JP2020083120A - 車両空調用送風装置 - Google Patents

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Takeshi Tanaka
武史 田中
直人 瀬戸内
Naoto Setouchi
直人 瀬戸内
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Toshiki Hakata
俊樹 伯方
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Shinji Yonehara
真司 米原
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Abstract

【課題】送風量が多い場合であってもモーターの内部への水浸入を抑制する。【解決手段】ケーシング20の内部には、モーター本体5aの上面から上方へ離れて配置されるベルマウス開口部61aが設けられている。送風用ファン3は、ベルマウス開口部61aの上方に配置されている。モーター本体5aの上面には、出力軸5bを囲むように延びる囲み板部57がベルマウス開口部61aよりも上に達するように形成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、例えば自動車等に搭載されて空調用空気を送風するように構成された車両空調用送風装置に関し、特に、送風用ファンを当該送風用ファンの下方に配置されたモーターによって駆動する構造の技術分野に属する。
一般に、車両に搭載される空調装置は、車室内の空気(内気)と車室外の空気(外気)の一方を選択して空調用空気として送風し、冷却用熱交換器及び加熱用熱交換器によって温度調節した後に、車室の各部に供給するように構成されている。
近年では、空調用空気を送風する車両空調用送風装置として、上記内気のみを送風する内気循環モードと、上記外気のみを送風する外気導入モードの他、内気と外気の両方を送風する内外気2層流モードにも切り替えられる装置が実用化されている。すなわち、特許文献1に開示されているように、車両空調用送風装置のケーシングには、内気導入口と外気導入口が形成されるとともに、上層空気通路と下層空気通路が形成されている。上層空気通路と下層空気通路の内部には、それぞれ送風用ファンが設けられており、これら2つの送風用ファンは共通のモーターによって駆動される。また、ケーシングには、内気導入口及び外気導入口を開閉する内外気切替ダンパが設けられ、この内外気切替ダンパによって内気導入口のみを開く内気循環モード、外気導入口のみを開く外気導入モード、内気導入口及び外気導入口を開く内外気2層流モードの切替が可能になっている。そして、上記2つの送風用ファンを回転させて内気循環モードにすると上層空気通路と下層空気通路に内気導入口から導入された内気が流れ、また、外気導入モードにすると上層空気通路と下層空気通路に外気導入口から導入された外気が流れ、さらに、内外気2層流モードにすると上層空気通路に外気導入口から導入された外気が流れる一方、下層空気通路に内気導入口から導入された内気が流れる。
また、特許文献2〜4は、モーターの上面とベルマウス開口部との間にファンが配置された構成となっており、モーターの上面には上方へ突出するリブが設けられている。
特開2017−171020号公報 特開2016−10279号公報 特許第5762157号公報 特開2007−154856号公報
ところで、例えば雨水や洗車時の水が外気導入口からスクロールケーシングの内部に浸入することがあり、この水は、スクロールケーシングの下方に位置するモーターの上面に溜まる。
ここで、特許文献1の場合、上層空気通路用のベルマウス開口部と、下層空気通路用のベルマウス開口部とが上下方向に間隔をあけて設けられていて、下層空気通路用のベルマウス開口部は、モーターの上面から上方に離れて該上面に対向する位置関係となっている。このような位置関係を前提としたとき、送風用ファンが回転すると、送風用ファンの回転によって形成される気流が下層空気通路用のベルマウス開口部へ向けて上方かつモーターの出力軸へ接近するように流れることがある。この空気の流れによってモーターの上面に溜まった水が当該モーターの出力軸付近へ流れ、出力軸付近からモーターの内部に浸入し、モーターの故障の原因となるおそれがある。
このことに対して、例えば特許文献1のようにモーターの上面に上方へ突出する周壁部を設けることが考えられるが、この周壁部の上端部は、下層空気通路用のベルマウス開口部よりも下に位置しているので、気流に乗った水が周壁部を乗り越えて出力軸付近へ流れてモーターの内部に浸入し易くなる。特許文献1の場合は、周壁部とは別体のベルマウス部材を設け、このベルマウス部材に水浸入防止用の壁部を更に設けることによって水の浸入を抑制しているが、そもそも、ベルマウス部材とモーターとは別部材からなるものなので、ベルマウス部材とモーターの上面との間には隙間ができており、この隙間を水が通ってモーターの出力軸付近へ流れることが考えられる。
また、特許文献2〜4では、モーターの上面に上方へ突出するリブを設けているが、特許文献2〜4の構造は、モーターの上面とベルマウス開口部との間に送風用ファンが配置されているので、当該リブの高さを、送風用ファンが有するコーン形状部よりも高くすることが困難な構造となっている。したがって、特に送風量が多い場合には水がリブを乗り越えてしまうおそれがある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、送風量が多い場合であってもモーターの内部への水浸入を抑制することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、車室外の空気を導入する外気導入口が車室外に開放するように形成されたケーシングと、前記ケーシングの下部に固定されるモーター本体と、該モーター本体から上方へ突出する出力軸とを有するモーターと、前記ケーシングの内部において前記モーター本体から上方に離れて配置され、前記出力軸に連結される送風用ファンとを備えた車両空調用送風装置において、前記ケーシングの内部には、前記モーター本体の上面から上方へ離れて配置されるベルマウス開口部が設けられ、前記送風用ファンは、前記ベルマウス開口部の上方に配置され、前記モーター本体の上面には、前記出力軸を囲むように延びる囲み板部が前記ベルマウス開口部よりも上に達するように形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、外気導入口が車室外に開放しているので、雨水や洗車時の水が外気導入口からケーシングの内部に浸入し、ケーシングの下部に位置しているモーター本体の上面に溜まることがある。モーターが回転すると送風用ファンが回転し、この送風用ファンによってケーシングの空気がベルマウス開口部へ向けて流れるとともに、モーターの出力軸へ接近する方向に流れることがあるが、モーター本体の上面には、出力軸を囲むように延びる囲み板部がベルマウス開口部よりも上に達するように形成されているので、送風量が多い場合であっても、水が出力軸付近まで流れるのが囲み板部によって抑制される。
第2の発明は、複数の前記囲み板部が前記モーター本体の上面において前記出力軸の径方向に互いに間隔をあけて形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、出力軸の径方向を基準として外側の囲み板部と内側の囲み板部とが形成されることになる。モーター本体の上面の水は、外側の囲み板部を超えることが考えられるが、外側の囲み板部を超えたとしても、内側の囲み板部の存在により、水が出力軸付近まで流れるのが抑制される。
第3の発明は、前記囲み板部には、前記出力軸の周方向に非連続部分が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、囲み板部よりも出力軸に近い所に水が溜まった場合に、その水を囲み板部の非連続部分から外へ排出することが可能になる。
第4の発明は、前記モーター本体の上面は、前記出力軸に近づくほど上に位置するように形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、モーター本体の上面に溜まっている水が出力軸に接近する方向へ流れにくくなる。
第5の発明は、前記囲み板部における前記出力軸の周方向の縁部には、該出力軸の径方向外方へ突出する突出部が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、モーター本体の上面の水が囲み板部の縁部から出力軸へ向けて流れにくくなる。また、突出部が囲み板部のリブのように作用するので、囲み板部の変形が抑制される。
第6の発明は、前記囲み板部は、内側囲み板部と、該内側囲み板部から前記出力軸の径方向に間隔をあけて形成された外側囲み板部とを含み、前記内側囲み板部及び前記外側囲み板部には、それぞれ、前記出力軸の周方向に非連続部分が設けられ、前記内側囲み板部の前記非連続部分と、前記外側囲み板部の前記非連続部分とは、前記出力軸の周方向について互いにずれていることを特徴とする。
この構成によれば、水が外側囲み板部の非連続部分を超えて内側囲み板部に達した場合に、非連続部分が出力軸の周方向に互いにずれているので、内側囲み板部の非連続部分に達するまでの距離が長くなる。これにより、水が出力軸付近まで流れるのを抑制する効果が高まる。
第7の発明は、前記モーター本体の上面には、前記出力軸が挿通する開口部が開口しており、前記囲み板部は、前記モーター本体の上面における前記開口部の周縁部よりも径方向外側に位置していることを特徴とする。
この構成によれば、モーター本体の上面に溜まっている水が開口部に達しにくくなる。
第8の発明は、前記モーター本体の上面から上方へ離れて設けられるベルマウス構成部材を備え、前記ベルマウス構成部材は、略水平に延びるとともに、前記ベルマウス開口部が形成された環状板部と、該環状板部から下方へ突出し、前記モーター本体の上面における前記囲み板部よりも前記出力軸の径方向外側に支持される脚部とを有し、前記モーター本体の上面には、前記脚部を保持する保持部が上方へ突出するように設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、ベルマウス構成部材の脚部を保持する保持部がベルマウス開口部から離れることになるので、保持部を設けたことによる通気抵抗の悪化が抑制される。
第1の発明によれば、モーター本体の上面から上方へ離れて配置されるベルマウス開口部を設け、送風用ファンをベルマウス開口部の上方に配置し、モーター本体の上面に、出力軸を囲むように延びる囲み板部をベルマウス開口部よりも上に達するように形成したので、送風量が多い場合であってもモーターの内部への水浸入を抑制することができ、モーターの水浸入による故障の頻度を大幅に低くすることができる。
第2の発明によれば、複数の囲み板部をモーター本体の上面において出力軸の径方向に互いに間隔をあけて形成したので、モーターの内部への水浸入の抑制効果をより一層高めることができる。
第3の発明によれば、囲み板部を出力軸の周方向に非連続としたので、囲み板部よりも出力軸に近い所に水が溜まった場合に、その水を囲み板部の非連続部分から外へ排出することができる。
第4の発明によれば、モーター本体の上面が出力軸に近づくほど上に位置しているので、モーター本体の上面に溜まっている水が出力軸に接近する方向へ流れにくくなり、モーターの内部への水浸入の抑制効果をより一層高めることができる。
第5の発明によれば、囲み板部の縁部に径方向外方へ突出する突出部を形成したので、モーター本体の上面の水が囲み板部の縁部から出力軸へ向けて流れにくくなり、モーターの内部への水浸入の抑制効果を高めることができ、また、囲み板部の変形を抑制することができる。
第6の発明によれば、内側囲み板部の非連続部分と、外側囲み板部の非連続部分とが出力軸の周方向について互いにずれているので、外側囲み板部の非連続部分から内側囲み板部の非連続部分までの距離が長くなり、よって、モーターの内部への水浸入の抑制効果をより一層高めることができる。
第7の発明によれば、出力軸が挿通する開口部の周縁部よりも外側に囲み板部を位置付けたので、開口部からモーター本体の内部への水浸入を抑制することができる。
第8の発明によれば、ベルマウス構成部材を別部材として設ける場合に、ベルマウス構成部材の脚部を保持する保持部をベルマウス開口部から離すことができるので、保持部を設けたことによる通気抵抗の悪化を抑制することができる。
本発明の実施形態に係る車両空調用送風装置を車両後側から見た斜視図である。 車両空調用送風装置の左側面図である。 車両空調用送風装置の底面図である。 図1におけるIV−IV線断面図である。 送風用ファン、ベルマウス構成部材及びモーターを示す分解斜視図である。 モーターの平面図である。 モーターを後側から見た図である。 モーターを右側から見た図である。 ベルマウス構成部材を組み付けたモーターを後側から見た図である。 ベルマウス構成部材を組み付けたモーターを右側から見た図である。 図9におけるA部拡大図である。 図9におけるXII−XII線断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は本発明の実施形態に係る車両空調用送風装置1を車両後側から見た図であり、また図2は車両空調用送風装置1を左側から見た図であり、また図3は車両空調用送風装置1を下方から見た図である。この車両空調用送風装置1は、例えば自動車の車室内に配設されて空調用空気を送風するためのものであり、図示しない空調ユニット及び冷凍サイクル装置と共に車両用空調装置を構成している。冷凍サイクル装置は、圧縮機、凝縮器、膨脹弁及び蒸発器を備えた従来から周知の装置であり、圧縮機は車両のエンジンで駆動するようにしてもよいし、電動モーターで駆動するようにしてもよい。車両用空調装置は、車両空調用送風装置1と冷凍サイクル装置と空調ユニットを制御する空調制御装置(図示せず)を備えている。
空調ユニットは、例えば冷凍サイクルの蒸発器からなる冷却用熱交換器と、ヒータコアからなる加熱用熱交換器と、エアミックスダンパと、吹出方向切替ダンパと、これらを収容する空調ケーシングとを備えている。車両空調用送風装置1から送風された空調用空気は、空調ケーシングの内部に導入されて冷却用熱交換器及び加熱用熱交換器を通過して所望温度の空調風とされた後、吹出方向切替ダンパによって設定された吹出モードに応じて車室の各部に供給される。空調風の温度調整は、エアミックスダンパによって設定される加熱用熱交換器の空気通過量よって行われる。また、図示しないが、空調風の吹出口は、例えばデフロスト吹出口、ベント吹出口、ヒート吹出口(フット吹き出し口ともいう。)等があり、吹出方向切替ダンパによって個別に開閉されて吹出モードを切り替えることができるようになっている。一般に、デフロスト吹出口は上に開口し、ヒート吹出口は下に開口している。デフロスト吹出口は、フロントウインドガラスの内面に空調風を供給するための開口部である。ヒート吹出口は、主に乗員の足元近傍に空調風を供給するための開口部であり、ヒートダクトの端部に形成することができる。
尚、この実施形態では、車両前側を単に「前」といい、車両後側を単に「後」といい、車両左側を単に「左」といい、車両右側を単に「右」というものとするが、これは説明の便宜を図るために定義するだけであり、実際の使用状態や設置状態、組付状態を限定するものではない。
車両空調用送風装置1は、図示しないが車室内の前端部に設けられているインストルメントパネルの内部に空調ユニットと共に収容されている。空調ユニットは、インストルメントパネルの内部において左右方向の略中央部に配置される一方、車両空調用送風装置1は、インストルメントパネルの内部において空調ユニットの助手席側(右ハンドル車の場合は左側、左ハンドル車の場合は右側)に配置される。この実施形態では、車両空調用送風装置1が車両の右側に配置される場合について説明するが、車両の左側に配置される場合には、この実施形態の構造と左右対称にすればよいので、詳細な説明は省略する。また、車両空調用送風装置1の配設位置は特に限定されるものではなく、車両のレイアウト要求に応じて適宜設定することができる。
(車両の構成)
この車両空調用送風装置1が配設される車両は、図示しないが、エンジンルームと、車室とを区画するためのダッシュパネル(区画部材)を備えている。エンジンルームは車両の前部に設けられていて、エンジンや変速機等が配設されるようになっている。ダッシュパネルは略上下方向に延びている。ダッシュパネルの上部には、左右方向に延びるカウルが配設されている。カウルには、車室外に連通する連通口が形成されている。カウルは車室外に配設されているものなので、カウルには、雨水や洗車時の水、雪等が入ることがある。
(車両空調用送風装置1の構成)
図1〜図4に示すように、車両空調用送風装置1は、送風ケーシング2と、送風用ファン3と、送風用ファン3を回転駆動するためのモーター5と、第1内外気切替ダンパ6と、第2内外気切替ダンパ7と、エアフィルタ8と、内外気切替用アクチュエータ9(図1及び図2に示す)とを備えている。送風用ファン3と、第1内外気切替ダンパ6及び第2内外気切替ダンパ7と、エアフィルタ8とは、送風ケーシング2に収容されている。
送風ケーシング2の上側には、図2等に示す前部内気導入口2a及び後部内気導入口2bと、図4に示す外気導入口2cとが形成されている。図2に示すように、前部内気導入口2aは、送風ケーシング2の上側における前後方向中央部よりも前寄りの部位に形成されており、車室内に開口している。また、後部内気導入口2bは、送風ケーシング2の上側における前後方向中央部よりも後寄りの部位に形成されており、車室内に開口している。前部内気導入口2a及び後部内気導入口2から車室内の空気(内気)を送風ケーシング2の内部に導入することが可能になっている。
図4に示すように、送風ケーシング2の上側には、外気導入ダクト部2dが前部内気導入口2a及び後部内気導入口2bの間の部分から上方へ膨出するように該送風ケーシング2に一体成形されている。外気導入ダクト部2dの上側は前に向けて延びている。この外気導入ダクト部2dの前端部に外気導入口2cが開口している。外気導入ダクト部2dは上記カウルと接続されており、外気導入口2cはカウルを介して車室外と連通しており、車室外に開放されることになる。外気導入口2cから車室外の空気(外気)を送風ケーシング2の内部に導入することが可能になっている。
図4に示すように、送風ケーシング2の内部における前部内気導入口2a及び後部内気導入口2bと外気導入口2cよりも下側には、上記フィルタ8が収容されている。フィルタ8は、板状に形成されており、水平方向に延びるように配置されている。フィルタ8の周縁部が送風ケーシング2の内部に設けられたフィルタ支持部2eによって支持されている。送風ケーシング2の後壁部には、上記フィルタ8を該送風ケーシング2に挿入するためのフィルタ挿入孔2fが形成されている。フィルタ挿入孔2fは、フィルタ8の後端部に設けられた蓋部8aによって閉塞されるようになっている。尚、フィルタ8は、例えば一般的な不織布等で構成することができる。
送風ケーシング2の内部におけるフィルタ8よりも上側には、区画壁部2gが設けられている。区画壁部2gは、上下方向に延びており、下端部に近づけば近づくほど後に位置するように若干傾斜している。送風ケーシング2の内部の上側には、区画壁部2gよりも前側に第1空気通路R1が形成され、区画壁部2gよりも後側に第2空気通路R2が形成されている。第1空気通路R1の前後方向の幅は、第2空気通路R2の前後方向の幅よりも広く設定されており、第1空気通路R1の断面積が第2空気通路R2の断面積よりも広くなっている。
第1空気通路R1の上流端部(上端部)は、前部内気導入口2aと外気導入口2cとに連通している。また、第2空気通路R2の上流端部(上端部)は、後部内気導入口2bと外気導入口2cとに連通している。第1空気通路R1及び第2空気通路R2は、共通の外気導入口2cに連通しているが、内気導入口については互いに別の内気導入口2a、2bに連通している。これにより、第1空気通路R1及び第2空気通路R2の両方に、内気と外気との導入が可能な構造になる。
第1内外気切替ダンパ6は、送風ケーシング2の内部において区画壁部2gよりも前側に配設されており、閉塞板部6aと軸部6bと端板部6cとを備えている。閉塞板部6aは、左右方向に延びている。軸部6bも左右方向に延びており、送風ケーシング2の左右両側壁部に対して回動可能に支持されている。端板部6cは、軸部6bの左右方向の両端近傍に設けられている。端板部6cは、軸部6bから径方向に延び、閉塞板部6aの左右両端部に連なっている。閉塞板部6aと軸部6bと端板部6cは一体成形されている。第1内外気切替ダンパ6は、軸部6bの中心線周りに回動することにより、図4に示すように前に向けて回動した状態と、図示しないが後に向けて回動した状態とに切り替えられる。第1内外気切替ダンパ6が前に向けて回動した状態になると、前部内気導入口2aを閉塞して外気導入口2cを開放するので、内気の流入が遮断されて外気が第1空気通路R1の上流部に導入される。一方、第1内外気切替ダンパ6が後に向けて回動した状態になると、前部内気導入口2aを開放して外気導入口2cを閉塞するので、外気の流入が遮断されて内気が第1空気通路R1の上流部に導入される。
第2内外気切替ダンパ7は、送風ケーシング2の内部において区画壁部2gよりも後側に配設されており、第1内外気切替ダンパ6と同様に、閉塞板部7aと軸部7bと端板部7cとを備えている。第2内外気切替ダンパ7は、軸部7bの中心線周りに回動することにより、図4に示す後に向けて回動した状態と、図示しないが前に向けて回動した状態とに切り替えられる。第2内外気切替ダンパ7が後に向けて回動した状態になると、後部内気導入口2bを閉塞して外気導入口2cを開放するので、内気の流入が遮断されて外気が第2空気通路R2の上流部に導入される。一方、第2内外気切替ダンパ7が前に向けて回動した状態になると、後部内気導入口2bを開放して外気導入口2cを閉塞するので、外気の流入が遮断されて内気が第2空気通路R2の上流部に導入される。
第1内外気切替ダンパ6及び第2内外気切替ダンパ7は、図1及び図2等に示す内外気切替用アクチュエータ9によって駆動される。内外気切替用アクチュエータ9は、図示しないが、空調制御装置によって制御される。第1内外気切替ダンパ6の軸部6b及び第2内外気切替ダンパ7の軸部7bには、リンク部材9aが係合しており、このリンク部材9aを内外気切替用アクチュエータ9によって回動させることにより、第1内外気切替ダンパ6及び第2内外気切替ダンパ7を連動させることができるようになっている。リンク部材9aを用いた第1内外気切替ダンパ6及び第2内外気切替ダンパ7の連動構造については従来から周知の手法を利用することができるので、詳細な説明は省略する。また、リンク部材9aを用いることなく、第1内外気切替ダンパ6及び第2内外気切替ダンパ7を別々に駆動するようにしてもよい。
この実施形態では、第1内外気切替ダンパ6及び第2内外気切替ダンパ7を以下のように駆動する。すなわち、図4に示すように、第1内外気切替ダンパ6を前に向けて回動させるとともに第2内外気切替ダンパ7を後に向けて回動させる外気導入モードと、第1内外気切替ダンパ6を後に向けて回動させるとともに第2内外気切替ダンパ7を前に向けて回動させる内気循環モードと、第1内外気切替ダンパ6を前に向けて回動させるとともに第2内外気切替ダンパ7を前に向けて回動させる内外気2層流モードとの3つのモードのうち、任意のモードに切り替えることができるようになっている。
外気導入モードでは、第1内外気切替ダンパ6が前に向けて回動するとともに第2内外気切替ダンパ7が後に向けて回動するので、第1空気通路R1及び第2空気通路R2には外気のみが導入される。よって、この実施形態の外気導入モードは、送風ケーシング2に導入される空気が全て外気となる全外気モードと呼ぶこともできる。一方、内気循環モードでは、第1内外気切替ダンパ6が後に向けて回動するとともに第2内外気切替ダンパ7が前に向けて回動するので、第1空気通路R1及び第2空気通路R2には内気のみが導入される。よって、この実施形態の内気循環モードは、送風ケーシング2に導入される空気が全て内気となる全内気モードと呼ぶこともできる。
内外気2層流モードでは、第1内外気切替ダンパ6が前に向けて回動するとともに第2内外気切替ダンパ7が前に向けて回動するので、第1空気通路R1には外気が導入され、第2空気通路R2には内気が導入される。内外気2層流モードは、暖房時に使用されるモードであり、送風ケーシング2に外気と内気が同時に導入されることになり、単に2層モードと呼ぶこともできる。
内気循環モード、外気導入モード及び内外気2層流モードの切替は、従来から周知のオートエアコン制御によって行われる。内外気2層流モードにすることで、冬季には比較的乾燥した外気をデフロスト吹出口に供給してフロントウインドガラスの曇りを良好に晴らしながら、比較的暖かい内気をヒート吹出口に供給して暖房効率を向上させることができる。従って、暖房能力の向上と、防曇性の向上とを両立させることができる。
送風ケーシング2の内気導入口2a、2b及び外気導入口2cよりも下側には、送風用ファン3が収容されるスクロールケーシング20が設けられている。図1及び図2に示すように、スクロールケーシング20は、上層送風用ファン30が収容される上側スクロールケーシング部材21と、下層送風用ファン31が収容される下側スクロールケーシング部材22と、底壁部材23とに分割されている。図4に示すように、スクロールケーシング20の内部の上下方向中間部には、該スクロールケーシング20の内部を第1空気通路R1と第2空気通路R2とに仕切るための仕切板24が配設されている。スクロールケーシング20の内部は仕切板24によって上下に仕切られており、仕切板24の上方に第1空気通路R1が形成され、仕切板24の下方に第2空気通路R2が形成されている。よって、仕切板24よりも上に位置することになる第1空気通路R1を上層空気通路と呼ぶことができ、また、仕切板24よりも下に位置することになる第2空気通路R2を下層空気通路と呼ぶことができる。
上側スクロールケーシング部材21の下部と下側スクロールケーシング部材22の上部とが嵌合することによって上側スクロールケーシング部材21と下側スクロールケーシング部材22とが一体化するようになっている。また、下側スクロールケーシング部材22と底壁部材23とが嵌合することによって下側スクロールケーシング部材22と底壁部材23とが一体化するようになっている。
図5にも示すように、送風用ファン3は、上層送風用ファン30と下層送風用ファン31とを備えている。上層送風用ファン30及び下層送風用ファン31は一体化されていて共通のモーター5によって回転駆動される。図4に示すように、上層送風用ファン30は、回転中心線が上下方向に延びる姿勢とされて第1空気通路R1に配設される。下層送風用ファン31は、回転中心線が上下方向に延びる姿勢とされて第2空気通路R2に配設される。上層送風用ファン30と下層送風用ファン31とは、一体形成されていてもよいし、互いに別部材として組み合わせるようにしてもよい。
上側スクロールケーシング部材21の上壁部には、送風ケーシング2の内部で開口するように、略円形の第1ベルマウス開口部(上側ベルマウス開口部)21aが形成されている。第1ベルマウス開口部21aは、フィルタ8の下面と対向するように配置されている。第1ベルマウス開口部21aの直下方には、上層送風用ファン30が位置しており、従って、第1ベルマウス開口部21aは上層送風用ファン30の上側とも対向している。上層送風用ファン30の上側は空気の吸込側であり、この上層送風用ファン30の上側から空気が吸い込まれるようになっている。
上側スクロールケーシング部材21の上壁部には、上方へ突出する突出壁部21bが設けられている。この突出壁部21bは、第1ベルマウス開口部21aの開口縁部よりも後に位置付けられており、左右方向に延びている。突出壁部21bの上端部は、区画壁部2gの下端部近傍に達している。突出壁部21b及び区画壁部2gにより、送風ケーシング2の内部における上側スクロールケーシング部材21よりも上側が、前後方向に仕切られて、突出壁部21b及び区画壁部2gよりも前側に第1空気通路R1の上流側が形成され、突出壁部21b及び区画壁部2gよりも後側に第2空気通路R2の上流側が形成されることになる。突出壁部21bはフィルタ8を貫通するように形成することができ、フィルタ8の上面から上方へ突出させることができる。
第1空気通路R1は、第1ベルマウス開口部21aを介して上側スクロールケーシング部材21の内部と連通しており、この上側スクロールケーシング部材21の内部は第1空気通路R1の一部(下流側部分)となっている。仕切板24よりも上方が第1空気通路R1の下流側部分とされている。上層送風用ファン30は、上側スクロールケーシング部材21の内部において第1空気通路R1に配置されている。上層送風用ファン30が上側スクロールケーシング部材21の内部で回転すると、上層送風用ファン30によって第1空気通路R1内の空気が空調用空気として送風される。つまり、上層送風用ファン30は、上層において空気の流れを形成するための部材である。
図4に示すように、仕切板24には、上層送風用ファン30を第2空気通路R2から第1空気通路R1へ向けて挿入する貫通孔24aが形成されている。貫通孔24aの径は、上層送風用ファン30の外径よりも大きくなっている。これにより、上層送風用ファン30を貫通孔24aに容易に挿入することが可能になる。
図2に示すように、上側スクロールケーシング部材21の左側壁部の前側には、上記空調ユニットに接続される上側空気吹出口21cが形成されている。上側空気吹出口21cには、第1空気通路R1の下流端が連通しており、第1空気通路R1内の空気は上側空気吹出口21cから上側スクロールケーシング部材21の外部に吹き出すようになっている。
図4に示すように、第2空気通路R2は、上側スクロールケーシング部材21の内部の後側を下方へ向けて延びており、第2空気通路R2の下側部分は底壁部材23に達している。下側スクロールケーシング部材22の下壁部は底壁部材23から上方に離れており、下側スクロールケーシング部材22の下壁部と底壁部材23との間に、第2空気通路R2の下側部分が位置している。
図4及び図5に示すように、スクロールケーシング20の内部には、ベルマウス構成部材60が設けられている。このベルマウス構成部材60は、車両空調用送風装置1を構成する部材であり、スクロールケーシング20及びモーター5とは別部材で構成されている。ベルマウス構成部材60の材料は樹脂材とすることができる。
ベルマウス構成部材60は、略水平に延びるベルマウス板部(環状板部)61と、複数の脚部62とを有している。ベルマウス板部61及び脚部62は一体成形することもできるし、互いに別部材で成形したものを組み合わせることもできる。
ベルマウス板部61には、第2ベルマウス開口部(本発明のベルマウス開口部)61aが形成されている。ベルマウス板部61は、脚部62によって支持されているので、モーター5が有するモーター本体5aの上面から上方へ離れて設けられている。したがって、第2ベルマウス開口部61aは、モーター本体5aの上面から上方へ離れて配置されるとともに、送風用ファン3の下側と対向するように配置される。
第2ベルマウス開口部61aは略円形であり、平面視で第1ベルマウス開口部21aと同心上に位置するように配置される。第2ベルマウス開口部61aの径は、第1ベルマウス開口部21aの径よりも大きくすることができる。ベルマウス板部61は、第2ベルマウス開口部61aを有しているので、該ベルマウス板部61の内縁部が略円形をなすように形成されることになる。ベルマウス板部61の外縁部も略円形をなすように形成されている。ベルマウス板部61は全体として円環状に形成され、ベルマウス板部61の幅は、当該ベルマウス板部61の周方向全体で略同じに設定されている。
ベルマウス板部61の内周側は、第2ベルマウス開口部61aへ近づくほど上に位置するように湾曲形成されている。ベルマウス板部61における上記湾曲形成された部分よりも外周側は、平坦に形成されており、この平坦に形成された部分には、複数のベルマウス排水孔61b(図5に示す)が互いに周方向に間隔をあけて形成されている。すなわち、ベルマウス板部61における第2ベルマウス開口部61aよりも外周側には、該ベルマウス板部61の上面の水を該ベルマウス板部61の下方へ排水するためのベルマウス排水孔61bが形成されており、このベルマウス排水孔61bの形成によってベルマウス板部61の上面に水が溜まったままにならないようにしている。ベルマウス排水孔61bから下方に滴下した水は、後述する排水通路Dに流入して空調ユニットに設けられているドレン部から車室外に排水される。
ベルマウス排水孔61bは、ベルマウス板部61の周方向、即ち、送風用ファン3の周方向に等間隔に形成することができるが、不等間隔であってもよい。またベルマウス排水孔61bの数は、この実施形態では3つとしているが、1つまたは2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。ベルマウス排水孔61bは円形、楕円形の他、スリット形状、矩形状等であってもよい。
脚部62は、ベルマウス板部61の下面におけるベルマウス排水孔61bの開口の周囲から下方へ突出しており、ベルマウス板部61を下方から支持するための部分である。脚部62は、各ベルマウス排水孔61bの開口の周囲から延びているので、この実施形態では3つ設けられることになる。脚部62の数とベルマウス排水孔61bの数とは一致させなくてもよく、一方が他方より多くてもよい。
図12に示すように、脚部62は、送風用ファン3の径方向内方に開放する凹状断面を有している。これにより、送風用ファン3の回転時に該送風用ファン3の径方向外方から内方へ向けて流れる空気が脚部62の内方へ流れにくくなるので、該脚部62は、ベルマウス排水孔61bの開口の周囲に風が達するのを抑制する遮風部として作用する。
脚部62の下端部は、モーター本体5aの上面における囲み板部55〜57(詳細は後述する)よりも出力軸5bの径方向外側に支持されるようになっている。この実施形態では、スクロールケーシング20の底面が、モーター本体5aのカバー部50(後述する)の上面で構成されているので、脚部62の下端部はカバー部50の外周部に対して上方から接触することになる。よって、ベルマウス構成部材60はカバー部50に対して支持され、第2ベルマウス開口部61aの高さが所望高さに決定される。
第2空気通路R2の下側部分は、第2ベルマウス開口部61aを介して下側スクロールケーシング部材22の内部と連通しており、この下側スクロールケーシング部材22の内部は第2空気通路R2の一部(下流側部分)となっている。仕切板24よりも下方が第2空気通路R2の下流側部分とされている。下層送風用ファン31は、下側スクロールケーシング部材22の内部において第2空気通路R2の下流側部分に配置されている。下層送風用ファン31が回転すると、該下層送風用ファン31によって第2空気通路R2内の空気が空調用空気として送風される。つまり、下層送風用ファン31は、下層において空気の流れを形成するための部材である。
図2に示すように、下側スクロールケーシング部材22の左側壁部の前側には、上記空調ユニットに接続される下側空気吹出口22cが形成されている。下側空気吹出口22cは、上側空気吹出口21cの真下に位置している。下側空気吹出口22cには、第2空気通路R2の下流端が連通しており、第2空気通路R2内の空気は下側空気吹出口22cから下側スクロールケーシング部材22の外部に吹き出すようになっている。
底壁部材23は、下側スクロールケーシング部材22の下端部を覆うように形成され、該下端部を覆うカバー状の部材である。底壁部材23の周縁部は、下側スクロールケーシング部材22の下端部の周縁部に嵌合するように形成されており、底壁部材23の周縁部と、下側スクロールケーシング部材22の下端部の周縁部との間から空気が漏れないようになっている。
底壁部材23には、下端開口部23aが形成されている。モーター5のモーター本体5aは、下端開口部23aに嵌合するように構成されており、モーター本体5aが下端開口部23aに対して下方から嵌合した状態で底壁部材23に締結部材によって締結固定される。
モーター5は、送風ケーシング2の下部である底壁部材23に固定されるモーター本体5aの他に、該モーター本体5aから上方へ突出する出力軸5bを有している。モーター本体5aは、ローター等を内蔵した内部機構を有するとともに、この内部機構を上方から覆うカバー部50を有している。モーター本体5aの上面は、カバー部50の上面で構成されることになる。カバー部50の中央部には、出力軸5bが挿通する開口部50aが該カバー部50を上下方向に貫通するように形成されており、したがって、開口部50aはモーター本体5aの上面に開口することになる。
出力軸5bは、カバー部50の開口部50aに挿通されてモーター本体5aの上面から上方へ突出し、第1ベルマウス開口部21a及び第2ベルマウス開口部61aと同心上に配置されている。出力軸5bの上端部は、第2ベルマウス開口部61aよりも上方に位置している。この出力軸5bの上側には、送風用ファン3が固定されており、送風用ファン3と出力軸5bとは一体に回転するようになっている。したがって、モーター本体5aに電圧が印加されると、出力軸5bの回転力が送風用ファン3に伝達され、上層送風用ファン30が第1空気通路R1内で回転し、下層送風用ファン31が第2空気通路R2内で回転する。モーター本体5aには、図示しない空調制御装置が接続されており、空調制御装置によって所望の回転数となるように電圧が印加される。
図4や図5に示すように、カバー部50は、上下方向に延びる外周側周壁部51と、外周側周壁部51の上端部から出力軸5bの径方向内方へ延びる水平壁部52と、水平壁部52の内端部から上方へ延びる内側周壁部53と、内側周壁部53の上端部から出力軸5bの径方向内方へ向かって出力軸5bに近づくほど上に位置するように形成された傾斜壁部54とを有している。外周側周壁部51の径方向外端部は、底壁部材23の下端開口部23aの内周面に対して嵌合する部分である。内側周壁部53及び傾斜壁部54は、モーター本体5aの内部機構の形状に対応するように形成された部分である。また、傾斜壁部54の形成により、モーター本体5aの上面は出力軸5bに近づくほど上に位置する形状になる。さらに、外周側周壁部51、水平壁部52、内側周壁部53及び傾斜壁部54は、出力軸5bの周方向に連続しており、例えば樹脂材によって一体成形されている。
カバー部50の上面には、下側囲み板部55と、外側囲み板部56と、内側囲み板部57とが形成されている。下側囲み板部55、外側囲み板部56及び内側囲み板部57は、傾斜壁部54と一体成形されている。
下側囲み板部55は、傾斜壁部54における外周側の部分から上方へ突出し、出力軸5bを囲むように延びている。下側囲み板部55の上端部は、第2ベルマウス開口部61a及びベルマウス板部61よりも下に位置している。下側囲み板部55には、その上端から下端に亘って連続する複数のスリット55aが出力軸5bの周方向に互いに間隔をあけて形成されている。このスリット55aの形成により、下側囲み板部55には、出力軸5bの周方向に非連続となる部分(非連続部分)が設けられる。下側囲み板部55は周方向に連続していてもよい。
傾斜壁部54における下側囲み板部55よりも内側部分からは、出力軸5bを囲むように延びる外側囲み板部56が上方へ突出している。外側囲み板部56は、第2ベルマウス開口部61aよりも上に達するように形成されている。外側囲み板部56には、その上端から下端に亘って連続する複数のスリット56aが出力軸5bの周方向に互いに間隔をあけて形成されている。このスリット56aの形成により、外側囲み板部56には、出力軸5bの周方向に非連続となる部分(非連続部分)が設けられる。外側囲み板部56は周方向に連続していてもよい。
傾斜壁部54における外側囲み板部56よりも内側部分からは、出力軸5bを囲むように延びる内側囲み板部57が上方へ突出している。外側囲み板部56と、内側囲み板部57とは、モーター本体5aの上面において出力軸5bの径方向に互いに間隔をあけて形成されることになる。内側囲み板部57は、第2ベルマウス開口部61aよりも上に達するように形成されている。内側囲み板部57の上端は、外側囲み板部56の上端よりも上に位置している。
内側囲み板部57には、その上端から下端に亘って連続する複数のスリット57aが出力軸5bの周方向に互いに間隔をあけて形成されている。このスリット57aの形成により、内側囲み板部57には、出力軸5bの周方向に非連続となる部分(非連続部分)が設けられる。内側囲み板部57は周方向に連続していてもよい。
内側囲み板部57の非連続部分と、外側囲み板部56の非連続部分とは、出力軸5bの周方向について互いにずれている。すなわち、内側囲み板部57のスリット57aの形成位置と、内側囲み板部57のスリット56aの形成位置とは、出力軸5bの周方向を基準としたとき、互いに異なっており、側方から見たとき、内側囲み板部57のスリット57aと、外側囲み板部56のスリット56aとが互いに重ならないように両スリット56a、57aの形成位置が設定されている。また、内側囲み板部57及び内側囲み板部57は、モーター本体5aの上面における開口部50aの周縁部よりも径方向外側に位置している。
内側囲み板部57におけるスリット57aの端部(出力軸5bの周方向の縁部)には、出力軸5bの径方向外方へ突出する突出部57bが形成されている。突出部57bは、スリット57aの上縁から下縁まで連続して延びるリブ状をなしており、傾斜壁部54の上面に連なっている。この突出部57bの形成によって内側囲み板部57の剛性が向上し、内側囲み板部57の変形を抑制することができる。
カバー部50の上面には、ベルマウス構成部材60の脚部62を保持する外側保持部52aと内側保持部52bとが上方へ突出するように設けられている。図11及び図12に示すように、脚部62の下部には、径方向外方へ突出する突起部62aが形成されている。外側保持部52aは、脚部62を径方向外方から保持する部分であり、突起部62aが係合する係合孔52cを有している。内側保持部52bは、脚部62を径方向内方から保持する部分である。これにより、脚部62は外側保持部52aと内側保持部52bとによって径方向両側から保持されることになり、ベルマウス構成部材60がカバー部50に対して位置決めされる。
(送風ファン3の構成)
図4に示すように、送風用ファン3は、第2ベルマウス開口部61aの上方に配置されており、モーター5の出力軸5bに固定される被固定部33と、該被固定部33から該回転軸5cの径方向に延びるコーン部34と、該コーン部34の径方向外側に固定された多数の上側羽根からなる上層送風用ファン30と、該コーン部34の径方向外側に固定された多数の下側羽根からなる下層送風用ファン31とを備えている。被固定部33、コーン部34、上側羽根及び下側羽根は、樹脂材からなる一体成形品とすることができるが、別部材を組み合わせて構成することもできる。送風用ファン3は、遠心式ファンである。
被固定部33は、モーター5の出力軸5bが挿入される筒状に形成されている。被固定部33をモーター5の出力軸5bに固定する手段は従来から周囲であるので詳細な説明は省略する。
(モーター5の冷却構造)
スクロールケーシング20には、モーター5の冷却構造が設けられている。すなわち、図1や図2に破線で示すように、スクロールケーシング20の左側部には、モーター5に冷却風を供給するための冷却風通路Sが上下方向に延びるように形成されている。冷却風通路Sの上側部分は上流側部分であり、仕切板24よりも上方へ延びている。冷却風通路Sの上流端は第1空気通路R1に連通している。
上側スクロールケーシング部材21の左側部には、上方へ窪むように形成されて下方に開放する上側凹状部21eが設けられている。この上側凹状部21eの内部空間によって冷却風通路Sの上流側部分が構成されている。下側スクロールケーシング部材22の左側部には、上下方向に延びる筒状部22eが上側凹状部21eの直下方に位置するように形成されている。この筒状部22eは、上端部及び下端部が開放されている。筒状部22eの上端部は上側凹状部21eの下端部と接続されており、上側凹状部21eの内部空間と、筒状部22eの内部空間とが連通している。冷却風通路Sの上下方向中間部は、筒状部22eの内部空間によって構成されている。
底壁部材23の左側部には、下方へ窪むように形成されて上方に開放する下側凹状部23eが設けられている。この下側凹状部23eは、筒状部22eの直下方に位置するように形成されており、筒状部22eの下端部は下側凹状部23eの上端部と接続されて筒状部22eの内部空間と下側凹状部23eの内部空間とが連通している。冷却風通路Sの下側部分は、下側凹状部23eの内部空間によって構成されている。
底壁部材23の左側部の下側部分には、後側へ膨出する膨出部23fが形成されている。膨出部23fは下方に開放されている。膨出部23fの内部空間は、下側凹状部23eの内部空間と連通しており、膨出部23fの内部空間によって冷却風通路Sの下端部(下流端部)が構成されている。つまり、冷却風通路Sは、上側凹状部21eの内部空間、筒状部22eの内部空間、下側凹状部23eの内部空間及び膨出部23fの内部空間によって構成されて上下方向に長い通路となり、その下端部が後側に屈曲して下方に開放されることになる。
モーター本体5aにおける膨出部23fの直下方に位置する部分には、モーター5への冷却風を取り込むための冷却風取り込み口(図示せず)が形成されている。冷却風取り込み口は、膨出部23fの内部空間、即ち、冷却風通路Sの下端部と接続されている。従って、第1空気通路R1の空気が冷却風通路Sを流通して冷却風取り込み口からモーター5に取り入れられるようになっている。
(排水通路Dの構成)
図4に示すように、スクロールケーシング20の下側部分には、排水通路Dが形成されている。排水通路Dは、底壁部材23に形成されており、第2空気通路R2の下方に位置している。排水通路Dの下流端部は空調ユニットに接続されており、排水通路D内の水は、空調ユニットに流入して該空調ユニットに設けられているドレン部から車室外に排水される。尚、空調ユニットに設けられているドレン部は、冷却用熱交換器の表面に生じた凝縮水を排水するための部分であり、従来から周知のものである。このドレン部には、図示しないが、車室外へ延びるドレンホース等が接続されている。
(実施形態の作用効果)
以上説明したように、この実施形態に係る車両空調用送風装置1によれば、内外気切替ダンパ6、7の動作によって内気導入口2a、2bを開き、かつ、外気導入口2cを閉じると、内気導入口2a、2bから内気が導入される内気循環モードになる。内気循環モードでは、上層送風用ファン30及び下層送風用ファン31が回転することで、内気導入口2a、2bから導入された内気が第1空気通路R1及び第2空気通路R2を流れて空調用空気として送風される。また、内外気切替ダンパ6、7の動作によって内気導入口2a、2bを閉じ、かつ、外気導入口2cを開くと、外気導入口2cから外気が導入される外気導入モードになる。外気導入モードでは、第1空気通路R1及び第2空気通路R2が回転することで、外気導入口2cから導入された外気が第1空気通路R1及び第2空気通路R2を流れて空調用空気として送風される。さらに、内外気切替ダンパ6、7の動作によって内気導入口2a、2b及び外気導入口2cを開くと、内外気2層流モードになり、上層送風用ファン30及び下層送風用ファン31が回転することで、両方の空気が空調用空気として送風される。
外気導入モード及び内外気2層流モードでは、内外気切替ダンパ6、7によって外気導入口2cが開かれるので、雨水や洗車時の水が外気導入口2cから送風ケーシング2の第1空気通路R1に浸入することがある。第1空気通路R1に浸入した水は、送風ケーシング2の下部に位置しているモーター本体5aの上面、即ちカバー部50の上面に溜まることがある。モーター5が回転すると送風用ファン3が回転し、この送風用ファン3によって送風ケーシング2内の空気が第2ベルマウス開口部61aへ向けて流れるとともに、モーター5の出力軸5bへ接近する方向に流れることがあるが、モーター本体5aの上面には、出力軸5bを囲むように延びる囲み板部56、57が第2ベルマウス開口部61aよりも上に達するように形成されているので、送風量が多い場合であっても、水が出力軸5b付近まで流れるのが抑制される。したがって、モーター5の内部への水浸入を抑制することができ、モーター5の水浸入による故障の頻度を大幅に低くすることができる。
また、複数の囲み板部55〜57をモーター本体5aの上面において出力軸5bの径方向に互いに間隔をあけて形成したので、モーター5の内部への水浸入の抑制効果をより一層高めることができる。
また、囲み板部55〜57を出力軸5bの周方向に非連続としたので、下側囲み板部55よりも出力軸5bに近い所に水が溜まった場合や、外側囲み板部56よりも出力軸5bに近い所に水が溜まった場合に、その水を囲み板部55、56の非連続部分から外へ排出することができる。
また、モーター本体5aの上面が出力軸5bに近づくほど上に位置しているので、モーター本体5aの上面に溜まっている水が出力軸5bに接近する方向へ流れにくくなり、モーター5の内部への水浸入の抑制効果をより一層高めることができる。
また、内側囲み板部57の縁部に径方向外方へ突出する突出部57bを形成したので、モーター本体5aの上面の水が内側囲み板部57の縁部から出力軸5bへ向けて流れにくくなり、モーター5の内部への水浸入の抑制効果を高めることができる。また、内側囲み板部57の変形を抑制することができる。尚、同様な突出部を外側囲み板部56や下側囲み板部55に設けてもよい。
また、内側囲み板部57の非連続部分と、外側囲み板部56の非連続部分とが出力軸5bの周方向について互いにずれているので、外側囲み板部56の非連続部分から内側囲み板部57の非連続部分までの距離が長くなり、よって、モーター5の内部への水浸入の抑制効果をより一層高めることができる。
また、出力軸5bが挿通する開口部50aの周縁部よりも外側に囲み板部55〜57を位置付けたので、開口部50aからモーター本体5aの内部への水浸入を抑制することができる。
さらに、ベルマウス構成部材60を別部材として設ける場合に、ベルマウス構成部材60の脚部62を保持する保持部52a、52bを第2ベルマウス開口部61aから離すことができるので、保持部52a、52bを設けたことによる通気抵抗の悪化を抑制することができる。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。例えば、内外気二層流モードに切り替えられない構造の車両空調用送風装置に本発明を適用することもできる。
以上説明したように、本発明に係る車両空調用送風装置は、例えば、車両用空調装置の送風ユニットとして使用することができる。
1 車両空調用送風装置
2 送風ケーシング
2a、2b 内気導入口
2c 外気導入口
5 モーター
5a モーター本体
5b 出力軸
6 第1内外気切替ダンパ
7 第2内外気切替ダンパ
20 スクロールケーシング
30 上層送風用ファン
31 下層送風用ファン
50a 開口部
52a、52b 保持部
56 外側囲み板部
56a スリット(非連続部分)
57 内側囲み板部
57a スリット(非連続部分)
57b 突出部
60 ベルマウス構成部材
61 ベルマウス板部(環状板部)
61a 第2ベルマウス開口部(ベルマウス開口部)
62 脚部
R1 第1空気通路(上層空気通路)
R2 第2空気通路(下層空気通路)

Claims (8)

  1. 車室外の空気を導入する外気導入口が車室外に開放するように形成されたケーシングと、
    前記ケーシングの下部に固定されるモーター本体と、該モーター本体から上方へ突出する出力軸とを有するモーターと、
    前記ケーシングの内部において前記モーター本体から上方に離れて配置され、前記出力軸に連結される送風用ファンとを備えた車両空調用送風装置において、
    前記ケーシングの内部には、前記モーター本体の上面から上方へ離れて配置されるベルマウス開口部が設けられ、
    前記送風用ファンは、前記ベルマウス開口部の上方に配置され、
    前記モーター本体の上面には、前記出力軸を囲むように延びる囲み板部が前記ベルマウス開口部よりも上に達するように形成されていることを特徴とする車両空調用送風装置。
  2. 請求項1に記載の車両空調用送風装置において、
    複数の前記囲み板部が前記モーター本体の上面において前記出力軸の径方向に互いに間隔をあけて形成されていることを特徴とする車両空調用送風装置。
  3. 請求項1または2に記載の車両空調用送風装置において、
    前記囲み板部には、前記出力軸の周方向に非連続部分が設けられていることを特徴とする車両空調用送風装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の車両空調用送風装置において、
    前記モーター本体の上面は、前記出力軸に近づくほど上に位置するように形成されていることを特徴とする車両空調用送風装置。
  5. 請求項4に記載の車両空調用送風装置において、
    前記囲み板部における前記出力軸の周方向の縁部には、該出力軸の径方向外方へ突出する突出部が形成されていることを特徴とする車両空調用送風装置。
  6. 請求項2に記載の車両空調用送風装置において、
    前記囲み板部は、内側囲み板部と、該内側囲み板部から前記出力軸の径方向に間隔をあけて形成された外側囲み板部とを含み、
    前記内側囲み板部及び前記外側囲み板部には、それぞれ、前記出力軸の周方向に非連続部分が設けられ、
    前記内側囲み板部の前記非連続部分と、前記外側囲み板部の前記非連続部分とは、前記出力軸の周方向について互いにずれていることを特徴とする車両空調用送風装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1つに記載の車両空調用送風装置において、
    前記モーター本体の上面には、前記出力軸が挿通する開口部が開口しており、
    前記囲み板部は、前記モーター本体の上面における前記開口部の周縁部よりも径方向外側に位置していることを特徴とする車両空調用送風装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1つに記載の車両空調用送風装置において、
    前記モーター本体の上面から上方へ離れて設けられるベルマウス構成部材を備え、
    前記ベルマウス構成部材は、略水平に延びるとともに、前記ベルマウス開口部が形成された環状板部と、該環状板部から下方へ突出し、前記モーター本体の上面における前記囲み板部よりも前記出力軸の径方向外側に支持される脚部とを有し、
    前記モーター本体の上面には、前記脚部を保持する保持部が上方へ突出するように設けられていることを特徴とする車両空調用送風装置。
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