。ナンバープレート欄360には、受取時に、車両に取り付けられていたナンバープレートの番号が表示される。輸送料金欄361には、料金が表示される。
図8(a)には、手配中タブ351画面が示されている。この手配中タブ351画面の下部には、キャンセルボタン362が表示されている。依頼者が、依頼者注文を管理システムサーバ1に送信してから、依頼者が運搬料金を承諾して、その依頼者注文を確定するまでの間、キャンセルボタン362をタップすることにより、依頼者注文を取り消せるようになっている。
図8(b)には、走行中タブ352画面が示されている。この画面の下部には、ピックアップ写真の表示363があり、この表示の下に小さく表示されている車両の画像が、運搬者によって車両の受取地で撮影された荷物画像である。左端の画像は、車両の右前方の方向から撮影された画像364であり、中央の画像は、車両の右側面の方向から撮影された画像365である。
このように、荷物画像は、荷物である車両が異なる撮影方向から撮影されている複数の画像から構成されたものになっている。
依頼者用スマートフォン3の荷物情報受信部32では、管理システムサーバ1から送信されてくる、受取地において取得される、荷物画像、荷物撮影位置、荷物撮影時刻を含む荷物情報が受信されるようになっており、受信された荷物画像が、依頼者端末表示部34に表示される。
荷物画像の右上部に表示されている日付と時刻366は、受取地での荷物撮影時刻である。
図8(b)に示されている画面では、車両の受取地の荷物撮影位置が表示されていないが、この画面に荷物撮影位置を表示するようにしてもよい。荷物撮影位置を表示することにより、荷物画像が撮影された場所が明確に確認できるようになる。
図9(a)と図9(b)には、配達済みタブ354画面が示されている。図9(a)の画面を、僅かに上方向にスクロールさせた画面が、図9(b)である。
図9(a)と図9(b)の配達済みタブ354の下側には、「から」と「に」という表示がされている。これらは、画面に表示させる依頼者注文を選択するために使用する表示であり、車両の運搬の目的地における運搬完了日について、「から」と「に」で挟まれた注文が画面に表示されるようになっている。
図9(b)には、荷物画像が、二段に表示されている。上述したように、上段のピックアップ写真の表示370の下に横方向に並んでいる複数の車両の画像371が、受取地で撮影された荷物画像である。また、この画像の右上部に表示されている日付と時刻372が、受取地での荷物撮影時刻である。この部分には、受取地での荷物撮影時刻とともに、受取地における荷物撮影位置を表示するようにしてもよい。
一方、下段のドロップオフ写真の表示373の下に横方向に並んでいる複数の車両の画像374が、車両の運搬の目的地で撮影された荷物画像である。また、この画像の右上部に表示されている日付と時刻375が、目的地での荷物撮影時刻である。この部分には、目的地での荷物撮影時刻とともに、目的地における荷物撮影位置を表示するようにしてもよい。
依頼者用スマートフォン3の荷物情報受信部32では、管理システムサーバ1から送信されてくる、受取地と目的地において取得される、荷物情報を受信するようになっており、受信された受取地と目的地における荷物画像が、依頼者端末表示部34に表示される。
図9(c)には、車両の画像の拡大表示376がされている。図9(b)に示されているような、複数の車両の画像371などのどれか一つの画像をタップすることにより、その画像の拡大表示376がされる。このように、荷物画像を拡大して表示することにより、車両の傷などの破損を詳細に確認できるようになっている。また、この拡大表示376の下部の欄には車両の情報が表示される。この欄には、車両の情報とともに、その車両の画像を撮影した荷物撮影位置や荷物撮影時刻を表示させてもよい。このようにすれば、その画像が、どの場所で、どの時刻に撮影されたものであるかを明確に確認できるようになる。
図9(d)には、依頼者が運搬者を評価する画面380が示されている。運搬者によって、車両の運搬が完了した後、依頼者は、その運搬について、星の数381が、1個から5個までの何れかを入力することにより、評価をすることができる。また、コメント欄382には、その運搬についてのコメントを記入することができる。星の数381による評価と、コメント欄382への入力の後、評価を送信するボタン383をタップすることにより、依頼者の評価が、管理システムサーバ1に向けて送信されるようになっている。管理システムサーバ1では、依頼者からの評価結果に基づいて、運搬者の業務の改善に役立てることもできるし、運搬注文を発注する際の判断基準として活用することもできる。
(料金の支払い画面)
図6(c)に示されているナビゲーションメニュー310の支払いバー315をタップすると、図10(a)に示されている支払い画面390が表示される。
依頼者は、支払い画面390を確認して、支払いを希望する場合には、今払うボタン391をタップする。こうすることにより、図10(b)に示されている、支払いの種類画面392が表示される。この画面には、各々の車両の運搬に対する料金393と、車両の運搬が複数あった場合には、その合計金額394が表示される。また、消費税395も表示され、料金の合計金額394と消費税395の総計396が支払額として表示される。
支払い画面390の下部に表示されている「続行する」ボタンをタップすると、図10(c)に示されているポップアップ確認表示がされる。この確認表示によって、管理システムサーバ1に登録されているクレジットカードを使用するか、別のクレジットカードを使用するかの選択が求められる。すでに登録されているクレジットカードを使用する選択をして、「はい」ボタンをタップすると、図10(d)に示されているクレジットカード画面398が表示される。依頼者は、各項目に入力を行った後、クレジットカード画面398の下部に表示されている注文するボタン399をタップすることにより、支払いの入力項目が管理システムサーバ1に向けて送信されて、支払い処理が完了する。
なお、料金の支払いは、クレジットカードによる支払いだけでなく、振込によっても支払えるようになっている。
<運搬会社用スマートフォン4の構成>
図3には、運搬会社用スマートフォン4の概略ブロック図が示されている。
運搬会社用スマートフォン4は、管理システムサーバ1によって開示される依頼者注文を閲覧したり、その注文の中から受注の申込を行ったり、管理システムサーバ1からの依頼者注文の発注を受け付けたりして、依頼者注文の受注のために使用される。
運搬会社用スマートフォン4は、管理システムサーバ1から発注される依頼者注文を受け付ける運搬注文受注受付部41、管理システムサーバ1によって開示される依頼者注文を閲覧するためなどに使用される運搬会社端末表示部42、受注を希望する依頼者注文について受注の申込を入力するためなどに使用される運搬会社端末入力部43、運搬会社用スマートフォン4を構成する各要素の動作の制御を行う運搬会社端末制御部40などを含む構成になっている。
運搬注文受注受付部41による受信や、管理システムサーバ1などとの間の通信は、運搬会社用スマートフォン4に内蔵されているモバイルデータ通信部を介して行われる。
モバイルデータ通信部は、運搬会社用スマートフォン4がインターネット7に接続されて、データの送受信ができるように機能する。
運搬会社端末表示部42による表示と運搬会社端末入力部43による入力は、運搬会社用スマートフォン4に組み込まれているタッチパネル付きLCDによって行われる。
運搬注文受注受付部41では、管理システムサーバ1から送信されてくる、依頼者注文の発注を受け付ける。
この荷物運搬管理システム100では、管理システムサーバ1に受け付けられた依頼者から依頼者注文が、運搬会社用スマートフォン4に表示される。運搬会社では、開示されている依頼者注文の中から受注を希望する依頼者注文について、受注の申込を、管理システムサーバ1に対して行う。運搬会社は、複数存在するため、一つの依頼者注文について、複数の運搬会社からの受注の申込が管理システムサーバ1に受け付けられる場合がある。この場合には、管理システムサーバ1において、最も安い見積額を提示したなどの条件により、その依頼者注文を受注する運搬会社が決定される。決定された運搬会社の料金が依頼者に通知されて、その料金で承諾する場合には、依頼者により依頼者注文が確定される。その後、依頼者注文を受注する運搬会社には、管理システムサーバ1から発注が行われ、運搬注文受注受付部41によって受け付けるようになっている。
受注した運搬会社では、その依頼者注文に基づいて車両の運搬を担当する運搬者を割り当てる。割り当てられた運搬者の氏名などの情報が、運搬会社用スマートフォン4から管理システムサーバ1に向けて通知される。管理システムサーバ1では、割り当てられた運搬者の氏名などの情報を受信して、記憶するとともに、その割り当てられた運搬者に向けて、その依頼者注文の内容などを通知する。
運搬会社端末表示部42には、車両の運搬の際に、管理システムサーバ1から送信されてくる車両の運搬状況を受信して、その車両の運搬状況を表示するようにしてもよい。また、車両の運搬状況に応じて、運搬会社端末表示部42に表示される運搬状況を示す画面が切り替わるようにしてもよい。
運搬会社端末入力部43には、依頼者注文について受注の申込などの入力が行われる。
運搬会社端末制御部40は、CPU、主記憶部(RAM)、補助記憶部(フラッシュメモリ)などを含む構成になっており、運搬会社用スマートフォン4の内部に組み込まれている各要素が所望の動作を行うように制御する。
なお、運搬会社用スマートフォン4に代えて、PC、タブレット、PDA、携帯電話などのその他の情報端末を使用することができる。
<運搬会社用スマートフォン4の画面>
図11と図12には、運搬会社用スマートフォン4の運搬会社端末表示部42に表示される画面の一例が示されている。
ログイン画面300は、上述した図6(a)に示されている画面が共通して使用される。
ログイン画面300からログインを行うと、図11(a)に示されているマイ陸送画面400が表示される。マイ陸送画面400の左上部には、メニューアイコン306が表示されており、その下段部には陸送依頼タブ401、提出された見積もりタブ402、割り当てられたRiksoタブ403の3個のタブからなるタブメニューが表示されている。このタブメニューは、それぞれのタブをタップすることにより、表示される画面が選択されるようになっている。
陸送依頼タブ401画面には、管理システムサーバ1によって開示される依頼者注文が表示される。運搬会社では、この依頼者注文を閲覧して、受注を希望する依頼者注文を選択できるようになっている。
提出された見積もりタブ402画面には、その運搬会社が受注の申込を行った依頼者注文が表示される。
割り当てられたRiksoタブ403画面には、管理システムサーバ1から発注された依頼者注文が表示される。
マイ陸送画面400の各タブメニューでは、画面をスクロールすることにより、順次、その運搬会社の注文の状況が表示されるようになっている。
なお、割り当てられたRiksoタブ403画面の表示に使用されている「Rikso」という用語は、上述したように、この荷物運搬管理システム100において、車両の運搬を表現する陸送という用語をアルファベットで表示したものである。
図11(a)に示されている陸送依頼タブ401画面の依頼者注文の表示の下部には、見積もり料金欄404がある。受注の申込を行う場合には、依頼者注文の見積もり料金欄404に見積額を入力して、送信するボタン405をタップする。この操作により、見積額が入力された受注の申込が、運搬会社用スマートフォン4から管理システムサーバ1に向けて送信される。
受注の申込の入力には、見積額だけでなく、車両の受取地における最短の受取可能日や、目的地における最短の引渡可能日などを入力できるようにしてもよい。見積額だけでなく、最短の受取可能日や最短の引渡可能日などを入力することにより、受注する運搬会社を選択する際の判断項目が増えて、より柔軟な選択ができるようになる。また、受注する運搬会社を依頼者に選択させることもでき、選択肢が増加するで、依頼者のニーズに、より合致する選択ができるようになる。
運搬会社が、見積もり料金欄404に見積額を入力する際には、車両の受取地の近くにいる運搬者を担当に割り当てるなど、運搬者の配置、車両の受取地や受取日、運搬先である目的地や引渡日などを最適化して計画を立てることにより、より安い見積額を入力することが行われる。このようにして、受注の獲得を目指すように運用される。
図11(b)に示されている提出された見積もりタブ402画面には、その運搬会社が受注の申込を行い、管理システムサーバ1に受け付けられた依頼者注文が表示される。見積もり金額欄410には、申込の際、その運搬会社の入力した見積額が表示される。
図11(c)に示されている割り当てられたRiksoタブ403画面には、管理システムサーバ1から発注された依頼者注文が表示される。運搬会社は、この画面で受注した依頼者注文を確認できる。
管理システムサーバ1からの発注は、インターネット7を介して、運搬注文受注受付部41で受け付けられて、この割り当てられたRiksoタブ403画面に表示されるようになっている。
マイ陸送画面の割り当てられたRiksoタブ403の右隣には、Riksoを完了しましたタブ415が新たに表示されている。
図11(d)に示されているRiksoを完了しましたタブ415画面には、車両の運搬が完了した依頼者注文が表示される。
マイ陸送画面400の左上部に表示されているメニューアイコン306をタップすると、図12に示されているナビゲーションメニュー420が左からスライドして表示される。ナビゲーションメニュー420のホームバー421をタップすると、図11(a)に示されているマイ陸送画面400が表示される。また、ログアウトバー422をタップすると、ログアウトして、管理システムサーバ1との接続が切断される。
<運搬者用携帯情報端末である運搬者用スマートフォン5の構成>
図4には、運搬者用スマートフォン5の概略ブロック図が示されている。
運搬者用スマートフォン5は、運搬される車両を撮影したり、GPSシステム8からの信号を受信して位置を求めたり、車両の画像である荷物画像やその撮影位置である荷物撮影位置などを含む荷物情報を管理システムサーバ1に向けて送信したりして、車両の運搬の状況を管理システムサーバ1に通知するために使用される。
運搬者用スマートフォン5は、荷物画像や荷物撮影位置などを含む荷物情報を管理システムサーバ1に向けて送信する荷物情報通知部51、GPSシステム8からの信号に基づいて算出される現在位置を管理システムサーバ1に向けて送信する運搬者位置情報通知部52、管理システムサーバ1から送信されてくる、車両の運搬の監視状況を受信する監視情報受信部53、管理システムサーバ1から送信されてくる、車両の運搬状況を受信する運搬者端末運搬状況受信部54、車両の画像を撮影するカメラモジュール55、GPSシステム8からの信号を受信して、現在位置を算出するGPSモジュール56、操作画面などを表示する運搬者端末表示部57、操作などの入力をする運搬者端末入力部58、運搬者用スマートフォン5を構成する各要素の動作の制御を行う運搬者端末制御部50などを含む構成になっている。
荷物情報通知部51、運搬者位置情報通知部52、監視情報受信部53、運搬者端末運搬状況受信部54による送受信や、管理システムサーバ1などとの間の通信は、運搬者用スマートフォン5に内蔵されているモバイルデータ通信部を介して行われる。
モバイルデータ通信部は、運搬者用スマートフォン5がインターネット7に接続されて、データの送受信ができるように機能する。
運搬者端末表示部57による表示と運搬者端末入力部58による入力は、運搬者用スマートフォン5に組み込まれているタッチパネル付きLCDによって行われる。
荷物情報通知部51は、車両の受取地または目的地において取得される、荷物画像、GPSシステム8からの信号を受信して算出される荷物画像の撮影位置である荷物撮影位置、荷物画像の撮影時刻である荷物撮影時刻を含む荷物情報を、管理システムサーバ1に向けて送信する。
荷物撮影時刻に使用される時刻は、GPSシステム8からの信号を受信して求められる時刻を使用してもよいし、運搬者用スマートフォン5に内蔵されている時計の時刻を使用してもよいし、インターネット7を介して、NTP(Network Time Protocol)サーバにアクセスして読み取った時刻を使用してもよい。
運搬者位置情報通知部52は、GPSシステム8からの信号に基づいて算出される運搬者用スマートフォン5の現在位置を含む運搬者位置情報を、管理システムサーバ1に向けて送信する。
なお、運搬者位置情報には、運搬者用スマートフォン5の現在位置に加えて、現在時刻や、運搬者を特定できる運搬者IDなどを含んでいてもよい。
監視情報受信部53は、管理システムサーバ1から送信されてくる、車両の運搬の監視状況を受信する。例えば、運搬者用スマートフォン5の現在位置が、車両の受取地または目的地の住所などから算出される位置に近づいた場合や、車両の受取地または目的地において取得されるべき荷物情報が取得されていない場合などには、荷物情報を取得すべきことが通知される。このような通知により、運搬者に注意喚起を行い、確実に荷物画像などが取得されるようになっている。
運搬者端末運搬状況受信部54は、管理システムサーバ1から送信されてくる車両の運搬状況を受信する。車両の運搬状況は、運搬者が確認できるように運搬者端末表示部57に表示されるようにしてもよい。また、車両の運搬状況に応じて、運搬者端末表示部57に表示されている運搬状況を示す画面が切り替わるようにしてもよい。
カメラモジュール55は、画像を撮影するために使用される。カメラモジュール55の撮像素子には、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)エリアセンサや、CCD(Charge Coupled Device)エリアセンサなどが使用される。
GPSモジュール56は、GPSシステム8からの信号を受信して、地球上の現在位置を演算して求めるために使用される。また、GPSシステム8以外にも、GLONASS、Galileo、みちびき等のその他の衛星測位システムからの信号を受信して位置を演算して求めてもよい。
運搬者端末表示部57は、画像撮影などの操作画面の表示、依頼者注文の内容の確認、車両の運搬状況の確認などの画面表示に使用される。
運搬者端末入力部58には、操作のための入力や、車両の運搬状況を表示させるための入力などを行う。
運搬者端末制御部50は、CPU、主記憶部(RAM)、補助記憶部(フラッシュメモリ)などを含む構成になっており、運搬者用スマートフォン5の内部に組み込まれている各要素が所望の動作を行うように制御する。
なお、運搬者用スマートフォン5に代えて、PC、タブレット、PDA、携帯電話などのその他の情報端末を使用することができる。
また、運搬会社用スマートフォン4の機能を、運搬者用スマートフォン5に含めるように構成してもよい。例えば、運搬会社用スマートフォン4に含まれている運搬注文受注受付部41を、運搬者用スマートフォン5に含めた構成にしてもよい。
<運搬者用スマートフォン5の画面>
図13から図15には、運搬者用スマートフォン5の運搬者端末表示部57に表示される画面の一例が示されている。
ログイン画面300は、上述した図6(a)に示されている画面が共通して使用される。
ログイン画面300からログインを行うと、図13(a)に示されているマイオーダー画面500が表示される。マイオーダー画面500の左上部には、メニューアイコン306が表示されており、その下段部には依頼されたタブ501、走行中タブ502、保留タブ503、配達済みタブ504の4個のタブからなるタブメニューが表示されている。このタブメニューは、それぞれのタブをタップすることにより、表示される画面が選択されるようになっている。
依頼されたタブ501画面には、運搬者に割り当てられた依頼者注文が表示される。運搬者は、この画面を参照することにより、自身の担当として割り当てられた依頼者注文を確認できる。
依頼されたタブ501画面に表示される依頼者注文は、運搬者が車両の受取地で車両を受け取る前のものである。
走行中タブ502画面には、運搬者が、車両を受取地で受け取り、目的地まで運ぶ間の依頼者注文が表示される。この画面を操作することにより、荷物画像の撮影や、運搬の完了の入力などを行えるようになっている。
保留タブ503画面には、運搬者が、車両を受取地で受け取った後、保留状態で待機している間の依頼者注文が表示される。
配達済みタブ504画面には、車両の運搬が完了した後の依頼者注文が表示されている。
マイオーダー画面500の各タブメニューでは、画面をスクロールすることにより、順次、その運搬者に割り当てられた依頼者注文の状況が表示されるようになっている。
図13(a)に示されている依頼されたタブ501画面の下部に表示されている陸上輸送を開始するボタン505をタップすると、依頼者注文の表示される画面が、依頼されたタブ501画面から走行中タブ502画面に移動する。
なお、受取地での荷物画像などを含む荷物情報が、管理システムサーバ1に受け付けられていることを条件として、依頼者注文の表示される画面が、依頼されたタブ501画面から走行中タブ502画面に移動するようにしてもよい。
図13(b)に示されている走行中タブ502画面には、車両の運搬中の依頼者注文が表示される。依頼者注文の表示には、地図に運搬経路が示される経路地図510が画面表示される。この経路地図510には、車両の受取地と、目的地が示されており、運搬中の運搬者の位置が表示されるようになっている。
なお、表示に使用される地図情報は、運搬者用スマートフォン5とインターネット7を介して接続されている地図情報提供サーバ6から取得されるようになっている。
走行中タブ502画面に表示されているピックアップ写真ボタン511をタップすると、受取地における荷物画像が撮影できるようになる。また、ピックアップ写真ボタン511の右隣に表示されているドロップオフ写真ボタン512をタップすると、目的地における荷物画像が撮影できるようになる。ピックアップ写真ボタン511の下側に表示されているエンドランド輸送ボタン513をタップすると、車両の運搬の完了を入力することになる。エンドランド輸送ボタン513の右隣に表示されている保留ボタン514をタップすると、車両の運搬が保留状態となる。
ピックアップ写真ボタン511をタップすると、図13(c)に示されているピックアップ写真画面520が表示される。
カメラボタン521をタップすることにより、車両の画像が撮影される。また、撮影された車両の画像である荷物画像と、荷物撮影位置などを含む荷物情報が、運搬者用スマートフォン5から管理システムサーバ1に向けて送信される。
車両の画像は、カメラモジュール55により撮影される。また、撮影位置は、GPSモジュール56により、GPSシステム8からの信号が受信され、その信号に基づいて演算が行われ、位置が求められる。車両の画像は、異なる撮影方向から撮影して、複数の画像を撮影することが好ましい。車両の傷などの破損を、様々な方向から全体的に確認するためである。このようにして取得される、荷物画像や荷物撮影位置を含む荷物情報は、荷物情報通知部51から、管理システムサーバ1に向けて送信される。
また、アルバムボタン522をタップすると、荷物画像を撮影して、運搬者用スマートフォン5に記憶させておくことができる。インターネット7への接続ができない場合には、荷物画像、荷物撮影位置、荷物撮影時刻などを含む荷物情報を運搬者用スマートフォン5に記憶させておき、インターネット7への接続ができるようになったときに、記憶している荷物情報を、運搬者用スマートフォン5から管理システムサーバ1に向けて送信できるようになっている。
図13(a)に示されている走行中タブ502画面に表示されているエンドランド輸送ボタン513をタップすると、図13(d)に示されるようなポップアップ確認表示525が示される。ポップアップ確認表示525の「はい」ボタンをタップすることにより、運搬者は、車両の運搬を完了させることができる。
受取地と目的地における荷物画像などを含む荷物情報が、管理システムサーバ1に受け付けられていることを条件として、エンドランド輸送ボタン513が表示され、このボタンをタップできるようになっている。このようにすることで、受取地と目的地における両方の荷物情報を取得しなければ運搬を完了することができなくなり、運搬者によって、確実に荷物情報が取得されるようになる。
図14(a)には、マイオーダー画面500の保留タブ503画面が示されている。依頼者注文の表示の下部の保留解除ボタン530をタップすることにより、保留が解除される。保留が解除されると、保留タブ503画面に表示されている依頼者注文が、図13(b)に示されている走行中タブ502画面に移動して、表示されるようになる。
図14(b)には、配達済みタブ504画面が示されている。この画面にある依頼者注文の表示の詳細を見るボタン535をタップすると、図14(c)に示されているマイ陸送画面540が表示されて、車両の運搬が完了した後の依頼者注文の詳細が示されるようになっている。この画面では、依頼者から運搬者が受けた評価や、受取地と目的地における車両の画像などを確認できるようになっている。
図13(a)に示されているマイオーダー画面500の左上部に表示されているメニューアイコン306をタップすると、図15に示されているナビゲーションメニュー545が左からスライドして表示される。
ナビゲーションメニュー545の最上部には、運搬者の氏名と依頼者からその運搬者が受けた評価の平均546が表示される。
ホームバー547をタップすると、図13(a)に示されているマイオーダー画面500が表示される。
また、ユーザーステータススイッチ548を切り換えることにより、車両の運搬中に、依頼者用スマートフォン3の画面上に運搬者の現在位置を表示させたり、表示を消したりできるようになっている。ユーザーステータススイッチ548を切り換えると、図15(b)に示されるようなポップアップ確認表示550がされて、意思の確認が行われる。
また、ナビゲーションメニュー545のログアウトバー549をタップすると、ログアウトして、管理システムサーバ1との接続が切断される。
<管理システムサーバ1の構成>
図5には、管理システムサーバ1の概略ブロック図が示されている。
管理システムサーバ1は、依頼者注文の管理、車両の運搬状況の管理や確認、運搬完了後の荷物情報の管理など、この荷物運搬管理システム100における車両の運搬の管理を全般的に行う。
管理システムサーバ1は、運搬される車両、車両の受取地、目的地などを含む依頼者注文を受け付ける依頼者注文受付部11と、受け付けた依頼者注文を、運搬者に発注する運搬注文発注部12と、運搬者用スマートフォン5を用いて、受取地または目的地において取得される、車両の撮影画像である荷物画像、荷物画像の撮影位置である荷物撮影位置などを含む荷物情報を、受け付ける荷物情報受付部13とを備えている。
また、管理システムサーバ1は、受取地及び目的地において取得されて、荷物情報受付部13で受け付けられる、各々の荷物情報を記憶する荷物情報記憶部19を備えている。
また、管理システムサーバ1は、依頼者用スマートフォン3に向けて、インターネット7を介して、荷物情報受付部13で受け付けられた荷物情報を送信する荷物情報送信部14を備えている。
また、管理システムサーバ1は、運搬者用スマートフォン5から送信されてくる、運搬者用スマートフォン5の現在位置を含む運搬者位置情報を受け付ける運搬者位置情報受付部15と、運搬者用スマートフォン5に向けて、車両の運搬の監視状況を通知する監視情報通知部16とを備えている。
また、管理システムサーバ1は、運搬会社用スマートフォン4または依頼者用スマートフォン3の画面に、車両の運搬状況を表示させる運搬状況通知部17を備えている。
また、管理システムサーバ1は、依頼者の登録情報、依頼者注文、車両の運搬状況などが記憶される管理システムデータベース18と、管理システムサーバ1の管理者が、依頼者注文、車両の運搬状況、荷物情報の内容などを確認できるように画面に表示する管理システムサーバ表示部20と、管理システムサーバ1の管理者が様々な入力を行う管理システムサーバ入力部21と、管理システムサーバ1を構成する各要素の動作の制御を行う管理システムサーバ制御部10とを備えている。
依頼者注文受付部11、運搬注文発注部12、荷物情報受付部13、荷物情報送信部14、運搬者位置情報受付部15、監視情報通知部16、運搬状況通知部17による送受信や、運搬者用スマートフォン5、依頼者用スマートフォン3などとの間の通信は、管理システムサーバ1に内蔵されているデータ通信部を介して行われる。
データ通信部は、管理システムサーバ1がインターネット7に接続されて、データの送受信ができるように機能する。
管理システムサーバ表示部20による表示には、LCDなどが使用される。また、管理システムサーバ入力部21による入力には、キーボードやマウスなどが使用される。
管理システムデータベース18には、依頼者の登録情報、運搬会社の登録情報、運搬者の登録情報、依頼者注文の内容の記録、依頼者注文に対する車両の運搬状況の記録などが記憶される。また、車両の運搬完了後も、全ての記録が保存され、いつでも取り出せるようになっている。管理システムサーバ1の管理者は、管理システムデータベース18に保存されている全ての情報や記録を参照できるようになっている。
管理システムサーバ表示部20は、管理システムデータベース18に保存されている情報や記録を表示させたり、依頼者注文の内容、車両の運搬状況、荷物情報に含まれる荷物画像、荷物撮影位置、荷物撮影時刻などを表示させたりして、管理システムサーバ1の管理者が情報を確認するために使用される。
管理システムサーバ入力部21は、管理者が管理システムサーバ1に対して、様々な入力を行うために使用される。
管理システムサーバ制御部10は、CPU、主記憶部(RAM)、補助記憶部(ハードディスク)などを含む構成になっている。CPUは、主記憶部(RAM)を用いて、補助記憶部(ハードディスク)に記憶されているプログラムを実行したり、データ処理を行ったりする。管理システムサーバ制御部10は、CPU、補助記憶部(ハードディスク)、主記憶部(RAM)が、一体として動作することにより、管理システムサーバ1の内部に組み込まれている各要素が所望の動作を行うように制御する。
依頼者注文受付部11では、依頼者用スマートフォン3の依頼者注文送信部31から送信されてくる依頼者注文を、受け付ける。依頼者注文は、依頼者によって、図7(a)や図7(b)に示されている依頼者用スマートフォン3の画面から入力され、運搬される車両の情報、車両の受取地、受取地での受取日、目的地、目的地での引渡日などが含まれる。
依頼者注文受付部11に受け付けられる依頼者注文は、運搬会社の運搬会社用スマートフォン4で閲覧できるように、開示される(図11(a)参照)。依頼者注文の開示は、車両の受取地に近い地方に所在する運搬会社のみに行ってもよいし、すべての運搬会社に対して行ってもよい。
依頼者注文に対する運搬会社からの受注申込は、管理システムサーバ1に受け付けられる。管理システムサーバ1では、発注する運搬会社が決定される。依頼者が運搬料金について承諾をして、依頼者注文が確定されると、運搬注文発注部12から、決定された運搬会社に向けて、依頼者注文が発注される。運搬会社は、運搬会社用スマートフォン4で受注したことを確認する(図11(c)参照)。
運搬会社では、その依頼者注文の担当となる運搬者を割り当て、管理システムサーバ1に通知する。管理システムサーバ1では、割り当てられた運搬者に依頼者注文の内容を通知する。
運搬者は、車両を運搬する際、受取地と目的地において、その車両の画像を撮影する。荷物情報受付部13では、運搬者用スマートフォン5から送信されてくる、荷物画像、荷物撮影位置などを含む荷物情報を受け付ける。
荷物情報記憶部19には、荷物情報受付部13で受け付けられた受取地と目的地における荷物情報が記憶される。記憶された荷物情報は、運搬完了後も含めて、いつでも読み出せるようになっている。
上述のように管理システムデータベース18には、依頼者注文が記憶されている。依頼者注文と、その依頼者注文に対応する荷物情報は、関連づけがされており、依頼者注文と荷物情報とが一組のまとまりとして読み出せるようになっている。関連づけは、依頼者注文ごとに、重複しないように割り当てられる注文番号によって行われている。また、荷物情報に含まれる荷物画像のファイル名を、依頼者注文に記憶させておき、このファイル名に基づいて関連づけを行うようにしてもよい。
管理システムデータベース18と荷物情報記憶部19には、依頼者注文と荷物情報とが関連づけられて、過去から現在までの運搬記録が保存されている。このため、管理システムサーバ1では、依頼者などから問い合わせがある場合、過去にさかのぼって、運搬記録を読み出して確認できるようになっている。
なお、荷物情報記憶部19を、管理システムデータベース18に含めるように構成してもよい。
荷物情報送信部14では、荷物情報受付部13で受け付けられた荷物情報を、依頼者用スマートフォン3に向けて送信する。この信号を受信することにより、依頼者が、受取地や目的地における荷物画像や荷物撮影位置などを、確認できるようになる。依頼者用スマートフォン3には、図8(b)、図9(a)、図9(b)、図9(c)に示されているように受信された荷物画像などが表示される。
管理システムサーバ1には、運搬者用スマートフォン5の現在位置を含む運搬者位置情報が、送信されてくる。運搬者位置情報受付部15では、この運搬者位置情報を受け付ける。管理システムサーバ1が、運搬者の現在位置を常時、確認できるため、運搬状況の把握や、監視などに活用することができる。
管理システムサーバ1には、依頼者注文の情報、荷物情報、運搬者位置情報など、この荷物運搬管理システム100におけるすべての情報が集約される。管理システムサーバ1は、これらの情報に基づいて、このシステムを作動させるとともに、これらの情報を記憶する。このため、管理システムサーバ1にアクセスすることにより、このシステムにおけるすべての運搬についての情報が確認できるようになっている。
監視情報通知部16は、運搬者用スマートフォン5に向けて、車両の運搬の監視状況を通知する。
運搬状況通知部17は、運搬者用スマートフォン5、または、依頼者用スマートフォン3に向けて、車両の運搬状況を表示させる通知を行う。
次に、監視情報通知部16による通知について、説明する。
監視情報通知部16は、受取地での車両の受取日、または、目的地での車両の引渡日に、依頼者注文に基づいて算出される受取地または目的地の算出指定位置と、運搬者位置情報受付部15に受け付けられる運搬者位置情報から取得される運搬者用スマートフォン5の現在位置との差異が、あらかじめ定められる荷物情報取得通知閾値以下に近づいたときに、荷物情報を取得すべきことを運搬者用スマートフォン5に向けて通知することができる。
依頼者注文は、図7(a)や図7(b)に示されている画面に入力され、車両の詳細な情報、車両の受取地の名称や住所、車両の運搬先である目的地の名称や住所、受取地での車両の受取日、目的地における車両の引渡日などの内容によって構成される。
受取地の名称や住所に基づいて、その場所に対応する位置情報を算出することができ、このようにして算出される位置のことを、受取地の算出指定位置という。
目的地の名称や住所についても、同様に、その場所に対応する位置情報を算出することができ、目的地の算出指定位置という。
運搬者用スマートフォン5の現在位置は、運搬者位置情報受付部15に受け付けられる運搬者位置情報から管理システムサーバ1に読み取られる。
ここで、あらかじめ定められる荷物情報取得通知閾値を、例えば、100mに設定して、管理システムサーバ1に記憶させておくことができる。荷物情報取得通知閾値は、100mに限定されることなく、受取地の敷地の広さに応じて、変更するようにしてもよい。
受取地における車両の受取日に、運搬者用スマートフォン5の現在位置が、受取地の算出指定位置に近づき、その距離が、荷物情報取得通知閾値以下になったときに、監視情報通知部16は、運搬者用スマートフォン5に向けて、受取地における荷物情報を取得すべきことを通知する。
同様に、目的地における車両の引渡日に、運搬者用スマートフォン5の現在位置が、目的地の算出指定位置に近づき、その距離が、荷物情報取得通知閾値以下になったときに、監視情報通知部16は、運搬者用スマートフォン5に向けて、目的地における荷物情報を取得すべきことを通知する。
このように通知を行うことにより、運搬者は、受取地と目的地において、確実に荷物情報を取得することができる。
また、監視情報通知部16は、受取地での車両の受取日後に、受取地における荷物情報が荷物情報受付部13に受け付けられていなければ、荷物情報を取得すべきことを、運搬者用スマートフォン5に向けて通知することができる。
運搬者が、受取地における荷物情報を取得していない場合、受取日の翌日には、この通知がされるため、運搬者は、早期に気づくことができ、荷物情報を取得することができる。
また、監視情報通知部16は、受取地での車両の受取日、または、目的地での車両の引渡日に、依頼者注文に基づいて算出される受取地または目的地の算出指定位置と、運搬者位置情報受付部15に受け付けられる運搬者位置情報から取得される運搬者用スマートフォン5の現在位置との差異が、あらかじめ定められる荷物近傍閾値以下に近づいた後、受取地または目的地における荷物情報が荷物情報受付部13に受け付けられることなく、運搬者用スマートフォン5の現在位置が、荷物近傍閾値を超えて遠ざかるときに、荷物情報を取得すべきことを、運搬者用スマートフォン5に向けて通知することができる。
あらかじめ定められる荷物近傍閾値を、例えば、100mに設定して、管理システムサーバ1に記憶させておくことができる。荷物近傍閾値は、100mに限定されることなく、受取地や目的地の敷地の広さに応じて、変更するようにしてもよい。
受取地における車両の受取日に、運搬者用スマートフォン5の現在位置と、受取地の算出指定位置との距離が、荷物近傍閾値以下に近づいた後、受取地における荷物情報が、荷物情報受付部13に受け付けられることなく、運搬者用スマートフォン5の現在位置が、荷物近傍閾値を超えて遠ざかるときに、監視情報通知部16は、運搬者用スマートフォン5に向けて、受取地における荷物情報を取得すべきことを通知する。
同様に、目的地における車両の引渡日に、運搬者用スマートフォン5の現在位置と、目的地の算出指定位置との距離が、荷物近傍閾値以下に近づいた後、目的地における荷物情報が、荷物情報受付部13に受け付けられることなく、運搬者用スマートフォン5の現在位置が、荷物近傍閾値を超えて遠ざかるときに、監視情報通知部16は、運搬者用スマートフォン5に向けて、目的地における荷物情報を取得すべきことを通知する。
このように通知を行うことにより、運搬者は、荷物情報を取得していないことにすぐに気づくことができて、受取地と目的地において、確実に荷物情報を取得することができる。
次に、運搬状況通知部17による通知について、説明する。
運搬状況通知部17は、受取地または目的地における荷物情報が荷物情報受付部13に受け付けられることを条件として、運搬者用スマートフォン5または依頼者用スマートフォン3の画面に表示させる車両の運搬状況を切り替える通知をすることができる。
運搬者用スマートフォン5では、図13(a)、図13(b)、図14(a)、図14(b)に示されているように、車両の運搬状況について、依頼者注文の表示が、タブメニューのどの画面に表示されるかにより確認できるようになっている。
依頼されたタブ501画面に表示される依頼者注文は、運搬者が受取地で車両を受け取る前の状況であることを示している。
走行中タブ502画面に表示される依頼者注文は、車両の運搬中の状況であることを示している。
保留タブ503画面に表示される依頼者注文は、保留の状況であることを示している。
配達済みタブ504画面に表示される依頼者注文は、車両の運搬が完了した後であることを示している。
運搬状況通知部17は、受取地における荷物情報が荷物情報受付部13に受け付けられることを条件として、依頼されたタブ501画面に表示されている依頼者注文を、走行中タブ502画面に表示させるように、運搬者用スマートフォン5に向けて通知をすることができる。
また、運搬状況通知部17は、目的地における荷物情報が荷物情報受付部13に受け付けられることを条件として、走行中タブ502画面に表示されている依頼者注文を、配達済みタブ画面に表示させるように、運搬者用スマートフォン5に向けて通知をすることができる。
このようにすることにより、荷物情報を取得しなければ、次の運搬状況に画面を進めることができないため、受取地と目的地において、確実に荷物情報が取得されるようになる。
依頼者用スマートフォン3でも、図8(a)、図8(b)、図9(a)などに示されているように、車両の運搬状況について、依頼者注文の表示が、タブメニューのどの画面に表示されるかにより確認できるようになっている。
手配中タブ351画面に表示される依頼者注文は、運搬者が受取地で車両を受け取る前の状況であることを示している。
走行中タブ352画面に表示される依頼者注文は、車両の運搬中の状況であることを示している。
保留タブ353画面に表示される依頼者注文は、保留の状況であることを示している。
配達済みタブ354画面に表示される依頼者注文は、車両の運搬が完了した後であることを示している。
運搬状況通知部17は、受取地における荷物情報が荷物情報受付部13に受け付けられることを条件として、手配中タブ351画面に表示されている依頼者注文を、走行中タブ352画面に表示させるように、依頼者用スマートフォン3に向けて通知をすることができる。
また、運搬状況通知部17は、目的地における荷物情報が荷物情報受付部13に受け付けられることを条件として、走行中タブ352画面に表示されている依頼者注文を、配達済みタブ354画面に表示させるように、依頼者用スマートフォン3に向けて通知をすることができる。
このようにすることにより、依頼者が、運搬状況の画面が切り替わっていかないことに気づき、管理システムサーバ1に対応を求めるなどして、運搬者に荷物情報を取得させることができるようになる。
<荷物運搬管理システム100の構成について>
なお、この荷物運搬管理システム100では、荷物として車両が運搬されるようになっているが、荷物は、車両に限定されることなく、運搬可能なものであれば、車両以外のその他のものであってよい。このような場合には、運搬者は、荷物を、オートバイや自転車で運んだり、手荷物として運んだりしてもよい。
また、この荷物運搬管理システム100において、運搬会社は、必須ではない。このため、運搬会社用スマートフォン4も必須ではない。例えば、運搬会社の行う業務を、運搬者が行うことにより、運搬会社は不要となり、運搬会社用スマートフォン4も不要となる。
また、依頼者用スマートフォン3も必須ではない。例えば、依頼者からの依頼者注文が、電話による音声、ファクシミリ、書面などによって行われて、車両の運搬後、車両に破損などの問題が生じた場合にのみ、依頼者が、この荷物運搬管理システム100の管理システムサーバ1の管理者に連絡を取り、この管理者が、管理システムサーバ1に記憶されている受取地や目的地における荷物画像や荷物撮影位置を確認して、その結果を依頼者に報告するようにしてもよい。このようにすれば、依頼者用スマートフォン3が不要となる。
地図情報提供サーバ6は、インターネット7に接続されており、外部からの要求に基づいて、地図情報を要求元に送信するようになっている。依頼者用スマートフォン3や運搬者用スマートフォン5などに地図を表示しない場合、地図情報が使用されないため、地図情報提供サーバ6は不要となる。
また、地図情報提供サーバ6の機能を、管理システムサーバ1に含めることもできるし、地図情報を、依頼者用スマートフォン3や、運搬者用スマートフォン5にあらかじめ記憶させておくこともできる。
また、管理システムサーバ1の機能を、運搬者用スマートフォン5に含めるように構成することもできる。このようにすれば、管理システムサーバ1と運搬者用スマートフォン5の間の接続を、インターネット7を介して行う必要がなくなる。
また、インターネット7に代えて、ローカルエリアネットワーク(Local Area Network)などのネットワークを使用してもよい。
また、GPSシステム8に代えて、GLONASS、Galileo、みちびき等のその他の衛星測位システムを使用することができる。
<荷物運搬管理システム100の使用方法>
次に、この実施の形態に係る荷物運搬管理システム100の使用方法について説明する。
図16には、この荷物運搬管理システム100の使用方法を説明するフローチャートが示されている。
まず、依頼者が依頼者用スマートフォン3に車両の運搬についての依頼者注文を入力する。入力された依頼者注文は、管理システムサーバ1に向けて、依頼者注文送信部31から送信される(S300ステップ)。管理システムサーバ1は、送信されてくる依頼者注文を、依頼者注文受付部11で受け付ける(S100ステップ)。
受け付けられた依頼者注文の内容は、運搬会社の運搬会社用スマートフォン4に向けて開示されて(S101ステップ)、閲覧される(S400ステップ)。
運搬会社では、受注を希望する依頼者注文について、運搬会社用スマートフォン4に見積額を入力して、管理システムサーバ1に向けて受注の申込を行う(S401ステップ)。管理システムサーバ1には、受注の申込が受け付けられる(S102ステップ)。
一つの依頼者注文に対して、複数の申込がある場合には、最も安い見積額を提示したなどの条件により、運搬会社が決定される(S103ステップ)。
管理システムサーバ1では、決定した運搬会社の料金を、依頼者用スマートフォン3に向けて通知する(S104ステップ)。依頼者用スマートフォン3では、この料金を受信して、依頼者が確認する(S301ステップ)。
依頼者が提示された料金を承諾する場合には、依頼者用スマートフォン3に入力を行い、依頼者注文を確定する(S302ステップ)。管理システムサーバ1では、依頼者注文が確定されたことを受け付ける(S105ステップ)。
管理システムサーバ1では、運搬注文発注部12から、決定された運搬会社の運搬会社用スマートフォン4に向けて、依頼者注文を発注する(S106ステップ)。運搬会社用スマートフォン4では、運搬注文受注受付部41で、発注された依頼者注文の受注を受け付ける(S402ステップ)。
運搬会社では、受注した依頼者注文に基づいて、車両の運搬を担当する運搬者が割り当てられる(S403ステップ)。割り当てられた運搬者の氏名等の情報が、管理システムサーバ1に通知される。管理システムサーバ1では、この運搬者の情報を受け付ける(S107ステップ)。
管理システムサーバ1は、割り当てられた運搬者の運搬者用スマートフォン5に向けて、割り当てられた依頼者注文の内容を通知する(S108ステップ)。運搬者は、運搬者用スマートフォン5によって、その依頼者注文の担当になったことと、依頼者注文の内容を確認する(S500ステップ)。
運搬者は、依頼者注文に基づいて、運搬する車両を受け取るため、車両の受取日に、受取地に移動する(S501ステップ)。
運搬者は、受取地において、車両を受け取り、その車両の画像を撮影して、その車両の画像である荷物画像を含む荷物情報を管理システムサーバ1に向けて、荷物情報通知部51から送信する。その後、運搬者の輸送車両に、受け取った車両を荷積みする(S502ステップ)。管理システムサーバ1では、受取地における荷物情報を、荷物情報受付部13で受け付ける(S109ステップ)。受け付けた荷物情報は、荷物情報記憶部19に記憶される。
依頼者が、運搬状況の確認を希望する場合には、依頼者用スマートフォン3から管理システムサーバ1に向けて、荷物情報の送信要求が行われる。管理システムサーバ1が、この送信要求を受け付けると、荷物情報記憶部19に記憶されている受取地における荷物情報を読み出して、この荷物情報を、荷物情報送信部14から、依頼者用スマートフォン3に向けて送信する(S110ステップ)。依頼者用スマートフォン3では、荷物情報受信部32で、受取地における荷物情報を受信して、依頼者端末表示部34に受信された荷物画像などが表示される(S303ステップ)。
車両を運搬する際、運搬者の運搬者用スマートフォン5では、GPSモジュール56により求められる現在位置を含む運搬者位置情報が、運搬者位置情報通知部52から、管理システムサーバ1に向けて、送信され続ける(S503ステップ)。管理システムサーバ1では、運搬者位置情報受付部15で、送信されてくる運搬者位置情報が受け付けられる(S111ステップ)。
依頼者が、運搬者の現在位置の確認を希望する場合には、依頼者用スマートフォン3から管理システムサーバ1に向けて、運搬者位置情報の送信要求を行う。管理システムサーバ1が、この送信要求を受け付けると、運搬者位置情報を、依頼者用スマートフォン3に向けて送信する(S112ステップ)。依頼者用スマートフォン3では、運搬者位置情報を受信して、依頼者端末表示部34に、運搬者位置情報に含まれる運搬者用スマートフォン5の現在位置などが表示される(S304ステップ)。
運搬者は、目的地まで車両を運搬すると、運搬者の輸送車両から、車両を荷下ろしする。目的地において、運搬者用スマートフォン5により、その車両の画像が撮影され、その車両の画像である荷物画像を含む荷物情報が管理システムサーバ1に向けて、荷物情報通知部51から送信される。そして、運搬された車両の引渡が行われる(S504ステップ)。管理システムサーバ1では、目的地における荷物情報を、荷物情報受付部13で受け付ける(S113ステップ)。受け付けた荷物情報は、荷物情報記憶部19に記憶される。
依頼者が、運搬完了の確認を希望する場合には、依頼者用スマートフォン3から管理システムサーバ1に向けて、荷物情報の送信要求が行われる。管理システムサーバ1が、この送信要求を受け付けると、荷物情報記憶部19に記憶されている受取地と目的地における荷物情報を読み出して、この荷物情報を、荷物情報送信部14から、依頼者用スマートフォン3に向けて送信する(S114ステップ)。依頼者用スマートフォン3では、荷物情報受信部32で、受取地と目的地における荷物情報を受信して、依頼者端末表示部34に受信された荷物画像などが表示される(S305ステップ)。
依頼者が、運搬料金の支払いを行うには、依頼者用スマートフォン3に、支払い情報を入力して、管理システムサーバ1に向けて送信する(S306ステップ)。管理システムサーバ1では、支払い情報を受け付けて、支払い処理が完了する(S115ステップ)。
<荷物運搬管理システム100の効果>
次に、この実施の形態に係る荷物運搬管理システム100の効果を説明する。
この荷物運搬管理システム100によれば、荷物である車両の運搬元である受取地、または、車両の運搬先である目的地において、撮影される車両の画像である荷物画像と、その画像の荷物撮影位置が、荷物運搬管理システム100に受け付けられるようになっている。このため、受け付けられる荷物画像を参照することで、運搬されている車両が間違っていないことを確認できる。
また、受取地における荷物画像の荷物撮影位置は、車両の運搬開始位置に対応し、目的地における荷物画像の荷物撮影位置は、運搬完了位置に対応する。このため、車両が、依頼者の依頼に基づいて、正しく運搬開始位置で受け取られて、または、正しく運搬完了位置まで運搬されたことを確認できる。
この結果、依頼者は、その場に立ち会うことなく、安心して、運搬者に車両の運搬を任せることができる。
また、運搬された車両に破損などの問題が生じた場合に限り、依頼者が、荷物運搬管理システム100に問い合わせをして、運搬開始時または運搬完了時の荷物画像と荷物撮影位置を確認するようにしてもよい。このようにすれば、依頼者が車両の運搬の過程を、通常、監視する必要もなくなり、依頼者の負担が大幅に軽減される。
また、この荷物運搬管理システム100では、荷物画像と、その画像の荷物撮影位置とを含む荷物情報を、取り扱うようになっている。荷物画像がどの場所で撮影されたものかが明確になっているため、運搬中に車両の破損などが生じた場合に、運搬開始位置と運搬完了位置における車両の状態を客観的に示す証拠として荷物画像を使用することができる。また、荷物撮影位置が記録されるため、車両の破損後などに、不正に荷物画像を撮影することを防止することができる。
また、この荷物運搬管理システム100によれば、車両の受取地、及び、車両の目的地において、撮影される荷物画像と、その画像の荷物撮影位置が、荷物運搬管理システム100に受け付けられて、記憶されるようになっている。このため、受取地及び目的地における荷物画像の荷物撮影位置を確認することにより、車両が、依頼者の依頼に基づいて、車両の受取地から目的地まで正しく運搬されたことを確認できる。
また、運搬された車両に破損が生じている場合に、受取地と目的地におけるそれぞれの荷物画像を対比することにより、運搬中に発生した破損であるか、運搬前からの破損であるかを客観的に判定することができる。破損の責任の所在が明らかになるため、補償請求先を明確に特定することができる。
また、この荷物運搬管理システム100によれば、インターネット7を介して、運搬者用スマートフォン5と接続されている。このため、多数の運搬者の運搬者用スマートフォン5と接続することができる。また、運搬者が長距離の車両の運搬をする場合にも、この荷物運搬管理システム100によって、運搬管理を行うことができる。
また、この荷物運搬管理システム100によれば、荷物画像や荷物撮影位置が含まれる荷物情報が、依頼者用スマートフォン3に向けて、送信されるようになっている。依頼者用スマートフォン3には、受信される荷物画像などが画面に表示されるため、依頼者は、その場にいることなく、車両が間違っていないことを画面に表示された荷物画像により、確認することができる。
また、インターネット7を介して、依頼者用スマートフォン3と接続されている。このため、多数の依頼者の依頼者用スマートフォン3に接続することができる。また、依頼者が遠距離に離れていても、この荷物運搬管理システム100により、車両の運搬の依頼をすることができる。
また、この荷物運搬管理システム100によれば、荷物画像が、車両を異なる撮影方向から撮影する複数の画像からなっている。このため、車両に生じている傷などの破損を詳細に確認できる。
また、この荷物運搬管理システム100によれば、運搬される荷物が、車両である。車両は一般に高価であり、傷などの破損が生ずると価値が低下するおそれがある。この荷物運搬管理システム100では、荷物画像によって、運搬中に生じる破損などを客観的に確認できるため、依頼者は、安心して、車両の運搬を依頼することができる。
また、この荷物運搬管理システム100によれば、受取地での車両の受取日、または、目的地での車両の引渡日に、運搬者用スマートフォン5が、車両に対して、あらかじめ定められる荷物情報取得通知閾値以下に近づくと、運搬者用スマートフォン5に、荷物情報を取得すべきことが通知されるようになっている。このため、運搬者は、忘れることなく、確実に荷物情報を取得できる。
また、この荷物運搬管理システム100によれば、受取地または目的地における荷物情報が受け付けられることを条件として、運搬者用スマートフォン5または依頼者用スマートフォン3の画面に表示させる車両の運搬状況が切り替わるようになっている。このため、運搬者が、荷物情報の取得をしない場合には、画面の表示が切り替わらないため、運搬者は、荷物情報を取得していないことにすぐに気づくことができる。この結果、運搬者は、確実に荷物情報を取得できる。
また、この荷物運搬管理システム100によれば、受取地での車両の受取日後に、荷物情報が受け付けられていなければ、運搬者用スマートフォン5に、荷物情報を取得すべきことが通知されるようになっている。このため、運搬者は、荷物情報を取得していないことに、早期に気づくことができる。この結果、運搬者は、確実に荷物情報を取得できる。
また、この荷物運搬管理システム100によれば、受取地での車両の受取日、または、目的地での車両の引渡日に、運搬者用スマートフォン5が、車両に対して、あらかじめ定められる荷物近傍閾値以下に近づいた後、受取地または目的地における荷物情報が受け付けられることなく、運搬者用スマートフォン5が、その荷物近傍閾値を超えて遠ざかるときに、運搬者用スマートフォン5に、荷物情報を取得すべきことが通知されるようになっている。このため、運搬者は、荷物情報を取得していないことに、すぐに気づくことができる。この結果、運搬者は、確実に荷物情報を取得できる。
また、この荷物運搬管理システム100によれば、プログラムによりこの荷物運搬管理システム100が機能するため、荷物運搬管理システム100の保守管理を柔軟に行うことができる。
100 荷物運搬管理システム
1 管理システムサーバ
3 依頼者用スマートフォン
4 運搬会社用スマートフォン
5 運搬者用スマートフォン
6 地図情報提供サーバ
7 インターネット
8 GPSシステム
10 管理システムサーバ制御部
11 依頼者注文受付部
12 運搬注文発注部
13 荷物情報受付部
14 荷物情報送信部
15 運搬者位置情報受付部
16 監視情報通知部
17 運搬状況通知部
18 管理システムデータベース
19 荷物情報記憶部
20 管理システムサーバ表示部
21 管理システムサーバ入力部
30 依頼者端末制御部
31 依頼者注文送信部
32 荷物情報受信部
33 依頼者端末運搬状況受信部
34 依頼者端末表示部
35 依頼者端末入力部
40 運搬会社端末制御部
41 運搬注文受注受付部
42 運搬会社端末表示部
43 運搬会社端末入力部
50 運搬者端末制御部
51 荷物情報通知部
52 運搬者位置情報通知部
53 監視情報受信部
54 運搬者端末運搬状況受信部
55 カメラモジュール
56 GPSモジュール
57 運搬者端末表示部
58 運搬者端末入力部
350,400 マイ陸送画面
351 手配中タブ
352,502 走行中タブ
353,503 保留タブ
354,504 配達済みタブ
401 陸送依頼タブ
402 提出された見積もりタブ
403 割り当てられたRiksoタブ
415 Riksoを完了しましたタブ
500 マイオーダー画面
501 依頼されたタブ

Claims (11)

  1. 依頼者の注文に基づいて、運搬者が前記依頼者に指定される荷物を前記依頼者に指定される受取地で受け取り、受け取った前記荷物を前記依頼者に指定される目的地に移動させる、前記荷物の運搬を管理する荷物運搬管理システムであって、
    前記依頼者に指定される前記荷物と、前記受取地と、前記目的地とを含む依頼者注文を受け付ける依頼者注文受付部と、
    前記依頼者注文受付部で受け付けた前記依頼者注文を、前記運搬者に発注する運搬注文発注部と、
    前記依頼者注文を受注した前記運搬者の運搬者用携帯情報端末を用いて、前記受取地または前記目的地において取得される、前記荷物の撮影画像である荷物画像と、衛星測位システムからの信号を受信して算出される前記荷物画像の撮影位置である荷物撮影位置とを含む荷物情報を、受け付ける荷物情報受付部と、を備える、
    ことを特徴とする荷物運搬管理システム。
  2. 前記運搬者用携帯情報端末を用いて、前記受取地及び前記目的地において取得されて、前記荷物情報受付部で受け付けられる、各々の前記荷物情報を記憶する荷物情報記憶部を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の荷物運搬管理システム。
  3. 前記荷物情報受付部は、
    情報通信ネットワークを介して、前記運搬者用携帯情報端末と接続されており、前記運搬者用携帯情報端末から送信されてくる前記荷物情報を受け付ける、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の荷物運搬管理システム。
  4. 前記依頼者注文が前記依頼者によって入力されるとともに前記荷物情報に含まれる前記荷物画像を画面に表示する依頼者用情報端末に向けて、前記情報通信ネットワークを介して、前記荷物情報受付部で受け付けられた前記荷物情報を送信する荷物情報送信部を備える、
    ことを特徴とする請求項3に記載の荷物運搬管理システム。
  5. 前記荷物画像は、前記荷物が異なる撮影方向から撮影されている複数の画像である、
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の荷物運搬管理システム。
  6. 前記依頼者注文に基づいて前記受取地から前記目的地まで移動される前記荷物は、車両である、
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の荷物運搬管理システム。
  7. 前記運搬者用携帯情報端末から送信されてくる、前記運搬者用携帯情報端末の現在位置を含む運搬者位置情報を受け付ける運搬者位置情報受付部と、
    前記運搬者用携帯情報端末に向けて、前記荷物の運搬の監視状況を通知する監視情報通知部と、を備えて、
    前記監視情報通知部は、
    前記受取地での前記荷物の受取日、または、前記目的地での前記荷物の引渡日に、
    前記依頼者注文に基づいて算出される前記受取地または前記目的地の算出指定位置と、前記運搬者位置情報受付部に受け付けられる前記運搬者位置情報から取得される前記運搬者用携帯情報端末の前記現在位置との差異が、あらかじめ定められる荷物情報取得通知閾値以下に近づいたときに、
    前記荷物情報を取得すべきことを前記運搬者用携帯情報端末に向けて通知する、
    ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の荷物運搬管理システム。
  8. 前記運搬者用携帯情報端末または前記依頼者用情報端末の画面に、前記荷物の運搬状況を表示させる運搬状況通知部を備えて、
    前記運搬状況通知部は、
    前記受取地または前記目的地における前記荷物情報が前記荷物情報受付部に受け付けられることを条件として、前記運搬者用携帯情報端末または前記依頼者用情報端末の画面に表示させる前記荷物の前記運搬状況を切り替える通知をする、
    ことを特徴とする請求項4に記載の荷物運搬管理システム。
  9. 前記受取地での前記荷物の受取日後に、前記受取地における前記荷物情報が前記荷物情報受付部に受け付けられていなければ、前記荷物情報を取得すべきことを、前記運搬者用携帯情報端末に向けて通知する監視情報通知部を備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の荷物運搬管理システム。
  10. 前記運搬者用携帯情報端末から送信されてくる、前記運搬者用携帯情報端末の現在位置を含む運搬者位置情報を受け付ける運搬者位置情報受付部と、
    前記運搬者用携帯情報端末に向けて、前記荷物の運搬の監視状況を通知する監視情報通知部と、を備えて、
    前記監視情報通知部は、
    前記受取地での前記荷物の受取日、または、前記目的地での前記荷物の引渡日に、
    前記依頼者注文に基づいて算出される前記受取地または前記目的地の算出指定位置と、前記運搬者位置情報受付部に受け付けられる前記運搬者位置情報から取得される前記運搬者用携帯情報端末の前記現在位置との差異が、あらかじめ定められる荷物近傍閾値以下に近づいた後、
    前記受取地または前記目的地における前記荷物情報が前記荷物情報受付部に受け付けられることなく、前記運搬者用携帯情報端末の前記現在位置が、前記荷物近傍閾値を超えて遠ざかるときに、
    前記荷物情報を取得すべきことを、前記運搬者用携帯情報端末に向けて通知する、
    ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の荷物運搬管理システム。
  11. 請求項1乃至10の何れか1項に記載の荷物運搬管理システムを機能させるプログラム。
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