JP2020096408A - 電源制御装置 - Google Patents

電源制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020096408A
JP2020096408A JP2018230992A JP2018230992A JP2020096408A JP 2020096408 A JP2020096408 A JP 2020096408A JP 2018230992 A JP2018230992 A JP 2018230992A JP 2018230992 A JP2018230992 A JP 2018230992A JP 2020096408 A JP2020096408 A JP 2020096408A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load resistance
power supply
load
control device
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018230992A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7285065B2 (ja
Inventor
直史 赤穂
Naofumi Akaho
直史 赤穂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP2018230992A priority Critical patent/JP7285065B2/ja
Publication of JP2020096408A publication Critical patent/JP2020096408A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7285065B2 publication Critical patent/JP7285065B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B70/00Technologies for an efficient end-user side electric power management and consumption
    • Y02B70/10Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

【課題】スイッチング電源の音鳴りを防止する。【解決手段】電源制御装置200は、スイッチ出力段110を駆動することにより入力電圧INから所望の出力電圧OUTを生成して負荷Zに供給するスイッチング電源100の制御主体であって、負荷Zとは別にスイッチ出力段110に接続された負荷抵抗回路130と、軽負荷時には出力電圧OUTが目標値を下回らない範囲でスイッチ出力段110の駆動停止と駆動復帰を繰り返すとともにスイッチング周波数が下限値を下回らないように負荷抵抗回路130の負荷抵抗値を調整する制御回路140と、を有する。【選択図】図1

Description

本明細書中に開示されている発明は、電源制御装置に関する。
従来のスイッチング電源には、軽負荷時にスイッチングパルスを間引いてスイッチング損失を低減する動作モード(いわゆる軽負荷モード)を備えた機種が存在する。このような軽負荷モードでは、負荷電流に応じてスイッチング周波数が変動するので、負荷電流の量によっては、スイッチング周波数がヒトの可聴帯域(一般に20kHz以下)まで低下してしまい、入力コンデンサや出力コンデンサなどから耳障りな音(いわゆるスイッチング電源の音鳴り)を生じるおそれがあった。
なお、上記に関連する従来技術の一例としては、特許文献1を挙げることができる。
特開2015−177722号公報
スイッチング電源の音鳴りを防止する手法としては、例えば、音鳴り防止機能をオンした場合に、電源制御ICの内部に設けた負荷抵抗をスイッチ出力段に繋ぐことにより、定常的に負荷電流を増やしてスイッチング周波数を意図的に引き上げることが考えられる。しかし、このような従来手法では、負荷抵抗を繋ぐ必要のない場合(=負荷抵抗を繋がなくてもスイッチング周波数がヒトの可聴帯域に入らない場合)であっても、定常的に負荷電流が増大されるので、不必要に効率が低下してしまう。また、外付け素子の定数によって必要な負荷電流が変わるので、外付け素子の定数設定の自由度が損なわれる。
また、ヒステリシス制御方式のスイッチング電源では、音鳴り防止機能をオンした場合において、前回のスイッチングタイミングから一定時間が経過した時点でスイッチ出力段の下側トランジスタをオンし、出力コンデンサに蓄えられた電荷を強制的に放電することで、スイッチング周波数の低下を抑えることが考えられる。しかしながら、このような従来手法は、あくまでヒステリシス制御方式のスイッチング電源を適用対象とするものであり、軽負荷モードを備えた電圧モード制御方式ないし電流モード制御方式のスイッチング電源にそのまま適用することができなかった。
本明細書中に開示されている発明は、本願の発明者により見出された上記課題に鑑み、スイッチング電源の音鳴りを防止することのできる電源制御装置を提供することを主たる目的とする。
本明細書中に開示されている電源制御装置は、スイッチ出力段を駆動することにより入力電圧から所望の出力電圧を生成して負荷に供給するスイッチング電源の制御主体であって、前記負荷とは別に前記スイッチ出力段に接続された負荷抵抗回路と、軽負荷時には前記出力電圧が目標値を下回らない範囲で前記スイッチ出力段の駆動停止と駆動復帰を繰り返すとともにスイッチング周波数が下限値を下回らないように前記負荷抵抗回路の負荷抵抗値を調整する制御回路と、を有する構成(第1の構成)とされている。
なお、上記第1の構成から成る電源制御装置において、前記制御回路は、前記スイッチング周波数が前記下限値よりも低いときに前記負荷抵抗値を引き下げ、前記スイッチング周波数が前記下限値よりも高いときに前記負荷抵抗値を引き上げる構成(第2の構成)にするとよい。
また、上記第2の構成から成る電源制御装置において、前記制御回路は、前記スイッチ出力段に供給されるスイッチングパルスの間隔を測定して、現サイクルで前記スイッチングパルスの間隔が上限値よりも大きければ次サイクルで前記負荷抵抗値を引き下げ、現サイクルで前記スイッチングパルスの間隔が前記上限値よりも小さければ次サイクルで前記負荷抵抗値を引き上げる構成(第3の構成)にするとよい。
また、上記第3の構成から成る電源制御装置において、前記制御回路は、mビット(ただしm≧2)の負荷抵抗制御信号を用いて前記負荷抵抗値を調整する構成(第4の構成)にするとよい。
また、上記第4の構成から成る電源制御装置において、前記負荷抵抗回路は、前記スイッチ出力段に対してm列並列に接続されており、それぞれ、前記負荷抵抗制御信号の第1ビット〜第mビットそれぞれの論理値に応じてオン/オフされる第1列〜第m列のスイッチと、第1列〜第m列のスイッチと接地端との間に接続されており、それぞれ、2m−kR(ただしk=1、2、…、m)の抵抗値を持つ第1列〜第m列の抵抗と、を含む構成(第5の構成)にするとよい。
また、上記第4または第5の構成から成る電源制御装置において、前記制御回路は、前記負荷抵抗値を引き下げるときに前記負荷抵抗制御信号をx(ただしx≧1)インクリメントし、前記負荷抵抗値を引き上げるときに前記負荷抵抗制御信号を1デクリメントする構成(第6の構成)にするとよい。
また、上記第6の構成から成る電源制御装置において、前記制御回路は、前記スイッチ出力段の駆動復帰時にy発(ただし1<y≦x)の前記スイッチングパルスを出力する構成(第7の構成)にするとよい。
また、上記の第1〜第7いずれかの構成から成る電源制御装置において、前記制御回路は、記憶部に格納されたイネーブル信号に基づいて前記負荷抵抗値の調整動作を行うか否かを決定する構成(第8の構成)にするとよい。
また、上記第1〜第8いずれかの構成から成る電源制御装置は、半導体装置に集積化されている構成(第9の構成)にするとよい。
また、本明細書中に開示されているスイッチング電源は、上記第1〜第9いずれかの構成から成る電源制御装置を有する構成(第10の構成)とされている。
本明細書中に開示されている発明によれば、スイッチング電源の音鳴りを防止することのできる電源制御装置を提供することが可能となる。
スイッチング電源の第1実施形態を示す図 制御回路の一構成例を示す図 負荷抵抗回路の一構成例を示す図 負荷抵抗制御信号とスイッチ状態及び負荷抵抗値との関係を示す図 負荷抵抗制御信号と負荷抵抗値との関係を示す図 ロジック回路の一構成例を示す図 負荷抵抗調整動作の第1例を示す図 負荷抵抗調整動作の第2例を示す図 スイッチング電源の第2実施形態を示す図
<スイッチング電源(第1実施形態)>
図1は、スイッチング電源の第1実施形態を示す図である。本実施形態のスイッチング電源100は、入力電圧INから所望の出力電圧OUTを生成して負荷Zに供給するDC/DCコンバータであり、スイッチ出力段110と、帰還電圧生成回路120と、負荷抵抗回路130と、制御回路140と、を有する。
上記の構成要素は、スイッチ出力段110に含まれる一部の構成要素(本図ではインダクタ113とコンデンサ114及び115)を除き、スイッチング電源100の制御主体となる半導体装置200(いわゆる電源制御IC)に集積化するとよい。なお、半導体装置200には、上記以外にも任意の構成要素(各種保護回路など)を適宜組み込むことが可能である。
また、半導体装置200は、装置外部との電気的な接続を確立するための手段として、複数の外部端子T1〜T3を備えている。
スイッチ出力段110は、ハーフブリッジを形成するように接続された上側スイッチと下側スイッチをオン/オフすることによりインダクタ電流ILを駆動して入力電圧INから所望の出力電圧OUTを生成する降圧型のスイッチ出力段であり、出力トランジスタ111と、同期整流トランジスタ112と、インダクタ113と、コンデンサ114及び115を含む。
出力トランジスタ111は、スイッチ出力段110の上側スイッチとして機能するNMOSFET[N-channel type metal oxide semiconductor field effect transistor]である。半導体装置200の内部において、出力トランジスタ111のドレインは、外部端子T1(=入力電圧INの印加端)に接続されている。出力トランジスタ111のソースは、外部端子T2(=スイッチ電圧SWの印加端)に接続されている。出力トランジスタ111のゲートは、上側ゲート信号G1の印加端に接続されている。出力トランジスタ111は、上側ゲート信号G1がハイレベルであるときにオンし、上側ゲート信号G1がローレベルであるときにオフする。出力トランジスタ111としてNMOSFETを用いる場合、上側ゲート信号G1のハイレベルを入力電圧INよりも高い電圧値まで引き上げるためのブートストラップ回路やチャージポンプ回路(本図では不図示)が必要となる。
同期整流トランジスタ112は、スイッチ出力段110の下側スイッチとして機能するNMOSFETである。半導体装置200の内部において、同期整流トランジスタ112のドレインは、外部端子T2(=スイッチ電圧SWの印加端)に接続されている。同期整流トランジスタ112のソースは、接地端(=接地電圧GNDの印加端)に接続されている。同期整流トランジスタ112のゲートは、下側ゲート信号G2の印加端に接続されている。同期整流トランジスタ112は、下側ゲート信号G2がハイレベルであるときにオンし、下側ゲート信号G2がローレベルであるときにオフする。
インダクタ113とコンデンサ114及び115は、半導体装置200に外付けされるディスクリート部品である。コンデンサ114の第1端は、半導体装置200の外部端子T1に接続されている。コンデンサ114の第2端は、接地端に接続されている。インダクタ113の第1端は、半導体装置200の外部端子T2に接続されている。インダクタ113の第2端とコンデンサ115の第1端は、出力電圧OUTの印加端と半導体装置200の外部端子T3に接続されている。コンデンサ115の第2端は、接地端に接続されている。なお、コンデンサ114は、入力電圧INを平滑するための入力コンデンサとして機能する。また、インダクタ113とコンデンサ115は、スイッチ電圧SWを整流及び平滑して出力電圧OUTを生成するLCフィルタとして機能する。
出力トランジスタ111と同期整流トランジスタ112は、基本的に、上側ゲート信号G1と下側ゲート信号G2に応じて相補的にオン/オフされる。このようなオン/オフ動作により、インダクタ113の第1端には、入力電圧INと接地電圧GNDとの間でパルス駆動される矩形波状のスイッチ電圧SWが生成される。上記した「相補的」という文言は、出力トランジスタ111と同期整流トランジスタ112のオン/オフ状態が完全に逆転している場合だけでなく、両トランジスタの同時オフ期間(デッドタイム)が設けられている場合も含むものとして理解すべきである。また、軽負荷時には、出力トランジスタ111と同期整流トランジスタ112がいずれもオフされてスイッチ出力段110の駆動が一時的に停止され得る(詳細は後述)。
なお、スイッチ出力段110の出力形式については、上記の降圧型に限らず、昇圧型、昇降圧型、並びに、反転型のいずれであっても構わない。また、スイッチ出力段110の整流方式についても、上記の同期整流方式に限らず、下側スイッチとして整流ダイオードを用いたダイオード整流方式を採用してもよい。
また、出力トランジスタ111をPMOSFETに置換することもできる。その場合には、先述のブートストラップ回路やチャージポンプ回路が不要となる。
また、出力トランジスタ111及び同期整流トランジスタ112を半導体装置200に外付けすることも可能である。その場合には、外部端子T2に代えて、上側ゲート信号G1と下側ゲート信号G2をそれぞれ装置外部に出力するための外部端子が必要となる。
また、スイッチ出力段110に高電圧が印加される場合には、出力トランジスタ111や同期整流トランジスタ112として、パワーMOSFET、IGBT[insulated gate bipolar transistor]、及び、SiCトランジスタなどの高耐圧素子を用いるとよい。
帰還電圧生成回路120は、外部端子T3(=出力電圧OUTの印加端)と接地端との間に直列接続された抵抗121及び122を含み、両抵抗間の接続ノードから出力電圧OUTに応じた帰還電圧FB(=出力電圧OUTの分圧電圧)を出力する。
なお、出力電圧OUTが制御回路140の入力ダイナミックレンジに収まっている場合には、帰還電圧生成回路120を省略し、出力電圧OUTそのものを帰還電圧FBとして制御回路140に直接入力してもよい。
負荷抵抗回路130は、静音軽負荷モード(QLLM[quiet light load mode]、詳細は後述)を実現するために導入された回路ブロックであり、負荷Zとは別にスイッチ出力段110に接続されている。具体的に述べると、負荷抵抗回路130は、半導体装置200の内部において、外部端子T3と接地端との間に接続されている。負荷抵抗回路130の負荷抵抗値Rtotalは、mビット(ただしm≧2)の負荷抵抗制御信号QLLMに応じて調整される。負荷抵抗値Rtotalが小さいほどコンデンサ115の放電電流IDが大きくなるので、出力電圧OUTの低下が急峻となる。逆に、負荷抵抗値Rtotalが大きいほど放電電流IDが小さくなるので、出力電圧OUTの低下が緩慢となる。
制御回路140は、基本的な出力帰還制御として、帰還電圧FBが所定の目標値(後出の基準電圧REF)と一致するように、上側ゲート信号G1及び下側ゲート信号G2のパルス幅変調制御(PWM[pulse width modulation]制御)を行う。
また、制御回路140は、軽負荷時には出力電圧OUTが目標値を下回らない範囲で、スイッチ出力段110の駆動停止と駆動復帰を繰り返すことにより、スイッチング損失を低減する軽負荷モード(PFM[pulse frequency modulation]モード)も備えている。
さらに、制御回路140は、先述の静音軽負荷モードを実現するために、軽負荷モードでもスイッチング周波数Fswが下限値FswL(=スイッチング電源100の音鳴りを生じない周波数であり、例えば、ヒトの可聴帯域よりも高い21〜25kHz程度)を下回らないように、負荷抵抗制御信号QLLMを用いて負荷抵抗回路130の負荷抵抗値Rtotalを動的に調整する機能を備えている(詳細は後述)。
<制御回路>
図2は、制御回路140の一構成例を示す図である。本構成例の制御回路140は、基準電圧生成回路141と、エラーアンプ142と、ランプ信号生成回路143と、オシレータ144と、コンパレータ145と、ロジック回路146と、駆動回路147を含む。
基準電圧生成回路141は、出力電圧OUTの目標値を設定するための基準電圧REFを生成する。なお、基準電圧生成回路141としては、デジタルの基準電圧設定信号をアナログの基準電圧REFに変換するDAC[digital-to-analog converter]を用いるとよい。このような構成であれば、上記の基準電圧設定信号を用いて、起動時のソフトスタート動作を実現したり、出力電圧OUTを調整したりすることが可能となる。
エラーアンプ142は、反転入力端(−)に印加される帰還電圧FBと、非反転入力端(+)に印加される基準電圧REFとの差分に応じた誤差信号ERRを生成する。誤差信号ERRは、帰還電圧FBが基準電圧REFよりも低いときに上昇し、帰還電圧FBが基準電圧REFよりも高いときに低下する。
ランプ信号生成回路143は、出力トランジスタ111のオン期間Tonに上昇する三角波状、鋸波状、若しくは、n次スロープ波状(例えばn=2)のランプ信号RAMPを生成する。なお、ランプ信号RAMPは、例えば、出力トランジスタ111のオンタイミングでゼロ値から上昇を開始し、出力トランジスタ111のオフタイミングでゼロ値にリセットされる。また、インダクタ電流ILに応じた電流センス信号をランプ信号RAMPに足し合わせることにより、電流モード制御方式の出力帰還制御を行うこともできる。
オシレータ144は、所定周波数でパルス駆動されるオン信号ON(=クロック信号)を生成する。
コンパレータ145は、非反転入力端(+)に印加される誤差信号ERRと、反転入力端(−)に印加されるランプ信号RAMPを比較してオフ信号OFFを生成する。なお、オフ信号OFFは、ランプ信号RAMPが誤差信号ERRよりも低いときにハイレベルとなり、ランプ信号RAMPが誤差信号ERRよりも高いときにローレベルとなる。すなわち、オフ信号OFFのパルス生成タイミングは、誤差信号ERRが高いほど遅くなり、誤差信号ERRが低いほど早くなる。
ロジック回路146は、基本的に、オン信号ONとオフ信号OFFに応じて上側制御信号S1と下側制御信号S2を生成する。より具体的に述べると、ロジック回路146は、オン信号ONにパルスが生成されたときに、上側制御信号S1をハイレベルに立ち上げて下側制御信号S2をローレベルに立ち下げる。その結果、出力トランジスタ111がオンして同期整流トランジスタ112がオフするので、スイッチ電圧SWがハイレベル(≒VIN)に立ち上がる。一方、ロジック回路146は、オフ信号OFFにパルスが生成されたときに、上側制御信号S1をローレベルに立ち下げて、下側制御信号S2をハイレベルに立ち上げる。その結果、出力トランジスタ111がオフして同期整流トランジスタ112がオンするので、スイッチ電圧SWがローレベル(≒GND)に立ち下がる。
従って、出力トランジスタ111のオン期間Ton(=スイッチ電圧SWのハイレベル期間)は、オフ信号OFFのパルス生成タイミングが遅いほど長くなり、オフ信号OFFのパルス生成タイミングが早いほど短くなるようにPWM制御される。すなわち、出力トランジスタ111のオンデューティD(=一周期に占めるオン期間Tonの割合)は、誤差信号ERRが高いほど大きくなり、誤差信号ERRが低いほど小さくなる。
また、ロジック回路146は、先述の軽負荷モード(PFMモード)において、スイッチ出力段110の駆動停止と駆動復帰を繰り返す際に、スイッチング周波数Fswが下限値FswL(例えば21〜25kHz)を下回らないように、負荷抵抗制御信号QLLMを生成する機能を備えている。
より具体的に述べると、ロジック回路146は、スイッチング周波数Fswが下限値FswLよりも低いときに負荷抵抗値Rtotalを引き下げ、スイッチング周波数Fswが下限値FswLよりも高いときに負荷抵抗値Rtotalを引き上げるように、負荷抵抗制御信号QLLMのデジタル信号値を決定する(詳細は後述)。
駆動回路147は、上側制御信号S1の入力を受け付けて上側ゲート信号G1を生成する上側ドライバ147aと、下側制御信号S2の入力を受け付けて下側ゲート信号G2を生成する下側ドライバ147bを含む。なお、上側ドライバ147a及び下側ドライバ147bとしては、それぞれ、バッファやインバータを用いることができる。
<負荷抵抗回路>
図3は、負荷抵抗回路130の一構成例を示す図である。本図の負荷回路130は、スイッチ131(1)〜131(m)と、抵抗132(1)〜132(m)を含む。
スイッチ131(1)〜131(m)それぞれの第1端は、いずれも、外部端子T3に接続されている。スイッチ131(1)〜131(m)それぞれの第2端は、それぞれ、抵抗132(1)〜132(m)それぞれの第1端に接続されている。抵抗132(1)〜132(m)それぞれの第2端は、いずれも、接地端に接続されている。
なお、スイッチ131(1)〜131(m)は、外部端子T3(延いてはスイッチ出力段110の出力端)に対してm列並列に接続されており、それぞれ、負荷抵抗制御信号QLLMの第1ビット(LSB[least significant bit])〜第mビット(MSB[most significant bit])それぞれの論理値に応じてオン/オフされる第1列〜第m列のスイッチに相当する。
また、抵抗132(1)〜132(m)は、スイッチ131(1)〜131(m)と接地端との間に接続されており、それぞれ、2m−kR(ただしk=1、2、…、m)の抵抗値を持つ第1列〜第m列の抵抗に相当する。例えば、4ビットの負荷抵抗制御信号QLLM[3:0]に対応して、抵抗132(1)〜132(4)を設ける場合、それぞれの抵抗値としては、8R(=24−1R)、4R(=24−2R)、2R(=24−3R)、及び、R(24−4R)に設定すればよい。
図4は、負荷抵抗制御信号QLLM[3:0]のデジタル信号値(0d〜15d)と、スイッチ131(1)〜(4)それぞれのオン/オフ状態及び負荷抵抗値Rtotalとの関係を示す図である。
QLLM=0d(0000b)である場合、スイッチ131(1)〜131(4)がいずれもオフする。従って、外部端子T3と接地端との間が遮断される。その結果、Rtotal=∞となる。
QLLM=1d(0001b)である場合、スイッチ131(1)がオンして、スイッチ131(2)、131(3)及び131(4)がいずれもオフする。従って、外部端子T3と接地端との間には、抵抗132(1)だけが接続される。その結果、Rtotal=8Rとなる。
QLLM=2d(0010b)である場合、スイッチ131(2)がオンして、スイッチ131(1)、131(3)及び131(4)がいずれもオフする。従って、外部端子T3と接地端との間には、抵抗132(2)だけが接続される。その結果、Rtotal=4Rとなる。
QLLM=3d(0011b)である場合、スイッチ131(1)及び131(2)がオンして、スイッチ131(3)及び131(4)がオフする。従って、外部端子T3と接地端との間には、抵抗132(1)及び132(2)が並列接続される。その結果、Rtotal=8R/3(≒2.7R)となる。
QLLM=4d(0100b)である場合、スイッチ131(3)がオンして、スイッチ131(1)、131(2)及び131(4)がいずれもオフする。従って、外部端子T3と接地端との間には、抵抗132(3)だけが接続される。その結果、Rtotal=2Rとなる。
QLLM=5d(0101b)である場合、スイッチ131(1)及び131(3)がオンして、スイッチ131(2)及び131(4)がオフする。従って、外部端子T3と接地端との間には、抵抗132(1)及び132(3)が並列接続される。その結果、Rtotal=8R/5(≒1.6R)となる。
QLLM=6d(0110b)である場合、スイッチ131(2)及び131(3)がオンして、スイッチ131(1)及び131(4)がオフする。従って、外部端子T3と接地端との間には、抵抗132(2)及び132(3)が並列接続される。その結果、Rtotal=4R/3(≒1.3R)となる。
QLLM=7d(0111b)である場合、スイッチ131(1)、131(2)及び131(3)がオンして、スイッチ131(4)がオフする。従って、外部端子T3と接地端との間には、抵抗132(1)、132(2)及び132(3)が並列接続される。その結果、Rtotal=8R/7(≒1.1R)となる。
QLLM=8d(1000b)である場合、スイッチ131(4)がオンして、スイッチ131(1)、131(2)及び131(3)がいずれもオフする。従って、外部端子T3と接地端との間には、抵抗132(4)だけが接続される。その結果、Rtotal=Rとなる。
QLLM=9d(1001b)である場合、スイッチ131(1)及び131(4)がオンして、スイッチ131(2)及び131(3)がオフする。従って、外部端子T3と接地端との間には、抵抗132(1)及び132(4)が並列接続される。その結果、Rtotal=8R/9(≒0.9R)となる。
QLLM=10d(1010b)である場合、スイッチ131(2)及び131(4)がオンして、スイッチ131(1)及び131(3)がオフする。従って、外部端子T3と接地端との間には、抵抗132(2)及び132(4)が並列接続される。その結果、Rtotal=4R/5(≒0.8R)となる。
QLLM=11d(1011b)である場合、スイッチ131(1)、131(2)及び131(4)がオンして、スイッチ131(3)がオフする。従って、外部端子T3と接地端との間には、抵抗132(1)、132(2)、及び、132(4)が並列接続される。その結果、Rtotal=8R/11(≒0.7R)となる。
QLLM=12d(1100b)である場合、スイッチ131(3)及び131(4)がオンして、スイッチ131(1)及び131(2)がオフする。従って、外部端子T3と接地端との間には、抵抗132(3)及び132(4)が並列接続される。その結果、Rtotal=2R/3(≒0.67R)となる。
QLLM=13d(1101b)である場合、スイッチ131(1)、131(3)及び131(4)がオンして、スイッチ131(2)がオフする。従って、外部端子T3と接地端との間には、抵抗132(1)、132(3)、及び、132(4)が並列接続される。その結果、Rtotal=8R/13(≒0.61R)となる。
QLLM=14d(1110b)である場合、スイッチ131(2)、131(3)及び131(4)がオンして、スイッチ131(1)がオフする。従って、外部端子T3と接地端との間には、抵抗132(2)、132(3)、及び、132(4)が並列接続される。その結果、Rtotal=4R/7(≒0.57R)となる。
QLLM=15d(1111b)である場合、スイッチ131(1)〜131(4)がオンする。従って、外部端子T3と接地端との間には、抵抗132(1)〜132(4)が並列接続される。その結果、Rtotal=8R/15(≒0.53R)となる。
図5は、負荷抵抗制御信号QLLM[3:0]のデジタル信号値(0d〜15d)と負荷抵抗値Rtotalとの関係を示す図である。本図で示すように、負荷抵抗値Rtotalは、負荷抵抗制御信号QLLMのデジタル信号値と反比例の関係にある(Rtotal=8R/QLLM)。すなわち、負荷抵抗制御信号QLLMをインクリメントすると負荷抵抗値Rtotalが小さくなり、逆に、負荷抵抗制御信号QLLMをデクリメントすると負荷抵抗値Rtotalが大きくなる。
<ロジック回路>
図6は、ロジック回路146の一構成例を示す図である。本構成例のロジック回路146は、パルス生成部146aと、カウンタ146bと、負荷抵抗調整部146cを含む。
パルス生成部146aは、基本的に、オン信号ONとオフ信号OFFに応じて上側制御信号S1と下側制御信号S2を生成することにより、出力トランジスタ111と同期整流トランジスタ112を相補的にオン/オフする。
ただし、スイッチング電源100が軽負荷モードに移行すると、パルス生成部146aは、上側制御信号S1と下側制御信号S2をいずれもローレベルとする場合がある。この場合、出力トランジスタ111と同期整流トランジスタ112の双方がオフされるので、スイッチ出力段110が駆動停止状態(=外部端子T2がハイインピーダンスとされた状態)となる。
なお、軽負荷モードへの移行については、例えば、出力電圧OUTが目標値よりも高くなり、帰還電圧FBが軽負荷移行電圧(=α×VREF、ただしα>1)を上回ったときに、通常モード(PWMモード)から軽負荷モード(PFMモード)に移行するとよい。
また、軽負荷モードからの復帰については、例えば、出力電圧OUTが目標値の近傍まで低下し、帰還電圧FBが軽負荷解除電圧(=β×VREF、ただし1<β<α)を下回ったときに、軽負荷モードから通常モードに復帰するとよい。
もちろん、軽負荷モードの移行/復帰条件は、何ら上記に限定されるものではなく、例えば、誤差信号ERRがランプ信号RAMPのDCオフセット値を下回っているか否かを検出してもよいし、或いは、オフ信号OFFが所定期間に亘ってローレベルに固定されているか否かを検出してもよい。
カウンタ146bは、上側制御信号S1(=スイッチ出力段110に供給されるスイッチングパルスに相当)のパルス間隔を測定し、その測定結果をカウント出力値CNTOとして出力する。具体的に述べると、カウント出力値CNTOは、ロジッククロック信号CLKのパルスでインクリメントされ、上側制御信号S1のパルスでリセットされる。
負荷抵抗調整部146cは、上側制御信号S1のパルス生成毎にカウント出力値CNTOと所定の閾値THとを比較し、その結果に応じて負荷抵抗制御信号QLLMのデジタル信号値を決定する。
より具体的に述べると、負荷抵抗調整部146cは、CNTO>THであれば、負荷抵抗値Rtotalを引き下げるように、負荷抵抗制御信号QLLMをインクリメントし、逆に、CNTO<THであれば、負荷抵抗値Rtotalを引き上げるように、負荷抵抗制御信号QLLMをデクリメントする(詳細は後述)。
また、ロジック回路146(特にカウンタ146b及び負荷抵抗調整部146c)は、記憶部150に格納されたイネーブル信号EN(=静音軽負荷モードの有効/無効を切り替えるためのフラグ信号)に基づいて、軽負荷時に負荷抵抗値Rtotalの調整動作を行うか否かを決定する。
静音軽負荷モードを有効とする場合(例えばEN=H)には、ロジッククロック信号CLKが生成され、カウンタ146bによるスイッチングパルス間隔の測定、並びに、負荷抵抗調整部146cによる負荷抵抗制御信号QLLMの生成が行われる。
一方、静音軽負荷モードを無効とする場合(例えばEN=L)には、ロジッククロック信号CLKの生成が停止され、カウンタ146b及び負荷抵抗調整部146cへの電力供給が遮断される。このとき、負荷抵抗制御信号QLLMのデジタル信号値は0dとなり、負荷抵抗回路130は、スイッチ出力段110から切り離される。
このような構成とすることにより、静音化と効率向上のいずれを優先するかに応じて、静音軽負荷モードの有効/無効を切り替えることが可能となる。
なお、先出の記憶部150としては、例えば、OTPROM[one time programmable ROM]などの不揮発性メモリを用いることが望ましい。
<負荷抵抗調整動作>
図7は、静音軽負荷モードにおける負荷抵抗調整動作の第1例を示す図であり、上から順番に、出力電圧OUT、上側制御信号S1、カウント出力値CNTO、負荷抵抗制御信号QLLM[7:0]、及び、負荷抵抗値Rtotalが描写されている。
静音軽負荷モードが有効とされている場合には、通常の軽負荷モード(PFMモード)と同じく、出力電圧OUTが目標値を下回らない範囲でスイッチ出力段110の駆動停止と駆動復帰が繰り返される一方、スイッチング周波数Fswが所定の下限値FswL(例えば21〜25kHz)を下回らないように、負荷抵抗制御信号QLLMを用いた負荷抵抗Rtotalの調整動作が行われる。以下では、本図に即して具体的に説明する。
時刻t1では、出力電圧OUTが所定の下限値OUTL(>目標値)まで低下したことに伴い、上側制御信号S1にパルスが生成されている。その結果、出力電圧OUTは、一旦上昇した後、スイッチ出力段110の駆動停止により再び低下に転じる。なお、この時点では、QLLM=0dであり、Rtotal=∞であることから、出力電圧OUTは、負荷Zに流れる負荷電流に応じた傾きで緩やかに低下していく。また、カウント出力値CNTOは、上側制御信号S1のパルスでゼロ値にリセットされた後、ロジッククロック信号CLKのパルスでインクリメントされていく。
その後、時刻t2では、出力電圧OUTが下限値OUTLまで再低下したことに伴い、上側制御信号S1にパルスが生成されている。このとき、リセット直前のカウント出力値CNTOが閾値THを超えている。これは、上側制御信号S1のパルス間隔Tが上限値Tmax(=1/Fsw、例えば40〜48μs)よりも大きいこと、延いては、スイッチング周波数Fswが下限値FswLよりも低いことと等価である。この比較結果を受けて負荷抵抗制御信号QLLMがx(ただしx≧1であり、例えばx=5)だけインクリメントされる。従って、QLLM=5dとなり、Rtotal=128R/5となる。
このように、現サイクル(=時刻t1〜t2)で上側制御信号S1のパルス間隔Tが上限値Tmaxよりも大きければ、次サイクル(=時刻t2〜t3)で負荷抵抗値Rtotalが引き下げられる。その結果、出力電圧OUTの低下が現サイクルよりも急峻となるので、次サイクルのスイッチング周波数Fswを引き上げることができる。
その後、時刻t3では、未だCNTO>THであることから、QLLMがさらに5インクリメントされる。その結果、QLLM=10dとなり、Rtotal=128R/10となるので、出力電圧OUTの低下がさらに急峻となる。
一方、時刻t4では、リセット直前のカウント出力値CNTOが閾値THを超えていない。これは、上側制御信号S1のパルス間隔Tが上限値Tmaxよりも小さいこと、延いては、スイッチング周波数Fswが下限値FswLよりも高いことと等価である。この比較結果を受けて、負荷抵抗制御信号QLLMが1デクリメントされる。従って、QLLM=9dとなり、Rtotal=128R/9となる。
このように、現サイクル(=時刻t3〜t4)で上側制御信号S1のパルス間隔Tが上限値Tmaxよりも小さければ、次サイクル(=時刻t4〜t5)で負荷抵抗値Rtotalが引き上げられる。その結果、出力電圧OUTの低下が現サイクルよりも緩慢となるので、次サイクルのスイッチング周波数Fswを引き下げることができる。
時刻t5以降も、上記と同様の負荷抵抗調整動作を行うことにより、軽負荷モード(PFMモード)におけるスイッチング損失の低減効果をできる限り損なうことなく、スイッチング周波数Fswの低下を適切に抑制して、スイッチング電源100の音鳴りを防止することがが可能となる。
なお、本図では、負荷抵抗制御信号QLLMのインクリメント量を+5とし、デクリメント量を−1とした例を挙げたが、その理由については、以下の第2動作例(図8)を参照しながら詳細に説明する。
図8は、静音軽負荷モードにおける負荷抵抗調整動作の第2例を示す図であり、上から順番に、出力電圧OUT、上側制御信号S1、負荷抵抗制御信号QLLM[7:0]、及び、負荷抵抗値Rtotalが描写されている。
本図の動作例では、出力電圧OUTが下限値OUTLまで低下してスイッチ出力段110の駆動が復帰される際、上側制御信号S1にy発(ただし、1<y≦x、例えばy=x=5)のパルスが連続して生成されている(時刻t11〜t12、若しくは、時刻t13〜t14を参照)。
従って、上側制御信号S1に1発目のパルスが生成されたタイミングで、T>Tmaxという判定がなされていた場合、その結果を受けて負荷抵抗制御信号QLLMがxインクリメントされるが、その後、短いパルス間隔(T<Tmax)でさらに2発目〜y発目のパルスが生成されると、負荷抵抗制御信号QLLMが(y−1)デクリメントされることになる。その結果、最終的には、QLLM=(x−(y−1))dとなる。
ここで、仮にx<yであると、負荷抵抗制御信号QLLMをxインクリメントしても、上側制御信号S1の連続パルスにより、常にゼロ値(0d)に戻されるので、負荷抵抗値Rtotalを引き下げて出力電圧OUTの低下を促すことが不可能となってしまう。
一方、x≧yであれば、上側制御信号S1にy発の連続パルスが生成されても、負荷抵抗制御信号QLLMを確実にインクリメントすることができる。従って、負荷抵抗値Rtotalを引き下げて出力電圧OUTの低下を促すことが可能となり、延いては、スイッチング周波数Fswの低下を抑えて、スイッチング電源100の音鳴りを防止することが可能となる。
なお、負荷抵抗制御信号QLLMのインクリメント量xについては、x=+5に限定されるものではなく、先出の記憶部150を用いて任意の値xに調節可能としておくことが望ましい。例えば、スイッチング電源100でスキップモード(y=1)が採用されている場合には、x=+1に設定すればよい。一方、負荷抵抗制御信号QLLMのデクリメント量については、常に−1に固定しておけば足りる。
<スイッチング電源(第2実施形態)>
図9は、スイッチング電源の第2実施形態を示す図である。本実施形態のスイッチング電源100は、第1実施形態(図1)をベースとしつつ幾つかの変更が加えられている。
まず、第1の変更点として、帰還電圧生成回路120が半導体装置200に外付けされている。この変更に伴い、出力電圧OUTの入力を受け付ける外部端子T3が廃止され、帰還電圧FBの入力を受け付ける外部端子T4が新たに設けられている。
次に、第2の変更点として、外部端子T3の廃止に伴い、負荷抵抗回路130が外部端子T2(=スイッチ電圧SWの印加端)と接地端との間に設けられている。このような接続位置の変更により、第1実施形態(図1)と同様の効果を享受することが可能となる。
<その他の変形例>
なお、本明細書中に開示されている種々の技術的特徴は、上記実施形態のほか、その技術的創作の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。例えば、バイポーラトランジスタとMOS電界効果トランジスタとの相互置換や、各種信号の論理レベル反転は任意である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
本明細書中に開示されている電源制御装置は、種々のアプリケーションに搭載されるスイッチング電源の制御主体として利用することが可能である。
100 スイッチング電源
110 スイッチ出力段
111 出力トランジスタ
112 同期整流トランジスタ
113 インダクタ
114、115 コンデンサ
120 帰還電圧生成回路
130 負荷抵抗回路
131(1)〜131(m) スイッチ
132(1)〜132(m) 抵抗
140 制御回路
141 基準電圧生成回路
142 エラーアンプ
143 ランプ信号生成回路
144 オシレータ
145 コンパレータ
146 ロジック回路
146a パルス生成部
146b カウンタ
146c 負荷抵抗調整部
147 駆動回路
147a 上側ドライバ
147b 下側ドライバ
150 記憶部
200 半導体装置(電源制御IC)
T1、T2、T3、T4 外部端子
Z 負荷

Claims (10)

  1. スイッチ出力段を駆動することにより入力電圧から所望の出力電圧を生成して負荷に供給するスイッチング電源の制御主体となる電源制御装置であって、
    前記負荷とは別に前記スイッチ出力段に接続された負荷抵抗回路と、
    軽負荷時には前記出力電圧が目標値を下回らない範囲で前記スイッチ出力段の駆動停止と駆動復帰を繰り返すとともにスイッチング周波数が下限値を下回らないように前記負荷抵抗回路の負荷抵抗値を調整する制御回路と、
    を有することを特徴とする電源制御装置。
  2. 前記制御回路は、前記スイッチング周波数が前記下限値よりも低いときに前記負荷抵抗値を引き下げ、前記スイッチング周波数が前記下限値よりも高いときに前記負荷抵抗値を引き上げることを特徴とする請求項1に記載の電源制御装置。
  3. 前記制御回路は、前記スイッチ出力段に供給されるスイッチングパルスの間隔を測定して、現サイクルで前記スイッチングパルスの間隔が上限値よりも大きければ次サイクルで前記負荷抵抗値を引き下げ、現サイクルで前記スイッチングパルスの間隔が前記上限値よりも小さければ次サイクルで前記負荷抵抗値を引き上げることを特徴とする請求項2に記載の電源制御装置。
  4. 前記制御回路は、mビット(ただしm≧2)の負荷抵抗制御信号を用いて前記負荷抵抗値を調整することを特徴とする請求項3に記載の電源制御装置。
  5. 前記負荷抵抗回路は、
    前記スイッチ出力段に対してm列並列に接続されており、それぞれ、前記負荷抵抗制御信号の第1ビット〜第mビットそれぞれの論理値に応じてオン/オフされる第1列〜第m列のスイッチと、
    第1列〜第m列のスイッチと接地端との間に接続されており、それぞれ、2m−kR(ただしk=1、2、…、m)の抵抗値を持つ第1列〜第m列の抵抗と、
    を含むことを特徴とする請求項4に記載の電源制御装置。
  6. 前記制御回路は、前記負荷抵抗値を引き下げるときに前記負荷抵抗制御信号をx(ただしx≧1)インクリメントし、前記負荷抵抗値を引き上げるときに前記負荷抵抗制御信号を1デクリメントすることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の電源制御装置。
  7. 前記制御回路は、前記スイッチ出力段の駆動復帰時にy発(ただし1<y≦x)の前記スイッチングパルスを出力することを特徴とする請求項6に記載の電源制御装置。
  8. 前記制御回路は、記憶部に格納されたイネーブル信号に基づいて前記負荷抵抗値の調整動作を行うか否かを決定することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の電源制御装置。
  9. 半導体装置に集積化されていることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の電源制御装置。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載の電源制御装置を有するスイッチング電源。
JP2018230992A 2018-12-10 2018-12-10 電源制御装置 Active JP7285065B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018230992A JP7285065B2 (ja) 2018-12-10 2018-12-10 電源制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018230992A JP7285065B2 (ja) 2018-12-10 2018-12-10 電源制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020096408A true JP2020096408A (ja) 2020-06-18
JP7285065B2 JP7285065B2 (ja) 2023-06-01

Family

ID=71085163

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018230992A Active JP7285065B2 (ja) 2018-12-10 2018-12-10 電源制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7285065B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20040116096A1 (en) * 2002-12-10 2004-06-17 Irf Semiconductor, Inc. Radio frequency receiver architecture with tracking image-reject polyphase filtering
US20070152763A1 (en) * 2005-12-30 2007-07-05 Mozhgan Mansuri Voltage controlled oscillator
JP2009218871A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Ricoh Co Ltd 電圧制御発振器
JP2011114977A (ja) * 2009-11-27 2011-06-09 Fujitsu Semiconductor Ltd スイッチング電源の制御回路、電子機器、及びスイッチング電源の制御方法
CN102163961A (zh) * 2010-12-08 2011-08-24 中国人民解放军第二炮兵计量站 二进制电阻负载装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20040116096A1 (en) * 2002-12-10 2004-06-17 Irf Semiconductor, Inc. Radio frequency receiver architecture with tracking image-reject polyphase filtering
US20070152763A1 (en) * 2005-12-30 2007-07-05 Mozhgan Mansuri Voltage controlled oscillator
JP2009218871A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Ricoh Co Ltd 電圧制御発振器
JP2011114977A (ja) * 2009-11-27 2011-06-09 Fujitsu Semiconductor Ltd スイッチング電源の制御回路、電子機器、及びスイッチング電源の制御方法
CN102163961A (zh) * 2010-12-08 2011-08-24 中国人民解放军第二炮兵计量站 二进制电阻负载装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP7285065B2 (ja) 2023-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4857888B2 (ja) 多出力型dc/dcコンバータ
JP4997891B2 (ja) Dc−dcコンバータ及びdc−dcコンバータの制御方法
JP4810283B2 (ja) スイッチング制御回路
JP5304281B2 (ja) Dc−dcコンバータおよびスイッチング制御回路
JP2005045993A (ja) Pwmスイッチングレギュレータ制御回路
JP4853003B2 (ja) ソフトスタート回路及びこれを用いたスイッチング電源
JP2008131746A (ja) 昇降圧型スイッチングレギュレータ
US8058860B2 (en) Single pin multi-VID bit interface circuit for dynamic voltage change of a DC/DC converter
US20060139074A1 (en) Charge pump DC / DC converter
JP5366032B2 (ja) ランプ信号生成回路及びランプ信号調整回路
JP6812133B2 (ja) 自動調整発振器及びそれを用いたスイッチング電源
JP4487649B2 (ja) 昇降圧型dc−dcコンバータの制御装置
JP4784155B2 (ja) Dc−dcコンバータ
JP5160210B2 (ja) Dc−dcコンバータ駆動回路
US7474544B2 (en) Initial voltage establishing circuit for a switching voltage converter
JP2009225642A (ja) 電源装置および半導体集積回路装置
JP7285065B2 (ja) 電源制御装置
JP2006191705A (ja) 多出力電源装置
US6731099B2 (en) DC-DC converter with control circuit capable of generating step-up and step-down signals
JP6710104B2 (ja) 電源装置および電源制御方法
JP5398422B2 (ja) スイッチング電源装置
TW201943192A (zh) 電壓轉換裝置
JP7385446B2 (ja) 電源制御装置
JP4233037B2 (ja) スイッチングレギュレータ
JP2008067531A (ja) スイッチング制御回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221018

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221202

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230322

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230407

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20230407

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20230417

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20230418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230516

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230522

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7285065

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150