JP2020096488A - モータユニットおよびその駆動方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】発生トルクの落ち込みを抑制すると共に、高出力を得る。【解決手段】連結機構300によって、第1のモータ100のロータ11と第2のモータ200のロータ211との互いの回転位相がずれないように、ロータ11とロータ211とが連結される。第1のモータ100は磁気センサ51a〜51dを有し、第2のモータ200は磁気センサ51e〜51hを有する。第1のモータ100に対する第1磁気センサ51aの第1の進角値より第1のモータ100に対する第5磁気センサ51eの第2の進角値の方が小さい。制御回路13は、第1のモータ100を駆動する際、第1の検出素子(51a、51c)用いて駆動する第1のモードと、第2の検出素子の出力信号(51e、51g)を用いて駆動する第2のモードとを切り換え可能である。【選択図】図8

Description

本発明は、ロータの位置を検出する検出素子の出力を用いてモータの駆動を制御するモータユニットおよびその駆動方法に関する。
従来、ステッピングモータの脱調を防ぐために、ロータ(回転子)の位置を検出し、その検出結果に基づき通電を切り換えることが行われている。特許文献1のモータは、検出素子としての磁気センサによってロータの位置を検出し、コイルへの通電を順次切り替えていく。このモータにおいては、ロータが有する磁石が、周方向にN極とS極とが交互に存在するように多極に着磁されており、N極とS極との切り換わりが磁気センサによって検知されたことに応じてコイルへの通電が順次切り換えられる。磁気センサを、進角を有する位置に配置することで、電流応答の遅れを加味した高出力のモータの実現が可能となっている。
特開2014−128143号公報
しかしながら、特許文献1のモータでは、進角を有する位置に磁気センサを配置しているため、ロータの回転位置によっては、特にモータの起動時において発生トルクが落ち込んでしまうおそれがあった。すなわち、2つの磁極部が発生させるトルクを足し合わせたトルクは、磁極部の極性の切り換えタイミングで落ち込む。モータの起動時に、トルクが落ち込む位置にロータの回転位置があると、起動が不安定となるおそれがある。例えば、モータによって駆動されるメカ機構のメカ負荷(摩擦など)に対して、モータの起動時の発生トルクが下回ってしまうと、メカ機構を起動できない場合があるという問題があった。
本発明は、発生トルクの落ち込みを抑制すると共に、高出力を得ることを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、周方向に複数に分割して異なる極に交互に多極着磁された第1のマグネットを備えた回転可能な第1のロータと、進角を有する位置に配置され前記第1のマグネットの回転位相を検出する第1の検出素子と、前記第1のロータの外周面に対向する第1の磁極部を備えた第1のヨークと、前記第1のロータの前記外周面に対向し前記第1の磁極部に対して電気角をずらした位置に配置された第2の磁極部を備えた第2のヨークと、通電されることで前記第1の磁極部を励磁する第1のコイルと、通電されることで前記第2の磁極部を励磁する第2のコイルと、を有する第1のモータと、周方向に複数に分割して異なる極に交互に多極着磁された第2のマグネットを備えた回転可能な第2のロータと、進角を有する位置に配置され前記第2のマグネットの回転位相を検出する第2の検出素子と、前記第2のロータの外周面に対向する第3の磁極部を備えた第3のヨークと、前記第2のロータの前記外周面に対向し前記第3の磁極部に対して電気角をずらした位置に配置された第4の磁極部を備えた第4のヨークと、通電されることで前記第3の磁極部を励磁する第3のコイルと、通電されることで前記第4の磁極部を励磁する第4のコイルと、を有する第2のモータと、前記第1のロータと前記第2のロータとの互いの回転位相がずれないように前記第1のロータと前記第2のロータとを連結する連結部と、前記第1のモータおよび前記第2のモータの各々の駆動を制御する制御手段と、を有し、前記第1のモータに対する前記第1の検出素子の進角である第1の進角値と、前記第1のモータに対する前記第2の検出素子の進角である第2の進角値と、は異なっており、前記制御手段は、前記第1のモータを駆動する際、前記第1の検出素子の出力信号を用いて前記第1のモータを駆動する第1のモードと、前記第2の検出素子の出力信号を用いて前記第1のモータを駆動する第2のモードとを切り換え可能であることを特徴とする。
本発明によれば、発生トルクの落ち込みを抑制すると共に、高出力を得ることができる。
モータユニットの外観斜視図である。 第1のモータ、第2のモータの斜視図である。 各磁気センサにより検出される磁束と出力信号との関係を示す図である。 モータのコイルへ一定電流を流したときのロータの回転角度とモータのトルクとの関係を示す図である。 各ヨーク及びマグネットの位相関係を示すモータの軸直角方向断面図である。 ロータの回転角に対する、第1のコイルおよび第2のコイルの通電状態により発生するモータトルクを示す図である。 第1のモードで第1のモータを時計方向に駆動した場合におけるロータの回転位置とトルクとの関係を示す図である。 第2のモードで第1のモータを時計方向に駆動した場合におけるロータの回転位置とトルクとの関係を示す図である。 第4のモードで第2のモータを時計方向に駆動した場合におけるロータの回転位置とトルクとの関係を示す図である。 起動処理のフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るモータユニットの外観斜視図である。本実施の形態のモータユニット1000は、2つの電動機である第1のモータ100と第2のモータ200とを、連結機構300で連結し、出力を増加させた電動機ユニットである。このモータユニット1000は、第1のモータ100、第2のモータ200、制御回路13を備える。制御手段としての制御回路13は、CPU、ROM、RAM、駆動回路を備える(いずれも図示せず)。
図2(a)、(b)はそれぞれ、第1のモータ100、第2のモータ200の斜視図である。図2(a)、(b)では、説明の便宜のために一部の部品を破断して示している。第1のモータ100は、回転子としての第1のロータ11のほか、第1のコイル4、第1のヨーク6、第2のコイル5、第2のヨーク7を備える。さらにモータ100は、第1磁気センサ51a、第2磁気センサ51b、第3磁気センサ51c、第4磁気センサ51dを備える。
図2(a)に示すように、第1のロータ11はマグネット10およびシャフト3を備え、制御回路13によって回転可能に制御される。マグネット10は円筒形状に形成され、外周面を周方向に複数に分割して異なる極に交互に多極着磁されている。本実施の形態では、マグネット10は8分割すなわち8極(N極が4極、S極が4極)に着磁されている。なお、8極に限らず、例えば、2極、4極や12極以上に着磁されてもよい。
第1のコイル4は、マグネット10の軸方向の一端側に配置されている。第1のヨーク6は軟磁性材料で、マグネット10の外周面に対して隙間を持って対向して形成されている。第1のヨーク6は、マグネット10の外周面に対向する複数の第1の磁極部6aを備える。複数の第1の磁極部6aは、第1のヨーク6の円環状の本体部から軸方向に延出され、周方向に所定の間隔で配置される。第1の磁極部6aは、第1のコイル4に通電されることで励磁される。第1のコイル4と第1のヨーク6と複数の第1の磁極部6aに対向するマグネット10とによって「第1のステータユニット」が構成される。
第2のコイル5は、マグネット10の第1のコイル4が取り付けられた軸方向の一端とは反対側の他端に配置されている。第2のヨーク7は、軟磁性材料で、マグネット10の外周面に対して隙間を持って対向して形成されている。第2のヨーク7は、マグネット10の外周面に対向する複数の第2の磁極部7aを備えている。複数の第2の磁極部7aは、第2のヨーク7の円環状の本体部から軸方向に延出され、周方向に所定の間隔で配置される。第2の磁極部7aは、第2のコイル5に通電されることで励磁される。第2の磁極部7aは、第1のヨーク6とマグネット10との相対位相とは異なる位相で配置される。第2のコイル5と第2のヨーク7と複数の第2の磁極部7aに対向するマグネット10とによって「第2のステータユニット」が構成される。
図2(b)に示すように、第2のモータ200の基本構成は、第1のモータ100と同様である。第2のモータ200は、第2のロータ211のほか、第3のコイル204、第3のヨーク206、第4のコイル205、第4のヨーク207を備える。さらにモータ200は、第5磁気センサ51e、第6磁気センサ51f、第7磁気センサ51g、第8磁気センサ51hを備える。第2のロータ211はマグネット10およびシャフト203を備え、制御回路13によって回転可能に制御される。
図1に示すように、連結機構300(連結部)は、第1のモータ100の出力と第2のモータ200の出力とを合算して出力するための出力部305を備える。出力部305からは、合算された出力を取り出すためのシャフト306が延出している。第1のロータ11と第2のロータ211との互いの回転位相がずれないように、第1のロータ11の第1の出力部8と第2のロータ211の第2の出力部208とが、連結機構300の出力部305によって連結されている。すなわち、第1のロータ11と第2のロータ211とは、相対的な回転位相が固定されている。第1の出力部8、第2の出力部208、出力部305はいずれも、ギヤ形状に構成される。なお、第1のロータ11と第2のロータ211との互いの回転位相を固定して連結する構成であれば、連結機構300は他の部材、例えばベルト等を用いた構成であってもよい。
制御回路13は、第1の磁極部6a、第2の磁極部7aのそれぞれに励磁される極(N極、S極)を切り換えることで、ロータ11に与えるトルクを変化させることができる。磁気センサ51a、51b、51c、51d(図2(a))はいずれも、マグネット10の磁束を検出するホール素子であり、マグネット10の外周側に配置され、不図示のモータカバーに固定される。モータカバーにより、第1の磁極部6aと第2の磁極部7aとが、マグネット10の着磁位相に対して電気角で略90度ずれて配置されるように第1のヨーク6と第2のヨーク7とが固定保持される。
制御回路13は、第3の磁極部206a、第4の磁極部207aのそれぞれに励磁される極(N極、S極)を切り換えることで、ロータ211に与えるトルクを変化させることができる。磁気センサ51e、51f、51g、51h(図2(b))はいずれも、マグネット210の磁束を検出するホール素子であり、マグネット210の外周側に配置され、不図示のモータカバーに固定される。モータカバーにより、磁極部206a、207aが、マグネット210の着磁位相に対して電気角で略90度ずれて配置されるようにヨーク206、207が固定保持される。
通電時には、コイル4、5に同じ大きさの電圧が印加され、そのとき、磁極部6a、7aは同じ強さの磁極となる。また、コイル204、205に同じ大きさの電圧が印加され、そのとき、磁極部206a、207aは同じ強さの磁極となる。このように、コイルやヨークが設定されている。
図3は、各磁気センサにより検出される磁束と出力信号との関係を示す図である。各磁気センサは、検出した磁束がN極であるとき、出力信号としてHi電圧を出力し、検出した磁束がS極であるとき、出力信号としてLow電圧を出力する。マグネット10、210はいずれも、周方向に磁極の極性が8極に分割されているので、ロータ11、211が1回転すると、対応する磁気センサはN極とS極とを交互に検出する。N極からS極に切り換わる際には出力信号は立下り状態となり、逆にS極からN極に切り換わる際には出力信号は立上り状態となる。このように、ロータ11、211の回転位置が検出可能となっており、マグネット10、210の磁極が反転するタイミングで、対応するコイルへの通電方向を切り換える通電切り換えを制御回路13が行っている。
ここで、電気角とは、マグネット磁力の1周期を360°として表したものであり、ロータの極数をM、機械角をθ0とすると、電気角θは以下の式1で表せる。
θ=θ0×M/2…(1)
本実施の形態では、マグネット10、210の着磁はいずれも8極であるから、電気角の90度は機械角で22.5度となる。以下では、電気角を用いてフィードバック通電切換モードの動作を説明する。
図4は、モータ100のコイルへ一定電流を流したときのロータ11の回転角度とモータ100のトルクとの関係を示す図であり、横軸に電気角、縦軸にモータトルクをとっている。モータトルクの正、負については、ロータ11を出力部8側から見て時計回り(右回り)に回転させるトルクを正とする。なお、モータ200についても、ロータ211の回転角度とモータ200のトルクとの関係は図4に示すのと同様となる。
図5(a)、(b)は、モータ100における各ヨーク及びマグネットの位相関係を示すモータ100の軸直角方向断面図である。本実施の形態では、第1のコイル4に正方向の電流を流すと第1の磁極部6aがN極に磁化され、第2のコイル5に正方向の電流を流すと第2の磁極部7aがN極に磁化されるとする。
図5(a)の状態の位相を図4中に符号aとして示す。図5(a)は、マグネット10の着磁された極の中心と周方向における第1の磁極部6aの中心との距離が、極の中心と周方向における第2の磁極部7aとの距離と同じとなる状態である。図5(a)の状態では、回転位相(回転位置)を保持する力は発生しているが、マグネット10のS極が第1の磁極部6aのN極と第2の磁極部7aのN極とに引きつけられて釣り合うため、回転駆動力は発生していない。
図5(a)の状態から第2の磁極部7aを切り換えてS極に励磁すると、ロータ11は、図5(b)に示す状態になるまで回転する。図5(b)の状態では、図5(a)に示す状態と同様に回転位相を保持する力は発生しているが、回転駆動力は発生していない。すなわち、マグネット10のS極が第1の磁極部6aのN極に引きつけられると共に、マグネット10のN極が第2のヨークの第2の磁極部7aのS極に引きつけられて釣り合った状態である。以下同様にして、順番に第1のコイル4と第2のコイル5の通電方向を切り換えて、第1の磁極部6aと第2の磁極部7aの極性を切り換えることでロータ11を回転させていくことができる。
このような回転駆動力が発生しないタイミングで第1の磁極部6aおよび第2の磁極部7aに励磁される極を切り換えることを、電気進角0度での通電切り換えとする。このタイミングよりも電気角γ度だけ早いタイミングで第1の磁極部6aおよび第2の磁極部7aに励磁される極を切り換えることを、電気進角γ度で磁極部の励磁切換を行う、と定義する。γを進角値と呼ぶ。なお、モータ200についても、各ヨーク及びマグネット210の位相関係は図5に示すのと同様となる。
図6(a)〜(c)は、モータ100において、ロータ11の回転角に対する、第1のコイル4および第2のコイル5の通電状態により発生するモータトルクを縦軸に表わした図である。横軸に電気角をとっている。
曲線L1は、第1のコイル4への通電方向が正、第2のコイル5への通電方向が正の場合のモータトルクを示す。曲線L2は、第1のコイル4への通電方向が正、第2のコイル5への通電方向が逆の場合のモータトルクを示す。曲線L3は、第1のコイル4への通電方向が逆、第2のコイル5への通電方向が逆の場合のモータトルクを示す。曲線L4は、第1のコイル4への通電方向が逆、第2のコイル5への通電方向が正の場合のモータトルクを示す。
図6(a)は、電気進角0度のときの状態を示している。このようなタイミングでコイルの通電方向を切り換えていくと、通電方向を切り換える直前の位相は、斜線部と太線で示すように、モータトルクが極めて小さくなっているため、モータ100の出力としては大きくならない。図6(b)は、電気進角45度のときの状態を示している。電気進角45度では、通電方向を切り換えたときに発生するモータトルクは最大となる。また、切り換えタイミングを早めて、電気進角90度でコイルの通電方向を切り換えると、図6(c)の斜線部で示すようになり、結果として電気進角0度の場合と同様の結果となって大きな回転駆動力は得られない。
このように、電流の過渡的な応答遅れが無い場合には、電気進角45度で、モータトルクが最大となる。なお、モータ200のトルクについてもモータ100と同様である。
次に、電流の過渡的な応答遅れが有る場合について説明する。代表してモータ100について説明する。コイル4、5はインダクタンスを有している。そのため、通電方向を切り換えた後に、電流は徐々に大きくなって定常的な電流値に到達する。磁束は電流に比例する。大きなトルクを得るためには、この電流の応答遅れの時間を電気角に換算し、遅れ分を相殺するように進角を設けた駆動を行うことによって、大きなトルクを得ることができる。
電流の応答遅れの時間をt秒とし、回転数をN(rps)とし、マグネット10の極数をMとすると、設定すべき進角は、電気角で、N×M/2×360×tとなる。設定すべき進角は回転数に比例する。モータ起動時の回転数がゼロの場合には、進角を設けない場合に大きなトルクが得られる。
次に、進角を設けた場合の起動時のトルクを説明する。電流の過渡的な応答遅れを考慮して、本実施の形態では、進角を15度としている。これは、所定の回転数でトルクが大きくなるように、実験的に求められた値である。
第1のモータ100の時計回り(第1の回転方向)の駆動時において、磁気センサ51aは、第1のコイル4への通電方向を切り換えるための検出素子となり、磁気センサ51cは、第2のコイル5への通電方向を切り換えるための検出素子となる。第1のモータ100の反時計回り(第2の回転方向)の駆動時において、磁気センサ51bは、第1のコイル4への通電方向を切り換えるための検出素子となり、磁気センサ51dは、第2のコイル5への通電方向を切り換えるための検出素子となる。
第2のモータ200の時計回りの駆動時において、磁気センサ51eは、第3のコイル204への通電方向を切り換えるための検出素子となり、磁気センサ51gは、第4のコイル205への通電方向を切り換えるための検出素子となる。第2のモータ200の反時計回りの駆動時において、磁気センサ51fは、第3のコイル204への通電方向を切り換えるための検出素子となり、磁気センサ51hは、第4のコイル205への通電方向を切り換えるための検出素子となる。
第1のモータ100に対する第1磁気センサ51aの進角を第1の進角値とし、第1のモータ100に対する第5磁気センサ51eの進角を第2の進角値とする。一例として第1の進角値は15度、第2の進角値は0度であり、両者は異なっている。また、第1のモータ100に対する第3磁気センサ51cの進角は第1の進角値と同じであり、第1のモータ100に対する第7磁気センサ51gの進角は第2の進角値と同じである。一方、第2のモータ200に対する第5磁気センサ51eの進角を第3の進角値とし、第2のモータ200に対する第2磁気センサ51bの進角を第4の進角値とする。一例として第3の進角値は15度、第4の進角値は0度であり、両者は異なっている。また、第2のモータ200に対する第7磁気センサ51gの進角は第3の進角値と同じであり、第2のモータ200に対する第4磁気センサ51dの進角は第4の進角値と同じである。
次に、第1のモータ100に関する駆動モードを説明する。第1のモータ100を駆動する駆動モードには、第1のモードと第2のモードとがある。第1のモードは、第1の検出素子の出力信号を用いて第1のモータ100を駆動するモードである。ここでいう第1の検出素子には、第1磁気センサ51aまたは第3磁気センサ51cが該当する。第2のモードは、第2の検出素子の出力信号を用いて第1のモータ100を駆動するモードである。ここでいう第2の検出素子には、第5磁気センサ51eまたは第7磁気センサ51gが該当する。
図7、図8はそれぞれ、第1のモード、第2のモードで第1のモータ100を時計方向に駆動した場合におけるロータ11の回転位置とトルクとの関係を示す図である。各図において、横軸に、電気角でロータ11の回転位置をとる。縦軸にはトルクをとり、1つのコイルでトルクの最大値を1として、正規化して表現している。図7、図8では、進角15度で、ロータ11が時計回りに0度から360度まで回転する際のトルクが示されている。
第1のコイル4が発生させる(第1のステータユニットによる)トルクは、通電切換を行わない場合は曲線L11に示すものとなり、第1のモードで通電切換を行う場合は曲線L12に示すものとなる。第1のモードでは、90度と270度の位置より15度早い75度と255度で、磁気センサ51aの出力に応じた第1のコイル4の通電切換が行われる。曲線L12に示すように、ロータ11の回転位置が0度から75度までは正弦波状で正のトルクで推移する。しかし、ロータ11の回転位置が75度になると、磁気センサ51aがマグネット10の極性の反転を検知するので、通電切換が行われる。通電切換を行うと、トルクが正の値(+0.26)から負の値(−0.26)に反転し、トルクが落ち込む。255度の位置でも同様に、第1のコイル4によるトルクは、負の値(−0.26)に落ち込む。
第2のコイル5が発生させる(第2のステータユニットによる)トルクは、通電切換を行わない場合は曲線L13に示ものとなり、第1のモードで通電切換を行う場合は曲線L14に示すものとなる。第1のモードでは、180度と0度(360度)の位置より15度早い165度と345度で、磁気センサ51cの出力に応じた第2のコイル5の通電切換が行われる。曲線L14に示すように、ロータ11の回転位置が0度から165度までは正弦波状で正のトルクで推移する。しかし、ロータ11の位置が165度になると、磁気センサ51cがマグネット10の極性の反転を検知するので、通電切換が行われる。通電切換を行うと、トルクが正の値(+0.26)から負の値(−0.26)に反転し、トルクが落ち込む。345度の位置でも同様に、第2のコイル5によるトルクは、負の値(−0.26)に落ち込む。
曲線L15は、第1のモードにおける、第1のコイル4によるトルク(曲線L12)と第2のコイル5によるトルク(曲線L14)とを足し合わせた合成トルクを示す。通電切換を行う75度、165度、255度、345度の各位置では、合成トルクが0.7にまで落ち込んでいる。起動時にロータ11が通電切換を行う位置にあると、合成トルクが落ち込んでいるため、駆動されるメカ機構のメカ負荷(摩擦など)に対して合成トルクが下回ってしまうと、メカ機構を起動できない場合が生じる。この問題は、時計回りの起動時だけでなく反時計回りの起動時にも生じ、通電切換の位置にロータ11が位置すると生じ得る。
そこで、本実施の形態では、制御回路13は、第1のモータ100の起動時には第2のモードで駆動を開始し、その後、第1のモードに切り換える。連結機構300によって、第1のモータ100のロータ11と第2のモータ200のロータ211とが連結されているため、磁気センサ51e、51gの出力からロータ11の回転位置を取得することが可能となっている。制御回路13は、第2のモードでは、磁気センサ51a、51cの代わりに、磁気センサ51e、51gの出力信号によってコイル4、5の通電方向を切り替える。
図8における曲線L11〜L15は図7と同じものを指す。上述したように、磁気センサ51e、51gの位置が、第1のモータ100にとって、第2の進角値(0度)の位置となっている。従って、第2のモードでは、90度と270度で、磁気センサ51eの出力に応じた第1のコイル4の通電切換が行われる。曲線L12に示すように、通電切換の位置でトルクがゼロとなるが、通電切換で正負が反転してもゼロのままである。また、第2のモードでは、180度と0度(360度)で、磁気センサ51gの出力に応じた第2のコイル5の通電切換が行われる。曲線L14に示すように、通電切換の位置でトルクがゼロとなるが、通電切換で正負が反転してもゼロのままである。
図8において、第2のモードにおける、第1のコイル4によるトルク(曲線L12)と第2のコイル5によるトルク(曲線L14)とを足し合わせた合成トルクは、曲線L15に示される。曲線L15では、通電切換を行う(0度(360度)、90度、180度、270度)でのトルクの落ち込み位置での値は1.0となっている。第1のモードにおける合成トルクの落ち込み位置の値が0.7(図7)であるから、第2のモードでは、落ち込みが軽減されている。
ところで、第1のモータ100と同様に、第2のモータ200を駆動する駆動モードには、第3のモードと第4のモードとがある。第3のモードは、第2の検出素子の出力信号を用いて第2のモータ200を駆動するモードである。ここでいう第2の検出素子には、第5磁気センサ51eまたは第7磁気センサ51gが該当する。また、第4のモードは、第3の検出素子の出力信号を用いて第2のモータ200を駆動するモードである。ここでいう第3の検出素子には、第2磁気センサ51bまたは第4磁気センサ51dが該当する。
第3のモードで第2のモータ200を時計方向に駆動した場合におけるロータ211の回転位置とトルクとの関係は、図7に示すのと同じである。すなわち、第2のモータ200における第3のモードは第1のモータ100における第1のモードと基本的に同様の制御内容となる。従って、第3のモードでは、75度と255度で、磁気センサ51eの出力に応じた第3のコイル204の通電切換が行われる。また、第3のモードでは、165度と345度で、磁気センサ51gの出力に応じた第4のコイル205の通電切換が行われる。
図9は、第4のモードで第2のモータ200を時計方向に駆動した場合におけるロータ211の回転位置とトルクとの関係を示す図である。横軸、縦軸には図8と同じものをとる。
図9における曲線L11〜L15は図8と同じものを指す。上述したように、磁気センサ51b、51dの位置が、第2のモータ200にとって、第4の進角値(0度)の位置となっている。従って、第4のモードでは、90度と270度で、磁気センサ51bの出力に応じた第3のコイル204の通電切換が行われる。曲線L12に示すように、通電切換の位置でトルクがゼロとなるが、通電切換で正負が反転してもゼロのままである。また、第4のモードでは、180度と0度(360度)で、磁気センサ51dの出力に応じた第4のコイル205の通電切換が行われる。曲線L14に示すように、通電切換の位置でトルクがゼロとなるが、通電切換で正負が反転してもゼロのままである。
図9に示すように、第4のモードにおける、第3のコイル204によるトルク(曲線L12)と第4のコイル205によるトルク(曲線L14)とを足し合わせた合成トルクは、曲線L15に示される。曲線L15では、通電切換を行う(0度(360度)、90度、180度、270度)でのトルクの落ち込み位置での値は1.0となっている。第3のモードにおける合成トルクの落ち込み位置の値が0.7(図7)であるから、第4のモードでは、落ち込みが軽減されている。
ところで、反時計方向への駆動においても、用いる磁気センサを反時計方向用のものに代えることで、第1〜第4のモードを適用可能である。
図10は、起動処理のフローチャートである。この処理は、制御回路13において、ROMに格納されたプログラムをCPUがRAMに読み出して実行することにより実現される。この処理は、モータ起動が指示されると開始される。図10では、第1のモータ100の起動に着目して説明する。
まず、ステップS101では、制御回路13は、第2のモードで第1のモータ100の駆動を開始する。起動時に第2のモードを採用することで、合成トルクの落ち込みが抑制される。ステップS102で、制御回路13は、「切換条件」が成立するまで待機する。ここで、切換条件の例としては次のような第1、第2の条件が挙げられる。まず、第1の条件は、第1のモータ100の起動後、第1のモータ100の回転数が所定回転数に達することである。第2の条件は、第1のモータ100の起動開始から所定時間が経過することである。これら以外の条件、例えば、ロータ11が所定の回転位置に達すること等の条件を設けてもよい。これら、第1、第2の条件を含む複数の条件の少なくとも1つが成立することで切換条件が成立する。なお、上記複数の条件のうち2つ以上が成立することで切換条件が成立するとしてもよい。モータ100や駆動されるメカ機構が十分に回転し、慣性力が大きくなって、トルク落ち込みの影響が十分に低減されるような条件を切換条件とするのが望ましい。
ステップS102で、切換条件が成立すると、制御回路13は、ステップS103で、駆動モードを第2のモードから第1のモードに切り換える。第1のモードに切り換えるのは、起動直後を過ぎるとトルク落ち込みの影響が小さくなるからである。しかも、回転数が高くなる等によって切換条件が成立すると、電流応答の遅れの影響が大きくなり、進角を大きくしてモータ出力を高める意義が大きくなるからである。
次に、ステップS104では、制御回路13は、その他の処理を実行する。その他の処理には、例えば、モータ100を反転させる処理が含まれ得る。モータ100を反時計方向に回転させる場合は、制御回路13は、用いる磁気センサ51を時計方向用のものに切り換えて、ステップS101〜S103と同様の処理を実行する。その後、制御回路13は、処理をステップS105に進める。なお、ステップS104において指示されている処理がない場合は、制御回路13は、何もすることなく処理をステップS105に進める。
ステップS105では、制御回路13は、モータ駆動の停止指示があったか否かを判別する。そして制御回路13は、モータ駆動の停止指示がない場合は、処理をステップS104に戻し、モータ駆動の停止指示があった場合は、図10の処理を終了させる。
なお、第2のモータ200についても、図10と同様の起動処理が適用される。ステップS101に相当するステップでは第4のモードが適用され、ステップS103に相当するステップでは第3のモードが適用される。なお、第1のモータ100の起動と第2のモータ200の起動とを同期して(並行させて)実行してもよい。その場合、制御回路13は、ステップS101で、モータ100、200に対し、第2、第4のモードを適用し、ステップS103で、モータ100、200に対し、第1、第3のモードを適用する。
本実施の形態によれば、第1のモータ100に対する第1磁気センサ51aの第1の進角値より第1のモータ100に対する第5磁気センサ51eの第2の進角値の方が小さい。制御回路13は、第1のモータ100を駆動する際、第1の検出素子(51a、51c)用いて駆動する第1のモードと、第2の検出素子の出力信号(51e、51g)を用いて駆動する第2のモードとを切り換え可能である。これにより、コイル4、5による合成トルクの落ち込みを抑制すると共に高出力を得ることができる。特に、制御回路13は、第1のモータ100の起動開始時には第2のモードで駆動し、起動後に第1のモードに切り換える。これにより、モータ起動時においてコイル4、5による合成トルクの落ち込みを抑制すると共に、モータ起動後には高出力を得ることができる。
また、制御回路13は、第1のモータ100の起動後、第1のモータ100の回転数が所定回転数に達するか、または第1のモータ100の起動開始から所定時間が経過すると、第2のモードから第1のモードに切り換える。これにより、モータ起動時の合成トルクの落ち込みを回避すると共に、モータ起動後には高出力を得ることができる。
また、第2のモータ200についても、第3のモードと第4のモードとを切り換え可能であるので、第1のモータ100に関するものと同様の効果を得ることができる。
なお、第2、第4の進角値は0であるので、合成トルクの落ち込み抑制に関し高い効果を得ることができる。しかし、第2、第4の進角値は0であることに限定されない。また、第1、第3の進角値は15度に限定されない。第2、第4の進角値は第1、第3の進角値より小さければよい。従って、進角値の小さい方に対応するモード(第2、第4のモード)でモータを起動し、起動後に、進角値の大きい方に対応するモード(第1、第3のモード)に切り換えればよい。
なお、第1の検出素子と第2の検出素子にそれぞれ該当する磁気センサは1つであってもよい。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
4、5、204、205 コイル
6、7、206、207 ヨーク
6a、7a、206a、207a 磁極部
10、210 マグネット
11、211 ロータ
13 制御回路
51a〜51h 磁気センサ
100、200 モータ
300 連結機構

Claims (10)

  1. 周方向に複数に分割して異なる極に交互に多極着磁された第1のマグネットを備えた回転可能な第1のロータと、進角を有する位置に配置され前記第1のマグネットの回転位相を検出する第1の検出素子と、前記第1のロータの外周面に対向する第1の磁極部を備えた第1のヨークと、前記第1のロータの前記外周面に対向し前記第1の磁極部に対して電気角をずらした位置に配置された第2の磁極部を備えた第2のヨークと、通電されることで前記第1の磁極部を励磁する第1のコイルと、通電されることで前記第2の磁極部を励磁する第2のコイルと、を有する第1のモータと、
    周方向に複数に分割して異なる極に交互に多極着磁された第2のマグネットを備えた回転可能な第2のロータと、進角を有する位置に配置され前記第2のマグネットの回転位相を検出する第2の検出素子と、前記第2のロータの外周面に対向する第3の磁極部を備えた第3のヨークと、前記第2のロータの前記外周面に対向し前記第3の磁極部に対して電気角をずらした位置に配置された第4の磁極部を備えた第4のヨークと、通電されることで前記第3の磁極部を励磁する第3のコイルと、通電されることで前記第4の磁極部を励磁する第4のコイルと、を有する第2のモータと、
    前記第1のロータと前記第2のロータとの互いの回転位相がずれないように前記第1のロータと前記第2のロータとを連結する連結部と、
    前記第1のモータおよび前記第2のモータの各々の駆動を制御する制御手段と、を有し、
    前記第1のモータに対する前記第1の検出素子の進角である第1の進角値と、前記第1のモータに対する前記第2の検出素子の進角である第2の進角値と、は異なっており、
    前記制御手段は、前記第1のモータを駆動する際、前記第1の検出素子の出力信号を用いて前記第1のモータを駆動する第1のモードと、前記第2の検出素子の出力信号を用いて前記第1のモータを駆動する第2のモードとを切り換え可能であることを特徴とするモータユニット。
  2. 前記第1の進角値より前記第2の進角値の方が小さく、
    前記制御手段は、前記第1のモータの起動開始時には前記第2のモードで前記第1のモータを駆動し、前記第1のモータの起動後に前記第2のモードから前記第1のモードに切り換えることを特徴とする請求項1に記載のモータユニット。
  3. 前記制御手段は、前記第1のモータの起動後、前記第1のモータの回転数が所定回転数に達すると、前記第2のモードから前記第1のモードに切り換えることを特徴とする請求項2に記載のモータユニット。
  4. 前記制御手段は、前記第1のモータの起動開始から所定時間が経過すると、前記第2のモードから前記第1のモードに切り換えることを特徴とする請求項2に記載のモータユニット。
  5. 前記第2の進角値は0であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のモータユニット。
  6. 前記第1のモータは、進角を有する位置であって前記第1のロータの回転方向において前記第1の検出素子とは異なる位置に配置された第3の検出素子を有し、
    前記第2のモータに対する前記第2の検出素子の進角である第3の進角値と、前記第2のモータに対する前記第3の検出素子の進角である第4の進角値と、は異なっており、
    前記第1の検出素子は、前記第1のモータを第1の回転方向に駆動する際に用いられ、前記第3の検出素子は、前記第1のモータを前記第1の回転方向とは逆の第2の回転方向に駆動する際に用いられ、
    前記第2の検出素子は、前記第2のモータを前記第1の回転方向に駆動する際に用いられ、
    前記制御手段は、前記第2のモータを駆動する際、前記第2の検出素子の出力信号を用いて前記第2のモータを駆動する第3のモードと、前記第3の検出素子の出力信号を用いて前記第2のモータを駆動する第4のモードとを切り換え可能であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のモータユニット。
  7. 前記第3の進角値より前記第4の進角値の方が小さく、
    前記制御手段は、前記第1の回転方向への前記第2のモータの起動開始時には前記第4のモードで前記第2のモータを駆動し、前記第2のモータの起動後に前記第4のモードから前記第3のモードに切り換えることを特徴とする請求項6に記載のモータユニット。
  8. 前記第1の検出素子は、前記第1のコイルへの通電方向を切り換えるための検出素子と前記第2のコイルへの通電方向を切り換えるための検出素子とを含み、前記第2の検出素子は、前記第3のコイルへの通電方向を切り換えるための検出素子と前記第4のコイルへの通電方向を切り換えるための検出素子とを含むことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のモータユニット。
  9. 前記第1の磁極部に対して前記第2の磁極部は電気角で略90度ずれた位置に配置され、
    前記第3の磁極部に対して前記第4の磁極部は電気角で略90度ずれた位置に配置されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のモータユニット。
  10. 周方向に複数に分割して異なる極に交互に多極着磁された第1のマグネットを備えた回転可能な第1のロータと、進角を有する位置に配置され前記第1のマグネットの回転位相を検出する第1の検出素子と、前記第1のロータの外周面に対向する第1の磁極部を備えた第1のヨークと、前記第1のロータの前記外周面に対向し前記第1の磁極部に対して電気角をずらした位置に配置された第2の磁極部を備えた第2のヨークと、通電されることで前記第1の磁極部を励磁する第1のコイルと、通電されることで前記第2の磁極部を励磁する第2のコイルと、を有する第1のモータと、
    周方向に複数に分割して異なる極に交互に多極着磁された第2のマグネットを備えた回転可能な第2のロータと、進角を有する位置に配置され前記第2のマグネットの回転位相を検出する第2の検出素子と、前記第2のロータの外周面に対向する第3の磁極部を備えた第3のヨークと、前記第2のロータの前記外周面に対向し前記第3の磁極部に対して電気角をずらした位置に配置された第4の磁極部を備えた第4のヨークと、通電されることで前記第3の磁極部を励磁する第3のコイルと、通電されることで前記第4の磁極部を励磁する第4のコイルと、を有する第2のモータと、
    前記第1のロータと前記第2のロータとの互いの回転位相がずれないように前記第1のロータと前記第2のロータとを連結する連結部と、を有するモータユニットの駆動方法であって、
    前記第1のモータに対する前記第1の検出素子の進角である第1の進角値と、前記第1のモータに対する前記第2の検出素子の進角である第2の進角値と、は異なっており、
    前記第1のモータを駆動する際、前記第1の検出素子の出力信号を用いて前記第1のモータを駆動する第1のモードと、前記第2の検出素子の出力信号を用いて前記第1のモータを駆動する第2のモードとを切り換え可能であることを特徴とするモータユニットの駆動方法。
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