JP2020091823A - 事故画像取得システム及び事故画像取得電子ミラーカメラシステム - Google Patents

事故画像取得システム及び事故画像取得電子ミラーカメラシステム Download PDF

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Abstract

【課題】事故画像取得率の向上が図れるとともに、車両事故に関連する画像データ量の削減ができる事故画像取得システム及び事故画像取得電子ミラーカメラシステムを提供する。【解決手段】第1のカメラ10は、他の車両との間の距離を計測して該他の車両の近接を検知し、データ送信部20は、第1のカメラ10にて他の車両の近接が検知された時点即ちインシデント及びアクシデントが発生した時を起点として、第1のカメラ10の画像データ及び/又は第2のカメラ11の画像データをデータサーバー120に送信する。これにより、事故画像取得率の向上が図れるとともに、画像データをデータサーバー120に送るための通信帯域を広くとる必要がなく、且つ車両事故に関連する画像データ量を削減することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、少なくとも2台のカメラを搭載した車両に用いて好適な事故画像取得システム及び事故画像取得電子ミラーカメラシステムに関する。
近年、車両事故を防止することを目的に、人の運転をサポートする先進運転支援システム(ADAS:Advanced driver assistance systems)や、機械が自ら運転を行う自動運転車が普及してきている。先進運転支援システムや自動運転転車では、人が運転する以上の事故防止技術を実現するために、様々なセンサーが搭載されてきている。特に、人の目の代わりを行うカメラの進化には目覚ましいものがある。例えば、車両や人物等の障害物の検知が可能な検知カメラや、ミラーの代わりを電子的に行う電子ミラーがある。但し、このような電子化されたカメラは、車両の運転時の事故防止には貢献できるが、一旦事故が発生した場合に車両が破損し、カメラそのものが壊れた場合には機能しなくなるという欠点がある。
事故が発生した場合、そのときの状況や、事故画像などの情報は、車両事故の加害者と被害者の責任の割合を決める上で重要な情報源となる。また、事故を起こした車両が逃走した場合の証拠画像としても活用できる。このようなことから、事故画像を効率的に取得できるシステムのニーズが高まっている。なお、従来の事故画像取得システムとして、例えば、特許文献1及び特許文献2に記載されたものがある。
特開2012−098105号公報 特開2015−230579号公報
ところで、上述した特許文献1及び特許文献2に記載されている事故画像取得システムにおいては、第1の車両が、事故を起こしたときの情報をデータサーバーに送信し、データサーバーから第2の車両に対して、第1の車両に関連する事故画像を無線通信にて送信するようにしている。しかしながら、第2の車両が第1の車両の近くに存在するか否かで事故画像を取得できるかどうかが決まるため、事故画像取得率が低い。つまり、システムが確立して、第2の車両の存在により、事故画像を取得できる可能性が決まるために、事故画像を取得できる確率が低い。
また、第2の車両は、常に、比較的データ量の大きい画像情報をデータサーバーに送信する必要があるため、広い通信帯域の確保が必要である。さらに、データサーバーのデータ領域が第2の車両数毎に必要になるため、大容量のデータサーバーが必要となり、実現が困難であると言える。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、事故画像取得率の向上が図れるとともに、車両事故に関連する画像情報量の削減ができる事故画像取得システム及び事故画像取得電子ミラーカメラシステムを提供することを目的とする。
本発明の事故画像取得システムは、少なくとも2つのカメラと、前記少なくとも2つのカメラの各々の画像データを無線通信にてデータサーバーに送信するデータ送信部と、を備え、前記少なくとも2つのカメラのうち、第1のカメラと第2のカメラは自車両の外周上に離間して配置される事故画像取得システムであって、前記第1のカメラは、他の車両との間の距離又は障害物との間の距離を計測して該他の車両又は該障害物の近接を検知し、前記データ送信部は、前記第1のカメラにて前記他の車両又は前記障害物の近接が検知された時点を起点として、前記第1のカメラの画像データ及び/又は前記第2のカメラの画像データを前記データサーバーに送信する。
上記構成によれば、他の車両との間の距離又は障害物との間の距離を計測して該他の車両又は該障害物の近接を検知するので、事故画像を取得できる可能性が向上する。また、事故が発生する可能性(“インシデント”)があるとき、もしくは事故が発生した(“アクシデント”)ときを起点として、第1のカメラの画像データ及び/又は第2のカメラの画像データをデータサーバーに送信するので、常時、比較的データ量が大きい画像情報をデータサーバーに送信するよりも通信帯域を狭くすることが可能となり、また車両事故に関連する画像データ量を少なくできることから、データサーバーの容量を小さくすることが可能となる。
上記構成において、前記第1のカメラは、前記他の車両又は前記障害物との間の距離より前記他の車両又は前記障害物との接触を検知した場合、前記第2のカメラの出力画像領域を変化させる。
上記構成によれば、事故画像として取得する画像をより鮮明にすることができる。
上記構成において、前記第1のカメラが前記自車両の後部に設けられ、前記第2のカメラが前記自車両の両側面のいずれか一方に設けられ、前記第2のカメラは、前記第1のカメラが撮影している画像と一部重複する領域を撮影可能である。
上記構成によれば、後方からの車両に対し、同じ領域を別な角度から見た画像を取得することができ、事故原因解析に寄与できる。
上記構成において、前記第1のカメラが前記自車両の前部に設けられ、前記第2のカメラが前記自車両の両側面のいずれか一方に設けられ、前記第2のカメラは、前記第1のカメラが撮影している画像と一部重複する領域を撮影可能である。
上記構成によれば、前方の車両に対し、同じ領域を別な角度から見た画像を取得することができ、事故原因の解析精度の向上が図れる。
上記構成において、波長の短い電磁波を照射し、その反射波を受け取って前記他の車両との間の距離を計測することで該他の車両の近接を検知する車両近接検知センサーを備え、前記データ送信部は、前記車両近接検知センサーを用いて、前記第1のカメラによる前記他の車両の近接検知時点を補完する。
上記構成によれば、事故が発生する可能性があるとき、もしくは事故が発生したときの起点の精度向上が図れるので、事故原因の解析精度の向上が図れるとともに、データサーバーに送信するするデータ量を更に低減できる。
上記構成において、前記第1のカメラは、前記他の車両の近接を検知したときの画像データに、そのときの時間及び位置情報を含ませる。
上記構成によれば、事故発生時間と事故現場を把握することができる。
上記構成において、前記第2のカメラは、前記他の車両の車両番号を検知し、前記データ送信部は、前記第2のカメラにて前記車両番号が検知された場合、前記データサーバーへ送信するデータに前記車両番号を含ませる。
上記構成によれば、相手車両の車両番号を確認することができる。
上記構成において、前記第1のカメラは、前記第2のカメラと通信を行う第1の通信部を有し、前記第2のカメラは、前記第1のカメラと通信を行う第2の通信部を有する。
上記構成によれば、第1のカメラと第2のカメラとの間で相互に通信を行うことで、第1のカメラが故障しても、第2のカメラが補完して事故画像を取得することが可能となる。
本発明の事故画像取得電子ミラーカメラシステムは、少なくとも2つの電子ミラーカメラと、車載カメラと、前記少なくとも2つの電子ミラーカメラの各々の画像データを無線通信にてデータサーバーに送信するデータ送信部と、を備え、前記少なくとも2つの電子ミラーカメラのうち、第1の電子ミラーカメラと第2の電子ミラーカメラは自車両の外周上に離間して配置される事故画像取得電子ミラーカメラシステムであって、前記車載カメラは、他の車両との間の距離又は障害物との間の距離を計測して該他の車両又は該障害物の近接を検知し、前記データ送信部は、前記車載カメラにて前記他の車両又は前記障害物の近接が検知された時点を起点として、前記第1の電子ミラーカメラの画像データ及び/又は前記第2の電子ミラーカメラの画像データを前記データサーバーに送信する。
上記構成によれば、車載カメラが、他の車両との間の距離又は障害物との間の距離を計測して該他の車両又は該障害物の近接を検知するので、事故画像を取得できる可能性が向上する。また、事故が発生する可能性(“インシデント”)があるとき、もしくは事故が発生した(“アクシデント”)ときを起点として、第1の電子ミラーカメラの画像データ及び/又は第2の電子ミラーカメラの画像データをデータサーバーに送信するので、常時、比較的データ量が大きい画像データをデータサーバーに送信するよりも通信帯域を狭くすることが可能となり、また車両事故に関連する画像データ量を少なくできることから、データサーバーの容量を小さくすることが可能となる。
上記構成において、前記車載カメラは、前記他の車両の車両番号を検知し、前記データ送信部は、前記車載カメラにて前記車両番号が検知された場合、前記データサーバーへ送信するデータに前記車両番号を含ませる。
上記構成によれば、他の車両の車両番号を確認することができる。
本発明の事故画像取得電子ミラーカメラシステムは、少なくとも2つの電子ミラーカメラと、前記少なくとも2つの電子ミラーカメラのうち、少なくとも1つの電子ミラーカメラの画像情報を処理する車載システムと、前記少なくとも2つの電子ミラーカメラの各々の画像データを無線通信にてデータサーバーに送信するデータ送信部と、を備え、前記少なくとも2つの電子ミラーカメラのうち、第1の電子ミラーカメラと第2の電子ミラーカメラは自車両の外周上に離間して配置される事故画像取得電子ミラーカメラシステムであって、前記車載システムは、前記少なくとも2つの電子ミラーカメラのうち、1つの電子ミラーカメラの画像情報を用いて、他の車両との間の距離又は障害物との間の距離を計測して該他の車両又は該障害物の近接を検知し、前記データ送信部は、前記車載システムにて前記他の車両又は前記障害物の近接が検知された時点を起点として、前記第1の電子ミラーカメラの画像データ及び/又は前記第2の電子ミラーカメラの画像データを前記データサーバーに送信する。
上記構成によれば、車載システムが、1つの電子ミラーカメラの画像データを用いて、他の車両との間の距離又は障害物との間の距離を計測して該他の車両又は該障害物の近接を検知するので、事故画像を取得できる可能性が向上する。また、事故が発生する可能性(“インシデント”)があるとき、もしくは事故が発生した(“アクシデント”)ときを起点として、第1の電子ミラーカメラの画像データ及び/又は第2の電子ミラーカメラの画像データをデータサーバーに送信するので、常時、比較的データ量が大きい画像データをデータサーバーに送信するよりも通信帯域を狭くすることが可能となり、また車両事故に関連する画像データ量を少なくできることから、データサーバーの容量を小さくすることが可能となる。
本発明の事故画像取得電子ミラーカメラシステムは、少なくとも2つの電子ミラーカメラと、波長の短い電磁波を照射し、その反射波を受け取って他の車両との間の距離又は障害物との間の距離を計測して該他の車両又は該障害物の近接を検知する車両近接検知センサーと、前記少なくとも2つの電子ミラーカメラのうち、少なくとも1つの電子ミラーカメラの画像情報を処理する車載システムと、前記少なくとも2つの電子ミラーカメラの各々の画像データを無線通信にてデータサーバーに送信するデータ送信部と、を備え、前記少なくとも2つの電子ミラーカメラのうち、第1の電子ミラーカメラと第2の電子ミラーカメラは自車両の外周上に離間して配置される事故画像取得電子ミラーカメラシステムであって、前記車載システムは、前記少なくとも2つの電子ミラーカメラのうち、1つの電子ミラーカメラの画像情報を基に、他の車両との間の距離又は障害物との間の距離を計測して該他の車両又は該障害物の近接を検知するとともに、近接検知結果を前記車両近接検知センサーによる近接検知結果で補完し、前記データ送信部は、前記車載システムにて前記他の車両又は前記障害物の近接が検知された時点を起点として、前記第1の電子ミラーカメラの画像データ及び/又は前記第2の電子ミラーカメラの画像データを前記データサーバーに送信する。
上記構成によれば、車載システムが、他の車両との間の距離又は障害物との間の距離を計測して該他の車両又は該障害物の近接を検知するので、事故画像を取得できる可能性が向上する。特に、車両との間の距離又は障害物との間の距離の計測において、車両近接検知センサーの近接結果で補完するので、より精度の高い距離測定ができる。また、事故が発生する可能性(“インシデント”)があるとき、もしくは事故が発生した(“アクシデント”)ときを起点として、第1の電子ミラーカメラの画像データ及び/又は第2の電子ミラーカメラの画像データをデータサーバーに送信するので、常時、比較的データ量が大きい画像データをデータサーバーに送信するよりも通信帯域を狭くすることが可能となり、また車両事故に関連する画像データ量を少なくできることから、データサーバーの容量を小さくすることが可能となる。
上記構成において、前記車載システムは、前記少なくとも2つの電子ミラーカメラのうち、1つの電子ミラーカメラの画像情報を用いて、前記他の車両の車両番号を検知し、
前記データ送信部は、前記車載システムにて前記車両番号が検知された場合、前記データサーバーへ送信するデータに前記車両番号を含ませる。
上記構成によれば、他の車両の車両番号を確認することができる。
上記構成において、前記車載システムは、離間して配置された前記少なくとも2つの電子ミラーカメラの画像情報のうち、物理的に遠い位置に配置された前記電子ミラーカメラの画像情報を前記データ送信部に出力する。
上記構成によれば、障害物の近接により、物理的に遠い位置に配置された電子ミラーカメラでは隠れてしまう車両後方の画像データを他方の電子ミラーカメラの画像データで補完することが可能となり、事故画像として取得する画像をより鮮明にすることができる。
上記構成において、前記第1の電子ミラーカメラが前記自車両の後部に設けられ、前記第2の電子ミラーカメラが前記自車両の両側面のいずれか一方に設けられ、前記第2の電子ミラーカメラは、前記第1の電子ミラーカメラが撮影している画像と一部重複する領域を撮影可能である。
上記構成によれば、後方から接近する車両に対し、同じ領域を別な角度から見た画像を取得することができ、事故原因解析に寄与できる。
上記構成において、前記データ送信部は、前記他の車両の近接を検知したときの画像データに、そのときの時間及び位置情報を含ませる。
上記構成によれば、他の車両の近接を検知したときの時間及び位置情報を確認することができる。
上記構成において、車両動作中に、前記車載カメラの近接検知機能のみを動作させる。
上記構成によれば、事故検知する確率を上げることができる。
上記構成において、車両動作中に、前記車載システムの近接検知機能のみを動作させる。
上記構成によれば、事故検知する確率を上げることができる。
本発明によれば、事故画像取得率の向上が図れ、また車両事故に関連する画像データ量の削減ができて、データサーバーの低容量化が図れる。
本発明の第1実施形態に係る事故画像取得システムの概略構成を示すブロック図 本発明の第1実施形態に係る事故画像取得システムを説明するための図 本発明の第2実施形態に係る事故画像取得システムの概略構成を示すブロック図 本発明の第2実施形態に係る事故画像取得システムの第2のカメラの画像情報の一例を示す図 本発明の第3実施形態に係る事故画像取得システムの概略構成を示すブロック図 本発明の第4実施形態に係る事故画像取得電子ミラーカメラシステムの概略構成を示すブロック図 本発明の第4実施形態に係る事故画像取得電子ミラーカメラシステムを説明するための図 本発明の第5実施形態に係る事故画像取得電子ミラーカメラシステムの概略構成を示すブロック図 本発明の第6実施形態に係る事故画像取得電子ミラーカメラシステムの概略構成を示すブロック図 本発明の実施形態を得るに至った従来の第1の事故画像取得システムを説明するための図 図10に示す第1〜第3の車両それぞれに搭載された電子機器関係の構成と、データベースサーバを有する情報センターに設置された情報処理装置及び通信装置を示すブロック図 本発明の実施形態を得るに至った従来の第2の事故画像取得システムを説明するための図 従来の第2の事故画像取得システムで取得した画像の一例を示す図
まず、本発明の実施形態を得るに至った経緯について説明する。
図10は、本発明の実施形態を得るに至った従来の第1の事故画像取得システムを説明するための図である。同図において、従来の第1の車両1010には、従来の第1の事故画像取得システムが搭載されている。第1の車両1010は、第1の無線通信1020を介してデータサーバー1001と無線通信を行い、第2の車両1011は、第2の無線通信1021を介してデータサーバー1001と無線通信を行い、第3の車両1012は、第3の無線通信1022を介してデータサーバー1001と無線通信を行う。第1〜第3の車両1010,1011,1012のそれぞれにおける無線通信は常時行われる。第1の車両1010には、従来の第1の事故画像取得システムを構成する少なくとも1台のカメラが搭載されている。図10では、第1の車両1010の前部に搭載されたカメラに符号1030を付けている。
図11は、図10に示す第1〜第3の車両1010,1011,1012それぞれに搭載された電子機器関係の構成と、データサーバー1001を有する情報センターに設置された情報処理装置及び通信装置を示すブロック図である。なお、図11に示された図面の番号は、図10に合わせている。また、符号を付していないが、第1〜第3の車両1010,1011,1012それぞれには、通信機、カーナビ、衝撃検知部、カメラ、記憶部及び車載CPUが搭載されている。
ここで、第2の車両1011が事故を起こした場合、第2の車両1011から、そのときの時間と位置情報が第2の無線通信1021を介してデータサーバー1001に送信される。また、近傍にいる車両、例えば第1の車両1010からは、第1の車両1010の前部に搭載されたカメラ1030が取得した事故画像が第1の無線通信1020を介してデータサーバー1001に送信される。これにより、データサーバー1001に、第2の車両1011の事故画像が記録される。
この場合、事故画像を取得できるのは、従来の第1の事故画像取得システムを搭載した第1の車両1010が、事故車両(上記の場合は第2の車両1011)の近傍を走行している場合であるため、事故画像を取得できるのは、従来の車載装置を搭載した従来の第1の車両1010が事故車両の近傍に存在するかに依存する。また、仮に、事故車両として、第2の車両1011の近傍に、第3の車両1012が走行していたとしても、カメラ1030の撮像領域に第2の車両1011が存在しないと、事故画像を取得できる確率が低くなる。
事故画像の取得率は(1)式で表される。
事故画像取得率=事故発生確率×従来の第1の事故画像取得システムを搭載した車両が事故周辺に存在する確率×事故現場画像がカメラの有効画角内に入っている確率 …(1)
(1)式から事故画像の取得率は極めて低くなることが分かる。
次に、図12は、本発明の実施形態を得るに至った従来の第2の事故画像取得システムを説明するための図である。同図において、従来の第4の車両1110が第4の無線通信1120を介して従来の第2のデータサーバー1101と無線通信を行い、従来の第5の車両1111が第5の無線通信1121を介して第2のデータサーバー1101と無線通信を行い、従来の第6の車両1112が第6の無線通信1122を介して第2のデータサーバー1101と無線通信を行う。これらの無線通信は常時行われる。第4の車両1110には、少なくとも1台のカメラが搭載されている。図12では、第4の車両1110の前部に搭載されたカメラに符号1140を付けている。
図13は、第2の事故画像取得システムで取得した画像の一例を示す図である。第5の車両1111と第6の車両1112が事故を起こした場合、第4の車両1110が事故画像をカメラ1140で撮影し、撮影した画像から事故画像を検知する。そして、事故と判断すると、第4の無線通信1120を介して第2のデータサーバー1101に事故画像データを送信する。これにより、第2のデータサーバー1101に、第5の車両1111と第6の車両1112が事故を起こしたときの事故画像が記録される。事故画像の取得率は(2)式で表され、従来の第2の事故画像取得システムを搭載した車両が事故周辺に位置するかに依存するため、低くなる。
事故画像取得率=事故発生確率×従来の第2の事故画像取得システムを搭載した車両が事故周辺に存在する確率 …(2)
なお、このような第1の事故画像取得システム及び第2の事故画像取得システムにおける事故画像の取得率を向上させるために、車両に搭載したカメラで常に画像を取得することは容易に想像ができる。その場合、車両は、常に比較的データ量の大きい画像をデータサーバーに送信する必要がある。そのため、従来の事故画像取得システムでは、無線通信の帯域を広くとらなければならない。また、データ量が多くなることから、データサーバーの容量を大きくしなければならない。このため、コストが嵩むという課題が生じる。
以下、事故画像取得率の向上が図れるとともに、事故画像データをデータサーバーに送信するための通信帯域を広くとる必要がなく、且つデータサーバーの低容量化が図れる事故画像取得システム及び事故画像取得電子ミラーカメラシステムについて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る事故画像取得システム1の概略構成を示すブロック図である。図2は、図1の事故画像取得システム1を説明するための図である。図1に示す事故画像取得システム1は、第1の車両101が備える(図2参照)。事故画像取得システム1は、第1のカメラ10と、第2のカメラ11と、第3のカメラ12と、第4のカメラ13と、データ送信部20とを備える。第1のカメラ10は、第1の車両101の後部に配置されており、第2のカメラ11は、第1の車両101の両サイドの一方に、第3のカメラ12は、第1の車両101の両サイドの他方にそれぞれ配置されている。また、第4のカメラ13は、第1の車両101の前部に配置されている。
第1のカメラ10には、障害物を検知する第1の検知機能が設けられている。なお、第1の検知機能が検知する障害物には車両も含まれる。第2のカメラ11と第3のカメラ12は、それぞれ第1の車両101のサイドミラーを電子化したものであり、後方の遠方を見ることができる。
図2に示すように、事故画像取得システム1を搭載した第1の車両101は、無線通信110を介してデータサーバー120と無線通信を行う。データサーバー120との無線通信は、データ送信部20が行う。データ送信部20は、第1のカメラ10の画像情報と、第2のカメラ11の画像情報と、第3のカメラ12の画像情報と、第4のカメラ13の画像情報をそれぞれ入力する。また、データ送信部20は、無線通信110を介してデータサーバー120に画像データを送信する。
第1の車両101に搭載された第1のカメラ10が有する第1の検知機能は、第1の車両101と第2の車両102との間の距離、もしくは第1の車両101と障害物(図示略)との間の距離を測定する。データ送信部20は、第1のカメラ10の第1の検知機能により、第1の車両101と第2の車両102との間隔が狭くなったことを認識することで、第1のカメラ10の画像情報を、無線通信110を介してデータサーバー120に送信する。なお、無線通信110により送信されるデータには、第1のカメラ10の画像情報の他に、事故発生の時間及び事故位置を特定できる情報が含まれていてもよい。また、第1のカメラ10に、後方に位置する車両の車両番号を検知する第2の検知機能を持たせてもよい。また、第1のカメラ10が持つ第1の検知機能及び/又は第2の検知機能を第2〜第4のカメラ11〜13に持たせてもよい。なお、第3の車両103は、第1の車両101及び第2の車両102に対して対向車線を走行するものである。
本実施形態の事故画像取得システム1によれば、第1の車両101に搭載された第1のカメラ10の第1の検知機能が動作したとき(つまり、事故が発生したとき)にのみに発動するため、事故を検知する確率が上がる。事故画像取得率は、(3)式で表すことができる。
事故画像取得率=事故発生確率 …(3)
また、第1の車両101に搭載された第1のカメラ10が検知したインシデントもしくはアクシデントを起点として、第2のカメラ11もしくは第3のカメラ12の画像情報のみを送信することができ、常に画像情報を送ることが必要な従来の事故画像取得システムよりも無線通信110の通信帯域を狭くすることができる。
なお、第1のカメラ10に搭載された第1の検知機能において、車両間隔もしくは障害物と車両の間隔がある閾値(例えば、50cm)を下回った場合においても、同様の機能を有することができる。また、間隔が0cm、つまり、接触した場合でも同様の機能を有することができる。
また、第1の車両101の後部に位置する第1のカメラ10と、両サイドの一方に位置する第2のカメラ11を例に説明したが、前部に位置する第4のカメラ13と、前方を撮影可能なサイドに位置するカメラとの組み合わせでも同様の機能を有することができる。
る。
また、第2のカメラ11又は第3のカメラ12は、第1のカメラ10が撮影している画像と一部重複する領域を撮影可能としてもよい。このようにすることで、後方の車両に対し、同じ領域を別な角度から見た画像を取得することができ、事故原因の解析精度の向上が図れる。
また、第2のカメラ11又は第3のカメラ12は、第4のカメラ13が撮影している画像と一部重複する領域を撮影可能としてもよい。このようにすることで、前方の車両に対し、同じ領域を別な角度から見た画像を取得することができ、事故原因の解析精度の向上が図れる。
このように、第1実施形態に係る事故画像取得システム1によれば、第1のカメラ10と、第2のカメラ11と、第1,第2のカメラ10,11の画像データを無線通信にてデータサーバー120に送信するデータ送信部20と、を備え、第1のカメラ10と第2のカメラ11は自車両の外周上に離間して配置される事故画像取得システム1であって、第1のカメラ10は、他の車両との間の距離を計測して該他の車両の近接を検知し、データ送信部20は、第1のカメラ10にて他の車両の近接が検知された時点を起点として、第1のカメラ10の画像データ及び/又は第2のカメラ11の画像データをデータサーバー120に送信するので、事故画像取得率の向上が図れるとともに、画像データをデータサーバー120に送るための通信帯域を広くとる必要がなく、且つデータサーバー120の低容量化が図れる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る事故画像取得システム2について、図面を参照しながら説明する。図3は、本発明の第2実施形態に係る事故画像取得システム2の概略構成を示すブロック図である。同図に示す事故画像取得システム2では、第1のカメラ14が、第2のカメラ15と通信を行う第1の通信部141を有し、第2のカメラ15が、第1のカメラ14と通信を行う第2の通信部151を有する。第1の通信部141と第2の通信部151とにより、第1のカメラ14で事故を検知したという第1の制御信号201を、データ送信部30を介して、第2のカメラ15に第2の制御信号202として送信する。第1のカメラ14は、前述した第1のカメラ10と同様に第1の検知機能を有している。なお、第1のカメラ14に、後方に位置する車両の車両番号を検知する第2の検知機能を持たせてもよい。
図4は、第2のカメラ15の画像情報の一例を示す図である。同図において、第2のカメラ15は、カメラセンサーとして利用できる有効画素211を持ち、用途に応じて使う範囲を限定して、第1の出力画像210を出力する。ここで、第1のカメラ14の第1の検知機能が発動する場合、つまり、車両事故のインシデントもしくはアクシデントが発生した場合、第1の制御信号201が送信され、第2のカメラ15への第2の制御信号202として送信される。第2の制御信号202を受信した第2のカメラ15は、第1の出力画像210の出力画像範囲を変化させて第2の出力画像212とする。
このように、第2実施形態に係る事故画像取得システム2によれば、第1の出力画像210から、第2の出力画像212に変化させることにより、事故画像として取得する画像をより鮮明にすることができる。事故画像取得の目的は、事故の加害者、被害者の責任の割合を決めることであれば、より鮮明な事故画像をデータサーバー120に残すことにより、事故原因がより分かりやすくなる。
なお、第2の出力画像212は、元の出力画像である第1の出力画像210よりも大きくしているが、小さくしても良い。
また、第1のカメラ14と第2のカメラ15との間で相互に通信を行うことで、第1のカメラ14が故障しても、第2のカメラ15が補完して事故画像を取得することもできる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係る事故画像取得システム3について、図面を参照しながら説明する。図5は、本発明の第3実施形態に係る事故画像取得システム3の概略構成を示すブロック図である。同図に示す第3実施形態に係る事故画像取得システム3においては、第1のカメラ14と第2のカメラ15は、第1のカメラ14で事故を検知したという第1の制御信号201を、データ送信部31を介して、第2のカメラ15に第2の制御信号202として送信している。さらに、第1の車両101にアクティブセンサー(車両近接検知センサー)40が搭載され、データ送信部31に第3の制御信号401を送信している。ここで、アクティブセンサー40は、波長の短い電磁波として、例えば、赤外線、ミリ波、レーザー等を照射し、その反射波を受け取り物体との距離を測定するものである。
このように、第3実施形態に係る事故画像取得システム3によれば、第1のカメラ14の第1の検知機能を、アクティブセンサー40の機能で補完することにより、第1の車両101と第2の車両102との間の距離、もしくは第1の車両101と障害物(図示略)との間の距離測定精度の向上が図れる。
(第4実施形態)
図6は、本発明の第4実施形態に係る事故画像取得電子ミラーカメラシステム4の概略構成を示すブロック図である。図7は、図6の事故画像取得電子ミラーカメラシステム4を説明するための図である。図6及び図7において、第4実施形態に係る事故画像取得電子ミラーカメラシステム4は、第1の車両121が備える。事故画像取得電子ミラーカメラシステム4は、第1の電子ミラーカメラ105と、第2の電子ミラーカメラ106と、第3の電子ミラーカメラ107(図7参照)と、車載カメラ104と、データ送信部114と、第1の電子ミラーカメラ105からの出力画像の処理を行う第1の車載システム111と、第2の電子ミラーカメラ106からの出力画像の処理を行う第2の車載システム112と、車載カメラ104の出力画像の処理を行う第3の車載システム113とを備える。
なお、第3の電子ミラーカメラ107からの出力画像の処理を行う車載システムについては省略する。また、図7には第3の電子ミラーカメラ107を描いているが、図6では省略している。また、第1の車載システム111、第2の車載システム112、第3の車載システム113及びデータ送信部114を別々に配置したが、それぞれ一つの筐体に配置しても良い。
図7に示すように、車載カメラ104と第1の電子ミラーカメラ105は、第1の車両121の後部に配置されている。第2の電子ミラーカメラ106は、第1の車両121の両サイドの一方に配置されている。第3の電子ミラーカメラ107は、第1の車両121の両サイドの他方に配置されている。車載カメラ104は、障害物を検知する第1の検知機能を有している。なお、第1の検知機能が検知する障害物には車両も含まれる。この第1の検知機能は、波長の短い電磁波として、例えば、赤外線、ミリ波、レーザー等を照射し、その反射波を受け取って物体との間の距離を計測して該物体の近接を検知するものである。第1の検知機能(図示略)により、第1の車両121と第2の車両122との近接の検知、もしくは第1の車両121と障害物(図示略)との近接の検知が行われる。
第1の電子ミラーカメラ105と第2の電子ミラーカメラ106と第3の電子ミラーカメラ107は、それぞれ第1の車両121の後方及び両脇の機械式ミラーを電子化したもの、もしくは、機械式ミラーの一部の機能を電子化したものであり、車両の後方から両脇までの広範囲に渡り、第1の車両(自車両)121からの遠方を見ることができる。
図7に示すように、本実施形態に係る事故画像取得電子ミラーカメラシステム4を搭載した第1の車両121は、無線通信110を介してデータサーバー120と無線通信を行う。データサーバー120との無線通信は、データ送信部114(図6参照)にて行われる。データ送信部114は、第1の電子ミラーカメラ105の画像情報と、第2の電子ミラーカメラ106の画像情報と、第3の電子ミラーカメラ107の画像情報と、車載カメラ104の画像情報とをそれぞれ入力する。また、データ送信部114は、無線通信110を介してデータサーバー120に画像データを送信する。
データ送信部114は、車載カメラ104の第1の検知機能により、第1の車両121と第2の車両122との間隔が狭くなったことを認識することで、第2の電子ミラーカメラ106又は第3の電子ミラーカメラ107の画像情報を、無線通信110を介してデータサーバー120に送信する。なお、無線通信110により送信されるデータには、第2の電子ミラーカメラ106又は第3の電子ミラーカメラ107の画像情報の他に、事故発生の時間及び事故位置を特定できる情報が含まれていてもよい。また、車載カメラ104に、後方に位置する車両の車両番号を検知する第2の検知機能を持たせてもよい。なお、第3の車両127は、第1の車両121及び第2の車両122に対して対向車線を走行するものである。
本実施形態の事故画像取得電子ミラーカメラシステム4によれば、第1の車両121に搭載された車載カメラ104の第1の検知機能が動作したとき(つまり、事故が発生したとき)にのみに発動するため、事故を検知する確率が上がる。事故画像取得率は、前述した(3)式で表すことができる。
事故画像取得率=事故発生確率 …(3)
また、第1の車両121に搭載された車載カメラ104が検知したインシデントもしくはアクシデントを起点として、第2の電子ミラーカメラ106又は第3の電子ミラーカメラ107の画像情報のみを送信することができ、常に画像情報を送ることが必要な従来の事故画像取得電子ミラーシステム(図示略)よりも無線通信110の通信帯域を狭くすることができる。なお、車載カメラ104が有する第1の検知機能において、車両間隔もしくは障害物と車両の間隔がある閾値(例えば、50cm)を下回った場合においても、同様の機能を有することができる。また、間隔が0cm、つまり、接触した場合でも同様の機能を有することができる。
また、第2の電子ミラーカメラ106、第3の電子ミラーカメラ107及び車載カメラ104は、第1の電子ミラーカメラ105が撮影している画像と一部重複する領域を撮影可能としてもよい。このようにすることで、後方の車両に対し、同じ領域を別な角度から見た画像を取得することができ、事故原因の解析精度の向上が図れる。
また、第1の電子ミラーカメラ105の画角125(図6参照)や、第2の電子ミラーカメラ106の画角123(図6参照)は、機械式のミラーと同様もしくは、それ以上に遠方を見ることが可能である。一方、車載カメラ104の画角124(図6参照)は車両の近接を見るために、第2の電子ミラーカメラ106又は第3の電子ミラーカメラ107の画角よりも挟角となっている。そのため、車載カメラ104の画角124の範囲内でインシデントもしくはアクシデントを検出した場合、車両の後方から遠方を見ることが可能な第1の電子ミラーカメラ105の画角125及び/又は第2の電子ミラーカメラ106の画角123の範囲内の画像情報をデータサーバー120に送信することにより、より鮮明に事故画像を取得することができる。車載カメラ104は、車両走行中は第1の検知機能のみを動作させることで、同様の効果を得られ、さらに、第1の車両121の消費電力を抑えることが出来る。
このように、第4実施形態に係る事故画像取得電子ミラーカメラシステム4によれば、第1の電子ミラーカメラ105と、第2の電子ミラーカメラ106と、車載カメラ104と、第1の電子ミラーカメラ105、第2の電子ミラーカメラ106(及び/又は第3の電子ミラーカメラ107)及び車載カメラ104の画像データを無線通信110にてデータサーバー120に送信するデータ送信部114と、を備え、第1の電子ミラーカメラ105と第2の電子ミラーカメラ106又は第3の電子ミラーカメラ107は、第1の車両(自車両)121の外周上に離間して配置される事故画像取得電子ミラーカメラシステム4であって、車載カメラ104は、第2の車両(他の車両)122との間の距離又は障害物(図示略)との間の距離を計測して第2の車両122又は該障害物の近接を検知する第1の検知機能を有し、データ送信部114は、車載カメラ104の第1の検知機能にて第2の車両122又は障害物の近接が検知された時点を起点として、第1の電子ミラーカメラ105の画像データ、第2の電子ミラーカメラ106又は第3の電子ミラーカメラ107の画像データをデータサーバー120に送信するので、事故画像取得率の向上が図れるとともに、画像データをデータサーバー120に送るための通信帯域を広くとる必要がなく、且つデータサーバー120の低容量化が図れる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態に係る事故画像取得電子ミラーカメラシステム5について、図面を参照しながら説明する。図8は、本発明の第5実施形態に係る事故画像取得電子ミラーカメラシステム5の概略構成を示すブロック図である。同図に示す事故画像取得電子ミラーカメラシステム5は、第1の電子ミラーカメラ105と、第2の電子ミラーカメラ106と、第1の車載システム301と、第2の車載システム112と、データ送信部114と、を備える。第1の車載システム301は、第1の電子ミラーカメラ105の画像データを基に、前述した車載カメラ104の第1の検知機能と同様の処理を行う検知機能302を有し、車両後方で発生するインシデント及び/又はアクシデントを検知する。なお、第1の車載システム301と第2の車載システム112は物理的に同じ筐体に、配置してもよい。
このように、第5実施形態に係る事故画像取得電子ミラーカメラシステム5によれば、第1の車載システム301は、第2の車両(他の車両)122との間の距離又は障害物との間の距離を計測して第2の車両122又は該障害物の近接を検知する検知機能302を備え、データ送信部114は、検知機能302が、第1の電子ミラーカメラ105と第2の電子ミラーカメラ106のうち、1つの電子ミラーカメラの画像データを用いて、第2の車両122との間の距離又は障害物との間の距離を計測して第2の車両122又は該障害物の近接を検知し、データ送信部114は、第1の車載システム301の検知機能302にて第2の車両122又は障害物の近接が検知された時点を起点として、第1の電子ミラーカメラ105の画像データ及び/又は第2の電子ミラーカメラ106の画像データをデータサーバー120に送信するので、事故画像取得率の向上が図れるとともに、画像データをデータサーバー120に送るための通信帯域を広くとる必要がなく、且つデータサーバー120の低容量化が図れる。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態に係る事故画像取得電子ミラーカメラシステム6について、図面を参照しながら説明する。図9は、本発明の第6実施形態に係る事故画像取得電子ミラーカメラシステム6の概略構成を示すブロック図である。同図に示す第6実施形態に係る事故画像取得電子ミラーカメラシステム6は、第1の電子ミラーカメラ105と、第2の電子ミラーカメラ106と、アクティブセンサー(車両近接検知センサー)410と、第1の車載システム(車載システム)111と、第2の車載システム112と、第3の車載システム113と、データ送信部114と、を備えている。アクティブセンサー410は、第1の車両(自車両)121の後部に配置される。
第6実施形態におけるアクティブセンサー410は、前述した第4実施形態における第1の検知機能及び第5実施形態における検知機能302と同様の機能を有するものであり、波長の短い電磁波として、例えば、赤外線、ミリ波、レーザー等を照射し、その反射波を受け取って、物体との間の距離を測定する。なお、第6実施形態におけるアクティブセンサー410と第4実施形態における第1の検知機能及び第5実施形態における検知機能302との違いは、第6実施形態におけるアクティブセンサー410が単独で存在しているのに対し、第4実施形態における第1の検知機能は車載カメラ104に内蔵され、第5実施形態における検知機能302は第1の車載システム301に内蔵されている点である。
第3の車載システム113は、アクティブセンサー410で測定される第2の車両(他の車両)122又は障害物(図示略)との間の距離を基に、第2の車両又は該障害物の近接を検知する。第1の車載システム111は、第1の電子ミラーカメラ105からの出力画像の処理を行う。また、第1の車載システム111は、第4実施形態における車載カメラ104が有する第1の検知機能と同様の検知機能を有し、第1の電子ミラーカメラ105の画像情報を基に、第2の車両(他の車両)122との間の距離又は障害物(図示略)との間の距離を測定し、第2の車両(他の車両)122又は該障害物の近接を検知するとともに、近接検知結果を第3の車載システム113による近接検知結果で補完する。データ送信部114は、第1の車載システム111にて第2の車両(他の車両)122又は該障害物の近接が検知された時点を起点として、第1の電子ミラーカメラ105の画像データ及び/又は第2の電子ミラーカメラ106の画像データをデータサーバー120に送信する。
このように、第6実施形態に係る事故画像取得電子ミラーカメラシステム6によれば、第1の車載システム111における他の車両又は障害物の近接を検知する機能を、アクティブセンサー410の機能で補完することで、他の車両との間の距離又は障害物との間の距離測定精度の向上が図れる。
なお、第6実施形態に係る事故画像取得電子ミラーカメラシステム6において、第1の車載システム111における検知機能に、後方に位置する車両の車両番号を検知する検知機能も持たせてもよい。
本発明は、事故検知確率を上げ、且つ、データサーバーへの無線通信帯域やデータサーバーのデータ量も抑えることができ、車載用途等に好適である。
1,2,3 事故画像取得システム
4,5,6 事故画像取得電子ミラーカメラシステム
10,14 第1のカメラ
11,15 第2のカメラ
12 第3のカメラ
13 第4のカメラ
20,30,31 データ送信部
40,410 アクティブセンサー
101 第1の車両
102 第2の車両
103 第3の車両
104 車載カメラ
105 第1の電子ミラーカメラ
106 第2の電子ミラーカメラ
107 第3の電子ミラーカメラ
110 無線通信
111,301 第1の車載システム
112 第2の車載システム
113 第3の車載システム
114 データ送信部
120 データサーバー
121 第1の車両
122 第2の車両
123 第2の電子ミラーカメラの画角
124 車載カメラの画角
125 第1の電子ミラーカメラの画角
127 第3の車両
141 第1の通信部
151 第2の通信部
201 第1の制御信号
202 第2の制御信号
210 第1の出力画像
211 有効画素
212 第2の出力画像
302 検知機能
401 第3の制御信号

Claims (18)

  1. 少なくとも2つのカメラと、
    前記少なくとも2つのカメラの各々の画像データを無線通信にてデータサーバーに送信するデータ送信部と、
    を備え、
    前記少なくとも2つのカメラのうち、第1のカメラと第2のカメラは自車両の外周上に離間して配置される事故画像取得システムであって、
    前記第1のカメラは、他の車両との間の距離又は障害物との間の距離を計測して該他の車両又は該障害物の近接を検知し、
    前記データ送信部は、前記第1のカメラにて前記他の車両又は前記障害物の近接が検知された時点を起点として、前記第1のカメラの画像データ及び/又は前記第2のカメラの画像データを前記データサーバーに送信する、
    事故画像取得システム。
  2. 前記第1のカメラは、前記他の車両又は前記障害物との間の距離より前記他の車両又は前記障害物との接触を検知した場合、前記第2のカメラの出力画像領域を変化させる、
    請求項1に記載の事故画像取得システム。
  3. 前記第1のカメラが前記自車両の後部に設けられ、
    前記第2のカメラが前記自車両の両側面のいずれか一方に設けられ、
    前記第2のカメラは、前記第1のカメラが撮影している画像と一部重複する領域を撮影可能である、
    請求項1又は請求項2に記載の事故画像取得システム。
  4. 前記第1のカメラが前記自車両の前部に設けられ、
    前記第2のカメラが前記自車両の両側面のいずれか一方に設けられ、
    前記第2のカメラは、前記第1のカメラが撮影している画像と一部重複する領域を撮影可能である、
    請求項1又は請求項2に記載の事故画像取得システム。
  5. 波長の短い電磁波を照射し、その反射波を受け取って前記他の車両との間の距離を計測することで該他の車両の近接を検知する車両近接検知センサーを備え、
    前記データ送信部は、前記車両近接検知センサーを用いて、前記第1のカメラによる前記他の車両の近接検知時点を補完する、
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の事故画像取得システム。
  6. 前記第1のカメラは、前記他の車両の近接を検知したときの画像データに、そのときの時間及び位置情報を含ませる、
    請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の事故画像取得システム。
  7. 前記第2のカメラは、前記他の車両の車両番号を検知し、
    前記データ送信部は、前記第2のカメラにて前記車両番号が検知された場合、前記データサーバーへ送信するデータに前記車両番号を含ませる、
    請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の事故画像取得システム。
  8. 前記第1のカメラは、前記第2のカメラと通信を行う第1の通信部を有し、
    前記第2のカメラは、前記第1のカメラと通信を行う第2の通信部を有する、
    請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の事故画像取得システム。
  9. 少なくとも2つの電子ミラーカメラと、
    車載カメラと、
    前記少なくとも2つの電子ミラーカメラの各々の画像データを無線通信にてデータサーバーに送信するデータ送信部と、
    を備え、
    前記少なくとも2つの電子ミラーカメラのうち、第1の電子ミラーカメラと第2の電子ミラーカメラは自車両の外周上に離間して配置される事故画像取得電子ミラーカメラシステムであって、
    前記車載カメラは、他の車両との間の距離又は障害物との間の距離を計測して該他の車両又は該障害物の近接を検知し、
    前記データ送信部は、前記車載カメラにて前記他の車両又は前記障害物の近接が検知された時点を起点として、前記第1の電子ミラーカメラの画像データ及び/又は前記第2の電子ミラーカメラの画像データを前記データサーバーに送信する、
    事故画像取得電子ミラーカメラシステム。
  10. 前記車載カメラは、前記他の車両の車両番号を検知し、
    前記データ送信部は、前記車載カメラにて前記車両番号が検知された場合、前記データサーバーへ送信するデータに前記車両番号を含ませる、
    請求項9に記載の事故画像取得電子ミラーカメラシステム。
  11. 少なくとも2つの電子ミラーカメラと、
    前記少なくとも2つの電子ミラーカメラのうち、少なくとも1つの電子ミラーカメラの画像情報を処理する車載システムと、
    前記少なくとも2つの電子ミラーカメラの各々の画像データを無線通信にてデータサーバーに送信するデータ送信部と、
    を備え、
    前記少なくとも2つの電子ミラーカメラのうち、第1の電子ミラーカメラと第2の電子ミラーカメラは自車両の外周上に離間して配置される事故画像取得電子ミラーカメラシステムであって、
    前記車載システムは、前記少なくとも2つの電子ミラーカメラのうち、1つの電子ミラーカメラの画像情報を用いて、他の車両との間の距離又は障害物との間の距離を計測して該他の車両又は該障害物の近接を検知し、
    前記データ送信部は、前記車載システムにて前記他の車両又は前記障害物の近接が検知された時点を起点として、前記第1の電子ミラーカメラの画像データ及び/又は前記第2の電子ミラーカメラの画像データを前記データサーバーに送信する、
    事故画像取得電子ミラーカメラシステム。
  12. 少なくとも2つの電子ミラーカメラと、
    波長の短い電磁波を照射し、その反射波を受け取って他の車両との間の距離又は障害物との間の距離を計測して該他の車両又は該障害物の近接を検知する車両近接検知センサーと、
    前記少なくとも2つの電子ミラーカメラのうち、少なくとも1つの電子ミラーカメラの画像情報を処理する車載システムと、
    前記少なくとも2つの電子ミラーカメラの各々の画像データを無線通信にてデータサーバーに送信するデータ送信部と、
    を備え、
    前記少なくとも2つの電子ミラーカメラのうち、第1の電子ミラーカメラと第2の電子ミラーカメラは自車両の外周上に離間して配置される事故画像取得電子ミラーカメラシステムであって、
    前記車載システムは、前記少なくとも2つの電子ミラーカメラのうち、1つの電子ミラーカメラの画像情報を基に、他の車両との間の距離又は障害物との間の距離を計測して該他の車両又は該障害物の近接を検知するとともに、近接検知結果を前記車両近接検知センサーによる近接検知結果で補完し、
    前記データ送信部は、前記車載システムにて前記他の車両又は前記障害物の近接が検知された時点を起点として、前記第1の電子ミラーカメラの画像データ及び/又は前記第2の電子ミラーカメラの画像データを前記データサーバーに送信する、
    事故画像取得電子ミラーカメラシステム。
  13. 前記車載システムは、前記少なくとも2つの電子ミラーカメラのうち、1つの電子ミラーカメラの画像情報を用いて、前記他の車両の車両番号を検知し、
    前記データ送信部は、前記車載システムにて前記車両番号が検知された場合、前記データサーバーへ送信するデータに前記車両番号を含ませる、
    請求項11又は請求項12に記載の事故画像取得電子ミラーカメラシステム。
  14. 前記車載システムは、離間して配置された前記少なくとも2つの電子ミラーカメラの画像情報のうち、物理的に遠い位置に配置された前記電子ミラーカメラの画像情報を前記データ送信部に出力する、
    請求項11乃至請求項13のいずれか1項に記載の事故画像取得電子ミラーカメラシステム。
  15. 前記第1の電子ミラーカメラが前記自車両の後部に設けられ、前記第2の電子ミラーカメラが前記自車両の両側面のいずれか一方に設けられ、前記第2の電子ミラーカメラは、前記第1の電子ミラーカメラが撮影している画像と一部重複する領域を撮影可能である、
    請求項9乃至請求項14のいずれか1項に記載の事故画像取得電子ミラーカメラシステム。
  16. 前記データ送信部は、前記他の車両の近接を検知したときの画像データに、そのときの時間及び位置情報を含ませる、
    請求項9乃至請求項15のいずれか1項に記載の事故画像取得電子ミラーカメラシステム。
  17. 車両動作中に、前記車載カメラの近接検知機能のみを動作させる、
    請求項9又は請求項10に記載の事故画像取得電子ミラーカメラシステム。
  18. 車両動作中に、前記車載システムの近接検知機能のみを動作させる、
    請求項11乃至請求項14のいずれか1項に記載の事故画像取得電子ミラーカメラシステム。
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