JP2020084436A - 自動ドアシステム、自動ドアセンサ、自動ドア装置および自動ドアシステムの制御方法 - Google Patents

自動ドアシステム、自動ドアセンサ、自動ドア装置および自動ドアシステムの制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020084436A
JP2020084436A JP2018215905A JP2018215905A JP2020084436A JP 2020084436 A JP2020084436 A JP 2020084436A JP 2018215905 A JP2018215905 A JP 2018215905A JP 2018215905 A JP2018215905 A JP 2018215905A JP 2020084436 A JP2020084436 A JP 2020084436A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
area
person
opening
automatic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018215905A
Other languages
English (en)
Inventor
良有 清政
Yoshiari Seisei
良有 清政
浩司 角山
Koji Sumiyama
浩司 角山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nabtesco Corp
Original Assignee
Nabtesco Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nabtesco Corp filed Critical Nabtesco Corp
Priority to JP2018215905A priority Critical patent/JP2020084436A/ja
Publication of JP2020084436A publication Critical patent/JP2020084436A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Abstract

【課題】ドアへの通行者の衝突を未然に回避する。【解決手段】ドアの戸先の近傍に設定された戸先エリアにおいて人または物体を検知する検知部と、ドアを駆動する駆動部と、ドアが全開状態のときに、検知部がドアの戸先エリアで人又は物体を検知した場合に、駆動部にドアの閉動作の制限又は開閉制御の変更を行わせる制御部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、自動ドアシステム、自動ドアセンサ、自動ドア装置および自動ドアシステムの制御方法に関する。
従来から、複数の赤外線検知スポットによって通行者のベクトルを検知し、検知されたベクトルに基づいて通行者の横切りによる自動ドアの無駄な開閉を防止する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開WO2012/073821号公報
自動ドアが全開位置にある状態で通行者が自動ドアの戸先側面付近から開口部に斜め方向から進入しようとする場合には、通行者のベクトルを検知することが難しい場合があるため、閉作動を開始する自動ドアに通行者が接触する恐れがある。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、ドアへの通行者の衝突を未然に回避することができる自動ドアシステム、自動ドアセンサ、自動ドア装置および自動ドアシステムの制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、ドアの戸先の近傍に設定された戸先エリアにおいて人または物体を検知する検知部と、前記ドアを駆動する駆動部と、前記ドアが全開状態のときに、前記検知部が前記ドアの戸先エリアで人又は物体を検知した場合に、前記駆動部に前記ドアの閉動作の制限又は開閉制御の変更を行わせる制御部と、を備える自動ドアシステムである。
本発明による自動ドアシステムにおいて、前記閉動作の制限とは、前記閉動作を禁止することであってもよい。
本発明による自動ドアシステムにおいて、前記閉動作の制限とは、前記閉動作を制限しない場合よりも低速度で、かつ所定速度以下で前記ドアを閉動作させることであってもよい。
本発明による自動ドアシステムにおいて、前記ドアに閉方向の力を付与するドアクローザを更に備え、前記閉動作の制限とは、前記ドアクローザによって前記ドアに作用する閉方向の力に抗して前記ドアを開方向に駆動することであってもよい。
本発明による自動ドアシステムにおいて、前記戸先エリアの少なくとも一部は、前記全開状態のドアの開口部に対して前記ドアの法線方向側に設定された保護エリアよりも、前記ドアの開方向側に設定されていてもよい。
本発明による自動ドアシステムにおいて、前記戸先エリアの少なくとも一部は、前記保護エリアに対して前記ドアの開側において隣接して設定されていてもよい。
本発明による自動ドアシステムにおいて、前記ドア面の法線方向における前記戸先エリアの幅は、前記ドア面の法線方向における前記保護エリアの幅以上であってもよい。
本発明による自動ドアシステムにおいて、前記制御部は、前記保護エリアで人又は物体を検知している状態から検知していない状態に切り替わった時から所定の待機時間が経過した後に、前記駆動部に前記ドアを閉動作させ、前記戸先エリアで人又は物体を検知している状態から検知していない状態に切り替わった時に、前記所定の待機時間が経過するのを待たずに前記駆動部に前記ドアを閉動作させてもよい。
本発明による自動ドアシステムにおいて、前記制御部は、前記戸先エリアにおいて人又は物体が前記ドアが設けられている開口部に向かう場合に、前記駆動部に前記ドアの閉動作の制限又は開閉制御の変更をさせてもよい。
本発明は、ドアの戸先の近傍に設定された戸先エリアにおいて人または物体を検知する検知部と、前記ドアが全開状態のときに、前記検知部が前記ドアの戸先エリアで人又は物体を検知した場合に、前記ドアを駆動する駆動部に前記ドアの閉動作の制限又は開閉制御の変更を行わせる制御部と、を備える自動ドアセンサである。
本発明は、前記ドアを駆動する駆動部と、前記ドアが全開状態のときに、前記ドアの戸先の近傍に設定された戸先エリアにおいて検知部が人又は物体を検知した場合に、前記駆動部に前記ドアの閉動作の制限又は開閉制御の変更を行わせる制御部と、を備える自動ドア装置である。
本発明は、ドアの戸先の近傍に設定された戸先エリアにおいて人または物体を検知する工程と、前記ドアが全開状態のときに、前記ドアの戸先の近傍に設定された戸先エリアにおいて人又は物体が検知された場合に、前記ドアの閉動作の制限又は開閉制御の変更を行う工程と、を備える自動ドアシステムの制御方法である。
本発明によれば、ドアへの通行者の衝突を未然に回避することができる。
本実施形態による自動ドアシステムを示すブロック図である。 本実施形態による自動ドアシステムを示す鳥瞰図である。 本実施形態による自動ドアシステムの動作例を示すフローチャートである。 本実施形態による自動ドアシステムの動作例において、起動エリア、戸先エリアおよび保護エリアの配置例を示す平面図である。 本実施形態の第1の変形例による自動ドアシステムの動作例を示すフローチャートである。 本実施形態の第2の変形例による自動ドアシステムの動作例を示すフローチャートである。 本実施形態の第3の変形例による自動ドアシステムを示すブロック図である。 本実施形態の第3の変形例による自動ドアシステムの動作例を示すフローチャートである。 本実施形態の第4の変形例による自動ドアシステムの動作例を示すフローチャートである。 本実施形態の第5の変形例による自動ドアシステムの動作例を示すフローチャートである。 本実施形態の第5の変形例による自動ドアシステムの動作例において、起動エリアおよび戸先エリアにおけるベクトルの取得状態を示す平面図である。 本実施形態の第6の変形例による自動ドアシステムを示すブロック図である。 本実施形態の第6の変形例による自動ドアシステムの動作例において、起動エリア、戸先エリアおよび保護エリアの配置例を示す平面図である。 本実施形態の第7の変形例による自動ドアシステムを示すブロック図である。 本実施形態の第8の変形例による自動ドアシステムを示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態に係る自動ドアシステムについて、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態は、本発明の実施形態の一例であって、本発明はこれらの実施形態に限定して解釈されるものではない。また、本実施形態で参照する図面において、同一部分または同様な機能を有する部分には同一の符号または類似の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上、実際の比率とは異なる場合があり、また、構成の一部が図面から省略される場合がある。
図1は、本実施形態による自動ドアシステム1を示すブロック図である。図2は、本実施形態による自動ドアシステム1を示す鳥瞰図である。図1に示すように、自動ドアシステム1は、自動ドア装置2と自動ドアセンサ3とを備える。自動ドアシステム1は、図2に示すドア21が設けられている開口部Aを通行しようとする通行者を自動ドアセンサ3で検知し、自動ドアセンサ3の検知に応じて、通行者を通行させるためにドア21を開動作させるシステムである。以下、自動ドアシステム1の構成部について詳しく述べる。
図1に示すように、自動ドア装置2は、ドア21と、ドア21を駆動する駆動部の一例であるモータ22と、制御部の一例であるドア制御部23とを備える。モータ22は、図示しない電源から供給された電力によって、ドア21を自動で開閉するための回転力を発生させる。モータ22の回転力は、図示しないプーリやタイミングベルトなどの動力伝達部材を介して図2に示す開閉方向d1への並進力としてドア21に伝達される。図2の例において、2つのドア21は、引き分けタイプの引戸である。ドア21の態様は図2の例に限定されず、例えば、片引きタイプの引戸、開き戸、折り戸、回転扉、グライドドアなどの様々な態様のドアを採用してもよい。
ドア制御部23は、モータ22および自動ドアセンサ3に接続されている。ドア制御部23は、自動ドアセンサ3およびモータ22から取得された信号または情報に基づいて、モータ22への駆動信号の出力によるモータ22の駆動制御を行う。モータ22の駆動制御は、モータ22の駆動の有無、駆動速度、駆動トルクおよび回転方向の少なくとも1つまたはこれらの2つ以上の組み合わせの制御である。
ドア制御部23は、自動ドアセンサ3との通信が可能であれば具体的な態様は特に限定されない。例えば、ドア制御部23は、自動ドアセンサ3からの信号に応じてPWM(Pulse Width Modulation)信号を出力し、PWM信号のデューティ比によってモータ22の駆動速度を制御するCPUと、PWM信号によってオンオフ制御される4つの半導体スイッチ(例えば、FET)をアームとして有するとともにモータ22に接続されたHブリッジ回路と、Hブリッジ回路に接続され、半導体スイッチのオン状態に応じて、モータ22に正回転または逆回転用の電流信号(すなわち、駆動信号)を印加する直流電源と、を備えていてもよい。
図2に示すように、自動ドアセンサ3は、ドア21の通行者を検知するために、無目部24の中央、より具体的には、全閉状態の2枚のドア21の境界部の上方に設けられている。自動ドアセンサ3は、天井などの無目部24以外の場所に設けられていてもよい。
図1に示すように、自動ドアセンサ3は、センサ部31と、検知部および制御部の一例であるセンサ制御部32とを備える。センサ部31は、投光部311と受光部312とを有する。センサ制御部32は、センサ部31およびドア制御部23に接続されている。センサ制御部32は、例えば、CPU(すなわち、プロセッサ)などのハードウェアで構成される。センサ制御部32の少なくとも一部をソフトウェアで構成してもよい。
センサ制御部32は、検知エリアを記憶している。すなわち、センサ制御部32は、検知エリアを有している。検知エリアとは、図2に示すように、人又は物体を検知するために自動ドアセンサ3が検知可能な床面6上の領域5である。
検知エリア5は、起動エリアと、戸先エリアと、保護エリアとを有する。
起動エリアとは、ドア21の起動に用いられるエリアである。
戸先エリアとは、ドア21の戸先21aの近傍に設定され、戸先21aの近傍における人又は物体の検知に用いられるエリアである。戸先21aの近傍は、戸先21aに接していてもよく、または、戸先21aから離れていてもよい。
保護エリアとは、ドア21による押圧から人を保護するために用いられるエリアである。
投光部311は、図示しない複数の投光素子を有する。投光部311は、複数の投光素子のそれぞれから検知エリア5にパルス状の近赤外光を投光すなわち照射する。受光部312は、投光部311の複数の投光素子のそれぞれに光学的に対応する図示しない複数の受光素子を有する。受光部312は、投光部311の複数の投光素子のそれぞれから検知エリア5に投光された近赤外光を複数の受光素子のそれぞれによって受光し、受光素子毎に近赤外光の受光量を検知する。受光部312は、検知された受光量を、受光量に応じた信号値を有する検知信号としてセンサ制御部32に出力する。なお、投光部311及び受光部312は、近赤外光以外の光を投光および受光してもよい。
図2の例において、検知エリア5は、2枚のドア21の正面においてドア21の開閉方向d1およびこれに直交する前後方向d2に間隔を空けて配置された複数の小検知エリア51で構成されている。具体的には、図2において、小検知エリア51は、6列×12個の計72個存在する。
個々の小検知エリア51は、投光部311の複数の投光素子のそれぞれから投光され、受光部312の複数の受光素子によってそれぞれ受光される近赤外光の照射スポットに対応している。図2の例において、各小検知エリア51は、円形状を有する。この場合の小検知エリア51の床面6における直径は、例えば、10cmから30cmの間の任意の値に設定することができる。小検知エリア51は、楕円形状、矩形状および多角形状などの円形状以外の形状を有していてもよい。
センサ制御部32は、投光部311の各投光素子に、それぞれに対応する小検知エリア51に向けて近赤外光を投光させる。そして、センサ制御部32は、受光部312の各受光素子に、各小検知エリア51からの近赤外光の反射光をそれぞれ受光させる。そして、センサ制御部32は、受光部312から入力された小検知エリア51毎の検知信号のうち、予め設定された有効検知エリアの検知信号を抽出する。有効検知エリアとは、検知エリア5のうち、人又は物体の検知のために設定された少なくとも一部の範囲の領域である。そして、センサ制御部32は、抽出された有効検知エリアの検知信号に基づいて、人又は物体を検知する。物体は、ドア21を除く人以外の物体(例えば、荷物や動物など)である。
より詳しくは、センサ制御部32は、ドア21の戸先21aの近傍に設定された戸先エリアからの検知信号に基づいて、戸先エリアにおいて人又は物体を検知する。また、センサ制御部32は、起動エリアからの検知信号に基づいて、起動エリアにおいて人又は物体を検知する。また、センサ制御部32は、保護エリアからの検知信号に基づいて、保護エリアにおいて人又は物体を検知する。
人又は物体を検知するため、センサ制御部32は、有効検知エリアの検知信号の信号値(すなわち、受光量)の基準値と、検知の有無を判断するための基準値に対する信号値の変化量の閾値とを記憶しておく。ここで、閾値は、自動ドアセンサ3の感度であり、閾値が低いほど自動ドアセンサ3の感度が高い。センサ制御部32は、信号値が閾値以上である場合に、人又は物体が検知されたと判断する。
また、センサ制御部32は、自動ドアシステム1の電源投入直後に基準値を初期設定した後、一定時間信号値の変化が示されなかった場合に、都度、基準値を更新する。
また、センサ制御部32は、有効検知エリアの種類に応じて、人又は物体の検出ロジックすなわち検出アルゴリズムを異ならせる。例えば、センサ制御部32は、起動エリアおよび戸先エリアの信号値の閾値よりも、保護エリアの信号値の閾値を低くする。言い換えれば、センサ制御部32は、起動エリアおよび戸先エリアよりも保護エリアのセンサの感度を高くする。
センサ制御部32およびドア制御部23は、ドア21が全開状態のときに、センサ制御部32がドア21の戸先エリアで人又は物体を検知した場合に、モータ22にドア21の閉動作の制限又は開閉制御の変更を行わせる。
図1の例において、センサ制御部32は、ドア21の閉動作の制限を指示する閉動作制限指示信号またはドア21の開閉制御の変更を指示する開閉制御変更指示信号をドア制御部23に出力することで、モータ22にドア21の閉動作の制限又は開閉制御の変更を行わせる。
ここで、ドア21の全開状態とは、ドア制御部23に設定されているドア21の動作モードの下で、ドア21を最も開方向側に移動させた状態である。例えば、ドア制御部23に全開モードが設定されている場合、ドア21の全開状態は、ドア21を全開モードにおいて最も開方向側の全開位置まで移動させた状態である。ドア制御部23に半開モードが設定されている場合、ドア21の全開状態は、ドア21を半開モードにおいて最も開方向側の半開位置まで移動させた状態である。
センサ制御部32は、ドア21が全開状態であることを、ドア21の位置情報を示す位置信号に基づいて検出する。位置信号は、ドア21の位置情報を示す信号であれば具体的な態様は特に限定されない。例えば、モータ22は、ブラシレスモータであり、位置信号は、ブラシレスモータのホール素子の位相をもとに生成された信号であってもよい。または、位置信号は、モータ22の回転を検知する回転エンコーダに基づく信号や、ドア21の開閉位置を検知するために設けられるリニアエンコーダに基づく信号であってもよい。あるいは、位置信号は、ドア21のレールに設けられたリミットスイッチからの位置信号であってもよい。これらの構成により、既存の構成を活用してドア停止位置を取得することができるので、コストの増加を抑制することができる。位置信号は、例えば、CAN通信によって自動ドア装置2から自動ドアセンサ3に送信されてもよい。
また、ドア21の閉動作の制限は、ドア21の閉動作の禁止であってもよい。または、ドア21の閉動作の制限は、ドア21の閉動作を制限しない場合よりも低速度で、かつ所定速度以下でドア21を閉動作させることであってもよい。この場合、所定速度は、通行者を驚かせない速度、すなわち、通行者が認知できない程度の速度であってもよい。
また、ドア21の開閉制御の変更は、ドアクローザによってドア21に常時付与されている閉方向への力に対抗する開方向へのドア21の駆動であってもよい。
(動作例)
次に、自動ドアシステム1の動作例について説明する。図3は、本実施形態による自動ドアシステム1の動作例を示すフローチャートである。図3のフローチャートは、必要に応じて繰り返される。
なお、図3の初期状態において、ドア21は全開状態であるとする。そして、初期状態から、センサ制御部32は、センサ部31から戸先エリアの検知信号を取得し、取得された検知信号に基づいて、戸先エリアが人又は物を検知した検知状態であるか否かを判定する(ステップS1)。
ここで、図4は、本実施形態による自動ドアシステム1の動作例において、起動エリア5a、戸先エリア5bおよび保護エリア5cの配置例を示す平面図である。
図4に示すように、戸先エリア5bの少なくとも一部は、全開状態のドア21の開口部Aに対してドア21の法線方向d2側に設定された保護エリア5cよりも、ドア21の開方向側に設定されている。より詳しくは、図4の例においては、戸先エリア5bのうちの最も閉方向側に位置する小検知エリア51を除く大部分の領域が、保護エリア5cよりもドア21の開方向側に設定されている。なお、図4の例に限定されず、戸先エリア5bの全領域を保護エリア5cよりもドア21の開方向側に設定してもよい。
また、図4に示すように、戸先エリア5bの少なくとも一部は、保護エリア5cに対してドア21の開側において隣接して設定されている。より詳しくは、図4の例においては、戸先エリア5bのうちの最も閉方向側に位置する小検知エリア51を除く大部分の領域が、保護エリア5cに対してドア21の開側において隣接して設定されている。また、図4の例においては、戸先エリア5bのうちの最も閉方向側および開口部A側に位置する小検知エリア51が、保護エリア5cと重なっている。このように、戸先エリア5bと保護エリア5cとが重なっているとしても、各エリア5b、5cは異なる検知ロジックによって並行制御されているため、それぞれのエリア5b、5cの目的に合った人又は物体の検知を適切に行うことができる。なお、図4の例に限定されず、戸先エリア5bの全領域を保護エリア5cに対してドア21の開側において隣接して設定してもよい。
また、図4に示すように、ドア面の法線方向d2における戸先エリア5bの幅Wbは、ドア面の法線方向d2における保護エリア5cの幅Wc以上である。図4の例において、戸先エリア5bの幅Wbは、保護エリア5cの幅Wcに一致している。
ドア21の全開状態において、起動エリア5a、戸先エリア5bおよび保護エリア5cはドア21の開保持に用いられる。
そして、図3に示すように、戸先エリア5bが検知状態である場合(ステップS1:Yes)、センサ制御部32およびドア制御部23は、モータ22にドア21の閉動作の制限またはドア21の開閉制御の変更を行わせる(ステップS2)。すなわち、センサ制御部32は、ドア制御部23に閉動作制限指示信号または開閉制御変更指示信号を出力し、ドア制御部23は、閉動作制限指示信号または開閉制御変更指示信号の入力に応じて、モータ22にドア21の閉動作の制限またはドア21の開閉制御の変更を行わせる。
一方、戸先エリア5bが検知状態でない場合(ステップS1:No)、センサ制御部32は、ドア制御部23に閉動作制限指示信号および開閉制御変更指示信号を出力しない。この場合、センサ制御部32は、戸先エリア5bが検知状態でないこと以外のドア21を閉動作させるための条件(例えば、起動エリア5aおよび保護エリア5cが検知状態でないこと等)が更に満足されている場合に、ドア制御部23にドア21の閉動作を指示する閉信号を出力する。そして、ドア制御部23は、閉信号の入力に応じてドア21を閉動作させる(ステップS3)。
以上述べたように、本実施形態によれば、ドア21が全開状態のときに、センサ制御部32(すなわち、検知部)がドア21の戸先エリア5bで人又は物体を検知した場合に、モータ22(すなわち、駆動部)にドア21の閉動作の制限又は開閉制御の変更を行わせることができる。これにより、ドア21の戸先21a付近から開口部Aに斜め方向から進入しようとする通行者がドア21に衝突することを未然に回避することができる。
また、本実施形態によれば、戸先エリア5bの少なくとも一部を、全開状態のドア21の開口部Aに対してドア21の法線方向d2側に設定された保護エリア5cよりもドア21の開方向側に設定することで、保護エリア5cではカバーできない領域に設定された戸先エリア5bでの検知状態に応じてドア21の閉動作の制限又は開閉制御の変更を行うことができる。これにより、ドア21の戸先21a付近から開口部Aに斜め方向から進入しようとする通行者がドア21に衝突することをより有効に回避することができる。
また、本実施形態によれば、戸先エリア5bの少なくとも一部を、保護エリア5cに対してドア21の開側において隣接して設定することで、斜め方向からの通行者の進入によるドア21への衝突の可能性が最も高い位置に戸先エリア5bを設定することができる。これにより、ドア21の戸先21a付近から開口部Aに斜め方向から進入しようとする通行者がドア21に衝突することをより有効に回避することができる。
また、本実施形態によれば、ドア面の法線方向d2における戸先エリア5bの幅Wbを、ドア面の法線方向d2における保護エリア5cの幅Wc以上にすることで、戸先エリア5bの幅Wbを十分に大きくとることができる。これにより、ドア21の戸先21a付近から開口部Aに斜め方向から進入しようとする通行者がドア21に衝突することをより有効に回避することができる。
(第1の変形例)
次に、ドア21の閉動作を禁止する第1の変形例について、図3との相違点を中心に説明する。図5は、本実施形態の第1の変形例による自動ドアシステム1の動作例を示すフローチャートである。図5のフローチャートは、必要に応じて繰り返される。
図5に示すように、戸先エリア5bが検知状態である場合(ステップS1:Yes)、センサ制御部32およびドア制御部23は、モータ22にドア21の閉動作を禁止させる(ステップS2a)。すなわち、センサ制御部32は、ドア制御部23にドア21の閉動作の禁止を指示する閉動作禁止指示信号を出力し、ドア制御部23は、閉動作禁止指示信号の入力に応じてモータ22にドア21の閉動作を禁止させる。
第1の変形例によれば、閉動作を禁止することで、ドア21の戸先21a付近から開口部Aに斜め方向から進入しようとする通行者がドア21に衝突することをより有効に回避することができる。
(第2の変形例)
次に、ドア21の閉速度を制限する第2の変形例について、図3との相違点を中心に説明する。図6は、本実施形態の第2の変形例による自動ドアシステム1の動作例を示すフローチャートである。図6のフローチャートは、必要に応じて繰り返される。
図6に示すように、センサ制御部32およびドア制御部23は、戸先エリア5bが検知状態である場合(ステップS1:Yes)、モータ22に、閉動作を制限しない場合(すなわち、通常速度の場合)よりも低速度で、かつ通行者を驚かせない所定速度以下でドア21を閉動作させる(ステップS2b)。すなわち、センサ制御部32は、ドア制御部23にドア21の所定速度以下の低速度での閉動作を指示する低速閉信号を出力し、ドア制御部23は、低側閉信号の入力に応じてモータ22にドア21を所定速度以下の低速度で閉動作させる。
第2の変形例によれば、閉速度を制限することで、ドア21の戸先21a付近から開口部Aに斜め方向から進入しようとする通行者がドア21に衝突することを回避することができるとともに、通行者が驚くことを回避することができる。
(第3の変形例)
次に、ドア21の開閉制御を変更する第3の変形例について説明する。図7は、本実施形態の第3の変形例による自動ドアシステム1を示すブロック図である。図8は、本実施形態の第3の変形例による自動ドアシステム1の動作例を示すフローチャートである。図8のフローチャートは、必要に応じて繰り返される。
図7に示すように、第3の変形例における自動ドア装置2は、図1の構成に加えて、更に、ドアクローザ25を有する。ドアクローザ25は、ドア21に対して常時ばねの弾性力等による閉方向への力を付与することで、ドア21を閉動作させる。ドア21の開動作または全開状態の維持は、モータ22がドア21に対してドアクローザ25からの閉方向への力に抗する開方向への力を付与することで行われる。
図8に示すように、センサ制御部32およびドア制御部23は、戸先エリア5bが検知状態である場合(ステップS1:Yes)、モータ22に、ドアクローザ25によってドア21に作用する閉方向の力に抗してドア21を開方向に駆動させる(ステップS2c)。すなわち、センサ制御部32は、ドア制御部23にドア21の開方向への駆動を指示する開信号を出力し、ドア制御部23は、開信号の入力に応じてモータ22にドア21を開方向に駆動させる。ドア21を開方向に駆動することで、ドア21は全開状態に維持される。
第3の変形例によれば、ドアクローザ25から作用する力に抗してドア21を開方向に駆動することで、ドア21の戸先21a付近から開口部Aに斜め方向から進入しようとする通行者がドア21に衝突することを有効に回避することができる。
(第4の変形例)
次に、戸先エリア5bが検知状態でない場合に、オープンタイマをダウンカウントせずに直ちにドア21を閉動作させる第4の変形例について、図5との相違点を中心に説明する。図9は、本実施形態の第4の変形例による自動ドアシステム1の動作例を示すフローチャートである。図9のフローチャートは、必要に応じて繰り返される。
第4の実施形態における自動ドアシステム1は、図5のフローチャートにおける戸先エリアの検知状態の判定工程(ステップS1)の前に、図9のステップS4〜ステップS7の工程を実施する。
すなわち、センサ制御部32は、起動エリア5aおよび保護エリア5cのそれぞれからの検知信号に基づいて、起動エリア5aまたは保護エリア5cが検知状態であるか否かを判定する(ステップS4)。
起動エリア5aまたは保護エリア5cが検知状態である場合(ステップS4:Yes)、センサ制御部32は、オープンタイマをダウンカウントが進行していない初期状態にセットする(ステップS5)。オープンタイマがセットされた後、センサ制御部32は、起動エリア5aまたは保護エリア5cが検知状態であるか否かの判定を繰り返す(ステップS4)。
一方、起動エリア5aおよび保護エリア5cが検知状態でない場合(ステップS4:No)、センサ制御部32は、オープンタイマのダウンカウント(すなわち、ダウンカウンタのデクリメント)を行う(ステップS6)。
オープンタイマをダウンカウントした後、センサ制御部32は、オープンタイマが0であるか否かを判定する(ステップS7)。
オープンタイマが0である場合(ステップS7:Yes)、図5と同様に、戸先エリア5bが検知状態でない(ステップS1:No)場合に、ドア21を閉動作させる(ステップS3)。
一方、オープンタイマが0でない場合(ステップS7:No)、センサ制御部32は、起動エリア5aまたは保護エリア5cが検知状態であるか否かの判定を繰り返す(ステップS4)。
第4の変形例によれば、保護エリア5cで人又は物体を検知している状態から検知していない状態に切り替わった時から所定の待機時間が経過した後に、モータ22にドア21を閉動作させ、一方、戸先エリア5bで人又は物体を検知している状態から検知していない状態に切り替わった時に、所定の待機時間が経過するのを待たずにモータ22にドア21を閉動作させることができる。これにより、戸先エリア5bが検知状態でなくなった場合にドア21を直ちに閉動作させることで、ドア21内の環境(例えば、温度等)の変化を抑制することができる。
(第5の変形例)
次に、人又は物体のベクトルを考慮してドア21の閉動作を禁止する第5の変形例について説明する。図10は、本実施形態の第10の変形例による自動ドアシステム1の動作例を示すフローチャートである。図10のフローチャートは、必要に応じて繰り返される。図11は、本実施形態の第5の変形例による自動ドアシステム1の動作例において、起動エリア5aおよび戸先エリア5bにおけるベクトルV1、V2の取得状態を示す平面図である。
図10に示すように、先ず、センサ制御部32は、起動エリア5aからの検知信号に基づいて、起動エリア5aが検知状態であるか否かを判定する(ステップS41)。
起動エリア5aが検知状態である場合(ステップS41:Yes)、センサ制御部32は、図11に示される起動エリア5a内の人又は物体のベクトルV1を取得する(ステップS42)。ベクトルV1は、起動エリア5a内の人又は物体の進行方向と進行速度を表す指標である。ベクトルV1は、起動エリア5a内の人又は物体の動きを追跡するカメラの撮像画像に基づいて取得してもよい。
起動エリア5a内のベクトルV1を取得した後、センサ制御部32は、取得されたベクトルV1が開口部Aを向いているか否かを判定する(ステップS43)。
ベクトルV1が開口部Aを向いている場合(ステップS43:Yes)、センサ制御部32は、オープンタイマをセットする(ステップS5)。
一方、起動エリア5aが検知状態でない場合(ステップS41:No)またはベクトルV1が開口部Aを向いていない場合(ステップS43:No)、センサ制御部32は、保護エリア5cからの検知信号に基づいて、保護エリア5cが検知状態であるか否かを判定する(ステップS44)。なお、この判定(ステップS44)は、ステップS41と前後が入れ替わってもよい。
保護エリア5cが検知状態である場合(ステップS44:Yes)、センサ制御部32は、オープンタイマをセットする(ステップS5)。
一方、保護エリア5cが検知状態でない場合(ステップS44:No)、センサ制御部32は、図9と同様に、オープンタイマのダウンカウント(ステップS6)およびオープンタイマが0であることの判定(ステップS7:No)を経た後に、戸先エリア5bが検知状態であるか否かを判定する(ステップS1)。
戸先エリア5bが検知状態である場合(ステップS1:Yes)、センサ制御部32は、図11に示される戸先エリア5b内の人又は物体のベクトルV2を取得する(ステップS8)。ベクトルV2は、戸先エリア5b内の人又は物体の進行方向と進行速度を表す指標である。ベクトルV2は、戸先エリア5b内の人又は物体の動きを追跡するカメラの撮像画像に基づいて取得してもよい。
戸先エリア5b内のベクトルV2を取得した後、センサ制御部32は、取得されたベクトルV2が開口部Aを向いているか否かを判定する(ステップS9)。
ベクトルV2が開口部Aを向いている場合(ステップS9:Yes)、センサ制御部32およびドア制御部23は、モータ22にドア21の閉動作を禁止させる(ステップS2a)。
一方、ベクトルV2が開口部Aを向いていない場合(ステップS9:No)、センサ制御部32およびドア制御部23は、モータ22にドア21を閉動作させる(ステップS3)。
第5の変形例によれば、ベクトルを考慮して通行者がドア21の戸先21a付近から開口部Aに斜め方向から進入しようとすることの確証が得られた場合にドア21の閉動作を禁止することで、無用なドア21の閉動作の制限を回避することができる。
(第6の変形例)
次に、撮像画像に基づいて人又は物体を検知する第6の変形例について説明する。図12は、本実施形態の第6の変形例による自動ドアシステム1を示すブロック図である。図13は、本実施形態の第6の変形例による自動ドアシステム1の動作例において、起動エリア5a、戸先エリア5bおよび保護エリア5cの配置例を示す平面図である。
これまでは、センサ部31が投光部311および受光部312を有する例について説明した。これに対して、第6の変形例におけるセンサ部31は、図12に示すように撮像部313を有する。撮像部313は、例えば、可視光域に感度を有するCCDもしくはCMOSカメラである。撮像部313は、赤外線領域に感度を有する赤外線カメラであってもよい。
撮像部313は、図13に示される検知エリア5を撮像し、検知信号として、検知エリア5の画像信号をセンサ制御部32に出力する。なお、図13に示される検知エリア5は、近赤外光の照射スポットに対応した小検知エリア51毎に区分けされているものではなく、グリッドGによって複数の矩形領域毎に区分けされている。センサ制御部32は、画像信号に基づいて検知エリア5内の人又は物体を検知する。センサ制御部32は、起動エリア5a、戸先エリア5bおよび保護エリア5cのそれぞれにおける検知状態に応じた信号をドア制御部23に出力して、ドア制御部23にドア21の動作を制御させる。
第6の変形例によれば、撮像部313で人又は物体を高精度に検知できるので、ドア21への通行者の衝突を有効に回避することができる。
(第7の変形例)
次に、電波と近赤外光の照射スポットとの組み合わせで人又は物体を検知する第7の変形例について説明する。図14は、本実施形態の第7の変形例による自動ドアシステム1を示すブロック図である。
図14に示すように、第7の変形例におけるセンサ部31は、投光部311および受光部312に加えて電波送受信部314を有する。投光部311および受光部312は、保護エリア5cにおける人又は物体の検知に用いられる。電波送受信部314は、起動エリア5aおよび戸先エリア5bにおける人又は物体の検知に用いられる。
電波送受信部314は、ドア21に近接または離反する人又は物体に対して電波を発信し、発信した電波と人又は物体からの反射波との干渉波を検出する。そして、電波送受信部314は、検知信号として、干渉波の検出信号をセンサ制御部32に出力する。なお、反射波の周波数は、ドップラー効果によって発信波の周波数から変化している。
センサ制御部32は、干渉波の検出信号が人又は物体の検知の閾値に達している場合に、人又は物体を検知する。センサ制御部32は、干渉波の検出信号に基づいて、起動エリア5aにおける人又は物体のベクトルV1および戸先エリア5bにおける人又は物体のベクトルV2(図11参照)を取得してもよい。
第7の変形例における自動ドアシステム1の動作例は、図10のフローチャートと同様であってもよい。
第7の変形例によれば、動体検出に優れた電波を用いて戸先エリア5bにおいて人又は物体を適切に検知することができる。これにより、ドア21の閉動作の禁止の有無を適切に判断することができる。
(第8の変形例)
次に、自動ドア装置2側で人又は物体を検知する第8の変形例について説明する。図15は、本実施形態の第8の変形例による自動ドアシステム1を示すブロック図である。
これまでは、検知部の一例であるセンサ制御部32が、センサ部31からの検知信号に基づいて人又は物体を検知する例について説明した。これに対して、第8の変形例においては、検知部の一例であるドア制御部23が、センサ制御部32からの検知信号に基づいて人又は物体を検知する。また、ドア制御部23は、モータ22からの位置信号に基づいて、ドア21が全開状態であることを検知する。そして、ドア制御部23は、ドア21が全開状態のときに、センサ制御部32からの検知信号に基づいてドア21の戸先エリアで人又は物体を検知した場合に、モータ22にドア21の閉動作の制限又は開閉制御の変更を行わせる。
第8の変形例においても、ドア21が全開状態のときにドア21の戸先エリア5bで人又は物体が検知された場合に、モータ22にドア21の閉動作の制限又は開閉制御の変更を行わせることができる。これにより、ドア21の戸先21a付近から開口部Aに斜め方向から進入しようとする通行者がドア21に衝突することを未然に回避することができる。
本発明の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではなく、当業者が想到しうる種々の変形も含むものであり、本発明の効果も上述した内容に限定されない。すなわち、特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が可能である。
また、上述した変形例を含む実施の形態で説明した構成の一部を組み合わせたり、置き換えたりすることも可能である。更に、上述した変形例を含む実施の形態で説明した構成の一部のみを適用することも可能である。これらの場合、本明細書に明示されたものの他、それぞれの構成から導かれる特有の構成を有する。
1 自動ドアシステム、5b 戸先エリア、21 ドア、21a 戸先、22 モータ、23 ドア制御部、3 自動ドアセンサ、32 センサ制御部

Claims (12)

  1. ドアの戸先の近傍に設定された戸先エリアにおいて人または物体を検知する検知部と、
    前記ドアを駆動する駆動部と、
    前記ドアが全開状態のときに、前記検知部が前記ドアの戸先エリアで人又は物体を検知した場合に、前記駆動部に前記ドアの閉動作の制限又は開閉制御の変更を行わせる制御部と、を備える自動ドアシステム。
  2. 前記閉動作の制限とは、前記閉動作を禁止することである、請求項1に記載の自動ドアシステム。
  3. 前記閉動作の制限とは、前記閉動作を制限しない場合よりも低速度で、かつ所定速度以下で前記ドアを閉動作させることである、請求項1に記載の自動ドアシステム。
  4. 前記ドアに閉方向の力を付与するドアクローザを更に備え、
    前記閉動作の制限とは、前記ドアクローザによって前記ドアに作用する閉方向の力に抗して前記ドアを開方向に駆動することである、請求項1に記載の自動ドアシステム。
  5. 前記戸先エリアの少なくとも一部は、前記全開状態のドアの開口部に対して前記ドアの法線方向側に設定された保護エリアよりも、前記ドアの開方向側に設定されている、請求項1に記載の自動ドアシステム。
  6. 前記戸先エリアの少なくとも一部は、前記保護エリアに対して前記ドアの開側において隣接して設定されている、請求項5に記載の自動ドアシステム。
  7. 前記ドア面の法線方向における前記戸先エリアの幅は、前記ドア面の法線方向における前記保護エリアの幅以上である、請求項5に記載の自動ドアシステム。
  8. 前記制御部は、
    前記保護エリアで人又は物体を検知している状態から検知していない状態に切り替わった時から所定の待機時間が経過した後に、前記駆動部に前記ドアを閉動作させ、
    前記戸先エリアで人又は物体を検知している状態から検知していない状態に切り替わった時に、前記所定の待機時間が経過するのを待たずに前記駆動部に前記ドアを閉動作させる、請求項5に記載の自動ドアシステム。
  9. 前記制御部は、前記戸先エリアにおいて人又は物体が前記ドアが設けられている開口部に向かう場合に、前記駆動部に前記ドアの閉動作の制限又は開閉制御の変更をさせる、請求項1に記載の自動ドアシステム。
  10. ドアの戸先の近傍に設定された戸先エリアにおいて人または物体を検知する検知部と、
    前記ドアが全開状態のときに、前記検知部が前記ドアの戸先エリアで人又は物体を検知した場合に、前記ドアを駆動する駆動部に前記ドアの閉動作の制限又は開閉制御の変更を行わせる制御部と、を備える自動ドアセンサ。
  11. 前記ドアを駆動する駆動部と、
    前記ドアが全開状態のときに、前記ドアの戸先の近傍に設定された戸先エリアにおいて検知部が人又は物体を検知した場合に、前記駆動部に前記ドアの閉動作の制限又は開閉制御の変更を行わせる制御部と、を備える自動ドア装置。
  12. ドアの戸先の近傍に設定された戸先エリアにおいて人または物体を検知する工程と、
    前記ドアが全開状態のときに、前記ドアの戸先の近傍に設定された戸先エリアにおいて人又は物体が検知された場合に、前記ドアの閉動作の制限又は開閉制御の変更を行う工程と、を備える自動ドアシステムの制御方法。
JP2018215905A 2018-11-16 2018-11-16 自動ドアシステム、自動ドアセンサ、自動ドア装置および自動ドアシステムの制御方法 Pending JP2020084436A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018215905A JP2020084436A (ja) 2018-11-16 2018-11-16 自動ドアシステム、自動ドアセンサ、自動ドア装置および自動ドアシステムの制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018215905A JP2020084436A (ja) 2018-11-16 2018-11-16 自動ドアシステム、自動ドアセンサ、自動ドア装置および自動ドアシステムの制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020084436A true JP2020084436A (ja) 2020-06-04

Family

ID=70906811

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018215905A Pending JP2020084436A (ja) 2018-11-16 2018-11-16 自動ドアシステム、自動ドアセンサ、自動ドア装置および自動ドアシステムの制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020084436A (ja)

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003193745A (ja) * 2001-12-28 2003-07-09 Nippon Jido Door Kk 自動ドア
JP2003270354A (ja) * 2002-03-13 2003-09-25 Sanwa Shutter Corp 自動扉用スイッチ
JP2006077571A (ja) * 2005-11-22 2006-03-23 Nabuko Doa Kk スライド式自動ドア
JP2006225874A (ja) * 2005-02-15 2006-08-31 Nippon Jido Door Kk 自動ドア装置
JP2007217084A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Otis Elevator Co エレベータのドアクローザー装置
JP2011032761A (ja) * 2009-08-03 2011-02-17 Nippon Jido Door Kk 自動ドア装置
JP2014142288A (ja) * 2013-01-25 2014-08-07 Hokuyo Automatic Co 物体検出装置、測距装置、ドア制御装置、及び自動ドア装置
JP2015017990A (ja) * 2010-03-17 2015-01-29 旭光電機株式会社 物体検出装置
WO2018143448A1 (ja) * 2017-02-03 2018-08-09 ナブテスコ株式会社 自動ドアセンサ、自動ドアシステムおよび自動ドアシステムの制御方法
JP2018123653A (ja) * 2017-02-03 2018-08-09 ナブテスコ株式会社 自動ドアシステムおよび自動ドアシステムの制御方法

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003193745A (ja) * 2001-12-28 2003-07-09 Nippon Jido Door Kk 自動ドア
JP2003270354A (ja) * 2002-03-13 2003-09-25 Sanwa Shutter Corp 自動扉用スイッチ
JP2006225874A (ja) * 2005-02-15 2006-08-31 Nippon Jido Door Kk 自動ドア装置
JP2006077571A (ja) * 2005-11-22 2006-03-23 Nabuko Doa Kk スライド式自動ドア
JP2007217084A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Otis Elevator Co エレベータのドアクローザー装置
JP2011032761A (ja) * 2009-08-03 2011-02-17 Nippon Jido Door Kk 自動ドア装置
JP2015017990A (ja) * 2010-03-17 2015-01-29 旭光電機株式会社 物体検出装置
JP2014142288A (ja) * 2013-01-25 2014-08-07 Hokuyo Automatic Co 物体検出装置、測距装置、ドア制御装置、及び自動ドア装置
WO2018143448A1 (ja) * 2017-02-03 2018-08-09 ナブテスコ株式会社 自動ドアセンサ、自動ドアシステムおよび自動ドアシステムの制御方法
JP2018123653A (ja) * 2017-02-03 2018-08-09 ナブテスコ株式会社 自動ドアシステムおよび自動ドアシステムの制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2018043511A1 (ja) 自動ドア、自動ドアセンサおよび自動ドアの開閉方法
KR900008989B1 (ko) 자동도어 장치용 개폐 제어장치
JP2004044109A (ja) ドアセンサ及びそのドアセンサを備えたドア
JP6897599B2 (ja) パワーウインド制御装置
CN110249105B (zh) 自动门传感器、自动门***以及自动门***的控制方法
JP2005351042A (ja) 開閉体制御装置
CN105909117B (zh) 开关门控制设备及开关门控制方法
JP2022001733A (ja) 自動ドアセンサ、自動ドアシステムおよび自動ドアセンサの制御方法
US20200248493A1 (en) Opening and closing body control device
JP6851841B2 (ja) 自動ドアシステムおよび自動ドアシステムの制御方法
JP6997050B2 (ja) 車両用ドア駆動装置
CN110173188B (zh) 用于窗户的包括电子张紧器的窗户调节器***及操作方法
US11162293B2 (en) Opening and closing body driving motor and opening and closing body driving system
JP2020084436A (ja) 自動ドアシステム、自動ドアセンサ、自動ドア装置および自動ドアシステムの制御方法
JP7108445B2 (ja) 自動ドアおよび自動ドアの制御方法
JP7201403B2 (ja) 自動ドアシステム、自動ドアセンサ、自動ドア装置および自動ドアシステムの制御方法
US20160285394A1 (en) Opening/closing body control device and opening/closing body control method
US8456111B2 (en) Linear drive for sliding doors or the like
KR102299494B1 (ko) 차량의 윈도 제어 장치 및 그 방법
JP2003193745A (ja) 自動ドア
JP7062468B2 (ja) 自動ドアシステムおよび自動ドアセンサの制御方法
JP2006241972A (ja) ドアセンサ及びそのドアセンサを備えたドア
JP5353074B2 (ja) エレベータのドア安全装置
JP2008274640A (ja) 自動ドア制御システム
JP7253935B2 (ja) 検知装置、自動ドアシステムおよび自動ドアシステムの制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211029

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220826

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221012

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221202

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230526