JP2020078780A - 石抜機 - Google Patents

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慎二 末永
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Abstract

【課題】異物を排出する際に異物に混じって石抜口から排出される米などの穀物を最小限に抑えることができる石抜機や石抜方法を提供する。【解決手段】穀物取出口側が低く、石などの異物を排出する石抜口12側を高くしてなる傾斜姿勢で揺動可能に支持された通気性を有する傾斜多孔板13と、傾斜多孔板13上へ選別対象となる穀物を供給する穀物供給通路14と、傾斜多孔板13上に形成された選別室15と、を備えた石抜機であって、傾斜多孔板13を通して下方から上方の選別室15内に空気が導入されるように選別室15内の空気を吸引する空気吸引装置が設けられ、空気吸引装置により選別室15内の空気Aを吸引することで、石抜口12を通しても選別室15内に空気Aが吸引されて、選別室15内の穀物Xの石抜口12への流入が規制されるように構成している。【選択図】図6

Description

本発明は、米などの選別対象の穀物から石などの異物を除去する石抜機に関する。
精米機の前段や後段などに設けられて、米などの選別対象の穀物から石などの異物を、これらの穀物と異物との比重差などを利用して除去する石抜機は既に知られている(例えば、特許文献1等)。
図16〜図19に示すように、この石抜機70は、左右に側壁部71、72が立設され、多数の通気孔73aおよび突起部73bが全面に穿設されている傾斜多孔板(金網やスクリーンとも称せられる)73を、一方に設けた石抜口74の側を高く、他方の穀物取出口75の側を低くしてなる傾斜姿勢で、対となった平行リンク76を介して揺動自在に支持して、駆動モータ78により斜め上下方向に揺動する構造とされている。傾斜多孔板73の下方には、送風ファン79を内蔵したファンケーシング80が設けられ、選別対象となる米などの穀物は傾斜多孔板73の中央部73cに上方から供給される。
通気孔73aおよび突起部73bは、図17、図18に簡略的に示すように、傾斜多孔板73における石抜口74を除く箇所の全面に穿設されており、通気孔73aを通って、石抜口74側に向けて斜め上方に空気が上昇するように通気孔73aの下側空間が覆われている。また、石抜口74は、石抜シャッタ81により開閉自在とされて、通常時(石抜時を除く選別動作時)には石抜口74は閉じられている。
そして、選別動作を行う際には、送風ファン79を回転させて傾斜多孔板73の下方から上方に空気を吹き上げるとともに、傾斜多孔板73を揺動させながら、傾斜多孔板73上に、異物の混じった未処理穀物(選別対象となる穀物)を供給する。これにより傾斜多孔板73の通気孔73aから斜め上方に送られる空気によって、比重の小さい米(玄米や白米)などの穀物を浮かせるとともに、石などの比重の大きい異物が傾斜多孔板73の揺動動作に伴って比重選別されて石抜口74側に集められる。ここで、選別対象となる米などの穀物は、傾斜多孔板73上に供給されている間は、後から続いて供給されてくる穀物によって穀物取出口75から押し出されて次工程側へ排出される。なお、この際には、石抜シャッタ81により石抜口74は閉じられており、石抜口74を通しての傾斜多孔板73上の空間(選別室とも称す)への空気の流入は生じていない。
一方、傾斜多孔板73上への選別対象となる穀物の供給が止まると、穀物取出口75側へ穀物が押し出されなくなるため、図19に示すように、傾斜多孔板73上に穀物Xが残るとともに、傾斜多孔板73上の石抜口74が設けられている箇所に異物Yが、穀物Xに混じって集まった状態となる。したがって、送風動作と揺動動作とを継続させた状態で、この後に、石抜シャッタ81により石抜口74を開けて、石抜口74に溜まった異物Yやこの近傍にある異物Y(ただし、一部の穀物Xも含む)を排出することで、穀物Xと異物Yとを比重選別するよう構成されている。
なお、特許文献1等に開示されている石抜機70では、図17、図19に示すように、傾斜多孔板73の一側方の側壁部72の外側に穀物回収通路83が形成されているとともに、側壁部72の一部(詳しくは、石抜口74寄り箇所)には、穀物回収通路83に連通する穀物回収口84が形成(開口)されている。穀物回収口84には、回収通路シャッタ85が開閉可能(スライド自在)に設けられている。なお、穀物回収通路83にも多数の通気孔73dが形成されているが、この通気孔73dからは、穀物取出口75’(図17参照)側に向けて斜め上方に空気が上昇するように構成され、穀物回収通路83に流れ込んだ穀物が、穀物取出口75’側に送られるようになっている。
そして、上記のように、石抜口74を開けて石抜口74から穀物Xと異物Yとを排出した後に、回収通路シャッタ85を開けて、穀物回収通路83を通して、穀物を回収する。但し、この状態では、傾斜多孔板73上における石抜口74と穀物回収口84との間に穀物が残るため、さらにこの後、再度、石抜口74を開けて傾斜多孔板73上の穀物を排出するよう構成されている。
特開平11−28425号公報
しかしながら、上記した従来の石抜機70では、石抜口74を開けて異物を取り出す際に、ある程度の割合で穀物も混じってしまう。この際、混じった穀物の量が多いと、その分だけ、選別動作により選別された(回収できる)穀物の量が減少してしまい、穀物の回収率(いわゆる歩留まり)が低下してしまう。
本発明は上記課題を解決するもので、異物を排出する際に異物に混じって石抜口から排出される穀物を最小限に抑えることができる石抜機や石抜方法を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために本発明の石抜機は、米などの選別対象の穀物を取り出す穀物取出口側が低く、石などの異物を排出する石抜口側を高くしてなる傾斜姿勢で揺動可能に支持された通気性を有する傾斜多孔板と、傾斜多孔板上へ選別対象の穀物を供給する穀物供給通路と、傾斜多孔板上に形成された選別室と、を備えた石抜機であって、傾斜多孔板を通して下方から上方の選別室内に空気が導入されるように選別室内の空気を吸引する空気吸引装置が設けられ、空気吸引装置により選別室内の空気を吸引することで、石抜口を通しても選別室内に空気が吸引されて、選別室内の選別対象の穀物の石抜口への流入が規制されるように構成していることを特徴とする。
この構成によれば、傾斜多孔板上に米などの選別対象の穀物を供給しながら選別動作を行う際に、空気吸引装置により傾斜多孔板を通して下方から上方の選別室内に空気が導入されるように選別室内の空気を吸引すると、石抜口を通しても選別室内に空気が吸引されて、選別室内の穀物の石抜口への流入が規制される。これにより、石抜口を通して排出される穀物を最小限に抑えることができる。
なお、選別室内の空気を吸い込む吸引用開口部が選別室に対して上方から臨むように形成されていると好適である。この構成により、米を傾斜多孔板上で良好に浮き上がらせることができる。
また、本発明の石抜機は、石抜口を通して選別室内に吸引される空気量を調整する石抜部風量調整体が設けられていることを特徴とする。この構成によれば、石抜部風量調整体を設けることにより、石抜口を通して吸引される空気によって穀物が石抜口から良好に離れるように押し戻され、かつ、異物が支障なく石抜口から排出される風量となるように良好に調整することができる。
また、本発明の石抜機は、傾斜多孔板の下方空間に空気を側方から導入するように構成したことを特徴とする。この構成によれば、傾斜多孔板の下方空間に真下方向から空気を吸い込むことができない場合などでも、傾斜多孔板の下方空間に空気(外気)を側方から良好に導入することができる。
また、本発明の石抜機は、傾斜多孔板の下方に、傾斜多孔板への空気の流入量が特定の領域に対して偏らないように均等化する流入量均等化体を取付けたことを特徴とする。この構成によれば、傾斜多孔板の下方空間に臨む一部から空気を導入する場合(例えば空気を側方から導入する構成の場合)でも、傾斜多孔板への空気の流入量が特定の領域に対して偏らないように均等化することができて、傾斜多孔板上の穀物を良好に浮き上がらせて選別することが可能となる。
また、本発明の石抜機は、石抜口に連通する石抜口連通通路と、石抜口に接続されて排出経路を異物排出部側または穀物を回収する穀物回収通路側に切り替える排出経路切替ゲートと、が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、排出経路切替ゲートによって、石抜口から排出された石などの異物を異物排出部側に排出したり、石抜口から排出された穀物を穀物回収通路側に排出したりすることができる。
また、本発明の石抜機は、石抜口に連通する石抜口連通通路が傾斜多孔板よりも下方の外気導入空間と通じないように遮断する仕切壁部が設けられていることを特徴とする。この構成により、石抜口連通通路に入ってきた空気が傾斜多孔板よりも下方の外気導入空間に流れ込むことを良好に防止することができ、石抜口に流れる風量を確保できる。
また、本発明の石抜機は、傾斜多孔板上に残った穀物を回収する穀物回収通路が、傾斜多孔板の下方に設けられていることを特徴とする。この構成により、傾斜多孔板の下方に設けられている穀物回収通路を通して、傾斜多孔板上に残った穀物を排出することができる。
また、本発明の石抜機は、穀物取出口に連通して選別された穀物を外部に取り出す穀物取出開口部に、穀物の取出量が減少した際に、穀物取出開口部を通して選別室内に吸引される空気の量を減少させる開閉蓋が設けられていることを特徴とする。
この構成により、穀物の供給が終わって穀物の取出量が減少した際には、穀物取出開口部に設けられた開閉蓋が閉じられ、穀物取出開口部を通して選別室内に吸引される空気の量を最小限に抑えることができる。この結果、穀物取出開口部を通して選別室内に空気が吸引されて、石抜口を通して吸引される空気の量が減少し、選別室内の穀物の石抜口への流入が規制され難くなることを防止することができる。
また、本発明の石抜機は、傾斜多孔板が、石抜口側から穀物取出口側方向に向かって外部に取り出し自在に配置されていることを特徴とする。この構成により、傾斜多孔板の形状や、石抜口から排出される異物や穀物を案内する案内部を駆動する機構などに関わることなく、傾斜多孔板を外部に取り出すことが可能となり、傾斜多孔板などに対する保守などを行い易くなる。
また、本発明の石抜機は、空気吸引装置を制御する制御部が設けられ、または石抜機に接続され、制御部は、穀物と異物とを選別する選別動作時には空気吸引装置を作動させる一方、傾斜多孔板上に残った穀物を石抜口から回収する穀物回収時には空気吸引装置を停止させることを特徴とする。
また、本発明の石抜方法は、通気性を有する傾斜多孔板を、穀物取出口側が低く、石などの異物を排出する石抜口側を高くしてなる傾斜姿勢で揺動可能に支持させ、傾斜多孔板を通して下方から、傾斜多孔板上に設けられた選別室内に空気が導入されるように空気吸引装置により吸引するとともに、石抜口を通しても選別室内に空気が導入されるように空気吸引装置により空気を吸引させ、石抜口を通して選別室内に導入される空気により、選別室内に供給された選別対象の穀物が石抜口に流入することを規制することを特徴とする。
この石抜方法によれば、石抜口を通して選別室内に導入される空気により、選別室内に供給された穀物が石抜口に流入することが規制されるので、石抜口を通して排出される穀物を最小限に抑えることができる。
また、本発明の石抜方法は、石抜口を通して異物を排出する際には、傾斜多孔板を揺動させながら、石抜口を通しても選別室内に空気が流れるように空気吸引装置により空気を吸引させる一方、石抜口を通して異物を排出した後には、傾斜多孔板を揺動させながら、空気吸引装置による空気の吸引を停止させて、石抜口を通して傾斜多孔板上に残った穀物を回収することを特徴とする。
この石抜方法によれば、石抜口を通して異物を排出した後には、傾斜多孔板を揺動させながら、空気吸引装置による空気の吸引を停止させるだけで、石抜口を通して傾斜多孔板上に残った穀物を排出することができる。
本発明によれば、傾斜多孔板を通して下方から上方の選別室内に空気が導入されるように選別室内の空気を吸引する空気吸引装置を設け、空気吸引装置により選別室内の空気を吸引することで、石抜口を通しても選別室内に空気が吸引されて、選別室内の穀物の石抜口への流入が規制されるように構成することにより、比較的簡単な構成でありながら、石抜口を通して異物に混じって排出される穀物を最小限に抑えることが可能となる。この結果、選別動作により選別される(回収できる)穀物の量を最大限まで増加することが可能となり、穀物の回収率(いわゆる歩留まり)を向上させることができる。
また、石抜口を通して選別室内に吸引される空気量を調整する石抜部風量調整体を設けることにより、石抜口を通して吸引される空気によって穀物が石抜口から離れるように押し戻され、かつ、異物が支障なく石抜口から排出される風量となるように良好に調整することができる。
また、傾斜多孔板の下方に、傾斜多孔板への空気の流入量が特定の領域に対して偏らないように均等化する流入量均等化体を取付けることにより、傾斜多孔板の下方空間に臨む一部から空気を導入する場合でも、傾斜多孔板への空気の流入量が特定の領域に対して偏らないように均等化することができて、傾斜多孔板上の穀物を良好に浮き上がらせて選別することが可能となる。
また、選別された穀物を外部に取り出す穀物取出開口部に開閉蓋を設けることにより、石抜口を通して吸引される空気の量が減少し、選別室内の穀物の石抜口への流入が規制され難くなる(ひいては、歩留まりが低下する)ことを防止することができる。
また、石抜口を通して異物を排出する際には、傾斜多孔板を揺動させながら、石抜口を通しても選別室内に空気が流れるように空気吸引装置により空気を吸引させる一方、石抜口を通して異物を排出した後には、傾斜多孔板を揺動させながら、空気吸引装置による空気の吸引を停止させて、石抜口を通して傾斜多孔板上に残った穀物を排出することにより、石抜口を通して傾斜多孔板上の穀物を排出することができる。
本発明の実施の形態に係る石抜機が組み込まれた設置例である自動精米装置(いわゆるコイン精米設備)を簡略的に示す図である。 本発明の実施の形態に係る石抜機を斜め後方から見た全体斜視図である。 同石抜機を斜め前方から見た全体斜視図である。 同石抜機の斜視図で、揺動ハウジングおよびその駆動機構などを示す。 同石抜機の縦断面側面図で、揺動ハウジングなどを示す。 同石抜機の要部縦断面側面図で、揺動ハウジングの前側寄り箇所を示す。 同石抜機の傾斜多孔板の縦断面図である。 同石抜機の要部縦断面斜視図で、揺動ハウジングなどを示す。 同石抜機の揺動ハウジングの斜視図で、上面部を省いた状態である。 同石抜機の揺動ハウジングの斜視図で、傾斜多孔板などを引き出した状態を示す。 同石抜機の排出経路切替ゲートおよびゲート切替機構などを示す縦断面図で、選別動作時(石抜時)の状態を示す。 同石抜機の排出経路切替ゲートおよびゲート切替機構などを示す縦断面図で、残米回収時の状態を示す。 同石抜機の揺動ハウジングの後部の拡大斜視図である。 同石抜機の排出経路切替ゲートおよびゲート切替機構などの変形例を示し、選別動作時(石抜時)の状態を示す。 同石抜機の排出経路切替ゲートおよびゲート切替機構などの変形例を示し、残米回収時の状態を示す。 従来の石抜機を概略的に示す側面図である。 同従来の石抜機の傾斜多孔板およびその近傍箇所の平面図である。 同従来の石抜機の傾斜多孔板の断面図である。 同従来の石抜機の石抜口およびその近傍箇所の要部平面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る石抜機を図面に基づき説明する。
図1などに示すように、本発明の実施の形態に係る石抜機10は、例えば、精米機1の前段などに設けられる。そして、玄米などの選別対象となる米(あるいは米以外の穀物の場合もあるが、以下においては、選別対象が米(玄米など)である場合を説明する)などの穀物から、石などの異物を、これらの米と異物との比重差などを利用して除去する。
ここで、図1は、当該石抜機10が組み込まれる設置例の1例を示しており、当該石抜機10が、硬貨や紙幣などの貨幣を投入することにより自動的に精米作業を行わせる自動精米装置(いわゆるコイン精米設備)に設置されている例を示している。図1に示すように、自動精米装置は、例えば、利用者により玄米(米)などの精米対象物が投入される張込用容器としての張込ホッパ2と、張込ホッパ2に投入された精米対象物を上昇させて搬送するバケットコンベアなどからなる張込用昇降機3と、内部にネットコンベア4aなどが配設されて藁や釘などの比較的大きな夾雑物を除去する夾雑物除去装置4と、玄米などの精米対象物(選別対象穀物でもある)に混入している石などの異物を除去する本発明の実施の形態に係る石抜機10と、石抜機10からの玄米を上方の玄米タンク5に搬送するバケットコンベアなどからなる精米用昇降機6と、玄米タンク5から供給された玄米を精白(搗精)する精米機1と、精米機1で処理された白米が排出される白米ホッパ7などを備えている。そして、張込ホッパ2に投入された玄米などが、張込用昇降機3を介して夾雑物除去装置4に搬送されて、藁などの夾雑物が除去されるとともに、石抜機10で石などの異物が除去され、異物が除去された玄米が精米用昇降機6を介して搬送され、精米機1で精米されて白米とされる。なお、8は精米機1の精米ロール1aなどを駆動させる精米用駆動モータ、9は、精米機1で発生する糠を吸引する糠用ファンである。
このように、石抜機10は、例えば夾雑物除去装置4や張込用昇降機3の下流に配置されて、選別対象の米(玄米など)などの穀物が供給され、この選別対象の米(選別対象穀物)から石などの異物を除去する。但し、石抜機10は自動精米装置の内部に設けられることに限られるものではなく、石抜機10を単体で設けて、選別対象の米などの穀物が、直接供給される構成であってもよい。なお、図2、図3、図5における65は選別された米などの穀物が回収される穀物回収箱であり、石抜機10を単体で設ける場合に設けられるが、石抜機10が自動精米装置の内部に設けられる場合には、選別された米が、例えば精米用昇降機6の投入部側に搬送(供給)される。また、石抜機10を精米機1の後段に設けて、白米などの米(穀物)から石などの異物を、これらの米と異物との比重差などを利用して除去するように用いてもよい。
図5〜図8などに示すように、本発明の実施の形態に係る石抜機10は、穀物取出口(米取出口)11側(後ろ側とも称する)が低く、石などの異物と米とを排出する石抜口12側(前側とも称する)を高くしてなる傾斜姿勢で揺動可能に支持された通気性を有する傾斜多孔板(金網やスクリーンとも称せられる)13と、傾斜多孔板13上へ選別対象となる穀物(米)Bを供給する穀物供給通路(米供給通路)14と、傾斜多孔板13上に形成された選別室15と、などを備えている。具体的には、傾斜多孔板13が、左右の側板部16a、背面部16b、前面部16c、上面部16dなどからなる揺動ハウジング(揺動箱)16内に収納され、揺動ハウジング16は平行リンク17の機構により揺動自在に支持されている。揺動ハウジング16内における傾斜多孔板13上の空間が選別室15とされ、選別室15は、揺動ハウジング16や、傾斜多孔板13の左右に立設する選別室側面壁部25、選別室背面壁部26(図7、図9など参照)などにより覆われている。
図2〜図6、図8などに示すように、例えば、揺動ハウジング16の上面部16dおよび選別室15は側面視略台形形状とされ、夾雑物除去装置4の下流側などに供給接続チューブ27などを介して接続された穀物供給通路14が斜め上方から揺動ハウジング16の選別室15内に突入されているが、これに限るものではない。また、この実施の形態では、揺動ハウジング16の上面部16dの一部に透明板などが嵌め込まれて、選別室15内の状態(穀物や異物の挙動)を外部から良好に観察できるよう構成されているが、これに限るものではない。なお、図2〜図4などにおける18および19は支持枠および支持板であり、これらの支持枠18および支持板19は、夾雑物除去装置4や後述する空気吸引装置30をその上部で支持し、揺動ハウジング16などを、平行リンク17を介して揺動自在にその下部で支持する。支持枠18は複数の縦支持枠18aや複数の横支持枠18bなどからなり、支持板19は複数の側面支持板19aや前面支持板19bなどからなる。なお、図4などにおいては、理解し易いように、一部の側面支持板19aや前面支持板19b、背面支持板19cなどを取り除いた状態で示している。
図4などに示すように、平行リンク17は側面支持板19aなどにその基端部側で回動自在に支持されており、前面支持板19bなどに固定された揺動用モータ20の回転力が伝達ベルト21、回転プーリ22、回転軸23、揺動用カム24などを介して揺動ハウジング16に伝達されて揺動ハウジング16が前後方向及び上下方向に揺動される。
図7に示すように、傾斜多孔板(金網やスクリーンとも称せられる)13には、通気孔13aおよび突起部13bが石抜口12や米取出口11を除く箇所の全面に穿設されており、通気孔13aを通って、石抜口12側に向けて斜め上方に空気が上昇するように覆われている。また、図8、図9に示すように、選別室側面壁25が、石抜口12側は平面視して徐々に左右の幅が狭くなるように形成されている。最も左右の幅が狭くなった箇所で石抜口12に繋がっている。さらに、石抜口12が下方に開口されているとともに、石抜口12の上方空間が選別室側面壁25に続く立設壁部分で左右および前側から囲まれている。また、選別室側面壁25の後端部に穀物取出口11が開口されているが、選別室側面壁25は穀物取出口11よりも後方まで延ばされて、選別室背面壁26が組み付けられ、選別室背面壁26には、取手26aが設けられている。ここで、図10に示すように、傾斜多孔板13および選別室側面壁25、選別室背面壁26は、石抜口12側から穀物取出口11側方向に向かって(すなわち後方に向けて)外部に取り出し自在に配置されている。なお、揺動ハウジング16の左右の側板部16aの内側には、傾斜多孔板13などを後方に出退自在に案内するガイドレール(図示せず)を取り付けることが好ましい。
上記構成に加えて、図2、図3などに示すように、石抜機10には、傾斜多孔板13を通して下方から上方の選別室15内に空気が導入されるように選別室15内の空気を吸引する空気吸引装置30が設けられている。この実施の形態では、空気吸引装置30は吸引ファンで構成され、空気吸引装置30の吸引側に吸引チューブ31の一端部(上端部)が接続され、吸引チューブ31の他端部(下端部)は、選別室15の上面部に接続された吸引用筒部32に接続されている。また、図5などに示すように、吸引用筒部32と選別室15との連通部であり選別室15内の空気Aを吸い込む吸引用開口部33が選別室15に対して上方から臨むように形成されている。
そして、選別動作時に空気吸引装置30により選別室15内の空気Aを吸引することで、石抜口12を通しても選別室15内に空気Aが吸引されて、選別室15内の穀物(米)の石抜口12への流入が規制されるように構成している。なお、空気吸引装置30の排気側には、通気性を有する集塵袋などを接続させると好適であるが、これに限るものではない。また、この実施の形態では、空気吸引装置30が夾雑物除去装置4の側方に配置されている場合を示しているが、これに限るものではなく、空気吸引装置30は、選別室15内の空気を吸引できる場所であれば、どのような場所に設置してもよい。
図4、図5などに示すように、揺動ハウジング16の左右の側板部16aの下方寄り箇所には、斜め前後方向に略矩形状に長く延びる形状に開口された外気導入用開口部35が形成されている。この外気導入用開口部35は、揺動ハウジング(揺動箱)16における傾斜多孔板13および後述する流入量均等化体36の配置箇所よりも下方に形成されて、これらの外気導入用開口部35から外部の空気Aが両側方から導入されるよう構成されている。また、揺動ハウジング(揺動箱)16内における、傾斜多孔板13よりも下方で外気導入用開口部35よりも上方の箇所に、傾斜多孔板13の下方に所定間隔をあけて沿う姿勢(傾斜多孔板13に略平行な姿勢)で流入量均等化体36が配置され、この流入量均等化体36により傾斜多孔板13への空気Aの流入量が特定の領域に対して偏らないように均等化されている。この実施の形態では、流入量均等化体36が、傾斜多孔板13の通気孔13aよりも大きな吸気孔(この実施の形態では、例えば円形の孔だが、孔の形状は矩形や多角形などどのような形状でもよい)36aが前後左右に均等に多数形成されたパンチングプレートなどの板状体で構成されている。そして、この流入量均等化体36が設けられていることにより、傾斜多孔板13における幅方向中央部の領域(すなわち、外気導入用開口部35に近い両側部近傍の領域よりも離れた領域)にも、外気が導入され易くなり、傾斜多孔板13への空気の流入量が特定の領域に対して偏らないように均等化している。
なお、この流入量均等化体36も、傾斜多孔板13および選別室側面壁25、選別室背面壁26などとともに、石抜口12側から米取出口11側方向に向かって(すなわち後方に向けて)外部に取り出し自在に配置されていると好適である。また、流入量均等化体36に用いるパンチングプレートなどの板状体として、吸気孔36aの径が異なる複数種類のパンチングプレートなどの板状体を備えて、空気の流入量を良好に均等化できる板状体に交換できるよう構成してもよい。なお、図5、図6などにおいては、流入量均等化体36の吸気孔36aや傾斜多孔板13の通気孔13a、突起部13bを省いて概略的に示している。
また、図5〜図9に示すように、選別室15における石抜口12の上方箇所には、石抜口12を通して選別室15内に吸引される空気量を調整する石抜部風量調整体37が設けられている。すなわち、選別動作時(吸引時)における石抜口12を通して選別室15内に吸引される空気量や吸引速度が大き過ぎると石などの異物も排出され難くなり、反対に、選別動作時における石抜口12を通して選別室15内に吸引される空気量や吸引速度が小さ過ぎると穀物が排出され易くなる。したがって、選別動作時(吸引時)に空気吸引装置30が作動されて石抜口12を通しても選別室15内に空気Aが吸引された際に、石抜口12を通して選別室15内に吸引された空気Aによって、傾斜多孔板13から浮いている選別対象の穀物(米)Xは斜め下方の米取出口11側(後方側)に押し戻されて石抜口12への流入が規制される(阻止される)一方、異物Yは、傾斜多孔板13に載った状態で揺動動作により斜め上方の石抜口12側(前方側)に、石抜口12から流入する空気Aにより押し戻されることなく(流入空気に打ち勝って)移動するような位置に石抜部風量調整体37が配置される。
なお、石抜部風量調整体37は、例えば上下にスライドして取付位置を調整できるように可動状態で配置されていてもよいが、これに限るものではなく、好適な風量となる位置に固定されて取り付けられていてもよい。また、例えば石抜部風量調整体37は、傾斜多孔板13から浮いている選別対象の穀物Xを空気で良好に押し戻せるように、傾斜多孔板13から浮いている選別対象の穀物Xの高さよりも若干高い位置に配置すると好適であるが、これに限るものではない。また、図8、図9に示すように、石抜口12や石抜部風量調整体37が設けられる箇所は、傾斜多孔板13の米取出口11側領域よりも幅が狭められて、比較的小型の風量の空気吸引装置30を用いた場合でも、石抜口12や石抜部風量調整体37が設けられる箇所が良好な風量となって、石排出動作を行う時間を短縮できるよう図られている。
図5、図6、図8などに示すように、石抜口12には、この石抜口12より下方に延びた状態で連通する石抜口連通通路34が設けられている。そして、この石抜口連通通路34が、傾斜多孔板13よりも下方の外気導入空間と通じないように遮断する仕切壁部29が設けられている。
また、図5、図6、図8などに示すように、石抜口連通通路34の下方には、石抜口連通通路34を通して排出された石などの異物を異物排出部側に排出したり、石抜口連通通路34を通して排出された穀物を穀物回収通路(残米排出通路)39側に切り替えたりする排出経路切替ゲート40が設けられている。また、図2、図3、図5などに示すように、縦支持枠19aの下部前面に取り付けられている前面支持板19bには、石などの異物を回収する異物排出部としての異物回収箱38が取り付けられている。また、図5、図8などに示すように、選別動作(石抜動作)が終わって、傾斜多孔板13上に残った穀物(残米)を、石抜口12を通して回収するための穀物回収通路39が、傾斜多孔板13および流入量均等化体36の下方に設けられている。この穀物回収通路39は揺動ハウジング(揺動箱)16内における流入量均等化体36に下方に所定間隔をあけて沿う姿勢(傾斜多孔板13および流入量均等化体36に略平行な姿勢)で配置されている。
そして、図11に示すように、選別動作時(石抜時)には、排出経路切替ゲート40が後述するゲート切替機構45によって、排出経路切替ゲート40の前側部分が下方となる傾斜姿勢に切り替えることで、石抜口連通通路34を通して排出された石Yなどの異物を異物排出部側の異物回収箱38に案内して回収する。また、図12に示すように、選別動作(石抜動作)が終わって、傾斜多孔板13上に残った穀物X(残穀物X’)を、石抜口12を通して回収する際には、排出経路切替ゲート40がゲート切替機構45によって、排出経路切替ゲート40の後側部分が下方となる傾斜姿勢に切り替えることで、石抜口連通通路34を通して排出された残穀物X’を残米回収通路39側に案内して回収する。なお、後述するように、穀物回収時には、空気吸引装置30による空気Aの吸引を停止させて、石抜口12を通して傾斜多孔板13上の穀物X(X’)を回収する。なお、この実施の形態では、前面支持板19bにおける石抜口連通通路34を形成する通路枠の前方位置にゲート支持枠41が組付けられ、このゲート支持枠41を左右に貫通するように設けられているゲート支持軸42を中心として、排出経路切替ゲート40が回転自在(揺動自在)に支持されているが、これに限るものではない。
ゲート切替機構45は、例えば以下のように構成される。図5、図8、図11、図12などに示すように、穀物回収通路39の前端箇所などの下方箇所において左右の側面支持板19a間に架け渡されるように取り付けられたモータ支持ブラケット43を介して駆動回転軸46aが側方に延びるようにゲート切替用モータ46が取り付けられ、駆動回転軸46aには回転アーム47が取り付けられている。また、排出経路切替ゲート40の後部下面に下方に突出する後部突起40aが設けられ、この取付用後部突起40aと回転アーム47の先端部とが、連結ワイヤ48により連結されている。さらに、排出経路切替ゲート40の前部下面に下方に突出する前部突起40bが設けられているとともに、前面支持板19bにおけるゲート支持軸42の略下方箇所に係止突起49が取り付けられ、前部突起40bと係止突起49とにわたって引張ばね50が取り付けられている。なお、図11、図12などにおける51は、回転アーム47が上位置にあることを検知する上位置検知センサ、52は、回転アーム47が下位置にあることを検知する下位置検知センサである。また、ゲート切替用モータ46としては、ギヤ内蔵モータを用いると好適であるが、これに限るものではない。
選別動作時(石抜時)には、図11に示すように、回転アーム47が上位置となるようにゲート切替用モータ46が回転され、引張ばね50の引張力により、排出経路切替ゲート40の前側部分が下方となる傾斜姿勢に切り替えられる。なお、この際、連結ワイヤ48はたるんだ状態となっている。これにより、選別動作時(石抜時)には、石抜口12および石抜口連通通路34を通して排出された石などの異物Yが、排出経路切替ゲート40により案内されて異物排出部側の異物回収箱38に排出される。一方、図12に示すように、穀物回収時には、回転アーム47が下位置となるようにゲート切替用モータ46が回転され、引張ばね50の引張力に抗して、連結ワイヤ48により排出経路切替ゲート40の後側部分が下方となる傾斜姿勢に引っ張られた姿勢に切り替えられる。この結果、穀物回収時(石抜時)には、石抜口12および石抜口連通通路34を通して回収された残穀物X’が、排出経路切替ゲート40により案内されて穀物回収通路39に排出される。
また、図5、図8などに示すように、この実施の形態では、傾斜多孔板13の後方に穀物取出口11が、選別室背面壁部26との間で開口して設けられている。そして、穀物取出口11には穀物取出口11から下方に延びるように続く穀物取出用連通路55が接続されている。この穀物取出用連通路55の前面側にも上下に延びて、穀物取出用連通路55が、傾斜多孔板13よりも下方の外気導入空間と通じないように遮断する後部仕切壁部56が設けられている。
また、図5、図8などに示すように、揺動ハウジング(揺動箱)16の背面部16bは、選別室背面壁部26に続くように下方に延びて穀物取出用連通路55の背面部分をなしているが、この揺動ハウジング(揺動箱)16の背面部16bにおける下方寄り箇所には、穀物取出口11に穀物取出用連通路55を介して連通して、選別された穀物を外部に取り出す穀物取出開口部(良品取出口)57が設けられている。そして、この穀物取出開口部57には、図5、図8、図9、図13などに示すように、選別室15への選別対象の穀物(米)の供給が終了するなどして穀物取出開口部57での穀物の取出量が減少した際に、穀物取出開口部57を通して選別室15内に吸引される空気の量を減少させる開閉蓋58が設けられている。この実施の形態では、開閉蓋58は、略横長の矩形形状とされ、上辺部がヒンジ(蝶番部)58aにより開閉自在に支持されている。そして、開閉蓋58は、穀物の排出が無くなると、空気吸引装置30による選別室15内の空気の吸引力および開閉蓋58の自重によって穀物取出開口部57が閉鎖されるよう構成されている。なお、揺動ハウジング(揺動箱)16には、穀物取出開口部57から取り出された穀物(良品)や後述する残穀物排出動作により穀物回収通路39から排出された穀物(良品)を案内する穀物(良品)案内部材59が取り付けられ、穀物(良品)案内部材59により案内されながら排出された穀物(良品)が、次工程側(昇降機6や精米機1)に搬送されたり、穀物(米)が良品として取り出されたりする。
また、この石抜機10が設けられている自動精米装置には制御部(図示せず)が設けられて石抜機10に接続され、この制御部により空気吸引装置30を含めた石抜機10の各駆動部(駆動モータ20やゲート切替用モータ46)などが制御される。そして、この制御部により、穀物(米)と異物とを選別する選別動作時には空気吸引装置30が作動されて吸引動作が行われる一方、傾斜多孔板13上に残った穀物X’を石抜口12から回収する穀物回収時には空気吸引装置30を停止させて、吸引動作が行われずに揺動動作のみが行われる。なお、石抜機10が自動精米装置に組み込まれることなく単体で設けられる場合には、同様な機能を有する制御部が石抜機10に設けられる。
上記構成において、選別室15内の傾斜多孔板13上に、石などの異物を含む穀物(米)が供給される際には、図6、図8などに示すように、石抜口12を通して異物を排出する選別動作(石抜動作)が行われる。すなわち、駆動モータ20が駆動されて、傾斜多孔板13や選別室15などが設けられた揺動ハウジング(揺動箱)16が揺動されるとともに、空気吸引装置30が駆動されて、傾斜多孔板13を通して下方から上方の選別室15内に空気Aが導入され、かつ、石抜口12を通しても選別室15内に空気Aが吸引される。なお、この際には、図6、図11に示すように、排出経路切替ゲート40はその前側部分が下方となる傾斜姿勢に切り替えられている。
傾斜多孔板13の通気孔13aから斜め上方に吸引される空気Aによって、比重の小さい玄米や白米などの米からなる穀物Xは傾斜多孔板13上に浮いた状態となる。また、石などの比重の大きい異物Yが傾斜多孔板13の揺動動作に伴って比重選別されて石抜口12側に集められる。この場合に、空気吸引装置30の空気吸引動作により、傾斜多孔板13を通して下方から上方の選別室15内に空気Aが導入されるだけでなく、石抜口12を通しても選別室15内に空気Aが吸引されるので、選別室15内の穀物(選別対象穀物である玄米など)Xの石抜口12への流入が阻止されて規制される。これにより、殆ど、石などの異物Yのみを石抜口12や石抜口連通通路34を通して異物回収箱38に回収することができる。
また、選別室15内の穀物(選別対象である玄米など)Xの石抜口12への流入が阻止されて規制されるので、選別対象となる米などの穀物B(X)は、傾斜多孔板13上に供給されている間は、続いて後から供給されてくる穀物B(X)によって穀物取出口11から押し出されて、穀物取出用連通路55や穀物取出開口部(良品取出口)57、穀物(良品)案内部材59の配設箇所を通して、次工程側(昇降機6や精米機1)に搬送されたり、米が良品として取り出されたりする。
これにより、比較的簡単な構成でありながら、石抜口12を通して排出される穀物を殆ど無くしたり、最小限に抑えたりすることが可能となる。したがって、選別動作により選別される(回収できる)穀物Xの量を最大限まで増加することが可能となり、穀物Xの回収率(いわゆる歩留まり)を向上させることができる。また、従来は石などの異物が混じった穀物を廃却しなければならなかったが、このような廃却費用を最小限に削減することができる。
なお、選別室15内への玄米などの選択対象穀物の供給が終わると、石抜口12から異物が排出されなくなったタイミングで、図12などに示すように、排出経路切替ゲート40が、その後側部分が下方となる傾斜姿勢に切り替えられるとともに、空気吸引装置30の空気吸引動作が停止される。これにより、傾斜多孔板13上に残った穀物X’が傾斜多孔板13の揺動動作により、石抜口12および石抜口連通通路34、穀物回収通路39を通して、選別後の玄米などの穀物X’を良品として取り出すことができる。
また、従来の石抜機や石抜方法では、傾斜多孔板上への選別対象となる穀物の供給が終了した後(選別対象穀物の供給工程が終了した後)に、石抜口を開けて石抜口から穀物と異物とを排出した(異物排出工程)後、回収通路シャッタを開けて、穀物回収通路39を通して穀物を回収し(第1の穀物回収工程)、さらにこの後、再度、石抜口を開けて残穀物を排出する動作(第2の穀物回収工程)を行わなければならず、4つの工程(動作)が必要であった。
これに対して、この石抜機10および石抜方法によれば、選別室15内の空気Aを吸引しながら傾斜多孔板13上へ選別対象となる米を供給している状態で、選別動作(異物排出動作)を行うことができ(選別対象穀物の供給工程と異物排出工程とを並行して行うことができ)、この後に、空気Aの吸引動作を止めて排出経路切替ゲート40を切り替えることで残米排出動作を行うことができて、2つの工程(動作)だけで選別動作並びに回収動作を行うことができ、制御動作などが簡単となる。
また、従来の石抜機や石抜方法では、石抜シャッタや回収通路シャッタを開閉しているため、場合によっては、石抜シャッタや回収通路シャッタを閉じた際に、開閉箇所に穀物や異物が挟まれることがあり、これにより、再度シャッタを開けた際に、穀物や異物が混じったり、石抜シャッタや回収通路シャッタの閉鎖動作時にエラーを生じて石抜動作などが中断したりする恐れがあった。これに対して、この石抜機10および石抜方法によれば、シャッタを用いてないため、シャッタを閉じた際に開閉箇所に穀物や異物が挟まれることがなく、これによって、再度シャッタを開けた際、穀物や異物が混じったり、石抜シャッタや回収通路シャッタの閉鎖動作時にエラーを生じて石抜動作などが中断したりすることがないため、石抜機10および石抜方法としての信頼性が向上する。
また、上記構成ならびに方法によれば、図8、図9などに示すように、石抜口12を通して選別室15内に吸引される空気量を調整する石抜部風量調整体37を設けているため、石抜口12を通して吸引される空気によって、米が石抜口12から離れるように押し戻され、かつ、異物が支障なく石抜口から排出される風量となるように良好に調整される。これにより、穀物の回収率(いわゆる歩留まり)を向上させることができるとともに、石排出動作を行う時間を短縮することも可能となり、作業能率が向上する。
また、上記構成ならびに方法によれば、傾斜多孔板13の下方空間を穀物回収通路39として用いているため、傾斜多孔板13の下方に設けられている穀物回収通路39を通して残米を良好に排出することができる。また、石抜機10としても比較的簡単な構成とすることができて、製造コストを低減したり、信頼性を向上させたりすることができる。また、従来のように、傾斜多孔板の側壁部の外側に穀物回収通路を形成する場合と比較して、幅方向寸法を抑えることができる利点もある。
また、上記構成によれば、図5、図8などに示すように、傾斜多孔板13の下方空間を穀物回収通路39として用いているため、揺動ハウジング16の左右の側板部16aに外気導入用開口部35を設けて、外部の空気を両側方から導入するよう構成している。したがって、上記のようにパンチングプレートなどの流入量均等化体36が設けられていないと、傾斜多孔板13に空気が導入される際に、外気導入用開口部35の近くの傾斜多孔板13の両側部近傍箇所から多めの空気が流入され易くなる。しかしながら、上記のように、傾斜多孔板13の下方に、パンチングプレートなどの板状体などからなる流入量均等化体36が配置されている。これにより、傾斜多孔板13への空気の流入量が特定の領域(例えば、外気導入用開口部35の近くの傾斜多孔板13の両側部近傍箇所)に偏り難くなり、傾斜多孔板13上へ空気を均等に流入させることができて、傾斜多孔板13上の穀物を良好に浮き上がらせて良好に選別作業を行うことができ、これによっても、石抜機10および石抜方法としての信頼性を向上させることができる。
また、上記構成によれば、図5などに示すように、選別室15内の空気を吸い込む吸引用開口部33が選別室15に対して上方から臨むように形成されているので、傾斜多孔板13から上方に向かって空気が吸引され、穀物を傾斜多孔板13上で良好に浮き上がらせることができる。
また、上記のように、石抜口12に連通する石抜口連通通路34が傾斜多孔板13よりも下方の外気導入空間と通じないように遮断する仕切壁部29が設けられている。これにより、石抜口連通通路34に入ってきた空気が傾斜多孔板13よりも下方の外気導入空間に流れ込むことを防止することができ、石抜口12に流れる風量を確保できて、信頼性が向上する。
また、上記構成によれば、図11、図12などに示すように、石抜口12からの排出経路を異物排出部(異物回収箱38)側または穀物回収通路39側に切り替える排出経路切替ゲート40が設けられているので、排出経路切替ゲート40の姿勢を切り替えることによって、石抜口12から排出された石などの異物を異物排出部(異物回収箱38)側に排出したり、石抜口12から排出された穀物を穀物回収通路39側に排出したりすることができる。
また、上記においては、排出経路切替ゲート40を駆動させるゲート切替機構45として、ゲート切替用モータ46や連結ワイヤ48などを用いた場合を述べ、これにより、排出経路切替ゲート40の姿勢を良好に切り替えることができる。しかしながら、これに限るものではなく、図14、図15などに示すように、ソレノイド61などを用いて、排出経路切替ゲート40’の姿勢を切り替えるように構成してもよい。なお、この場合には、石抜口12に連通する石抜口連通通路34が傾斜多孔板13よりも下方の外気導入空間と通じないように遮断する構造を工夫することが好ましい。
また、上記構成によれば、図8、図13に示すように、穀物取出開口部57に、穀物の取出量が減少した際に、穀物取出開口部57を通して選別室15内に吸引される空気の量を減少させる開閉蓋58を設けている。この構成により、穀物の供給が終わって穀物の取出量が減少した際には、穀物取出開口部57に設けられた開閉蓋58が閉じられて、穀物取出開口部57を通して選別室15内に吸引される空気Aの量が減少する。この結果、穀物取出開口部57を通して選別室15内に空気が吸引されて、石抜口12を通して吸引される空気の量が減少し、選別室15内の穀物の石抜口12への流入が規制され難くなることを防止することができる。これによっても、石抜機10および石抜方法としての信頼性を向上させることができる。
また、上記構成によれば、図10に示すように、傾斜多孔板13が外部に取り出し自在に配置されている。この構成により、一部の通気孔13aが詰まるなどの可能性があるなど、傾斜多孔板13のメンテナンスなどの保守作業を行う場合には、傾斜多孔板13を外部に取り出して容易にメンテナンスなどの保守作業を行うことができる。また、上記の構成によれば、パンチングプレートなどの流入量均等化体36も外部に取り出し自在に配置されているので、必要に応じて流入量均等化体36を外部に取り出して容易にメンテナンスなどの保守作業を行うことができる。
また、上記構成によれば、傾斜多孔板13が、石抜口12側から穀物取出口11側方向に向かって外部に取り出し自在に配置されているので、傾斜多孔板13の形状や、石抜口12から排出される異物や穀物を案内する案内部である排出経路切替ゲート40を駆動するゲート切替機構45などに関わることなく、傾斜多孔板13などを良好に外部に取り出すことが可能となり、傾斜多孔板13などに対する保守作業などを行い易くなる。なお、これに限るものではなく、傾斜多孔板13や流入量均等化体36を側方(横)から取り出し自在に配置してもよいが、この際には、傾斜多孔板13の形状や排出経路切替ゲート40を駆動するゲート切替機構45の構造などを場合に応じて工夫することが求められる。
なお、上記実施の形態では、傾斜多孔板13が、通気孔13aおよび突起部13bを有するものが好適であり、このような傾斜多孔板13を用いることで、傾斜多孔板13の揺動動作により、石などの異物を良好に石抜口12側に移動させて、比重選別動作を良好に行わせることができる。しかし、これに限るものではなく、金網形状のものを傾斜多孔板13として用いてもよい。
また、上記実施の形態では、石抜機10での選別対象となる穀物が、米である場合を述べた。しかし、これに限るものではなく、石抜機10での選別対象物としては米だけでなく、麦(小麦や大麦)やその他の穀物に対しても同様な構成を適用して石抜機(異物選別機)を構成することが可能である。
10 石抜機
11 穀物取出口(米取出口)
12 石抜口
13 傾斜多孔板
14 穀物(米)供給通路
15 選別室
16 揺動ハウジング
17 平行リンク
29 仕切壁部
30 空気吸引装置
32 吸引用筒部
33 吸引用開口部
34 石抜口連通通路
35 外気導入用開口部
36 流入量均等化体(パンチングプレート、板状体)
37 石抜部風量調整体
38 異物回収箱(異物排出部)
39 穀物(残米)回収通路
40 排出経路切替ゲート
45 ゲート切替機構
55 穀物(米)取出用連通路
57 穀物(米)取出開口部(良品取出口)
58 開閉蓋

Claims (13)

  1. 米などの選別対象の穀物を取り出す穀物取出口側が低く、石などの異物を排出する石抜口側を高くしてなる傾斜姿勢で揺動可能に支持された通気性を有する傾斜多孔板と、傾斜多孔板上へ選別対象の穀物を供給する穀物供給通路と、傾斜多孔板上に形成された選別室と、を備えた石抜機であって、
    傾斜多孔板を通して下方から上方の選別室内に空気が導入されるように選別室内の空気を吸引する空気吸引装置が設けられ、
    空気吸引装置により選別室内の空気を吸引することで、石抜口を通しても選別室内に空気が吸引されて、選別室内の選別対象の穀物の石抜口への流入が規制されるように構成していることを特徴とする石抜機。
  2. 選別室内の空気を吸い込む吸引用開口部が選別室に対して上方から臨むように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の石抜機。
  3. 石抜口を通して選別室内に吸引される空気量を調整する石抜部風量調整体が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の石抜機。
  4. 傾斜多孔板の下方空間に空気を側方から導入するように構成したことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の石抜機。
  5. 傾斜多孔板の下方に、傾斜多孔板への空気の流入量が特定の領域に対して偏らないように均等化する流入量均等化体を取付けたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の石抜機。
  6. 石抜口に連通する石抜口連通通路と、石抜口に接続されて排出経路を異物排出部側または穀物を回収する穀物回収通路側に切り替える排出経路切替ゲートと、が設けられていることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の石抜機。
  7. 石抜口に連通する石抜口連通通路が傾斜多孔板より下方の外気導入空間と通じないように遮断する仕切壁部が設けられていることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の石抜機。
  8. 傾斜多孔板上に残った穀物を回収する穀物回収通路が、傾斜多孔板の下方に設けられていることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の石抜機。
  9. 穀物取出口に連通して選別された穀物を外部に取り出す穀物取出開口部に、穀物の取出量が減少した際に、穀物取出開口部を通して選別室内に吸引される空気の量を減少させる開閉蓋が設けられていることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の石抜機。
  10. 傾斜多孔板が、石抜口側から穀物取出口側方向に向かって外部に取り出し自在に配置されていることを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載の石抜機。
  11. 空気吸引装置を制御する制御部が設けられ、または石抜機に接続され、
    制御部は、穀物と異物とを選別する選別動作時には空気吸引装置を作動させる一方、傾斜多孔板上に残った穀物を石抜口から回収する穀物回収時には空気吸引装置を停止させることを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載の石抜機。
  12. 通気性を有する傾斜多孔板を、穀物取出口側が低く、石などの異物を排出する石抜口側を高くしてなる傾斜姿勢で揺動可能に支持させ、
    傾斜多孔板を通して下方から、傾斜多孔板上に設けられた選別室内に空気が導入されるように空気吸引装置により吸引するとともに、
    石抜口を通しても選別室内に空気が導入されるように空気吸引装置により空気を吸引させ、
    石抜口を通して選別室内に導入される空気により、選別室内に供給された選別対象の穀物が石抜口に流入することを規制することを特徴とする石抜方法。
  13. 石抜口を通して異物を排出する際には、傾斜多孔板を揺動させながら、石抜口を通しても選別室内に空気が流れるように空気吸引装置により空気を吸引させる一方、
    石抜口を通して異物を排出した後には、傾斜多孔板を揺動させながら、空気吸引装置による空気の吸引を停止させて、石抜口を通して傾斜多孔板上に残った穀物を回収することを特徴とする請求項12に記載の石抜方法。

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