JP2020068489A - 伝送路構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】広帯域性の確保が容易な伝送路構造を得る。【解決手段】開示の伝送路構造は、第1導波路40と、前記第1導波路40の導波方向一端側に設けられ、前記第1導波路40のH面よりも幅狭のH面を有するトランス導波路51を含むインピーダンス調整部50と、スリット55を介して前記トランス導波路51に接続され、前記第1導波路50よりもインピーダンスが低く、前記第1導波路50のE面に交差する方向に延びる第2導波路60と、を備える。【選択図】図2

Description

本開示は、伝送路構造に関する。
ミリ波アンテナ等のように非常に高い周波数用のアンテナへの入力には、導波路(中空方形導波路など)が用いられることが多い。また、ミリ波アンテナ等のように非常に高い周波数用のアンテナとしては、廉価性から、プリント基板アンテナが採用される。プリント基板アンテナへの給電は、プリント基板に形成されたマイクロストリップラインが用いられることが多い。
K. Seo, "Planar Microstrip-To-Waveguide Transition in Millimeter-Wave Band,"Advancement in Microstrip Antennas with RecentApplications, ed. A. Kishk, pp.249-277, 2013.[平成30年9月25日検索],インターネット<URL:https://www.intechopen.com/books/advancement-in-microstrip-antennas-with-recent-applications>
このため、給電のための伝送路は、導波路とマイクロストリップラインとによって構成されることになる。その結果、導波路−マイクロストリップライン間でモードを変換する変換器(導波路−マイクロストリップライン変換器)が必要となる。
アンテナの広帯域性を確保するには、導波路−マイクロストリップライン変換器も、広帯域性を有する必要がある。例えば、ミリ波レーダでは、76GHz帯では、帯域が1GHzであるが、79GHz帯では、4GHz帯となる。したがって、より広帯域な導波路−マイクロストリップライン変換器が望まれる。しかし、そのような広帯域化は容易ではない。
ここで、非特許文献1は、ミリ波帯における導波路−マイクロストリップライン変換のための構造を開示している。非特許文献1に開示された構造は、マイクロストリップラインが形成されたプリント基板に導波路が接続されたものである。非特許文献1では、プリント基板の上に取り付けられたバックショートと呼ばれる金属製の部品によって、導波路−マイクロストリップライン変換を実現している。しかし、非特許文献1の構造では、バックショートという部品が必要であり、コスト増加を招く。また、バックショートをプリント基板に取り付ける必要があり、製造作業が煩雑になる。
本発明者らは、バックショートのような部品を用いることなく広帯域な導波路−マイクロストリップライン変換などを実現するのに適した、新規な伝送路構造を見出した。
本開示のある側面は、伝送路構造に関する。伝送路構造は、第1導波路と、前記第1導波路の導波方向一端側に設けられ、前記第1導波路のH面よりも幅狭のH面を有するトランス導波路を含むインピーダンス調整部と、スリットを介して前記トランス導波路に接続され、前記第1導波路よりもインピーダンスが低く、前記第1導波路のE面に交差する方向に延びる第2導波路と、を備える。
本開示によれば、広帯域性の確保が容易な伝送路構造が得られる。
図1は、アンテナ装置の平面図である。 図2は、アンテナ装置の断面図である。 図3は、図2のIII−III線断面図である。 図4は、図2のIV−IV線断面図である。 図5は、図2のV−V線断面図である。 図6は、図2のVI−VI線断面図である。 図7は、図2の変形例の断面図である。 図8は、図2の等価回路断面図である。 図9は、図2の変形例の断面図である。 図10は、第2実施形態に係るアンテナ装置の平面図である。 図11は、第2実施形態に係るアンテナ装置の平面図である。 第1実施形態のシミュレーション結果を示すポーラチャートである。 第1実施形態のシミュレーション結果を示すVSWR特性図である。 図14Aは、第3実施形態においてスタブ無しの場合の反射特性のポーラチャートである。図14Bは、第3実施形態(スタブ有)の場合の反射特性のポーラチャートである。 図15Aは、第3実施形態においてスタブ無しの場合の反射特性のVSWR特性図である。図15Bは、第3実施形態(スタブ有)の場合の反射特性のVSWR特性図である。 図16Aは、第3実施形態においてスタブ無しの場合の通過特性図である。図16Bは、第3実施形態(スタブ有)の場合の通過特性図である。
[1.実施形態の概要]
(1)実施形態の伝送路構造は、第1導波路と、前記第1導波路の導波方向一端側に設けられ、前記第1導波路のH面よりも幅狭のH面を有するトランス導波路を含むインピーダンス調整部と、スリットを介して前記トランス導波路に接続され、前記第1導波路よりもインピーダンスが低く、前記第1導波路のE面に交差する方向に延びる第2導波路と、を備える。この伝送路構造によれば、第1導波路が、インピーダンスの低い第2導波路に変換されるため、第2導波路をマイクロストリップラインに接続した場合の広帯域性の確保が容易となる。
(2)伝送路構造は、プリント基板に形成されたマイクロストリップラインと、前記プリント基板に形成された、前記第2導波路と前記マイクロストリップラインとの変換器と、
を更に備えることができる。前記第2導波路は、前記プリント基板に形成されているのが好ましい。この場合、変換器における広帯域性の確保が容易である。
(3)伝送路構造は、前記プリント基板に形成され、前記マイクロストリップラインによって給電されるアンテナを更に備えるのが好ましい。この場合、第2伝送路、マイクロストリップライン、変換器、及びアンテナが、プリント基板に形成された一体的構造が得られる。
(4)前記第2導波路は、第1導電体パターンとグランド面となる第2導電体パターンとを接続する複数のビアによってポスト壁を構成した基板集積導波路であるのが好ましい。この場合、薄くインピーダンスの低い第2導波路が容易に得られる。
(5)前記インピーダンス調整部は、前記基板集積導波路において前記ポスト壁を構成する複数の前記ビアによって囲まれた範囲内に設けられた1又は複数のインピーダンス調整用ビアを含むのが好ましい。この場合、インピーダンス調整が容易となる。
(6)前記第1導電体パターンは、前記基板集積導波路の出力端となるパターン端を有し、前記ポスト壁を構成する複数の前記ビアのうち前記パターン端に最も近い出力端ビアの中心から、前記パターン端までの長さが、0.1λg(λgは前記基板集積導波路における波長)以下であるのが好ましい。この場合、出力端ビアからパターン端までの間が、電磁波の漏洩パスとなるのを抑制できる。
(7)前記第1導電体パターンは、前記基板集積導波路の出力端となるパターン端と、
前記ポスト壁を構成する複数の前記ビアのうち前記パターン端に最も近い出力端ビアと、前記パターン端と、の間をショートにするスタブと、を有するのが好ましい。この場合、出力端ビアからパターン端までの間が、ショートになることで、出力端ビアからパターン端までの間が、漏洩パスとなることを抑制できる。
(8)前記スタブは、前記出力端ビアと前記パターン端との間をショートにする位置に形成された、オープンスタブであるのが好ましい。この場合、出力端ビアからパターン端までの間を容易にショートにすることができる。
(9)スタブによって出力端ビアからパターン端までの間をショートにする場合、前記出力端ビアの中心から、前記パターン端までの長さが、0.1λg(λgは前記基板集積導波路における波長)よりも大きくてもよい。出力端ビアからパターン端までの長さが大きくても、出力端ビアからパターン端までの間が、ショートになることで、出力端ビアからパターン端までの間が、漏洩パスとなることを抑制できる。
(10)前記第2導波路のインピーダンスは、前記第1導波路のインピーダンスの1/45以上であって、前記第1導波路の前記インピーダンスの1/1.2以下であるのが好ましい。
(11)前記第2導波路の前記インピーダンスは、前記第1導波路の前記インピーダンスの1/20以上であるのが好ましい。
(12)前記第2導波路の前記インピーダンスは、前記第1導波路の前記インピーダンスの1/1.3以下であるのが好ましい。
[2 実施形態の詳細]
[2.1 第1実施形態に係る伝送路構造を有するアンテナ装置]
図1から図6は、第1実施形態に係る伝送路構造を有するアンテナ装置10を示している。アンテナ装置10は、例えば、ミリ波レーダ用であり、電磁波の受信又は送信に用いられる。以下の説明において、アンテナ装置10は、一例として、76.5GHz(波長λ:3.92mm)用であるものとする。
図2に示すように、実施形態に係るアンテナ装置10は、アンテナ30が形成されるプリント基板13と、プリント基板13に取り付けられた導波路ブロック11と、を備えている。アンテナ装置10は、導波路ブロック11及びプリント基板13に形成された伝送路20と、プリント基板13に形成されたアンテナ30と、を備える。実施形態の伝送路20は、第1導波路40、トランス導波路51、スリット55、第2導波路60、変換器70、及びマイクロストリップライン80を備える。
図2に示すように、プリント基板13は、第1導電体パターン15と、第2導電体パターン17と、誘電体基材19と、を備える。第1導電体パターン15は、誘電体基材19における一面側(図2において上側)に設けられている。第2導電体パターン17は、誘電体基材19における、第1導電体パターン15の反対面側(図2において下側)に設けられている。第2導電体パターン17は、グランド面である。
図4に示すように、第2導電体パターン17は、誘電体基材19において、第1導電体パターン15の反対面の全面(スリット55の範囲を除く)に形成されている。なお、以下の説明において、誘電体基材19は、一例として、非誘電率εr:3.2、誘電正接tanδ:0.001、基板厚さ:0.127mmであるものとする。
図1に示すように、実施形態において、第1導電体パターン15は、第2導波路60を構成するパターン65と、変換器(テーパ部)70を構成するパターンと、マイクロストリップライン80を構成するパターンと、アンテナ30を構成するパターンと、を含む。この結果、実施形態のプリント基板13は、第2導波路60と、変換器70と、マイクロストリップライン80と、アンテナ30と、を一体的に備えていることになる。
図2に示すように、導波路ブロック11は、プリント基板13の第2導電体パターン17側に取り付けられている。導波路ブロック11は、その内部に、第1導波路40として機能する開口と、トランス導波路51として機能する開口と、を備えている。
第1導波路40としては、例えば、導波路に関する標準規格に定められた標準導波路を用いることができる。例えば、第1導波路40は、EIA規格の型名WR−10の中空方形導波路(内径呼寸法:1.27mm×2.54mm)である。第1導波路40のインピーダンスは、例えば、368.2Ωである。図2において、第1導波路40の導波方向(電磁波が伝送される方向)は、y方向(図2の上下方向)である。図2おいて、第1導波路40は、導波路終端を上端に有し、導波路始端を図外に有する。なお、図1に示すように、プリント基板13は、y方向と直交するxz平面に平行に設けられている。すなわち、第1導波路40の導波方向は、プリント基板13の面方向に対して交差、より具体的には直交、している。
図6に示すように、第1導波路40は、xy平面に平行に形成された、広壁であるE面を備える。また、第1導波路40は、yz平面に平行に形成された、狭壁であるH面を備える。H面は、E面に対して直交する。
図2に示すトランス導波路51は、第1導波路40の導波路終端である導波方向一端側(図2において上端側)において、第1導波路40を形成する開口と連通するように形成されている。トランス導波路51は、インピーダンス調整部50として機能する。インピーダンス調整部50は、第1導波路40と第2導波路60とを整合させる。トランス導波路51のインピーダンスは、第1導波路40と第2導波路60の各々のインピーダンスの間の任意の値に設定される。
トランス導波路51は、導波方向(y方向)において約λ/4の長さを持つ。トランス導波路51は、中空方形導波路である。トランス導波路51は、第1導波路40より小さいインピーダンスを持つように、z方向において、第1導波路40よりも幅狭である。図5及び図6に示すように、トランス導波路51は、第1導波路40のE面と同一幅のE面を有する。また、トランス導波路51は、第1導波路40のH面よりも幅狭のH面を有する。すなわち、トランス導波路51のH面は、第1導波路40のH面に比べて、z方向の寸法が狭い。なお、トランス導波路51においても、E面はxy平面に平行であり、H面はyz平面に平行である。
幅狭のH面を有するトランス導波路51は、図7に示すように、第1導波路40のz方向幅内において、z方向中央付近に配置されてもよい。ただし、トランス導波路51は、図2に示すように、一方のE面が、第1導波路40の一方のE面と面一になるように配置されているのが好ましい。図2のトランス導波路51の配置であると、第1導波路40及びトランス導波路51の加工が容易となる。
トランス導波路51の導波路終端(図2において上端)は、プリント基板13の第2導電体パターン17に形成されたスリット55を介して、プリント基板13に形成された第2導波路60に接続されている。
図1に示すように、第2導波路60は、基板集積導波路(Substrate Integrated Waveguide;SIW)として構成されている。基板集積導波路は、プリント基板に形成された導波路である。基板集積導波路は、複数のビア61,63によってポスト壁が構成されている。図1に示すように、第1導電体パターン15は、第2導波路60を構成するため、平面視において方形状の第2導波路パターン65を有する。ビア61,63は、第2導波路パターン65内において、第1導電体パターン15とグランド面となる第2導電体パターン17とを接続するために、誘電体基材19を貫通するよう形成されている(図3参照)。なお、ビアは、スルーホールと呼ばれることもある。ここでは、「ビア」という用語は、スルーホールも含む概念として使用される。
なお、図1において、第2導波路60の導波方向は、z方向(図1及び図2の左右方向)である。図1において、第2導波路60は、スリット55が入力端であり、マイクロストリップライン80側の前端65Aが第2導波路終端(出力端)である。すなわち、第2導波路60は、第1導波路40のE面に交差する方向であるz方向に延びる。第2導波路60を第1導波路40のE面に対して交差する方向に延ばすことで、マイクロストリップライン80と同一面に第2導波路60を形成することができる。
ポスト壁を構成するビア61,63は、導波方向後側に形成されたビア61と、導波方向(z方向)にみて幅方向(x方向)両側に形成されたビア63と、を含む。図1に示すように、ビア61は、第2導波路パターン65の後端65Dの辺に沿って設けられている。ビア63は、第2導波路パターン65の左端65Bの辺及び右端65Cの辺に沿って設けられている。
なお、第2導波路60は、x方向の幅L2が、第1導波路40及びトランス導波路51と同一である2.54mmになるよう形成される。また、誘電体基材19の厚さが0.127mmであるため、第2導波路60は、内径が0.127mm×2.54mmのSIWになっている。第2導波路60のインピーダンスは、例えば、14.4Ωである。
図4に示すように、前述のスリット55は、ポスト壁を構成する複数のビア61,63によって囲まれた範囲内に設けられている。スリット55は、その長手方向が、x方向に一致するように形成されている。また、図5に示すように、スリット55は、トランス導波路51の開口の範囲に位置するように形成されている。
ここで、図8は、図1〜図6に示す伝送路構造の変形例を示している。図8に示す第2導波路60では、ビア61によって、パターン後端65D側のポスト壁が構成されているのではなく、誘電体基材19の後端の側面に形成された導電体膜101によってポスト壁が構成されている。図8の伝送路構造の回路と図2の伝送路構造の回路とは等価である。この場合、導電体膜101の近傍に、トランス導波路51と第2導波路60とを接続するスリット55を形成することになる。
さらに、図9は、図8に示す導電体膜101の位置にビア61が形成された伝送路構造を示している。図9も、図2及び図8と等価な回路構造を示している。図9のビア61は、図2のビア61よりも、スリット55の近くに形成されている。図9の構造と図2の構造とを比較すると、図2の方が、製造が容易となる。すなわち、図9では、ビア61とスリット55とが非常に近接している。ビア61及びスリット55は、第2導電体パターン17の加工が必要となる部分であるため、ビア61及びスリット55が近接していると、加工が困難となる。
これに対して、図2に示すように、ビア61をλg/2(λgは前記基板集積導波路における波長)ほど離すと、図9の構造と等価でありつつ、ビア61とスリット55との距離L1を大きくできるため、加工が容易となる。なお、ビア61とスリット55との距離は、(λg/2)×N(Nは、1以上の整数)でもよいが、Nは小さいほうが、広帯域性の確保に有利である。
また、スリット55は、図8に示すように、トランス導波路51の後端面(図8の左側面)に近接しているほうがよい。ただし、この場合、スリット55がトランス導波路51の開口周辺に位置しつつ、トランス導波路51の開口内に位置する必要があり、高い組み立て精度が要求されることになる。すなわち、プリント基板13と導波路ブロック11との組み立て誤差により、スリット55が、トランス導波路51の開口外に位置すると特性が著しく劣化する。比較的大きな組み立て誤差を許容するため、スリット55は、図2に及び図5に示すように、トランス導波路51の開口の幅方向中央付近にあるのが好ましい。
図1、図3及び図4に示すように、実施形態においては、インピーダンス調整部50として、前述のトランス導波路51のほか、第2導波路60(プリント基板13)内に形成されたビア(インピーダンス調整用ビア)53を備えている。ビア53により、インピーダンスのより大きな調整が可能となる。ビア53は、ポスト壁を構成する複数のビア61,63によって囲まれた範囲内に設けられている。実施形態において、ビア53は、スリット55と、第2導波路終端65Aの間に設けられている。ビア53は、第1導電体パターン15とグランド面となる第2導電体パターン17とを接続するために、誘電体基材19を貫通するよう形成されている。
実施形態において、ビア53は、インピーダンス調整を容易にするため、スリット55の近傍に設けられている。ビア53におけるインピーダンス調整要素としては、例えば、ビア53の径、又は、ビア53とスリット55との間隔である。ビア53は、1個でもよいが、図示のように2個又はそれ以上とすることで、インピーダンス調整が容易となる。すなわち、複数のビア53が設けられている場合、複数のビア53の間隔をもインピーダンス調整要素として利用することができる。なお、複数のビア53を並べる方向は、スリット55の長手方向(x方向)と平行であるのが好ましい。
図1に示すように、第1導電体パターン15は、第2導波路パターン65の前端65Aに形成された変換器70を構成するパターンを備えている。変換器70を構成するパターンは、テーパ状である。変換器70は、第2導波路60とマイクロストリップライン80との間でモード変換をする。
第1導電体パターン15は、変換器70を構成するパターンに連続してマイクロストリップライン80を構成するパターンを有している。マイクロストップラインのインピーダンスは、例えば、67Ωである。マイクロストリップライン80は、プリント基板13に形成されたアンテナ30に接続されている。アンテナ30は、例えば、パッチアンテナであり、マイクロストリップライン80により給電される。
第2導波路60及びマイクロストリップライン80は、いずれもプリント基板13に設けられているため、プリント基板13に形成されたテーパ状のパターンによる変換器70によって、変換器70における広帯域性の確保は容易である。
第1導波路40のような中空導波路と、プリント基板13に形成されたマイクロストリップライン80と、の間でモード変換をする場合には、中空導波路のインピーダンスが大きいために、広帯域化は容易ではない。この結果、広帯域化のため、例えば、非特許文献1に記載のバックショートのような別部品が必要となる。これに対して、本実施形態では、中空方形導波路である第1導波路40が、トランス導波路51を介して、マイクロストリップライン80と同様に薄く低インピーダンスである第2導波路60に変換されている。この結果、変換器70は、薄い第2導波路60とマイクロストリップライン80との間のモード変換を行えばよいため、変換器70における広帯域性の確保は容易である。したがって、第2導波路−マイクロストリップライン80の変換器70は、プリント基板13に形成されたテーパ状のパターンで足りる。
一方、本実施形態の伝送路20は、中空導波路である第1導波路40とプリント基板13に形成された第2導波路60とを有する。したがって、第1導波路40と第2導波路60との整合をとるためインピーダンス調整部50が必要となる。しかも、中空導波路である第1導波路40のインピーダンスは比較的大きい(例えば、368.2Ω)のに対して、プリント基板13に形成されているため薄い第2導波路60のインピーダンスは比較的小さい(例えば、14.4Ω)。
第2導波路60のインピーダンスは、マイクロストリップライン80との関係上、小さいほうが好ましい。かかる観点から、第2導波路60のインピーダンスは、例えば、第1導波路40のインピーダンスの1/1.2以下である。第2導波路60のインピーダンスが、第1導波路40のインピーダンスの1/1.2以下になると、トランス導波路51のようなインピーダンス調整部50が必要となることが多い。第2導波路60のインピーダンスは、第1導波路40のインピーダンスの1/1.3以下であってもよく、1/2以下であってもよく、1/5以下であってもよく、1/10以下であってもよい。
第2導波路60のインピーダンスは、小さすぎると、インピーダンス調整部50を設けても整合が困難になるため、小さすぎない方が好ましい。かかる観点からは、第2導波路60のインピーダンスは、例えば、第1導波路40のインピーダンスの1/45以上である。第2導波路60のインピーダンスは、第1導波路40のインピーダンスの1/30以上であってもよく、1/20以上であってもよい。
上記のように、第1導波路40と第2導波路60とのインピーダンス比が大きくても、本実施形態によればインピーダンス調整部50により、第1導波路40と第2導波路60との整合が確保される。しかも、インピーダンス調整部50が、トランス導波路51だけでなく、ビア53を有することで、大きなインピーダンス比にも対応することができる。
インピーダンス比の一例として、第2導波路60のインピーダンスは、例えば、第1導波路40のインピーダンスの1/45以上であって、1/1.3以下とすることができる。この場合、周波数76.5GHz帯の±2GHz帯域において、VSWR<1.3への調整が可能となり、広帯域性を容易に確保できる。
インピーダンス比の他の例として、第2導波路60のインピーダンスは、例えば、第1導波路40のインピーダンスの1/20以上であって、1/1.2以下とすることができる。この場合、周波数76.5GHz帯の±2GHz帯域において、VSWR<1.2への調整が可能となり、広帯域性を容易に確保することができる。
[2.2 第2実施形態]
図10は、第2実施形態に係る伝送路構造を有するアンテナ装置を示している。第2実施形態において、第1実施形態と異なる点は、第2導波路パターン65の大きさである。第2実施形態において、第2導波路パターン65は、その左端65B,右端65C,後端65Dがプリント基板13の周縁に達する大きさに形成されている。すなわち、ポスト壁を構成するビア63からパターン左端65Bまでの距離は、第1実施形態(図1)では、L12である一方、第2実施形態(図10)では、L22であり、L12<L22である。また、ポスト壁を構成するビア63からパターン右端65Cまでの距離は、第1実施形態(図1)では、L13である一方、第2実施形態(図10)では、L23であり、L13<L23である。さらに、ポスト壁を構成するビア61からパターン後端65Dまでの距離は、第1実施形態(図1)では、L14である一方、第2実施形態(図10)では、L24であり、L14<L24である。
図10に示す第2実施形態ように、第1導電体パターン15が、第2導波路60として必要な大きさよりも大きくても、第1実施形態と同様の特性が得られる。
なお、ビア63のうち、第2導波路60の出力端(パターン端)65Aに最も近いビア(出力端ビア)63の中心からパターン端65Aまでの長さL11,L21は、第1実施形態及び第2実施形態ともに同じである。L11,L21は、例えば、0.3mmである。ここでは、出力端ビア63の中心から、パターン端65Aまでの長さL11,L21が、0.1λg(λgは前基板集積導波路における波長)以下となっている。0.1λg以下とすることで、出力端ビア63からパターン端65Aの間において、第2導波路60内から第2導波路60外への電磁波の漏洩を防止できる。
また、第2実施形態では、L22,L23を大きくしたことに対応して、パターン端65Aからの電磁波の進入を防止するため、追加的にビア67が、パターン端65Aに沿って設けられている。ビア67は省略してもよい。
なお、第2実施形態において、説明を省略した点については、第1実施形態と同様である。
[2.3 第3実施形態]
図11は、第3実施形態に係る伝送路構造を有するアンテナ装置を示している。第3実施形態において、第1実施形態と異なる点は、第2導波路パターン65の大きさが異なることと、第2導波路パターン65に形成されたスタブ110の存在である。
第3実施形態の第2導波路パターン65は、第1実施形態の第2導波路パターン65よりも大きく形成されている。すなわち、図11のL31は図1のL11よりも長く、図11のL32は図1のL12よりも長く、図11のL3は図1のL13よりも長くなっている。第2導波路パターン65を大きく形成することで、ビア63から第2導波路パターン65のパターン端65A,65B,65Cまでの長さを大きくでき、第2導波路パターン65の製造が容易となる。
第3実施形態では、第2実施形態とは異なり、ビア63のうち、第2導波路パターン端65Aに最も近い出力端ビア63の中心からパターン端65Aまでの長さL31を、0.1λg(λgは前基板集積導波路における波長)よりも大きい、0.65mmとしている。このため、出力端ビア63からパターン端65Aの間は、第2導波路60内から第2導波路60外への電磁波の漏洩パスとなるおそれがある。
そこで、第3実施形態では、出力端ビア63からパターン端65Aの間が漏洩パスとなるのを抑制するための構造が採用されている。この構造は、出力端ビア63からパターン端65Aの間に実際のビア63を設けるのではなく、出力端ビア63からパターン端65Aの間に仮想的なビア63Aを配置するための構造である。この構造は、第2導波路パターン65に形成されたスタブ110を有している。第3実施形態において、スタブ110はオープンスタブとして構成されている。オープンスタブ110は、λg/4の線路長を有する。オープンスタブ110は、先端がオープンであり、根元がショートである。また、根元のショートである位置から、λg/2離れた位置にも、ショートとなる。
したがって、第2導波路パターン65のパターン端(図8では、パターン端65B,65C)において、仮想ビア63Aを配置したい位置(出力端ビア63からパターン端65Aの間)からλg/2離れた位置に、オープンスタブ110の根元を形成することで、仮想ビア63Aを配置したい位置がショートとなる。ショートは、ビア63と同様にポスト壁を構成することができる。なお、図11において、スタブ110は、屈曲状に形成されているが、直線状であってもよい。スタブを屈曲状に形成した場合、プリント基板13の大型化を抑制できる。また、スタブ110としては、ショートスタブを採用してもよい。
[2.4 シミュレーション結果]
図12及び図13は、第1実施形態の伝送路構造の反射特性のシミュレーション結果を示している。図12は、反射特性のポーラチャートを示し、図13は、VSWR(電圧定在波比)を示している。なお、シミュレーションでは、ビア61,63の直径を0.2mmとし、ビア61,63間の間隔(中心間隔)を0.7mmとした。また、図1に示すL11,L12,L13,L14が、約0.1λgになるように、それぞれ、0.3mmに設定した。
図13に示すように、VSWRが、1.2以下となる範囲は、73.48GHzから82.28GHzの範囲(8.8GHzの範囲)であり、広帯域性が確保できていることがわかる。
図14から図16は、第3実施形態の伝送路構造の反射特性及び通過特性のシミュレーション結果を示している。図14から図16において、図14A,15A,16Aは、第3実施形態からスタブ110を省略した場合のシミュレーション結果を示し、図14B,15B,16Bは、第3実施形態のシミュレーション結果を示している。シミュレーションでは、ビア61,63の直径を0.3mmとし、ビア61,63間の間隔を0.8mmとした。また、図11に示すL31,L32,L33をそれぞれ、0.65mmに設定した。0.65mmは、0.1λgよりも大きい。
反射特性のポーラチャート(図14A,図14B)、反射特性のVSWR(図15A,図15B)、通過特性(図16A,図16B)ともに、スタブ110を省略した場合(図14A,15A,16A)よりも、スタブを備えている場合(図14B,15B,16B)の方が、特性が向上している。
[3.付記]
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 :アンテナ装置
11 :導波路ブロック
13 :プリント基板
15 :第1導電体パターン
17 :第2導電体パターン
19 :誘電体基材
20 :伝送路
30 :アンテナ
40 :第1導波路
50 :インピーダンス調整部
51 :トランス導波路
53 :ビア
55 :スリット
60 :第2導波路
61 :ビア
63 :ビア
63A :仮想ビア
65 :第2導波路パターン
65A :前端
65B :左端
65C :右端
65D :後端
67 :ビア
70 :変換器
80 :マイクロストリップライン
101 :導電体膜
110 :オープンスタブ

Claims (12)

  1. 第1導波路と、
    前記第1導波路の導波方向一端側に設けられ、前記第1導波路のH面よりも幅狭のH面を有するトランス導波路を含むインピーダンス調整部と、
    スリットを介して前記トランス導波路に接続され、前記第1導波路よりもインピーダンスが低く、前記第1導波路のE面に交差する方向に延びる第2導波路と、
    を備える伝送路構造。
  2. プリント基板に形成されたマイクロストリップラインと、
    前記プリント基板に形成された、前記第2導波路と前記マイクロストリップラインとの変換器と、
    を更に備え、
    前記第2導波路は、前記プリント基板に形成されている
    請求項1に記載の伝送路構造。
  3. 前記プリント基板に形成され、前記マイクロストリップラインによって給電されるアンテナを更に備える
    請求項2に記載の伝送路構造。
  4. 前記第2導波路は、第1導電体パターンとグランド面となる第2導電体パターンとを接続する複数のビアによってポスト壁を構成した基板集積導波路である
    請求項1から3のいずれか1項に記載の伝送路構造。
  5. 前記インピーダンス調整部は、前記基板集積導波路において前記ポスト壁を構成する複数の前記ビアによって囲まれた範囲内に設けられた1又は複数のインピーダンス調整用ビアを含む
    請求項4に記載の伝送路構造。
  6. 前記第1導電体パターンは、前記基板集積導波路の出力端となるパターン端を有し、
    前記ポスト壁を構成する複数の前記ビアのうち前記パターン端に最も近い出力端ビアの中心から、前記パターン端までの長さが、0.1λg(λgは前記基板集積導波路における波長)以下である
    請求項4又は5に記載の伝送路構造。
  7. 前記第1導電体パターンは、
    前記基板集積導波路の出力端となるパターン端と、
    前記ポスト壁を構成する複数の前記ビアのうち前記パターン端に最も近い出力端ビアと、前記パターン端と、の間をショートにするスタブと、
    を有する
    請求項4又は5に記載の伝送路構造。
  8. 前記スタブは、前記出力端ビアと前記パターン端との間をショートにする位置に形成された、オープンスタブである
    請求項7に記載の伝送路構造。
  9. 前記出力端ビアの中心から、前記パターン端までの長さが、0.1λg(λgは前記基板集積導波路における波長)よりも大きい
    請求項7又は8に記載の伝送路構造。
  10. 前記第2導波路のインピーダンスは、前記第1導波路のインピーダンスの1/45以上であって、前記第1導波路の前記インピーダンスの1/1.2以下である
    請求項1から9のいずれか1項に記載の伝送路構造。
  11. 前記第2導波路の前記インピーダンスは、前記第1導波路の前記インピーダンスの1/20以上である
    請求項10に記載の伝送路構造。
  12. 前記第2導波路の前記インピーダンスは、前記第1導波路の前記インピーダンスの1/1.3以下である
    請求項10又は11に記載の伝送路構造。

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