JP2020093182A - 排ガス浄化フィルタ - Google Patents

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Abstract

【課題】高い強度を有する排ガス浄化フィルタを提供すること。【解決手段】、排ガス浄化フィルタ1は、軸方向Xに直交する方向に2次元的に並んで配置される複数のセル孔2と、セル孔2を区画するセル壁3と、を有する。セル壁3は、隣接する2つのセル孔2に面する板状部31と、軸方向Xから見てセル壁3が交差する部分において軸方向Xに沿って柱状に形成された柱状部32と、を有する。柱状部32は、板状部31よりも気孔率が低い。【選択図】図2

Description

本発明は、排ガス浄化フィルタに関する。
ディーゼルエンジン、ガソリンエンジン等の内燃機関、ボイラー等の熱機関から排出される排ガスを浄化するために、排ガス浄化フィルタが用いられている。
特許文献1には、排ガス浄化フィルタを構成するハニカム構造体の強度を向上させる技術が、提案されている。すなわち、ハニカム構造体の製造方法に関し、外周コート層を形成する工程を設けることで、ハニカム構造体の強度、すなわち排ガス浄化フィルタの強度を向上させることが提案されている。
特開2016−175040号公報
しかしながら、特許文献1に開示された製造方法においては、必ずしも、外周コート層よりも内側の部分において、強度を向上させることができるものではない。それゆえ、排ガス浄化フィルタの強度を向上させる余地がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、高い強度を有する排ガス浄化フィルタを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、軸方向(X)に直交する方向に2次元的に並んで配置される複数のセル孔(2)と、
該セル孔を区画するセル壁(3)と、を有し、
上記セル壁は、隣接する2つの上記セル孔に面する板状部(31)と、軸方向から見て上記セル壁が交差する部分において軸方向に沿って柱状に形成された柱状部(32)と、を有し、
上記柱状部は、上記板状部よりも気孔率が低い、排ガス浄化フィルタ(1)にある。
上記排ガス浄化フィルタにおいて、上記柱状部は、上記板状部よりも気孔率が低い。これにより、板状部の気孔率を低下させることなく、柱状部の強度を向上させることができる。それゆえ、板状部における排ガスの透過を充分確保しつつ、柱状部の強度を向上させることができる。柱状部の強度を充分に向上させることができるため、セル壁全体の強度を効果的に向上させることができる。その結果、排ガス浄化フィルタの強度を向上させることができる。
以上のごとく、上記態様によれば、高い強度を有する排ガス浄化フィルタを提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態1における、排ガス浄化フィルタの斜視図。 実施形態1における、排ガス浄化フィルタの軸方向から見た平面図。 実施形態1における、排ガス浄化フィルタの一部の、軸方向に沿った断面図。 実施形態1における、一部のセル壁の拡大断面図。 実施形態1における、複数の柱状部の斜視説明図。 実施形態1における、成形型の一部の、軸方向に垂直な平面による拡大断面図。 実施形態1における、成形型の一部の、軸方向に沿った平面による拡大断面図。 実施形態1における、排ガス浄化フィルタの製造方法のフロー図。 実施形態1における、(a)第一端面又は第2端面の部分拡大断面図、(b)セル壁又はスキン部の主面の部分拡大断面図。 実施形態2における、一部のセル壁の拡大断面図。 実施形態3における、一部のセル壁の拡大断面図。 実施形態3における、成形型の一部の、軸方向に垂直な平面による拡大断面図。 実施形態4における、一部のセル壁の拡大断面図。 実施形態5における、一部のセル壁の拡大断面図。 実験例1における、試験方法の説明図。 実験例1における、試験結果の説明図。 実験例2における、試験方法の説明図。 実験例2における、試験結果の説明図。
(実施形態1)
排ガス浄化フィルタに係る実施形態について、図1〜図9を参照して説明する。
本形態の排ガス浄化フィルタ1は、図1〜図3に示すごとく、複数のセル孔2と、セル壁3とを有する。複数のセル孔2は、軸方向Xに直交する方向に2次元的に並んで配置されている。セル壁3は、セル孔2を区画している。
セル壁3は、図2、図4、図5に示すごとく、板状部31と柱状部32とを有する。板状部31は、隣接する2つのセル孔2に面する板状の部位である。柱状部32は、軸方向Xから見てセル壁3が交差する部分において軸方向Xに沿って柱状に形成された部位である。
柱状部32は、板状部31よりも気孔率が低い。
すなわち、柱状部32の気孔率P32と、板状部31の気孔率P31とは、P31>P32の関係を有する。
ここで、板状部31の気孔率P31と柱状部32の気孔率P32との比較は、多数存在する板状部31及び柱状部32の中で、互いに隣接する板状部31と柱状部32との間にて行う。ただし、一つの板状部31の中で気孔率が不均一になっているような場合には、その平均の気孔率を、気孔率P31として比較する。また、多数存在する板状部31及び柱状部32の中で、一部の板状部31及び柱状部32が、P31>P32の関係を満たしていない場合であっても、排ガス浄化フィルタ1全体のうち、例えば、70%以上の部位にて、P31>P32の関係が満たされていればよい。
板状部31の気孔率P31と柱状部32の気孔率P32との差は、例えば、5体積%程度以上とすることができる。すなわち、例えば、P31−P32≧5体積%とすることができる。気孔率は、例えば、X線CT(X線コンピュータ断層撮影の略)を用いて測定された値とすることができる。
また、柱状部32の気孔率P32は、略ゼロとすることができる。すなわち、柱状部32のかさ密度は、材料の真密度と同程度とすることができる。
なお、複数のセル孔2が、軸方向Xに直交する方向に2次元的に並んで配置されているとは、軸方向Xから見たとき、複数のセル孔2が2次元的に並んでいる、つまり、例えば、図2に示す横方向Yにも、縦方向Zにも、複数並んでいる状態を表す。
排ガス浄化フィルタ1は、例えば、コージェライト等から形成されている。排ガス浄化フィルタ1は、軸方向Xが排ガスの流れに沿う状態にて、排気管内に配置される。排ガス浄化フィルタ1は、排ガス中に含まれるPMをセル壁3に堆積させて捕集することができる。PMは、粒子状物質、パティキュレートマター、パティキュレートなどと呼ばれる微小粒子である。
本形態の排ガス浄化フィルタ1は、特に、ガソリンエンジンの排気系に設置される、ガソリンパティキュレートフィルタ(GPF)として、好適に用いることができる。
図2および図3に示すごとく、排ガス浄化フィルタ1は、多数のセル孔2を有する。セル孔2は、セル壁3に囲まれガス流路を形成する。セル孔2は、軸方向Xに沿って直線状に形成されている。柱状部32も、軸方向Xに沿って直線状に存在することとなる。
図2に示すごとく、軸方向Xと直交するフィルタ断面におけるセル孔2の形状(以下において、適宜「セル形状」という。)は、例えば、四角形状であるが、これに限定されない。セル形状は、三角形状、六角形状などの多角形状や、円形状などであってもよい。また、セル形状は、2種以上の異なる形状の組み合わせであってもよい。
本形態においては、図2、図4に示すごとく、セル形状は、略正方形状である。ただし、スキン部5に隣接するセル孔2は、図2に示すごとく、略四角形状とならないものも存在する。なお、図2等において、排ガス浄化フィルタ1の外形寸法と、セル孔2の寸法の比率との関係は、必ずしも正確に表されたものではない。
排ガス浄化フィルタ1は、例えば、図2に示すごとく、円柱状等の柱状体であり、その寸法は適宜変更可能である。排ガス浄化フィルタ1は、軸方向Xの両端に第1端面111と第2端面112とを有する。排ガス浄化フィルタ1が排気管等の排ガス経路内に配置されると、第1端面111が上流側端面となり、第2端面112が下流側端面となる。
図2、図3に示すごとく、排ガス浄化フィルタ1は、セル孔2における軸方向Xの一端を封口する栓部4を有する。そして、軸方向Xにおける互いに反対側に栓部4が設けられたセル孔2同士が、上記板状部を介して隣り合っている。
栓部4は、一つのセル孔2における、軸方向Xの一端にのみ設けてある。ただし、複数のセル孔2には、第1端面111側(以下において、適宜「上流側」ともいう。)に栓部4を設けたものと、第2端面112側(以下において、適宜「下流側」ともいう。)に栓部4を設けたものと、がある。
換言すると、セル孔2には、上流側に開口したものと、下流側に開口したものとがある。以下において、前者を、第1セル孔21といい、後者を第2セル孔22という。図3に例示されるように、第1セル孔21は、第1端面111に開口し、第2端面112においては栓部4により閉塞されている。第2セル孔22は、第2端面112に開口し、第1端面111においては栓部4により閉塞されている。
栓部4は、例えば、コージェライト等のセラミックスにより形成できるが、その他の材質であってもよい。本形態においては、栓部4は、セル壁3と一体成形されている。
図2に示すごとく、第1セル孔21と第2セル孔22とは、軸方向Xに直交する横方向Yにおいても、軸方向Xおよび横方向の双方に直交する縦方向Zにおいても、互いに隣り合うよう、交互に並んで形成される。つまり、軸方向Xから排ガス浄化フィルタ1の第1端面111または第2端面112を見たとき、第1セル孔21と第2セル孔22とが、例えば、チェック模様状に配される。
なお、図3における矢印は、排ガス浄化フィルタ1を排気管に配置した際の排ガスの流れを示す。同図に示すように、排ガスは、第1端面111から、複数の第1セル孔21に導入される。第1セル孔21に導入された排ガスは、セル壁3の板状部31を透過して、隣の第2セル孔22に移動する。このとき、排ガスに含まれるPMがセル壁3の板状部31に捕捉される。そして、浄化された排ガスは、第2セル孔22から第2端面112側へ流出する。
栓部4は、板状部31よりも、気孔率が低い。すなわち、栓部4の気孔率P4は、板状部31の気孔率P31との間に、P4<P31の関係を有する。栓部4の気孔率P4は、略ゼロとすることができる。すなわち、栓部4のかさ密度は、材料の真密度と同程度とすることができる。
図1、図2に示すごとく、排ガス浄化フィルタ1は、複数のセル孔2及びセル壁3を内側に配するスキン部5を有する。スキン部5は、セル壁3よりも気孔率が低い。
ここで、セル壁3の気孔率P3は、セル壁3全体の平均気孔率である。すなわち、セル壁3には、上述のように、互いに気孔率の異なる、板状部31と柱状部32とがある。セル壁3の気孔率P3は、これら複数の板状部31及び複数の柱状部32をすべて合わせた全体の平均の気孔率である。かかる前提において、セル壁3の気孔率P3と比較すると、スキン部5の気孔率P5は、P5<P3を満たす。
スキン部5の気孔率P5は、略ゼロとすることができる。すなわち、スキン部5のかさ密度は、材料の真密度と同程度とすることができる。
本形態において、図4に示すごとく、柱状部32は、軸方向Xに直交する断面の形状が、略正方形状となっている。図5に示すごとく、排ガス浄化フィルタ1には、軸方向Xに長尺の四角柱形状を多数、互いに平行に存在することとなる。そして、この柱状部32の全体が、略均一の気孔率P32を有し、セル壁3における他の箇所すなわち板状部31よりも、低気孔率である。つまり、本形態においては、板状部31についても、その全体が、略均一の気孔率P31を有する。そして、これらの気孔率の関係が、P31>P32となっている。
本形態の排ガス浄化フィルタ1を製造するにあたっては、例えば、いわゆる消失鋳造法を用いる。すなわち、セラミック焼成時に消失する材料にて、図6、図7に一部を示すような、成形型6を用いて、排ガス浄化フィルタ1を成形する。成形型6は、得ようとする排ガス浄化フィルタ1の実部と空洞部とが逆転した形状を有する。
以下、図8のフローを参照して、本形態の排ガス浄化フィルタ1の製造方法の一例につき、説明する。
まず、図6、図7に一部を示す成形型6を、作製する(ステップS1)。この成形型6の作製に当たっては、例えば、光造形法を利用する。具体的には、予め用意した3次元データ(例えば3DCAD)に基づき、3Dプリンターを用いて、成形型6を作製する。例えば、3次元データに基づき、適宜、紫外線を、材料となる紫外線硬化性樹脂に順次照射していく。このとき、得ようとする排ガス浄化フィルタ1の軸方向Xの一端(すなわち、第1端面111又は第2端面112)側に対応する部分から、他端側へ向かって順次、樹脂材料を光硬化させていく。すなわち、いわゆる積層硬化手法を用いて、排ガス浄化フィルタ1の軸方向Xに対応する方向が積層方向となるように、成形型6を形成する。
成形型6は、図6、図7に示すごとく、緻密部62と、低気孔率部631と、高気孔率部632とを有する。緻密部62は、樹脂が緻密に充填され、気孔率が実質的にゼロとなる部分である。この緻密部62には、後述するセラミック成形時において、セラミックスラリーが侵入しない。低気孔率部631は、気孔率の低い状態の樹脂が配置された部分である。高気孔率部632は、気孔率の高い状態の樹脂が配置された部分である。
成形型6の緻密部62は、排ガス浄化フィルタ1のセル孔2に対応する部分に形成される。低気孔率部631は、排ガス浄化フィルタ1の板状部31に対応する部分に形成される。高気孔率部632は、排ガス浄化フィルタ1の柱状部32及び栓部4に対応する部分に形成される。
得られた成形型6を、図示を省略する外枠型内に配置して、鋳型を完成させる(ステップS2)。なお、外枠型の内周面と成形型6の外周面との間に、スキン部5を成形するためのクリアランスが得られるようにする。
別途調整したフィルタ材料であるセラミックスラリーを、成形型6を有する鋳型に流し込む(ステップS3)。
次いで、鋳型内にてフィルタ材料を乾燥させた後、焼成する(ステップS4、S5)。このフィルタ材料の焼成時において、樹脂製の成形型6が焼失する。
その後、外枠型から、焼成後のフィルタを取り出す。そして、フィルタの端面等に付着した不要部分を除去するなどの後処理を行い、排ガス浄化フィルタ1を得る(ステップS6)。
ここで、成形型6の高気孔率部632において成形されたセラミック材料は、成形型6の低気孔率部631において成形されたセラミック材料よりも、気孔率が低い部位となる。つまり、例えば、上述のように、成形型6における、板状部31に対応する箇所は低気孔率部631であり、柱状部32に対応する箇所は高気孔率部632である。そのため、成形される排ガス浄化フィルタ1において、板状部31の気孔率P31は、柱状部32の気孔率P32よりも高くなる。
また、上述のように、成形型6の作製に当たり、積層硬化手法を用いるため、得られる成形型6においては、軸方向Xに沿った型面が、軸方向Xに直交する型面よりも、表面粗さが大きくなる。これに伴い、成形型6によって成形された排ガス浄化フィルタ1においては、図9(a)、(b)に示すごとく、第1端面111及び第2端面112よりも、セル壁3の主面及びスキン部5の主面の方が、表面粗さが大きくなっている。換言すると、第1端面111及び第2端面112は、セル壁3の主面及びスキン部5の主面よりも、表面粗さが小さい。ここで、表面粗さは、算術平均粗さRaを指標とすることができる。なお、図9の(a)と(b)とは、同縮尺の拡大説明図である。また、図9(b)に示すごとく、セル壁3の主面及びスキン部5の主面における凹凸は、X方向に等間隔に段差部35が配される形状を有する。つまり、X方向に隣り合う段差部35同士の間隔hが、略一定である。
次に、本実施形態の作用効果につき説明する。
上記排ガス浄化フィルタ1において、柱状部32は、板状部31よりも気孔率が低い。これにより、板状部31の気孔率を低下させることなく、柱状部32の強度を向上させることができる。それゆえ、板状部31における排ガスの透過を充分確保しつつ、柱状部32の強度を向上させることができる。柱状部32の強度を充分に向上させることができるため、セル壁3全体の強度を効果的に向上させることができる。その結果、排ガス浄化フィルタ1の強度を向上させることができる。
排ガス浄化フィルタ1は、栓部4を有し、軸方向Xにおける互いに反対側に栓部4が設けられたセル孔2同士が、板状部31を介して隣り合っている。これにより、板状部31の気孔に排ガスを透過させて、板状部31においてPMを捕集する構成とすることができる。
栓部4は、板状部31よりも、気孔率が低い。それゆえ、排ガス浄化フィルタ1の端部の強度を向上させることができる。これにより、例えば、排気管内に飛散する異物によって排ガス浄化フィルタ1が損傷を受けることを抑制することができる。
スキン部5は、セル壁3よりも気孔率が低い。それゆえ、排気管へのキャニング時に、排ガス浄化フィルタ1が損傷を受けることを抑制することができる。
また、栓部4がセル壁3と一体成形されていることにより、セル孔2からの栓部4の脱落をより確実に防止することができる。
また、柱状部32及び栓部4は、気孔率が略ゼロであるため、排ガス浄化フィルタ1の強度をより向上させることができる。
また、第1端面111及び第2端面112は、セル壁3の表面及びスキン部5の表面よりも、表面粗さが小さい。これにより、排気管内に飛散する異物が、第1端面111又は第2端面112に衝突したときに、排ガス浄化フィルタ1に損傷が生じることを抑制することができる。また、排ガス浄化フィルタ1に触媒を担持させる場合、セル壁3の表面粗さを大きくすることで、セル壁3に触媒を担持させやすくすることができる。
以上のごとく、本形態によれば、高い強度を有する排ガス浄化フィルタを提供することができる。
(実施形態2)
本形態は、図10に示すごとく、板状部31の一部に、他の部位よりも気孔率の高い部位を設けた形態である。
すなわち、板状部31は、柱状部32に隣接する隣接部312と、隣接部312を介して柱状部32と離れた中央部311とを有する。そして、中央部311は、隣接部312よりも、気孔率が高い。
本形態において、隣接部312の気孔率は、柱状部32の気孔率P32と同等である。換言すると、セル壁3を軸方向Xから見たとき、気孔率P32の領域が、柱状部32とこれに隣接する板状部31の一部に、形成されている。
その他は、実施形態1と同様である。なお、実施形態2以降において用いた符号のうち、既出の実施形態において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、既出の実施形態におけるものと同様の構成要素等を表す。
本形態においては、気孔率の低い部位を板状部31の一部にも設けることで、排ガス浄化フィルタ1の強度をより向上させることができる。また、板状部31の中央部311に、気孔率の高い部位を設けているため、排ガスの透過性を確保し、PMの捕集効率を確保することができる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
なお、板状部31において、中央部311と隣接部312との間は、段階的もしくは連続的に徐々に気孔率が変動するように、構成されているものとすることもできる。すなわち、中央部311から柱状部32に近付くほど、段階的もしくは連続的に、徐々に気孔率が低下するような態様とすることもできる。このようにすることで、中央部311と隣接部312との間の応力集中を低減し、靭性を高めることができる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態3)
本形態は、図11に示すごとく、軸方向Xから見たときのセル孔2の形状において、角部に略円弧状の曲線部を設けた形態である。
軸方向Xから見たとき、板状部31の両端部に、厚みが大きくなる部位を有している。この厚みが大きくなる部位が、柱状部32と同程度に、気孔率の低い部位となっている。
換言すると、板状部31の両端部において、気孔率が柱状部32と同等となっている部位は、上述の隣接部312ともいえる。そして、板状部31における、隣接部312の間の部位である中央部311は、隣接部312よりも気孔率が高い。
なお、図12に、本形態の排ガス浄化フィルタ1の成形に用いる成形型6の一部の断面図を示す。
その他は、実施形態1と同様である。
本形態においては、柱状部32の周囲において、隣接部312の厚みを大きくすることができる。そして、柱状部32と隣接部312とを合わせた部位において、気孔率を低くしている。その結果、排ガス浄化フィルタ1の強度を一層向上させることができる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態4)
本形態は、図13に示すごとく、軸方向Xから見たときのセル孔2の形状において、角部にテーパ部を設けた形態である。
軸方向Xから見たとき、板状部31の両端部に、厚みが大きくなる部位を有している。この厚みが大きくなる部位が、柱状部32と同程度に、気孔率の低い部位となっている。
換言すると、板状部31の両端部において、気孔率が柱状部32と同等となっている部位は、上述の隣接部312ともいえる。そして、板状部31における、隣接部312の間の部位である中央部311は、隣接部312よりも気孔率が高い。
その他は、実施形態1と同様である。
本形態においても、柱状部32と隣接部312とを合わせた部位において、気孔率を低くしている。その結果、排ガス浄化フィルタ1の強度を一層向上させることができる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態5)
本形態は、図14に示すごとく、軸方向Xから見たときのセル孔2の形状において、角部に細かい階段形状を設けた形態である。
つまり、本形態の排ガス浄化フィルタ1においては、上述の実施形態4に示したテーパ部に、細かい階段形状を付している。
その他は、実施形態1と同様である。
本形態においては、排ガス浄化フィルタ1の強度を一層向上させることができる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実験例1)
本実験例は、図15、図16に示すごとく、上述の実施形態3に示した排ガス浄化フィルタ1につき、圧縮破壊強度を評価した例である。
比較試料として、柱状部の気孔率を、板状部の気孔率と同等とした排ガス浄化フィルタを用意した。この比較試料においては、栓部の気孔率は、5体積%とし、スキン部の気孔率は、65体積%とした。
圧縮破壊強度は、オートグラフ(島津製作所社製、AG−Xplusシリーズ)を用いて、図15に示すごとく、排ガス浄化フィルタを軸方向Xに圧縮加圧する。この加圧力pxを徐々に大きくしていったとき、排ガス浄化フィルタに破損が生じた時点の加圧力が、圧縮破壊強度として測定される。
その結果、図16に示すごとく、実施形態3の排ガス浄化フィルタ(同図に、符号E3にて示す。)は、比較試料(同図に、符号C1にて示す。)に比べて、約18倍の圧縮破壊強度を有することが確認された。
この結果からも分かるように、排ガス浄化フィルタ1は、軸方向Xの強度を高くすることができる。その結果、配管内に飛散する異物が軸方向Xに衝突したときも、排ガス浄化フィルタ1の破損を抑制することができる。つまり、いわゆる耐エロージョン性を向上させることができる。
(実験例2)
本実験例は、図17、図18に示すごとく、上述の実施形態3に示した排ガス浄化フィルタ1につき、アイソスタティック強度を評価した例である。
すなわち、排ガス浄化フィルタの等方静水圧強度を測定し、比較試料の排ガス浄化フィルタと比較した。比較試料は、上記実験例1にて示した比較試料と同様である。
アイソスタティック強度の測定は、社団法人自動車技術会が発行した自動車規格に基づき、水を注入した圧力容器を用いた加圧実験にて行った。図17に示すごとく、排ガス浄化フィルタを径方向から圧縮加圧する。この加圧力piを徐々に大きくしていったとき、排ガス浄化フィルタに破損が生じた時点の加圧力が、圧縮破壊強度として測定される。
その結果、図18に示すごとく、実施形態3の排ガス浄化フィルタ(同図に、符号E3にて示す。)は、比較試料(同図に、符号C1にて示す。)に比べて、約34倍のアイソスタティック強度を有することが確認された。
この結果から、例えば、排ガス浄化フィルタを排気管にキャニングする際に作用する外周側からの圧力に対して、耐加圧強度を向上させることができることが分かる。
本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能である。
例えば、実施形態1においては、第1端面及び第2端面の表面粗さを、セル壁の主面及びスキン部の主面の表面粗さよりも小さい形態を示したが、必ずしもこれに限定されるものではない。すなわち、第1端面及び第2端面と、セル壁の主面及びスキン部の主面とを、同等の表面粗さとすることもできる。また、第1端面及び第2端面の表面粗さを、少なくとも一部のセル壁の主面の表面粗さよりも大きくすることもできる。かかる構成の場合、一部のセル壁の主面の表面粗さを小さくすることが可能となり、セル孔内のガスの流通抵抗を低減しやすくなるという観点では、有用であるといえる。なお、このような構成の排ガス浄化フィルタは、成形型の作製時に、上述の積層硬化法の積層方向を、排ガス浄化フィルタの軸方向に直交する方向に対応する方向とすることで、製造することができる。
1 排ガス浄化フィルタ
2 セル孔
3 セル壁
31 板状部
32 柱状部
X 軸方向

Claims (6)

  1. 軸方向(X)に直交する方向に2次元的に並んで配置される複数のセル孔(2)と、
    該セル孔を区画するセル壁(3)と、を有し、
    上記セル壁は、隣接する2つの上記セル孔に面する板状部(31)と、軸方向から見て上記セル壁が交差する部分において軸方向に沿って柱状に形成された柱状部(32)と、を有し、
    上記柱状部は、上記板状部よりも気孔率が低い、排ガス浄化フィルタ(1)。
  2. 上記板状部は、上記柱状部に隣接する隣接部(312)と、該隣接部を介して上記柱状部と離れた中央部(311)とを有し、該中央部は、上記隣接部よりも、気孔率が高い、請求項1に記載の排ガス浄化フィルタ。
  3. 上記セル孔における軸方向の一端を封口する栓部(4)を有し、軸方向における互いに反対側に上記栓部が設けられた上記セル孔同士が、上記板状部を介して隣り合っている請求項1又は2に記載の排ガス浄化フィルタ。
  4. 上記栓部は、上記板状部よりも、気孔率が低い、請求項3に記載の排ガス浄化フィルタ。
  5. 複数の上記セル孔及び上記セル壁を内側に配するスキン部(5)を有し、該スキン部は、上記セル壁よりも気孔率が低い、請求項1〜4のいずれか一項に記載の排ガス浄化フィルタ。
  6. 軸方向の両端に第1端面(111)と第2端面(112)とを有し、上記第1端面及び上記第2端面は、上記セル壁の主面及び上記スキン部の主面よりも、表面粗さが小さい、請求項5に記載の排ガス浄化フィルタ。
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