JP2020082419A - 画像形成装置、画像形成装置のシェーディング補正方法およびシェーディング補正プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置のシェーディング補正方法およびシェーディング補正プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】非印画状態において周期的な濃度ムラが存在する記録媒体であっても、精度よくシェーディング補正する。【解決手段】記録媒体を搬送する搬送部4と、記録媒体上に画像を印画する記録ヘッドユニット5c,5m,5y,5kと、光学的に記録媒体を読み取るラインセンサユニット6と、記録媒体の一部にテストチャートを印画してラインセンサユニット6で読み取り、非印画状態の記録媒体を読み取った画像に周波数解析を行うことで記録媒体の濃度ムラの周期を算出して、この周期に基づく幅の単位でテストチャートの画像を解析してシェーディング補正テーブルを作成し、シェーディング補正テーブルで補正した画像データを記録媒体に印画する制御部2とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成装置のシェーディング補正方法およびシェーディング補正プログラムに関する。
インクジェットプリンタによる印刷では、ヘッド間の液量差やインク滴着弾精度の差による濃度ムラが生じ、ヘッド内においてもこの液量差・着弾精度の差による濃度ムラが生じる。そこで、印刷時の濃度ムラを低減するためにインクジェットプリンタは、シェーディング補正等の濃度補正処理を行っている。シェーディング補正において、インクジェットプリンタは、記録媒体にテストチャートを印画して、このテストチャートを光学的にスキャンして、任意の幅毎に階調補正を行っている。
しかしながら、記録媒体が濃度変化を有する場合、従来の濃度補正処理では、テストパターンの濃度が記録媒体の濃度変化の影響を受けてしまうおそれがある。特許文献1の請求項1には、正確な濃度補正値を取得するため、媒体に補正用パターンを形成するステップと、前記媒体の生地部及び前記補正用パターンをそれぞれ読み取って、前記生地部の生地部濃度データ、及び、前記補正用パターンの補正用パターン濃度データをそれぞれ取得するステップと、前記生地部濃度データに基づいて求めた帯域制限フィルタ、によるフィルタ処理を前記補正用パターン濃度データに対して行うステップと、画像の濃度を補正するための濃度補正値、を前記フィルタ処理が行われた前記補正用パターン濃度データに基づいて求めるステップと、を有することを特徴とする補正値取得方法の発明が記載されている。
特開2009−233967号公報
特許文献1に記載の発明は、生地部(非印画状態)の記録媒体の濃度ムラに基づくノイズを除去するために、生地部の記録媒体の濃度ムラを解析し、帯域制限フィルタ処理を行うものである。しかし、帯域制限フィルタ処理により濃度ムラの解析に時間が掛かり、よって印画濃度の検知を迅速に行うことができないという問題がある。
非印画状態の記録媒体による濃度ムラとは、例えば布を記録媒体として印画する場合において、織り目の粗密による黒ベルト透け量のムラ、布前処理剤塗布量のムラ、記録媒体の凹凸によって生じる影のムラ等をいう。特に布の場合、布や前処理剤の種類によって階調毎の濃度変化が異なるため、補正精度を上げるには使用する布毎にシェーディング補正を行うことが望ましい。
カメラユニットを用いて印画濃度検知を行う際、記録媒体そのものに依る濃度ムラが存在する場合であっても、印画濃度を精度良く解析してシェーディング補正の精度を上げることが望ましく、かつ複雑な画像解析処理を避けて、迅速に処理できることが望ましい。
布にある濃度のベタ画像を印画して、このベタ画像の濃度検知を行う際に、織り目の粗密によるムラがあると、黒色のベルトの透け具合がスキャン画像上の濃度に影響を与える。そのため、正しく濃度検知できなくなるおそれがある。つまり、透け量が多い部分は暗く、透け量が少ない部分は明るく検知され、その結果、シェーディング補正の精度が落ちる。同様に非印画状態において周期的な濃度ムラが存在する記録媒体にシェーディング補正を行う際には、シェーディング補正の精度が落ちるおそれがある。
そこで、本発明は、画像形成装置、画像形成装置のシェーディング補正方法およびシェーディング補正プログラムについて、非印画状態において周期的な濃度ムラが存在する記録媒体であっても、精度よくシェーディング補正することを課題とする。
すなわち、本発明の上記課題は、下記の構成により解決される。
(1) 記録媒体を搬送する搬送部と、
複数のノズルから各々インクを吐出させるインクジェットヘッドにより上記記録媒体上に画像を印画する記録ヘッドユニットと、
光学的に記録媒体を読み取る画像読取部と、
テストチャートデータに基づいて上記インクジェットヘッドの複数のノズルを選択的に動作させることで記録媒体の一部にテストチャートを印画して、上記記録媒体のうち上記テストチャートが印画された領域および非印画状態の領域を上記画像読取部で読み取り、
非印画状態の上記領域を読み取った画像に周波数解析を行うことで、非印画状態で生じる上記記録媒体の濃度ムラの周期を算出して、当該周期に基づく幅の単位で上記テストチャートの画像を解析してシェーディング補正テーブルを作成し、
上記シェーディング補正テーブルに基づいて補正した画像データを記録媒体に印画する制御部と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
(2) 上記制御部は、上記記録媒体を読み取った画像のうち、上記テストチャートの印画の余白部分を非印画状態の上記記録媒体として周波数解析を行うことで、非印画状態で生じる上記記録媒体の濃度ムラの周期を算出する、
ことを特徴とする(1)に記載の画像形成装置。
(3) 上記制御部は、上記テストチャートを読み取った画像の周期成分のうち所定の強度を超える最長の周期よりも長い幅の単位で、上記シェーディング補正テーブルを作成する、
ことを特徴とする(1)または(2)に記載の画像形成装置。
(4) 上記記録ヘッドユニットは、複数の上記インクジェットヘッドが上記記録媒体の搬送方向に直交する方向に配列されており、
上記制御部は、上記テストチャートを読み取った画像の周期成分のうち所定の強度を超える最長の周期が上記インクジェットヘッドの印画幅よりも狭い場合、当該インクジェットヘッドの印画幅の単位で、上記シェーディング補正テーブルを作成する、
ことを特徴とする(1)または(2)に記載の画像形成装置。
(5) 上記記録ヘッドユニットは、複数の上記インクジェットヘッドが上記記録媒体の搬送方向に直交する方向に配列されており、
上記制御部は、上記テストチャートを読み取った画像の周期成分のうち所定の強度を超える最長の周期よりも長く、かつ、上記インクジェットヘッドの印画幅を所定の自然数で除算した幅の単位で、上記シェーディング補正テーブルを作成する、
ことを特徴とする(1)または(2)に記載の画像形成装置。
(6) 上記記録ヘッドユニットは、複数の上記インクジェットヘッドが上記記録媒体の搬送方向に直交する方向に配列されており、
上記制御部は、上記テストチャートを読み取った画像の周期成分のうち所定の強度を超える最長の周期よりも長く、かつ上記インクジェットヘッドの印画幅より狭い幅の単位で、上記シェーディング補正テーブルを作成する、
ことを特徴とする(1)または(2)に記載の画像形成装置。
(7) 上記記録ヘッドユニットは、複数の上記インクジェットヘッドが上記記録媒体の搬送方向に直交する方向に配列されており、
上記制御部は、上記テストチャートを読み取った画像の周期成分のうち所定の強度を超える最長の周期が上記インクジェットヘッドの印画幅以上の場合、当該インクジェットヘッドの印画幅で、上記シェーディング補正テーブルを作成する、
ことを特徴とする(1)または(2)に記載の画像形成装置。
(8) 上記制御部は、テストチャートデータに基づいて上記インクジェットヘッドの複数のノズルを選択的に動作させることで上記記録媒体に上記テストチャートおよびマーカーを印画して、当該記録媒体に印画した上記テストチャートおよび上記マーカーを上記画像読取部で読み取り、
当該マーカーに基づいて使用されたインクの色を特定し、当該色に係るシェーディング補正テーブルを作成する、
ことを特徴とする(1)に記載の画像形成装置。
(9) 上記制御部は、上記記録媒体に印画した上記テストチャートを読み取ると、非印画状態の上記記録媒体の画像に周波数解析を行うことで、非印画状態で生じる上記記録媒体の濃度ムラの周期を算出して、当該周期に基づく幅で上記テストチャートを読み取った画像の画素値を平均化したシェーディング補正テーブルを作成する、
ことを特徴とする(1)または(2)に記載の画像形成装置。
(10) 上記制御部は、上記周期に基づく幅で画素値を平均化したシェーディング補正テーブルを作成する場合、平均化する範囲内の画素が一定以上の画素値ばらつきをもつならば、所定の値より明るい画素を除いて平均化する、
ことを特徴とする(9)に記載の画像形成装置。
(11) 上記制御部は、上記周期に基づく幅で画素値を平均化したシェーディング補正テーブルを作成する場合、平均化する範囲内の画素から異常値の画素を除いて平均化する、
ことを特徴とする(9)に記載の画像形成装置。
(12) 上記異常値の画素は、上記テストチャートのうち、ノズル欠による吐出不良を含む領域の画素である、
ことを特徴とする(11)に記載の画像形成装置。
(13) 上記異常値の画素は、上記テストチャートのうち、ノズル着弾異常による印画不良を含む領域の画素である、
ことを特徴とする(11)に記載の画像形成装置。
(14) 上記異常値の画素は、上記テストチャートのうち、液量異常による印画不良を含む領域の画素である、
ことを特徴とする(11)に記載の画像形成装置。
(15) 上記異常値の画素は、上記テストチャートのうち、汚れを含む領域の画素である、
ことを特徴とする(11)に記載の画像形成装置。
(16) 上記異常値の画素は、上記テストチャートのうち、上記記録媒体の端部を含む領域の画素である、
ことを特徴とする(11)に記載の画像形成装置。
(17)
上記制御部は、シェーディング補正の繋ぎ目にグラデーションマスクを掛けて補正する、
ことを特徴とする(1)から(16)のうちいずれか1項に記載の画像形成装置。
(18) 上記画像読取部は、上記記録媒体の搬送方向が長手方向になるように配置されたラインセンサを備える、
ことを特徴とする(1)から(17)のうちいずれか1項に記載の画像形成装置。
(19) 上記記録媒体は、糸と糸の間に隙間のある構造を有する、
ことを特徴とする(1)から(18)のうちいずれか1項に記載の画像形成装置。
(20) 記録媒体を搬送する搬送部と、
複数のノズルから各々インクを吐出させるインクジェットヘッドにより上記記録媒体上に画像を印画する記録ヘッドユニットと、
光学的に記録媒体を読み取る画像読取部と、
上記記録ヘッドユニット、上記搬送部、および上記画像読取部を制御する制御部と、
を備える画像形成装置のシェーディング補正方法であって、
前記制御部は、テストチャートデータに基づいて上記インクジェットヘッドの複数のノズルを選択的に動作させることで記録媒体の一部にテストチャートを印画させるステップと、
上記記録媒体のうち上記テストチャートが印画された領域および非印画状態の領域を上記画像読取部で読み取らせるステップと、
非印画状態の上記記録媒体を読み取った画像に周波数解析を行うことで、非印画状態で生じる上記記録媒体の濃度ムラの周期を算出するステップと、
上記周期に基づく幅の単位で上記テストチャートの画像を解析してシェーディング補正テーブルを作成するステップと、
上記シェーディング補正テーブルに基づいて画像データを補正するステップと、
上記インクジェットヘッドの複数のノズルを選択的に動作させることで、補正した画像データを記録媒体に印画するステップと、
を実行することを特徴とする画像形成装置のシェーディング補正方法。
(21) 記録媒体を搬送する搬送部と、
複数のノズルから各々インクを吐出させるインクジェットヘッドにより上記記録媒体上に画像を印画する記録ヘッドユニットと、
光学的に記録媒体を読み取る画像読取部と、
を備えるコンピュータに、
テストチャートデータに基づいて上記インクジェットヘッドの複数のノズルを選択的に動作させることで記録媒体の一部にテストチャートを印画させる工程、
上記記録媒体のうち上記テストチャートが印画された領域および非印画状態の領域を上記画像読取部で読み取らせる工程、
非印画状態の上記記録媒体を読み取った画像に周波数解析を行うことで、非印画状態で生じる上記記録媒体の濃度ムラの周期を算出する工程、
上記周期に基づく幅の単位でテストチャートの画像を解析してシェーディング補正テーブルを作成する工程、
上記シェーディング補正テーブルに基づいて画像データを補正する工程、
上記インクジェットヘッドの複数のノズルを選択的に動作させることで、補正した画像データを記録媒体に印画する工程、
を実行させるためのシェーディング補正プログラム。
本発明によれば、非印画状態において周期的な濃度ムラが存在する記録媒体であっても、精度よいシェーディング補正が可能となる。
本実施形態のインクジェット記録装置の概略を示す構成図である。 インクジェット記録装置の外観図である。 記録ヘッドユニットの構成図である。 ラインセンサユニットの動作を示す図である。 布の材質ごとの入力階調と印画結果との関係を示すグラフである。 布の織り目によるベルト透け状態のムラを示す図である。 黒ベルト上に置いた布の透けの模式図である。 黒ベルト上に置いた布の透けの模式図である。 記録媒体に印画したシェーディング補正チャートの一例を示す図である。 記録媒体の非印画領域に対する周波数解析結果の一例を示すグラフである。 シェーディング補正処理を示すフローチャートである。 テーブル作成幅算出処理を示すフローチャートである。 記録媒体への印画処理を示すフローチャートである。 第1変形例におけるシェーディング補正処理を示すフローチャートである。 グラデーションを有するマスクの例である。 第2変形例における記録媒体への印画処理を示すフローチャートである。
以降、本発明を実施するための形態を、各図を参照して詳細に説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限定されない。なお、以下の説明において、同一の機能および構成を有するものについては、同一の符号を付して、その説明を省略する。また、以下の説明において、「画像データ」というときは、例えば、1つの記録媒体上に形成する画像全体のデータをいい、「画素」というときは、「画像データ」を構成する1ドット分のデータをいう。
本実施形態のインクジェット記録装置は、記録媒体そのものに依存する濃度ムラの周期を算出し、シェーディング補正のテーブル作成幅の単位を濃度ムラ周期よりも広くしている。このとき、インクジェット記録装置は、記録媒体の周波数解析を行うことで、最適な濃度検知範囲を算出している。
図1は、本実施形態のインクジェット記録装置1の概略を示す構成図である。
インクジェット記録装置1は、記録媒体に画像を形成する画像形成装置である。このインクジェット記録装置1は、記録ヘッドユニット5c,5m,5y,5k、ラインセンサユニット6の他、搬送部4、制御部2、インタフェース3を備え、これらは内部バスで接続されている。
搬送部4は、搬送モータ41を備えている。搬送モータ41は、制御部2によって駆動制御され、図2に示す搬送ローラ42,43を所定方向に回転させることにより、ベルト45および記録媒体7を搬送する。
制御部2は、インクジェット記録装置1の各部を制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)21、RAM(Random Access Memory)22およびROM(Read Only Memory)23、記憶部24を備えている。
CPU21は、記憶部24に記憶されているシェーディング補正プログラム241を読み出してRAM22内の作業領域に展開し、シェーディング補正処理(図11、図12参照)を実行する。
その後、CPU21は、記憶部24に記憶されている印画プログラム242を読み出してRAM22内の作業領域に展開し、印画処理(図13参照)を実行する。
RAM22は揮発性メモリであり、例えば、CPU21により実行される処理プログラム等を展開するためのプログラム格納領域や、入力データや処理プログラムが実行される際に生じる処理結果等を格納するデータ格納領域として用いられる。
ROM23は不揮発性メモリであり、記憶部24は例えばハードディスクやフラッシュメモリである。これらROM23や記憶部24は、インクジェット記録装置1で実行可能なシステムプログラム、このシステムプログラムで実行可能な各種処理プログラム、これら各種処理プログラムを実行する際に使用する各種データ等を記憶する。
インタフェース3は、例えばNIC(Network Interface Controller)であり、不図示のネットワークに接続される。制御部2は、インタフェース3を介して不図示の外部装置から画像データを受信して、この画像データを記録媒体に印画する。
記録ヘッドユニット5cは、記録媒体上にシアン(C)のインクで画像を印画する。記録ヘッドユニット5mは、記録媒体上にマゼンタ(M)のインクで画像を印画する。記録ヘッドユニット5yは、記録媒体上にイエロー(Y)のインクで画像を印画する。記録ヘッドユニット5kは、記録媒体上に黒(K)のインクで画像を印画する。ラインセンサユニット6は、光学的に記録媒体を読み取る画像読取部である。
図2は、インクジェット記録装置1の外観図である。
図2に示すように、インクジェット記録装置1は、ベルト45および記録媒体7を支持するプラテン44を有している。記録媒体7を搬送するため、プラテン44の後方には搬送ローラ42が設けられ、プラテン44の前方には搬送ローラ43が設けられている。黒色のベルト45は、搬送ローラ42,43に架け渡されている。搬送ローラ42,43が搬送モータ41によって回転駆動されると、それに伴ってベルト45が矢印方向に回転し、ベルト45上に固定された記録媒体7がプラテン44に支持された状態で後方から前方に搬送される。なお、本実施形態の記録媒体7は布である。
以下の説明では、記録媒体7の搬送方向を「Y方向」といい、当該搬送方向に直交する方向を「X方向」という。Y方向、X方向は水平面上の方向である。
プラテン44およびベルト45の上方には、Y方向の上流側から下流側にかけて記録ヘッドユニット5c,5m,5y,5kが設けられている。記録ヘッドユニット5c,5m,5y,5kは、複数のノズルから各々インクを吐出させるインクジェットヘッドが複数搭載されていて、記録媒体7上に画像を印画する。
各記録ヘッドユニット5c,5m,5y,5kは、記録媒体7の搬送方向(Y方向)に直交する方向(X方向)に配列している。記録ヘッドユニット5cは、シアン(C)のインクを記録媒体7に向けて吐出する。記録ヘッドユニット5mは、マゼンタ(M)のインクを記録媒体7に向けて吐出する。記録ヘッドユニット5y,は、イエロー(Y)のインクを記録媒体7に向けて吐出する。記録ヘッドユニット5kは、黒(K)のインクを記録媒体7に向けて吐出する。なお、記録ヘッドユニット5c,5m,5y,5kの配列順序は、任意に設定することができる。
以下、各記録ヘッドユニット5c,5m,5y,5kを区別しないときには、単に記録ヘッドユニット5と記載する。
更に、プラテン44およびベルト45の上方に設けられた記録ヘッドユニット5kの下流側には、画像読取部としてのラインセンサユニット6が設けられている。ラインセンサユニット6は、X方向に延在しており、記録媒体7上に形成された画像を光学的に読み取って、その画像が形成された位置を特定することができる。このラインセンサユニット6の構成と動作は、後記する図4で説明する。
図3は、記録ヘッドユニット5cの構成図である。
記録ヘッドユニット5cを下方から平面視すると、図3に示すように、6つのインクジェットヘッド51a〜51fがX方向に沿って千鳥状に配列している。なお、インクジェットヘッドの数はこれに限定されず、適宜設定することができる。各インクジェットヘッド51a〜51fには、それぞれ多数のノズルが所定間隔で列状に形成されている。
すなわち、各インクジェットヘッド51a〜51fは、ノズル列を有している。ノズルの数は、任意に設定することができる。また、ノズル列は1列に限らず、2列以上であってもよい。各インクジェットヘッド51a〜51fは、例えば、その内部にピエゾ素子(圧電素子)等の吐出手段を備えており、この吐出手段の作動により各ノズルからインク滴を各個独立して吐出制御することができる。
本実施形態において使用されるインクはシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)および黒(K)の4色としたが、これに限定されず、例えば、ライトシアン(LC)、ライトマゼンタ(LM)、ライトイエロー(LY)等の他の色を使用することも可能である。この場合には、各色に対応した記録ヘッドユニットが更に設けられる。
インクジェットヘッド51a,51bはそれぞれn個のノズルを有している。繋ぎ部52aは、インクジェットヘッド51aのノズル列のうち右側端部における所定個数のノズルと、インクジェットヘッド51bのノズル列のうち左側端部における所定個数のノズルとが互いにY方向に重複するようにされている。しかしながら、実際には、インクジェットヘッド51a,51bの取り付け誤差が生じるため、ノズルの重複数は必ずしも所定個数になるとは限らない。そのため、製品の出荷時において、ノズルの重複位置を確認した上で、予め、これを登録することにより、画像形成の際にインク滴の吐出位置がずれるのを防止している。
繋ぎ部52bは、インクジェットヘッド51b,51cのノズル列が重複する部分である。繋ぎ部52cは、インクジェットヘッド51c,51dのノズル列が重複する部分である。繋ぎ部52dは、インクジェットヘッド51d,51eのノズル列が重複する部分である。繋ぎ部52eは、インクジェットヘッド51e,51fのノズル列が重複する部分である。これら繋ぎ部52b〜52eも、繋ぎ部52aと同様である。
繋ぎ部52aの中央部と繋ぎ部52bの中央部の間隔はWhである。これが実際のインクジェットヘッド51bの印画幅である。繋ぎ部52bの中央部と繋ぎ部52cの中央部の間隔はWhである。これが実際のインクジェットヘッド51cの印画幅である。繋ぎ部52cの中央部と繋ぎ部52dの中央部の間隔はWhである。これが実際のインクジェットヘッド51dの印画幅である。繋ぎ部52dの中央部と繋ぎ部52eの中央部の間隔はWhである。これが実際のインクジェットヘッド51eの印画幅である。
なお、インクジェットヘッド51aの実際の印画幅は、左端から繋ぎ部52aの中央部までの間隔Wiである。インクジェットヘッド51fの実際の印画幅は、繋ぎ部52eの中央部から右端までの間隔Wiである。しかし、本実施形態においては、インクジェットヘッド51a〜51fの印画幅をWhとして考える。
以下、各インクジェットヘッド51a〜51fを特に区別しないときには、単にインクジェットヘッド51と記載する。
なお、本実施の形態では、説明を容易にするために所定個数のノズルを重複させた例を示して説明しているが、ノズルの重複数は上述に限定されず、任意に設定することができる。
繋ぎ部52a〜52eにおいてインク滴を吐出するノズルは、2つのうちのいずれか一方としている。いずれのノズルからインク滴を吐出するかはノズルやインクの特性に応じて適宜設定することができる。
なお、記録ヘッドユニット5m,5y,5kも記録ヘッドユニット5cと同様の構成となっているため、以下の説明においても、記録ヘッドユニット5cについてのみ説明し、記録ヘッドユニット5m,5y,5kについては、符号を同じくして説明を省略する。
なお、これに限られず、記録ヘッドユニット5c,5m,5y,5kは、単一のインクジェットヘッド51で構成されていてもよい。
図4は、ラインセンサユニット6の概略構成と動作を示す図である。
ラインセンサユニット6は、Y方向を長手方向とするラインセンサ61を備える。つまり、ラインセンサ61は、記録媒体7の搬送方向が長手方向になるように配置されている。このラインセンサユニット6は、ラインセンサ61を不図示のアクチュエータによりX方向に走査しながら、記録媒体7の表面を光学的に読み取る。
図5は、布の材質ごとの入力階調と印画結果との関係を示すグラフである。
グラフの横軸は、インクジェットヘッド51への入力階調を0から255までの数値で示している。グラフの縦軸は、印画結果の階調を0から255までの階調で示している。実線は、布Aの入力階調と印画結果との関係を示している。この布Aは、入力階調が0から80までの間、印画結果はほぼ変化しない。
破線は、布Bの入力階調と印画結果との関係を示している。布Bは、暗い階調でも印画結果の濃度が飽和せずに変化が続く。
一点鎖線は、布Cの入力階調と印画結果との関係を示している。布Cは、明るい階調での印画結果の濃度変化が急である。
図6は、布7aの織り目によるベルト透け状態のムラを示す図である。
布7aは、糸と糸の間に隙間のある構造を有し、ベルト地貼り剤によって黒色のベルトに貼られた状態で搬送されて印画される。布7aの織り目の粗密が生じる要因は、織機の加減、糸そのものの太さの差、前処理剤塗布時の糸の位置、前処理剤塗布量、布の伸びなどである。また、ベルト地貼り剤の厚さムラによる高さの差やベルト接着時の力加減によっても図6に示した画像のようなムラが生じる。
布に所定濃度のベタ画像を印画して濃度検知を行う際に、布に織密度ムラがあると、黒色ベルトの透け具合がスキャン画像上の濃度に影響を与えて、正しく濃度検知できなくなる。布のうち透け量が多い部分は暗く、透け量が少ない部分は明るく検知される。そのため、シェーディング補正の精度が落ちる。
図7は、黒ベルト上に置いた布7bの透けの模式図である。図8は、黒ベルト上に置いた布7cの透けの模式図である。ここでは布7bよりも、布7cの方が織り目が密である。
図9は、記録媒体7に印画したテストチャート8c〜8kの一例を示す図である。
記録媒体7は、左端からWtの幅で、テストチャート8c〜8kが印画されている。テストチャート8cは、記録ヘッドユニット5cがシアン(C)のインクで印刷したものである。このテストチャート8cの右側には、4本線のマーカー81cが印画されており、記録ヘッドユニット5cに係るチャートであることを示している。
テストチャート8mは、記録ヘッドユニット5mがマゼンタ(M)のインクで印刷したものである。テストチャート8mの右側には、3本線のマーカー81mが印画されており、記録ヘッドユニット5mに係るチャートであることを示している。テストチャート8cとテストチャート8mの間は、非印画領域82である。
テストチャート8yは、記録ヘッドユニット5yがイエロー(Y)のインクで印刷したものである。テストチャート8yの右側には、2本線のマーカー81yが印画されており、記録ヘッドユニット5yに係るチャートであることを示している。テストチャート8mとテストチャート8yの間は、非印画領域82である。
テストチャート8kは、記録ヘッドユニット5kが黒(K)のインクで印刷したものである。テストチャート8kの右側には、1本線のマーカー81kが印画されており、記録ヘッドユニット5kに係るチャートであることを示している。テストチャート8yとテストチャート8kの間は、非印画領域82である。
なお、各テストチャート8c,8m,8y,8kを区別しないときには、単にテストチャート8と記載する。各マーカー81c,81m,81y,81kを区別しないときには、単にマーカー81と記載する。
図10は、記録媒体7の非印画領域82に対する周波数解析結果の一例を示すグラフである。
グラフの横軸はピクセル/周期を示し、縦軸は強度を示している。このグラフによれば、1周期あたり150〜200[ピクセル]に強度が閾値τよりも強いピークがあることが読み取れる。よって、これよりも長い周期でサンプリングする必要がある。強度が閾値τよりも強い部分よりも長い幅でサンプリングを行うことで、記録媒体7による濃度ムラの影響を除去することができる。
なお、1周期あたり10[ピクセル]にもやや強いピークがある。このピークは、記録媒体7を構成する糸の直径に対応している。
以下、インクジェット記録装置1において行われる画像形成を実行するための処理手順について説明する。本実施形態における画像形成は、図1に示す各部機能により実現される。
なお、本実施形態では、制御部2がソフトウェア処理によって以下に示す各部機能を実現する構成としたが、これら各部を機能させるための回路や専用のプロセッサ等を備えて実現するようにしてもよい。
図11は、シェーディング補正処理を示すフローチャートである。
シェーディング補正処理において、制御部2は、記録媒体7を順次搬送しつつ、シェーディング補正チャートのための画像データを記録媒体7に印画する(S10)。これにより、図9に示すように、各テストチャート8c,8m,8y,8kが記録媒体7に形成される。
制御部2は、ラインセンサユニット6の直下にテストチャート8が位置するまで記録媒体7を搬送し、印画したテストチャート8を読み取る(S11)。制御部2は、マーカー81に基づいてインク色を特定する(S12)。なお、マーカー81が1本線の場合、インク色は黒である。マーカー81が2本線の場合、インク色はイエローである。マーカー81が3本線の場合、インク色はマゼンタである。マーカー81が4本線の場合、インク色はシアンである。
次に制御部2は、テストチャート8のスキャンデータとインク色の情報に基づき、図12に示すテーブル作成幅算出処理を行う(S13)。
以下、図12に示すフローチャートにより、テーブル作成幅算出処理を説明する。
最初、制御部2は、ラインセンサユニット6の直下に非印画領域82が位置するまで記録媒体7を搬送し、非印画状態の記録媒体7の画像を取得する(S30)。なお、これに限られず、テストチャート8を印画する前における記録媒体7の画像を取得してもよい。
制御部2は、非印画状態の記録媒体7の画像(図6参照)に対して周波数解析を行い、図10に示すような周期成分の強度分布を得て、所定の強度を超える最長周期を特定する(S31)。
次に制御部2は、インクジェットヘッド51の印画幅Wh(図3参照)と最長周期とを比較する(S32)。制御部2は、インクジェットヘッド51の印画幅Whよりも最長周期が大きいならば(Yes)、インクジェットヘッド51の印画幅Whをテーブル作成幅の単位として(S33)、図12の処理を終了する。これにより、インクジェットヘッド51のバラツキによる濃度ムラの影響を除去することができる。
ステップS32において、制御部2は、インクジェットヘッド51の印画幅Whが最長周期以上ならば(No)、ステップS34の処理に進む。
制御部2は、変数Nに2を設定し(S34)、インクジェットヘッド51の印画幅WhをNで除算したものと最長周期とを比較する(S35)。制御部2は、最長周期の方が大きいならば(Yes)、インクジェットヘッド51の印画幅Whを(N−1)で除算したものをテーブル作成幅の単位として(S37)、図12の処理を終了する。ここで変数Nは2以上なので、印画幅Whを(N−1)で除算したものは、印画幅を所定の自然数で除算したものとなる。これにより、記録媒体7による濃度ムラの影響を除去すると共に、インクジェットヘッド51のバラツキによる濃度ムラの影響も併せて除去することができる。
ステップS35において、制御部2は、インクジェットヘッド51の印画幅WhをNで除算したものの方が大きいならば(No)、変数Nに1を加算して(S36)、ステップS35の処理に戻る。
インクジェットヘッド51の印画幅Whでの濃度ムラは生じやすい。これはインクジェットヘッド51毎の液量差・着弾誤差・取り付け精度等による。そのため、インクジェットヘッド51の印画幅Whよりも、非印画状態の記録媒体7の周期成分の最長周期が大きい場合、テーブル作成幅の単位は、印画幅Whとする。更に、インクジェットヘッド51の印画幅Whよりも最長周期が小さい場合、テーブル作成幅の単位は、印画幅Whの1/Nかつ最長周期よりも大きいものとする。
図11に戻って説明を続ける。ステップS14〜S19において、制御部2は、記録媒体7の全幅に対して、テーブル作成幅毎に処理を繰り返す。
制御部2は、この幅で印画領域の画素を取得し(S15)、画素値のばらつきが所定値以上であるか否かを判定する(S16)。画素値のばらつきが所定値以上ならば(Yes)、制御部2は、所定の値よりも明るい画素を除外し(S17)、ステップS18に進む。画素値のばらつきが所定値未満ならば(Yes)、制御部2はステップS18に進む。
所定の値よりも明るい画素は、ノズル欠や曲がりやノズル着弾異常による印画不良により発生した白スジである。ノズル欠とは、ノズルからインクを吐出することができない状態のことをいう。このような画素を除いて平均することで、シェーディング補正テーブルの精度を上けることができる。
ステップS18において制御部2は、テーブル作成幅毎に、テストチャート8の横一列の画素値を平均化して、シェーディング補正テーブルを作成する。
ステップS19において、制御部2は、記録媒体7の全幅に対するテーブル作成幅毎の処理が終了していないならば、ステップS14に戻る。制御部2は、この処理が終了したならば、ステップS20に進む。
ステップS20において、制御部2は、全インク色を処理したか否かを判定する。制御部2は、処理していないインク色があれば(No)、ステップS11の処理に戻り、全インク色を処理したならば(Yes)、図11の処理を終了する。
補正テーブル作成時の目標値は全体の平均、もしくは異常値(吐出不良・印画不良・布端部・汚れ等)を除いた平均値とする。
図13は、記録媒体7への印画処理を示すフローチャートである。
制御部2は、印画する画像データの入力を受け付け(S40)、この画像データを単色の画像データに分解する(S41)。
ステップS42〜S45において、制御部2は、インク色ごとに処理を繰り返す。
制御部2は、インク色に対応する単色画像データに、インク色に対応したシェーディング補正テーブルに基づく補正処理を行い(S43)、更にハーフトーン処理を行う(S44)。
ステップS45において、制御部2は、未だ処理していないインク色があれば、ステップS42に戻り、全インク色の処理を終了したならば、ステップS46に進む。
ステップS46〜S48において、制御部2は、記録ヘッドユニット5ごとに処理を繰り返す。
ステップS47において、制御部2は、この記録ヘッドユニット5のインク色に係る画像データを印画する。
ステップS48において、制御部2は、未だ処理していない記録ヘッドユニット5があれば、ステップS46に戻り、全記録ヘッドユニット5の処理を終了したならば、図13の処理を終了する。
《第1変形例》
第1変形例は、異常値の画素を除外してシェーディング補正テーブルを作成するというものである。これにより、シェーディング補正テーブルの精度を上けることができる。
図14は、第1変形例におけるシェーディング補正処理を示すフローチャートである。
シェーディング補正処理において、制御部2は、記録媒体7を順次搬送しつつ、テストチャート8のための画像データを記録媒体7に印画する(S50)。これにより、図9に示すように、各テストチャート8c,8m,8y,8kが記録媒体7に形成される。
制御部2は、ラインセンサユニット6の直下にテストチャート8が位置するまで記録媒体7を搬送し、印画したテストチャート8を読み取る(S51)。制御部2は、マーカー81に基づいてインク色を特定する(S52)。
次に制御部2は、テストチャート8のスキャンデータとインク色の情報に基づき、図12に示すテーブル作成幅算出処理を行う(S53)。
ステップS54〜S58に掛けて、制御部2は、記録媒体7の全幅に対して、テーブル作成幅毎に処理を繰り返す。
制御部2は、この幅で印画領域の画素を取得し(S55)、異常値の画素を除外する(S56)。異常値の画素を除いて平均することで、シェーディング補正テーブルの精度を上けることができる。異常値の画素とは、例えば、ノズル欠による吐出不良を含む領域の画素、ノズル着弾異常による印画不良を含む領域の画素、液量異常による印画不良を含む領域の画素、汚れを含む領域の画素、記録媒体の端部を含む領域の画素などである。
ステップS57において制御部2は、テーブル作成幅毎に、テストチャート8の横一列の画素値を平均化して、シェーディング補正テーブルを作成する。
ステップS58において、制御部2は、記録媒体7の全幅に対するテーブル作成幅毎の処理が終了していないならば、ステップS54に戻る。制御部2は、この処理が終了したならば、ステップS59に進む。
ステップS59において、制御部2は、全インク色を処理したか否かを判定する。制御部2は、処理していないインク色があれば(No)、ステップS51の処理に戻り、全インク色を処理したならば(Yes)、図14の処理を終了する。
《第2変形例》
第2変形例は、シェーディング補正の繋ぎ目にグラデーションマスクを掛けて補正するものである。これにより、シェーディング補正の繋ぎ目を目立たなくすることができる。
図15は、グラデーションを有するマスク9a,9bの例である。
マスク9aは、テーブル作成幅Wuの両側に、領域TLと領域TRの繋ぎ目を有している。マスク9aのうち白色部分はシェーディング補正を掛けないマスク領域であり、黒色部分はシェーディング補正を掛ける非マスク領域である。
マスク9aの左側の領域TLよりも左側は、全てシェーディング補正を掛けないマスク領域である。領域TLは、左から右にゆくにつれてマスクの頻度が小さくなる。そして、領域TLの右端から領域TRの左端までは、全てシェーディング補正を掛ける非マスク領域である。
マスク9aの右側の領域TRは、左から右にゆくにつれてマスクの頻度が大きくなる。領域TRの右端よりも右側は、全てシェーディング補正を掛けないマスク領域である。
マスク9bの左側の領域TLよりも左側は、全てシェーディング補正を掛けないマスク領域である。領域TLは、左から右にゆくにつれてマスクの頻度が小さくなる。そして、領域TLの右端から領域TRの左端までは、全てシェーディング補正を掛ける非マスク領域である。更にマスク9bの左側の領域TLは、マスク9aの右側の領域TRを反転したものとなっている。マスク9bの右側のマスクも同様である。これにより、画像領域の画素をいずれかのテーブルに振り分けて、くまなくシェーディング補正を掛けることができる。
図16は、第2変形例における記録媒体への印画処理を示すフローチャートである。
制御部2は、印画する画像データの入力を受け付け(S70)、この画像データを単色の画像データに分解する(S71)。
ステップS72〜S78において、制御部2は、インク色ごとに処理を繰り返す。
更にステップS73〜S76において、制御部2は、記録媒体7の幅について、テーブル作成幅ごとに処理を繰り返す。
制御部2は、テーブル作成幅の繋ぎ目にグラデーションを有するマスクを掛ける(S74)。これにより制御部2は、画像領域の画素をいずれかのテーブルに振り分けることができる。そして制御部2は、このテーブルに振り分けた部分にシェーディング補正処理を掛ける(S75)。制御部2は、グラデーションを有するマスクで画像領域の画素を振り分けることにより、シェーディング補正の繋ぎ目を目立たなくすることができる。
ステップS76において、制御部2は、テーブル作成幅ごとの処理が完了していないならば、ステップS73に戻り、テーブル作成幅ごとの処理が完了したならば、ステップS77に進む。
ステップS77において、制御部2は、ハーフトーン処理を行う。
ステップS78において、制御部2は、未だ処理していないインク色があれば、ステップS72に戻り、全インク色の処理を終了したならば、ステップS79に進む。
ステップS79〜S81において、制御部2は、記録ヘッドユニット5ごとに処理を繰り返す。
ステップS80において、制御部2は、この記録ヘッドユニット5のインク色に係る画像データを印画する。
ステップS81において、制御部2は、未だ処理していない記録ヘッドユニット5があれば、ステップS79に戻り、全記録ヘッドユニット5の処理を終了したならば、図16の処理を終了する。
(変形例)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更実施が可能であり、例えば、次の(a)〜(c)のようなものがある。
(a) 非印画状態において周期的な濃度ムラが存在する記録媒体は、布に限定されず、例えば罫線紙や方眼紙などであってもよい。
(b) 記録ヘッドユニットの本数は4本に限定されない。
(c) 印画において、単色の画像データにハーフトーン処理を行うか否かは任意である。
1 インクジェット記録装置 (画像形成装置)
2 制御部
21 CPU
22 RAM
23 ROM
24 記憶部
241 シェーディング補正プログラム
242 印画プログラム
3 インタフェース
4 搬送部
41 搬送モータ
42,43 搬送ローラ
44 プラテン
5c,5m,5y,5k 記録ヘッドユニット
51a〜51f インクジェットヘッド
6 ラインセンサユニット
61 ラインセンサ
7 記録媒体
7a〜7c 布
8c,8m,8y,8k テストチャート
81c,81m,81y,81k マーカー
82 非印画領域
9a,9b マスク

Claims (21)

  1. 記録媒体を搬送する搬送部と、
    複数のノズルから各々インクを吐出させるインクジェットヘッドにより上記記録媒体上に画像を印画する記録ヘッドユニットと、
    光学的に記録媒体を読み取る画像読取部と、
    テストチャートデータに基づいて上記インクジェットヘッドの複数のノズルを選択的に動作させることで記録媒体の一部にテストチャートを印画して、上記記録媒体のうち上記テストチャートが印画された領域および非印画状態の領域を上記画像読取部で読み取り、
    非印画状態の上記領域を読み取った画像に周波数解析を行うことで、非印画状態で生じる上記記録媒体の濃度ムラの周期を算出して、当該周期に基づく幅の単位で上記テストチャートの画像を解析してシェーディング補正テーブルを作成し、
    上記シェーディング補正テーブルに基づいて補正した画像データを記録媒体に印画する制御部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 上記制御部は、上記記録媒体を読み取った画像のうち、上記テストチャートの印画の余白部分を非印画状態の上記記録媒体として周波数解析を行うことで、非印画状態で生じる上記記録媒体の濃度ムラの周期を算出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 上記制御部は、上記テストチャートを読み取った画像の周期成分のうち所定の強度を超える最長の周期よりも長い幅の単位で、上記シェーディング補正テーブルを作成する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 上記記録ヘッドユニットは、複数の上記インクジェットヘッドが上記記録媒体の搬送方向に直交する方向に配列されており、
    上記制御部は、上記テストチャートを読み取った画像の周期成分のうち所定の強度を超える最長の周期が上記インクジェットヘッドの印画幅よりも狭い場合、当該インクジェットヘッドの印画幅の単位で、上記シェーディング補正テーブルを作成する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  5. 上記記録ヘッドユニットは、複数の上記インクジェットヘッドが上記記録媒体の搬送方向に直交する方向に配列されており、
    上記制御部は、上記テストチャートを読み取った画像の周期成分のうち所定の強度を超える最長の周期よりも長く、かつ、上記インクジェットヘッドの印画幅を所定の自然数で除算した幅の単位で、上記シェーディング補正テーブルを作成する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  6. 上記記録ヘッドユニットは、複数の上記インクジェットヘッドが上記記録媒体の搬送方向に直交する方向に配列されており、
    上記制御部は、上記テストチャートを読み取った画像の周期成分のうち所定の強度を超える最長の周期よりも長く、かつ上記インクジェットヘッドの印画幅より狭い幅の単位で、上記シェーディング補正テーブルを作成する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  7. 上記記録ヘッドユニットは、複数の上記インクジェットヘッドが上記記録媒体の搬送方向に直交する方向に配列されており、
    上記制御部は、上記テストチャートを読み取った画像の周期成分のうち所定の強度を超える最長の周期が上記インクジェットヘッドの印画幅以上の場合、当該インクジェットヘッドの印画幅で、上記シェーディング補正テーブルを作成する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  8. 上記制御部は、テストチャートデータに基づいて上記インクジェットヘッドの複数のノズルを選択的に動作させることで上記記録媒体に上記テストチャートおよびマーカーを印画して、当該記録媒体に印画した上記テストチャートおよび上記マーカーを上記画像読取部で読み取り、
    当該マーカーに基づいて使用されたインクの色を特定し、当該色に係るシェーディング補正テーブルを作成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  9. 上記制御部は、上記記録媒体に印画した上記テストチャートを読み取ると、非印画状態の上記記録媒体の画像に周波数解析を行うことで、非印画状態で生じる上記記録媒体の濃度ムラの周期を算出して、当該周期に基づく幅で上記テストチャートを読み取った画像の画素値を平均化したシェーディング補正テーブルを作成する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  10. 上記制御部は、上記周期に基づく幅で画素値を平均化したシェーディング補正テーブルを作成する場合、平均化する範囲内の画素が一定以上の画素値ばらつきをもつならば、所定の値より明るい画素を除いて平均化する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 上記制御部は、上記周期に基づく幅で画素値を平均化したシェーディング補正テーブルを作成する場合、平均化する範囲内の画素から異常値の画素を除いて平均化する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  12. 上記異常値の画素は、上記テストチャートのうち、ノズル欠による吐出不良を含む領域の画素である、
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 上記異常値の画素は、上記テストチャートのうち、ノズル着弾異常による印画不良を含む領域の画素である、
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  14. 上記異常値の画素は、上記テストチャートのうち、液量異常による印画不良を含む領域の画素である、
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  15. 上記異常値の画素は、上記テストチャートのうち、汚れを含む領域の画素である、
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  16. 上記異常値の画素は、上記テストチャートのうち、上記記録媒体の端部を含む領域の画素である、
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  17. 上記制御部は、シェーディング補正の繋ぎ目にグラデーションマスクを掛けて補正する、
    ことを特徴とする請求項1から16のうちいずれか1項に記載の画像形成装置。
  18. 上記画像読取部は、上記記録媒体の搬送方向が長手方向になるように配置されたラインセンサを備える、
    ことを特徴とする請求項1から17のうちいずれか1項に記載の画像形成装置。
  19. 上記記録媒体は、糸と糸の間に隙間のある構造を有する、
    ことを特徴とする請求項1から18のうちいずれか1項に記載の画像形成装置。
  20. 記録媒体を搬送する搬送部と、
    複数のノズルから各々インクを吐出させるインクジェットヘッドにより上記記録媒体上に画像を印画する記録ヘッドユニットと、
    光学的に記録媒体を読み取る画像読取部と、
    上記記録ヘッドユニット、上記搬送部、および上記画像読取部を制御する制御部と、
    を備える画像形成装置のシェーディング補正方法であって、
    前記制御部は、テストチャートデータに基づいて上記インクジェットヘッドの複数のノズルを選択的に動作させることで記録媒体の一部にテストチャートを印画させるステップと、
    上記記録媒体のうち上記テストチャートが印画された領域および非印画状態の領域を上記画像読取部で読み取らせるステップと、
    非印画状態の上記記録媒体を読み取った画像に周波数解析を行うことで、非印画状態で生じる上記記録媒体の濃度ムラの周期を算出するステップと、
    上記周期に基づく幅の単位で上記テストチャートの画像を解析してシェーディング補正テーブルを作成するステップと、
    上記シェーディング補正テーブルに基づいて画像データを補正するステップと、
    上記インクジェットヘッドの複数のノズルを選択的に動作させることで、補正した画像データを記録媒体に印画するステップと、
    を実行することを特徴とする画像形成装置のシェーディング補正方法。
  21. 記録媒体を搬送する搬送部と、
    複数のノズルから各々インクを吐出させるインクジェットヘッドにより上記記録媒体上に画像を印画する記録ヘッドユニットと、
    光学的に記録媒体を読み取る画像読取部と、
    を備えるコンピュータに、
    テストチャートデータに基づいて上記インクジェットヘッドの複数のノズルを選択的に動作させることで記録媒体の一部にテストチャートを印画させる工程、
    上記記録媒体のうち上記テストチャートが印画された領域および非印画状態の領域を上記画像読取部で読み取らせる工程、
    非印画状態の上記記録媒体を読み取った画像に周波数解析を行うことで、非印画状態で生じる上記記録媒体の濃度ムラの周期を算出する工程、
    上記周期に基づく幅の単位でテストチャートの画像を解析してシェーディング補正テーブルを作成する工程、
    上記シェーディング補正テーブルに基づいて画像データを補正する工程、
    上記インクジェットヘッドの複数のノズルを選択的に動作させることで、補正した画像データを記録媒体に印画する工程、
    を実行させるためのシェーディング補正プログラム。
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