JP2020095127A - 車両用表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の車体の開口部において表示を行い、車両全体としての表示面積の低減を抑制した車両用表示装置を提供する。【解決手段】車体10に開口部10aが設けられた車両において、開口部10aに空中画像を表示する空中表示手段4を備える。空中表示手段4は、開口部10aに水粒子等の微粒子のスクリーン45を形成するスクリーン形成手段43と、形成されたスクリーン45に画像を投影して空中画像を形成する投影手段42を備える。【選択図】 図3

Description

本発明は自動車等の車両に設けられる車両用表示装置に関するものである。
車両、例えば自動車を利用して広告、宣伝を行うために、あるいは自動車の走行安全性を確保するために、自動車の車体に図柄や文字等の画像を表示する車両用表示装置が提案されている。例えば、特許文献1には、自動車のサイドミラーやリアランプにプロジェクタ(投影器)を内装し、自動車の車体パネルの外表面に画像を投影表示する技術が提案されている。また、特許文献2には、自動車の車体パネルやウインド(窓)に透過型有機ELディスプレイからなる表示パネルを配設し、この表示パネルに画像を表示する技術が提案されている。
特開2015−148678号公報 特開2016−65938号公報
近年提案されている自動運転制御の自動車(以下、自動運転車と称する)では、車体に通常設けられるウインドや照明装置を省略することが考えられるため、車体パネルやウインド、さらにはドアを含む車体外表面に表示装置、例えば表示パネルを配設することが可能となる。これにより、自動運転車の車体外表面のほぼ全面を表示面として構成した車両用表示装置を実現することができる。
このように車体の外表面を表示面とする構成の表示装置では、ウインドやドアを開けたときに車体に生じる開口部において表示を行うことができなくなる。特に、車両への乗降の利便性のためにドアの開口部の寸法を可及的に大きく設計した車両では、ドアを開いたときにおける表示装置の表示面積が大幅に低減されることになり、表示効果が低下するという課題が生じる。また、車体に表示パネルを配設していない領域を設けた場合においても同様な問題がある。
本発明の目的は、車体の開口部において表示を行い、車両全体としての表示面積の低減を抑制した車両用表示装置を提供する。
本発明の車両表示装置は、表示パネルが存在しない開口部が車体に形成される車両において、当該開口部に空中画像を表示する空中表示手段を備える。本発明における開口部は、ドアやウインド等の車両の内外を連通する開口を設けた部位に限られるものではなく、表示パネルが存在していない光透過性のある部位をも含む。
本発明における空中表示手段は、例えば、開口部に微粒子のスクリーンを形成するスクリーン形成手段と、形成されたスクリーンに画像を投影して空中画像を形成する投影手段とを備える。あるいは、空中表示手段は、画像パネルと、この画像パネルに表示された画像を開口部に結像して空中画像を形成する再帰結像手段とを備える構成であってもよい。さらには、空中表示手段は、レーザー光を出射するレーザー光源と、このレーザー光を開口部に集光しかつ走査して空中画像を形成する集光走査手段とを備える構成であってもよい。
本発明によれば、空中表示装置により車体の開口部に空中画像を表示することにより、表示面積の低減を抑制した表示効果の高い車両用表示装置が提供できる。
実施形態1の自動運転車の概略外観図。 表示制御手段のブロック構成図。 実施形態1の空中表示部の概略外観図と断面図。 実施形態1の空中表示部での表示形態を示す概略外観図。 実施形態1の空中表示部の変形例を示す概略外観図。 実施形態2の空中表示部の概略外観図と断面図。 実施形態3の空中表示部の概略外観図と断面図。
(実施形態1)
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の車両表示装置を適用した実施形態1の自動運転車の概略外観図である。この自動運転車1は、低床の箱型の車体ボディ10を有した四輪車として構成されており、自動運転制御により自動走行される。車体ボディ10は剛性のある材料で構成されており、その前後、左右の4つの側面は四隅に設けられているピラー11を除いた部分が透明材料で形成され、あるいは内外が連通するように開口されている。なお、前後,左右は便宜的に図1に矢印で示す方向である。
前記4つの側面のうち、左側面には一対のスライドドア12(12F,12B)が配設されており、それぞれ外側にスライドされたときに車体ボディ10の内部、すなわち車室内と外部の間で乗降あるいは荷物の出し入れが可能なドア開口部10aを開閉することができるようになっている。これらスライドドア12も透明材料で形成され、あるいは内外が連通する枠状に形成されることが好ましい。
その上で前記車体ボディ10の前側面と後側面、及び左側面と右側面に表示パネル2(2F,2B,2L,2R)が配設されている。特に、左側面の表示パネル2Lは、2つのスライドドア12F,12Bにそれぞれ配設された表示パネル21,22と、スライドドア12F,12Bを挟む両側の側面13(13F,13B)にそれぞれ配設された表示パネル23,24との4つの表示パネルで構成されている。
前記表示パネル2は、その構造についての図示及び詳細説明は省略するが、LCD(液晶)パネルあるいは有機ELパネルで構成されており、任意の画像を表示し、自動運転車1の外部から視認されることが可能である。また、表示パネル2は画像が表示されていないときには透明状態となるので、自動運転車1の車室内から外部を視認することが可能である。なお、表示パネル2は必ずしも透明でなくてもよい。
前記車体ボディ10のルーフ14の上部にはセンサー31が配設されている。このセンサー31はCCDやMOS等の撮像素子を有する撮像カメラあるいはLiDAR(light detection and ranging)で構成されており、自動運転車1の周囲、特に左側領域に存在している視認者、すなわち歩行者等の人間を検出することが可能とされている。
図2は前記表示パネル2を制御する表示制御手段3のブロック構成図である。この表示制御手段3は、視認者検出部32と、画像制御部33と、ドア検出部34を備えており、この画像制御部33においてパネル表示部37と空中表示部38の表示を制御するように構成されている。
前記視認者検出部32は、前記センサー31の出力に基づいて自動運転車1の表示パネル2を視認する視認者を検出する。このセンサー31と視認者検出部32とで視認者検出手段が構成される。前記視認者検出部32は、さらに検出した視認者の位置情報を検出する。この視認者検出部32の検出出力は前記画像制御部に入力される。前記ドア検出部34は前記スライドドア12の開閉状態を検出し、その検出信号を出力する。
前記画像制御部33は、視認者検出部32とドア検出部34の各検出に基づいてパネル表示部37と空中表示部38を制御し、表示パネル2での表示と、後述する空中表示を選択的あるいは合一的に制御する。また、この画像制御部33には基地局、他車両、インターネット等に無線接続される通信機34が接続されており、当該通信機34を介して表示画像にかかわるデータが入力され、入力されたデータに対応する画像を出力する。また、画像制御部33には入力部35が接続されており、自動運転車の乗員が入力部35において入力したデータに対応する画像を出力することが可能とされている。
これらのデータに基づいて表示する画像は、宣伝用広告画像、道路標識等の標識画像、コミュニケーション用のメッセージ等の文字画像、記号等の画像である。また、画像は静止画あるいは動画のいずれであってもよい。さらに、モノクロ画像やカラー画像であってもよい。
前記パネル表示部37は画像制御部33から出力された画像を表示パネル2に表示する。このとき、視認者検出部32での検出に基づいて、視認者に対して好適な表示を行うように、表示する表示パネルを選択し、かつ表示する画像の大きさ、明るさ等を制御する。一方、前記空中表示部38は画像制御部33から出力された画像をドア開口部10aに空中画像として表示する。次に、この空中表示部38の実施形態1,2,3を説明する。
(実施形態1)
図3(a)は実施形態1の空中表示部4(38)を説明するための概略構成図、図3(b)はである。この空中表示部4は、自動運転車1のスライドドア12が開いたときのドア開口部10aに臨んで配設された水粒子スクリーン器41と、当該ドア開口部10aに対向して自動運転車1の車室内上部に配設された投影器42とで構成されている。
前記水粒子スクリーン器41は、前記ドア開口部10aを挟む左右にそれぞれ配設された一対の水粒子噴出部43を備えている。これら水粒子噴出部43は上下方向に沿って複数の噴出口44が配設されており、動作されたときに各噴出口44から水粒子を噴出するようになっている。この水粒子は粒子径が10μm以下であることが好ましい。左右の水粒子噴出部43からそれぞれドア開口部10aの中央に向けて水粒子が噴出されると、当該ドア開口部10aにカーテン状の水粒子膜、すなわち水粒子スクリーン45(図3(a)に点描)が形成される。
前記投影器42は画像を投影することが可能なプロジェクタとして構成されており、その投影光軸はドア開口部10aのほぼ中央に向けられている。プロジェクタの構造については既に知られているので説明は省略するが、前記画像制御部33により制御されたときに、所要の画像をドア開口部10aに向けて投影することが可能とされている。
この構成の自動運転車1では、視認者検出部32が視認者Mを検出すると、画像制御部33は通信機34あるいは入力部35からのデータに対応する画像を出力する。このとき、図4(a)の概略外観図に示すように、ドア12が閉じられていれば、ドア検出部34での検出によりパネル表示部37による表示が行われる。例えば、視認者Mが存在する側の表示パネル2L(21〜24)に画像が表示される。検出した視認者Mの位置の変化に応じて画像を表示する表示パネルを選択し、さらには画像の大きさ、明るさ等を制御することにより、視認者Mに対して好適な表示が行われる。
ここでは、左側面の表示パネル2Lに画像「ABCD」を表示している。すなわちスライドドアの2つの表示パネル21p22に画像「B」,「C」を表示し、これらの両側の2つの表示パネル23,24に画像「A」,「D」を表示している。しかし、この表示形態では、ドア12が開いて2つの表示パネル21,22が両側の表示パネル23,24の前側に移動されると、表示パネル23,24の画像「A」と「D」が隠されて見えなくなる。
一方、視認者検出部32において視認者Mが自動運転車1の左側、すなわちドア側にいることを検出し、かつドア検出部34においてドア12が開いていることを検出すると、画像制御部33はパネル表示部37の表示を制御すると同時に空中表示部38、すなわち実施形態1の空中表示部4を制御する。この空中表示部4の制御では、図3(a)に示したように水粒子スクリーン器41を動作してドア開口部10aに水粒子スクリーン45を形成する。これと同時に投影器42を動作してドア開口部10aに形成された水粒子スクリーン45に画像を投影する。投影された画像は水粒子スクリーン45を構成している水粒子において反射あるいは屈折されるため、視認者において画像として視認することが可能となる。
ここでは、図4(b)に示すように、空中表示部4により、ドア開口部10aに形成されている水粒子スクリーン45に画像「B」,「C」を投影する。このとき、パネル表示部37により、2つの表示パネル21,22の表示を画像「A」,「D」に変更する。これにより、ドア12が開いた状態でも自動運転車1の左側面に画像「ABCD」を表示した状態に制御することができる。
したがって、自動運転車1のドア12が開いてドア開口部10aが形成され、これによりドアあるいはその隣に配設されている表示パネル21〜24での画像の表示に制約を受ける場合でも、ドア開口部10a内に形成された水粒子スクリーンに投影された画像を表示することができ、表示面積の低減を抑制した表示効果の高い車両用表示装置が得られる。なお、このように空中表示を行っている最中でも、ドア開口部10aを通して自動運転車への乗降が可能であることは言うまでもない。
実施形態1の空中表示部4では、水粒子を利用してスクリーンを形成しているが、冷却した炭酸ガスを噴出することにより、当該ガスの気体微粒子を利用してスクリーンを形成するようにしてもよい。あるいは、空気中に存在する塵埃等の異物の微粒子を利用してスクリーンを形成するようにしてもよい。
前記水粒子スクリーン器41は、左右に水粒子噴出部43を備えているが、図5に概念構成を示すように、左右の一方(図5の左側)に水粒子噴出部43を配設し、他方(図5の右側)に水粒子吸引部46を配設した水粒子スクリーン器41Aとして構成してもよい。この水粒子吸引部46には、水粒子噴出部43に設けられている複数の噴出口44に対応して上下方向に沿って複数の吸引口47が配設されている。
この水粒子スクリーン器41Aにおいては、動作されたときに水粒子噴出部43の各噴出口44から水粒子を噴出し、同時に水粒子吸引部46の各吸引口47から水粒子を吸引する。これにより、ドア開口部10aに水粒子スクリーン45が形成される。この水粒子スクリーン45は、複数の噴出口44からそれぞれ対応する吸引口47に向けて水平方向に移動される水粒子で構成されるので、図3に示した水粒子スクリーン器41に比較してドア開口部10a内における水粒子の相互衝突が生じ難く、安定な水粒子スクリーン45が形成できる。
(実施形態2)
図6(a)は実施形態2の空中表示部5(38)を説明するための自動運転車1の概略外観図であり、図6(b)はその断面図である。この空中表示部5は、自動運転車1のドア12とは車幅方向の反対側の車室内上部に表示面を下方に向けて配設された画像パネル51と、この画像パネル51の表示面に表示された画像を結像して空中画像を表示する再帰結像部52とで構成されている。なお、この「再帰結像部」は本明細書において便宜的に創造した名称である。
前記画像パネル51は前記した表示パネル2と同様の構成のものが利用でき、表示面に所望の画像を表示する。前記再帰結像部52は、前記画像パネル51の下側に傾斜した状態に配設されたビームスプリッタ53と、鉛直方向に向けて配設され、その反射面がこのビームスプリッタ53に向けられた再帰反射シート54とで構成されている。前記ビームスプリッタ53は、いわゆるハーフミラーであり、前記再帰反射シート54は入射された光を入射方向に反射する反射シートである。これにより、前記再帰結像部52は、いわゆるAI(エアリアル・イメージング)光学器として構成される。
図2に示したドア検出部34においてドア12が開いていることを検出すると、画像制御部33は画像を空中表示部38、すなわち実施形態2の空中表示部5に出力する。空中表示部5は画像パネル51の表示面に画像を表示する。画像パネル51に表示された画像の光はビームスプリッタ53において反射されて再帰反射シート54に投射され、さらに投射された光は再帰反射シート54において再帰反射され、光路を逆行した上でビームスプリッタ53を透過される。これにより、透過された光によりドア開口部10aに画像パネル51に表示されている画像が結像され、空中画像が表示される。
画像パネル51の表示面の大きさや、再帰結像部52を構成しているビームスプリッタ53と再帰反射シート54のサイズ等に制限を受けるような場合は、再帰結像部52に集束用あるいは発散用のレンズ、換言すれば空中画像を拡大、縮小するための光学系が設けられてもよい。このように、再帰結像部52を適切に設計することにより、ドア開口部10aに表示パネル51の画像を適切なサイズの空中画像として表示することができる。
これにより、図6(a)のように、ドア開口部10aに結像された空中画像を視認者において画像として視認することが可能となる。したがって、自動運転車1のドアが開いたときに、ドアあるいはその隣に配設されている表示パネル2Lでの画像の表示に制約を受ける場合でも、自動運転車1の全体としての表示面積の低減を抑制した表示効果の高い車両用表示装置が得られる。
なお、再帰結像部52では、特にビームスプリッタ53が車室内に進出されて車室内の居住性に影響を与えるので、例えば、ビームスプリッタ53を進退可能な可動構造とし、画像を空中表示するときにのみビームスプリッタ53を所定位置に進出させるようにすれば、車室内における通常の居住性が損なわれることはない。
実施形態2における再帰結像部52としては、ビームスプリッタと再帰反射シートを一体化したものと等価な構成のAIパネルを適用してもよい。このようなAIパネルとして、例えば、国際公開WO2009/131128に記載の技術を利用したAIパネルがある。
(実施形態3)
図7(a)は実施形態3の空中表示部6(38)を説明するための自動運転車を右側から見た概略外観図、図7(b)は自動運転車1の内部の左右方向に沿った概略断面図である。この実施形態3は、自動運転車1の車体に設けられたスライドウインド(以下、ウインド)15を開いたときに形成されるウインド開口部10bにおいて空中表示を行う形態である。
図7(a)には、ウインド15が閉じられた状態は示されていないが、自動運転車1に設けられたウインド開口部10bを開閉するウインド15の外表面に4つの表示パネル25,26,27,28が水平方向に並んで配設されており、ウインド開口部10bが閉じられているときには、パネル表示部37により各表示パネル25〜28に画像が表示される。
この自動運転車1では、2つの表示パネル25,26をそれぞれ表示パネル27,28に重なるように外側に移動してウインド開口部10bを開いたときには、図7(a)のように、両側の表示パネル27,28が表示パネル25,26により覆われるため、両側の表示パネル27,28での表示ができなくなる。そこで、このウインド開口部10b内において空中表示を行うようにしている。
実施形態3の空中表示部6は、レーザー光源61と、集光走査部62とで構成されている。この集光走査部62は、レーザー光源61から出射されたレーザー光を集光する集光レンズ63と、入射された光の反射方向を変化するために反射面の角度が変化される走査器64とで構成される。例えば、図示は省略するが、入射された光をX方向(水平方向)に偏向させるように反射面がY方向(鉛直方向)に変化する第1反射鏡と、この第1反射鏡で反射された光をY方向に偏向させるように反射面がX方向に変化する第2反射鏡で構成される。これら第1と第2の反射鏡の反射面の角度の制御は、予め設定されたプログラムに基づいて行われてもよく、あるいは図2に示した画像制御部33により行われてもよい。
この空中表示部6では、レーザー光源61から出射された光は、集光走査部62により、ウインド開口部10bに集光されるとともに、ウインド開口部10b内において縦横方向、すなわち鉛直方向及び水平方向に走査される。これと同時に、集光されるレーザー光は画像制御部33により光強度が制御される。これにより、走査されたレーザー光はウインド開口部10bにおける集光点での光エネルギが制御され、光強度が高く制御されたときにはその光エネルギによりプラズマが励起され、このプラズマにより空中画像が形成される。
このようにウインド開口部10bに結像された空中画像を視認者において画像として視認することが可能となるので、自動運転車1のウインド開口部10bが形成されたときに、ウインド15に設けた表示パネル25〜28での画像の表示に制約を受ける場合でも、自動運転車1の表示装置全体としての表示面積の低減を抑制した表示効果の高い車両用表示装置が得られる。
なお、本発明がウインド開口部10bに適用される場合には、図示は省略するが、図2に示したドア検出部34に代えて、あるいはこれに加えてウインド検出部を設け、このウインド検出部の検出に基づいて空中表示部6を制御するように構成してもよい。
また、ウインド15にはガラスを固定的に配設しておき、図7(a)に示した表示パネル25〜28をウインド15のガラスとは別体に構成した上で、表示パネル25,26を開いたときに当該ガラスを透して車体の内外が透視できるように構成してもよい。この場合には、当該部位は車体の内外が連通されることはないが、ガラスを通して透視できる部位がウインド開口部10bとして構成されることになる。
実施形態3の空中表示部6では、空中画像を形成するためのレーザー光の光エネルギが人間に影響を与えることが考えられるので、ドア開口部のように人間が乗降することがなく、人間が存在する可能性が少ないウインド開口部での画像表示用の表示装置として適用することが好ましい。
実施形態3における空中表示部6は、例えば、特開2015−156080号公報に記載の技術、すなわちレーザー光を用いて車両の周囲に画像を描画する技術を利用することができる。
本発明は、以上説明した自動運転車の表示装置に限られるものではなく、車体ボディやウインドに表示パネルを備える車両に適用できる。また、車両に設けられる開口部はドア開口部やウインド開口部以外の開口部、例えば荷物を出し入れするための開口部であってもよい。さらに、本発明における開口部は、車体に表示パネルを配設していない部位であって、車体に設けられた光透過性の部位をも含むものであり、このような開口部に対しても本発明が適用できる。
1 自動運転車(車両)
2(2F,2B,2R,2L)表示パネル
3 表示制御手段
4 空中表示部(実施形態1の空中表示手段)
5 空中表示部(実施形態2の空中表示手段)
6 空中表示部(実施形態3の空中表示手段)
10 車体ボディ
10a ドア開口部
10b ウインド開口部
12 スライドドア
15 スライドウインド
21〜28 表示パネル
31 センサー(視認者検出手段)
32 視認者検出部(視認者検出手段)
33 画像制御部(画像制御手段)
34 ドア検出部(開閉手段の検出手段)
37 パネル表示部
38 空中表示部(空中表示手段)
41,41A 水粒子スクリーン器(スクリーン形成手段)
42 投影器(投影手段)
43 水粒子噴出部
46 水粒子吸引部
51 画像パネル
52 再帰結像部(再帰結像手段)
61 レーザー光源
62 集光走査部(集光走査手段)

Claims (8)

  1. 表示パネルが存在しない開口部が車体に形成される車両において、前記開口部に空中画像を表示する空中表示手段を備えることを特徴とする車両用表示装置。
  2. 前記空中表示手段は、前記開口部に微粒子のスクリーンを形成するスクリーン形成手段と、形成されたスクリーンに画像を投影して空中画像を形成する投影手段とを備える請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記スクリーン形成手段は、前記開口部に向けて水粒子を噴出して水粒子スクリーンを形成する請求項2に記載の車両用表示装置。
  4. 前記空中表示手段は、画像パネルと、この画像パネルに表示された画像を前記開口部に結像して空中画像を形成する再帰結像手段とを備える請求項1に記載の車両用表示装置。
  5. 前記空中表示手段は、レーザー光を出射するレーザー光源と、このレーザー光を前記開口部に集光しかつ走査して空中画像を形成する集光走査手段とを備える請求項1に記載の車両用表示装置。
  6. 前記開口部は車体の内外を連通させる開口部であり、当該開口部を開閉する開閉手段を備え、前記空中表示手段は、前記開閉手段が開いたときに開口部に空中画像を表示する請求項1ないし5のいずれかに記載の車両用表示装置。
  7. 開口部に形成する空中画像を制御する表示制御手段を備えており、前記表示制御手段は、前記開閉手段の開閉状態を検出する検出手段を備え、当該検出手段の検出出力により前記空中表示手段を制御する請求項6に記載の車両用表示装置。
  8. 前記車両は自動運転車であり、前記開口部は当該自動運転車の車体に設けられたるドア開口部、あるいはウインド開口部である請求項7に記載の車両用表示装置。


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