JP2020088480A - 固体撮像素子、および、撮像装置 - Google Patents

固体撮像素子、および、撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020088480A
JP2020088480A JP2018216589A JP2018216589A JP2020088480A JP 2020088480 A JP2020088480 A JP 2020088480A JP 2018216589 A JP2018216589 A JP 2018216589A JP 2018216589 A JP2018216589 A JP 2018216589A JP 2020088480 A JP2020088480 A JP 2020088480A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
detection
signal
pixel
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018216589A
Other languages
English (en)
Inventor
篤親 丹羽
Atsumi Niwa
篤親 丹羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Semiconductor Solutions Corp
Original Assignee
Sony Semiconductor Solutions Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Semiconductor Solutions Corp filed Critical Sony Semiconductor Solutions Corp
Priority to JP2018216589A priority Critical patent/JP2020088480A/ja
Priority to CN201980070276.8A priority patent/CN112913224B/zh
Priority to US17/287,823 priority patent/US11523079B2/en
Priority to PCT/JP2019/040380 priority patent/WO2020105314A1/ja
Publication of JP2020088480A publication Critical patent/JP2020088480A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/76Addressed sensors, e.g. MOS or CMOS sensors
    • H04N25/77Pixel circuitry, e.g. memories, A/D converters, pixel amplifiers, shared circuits or shared components
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/76Addressed sensors, e.g. MOS or CMOS sensors
    • H04N25/77Pixel circuitry, e.g. memories, A/D converters, pixel amplifiers, shared circuits or shared components
    • H04N25/772Pixel circuitry, e.g. memories, A/D converters, pixel amplifiers, shared circuits or shared components comprising A/D, V/T, V/F, I/T or I/F converters
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/50Control of the SSIS exposure
    • H04N25/57Control of the dynamic range
    • H04N25/59Control of the dynamic range by controlling the amount of charge storable in the pixel, e.g. modification of the charge conversion ratio of the floating node capacitance
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/76Addressed sensors, e.g. MOS or CMOS sensors
    • H04N25/77Pixel circuitry, e.g. memories, A/D converters, pixel amplifiers, shared circuits or shared components
    • H04N25/778Pixel circuitry, e.g. memories, A/D converters, pixel amplifiers, shared circuits or shared components comprising amplifiers shared between a plurality of pixels, i.e. at least one part of the amplifier must be on the sensor array itself
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/71Charge-coupled device [CCD] sensors; Charge-transfer registers specially adapted for CCD sensors
    • H04N25/75Circuitry for providing, modifying or processing image signals from the pixel array
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/79Arrangements of circuitry being divided between different or multiple substrates, chips or circuit boards, e.g. stacked image sensors
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/30Transforming light or analogous information into electric information
    • H04N5/33Transforming infrared radiation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

【課題】アドレスイベントの有無を検出する固体撮像素子において画像データをさらに撮像する際に、AD変換に要する時間を短縮する。【解決手段】検出ブロックには、光電変換により第1のアナログ信号を生成する第1の画素と光電変換により第2のアナログ信号を生成する第2の画素とが配列される。第1のアナログデジタル変換器は、検出ブロックの入射光量の変化量が所定の閾値を超えるか否かに基づいて第1のアナログ信号をデジタル信号に変換する。第2のアナログデジタル変換器は、その変化量が閾値を超えるか否かに基づいて第2のアナログ信号をデジタル信号に変換する。【選択図】図15

Description

本技術は、固体撮像素子、および、撮像装置に関する。詳しくは、入射光量の変化量を閾値と比較する固体撮像素子、および、撮像装置に関する。
従来より、垂直同期信号などの同期信号に同期して画像データ(フレーム)を撮像する同期型の固体撮像素子が撮像装置などにおいて用いられている。この一般的な同期型の固体撮像素子では、同期信号の周期(例えば、1/60秒)ごとにしか画像データを取得することができないため、交通やロボットなどに関する分野において、より高速な処理が要求された場合に対応することが困難になる。そこで、アドレスイベントの有無を画素毎に検出する非同期型の固体撮像素子が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。ここで、アドレスイベントは、ある画素アドレスにおいて、画素の光量が変動して、その変動量が閾値を超えた旨を意味する。このアドレスイベントは、画素の光量が変動して変動量が所定の上限を超えた旨を示すオンイベントと、その変動量が所定の下限を下回った旨を示すオフイベントとからなる。非同期型の固体撮像素子では、1ビットのオンイベントの検出結果と1ビットのオフイベントの検出結果とからなる2ビットのデータが画素毎に生成される。このように、画素毎にアドレスイベントの有無を検出する固体撮像素子は、DVS(Dynamic Vision Sensor)と呼ばれる。
特表2017−535999号公報
上述の非同期型の固体撮像素子(DVS)では、同期型の固体撮像素子よりも遥かに高速にデータが生成される。しかしながら、画像認識などにおいては、アドレスイベントの有無に検出に加えて、画素毎に3ビット以上の高画質の画像データが要求されることがあり、画素毎に2ビットからなるデータを生成する上述のDVSでは、その要求を満たすことができない。より高画質の画像データを撮像するには、光電変換により生成したアナログ信号を3ビット以上のデータに変換するADC(Analog to Digital Converter)をDVSに追加すればよい。ただし、この構成では、画素毎に2ビットのデータを生成する場合よりもAD変換の時間が長くなるという問題がある。
本技術はこのような状況に鑑みて生み出されたものであり、アドレスイベントの有無を検出する固体撮像素子において画像データをさらに撮像する際に、AD変換に要する時間を短縮することを目的とする。
本技術は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の側面は、光電変換により第1のアナログ信号を生成する第1の画素と光電変換により第2のアナログ信号を生成する第2の画素とを配列した検出ブロックと、上記検出ブロックの入射光量の変化量が所定の閾値を超えるか否かに基づいて上記第1のアナログ信号をデジタル信号に変換する第1のアナログデジタル変換器と、上記変化量が上記閾値を超えるか否かに基づいて上記第2のアナログ信号をデジタル信号に変換する第2のアナログデジタル変換器とを具備する固体撮像素子である。これにより、第1および第2のアナログ信号が並列にデジタル信号に変換されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記第1のアナログ信号に応じた量の電荷を蓄積する浮遊拡散層を共有する所定数の上記第1の画素を配列した第1の共有ブロックと、上記第2のアナログ信号に応じた量の電荷を蓄積する浮遊拡散層を共有する所定数の上記第2の画素を配列した第2の共有ブロックとをさらに具備し、上記第1の共有ブロックの少なくとも一部と上記第2の共有ブロックの少なくとも一部とが上記検出ブロックに配置されてもよい。これにより、検出ブロックと第1および第2の共有ブロックとの重複領域の画素信号が並列に読み出されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記検出ブロックは、第1および第2の検出ブロックを含み、上記第1の共有ブロックの一部と上記第2の共有ブロックの一部とが上記第1の検出ブロックに配置され、上記第1の共有ブロックの残りと上記第2の共有ブロックの残りとが上記第2の検出ブロックに配置されてもよい。これにより、検出ブロックと第1および第2の共有ブロックとの重複領域の画素信号が並列に読み出されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記第1の共有ブロックの一部と上記第2の共有ブロックの一部とが上記検出ブロックに配置され、上記第1の共有ブロックの残りと上記第2の共有ブロックの残りとには、上記検出ブロックが配置されなくてもよい。これにより、共有ブロックの一部でアドレスイベントが検出され、残りでアドレスイベントが検出されないという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、所定の制御信号により上記検出ブロックのサイズを変更する駆動回路をさらに具備してもよい。これにより、検出ブロックのサイズが変更されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記検出ブロックは、それぞれが光電変換により電荷を生成する複数の第1受光部と、それぞれが光電変換により電荷を生成する複数の第2受光部と、上記複数の第1受光部が接続された第1の接続ノードに流れる光電流の変化量が上記閾値を超えるか否かを検出する第1の検出部と、上記複数の第2受光部が接続された第2の接続ノードに流れる光電流の変化量が上記閾値を超えるか否かを検出する第2の検出部と、上記第1の接続ノードと上記第2の接続ノードとの間の経路を上記制御信号に従って開閉するスイッチとを備えてもよい。これにより、スイッチの制御によって検出ブロックのサイズが変更されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記検出ブロックは、それぞれが光電変換により電荷を生成する複数の受光部と、上記電荷の量に応じた光電流の変化量が上記閾値を超えるか否かを検出する検出部とを備え、上記複数の受光部は、互いに異なる画素に配置され、上記複数の受光部は、上記検出部を共有してもよい。これにより、複数の画素により共有された検出部によってアドレスイベントが検出されるという作用をもたらす。
また、本技術の第2の側面は、光電変換により第1のアナログ信号を生成する第1の画素と光電変換により第2のアナログ信号を生成する第2の画素とを配列した検出ブロックと、上記検出ブロックの入射光量の変化量が所定の閾値を超えるか否かに基づいて上記第1のアナログ信号をデジタル信号に変換する第1のアナログデジタル変換器と、上記変化量が上記閾値を超えるか否かに基づいて上記第2のアナログ信号をデジタル信号に変換する第2のアナログデジタル変換器と、上記デジタル信号を処理する信号処理部とを具備する撮像装置である。これにより、第1および第2のアナログ信号が並列にデジタル信号に変換されて、それらが処理されるという作用をもたらす。
本技術の第1の実施の形態における撮像装置の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子の積層構造の一例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態における画素アレイ部の一構成例を示す平面図である。 本技術の第1の実施の形態における画素アレイ部の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態における画素信号生成部および受光部の一構成例を示す回路図である。 本技術の第1の実施の形態におけるアドレスイベント検出部の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態における電流電圧変換部の一構成例を示す回路図である。 本技術の第1の実施の形態における減算器および量子化器の一構成例を示す回路図である。 本技術の第1の実施の形態におけるカラムADC(Analog-to-Digital Converter)の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態における読出し制御の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子の動作の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子の動作の一例を示すフローチャートである。 本技術の第1の実施の形態におけるFD(Floating Diffusion)共有ブロックのサイズを変更した画素アレイ部の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態におけるFDを共有しない画素アレイ部の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態の第1の変形例における画素アレイ部の一構成例を示す回路図である。 本技術の第1の実施の形態の第2の変形例における画素アレイ部の一構成例を示す回路図である。 本技術の第1の実施の形態の第3の変形例における画素アレイ部の一構成例を示す回路図である。 本技術の第2の実施の形態における画素アレイ部の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第2の実施の形態における画素信号生成部と受光部との一構成例を示す回路図である。 本技術の第3の実施の形態における検出ブロックの配置例を示す図である。 本技術の第3の実施の形態におけるFD共有ブロックの配置例を示す図である。 本技術の第3の実施の形態における画素アレイ部の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第3の実施の形態における画像データの一例を示す図である。 車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図である。 撮像部の設置位置の一例を示す説明図である。
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.第1の実施の形態(複数の画素信号を並列に読み出す例)
2.第2の実施の形態(一部でアドレスイベントが検出されない複数の画素信号を並列に読み出す例)
3.第3の実施の形態(検出単位を制御し、複数の画素信号を並列に読み出す例)
4.移動体への応用例
<1.第1の実施の形態>
[撮像装置の構成例]
図1は、本技術の第1の実施の形態における撮像装置100の一構成例を示すブロック図である。この撮像装置100は、撮像レンズ110、固体撮像素子200、記録部120および制御部130を備える。撮像装置100としては、産業用ロボットに搭載されるカメラや、車載カメラなどが想定される。
撮像レンズ110は、入射光を集光して固体撮像素子200に導くものである。固体撮像素子200は、アドレスイベントの有無を検出しつつ、入射光を光電変換して画像データを撮像するものである。この固体撮像素子200は、撮像した画像データに対して、画像認識処理などの所定の信号処理を画像データに対して実行し、その処理結果を示すデータを記録部120に信号線209を介して出力する。
記録部120は、固体撮像素子200からのデータを記録するものである。制御部130は、固体撮像素子200を制御して画像データを撮像させるものである。
[固体撮像素子の構成例]
図2は、本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子200の積層構造の一例を示す図である。この固体撮像素子200は、検出チップ202と、その検出チップ202に積層された受光チップ201とを備える。これらのチップは、ビアなどの接続部を介して電気的に接続される。なお、ビアの他、Cu−Cu接合やバンプにより接続することもできる。
図3は、本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子200の一構成例を示すブロック図である。この固体撮像素子200は、駆動回路211、信号処理部212、アービタ213、カラムADC220および画素アレイ部300を備える。
画素アレイ部300には、複数の画素310が二次元格子状に配列される。以下、水平方向に配列された画素の集合を「行」と称し、行に垂直な方向に配列された画素の集合を「列」と称する。
画素アレイ部内の画素は、光電変換によりアナログ信号を画素信号として生成する。また、画素は、入射光量の変化量が所定の閾値を超えたか否かにより、アドレスイベントの有無を検出する。そして、アドレスイベントが生じた際に画素は、リクエストをアービタ213に出力する。そして、リクエストに対する応答を受け取ると画素は、アドレスイベントの検出結果を示す検出信号を駆動回路211および信号処理部212に送信する。
駆動回路211は、画素310のそれぞれを駆動して画素信号をカラムADC220に出力させるものである。
アービタ213は、画素からのリクエストを調停し、調停結果に基づいて応答を返すものである。
カラムADC220は、画素アレイ部300からのアナログの画素信号をデジタル信号に変換するものである。このカラムADC220は、デジタル信号を信号処理部212に供給する。
信号処理部212は、カラムADC220からのデジタル信号と、画素からの検出信号とに対し、CDS(Correlated Double Sampling)処理や画像認識処理などの所定の信号処理を実行するものである。この信号処理部212は、処理結果を示すデータを信号線209を介して記録部120に供給する。
[画素アレイ部の構成例]
図4は、本技術の第1の実施の形態における画素アレイ部300の一構成例を示す平面図である。この画素アレイ部300には、複数の画素310が二次元格子状に配列される。例えば、R(Red)画素、G(Green)画素、およびB(Blue)画素のそれぞれが画素310として、ベイヤー配列により配列される。なお、画素310の配列は、ベイヤー配列に限定されない。例えば、R画素、G画素、B画素およびW(White)画素を配列することもできる。
また、画素アレイ部300は、浮遊拡散層(FD)を共有する所定数の画素310がそれぞれに配列された複数のFD共有ブロック301により分割される。例えば、4行×2列の画素310がFDを共有し、それらの画素310からなる領域がFD共有ブロック301として配置される。
さらに、画素アレイ部300は、それぞれに所定数の画素310が配列された複数の検出ブロック302により分割される。ここで、検出ブロック302は、アドレスイベントの有無を検出する最小単位の領域であり、この領域内の画素310は、アドレスイベントを検出するための回路を共有する。
また、検出ブロック302は、FD共有ブロック301と形状が異なり、複数のFD共有ブロック301により検出ブロック302は複数に分割される。例えば、検出ブロック302は、2行×4列の画素310からなり、4行×2列のFD共有ブロック301により2つに分割される。
行数を4N(Nは、整数)行とし、列数を4M(Mは、整数)行とする。また、nを1乃至Nの整数、mを1乃至Mの整数とし、4行×4列の16画素に着目する。これらの16画素は、2つのFD共有ブロック301と2つの検出ブロック302とにより分割される。2つのFD共有ブロック301の一方を左側、他方を右側とし、2つの検出ブロック302の一方を上側、他方を下側とする。
左側のFD共有ブロック301は、4行×2列の8画素からなる。それらの画素は、座標(4n−3、4m−3)、(4n−2、4m−3)、(4n−1、4m−3)、(4n、4m−3)、(4n−3、4m−2)、(4n−2、4m−2)、(4n−1、4m−2)および(4n、4m−2)に配置される。右側のFD共有ブロック301も4行×2列の8画素からなる。それらの画素は、座標(4n−3、4m−1)、(4n−2、4m−1)、(4n−1、4m−1)、(4n、4m−1)、(4n−3、4m)、(4n−2、4m)、(4n−1、4m)および(4n、4m)に配置される。
一方、上側の検出ブロック302は、2行×4列の8画素からなる。それらの画素は、座標(4n−3、4m−3)、(4n−3、4m−2)、(4n−3、4m−1)、(4n−3、4m)、(4n−2、4m−3)、(4n−2、4m−2)、(4n−2、4m−1)および(4n−2、4m)に配置される。下側の検出ブロック302も2行×4列の8画素からなる。それらの画素は、座標(4n−1、4m−3)、(4n−1、4m−2)、(4n−1、4m−1)、(4n−1、4m)、(4n、4m−3)、(4n、4m−2)、(4n、4m−1)および(4n、4m)に配置される。
また、FD共有ブロック301と検出ブロック302とは一部が重複する。同図においては、左側のFD共有ブロック301の一部が上側の検出ブロック302に配置され、他方が下側の検出ブロック302に配置される。右側のFD共有ブロック301についても同様である。
なお、検出ブロック302を2行×4列とし、FD共有ブロック301を4行×2列としたが、検出ブロック302が複数のFD共有ブロック301により分割されるのであれば、この構成に限定されない。検出ブロック302およびFD共有ブロック301の各形状の他の例については後述する。
なお、左側のFD共有ブロック301は、特許請求の範囲に記載の第1の共有ブロックの一例であり、右側のFD共有ブロック301は、特許請求の範囲に記載の第2の共有ブロックの一例である。また、上側の検出ブロック302は、特許請求の範囲に記載の第1の検出ブロックの一例であり、下側の検出ブロック302は、特許請求の範囲に記載の第2の検出ブロックの一例である。
図5は、本技術の第1の実施の形態における画素アレイ部300の一構成例を示すブロック図である。画素アレイ部300には、画素毎に受光部330が配置され、FD共有ブロック301ごとに画素信号生成部320が配置され、検出ブロック302ごとにアドレスイベント検出部400が配置される。
画素数を4N×4Mとすると、受光部330の個数も4N×4Mである。また、FD共有ブロック301および検出ブロック302のそれぞれの画素数を8画素とすると、FD共有ブロック301および検出ブロック302は、(4N×4M)/8個ずつ配置される。画素信号生成部320およびアドレスイベント検出部400も同様に(4N×4M)/8個ずつ配置される。
受光部330は、2つの接続ノードを備え、それらの一方はアドレスイベント検出部400に接続され、他方は、画素信号生成部320に接続される。また、4行×2列の受光部330は、1つの画素信号生成部320に共通に接続され、2行×4列の受光部330は、1つのアドレスイベント検出部400に共通に接続される。4行×2列の受光部330と、それらに接続された画素信号生成部320とは、FD共有ブロック301を構成する。一方、2行×4列の受光部330と、それらに接続されたアドレスイベント検出部400とは、検出ブロック302を構成する。
受光部330は、入射光を光電変換して電荷を生成するものである。この受光部330は、駆動回路211の制御に従って、画素信号生成部320およびアドレスイベント検出部400のいずれかに電荷を転送する。
画素信号生成部320は、光電流に応じたアナログ信号を画素信号SIGとして生成するものである。この画素信号生成部320は、生成した画素信号SIGをカラムADC220に供給する。
アドレスイベント検出部400は、受光部330のそれぞれからの光電流の変化量が所定の閾値を超えたか否かに基づいて、アドレスイベントの有無を検出するものである。このアドレスイベントは、例えば、変化量が上限の閾値を超えた旨を示すオンイベントと、その変化量が下限の閾値を下回った旨を示すオフイベントとからなる。また、アドレスイベントの検出信号は、例えば、オンイベントの検出結果を示す1ビットと、オフイベントの検出結果を示す1ビットからなる。なお、アドレスイベント検出部400は、オンイベントのみを検出することもできる。
アドレスイベントが発生した際に、アドレスイベント検出部400は、検出信号の送信を要求するリクエストをアービタ213に供給する。そして、リクエストに対する応答をアービタ213から受け取ると、アドレスイベント検出部400は、検出信号を駆動回路211および信号処理部212に供給する。なお、アドレスイベント検出部400は、特許請求の範囲に記載の検出部の一例である。
図6は、本技術の第1の実施の形態における画素信号生成部320および受光部330の一構成例を示す回路図である。画素信号生成部320は、リセットトランジスタ321、増幅トランジスタ322、選択トランジスタ323および浮遊拡散層324を備える。複数の受光部330は、接続ノード340を介してアドレスイベント検出部400に共通に接続されている。
また、受光部330のそれぞれは、転送トランジスタ331、OFG(OverFlow Gate)トランジスタ332および光電変換素子333を備える。画素アレイ部300内の画素数を4M×4Nとすると、転送トランジスタ331、OFGトランジスタ332および光電変換素子333は、それぞれ4M×4N個ずつ配置される。n'(n'は、整数)番目の転送トランジスタ331には、駆動回路211により転送信号TRGn'が供給される。n'番目のOFGトランジスタ332には、駆動回路211により制御信号OFGn'が供給される。
また、リセットトランジスタ321、増幅トランジスタ322および選択トランジスタ323として、例えば、N型のMOS(Metal-Oxide-Semiconductor)トランジスタが用いられる。転送トランジスタ331およびOFGトランジスタ332についても、同様にN型のMOSトランジスタが用いられる。
また、光電変換素子333のそれぞれは、受光チップ201に配置される。光電変換素子333以外の素子の全ては、検出チップ202に配置される。
光電変換素子333は、入射光を光電変換して電荷を生成するものである。転送トランジスタ331は、転送信号TRGn'に従って、対応する光電変換素子333から浮遊拡散層324へ電荷を転送するものである。OFGトランジスタ332は、制御信号OFGn'に従って、対応する光電変換素子333により生成された電気信号を接続ノード340に供給するものである。ここで、供給される電気信号は、電荷からなる光電流である。
浮遊拡散層324は、電荷を蓄積して蓄積した電荷の量に応じた電圧を生成するものである。リセットトランジスタ321は、駆動回路211からのリセット信号に従って浮遊拡散層324の電荷量を初期化するものである。増幅トランジスタ322は、浮遊拡散層324の電圧を増幅するものである。選択トランジスタ323は、駆動回路211からの選択信号SELに従って、増幅された電圧の信号を画素信号SIGとして垂直信号線VSLを介してカラムADC220へ出力するものである。この垂直信号線VSLは、FD共有ブロック301の列ごとに垂直方向に沿って配線される。
駆動回路211は、制御部130によりアドレスイベントの検出開始が指示されると、検出ブロック302内のOFGトランジスタ332を制御信号OFGn'により駆動して光電流を供給させる。これにより、アドレスイベント検出部400には、検出ブロック302内の全ての受光部330の光電流の和の電流が流れる。この電流の値は、検出ブロック302全体の受光量に応じた値となる。
そして、ある検出ブロック302においてアドレスイベントが検出されると、駆動回路211は、そのブロックの全てのOFGトランジスタ332をオフ状態にしてアドレスイベント検出部400への光電流の供給を停止させる。
ここで、左側のFD共有ブロック301と検出ブロック302との重複領域を左側の重複領域とし、右側のFD共有ブロック301と検出ブロック302との重複領域を右側の重複領域とする。
駆動回路211は、左側の重複領域において転送信号TRGn'により、転送トランジスタ331を順に駆動して、電荷を浮遊拡散層324に転送させる。また、駆動回路211は、左側と並列して、右側の重複領域において転送信号TRGn'により、転送トランジスタ331を順に駆動して、電荷を浮遊拡散層324に転送させる。これにより、左側の重複領域と、右側の重複領域とから、並列に画素信号が出力される。すなわち、2画素ずつ画素信号が出力される。
このように、固体撮像素子200は、アドレスイベントが検出された検出ブロック302の画素信号のみをカラムADC220に出力する。これにより、アドレスイベントの有無に関わらず、全画素の画素信号を出力する場合と比較して、固体撮像素子200の消費電力や、画像処理の処理量を低減することができる。
また、複数の画素がアドレスイベント検出部400を共有するため、画素毎にアドレスイベント検出部400を配置する場合と比較して固体撮像素子200の回路規模を削減することができる。
さらに、検出ブロック302を左側のFD共有ブロック301と、右側のFD共有ブロック301により分割したため、駆動回路211は、左側の重複領域と、右側の重複領域とから、並列に画素信号を出力させることができる。これにより、検出ブロック302から1画素ずつ順に画素信号を出力させる場合と比較して、AD変換(すなわち、読出し)の速度を向上させることができる。
[アドレスイベント検出部の構成例]
図7は、本技術の第1の実施の形態におけるアドレスイベント検出部400の一構成例を示すブロック図である。このアドレスイベント検出部400は、電流電圧変換部410、バッファ420、減算器430、量子化器440および転送部450を備える。
電流電圧変換部410は、対応する受光部330からの光電流を、その対数の電圧信号に変換するものである。この電流電圧変換部410は、電圧信号をバッファ420に供給する。
バッファ420は、電流電圧変換部410からの電圧信号を減算器430に出力するものである。このバッファ420により、後段を駆動する駆動力を向上させることができる。また、バッファ420により、後段のスイッチング動作に伴うノイズのアイソレーションを確保することができる。
減算器430は、駆動回路211からの行駆動信号に従ってバッファ420からの電圧信号のレベルを低下させるものである。この減算器430は、低下後の電圧信号を量子化器440に供給する。
量子化器440は、減算器430からの電圧信号をデジタル信号に量子化して検出信号として転送部450に出力するものである。
転送部450は、量子化器440からの検出信号を信号処理部212等に転送するものである。この転送部450は、アドレスイベントが検出された際に、検出信号の送信を要求するリクエストをアービタ213に供給する。そして、転送部450は、リクエストに対する応答をアービタ213から受け取ると、検出信号を駆動回路211および信号処理部212に供給する。
[電流電圧変換部の構成例]
図8は、本技術の第1の実施の形態における電流電圧変換部410の一構成例を示す回路図である。この電流電圧変換部410は、N型トランジスタ411および413とP型トランジスタ412とを備える。これらのトランジスタとして、例えば、MOSトランジスタが用いられる。
N型トランジスタ411のソースは、受光部330に接続され、ドレインは電源端子に接続される。P型トランジスタ412およびN型トランジスタ413は、電源端子と接地端子との間において、直列に接続される。また、P型トランジスタ412およびN型トランジスタ413の接続点は、N型トランジスタ411のゲートとバッファ420の入力端子とに接続される。また、P型トランジスタ412のゲートには、所定のバイアス電圧Vbiasが印加される。
N型トランジスタ411および413のドレインは電源側に接続されており、このような回路はソースフォロワと呼ばれる。これらのループ状に接続された2つのソースフォロワにより、受光部330からの光電流は、その対数の電圧信号に変換される。また、P型トランジスタ412は、一定の電流をN型トランジスタ413に供給する。
[減算器および量子化器の構成例]
図9は、本技術の第1の実施の形態における減算器430および量子化器440の一構成例を示す回路図である。減算器430は、コンデンサ431および433と、インバータ432と、スイッチ434とを備える。また、量子化器440は、コンパレータ441を備える。
コンデンサ431の一端は、バッファ420の出力端子に接続され、他端は、インバータ432の入力端子に接続される。コンデンサ433は、インバータ432に並列に接続される。スイッチ434は、コンデンサ433の両端を接続する経路を行駆動信号に従って開閉するものである。
インバータ432は、コンデンサ431を介して入力された電圧信号を反転するものである。このインバータ432は反転した信号をコンパレータ441の非反転入力端子(+)に出力する。
スイッチ434をオンした際にコンデンサ431のバッファ420側に電圧信号Vinitが入力され、その逆側は仮想接地端子となる。この仮想接地端子の電位を便宜上、ゼロとする。このとき、コンデンサ431に蓄積されている電位Qinitは、コンデンサ431の容量をC1とすると、次の式により表される。一方、コンデンサ433の両端は、短絡されているため、その蓄積電荷はゼロとなる。
init=C1×Vinit ・・・式1
次に、スイッチ434がオフされて、コンデンサ431のバッファ420側の電圧が変化してVafterになった場合を考えると、コンデンサ431に蓄積される電荷Qafterは、次の式により表される。
after=C1×Vafter ・・・式2
一方、コンデンサ433に蓄積される電荷Q2は、出力電圧をVoutとすると、次の式により表される。
Q2=−C2×Vout ・・・式3
このとき、コンデンサ431および433の総電荷量は変化しないため、次の式が成立する。
init=Qafter+Q2 ・・・式4
式4に式1乃至式3を代入して変形すると、次の式が得られる。
out=−(C1/C2)×(Vafter−Vinit) ・・・式5
式5は、電圧信号の減算動作を表し、減算結果の利得はC1/C2となる。通常、利得を最大化することが望まれるため、C1を大きく、C2を小さく設計することが好ましい。一方、C2が小さすぎると、kTCノイズが増大し、ノイズ特性が悪化するおそれがあるため、C2の容量削減は、ノイズを許容することができる範囲に制限される。また、検出ブロック302ごとに減算器430を含むアドレスイベント検出部400が搭載されるため、容量C1やC2には、面積上の制約がある。これらを考慮して、容量C1およびC2の値が決定される。
コンパレータ441は、減算器430からの電圧信号と、反転入力端子(−)に印加された所定の閾値電圧Vthとを比較するものである。コンパレータ441は、比較結果を示す信号を検出信号として転送部450に出力する。
また、上述のアドレスイベント検出部400全体のゲインAは、電流電圧変換部410の変換ゲインをCGlogとし、バッファ420のゲインを「1」とすると、次の式により表される。
Figure 2020088480
上式において、iphoto_kは、k番目の画素の光電流であり、単位は例えば、アンペア(A)である。Kは、検出ブロック302内の画素数である。
[カラムADCの構成例]
図10は、本技術の第1の実施の形態におけるカラムADC220の一構成例を示すブロック図である。このカラムADC220は、ADC221および222などの複数のADCを備える。ADC221は、左側のFD共有ブロック301に接続され、ADC222は、右側のFD共有ブロック301に接続される。
ADC221は、垂直信号線VSLを介して供給されたアナログの画素信号SIGをデジタル信号に変換するものである。この画素信号SIGは、検出信号よりもビット数の多いデジタル信号に変換される。例えば、検出信号を2ビットとすると、画素信号は、3ビット以上(16ビットなど)のデジタル信号に変換される。ADC221は、生成したデジタル信号を信号処理部212に供給する。ADC222の構成は、ADC221と同様である。なお、ADC221は、特許請求の範囲に記載の第1のアナログデジタル変換器の一例であり、ADC222は、特許請求の範囲に記載の第2のアナログデジタル変換器の一例である。
[固体撮像素子の動作例]
図11は、本技術の第1の実施の形態における読出し制御の一例を示すタイミングチャートである。タイミングT0において、アドレスイベントの検出開始が指示されると、駆動回路211は、検出ブロック302内の8画素を駆動してアドレスイベントの検出を開始させる。タイミングT1において、その検出ブロック302内でアドレスイベントが検出されると、駆動回路211は、左側のFD共有ブロック301との重複領域内の4画素を順に駆動して画素信号を出力させる。ADC221は、左側の画素信号を順にAD変換する。また、駆動回路211は、右側のFD共有ブロック301との重複領域内の4画素も順に駆動して画素信号を出力させる。ADC222は、ADC221と並列に動作して、右側の画素信号を順にAD変換する。
ここで、検出ブロック302内の8画素が1つの浮遊拡散層を共有する構成を仮定する。この構成では、アドレスイベントの検出時に、それらの8画素の画素信号を1つずつ順にAD変換しなくてはならなくなる。これに対して、上述したように8画素を2群に分割し、4画素ずつが浮遊拡散層を共有する構成では、ADC221および222により2画素ずつAD変換することができる。これにより、読出し速度を向上させることができる。
図12は、本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子200の動作の一例を示すタイミングチャートである。タイミングT0において、制御部130によりアドレスイベントの検出開始が指示されると、駆動回路211は、制御信号OFGn'を全てハイレベルにして、検出ブロック302内の全画素のOFGトランジスタ332をオン状態にする。これにより、全画素の光電流の和がアドレスイベント検出部400に供給される。一方、転送信号TRGn'は全てローレベルであり、検出ブロック302内の全画素の転送トランジスタ331はオフ状態である。
そして、タイミングT1において、アドレスイベント検出部400がアドレスイベントを検出し、ハイレベルの検出信号を出力したものとする。ここで、検出信号は、オンイベントの検出結果を示す1ビットの信号であるものとする。
駆動回路211は、検出信号を受け取ると、タイミングT2において、アドレスイベントが検出された検出ブロック302内の制御信号OFGn'を全てローレベルにしてアドレスイベント検出部400への光電流の供給を停止させる。また、駆動回路211は、検出ブロック302内の選択信号SELをハイレベルにし、リセット信号RST1およびRST2を一定のパルス期間に亘ってハイレベルにして左側および右側の浮遊拡散層324の初期化を行う。この初期化時の電圧を左側および右側の画素信号生成部320は、リセットレベルとして出力し、ADC221および222は、そのリセットレベルをデジタル信号に変換する。
リセットレベルの変換後のタイミングT3において、駆動回路211は、一定のパルス期間に亘ってハイレベルの転送信号TRG1を供給して、左側のFD共有ブロック301内の1つ目の画素に電圧を信号レベルとして出力させる。また、駆動回路211は、転送信号TRG5により、右側のFD共有ブロック301内の1つ目の画素に電圧を信号レベルとして出力させる。ADC221および222は、それらの信号レベルをデジタル信号に変換する。信号処理部212は、リセットレベルと信号レベルとの差分を正味の画素信号として求める。この処理は、CDS処理と呼ばれる。
信号レベルの変換後のタイミングT4において、駆動回路211は、一定のパルス期間に亘ってハイレベルの転送信号TRG2およびTRG6を供給して、左側および右側のFD共有ブロック301内の2つ目の画素に信号レベルを出力させる。信号処理部212は、リセットレベルと信号レベルとの差分を正味の画素信号として求める。以下、同様の処理が実行されて、画素信号が2つずつ出力される。
全ての画素信号が出力されると、駆動回路211は、制御信号OFGn'を全てハイレベルにして、全画素のOFGトランジスタ332をオン状態にする。
図13は、本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子200の動作の一例を示すフローチャートである。この動作は、例えば、アドレスイベントを検出するための所定のアプリケーションが実行されたときに開始される。
検出ブロック302のそれぞれは、アドレスイベントの有無の検出を行う(ステップS901)。駆動回路211は、いずれかの検出ブロック302においてアドレスイベントがあったか否かを判断する(ステップS902)。アドレスイベントがあった場合に(ステップS902:Yes)、駆動回路211は、アドレスイベントの生じた検出ブロック302において、左側および右側の各FD共有ブロック301内の画素信号を並列に出力させる(ステップS903)。
アドレスイベントが無い場合(ステップS902:No)、または、ステップS903の後に固体撮像素子200は、ステップS901以降を繰り返す。
なお、FD共有ブロック301の配列は、検出ブロック302を分割することができるものであれば、2行×4列に限定されない。例えば、図14に例示するように、FD共有ブロック301を2行×2列とし、左側および右側のFD共有ブロック301全体を検出ブロック302に配置することもできる。
また、複数の画素が浮遊拡散層を共有しているが、例えば、図15に例示するように画素のそれぞれが浮遊拡散層を共有しない構成とすることもできる。この場合に検出ブロック302内には、2列以上(例えば、2列)の画素310が配列される。また、画素信号生成部320は、画素ごとに配置される。そして、カラムADC220には、列ごとに、ADC221および222などのADCが配列される。アドレスイベントが検出されると、左側の画素310と右側の画素310とのそれぞれが画素信号を生成し、ADC221および222が並列に、左側および右側の画素信号をAD変換する。なお、左側の画素310は、特許請求の範囲に記載の第1の画素の一例であり、右側の画素310は、特許請求の範囲に記載の第2の画素の一例である。
また、検出ブロック302をFD共有ブロック301により3つ以上に分割することもできる。例えば、FD共有ブロック301を4行×1列とした場合、検出ブロック302を4つに分割することができる。
このように本技術の第1の実施の形態によれば、検出ブロック302を左側および右側のFD共有ブロック301により分割したため、それらのブロックの画素信号をADC221および222が並列にAD変換することができる。このAD変換により画像データが得られるため、アドレスイベントを検出しつつ画像データの撮像を要求する画像認識等のアプリケーションに対応することができる。また、ADC221および222が並列に2画素をAD変換するため、検出ブロック302内の画素の画素信号を1画素ずつAD変換する場合と比較して、AD変換(読出し)の速度を向上させることができる。
[第1の変形例]
上述の第1の実施の形態では、光電変換素子333以外の素子を検出チップ202に配置していたが、この構成では、画素数の増大に伴って検出チップ202の回路規模が増大するおそれがある。この第1の実施の形態の第1の変形例における固体撮像素子200は、検出チップ202の回路規模を削減した点において第1の実施の形態と異なる。
図16は、本技術の第1の実施の形態の第1の変形例における画素アレイ部300の一構成例を示す回路図である。この第1の実施の形態の第1の変形例の画素アレイ部300は、リセットトランジスタ321および浮遊拡散層324と複数の受光部330とが受光チップ201に配置される点において第1の実施の形態と異なる。これら以外の素子は、検出チップ202に配置される。
このように、本技術の第1の実施の形態の第1の変形例によれば、リセットトランジスタ321等と複数の受光部330とを受光チップ201に配置したため、第1の実施の形態と比較して検出チップ202の回路規模を削減することができる。
[第2の変形例]
上述の第1の実施の形態の第1の変形例では、リセットトランジスタ321等と複数の受光部330とを受光チップ201に配置していたが、画素数の増大に伴って検出チップ202の回路規模が増大するおそれがある。この第1の実施の形態の第2の変形例における固体撮像素子200は、検出チップ202の回路規模をさらに削減した点において第1の実施の形態の第1の変形例と異なる。
図17は、本技術の第1の実施の形態の第2の変形例における画素アレイ部300の一構成例を示す回路図である。この第1の実施の形態の第2の変形例の画素アレイ部300は、N型トランジスタ411および413がさらに受光チップ201に配置される点において第1の実施の形態の第1の変形例と異なる。このように、受光チップ201内のトランジスタをN型のみにすることにより、N型トランジスタおよびP型トランジスタを混在させる場合と比較して、トランジスタを形成する際の工程数を削減することができる。これにより、受光チップ201の製造コストを削減することができる。
このように、本技術の第1の実施の形態の第2の変形例によれば、N型トランジスタ411および413をさらに受光チップ201に配置したため、第1の実施の形態の第1の変形例と比較して検出チップ202の回路規模を削減することができる。
[第3の変形例]
上述の第1の実施の形態の第2の変形例では、N型トランジスタ411および413をさらに受光チップ201に配置していたが、画素数の増大に伴って検出チップ202の回路規模が増大するおそれがある。この第1の実施の形態の第3の変形例における固体撮像素子200は、検出チップ202の回路規模をさらに削減した点において第1の実施の形態の第2の変形例と異なる。
図18は、本技術の第1の実施の形態の第3の変形例における画素アレイ部300の一構成例を示す回路図である。この第1の実施の形態の第3の変形例の画素アレイ部300は、増幅トランジスタ322および選択トランジスタ323がさらに受光チップ201に配置される点において第1の実施の形態の第2の変形例と異なる。すなわち、画素信号生成部320全体が受光チップ201に配置される。
このように、本技術の第1の実施の形態の第3の変形例によれば、画素信号生成部320を受光チップ201に配置したため、第1の実施の形態の第2の変形例と比較して検出チップ202の回路規模を削減することができる。
<2.第2の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、OFGトランジスタ332等を設けた受光部330を画素毎に配置していたが、画素数が多くなるほど回路規模が増大してしまう。この第2の実施の形態の固体撮像素子200は、一部の画素のOFGトランジスタ332を削減した点において第1の実施の形態と異なる。
図19は、本技術の第2の実施の形態における画素アレイ部300の一構成例を示すブロック図である。この第2の実施の形態の画素アレイ部300は、FD共有ブロック301の一部が検出ブロック302に重なり、残りは、いずれの検出ブロック302にも重ならない点において第1の実施の形態と異なる。例えば、FD共有ブロック301は、2行×2列であり、それらの4画素のうち2画素が検出ブロック302に配置され、残りについてはアドレスイベントが検出されない。
同図において、4個の受光部330と、4個の受光部335とが配置され、4個の受光部330がアドレスイベント検出部400に接続される。また、2個の受光部330と、2個の受光部335とが左側の画素信号生成部320に接続され、残りの受光部330および335が右側の画素信号生成部320に接続される。
図20は、本技術の第2の実施の形態における画素信号生成部320と受光部330および335との一構成例を示す回路図である。
受光部335は、転送トランジスタ336および光電変換素子337を備える。転送トランジスタ336として、例えば、N型のMOSトランジスタが用いられる。この転送トランジスタ336は、転送信号TRGに従って、光電変換素子337から浮遊拡散層324へ電荷を転送する。受光部335にはOFGトランジスタ332が設けられないため、その分回路規模を削減することができる。
このように、本技術の第2の実施の形態によれば、FD共有ブロック301の一部を検出ブロック302内に配置しないため、その部分のOFGトランジスタ332を削減することができる。これにより、画素アレイ部300の回路規模を削減することができる。
<3.第3の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、2行×4列の8画素などの一定の画素数の検出ブロック302を設けていた。しかし、画像の周辺付近などにおいては、被写体が大きく写る。このため、アドレスイベントの検出単位(すなわち、検出ブロック302)において水平方向や垂直方向の画素数(すなわち、サイズ)を大きくしても、画像認識の認識精度は低下しにくい。この第3の実施の形態の固体撮像素子200は、画素アレイ部300内の位置に応じて検出ブロック302のサイズを変更する点において第1の実施の形態と異なる。
図21は、本技術の第3の実施の形態における検出ブロック302の配置例を示す図である。この第3の実施の形態の駆動回路211は、検出ブロック302のサイズを制御することができる。同図に例示するように、駆動回路211は、画素アレイ部300の周辺から一定距離以内において、周辺から一定距離外よりも、検出ブロック302のサイズを大きくする。例えば、周辺付近において、検出ブロック302の水平方向および垂直方向のサイズは、中央付近と比較して2倍に設定される。
図22は、本技術の第3の実施の形態におけるFD共有ブロック301の配置例を示す図である。同図に例示するように、FD共有ブロック301のそれぞれのサイズは、配置場所によらず、一定である。
図23は、本技術の第3の実施の形態における画素アレイ部300の一構成例を示すブロック図である。この第3の実施の形態の画素アレイ部300には、スイッチ461乃至464がさらに配置される。これらのスイッチとして、例えば、N型のMOSトランジスタが用いられる。
4行×4列の16画素のそれぞれの受光部330に着目すると、それらに対応する画素信号生成部320は2つであり、アドレスイベント検出部400は4つである。これらの4つのアドレスイベント検出部400のそれぞれをアドレスイベント検出部#1、#2、#3および#4とする。
左側の4行×2列の受光部330は、左側の画素信号生成部320に接続される。右側の4行×2列の受光部330は、右側の画素信号生成部320に接続される。すなわち、左側および右側のFD共有ブロック301は、4行×2列である。
また、左上の2行×2列の受光部330は、アドレスイベント検出部#1に接続される。右上の2行×2列の受光部330は、アドレスイベント検出部#2に接続される。左下の2行×2列の受光部330は、アドレスイベント検出部#3に接続される。右下の2行×2列の受光部330は、アドレスイベント検出部#4に接続される。
さらに、スイッチ461は、駆動回路211からの制御信号SWに従って、アドレスイベント検出部#1の接続ノード340とアドレスイベント検出部#2の接続ノード340との間の経路を開閉する。スイッチ462は、制御信号SWに従って、アドレスイベント検出部#1の接続ノード340とアドレスイベント検出部#3の接続ノード340との間の経路を開閉する。スイッチ463は、制御信号SWに従って、アドレスイベント検出部#3の接続ノード340とアドレスイベント検出部#4の接続ノード340との間の経路を開閉する。スイッチ464は、制御信号SWに従って、アドレスイベント検出部#2の接続ノード340とアドレスイベント検出部#4の接続ノード340との間の経路を開閉する。
駆動回路211が制御信号SWにより、スイッチ461乃至464の全てを開状態にした場合、検出ブロック302のサイズは2行×2列となる。一方、駆動回路211が制御信号SWにより、スイッチ461乃至464の全てを閉状態にした場合、検出ブロック302のサイズは4行×4列となる。2行×2列の検出ブロック302は、画素アレイ部300の中央付近に配置され、4行×4列の検出ブロック302は、周辺付近に配置される。なお、スイッチ461乃至464のうち2つのみを閉状態にすることにより、検出ブロック302のサイズを2行×4列などに変更することもできる。また、FD共有ブロック301および検出ブロック302のそれぞれのサイズやスイッチの個数は、上述の構成に限定されない。
なお、左上の2行×2列の受光部330は、特許請求の範囲に記載の第1受光部の一例であり、右上の2行×2列の受光部330は、特許請求の範囲に記載の第2受光部の一例である。また、アドレスイベント検出部#1は、特許請求の範囲に記載の第1の検出部の一例であり、アドレスイベント検出部#2は、特許請求の範囲に記載の第2の検出部の一例である。
図24は、本技術の第3の実施の形態における画像データ500の一例を示す図である。画像データ500は、車載カメラなどにより撮像されたものである。画像データ500の周辺付近において、木や白線などの被写体501乃至503が写っている。これらの被写体のサイズは、中央付近にある被写体よりもサイズが大きい。このため、周辺付近の検出単位(検出ブロック302)を大きくしても、画像認識などの精度は低下しにくい。その一方で、検出ブロック302のサイズを大きくすることにより、検出頻度が低下し、信号処理部212などの処理量が低減するため、消費電力を削減することができる。
このように、本技術の第3の実施の形態によれば、駆動回路211が、検出ブロック302のサイズを変更するため、周辺部の検出ブロック302のサイズを中央部よりも大きくすることができる。これにより、検出頻度を低下させ、信号処理部212などの処理量を低減して消費電力を削減することができる。
<4.移動体への応用例>
本開示に係る技術(本技術)は、様々な製品へ応用することができる。例えば、本開示に係る技術は、自動車、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、自動二輪車、自転車、パーソナルモビリティ、飛行機、ドローン、船舶、ロボット等のいずれかの種類の移動体に搭載される装置として実現されてもよい。
図25は、本開示に係る技術が適用され得る移動体制御システムの一例である車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図である。
車両制御システム12000は、通信ネットワーク12001を介して接続された複数の電子制御ユニットを備える。図25に示した例では、車両制御システム12000は、駆動系制御ユニット12010、ボディ系制御ユニット12020、車外情報検出ユニット12030、車内情報検出ユニット12040、及び統合制御ユニット12050を備える。また、統合制御ユニット12050の機能構成として、マイクロコンピュータ12051、音声画像出力部12052、及び車載ネットワークI/F(interface)12053が図示されている。
駆動系制御ユニット12010は、各種プログラムにしたがって車両の駆動系に関連する装置の動作を制御する。例えば、駆動系制御ユニット12010は、内燃機関又は駆動用モータ等の車両の駆動力を発生させるための駆動力発生装置、駆動力を車輪に伝達するための駆動力伝達機構、車両の舵角を調節するステアリング機構、及び、車両の制動力を発生させる制動装置等の制御装置として機能する。
ボディ系制御ユニット12020は、各種プログラムにしたがって車体に装備された各種装置の動作を制御する。例えば、ボディ系制御ユニット12020は、キーレスエントリシステム、スマートキーシステム、パワーウィンドウ装置、あるいは、ヘッドランプ、バックランプ、ブレーキランプ、ウィンカー又はフォグランプ等の各種ランプの制御装置として機能する。この場合、ボディ系制御ユニット12020には、鍵を代替する携帯機から発信される電波又は各種スイッチの信号が入力され得る。ボディ系制御ユニット12020は、これらの電波又は信号の入力を受け付け、車両のドアロック装置、パワーウィンドウ装置、ランプ等を制御する。
車外情報検出ユニット12030は、車両制御システム12000を搭載した車両の外部の情報を検出する。例えば、車外情報検出ユニット12030には、撮像部12031が接続される。車外情報検出ユニット12030は、撮像部12031に車外の画像を撮像させるとともに、撮像された画像を受信する。車外情報検出ユニット12030は、受信した画像に基づいて、人、車、障害物、標識又は路面上の文字等の物体検出処理又は距離検出処理を行ってもよい。
撮像部12031は、光を受光し、その光の受光量に応じた電気信号を出力する光センサである。撮像部12031は、電気信号を画像として出力することもできるし、測距の情報として出力することもできる。また、撮像部12031が受光する光は、可視光であっても良いし、赤外線等の非可視光であっても良い。
車内情報検出ユニット12040は、車内の情報を検出する。車内情報検出ユニット12040には、例えば、運転者の状態を検出する運転者状態検出部12041が接続される。運転者状態検出部12041は、例えば運転者を撮像するカメラを含み、車内情報検出ユニット12040は、運転者状態検出部12041から入力される検出情報に基づいて、運転者の疲労度合い又は集中度合いを算出してもよいし、運転者が居眠りをしていないかを判別してもよい。
マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車内外の情報に基づいて、駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置の制御目標値を演算し、駆動系制御ユニット12010に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両の衝突回避あるいは衝撃緩和、車間距離に基づく追従走行、車速維持走行、車両の衝突警告、又は車両のレーン逸脱警告等を含むADAS(Advanced Driver Assistance System)の機能実現を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車両の周囲の情報に基づいて駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置等を制御することにより、運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で取得される車外の情報に基づいて、ボディ系制御ユニット12020に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で検知した先行車又は対向車の位置に応じてヘッドランプを制御し、ハイビームをロービームに切り替える等の防眩を図ることを目的とした協調制御を行うことができる。
音声画像出力部12052は、車両の搭乗者又は車外に対して、視覚的又は聴覚的に情報を通知することが可能な出力装置へ音声及び画像のうちの少なくとも一方の出力信号を送信する。図25の例では、出力装置として、オーディオスピーカ12061、表示部12062及びインストルメントパネル12063が例示されている。表示部12062は、例えば、オンボードディスプレイ及びヘッドアップディスプレイの少なくとも一つを含んでいてもよい。
図26は、撮像部12031の設置位置の例を示す図である。
図26では、撮像部12031として、撮像部12101,12102,12103,12104,12105を有する。
撮像部12101,12102,12103,12104,12105は、例えば、車両12100のフロントノーズ、サイドミラー、リアバンパ、バックドア及び車室内のフロントガラスの上部等の位置に設けられる。フロントノーズに備えられる撮像部12101及び車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として車両12100の前方の画像を取得する。サイドミラーに備えられる撮像部12102,12103は、主として車両12100の側方の画像を取得する。リアバンパ又はバックドアに備えられる撮像部12104は、主として車両12100の後方の画像を取得する。車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として先行車両又は、歩行者、障害物、信号機、交通標識又は車線等の検出に用いられる。
なお、図26には、撮像部12101ないし12104の撮影範囲の一例が示されている。撮像範囲12111は、フロントノーズに設けられた撮像部12101の撮像範囲を示し、撮像範囲12112,12113は、それぞれサイドミラーに設けられた撮像部12102,12103の撮像範囲を示し、撮像範囲12114は、リアバンパ又はバックドアに設けられた撮像部12104の撮像範囲を示す。例えば、撮像部12101ないし12104で撮像された画像データが重ね合わせられることにより、車両12100を上方から見た俯瞰画像が得られる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、距離情報を取得する機能を有していてもよい。例えば、撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、複数の撮像素子からなるステレオカメラであってもよいし、位相差検出用の画素を有する撮像素子であってもよい。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を基に、撮像範囲12111ないし12114内における各立体物までの距離と、この距離の時間的変化(車両12100に対する相対速度)を求めることにより、特に車両12100の進行路上にある最も近い立体物で、車両12100と略同じ方向に所定の速度(例えば、0km/h以上)で走行する立体物を先行車として抽出することができる。さらに、マイクロコンピュータ12051は、先行車の手前に予め確保すべき車間距離を設定し、自動ブレーキ制御(追従停止制御も含む)や自動加速制御(追従発進制御も含む)等を行うことができる。このように運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を元に、立体物に関する立体物データを、2輪車、普通車両、大型車両、歩行者、電柱等その他の立体物に分類して抽出し、障害物の自動回避に用いることができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両12100の周辺の障害物を、車両12100のドライバが視認可能な障害物と視認困難な障害物とに識別する。そして、マイクロコンピュータ12051は、各障害物との衝突の危険度を示す衝突リスクを判断し、衝突リスクが設定値以上で衝突可能性がある状況であるときには、オーディオスピーカ12061や表示部12062を介してドライバに警報を出力することや、駆動系制御ユニット12010を介して強制減速や回避操舵を行うことで、衝突回避のための運転支援を行うことができる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、赤外線を検出する赤外線カメラであってもよい。例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在するか否かを判定することで歩行者を認識することができる。かかる歩行者の認識は、例えば赤外線カメラとしての撮像部12101ないし12104の撮像画像における特徴点を抽出する手順と、物体の輪郭を示す一連の特徴点にパターンマッチング処理を行って歩行者か否かを判別する手順によって行われる。マイクロコンピュータ12051が、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在すると判定し、歩行者を認識すると、音声画像出力部12052は、当該認識された歩行者に強調のための方形輪郭線を重畳表示するように、表示部12062を制御する。また、音声画像出力部12052は、歩行者を示すアイコン等を所望の位置に表示するように表示部12062を制御してもよい。
以上、本開示に係る技術が適用され得る車両制御システムの一例について説明した。本開示に係る技術は、以上説明した構成のうち、例えば、撮像部12031に適用され得る。具体的には、図1の撮像装置100は、撮像部12031に適用することができる。撮像部12031に本開示に係る技術を適用することにより、画像データの読出し速度を向上させることが可能になる。
なお、上述の実施の形態は本技術を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本技術の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本技術は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
また、上述の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。この記録媒体として、例えば、CD(Compact Disc)、MD(MiniDisc)、DVD(Digital Versatile Disc)、メモリカード、ブルーレイディスク(Blu-ray(登録商標)Disc)等を用いることができる。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって、限定されるものではなく、また、他の効果があってもよい。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)光電変換により第1のアナログ信号を生成する第1の画素と光電変換により第2のアナログ信号を生成する第2の画素とを配列した検出ブロックと、
前記検出ブロックの入射光量の変化量が所定の閾値を超えるか否かに基づいて前記第1のアナログ信号をデジタル信号に変換する第1のアナログデジタル変換器と、
前記変化量が前記閾値を超えるか否かに基づいて前記第2のアナログ信号をデジタル信号に変換する第2のアナログデジタル変換器と
を具備する固体撮像素子。
(2)前記第1のアナログ信号に応じた量の電荷を蓄積する浮遊拡散層を共有する所定数の前記第1の画素を配列した第1の共有ブロックと、
前記第2のアナログ信号に応じた量の電荷を蓄積する浮遊拡散層を共有する所定数の前記第2の画素を配列した第2の共有ブロックと
をさらに具備し、
前記第1の共有ブロックの少なくとも一部と前記第2の共有ブロックの少なくとも一部とが前記検出ブロックに配置される
前記(1)記載の固体撮像素子。
(3)前記検出ブロックは、第1および第2の検出ブロックを含み、
前記第1の共有ブロックの一部と前記第2の共有ブロックの一部とが前記第1の検出ブロックに配置され、
前記第1の共有ブロックの残りと前記第2の共有ブロックの残りとが前記第2の検出ブロックに配置される
前記(2)記載の固体撮像素子。
(4)前記第1の共有ブロックの一部と前記第2の共有ブロックの一部とが前記検出ブロックに配置され、
前記第1の共有ブロックの残りと前記第2の共有ブロックの残りとには、前記検出ブロックが配置されない
前記(2)記載の固体撮像素子。
(5)所定の制御信号により前記検出ブロックのサイズを変更する駆動回路をさらに具備する
前記(1)から(4)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(6)前記検出ブロックは、
それぞれが光電変換により電荷を生成する複数の第1受光部と、
それぞれが光電変換により電荷を生成する複数の第2受光部と、
前記複数の第1受光部が接続された第1の接続ノードに流れる光電流の変化量が前記閾値を超えるか否かを検出する第1の検出部と、
前記複数の第2受光部が接続された第2の接続ノードに流れる光電流の変化量が前記閾値を超えるか否かを検出する第2の検出部と、
前記第1の接続ノードと前記第2の接続ノードとの間の経路を前記制御信号に従って開閉するスイッチと
を備える
前記(5)記載の固体撮像素子。
(7)前記検出ブロックは、
それぞれが光電変換により電荷を生成する複数の受光部と、
前記電荷の量に応じた光電流の変化量が前記閾値を超えるか否かを検出する検出部と
を備え、
前記複数の受光部は、互いに異なる画素に配置され、
前記複数の受光部は、前記検出部を共有する
前記(1)から(6)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(8)光電変換により第1のアナログ信号を生成する第1の画素と光電変換により第2のアナログ信号を生成する第2の画素とを配列した検出ブロックと、
前記検出ブロックの入射光量の変化量が所定の閾値を超えるか否かに基づいて前記第1のアナログ信号をデジタル信号に変換する第1のアナログデジタル変換器と、
前記変化量が前記閾値を超えるか否かに基づいて前記第2のアナログ信号をデジタル信号に変換する第2のアナログデジタル変換器と、
前記デジタル信号を処理する信号処理部と
を具備する撮像装置。
100 撮像装置
110 撮像レンズ
120 記録部
130 制御部
200 固体撮像素子
201 受光チップ
202 検出チップ
211 駆動回路
212 信号処理部
213 アービタ
220 カラムADC
221、222 ADC
300 画素アレイ部
301 FD共有ブロック
302 検出ブロック
310 画素
320 画素信号生成部
321 リセットトランジスタ
322 増幅トランジスタ
323 選択トランジスタ
324 浮遊拡散層
330、335 受光部
331、336 転送トランジスタ
332 OFGトランジスタ
333、337 光電変換素子
400 アドレスイベント検出部
410 電流電圧変換部
411、413 N型トランジスタ
412 P型トランジスタ
420 バッファ
430 減算器
431、433 コンデンサ
432 インバータ
434、461〜464 スイッチ
440 量子化器
441 コンパレータ
450 転送部
12031 撮像部

Claims (8)

  1. 光電変換により第1のアナログ信号を生成する第1の画素と光電変換により第2のアナログ信号を生成する第2の画素とを配列した検出ブロックと、
    前記検出ブロックの入射光量の変化量が所定の閾値を超えるか否かに基づいて前記第1のアナログ信号をデジタル信号に変換する第1のアナログデジタル変換器と、
    前記変化量が前記閾値を超えるか否かに基づいて前記第2のアナログ信号をデジタル信号に変換する第2のアナログデジタル変換器と
    を具備する固体撮像素子。
  2. 前記第1のアナログ信号に応じた量の電荷を蓄積する浮遊拡散層を共有する所定数の前記第1の画素を配列した第1の共有ブロックと、
    前記第2のアナログ信号に応じた量の電荷を蓄積する浮遊拡散層を共有する所定数の前記第2の画素を配列した第2の共有ブロックと
    をさらに具備し、
    前記第1の共有ブロックの少なくとも一部と前記第2の共有ブロックの少なくとも一部とが前記検出ブロックに配置される
    請求項1記載の固体撮像素子。
  3. 前記検出ブロックは、第1および第2の検出ブロックを含み、
    前記第1の共有ブロックの一部と前記第2の共有ブロックの一部とが前記第1の検出ブロックに配置され、
    前記第1の共有ブロックの残りと前記第2の共有ブロックの残りとが前記第2の検出ブロックに配置される
    請求項2記載の固体撮像素子。
  4. 前記第1の共有ブロックの一部と前記第2の共有ブロックの一部とが前記検出ブロックに配置され、
    前記第1の共有ブロックの残りと前記第2の共有ブロックの残りとには、前記検出ブロックが配置されない
    請求項2記載の固体撮像素子。
  5. 所定の制御信号により前記検出ブロックのサイズを変更する駆動回路をさらに具備する
    請求項1記載の固体撮像素子。
  6. 前記検出ブロックは、
    それぞれが光電変換により電荷を生成する複数の第1受光部と、
    それぞれが光電変換により電荷を生成する複数の第2受光部と、
    前記複数の第1受光部が接続された第1の接続ノードに流れる光電流の変化量が前記閾値を超えるか否かを検出する第1の検出部と、
    前記複数の第2受光部が接続された第2の接続ノードに流れる光電流の変化量が前記閾値を超えるか否かを検出する第2の検出部と、
    前記第1の接続ノードと前記第2の接続ノードとの間の経路を前記制御信号に従って開閉するスイッチと
    を備える
    請求項5記載の固体撮像素子。
  7. 前記検出ブロックは、
    それぞれが光電変換により電荷を生成する複数の受光部と、
    前記電荷の量に応じた光電流の変化量が前記閾値を超えるか否かを検出する検出部と
    を備え、
    前記複数の受光部は、互いに異なる画素に配置され、
    前記複数の受光部は、前記検出部を共有する
    請求項1記載の固体撮像素子。
  8. 光電変換により第1のアナログ信号を生成する第1の画素と光電変換により第2のアナログ信号を生成する第2の画素とを配列した検出ブロックと、
    前記検出ブロックの入射光量の変化量が所定の閾値を超えるか否かに基づいて前記第1のアナログ信号をデジタル信号に変換する第1のアナログデジタル変換器と、
    前記変化量が前記閾値を超えるか否かに基づいて前記第2のアナログ信号をデジタル信号に変換する第2のアナログデジタル変換器と、
    前記デジタル信号を処理する信号処理部と
    を具備する撮像装置。
JP2018216589A 2018-11-19 2018-11-19 固体撮像素子、および、撮像装置 Pending JP2020088480A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018216589A JP2020088480A (ja) 2018-11-19 2018-11-19 固体撮像素子、および、撮像装置
CN201980070276.8A CN112913224B (zh) 2018-11-19 2019-10-15 固态成像元件和成像装置
US17/287,823 US11523079B2 (en) 2018-11-19 2019-10-15 Solid-state imaging element and imaging device
PCT/JP2019/040380 WO2020105314A1 (ja) 2018-11-19 2019-10-15 固体撮像素子、および、撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018216589A JP2020088480A (ja) 2018-11-19 2018-11-19 固体撮像素子、および、撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020088480A true JP2020088480A (ja) 2020-06-04

Family

ID=70774239

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018216589A Pending JP2020088480A (ja) 2018-11-19 2018-11-19 固体撮像素子、および、撮像装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US11523079B2 (ja)
JP (1) JP2020088480A (ja)
CN (1) CN112913224B (ja)
WO (1) WO2020105314A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021256290A1 (ja) * 2020-06-19 2021-12-23 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 撮像装置
WO2022059481A1 (ja) * 2020-09-15 2022-03-24 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 固体撮像装置及び電子機器
WO2022065034A1 (ja) * 2020-09-28 2022-03-31 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 撮像装置及び撮像方法
WO2022176418A1 (ja) * 2021-02-17 2022-08-25 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 画像センサおよび電子機器

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7489189B2 (ja) * 2019-08-30 2024-05-23 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 固体撮像素子、撮像装置、および、固体撮像素子の制御方法
WO2023041610A1 (en) * 2021-09-16 2023-03-23 Sony Semiconductor Solutions Corporation Image sensor for event detection
JP2023087430A (ja) * 2021-12-13 2023-06-23 キヤノン株式会社 撮像装置、情報処理装置、情報処理装置の制御方法、プログラムおよび記憶媒体
CN114245048B (zh) * 2021-12-27 2023-07-25 上海集成电路装备材料产业创新中心有限公司 信号传输电路及图像传感器
WO2023188868A1 (ja) * 2022-03-30 2023-10-05 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 リニアセンサ
CN117221752A (zh) * 2022-05-31 2023-12-12 华为技术有限公司 一种芯片、动态视觉传感器及输出像素信息的方法

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008153828A (ja) 2006-12-15 2008-07-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 撮像装置
CN102959371B (zh) * 2010-07-01 2015-01-21 松下电器产业株式会社 对象物体检测装置
JP2013143636A (ja) * 2012-01-10 2013-07-22 Sony Corp 固体撮像装置、固体撮像装置の信号処理方法、及び、電子機器
CN108600661B (zh) 2013-06-11 2020-12-11 拉姆伯斯公司 集成电路图像传感器和在图像传感器内操作的方法
JP6087780B2 (ja) * 2013-10-10 2017-03-01 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 撮像素子、放射線検出装置および撮像素子の制御方法
US20160093273A1 (en) * 2014-09-30 2016-03-31 Samsung Electronics Co., Ltd. Dynamic vision sensor with shared pixels and time division multiplexing for higher spatial resolution and better linear separable data
US9986179B2 (en) * 2014-09-30 2018-05-29 Qualcomm Incorporated Sensor architecture using frame-based and event-based hybrid scheme
KR102383101B1 (ko) * 2015-02-25 2022-04-05 삼성전자주식회사 다른 기판 바이어스 전압들을 갖는 이미지 센서
WO2017013806A1 (ja) 2015-07-23 2017-01-26 オリンパス株式会社 固体撮像装置
JP2018186478A (ja) * 2017-04-25 2018-11-22 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 固体撮像素子、撮像装置、および、固体撮像素子の制御方法
WO2018198691A1 (ja) 2017-04-25 2018-11-01 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 固体撮像素子、撮像装置、および、固体撮像素子の制御方法
TW202408217A (zh) * 2018-01-23 2024-02-16 日商索尼半導體解決方案公司 光檢測裝置及車輛控制系統
KR20210092725A (ko) * 2018-11-13 2021-07-26 소니 세미컨덕터 솔루션즈 가부시키가이샤 고체 촬상 장치 및 전자 기기
JP2020088724A (ja) * 2018-11-29 2020-06-04 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 固体撮像素子、撮像装置、および、固体撮像素子の制御方法
US20220141411A1 (en) * 2019-03-13 2022-05-05 Sony Semiconductor Solutions Corporation Solid-state imaging device, electronic device, and control method of solid-state imaging device
US11350049B2 (en) * 2020-11-02 2022-05-31 Omnivision Technologies, Inc. Dark current calibration method and associated pixel circuitry

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021256290A1 (ja) * 2020-06-19 2021-12-23 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 撮像装置
WO2022059481A1 (ja) * 2020-09-15 2022-03-24 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 固体撮像装置及び電子機器
WO2022065034A1 (ja) * 2020-09-28 2022-03-31 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 撮像装置及び撮像方法
WO2022176418A1 (ja) * 2021-02-17 2022-08-25 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 画像センサおよび電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
CN112913224B (zh) 2023-12-22
CN112913224A (zh) 2021-06-04
WO2020105314A1 (ja) 2020-05-28
US20210385404A1 (en) 2021-12-09
US11523079B2 (en) 2022-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7284714B2 (ja) 固体撮像素子、撮像装置、および、固体撮像素子の制御方法
WO2020105314A1 (ja) 固体撮像素子、および、撮像装置
US11832013B2 (en) Solid-state image sensor, imaging device, and method of controlling solid-state image sensor
WO2020110537A1 (ja) 固体撮像素子、および、撮像装置
US11582416B2 (en) Solid-state image sensor, imaging device, and method of controlling solid-state image sensor
WO2020066803A1 (ja) 固体撮像素子、および、撮像装置
JP7181868B2 (ja) アナログデジタル変換器、固体撮像素子、および、アナログデジタル変換器の制御方法
US11375149B2 (en) Solid-state image sensor and imaging device
JP2021093610A (ja) 固体撮像素子、および、撮像装置
JP2021040294A (ja) 固体撮像素子、撮像装置、および、固体撮像素子の制御方法
JP2020099015A (ja) センサ及び制御方法
WO2022270034A1 (ja) 撮像装置、電子機器、および光検出方法