JP2020089034A - スイッチング素子ユニット - Google Patents

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豊 堀田
Yutaka Hotta
豊 堀田
誠二 安井
Seiji Yasui
誠二 安井
慎也 大須賀
Shinya Osuga
慎也 大須賀
康弘 粂
Yasuhiro Kume
康弘 粂
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Abstract

【課題】スイッチング素子ユニットの各部の寸法のばらつきが大きい場合であっても適切にスイッチング素子と導電体とを接合することができる構造を実現する。【解決手段】スイッチング素子ユニットは、直流電源に接続される第1導電体1及び第2導電体2と、出力用導電体5とを備える。第1導電体1及び出力用導電体5に接続される第1スイッチング素子31と、第2導電体2及び出力用導電体5に接続される第2スイッチング素子32とは、第1方向Xに並んで配置される。出力用導電体5は、第1スイッチング素子31に接する第1接合部51と、第2スイッチング素子32に接する第2接合部52と、第1接合部51と第2接合部52とを接続する接続部53とを有して第1方向Xに沿って配置される。第1接合部51及び第2接合部52は、板状部材で構成され、接続部53は、可撓性を有する導電性部材で構成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、インバータ回路を構成するためのスイッチング素子組と、直流電源の正極及び負極にそれぞれ接続される導電体と、交流機器に接続される出力用導電体とを備えたスイッチング素子ユニットに関する。
直流と複数相の交流との間で電力を変換するために、インバータ装置が用いられている。インバータ装置は、複数のスイッチング素子と正極及び負極の導電体と複数の出力用導電体とがモジュール化されたスイッチング素子ユニットを含んで構成される場合がある。このようなスイッチング素子ユニットの一例が、国際公開第2013/087382号に開示されている(以下、背景技術及び発明の概要において括弧内に付す符号は参照する文献のもの。)。この文献のFig.1及びFig.2等に示されているように、このスイッチング素子ユニット(1)では、階段状に屈曲した板状の出力用導電体(13)の異なる段の面上に、それぞれ上段側及び下段側のスイッチング素子(3,4)が接合されている。また、それぞれのスイッチング素子(3,4)の出力用導電体(13)に接続されていない側は、それぞれ正極及び負極の導電体(10,11)に接合されている。
国際公開第2013/087382号
スイッチング素子(3,4)は、出力用導電体(13)と正極の導電体(10又は11)との間、及び、出力用導電体(13)と負極の導電体(11又は10)との間に配置されている。スイッチング素子(3,4)が配置される場所の大きさ、つまり、出力用導電体(13)と正極の導電体(10又は11)との間の距離、及び、出力用導電体(13)と負極の導電体(11又は10)との間の距離は、階段状に屈曲した出力用導電体(13)の段差部によって規定されている。多くの場合、スイッチング素子(3,4)と導電体(10,11,13)とは、半田や金属ペースト(銀ペースト)等の接合材料を介して接合される。出力用導電体(13)は、通常、高い剛性を有して形成されている。そのため、例えば製造時における接合材料の厚みのばらつきが大きい場合や、スイッチング素子(3,4)の寸法公差が大きい場合等には、その変動幅を吸収することが困難であり、導電体(10,11,13)とスイッチング素子(3,4)との接合不良等を招く可能性があった。そのため、接合材料の厚みの変動やスイッチング素子(3,4)及び出力用導電体(13)の寸法公差を小さく抑える必要があり、製造コストが増加する要因となっていた。
上記背景に鑑みて、スイッチング素子と導電体とを接合させて構成されるスイッチング素子ユニットにおいて、スイッチング素子ユニットの各部の寸法のばらつきが大きい場合であっても適切にスイッチング素子と導電体とを接合することができる構造の実現が望まれる。
上記に鑑みたスイッチング素子ユニットは、1つの態様として、インバータ回路を構成するためのスイッチング素子組と、直流電源の正極及び負極の一方に接続される第1導電体と、前記直流電源の正極及び負極の他方に接続される第2導電体と、交流機器に接続される出力用導電体と、を備え、前記スイッチング素子組は、前記第1導電体及び前記出力用導電体に接続される第1スイッチング素子と、前記第2導電体及び前記出力用導電体に接続される第2スイッチング素子と、を含み、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子とは、第1方向に並んで配置され、前記出力用導電体は、前記第1スイッチング素子における前記第1導電体に接する面とは反対側の面に接する第1接合部と、前記第2スイッチング素子における前記第2導電体に接する面とは反対側の面に接する第2接合部と、前記第1接合部と前記第2接合部とを接続する接続部とを有して、前記第1方向に沿って配置され、前記第1接合部及び前記第2接合部は、板状部材で構成され、前記接続部は、可撓性を有する導電性部材で構成されている。
第1スイッチング素子は、第1導電体と、出力用導電体の第1接合部との間に配置され、第2スイッチング素子は、第2導電体と、出力用導電体の第2接合部との間に配置される。第1接合部と第2接合部との間には接続部が位置しているので、第1導電体と第1接合部との間の距離、及び、第2導電体と第2接合部との間の距離は、接続部の長さに依存する。これらの距離が固定的であると、導電体(第1導電体、第2導電体、及び出力用導電体)の寸法のばらつき、スイッチング素子(第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子)の寸法のばらつき、導電体とスイッチング素子とを接合する接合材料の量(厚み)のばらつきなどによって、導電体とスイッチング素子とが充分に接合されず、スイッチング素子ユニットの信頼性が低下する場合がある。しかし、本構成によれば、接続部が可撓性を有する導電性部材によって構成されるので、接続部の変形によって、第1導電体と第1接合部との間の距離、及び、第2導電体と第2接合部との間の距離の少なくとも一方の距離を変動させることができる。従って、上述したようなばらつきがある場合でも、導電体とスイッチング素子とを適切に接合することができる。つまり、本構成によれば、スイッチング素子ユニットの各部の寸法のばらつきが大きい場合であっても適切にスイッチング素子と導電体とを接合することができる。
スイッチング素子ユニットのさらなる特徴と利点は、図面を参照して説明する実施形態についての以下の記載から明確となる。
スイッチング素子ユニットが樹脂モールドされた形態の一例を示す斜視図 スイッチング素子ユニットの一例を示す斜視図 スイッチング素子ユニットの分解斜視図 樹脂モールドされた状態のスイッチング素子ユニットの断面図 インバータ回路を含む電気系統の一例を示す回路ブロック図 出力用導電体の他の形態の一例を示す断面図 出力用導電体の他の形態の一例を示す斜視図 出力用導電体の他の形態の一例を示す斜視図 出力用導電体の他の形態の一例を示す斜視図 出力用導電体の他の形態の一例を示す斜視図 出力用導電体の他の形態の一例を示す斜視図 出力用導電体の他の形態の一例を示す斜視図
以下、スイッチング素子ユニットの実施形態について、図面を参照して説明する。尚、以下の説明において、各部材についての寸法、配置方向、配置位置等に関する用語は、誤差(製造上許容され得る程度の誤差)による差異を有する状態を含むものである。
本実施形態では、スイッチング素子ユニット100は、直流電源6及び交流の回転電機8(交流機器)に接続されて、直流と交流との間で電力変換を行うインバータ回路30(図5参照)に用いられる。回転電機8は、例えば、電動車両やハイブリッド車両等において車両(車輪)の駆動力源として用いられる。直流電源6は、例えば、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池などの二次電池(バッテリ)や、電気二重層キャパシタなどにより構成されている。回転電機8は、電動機としても発電機としても機能することができる。つまり、回転電機8は、インバータ回路30を介して直流電源6からの電力を動力に変換する(力行)。或いは、回転電機8は、車輪等から伝達される回転駆動力を電力に変換し、インバータ回路30を介して直流電源6を充電する(回生)。直流電源6とインバータ回路30との間には、インバータ回路30の直流側の電圧(直流リンク電圧)を平滑化する直流リンクコンデンサ4(平滑コンデンサ)が設けられている。
図5に示すように、インバータ回路30は、ブリッジ回路により構成される。本実施形態では、このブリッジ回路は、複数相の交流に対応する数のアームが電気的に並列接続されて構成されている。本実施形態では、回転電機8は、3相の交流回転電機であり、ブリッジ回路は、3つのアームが電気的に並列接続されて構成されている。1つのアームは、上段側スイッチング素子31と下段側スイッチング素子32とが直列接続されたスイッチング素子組3により構成される。尚、それぞれのスイッチング素子には、フリーホイールダイオード33が並列接続されている。スイッチング素子には、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)やパワーMOSFET(Power Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)やSiC−MOSFET(Silicon Carbide Metal Oxide Semiconductor FET)やSiC−SIT(Silicon Carbide Static Induction Transistor)、GaN−MOSFET(Gallium Nitride MOSFET)などの高周波での動作が可能なパワー半導体素子を適用すると好適である。
1つのスイッチング素子組3、つまり1つのアームの正極側の端部は、直流電源6の正極Pに接続され、負極側の端部は、直流電源6の負極Nに接続される。1つのスイッチング素子組3における上段側スイッチング素子31と下段側スイッチング素子32との接続点(アームの中間点)は、回転電機8の対応する相(例えばU相、V相、W相)のステータコイル81に電気的に接続されている。
図2から図5等に示すように、スイッチング素子ユニット100は、インバータ回路30を構成するためのスイッチング素子組3と、直流電源6の正極P及び負極Nの一方に接続される第1導電体1と、直流電源6の正極P及び負極Nの他方に接続される第2導電体2と、回転電機8(ステータコイル81)に接続される出力用導電体5とを備えている。また、スイッチング素子組3は、第1導電体1及び出力用導電体5に接続される第1スイッチング素子と、第2導電体2及び出力用導電体5に接続される第2スイッチング素子とを含む。
以下の説明においては、直流電源6の正極Pに接続される導電体を第1導電体1とし、直流電源6の負極Nに接続される導電体を第2導電体2として説明する。また、直流電源6の正極Pに接続される第1導電体1及びステータコイル81に接続される出力用導電体5に接続される上段側スイッチング素子31を第1スイッチング素子、直流電源6の負極Nに接続される第2導電体2及びステータコイル81に接続される出力用導電体5に接続される下段側スイッチング素子32を第2スイッチング素子として説明する。当然ながら、直流電源6の正極Pに接続される導電体が第2導電体2であり、直流電源6の負極Nに接続される導電体が第1導電体1であってもよい。この場合、下段側スイッチング素子32が第1スイッチング素子に対応し、上段側スイッチング素子31が第2スイッチング素子に対応する。
図5に示すように、インバータ回路30は、インバータ制御装置20(INV-CTRL)により制御される。インバータ制御装置20は、マイクロコンピュータ等の論理回路を中核部材として構築されている。例えば、インバータ制御装置20は、車両制御装置90(VHL-CTRL)等の他の制御装置等から提供される回転電機8の目標トルクに基づいて、ベクトル制御法を用いた電流フィードバック制御を行って、インバータ回路30を介して回転電機8を制御する。回転電機8の各相のステータコイル81を流れる実電流は不図示の電流センサにより検出され、回転電機8のロータの各時点での磁極位置は、レゾルバなどの不図示の回転センサにより検出される。インバータ制御装置20は、これらのセンサの検出結果を用いて、電流フィードバック制御を実行する。
インバータ回路30などの回転電機8を駆動するための高圧系回路(直流電源6に接続された系統)と、マイクロコンピュータなどを中核とするインバータ制御装置などの低圧系回路(3.3ボルトから5ボルト程度の動作電圧の系統)とは、動作電圧(回路の電源電圧)が大きく異なる。このため、図5に示すように、インバータ回路30を構成する各スイッチング素子の制御端子(IGBTやFETの場合はゲート端子)は、ドライブ回路40(DRV-CCT)を介してインバータ制御装置に接続されており、それぞれ個別にスイッチング制御される。ドライブ回路40は、各スイッチング素子に対する駆動信号(スイッチング制御信号)の駆動能力(例えば電圧振幅や出力電流など、後段の回路を動作させる能力)をそれぞれ高めて中継する。
尚、図5に示す例とは異なり、直流電源6の正負極間の電圧が、コンバータ等によって昇圧されて、インバータ回路30の直流側に印加される構成とすることもできる。つまり、直流リンク電圧は、コンバータ等による昇圧後の電圧となる。正極P及び負極Nは、直流リンク電圧の正極及び負極を示すものであり、この場合、直流電源6は、コンバータを含む構成となり、正極P及び負極Nはコンバータを介したインバータ回路30の側の直流電圧に対応する。
上述したように、スイッチング素子ユニット100は、スイッチング素子組3と、第1導電体1と、第2導電体2と、出力用導電体5とを備えている(図2参照)。スイッチング素子ユニット100は、図1に示すように、さらに樹脂等のモールド材料によるモールド部9を備えて構成されると好適である。この場合、スイッチング素子組3は、モールド部9に内包され、モールド部9によりスイッチング素子が環境変化(汚れや機械的負荷)から保護される。また、スイッチング素子及び導電体がモールド部9により保持されることにより、スイッチング素子と導電体との接合箇所も機械的負荷などの環境変化から保護され、スイッチング素子ユニット100の信頼性を向上させることができる。
図2から図4に示すように、それぞれのスイッチング素子組3において、上段側スイッチング素子31と下段側スイッチング素子32とは、第1方向Xに並んで配置されている。また、図3及び図4に示すように、出力用導電体5は、第1接合部51と、第2接合部52と、接続部53とを有している。第1接合部51は、上段側スイッチング素子31における第1導電体1に接する面とは反対側の面に接する部分である。第2接合部52は、下段側スイッチング素子32における第2導電体2に接する面とは反対側の面に接する部分である。接続部53は、第1接合部51と第2接合部52とを接続する部分である。第1接合部51と、第2接合部52と、接続部53とは、第1方向Xに沿って配置されている。本実施形態では、第1接合部51と、接続部53と、第2接合部52とは、第1方向第1側X1から第1方向第2側X2に向かって記載の順に並んで配置されている。
本実施形態では、スイッチング素子ユニット100は、スイッチング素子組3を複数(ここでは3つ)備えると共に、複数のスイッチング素子組3のそれぞれに対応するように複数の出力用導電体5を備えている。複数の上段側スイッチング素子31は、第1方向Xに交差する第2方向Yに並んで配置され、複数の下段側スイッチング素子32も、第2方向Yに並んで配置されている。それぞれのスイッチング素子組3の上段側スイッチング素子31と下段側スイッチング素子32とを接続する複数の出力用導電体5も、複数のスイッチング素子組3の配置に対応して、第2方向Yに並んで配置されている。例えば、3相交流の回転電機8のU相、V相、W相に応じて、第2方向第1側Y1から第2方向第2側Y2に向かってU相、V相、W相の順に、スイッチング素子組3及び出力用導電体5が配置されている。また、複数の上段側スイッチング素子31を接続する第1導電体1、及び複数の下段側スイッチング素子32を接続する第2導電体2のそれぞれは、第2方向Yに沿って配置されている。
図2から図4に示すように、上段側スイッチング素子31及び下段側スイッチング素子32は、フリーホイールダイオード33を内蔵したチップ型素子である。このチップ型素子は、矩形平板状に形成されている。下段側スイッチング素子32は、エミッタ又はソースが第2導電体2に接続されるように、半田や銀ペースト(金属ペースト)などの接合材料により第2導電体2上に実装されている。下段側スイッチング素子32のコレクタ又はドレインは、同様に接合材料を用いて出力用導電体5の第2接合部52に接続される。第1方向X及び第2方向Yに直交する第3方向Zに見て、第2導電体2と下段側スイッチング素子32と出力用導電体5の第2接合部52とは少なくとも一部が重複するように配置されている。具体的には、第3方向第1側Z1から第3方向第2側Z2に向かって、第2導電体2と、下段側スイッチング素子32と、出力用導電体5の第2接合部52とは、記載の順に並んで配置されている。
上段側スイッチング素子31は、エミッタ又はソースが出力用導電体5に接続されるように、接合材料により出力用導電体5の第1接合部51上に実装されている。下段側スイッチング素子32のコレクタ又はドレインは、同様に接合材料を用いて第1導電体1に接続される。第3方向Zに見て、出力用導電体5の第1接合部51と第1導電体1と上段側スイッチング素子31とは少なくとも一部が重複するように配置されている。具体的には、第3方向第1側Z1から第3方向第2側Z2に向かって、出力用導電体5の第1接合部51と、上段側スイッチング素子31と、第1導電体1とは、記載の順に並んで配置されている。
換言すれば、下段側スイッチング素子32は、第2導電体2と出力用導電体5の第2接合部52との間に、半田や銀ペースト(金属ペースト)などの接合材料を介して配置され、上段側スイッチング素子31は、出力用導電体5の第1接合部51と第1導電体1との間に、接合材料を介して配置されている。
ここで、第2導電体2と出力用導電体5の第2接合部52との間の距離に柔軟性がない場合、それぞれの導電体の第3方向Zにおける厚みのばらつき、チップ型素子としての下段側スイッチング素子32の実装状態における第3方向Zにおける厚みのばらつき、接合材料の第3方向Zにおけるばらつきによっては、第2導電体2と出力用導電体5の第2接合部52との間に、適切な接合強度を有して下段側スイッチング素子32が配置されず、電気的接続が不充分となる場合がある。特に、SiC−MOSFETやSiC−SITは、耐熱性に優れており、より融点の高い接合材料(例えば銀ペースト等)を用いて接合される場合がある。このような融点の高い接合材料は、相対的に融点の低い半田等に比べて接合箇所の厚みが薄くなる傾向がある。このため、接合材料によって第2導電体2と第2接合部52との間の距離のばらつきを吸収することが困難となる場合がある。
上述したように、第3方向第1側Z1から第3方向第2側Z2に向かって、第2導電体2と、下段側スイッチング素子32と、出力用導電体5の第2接合部52とが、記載の順に並んで配置されている。また、図4を参照して後述するように、出力用導電体5の第1接合部51における上段側スイッチング素子31に接する面(第1接合部第1面51a)とは反対側の面(第1接合部第2面51b)と、第2導電体2の下段側スイッチング素子32に接する面(第2導電体第1面2a)とは反対側の面(第2導電体第2面2b)とは、共通の基準面SRに接するように配置されている。第3方向Zにおいて、第2接合部52は接続部53を介して第1接合部51と離間している。従って、第2導電体2と第2接合部52との間の距離は、接続部53の第3方向Zに沿った長さによって定まる。
同様に、出力用導電体5の第1接合部51と第1導電体1との間の距離に柔軟性がない場合、それぞれの導電体の第3方向Zにおける厚みのばらつき、チップ型素子としての上段側スイッチング素子31の実装状態における第3方向Zにおける厚みのばらつき、接合材料の第3方向Zにおけるばらつきによっては、出力用導電体5の第1接合部51と第1導電体1との間に、適切な接合強度を有して上段側スイッチング素子31が配置されず、電気的接続が不充分となる場合がある。但し、本実施形態では、第3方向第1側Z1から第3方向第2側Z2に向かって、出力用導電体5の第1接合部51と、上段側スイッチング素子31と、第1導電体1とが記載の順に並んで配置されており、第1接合部51に対する第3方向Zに沿った第1導電体1の位置は比較的柔軟である。
一方、上述したように、第2導電体2と第2接合部52との間の距離は、接続部53の第3方向Zに沿った長さによって定まるから、第2導電体2と第2接合部52との間の距離は、第1接合部51と第1導電体1との間の距離に比べて柔軟性が低い。従って、下段側スイッチング素子32の電気的接続が不充分となる可能性は、上段側スイッチング素子31の電気的接続が不充分となる可能性に比べて高くなる。
このため、本実施形態では、上述したようなばらつきが生じても、下段側スイッチング素子32の電気的接続が不充分となることを抑制できるように、接続部53の第3方向Zに沿った長さが柔軟性を有するように、出力用導電体5が形成されている。つまり、出力用導電体5は、第1接合部51及び第2接合部52が板状部材で構成され、接続部53が可撓性を有する導電性部材で構成されている。第1接合部51及び第2接合部52と、接続部53とは、別体として形成された後に接合されても良いが、本実施形態では、接続部53は、第1接合部51及び第2接合部52と同じ材質で、第1接合部51及び第2接合部52と一体的に形成されている。このように、出力用導電体5が一体的に形成されると、出力用導電体5を比較的高い生産性を有して生産することができる。また、接続部53が、第1接合部51及び第2接合部52と同じ材質で形成されることにより、可撓性を有する接続部53を設けても、出力用導電体5の電気的特性を損なうことが抑制される。尚、出力用導電体5は、一体成型やプレス加工による打ち抜き、切削等によって一体的に生産することができる。
接続部53が可撓性を有する場合、第2導電体2と出力用導電体5の第2接合部52との間の距離を伸縮するように、接続部53を変形させることができる。さらに、上述したように、モールド部9が形成されると、変形した接続部53をその状態で維持し易くなる。
本実施形態では、接続部53は、第1接合部51及び第2接合部52よりも板厚が薄い薄板状の導体で形成されている。つまり、図4に示すように、第1接合部51の板厚(第1板厚T1)及び第2接合部52の板厚(第2板厚T2)に比べて、接続部53の板厚(第3板厚T3)が薄くなるように、接続部53が形成されている。尚、スイッチング素子組3が接合される第1接合部51及び第2接合部52は、スイッチング素子に生じた熱を放熱させるためのヒートシンクとしての機能も有する。このため、導電性よりも熱伝導性を考慮した板厚を有するように形成されている。接続部53については、ヒートシンクの機能を持たせても良いが、少なくとも導電性を確保すれば良いので、第1板厚T1及び第2板厚T2よりも薄い第3板厚T3で形成することができる。このように接続部53が導電性を確保すれば良い点については、図6から図12を参照して後述する他の形態の接続部53についても同様である。
本実施形態では、図4に示すように、出力用導電体5の第1接合部51における上段側スイッチング素子31に接する面(第1接合部第1面51a)とは反対側の面(第1接合部第2面51b)と、第2導電体2の下段側スイッチング素子32に接する面(第2導電体第1面2a)とは反対側の面(第2導電体第2面2b)とは、第2平面S2(基準面SR)に位置する。第2平面S2(基準面SR)には、例えば冷媒が循環する冷却部材200も配置されている。第1接合部第2面51bと第2導電体第2面2bとが、基準面SRに配置されることによって、冷却部材200によって適切にスイッチング素子ユニット100を冷却することができる。
上述したように、接続部53が、第1接合部51及び第2接合部52よりも板厚が薄い薄板状の導体で形成されることにより、接続部53は可撓性を有することができる。このため、第2接合部52及び第2導電体2の厚みのばらつき、下段側スイッチング素子32の厚みのばらつきにより、第2導電体2と第2接合部52との間の距離が長くなったり、下段側スイッチング素子32と導電体(52,2)との間の接合材料の厚みが薄かったりしても、適切な接合強度を有して下段側スイッチング素子32が配置され、電気的接続を確保することができる。そして、第1接合部第2面51bと第2導電体第2面2bとが、基準面SRに接するように配置されることによって、冷却性が良好に確保される。
尚、本実施形態では、図4に示すように、第1接合部第2面51bと第2導電体第2面2bとが、基準面SRに配置される形態を例示しているが、出力用導電体5の第2接合部52における下段側スイッチング素子32に接する面(第2接合部第1面52a)とは反対側の面(第2接合部第2面52b)と、第1導電体1の上段側スイッチング素子31に接する面(第1導電体第1面1a)とは反対側の面(第1導電体第2面1b)とが、共に第1平面S1に配置され、当該第1平面S1が基準面SRであってもよい。当然ながら、第1平面S1に冷却部材200が配置されてもよい。
即ち、出力用導電体5の第1接合部51における上段側スイッチング素子31に接する面(第1接合部第1面51a)とは反対側の面(第1接合部第2面51b)と、第2導電体2の下段側スイッチング素子32に接する面(第2導電体第1面2a)とは反対側の面(第2導電体第2面2b)との組、及び、出力用導電体5の第2接合部52における下段側スイッチング素子32に接する面(第2接合部第1面52a)とは反対側の面(第2接合部第2面52b)と、第1導電体1の上段側スイッチング素子31に接する面(第1導電体第1面1a)とは反対側の面(第1導電体第2面1b)との組、の少なくとも一方の組が、共通の基準面SRに接するように配置されていると好適である。
上記においては、出力用導電体5が階段状に形成される形態、つまり、接続部53が第3方向Zに沿って真っ直ぐに形成される形態を例示した。しかし、接続部53は、図6に示すように、第1方向Xに対して傾斜するように形成されて、第1方向Xにおいて第2接合部52の側を向く第1接合部51の第1端面51tと、第1方向Xにおいて第1接合部51の側を向く第2接合部52の第2端面52tとを接続する形態であってもよい。尚、図2から図4に例示した形態においても、図4に示すように、仮想的な第1端面51t及び第2端面52tを設定することができる。従って、図2から図4に例示した形態の接続部53も、第1端面51tと第2端面52tとを接続しているということができる。
また、接続部53が第3方向Zに沿って真っ直ぐに形成される場合においても、図7に例示するように第1端面51tと第2端面52tとを接続するような薄板状の導体によって接続部53が形成されてもよい。
また、図7に示すような薄板状ではなく、図8に示すように、第1端面51tと第2端面52tとを接続するようにメッシュ状に形成された導体によって接続部53が形成されてもよい。接続部53がメッシュ状に形成されることにより、薄板状の接続部53よりも可撓性を高くすることができる。
また、接続部53は、図9に示すように、第1端面51tと第2端面52tとを接続するように並列配置された複数本の導体線によって形成されてもよい。この場合も、複数本の導体線によって形成された接続部53は、薄板状の接続部53よりも可撓性を高くすることができる。
また、接続部53は、第1端面51tと第2端面52tとを接続する形態に限らず、図10に示すように、第1接合部第1面51aと第2接合部第2面52bとを接続するボンディングワイヤー等によって形成されてもよい。
また、図9には、複数本の導体線が1列に並列配置された形態の接続部53を例示したが、導体線は、図11に示すように、複数列(ここでは2列)に並列配置された形態であってもよい。また、接続部53がボンディングワイヤーによって形成される場合においても、図10に例示したように、1列に並列配置された形態ではなく、図12に示すように、複数列(ここでは2列)に並列配置された形態であってもよい。
〔その他の実施形態〕
以下、その他の実施形態について説明する。尚、以下に説明する各実施形態の構成は、それぞれ単独で適用されるものに限られず、矛盾が生じない限り、他の実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記においては、図1から図5を参照して、スイッチング素子ユニット100が、スイッチング素子組3を複数備え、複数のスイッチング素子組3のそれぞれに対応するように複数の出力用導電体5を備える形態を例示して説明した。しかし、スイッチング素子ユニット100は、1つのスイッチング素子組3と、1つの出力用導電体5とを備える形態であってもよい。
(2)上記においては、交流機器として回転電機8を例示して説明した。しかし、交流機器は、変圧器や照明機器等であってもよい。
〔実施形態の概要〕
以下、上記において説明したスイッチング素子ユニット(100)の概要について簡単に説明する。
1つの態様として、スイッチング素子ユニット(100)は、インバータ回路(30)を構成するためのスイッチング素子組(3)と、直流電源(6)の正極(P)及び負極(N)の一方に接続される第1導電体(1)と、前記直流電源(6)の正極(P)及び負極(N)の他方に接続される第2導電体(2)と、交流機器(8)に接続される出力用導電体(5)と、を備え、前記スイッチング素子組(3)は、前記第1導電体(1)及び前記出力用導電体(5)に接続される第1スイッチング素子(31)と、前記第2導電体(2)及び前記出力用導電体(5)に接続される第2スイッチング素子(32)と、を含み、前記第1スイッチング素子(31)と前記第2スイッチング素子(32)とは、第1方向(X)に並んで配置され、前記出力用導電体(5)は、前記第1スイッチング素子(31)における前記第1導電体(1)に接する面とは反対側の面に接する第1接合部(51)と、前記第2スイッチング素子(32)における前記第2導電体(2)に接する面とは反対側の面に接する第2接合部(52)と、前記第1接合部(51)と前記第2接合部(52)とを接続する接続部(53)とを有して、前記第1方向(X)に沿って配置され、前記第1接合部(51)及び前記第2接合部(52)は、板状部材で構成され、前記接続部(53)は、可撓性を有する導電性部材で構成されている。
第1スイッチング素子(31)は、第1導電体(1)と、出力用導電体(5)の第1接合部(51)との間に配置され、第2スイッチング素子(32)は、第2導電体(2)と、出力用導電体(5)の第2接合部(52)との間に配置される。第1接合部(51)と第2接合部(52)との間には接続部(53)が位置しているので、第1導電体(1)と第1接合部(51)との間の距離、及び、第2導電体(2)と第2接合部(52)との間の距離は、接続部(53)の長さに依存する。これらの距離が固定的であると、導電体(第1導電体(1)、第2導電体(2)、及び出力用導電体(5))の寸法のばらつき、スイッチング素子(第1スイッチング素子(31)及び第2スイッチング素子(32))の寸法のばらつき、導電体とスイッチング素子とを接合する接合材料の量(厚み)のばらつきなどによって、導電体とスイッチング素子とが充分に接合されず、スイッチング素子ユニット(100)の信頼性が低下する場合がある。しかし、本構成によれば、接続部(53)が可撓性を有する導電性部材によって構成されるので、接続部(53)の変形によって、第1導電体(1)と第1接合部(51)との間の距離、及び、第2導電体(2)と第2接合部(52)との間の距離の少なくとも一方の距離を変動させることができる。従って、上述したようなばらつきがある場合でも、導電体とスイッチング素子とを適切に接合することができる。つまり、本構成によれば、スイッチング素子ユニット(100)の各部の寸法のばらつきが大きい場合であっても適切にスイッチング素子と導電体とを接合することができる。
ここで、前記出力用導電体(5)の前記第1接合部(51)における前記第1スイッチング素子(31)に接する面(51a)とは反対側の面(51b)と前記第2導電体(2)の前記第2スイッチング素子(32)に接する面(2a)とは反対側の面(2b)との組、及び、前記出力用導電体(5)の前記第2接合部(52)における前記第2スイッチング素子(32)に接する面(52a)とは反対側の面(52b)と前記第1導電体(1)の前記第1スイッチング素子(31)に接する面(1a)とは反対側の面(1b)との組、の少なくとも一方が、共通の基準面(SR)に接するように配置されていると好適である。
この構成では、スイッチング素子ユニット(100)の各部材の基準面(SR)に直交する方向の位置が基準面(SR)によって規制されるため、スイッチング素子ユニットの各部の寸法のばらつきを出力用導電体(5)の接続部(53)の変形により吸収する必要性が高い。よって、上記のような出力用導電体(5)を備えた構成が特に適している。また、基準面(SR)に例えば冷却装置(90)等を配置することにより、第1スイッチング素子(31)の熱を第1接合部(51)又は第1導電体(1)を介して冷却装置(90)へ伝達させ、第2スイッチング素子(32)の熱を第2接合部(52)又は第2導電体(2)を介して冷却装置(90)へ伝達させて、両スイッチング素子を適切に冷却することができる。
また、前記接続部(53)は、前記第1接合部(51)及び前記第2接合部(52)と同じ材質で、前記第1接合部(51)及び前記第2接合部(52)と一体的に形成されていると好適である。
出力用導電体5が一体的に形成されると、出力用導電体5を比較的高い生産性を有して生産することができる。また、接合部(52)が、第1接合部(51)及び第2接合部(52)と同じ材質で形成されることにより、可撓性を有する接続部(53)を設けても、出力用導電体(5)の電気的特性を損なうことが抑制される。
また、前記接続部(53)は、前記第1方向(X)において前記第2接合部(52)の側を向く前記第1接合部(51)の第1端面(51t)と、前記第1方向(X)において前記第1接合部(51)の側を向く前記第2接合部(52)の第2端面(52t)とを接続していると好適である。
この構成によれば、出力用導電体(5)の第1接合部(51)における第1スイッチング素子(31)に接する面(51a)とは反対側の面(51b)、出力用導電体(5)の第2接合部(52)における第2スイッチング素子(32)に接する面(52a)とは反対側の面(52b)に接続部(53)が配置されることがなく、第1接合部(51)、第1スイッチング素子(31)、第1導電体(1)が並ぶ方向(Z)、及び、第2接合部(52)、第2スイッチング素子(32)、第2導電体(2)が並ぶ方向(Z)において、スイッチング素子ユニット(100)の寸法が大きくなることが抑制される。また、第1接合部(51)における第1スイッチング素子(31)に接する面(51a)とは反対側の面(51b)、第2接合部(52)における第2スイッチング素子(32)に接する面(52a)とは反対側の面(52b)に突起を生じさせることがないので、これらの面(51b,52b)を例えば冷却部材(90)等に適切に接触させて、スイッチング素子を冷却し易くなる。また、出力用導電体(5)の第1接合部(51)における第1スイッチング素子(31)に接する面(51a)、出力用導電体(5)の第2接合部(52)における第2スイッチング素子(32)に接する面(52a)にも、接続部(53)が配置されることがない。従って、第1スイッチング素子(31)と第1接合部(51)とを接合する際、及び第2スイッチング素子(32)と第2接合部(52)とを接合する際にも、接続部(53)が妨げにならないようにでき、スイッチング素子ユニット(100)の寸法が大きくなることが抑制される。
前記接続部(53)は、前記第1接合部(51)及び前記第2接合部(52)よりも板厚が薄い薄板状の導体、メッシュ状に形成された導体、及び、並列配置された複数本の導体線、の少なくとも一つを備えている。
接続部53が薄板状の導体を備えていることにより、可撓性を有した接続部53を適切に形成することができる。また、接続部53がメッシュ状に形成された導体を備えていることにより、薄板状の導体よりもさらに可撓性を有した接続部53を適切に形成することができる。同様に、接続部53が並列配置された複数本の導体線を備えていることにより、薄板状の導体よりもさらに可撓性を有した接続部53を適切に形成することができる。
また、スイッチング素子ユニット(100)は、前記スイッチング素子組(3)を複数備えると共に、複数の前記スイッチング素子組(3)のそれぞれに対応するように複数の前記出力用導電体(5)を備え、複数の前記第1スイッチング素子(31)が、前記第1方向(X)に交差する第2方向(Y)に並んで配置され、複数の前記第2スイッチング素子(32)が、前記第2方向(Y)に並んで配置され、複数の前記出力用導電体(5)が、複数の前記スイッチング素子組(3)の配置に対応して、前記第2方向(Y)に並んで配置され、 前記第1導電体(1)及び前記第2導電体(2)のそれぞれが前記第2方向(Y)に沿って配置されていると好適である。
交流機器(8)は、単相の交流に限らず、複数相の交流によって駆動される場合がある。本構成によれば、複数相の交流によって駆動される交流機器(8)に接続されるスイッチング素子ユニット(100)においても、適切に導電体とスイッチング素子とを接合することができる。
1 :第1導電体
1a :第1導電体第1面(第1導電体の第1スイッチング素子に接する面)
1b :第1導電体第2面(第1スイッチング素子に接する面とは反対側の面)
2 :第2導電体
2a :第2導電体第1面(第2導電体の第2スイッチング素子に接する面)
2b :第2導電体第2面(第2スイッチング素子に接する面とは反対側の面)
3 :スイッチング素子組
5 :出力用導電体
6 :直流電源
8 :回転電機(交流機器)
30 :インバータ回路
31 :上段側スイッチング素子(第1スイッチング素子)
32 :下段側スイッチング素子(第2スイッチング素子)
51 :第1接合部
51a :第1接合部第1面(第1接合部における第1スイッチング素子に接する面)
51b :第1接合部第2面(第1スイッチング素子に接する面とは反対側の面)
51t :第1端面
52 :第2接合部
52a :第2接合部第1面(第2接合部における第2スイッチング素子に接する面)
52b :第2接合部第2面(第2スイッチング素子に接する面とは反対側の面)
52t :第2端面
53 :接続部
100 :スイッチング素子ユニット
N :負極
P :正極
SR :基準面
T1 :第1板厚(第1接合部の板厚)
T2 :第2板厚(第2接合部の板厚)
T3 :第3板厚(接続部の板厚)
X :第1方向
Y :第2方向

Claims (6)

  1. インバータ回路を構成するためのスイッチング素子組と、直流電源の正極及び負極の一方に接続される第1導電体と、前記直流電源の正極及び負極の他方に接続される第2導電体と、交流機器に接続される出力用導電体と、を備えたスイッチング素子ユニットであって、
    前記スイッチング素子組は、前記第1導電体及び前記出力用導電体に接続される第1スイッチング素子と、前記第2導電体及び前記出力用導電体に接続される第2スイッチング素子と、を含み、
    前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子とは、第1方向に並んで配置され、
    前記出力用導電体は、前記第1スイッチング素子における前記第1導電体に接する面とは反対側の面に接する第1接合部と、前記第2スイッチング素子における前記第2導電体に接する面とは反対側の面に接する第2接合部と、前記第1接合部と前記第2接合部とを接続する接続部とを有して、前記第1方向に沿って配置され、
    前記第1接合部及び前記第2接合部は、板状部材で構成され、
    前記接続部は、可撓性を有する導電性部材で構成されている、スイッチング素子ユニット。
  2. 前記出力用導電体の前記第1接合部における前記第1スイッチング素子に接する面とは反対側の面と前記第2導電体の前記第2スイッチング素子に接する面との組、及び、前記出力用導電体の前記第2接合部おける前記第2スイッチング素子に接する面とは反対側の面と前記第1導電体の前記第1スイッチング素子に接する面とは反対側の面との組、の少なくとも一方が、共通の基準面に接するように配置されている、請求項1に記載のスイッチング素子ユニット。
  3. 前記接続部は、前記第1接合部及び前記第2接合部と同じ材質で、前記第1接合部及び前記第2接合部と一体的に形成されている、請求項1又は2に記載のスイッチング素子ユニット。
  4. 前記接続部は、前記第1方向において前記第2接合部の側を向く前記第1接合部の第1端面と、前記第1方向において前記第1接合部の側を向く前記第2接合部の第2端面とを接続している、請求項1から3の何れか一項に記載のスイッチング素子ユニット。
  5. 前記接続部は、前記第1接合部及び前記第2接合部よりも板厚が薄い薄板状の導体、メッシュ状に形成された導体、及び、並列配置された複数本の導体線、の少なくとも一つを備えている、請求項1から4の何れか一項に記載のスイッチング素子ユニット。
  6. 前記スイッチング素子組を複数備えると共に、複数の前記スイッチング素子組のそれぞれに対応するように複数の前記出力用導電体を備え、
    複数の前記第1スイッチング素子が、前記第1方向に交差する第2方向に並んで配置され、
    複数の前記第2スイッチング素子が、前記第2方向に並んで配置され、
    複数の前記出力用導電体が、複数の前記スイッチング素子組の配置に対応して、前記第2方向に並んで配置され、
    前記第1導電体及び前記第2導電体のそれぞれが前記第2方向に沿って配置されている、請求項1から5の何れか一項に記載のスイッチング素子ユニット。
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